JP2011000991A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させること。
【解決手段】トレッド部に溝によって複数のブロック状の陸部411が形成され、陸部411の踏面21にて主にタイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれ、タイヤ周方向で対向する各切り込み面が立体状で相互に噛み合う立体サイプ8をなす主サイプ部71と、陸部411の踏面21の主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて少なくとも1つ設けられ、タイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれつつ主サイプ部71よりも延在方向の長さが短く形成され、かつ延在方向の両端が閉口する閉口サイプをなす副サイプ部72とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、重荷重用空気入りタイヤなどの空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、氷雪上性、耐偏摩耗性および操縦安定性を備える重荷重用空気入りタイヤに関するものである。
空気入りタイヤとして、例えば、トラック・バスなどに用いられる重荷重用空気入りタイヤであって、特にスタッドレスタイヤでは、氷雪上路面での制駆動性である氷雪上性を向上するため、ブロック状の陸部に溝やサイプを多く配置することで踏面と路面との間の水や雪を溝内に受け入れる排水効果および排雪効果やエッジ効果を向上させることが一般的である。その反面、溝やサイプを多く配置すると、陸部の剛性が低下し、乾燥路面での耐偏摩耗性および操縦安定性が低下する。このため、陸部の形状、サイプおよび溝を最適な組み合わせで配置して、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させる課題がある。
例えば、特許文献1に記載の空気入りタイヤでは、陸部に3本以上のタイヤ幅方向のサイプをタイヤ周方向に配列し、これらのサイプにより陸部を複数の小陸部に区分した空気入りタイヤにおいて、陸部のタイヤ周方向両端部のサイプの切り込み面を立体状にし、陸部のタイヤ周方向中間部のサイプの切り込み面を平面状にしている。
また、例えば、特許文献2に記載の空気入りタイヤ(空気入りラジアルタイヤ)では、トレッド部のショルダー域の陸部に配置した立体状のサイプの数を、トレッド部のセンター域の陸部に配置した立体状のサイプの数よりも多くしている。
また、例えば、特許文献3に記載の空気入りタイヤでは、タイヤ幅方向端部からタイヤ赤道に向かって所定領域にある陸部のサイプが三次元の立体状に形成され、所定領域よりタイヤ赤道側の領域の陸部に、屈曲面状や平面状のサイプ、または屈曲面状および平面状のサイプが形成されている。
特開2005−41339号公報 特開2005−205988号公報 国際公開第2006/022120号パンフレット
上述した特許文献1〜特許文献3に記載の空気入りタイヤのように、立体状のサイプを用いることで、陸部の剛性の低下を抑え耐偏摩耗性および操縦安定性の改善を図ろうとすることは周知である。しかし、特許文献1および特許文献2に記載の空気入りタイヤは、ショルダー域で耐偏摩耗性および操縦安定性を得、センター域で氷雪上性を得るように領域で機能分けしており、ショルダー域では氷雪上性が低下し、センター域では耐偏摩耗性および操縦安定性が低下することになるので、ショルダー域とセンター域とで効果を打ち消し合うおそれがある。また、特許文献1に記載の空気入りタイヤは、立体状のサイプと平面状のサイプとを陸部に混在させることで、陸部単位で耐偏摩耗性および操縦安定性の改善を図れるものの、全てのサイプが陸部のタイヤ幅方向に貫通して設けられているため、陸部の剛性の低下を抑制する効果が得られ難くなるおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させることのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤでは、トレッド部に溝によって複数のブロック状の陸部が形成された空気入りタイヤにおいて、前記陸部の踏面にて主にタイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれ、タイヤ周方向で対向する各切り込み面が立体状で相互に噛み合う立体サイプをなす主サイプ部と、前記陸部の踏面の前記主サイプ部のタイヤ周方向両側にて少なくとも1つ設けられ、タイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれつつ前記主サイプ部よりも延在方向の長さが短く形成され、かつ延在方向の両端が閉口する閉口サイプをなす副サイプ部と、を備えたことを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、主サイプ部および副サイプ部により、踏面と路面との間の水や雪を溝内に受け入れる排水効果および排雪効果やエッジ効果を向上させ、氷雪上路面での制駆動性である氷雪上性を有する。さらに、主サイプ部を立体サイプとし、副サイプ部を閉口サイプとしたことにより、ブロック状の陸部の剛性の低下を抑え、乾燥路面での耐偏摩耗性および操縦安定性を有する。この結果、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させることができる。しかも、この空気入りタイヤによれば、主サイプ部および副サイプ部が1つの陸部に設けられていることから、陸部単位で、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させることができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記主サイプ部は、延在方向の両端が前記陸部のタイヤ幅方向側面に開口して設けられていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、立体サイプをなす主サイプ部における排水効果および排雪効果やエッジ効果が向上するので、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させつつ、氷雪上性を向上させる場合に適している。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記主サイプ部は、延在方向の両端が閉口して設けられていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、閉口サイプをなす主サイプ部により、陸部の剛性が向上するので、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させつつ、乾燥路面での耐偏摩耗性および操縦安定性を向上させる場合に適している。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記副サイプ部は、前記主サイプ部のタイヤ周方向両側にて少なくとも2つタイヤ周方向に並設され、延在方向の長さが前記主サイプ部から離隔するほど短く形成されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、陸部の踏み込み側および蹴り出し側での剛性の低下を抑えるので、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させつつ、耐偏摩耗性および操縦安定性を向上させる場合に適している。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記副サイプ部は、少なくとも1つが前記立体サイプをなすことを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、副サイプ部の少なくとも1つが立体サイプをなすことで、陸部の剛性の低下を抑えるので、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させつつ、耐偏摩耗性および操縦安定性を向上させる場合に適している。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記立体サイプは、前記陸部の踏面側のジグザグ状と溝底側のジグザグ状とがタイヤ径方向で相互の凹屈曲点と凸屈曲点とを対向して設けられ、対向する前記凹屈曲点および前記凸屈曲点を基準直線で繋ぎ、かつ前記基準直線間で前記凹屈曲点同士を凹接直線で繋いでなる複数の三角形の面が組み合わされた一方の切り込み面と、前記陸部の踏面側のジグザグ状と、溝底側のジグザグ状とがタイヤ径方向で相互の凹屈曲点と凸屈曲点とを対向して設けられ、対向する前記凹屈曲点および前記凸屈曲点を基準直線で繋ぎ、かつ前記基準直線間で前記凸屈曲点同士を凸接直線で繋いでなる複数の三角形の面が組み合わされた他方の切り込み面と、がタイヤ周方向で対向して形成されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させる立体サイプを適用できる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記立体サイプは、タイヤ周方向で対向する各切り込み面がタイヤ径方向で複数屈曲して形成されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させる立体サイプを適用できる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記立体サイプは、タイヤ周方向で対向する各切り込み面がタイヤ径方向で複数湾曲して形成されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させる立体サイプを適用できる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記立体サイプは、タイヤ周方向で対向する各切り込み面がタイヤ径方向およびタイヤ幅方向で複数屈曲または複数湾曲して形成されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させる立体サイプを適用できる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、重荷重用空気入りタイヤに適用されることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、重荷重用空気入りタイヤは、特に溝深さが深いため、ブロック剛性が低下し易い傾向にある。したがって、重荷重用空気入りタイヤを適用対象とすることにより、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させる効果がより顕著に得られる利点がある。
本発明の空気入りタイヤは、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させることができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気入りタイヤのトレッド部の一部を示す平面図である。 図2は、実施の形態1に係る陸部の拡大平面図である。 図3は、実施の形態1に係る立体サイプの展開斜視図である。 図4は、実施の形態1に係る立体サイプの他の形態を示す展開斜視図である。 図5は、実施の形態1に係る立体サイプの他の形態を示す展開斜視図である。 図6は、実施の形態1に係る立体サイプの他の形態を示す展開斜視図である。 図7は、実施の形態1に係る立体サイプの他の形態を示す展開斜視図である。 図8は、実施の形態1に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図9は、実施の形態1に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図10は、実施の形態1に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図11は、実施の形態1に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図12は、実施の形態1に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図13は、実施の形態1に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図14は、実施の形態1に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図15は、本発明の実施の形態2に係る空気入りタイヤのトレッド部の一部を示す平面図である。 図16は、実施の形態2に係る陸部の拡大平面図である。 図17は、実施の形態2に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図18は、実施の形態2に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図19は、実施の形態2に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図20は、実施の形態2に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図21は、実施の形態2に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図22は、実施の形態2に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図23は、実施の形態2に係る陸部の他の形態を示す拡大平面図である。 図24は、本発明の実施例に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。 図25は、本発明の実施例に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
以下に、本発明に係る空気入りタイヤの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的同一のものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
以下の説明において、タイヤ径方向とは、空気入りタイヤ1の回転軸(図示せず)と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、前記回転軸を中心軸とする周り方向をいう。また、タイヤ幅方向とは、前記回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面Cに向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面Cから離れる側をいう。
[実施の形態1]
実施の形態1の空気入りタイヤ1は、図1に示すように、タイヤ径方向の最も外側に、弾力性を有するゴム部材からなり空気入りタイヤ1の外郭をなすトレッド部2が形成されている。トレッド部2の表面、すなわち空気入りタイヤ1を装着する車両(図示せず)が走行した場合に路面と接触する踏面21には、タイヤ周方向に延在する複数(本実施の形態では4本)の周方向主溝3が設けられている。そして、トレッド部2には、この周方向主溝3により、タイヤ周方向に延びる複数(本実施の形態では5本)の陸部列4が形成されている。
陸部列4には、該陸部列4をタイヤ幅方向に2分割するようにタイヤ周方向に延在する周方向細溝5が設けられている。そして、陸部列4には、この周方向細溝5により細陸部列41が形成されている。周方向細溝5は、周方向主溝3よりも溝深さが浅く、その溝幅が0.5[mm]以上5[mm]以下の範囲に設定されている。
また、細陸部列41には、該細陸部列41をタイヤ周方向で複数に分割する直線状の副溝6が設けられている。この副溝6は、タイヤ幅方向に対して0度以上15度以下の角度で延在して周方向主溝3と周方向細溝5とを繋いで設けられている。このため、トレッド部2には、周方向主溝3、周方向細溝5および副溝6によりブロック状の陸部411が形成されている。また、副溝6は、陸部列4が周方向細溝5により2分割された各細陸部列41において、タイヤ周方向で陸部411をなすピッチが半分ずれて形成されている。
ここで、周方向主溝3は、タイヤ周方向に対して5度以下(実質0度)の角度を有して設けられている。具体的に5度以下の角度は、周方向主溝3に面する陸部411のタイヤ幅方向側面におけるタイヤ周方向に対する角度となる。また、周方向細溝5は、タイヤ周方向に対して8度以下の角度を有して設けられている。具体的に8度以下の角度は、周方向細溝5に面する陸部411のタイヤ幅方向側面におけるタイヤ周方向に対する角度となる。本実施の形態では、周方向細溝5に面する陸部411のタイヤ幅方向側面が、タイヤ周方向の中央を副溝6の端部に向けつつ突出するように屈曲して形成されており、この屈曲した部分でのタイヤ周方向に対する角度が8度以下とされている。
このように、トレッド部2に周方向主溝3、周方向細溝5および副溝6により分割形成された陸部411は、陸部列4にて周方向細溝5により2分割された各細陸部列41において、踏面21が、タイヤ幅方向で反転させた形状とされている。
陸部411の踏面21には、図2に示すように、主サイプ部71および副サイプ部72が形成されている。主サイプ部71は、陸部411のタイヤ周方向の中央部にて、主にタイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれたもので、図3〜図7に示すように、タイヤ周方向で対向する各切り込み面81,82が立体状で相互に噛み合う立体サイプ8として形成されている。また、図2で示す陸部411では、主サイプ部71は、延在方向の両端が、タイヤ幅方向の側面(周方向主溝3側および周方向細溝5側の面)に開口する開口サイプとして形成されている。一方、副サイプ部72は、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて少なくとも1つずつ設けられ、タイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれつつ主サイプ部71よりも延在方向の長さが短く形成され、かつ延在方向の両端がタイヤ幅方向の側面に開口せずに閉口する閉口サイプとして形成されている。また、図2で示す陸部411では、副サイプ部72は、タイヤ周方向で対向する各切り込み面が平面状に形成されている。
立体サイプ8は、例えば、図3に示す形態がある。図3に示す立体サイプ8は、陸部411の踏面21側および溝底側がジグザグ状とされており、各ジグザグ状がタイヤ径方向で相互の凹屈曲点8aと凸屈曲点8bとを対向して設けられ、対向する凹屈曲点8aおよび凸屈曲点8bを基準直線8cで繋ぎ、かつ基準直線8c間で凹屈曲点8a同士を凹接直線8dで繋いでなる複数の三角形の面が組み合わされた一方の切り込み面81が形成されている。さらに、図3に示す立体サイプ8は、陸部411の踏面21側および溝底側がジグザグ状とされており、各ジグザグ状がタイヤ径方向で相互の凹屈曲点8aと凸屈曲点8bとを対向して設けられ、対向する凹屈曲点8aおよび凸屈曲点8bを基準直線8cで繋ぎ、かつ基準直線8c間で凸屈曲点8b同士を凸接直線8eで繋いでなる複数の三角形の面が組み合わされた他方の切り込み面82が形成されている。
その他、立体サイプ8には、図4〜図7に示す形態もある。図4に示す立体サイプ8は、各切り込み面81,82が、タイヤ径方向で複数屈曲して形成されている。
図5に示す立体サイプ8は、各切り込み面81,82が、タイヤ径方向で複数湾曲して形成されている。
図6に示す立体サイプ8は、各切り込み面81,82が、タイヤ径方向およびタイヤ幅方向で複数屈曲して形成されている。
図7に示す立体サイプ8は、各切り込み面81,82が、タイヤ径方向およびタイヤ幅方向で湾曲して形成されている。
これら、図3〜図7に示す立体サイプ8は、タイヤ周方向で対向する各切り込み面81,82が立体状で相互に噛み合うように構成されているので、空気入りタイヤ1の踏面21が接地したとき、各切り込み面81,82が相互に噛み合うことで陸部411(および実施の形態2の陸部412)の剛性の低下を抑制する。なお、立体サイプ8は、タイヤ周方向で対向する各切り込み面81,82が立体状で相互に噛み合う形態であればよく、図3〜図7に示す形態に限らない。
このように構成された実施の形態1の空気入りタイヤ1では、トレッド部2に溝(周方向主溝3、周方向細溝5および副溝6)によって複数のブロック状の陸部411が分割形成され、陸部411の踏面21にて主にタイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれ、タイヤ周方向で対向する各切り込み面81,82が立体状で相互に噛み合う立体サイプ8をなす主サイプ部71と、陸部411の踏面21の主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて少なくとも1つ設けられ、タイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれつつ主サイプ部71よりも延在方向の長さが短く形成され、かつ延在方向の両端が閉口する閉口サイプをなす副サイプ部72とを備えている。
この空気入りタイヤ1によれば、主サイプ部71および副サイプ部72により、踏面21と路面との間の水や雪を溝内に受け入れる排水効果および排雪効果やエッジ効果を向上させ、氷雪上路面での制駆動性である氷雪上性を有する。さらに、主サイプ部71を立体サイプ8とし、副サイプ部72を閉口サイプとしたことにより、ブロック状の陸部411の剛性の低下を抑え、乾燥路面での耐偏摩耗性および操縦安定性を有する。この結果、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させることが可能になる。しかも、この空気入りタイヤ1によれば、主サイプ部71および副サイプ部72が1つの陸部411に設けられていることから、陸部411単位で、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させることが可能になる。
また、実施の形態1の空気入りタイヤ1では、主サイプ部71は、延在方向の両端が陸部411のタイヤ幅方向側面(周方向主溝3側および周方向細溝5側の面)に開口して設けられている。
この空気入りタイヤ1によれば、立体サイプ8をなす主サイプ部71における排水効果および排雪効果やエッジ効果が向上するので、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させつつ、氷雪上性を向上させる場合に適している。
また、実施の形態1の空気入りタイヤ1では、図8に示すように、主サイプ部71は、延在方向の両端が閉口して設けられていてもよい。
この空気入りタイヤ1によれば、閉口サイプをなす主サイプ部71により、陸部411の剛性が向上するので、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させつつ、乾燥路面での耐偏摩耗性および操縦安定性を向上させる場合に適している。
また、実施の形態1の空気入りタイヤ1では、図9および図10に示すように、副サイプ部72は、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて少なくとも2つタイヤ周方向に並設され、延在方向の長さが主サイプ部71から離隔するほど短く形成されていることが好ましい。図9では、主サイプ部71が開口サイプをなす形態を示し、図10では、主サイプ部71が閉口サイプをなす形態を示している。
この空気入りタイヤ1によれば、陸部411の踏み込み側および蹴り出し側での剛性の低下を抑えるので、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させつつ、耐偏摩耗性および操縦安定性を向上させる場合に適している。
また、実施の形態1の空気入りタイヤ1では、図11〜図14に示すように、副サイプ部72の少なくとも1つが立体サイプ8をなすことが好ましい。図11では、主サイプ部71が開口サイプをなす形態であって、副サイプ部72が、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて2つタイヤ周方向に並設され、かつ延在方向の長さが主サイプ部71から離隔するほど短く形成されており、主サイプ部71のタイヤ周方向両側でタイヤ周方向外側のそれぞれが立体サイプ8をなす形態を示している。
図12では、主サイプ部71が閉口サイプをなす形態であって、副サイプ部72が、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて2つタイヤ周方向に並設され、かつ延在方向の長さが主サイプ部71から離隔するほど短く形成されており、主サイプ部71のタイヤ周方向両側でタイヤ周方向外側のそれぞれが立体サイプ8をなす形態を示している。
なお、図には明示しないが、主サイプ部71が開口サイプまたは閉口サイプをなす形態であって、副サイプ部72が、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて2つタイヤ周方向に並設され、主サイプ部71のタイヤ周方向両側でタイヤ周方向内側のそれぞれが立体サイプ8をなす形態であってもよい。
図13では、主サイプ部71が開口サイプをなす形態であって、副サイプ部72が、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて2つタイヤ周方向に並設され、かつ延在方向の長さが主サイプ部71から離隔するほど短く形成されており、全てが立体サイプ8をなす形態を示している。なお、図1では、この図13で示す形態の主サイプ部71および副サイプ部72を有する陸部411を示している。
図14では、主サイプ部71が閉口サイプをなす形態であって、副サイプ部72が、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて2つタイヤ周方向に並設され、かつ延在方向の長さが主サイプ部71から離隔するほど短く形成されており、全てが立体サイプ8をなす形態を示している。
なお、図には明示しないが、図2や図8に示す空気入りタイヤ1のように、副サイプ部72が主サイプ部71のタイヤ周方向側に1つずつ設けられた形態において、少なくとも1つの副サイプ部72が立体サイプ8をなす形態であってもよい。
この空気入りタイヤ1によれば、上述したように、副サイプ部72の少なくとも1つが立体サイプ8をなすことで、陸部411の剛性の低下を抑えるので、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させつつ、耐偏摩耗性および操縦安定性を向上させる場合に適している。
また、実施の形態1の空気入りタイヤ1では、立体サイプ8として、図4〜図7に示す形態が適用される。この空気入りタイヤ1によれば、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させる立体サイプ8を適用できる。
また、実施の形態1の空気入りタイヤ1では、重荷重用空気入りタイヤを適用対象とすることが好ましい。重荷重用空気入りタイヤは、特に溝深さが深いため、ブロック剛性が低下し易い傾向にある。したがって、重荷重用空気入りタイヤを適用対象とすることにより、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させる効果がより顕著に得られる利点がある。
なお、実施の形態1の空気入りタイヤ1では、図1において、タイヤ幅方向外側(ショルダー側)の、陸部列4の陸部411の踏面21に主サイプ部71および副サイプ部72を設けていない形態を示しているが、タイヤ幅方向外側の陸部列4の陸部411の踏面21に主サイプ部71および副サイプ部72を設けてもよい。
[実施の形態2]
以下に説明する実施の形態2の空気入りタイヤ1において、上述した実施の形態1と同一構成には同一符号を付してその説明を省略する。
図15に示すように、タイヤ幅方向外側(ショルダー側)の陸部列4を除くタイヤ赤道面C寄りの陸部列4には、該陸部列4をタイヤ周方向で分割する複数の屈曲副溝5’が設けられている。そして、陸部列4には、この屈曲副溝5’により陸部412が形成されている。屈曲副溝5’は、タイヤ幅方向で隣接する周方向主溝3を繋ぎつつ途中で曲がって設けられている。具体的に屈曲副溝5’は、タイヤ幅方向に対して0度以上15度以下の角度で延在して周方向主溝3に一端が開口する幅方向溝51と、タイヤ周方向に対して0度以上10度以下の角度で延在しつつ各幅方向溝51の他端を繋ぐ周方向溝52とで構成され、全体としてほぼZ字形状に曲がって設けられている。これにより、タイヤ周方向で2つの小陸部412a,412aがずれて繋がった形態で、全体としてほぼZ字形状の陸部412が形成される。また、屈曲副溝5’は、タイヤ周方向で同じ形状で設けられているので、タイヤ周方向に隣接する陸部412が同じ形状で形成されている。なお、図15で示す屈曲副溝5’は、幅方向溝51と周方向溝52との繋がりが屈曲して設けられているが、幅方向溝51と周方向溝52との繋がりが湾曲してほぼS字形状に曲がって設けられていてもよい。また、図15で示す陸部412は、タイヤ赤道面C寄り(周方向主溝3の間)の3本の陸部列4に形成されているが、タイヤ幅方向外側の陸部列4に形成されていてもよい。
陸部412の踏面21には、図16に示すように、主サイプ部71および副サイプ部72が形成されている。主サイプ部71は、陸部412にて繋がった2つの小陸部412a,412aのタイヤ周方向の中央部にて、主にタイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれたもので、図3または図4〜図7に示すように、タイヤ周方向で対向する各切り込み面81,82が立体状で相互に噛み合う立体サイプ8として形成されている。また、図16で示す陸部412では、主サイプ部71は、延在方向の両端が、タイヤ幅方向の側面(周方向主溝3側および屈曲副溝5’における周方向溝52側の面)に開口する開口サイプとして形成されている。一方、副サイプ部72は、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて少なくとも1つずつ設けられ、タイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれつつ主サイプ部71よりも延在方向の長さが短く形成され、かつ延在方向の両端がタイヤ幅方向の側面に開口せずに閉口する閉口サイプとして形成されている。また、図16で示す陸部412では、副サイプ部72は、タイヤ周方向で対向する各切り込み面が平面状に形成されている。
このように構成された実施の形態2の空気入りタイヤ1では、トレッド部2に溝(周方向主溝3および屈曲副溝5’)によって複数のブロック状の陸部412が分割形成され、陸部412の踏面21にて主にタイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれ、タイヤ周方向で対向する各切り込み面81,82が立体状で相互に噛み合う立体サイプ8をなす主サイプ部71と、陸部412の踏面21の主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて少なくとも1つ設けられ、タイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれつつ主サイプ部71よりも延在方向の長さが短く形成され、かつ延在方向の両端が閉口する閉口サイプをなす副サイプ部72とを備えている。
この空気入りタイヤ1によれば、主サイプ部71および副サイプ部72により、踏面21と路面との間の水や雪を溝内に受け入れる排水効果および排雪効果やエッジ効果を向上させ、氷雪上路面での制駆動性である氷雪上性を有する。さらに、主サイプ部71を立体サイプ8とし、副サイプ部72を閉口サイプとしたことにより、ブロック状の陸部412(小陸部412a,412a)の剛性の低下を抑え、乾燥路面での耐偏摩耗性および操縦安定性を有する。この結果、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させることが可能になる。しかも、この空気入りタイヤ1によれば、主サイプ部71および副サイプ部72が1つの陸部412(それぞれの小陸部412a,412a)に設けられていることから、陸部412単位で、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させることが可能になる。
また、実施の形態2の空気入りタイヤ1では、主サイプ部71は、延在方向の両端が陸部412のタイヤ幅方向側面(周方向主溝3側および周方向細溝5側の面)に開口して設けられている。
この空気入りタイヤ1によれば、立体サイプ8をなす主サイプ部71における排水効果および排雪効果やエッジ効果が向上するので、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させつつ、氷雪上性を向上させる場合に適している。
また、実施の形態2の空気入りタイヤ1では、図17に示すように、主サイプ部71は、延在方向の両端が閉口して設けられていてもよい。
この空気入りタイヤ1によれば、閉口サイプをなす主サイプ部71により、陸部412(小陸部412a,412a)の剛性が向上するので、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させつつ、乾燥路面での耐偏摩耗性および操縦安定性を向上させる場合に適している。
また、実施の形態2の空気入りタイヤ1では、図18および図19に示すように、副サイプ部72は、各小陸部412aにおいて、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて少なくとも2つタイヤ周方向に並設され、延在方向の長さが主サイプ部71から離隔するほど短く形成されていることが好ましい。図18では、主サイプ部71が開口サイプをなす形態を示し、図19では、主サイプ部71が閉口サイプをなす形態を示している。
この空気入りタイヤ1によれば、陸部412(小陸部412a,412a)の踏み込み側および蹴り出し側での剛性の低下を抑えるので、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させつつ、耐偏摩耗性および操縦安定性を向上させる場合に適している。
また、実施の形態2の空気入りタイヤ1では、図20〜図23に示すように、副サイプ部72の少なくとも1つが立体サイプ8をなすことが好ましい。図20では、各小陸部412aにおいて、主サイプ部71が開口サイプをなす形態であって、副サイプ部72が、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて2つタイヤ周方向に並設され、かつ延在方向の長さが主サイプ部71から離隔するほど短く形成されており、主サイプ部71のタイヤ周方向両側でタイヤ周方向外側のそれぞれが立体サイプ8をなす形態を示している。
図21では、各小陸部412aにおいて、主サイプ部71が閉口サイプをなす形態であって、副サイプ部72が、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて2つタイヤ周方向に並設され、かつ延在方向の長さが主サイプ部71から離隔するほど短く形成されており、主サイプ部71のタイヤ周方向両側でタイヤ周方向外側のそれぞれが立体サイプ8をなす形態を示している。
なお、図には明示しないが、各小陸部412aにおいて、主サイプ部71が開口サイプまたは閉口サイプをなす形態であって、副サイプ部72が、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて2つタイヤ周方向に並設され、主サイプ部71のタイヤ周方向両側でタイヤ周方向内側のそれぞれが立体サイプ8をなす形態であってもよい。
図22では、各小陸部412aにおいて、主サイプ部71が開口サイプをなす形態であって、副サイプ部72が、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて2つタイヤ周方向に並設され、かつ延在方向の長さが主サイプ部71から離隔するほど短く形成されており、全てが立体サイプ8をなす形態を示している。なお、図15では、この図22で示す形態の主サイプ部71および副サイプ部72を有する陸部412(小陸部412a,412a)を示している。
図23では、各小陸部412aにおいて、主サイプ部71が閉口サイプをなす形態であって、副サイプ部72が、主サイプ部71のタイヤ周方向両側にて2つタイヤ周方向に並設され、かつ延在方向の長さが主サイプ部71から離隔するほど短く形成されており、全てが立体サイプ8をなす形態を示している。
なお、図には明示しないが、図16や図17に示す空気入りタイヤ1のように、副サイプ部72が主サイプ部71のタイヤ周方向側に1つずつ設けられた形態において、少なくとも1つの副サイプ部72が立体サイプ8をなす形態であってもよい。
この空気入りタイヤ1によれば、上述したように、副サイプ部72の少なくとも1つが立体サイプ8をなすことで、陸部412(小陸部412a,412a)の剛性の低下を抑えるので、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させつつ、耐偏摩耗性および操縦安定性を向上させる場合に適している。
また、実施の形態2の空気入りタイヤ1では、立体サイプ8として、図4〜図7に示す形態が適用される。この空気入りタイヤ1によれば、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させる立体サイプ8を適用できる。
また、実施の形態2の空気入りタイヤ1では、重荷重用空気入りタイヤを適用対象とすることが好ましい。重荷重用空気入りタイヤは、特に溝深さが深いため、ブロック剛性が低下し易い傾向にある。したがって、重荷重用空気入りタイヤを適用対象とすることにより、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させる効果がより顕著に得られる利点がある。
なお、実施の形態2の空気入りタイヤ1では、図15において、タイヤ幅方向外側(ショルダー側)の、陸部列4の陸部411の踏面21に主サイプ部71および副サイプ部72を設けていない形態を示しているが、タイヤ幅方向外側の陸部列4の陸部411の踏面21に主サイプ部71および副サイプ部72を設けてもよい。
本実施例では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、接地性(耐偏摩耗性:ヒールアンドトウ摩耗)および氷雪上性に関する性能試験が行われた(図24および図25参照)。
この性能試験では、氷板インサイドドラム上で、ブロック状の陸部サンプルに5kgf/cmの荷重を掛け、時速10km/hで滑らせたときの接地面積と摩擦力とを測定した。評価結果は、従来例の評価結果を100とする指数で示し、指数105以上で指数が大きいほど接地性および氷雪上性が優れていることを示している。
ここで、図24は、上述した実施の形態1の空気入りタイヤに対応した性能試験の結果を示し、図25は、上述した実施の形態2の空気入りタイヤに対応した性能試験の結果を示す。
図24において、従来例1および比較例1〜比較例3の空気入りタイヤは、上述した実施の形態1の空気入りタイヤにおける陸部形状である。そして、従来例1は、踏面のタイヤ周方向の中央部に、切り込み面が平面状でタイヤ幅方向に延在する開口サイプをなす第一サイプ部を設け、さらに第一サイプ部のタイヤ周方向両側に、切り込み面が平面状でタイヤ幅方向に延在する長さが第一サイプ部から離隔するほど短く形成された閉口サイプをなす2つの第二サイプ部を設けたものである。比較例1は、踏面のタイヤ周方向の中央部に、切り込み面が平面状でタイヤ幅方向に延在する開口サイプをなす第一サイプ部を設け、さらに第一サイプ部のタイヤ周方向両側に、切り込み面が平面状に形成されたタイヤ幅方向に延在する開口サイプをなす1つの第二サイプ部を設けたものである。比較例2は、踏面のタイヤ周方向の中央部に、立体サイプであってタイヤ幅方向に延在する開口サイプをなす第一サイプ部を設け、さらに第一サイプ部のタイヤ周方向両側に、立体サイプであってタイヤ幅方向に延在する開口サイプをなす1つの第二サイプ部を設けたものである。比較例3は、踏面のタイヤ周方向の中央部に、切り込み面が平面状でタイヤ幅方向に延在する開口サイプをなす第一サイプ部を設け、さらに第一サイプ部のタイヤ周方向両側に、立体サイプであってタイヤ幅方向に延在する長さが第一サイプ部から離隔するほど短く形成された閉口サイプをなす2つの第二サイプ部を設けたものである。
一方、図24において、実施例1の空気入りタイヤは、上述した実施の形態1の空気入りタイヤの図2に示すものである。実施例2は、上述した実施の形態1の空気入りタイヤの図8に示すものである。実施例3は、上述した実施の形態1の空気入りタイヤの図9に示すものである。実施例4は、上述した実施の形態1の空気入りタイヤの図10に示すものである。実施例5は、上述した実施の形態1の空気入りタイヤの図11に示すものである。実施例6は、上述した実施の形態1の空気入りタイヤの図12に示すものである。実施例7は、上述した実施の形態1の空気入りタイヤの図13に示すものである。実施例8は、上述した実施の形態1の空気入りタイヤの図14に示すものである。
図25において、従来例2および比較例4〜比較例6の空気入りタイヤは、上述した実施の形態2の空気入りタイヤにおける陸部形状である。そして、従来例2は、小陸部の踏面のタイヤ周方向の中央部に、切り込み面が平面状でタイヤ幅方向に延在する開口サイプをなす第一サイプ部を設け、さらに第一サイプ部のタイヤ周方向両側に、切り込み面が平面状でタイヤ幅方向に延在する長さが第一サイプ部から離隔するほど短く形成された閉口サイプをなす2つの第二サイプ部を設けたものである。比較例4は、踏面のタイヤ周方向の中央部に、切り込み面が平面状でタイヤ幅方向に延在する開口サイプをなす第一サイプ部を設け、さらに第一サイプ部のタイヤ周方向両側に、切り込み面が平面状に形成されたタイヤ幅方向に延在する開口サイプをなす2つの第二サイプ部を設けたものである。比較例5は、踏面のタイヤ周方向の中央部に、立体サイプであってタイヤ幅方向に延在する開口サイプをなす第一サイプ部を設け、さらに第一サイプ部のタイヤ周方向両側に、立体サイプであってタイヤ幅方向に延在する開口サイプをなす2つの第二サイプ部を設けたものである。比較例6は、小陸部の踏面のタイヤ周方向の中央部に、切り込み面が平面状でタイヤ幅方向に延在する開口サイプをなす第一サイプ部を設け、さらに第一サイプ部のタイヤ周方向両側に、立体サイプであってタイヤ幅方向に延在する長さが第一サイプ部から離隔するほど短く形成された閉口サイプをなす2つの第二サイプ部を設けたものである。
一方、図25において、実施例9の空気入りタイヤは、上述した実施の形態2の空気入りタイヤの図16に示すものである。実施例10は、上述した実施の形態2の空気入りタイヤの図17に示すものである。実施例11は、上述した実施の形態2の空気入りタイヤの図18に示すものである。実施例12は、上述した実施の形態2の空気入りタイヤの図19に示すものである。実施例13は、上述した実施の形態2の空気入りタイヤの図20に示すものである。実施例14は、上述した実施の形態2の空気入りタイヤの図21に示すものである。実施例15は、上述した実施の形態2の空気入りタイヤの図22に示すものである。実施例16は、上述した実施の形態2の空気入りタイヤの図23に示すものである。
図24および図25の試験結果に示すように、実施例1〜実施例16の空気入りタイヤでは、それぞれ接地性(耐偏摩耗性:ヒールアンドトウ摩耗)および氷雪上性が向上し、両立できていることが分かる。
以上のように、本発明に係る空気入りタイヤは、氷雪上性と、耐偏摩耗性および操縦安定性とを両立させることに適している。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
21 踏面
3 周方向主溝
4 陸部列
41 細陸部列
411 陸部
412 陸部
412a,412a 小陸部
5 周方向細溝
5’ 屈曲副溝
51 幅方向溝
52 周方向溝
6 副溝
71 主サイプ部
72 副サイプ部
8 立体サイプ
81,82 切り込み面
8a 凹屈曲点
8b 凸屈曲点
8c 基準直線
8d 凹接直線
8e 凸接直線

Claims (10)

  1. トレッド部に溝によって複数のブロック状の陸部が形成された空気入りタイヤにおいて、
    前記陸部の踏面にて主にタイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれ、タイヤ周方向で対向する各切り込み面が立体状で相互に噛み合う立体サイプをなす主サイプ部と、
    前記陸部の踏面の前記主サイプ部のタイヤ周方向両側にて少なくとも1つ設けられ、タイヤ幅方向に延在して溝状に切り込まれつつ前記主サイプ部よりも延在方向の長さが短く形成され、かつ延在方向の両端が閉口する閉口サイプをなす副サイプ部と、
    を備えたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記主サイプ部は、延在方向の両端が前記陸部のタイヤ幅方向側面に開口して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記主サイプ部は、延在方向の両端が閉口して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記副サイプ部は、前記主サイプ部のタイヤ周方向両側にて少なくとも2つタイヤ周方向に並設され、延在方向の長さが前記主サイプ部から離隔するほど短く形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記副サイプ部は、少なくとも1つが前記立体サイプをなすことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記立体サイプは、
    前記陸部の踏面側のジグザグ状と溝底側のジグザグ状とがタイヤ径方向で相互の凹屈曲点と凸屈曲点とを対向して設けられ、対向する前記凹屈曲点および前記凸屈曲点を基準直線で繋ぎ、かつ前記基準直線間で前記凹屈曲点同士を凹接直線で繋いでなる複数の三角形の面が組み合わされた一方の切り込み面と、
    前記陸部の踏面側のジグザグ状と、溝底側のジグザグ状とがタイヤ径方向で相互の凹屈曲点と凸屈曲点とを対向して設けられ、対向する前記凹屈曲点および前記凸屈曲点を基準直線で繋ぎ、かつ前記基準直線間で前記凸屈曲点同士を凸接直線で繋いでなる複数の三角形の面が組み合わされた他方の切り込み面と、
    がタイヤ周方向で対向して形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記立体サイプは、タイヤ周方向で対向する各切り込み面がタイヤ径方向で複数屈曲して形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記立体サイプは、タイヤ周方向で対向する各切り込み面がタイヤ径方向で複数湾曲して形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記立体サイプは、タイヤ周方向で対向する各切り込み面がタイヤ径方向およびタイヤ幅方向で複数屈曲または複数湾曲して形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  10. 重荷重用空気入りタイヤに適用されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
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