JP2010541517A - インバータ制御装置とそれを用いたモータ駆動装置、電動圧縮機および家庭用電気機器 - Google Patents
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Abstract
ロータに永久磁石を設けられたブラシレスDCモータを駆動するためのインバータ制御装置は、インバータ回路部と、位置検出回路部と、直流電圧検出部と、通電角制御部と、を有する。インバータ回路部はブラシレスDCモータに接続され、これを駆動する。位置検出回路部はブラシレスDCモータの誘起電圧によりステータに対するロータの位置を検出する。直流電圧検出部はインバータ回路部に供給される直流電源電圧の電圧値を検出する。通電角制御部は直流電源電圧の変化率に応じてインバータ回路部における通電角を電気角で180度未満の範囲で変更する。
Description
本発明は、ブラシレスDCモータのインバータ制御装置における広角通電制御に関する。また、本発明は、このインバータ制御装置を用いたモータ駆動装置、電動圧縮機および冷蔵庫等の家庭用電気機器に関する。
インバータの波形制御として、制御の容易さの観点から120度通電波形が一般に採用されている。ブラシレスDCモータを駆動するシステムにおいては、正負それぞれの電気角が180度あるにもかかわらず、電気角120度分だけしかインバータの各相スイッチを導通させていない。残りの電気角60度の区間は無制御となっている。したがって、無制御期間においては、インバータが所望の電圧を出力することができず、インバータの直流電圧利用率が低い。そして直流電圧利用率が低いことに起因してブラシレスDCモータの端子電圧が小さくなり運転範囲が狭くなってしまう。すなわち最高回転速度が低くなっている。
これに対し、通電角を電気角120度以上に広げる広角制御を行うことにより、インバータの運転範囲を拡大することが提案されている。これによりインバータ制御装置の出力が増大する(例えば、特許文献1参照)。すなわち特許文献1では、電圧型インバータの通電幅を電気角で120度より大きく180度以下の所定の幅に設定しており、無制御区間を電気角で60度未満にしている。その結果、モータ端子電圧が大きくなり、運転範囲が広くなっている。
また近年、モータを高効率化するためロータ内部に永久磁石を埋め込み、磁石に起因するトルクのみならずリラクタンスに起因するトルクを発生させる埋込磁石構造のブラシレスDCモータが用いられてきている。これにより、モータ電流を増加させることなく全体として発生トルクを大きくすることができる。
このリタクタンストルクを有効に活用するために、モータ誘起電圧の位相に対してインバータの電圧位相を進める進角制御が行なわれている。さらに進角制御は弱め磁束効果を有効に活用でき、出力トルクを増大できる。
また、圧縮機などでは使用環境、信頼性、メンテナンスの観点から、ホール素子等のセンサを用いずにステータ巻線に生じる誘起電圧によりロータ磁極位置を検知するセンサレス方式のインバータ制御装置が用いられている。この場合、無制御期間中の電気角60度の区間を用い、上下アームのスイッチのオフ期間中にモータ端子に現れる誘起電圧を観測する。これにより、ロータ磁極位置を検知する。
以下、図面を参照しながら従来のインバータ制御装置を説明する。図7は従来のインバータ制御装置の構成を示す構成図である。図8は従来のインバータ制御装置の負荷トルク−回転速度特性を示す特性図であり、広角制御を行ったときの特性を示している。
図8より、同じトルクであれば、通電角を大きくするほど、最高回転数が大きくなることがわかる。
また図9は、従来のインバータ制御装置の各部の信号波形及び処理内容を示すタイミングチャートであり、通電角150度時の特性を示している。
図7において、直流電源001の端子間には3対のスイッチングトランジスタTru,Trx,Trv,Try,Trw,Trzがそれぞれ直列接続されてインバータ回路部002が構成されている。ブラシレスDCモータ003は4極の分布巻き構造のステータ003Aと、ロータ003Bで構成されている。ロータ003Bは内部に永久磁石003N、003Sを埋め込まれた磁石埋込型構造を有する。
各対のスイッチングトランジスタ同士の接続点は、ブラシレスDCモータ003のY接続された各相のステータ巻線003U,003V,003Wの端子にそれぞれ接続されている。そして、各対のスイッチングトランジスタ同士の接続点は、Y接続された抵抗004U,004V,004Wにもそれぞれ接続されている。なお、スイッチングトランジスタTru,Trx,Trv,Try,Trw,Trzのコレクタ−エミッタ端子間にはそれぞれ、保護用の還流ダイオードDu,Dx,Dv,Dy,Dw,Dzが接続されている。
磁極位置検出回路010は、差動増幅器011と積分器012とゼロクロスコンパレータ013とにより構成されている。Y接続されたステータ巻線003U,003V,003Wの中性点003Dの電圧は、抵抗011Aを介して増幅器011Bの反転入力端子に供給されている。一方、Y接続された抵抗004U,004V,004Wの中性点004Dの電圧は、そのまま増幅器011Bの非反転入力端子に供給されている。また増幅器011Bの出力端子と反転入力端子との間には抵抗011Cが接続されている。このようにして、差動増幅器011が構成されている。
また、差動増幅器011の出力端子から出力される出力信号は、抵抗012Aとコンデンサ012Bとを直列接続して構成された積分器012に供給されている。積分器012からの出力信号(抵抗012Aとコンデンサ012Bとの接続点電圧)は、ゼロクロスコンパレータ013の非反転入力端子に供給されている。
ゼロクロスコンパレータ013の反転入力端子には中性点003Dの電圧が供給されている。そして、ゼロクロスコンパレータ013の出力端子から磁極位置検出信号が出力される。
差動増幅器011、積分器012およびゼロクロスコンパレータ013は、ブラシレスDCモータ003のロータ003Bの磁極位置を検出する磁極位置検出回路010を構成している。磁極位置検出回路010から出力される磁極位置検出信号はマイクロプロセッサ020に供給される。マイクロプロセッサ020は、供給された磁極位置検出信号に対し、周期測定、進角や通電角の設定のための位相補正などを行う。またマイクロプロセッサ020は電気角1周期当りのタイマ値を算出し、スイッチングトランジスタTru,Trx,Trv,Try,Trw,Trzの転流信号を決定する。
また、マイクロプロセッサ020は回転速度指令に基づいて電圧指令を出力する。マイクロプロセッサ020は、電圧指令をパルス幅変調(PWM)する。また、回転速度指令と実回転速度の偏差に基づきPWM信号のON/OFF比であるデューティ量を制御し、3相分のPWM信号を出力する。そして、回転速度指令に対し、実回転速度が低いとデューティを大きくし、逆に実回転速度が高いとデューティを小さくする。
このPWM信号はドライブ回路030に供給される。ドライブ回路030は、スイッチングトランジスタTru,Trx,Trv,Try,Trw,Trzのそれぞれのベース端子に供給すべきドライブ信号を出力する。
以上のインバータ制御装置について、通電の動作を説明する。図9において、ブラシレスDCモータ003のU相,V相,W相の誘起電圧Eu,Ev,Ewは、それぞれの位相が120度ずつずれた状態で変化する。差動増幅器出力信号は差動増幅器011から出力される信号を示している。積分器出力信号は積分器012による積分波形である。この積分波形がゼロクロスコンパレータ013に供給されることにより、積分波形のゼロクロス点においてゼロクロスコンパレータ出力信号が立ち上り、また立ち下る。この励磁切替信号が磁極位置検出信号として出力される。
この励磁切替信号の立ち上り、立ち下りによりスタートする位相補正タイマG1と、位相補正タイマG1によりスタートする第2の位相補正タイマG2により、転流パターンであるインバータモードNが1ステップ進む。
ここで、W相の誘起電圧波形からU相の通電タイミングが算出されおり、位相補正タイマG1によりインバータの位相進み量を制御できる。図9においては、通電角150度で進角60度の設定である。したがって、位相補正タイマG1の値は45度相当、第2位相補正タイマG2の値は30度相当の値となっている。
その結果、各インバータモードに対応してスイッチングトランジスタTru,Trx,Trv,Try,Trw,TrzのON−OFF状態が、それぞれ図示するように制御される。
以上のように、通電期間を120度から180度に設定した状態でのブラシレスDCモータ003の駆動を達成することができる。またインバータ電圧の位相をモータ誘起電圧よりも進めた状態にすることができる。
上記従来の構成では、ロータ003Bの回転に基づいてステータ巻線003U,003V,003Wに生じる誘起電圧が検出される。この誘起電圧を90度の遅れを有する積分器012により移相することによってロータ003Bの磁極に対応する位置検出信号が検出されている。そしてこの位置検出信号に基づいてステータ巻線003U,003V,003Wへの通電タイミングが決定されている。 このように、90度遅れ位相の積分器012を用いているので急激な加減速に対する応答性が低い。
そこで、応答性を改善した位置検出回路が提案されている(例えば、特許文献2参照)。以下、図面を参照しながら、特許文献2に記載された他の従来のインバータ制御装置について説明する。図10は、他の従来例のインバータ制御装置の構成を示す構成図、図11は他の従来例のインバータ制御装置の各部の信号波形及び処理内容を示すタイミングチャートである。
図10において、抵抗101,102は、母線103,104間に直列に接続されている。その共通接続点である検出端子ONは、仮想中性点の電圧VNを出力する。電圧VNは、ブラシレスDCモータ105のステータ巻線105U、105V、105Wの中性点の電圧に相当する直流電源001の電圧の1/2である。
コンパレータ106A,106B,106Cの各非反転入力端子(+)はそれぞれ抵抗107,108,109を介して出力端子OU,OV,OWにそれぞれ接続され、各反転入力端子(−)は、検出端子ONに接続されている。
コンパレータ106A,106B,106Cの出力端子は論理回路を含むマイクロプロセッサ110の入力端子I1,I2,I3にそれぞれ接続されている。またマイクロプロセッサ110の出力端子O1〜O6からの出力はドライブ回路120を介してスイッチングトランジスタTru,Trx,Trv,Try,Trw,Trzを駆動する。
ブラシレスDCモータ105は4極分布巻き構造で、ロータ105Aはロータ表面に永久磁石105N、105Sを配置した表面磁石構造を有する。したがって、ブラシレスDCモータ105は通電角120度、進角0度の設定となっている。
次に図11を用いて説明する。U相端子電圧Vu、V相端子電圧Vv、W相端子電圧Vwはそれぞれ定常動作時におけるステータ巻線105U、105V、105Wの端子電圧を示す。ここでインバータ回路部140による供給電圧を供給電圧Vua,Vva,Vwaとし、ステータ巻線105U、105V、105Wに発生する誘起電圧を誘起電圧Vub,Vvb,Vwbとする。また転流切り換え時にインバータ回路部140の還流ダイオードDu,Dx,Dv,Dy,Dw,Dzの内のいずれかが導通することにより生じるパルス状のスパイク電圧をスパイク電圧Vuc,Vvc,Vwcとする。このとき、端子電圧Vu、Vv、Vwは供給電圧Vua,Vva,Vwaと、誘起電圧Vub,Vvb,Vwbと、スパイク電圧Vuc,Vvc,Vwcとの合成波形となる。
コンパレータ出力信号PSu,PSv,PSwは、端子電圧Vu,Vv,Vwと仮想中性点電圧VNとをコンパレータ106A,106B,106Cにより比較した結果を示している。この場合、出力信号PSu,PSv,PSwは、誘起電圧Vub,Vvb,Vwbの正および負ならびに位相を表わす信号PSua,PSva,PSwaと、スパイク電圧Vuc,Vvc,Vwcに対応する出力信号PSub,PSvb,PSwbとからなる。
また、スパイク電圧Vuc,Vvc,Vwcは、ウェイトタイマにより無視されているので、出力信号PSu,PSv,PSwは、結果として誘起電圧Vub,Vvb,Vwbの正および負ならびに位相を示す。
マイクロプロセッサ110は、各コンパレータの出力信号PSu,PSv,PSwの状態に基づいてモード欄に示すように6つのモードA,B,C,D,E,Fを認識する。そして出力信号PSu,PSv,PSwのレベルが変化した時点から電気角で30度だけ遅らせて、ドライブ信号DSu〜DSzを出力する。
モードA〜Fの各時間Tは電気角60度を示し、モードA〜Fの1/2の時間、すなわちT/2は電気角で30度に相当する遅延時間を示す。
このように、ブラシレスDCモータ105のロータ105Aの回転に応じて、マイクロプロセッサ110は、ステータ巻線105U、105V、105Wに生ずる誘起電圧からロータ105Aの位置状態を検出する。また、その誘起電圧の変化時間Tを検出してステータ巻線105U、105V、105Wへの通電モード及びタイミングによりステータ巻線105U、105V、105Wの通電のための駆動信号を決定する。そしてステータ巻線105U、105V、105Wへ通電する。
そのため、特許文献1に記載された従来のインバータ制御装置とは異なり、フィルタ回路を必要としないことから誘起電圧の検出感度が高くなる。その結果、始動特性が向上し、低速駆動が可能となる。さらに、90度遅れ特性のフィルタ回路を用いておらず、第1タイマ122及び第2タイマ123の組合せにより30度遅れで制御できるので、急激な加減速に対する応答性が改善される。
次に、インバータ制御装置の電圧と通電角の脱調特性について、図12を用いて説明する。図12は図10に示すインバータ制御装置の電圧と通電角の脱調特性の関係を示す特性図である。図12より、電圧を急激に下降した場合、通電角が大きい程、脱調耐力が低いことが分かる。電圧が急激に上昇した場合も同様な特性を示す。
特許文献1は、電気角180度区間で位置検出可能な磁極位置検出回路010を提案している。しかしながら、フィルタを用いているため、電気角で90度の遅れが発生し、急激な負荷変動等の回転変動に対する応答性が低い。そのため、脱調し停止してしまうことがある。
特許文献2は、電気角で90度の遅れを発生しない位置検出回路を提案している。しかしながら、この構成でも急激な負荷変動等の回転変動に対して位置検出できずに脱調してしまうことがある。このような現象は例えば次のような場合に生じる。(1)120度以上に通電角を広げる広角制御を行った場合、(2)モータ誘起電圧の位相に対してインバータの電圧位相を進める進角制御を行った場合、(3)高効率化のためステータ巻線105U、105V、105Wの巻数を多くしインダクタンスが増加することによりスパイク電圧幅を増大させた場合である。これらの場合、位置検出可能な区間は狭くなる。
また、高効率化や出力トルクアップのために集中巻き構造のステータを用いたモータにおいて、ブラシレスDCモータ105の極数を6極にした場合、4極時に比べ位置検出可能区間は機械角では2/3に減少する。したがって、上述の広角制御や、進角制御、モータ巻数の増大を行うことや、また、機械的な位置検出可能区間を狭める極数増大は、位置検出区間を狭める。そのため、急激な回転変動を伴う、負荷変動や瞬停や電圧変動が発生した場合、位置検知できずに脱調停止する。
本発明は、直流電圧部の電圧に応じて瞬時に通電角を変更することにより、瞬停や急激な電圧変動に対して、ブラシレスDCモータが脱調停止するのを防止する信頼性の高いインバータ制御装置である。また本発明は、そのインバータ制御装置を用いたモータ駆動装置、電動圧縮機および家庭用電気機器である。本発明のインバータ制御装置は、ロータに永久磁石を設けられたブラシレスDCモータを駆動する。このインバータ制御装置は、インバータ回路部と、位置検出回路部と、直流電圧検出部と、通電角制御部と、を有する。インバータ回路部はブラシレスDCモータに接続され、これを駆動する。位置検出回路部はブラシレスDCモータの誘起電圧によりステータに対するロータの位置を検出する。直流電圧検出部はインバータ回路部に供給される直流電源電圧の電圧値を検出する。通電角制御部は直流電源電圧の変化率に応じてインバータ回路部における通電角を電気角で180度未満の範囲で変更する。この構成により瞬停などの急激な電圧変化に対して回転速度が変動した場合に、通電角を小さくすることにより位置検出区間を拡大することができ、ロータ磁極位置を見失うことが無くなる。そのため、電圧変化による回転速度変動に対する応答性が向上し、電圧変動による脱調を防止し、瞬停耐量を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
図1は本発明の実施の形態におけるインバータ制御装置の構成図、図2はこのインバータ制御装置における各部の信号波形と処理内容を示すタイミングチャートである。また、図3はこのインバータ制御装置における電源電圧の変化と通電角の関係を示す特性図である。図4はこのインバータ制御装置におけるインバータ制御装置の電圧変動時の動作を示すタイミングチャートである。
図1に示すように、インバータ制御装置200は、商用交流電源201とブラシレスDCモータ(以下、モータ)204に接続され、モータ204を駆動する。インバータ制御装置200とモータ204とは、モータ駆動装置300を構成している。モータ204は永久磁石204C〜204Hを設けられたロータ204Bを有する。インバータ制御装置200はインバータ回路部205と、位置検出回路部207と、直流電圧検出部209と、通電角制御部217を含むマイクロプロセッサ208とを有する。
モータ204は6極の突極集中巻モータであり、3相巻線のステータ204Aとロータ204Bとで構成されている。ステータ204Aは6極9スロットの構造を有し、各相のステータ巻線204U,204V、204Wの巻数はそれぞれ189ターンである。ロータ204Bの内部には永久磁石204C〜204Hが配置され、リラクタンストルクを発生する磁石埋込型構造を有する。
インバータ制御装置200はさらに、整流部203と、ドライブ回路206とを有する。整流部203は商用交流電源201を直流電源に変換する。ドライブ回路206はインバータ回路部205を駆動する。
インバータ回路部205はモータ204に接続されモータ204を駆動する。インバータ回路部205は、6つの三相ブリッジ接続されたスイッチングトランジスタTru,Trx,Trv,Try,Trw,Trzと、それぞれに並列に接続された還流ダイオードDu,Dx,Dv,Dy,Dw,Dzより構成されている。
位置検出回路部207はモータ204の誘起電圧によりステータ204Aに対するロータ204Bの位置を検出する。位置検出回路部207は、コンパレータ(図示せず)などから構成されておりモータ204の誘起電圧に基づく端子電圧信号と基準電圧とをコンパレータにより比較してロータ204Bの位置信号を出力する。位置検出回路部207は図10に示すコンパレータ106A,106B,106Cと同様の構成である。
直流電圧検出部209はインバータ回路部205に供給される直流電源電圧の電圧値を検出する。すなわち、直流電圧検出部209は直流電源に変換された整流部203の電圧を検知する。直流電圧検出部209は抵抗による分圧回路で構成されており、マイクロプロセッサ208に検出した電圧をアナログ値として出力している。また、ノイズ除去用のCRフィルタ回路を含む。
マイクロプロセッサ208内はインバータ回路部205を制御する各機能ブロックで示している。これらは専用の回路で構成しても、ハードウェアにソフトウェアを組み込んで構成してもよい。すなわち、マイクロプロセッサ208は、回転速度検出部210、転流制御部211、デューティ設定部212、PWM制御部213、ドライブ制御部214、キャリア出力部215を有する。
さらに、マイクロプロセッサ208は直流電源電圧の変化率に応じて通電角を変更する通電角制御部217と、通電角の最大値を設定する通電角設定部218を有する。後述するように通電角制御部217は直流電源電圧の変化率に応じてインバータ回路部205における通電角を電気角で0度を超え180度未満の範囲で変更する。またマイクロプロセッサ208は、直流電源電圧の変化率である単位時間当たりの電圧変化を求めるためにタイマ219を有する。
以上のように構成されたインバータ制御装置200におけるマイクロプロセッサ208の各部の動作、作用を説明する。転流制御部211は、位置検出回路部207からの位置信号より転流のタイミングを計算する。そして、スイッチングトランジスタTru,Trx,Trv,Try,Trw,Trzの転流信号を生成する。
回転速度検出部210は、位置検出回路部207からの位置信号を一定期間カウントしたり、パルス間隔を測定したりすることによりモータ204の回転速度を算出する。
デューティ設定部212は、回転速度検出部210から得られた回転速度と、指令回転速度との偏差からデューティの加減演算を行い、デューティ値をPWM制御部213へ出力する。回転速度指令に対し実回転速度が低いとデューティを大きくし、逆に実回転速度が高いとデューティを小さくする。
キャリア出力部215は、スイッチングトランジスタTru,Trx,Trv,Try,Trw,Trzをスイッチングするキャリア周波数を設定する。本実施の形態では、キャリア周波数を3kHzから10kHzの間で設定している。
PWM制御部213では、キャリア出力部215で設定されたキャリア周波数と、デューティ設定部212で設定されたデューティ値から、PWM変調信号を出力する。
通電角制御部217は、直流電圧検出部209で検出された直流電圧に基づいてタイマ219により単位時間当たりの電圧変化率を算出する。そして、変化率が大きいほど通電角を小さくするようにインバータ回路部205における通電角を制御する。本実施の形態では、通電角制御部217はタイマ219によりサンプリング周期5ms毎に直流電圧検出部209で検出された電圧値を読み込み直流電源電圧の変化率を算出している。また電圧変化が小さく変化がないと判断した場合、通電角を徐々に大きくしいていく。
ドライブ制御部214は、転流信号とPWM変調信号と通電角、および進角を合成する。そして、スイッチングトランジスタTru,Trx,Trv,Try,Trw,TrzをON/OFFするドライブ信号を生成し、ドライブ回路206へ出力する。ドライブ回路206は、このドライブ信号に基づき、スイッチングトランジスタTru,Trx,Trv,Try,Trw,TrzのON/OFFスイッチングを行い、モータ204を駆動する。
次に図2を参照してインバータ制御装置200の各種波形について説明する。インバータ制御装置200は、通電角を150度とし、進角15度でモータ204を制御している。通電角設定部218では、最大値を150度、最小値を120度に設定している。
図2に示すように、モータ204のU相,V相,W相の端子電圧Vu,Vv,Vwの位相は120度ずつずれた状態で変化する。ここでインバータ回路部205によるステータ巻線204U,204V,204Wへの供給電圧を供給電圧Vua,Vva,Vwaとする。またステータ巻線204U,204V,204Wに発生する誘起電圧を誘起電圧Vub,Vvb,Vwbとする。そして転流切り換え時にインバータ回路部205の還流ダイオードDu,Dx,Dv,Dy,Dw,Dzの内のいずれかが導通することにより生じるパルス状のスパイク電圧をスパイク電圧Vuc,Vvc,Vwcとする。このとき端子電圧Vu,Vv,Vwは、供給電圧Vua,Vva,Vwaと、誘起電圧Vub,Vvb,Vwbと、スパイク電圧Vuc,Vvc,Vwcとの合成波形となる。コンパレータ出力信号PSu,PSv,PSwは、端子電圧Vu,Vv,Vwと直流電源電圧1の1/2の電圧たる仮想中性点電圧VNとを比較した結果として出力される。
ここで、直流電源電圧が急激に下降すると、モータ204の実回転速度は直流電源電圧の変化率に比例して低下する。また、誘起電圧が仮想中性点電圧VNと交わるクロスポイントは通電区間の中へ消えてしまう。また同様に直流電源電圧が急激に上昇すると、モータ204の実回転速度が急激に上昇し、クロスポイントはスパイク電圧の中へ消えてしまう。いずれもロータ磁極位置の誤検知を招き、脱調が生じる。
そこで、本実施の形態では図3に示すように、直流電源電圧の変化を直流電圧検出部209で検知し、タイマ219の5msの周期により、通電角制御部217で直流電源電圧の変化率を算出し通電角を決定している。通電角制御部217は直流電源電圧の変化が大きいほど通電角をより小さくし、変化している時間が長いほど通電角を小さくする。このように直流電源電圧の変化の割合に応じて通電角を変化させることで、より安定してモータ204を運転することができる。図3に示すように電圧の変化率が100V/s,200V/s,300V/sの場合を想定すると、基準時間t0までは、直流電源電圧は基準電位E0、通電角150度で安定している。
t0を基点に直流電源電圧は変化し始める。通電角制御部217はタイマ219により常に5ms毎に直流電源電圧を検知しているため、5ms毎のポイントt1,t2,t3...で電圧変化率を算出することができる。
本実施の形態では、通電角の最小分解能を電気角3.75度としている。そのため、直流電源電圧の変化率が100V/sの場合は、10ms毎に3.75度ずつ小さくなり、200V/sの場合は、5ms毎に3.75度ずつ小さくなる。300V/sの場合は、10msの間に11.25度小さくなる。
次に、図4を用いて瞬停などの電圧変動時の動作を説明する。初期状態は、高負荷状態で、高回転で運転している状態である。まず、直流電源電圧が急激に低下した場合(Step1)、通電角制御部217は直流電源電圧の変化率に応じて通電角を小さくし、150度から127.5度まで通電角を小さくする。このように通電角を小さくし位置検出区間を拡大することができるので、位置検出回路部207がロータ磁極位置を通電区間の中へ見失うことが無くなり、電圧変動による脱調を防止することができる。
次に、直流電源電圧が急激に低下した場合から、そのまま低電圧で安定した場合(Step2)、徐々に(100ms毎に)通電角制御部217は通電角を大きくする。そして500ms後には、通電角は127.5度から142.5度まで変化する。この場合、低電圧のため低出力となってしまうため、出力を大きくするには通電角を大きくする必要がある。そのため通電角制御部217は最大設定値150度まで大きくしようと動作する。すなわち、直流電源電圧が安定している場合、通電角制御部217は、通電角を通電角設定部218が設定した値となるように徐々に大きくする。このような場合、回転変動は発生しないため広角運転が可能となり、電圧が安定した場合に通電角を所定の値まで復帰させることができる。そのため、再び高回転、高トルクでモータ204を運転することが可能である。
次に、直流電源電圧が安定した状態から急激に上昇した場合(Step3)、通電角制御部217は通電角を142.5度から120度まで変化させる。すなわち、直流電源電圧がある一定以上の変化率で上昇する場合には、直流電源電圧が急激に低下した場合と同様、通電角制御部217は直流電源電圧の変化率に応じて通電角を小さくする。これにより位置検出区間を拡大することができる。そのため、位置検出回路部207はロータ磁極位置をスパイク電圧の中へ見失うことが無くなる。その結果、電圧上昇による回転変動に対する脱調を防止することができる。
さらに、直流電源電圧が上下変動する場合(Step4)においても、通電角制御部217は通電角を小さくするよう制御する。また、通電角が120度でさらに直流電源電圧が変動する場合(Step5)、通電角制御部217は通電角を最小設定値の120度のまま維持する。
そして、直流電源電圧が高い電圧で安定した場合(Step6)、通電角制御部217は通電角を所定の値(最大設定値)150度まで大きくしようとする。しかしながら、電圧が高いため高出力が可能となるので、最大設定値は120度など小さい通電角でも構わない。
なお、通電角の最大設定値は、Duty、回転速度、直流電源電圧に応じて決定しても構わない。
また、本実施の形態ではロータ204Bの内部に永久磁石204C〜204Hを配置し、リラクタンストルクを発生する磁石埋込型構造で突極性を有するモータ204を用いている。この場合、リラクタンストルクを有効に活用するため進角制御が行われるが、広角制御と併用すると位置検出区間がさらに狭くなる。しかしながら本実施の形態によれば、進角制御を行っても電圧変動による脱調を低減することができ、瞬停耐量を向上することができる。
また、モータ204のステータ204Aの巻数が多い場合には、インダクタンスが大きく、スパイク電圧幅が増大し位置検出区間が狭くなる。具体的には160ターン以上の場合にこの状態は顕著である。しかしながら本実施の形態によれば、このようなモータに対しても電圧変動による脱調を防止することができ、瞬停耐量を向上することができる。
さらに、従来の4極型のモータに比べ、モータ204の極数が6極以上の場合、極数増加により機械的な角度上の問題で位置検出区間が狭くなり、速度変化に対して位置検出しづらくなる。しかしながら本実施の形態によれば、6極以上のモータ204に対しても電圧変動による脱調を低減することができ、瞬停耐量を向上することができる。
なお、本実施の形態において、通電角を150度から9段階で120度へ遷移させたが、直流電源電圧の変化率と通電角はリニアに変化させても良いし、直流電源電圧のサンプリング周期も任意に設定してもよい。さらに、120度未満の通電角を用いることにより、さらに電源電圧の変動や瞬停に対して、耐量のあるシステムとすることができる。
そして図5に示すように、インバータ制御装置200とモータ204で構成されたモータ駆動装置300と、モータ駆動装置300により駆動される被駆動体である圧縮部400を有する電動圧縮機500を構成することができる。電動圧縮機500では電圧変動によるモータ204の脱調を防止することができ、瞬停耐量を向上することができる。そのため信頼性が向上する。また図6に示すように、電動圧縮機500を用いて冷蔵庫等の家庭用電気機器を構成することができる。あるいはモータ駆動装置300を洗濯機用モータの駆動に適用してもよい。この場合、被駆動体はパルセータや回転ドラムである。このような家庭用電気機器でも良好なシステム運転が可能となる。
本発明によるインバータ制御装置では、電源電圧変動に対してロータ磁極を見失うことなく位置検出できる。そのため、電源電圧変動のあるエアコン、冷蔵庫、洗濯機等の家庭用電気機器や、電気自動車に有用である。また電源電圧変動の多い地域にも有用である。
200 インバータ制御装置
201 商用交流電源
203 整流部
204 ブラシレスDCモータ(モータ)
204A ステータ
204B ロータ
204C,204D,204E,204F,204G,204H 永久磁石
204U,204V,204W ステータ巻線
205 インバータ回路部
206 ドライブ回路
207 位置検出回路部
208 マイクロプロセッサ
209 直流電圧検出部
210 回転速度検出部
211 転流制御部
212 デューティ設定部
213 PWM制御部
214 ドライブ制御部
215 キャリア出力部
217 通電角制御部
218 通電角設定部
219 タイマ
300 モータ駆動装置
400 圧縮部
500 電動圧縮機
201 商用交流電源
203 整流部
204 ブラシレスDCモータ(モータ)
204A ステータ
204B ロータ
204C,204D,204E,204F,204G,204H 永久磁石
204U,204V,204W ステータ巻線
205 インバータ回路部
206 ドライブ回路
207 位置検出回路部
208 マイクロプロセッサ
209 直流電圧検出部
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213 PWM制御部
214 ドライブ制御部
215 キャリア出力部
217 通電角制御部
218 通電角設定部
219 タイマ
300 モータ駆動装置
400 圧縮部
500 電動圧縮機
Claims (12)
- ロータと、永久磁石を設けられたロータとを有するブラシレスDCモータを駆動するためのインバータ制御装置であって、
前記ブラシレスDCモータに接続され前記ブラシレスDCモータを駆動するインバータ回路部と、
前記ブラシレスDCモータの誘起電圧により前記ステータに対する前記ロータの位置を検出する位置検出回路部と、
前記インバータ回路部に供給される直流電源電圧の電圧値を検出する直流電圧検出部と、
前記直流電源電圧の変化率に応じて前記インバータ回路部における通電角を電気角で0度を超え180度未満の範囲で変更する通電角制御部と、を備えた、
インバータ制御装置。 - 前記直流電源電圧がある一定以上の変化率で下降する場合、前記直流電源電圧の変化率に応じ、前記通電角制御部が通電角を小さくする、
請求項1記載のインバータ制御装置。 - 前記通電角制御部は、前記直流電源電圧の変化率が大きいほど通電角をより小さくする、
請求項2記載のインバータ制御装置。 - 前記直流電源電圧がある一定以上の変化率で上昇する場合、前記直流電源電圧の変化率に応じ、前記通電角制御部が通電角を小さくする、
請求項1記載のインバータ制御装置。 - 前記通電角制御部は、前記直流電源電圧の変化率が大きいほど通電角をより小さくする、
請求項4記載のインバータ制御装置。 - 前記通電角を設定する通電角設定部をさらに備え、
前記直流電源電圧が安定している場合、前記通電角制御部は、通電角を前記通電角設定部が設定した値となるように徐々に大きくする、
請求項1記載のインバータ制御装置。 - 請求項1記載のインバータ制御装置と、
前記インバータ制御装置のインバータ回路部に駆動される前記ブラシレスDCモータと、を備えた、
モータ駆動装置。 - 前記ブラシレスDCモータの前記ロータは内部に永久磁石が埋め込まれ突極性を有する、
請求項7記載のモータ駆動装置。 - 前記ブラシレスDCモータのステータ巻線の巻数が160ターン以上である、
請求項7記載のモータ駆動装置。 - 前記ブラシレスDCモータの極数は6極以上である、
請求項7記載のモータ駆動装置。 - 請求項1記載のインバータ制御装置と、
前記インバータ制御装置のインバータ回路部に駆動される前記ブラシレスDCモータと、
前記ブラシレスDCモータにより駆動される圧縮部と、を備えた、
電動圧縮機。 - 請求項1記載のインバータ制御装置と、
前記インバータ制御装置のインバータ回路部に駆動される前記ブラシレスDCモータと、
前記ブラシレスDCモータにより駆動される被駆動体と、を備えた、
家庭用電気機器。
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