JP2010535742A - オルメサルタンメドキソミルの調製または精製の方法 - Google Patents

オルメサルタンメドキソミルの調製または精製の方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩の調製および精製、ならびに任意選択で、これらをオルメサルタンメドキソミルへ変換する方法に関する。本発明はまた、本発明の方法により得られ得る生成物に、前記生成物を含む医薬組成物におよび特に高血圧を治療するための、医薬におけるこれらの使用に関する。

Description

本発明は、有機合成の分野に属し、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素塩の調製および精製、ならびに任意選択で、これらをオルメサルタンメドキソミルへ変換する方法に関する。本発明はまた、本発明の方法により得られ得る生成物に、前記生成物を含む医薬組成物におよび特に高血圧を治療するための、医薬としてのこれらの使用に関する。
オルメサルタンメドキソミルは、(1)として下に示した、1−((2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピル−1H−イミダゾール−5−カルボン酸(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチルに与えられた名前である。この化学品は、アンジオテンシン−II受容体の拮抗体として知られており、降圧薬として作用する。
Yanagisawaらによる、「Nonpeptide Angiotensin II Receptor Antagonists」と題する文献、J.Med.Chem.、1996年、第39巻、323−338頁によると、オルメサルタンメドキソミルは、下記のスキーム2に示されたように、トリチル化中間体(2)から、酢酸水溶液中、高温での加水分解により調製され、この過程でトリフェニルメタノールが遊離する。
しかしながら、酸性条件に引き続き曝しておいたり水が存在すると、下記(スキーム3)に示したように、エステル結合の開裂が起こりオルメサルタン酸(3)が得られ得る。
この分解化合物に加えて、トリチル化中間体(2)は、前ステップからの不純物も含む。
WO2007/017135はまた、オルメサルタンメドキソミルの作製方法を開示している。この方法において、トリチル化中間体(上記スキーム2で2と示されている)は、酸性溶液に溶解され、それにより脱保護が起きる。溶液は、次いで、中和され、オルメサルタンメドキソミルが沈殿する。次いで、粗沈殿のオルメサルタンメドキソミルは、精製のために再結晶される。
国際公開第2007/017135号
Yanagisawaら、「Nonpeptide Angiotensin II Receptor Antagonists」、J.Med.Chem.、1996年、第39巻、323−338頁
高純度のオルメサルタンメドキソミルを調製する効率的な方法に関する必要がなお存在する。
(発明の要旨)
第1の態様によると、本発明は、
a)保護されたオルメサルタンメドキソミルを用意し、保護されたオルメサルタンメドキソミルとハロゲン化水素酸を含む溶液を形成し、これにより保護基を除くステップ:または
b)オルメサルタンメドキソミルとハロゲン化水素酸を含む溶液を形成するステップ;および
c)オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を固体形態に形成し、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を単離するステップ;および任意選択で、
d)オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩をオルメサルタンメドキソミルへ変換するステップ、
を含む、オルメサルタンメドキソミルを調製または精製する方法を提供する。
第2の態様によれば、本発明は、本発明の第1の態様による方法により得られ得るオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を提供する。
第3の態様によれば、本発明は、本発明の第2の態様によるオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩と薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を提供する。
第4の態様によれば、本発明は、本発明の第2の態様によるオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を、好ましくは、特に、高血圧を治療するための医薬としての使用に関する。
他の態様によれば、本発明は、オルメサルタンメドキソミルを調製することにおける、本発明の第2の態様によるオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩の使用に関する。
一般に、本発明は、ハロゲン化水素酸塩(下記のスキーム4に示されている1x)の単離を経由して、オルメサルタンメドキソミル(1)を調製または精製する方法に向けられる。
(式中、XはCl、BrまたはIである。)
主要な実施形態において、オルメサルタンメドキソミルのハロゲン化水素酸塩が単離されることが、本質的である。オルメサルタンメドキソミルのハロゲン化水素塩は、有機溶媒中よりも水によく溶解せず、オルメサルタンメドキソミル自体よりも有機溶媒中により溶解するが、このことは異常なことである。このことの結果として、ハロゲン化水素酸塩は、有機溶媒の量を減少させることにより塩を固体形態で形成して、水と有機溶媒の水の多い混合物から容易に単離できる。
本発明の方法により単離されるハロゲン化水素酸のオルメサルタンメドキソミル塩は、はっきりした結晶構造を有する。このことは、硫酸塩、硝酸塩または酢酸塩で形成されるもののような他のオルメサルタン塩とは対象的であり、後者のものは結晶形態ではなく、濃厚な油、ゴム様の物質のようであったりまたはまったく沈殿しない。
ハロゲン化水素酸は本発明の方法において使用され、好ましくは、塩酸、臭化水素酸またはヨウ化水素酸であり、より好ましくは、塩酸または臭化水素酸、最も好ましくは、臭化水素酸である。これは、単離される対応するハロゲン化水素酸塩を形成する。塩の結晶性は、臭化水素酸塩で最も明確であり、次いで塩酸塩、次いでヨウ化水素酸塩である。
塩は、塩基とは異なる物理化学的な特性を有しているので、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩の結晶化は、不純物が塩基ではないまたは本質的に異なるpK値を有するならば特に、オルメサルタンメドキソミル自体の結晶化よりも不純物を多く除く。それゆえ、ハロゲン化水素酸塩を経由してのオルメサルタンメドキソミルの調製または精製は、医薬としての適用における使用に適している高純度のオルメサルタンメドキソミルを得るための強力な手段である。
オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を調製し得る別の方法も存在する。オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を調製する別の方法は、下記に記載するように異なる多形が得られるという点で、得られる生成物に影響する。
オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩A型のX線粉末回折スペクトルを示す図である。 オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩A型のIRスペクトルを示す図である。 オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩A型のDSCサーモグラムを示す図である。 オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型のX線粉末回折スペクトルを示す図である。 オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型のIRスペクトルを示す図である。 オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型のDSCサーモグラムを示す図である。 オルメサルタンメドキソミル塩酸塩A型のX線粉末回折スペクトルを示す図である。 オルメサルタンメドキソミル塩酸塩A型のIRスペクトルを示す図である。 オルメサルタンメドキソミル塩酸塩A型のDSCサーモグラムを示す図である。 オルメサルタンメドキソミル塩酸塩B型のX線粉末回折スペクトルを示す図である。 オルメサルタンメドキソミル塩酸塩B型のIRスペクトルを示す図である。 オルメサルタンメドキソミル塩酸塩B型のDSCサーモグラムを示す図である。
以下の独立で好ましい項目にまとめられている、本発明の態様、利点、特徴および好ましい実施形態は、それぞれ単独でまたは組合せで、本発明の目的を解決するのにさらに役立つ。
(1)a)保護されたオルメサルタンメドキソミルを用意し、保護されたオルメサルタンメドキソミルとハロゲン化水素酸を含む溶液を形成し、これにより保護基を除くステップ:または
b)オルメサルタンメドキソミルとハロゲン化水素酸を含む溶液を形成するステップ;および
c)オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を固体形態に形成し、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を単離するステップ;および任意選択で、
d)オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩をオルメサルタンメドキソミルへ変換するステップ、
を含む、オルメサルタンメドキソミルを調製または精製する方法。
(2)ハロゲン化水素酸が、塩酸、臭化水素酸またはヨウ化水素酸であり、好ましくは、塩酸または臭化水素酸、最も好ましくは、臭化水素酸であり、ステップc)におけるハロゲン化水素酸塩が、ステップa)またはb)において前記ハロゲン化水素酸から形成される、(1)による方法。
(3)ステップa)またはb)におけるハロゲン化水素酸を含む溶液が、1種以上の水混和性有機溶媒および水の混合物を含み、ステップc)において、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩の形成を引き起こすために、前記水混和性有機溶媒が部分的にまたは完全に溶液から除かれる、(1)または(2)による方法。
(4)水混和性有機溶媒が、CからCのアルコール、CからCのケトン、CからCのニトリル、CからCのアミド、CからCのエーテル、ジメチルスルホキシド、またはこれらの混合物からなる群から選択され、前記水混和性有機溶媒が、好ましくは、アセトン、アセトニトリル、エタノール、t−ブタノール、テトラヒドロフラン、または1,4−ジオキサンを含み、最も好ましくは、アセトンを含む、(3)による方法。
(5)ステップa)またはb)におけるハロゲン化水素酸を含む溶液が、テトラヒドロフランを含み、ステップc)においてオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩の形成を引き起こすために、前記溶液が冷却されおよび/または反溶媒が加えられる、(1)または(2)による方法。
(6)テトラヒドロフランにオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を溶解すること、ならびに冷却および/または溶液への反溶媒の添加によりオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を形成することにより、ステップc)で得られたオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を精製するステップをさらに含む、これまでの項目のいずれかによる方法。
(7)医薬組成物を製造するステップをさらに含む、これまでの項目のいずれかによる方法。
(8)項目(1)から(6)による方法により得られ得るオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩。
(9)2Θ値を約:8.1、12.6、13.3、14.3、18.9、25.3に含むX線回折パターン、代表的なピークを約1138、930、820、763、708cm−1に含むIRスペクトル、および約81℃の開始と約87℃にピーク値を有する融点を有する、オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩A型。
(10)2Θ値を約10.3、10.8、14.9、16.3、24.0、25.4に含むX線回折パターン、代表的なピークを約1819、1493、1395、1380、1375、1360、1333、1316、1137、1010、940、918、878、526cm−1に含むIRスペクトル、および約125℃の融点および約139℃に分解点を有する、オルメサルタンメドキソミル塩酸塩A型。
(11)2Θ値を約:7.5、10.5、20.3、21.6、22.7、24.3に含むX線回折パターン、代表的なピークを約1145、922、831、768、704、690cm−1に含むIRスペクトル、および約56℃に脱溶媒和の吸熱ピークおよび約83℃に分解を伴う融解の吸熱ピークを有するDSCサーモグラムを有する、オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型。
(12)2Θ値を約7.5、9.7、12.8、17.2、21.7、22.6に含むX線回折パターン、代表的なピークを約1826、1502、1386、1365、1331、1145、1006、950、923、517cm−1に含むIRスペクトル、および約49℃に脱溶媒和の吸熱ピークおよび約80℃に分解を伴う融解の吸熱ピークを有するDSCサーモグラムを有する、オルメサルタンメドキソミル塩酸塩B型。
(13)項目(8)から(12)のいずれかによるオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩と薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
(14)好ましくは、高血圧を治療するための医薬としての、(8)から(12)のいずれかによるオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩の使用。
(15)オルメサルタンメドキソミルを調製することにおける、(8)から(12)のいずれかによるオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩の使用。
(16)ハロゲン化水素酸が、10重量%以上の濃度で使用される、オルメサルタンメドキソミルを調製または精製する方法。
(17)ハロゲン化水素酸が、20重量%以上の濃度で使用される、(16)による方法。
(18)高濃度の酸が、30重量%以上の濃度で使用され、好ましくは48重量%または62重量%の臭化水素酸、または35−38重量%の塩酸、さらに好ましくは、48重量%の臭化水素酸である、(16)または(17)による方法。
(19)(1)のa)によるステップが、20℃から還流温度、好ましくは、25から30℃の温度で実行される、(1)から(7)のいずれかによる方法。
(20)脱保護反応が脱トリチル化反応である、(19)による方法。
(21)水に対する有機溶媒の比が、好ましくは、体積で、10:1と1:4の間、より好ましくは、体積で、4:1と1:1の間である、(4)による方法。
(22)少なくとも1種の水混和性溶媒と水の混合物が使用される、(1)のd)による方法。
(23)アセトン、アセトニトリル、低級アルコール、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、またはN,N−ジメチルアセトアミド、好ましくは、低級アルコール、アセトン、またはアセトニトリル、最も好ましくは、アセトンが使用される、(22)による方法。
(24)水に対する有機溶媒の比が、体積で、2:1と1:3の間、好ましくは、体積で、約1:2である、(22)または(23)による方法。
(25)アルカリおよびアルカリ金属の炭酸塩、炭酸水素塩、水酸化物、ならびにアルコキシドから選択される無機塩基、好ましくは、炭酸水素塩、より好ましくは、NaHCOの水溶液が加えられる、(22)から(24)による方法。
(26)項目(8)から(12)のいずれかによるオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩と薬学的に受容される担体を混合するステップ含む、項目(8)から(12)のいずれかによるオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を含む医薬組成物を調製する方法。
(27)項目(8)から(12)のいずれかによるオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩または(1)による方法により得られ得るオルメサルタンメドキソミルを含む、錠剤。
本発明の主要な実施形態において、方法は、保護された形およびハロゲン化水素酸であり得るオルメサルタンメドキソミルを含む溶液を形成するステップを含む。このことは、ハロゲン化水素酸の溶液を形成し、この中に、保護されている形でもよいオルメサルタンメドキソミルを溶解するステップ、または溶媒中にオルメサルタンメドキソミル(任意選択で保護形の)を溶解し次いで、液体またはガスの形態であってもよいハロゲン化水素酸を加えるステップのいずれかにより達成し得る。
オルメサルタンメドキソミルがこの方法で調製される場合、オルメサルタンメドキソミルは保護された形であり、ハロゲン化水素酸を含む溶液中に、保護された形のオルメサルタンメドキソミルを溶解するステップは、保護基の脱離を引き起こす。方法が精製のものである場合、オルメサルタンメドキソミル自体が、ハロゲン化水素酸を含む溶液中に溶解される。両方の方法において、ハロゲン化水素酸塩の形態のオルメサルタンメドキソミルができるが、これは、任意選択でオルメサルタンメドキソミルに変換され得る。
本発明の方法のステップa)で使用され得る保護されたオルメサルタンメドキソミルは、どのようなところから供給されてもよく、WO2007/017135に記載されているような知られた方法で作製し得る。
保護されたオルメサルタンメドキソミルを供給する好ましい方法は、下記のスキーム5に示したように、i)塩基の存在下有機溶媒中で、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−プロピルイミダゾール−5−カルボン酸エチル(4)を、4−[2−(トリチルテトラゾール−5−イル)フェニル]ベンジルブロミド(5)でアルキル化してトリチルオルメサルタンエチルエステル(6)を生成するステップ、ii)塩基の存在下有機溶媒中で、トリチルオルメサルタンエチルエステル(6)を加水分解してトリチルオルメサルタン塩(7)を形成するステップ、およびiii)塩基の存在下有機溶媒中で、トリチルオルメサルタン塩(7)を、4−クロロメチル−5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オン(8)でエステル化してトリチルオルメサルタンメドキソミル(2)を形成するステップを有するワンポットプロセスを用いることである。
好ましい実施形態において、同じタイプの有機溶媒が、ステップi)からiii)までの各ステップに用いられるが、好ましくは、有機溶媒は、N,N−ジメチルアセトアミドである。好ましくは、同じタイプの塩基がステップi)からiii)までの各ステップに用いられるが、好ましくは、塩基は、水酸化リチウム水和物である。
ワンポットプロセスを用いるのは、簡便で費用効率が高い有機合成の方法であるが、不純物の水準を合理的な収率を与える程度に最小化し得る場合にのみ商業的に価値のあるものとなる。それゆえ、トリチルオルメサルタンメドキソミルから純粋なオルメサルタンを得る改善された方法を与える本発明のさらなる利点は、トリチルオルメサルタンメドキソミルを作製するのにワンポットプロセスが使用され得るということである。
本発明の第1の実施形態において、ハロゲン化水素酸を含む溶液は、1種以上の水混和性有機溶媒と水の混合物を含む。水混和性有機溶媒は、好ましくは、CからCのアルコール、CからCのケトン、CからCのニトリル、CからCのアミド、CからCのエーテル、ジメチルスルホキシド、またはこれらの混合物からなる群から選択され、前記水混和性有機溶媒が、好ましくは、アセトン、アセトニトリル、エタノール、t−ブタノール、テトラヒドロフラン、または1,4−ジオキサンを含み、最も好ましくは、アセトンを含む。
水混和性有機溶媒は、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩の形成を引き起こすように、部分的にまたは完全に溶液から除かれる。
ハロゲン化水素酸は、好ましくは、10重量%以上の濃度の水溶液として使用され、最も好ましくは、48重量%または62重量%の臭化水素酸、または35−38重量%の塩酸のような高濃度の酸である。48重量%の臭化水素酸が最も好ましい。水に対する有機溶媒の比が、好ましくは、体積で、10:1と1:4の間、より好ましくは、体積で、4:1と1:1の間である。
方法が、オルメサルタンメドキソミルの調製のためである場合、保護されたオルメサルタンメドキソミルが使用されるまたは最初に形成される。保護基は、例えば、トリブチルスタンニル、アルキル、アリールアルキル、ジアリールアルキルまたはトリアリールアルキルなどの保護基として通常使用されるもののどのようなものでもよく、例えば、t−Buまたはジフェニルエチルのようなものでもよい。好ましくは、保護基は、トリフェニルメチル(略称でトリチル)である。この場合は、保護されたオルメサルタンメドキソミルは、テトラゾール環上にトリフェニルメチル保護基を有する、1−((2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピル−1H−イミダゾール−5−カルボン酸(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチルである。トリチルオルメサルタンメドキソミルの脱トリチル化反応は、オルメサルタンメドキソミルとオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を溶解するが、追加の水が加えられるとトリフェニルメタノールを沈殿する媒体中において、ハロゲン化水素酸を使用することにより起こる。トリフェニルメタノールは、次いでろ過により除かれる。
この第1の実施形態において、沈殿したハロゲン化水素酸塩はA型を有し、このことについては後述する。
第2の実施形態において、任意選択で保護されたオルメサルタンメドキソミルが溶解されているハロゲン化水素酸を含む溶液は、テトラヒドロフランを含む。溶液は、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩の形成を引き起こすために、冷却されおよび/または反溶媒が加えられる。
この場合は、脱保護、好ましくは、脱トリチル化反応は、20℃から還流温度で、好ましくは、25から30℃で実行され、単離は、−10から5℃、好ましくは、0℃付近に冷却することにより実行される。ハロゲン化水素酸は好ましくは、上述したように水溶液として使用される。
温度を下げることの代替として、またはこれに加えて、反溶媒が形成のために加えられるが、この場合、反溶媒は、好ましくは、芳香族または脂肪族炭化水素および非環式エーテルから選択され、特に好ましくは、非環式エーテルであり、最も好ましくは、ジイソプロピルエーテルである。
この第2の実施形態において、オルメサルタンメドキソミル塩は、テトラヒドロフラン(THF)溶媒和物の形態で単離される。これはB型であり、このことについては後述する。
どちらの実施形態においても、単離されるオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩は、驚くほど純粋である。所望ならば、これをテトラヒドロフランに溶解し、冷却および/または溶液に反溶媒を添加して、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を再結晶することによりさらに精製可能である。オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩は、酸性溶液中にこれを溶解し、次いで、溶液のpHを5と8の間に上げ、この点でオルメサルタンメドキソミルが沈殿することにより、オルメサルタンメドキソミルに変換される。本発明の方法は、99.7%より高い純度でオルメサルタンメドキソミル(スキーム1中の1)を与え得る。これは、任意選択で再結晶することも可能であり、好ましくは、アセトニトリルから再結晶され得る。
より詳細に述べると、本発明の第1の実施形態による好ましい方法において、トリチルオルメサルタンメドキソミル(スキーム2の2)が少なくとも1種の水混和性有機溶媒と水の混合物に加えられる。アセトンが最も好ましい。水に対する有機溶媒の比は、好ましくは、体積で、10:1と1:4の間であり、より好ましくは、体積で、4:1と1:1の間である。この混合物に、ハロゲン化水素酸HXが加えられ、好ましくは、HBrまたはHClである。ハロゲン化水素酸は水溶液またはガスとして添加可能であるが、好ましくは、濃度の高い水溶液としてである。好ましくは、加えられる酸の量は、2と10の間のモル当量、より好ましくは、3と4当量の間、最も好ましくは、約3当量である。反応させる温度は、−10から50℃、より好ましくは、20から30℃の範囲であり得る。混合物を、1から16時間、好ましくは、2から4時間、撹拌する。
沈殿したトリフェニルメタノールを分離する前に、水に対する有機溶媒の比を約1:3から約1:5、好ましくは、約1:4に変えるために水が混合物に加えられる。この後、トリフェニルメタノールが、遠心分離またはろ過などの当技術分野において知られたいずれかの手段により溶液から分離される。
ろ液を、完全にまたは部分的に有機溶媒を除くために濃縮し、得られた水性の懸濁液を、最大収率を得るために、0℃から室温の範囲の温度で撹拌し、次いでろ過してオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を集める。
水または水溶液から沈殿したオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩は、A型である。水または水溶液から沈殿したオルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩A型は、実質的に図1において示されているように、以下の2Θ値を、特に:8.1、12.6、13.3、14.3、18.9、25.3に有するX線回折パターンにおける回折により特徴づけられる。また、これは、図2において示したように、代表的なピークを約1138、930、820、763、708cm−1に有するIRスペクトルによっても特徴づけられる。また、これは、図3において示したように約81℃の開始温度と約87℃にピーク値を有する分解を伴う融解に対応する幅広い吸熱ピークを示すDSCサーモグラムによっても特徴づけられる。
オルメサルタンメドキソミル塩酸塩A型は、水または水溶液から沈殿する。これは、実質的に図7において示されているように、以下の2Θ値を、特に:10.3、10.8、14.9、16.3、24.0、25.4に有するX線回折パターンにおける回折により特徴づけられる。また、これは、図8において示したように、代表的なピークを約1819、1493、1395、1380、1375、1360、1333、1316、1137、1010、940、918、878、526cm−1に有するIRスペクトルによっても特徴づけられる。また、これは、図9において示したように、約125℃および約139℃に、融解および分解に相当する、特徴的な2つのピークを示すDSCサーモグラムによっても特徴づけられる。
さらに詳細には、本発明の第2の実施形態による好ましい方法は、トリチルオルメサルタンメドキソミルをTHF、および10重量%から100重量%(100重量%はガス状の臭化水素に相当する)の濃度で臭化水素酸のようなハロゲン化水素酸に溶解する。好ましくは、48重量%から62重量%の臭化水素酸を加え、反応を20℃から還流温度、好ましくは、25から30℃の温度で、30分から2時間、好ましくは、1時間行う。次いで、混合物を−10から5℃に冷却し、−10から5℃で1から2時間撹拌する。得られた臭化水素酸塩をろ過または遠心分離で単離する。オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩は、適切な溶媒、THF、ジエチルエーテルまたはこれらの混合物、好ましくは、THFから再結晶してさらに精製し得る。
一般に、オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型は、THF、またはTHFの多い混合物中のオルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩の溶液から得られる。好ましくは、オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型は、オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩A型をTHFから再結晶させると形成される。これは、実質的に図4において示されるように、以下の2Θ値を、特に:7.5、10.5、20.3、21.6、22.7、24.33に有するX線回折パターンにおける回折により特徴づけられる。また、これは、図5において示したように、代表的なピークを約1145、922、831、768、704、690cm−1に有するIRスペクトルによっても特徴づけられる。また、これは、約56℃にピークを有するはっきりとした吸熱脱溶媒和ピークを示す図6において示したようなDSCサーモグラムによっても特徴づけられる。約83℃の吸熱ピークは、分解を伴う融解に相当する。
オルメサルタンメドキソミル塩酸塩B型は、オルメサルタンメドキソミル塩酸塩A型を、THFまたはTHFとジエチルエーテルの混合物から再結晶させると形成される。これは、実質的に図10において示されているように、以下の2Θ値を、特に:7.5、9.7、12.8、17.2、21.7、22.6に有するX線回折パターンにおける回折により特徴づけられる。また、これは、図11において示したように、代表的なピークを約1826、1502、1386、1365、1331、1145、1006、950、923、517cm−1に有するIRスペクトルによっても特徴づけられる。また、これは、約49℃に開始温度および約54℃にピーク値を有する特徴的な吸熱ピークならびに約−59J/gの脱溶媒和のエンタルピーを示す、図12に示したようなDSCサーモグラムによっても特徴づけられる。溶媒和物は、約80℃での脱溶媒和の後に分解する。
任意選択では、どちらの実施形態でも、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩をオルメサルタンメドキソミルに変換するには、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を、少なくとも1種の水混和性溶媒と水の混合物に溶解する。適切な水混和性有機溶媒としては、アセトン、アセトニトリル、低級アルコール、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドが含まれるが、これらに限られるわけではない。アルコール、アセトンおよびアセトニトリルが好ましい。アセトンが最も好ましい。水に対する有機溶媒の比は、好ましくは、体積で、2:1と1:3の間、より好ましくは、体積で、1:2である。
この溶液に、アルカリおよびアルカリ土類の炭酸塩、炭酸水素塩、水酸化物、アルコキシドから選択される無機塩基、好ましくは、炭酸水素塩、より好ましくは、NaHCOの水溶液を加える。使用される塩基の量は、pHを約5から8、より好ましくは、5.5から6.5に上げるような量であるべきである。混合物の温度は、最大収率を達成するために、オルメサルタンメドキソミルが沈殿するまでは、約0から約30℃、より好ましくは、約20から約25℃に、次いで、約0から約5℃に保たれるべきである。
沈殿したオルメサルタンメドキソミルは、遠心分離またはろ過などの当技術分野で知られた任意の方法を使用して集められる。
任意選択で、オルメサルタンメドキソミルは、アセトン、アセトニトリル、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、およびこれらの混合物またはこれらと水の混合物などの適切な溶媒、好ましくは、アセトンおよびアセトニトリル、より好ましくは、アセトニトリルから再結晶してもよい。
生理学的媒体に溶解されたときには、本発明の第1の態様による方法により得られるオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩またはオルメサルタンメドキソミルは、オルメサルタンメドキソミルと同様な挙動をし、降圧薬として比較し得る効力を示すと期待される。したがって、これらは、好ましくは、高血圧を治療するための、医薬組成物を製造するために使用し得る。医薬組成物の製造は、医薬技術における当業者に知られた方法を用いて行うことができる。例えば、本発明の第1の態様による方法により得られるオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩またはオルメサルタンメドキソミルは、薬学的に許容される担体と一緒に混合され、任意選択で、さらに湿潤粉砕、直接圧縮などのプロセスにかけてもよい。好ましくは、このようにして得た塊は、第1の態様による方法で得られ得るオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩またはオルメサルタンメドキソミルを含む錠剤を得るために、錠剤化装置を用いて錠剤化される。
(実施例)
以下の実施例は本発明の態様を例示するために示すのものであっていかなる意味でも本発明を制限することを意図したものではない。
本明細書で用いる純度は、HPLCで決定し、全面積に対するオルメサルタンメドキソミルの面積の比で規定している。特に、これは、混合物をC18カラムでのクロマトグラフィにかけ、水/アセトニトリルおよびリン酸緩衝液(pH2.5)を溶出液として用いて決定できる。
X線粉末デフラクトグラムは、X’Pert PRO MPD回折計、CuKα線を用いて記録した。回折線信号の強度は、試料の粒径または配向の関数として変化し得ることおよび異なる条件で、すなわち異なる回折計で、記録された回折線は、2Θで±0.2°、好ましくは、2Θで±0.1°を超えない程度で異なり得ることが理解される。
IRスペクトルは、Nicolet Nexus FT−IRを用いて記録した。融点は、Mettler Toledo DSC822で確立した。
オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩A型の形成
トリチルオルメサルタンメドキソミル(8g、10mmol)をアセトン(35ml)と水(10ml)の混合物に加える。得られた懸濁液中に、48重量%の臭化水素酸水溶液(3.5ml、30mmol)を加える。次いで、混合物を室温で2時間撹拌する。水(130ml)を加え、混合物をさらに30分撹拌する。沈殿したトリフェニルメタノールをろ過で除く。ろ液を真空下、40℃で100mlまで濃縮し、次いで室温で1時間、次いでさらに0℃で30分激しく撹拌する。沈殿物をろ過し、4.7gのオルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩A型(97.6%の面積)を得る。
オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型の形成
オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩A型(4.7g、97.6%の面積)を、THF(80ml)に加え、混合物を室温で1時間激しく撹拌する。沈殿物をろ過し、少量の冷THFで洗浄し、4.9gのオルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型(99.4%の面積)を得る。
オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型の形成
トリチルオルメサルタンメドキソミル(8g、10mmol)をTHF(50ml)に溶解し、48重量%臭化水素酸水溶液(3.5ml、30mmol)を加える。混合物を室温で1時間、次いで0℃で1時間撹拌する。沈殿物をろ過し、冷THF(20ml)で洗浄し、室温で真空下1晩乾燥して、5.7gのオルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型(98.6%の面積)を得る。
オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型の形成
トリチルオルメサルタンメドキソミル(8g、10mmol)をTHF(25ml)とジエチルエーテル(25ml)中に溶解し、48重量%の臭化水素酸水溶液(3.5ml、30mmol)を加える。混合物を室温で1時間、次いで0℃で1時間撹拌する。沈殿物をろ過し、冷THF(20ml)で洗浄し、室温で真空下1晩乾燥して、5.0gのオルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型を得る。
オルメサルタンメドキソミル塩酸塩A型の形成
トリチルオルメサルタンメドキソミル(8g、10mmol)をアセトン(35ml)と水(10ml)の混合物中に加える。得られた懸濁液に、37重量%の塩酸水溶液(2.5ml、30mmol)を加える。次いで、混合物を室温で4時間撹拌する。水(130ml)を加え、さらに30分撹拌する。沈殿したトリフェニルメタノールをろ過で除く。ろ液を真空下、40℃で100mlまで濃縮し、次いで室温で1時間、次いでさらに0℃で30分激しく撹拌する。沈殿物をろ過し、4.7gのオルメサルタンメドキソミル塩酸塩A型(98.3%の面積)を得る。
オルメサルタンメドキソミル塩酸塩B型の形成
オルメサルタンメドキソミル塩酸塩A型(5g、92.5%の面積)を、THF(80ml)に加え、混合物を室温で30分、次いで0℃で1時間撹拌する。沈殿物をろ過し、少量の冷THFで洗浄し、4.9gのオルメサルタンメドキソミル塩酸塩B型(99.3%の面積)を得る。
オルメサルタンメドキソミルの形成
オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型(8.5g)をアセトン(13ml)と水(26ml)の混合物に加え、室温で撹拌して透明な溶液を得る。NaHCOの飽和水溶液(5.4ml)を、激しく撹拌しながらゆっくり加える。混合物を室温で1時間、次いで0℃で1時間撹拌する。生成物をろ過し、冷水で洗浄しアセトニトリルから再結晶して、3.3gのオルメサルタンメドキソミル(99.86%の面積)を得る。
オルメサルタンメドキソミルの形成
オルメサルタンメドキソミル塩酸塩B型(4.9g)をアセトン(13ml)および水(26ml)の混合物中に加え、室温で撹拌して透明な溶液を得る。NaHCOの飽和水溶液(5.8ml)を、激しく撹拌しながらゆっくり加える。混合物を室温で1時間、次いで0℃で1時間撹拌する。生成物をろ過し、冷水で洗浄しアセトニトリルから再結晶して、3gのオルメサルタンメドキソミル(99.84%の面積)を得る。
オルメサルタンメドキソミルの形成
トリチルオルメサルタンメドキソミル(18g、22.5mmol)(95.5%の面積)をアセトン(68ml)と水(22ml)の混合物に加える。得られた懸濁液に、48重量%の臭化水素酸水溶液(8.5ml、72mmol)を加える。混合物を次いで室温で2時間撹拌する。水(180ml)を加えた。混合物をさらに15分間撹拌する。沈殿したトリフェニルメタノールをろ過して除く。ろ液を、真空下40℃で200mlに濃縮し、次いで室温で20分間、次いで0℃でさらに40分間激しく撹拌する。沈殿物をろ過し、25℃で真空下1晩乾燥し、12.9gのオルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩A型を得る。これをTHF(150ml)に加えた。混合物を室温で30分間、0℃で1時間激しく撹拌する。沈殿物をろ過し、25mlの冷THFで洗浄してオルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型を得る、次いで、これを水(100ml)とアセトン(50ml)の混合物に溶解する。透明な溶液にNaHCO飽和水溶液を加えてpHを5.6に上げる。混合物を室温で1時間、0℃で2時間撹拌する。沈殿物をろ過し水で洗浄し、次いでアセトニトリル(87ml)から再結晶して8.3gのオルメサルタンメドキソミル(99.74%の面積)を得る。
オルメサルタンメドキソミルの形成
トリチルオルメサルタンメドキソミル(250g、310mmol)(97.3%の面積)をTHF(1560ml)に溶解し、48重量%の臭化水素酸水溶液(70.6ml、625mmol)をゆっくり加える。混合物を25℃で撹拌する。1時間後沈殿物が生ずる。混合物を25℃でさらに1時間撹拌し、次いで−5℃に冷却し、−5℃で1.5時間撹拌する。沈殿物をろ過で取り除き、940mlのTHFを沈殿物に加え、混合物を25℃で1時間、次いで−5℃で1時間撹拌する。次いで沈殿物をろ過で取り除き、冷THF(150ml)で洗浄する。次いで、水(875ml)およびアセトン(440ml)の混合物に溶解する。透明な溶液に5%NaHCO水溶液を加え、pHを5.15に上げる。混合物を室温で1時間、0℃で1時間撹拌する。沈殿物をろ過し水で洗浄して次いでアセトニトリル(280ml)と水(70ml)の混合物から再結晶して124.5gのオルメサルタンメドキソミル(99.68%の面積)を得る。

Claims (15)

  1. オルメサルタンメドキソミルを調製または精製する方法であって、
    a)保護されたオルメサルタンメドキソミルを用意し、保護されたオルメサルタンメドキソミルとハロゲン化水素酸を含む溶液を形成し、これにより保護基を除くステップ:または
    b)オルメサルタンメドキソミルとハロゲン化水素酸を含む溶液を形成するステップ;および
    c)オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を固体形態に形成し、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を単離するステップ;および任意選択で、
    d)オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩をオルメサルタンメドキソミルへ変換するステップ
    を含む、方法。
  2. ハロゲン化水素酸が、塩酸、臭化水素酸またはヨウ化水素酸であり、好ましくは、塩酸または臭化水素酸、最も好ましくは、臭化水素酸であり、ステップc)におけるハロゲン化水素酸塩が、ステップa)またはb)において前記ハロゲン化水素酸から形成される、請求項1に記載の方法。
  3. ステップa)またはb)におけるハロゲン化水素酸を含む溶液が、1種以上の水混和性有機溶媒および水の混合物を含み、ステップc)において、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩の形成を引き起こすために、前記水混和性有機溶媒が部分的にまたは完全に溶液から除かれる、請求項1または2に記載の方法。
  4. 水混和性有機溶媒が、CからCのアルコール、CからCのケトン、CからCのニトリル、CからCのアミド、CからCのエーテル、ジメチルスルホキシド、またはこれらの混合物からなる群から選択され、前記水混和性有機溶媒が、好ましくは、アセトン、アセトニトリル、エタノール、t−ブタノール、テトラヒドロフラン、または1,4−ジオキサンを含み、最も好ましくは、アセトンを含む、請求項3に記載の方法。
  5. ステップa)またはb)におけるハロゲン化水素酸を含む溶液が、テトラヒドロフランを含み、ステップc)において、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩の形成を引き起こすために、前記溶液が冷却されおよび/または反溶媒が加えられる、請求項1または2に記載の方法。
  6. テトラヒドロフランにオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を溶解することならびに冷却および/または溶液への反溶媒の添加によりオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を形成することにより、ステップc)で得られたオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を精製するステップをさらに含む、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 医薬組成物を製造するステップをさらに含む、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 請求項1から6に記載の方法により得られ得るオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩。
  9. 2Θ値を約:8.1、12.6、13.3、14.3、18.9、25.3に含むX線回折パターン、代表的なピークを約1138、930、820、763、708cm−1に含むIRスペクトル、および約81℃の開始と約87℃にピーク値を有する融点を有する、オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩A型。
  10. 2Θ値を約10.3、10.8、14.9、16.3、24.0、25.4に含むX線回折パターン、代表的なピークを約1819、1493、1395、1380、1375、1360、1333、1316、1137、1010、940、918、878、526cm−1に含むIRスペクトル、約125℃の融点および約139℃に分解点を有する、オルメサルタンメドキソミル塩酸塩A型。
  11. 2Θ値を約:7.5、10.5、20.3、21.6、22.7、24.3に含むX線回折パターン、代表的なピークを約1145、922、831、768、704、690cm−1に含むIRスペクトル、および約56℃に脱溶媒和の吸熱ピークおよび約83℃に分解を伴う融解の吸熱ピークを有するDSCサーモグラムを有する、オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩B型。
  12. 2Θ値を約7.5、9.7、12.8、17.2、21.7、22.6に含むX線回折パターン、代表的なピークを約1826、1502、1386、1365、1331、1145、1006、950、923、517cm−1に含むIRスペクトル、および約49℃に脱溶媒和の吸熱ピークおよび約80℃に分解を伴う融解の吸熱ピークを有するDSCサーモグラムを有する、オルメサルタンメドキソミル塩酸塩B型。
  13. 請求項8から12のいずれかに記載のオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩と薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
  14. オルメサルタンメドキソミルを調製することにおける、請求項8から12のいずれかに記載のオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩の使用。
  15. 好ましくは高血圧を治療するための医薬としての、請求項7から12のいずれかに記載のオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩の使用。
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