JP2010535743A - オルメサルタンメドキソミルの調製のための方法 - Google Patents

オルメサルタンメドキソミルの調製のための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、トリチルオルメサルタンメドキソミルおよびオルメサルタンメドキソミルの調製と精製のための方法に関する。

Description

本発明は、有機合成の分野に属し、トリチルオルメサルタンメドキソミルおよびオルメサルタンメドキソミルの調製および精製のための方法に関する。
オルメサルタンメドキソミルは、(1)として下に示した、1−((2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピル−1H−イミダゾール−5−カルボン酸(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチルに与えられた名前である。この化学品は、アンジオテンシン−II受容体の拮抗体として知られており、降圧薬として作用する。
Figure 2010535743
Yanagisawaらによる、「Nonpeptide Angiotensin II Receptor Antagonists」と題する文献、J.Med.Chem.、1996年、第39巻、323−338頁によると、オルメサルタンメドキソミルは、スキーム2に示されたように調製される。この方法において、化学的中間体がそれぞれのステップで単離される。
Figure 2010535743
特許出願WO2007/017135の中で、オルメサルタンメドキソミルの合成のための2つの改善された方法が開示されている。
第1の方法は、下記のスキーム3に示したように、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−プロピルイミダゾール−5−カルボン酸エチル(2)を4−[2−トリチルテトラゾール−5−イル)フェニル]ベンジルブロミド(3)でアルキル化し、得られた生成物を単離するステップを含む。
Figure 2010535743
WO2007/017135において、このステップには、下記のスキーム4に示したように、ワンポットプロセスで、すなわち、プロセスの間でいかなる単離も行わないで、エチルエステル(4)の加水分解、4−置換メチル−5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オン誘導体(7)でエステル化および引き続きトリチル保護基の脱保護のステップが続く。しかし、提起されたワンポットプロセスは、最終反応ステップの前に抽出と溶媒の交換による中間体トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)の部分的な精製を含んでいる。
Figure 2010535743
第2の方法は、ワンポットプロセスで、アルキル化生成物の単離を伴う同じアルキル化反応ステップおよび代替の合成アプローチを提供する。したがって、ワンポットプロセスは、エチルエステル(4)の加水分解、4−置換メチル−5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オン誘導体(7)でのエステル化、およびそれに続くテトラゾール基を形成するシアノ部分の環化付加反応を含む。しかし、このアプローチにはなんらの実験的な支持が与えられていない。
国際公開第2007/017135号
Yanagisawaら、「Nonpeptide Angiotensin II Receptor Antagonists」、J.Med.Chem.、1996年、第39巻、323−338頁
オルメサルタンメドキソミル特に高純度のオルメサルタンメドキソミルの調製の知られた方法の効率を改善することは望ましい。
(発明の要旨)
第1の態様によれば、本発明は、
a)トリチルオルメサルタンエチルエステルを生成するために、有機溶媒中塩基の存在下で、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−プロピルイミダゾール−5−カルボン酸エチルを4−[2−(トリチルテトラゾール−5−イル)フェニル]ベンジルブロミドでアルキル化するステップ;
b)トリチルオルメサルタン塩を形成するために、有機溶媒中塩基の存在下で、トリチルオルメサルタンエチルエステルを加水分解するステップ;および
c)トリチルオルメサルタンメドキソミルを形成するために、有機溶媒中塩基の存在下で、トリチルオルメサルタン塩を、4−クロロメチル−5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オンでエステル化するステップ
を含み、ステップa)からc)が、中間体生成物を単離することなく実行される、トリチルオルメサルタンメドキソミルを調製するための方法。
別の態様によれば、本発明は、本発明の第1の態様による方法により得られるトリチルオルメサルタンメドキソミル(6)を提供する。
さらに別の態様によれば、本発明は、本発明の第1の態様による方法を含むことおよびトリチルオルメサルタンメドキソミル(6)をオルメサルタンメドキソミル(1)へ変換することを特徴とする、オルメサルタンメドキソミル(1)を調製する方法を提供する。
さらなる態様によれば、本発明は、本発明のこれまでの態様による方法を含むことおよびさらに錠剤化を含むことを特徴とする、オルメサルタンメドキソミルを含む医薬製剤を得る方法を提供する。
それゆえ、本態様は、中間体が単離されず、好ましくは、どのような物質も取り除かれたり交換されることのない「ワンポットプロセス」を含む。好ましい実施形態において、同じタイプの溶媒および同じ塩基が、ステップa)からc)において使用される。それゆえ、本発明の方法は、プロセスの間、溶媒および塩基を変える必要がないと同様、より少ない溶媒およびより少ない塩基を使用することが可能なので、効率における改善が得られ得る。トリチルオルメサルタンメドキソミルの製造に対してワンポットの解決策の使用は、簡便で費用効率が高い。得られるトリチルオルメサルタンメドキソミルは、オルメサルタンメドキソミルの合成における極めて重要な中間体である。
以下の項目にまとめられている本発明の第1の態様の、さらなる態様、有利性のある特徴および好ましい実施形態は、それぞれ単独でまたは組合せで、本発明の目的を解決するのにさらに寄与する。
(i)同じタイプの有機溶媒が、ステップa)からc)のそれぞれにおいて使用される、上述の第1の態様による方法。
(ii)有機溶媒がN,N−ジメチアセトアミドである、(i)による方法。
(iii)加えられる塩基の総量が、2.5と10当量の間、好ましくは、3と5当量の間の範囲である、第1の態様、(i)または(ii)による方法。
(iv)同じ塩基が、ステップa)からc)のそれぞれにおいて使用される、第1の態様、または(i)から(iii)による方法。
(v)塩基が、水酸化リチウムまたはこの水和物である、第1の態様、または(i)から(iv)のいずれか一項による方法。
(vi)塩基が、段階的に加えられる、第1の態様、または(i)から(v)のいずれか一項による方法。
(vii)ステップa)が、20と90℃の間、好ましくは、30と60℃の間の温度で実行される、第1の態様による方法。
(viii)ステップb)が、20と70℃の間、好ましくは、40と60℃の間の温度で実行される、第1の態様による方法。
(ix)ステップc)が、20と70℃の間、好ましくは、40と60℃の間の温度で実行される、第1の態様による方法。
(x)第1の態様、または(i)から(ix)のいずれか一項による方法により得られるトリチルオルメサルタンメドキソミル(6)。
(xi)第1の態様、または(i)から(ix)による方法を含むことおよびトリチルオルメサルタンメドキソミル(6)をオルメサルタンメドキソミル(1)へ変換することを特徴とする、オルメサルタンメドキソミル(1)を調製する方法。
(xii)トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)をオルメサルタンメドキソミル(1)に変換することが、
d)トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)とハロゲン化水素酸を含む溶液を形成するステップ;
e)オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を固体形態に形成し、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を単離するステップ;および
f)オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩をオルメサルタンメドキソミル(1)に変換するステップ;
を含む、(xi)による方法。
(xiii)ステップf)が、少なくとも1種の水混和性溶媒と水の中で実行される、(xii)による方法。
(xiv)ステップf)が、塩基の存在下で実行され、使用される塩基の量が、pHを約5から8、より好ましくは、約5.5から6.5の値に上げる、請求項(xii)による方法。
(xv)(xi)から(xiv)のいずれかによる方法を含むことおよびさらに薬学的に許容できる賦形剤と混合することを含むことを特徴とする、オルメサルタンメドキソミルを含む医薬製剤を得る方法。
本発明の好ましい実施形態によるトリチルオルメサルタンメドキソミルを調製するためのワンポットプロセスは、下のスキーム5に示されている。
Figure 2010535743
スキーム5に示されている実施形態において、本発明で好まれているように、水酸化リチウム水和物が、各ステップにおいて塩基として使用される。すべての反応ステップにおいてこのソフト塩基を使用すると、不純物の形成が最小化する。必要な塩基の総量は、反応の最初に加えてもよいし、ワンポットプロセスの間に段階的に加えてもよい。任意選択で、異なる塩基をいずれかのステップで用いてもよい。
それゆえ、本発明の第1のステップ、ステップa)は、トリチルオルメサルタンエチルエステル(4)を生成するために、有機溶媒中塩基の存在下で、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−プロピルイミダゾール−5−カルボン酸エチル(2)を4−[2−(トリチルテトラゾール−5−イル)フェニル]ベンジルブロミド(3)でアルキル化するステップである。反応は、(2)と(3)を適切な有機溶媒中に溶解し塩基を加えることにより開始される。適切なタイプの有機溶媒は、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、アセトニトリルおよびこれらの混合物などの極性で非プロトン性溶媒の群から選択され、好ましくは、N,N−ジメチルアセトアミドが使用される。塩基は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物の群;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの金属の炭酸塩の群;金属アルコキシドの群または有機アミンの群から選択されてもよく、好ましくは、アルカリ金属の水酸化物が用いられ、最も好ましくは、水酸化リチウムである。反応ステップの最初において、1当量の塩基が加えられ、続く量がワンポットプロセスの間に段階的に加えられても、または塩基の総量が、アルキル化反応ステップの最初に加えられてもどちらでもよい。好ましくは、1当量の塩基がアルキル化反応ステップの最初に加えられ、残りがワンポットプロセスの間に段階的に加えられる。加えられる塩基の総量は、2.5と10当量の間、好ましくは、3と5当量の間の範囲である。アルキル化反応ステップは、0.5から24時間、好ましくは、1から4時間、20と90℃の間、好ましくは、30と60℃の間の温度で、反応混合物を撹拌することにより行われる。アルキル化反応ステップが完了した後、結果として得られる生成物トリチルオルメサルタンエチルエステル(4)は反応混合物から単離されない。
次のステップ、b)は、トリチルオルメサルタン塩(5)を形成するために、有機溶媒中塩基の存在下で、トリチルオルメサルタンエチルエステル(4)を加水分解するステップを含む。この反応ステップは、任意選択で、前のアルキル化ステップの完了により得られた反応混合物に塩基の次の部分を加えることにより行われる。塩基は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物の群から選択され、好ましくは、水酸化リチウムが使用される。加えられる塩基の量は、1と5当量の間の範囲であり、好ましくは、1から3当量の塩基が加えられる。反応混合物は、5から120時間、好ましくは、24と72時間の間、20から70℃の範囲の温度、好ましくは、40と60℃の間の温度で撹拌される。加水分解反応ステップが完了した後、結果として得られる生成物トリチルオルメサルタン塩(5)は反応混合物から単離されない。
ワンポットプロセスにおける最終ステップは、ステップc)であり、トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)を形成するために、有機溶媒中塩基の存在下で、トリチルオルメサルタン塩(5)を、4−クロロメチル−5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オン(7)でエステル化するステップである。このステップは、任意選択で、前の加水分解ステップの完了により得られた反応混合物に塩基の次の部分を加えることにより行われる。塩基は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物の群または炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの金属の炭酸塩の群から選択されてもよく、好ましくは、0.5から1.5当量の水酸化リチウムまたは炭酸カリウムが、反応混合物に加えられる。塩基の添加に続いて、4−クロロメチル−5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オン(7)が添加される。好ましくは、試薬(7)は、有機溶媒中に溶解され、溶液は、反応混合物に滴下され、最も好ましくは、反応混合物と同じ溶媒が、(7)の溶液の調製のために使用される。(7)は、1から2.5当量の量で、好ましくは、1.2から2当量の間の量で加えられる。反応は、2から24時間、好ましくは、3から8時間、20と70℃の間の範囲の温度、好ましくは、40と60℃の間の温度で、反応混合物を撹拌することにより実行される。エステル化反応ステップが完了した後、結果として得られる生成物トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)が反応混合物から単離される。混合物を大量の水または水アセトン混合物(V/Vで95:5)の中に注ぎ、生成物を媒体から沈殿させる。中間体(6)は、ろ過により集められ、任意選択で、高純度のオルメサルタンメドキソミルの調製のための最終中間体を得るために再結晶により精製される。
「ワンポットプロセス」という用語により、関連するステップが、それぞれのステップの生成物を単離することなく順に実行されることを意味し、さらに、本発明の方法は、反応混合物のいかなる他の成分の除去または交換を省くことによりさらに簡便化される。
ワンポットプロセスを用いるのは、簡便で費用効率の高い有機合成の方法であるが、不純物の水準が合理的な収率を与える程度に最小化し得る場合にのみ商業的に価値のあるものとなる。本発明の場合、本発明者らは、ワンポットプロセスを用いると、特に、塩基として水酸化リチウム水和物を使用することを伴うと、良好な結果を与えることを見出した。このような手順は、受容できない水準の未反応の中間体および副生成物を集積させず、ワンポット反応は活性医薬成分の調製の最終化学ステップを含まないので、さらなる精製が便利に実行できる。未反応の中間体およびオルメサルタンエチルエステル(8)(スキーム6)などの副生成物を実質的に含まない高い化学的純度の活性医薬成分に到達するための最終生成物(1)の単離と精製の間に、(6)の単なる再結晶によりおよび/または(6)の脱保護基反応のさらなるステップの間に、不純物が効率的に取り除かれる。
Figure 2010535743
このようにして、オルメサルタンメドキソミルは、トリチル保護基の開裂のための知られたまたは発明された方法により、トリチルオルメサルタンメドキソミルをオルメサルタンメドキソミルに変換することにより調製し得る。下記のスキーム7は、本発明に適用し得る、トリチルオルメサルタンメドキソミルの脱保護のための合成法を示している。
Figure 2010535743
本発明の好ましい実施形態において、トリチルオルメサルタンメドキソミルをオルメサルタンメドキソミルに変換する方法は、d)トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)とハロゲン化水素酸を含む溶液を形成するステップ;e)固体形態のオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を形成し、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を単離するステップ;およびd)オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩をオルメサルタンメドキソミル(1)に変換するステップを含む。オルメサルタンメドキソミルを形成するこの方法は、高純度の生成物を導くので特に有利である。
本発明のこの実施形態において、本質的に2つの可能なルートがある。第1のものにおいて、(6)が、1種以上の水混和性有機溶媒と水の混合物を含むハロゲン化水素酸を含む溶液中で脱保護される。水混和性有機溶媒は、好ましくは、CからCのアルコール、CからCのケトン、CからCのニトリル、CからCのアミド、CからCのエーテル、ジメチルスルホキシド、またはこれらの混合物からなる群から選択され、水混和性有機溶媒が、好ましくは、アセトン、アセトニトリル、エタノール、t−ブタノール、または1,4−ジオキサンを含み、最も好ましくは、アセトンを含む。
ハロゲン化水素酸は、好ましくは、10重量%より高い濃度の水溶液として使用され、最も好ましくは、48%または62%の臭化水素酸または35−38%の塩酸のような市販の濃厚な酸である。48%の臭化水素酸が最も好ましい。水に対する有機溶媒の比は、好ましくは、体積で、10:1と1:4の間、より好ましくは、体積で、4:1と1:1の間である。
この場合、脱保護、好ましくは、脱トリチル化反応は、20℃から還流温度、好ましくは、25から30℃の温度で実行される。沈殿したトリフェニルメタノールを分離する前に、水に対する有機溶媒の比が、約1:3から約1:5、好ましくは、約1:4までに変化するように水が混合物に加えられる。トリフェニルメタノールはこの後、遠心分離またはろ過などの当技術分野で知られた任意の手段により溶液から分離される。
ろ液を、完全にまたは部分的に有機溶媒を除くために濃縮し、得られた水性の懸濁液を、最大収率を得るために、0℃から室温の範囲の温度で撹拌し、次いでろ過してオルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を集める。
本発明のこの実施形態の第2の可能なルートにおいて、(6)は、ハロゲン化水素酸の存在下で、テトラヒドロフラン中で脱保護される。脱トリチル化反応は、20℃から還流温度、好ましくは、25から30℃の温度で実行され、単離は、−10から5℃、好ましくは、0℃付近に冷却することにより実行される。この場合、トリフェニルメタノールは、溶解したままであるが、一方、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩は、前記の冷却または芳香族または脂肪族炭化水素および非環式エーテルから選択される、特に好ましくは、非環式エーテルであり、最も好ましくは、ジイソプロピルエーテルである反溶媒の添加により沈殿する。
オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩は、任意選択で、好ましくは、テトラヒドロフランから再結晶してもよい。
オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩をオルメサルタンメドキソミルに変換するためには、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を、少なくとも1種の水混和性溶媒と水の混合物に溶解する。適切な水混和性有機溶媒としては、アセトン、アセトニトリル、低級アルコール、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドが含まれるが、これらに限られるわけではない。アルコール、アセトンおよびアセトニトリルが好ましい。アセトンが最も好ましい。水に対する有機溶媒の比は、好ましくは、体積で、2:1と1:3の間、より好ましくは、体積で、約1:2である。
この溶液に、アルカリおよびアルカリ土類の炭酸塩、炭酸水素塩、水酸化物、アルコキシドから選択される無機塩基、好ましくは、炭酸水素塩、より好ましくは、NaHCOの水溶液を加える。使用される塩基の量は、pHを約5から8、より好ましくは、5.5から6.5に上げるような量であるべきである。混合物の温度は、最大収率を達成するために、オルメサルタンメドキソミルが沈殿するまでは、約0から約30℃、より好ましくは、約20から約25℃に、次いで、約0から約5℃に保たれるべきである。
沈殿したオルメサルタンメドキソミルは、遠心分離またはろ過などの当技術分野で知られた任意の方法を使用して集められる。
任意選択で、オルメサルタンメドキソミルは、アセトン、アセトニトリル、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、およびこれらの混合物またはこれらと水の混合物などの適切な溶媒、好ましくは、アセトンおよびアセトニトリル、より好ましくは、アセトニトリルから再結晶してもよい。
上述した実施形態のいずれかを含む方法により得られたオルメサルタンメドキソミルは、さらにオルメサルタンメドキソミルを含む医薬製剤を得る方法に使用し得る。オルメサルタンメドキソミルを含む医薬製剤は、医薬技術における当業者に知られた方法により調製し得る。例えば、オルメサルタンメドキソミルは、バインダー、充填剤、崩壊剤、界面活性剤、流動促進剤、潤滑剤、湿潤化剤、着色剤、酸性化またはアルカリ性化剤等の群から選択され得る、薬学的に許容できる賦形剤と共に混合される。好ましくは、調製された混合物は、さらに錠剤化に使用される。錠剤化は、湿潤粉砕または直接圧縮もしくは他の可能な調製技術のための混合物の調製の後に、錠剤化装置を用いて行われ得る。
以下の実施例は、本発明の単なる例示であり、これらの実施例およびこれらの他の等価物が、本開示および附属の特許請求の範囲に照らして当業者には明らかとなるため、これらの実施例は、いかなる意味においても本発明の範囲を制限すると考えられるべきではない。
実施例1
トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)のワンポット合成
4g(16.7mmol)の4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−プロピルイミダゾール−5−カルボン酸エチル(2)、9.28g(16.7mmol)の4−[2−(トリチルテトラゾール−5−イル)フェニル]ベンジルブロミド(3)および0.7g(16.7mmol)の水酸化リチウム水和物を70mLのN,N−ジメチルアセトアミド中に懸濁する。
反応混合物を50℃で3時間撹拌し、次いで追加の1.05g(25mmol)の水酸化リチウム水和物を反応混合物に加える。反応混合物を50℃で続く40時間撹拌する。次いで、第3分量の水酸化リチウム水和物(0.35g、8.33mmol)を添加し、10mLのN,N−ジメチルアセトアミド中3.84g(24.6mmol)の4−クロロメチル−5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オン(7)(94%)の溶液を少しずつ添加する。
反応を完了させるには、反応混合物を50℃でさらに7時間の撹拌することが必要である。生成物を沈殿させるために、反応混合物を400mLの水中に注ぎ、形成された懸濁液を1晩撹拌する。沈殿物をろ過で除き、200mLの水で洗浄する。湿潤フィルターケーキをアセトンから再結晶して10.16g(76%)のトリチルオルメサルタンメドキソミル(6)を得る(HPLC純度、93.1%の面積)。
実施例2
トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)のワンポット合成
4g(16.7mmol)の4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−プロピルイミダゾール−5−カルボン酸エチル(2)、9.28g(16.7mmol)の4−[2−(トリチルテトラゾール−5−イル)フェニル]ベンジルブロミド(3)および1.75g(41.6mmol)の水酸化リチウム水和物を70mLのN,N−ジメチルアセトアミド中に懸濁する。
反応混合物を50℃で46時間撹拌し、次いで2.53g(18.32mmol)のKCOおよび10mLのN,N−ジメチルアセトアミド中4.0g(23.0mmol)の4−クロロメチル−5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オン(7)(85%)を少しずつ添加する。反応を完了させるために、反応混合物を50℃で続く5時間撹拌する。
反応混合物を水とアセトンの混合物(V/V=95/5)400mL中に注ぐことにより、反応混合物から生成物を沈殿させる。形成された懸濁液を1晩撹拌し、沈殿物をろ過して除き、200mLの水で洗浄する。湿潤フィルターケーキをアセトンから再結晶して9.95g(75%)のトリチルオルメサルタンメドキソミル(6)を得る(HPLC純度、97.7%の面積)。
実施例3
トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)のワンポット合成
4g(16.7mmol)の4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−プロピルイミダゾール−5−カルボン酸エチル(2)、9.28g(16.7mmol)の4−[2−(トリチルテトラゾール−5−イル)フェニル]ベンジルブロミド(3)および0.7g(16.7mmol)の水酸化リチウム水和物を70mLのN,N−ジメチルアセトアミド中に懸濁する。反応混合物を45分間撹拌し、次いで次の分量の水酸化リチウム水和物(2.10g、50mmol)を反応混合物に加える。50℃で48時間撹拌後、10mLのN,N−ジメチルアセトアミド中の4.9g(31.0mmol)の4−クロロメチル−5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オン(7)(94%)を少しずつ添加する。反応を完了させるために、反応混合物をさらに50℃で6時間撹拌する。反応混合物を水とアセトンの混合物(V/V=95/5)400mL中に注ぐことにより反応混合物から、生成物を沈殿させる。形成された懸濁液を1晩撹拌し、沈殿物をろ過して除き、200mLの水で洗浄する。湿潤フィルターケーキをアセトンから再結晶して9.56g(72%)のトリチルオルメサルタンメドキソミル(6)を得る(HPLC純度、96.3%の面積)。
調製手順4:−トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)のオルメサルタンメドキソミル(1)への変換
実施例1で調製されたトリチルオルメサルタンメドキソミル(6)10g(12.5mmol)を50mLのアセトンと水の混合物(V/V=3:1)中に懸濁する。4.75mLの48%の臭化水素酸を懸濁液に加える。反応混合物を2時間撹拌した後、100mLの水を加える。沈殿したトリフェニルメタノールをろ過して除く。ろ液からアセトンを蒸発させる。得られた濃縮液を室温で0.5時間、0℃でさらに1時間撹拌する。沈殿したオルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩をろ過し、(1)(HPLC純度99.80%の面積)。オルメサルタンメドキソミル臭化水素酸塩を次いで水(55mL)とアセトン(30mL)の混合物に溶解する。透明な溶液に、NaHCO飽和水溶液を加えて、pHを5.6に上げる。混合物を室温で1時間、0℃で2時間撹拌する。沈殿物をろ過し水で洗浄し、次いでアセトニトリル(45mL)から再結晶してオルメサルタンメドキソミルを得る。
調製手順5:−トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)のオルメサルタンメドキソミル(1)への変換
トリチルオルメサルタンメドキソミル(250g、310mmol)(97.3%の面積)をTHF(1560mL)に溶解し、48%の臭化水素酸水溶液(70.6mL、625mmol)をゆっくり加える。混合物を25℃で撹拌する。1時間後、沈殿物が形成する。混合物を25℃でさらに1時間撹拌し、次いで−5℃に冷却し、−5℃で1.5時間撹拌する。沈殿物をろ過する。940mlのTHFを沈殿物に加え、混合物を25℃で1時間、次いで−5℃で1時間撹拌する。次いで沈殿物をろ過して除き、冷THF(150mL)で洗浄する。次いでこれを水(875ml)とアセトン(440ml)の混合物に溶解する。透明な溶液にNaHCOの5%水溶液を加え、pHを5.15に上げる。混合物を室温で1時間、0℃で1時間撹拌する。沈殿物をろ過し、水で洗浄し、次いでアセトニトリル(280ml)と水(70ml)の混合物から再結晶して124.5gのオルメサルタンメドキソミル(99.68%の面積)を得る。

Claims (15)

  1. トリチルオルメサルタンメドキソミルを作製するための方法であって
    a)トリチルオルメサルタンエチルエステル(4)を生成するために、有機溶媒中塩基の存在下で、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−プロピルイミダゾール−5−カルボン酸エチル(2)を4−[2−(トリチルテトラゾール−5−イル)フェニル]ベンジルブロミド(3)でアルキル化するステップ;
    b)トリチルオルメサルタン塩(5)を形成するために、有機溶媒中塩基の存在下で、トリチルオルメサルタンエチルエステル(4)を加水分解するステップ;および
    c)トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)を形成するために、有機溶媒中塩基の存在下で、トリチルオルメサルタン塩(5)を、4−クロロメチル−5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オン(7)でエステル化するステップ
    を含み、
    ステップa)からc)が、中間体生成物を単離することなく実行される、方法。
  2. ステップa)からc)のそれぞれにおいて同じタイプの有機溶媒が使用される、請求項1に記載の方法。
  3. 有機溶媒が、N,N−ジメチルアセトアミドである、請求項2に記載の方法。
  4. 加えられる塩基の総量が、2.5と10当量の間、好ましくは、3と5当量の間の範囲である、請求項1から3に記載の方法。
  5. ステップa)からc)のそれぞれにおいて同じ塩基が使用される、請求項1から4に記載の方法。
  6. 塩基が、水酸化リチウムまたはこの水和物である、請求項1から5に記載の方法。
  7. 塩基が、段階的に加えられる、請求項1から6に記載の方法。
  8. ステップa)が、20と90℃の間、好ましくは、30と60℃の間の温度で実行される、請求項1に記載の方法。
  9. ステップb)が、20と70℃の間、好ましくは、40と60℃の間の温度で実行される、請求項1に記載の方法。
  10. ステップc)が、20と70℃の間、好ましくは、40と60℃の間の温度で実行される、請求項1に記載の方法。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の方法で得られるトリチルオルメサルタンメドキソミル(6)。
  12. 請求項1から10のいずれかに記載の方法を含むことおよびトリチルオルメサルタンメドキソミル(6)をオルメサルタンメドキソミル(1)に変換することを特徴とする、オルメサルタンメドキソミル(1)を調製する方法。
  13. トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)をオルメサルタンメドキソミル(1)に変換することが、
    d)トリチルオルメサルタンメドキソミル(6)とハロゲン化水素酸を含む溶液を形成するステップ;
    e)オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を固体形態に形成し、オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩を単離するステップ;および
    f)オルメサルタンメドキソミルハロゲン化水素酸塩をオルメサルタンメドキソミル(1)に変換するステップ
    を含む、請求項12に記載の方法。
  14. ステップf)が、塩基の存在下で実行され、用いられる塩基の量が、pHを約5から8の、より好ましくは、約5.5から6.5の値に上げる、請求項13に記載の方法。
  15. 請求項12から14のいずれか一項に記載の方法を含むことおよび薬学的に許容できる賦形剤と混合することをさらに含むことを特徴とする、オルメサルタンメドキソミルを含む医薬製剤を得る方法。
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