JP2014524887A - アジルサルタンの改善された製造方法 - Google Patents

アジルサルタンの改善された製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014524887A
JP2014524887A JP2014511301A JP2014511301A JP2014524887A JP 2014524887 A JP2014524887 A JP 2014524887A JP 2014511301 A JP2014511301 A JP 2014511301A JP 2014511301 A JP2014511301 A JP 2014511301A JP 2014524887 A JP2014524887 A JP 2014524887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
reaction
inorganic base
carbonyldiimidazole
chemical formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2014511301A
Other languages
English (en)
Inventor
チョ,ナム−ヒョン
チュ イ,ヨン
チュ,チュンホ
チョン,ジウォン
Original Assignee
ハンミ ファイン ケミカル カンパニー,リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハンミ ファイン ケミカル カンパニー,リミテッド filed Critical ハンミ ファイン ケミカル カンパニー,リミテッド
Publication of JP2014524887A publication Critical patent/JP2014524887A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D413/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D413/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms containing two hetero rings
    • C07D413/10Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms containing two hetero rings linked by a carbon chain containing aromatic rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/41Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with two or more ring hetero atoms, at least one of which being nitrogen, e.g. tetrazole
    • A61K31/4245Oxadiazoles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/12Antihypertensives

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

本発明は、アジルサルタンの製造方法に関するものであって、アミノアルコール誘導体を有する化合物にN,N’−カルボニルジイミダゾール、無機塩基及び溶媒を使用して、環化反応及び加水分解反応が1つの容器内で進行されることで、段階別に進行されていた従来とは異なり、ワンポット(one−pot)反応を行うことができるため、作業工程が簡便になり、工程時間が短縮されるだけでなく、追加精製工程なしに98%以上の高純度及び高収率で化合物を得ることができる。

Description

本発明は、段階別に進行されていた従来とは異なり、1つの反応器内で連続的に反応が進行(ワンポット反応)されるアジルサルタンの製造方法に関する。
下記化学式1で示すヘテロ環化合物、特にRがエチル基で示されるアジルサルタン、例えば、2−エトキシ−1−[[2’−(2,5−ジヒドロ−5−ヨウ素−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ベンゾイミダゾール−7−カルボン酸はアンジオテンシンII受容体の拮抗剤である。
Figure 2014524887
アンジオテンシンIIは、血管収縮を起こし、アルドステロン(aldosterone)の分泌を亢進させてナトリウム及び水分貯留を招き、体液量が増加されて血圧が上昇することになる。このような血管収縮は高血圧患者にとっては致命的である。
アジルサルタンはアンジオテンシンII受容体の拮抗剤であるため、アンジオテンシンIIとAT受容体との間の結合を抑制させることにより、血管収縮及びアルドステロン分泌作用を抑制して血圧を下げる役割をする。また、アジルサルタンは市販されているディオバン(成分名:バルサルタン)やオルメテック(成分名:オルメサルタン)に比べて優れた血圧降下効果を示す。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、高血圧治療剤としてアジルサルタンのプロドラッグ(pro−drug)であるアジルサルタンメドキソミル(azilsartan medoxomil)を承認したことがある。
従来、韓国登録特許第233,689号(1999.09.14 登録)では下記反応式1の方法によりアジルサルタンを製造した。これは反応式1で示されたように、化合物(I)をクロロギ酸エチル(ECC)と反応させて化合物(II)を製造し、キシレン(Xylene)溶媒下で還流して環化反応を進行させることにより化合物(III)を製造した。また、化合物(III)に水酸化リチウム(LiOH)を添加して加水分解反応を進行することにより化合物(IV)(アジルサルタン)を製造した。しかし、このような従来技術は、カラムクロマトグラフィーを使用した精製工程を含むので量産が不可能であり、商業的に容易でない。
Figure 2014524887
また、Journal of Medicinal Chemistry 1996、39、5228〜5235には、下記反応式2によってアジルサルタンを製造する方法が開示されている。この技術は、反応式2に示したように、化合物(I)を2−エチルヘキシルクロロホーメート(EHC)と反応させて化合物(V)を製造し、キシレン(Xylene)溶媒下で還流して環化反応を進行させることにより化合物(III)を製造した。また、化合物(III)に水酸化ナトリウム(NaOH)を添加して加水分解反応を進行することにより化合物(IV)(アジルサルタン)を製造した。
Figure 2014524887
アジルサルタンを製造するための上記の従来技術は、人体に有害な発ガン性物質であるキシレンを高温で加熱還流して使用するので、作業者がキシレン気体に露出することもあり、環化反応が完了した後にキシレンを減圧蒸溜して除去する時、廃キシレンを処理しにくいという問題がある。また、高温で反応が進行されるので、不純物が発生されて純度及び収率が低くなる。キシレンを用いた環化反応時に23%の低い収率を示し、これはアジルサルタンの収率の低下をもたらす。
本発明の目的は、アミノアルコール誘導体を有する化合物に、N,N’−カルボニルジイミダゾール、無機塩基及び溶媒を使用することにより、環化反応及び加水分解反応が1つの容器内で進行(ワンポット反応)されることができるアジルサルタンの製造方法を提供することである。
また、本発明の他の目的は、高純度及び高収率を有するアジルサルタンの製造方法を提供することである。
上記の目的を果たすために、本発明のアジルサルタンの製造方法は、下記化学式2の化合物を、N,N’−カルボニルジイミダゾール、無機塩基及び溶媒と反応させる段階を含む下記化学式1のアジルサルタンを製造する。
Figure 2014524887
Figure 2014524887
(上記式において、Rは炭素数1〜6のアルキル基及び炭素数3〜6のシクロアルキル基からなる群から選ばれる)。
上記化学式2の化合物に、N,N’−カルボニルジイミダゾール及び無機塩基を順に添加するか、N,N’−カルボニルジイミダゾール及び無機塩基を同時に添加して反応させる。
上記無機塩基は、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム及び水酸化カリウムからなる群から選ばれた少なくとも1種のアルカリ金属のヒドロキシ塩である。
上記溶媒はテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン及び水からなる群から選ばれた少なくとも1種である。
上記N,N’−カルボニルジイミダゾールは、化学式2の化合物1当量に対して1〜5当量の量で使用され、無機塩基は化学式2の化合物1当量に対して1〜10当量の量で使用される。
また、N,N’−カルボニルジイミダゾールは、無機塩基1当量に対して0.1〜5当量の量で使用される。
この時の反応温度は、0℃超過〜110℃である。
本発明は、アミノアルコール誘導体を有する化合物からワンポット(one−pot)反応で環化反応及び加水分解反応が連続的に進行されることにより作業工程が簡単で、かつ量産が可能であるだけでなく、工程時間が従来に比べて半分に短縮される。
また、本発明は製造される2−エトキシ−1−[[2’−(2,5−ジヒドロ−5−ヨウ素−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ベンゾイミダゾール−7−カルボン酸の純度が98%以上であるので、追加精製工程が必要ではなく、必要な場合には精製して純度99.5%以上に製造することができる。
また、本発明は、高温で還流するキシレンを使用する従来技術とは異なり、穏やかな条件およびワンポットで反応が進むので、高収率が得られる。
本発明は、アミノアルコール誘導体を有する化合物に、N,N’−カルボニルジイミダゾール、無機塩基及び溶媒を使用して環化反応及び加水分解反応が1つの容器内で進むことにより、段階別に進行されていた従来とは異なり、ワンポット(one−pot)反応を行うことができるため、作業工程が簡便になり、工程時間が短縮されるだけでなく、追加精製工程なしに高収率(60 〜80%)及び高純度(98%以上)で化合物が得られる化学式1のアジルサルタンの製造方法に関する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明はアミノアルコール誘導体を有する下記化学式2をN,N’−カルボニルジイミダゾール、無機塩基及び溶媒と反応させることにより、環化反応及び加水分解反応が連続的に進むワンポット(one−pot)反応で、化学式1で示されるアジルサルタンが製造される。
ここで、ワンポット(one−pot)反応とは、1つの反応器内で連続的に反応が進むことを意味する。
Figure 2014524887
Figure 2014524887
(上記式において、Rは炭素数1〜6のアルキル基及び炭素数3〜6のシクロアルキル基からなる群から選ばれる)。
上記N,N’−カルボニルジイミダゾールは環化反応を行うものであって、化学式2の化合物1当量に対して1〜5当量、好ましくは1.1〜1.2当量の量で使用される。N,N’−カルボニルジイミダゾールが化学式2の化合物1当量に対して1当量未満の場合には収率が低下する問題があり、5当量超過の場合には不純物が増加するきらいがある。
上記無機塩基は加水分解反応を行うものであって、具体例としてはアルカリ金属のヒドロキシ塩が挙げられ、より具体的には水酸化ナトリウム、水酸化リチウム及び水酸化カリウムなどからなる群から選ばれた少なくとも1種または2種が挙げられ、好ましくは水酸化ナトリウムを使用する。
無機塩基は化学式2の化合物1当量に対して1〜10当量、好ましくは4〜5当量の量で使われる。無機塩基が化学式2の化合物1当量に対して1当量未満の場合には収率が低下する問題があり、10当量超過の場合には不純物が増加する問題がある。
また、N,N’−カルボニルジイミダゾールは無機塩基1当量に対して0.1〜5当量、好ましくは0.2〜1当量の量で使われる。N,N’−カルボニルジイミダゾールが無機塩基1当量に対して、0.1当量未満の場合には収率が低下する問題があり、5当量超過の場合には不純物が増加するきらいがある。
上記溶媒は、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン及び水からなる群から選ばれた少なくとも1種または2種が挙げられる。具体的に、N,N’−カルボニルジイミダゾールの溶媒はテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサンが使用され、無機塩基の溶媒は水が使われることができる。しかし、無機塩基はそれに満足するものではなく、溶媒なしに単独で使用されることもできる。
化学式1の化合物は、化学式2の化合物にN,N’−カルボニルジイミダゾール、無機塩基及び溶媒を添加した後、0℃超過〜110℃の温度、好ましくは20〜100℃の温度で、2〜5時間撹拌されて製造される。反応温度が0℃未満の場合には環化反応及び加水分解反応が進行されないこともあり、反応温度が110℃超過の場合には不純物が増加する問題がある。
一例として、化学式1の化合物を製造する方法は、化学式2の化合物にN,N’−カルボニルジイミダゾールと1,4−ジオキサン(またはテトラヒドロフラン)を添加して環化反応のために20〜110℃の温度で1〜3時間撹拌した後、水溶液状態の無機塩基を添加して加水分解反応のために0℃超過〜100℃の温度で2〜3時間撹拌する。
また、他の例として、化学式1の化合物を製造する方法は、化学式2の化合物にN,N’−カルボニルジイミダゾール、1,4−ジオキサン(またはテトラヒドロフラン)、水溶液状態の無機塩基を添加して連続的な環化反応及び加水分解反応のために0℃超過〜110℃の温度で1〜3時間撹拌する。
化学式2から化学式1に環化反応及び加水分解反応が完結すれば、酸(acid)を用いてpH値が2〜3の範囲になるように調節し、化学式1で表示される化合物を分離する。また、必要により水−非混和性溶媒、具体例としては酢酸エチルを使用して分離する。
本発明の製造方法によると、化学式1で表示される2−エトキシ−1−[[2’−(2,5−ジヒドロ−5−ヨウ素−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ベンゾイミダゾール−7−カルボン酸が高収率(60〜80%)及び高純度(98%以上)に製造される。
以下、本発明の理解のために好ましい実施例を提示するが、下記の実施例は本発明を例示するだけであり、本発明の範疇および技術思想の範囲内で多様な変更および修正が可能であることは当業者にとって明白であり、このような変形及び修正は、当然、本発明の特許請求範囲に属するものである。
実施例1:2−エトキシ−1−[[2’−(2,5−ジヒドロ−5−ヨウ素−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ベンゾイミダゾール−7−カルボン酸の製造
容器に、メチル2−エトキシ−1−[[2’−ヒドロキシカルバムイミドイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ベンゾイミダゾール−7−カルボキシレート5.0gを投入した後、1,4−ジオキサン100mlを添加して溶解し、N,N’−カルボニルジイミダゾール2.2gを加えて、2時間の間80℃で還流した。還流した反応物を50℃に冷却した後、1M水酸化ナトリウム水溶液50mlを加えて50℃で3時間撹拌した。1M水酸化ナトリウム水溶液が添加された反応物を25℃に冷却し、ここに水100ml及び酢酸エチル200mlを添加した。その後、反応物を5℃に冷却し、6M塩酸水溶液でpH値が3になるように調節した。分離した有機層を水100mlで洗浄した後、有機層を40℃で減圧濃縮し、結晶化して目的化合物3.76g(収率:75.0%)を製造した。
H NMR(400 MHz、DMSO)δ:1.38(3H、t、J=7.2)、4.59(2H、q、J=7.2)、5.68(2H、s)、7.03−7.56(11H、m)。
純度測定(HPLC):98.7%
実施例2:2−エトキシ−1−[[2’−(2,5−ジヒドロ−5−ヨウ素−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ベンゾイミダゾール−7−カルボン酸の製造
容器に、メチル2−エトキシ−1−[[2’−ヒドロキシカルバムイミドイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ベンゾイミダゾール−7−カルボキシレート1.0gを投入した後、1,4−ジオキサン20mlを添加して溶解し、N,N’−カルボニルジイミダゾール0.44g、1M水酸化ナトリウム水溶液10mlを加えて1時間の間80℃で還流した。反応物を25℃に冷却し、ここに水10ml及び酢酸エチル40mlを添加した。その後、反応物を5℃に冷却し、6M塩酸水溶液でpH値が3になるように調節した。分離した有機層を水10mlで洗浄した後、有機層を40℃で減圧濃縮し、結晶化して目的化合物0.55g(収率:60.2%)を製造した。
H NMR(400 MHz、DMSO)δ:1.38(3H、t、J=7.2)、4.59(2H、q、J=7.2)、5.68(2H、s)、7.03−7.56(11H、m)。
純度測定(HPLC):98.64%
比較例1:メチル2−エトキシ−1−[[2’−(2,5−ジヒドロ−5−ヨウ素−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ベンゾイミダゾール−7−カルボキシレートの製造
テトラヒドロフラン(THF)30ml、トリエチルアミン0.2g及びメチル2−エトキシ−1−[[2−ヒドロキシカルバムイミドイル)ビフェニル)−4−イル]メチル]−1H−ベンゾイミダゾール−7−カルボキシレート0.90gが撹拌された懸濁液に、エチルクロロカーボネート0.22g、塩化メチレン2mlを氷冷下で滴加する。混合物を室温で2時間撹拌し、不溶性物質を濾過除去した後、濾液を濃縮乾燥させる。濃縮物に酢酸エチル5mlを加えた後、不溶性物質を濾過除去して、濾液を濃縮乾燥させる。キシレン10ml中の残留物の混合物を還流下に1.5時間加熱する。反応混合物に酢酸エチルを加えて、これを水で洗浄した後、乾燥濃縮し、また乾燥する。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して結晶を得る。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶して無色角柱0.22g(収率:23%)を製造した。
比較例2:2−エトキシ−1−[[2’−(2,5−ジヒドロ−5−ヨウ素−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ベンゾイミダゾール−7−カルボン酸の製造
比較例1から得られた化合物0.166gをメタノール12mlに溶解させ、ここに2NのLiOH水溶液1mlを加えた後、還流下で3時間を加熱する。2N HClを用いてpH3で調節した後、溶媒を蒸発、乾燥させる。残留物を水20mlとクロロホルム50mlで分離した後、有機層を水で洗浄して乾燥させる。溶媒を蒸発乾燥させ、結晶性生成物を酢酸エチルから再結晶して無色角柱0.135g(収率:84%)を製造した。
純度測定(HPLC):91.0%

Claims (10)

  1. 下記化学式2の化合物を、N,N’−カルボニルジイミダゾール、無機塩基及び溶媒と反応させる段階を含む下記化学式1のアジルサルタンの製造方法:
    Figure 2014524887
    Figure 2014524887
    (上記式において、Rは炭素数1〜6のアルキル基及び炭素数3〜6のシクロアルキル基からなる群から選ばれる)。
  2. 反応時、化学式2の化合物に、N,N’−カルボニルジイミダゾール及び無機塩基を順に添加して反応させることである請求項1に記載のアジルサルタンの製造方法。
  3. 反応時、化学式2の化合物に、N,N’−カルボニルジイミダゾール及び無機塩基を同時に添加して反応させることである請求項1に記載のアジルサルタンの製造方法。
  4. 無機塩基は、アルカリ金属のヒドロキシ塩である請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のアジルサルタンの製造方法。
  5. アルカリ金属のヒドロキシ塩は、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム及び水酸化カリウムからなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項4に記載のアジルサルタンの製造方法。
  6. 溶媒は、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン及び水からなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載のアジルサルタンの製造方法。
  7. N,N’−カルボニルジイミダゾールは、化学式2の化合物1当量に対して1〜5当量の量で使われる請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のアジルサルタンの製造方法。
  8. 無機塩基は、化学式2の化合物1当量に対して1〜10当量の量で使われる請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のアジルサルタンの製造方法。
  9. N,N’−カルボニルジイミダゾールは、無機塩基1当量に対して0.1〜5当量の量で使われる請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のアジルサルタンの製造方法。
  10. 反応温度は、0℃超過〜110℃である請求項1に記載のアジルサルタンの製造方法。
JP2014511301A 2011-05-19 2012-05-17 アジルサルタンの改善された製造方法 Ceased JP2014524887A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020110047490A KR101275092B1 (ko) 2011-05-19 2011-05-19 아질사르탄의 개선된 제조방법
KR10-2011-0047490 2011-05-19
PCT/KR2012/003905 WO2012157980A2 (en) 2011-05-19 2012-05-17 Manufacturing method of azilsartan

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014524887A true JP2014524887A (ja) 2014-09-25

Family

ID=47177501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014511301A Ceased JP2014524887A (ja) 2011-05-19 2012-05-17 アジルサルタンの改善された製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2014524887A (ja)
KR (1) KR101275092B1 (ja)
WO (1) WO2012157980A2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103880830B (zh) * 2013-03-22 2017-01-18 江西同和药业股份有限公司 一种阿齐沙坦的合成方法
CN103254188B (zh) * 2013-05-22 2015-09-02 黄冈鲁班药业有限公司 一种阿齐沙坦衍生物的制备方法
CN104341408A (zh) * 2013-08-02 2015-02-11 江苏柯菲平医药股份有限公司 一种阿奇沙坦的新晶型及其制备方法
CN103601723B (zh) * 2013-11-19 2016-04-27 合肥远志医药科技开发有限公司 一种阿齐沙坦的工业化生产方法
CN104230910B (zh) * 2014-09-16 2016-08-31 常州大学 一种阿奇沙坦中间体的晶型及其晶体的制备方法
CZ2014702A3 (cs) 2014-10-15 2016-04-27 Zentiva, K.S. Způsob přípravy vysoce čistého azilsartanu

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5583141A (en) * 1991-06-27 1996-12-10 Takeda Chemical Industries, Ltd. Heterocyclic compounds and their use as angiotensin antagonists
JPH09315975A (ja) * 1995-09-28 1997-12-09 Takeda Chem Ind Ltd 2−ピペラジノン−1−酢酸誘導体の徐放剤
JP2008525481A (ja) * 2004-12-22 2008-07-17 ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ 三環式δ−オピオイド・モジュレーター
JP2008534434A (ja) * 2005-03-30 2008-08-28 武田薬品工業株式会社 ベンズイミダゾール誘導体およびその用途
US20100016382A1 (en) * 2006-08-10 2010-01-21 Takeda Pharmaceutical Company Limited Pharmaceutical composition
WO2010065760A1 (en) * 2008-12-04 2010-06-10 Exelixis, Inc. Imidazo [1,2a] pyridine derivatives, their use as s1p1 agonists and methods for their production
JP2010202575A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Takeda Chem Ind Ltd 複素環化合物
JP2010535743A (ja) * 2007-08-08 2010-11-25 レツク・フアーマシユーテイカルズ・デー・デー オルメサルタンメドキソミルの調製のための方法
JP2014505097A (ja) * 2011-02-08 2014-02-27 ジュビラント ライフ サイエンセズ リミテッド アジルサルタンメドキソミルの改良製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5583141A (en) * 1991-06-27 1996-12-10 Takeda Chemical Industries, Ltd. Heterocyclic compounds and their use as angiotensin antagonists
JPH09315975A (ja) * 1995-09-28 1997-12-09 Takeda Chem Ind Ltd 2−ピペラジノン−1−酢酸誘導体の徐放剤
JP2008525481A (ja) * 2004-12-22 2008-07-17 ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ 三環式δ−オピオイド・モジュレーター
JP2008534434A (ja) * 2005-03-30 2008-08-28 武田薬品工業株式会社 ベンズイミダゾール誘導体およびその用途
US20100016382A1 (en) * 2006-08-10 2010-01-21 Takeda Pharmaceutical Company Limited Pharmaceutical composition
JP2010535743A (ja) * 2007-08-08 2010-11-25 レツク・フアーマシユーテイカルズ・デー・デー オルメサルタンメドキソミルの調製のための方法
WO2010065760A1 (en) * 2008-12-04 2010-06-10 Exelixis, Inc. Imidazo [1,2a] pyridine derivatives, their use as s1p1 agonists and methods for their production
JP2010202575A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Takeda Chem Ind Ltd 複素環化合物
JP2014505097A (ja) * 2011-02-08 2014-02-27 ジュビラント ライフ サイエンセズ リミテッド アジルサルタンメドキソミルの改良製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012157980A2 (en) 2012-11-22
KR101275092B1 (ko) 2013-06-17
WO2012157980A3 (en) 2013-01-17
WO2012157980A9 (en) 2013-03-14
KR20120129318A (ko) 2012-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI93957C (fi) Menetelmä pyrimidiinien valmistamiseksi
JP2014524887A (ja) アジルサルタンの改善された製造方法
JP2010535742A (ja) オルメサルタンメドキソミルの調製または精製の方法
CZ2005679A3 (cs) Zpusob odstranování trifenylmethanové chránící skupiny u prekursoru antihypertensních léciv
WO2007026962A1 (ja) フェニレン誘導体
CA2729703A1 (en) Process for the preparation of benzoimidazol-2-yl pyrimidine derivatives
JP4953822B2 (ja) ムスカリン受容体拮抗作用薬の製造方法及びその中間体
JP2020528064A (ja) Lfa−1拮抗薬リフィテグラストを調製および精製するためのプロセス
KR101316653B1 (ko) 헤테로고리 화합물의 제조방법
EP3024821B1 (en) Process for the preparation of perampanel
WO2014048404A1 (en) A method of preparing a highly pure potassium salt of azilsartan medoxomil
JPH04346980A (ja) 4−ピリミジノン誘導体、その製造方法および治療への適用
US20080214637A1 (en) Process for the Synthesis of Tetrazoles
TWI756418B (zh) 2-([1,2,3]三唑-2-基)-苯甲酸衍生物之製備
CA3011662A1 (en) An improved process for the preparation of regorafenib
JP2015038053A (ja) 4−(2−メチル−1−イミダゾリル)−2,2−フェニルブタンアミドの製造方法
KR102220011B1 (ko) 친환경 용매를 이용한 아질사탄의 제조방법 및 이에 관한 핵심 중간체 화합물
EP3180333B1 (en) Process for large scale production of 1-isopropyl-3-{5- [1-(3-methoxypropyl) piperidin-4-yl]-[1,3,4]oxadiazol-2-yl}-1h-indazole oxalate
KR101009404B1 (ko) (에스)-엔-(1-카르복시-2-메틸-프로-1-필)-엔-펜타노일-엔-[2'-(1에이취-테트라졸-5-일)비페닐-4-일-메틸]아민화합물의 고순도 제조방법
CN109705118B (zh) 三环类egfr激酶抑制剂的制备方法
JPH04330072A (ja) ピリミジンジオン誘導体
KR101266224B1 (ko) 트리틸 올메사르탄 메독소밀의 개선된 제조방법
Zhiming et al. Synthesis of six new 2‐Aryl‐N‐biphenyl benzimidazoles and crystal structure of methyl 4′[(2‐p‐Chlorophenyl‐1H‐benzimidazole‐1‐yl)‐methyl] biphenyl‐2‐carboxylate
KR101009383B1 (ko) 고순도의2-부틸-3-[[2'-(1에이취-테트라졸-5-일)[1,1'-비페닐]-4-일]메틸]-1,3-디아자스피로[4.4]논-1-엔-4-온 화합물의제조방법
EP2462144B1 (en) PROCESS FOR PREPARING A 2-ALKYNYL SUBSTITUTED 5-AMINO-PYRAZOLO-[4,3-e]-1,2,4-TRIAZOLO[1,5-c]PYRIMIDINE

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151029

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20151127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160914

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20170201