JP2010533667A - 錠剤化可能な親油性健康成分の配合物 - Google Patents

錠剤化可能な親油性健康成分の配合物 Download PDF

Info

Publication number
JP2010533667A
JP2010533667A JP2010516426A JP2010516426A JP2010533667A JP 2010533667 A JP2010533667 A JP 2010533667A JP 2010516426 A JP2010516426 A JP 2010516426A JP 2010516426 A JP2010516426 A JP 2010516426A JP 2010533667 A JP2010533667 A JP 2010533667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formulation
polyoxyethylene
sorbitan
weight
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010516426A
Other languages
English (en)
Inventor
シルベイン ディグエ,
ブルーノ リューエンベルゲア,
ベルンド シュレゲ,
ヨハン ウルム,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DSM IP Assets BV
Original Assignee
DSM IP Assets BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DSM IP Assets BV filed Critical DSM IP Assets BV
Publication of JP2010533667A publication Critical patent/JP2010533667A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/107Emulsions ; Emulsion preconcentrates; Micelles
    • A61K9/1075Microemulsions or submicron emulsions; Preconcentrates or solids thereof; Micelles, e.g. made of phospholipids or block copolymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/12Ketones
    • A61K31/122Ketones having the oxygen directly attached to a ring, e.g. quinones, vitamin K1, anthralin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/21Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates
    • A61K31/215Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids
    • A61K31/22Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids of acyclic acids, e.g. pravastatin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2004Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/2013Organic compounds, e.g. phospholipids, fats
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2004Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/2022Organic macromolecular compounds
    • A61K9/205Polysaccharides, e.g. alginate, gums; Cyclodextrin
    • A61K9/2059Starch, including chemically or physically modified derivatives; Amylose; Amylopectin; Dextrin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/50Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals
    • A61K9/5005Wall or coating material
    • A61K9/5021Organic macromolecular compounds
    • A61K9/5036Polysaccharides, e.g. gums, alginate; Cyclodextrin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/02Nutrients, e.g. vitamins, minerals

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

本発明は、親油性健康成分、加工デンプンを含む保護コロイド、および乳化剤を含む親油性健康成分の配合物を対象とする。さらに本発明は、親油性健康成分および保護コロイドを含み、前記保護コロイドが加工デンプンである親油性健康成分の配合物であって、この配合物の残留水分量が、配合物の総重量を基準として6.5重量%以下であることを特徴とする配合物に加えて、これらの製造方法も対象とする。後者の配合物は、これらの親油性健康成分の安定な錠剤の調製に特に好適である。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、親油性健康成分、加工デンプンを含む保護コロイド、および乳化剤を含む、親油性健康成分の配合物を対象とする。さらに本発明は、親油性健康成分と、加工デンプンである保護コロイドとを含む、親油性健康成分の配合物であって、配合物の残留水分量が配合物の総重量を基準として6.5重量%以下であることを特徴とする配合物に加えて、その製造方法も対象とする。後者の配合物は、この親油性健康成分の安定な錠剤を調製するのに特に好適である。
好ましくは、親油性健康成分は、ビタミンAもしくはその任意の誘導体またはコエンザイムQ10もしくはその任意の誘導体であり、この誘導体は、好ましくは、酢酸エステル等のエステルである。より好ましくは、ビタミンAエステル、最も好ましくはビタミンAアセテートであり、対応する配合物は、ビタミンAの含有量が、配合物の総重量を基準として少なくとも1重量%、好ましくは少なくとも5重量%である。
[発明の詳細な説明]
本発明は、親油性健康成分と、加工デンプンである保護コロイドとを含む親油性健康成分の配合物であって、この配合物の残留水分量が、配合物の総重量を基準として6.5重量%以下、好ましくは、残留水分量が5重量%以下、より好ましくは、残留水分量が4.5重量%以下であることを特徴とする配合物を対象とする。
[本発明による配合物の水分量]
好ましくは、本発明による配合物の最小残留水分量は、配合物の総重量を基準として1重量%以上、より好ましくは、最小残留水分量は2重量%以上である。
よりさらに好ましくは、配合物の残留水分量は、配合物の総重量を基準として1〜6.5重量%の範囲、2〜6.5重量%の範囲、2〜5重量%の範囲にあり、残留水分量が2.4〜4.5重量%の範囲にある配合物が最も好ましい。
残留水分量は、以下の手順で測定される:
本発明による配合物(試料)1gを提供し、
この試料を、ハロゲン乾燥器(halogen dryer)HG63P(スイス国のメトラー(Mettler,Switzerland))にて105℃で30分間乾燥させ、
乾燥後直ちに試料の実際の重量(残留重量)を測定し、
重量損失を重量%で求める。
別法として、残留水分量を測定するためにカール・フィッシャー(Karl−Fischer)滴定を実施してもよい。
[本発明による配合物の他の特徴]
本発明のさらなる態様においては、上述した配合物は、水分量が低いことに加えて、錠剤に圧縮した際の前記親油性健康成分の押出損失(extrusion loss)が、配合物中の親油性健康成分の総重量を基準として18%以下、好ましくは15%以下、より好ましくは12.5%以下、最も好ましくは10%以下(すなわち、押出損失が0〜10%の範囲内)、すなわち、これらの配合物の錠剤の表面に存在する前記親油性健康成分の量が、18重量%以下、好ましくは15重量%以下、より好ましくは12.5重量%以下、最も好ましくは10重量%以下である。親油性健康成分がこのような錠剤の表面に存在すると、この親油性健康成分は酸化に対する保護コロイドによる保護をもはや受けることがないため、非常に不利である。押出損失が5〜12.5重量%の範囲にあれば、ほとんどの目的に対し十分に許容される。
押出損失は、
乳鉢を用いて、配合物そのものが破壊されないように錠剤を慎重に粉砕して混合物にし、
外に押し出された脂溶性有効成分のみが溶解するように、前記混合物を適切な溶媒(例えば、塩化メチレンまたは石油エーテル(petrolether))で処理し、
この溶液(溶媒+脂溶性有効成分)を他の溶媒(シクロヘキサンまたはイソプロパノール)で希釈し、
溶液の吸光度を測定することによって溶媒中の脂溶性有効成分の分析測定を実施し、
外に押し出された脂溶性有効成分の総量の百分率を求める
ことにより測定される。
押出損失は、(医薬)錠剤の品質保持期間のパラメータ、すなわち(医薬)錠剤中の脂溶性有効成分の安定性のパラメータと関連している。押出損失がより小さければ、錠剤の品質保持期間はより長くなる。
[親油性健康成分]
親油性健康成分は、一般に、人間の健康に有益な効果をもたらし、室温の大気圧中で水中に溶解しないかまたはほとんど溶解しない任意の成分である。
好ましくは、親油性健康成分は、脂溶性ビタミン(A、D、E、K、CoQ10)またはこれらの誘導体(これらの酢酸エステル、例えば、ビタミンAアセテートもしくは酢酸トコフェロールまたはより長鎖の脂肪酸エステル、例えば、ビタミンAパルミテートもしくはパルミチン酸トコフェロール等)、カロテノイド(特に、α−カロテン、β−カロテン、8’−アポ−β−カロテナール、8’−アポ−β−カロテン酸エステル(エチルエステル等)、カンタキサンチン、アスタキサンチン、アスタキサンチンエステル、リコピン、ルテイン、ルテイン(ジ)エステル、ゼアキサンチン、もしくはクロセチン、α−もしくはβ−ゼアカロテン、またはこれらの混合物)、多価不飽和脂肪酸(PUFA)またはその誘導体、およびエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、γ−リノレン酸(GLA)等の多価不飽和脂肪酸に富むトリグリセリドからなる群から選択される。
より好ましくは、親油性健康成分は、脂溶性ビタミンA、E、K、CoQ10およびこれらの誘導体、カロテノイドであるβ−カロテン、ルテイン、リコピン、ゼアキサンチン、およびカンタキサンチン、ならびに多価不飽和脂肪酸およびその誘導体からなる群から選択される。
よりさらに好ましくは、親油性健康成分は、ビタミンAもしくはその任意の誘導体またはコエンザイムQ10もしくはその任意の誘導体であり、この誘導体は、好ましくは、酢酸エステル等のエステルである。よりさらに好ましくは、ビタミンAエステル、最も好ましくは、ビタミンAアセテートであり、対応する配合物のビタミンA含有量は、配合物の総重量を基準として少なくとも1重量%、好ましくは少なくとも5重量%である。このような配合物は、通常、ビタミンA活性が250000〜500000国際単位の範囲にある。
好ましくは、本発明による配合物中の親油性健康成分の量は、配合物の総重量を基準として1〜50重量%の範囲、好ましくは5〜20重量%の範囲、より好ましくは5〜15重量%の範囲にある。
[保護コロイド]
本発明の配合物における保護コロイドは、加工デンプンまたは加工デンプンおよびショ糖等の糖の混合物である。好ましくは、加工デンプンおよび糖の重量比は、(100〜10)対(0〜90)の範囲で変化し、より好ましくは、3対(1〜4)の範囲で変化する。
親水性であり、したがって乳化能力のないデンプン(非加工デンプン)とは対照的に、加工デンプンは乳化能力を確実に有している。
加工デンプンは、例えば、周知の化学的方法により疎水性部分で置換されたデンプンから作られている。例えば、デンプンを、炭化水素鎖で置換された無水コハク酸等の環式ジカルボン酸無水物で処理してもよい(O・B・ヴュルツブルグ(O.B.Wurzburg)(編者)、「加工デンプン:特性と用途(Modified Starches:Properties and Uses)、CRC・プレス・インコーポレーテッド(CRC Press,Inc.)、フロリダ州ボカラトン(Boca Raton,Florida)、1986年、(およびその続編)参照)。本発明の特に好ましい加工デンプンは、以下の式(I)
Figure 2010533667


(式中、Stは、デンプンであり、Rは、アルキレン基であり、R’は、疎水性基である)を有する。好ましくは、Rは、ジメチレンやトリメチレン等の低級アルキレン基である。R’は、アルキルまたはアルケニル基であってもよく、好ましくは5〜18個の炭素原子を有する。式(I)の好ましい化合物は、「OSAデンプン」(オクテニルコハク酸デンプンナトリウム)である。置換度、すなわちエステル化されたヒドロキシル基の数対エステル化されていない遊離ヒドロキシル基の数は、通常、0.1%〜10%の範囲、好ましくは0.5%〜4%の範囲、より好ましくは3%〜4%の範囲で変化する。
「OSAデンプン」という用語は、オクテニル無水コハク酸(OSA)で処理された任意のデンプン(トウモロコシ、ワキシーメイズ(waxy maize)、ワキシーコーン(waxy corn)、コムギ、タピオカ、バレイショ等の任意の天然物または合成物由来)を指す。置換度、すなわちOSAでエステル化されたヒドロキシル基の数対エステル化されていない遊離ヒドロキシル基の数は、通常、0.1%〜10%の範囲、好ましくは0.5%〜4%の範囲、より好ましくは3%〜4%の範囲内で変化する。OSAデンプンはまた、「食用加工デンプン」と表現されることも周知である。
これらのOSAデンプンは、デンプン、マルトデキストリン、炭水化物、ガム、コーンシロップ等の親水コロイドと、場合により、脂肪酸のモノ−およびジグリセリド、脂肪酸のポリグリセロールエステル、レシチン、ソルビタンモノステアレート等の任意の典型的な乳化剤(共乳化剤として)ならびに植物系繊維または糖とをさらに含んでいてもよい。
「OSAデンプン」という用語には、例えば、ナショナル・スターチ(National Starch)からHiCap 100、Capsul、Capsul HS、Purity Gum 2000、UNI−PURE、HYLON VIIの商品名で;ロケット・フレール(Roquette Freres)から;CereStarからCEmCapの商品名で;またはTate&Lyleから市販されているデンプンも包含される。
加工デンプンの混合物、特に、OSAデンプンの混合物を使用することも可能である。2種類の異なるOSAデンプンの混合物の重量比は、1:99〜99:1の範囲で変化してもよい。好ましくは、HiCap 100およびCapsul HSの混合物が使用される。より好ましくは、HiCap 100を50〜80重量%およびCapsul HSを20〜50重量%の混合物が使用される。最も好ましくは、HiCap 100を50重量%およびCapsul HSを50重量%の混合物が使用される。
「加工デンプン」および「OSAデンプン」という用語には、酵素的に、例えば、グリコシラーゼ(EC3.2;http://www.chem.qmul.ac.uk/iubmb/enzyme/EC3.2/参照)またはヒドロラーゼにより部分加水分解された加工デンプン/OSAデンプンに加えて、周知の方法により化学的に加水分解された加工デンプン/OSAデンプンもさらに包含される。「加工デンプン」および「OSAデンプン」という用語には、まず最初に酵素的に部分加水分解され、その後さらに化学的に加水分解された加工デンプン/OSAデンプンも包含される。別法として、まず最初にデンプンを加水分解(酵素的もしくは化学的のいずれかまたは両方)し、次いで、この部分加水分解されたデンプンを炭化水素鎖で置換された無水コハク酸等の環式ジカルボン酸無水物で処理する(好ましくは、オクテニル無水コハク酸で処理する)ことも可能であろう。
酵素的加水分解は、従来、約5〜約100℃未満の温度、好ましくは約5〜約70℃の温度、より好ましくは約20〜約55℃の温度で実施されている。
グリコシラーゼ/ヒドロラーゼは、果物、動物起源、細菌、または真菌由来のものであってもよい。グリコラーゼ(glycolase)/ヒドロラーゼは、エンド型活性および/またはエキソ型活性を有していてもよい。したがって、エンド型−およびエキソ型−グリコシラーゼ/−ヒドロラーゼまたはこれらの任意の混合物の酵素製剤を使用してもよい。通常、グリコシラーゼ/ヒドロラーゼは未知の副活性も示すが、これは、所望の製品の製造に決定的なものではない。
グリコシラーゼの例としては、ノボザイムズ(Novozymes)、ジェネンコア(Genencor)、AB−エンザイムズ(AB−Enzymes)、DSMフード・スペシャルティーズ(DSM Food Specialities)、アマノ(Amano)等の供給業者から市販されている酵素製剤が挙げられる。
好ましくは、ヒドロラーゼは、α−アミラーゼ、グルコアミラーゼ、β−アミラーゼ、または脱分岐酵素(イソアミラーゼやプルラナーゼ等)である。
グリコシラーゼ/ヒドロラーゼは、加工デンプン/OSAデンプンの乾燥重量を基準として約0.01〜約10重量%、好ましくは約0.1〜約1重量%の濃度となるように添加される。好ましくは、酵素は1回で添加される。酵素的加水分解は段階的に実施してもよい。例えば、グリコシラーゼ/ヒドロラーゼまたはグリコシラーゼ/ヒドロラーゼ混合物を、例えば1%の量で培養バッチに添加し、その後すぐに、例えば5〜10分後(温度35℃)に、最初に添加したグリコシラーゼ/ヒドロラーゼまたはグリコシラーゼ/ヒドロラーゼ混合物と同一であっても異なっていてもよいグリコシラーゼ/ヒドロラーゼまたはグリコシラーゼ/ヒドロラーゼ混合物を例えば2%の量でさらに添加し、その後すぐに培養バッチを35℃で10分間加水分解する。この手順を用いることにより、加水分解度がほぼゼロの加工デンプン/OSAデンプンを用いて出発することができる。
加水分解の時間は、約数秒間〜約300分間の間で変化してもよい。酵素処理の正確な時間は、加工デンプン/OSAデンプンの所望の性質(乳化安定性、乳化能力、エマルジョンの粒径等)に関し経験的に決定してもよく、これは酵素活性等のパラメータまたは基質の組成に大きく依存する。別法として、オスモル濃度を測定することにより決定してもよい(W・ズボカック(W.Dzwokak)およびS・ジアジャ(S.Ziajka)、Journal of food science、1999年、第64巻、第3号、pp.393〜395)。
グリコシラーゼ/ヒドロラーゼの失活は、加熱変性により、例えば、培養バッチを約80〜85℃で5〜30分間、特に5〜10分間加熱することにより適切に達成される。
好ましくは、本発明による配合物中の保護コロイドの量は、配合物の総重量を基準として50〜99重量%の範囲、好ましくは80〜95重量%の範囲、より好ましくは85〜95重量%の範囲にある。
さらなる成分(以下参照)、例えば、脂溶性賦形剤および/または補助剤、水溶性賦形剤および/または補助剤、酸化防止剤(好ましくは、配合物の総重量を基準として、1〜5重量%の量で存在する)、乳化剤(好ましくは、配合物の総重量を基準として、0〜10重量%の量で存在する)、または例えばコーンスターチのコーティング(パウダー・キャッチ法(powder−catch process)により製造される小ビーズ(beadlet)の場合;配合物の総重量を基準として、0〜40重量%の量、好ましくは、0〜25重量%の量で存在する)が存在する場合、保護コロイドの量は、それに対応してより少なくなるであろう。
[本発明の配合物のさらなる任意的な/好ましい構成要素]
本発明による配合物は、1種もしくはそれ以上の水溶性賦形剤および/もしくは補助剤、1種もしくはそれ以上の脂溶性賦形剤および/もしくは補助剤、1種もしくはそれ以上の酸化防止剤、ならびに/または1種もしくはそれ以上の乳化剤をさらに含んでいてもよい。
[水溶性賦形剤および/または補助剤]
水溶性賦形剤および/または補助剤の例としては、単糖類、二糖類、少糖類、および多糖類、グリセロール、ならびに水溶性酸化防止剤が挙げられる。
[酸化防止剤]
酸化防止剤は、水溶性または脂溶性であってもよい。好ましくは、これらは、人間の食用に適した酸化防止剤、すなわちいわゆる「食用酸化防止剤」(食品に適した酸化防止剤)である。
より好ましくは、酸化防止剤は、トコフェロール、混合トコフェロール、ビタミンE、アスコルビン酸ナトリウム、2,6−ジtertブチル−4−メチルフェノール(BHT)および2−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソール(BHA)、没食子酸プロピル、ローズマリー抽出物、ノルジヒドログアヤレチン酸、ならびにこれらの混合物からなる群から選択される。
よりさらに好ましくは、酸化防止剤は、(混合)トコフェロール、BHT、BHA、およびこれらの混合物からなる群から選択される。
最も好ましくは、酸化防止剤は、トコフェロール、BHT、およびBHAからなる群から選択される。
好ましくは、本発明による配合物中の酸化防止剤の量は、配合物の総重量を基準として1〜5重量%の範囲にある。
[乳化剤]
さらに、本発明による配合物は、さらに乳化剤を含んでいてもよい。
好ましくは、乳化剤は、ポリオキシエチレン(polyoxyethylen)(x)ソルビタンモノC10〜C20アルカノ(ジエノ/トリエノ/ペンタエノ)アート(xは、4〜20の範囲の整数(好ましくは、xは、4、5、または20))、ポリオキシエチレン(x)ソルビタントリC10〜C20アルカノ(ジエノ/トリエノ/ペンタエノ)アート(xは、4〜20の範囲の整数(好ましくは、xは、4、5、または20))、糖エステル、脂肪酸エステル、パルミチン酸アスコルビル、およびこれらの混合物からなる群から選択される。
より好ましくは、乳化剤は、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリステアレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン(5)ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリオレエート、およびこれらの混合物からなる群から選択される。これらの乳化剤は、例えば、ユニケマ(Uniqema)からトゥイーン(Tween)(登録商標)20、トゥイーン(登録商標)21、トゥイーン(登録商標)40、トゥイーン(登録商標)60、トゥイーン(登録商標)61、トゥイーン(登録商標)65、トゥイーン(登録商標)80、トゥイーン(登録商標)81、およびトゥイーン(登録商標)85の商品名で市販されている。
最も好ましくは、乳化剤は、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート(トゥイーン(登録商標)60)である。
好ましくは、本発明による配合物中の乳化剤(上述したものが好ましい)の量は、配合物の総重量を基準として0〜10重量%の範囲にある。
[本発明の最も好ましい実施形態]
本発明の最も好ましい配合物の1つは、
Figure 2010533667

を含み、
それぞれの量は、配合物の総重量を基準とし、
残留水分量は、配合物の総重量を基準として6.5重量%以下である。上述したさらなる成分も存在してもよい。
他の最も好ましい本発明の配合物は、
Figure 2010533667

を含み、
それぞれの量は、配合物の総重量を基準とし、
残留水分量は、配合物の総重量を基準として6.5重量%以下である。上述したさらなる成分も存在してもよい。
[本発明による錠剤]
本発明による配合物は、これらの親油性健康成分(上述したものが好ましい)の錠剤の製造に特に好適である。
したがって、本発明は、本発明による配合物を含む錠剤も対象とする。この錠剤は、好ましくは、ビタミンAまたはその誘導体を含む任意の医薬品、特に、ビタミンAアセテートを含む任意の医薬品であってもよい。
好ましくは、これらの錠剤は、総合ビタミン錠剤ならびに無機塩および/または微量元素を含む錠剤に加えて、無機塩および/または微量元素も含む総合ビタミン錠剤である。
これらの総合ビタミン錠剤は、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンD、ビオチン、葉酸、ナイアシン、ナイアシンアミド、パントテン酸、および/またはパントテン酸塩を含んでいてもよい。これらの化合物に替えて、対応する誘導体および塩も使用してもよい。
これらの無機塩錠剤は、カルシウム、リン、マグネシウム、カリウム、鉄、マンガン、セレン、銅、塩化物、モリブデン、クロム、亜鉛、および/またはヨウ素塩を含んでいてもよい。
特に好ましくは、本発明によるビタミンAの配合物は、他の水溶性および脂溶性ビタミン(ビタミンE、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンD、およびこれらの誘導体または塩等)を含む錠剤の製造に使用される。
[本発明による配合物の製造方法]
親油性健康成分の配合物の製造方法であって、前記配合物の残留水分量が配合物の総重量を基準として6.5重量%以下である配合物の製造方法は、以下のステップ:
a)加工デンプンの水溶液またはコロイド溶液を調製するステップと、
b)場合により、ステップa)で調製した溶液に少なくとも水溶性賦形剤および/または補助剤を添加するステップと、
c)少なくとも親油性健康成分ならびに場合により少なくとも脂溶性補助剤および/もしくは賦形剤の溶液または分散液を調製するステップと、
d)ステップa)(またはb))およびc)で調製した溶液を互いに混合するステップと、
e)結果として得られた混合物を均質化するステップと、
f)ステップe)で得られたナノ−エマルジョン/分散液を粉末、好ましくは小ビーズに変換するステップと、
g)ステップf)で得られた上記粉末を乾燥させることにより、残留水分量を、配合物の総重量を基準として6.5重量%以下に到達させるステップと
を含む。
本発明の組成物を製造するためのこの方法のステップa)〜f)は、例えば、欧州特許出願公開第A−0285682号明細書、欧州特許出願公開第A−0347751号明細書、欧州特許出願公開第A−0966889号明細書、欧州特許出願公開第A−1066761号明細書、欧州特許出願公開第A−1106174号明細書、国際公開第98/15195号パンフレット、欧州特許出願公開第A−0937412号明細書、欧州特許出願公開第A−0065193号明細書または対応する米国特許第4,522,743号明細書、国際公開第02/102298号パンフレット、欧州特許出願公開第A−1300394号明細書、および欧州特許出願公開第A−0347751号明細書(これらの内容は本明細書に参考として組み込まれる)において、食品、飲料、動物飼料、化粧料、または医薬組成物を富化(enrichment)、強化(fortification)、および/または着色するための(脂溶性)有効成分および/または着色剤組成物のマトリックスをベースとする組成物(matrix−based composition)の調製に関し開示されている対応する様態で実施してもよい。
この方法は、工業規模、すなわち数百kg〜数トンの生成物が得られる規模で実施してもよい。この方法が工場で連続的に実施される場合は数百トンの生成物が得られるであろう。
この方法の詳細を以下に述べる。
[ステップa)]
ステップa)においては、好ましくは、乾燥物量が0.1〜80重量%の範囲、好ましくは0.5〜80重量%の範囲にある加工デンプンの水溶液または水性懸濁液(その定義および好ましいものは上述した通り)を調製する。
加工デンプンの混合物、特にOSAデンプンの混合物を使用することも可能である。2種の異なるOSAデンプンの混合物の重量比は、1:99〜99:1の範囲で変化してもよい。好ましくは、HiCap 100およびCapsul HSの混合物が使用される。より好ましくは、HiCap 100を50〜80重量%およびCapsul HSを20〜50重量%の混合物が使用される。最も好ましくは、HiCap 100を50重量%およびCapsul HSを50重量%の混合物が使用される。
ステップa)は、好ましくは、大気圧中、20〜80℃の範囲の温度で実施される。
ステップa)の最中に、最終組成物の他の水溶性成分(水溶性酸化防止剤等)も添加してもよい。
[ステップb)]
ステップb)は、好ましくは、ステップa)と同一温度および同一圧力で実施される。
[ステップc)]
親油性健康成分ならびに場合により脂溶性賦形剤および補助剤(例えば、乳化剤および安定剤)は、そのままでまたは油および/もしくは(有機)溶媒中に溶解もしくは懸濁させるかのいずれかで使用される。最も好ましくは、親油性健康成分ならびに場合により脂溶性賦形剤および補助剤は、トウモロコシ油および/またはトリグリセリド等の油、特に、トウモロコシ油および/または中鎖トリグリセリド(MCT)中に溶解または懸濁される。
好適な有機溶媒は、ハロゲン化された脂肪族炭化水素、脂肪族エーテル、脂肪族および環式カーボネート、脂肪族エステルおよび環式エステル(ラクトン)、脂肪族および環式ケトン、脂肪族アルコール、ならびにこれらの混合物である。
ハロゲン化された脂肪族炭化水素の例としては、モノ−またはポリハロゲン化された直鎖、分岐、または環式C〜C15アルカンが挙げられる。特に好ましい例としては、モノ−またはポリ塩化または臭化直鎖、分岐、または環式C〜C15アルカンが挙げられる。より好ましくは、モノ−またはポリ塩化直鎖、分岐、または環式C〜C15アルカンである。最も好ましくは、塩化メチレンおよびクロロホルムである。
脂肪族エステルおよび環式エステル(ラクトン)の例としては、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、および酢酸n−ブチル;ならびにγ−ブチロラクトンが挙げられる。
脂肪族および環式ケトンの例としては、アセトン、ジエチルケトン、およびイソブチルメチルケトン;ならびにシクロペンタノンおよびイソホロンが挙げられる。
環式カーボネートの例としては、特に、エチレンカーボネートおよびプロピレンカーボネートならびにこれらの混合物が挙げられる。
脂肪族エーテルの例としては、アルキル部分が1〜4個の炭素原子を有するジアルキルエーテルが挙げられる。その好ましい一例が、ジメチルエーテルである。
脂肪族アルコールの例としては、エタノール、イソプロパノール、プロパノール、およびブタノールが挙げられる。
さらに、任意の油(トリグリセリド)、オレンジオイル、リモネン等、および水を溶媒として使用してもよい。
ステップb)は、好ましくは、ステップa)および/またはステップb)と同一温度および同一圧力で実施される。
[ステップd)]
次いで、親油性健康成分またはその溶液もしくは分散液が、通常、それぞれ、加工デンプンの(コロイド)水溶液に撹拌しながら添加される。
[ステップe)]
均質化には、高圧均質化、高剪断力乳化(ロータ−ステータ系)、微細化、湿式粉砕、マイクロチャネル乳化、膜乳化、ウルトラソニフィケーション(ultrasonification)等の従来の技術を適用してもよい。他の技法は、例えば、欧州特許出願第A−0937412号明細書(特に、第[0008]、[0014]、[0015]、[0022]〜[0028]段落)、欧州特許出願第A−1008380号明細書(特に、第[0005]、[0007]、[0008]、[0012]、[0022]、[0023]〜[0039]段落)、および米国特許第6,093,348号明細書(特に、第2欄第24行〜第3欄第32行;第3欄第48行〜第65行;第4欄第53行〜第6欄第60行)に開示されており、これらの内容は本明細書に参考として組み込まれる。
[ステップf)]
こうして得られた水中油型分散液であるナノ−エマルジョン/分散液は、噴霧乾燥、噴霧乾燥および流動床造粒の併用(後者の技法は、流動噴霧乾燥またはFSDとして一般に周知である)等の任意の従来の技術を用いるかまたはパウダー・キャッチ法(エマルジョンを噴霧して液滴をデンプン等の吸収材の床に捕捉させた後に乾燥させることによるものであり、その結果として小ビーズが形成される)により、有機溶媒(存在する場合)の除去後に固体組成物(例えば乾燥粉末)に変換してもよい。
[ステップg)]
乾燥は、所望の残留水分量を達成するための当業者に周知の任意の方法で実施してもよい。
好ましくは、ステップg)による乾燥は、流動床で実施される。これは、この方法が工業的方法である場合にも好ましい乾燥方式である。
この方法が回分方式で実施される場合、乾燥は、好ましくは、30〜70℃の範囲の温度、好ましくは、35〜65℃の範囲の温度、よりさらに好ましくは、38〜64℃の範囲の温度、最も好ましくは、50〜60℃の範囲の温度で実施される。これらの温度範囲での乾燥は、20〜90分間、好ましくは30〜70分間、より好ましくは30〜45分間継続してもよい。
連続的に実施される工程ステップg)においては、より好ましくは、4つの異なる温度ゾーンを有する流動床で粉体が連続的に乾燥される。流動床内における総滞留時間は、1〜5時間であってもよい。
よりさらに好ましくは、上記4つの異なる温度ゾーンは、以下の温度を有する。
Figure 2010533667

[本発明のさらなる実施形態]
本発明はまた、親油性健康成分、加工デンプンを含む保護コロイド、および乳化剤を含む親油性健康成分の配合物(残留水分量および押出損失は無関係)も対象とする。
好ましい親油性健康成分の例は既に上述した。
保護コロイドは、加工デンプン(好ましいものを含む、上述したもの)または加工デンプンおよび糖(同じく、好ましいものを含む、上述したもの)であってもよい。
乳化剤は、好ましくは、ポリオキシエチレン(polyoxyethylen)(x)ソルビタンモノC10〜C20アルカノ(ジエノ/トリエノ/ペンタエノ)アート(xは、4〜20の範囲の整数(好ましくは、xは、4、5、または20))、ポリオキシエチレン(x)ソルビタントリC10〜C20アルカノ(ジエノ/トリエノ/ペンタエノ)アート(xは、4〜20の範囲の整数(好ましくは、xは、4、5、または20))、糖エステル、脂肪酸エステル、パルミチン酸アスコルビル、およびこれらの混合物からなる群から選択される。
より好ましくは、乳化剤は、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリステアレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン(5)ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリオレエート、およびこれらの混合物からなる群から選択される。
最も好ましくは、乳化剤は、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレートである。
単独の構成要素の量については、既に上に開示した。
このような配合物はまた、上に開示した残留水分量および/または押出損失も有していることが好ましい。
ここで本発明を以下の非限定的な実施例において説明する。
[実施例]
以下の略語を使用した:
BHT=3,5−ジtertブチル−4−ヒドロキシトルエン
BHA=2−ブチル−4−ヒドロキシアニソール
rpm=回転毎分。
[実施例1A〜D]
食用加工デンプン(ナショナル・スターチからのCapsul HS)86.3g、グルコースシロップ(ロケットからのグルシデックス(Glucidex)IT 47)57.0g、およびアスコルビン酸ナトリウム2.0gを500mlの二重壁容器に装入し、脱イオン水80gを添加し、この混合物を約45℃で混合円盤を用いて800rpmで撹拌しながら溶液にした。この溶液をマトリックス溶液と称する。その後すぐに、油混合物(ビタミンAアセテート20.3g(2.8×10IE/g)およびBHT2.9gを約65℃で溶融したもの)23.2gをこのマトリックス中に乳化し、15分間撹拌した。乳化および撹拌の際は、混合円盤を4800rpmで操作した。この乳化後のエマルジョンの内相の平均粒度は約137nm(レーザー回折により測定)であった。エマルジョンを脱イオン水40gで希釈し、温度を65℃に維持した。
次いで、コーンスターチ1300g(ケイ酸で流動化)を実験室用スプレーパンに装入し、少なくとも0℃まで冷却した。回転式スプレーノズルを用いてエマルジョンをスプレーパン内に噴霧した。こうして得られたコーンスターチでコーティングされた粒子を篩にかけて余分なコーンスターチを取り除き(0.125〜0.63mmの篩を通過した画分)、空気流を用いて室温で乾燥させた。コーンスターチでコーティングされた優れた流動性を有する粒子183gが得られ、これは完全に乾燥しており、取扱いが非常に容易であった。
この試験を4回繰り返した。回収した乾燥粉末を混合し、実験室用流動床乾燥機(レッチェ(Retsch))を用いて追加乾燥するために4分割した(第1部は乾燥なし(実施例1A)、第2部は40℃で10分間および50℃で10分間(実施例1B)、第3部は60℃で30分間(実施例1C)、第4部は60℃で70分間(実施例1D))。
分析データ(錠剤の残留水分量および押出損失)とともに安定性のデータを表1にまとめた。
Figure 2010533667

残留水分量を低減させた結果、安定性が改善されるだけでなく、錠剤化の際の押出損失が大幅に低下する。押出損失は、定められた条件下で錠剤化した後の配合物から有機溶媒によって抽出可能な有効物質の百分率として定義される。重要:製品形態のマトリックスは有機溶媒に可溶であってはならない。周知のように、押出損失は錠剤の安定性と相関がある。
[実施例2A〜C]
各場合において、実験室用流動バッド乾燥機(fluid bad dryer)(レッチェ)を使用し、実際の販売形態であるAll−QTM(コエンザイムQ10)10%CWS/S(スイス国カイザーアウグストのDSMニュートリショナル・プロダクツ・AG(DSM Nutritional Products AG,Kaiseraugst,Switzerland))200gを用いて追加乾燥を行った:
a)追加乾燥なし(実施例2A)
b)50℃で30分間追加乾燥(実施例2B)
c)60℃で45分間追加乾燥(実施例2C)。
分析データ(錠剤の残留水分量および押出損失)を表2に示す。
Figure 2010533667

[実施例3A〜D]
各場合において、実験室用流動バッド乾燥機(レッチェ)を使用し、実際の販売形態のビタミンAアセテート325CWS/S(スイス国カイザーアウグストのDSMニュートリショナル・プロダクツ・AG)を特定量使用して追加乾燥を行った:
a)追加乾燥なし(実施例3A)
b)30℃で10分間追加乾燥(実施例3B)
c)60℃で45分間追加乾燥(実施例3C)
c)60℃で45分間追加乾燥(実施例3D)。
分析データ(錠剤の残留水分量および押出損失)を表3に示す。
Figure 2010533667

得られた安定性のデータは、ビタミンAの安定性に対する残留水分の影響を裏付けるものである。
[実施例4A〜D]
各場合において、4つのゾーンを有する実験室用流動バッド乾燥機(レッチェ)を用いて、実際の販売形態であるビタミンAアセテート325CWS/S(スイス国カイザーアウグストのDSMニュートリショナル・プロダクツ・AG)を特定量使用して追加乾燥を行った:
a)25℃(ゾーン1)、38〜52℃(ゾーン2)、48〜60℃(ゾーン3)、および50〜65℃(ゾーン4)で追加乾燥(実施例4A);
b)25℃(ゾーン1)、38〜52℃(ゾーン2)、48〜60℃(ゾーン3)、および50〜65℃(ゾーン4)で追加乾燥(実施例4B);
c)35℃(ゾーン1)、63〜64℃(ゾーン2)、62℃(ゾーン3)、および70〜73℃(ゾーン4)で追加乾燥(実施例4C);
d)45℃(ゾーン1)、63〜64℃(ゾーン2)、62℃(ゾーン3)、および70〜73℃(ゾーン4)で追加乾燥(実施例4D)。
分析データ(錠剤の残留水分量 および押出損失)を表4に示す。
Figure 2010533667

この製造ロットの安定性の結果は、最終生成物の残留水分量を低減することにより安定性が改善されることを裏付けるものである。
実施例4Aおよび4Dに従い調製された試料/配合物の総合ビタミン/総合ミネラル錠剤(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンC、ビオチン、葉酸、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンアミド、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビタミンK1、および以下の無機物:鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、クロム、セレン、モリブデン、カリウム、カルシウム、リンの塩を含む)における安定性について試験を実施した。試験は、40℃、相対湿度75%で実施し、以下の結果を得た。
Figure 2010533667

[実施例5]
食用加工デンプン(ナショナル・スターチからのCapsul HS)82.8g、糖54.6g、およびポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(ユニケマからのトゥイーン60)カンパニー2.9gを500mlの二重壁容器に装入し、脱イオン水80gを加え、この混合物を約45℃で混合円盤を用いて800rpmで撹拌しながら溶液にした。この溶液をマトリックス溶液と称する。そのすぐ後に、油混合物(ビタミンAアセテート(2.8×10IE/g)23.0gおよびBHT3.3gを約65℃で溶融)26.3gをこのマトリックス中で乳化し、15分間撹拌した。乳化および撹拌の際は、混合円盤を4800rpmで操作した。この乳化後のエマルジョンの内相の平均粒度は約567nm(レーザー回折により測定)であった。エマルジョンを脱イオン水40gで希釈し、温度を65℃に保持した。
実施例1に記載したように乾燥粉末を調製した。
コーンスターチでコーティングされた優れた流動性を有する粒子272gが得られ、これは、完全に乾燥しており、取扱いが非常に容易であった。

Claims (25)

  1. 親油性健康成分および保護コロイドを含み、前記保護コロイドが加工デンプンである親油性健康成分の配合物であって、前記配合物の残留水分量が、前記配合物の総重量を基準として6.5重量%以下であることを特徴とする、配合物。
  2. 前記配合物の残留水分量が、前記配合物の総重量を基準として1重量%以上、好ましくは、前記配合物の残留水分量が2重量%以上である、請求項1に記載の配合物。
  3. 前記配合物の残留水分量が、前記配合物の総重量を基準として2〜5重量%の範囲、好ましくは、前記配合物の残留水分量が2.4〜4.5重量%の範囲にある、請求項1に記載の配合物。
  4. 前記配合物を錠剤に圧縮した際の前記親油性健康成分の押出損失が、前記配合物中の前記親油性健康成分の総重量を基準として18重量%以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の配合物。
  5. 前記配合物を錠剤に圧縮した際の前記親油性健康成分の押出損失が、前記配合物中の前記親油性健康成分の総重量を基準として15重量%以下、好ましくは12.5重量%以下、より好ましくは10重量%以下である、請求項4に記載の配合物。
  6. 前記親油性健康成分が、脂溶性ビタミン(A、E、K、CoQ10)、カロテノイド(β−カロテン、ルテイン、リコピン、ゼアキサンチン、カンタキサンチン)、多価不飽和脂肪酸、およびこれらの誘導体からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の配合物。
  7. 前記配合物が、酸化防止剤、好ましくは、食品に適した酸化防止剤をさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の配合物。
  8. 前記酸化防止剤が、トコフェロール、混合トコフェロール、アスコルビン酸ナトリウム、2,6−ジtertブチル−4−メチルフェノール(BHT)および2−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソール(BHA)、没食子酸プロピル、ローズマリー抽出物、ノルジヒドログアヤレチン酸、ならびにこれらの混合物からなる群から選択される、請求項7に記載の配合物。
  9. 前記酸化防止剤が、(混合)トコフェロール、BHT、BHA、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項8に記載の配合物。
  10. 前記配合物が、乳化剤をさらに含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の配合物。
  11. 前記乳化剤が、ポリオキシエチレン(polyoxyethylen)(x)ソルビタンモノC10〜C20アルカノ(ジエノ/トリエノ/ペンタエノ)アート(xは、4〜20の範囲の整数(好ましくは、xは、4、5、または20である)である)、ポリオキシエチレン(x)ソルビタントリC10〜C20アルカノ(ジエノ/トリエノ/ペンタエノ)アート(xは、4〜20の範囲の整数(好ましくは、xは、4、5、または20である)である)、糖エステル、脂肪酸エステル、パルミチン酸アスコルビル、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項10に記載の配合物。
  12. 前記乳化剤が、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリステアレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン(5)ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリオレエート、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項10に記載の配合物。
  13. 前記乳化剤が、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレートである、請求項10に記載の配合物。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の配合物を含む錠剤。
  15. 前記錠剤が、総合ビタミン錠剤である、請求項14に記載の錠剤。
  16. 無機塩をさらに含む、請求項14または15に記載の錠剤。
  17. 親油性健康成分の配合物の製造方法であって、前記配合物の残留水分量が前記配合物の総重量を基準として6.5重量%以下であり、以下のステップ:
    a)加工デンプンの水溶液またはコロイド溶液を調製するステップと、
    b)場合により、ステップa)で調製した前記溶液に少なくとも水溶性賦形剤および/または補助剤を添加するステップと、
    c)少なくとも親油性健康成分ならびに場合により少なくとも脂溶性補助剤および/もしくは賦形剤の溶液または分散液を調製するステップと、
    d)ステップa)(またはb))およびc)で調製した前記溶液を互いに混合するステップと、
    e)結果として得られた混合物を均質化するステップと、
    f)ステップe)で得られたナノ−エマルジョン/分散液を粉末、好ましくは小ビーズに変換するステップと、
    g)ステップf)で得られた前記粉末を乾燥させることにより、残留水分量を、前記配合物の総重量を基準として6.5重量%以下に到達させるステップと
    を含む方法。
  18. 前記方法が、工業的方法である、請求項17に記載の方法。
  19. ステップg)が、流動床で実施される、請求項17または18に記載の方法。
  20. ステップg)が、4つの異なる温度ゾーンを有する流動床で前記粉末を連続的に乾燥することにより実施される、請求項18に記載の方法。
  21. 前記4つの異なる温度ゾーンが、以下の温度:ゾーン1−20〜50℃の範囲、好ましくは25〜45℃の範囲の温度;ゾーン2−30〜70℃の範囲、好ましくは35〜65℃の範囲、より好ましくは38〜64℃の範囲の温度;ゾーン3−45〜65℃の範囲、好ましくは48〜62℃の範囲の温度;ゾーン4−45〜80℃の範囲、好ましくは45〜75℃の範囲、より好ましくは50〜73℃の範囲の温度を有する、請求項20に記載の方法。
  22. 親油性健康成分、加工デンプンを含む保護コロイド、および乳化剤を含む、親油性健康成分の配合物。
  23. 前記乳化剤が、ポリオキシエチレン(polyoxyethylen)(x)ソルビタンモノC10〜C20アルカノ(ジエノ/トリエノ/ペンタエノ)アート(xは、4〜20の範囲の整数(好ましくは、xは、4、5、または20である)である)、ポリオキシエチレン(x)ソルビタントリC10〜C20アルカノ(ジエノ/トリエノ/ペンタエノ)アート(xは、4〜20の範囲の整数(好ましくは、xは、4、5、または20である)である)、糖エステル、脂肪酸エステル、パルミチン酸アスコルビル、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項22に記載の配合物。
  24. 前記乳化剤が、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリステアレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン(5)ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリオレエート、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項22に記載の配合物。
  25. 前記乳化剤が、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレートである、請求項22に記載の配合物。
JP2010516426A 2007-07-19 2008-07-21 錠剤化可能な親油性健康成分の配合物 Pending JP2010533667A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US92994507P 2007-07-19 2007-07-19
PCT/EP2008/005945 WO2009010305A2 (en) 2007-07-19 2008-07-21 Tablettable formulations of lipophilic health ingredients

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010533667A true JP2010533667A (ja) 2010-10-28

Family

ID=40198611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010516426A Pending JP2010533667A (ja) 2007-07-19 2008-07-21 錠剤化可能な親油性健康成分の配合物

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8597642B2 (ja)
EP (1) EP2173321A2 (ja)
JP (1) JP2010533667A (ja)
KR (1) KR20100047869A (ja)
CN (1) CN101873848B (ja)
WO (1) WO2009010305A2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015512916A (ja) * 2012-04-04 2015-04-30 ロンザ リミテッドLonza Limited ニコチンアミド粉末並びにそれを生成するための方法及び装置
JP2016507353A (ja) * 2012-11-27 2016-03-10 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 離散個体押出粒子を製造する方法
JP2016522684A (ja) * 2013-05-06 2016-08-04 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 粉末状ビタミンe製剤
JP2019510763A (ja) * 2016-04-01 2019-04-18 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ.Dsm Ip Assets B.V. ルテインおよび/またはゼアキサンチンの新規の錠剤化可能な製剤
WO2019103033A1 (ja) * 2017-11-22 2019-05-31 沢井製薬株式会社 ダサチニブ無水物含有製剤

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9375387B2 (en) * 2008-10-07 2016-06-28 Basf Se Ready-to-use, stable emulsion
US8747562B2 (en) 2009-10-09 2014-06-10 Philip Morris Usa Inc. Tobacco-free pouched product containing flavor beads providing immediate and long lasting flavor release
CN104135864A (zh) * 2012-02-28 2014-11-05 帝斯曼知识产权资产管理有限公司 挤出方法
US9693574B2 (en) 2013-08-08 2017-07-04 Virun, Inc. Compositions containing water-soluble derivatives of vitamin E mixtures and modified food starch
WO2015173603A1 (en) 2014-05-16 2015-11-19 Omniactive Health Technologies Limited Hydrophilic matrix beadlet compositions with enhanced bioavailability
CN104186977A (zh) * 2014-08-11 2014-12-10 嘉兴天和诚生物科技有限公司 维生素d3微粒及其生产方法
US10016363B2 (en) 2014-09-18 2018-07-10 Virun, Inc. Pre-spray emulsions and powders containing non-polar compounds
US9861611B2 (en) 2014-09-18 2018-01-09 Virun, Inc. Formulations of water-soluble derivatives of vitamin E and soft gel compositions, concentrates and powders containing same
CN104473168A (zh) * 2014-12-26 2015-04-01 江南大学 一种提高脂溶性活性组分溶解度与生物利用度的加工方法
EP3363532B1 (en) 2015-10-12 2020-11-25 Zhejiang Medicine Co., Ltd. Xinchang Pharmaceutical Factory Method for granulating, forming, and drying fat soluble nutrient microcapsule particles
EP3386320A1 (en) * 2015-12-10 2018-10-17 DSM IP Assets B.V. Vitamin formulation
CN107594597B (zh) 2017-07-31 2020-05-12 浙江新和成股份有限公司 一种脂溶性营养素微胶囊及其制备方法
CN111432804A (zh) 2017-11-27 2020-07-17 帝斯曼知识产权资产管理有限公司 冻干的多微粒固体剂型
CN111867566A (zh) * 2018-03-15 2020-10-30 帝斯曼知识产权资产管理有限公司 包含维生素a的挤出物
WO2019175331A1 (en) * 2018-03-15 2019-09-19 Dsm Ip Assets B.V. Extrusion of oxidable actives
TW201943410A (zh) 2018-04-10 2019-11-16 荷蘭商帝斯曼知識產權資產管理有限公司 具有彈性結構之多顆粒固體劑型
AU2019258324B2 (en) * 2018-04-27 2024-02-29 Dsm Ip Assets B.V. Powderous formulation
WO2022219017A1 (en) * 2021-04-16 2022-10-20 Dsm Ip Assets B.V. Retinol formulation (ii)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10504282A (ja) * 1994-06-14 1998-04-28 フイズ テクノロジーズ リミテッド 速やかに溶解する投薬単位の製造方法及び装置並びにその製品
JPH11193229A (ja) * 1997-10-07 1999-07-21 Eisai Co Ltd 乳化粉末の製造方法
JPH11240901A (ja) * 1997-10-31 1999-09-07 Natl Starch & Chem Investment Holding Corp グルコアミラ―ゼ転化澱粉誘導体並びに乳化剤及び封入剤としてのそれらの使用
WO2006000224A2 (en) * 2004-06-25 2006-01-05 Strontin Aps Compositions comprising strontium and vitamin d and uses thereof
WO2006032399A2 (de) * 2004-09-21 2006-03-30 Basf Aktiengesellschaft Verfahren zur herstellung von trockenpulvern eines oder mehrerer carotinoide
WO2006081958A1 (en) * 2005-02-02 2006-08-10 Dsm Ip Assets B.V. Powder compositions
WO2006092727A2 (en) * 2005-03-04 2006-09-08 Nycomed Pharma As Process for the production of calcium compositions in a continuous fluid bed
WO2007009601A1 (en) * 2005-07-20 2007-01-25 Dsm Ip Assets B.V. Novel stabilized carotenoid compositions
WO2007045488A1 (en) * 2005-10-21 2007-04-26 Dsm Ip Assets B.V. Novel formulations of fat-soluble active ingredients with high bioavailability

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59137410A (ja) * 1983-01-27 1984-08-07 Riken Vitamin Co Ltd 安定な粉末ビタミンaの製造法
JPS59161314A (ja) * 1983-03-06 1984-09-12 Taiho Yakuhin Kogyo Kk 安定化ユビキノン組成物の製法
JPH06172170A (ja) * 1992-02-13 1994-06-21 T Hasegawa Co Ltd カロチノイド含有粉末製剤
WO1999017746A1 (fr) * 1997-10-07 1999-04-15 Eisai Co., Ltd. Procede de preparation de poudre emulsionnee
US5935826A (en) 1997-10-31 1999-08-10 National Starch And Chemical Investment Holding Corporation Glucoamylase converted starch derivatives and their use as emulsifying and encapsulating agents
US6077558A (en) * 1998-12-23 2000-06-20 Bristol-Myers Squibb Company Elemental nutritional products
DE60014255T2 (de) * 1999-07-06 2005-11-03 Dsm Ip Assets B.V. Zusammensetzung, die fettlösliche Substanzen in einer Kohlenhydratmatrix enthält
DE10003493A1 (de) * 2000-01-27 2001-08-09 Wacker Chemie Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Koezym Q10-/y-Cyclodextrin Komplexes
DE10158046A1 (de) * 2001-11-27 2003-06-05 Basf Ag Formulierung für den Einsatz in Lebensmitteln, Nahrungsergänzungsmitteln, Futtermitteln, Futterzusatzstoffen, pharmazeutischen und kosmetischen Zubereitungen sowie Verfahren zu deren Herstellung
AU2003205738A1 (en) * 2002-02-14 2003-09-04 Dsm Ip Assets B.V. Water-dispersible coenzyme q10 dry powders
WO2004014152A1 (en) * 2002-08-13 2004-02-19 Vitalstate Canada Ltd. Multi-phase delivery system comprising a semi-solid matrix phase
JP4138511B2 (ja) * 2003-01-24 2008-08-27 太陽化学株式会社 色素の退色防止剤
DK2033959T3 (da) 2003-12-20 2011-07-25 Merck Patent Gmbh Tetrahydropyranoquinolinderivater
EP1782803B1 (en) * 2004-08-24 2015-06-03 Nisshin Pharma Inc. Coenzyme q10-containing composition
DE102005030952A1 (de) * 2005-06-30 2007-01-18 Basf Ag Verfahren zur Herstellung einer wässrigen Suspension und einer pulverförmigen Zubereitung eines oder mehrerer Carotinoide
WO2007014566A2 (en) * 2005-08-04 2007-02-08 Basf Aktiengesellschaft Microcapsules and their use
JP2007063249A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Shinko Boeki Kk コエンザイムq10包接体
CN100457150C (zh) * 2005-11-25 2009-02-04 浙江省医学科学院 缓解视疲劳的胶囊或片剂及其制备方法
JP5641694B2 (ja) * 2006-02-06 2014-12-17 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 有効成分組成物
EP1935410A1 (en) * 2006-12-22 2008-06-25 Basf Se Microcapsules

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10504282A (ja) * 1994-06-14 1998-04-28 フイズ テクノロジーズ リミテッド 速やかに溶解する投薬単位の製造方法及び装置並びにその製品
JPH11193229A (ja) * 1997-10-07 1999-07-21 Eisai Co Ltd 乳化粉末の製造方法
JPH11240901A (ja) * 1997-10-31 1999-09-07 Natl Starch & Chem Investment Holding Corp グルコアミラ―ゼ転化澱粉誘導体並びに乳化剤及び封入剤としてのそれらの使用
WO2006000224A2 (en) * 2004-06-25 2006-01-05 Strontin Aps Compositions comprising strontium and vitamin d and uses thereof
WO2006032399A2 (de) * 2004-09-21 2006-03-30 Basf Aktiengesellschaft Verfahren zur herstellung von trockenpulvern eines oder mehrerer carotinoide
WO2006081958A1 (en) * 2005-02-02 2006-08-10 Dsm Ip Assets B.V. Powder compositions
WO2006092727A2 (en) * 2005-03-04 2006-09-08 Nycomed Pharma As Process for the production of calcium compositions in a continuous fluid bed
WO2007009601A1 (en) * 2005-07-20 2007-01-25 Dsm Ip Assets B.V. Novel stabilized carotenoid compositions
WO2007045488A1 (en) * 2005-10-21 2007-04-26 Dsm Ip Assets B.V. Novel formulations of fat-soluble active ingredients with high bioavailability

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015512916A (ja) * 2012-04-04 2015-04-30 ロンザ リミテッドLonza Limited ニコチンアミド粉末並びにそれを生成するための方法及び装置
JP2016507353A (ja) * 2012-11-27 2016-03-10 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 離散個体押出粒子を製造する方法
JP2016522684A (ja) * 2013-05-06 2016-08-04 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 粉末状ビタミンe製剤
JP2019510763A (ja) * 2016-04-01 2019-04-18 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ.Dsm Ip Assets B.V. ルテインおよび/またはゼアキサンチンの新規の錠剤化可能な製剤
JP7388608B2 (ja) 2016-04-01 2023-11-29 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. ルテインおよび/またはゼアキサンチンの新規の錠剤化可能な製剤
WO2019103033A1 (ja) * 2017-11-22 2019-05-31 沢井製薬株式会社 ダサチニブ無水物含有製剤
JP2019094295A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 沢井製薬株式会社 ダサチニブ無水物含有製剤
US11406600B2 (en) 2017-11-22 2022-08-09 Sawai Pharmaceutical Co., Ltd. Anhydrous dasatinib-containing preparation
JP7166754B2 (ja) 2017-11-22 2022-11-08 沢井製薬株式会社 ダサチニブ無水物含有製剤

Also Published As

Publication number Publication date
CN101873848A (zh) 2010-10-27
WO2009010305A2 (en) 2009-01-22
US20100284987A1 (en) 2010-11-11
EP2173321A2 (en) 2010-04-14
WO2009010305A3 (en) 2009-03-05
CN101873848B (zh) 2014-12-10
US8597642B2 (en) 2013-12-03
KR20100047869A (ko) 2010-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010533667A (ja) 錠剤化可能な親油性健康成分の配合物
DK1981915T3 (en) COMPOSITIONS OF ACTIVE INGREDIENTS
EP1964479B1 (en) Process for the manufacture of a powder containing carotenoids
KR20090119976A (ko) 개질 아카시아 검을 함유하는 카로테노이드 조성물
JPH101616A (ja) 微分散したカロチノイド又はレチノイド懸濁液の製法、カロチノイド又はレチノイド懸濁液及び食料品及び飼料の着色法
US20100247713A1 (en) Beta + hydrolyzed lecithin
CN102341006A (zh) 虾青素衍生物的粉状组合物ii
US20100260894A1 (en) Pulverous formulation of a fat-soluble active ingredient
EP2696704B1 (en) Process for the manufacture of a powder containing lutein
JP2011505156A (ja) 脂溶性活性成分の微粉砕状調合物
US20100272861A1 (en) Pulverous formulation of a fat-soluble active ingredient
JP5599649B2 (ja) エマルション組成物及び粉末組成物
EP1935410A1 (en) Microcapsules
KR20140094289A (ko) 키토산을 이용한 베타카로틴의 미세캡슐화 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130711

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140304

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140319

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20140418

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141128

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141224