JP2010528208A - 気化器 - Google Patents

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Abstract


気化器は、一次気道(19)、前記一次気道中に配置される調整可能なスロットルバルブ(8)、前記一次気道と連結し、ノズルを通じて放出される燃料の量を変化させるための燃料絞り弁と連結した燃料供給ノズル(28)を含む。前記燃料絞り弁が、細長い弁部材(33)が移動可能に提供される細長い袖部(32)を含む。前記袖部及び前記弁部材が燃料注入口空間(35)を規定する。燃料注入口(37)が注入口空間と連結される。燃料排出口(39)が袖部(32)の壁を通過し、燃料供給ノズル(28)と連結する。燃料注入口空間(35)と排出口(39)との連結面積が、最大及び最小値の間で徐々に変化するように、弁部材(33)の外面の一部がプロファイリングし、弁部材(33)が袖部に対して移動可能である。
【選択図】図3

Description

本発明は、2サイクルエンジン用気化器、特には、4サイクル内燃機関に関し、一次気道、前記一次気道中に配置される調整可能なスロットルバルブ、及び前記一次気道と連結し、ノズルを通じて放出される燃料の量を変化させるための燃料絞り弁と連結した燃料供給ノズルを含む、ある種の気化器に関する。
このような気化器は周知である。種々のタイプのスロットルバルブは公知であるが、最も一般に用いられているタイプの弁はニードル弁である。このような弁には、燃料供給ノズルを構成する開口部と協同する細長い弁ニードルが含まれる。ニードル弁の弁ニードルは、一方の先端にのみ支持されている、本質的に相対的に長く細長い部品であり、それは、開口部と協同し、燃料の流速を調整する、外部の支持されていない他の先端である。アイドル回転、全速力及び中間の速度において、燃料/空気混合物の確実、正確かつ繰り返し可能な調整を提供する気化器が必要であり、弁ニードルの支持されていない先端における非常に小さな側面の動きでさえもが、特に低いエンジン速度において燃料流量のパターン及び量において、非常に大きい変化を誘導するので、ニードル弁は本質的に、これには役に立たない。これは、空気/燃料比の変化をもたらし、その結果、特にアイドリング時に、燃料消費、汚染物質排出及びエンジンの運転の不安定さの増大をもたらし得る。大量生産された気化器において、それらの全ての性能及び特徴が同一であることも望ましく、実際は、主として、正確に同一に弁ニードルのサイズ及び位置を製造することの困難さのため、真実と異なることがわかる。更に、空気及び燃料の供給を、公知の気化器において適切に一致させることを確実にするため、スロットルバルブとニードル弁とを、複雑な機械的連結によって一緒に移動するように連結させる。この連結は製作公差において変化する傾向にあり、複雑で高価な機械及び組立部品を必要とする
従って、本発明の目的は、より正確で信頼でき、再現可能でコンパクトな様式で調整して燃料を供給することが可能な気化器を提供することである。本発明の更なる目的は、特にエンジンの低速度及びアイドリング速度において安定で経済的かつ再現可能な運転をもたらすであろう気化器を提供することである。本発明の更なる目的は、丈夫で信頼性があり、コンパクトで、調整機構が気化器のボディー中に含まれている様式で、直接にエンジンの速度及び/又は荷重に関連する様式で燃料供給が調整可能な気化器を提供することである。本発明の更なる目的は、空気及び燃料の救急が適切に一致するが、製造が容易で信頼性があり経済的である、燃料絞り弁とスロットルバルブとの間の連結を提供することである。
本発明によれば、前記に言及されたタイプの気化器は、前記燃料絞り弁が、細長い弁部材が移動可能に提供される細長い袖部を含み、前記袖部及び前記弁部材が燃料注入口空間を規定し、燃料注入口が注入口空間と連結され燃料排出口が袖部の壁を通過し、燃料供給ノズルと連結し、燃料注入口空間と排出口との連結面積が、最大及び最小値の間で徐々に変化するように、弁部材の外面の一部がプロファイリングする弁部材が袖部に対して移動可能であることを特徴とする。
従って、本発明による気化器においては、ニードル弁タイプの従来の燃料絞り弁が、細長い袖部又はチューブ内にスライド可能なように受け入れられる細長い弁部材を含むスライド弁により置き換えられる。袖部は分離された部品であってもよく、又はより大きい部品と連結しているか全体の一部を形成していてもよく、従って、細長い穴又は開口部がくりぬかれているか、そうでなければ形成されているブロック又は同様のものが形成されていてもよい。袖部は、弁部材の一端において燃料注入口空間を規定し、袖部の端を通って、又は側壁を通って伸長している燃料注入口と連結している。燃料排出口は、袖部の側壁を通って伸長している。弁部材は、燃料排出口と反対の側面の1つにおいてプロファイリングするか又はレリーフされている。一実施態様においては、弁部材の側面の一方はレリーフされており、又はその末端のポイントから中間的に切り取られ、除去される物質の量は、燃料注入チャンバーに近い末端に向かって徐々に増加する。これは、弁部材が袖部内で直線的に移動するので、燃料注入口空間と排出口との間の連結区域が徐々に変化し、その結果、排出口を通って排出される燃料の量が変化することを意味する。弁部材は、細長い従来のニードル弁と比べ、相対的に大きく、この事実と、弁部材が袖部内部のかみ合いにより、及び/又は袖部内に供給される1個以上の密封部材を用いてその長さの少なくとも一部で支持されるであろう事実とは、袖部に対する弁部材の側面への動きが効率的に防止され、その結果、弁部材を通過する燃料の量が従来の弁ニードルよりもより正確に制御し得ることを意味する。更に、弁部材が相対的に大きい部材であるという事実は、非常に正確かつ繰り返し可能に機械加工されており、それによって大量生産される多くの気化器の特性が実質的に同一であることを意味する。弁部材のプロファイリング領域の詳細な形状は、要望通り、必要とするスロットルバルブの位置の中の燃料の流速の正確な変化をもたらすように変化し得る。
袖部内の細長い内部空間、それ故弁部材の外部形状は様々な形態、すなわち、例えば長方形又は楕円形を有し得る。しかし、円形の断面であることが好ましい。
気化器は、燃料注入口と燃料注入口区間との間に位置する逆止め弁を含むことが好ましい。この弁は、燃料のどのような逆流をも防止し、燃料の流速による圧力の過度の影響を最小化し、その結果、弁ニードルタイプの気化器に一般的な問題の1つを実質的に緩和又は排除するであろう。
前述したように、弁部材は、袖部内を直線的に移動するように配置されていてもよい。代わりに、又は追加的に、弁部材は、袖部内に自転して移動するように配置されていてもよく、これは、当然に、弁部材が徐々に回転するにつれ、燃料の流量特定における所望の変化をもたらすために、非常に異なった形状である、弁部材の側面のプロフィールを必要とするであろう。
好ましいように、弁部材が円形断面であり、それによって、弁部材が袖部内の円形、又は少なくとも部分的に円形の断面空間内に収容される場合、少なくとも理論的には、弁部材が不注意で袖部内で回転し得るという危険性があり、これが起きた場合、弁部材の開放された部分は、燃料排出口内の配置においてもはや厳密ではなく、弁の流量特性はかなり変化するであろう。従って、弁部材は、袖部に関して弁部材の角度位置を調整するために配置された袖部により輸送される位置限定手段と連携する位置限定手段を有することが好ましい。弁部材上の位置限定手段は、その長さの少なくとも一部に沿って伸長する溝からなり、袖部はこの溝中に伸長する突起を有することが好ましい。連携する溝及び突起は、袖部内の弁部材の角度位置を維持するように配置されていてもよく、又はそれらは、縦方向の移動を生じるように起こる所定の相対的な回転運動をもたらすように配置されていてもよく、この事象において、溝は直線でないが、いくらからせん状であろう。
当然に、弁部材の反対側表面と、袖部又は燃料排出口を越えた位置の袖部内の密封部材との間の燃料注入口区間から燃料が漏れることを可能にせず、このような漏れは、その長さの割合の全体にわたり、袖部の内部表面中のスライディングシールを形成するように、弁部材を構築することにより防止することができることが好ましい。また、袖部の内部表面は、燃料排出口の周辺から伸長する隆起部分を有していてもよい。接触圧力を上昇させ、弁部材は燃料排出口の付近における袖部の表面と連動し、その結果、シールの完全性を向上させる傾向にある。更に、袖部は、弁部材が部分的に収容され、それをシールし、排出口の少なくとも一部が形成される凹部を規定する密封部材を含んでいてもよい。
一実施態様においては、密封部材は磁化粒子を含み、弁部材は磁性材料、好ましくは、強磁性体粒子を含み、それによって弁部材と密封部材との間のシールは磁力により向上する。また、密封部材は強磁性体粒子を含んでいてもよく、袖部は、密封部材を弁部材に向かって引きつけ、それによってそれらのシールを強化する磁石を含んでいてもよい。更には、弁部材は強磁性体であり、袖部は密封部材と弁部材との間に1種以上の磁石を含んでおり、それにより、磁石と弁部材との間の引力が、密封部材上と弁部材との間のシールを強化するように、密封部材上で作用する。
通常、気化器は、通常のガソリンを分配するために用いられるが、パラフィンのような他の燃料は、内燃機関のために用いられ、それらは、種々の燃料/空気比で燃焼する。本発明の気化器は、弁部材を取り除き、それを、プロファイリングが異なる、異なる部材に置換することにより、異なる空気/燃料比を生じることができる。しかし、弁部材が、側面の種々の領域において、2種以上の異なるプロファイリング領域を有しており、次いで、種々の燃料に適しているように気化器を変換するのに必要である全てが、弁部材を取り除き、例えば180°回転させ、燃料排出口と協同する他のプロファイリング領域であるように置換することも可能である。
気化器が、同時に2種以上の異なる液体、例えば、2種の異なる燃料、又は2サイクルエンジン用の通常のガソリン及び潤滑油、又は2種のポイントにおける同じ液体を分配できることも望ましい。本発明の気化器は、弁部材のそれぞれのプロファイリング領域と協同する2個以上の排出口を伴う袖部の壁を供給し、弁部材のそれぞれのプロファイリング領域と順々にそれぞれの注入口空間と連結した2個以上の注入口を供給することにより、容易に2種の液体を同時に分配するために変換することができる。弁部材の異なる領域のプロファイリングは異なっており、その結果、異なる量の異なる液体が同時に分配されるであろう。2種の液体の正確な量は、当然、弁部材のプロファイリングの詳細によって決定される。
本発明の好ましい実施態様においては、気化器は、更に燃料絞り弁、すなわち、燃料絞り弁と並行して、又は直列にエンジンのアイドリング運転に必要な少量の燃料を測るための燃料絞り弁を更に含む。本発明のこの態様は、公知の気化器においてアイドリング速度における測定される燃料の量の正確な調整に関する多くの困難さが、広い範囲で変化する流速の流れを調整することを意味する、流量測定値の正確な校正を達成することが非常に困難であるという事実によるという認識に基づいている。従って、従来の気化器におけるニードル弁は、エンジンが全負荷で動作する時に燃料の大きい流速を許容するが、エンジンがアイドリングしている時に非常に低い流速を許容し、この流速の大きな相違は、非常にわずかにのみ開いている時、すなわちエンジンのアイドリング動作の間、弁を正確に校正することを非常に困難にするであろう。従って、本発明のこの態様は、2個の燃料絞り弁を含み、一方はアイドリング及び非常に遅い速度の動作のためであり、他方は高速/負荷動作のためである。2個の燃料絞り弁が並列して供給される場合、主要な燃料絞り弁はエンジンのアイドリング動作の間は閉鎖し、それによってアイドリング絞り弁により必要な全ての燃料が供給されることが好ましい。エンジン負荷及び速度を増強するため、主要な燃料絞り弁を通って燃料の流れが開始し、アイドリング絞り弁を通る低流速が続く場合、これは、実際に主要な絞り弁を通って非常に小さい割合の流速のみであるので、実際に重要でない。しかし、2個の燃料絞り弁が直列である場合、主要な絞り弁は、当然に、常に少なくともわずかに開放されたままである必要があるが、主要な絞り弁の弁部材のプロファイリングが、実質的に全ての燃料の流量の調整がアイドリング絞り弁により影響されるようであることが好ましい。いずれにせよ、アイドリング絞り弁を通る燃料の流量は相対的に小さく、従って、この値を非常に正確に校正することは比較的簡単なことであり、そのため、前述した、アイドリングの間の燃料の流速の変化に関する問題は実質的に解消し得る。
好ましい実施態様においては、アイドリング絞り弁は主要な燃料絞り弁に組み込まれ、この事象においては、燃料絞り弁の燃料注入口は弁座を介して燃料注入口空間と連結しており、燃料絞り弁の弁部材は、弁座と協同し、追加の燃料絞り弁を含む更なる弁部材を有していてもよい。これは主要な燃料絞り弁及びアイドリング燃料絞り弁の直列配列であり、従って、エンジンのアイドリング動作の間、主要な燃料絞り弁はわずかに開放されたままである必要があろう。他の実施態様においては、弁部材は、更に、弁部材内部で弁座と協同する追加の弁部材を有しており、弁座は、注入口空間及び弁座内部の追加の空間と連結しており、追加の空間は、弁部材の側面のアイドリング排出口と連結しており、アイドリング排出口は、気化器がアイドリング動作である時に袖部内の排出口と連結するように配置されている。これは、2個の燃料絞り弁の並列配列であり、従って、主要な燃料絞り弁は、おそらくエンジンのアイドリング動作の間、完全に閉鎖している。追加の弁部材の位置は、アイドリング動作における燃料の流速の正確な調整を可能にするために、主要な弁部材に関して調整可能であることが好ましい。
他の実施態様においては、気化器は、使用において、エンジンがアイドリングしている時のみでなく他の速度においても価値のある、燃料絞り弁と直列の追加の燃料絞り弁を含む。従って、好ましくは燃料絞り空間の上流に配置され電気的に作動可能である、この追加の燃料絞り弁は、任意の速度において空気燃料費を調整するために用いることができ、時間がたつにつれて発生するエンジンの運転における、又は事実上、混合物が希薄すぎることを示す酸素含有量を有する排気ガス中における変化を代償するために用いることができる。
気化器は、当然に、燃料及び空気の供給速度がお互いに適切に調和するように、スロットルバルブの動きに同調して燃料絞り弁の弁部材を移動させる、ある種のメカニズムを含むことが必要である。一実施態様において、気化器は、エンジン速度制御部材、通常は固定エンジンの調速機と連結するように収容される回転入力軸を含み、開放位置と閉鎖位置との間で移動するようにスロットルバルブと、それを移動するようにキャリッジと連結しており、前記キャリッジは、キャリッジの移動方向に伸長し、前記弁部材と連結する供板によって係合する少なくとも1個の細長い傾斜ランプを有し、それによって、入力軸の回転がスロットルバルブの移動、及びキャリッジ、それにより細長いランプの移動をもたらし、それによって、供板が前記ランプの長さに対して横断して移動し、それによって燃料絞り弁の弁部材も移動する。
本発明のこの態様はそれ自体で新規であり、前記に言及した本発明の他の特徴なしで有用性を見いだすであろうと考えられる。従って、本発明の更なる態様においては、気化器は、一次気道、前記一次気道中に配置される調整可能なスロットルバルブ、前記一次気道と連結し、ノズルを通じて放出される燃料の量を変化させるための燃料絞り弁と連結した燃料供給ノズル、及びエンジン速度制御部材と連結するように収容される回転入力軸を含み、開放位置と閉鎖位置との間で移動するようにスロットルバルブと連結され、回転入力軸はそれを移動するようにキャリッジと連結することにより特徴づけられ、前記キャリッジは、キャリッジの移動方向に伸長し、前記弁部材と連結する供板によって係合する少なくとも1個の細長い傾斜ランプを有し、それによって、入力軸の回転がスロットルバルブの移動、及びキャリッジ、それにより細長いランプの移動をもたらし、それによって、供板が前記ランプの長さに対して横断して移動し、それによって燃料絞り弁の弁部材も移動する。
キャリッジが1個以上の平行軌道を有し、このキャリッジが、それぞれの軌道に対して支持されている1個以上の支持部材と連結しており、それによって、前記キャリッジが直線的に移動するように誘導されることが好ましい。従って、入力軸は、キャリッジの回転運動を直線運動に変換する連結によってキャリッジと連結していることが必要であり、この連結はロストモーション型であることが好ましい。好都合なことに、シャフトは、キャリッジ内の細長いスロット内で受け入れられる突起を有する手段を有している。
入力軸は、燃料絞り弁の弁部材と同調して、入力軸を動かすスロットルバルブと連結している必要もあり、この連結はキャリッジを介しており、スロットルバルブは、キャリッジの直線運動をスロットルバルブの回転運動に変換する追加のロストモーション連結によってキャリッジと連結していることが好ましい。
一実施態様においては、キャリッジは、1個以上の平行な傾斜ランプ、及び前記弁部材と連結し、それぞれの傾斜ランプ上に支持されている1個以上のローラを有する弁キャリアを含む。
他の実施態様においては、キャリッジは、それによって回転する回転入力軸と連結し、細長いランプは部分的に円形状である。この実施態様は、ロストモーション連結がもはや必要でないということにおいて容易であるという利点を有する。キャリッジが回転入力軸と同調して回転して移動するにつれ、部分的に円形状のランプも移動し、弁部材と連結する供板は、弁部材の長さ方向への移動を引き起こし、それによって弁部材を軸方向に移動する。
前述したように、本発明は、単一の軌道のみを有するものを含む、種々のタイプの気化器に関する。しかし、使用において、燃料が、一次気道中の空気流と混合する前に二次気道を通して空気流と混合するように配列されている、スロットルバルブとその排出口との間に、一次気道に対する注入口及び排出口を有する二次気道を含むタイプの気化器に特に応用される。実際に、これは、燃料絞り弁からの排出口が二次気道内にあることを意味する。このタイプの気化器はWO97/48897に開示されている。従来のような、燃料供給ノズルが、スロットルバルブの上流よりもむしろ、スロットルバルブの加硫の一時気道と連結しているという事実は、燃料が、スロットルバルブの下流で、特に小さいスロットル開放で使われている(すなわち、エンジンが定速度又はアイドリングで運転されている時)、大気圧よりかなり低い圧力で燃料供給ノズルから強制的に引き抜かれることを意味する。これは、大気圧に非常に近い、スロットルバルブの上流で使われる圧力と区別される。この相当な圧力の差が、特に低いエンジン速度において、燃料の非常に効率的な気化をもたらす。この気化の向上は、燃料が一時気道に入る前に燃料を混合する二次気道を通る空気の流れによって更に促進され、それによって、通常よりも速く、気化工程が開始する。燃料のより迅速かつ効率的な気化の結果が、より効率的な燃焼であり、その結果、燃料消費量が減少し、汚染物質の発生も減少する。
好ましい実施態様においては、燃料供給ノズルは、燃料絞り弁の排出口と連結する燃料注入路を含み、混合物排出路は、一次気道、並びに二次気道及び混合物排出路と連結する少なくとも1個の空気注入路と連結する。
前記燃料供給ノズルは、好ましくはその上流端が二次気道と連結し、その下流端が分岐した穴と連結している、一定の断面積の穴を含む。一定の断面積の穴の供給は、分岐した穴が形成される深さにおける小さい変化が、二次気道と一時気道との間の連結の断面積に影響しないであろうことを意味する。
他の実施態様においては、ジェット又はノズル開口部を規定するノズル単位が混合物排出路内で固定されている。実際、これは、前述の実際態様よりも混合物排出路が大きいことを必要とさせ、いったん、この経路が、規定されるノズル又はブロックを形成すると、開口部はその中に挿入され、適切な位置に維持される。また、これは、正確にあらかじめ決定される二次気道と一時気道との間の連結の断面積をもたらし、その結果、製造工程において耐性又は小さい変化にさらなれないであろう。
エンジンがアイドリングされる時に、過度に大気圧より低い圧力が二次気道内で発生するのを防止するため、全体の長さにわたる二次気道の最小断面積は、一定の断面積の穴の断面積よりも大きいことが好ましい。これは、燃料絞り弁の燃料排出口と一時気道との間の圧力勾配のかなり大きな割合が二次気道と一時気道との間に発生することをもたらし、それによって、エンジンがアイドリングされるときに、過剰量の燃料は、燃料排出口から二次気道に引き込まれない。
二次気道の利点は、燃料の十分に上昇した気化のため、エンジンの低速度及び中程度の速度において特に発揮される。しかし、エンジンの高速度において、一時気道を通る十分な空気の流れがあり、二次気道を通る十分な空気の流れもある。これは、空気/燃料比が高エンジン付加における望ましくない低レベルへの低下をもたらす。二次気道が、別個のアクチュエーターにより作動し得る調整可能な弁を含む場合に、この潜在的な問題は解決する。これは、二次気道を通る空気の流れが、一次気道を通る空気の流れと別個に調整されることを可能にするであろう。一実施態様においては、調整可能な弁はスロットルバルブに連結され、スロットルバルブが開くにつれ、徐々に接近して配列される。これは、エンジン付加が上昇するにつれ、二次気道を通る空気の流速が同じ速度で上昇せず、実際には更に低下し、スロットルバルブが完全に開いた時には0になるであろうことを意味する。
この特徴は、前記に言及した特定のタイプの燃料絞り弁を含まない気化器に応用できると考えられ、従って、本発明の更なる態様によれば、一次気道、一次気道中に配置される調整可能なスロットルバルブ、スロットルバルブとその排出口との間に、一次気道に対する注入口及び排出口を有する二次気道を含み、配列が、使用において、燃料が、一次気道内で、空気流と混合する前に二次気道を通って空気流と混合するようにされている気化器は、二次気道が調節可能な弁を含むことで特徴づけられる。この弁はスロットルバルブと連結し、スロットルバルブが開放されるにつれ徐々に閉鎖するように配列されていてもよい。
好ましい実施態様においては、スロットルバルブは、放射状経路が通過する回転軸上に備え付けられ、放射状経路が、スロットルバルブが実質的に閉鎖している時に二次気道の接触部分からなり、それによって、スロットルバルブが開くにつれ、放射状経路が二次気道の隣接部分と徐々に位置がずれ、その結果、徐々に二次気道を通る空気流を絞る。二次気道のために、それ自身がスロットルバルブとして作用するスロットルバルブのシャフトを使用するので、この配列は特に簡易で、かつ空間を節約する。
本発明の更なる特徴及び詳細は、添付図面に関して具体例の目的のみで与えられる、以下のある種の特定の実施態様から明らかであろう。
図1は、本発明の気化器の正面斜視図である。 図2は、図1の気化器の後面斜視図である。 図3Aは、図1及び2の気化器の断片概略断面図である。図3Bは、任意の特徴を示す図3Aと同様の図である。 図4A及び4Bは、それぞれ、閉鎖、及び部分的に開放した位置における燃料絞り弁の断面図である。 図5A及び5Bは、それぞれ、改良した燃料絞り弁の縦断面図及び横断面図である。図5Cは、更に改良した燃料絞り弁の図5Bと同様の図である。 図6A、6B及び6Cは、それぞれ、高負荷、中程度の負荷及びエンジンがアイドリングしている時の、種々の部品の位置を示す図1及び2の気化器の上部の図である。 図7A、7B及び7Cは、更に改良した燃料絞り弁の軸方向断面図である。 図8は、図1及び2の気化器の垂直軸方向断面図である。 図9A及び9Bは、更に改良した燃料絞り弁の軸方向断面図である。 図10は、上部のカバーを除いた、本発明の気化器の更なる実施態様の透視図である。 図11は、図10の気化器の軸方向断面図である。 図12は、図10中に見られる回転キャリッジの透視図である。
最初に図1〜3Aを参照し、気化器1は、注入口6及び排出口11を有する一次気道19を規定する本体2を含む。本体2は、フランジ3を経由して空気清浄ハウジング(図示せず)、及びフランジ4を経由してエンジン注入口連結管(これも図示せず)と連結するように適合している。バタフライ型のスロットルバルブ8が一次気道19内に配置されている。本体2は、二次注入口10と連結し、その下流端24がチャンバー22と連結する二次気道13をも規定する。チャンバー22は以下に詳細に説明する燃料絞り弁23を収容しており、2個の通路25を介して燃料供給ノズルの注入口28と連結しており、その排出口は一次気道19内に向かっている。
図4A及び4Bに示すように、燃料絞り弁は外側袖部又はチューブ32からなり、板材16によって、長手方向にスライド可能に垂直方向に移動するように配列された弁棒33を内部に収容しており、これは後述する。袖部32は、その下端に燃料注入口空間35を規定し、その下端で逆止め弁30を介して燃料注入口37と連結する。この弁は燃料のいかなる逆流をも防止し、その結果、発生する可能性があり、エンジンの操作及び効率を損傷する過度圧力の変化及び燃料の逆流を減少させるであろう。袖部32の側壁には、排出口39が供給される。弁棒33はその長さの上部にわたり円形断面であり、スライドし、袖部の内側面と接触して実質的に密封されている。しかし、弁の下端においては、その排出口39に向かう表面が、下の方向に対して徐々にレリーフされるか、又は切除されている。従って、弁棒が図4Aに示す位置にある時、排出口39は、棒の表面によって完全に覆われており、燃料空間と排出口との間の連結はない。従って、弁を通った燃料は流れることができない。しかし、弁棒が徐々に上昇するにつれ、棒の断面積は徐々に小さくなり、これは、燃料空間が徐々に大きくなった領域の空間を介して排出口39と連結し、燃料ノズル28に向かう排出口39を介した燃料の流速が徐々に上昇するであろうことを意味する。弁棒の切除部分の詳細な形状は、弁棒の位置と瞬間の燃料の流速との任意の望まれる関係を達成するために調整することができる。
好ましい実施態様においては、弁部材33は袖部32内で直線的に移動するが、それは、回転し、又は直線的及び回転しても移動し得ると理解されるであろう。この好ましい実施態様においては、弁部材33も円形断面であり、これは、少なくとも理論的には、弁部材が袖部内で回転し、切除部分が排出口39とともに徐々に角度位置がずれるようになるという可能性を広げる。この危険性は、弁部材が、排出口39に対して反対の表面に細長い溝44を備えている、図5Aに示す改良した実施態様においては解消される。袖部32の壁を通るプラグ48と一体になった突起46は、溝44内に伸長し、2つの側壁と係合している。従って、袖部に対する弁部材の回転はガイド46、48により阻止される。
図4の実施態様においては、袖部32の内部表面の上部が上部方向における燃料の漏れを防止するように、その周辺全体の弁部材の反対側の表面と接触し、スライドして密封されている。しかし、弁部材はその周辺全体で密封される必要はなく、単に排出口39の周囲で密封されるべきである。図5Bの改良した実施態様においては、弁袖部32は、排出口39、及び弁部材33が受け入れられる半円筒状の凹部を提供する密封部材50を収容している。弁部材33は、また、排出口39から離れた側面に形成される細長い凹部44を有し、この凹部はブロック48と連結した突起46を受け入れる。突起46は、凹部44と同じ幅を有しており、弾性材料から製造され、それ故、図5に示すように弁部材は右側に強いられる。従って、弁部材33は回転が阻止されるのみでなく、弾力のある突起44によりシール50と接触して密封される。
図5Cの更に改良された実施態様においては、弁部材33は、その中に、軸方向の溝に伸長するガイド48、46を備え、排出口39が形成されたシール50とスライドして係合している。シール50は、商標Mark PEEKでVictrecにより市販されているもののような硬質ポリマー材料で製造されている。シール50の後方に位置するものは、強磁性の弁部材33に引きつけられ、それによってシール50を弁部材33と接触させ、それによってシールの完全性を向上させる1個以上の磁石52である。また、シール50の材料は、弁部材と接触してシールを引きつける磁化粒子を含んでいてもよい。
図3Aは、二次気道13が、スロットルバルブ8が開放するにつれ、徐々に閉鎖するように配置された弁を含むことを示す。このケースにおいては、スロットルバルブは、気道42が通過する中央の回転軸40を含む。弁8が閉鎖位置に接近した時、通路42は二次気道の一部を構成する。しかし、弁8が開放するにつれ、通路30の隣接する位置から次第に位置がずれるようになり、それによって、徐々に通路13を通って二次気道13の流れをスロットルで調整するようになる。弁8が完全に開放した位置になるか又はそれに接近した時、通路は閉鎖し、二次気道は通路13を通ってノズル28に流れないであろう。高負荷において、主要通路11を通る空気の流れがノズル28を通って放出される燃料の迅速な同調及び気化を確実にするのに十部に迅速であるので、これは、高エンジン負荷における燃料/空気混合の上昇をもたらし、燃料注入の効率を損なわないであろう。
しかし、そこで、高負荷条件であっても二次気道の小さい流れであることが望ましく、これは、二次気道13の上流位置に平行して更なる二次気道13’を備え、スロットルバルブ8の軸40によって構成された弁を迂回させることによる、図3Aの構成において達成される。
前記に言及したように、燃料の流速は最大及び最小速度の間で変化し得る。最大速度はエンジンの最大負荷に相当するであろう。最小速度は、エンジンのアイドリング速度に対応する非常に低速度であってもよい。しかし、高速度のエンジンの運転に適した流速を可能にするためにも適合する弁を通って低速度の燃料の流れを確実かつ正確に調整することは実際問題として困難である。従って、気化器は、更に、一次気道と連結し、アイドリング運転に必要な少量の燃料を供給するのに適合する燃料絞り弁、アイドリング絞り弁を含むことが好ましい。このような構成を図3Bに示し、明瞭の目的のため、ここから二次気道は省略した。示されるように、アイドリング気道13’’は、実質的に閉鎖している時にスロットルバルブ8の隣接端の下流である位置で空気注入口11と連結しているが、相当の程度に開放している時にはスロットルバルブの上流にある。アイドリング気道は燃料供給開口部41と連結している。アイドリング気道13’’は、調整可能なニードル弁45により調整可能である。エンジンがアイドリングしている時、主要な燃料絞り弁は実質的に閉鎖するように配置されている。この時、スロットルバルブ8は図3Bにおいて実線で示す位置にあり、アイドリング気道13’’の下流端は実質的に大気圧より低い圧力にさらされるであろう。従って、空気及び燃料は、エンジンのアイドリング運転に十分な量で気道に引き込まれる。収容される燃料の正確な量は、比較的小さい範囲の流速を可能にするのに必要であるだけのニードル弁45を調整することにより非常に正確に調整することができる。スロットルが開放される時、主要な燃料絞り弁は、再び燃料を流し始めることを可能にする。スロットル8の隣接端が、アイドリング気道13’’の下流端の下流に移動するにつれ、通路13’’の下流端に作用する減圧が低下し、通路13’’を通る燃料及び空気の流れが、ノズル28を通る流れと比較してわずかである、非常に低い値に低下する。
図7に示す改良された実施態様においては、アイドリング絞り弁は主要な燃料絞り弁の弁部材に組み込まれている。このケースにおいては、弁部材33は中空であり、内部に弁ニードル54を収容しており、弁部材33及び弁ニードル54の相対的な軸位置が容易に調整できるように、その外部表面の一部が、弁部材内側の対応するねじ山と係合するねじ山を有している。燃料注入口空間35の入口は、弁ニードル54が協同する弁座56を構成する。弁部材33は、所望の可変燃料流速をもたらすために、排出口39に向かう外部表面上で再度プロファイリングされ、弁部材33が袖部32内で軸方向に移動するにつれ、反対側の表面で形成される軸方向の溝内のガイド48の係合により、更に回転から抑制される。エンジンが全速力で運転される時、弁部材33は、かなりの容量の燃料が排出口39を通って流れ、弁ニードル54が弁座56から十分に離れて位置することを可能にする図7Cに示す位置にあるであろう。エンジンが作動していない時、弁部材33は、排出口39が弁部材33に接近している、図7Bに示す位置にあるであろうが、そうである必要はなく、弁座56は、弁ニードル54によって完全に遮断されている。しかし、エンジンがアイドリングしている時は、図7Aに示すように、燃料の流速は弁部材33により調整されるのでなく、弁ニードル54により調整される。従って、弁部材33の外部のプロファイリングされる部分は、弁部材が下方に移動し、空間35と排出口39との間の連結領域が徐々に小さくなり、これが生じる間に、弁ニードル54が最初に燃料の流速に影響しないように、成形される。しかし、アイドリング速度に近づくにつれ、弁部材の表面の関連ある部分の形状は、空間35と排出口39との連結領域が実質的に一定であり、更に小さくならないほどである。しかし、このポイントに近づくにつれ、弁ニードルは、弁座56を通る流速に影響を及ぼし始める。弁部材33の下方向への更なる移動、それによる弁ニードル54は燃料の流速の低下をもたらすであろうが、この低下は全て弁ニードル54によって引き起こされる。アイドリングの間の燃料の流速は、弁部材33中の弁ニードル54の位置を調節することにより非常に正確に調整することができる。
アイドリング絞り弁が主要な燃料絞り弁の弁部材中に組み込まれている、更に改良された実施態様を図9A及び9Bに示す。弁部材33は、更に中空であり、その内部に弁部材又はニードル54を収容し、この弁部材33中の弁ニードルの位置は、更に、協同するねじ山により調整されている。しかし、このケースにおいては、アイドリング弁部材54が協同する弁座56は、弁部材33中に規定されている。弁部材33中の弁座56の上に位置するのは、弁部材33の側面中の排出口66と連結している液体空間である。エンジンの正常な運転においては、図9Aに示すように、排出口66は袖部32の反対側の内部側面に接近しており、その結果、燃料は、弁座56及び弁部材54により構成された弁を通して流れることができない。
しかし、図9Bに示すように、弁部材33がアイドリング位置中で下方向に移動した時は、排出口66が、袖部中の排出口39に対して記録されたような状態になる。次いで、燃料はアイドリング絞り弁54、56を通って、その結果、排出口66及び39に流れることができる。この実施態様においては、2個の絞り弁は並列において効果的であり、従って、主要な燃料絞り弁はアイドリング運転の間、完全に閉鎖するように配置され、これは、アイドリング運転に必要な全ての燃料がアイドリング燃料絞り弁を通過することを意味する。弁部材54及び弁座56が、いずれも弁部材33と一緒に移動するので、弁部材33の移動は弁部材54及び弁座56の相対的な移動をもたらさず、これは、アイドリング絞り弁を通る流速が一定であるが、当然に、それを回転させることによって、弁部材33中の弁部材54の軸方向の位置を調整することにより所望の値に調整し得ることを意味する。
燃料絞り弁が作動し、制御されるメカニズムを、図1、2、6及び8を参照してここに説明する。気化器の上部表面は、その上にスライドキャリッジ18がスライド可能に支持される、2本の細長いスライドレール60を有している。使用において、カバー中のレール及びキャリッジは取り外し可能なカバー内にあるが、これは、明瞭の目的のために図面からは除外してある。カバーにより回転可能に輸送されるものは、機械的な入力軸12である。その自由な末端から依存して、軸12に固定して連結されているものは、ャリッジ18中のスロット64中で受け入れられる、くい62である。くい62及びスロット64が、ロストモーション連結としての役割を果たし、軸12の回転が、レール60に沿ったキャリッジ18の直線的な滑り運動をもたらすであろうことが理解されるであろう。スロットルバルブ8の回転軸40は、気化器の上板を通って伸長し、レバー14の一端と回転不可能に連結している。レバー14の上面に形成されるものは、細長いすり板68がスライド可能に受け入れられる細長い溝66である。絞り弁40から離れたスライダー68の末端は、枢動(すうどう)ピン70によってキャリッジ10に枢動可能に連結している。溝67及びスライダー68は、レール60に沿ったキャリッジ18の直線的移動がシャフト40の回転をもたらし、その結果、スロットルバルブ8の開放又は閉鎖の動きをもたらすであろう、更なるロストモーション連結を構成する。
キャリッジから直立したものは、2個の空間パラレルウェブ72であり、そのうちの1個の上面74はプロファイリングされ、いくぶん曲がった傾向にあるランプ形状を有している。プロファイリングされたランプ74の上部に位置するものは、細長い弁ホルダー76であり、その一方の面から突出したものは、プロファイリングしたランプ74上にあるローラ78である。弁ホルダー76に中心には支持板16があり、そこを通り燃料絞り弁の弁部材33が伸長している。弁部材33及び支持板16は、相対的に垂直に移動するのを防止するようにお互いに連結している。弁ホルダー76の側面は、他のウェブ72の反対側の平行面との係合をスライドすることにおいて平面である。この平らな係合は、それがウェブに沿って移動するにつれ、弁ホルダーの傾斜又は湾曲を防止する。
使用において、気化器の上部はカバー又は蓋により覆われており(図示せず)、ローラ78がランプ74に接触して維持されるように、カバーの底面と弁ホルダー76との間に、弁ホルダーを下方に強いるためのバネ(これも図示せず)が供給される。入力軸12は、速度制御部材の移動が軸12の回転をもたらすように、エンジン速度制御部材、通常、固定エンジンの調速機又は自動車エンジンのアクセルペダルと連結している。アイドリング速度において、エンジンが作動する時、キャリッジ18の位置は図2及び6Aにおいて示すようである。確認されるように、図4A及び7Aに示すように、ローラ78はランプ74の最下部と接触しており、弁部材35は最下部にあり、それによって、燃料絞り弁は実質的に閉鎖し、アイドリング絞り弁により、燃料の計測が実施される。この条件においては、スロットルバルブ8は実質的に閉鎖している。さて、速度制御部材が中間位置に移動した場合、入力シャフト12は回転し、これは、キャリッジ18がスライドレール60に沿って移動させる。図6Bに示すように、同様に、これは、ロストモーション連結67、68によってスロットルバルブ8が中間位置まで回転させる。ローラ78はランプ74の中間位置まで移動し、弁部材33は中間位置まで上方移動し、それによって、大量の燃料が気化器の一次気道内に入ることを可能にする。さて、速度制御部材が、更に全負荷/速度位置まで移動する場合、図1及び6Cに示すように、入力部材12は更に回転し、キャリッジ18は、更に前記位置まで移動する。この移動はスロットルバルブ8まで伝達され、これは、図8にも示すように完全に開放した位置まで移動する。ローラ78はランプ74の上部まで移動し、これは、図4B及び7Cに示すように、弁部材35がその最も高い位置まで情報に移動することをもたらす。
図10〜1に示す気化器の改良した実施態様は前記実施態様と同様であるが、多くの重要な事項において異なっている。
前記実施態様においては、弁棒33の任意の特定の位置における空気燃料比は、弁棒のプロフィールを正確に決定することにより製造者により固定されている。しかし、製作公差、並びに気化器及び連結するエンジンの摩耗の進行の結果として、気化器は、空気燃料比を調整する追加手段を有することが望ましい。この実施態様は、気化器フロート室82と燃料絞り弁への注入口との間に位置する複合制御弁80(使用において制御装置と連結する、逆止め弁及び電気できに作動する流量調節弁の両方である)を含む。この制御装置は、排ガス中の酸素濃度を測定する、いわゆるλセンサと連結されていてもよい。制御装置は、排ガス中の酸素濃度が0であり、それによって混合物が希薄でないことを示すように、制御弁80を調整するようにプログラムされていてもよい。制御装置は、エンジン汚水内の油の濃度、エンジン温度、排ガス温度及び他の消耗のパラメータを示すシグナルに応答してもよい。制御弁は、多くの公知のタイプのいずれか、例えば、振動、鼓動又は回転のタイプであってもよい。制御弁は、エンジンがアイドリングしている時に燃料の流量を正確に制御するためにも用いることができる。
このケースにおける弁袖部32は、本体2内の穴の中に収容されている。袖部32内の排出口39は、同様にノズル28と連結している、本体2中の穴84と連結している。図3の実施態様においては、例えば、ノズル28は、一次気道19から二次気道25に詰め込むことにより製造される。これは、2個の通路の間の連結領域、すなわち、ノズルの口径サイズが掘削の深さに非常に依存し、実際にはこのサイズをあらかじめ決めることは非常に困難であることを意味する。この潜在的な問題は、この実施例において、2個の掘削を用いることにより克服される。それらのうちの最初のものは比較的小さく一定の直径、すなわち、排出口39と連結する穴84であり、第二のものは比較的大きく、一次気道19及び穴84の下流と連結し、通常、円錐形状である。これは、一次気道と二次気道との間の連結の最小領域が正確にあらかじめ決定され、穴84の領域と等しいことを意味する。
エンジンがアイドリングしている時、スロットルバルブ8は実質的に閉鎖している。これは、穴84の下流端においては、大気圧より非常に低い圧力が優勢であることを意味する。結果として生じる圧力差は、燃料絞り弁を通した運転が、アイドリング運転のために必要とされるよりも多くの燃料を引き込む傾向がある。前記実施態様においては、これは、エンジンがアイドリングしている時、利用可能な流れ領域が、正確に必要な少量の燃料がバルブを通して引き込まれることを可能にすることを確実にするための弁棒のプロフィールを非常に正確な機械加工されることにより処理されている。しかし、この潜在的な問題は、本実施態様においては、その領域を、一次気道と二次気道との間の連結領域より大きくするように、二次気道を寸法決定することにより軽減されている。これは、二次気道において、低レベルに落ちない圧力をもたらし、これは、燃料弁と一次気道との間の圧力低下が、一次気道及び二次気道の間に大きく現れるのではなく、燃料弁と二次気道との間に現れることを意味する。これは、弁棒33のプロフィールを機械加工しなければならない制度をいくらか緩和することを可能にする。その長さに沿った任意の部位で収縮しているので、二次気道の増大した領域がその全体の長さにわたって存在しなければならず、この位置で圧力が低下し、燃料弁と二次気道との間で圧力差を増大させることが理解されるであろう。二次気道の、この増大した領域は、単に全体の通路を大きくするか、又は二次気道の長さの少なくとも一部にわたって平行して2個以上の通路を提供することによって提供することができる。
図11に示すように、燃料弁袖部32の内部表面は、内部表面の周囲部分を越えて、排出口及び突起部の周囲にわずかな距離(たったの1mmかそこらであり得る)で伸長する隆起部分86を備える。弁棒33は、更に排出口39に向かうようにバイアスをかける手段を備える。このケースにおいては、バイアス手段は、本体2の穴の中に受け入れられ、中心穴8を規定するプラグ48を含み、その中で、通常、マッシュルーム形状のバイアス部材の細長い部分がスライド可能に受け入れられる。バイアスメンバーの先端とプラグ48との間に位置するものは、バイアスの先端を弁棒33に強い、それによって弁棒33を隆起部分86に強いる、圧縮バネ92である。弁棒33は、その下部はシール98である軸受け部96にスライド可能に受け入れられる。他のポイントで、その長さに沿って、弁棒33は、袖部32の内部表面から離れて配置される。隆起部分86と、バイアス装置48、90、92との組み合わせは、弁棒33が、上昇した接触圧力で袖部32の内部表面と係合し、これが排出口39の周囲のシールの完全性を改良することを意味する。
前記実施態様においては、回転スロットル注入口の連結は、回転入力運動が弁棒の直線的移動に変換されることによって、直線的にスライド可能なキャリッジと連結される。しかし、この実施態様においては、回転入力軸12は、軸12を用いて回転する、回転キャリッジ98と連結される。図12において最も良く示されるように、回転キャリッジは、円形でない穴100を有する丸い弓形形状であり軸12に対して回転して鍵がかかる手段によってその先端に隣接する。外部の弓形周辺縁に接触するものは、細長い弓型の開口部102であり、それを通って、弁棒33が伸長する。開口部102に隣接し、外部に伸長するものは、徐々に高さが増大する部分的に環状の壁103であり、それは弓型のランプ表面を構成する。このランプ表面106は、ローラ78によって係合し、それは、弁棒33と垂直に移動するように回転可能に連結する。弁棒33の上部端は、下方向における栓としての役割を果たす、外部のマッシュルーム形状の係合部材108中に収容されている、内部のマッシュルーム形状の係合部材106の細長い部分によって係合している。外部の係合部材108は中空であり、お互いに接触している、内部係合部材108の下部端及び弁棒33の上部端の両方を受け入れる。外部係合部材108の細長い部分の外部表面はねじ切られており、細線は、本体2上の対応する内部細線と係合している。従って、弁棒33のデータ位置は、本体に対して係合部材108を回転させることによって変化し得、その結果、内部係合部材106、また弁棒33を軸方向に移動させ得る。内部係合部材106の上部表面は、圧縮バネ110の一方の端と係合し、他方端は外部のカバーと係合する。従って、2個の係合部材は、カバー12が適切な場所にある時には、お互いに係合している。
ガソリン及びパラフィンのような、2種の異なる燃料のうちの1種の測定した量を供給するために気化器が必要である事情がある。これは、2つの向かい合った面(そのうちの一方は1種の燃料に適しており、他方は他の燃料に適している)で種々のプロファイリングされた形状を有する弁部材を提供することにより容易に満たすことができる。次いで、弁部材を袖部内の位置から取り除くことにより、気化器は、一方の燃料に適したものから他の燃料に適したものに容易に変化することができ、プロファイリングされた形状の一方は排出口の反対側にあり、他方が排出口の反対側にある位置に配置される。
気化器が、同時に2種の液体、例えば、2サイクルエンジン用のガソリン及び潤滑油の正確な量の測定を提供することも望ましい。これは、それぞれが、弁部材のそれぞれのプロファイリングされた部分と協同する、2個の別個の排出口を有する袖部を提供し、燃料供給口空間を、それぞれが、それぞれの供給口及び弁部材のそれぞれのプロファイリングされた部分と協同する、2個の別個の供給口空間に分けることによって容易に達成することができる。

Claims (34)

  1. 一次気道、前記一次気道中に配置される調整可能なスロットルバルブ、前記一次気道と連結し、ノズルを通じて放出される燃料の量を変化させるための燃料絞り弁と連結した燃料供給ノズルを含む気化器であって、前記燃料絞り弁が、細長い弁部材が移動可能に提供される細長い袖部を含み、前記袖部及び前記弁部材が燃料注入口空間を規定し、燃料注入口が注入口空間と連結され燃料排出口が袖部の壁を通過し、燃料供給ノズルと連結し、燃料注入口空間と排出口との連結面積が、最大及び最小値の間で徐々に変化するように、弁部材の外面の一部がプロファイリングし、弁部材が袖部に対して移動可能であることを特徴とする気化器。
  2. 袖部内の細長い内部空間が円形断面である、請求項1記載の気化器。
  3. 燃料注入口と燃料注入口空間との間に位置する逆止め弁を含む、請求項1又は2記載の気化器。
  4. 前記弁部材が、前記袖部内に直線的に移動するように配置されている、請求項1〜3のいずれか1項記載の気化器。
  5. 前記弁部材が、前記袖部内に自転して移動するように配置されている、請求項1〜4のいずれか1項記載の気化器。
  6. 前記弁部材が、袖部に対する前記弁部材の角度位置を調整するために配置された、袖部により輸送される位置限定手段と協同する位置限定手段を含む、請求項4記載の気化器。
  7. 前記弁部材が、その長さの割合にわたり、袖部の内部表面中にスライディングシールを形成する、請求項1〜6のいずれか1項記載の気化器。
  8. 前記袖部の内部表面が、燃料排出口の周囲に伸長した部位を有する、請求項1〜6のいずれか1項記載の気化器。
  9. 前記袖部が、陥凹部を規定する密封部材を含み、前記弁部材が部分的に収容され、それによりシールを形成し、排出口の少なくとも一部が形成される、請求項1〜6のいずれか1項記載の気化器。
  10. 前記密封部材が磁化粒子を含み、前記弁部材が磁性材料からなり、それによって、弁部材と密封部材との間のシールが磁力により強化されている、請求項9記載の気化器。
  11. 前記密封部材が強磁性体粒子を含み、前記袖部が前記弁部材に向かって密封部材を引きつけ、それによってそれらの間のシールを強化する磁石を含む、請求項9記載の気化器。
  12. 前記弁部材が強磁性体であり、前記袖部が、前記密封部材と前記弁部材との間に位置する1種以上の磁石を含み、それによって前記磁石と前記弁部材との間の引力が、前記密封部材と前記弁部材との間で強化するように作用する、請求項9記載の気化器。
  13. 前記弁部材が、側面の種々の領域において、2種以上の異なるプロファイリング領域を有する、請求項1〜12のいずれか1項記載の気化器。
  14. 前記袖部の壁が2個の排出口を規定し、前記弁部材のそれぞれのプロファイリング領域と協同し、前記弁部材のそれぞれのプロファイリング領域と連結した、それぞれの注入口空間と連結した2個の注入口が提供される、請求項13記載の気化器。
  15. 前記燃料絞り弁と並列して、エンジンのアイドリング運転に必要な少量の燃料を測るための燃料絞り弁を更に含む、請求項1〜14のいずれか1項記載の気化器。
  16. 前記弁部材中に弁座と協同する追加の弁部材を含み、前記弁座が、前記注入口空間、及び前記弁部材中の追加の空間と連結し、追加の空間が前記弁部材の側面におけるアイドリング排出口と連結し、気化器がアイドリング運転である時に、前記アイドリング排出口が前記袖部中の排出口と連結するように位置している、請求項15記載の気化器。
  17. 前記燃料絞り弁に直列して追加の燃料絞り弁を含む、請求項1〜14のいずれか1項記載の気化器。
  18. 前記燃料注入口が、弁座を通して前記燃料注入口空間と連結し、前記燃料絞り弁の弁部材が前記弁座と協同し、追加の燃料絞り弁を構成する追加の弁部材を有する、請求項17記載の気化器。
  19. 前記追加の弁部材の位置が、前記弁部材に対して調整可能である、請求項16又は18記載の気化器。
  20. 前記追加の燃料絞り弁が、前記燃料絞り空間の上流に位置しており、電気的に作動可能である、請求項17記載の気化器。
  21. エンジン速度制御部材と連結するように収容される回転入力軸を含み、開放位置と閉鎖位置との間で移動するようにスロットルバルブと、それを移動するようにキャリッジと連結しており、前記キャリッジは、キャリッジの移動方向に伸長し、前記弁部材と連結する供板によって係合する少なくとも1個の細長い傾斜ランプを有し、それによって、入力軸の回転がスロットルバルブの移動、及びキャリッジ、それにより細長いランプの移動をもたらし、それによって、供板が前記ランプの長さに対して横断して移動し、燃料絞り弁の弁部材も移動する、請求項1〜20のいずれか1項記載の気化器。
  22. 前記キャリッジが、1個以上の平行軌道を有し、それぞれの軌道と接触して支持されている1個以上の支持部材と連結しており、それによって、前記キャリッジが直線的に移動するように誘導される、請求項21記載の気化器。
  23. 前記入力軸が、ロストモーション連結によって、前記キャリッジと連結している、請求項22記載の気化器。
  24. 前記スロットルバルブが、ロストモーション連結によって、前記キャリッジと連結している、請求項21〜23のいずれか1項記載の気化器。
  25. 1個以上の平行な傾斜ランプ、及び前記弁部材と連結し、それぞれの傾斜ランプ上に支持されている1個以上のローラを有する弁キャリアを含む、請求項21〜24のいずれか1項記載の気化器。
  26. 前記キャリッジが、それによって回転する回転入力軸と連結し、細長いランプが部分的に円形状である、請求項21記載の気化器。
  27. 前記スロットルバルブとその排出口との間に、前記一次気道に対する注入口及び排出口を有する二次気道を含み、前記燃料絞り弁の燃料排出口が前記二次気道と連結し、使用において、燃料が、ノズルを通した空気流の前に二次気道を通して空気流と混合し、一次気道中の空気流と混合するように、前記燃料供給ノズルが前記二次気道及び前記一次気道と連結する、請求項1〜26のいずれか1項記載の気化器。
  28. 前記燃料供給ノズルが、燃料絞り弁の排出口と連結する燃料注入路を含み、混合物排出路が、一次気道、並びに二次気道及び混合物排出路と連結する少なくとも1個の空気注入路と連結する、請求項27記載の気化器。
  29. 前記燃料供給ノズルが、その上流端が二次気道と連結し、その下流端が分岐した穴と連結している、一定の断面積の穴を含む、請求項27記載の気化器。
  30. その全長にわたる二次気道の最小断面積が、一定の断面積の穴の断面積よりも大きい、請求項29記載の気化器。
  31. 前記二次気道が制御可能な弁を含む、請求項28〜30のいずれか1項記載の気化器。
  32. 前記制御可能な弁が前記スロットルバルブに連結し、前記スロットルバルブが開くにつれ、徐々に閉鎖するように配列されている、請求項31記載の気化器。
  33. 前記スロットルバルブが、放射状経路が通過する回転軸上に備え付けられ、前記放射状経路が、スロットルバルブが実質的に閉鎖している時に二次気道の接触部分からなり、それによって、前記スロットルバルブが開くにつれ、前記放射状経路が前記二次気道の隣接部分と徐々に位置がずれ、その結果、徐々に二次気道を通る空気流を絞る、請求項32記載の気化器。
  34. 前記二次気道が2個の分岐を含み、第一の分岐が放射状経路を含み、第二の分岐が、前記放射状経路の下流で前記第一の分岐と連結し、それによって、迂回する、請求項33記載の気化器。
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