JP2010520105A - 自動車の車体開口のカバー用の作動装置 - Google Patents

Abstract

【課題】開放行程が開放行程と共働する構成部材の全構成深さと無関係であり、各取付け周辺の空間節約する構成に依存して非常に僅かである作動装置を創作すること。
【解決手段】この発明は、ハウジング（３）内で軸方向に案内されて施錠ジャーナル（５）を備えて且つ施錠ジャーナル（５）の開放行程を制御する制御装置（１１）を備える自動車の車体開口のカバー用の作動装置（１）に関する。発明によると、制御装置（１１）が施錠ジャーナル（５）の横傍に配置されていて、運動学的に施錠ジャーナル（５）と接続されている。

Description

この発明は、ハウジング内に軸方向に案内された施錠ジャーナルを備える自動車の車体開口のカバー用の作動装置に関する。

そのような作動装置は、ドイツ特許出願公開第１０１４８１９９号明細書（特許文献１）から知られている。公知の作動装置は、所謂プッシュープッシュ手段を利用する。この場合には、施錠ジャーナルの軸方向案内と制御に必要な構成部材が軸方向に施錠ジャーナル内部に配置されているので、個々の構成部材の構成深さが付加される。この配列の欠点は、施錠ジャーナルの開放行程がそのような軸方向配列の際に構成部材の付加する全構成深さに依存していることである。それぞれの取付け周辺の空間節約する構成では、これは最高選択可能な行程高さの強力な制限を生じる。

ドイツ特許出願公開第１０１４８１９９号明細書 ドイツ特許出願公開第１９９２２４５２号明細書 米国特許第５２７５２４９号明細書

この発明の課題は、開放行程が開放行程と共働する構成部材の全構成深さと無関係であり、各取付け周辺の空間節約する構成に依存して非常に僅かである作動装置を創作することである。

この課題は、この発明によると、制御装置が横に施錠ジャーナルの傍に配置されていて、運動学的に施錠ジャーナルと接続されていることによって解決される。

それ故に、この発明の作動装置は開放行程と共働する構成部材が最小構成空間に共働していて、構成深さが構成部材、即ちハウジングに依存している利点を有する。

他の利点は、運動学的結合が所定可能な変速比を備える力伝達要素によって行われることである。それにより力伝達をそれぞれの付与ユニットに適合することが可能である。

さらに、施錠ジャーナルの開放行程が変速比により調整でき、それにより異なった付与ユニットに適合され得ることが利点である。

好ましい実施態様では、力伝達要素が回転軸線を有する。それにより力伝達要素用の一列の形成が生じる。好ましい実施態様では、力伝達要素がシーソーとして形成されたレバーである。この構成により場所節約して、軸方向運動が施錠ジャーナルに伝達され得る。それ故に、レバーの形成に依存して、施錠ジャーナルの開放行程が固定できる。

別の好ましい実施態様では、第一脚を備える力伝達要素が制御装置に係合し、第一脚がばね要素として形成されている。この措置によって第一脚が制御曲線（カム）方向に予め緊張されるので、所定切換段と保持点のスタートが制御曲線（カム）において確実に可能とされる。

別の好ましい実施態様では、第一脚が自由端に制御装置に係合する制御ジャーナルを有する。これは制御曲線（カム）において第一脚の確実な案内を保証する。

別の好ましい構成は上記従属請求項に挙げられた特徴事項から明らかになる。

自動車の車体開口のカバー用の作動装置を概略的に示す。

この発明の実施態様は次に、この発明の作動装置の概略的切断表示を示す図面に基づいて詳細に記載される。

図には、自動車の車体開口のカバー用の、特にタンクフラップ用の作動装置１が概略的に図示されている。ハウジング３には、施錠ジャーナル５が移動自在に受け取られ、ハウジング３内に案内される。ハウジング３には、軸方向において施錠ジャーナル５により案内ピン７が係合し、この案内ピンが同様に施錠ジャーナル５の軸方向案内するのに用いられる。案内ピン７と施錠ジャーナル５の間にばね要素９が配置されていて、このばね要素は施錠ジャーナル５をカバーの開口位置に、例えば開放行程を実施するように引張れている。ばね要素９がこの実施態様ではコイルばねであり、このコイルばねが一端により案内ピン７の前面に、他端により施錠ジャーナル５の内部環状肩５に支持される。施錠ジャーナル５の横傍に、例えばハウジング３の傍に制御装置１１が配置されていて、この制御装置はこの実施態様では制御曲線（カム）として図示されている。この場合には制御曲線（カム）として形成された制御装置１１が施錠ジャーナル５の縦軸線とおよそ平行に配置されていて、その下端に旋回軸受け１３を有する。制御装置１１と施錠ジャーナル５の間に力伝達要素１５が配置されている。この力伝達要素１５が制御装置１１と施錠ジャーナル５の間に運動学的結合部を製造すべきである。この理由からこの力伝達要素１５が専門家に知られた形式で構成され得て、この力伝達要素はそのような運動学的結合部を準備する。この実施態様では、この力伝達要素１５がレバーとして且つ特にシーソーとして形成されている。このために、力伝達要素１５が回転軸線１７、第一脚１９と第二脚２１を包含する。第一脚１９が弾性要素として形成されて、自由端では制御ジャーナル２３を支持する。この制御ジャーナル２３により第一脚１９が制御装置１１の制御曲線（カム）に係合する。第一脚１９の弾性要素としての形成によって制御ジャーナル２３が制御曲線（カム）の中に押込まれる。旋回軸受１３に制御装置１１の旋回可能な支承によって、この制御装置はレバーの旋回運動を行う。

第二脚２１は自由端では回転軸受２５を形成し、この回転軸受によりこの第二脚が施錠ジャーナル５に係合する。脚長さの適した選択によって且つレバー法則の注目の下で力伝達要素１５には変速比を調整することが可能である。施錠ジャーナル５にての適した作用箇所の選択によって且つ力伝達要素１５にての適した脚長さの選択によって施錠ジャーナル５の開口行程が調整される。力伝達要素１５が他の実施態様では変速伝動装置が歯車及び／又はラックから成るときに、同様な調整性が与えられる。

この構造により制御装置１１、力伝達要素１５と施錠ジャーナル５の構成深さが付加しないので、全体的にハウジング３の構成深さが全構成深さに対して基準である。作動装置の作用態様が次のようになる：

タンクフラップによって施錠ジャーナル５の作動の際に施錠ジャーナル５がばね要素９に対して下方に押圧される。同時にレバーとして形成された力伝達要素１５が回転軸線１７を中心に旋回されるので、制御ジャーナル２３が制御曲線（カム）を通過する。制御曲線による通過中に制御ジャーナル２３が制御曲線（カム）における所定切換点と係止点に達成する。この形式では、施錠ジャーナル５が場所節約して制御されて係留される。

１．．．．．作動装置
３．．．．．ハウジング
５．．．．．施錠ジャーナル
６．．．．．内部環状肩
７．．．．．案内ピン
８．．．．．前面
９．．．．．ばね要素
１１．．．．制御装置
１３．．．．旋回軸受
１５．．．．力伝達要素
１７．．．．回転軸線
１９．．．．第一脚
２１．．．．第二脚
２３．．．．制御ジャーナル
２５．．．．回転軸受

Claims (12)

1. ハウジング（３）内で軸方向に案内されて施錠ジャーナル（５）を備えて且つ施錠ジャーナル（５）の開放行程を制御する制御装置（１１）を備える自動車の車体開口のカバー用の作動装置（１）において、制御装置（１１）が施錠ジャーナル（５）の横傍に配置されていて、運動学的に施錠ジャーナル（５）と接続されていることを特徴とする作動装置。
2. 運動学的結合が力伝達要素（１５）によって設定可能な変速比で行われることを特徴とする請求項１に記載の作動装置。
3. 変速比で施錠ジャーナル（５）の開放行程が調整できることを特徴とする請求項２に記載の作動装置。
4. 力伝達要素（１５）が回転軸線（１７）を有することを特徴とする請求項２或いは３に記載の作動装置。
5. 力伝達要素（１５）がシーソーとして形成されたレバーであることを特徴とする請求項４に記載の作動装置。
6. 力伝達要素（１５）が第一脚（１９）により制御装置（１１）に係合することを特徴とする請求項５に記載の作動装置。
7. 力伝達要素（１５）が第二脚（２１）により施錠ジャーナル（５）に係合することを特徴とする請求項５或いは６に記載の作動装置。
8. 第一脚（１９）が脚ばねとして形成されていることを特徴とする請求項６或いは７に記載の作動装置。
9. 第一脚（１９）が自由端には制御装置（１１）に係合する制御ジャーナル（２３）を支持することを特徴とする請求項８に記載の作動装置。
10. 第二脚（２１）が自由端により施錠ジャーナル（５）に係合する回転軸受（２５）を有することを特徴とする請求項７乃至９のいずれか一項に記載の作動装置。
11. 制御装置（１１）は旋回軸受（１３）に支承された制御曲線（カム）であることを特徴とする請求項１乃至１０のいずれか一項に記載の作動装置。
12. 施錠ジャーナル（５）のハウジング（３）内にばね要素（９）が配置されていて、このばね要素が施錠ジャーナル（５）をカバーの開口位置に予め緊張することを特徴とする請求項１乃至１１のいずれか一項に記載の作動装置。

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