JP2010515942A - 試料位置決めステージおよび動作方法 - Google Patents

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Abstract

検査される試料(8)を光学検査装置(2)に対して位置決めするための試料位置決めステージ(4)。ステージは、検査される試料を支持可能な略平坦な第1の本体(18)と、第1の本体に複数の軸受(43,45,47)を介して直接的に接続された第2の本体(20)とを備える。複数の軸受は、第1の本体と第2の本体との間に延び、第2の本体に対する第1の本体の移動を、第1の本体の平面と実質的に平行な第1の平面に制限する。第1のモードおよび第2のモードで選択的に動作可能な駆動システムも設けられる。第2のモードにおいて、駆動システムは、第1の本体に加わる外力による第1および第2の本体の前記平面内での相対移動に対して、第1のモードのときより少ない抵抗を与える。駆動システムは第1および第2のモードの両方で係合されている。ステージは、動作モードを第1のモードから第2のモードに変更するよう動作可能なセレクタを備える。

Description

本発明は、例えば顕微鏡または分光器といった光学検査装置による検査のための試料を位置決めするのに使われるステージのような、試料位置決めステージに関する。
試料位置決めステージは、例えば顕微鏡及び分光器に対して試料を位置決めするために使用され、検査される試料を載置可能な検査プレートを含む。ほぼ平坦な検査プレートは、通常、少なくとも1つのキャリッジに搭載され、プレートは、キャリッジに対し、少なくとも一つの実質的に水平な自由度で移動できる。これは、検査プレート上の試料の位置が、試料を検査している検査装置に対して動かされるのを可能にする。動力付きの試料位置決めステージは、検査プレートをキャリッジに対して動かすよう作動されることが可能な駆動システムを含む。駆動システムは、予めプログラムされたアルゴリズム、および/または、トラックボールやジョイスティックのような入力装置から受け取られた入力信号に従って、検査プレートの相対位置を制御することができる。
欧州特許出願第0207121号明細書 国際公開第2005/124282号パンフレット 国際特許出願PCT/GB2002/001629明細書
しかしながら、動力付き駆動システムの制御下でステージを動かすことができるのに加え、ステージを所望位置に引き摺ることにより、手動でステージを動かすのが望ましい。
本発明は、電子式入力装置の制御下でステージを動かすことができると共に、ステージを身体的に操作することによってもステージを動かすことができる、試料位置決めステージに関する。
本発明の第1の態様によれば、検査される試料を光学検査装置に対して位置決めするための試料位置決めステージであって、検査される試料を支持可能な略平坦な第1の本体と、前記第1の本体に複数の軸受を介して直接的に接続された第2の本体であって、前記複数の軸受は、前記第1の本体と前記第2の本体との間に延び、前記第2の本体に対する前記第1の本体の移動を、前記第1の本体の平面と実質的に平行な第1の平面に制限する第2の本体と、第1のモードおよび第2のモードで選択的に動作可能な駆動システムであって、前記第1のモードは、電子的な位置入力装置から受け取った要求相対位置に向けて、前記第1および第2の本体を互いに対して前記第1の平面内で駆動するためのモードであり、前記第2のモードにおいて、前記駆動システムは、前記第1の本体に加わる外力による前記第1および第2の本体の前記第1の平面内での相対移動に対して、前記第1のモードのときより少ない抵抗を与え、前記駆動システムは前記第1および第2のモードの両方で係合されている、駆動システムと、前記ステージが受けた入力に応答して、動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに変更するよう動作可能なセレクタと、を備えた試料位置決めステージが提供される。
セレクタが、ステージで受けた入力に応答して動作モードを変更するとき、ユーザが動作モードの変更中ステージ付近に居られることは、本発明の試料位置決めステージの利点である。
駆動システムが、第1および第2のモードの両方で係合されることは、本発明の更なる利点である。なぜなら、これは、ステージの手動引き摺りを容易にするため駆動システムを非係合とする必要がないことを意味するからである。従って、ステージを手動で動かせるよう、第1又は第2の本体から駆動システムのモータを離脱させるクラッチ機構を設ける必要がない。すなわち、駆動システムはクラッチレスである。むしろ、駆動システムは、本体と常時係合し、本体上で第1および第2のモードの両方で作動すると共に、第1の平面で第1の本体に作用された外力による、第1および第2の本体のいかなる相対移動によっても、第2のモードで(積極的に或いは手動で逆駆動されて)駆動される。これは、ステージ装置の複雑さとコストを低減する。駆動システムにより与えられる抵抗が第1のモードのときより第2のモードのときの方が少ないので、ユーザは、第2のモードで、第1および第2の本体を相対移動させるのが容易である。これは、ユーザーが、駆動システムを用いて本体を動かすよりも早く、本体を要求位置に動かすのを可能にする。またこれは、ユーザーの手が、ジョイスティック等の離れて取り付けられている装置を操作する必要が無く、第1および第2の本体の近くで自由に作業できることを意味する。
第1および第2の本体の一方が物体に衝突したとき、駆動システムが第2のモードで動作するよう切り替えられ、ステージおよび/または物体へのダメージを回避できることも、本発明の利点である。
駆動システムは、それが与える抵抗が変化し得るように構成されることができる。駆動システムによって与えられる抵抗は、外力の大きさに依存するようにされることができる。駆動システムが与えうる好ましい最大抵抗は、第1および第2の本体の寸法および質量、ならびにステージ装置が用いられる環境等の数々の要因に依存する。
後に理解されるように、外力が、駆動システムによって与えられる抵抗と等しいとき、駆動システムと外力は釣り合う。この状態で、第1および第2の本体は、外力の付加があるにも拘わらず相対移動しない。
外力が、駆動システムによって与えられる抵抗より大きいと、第1および第2の本体は相対移動する。
好ましくは、駆動システムによって与えられる抵抗は、第2のモードのときに第1のモードのときの少なくとも50%未満であり、より好ましくは第2のモードのときに第1のモードのときの少なくとも75%未満であり、特に好ましくは第2のモードのときに第1のモードのときの少なくとも90%未満である。好ましくは、駆動システムによって第2のモードのときに与えられる第1および第2の本体の相対移動への抵抗のレベルは、ユーザーによって認識可能とならないほど十分に低い。好ましくは、駆動システムによって第2のモードのときに与えられる第1および第2の本体の相対移動への抵抗のレベルは、50Nを超えず、より好ましくは10Nを超えず、特に好ましくは1Nを超えない。最も好ましくは、駆動システムは、第1および第2の本体の相対移動に対し、ユーザーに認識可能な抵抗を与えず、特に、好ましくは、駆動システムは、第2のモードにおいて第1および第2の本体の相対移動に積極的に抵抗しない。
駆動システムは、電動駆動ユニットを制御するためのコントローラを備えてもよい。よってこの場合、電動駆動ユニットは、第1のモードで第1の本体または第2の本体に駆動力を与え、相対移動を生じさせる。コントローラは、第1および第2の本体を相対的に駆動するため、電子的位置入力装置から受けた要求相対位置に応じて、電動駆動ユニットの作動を制御する。
本発明と共に使用されるための適当な駆動ユニットは、ベルトドライブ、ボールねじ、ラックアンドピニオン、直接駆動等の機構を含む。特に好ましい実施形態において、駆動ユニットは、駆動部を制御するためのモータ本体を備え、駆動部は、第1または第2の部品の相対移動を駆動するため、第1または第2の本体と係合している。例えば、駆動部は、モータ本体から延びトラック(軌道、レール;track)に係合するための駆動軸であってもよい。これにより、モータ本体による駆動軸の回転は、トラックの範囲に沿った駆動軸とトラックとの相対移動を生じさせる。好ましくは、電動駆動ユニットは、駆動軸の回転が、駆動軸の回転軸に垂直な方向における駆動軸とトラックとの相対移動を生じさせるように、構成される。好ましくは、駆動軸は、摩擦ロッドに摩擦係合するように構成される。したがって、好ましくは駆動ユニットは摩擦駆動部を備える。
好ましくは、(後に詳述されるような)第1および第2の本体の間の複数の軸受の少なくとも一つがトラックを備える実施形態において、電動駆動システムは軸受のトラック上で作用して相対移動を生じさせる。これは有利である。なぜなら、ステージをよりコンパクト且つ軽量とすることができるからである。それはまた、軸受に関してモータによって本体に作用されるトルクの量を減少する。例えば、電動駆動システムが駆動軸を有するモータを備え、駆動軸が摩擦ロッドに係合する実施形態において、好ましくは、駆動軸は、軸受のトラックに摩擦的に係合する。従って、軸受のトラックは摩擦ロッドであり得る。
数々の適当な電子式位置入力装置が、要求相対位置を入力するために利用可能である。例えば、電子式位置入力装置は、ジョイスティック、トラックボール、またはユーザーが要求相対位置を入力すべく操作できる他の装置であってよい。電子式位置入力装置は、予め格納された要求相対位置を含む記憶装置であってもよい。任意的に、電子式位置入力装置は、プロセッサユニット、例えばコンピュータプログラムから要求相対位置を提供できる汎用コンピュータであってもよい。したがって、ユーザーは、プログラムが実行する一連の位置をプログラムしてステージ装置の位置を制御することができる。これは、検査される試料のモンタージュを得るシンプルな方法を提供する。
好ましくは、セレクタは、第1の平面で第1および第2の本体の少なくとも一方に作用される外力の付加を検出するように構成される。任意的に、装置は、セレクタが第1および第2の本体の少なくとも一方の所定位置に作用される外力の付加を検出できるように、構成される。好ましくは、装置は、セレクタが第1および第2の本体の少なくとも一方のいずれかの位置に作用される外力の付加を検出できるように、構成される。セレクタは、外力の付加の検出を示す信号を出力するように構成されることができる。出力信号は、ユーザーによって認識可能な信号であり得る。例えば、出力信号は可聴信号である。任意的に、出力信号は可視信号である。これは、何かが第1および第2の本体の相対移動を妨げていることをユーザーに示すのに有用である。
好ましくは、セレクタは、第1の平面で第1および第2の本体の一方に作用される外力の付加の検出時に、駆動システムの動作モードを第1のモードから第2のモードに変更するように、構成される。これは有利である。なぜなら、第2の動作モードに変更するためのユーザーの関与を必要としないからである。これは、ユーザーがステージの運転中常に居ない状況、および/またはユーザーが意識的に第2の動作モードに切り替えなくてもいいことが望ましい状況において、有用である。
好ましくは、セレクタは、外力が所定の閾値力を超えたときだけ駆動システムの動作モードを第1のモードから第2のモードに変更するよう、構成される。 これは有利である。なぜなら、動作モードの第2のモードへの不慮の切り替えを防止するのを助けるからである。所定の閾値力は、第1および第2の本体の寸法および質量、並びにステージ装置が用いられる環境等の数々の要因に依存する。好ましくは、所定の閾値力は、100Nを超えず、より好ましくは50Nを超えず、特に好ましくは10Nを超えず、例えば3Nを超えない。好ましくは、所定の閾値力は、0.5Nを下回らず、より好ましくは1Nを下回らず、特に好ましくは2Nを下回らない。
セレクタは、所定時間の間外力の付加を検出したとき、駆動システムの動作モードを第1のモードから第2のモードに変更するよう構成されてもよい。これは有利である。なぜなら、動作モードの第2のモードへの不慮の切り替えを防止するのを助けるからである。所定時間は、ステージ装置が用いられる環境等の数々の要因に依存する。好ましくは、所定時間は、5sを超えず、より好ましくは3sを超えず、特に好ましくは1sを超えない。好ましくは、所定時間は、1msを下回らず、より好ましくは10msを下回らず、特に好ましくは25msを下回らない。
セレクタは、第1および第2の本体の一方への外力の付加を検知するセンサを備えてもよい。センサは力変換器であってもよい。セレクタは、力変換器によって検知された力の大きさが所定の閾値を超えたとき、動作モードを第1のモードから第2のモードに変更するよう、構成されてもよい。
好ましくは、セレクタは、第1および第2の本体が予想された方法で動いているかどうかを判断することによって、第1および第2の本体の一方に作用される外力の付加を検出するよう、構成される。第1および第2の本体が予想された方法で動いていないとき、セレクタは、動作モードを第1のモードから第2のモードに変更するよう、構成される。
好ましくは、セレクタは、第1および第2の本体の相対移動を検出するように構成されたセンサを備える。例えば、センサは、第1および第2の本体のそれぞれに、これらが互いに対して加速しているかどうかを判断するための加速度計を備える。好ましくは、センサは、第1および第2の本体の相対位置を検出するよう構成される。これは有利である。なぜなら、装置が、第1および第2の本体の相対位置を決定することができるようになるからである。したがって、装置は、たとえ第1および第2の本体が外力の付加によって手動で相対移動されているときであっても、第1および第2の本体の相対位置の軌跡を維持することができる。好ましくは、センサは、第1および第2の本体の一方に読み取りヘッドを備え、読み取りヘッドは、第1および第2の本体の他方のスケールを読み取って、第1および第2の本体の相対位置の変化を検出する。
それらの相対移動を決定すべく、適当なスケールは、読み取りヘッドによって読み取り可能な、パターンを形成するマークを有するものを含む。例えば、スケールは、周期的パターンを形成するスケールマークを有する増加スケールである。これは、スケールと読み取りヘッドの相対移動が起こったとき、読み取りヘッドで周期的な信号を発生する。これら周期的信号は、増加/減少カウントを引き起こし、スケールと読み取りヘッドの間の変位が決定されることを可能にする。例えば、この種の適当なスケールは特許文献1に記載されており、この特許文献の全ての内容は参照により本願の明細書に組み込まれる。スケールは、読み取りヘッドによって検出可能な参照マークを有してもよく、これにより読み取りヘッドのスケールに対する正確な位置を決定することができる。例えば、この種のスケールは特許文献2に記載されており、この特許文献の全ての内容は参照により本願の明細書に組み込まれる。任意的に、スケールは絶対スケールであることができる。絶対スケールは、スケールマーキングを有し、これは読み取りヘッドが、所定位置から漸増的にカウントする必要なしに、スケールに対する正確な絶対位置を決定するのを可能にする。このようなスケールは、一般的に、唯一の位置データを決定するスケールマーキングを有する。データは、例えば、疑似乱数シーケンスまたは離散コードワードの形態を有する。この種のスケールは特許文献3に記載されており、この特許文献の全ての内容は参照により本願の明細書に組み込まれる。
読み取りヘッドからのデータは、第1および第2の本体の相対位置を決定するために用いられることができる。任意的に、位置データは、第1および第2の本体が相対移動している時期を検出する制御アルゴリズムで用いられることができる。さらに、読み取りヘッドからの位置情報は、駆動システムによって用いられる。例えば、駆動システムのコントローラによって、第1および第2の本体を要求位置に相対的に正確に駆動するためのサーボループの一部として、用いられる。
好ましくは、セレクタは、第1および第2の本体の予想される相対移動を示すデータを、第1および第2の本体の実際の相対移動を示すセンサからのデータと比較し、実際の相対移動が予想される相対移動と異なっているとき、駆動システムの動作モードを第1のモードから第2のモードに変更するよう、構成される。
第1および第2の本体の予想される相対移動を示すデータ(「予想相対移動データ」)は、位置入力装置からセレクタによって受け取られる。セレクタは、位置入力装置から受け取ったデータから、予想相対移動データを決定するよう構成されることができる。例えば、位置入力装置は、第1および第2の本体の要求相対位置をセレクタに供給し、要求相対位置から予想相対移動を決定する。次いでセレクタは、実際の相対移動を決定し、それを予想相対移動と比較する。
予想相対移動データは、第1および第2の本体が相対移動していることが予想されるか否かを示す。予想相対移動データは、第1および第2の本体の相対移動の予想される方向を示す方向成分を有する。予想相対移動データは、第1および第2の本体の予想される相対移動を数量化する。
駆動システムは、手動で逆駆動できないように構成されてもよい。したがって、駆動システムは、単に第1および第2の本体の一方に力を加えただけでは、第1および第2の本体が相対移動しないよう、構成されることができる。例えば、駆動システムはリードねじ駆動機構を備える。この場合、好ましくは駆動システムは、第1および第2の本体の一方に加えられた外力の方向に、第1および第2の本体を積極的に駆動する。したがって、この場合、駆動システムが第2のモードにあるとき、駆動システムは、第1および第2の本体の一方に加えられた外力の方向における第1および第2の本体の移動を助ける。
好ましくは、駆動システムは、手動で逆駆動されることができる。好ましくは、駆動システムは、第1のモードでは手動の逆駆動に抵抗し、第2のモードでは手動の逆駆動に抵抗しないよう、構成される。すなわち、好ましくは、駆動システムは、第2のモードにおいて、駆動システムのあらゆる手動逆駆動に対抗して積極的に駆動することがないよう、構成される。
好ましくは、駆動システムはモータと動力源を備える。 好ましくは、ステージ装置は、モータによって付加される力が動力源を介して制御されるよう、構成される。好ましくは、第1のモードにおいて、モータは、逆駆動に抵抗を与えるよう構成される。好ましくは、第2のモードにおいて、逆駆動への抵抗がモータによって与えられない。
好ましくは、動力源は、モータによって付加される正味の力を変化させ、駆動ユニットが第1および第2の本体の相対移動を実行するよう、作動可能である。好ましくは、動力源は、複数の異なる正味の力をモータによって付加させ、異なるレベルの駆動を実行することができる。
好ましくは、第1のモードにおいて、動力源は、第1および第2の本体の実際の相対移動が予想相対移動と異なるとき、モータによって付加される正味の力を最大の正味の力まで増大するように、構成される。それ故、第1のモードにおいて、外力が第1および第2の本体の一方に加えられたとき、動力源は、好ましくはアウトプット力を増大し、駆動システムの抵抗を増大する。したがって、好ましくはモータは、第1および第2の本体を所望位置に維持するよう、サーボ制御される。
好ましくは、セレクタは、モータによって付加された正味の力をモニターするよう構成される。好ましくは、セレクタは、付加された正味の力が最大の正味の力であり、且つ実際の相対移動が予想相対移動と異なると判断されたとき、駆動システムの動作モードを第1のモードから第2のモードに変更するよう、構成される。セレクタは、この条件が所定時間の間成立したときのみ、動作モードを変更するように構成されることができる。好ましい所定時間は、ステージ装置が用いられる環境等の数々の要因に応じて変化するであろう。好ましくは、所定時間は、5sを超えず、より好ましくは3sを超えず、特に好ましくは1sを超えない。好ましくは、所定時間は、1msを下回らず、より好ましくは10msを下回らず、特に好ましくは25msを下回らない。
好ましくは、モータは電動モータである。したがって、好ましくは、ステージ装置は、第1のモードにおいて正味の電圧が電源を介して付加され、逆駆動に対する抵抗を与えるように、構成される。好ましくは、第2のモードにおいて正味の電圧が電源を介して付加されず、これにより、逆駆動に対する抵抗が電動モータによって与えられない。
駆動システムが少なくとも一つの電気的に駆動される駆動ユニット(電動モータ等)を備えるとき、セレクタは、電気的駆動ユニットの逆起電力をモニタすることによって、外力の付加を判断する。したがって、電気的駆動ユニットの逆起電力の予期しない増大は、第1および第2の本体の要求相対位置に向かう相対移動の抵抗の増加によって、駆動ユニットへの動力出力が増加されていることを示す。
好ましくは、試料位置決めステージは、第2のモードにおいて、第1および第2の本体の相対位置に拘わらず、第1および第2の本体の少なくとも一方に加えられる外力の除去時に、第1および第2の本体が相対移動しないように、構成される。したがって、好ましくは、第1および第2の本体は、いかなる特定の静止相対位置に向かっても付勢されない。
セレクタは、ステージで受けた第2の入力に応答して、動作モードを第1のモードから第2のモードに変更するよう、構成されることができる。好ましくは、セレクタは、外力の除去時に、駆動システムの動作モードを第2のモードから第1のモードに変更するよう、構成される。好ましくは、セレクタは、第1および第2の本体が相対的に静止していることを検出したとき、外力が除去されたことを判断するよう、構成される。好ましくは、セレクタは、外力除去の判断後2s以内に、より好ましくは外力除去の判断後1s以内に、駆動システムの動作モードを第2のモードから第1のモードに変更するよう、構成される。好ましくは、セレクタは、外力除去の判断後100ms以降に、駆動システムの動作モードを第2のモードから第1のモードに変更するよう、構成される。
駆動システムは、外力の除去時、第1および第2の本体を所定の相対位置に移動するように構成されることができる。好ましくは、第1および第2の本体は、外力の除去時、それらの相対位置に留まる。したがってユーザーは、単に、第1および第2の本体の一方を手動で所望位置に引き摺り、放置することにより、第1および第2の本体の位置を変更することができる。好ましくは、駆動システムは、外力の除去時、位置入力装置から第2の要求相対位置を受けたときのみ、第1および第2の本体が相対移動するように、構成される。
前述したように、駆動システムは、第1および第2の本体が位置入力装置から受け取った要求相対位置に居ないときはいつでも、その要求位置に向かって第1および第2の本体を相対的に駆動するように、構成されることができる。この場合、好ましくは、動作モードが第2のモードから第1のモードに変更されたとき、第1のモードに再び入る時に、要求相対位置が第1および第2の本体の実際の相対位置であるとしてセットされる。
セレクタは、ユーザーによって操作可能なスイッチを備えることができる。スイッチは、第1および第2の本体の相対移動を生じさせる必要無しに、動作モードを第1および第2のモードの間で変更する。スイッチは、電気回路を開くと共に遮断するための装置であってもよい。スイッチは、第1および第2のモードを切り替えるための、ユーザーによって操作可能なボタンを備えてもよい。スイッチは変換器を備えてもよい。スイッチは光検出器を備えてもよい。任意的に、スイッチはマイクロホンを備えてもよい。好ましくは、スイッチは第1の本体または第2の本体に配置される。
好ましくは、第1および第2の本体の少なくとも一方は、第1および第2の本体の手動操作を容易にするためのハンドルを備える。これは、第1および第2の本体の少なくとも一方への外力の付加を助ける。好ましくは、ハンドルは、第1および第2の本体の一方から垂れ下がっている。任意的に、ハンドルはセレクタを備えることができ、これによって、ハンドルがユーザーによって操作されるとき、それは動作モードを第1のモードから第2のモードに切り替える。
ステージ装置はイジェクトセレクタを備えてもよい。駆動システムは、イジェクトセレクタの起動時、第1および第2の本体を所定のイジェクト位置に動かすよう構成される。
好ましくは、第1および第2の本体の相対移動は、軸受を介して、第1の本体の平面に実質的に平行な第1の自由度に限定される。第1の自由度は回転自由度であってもよい。したがって、この場合、第1および第2の本体は軸の回りを相対回転することができる。第1の自由度は直線自由度であってもよい。
好ましくは、ステージ装置は第3の本体を備える。第3の本体は、軸受を介して第2の本体に直接的に接続され、軸受は第2の本体と第3の本体との間を延びる。これにより、第2および第3の本体は、第2の自由度において相対移動可能となる。好ましくは、第1および第2の自由度は直線方向である。好ましくは、第1および第2の自由度は互いに直交する。好ましくは、第2の自由度は、第1の本体の平面に実質的に平行な平面に存する。
この場合、好ましくは、第2の駆動システムが設けられる。第2の駆動システムは、第1のモードで選択的に動作可能であり、このとき電子式位置入力装置から受けた要求相対位置に向けて、第2および第3の本体を第2の自由度内で相対的に駆動する。好ましくは、第2の駆動システムは、第2のモードでも動作可能である。このとき第2の駆動システムは、第2の本体に加えられた外力による、第2および第3の本体の第2の自由度内での相対移動に対し、第1のモードのときより少ない抵抗を与える。好ましくは、第1および第2の本体を駆動する駆動システム(“第1の駆動システム”)と同じように、第2の駆動システムが、第1および第2のモードの両方で係合される。
第2のセレクタが設けられてもよい。第2のセレクタは、ステージで受けた入力に応答して、第2の駆動システムの動作モードを第1のモードから第2のモードに変更するよう動作可能である。好ましくは、セレクタは、ステージで受けた入力に応答して、第1および第2の駆動システムの動作モードを、それらの第1のモードからそれらの第2のモードに変更するよう動作可能である。セレクタは、第1の駆動システムの動作モードを、第2の駆動システムの動作モードから独立して変更するよう、動作可能であってもよい。したがって、セレクタは、ステージで受けた入力に応答して、第1の駆動システムのみ、第2の駆動システムのみ、または第1および第2の駆動システムの両方の動作モードを、それらの第1の動作モードからそれらの第2の動作モードに変更するよう、構成されることができる。例えば、セレクタは、第1の自由度においてのみ外力が第1の本体に付加されたことを検出したとき、第1の駆動システムのみの動作モードを第1のモードから第2のモードに変更するよう、構成されることができる。さらに、セレクタは、第2の自由度においてのみ外力が第1の本体に付加されたことを検出したとき、第2の駆動システムのみの動作モードを第1のモードから第2のモードに変更するよう、構成されることができる。好ましくは、セレクタは、第1および第2の自由度の一方又は両方における外力が第1の本体に付加されたことを検出したとき、第1および第2の駆動システムの両方の動作モードを、それらの第1のモードからそれらの第2のモードに変更するよう、構成される。
ステージは、顕微鏡または分光器等の光学検査装置での使用のためのものであってよい。好ましくは、ステージは高分解能システムでの使用のためのものである。例えば、ステージは、第2の本体に対する第1の本体の位置決めの分解能が、第1および第2の本体が相対移動できる範囲よりも少なくとも4オーダー、より好ましくは少なくとも5オーダー、特に好ましくは少なくとも6オーダーだけ高い、高分解能システムでの使用のためのものである。
好ましくは、第1の本体および第2の本体(および、もしあるなら第3の本体)のそれぞれの少なくとも一部は、光の伝達が可能である。後に理解されるように、光は可視光線、赤外線または紫外線であってよい。これは有利である。なぜなら、第1の本体に置かれた試料を照らすことができるからである。前記一部は、本体の透明又は半透明の部分であってもよい。任意的に、前記一部は本体の開口であってもよい。好ましくは、第1の自由度が直線状である実施形態において、好ましくは、第1および第2の本体の少なくとも一方の一部は伸長されている。一部は、第1および第2の本体が相対移動可能な直線状の自由度に垂直な方向に延びていてもよい。第2の本体が第3の本体に直接的に接続されている実施形態において、好ましくは、第2の本体の一部は、第2および第3の本体が相対移動可能な直線状の自由度に平行な方向に延びる。
第1および第2の本体の間に設けられた、少なくとも一つの剛体軸受と少なくとも一つの弾性追従軸受とを介して、第2の本体は第1の本体に直接的に接続されることができる。好ましくは、少なくとも一つの剛体軸受と少なくとも一つの弾性追従軸受とは、互いに反対側に位置されると共に、ほぼ平坦な第1の本体の平面に実質的に平行な方向に第1および第2の本体が軸受を介して互いに予荷重されるように、構成される。好ましくは、ステージは、第2の本体に対する第1の本体の移動が、軸受を介して、第1の本体の平面に実質的に平行な第1の平面に制限されるように、構成される。好ましくは、駆動システムは、その駆動力を、少なくとも一つの弾性追従軸受よりも少なくとも一つの剛体軸受により近い位置で、ステージに与える。ステージはさらに、第1および第2の本体の少なくとも一方に位置検知装置を備えることができる。位置検知装置は、第1および第2の本体の相対位置の測定値を提供する。好ましくは、位置検知装置は、少なくとも一つの弾性追従軸受よりも少なくとも一つの剛体軸受に近い位置に位置される。好ましくは、少なくとも一つの剛体軸受と少なくとも一つの弾性追従軸受とは、少なくとも一つの剛体軸受が受ける正味の付勢力の方向が、少なくとも一つの弾性追従軸受が受ける正味の付勢力の方向と実質的に反対になるよう、互いに対して実質的に反対側に位置される。好ましくは、少なくとも一つの弾性追従軸受が付勢力を与える実施形態において、少なくとも一つの弾性追従軸受のそれぞれが、少なくとも一つの剛体軸受を軸受係合状態に付勢するよう構成されるように、少なくとも一つの剛体軸受と少なくとも一つの弾性追従軸受とが配置される。好ましくは、少なくとも一つの弾性追従軸受によって与えられる正味の力が、剛体軸受のそれぞれを軸受係合状態に付勢するよう、少なくとも一つの剛体軸受と少なくとも一つの弾性追従軸受とが配置される。好ましくは、弾性追従軸受の付勢によって剛体軸受のそれぞれに与えられる力が、実質的に等しくなるよう、少なくとも一つの剛体軸受と少なくとも一つの弾性追従軸受とが構成される。
このような試料位置決め装置の詳細は、試料位置決め装置と題され、本願と共に出願され、代理人整理番号0766/WO/0を有し、英国特許出願第0700519.2号、第0700507.7号および第0700506.9号に基づく優先権を主張する同時係属の国際特許出願に開示されている。この出願に開示された主題は、参照により本願の明細書に組み込まれる。
本発明との使用のために適当な軸受は、滑り軸受および、クロスローラ軸受等のローラ軸受を含む。例えば、少なくとも一つの剛体および弾性追従軸受は、第1および第2の本体のトラックの間に位置されているボール軸受等のローラ軸受を備えることができる。
好ましくは、軸受のそれぞれは、軸受を形成すべく協働する第1の本体上の第1の軸受構造と第2の本体上の第1の軸受構造とを備える。軸受構造は、自由度における本体間の相対移動を容易にする軸受部分を備えることができる。また軸受構造はマウントを備え、マウントを介して軸受部分が第1および第2の本体の一方に取り付けられる。例えば、第1および第2の軸受構造は、第1および第2の本体の一方におけるトラックと、第1および第2の本体の他方においてトラックと協働するランナーとを備えることができる。後に理解されるように、トラックは、第1および第2の本体の一方における任意の適当な要素であり得る。この要素が通路を画成し、第1および第2の本体の他方におけるランナーが通路をたどる。トラックは、例えば歯付き形状とされる。この場合、トラックとランナーがラックアンドピニオン機構のように係合するよう、ランナーは歯形状とされる。好ましくは、トラックは滑らかである。この場合、ランナーは、トラックに沿ってスライドできるようにトラックに係合するよう構成される。任意的に、ランナーは、トラックに沿って転がるよう構成されるローラであってもよい。例えば、ランナーはホイールである。
後に理解されるように、異なるタイプの軸受の組み合わせが用いられてもよい。例えば、少なくとも一つの軸受はすべり軸受であり、少なくとも一つの他の軸受はローラ軸受であってもよい。好ましくは、同じタイプの軸受がそれぞれの軸受のために用いられる。好ましくは、複数の軸受はそれぞれ、トラックと、トラックに沿って転がるローラとを備える。
トラックは、第1または第2の本体の少なくとも一つの凹部によって設けられることができる。トラックは、第1または第2の本体の少なくとも一つの凸部によって設けられることができる。トラックの長手方向に垂直なトラックの形状は、湾曲形状、例えば少なくとも部分的な楕円形状、好ましくは少なくとも部分的な円形、例えば半円形であってもよい。トラックは、第1および第2の本体の一方の一体部分として設けられることができる。例えば、トラックと、これが設けられる本体とは、一部品として形成されることができる。トラックは、第1および第2の本体の一方に取り付けられる別個の部品として設けられてもよい。例えば、第1および第2の本体の一方は、トラックのための取付部を備える。好ましくは、取付部は、トラックをその長手方向に実質的に沿って支持する。
第2の本体に対する第1の本体の移動は、軸受を介して、第1の本体の平面に実質的に平行な第1の平面に制限される。したがって、第1および第2の本体は、軸受を介して、第1の本体の平面と直交する方向に相対移動することが制限される。複数の軸受を形成すべく協働する第1および第2の本体上の軸受構造は、第1および第2の本体が第1の本体の平面と直交する方向に相対移動することを防止する協働構造を有してもよい。例えば、軸受構造は、凸部及び溝装置などの内部係合構造を有してもよく、これは第1および第2の本体が第1の本体の平面と直交する方向に相対移動することを防止する。任意的に、複数の軸受を形成すべく協働する第1および第2の本体上の軸受構造は、予荷重の下で摩擦的に係合するように構成されても良く、これにより第1および第2の本体が、軸受を介して、第1の本体の平面と直交する方向に相対移動することを防止する。
本発明の第2の態様によれば、光学検査部品と、検査される試料を光学検査装置に対して位置決めするための、前記請求項の何れかに記載された試料位置決めステージとを備えた、光学検査装置が提供される。適当な光学検査装置は顕微鏡と分光器を含む。したがって、後に理解されるように、適当な光学検査部品は、試料位置決めステージ上に置かれた試料から光学的情報を収集するための対物レンズであってもよい。
本発明の第3の態様によれば、検査される試料を支持可能な略平坦な第1の本体と、前記第1の本体に複数の軸受を介して直接的に接続された第2の本体であって、前記複数の軸受は、前記第1の本体と前記第2の本体との間に延び、前記第2の本体に対する前記第1の本体の移動を、略水平で且つ前記第1の本体の平面と実質的に平行な第1の平面に制限する第2の本体と、位置入力装置から受け取った第1の要求相対位置に向けて、前記第1および第2の本体を互いに対して相対的に移動するよう動作可能な駆動システムと、を有する試料位置決めステージを動作させる方法であって、
i.前記駆動システムを第1のモードで動作させるステップであって、前記第1のモードにおいて、前記駆動システムが、電子的な位置入力装置から受け取った要求相対位置に向けて、前記第1および第2の本体を前記第1の平面で互いに対して相対的に駆動するよう動作可能であり、前記駆動システムが、前記第1の平面で前記第1および第2の本体の一方に作用された外力による、前記第1および第2の本体の前記第1の平面での相対移動に、第1のレベルの抵抗を与えるステップと、
ii.前記ステージにて受け取られた入力に応答して、前記駆動システムを第2のモードで動作させるステップであって、前記第2のモードにおいて、前記駆動システムが、前記第1および第2の本体の一方に作用された外力による、前記第1および第2の本体の少なくとも1自由度の相対移動に、第2のレベルの抵抗を与え、前記第2のレベルの抵抗が前記第1のレベルの抵抗より小さいステップと、
を備え、
前記駆動システムが、前記第1および第2のモードの両方で係合される、方法が提供される。
好ましくは、前記方法は、前記第1および第2の本体の一方に作用された外力の付加を検出するステップをさらに備える。
好ましくは、前記方法は、前記外力の付加の検出時、前記駆動システムの動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに自動的に変更するステップをさらに備える。
好ましくは、前記外力の付加を検出するステップが、前記第1および第2の本体の予想される相対移動を示すデータを、前記第1および第2の本体の実際の相対移動を示す前記センサからのデータと比較することを含む。
好ましくは、前記方法は、前記実際の相対移動が前記予想される相対移動と所定時間の間異なるとき、前記駆動システムの動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに変更するステップをさらに備える。
好ましくは、前記駆動システムを前記第1のモードで動作させるステップが、前記駆動システムに最大の正味の電圧まで正味の電圧を印加することを含む。
好ましくは、前記駆動システムを前記第2のモードで動作させるステップが、前記駆動システムに正味の電圧を印加しないことを含む。
好ましくは、前記方法は、印加された正味の電圧をモニタするステップと、前記印加された正味の電圧がその最大の正味の電圧であり、前記実際の相対移動が所定時間の間、予定されていた相対移動と異なるとき、前記駆動システムの動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに変更するステップと、をさらに備える。
好ましくは、前記方法は、前記外力の除去が検出されたとき、前記駆動システムの動作モードを前記第2のモードから前記第1のモードに変更するステップをさらに備える。
本発明の第4の態様によれば、検査される試料を光学検査装置に対して位置決めするための試料位置決めステージであって、検査される試料を支持可能な略平坦な第1の本体と、前記第1の本体に複数の軸受を介して直接的に接続された第2の本体であって、前記複数の軸受は、前記第1の本体と前記第2の本体との間に延び、前記第2の本体に対する前記第1の本体の移動を、前記第1の本体の平面と実質的に平行な第1の平面に制限する第2の本体と、第1のモードで動作可能な駆動システムであって、前記第1のモードは、電子的な位置入力装置から受け取った要求相対位置に向けて、前記第1および第2の本体を相対的に移動するためのモードである駆動システムと、前記第1の平面内で前記第1の本体に作用される外力の付加を検出し、この外力の付加の検出時、前記駆動システムの動作モードを前記第1のモードから第2のモードに変更するよう構成されたセレクタであって、前記第2のモードにおいて、前記駆動システムは、前記第1の本体に作用される外力による前記第1および第2の本体の相対移動に対して、前記第1のモードのときより少ない抵抗を与えるセレクタと、を備えた試料位置決めステージが提供される。
本願は、第1の本体と、トラックを有する第2の本体であって、第1および第2の本体が相対移動できるように第1の本体に接続された第2の本体と、モータ本体と駆動軸を有する駆動ユニットであって、駆動軸の少なくとも一部がトラックとの摩擦係合のために露出され、駆動軸の軸回りの回転が第1および第2の本体の相対移動を生じさせる駆動ユニットと、第1の本体と、トラックとの摩擦係合のために露出された駆動軸の一部との間で作用して、駆動軸をトラックとの摩擦係合へと付勢する付勢機構と、を備えた移動装置も開示する。
本願は、さらに、トラックを有する第1の本体と、第2の本体であって、第1および第2の本体が相対移動できるように第1の本体に接続されるよう構成された第2の本体と、第2の本体に接続されたランナーであって、組み立てられたときにトラックと協働し、第1および第2の本体の相対移動を容易にするランナーと、第2の本体とランナーの間で作用するよう変形可能な弾性変形可能な機構であって、第1および第2の本体が組み立てられたときランナーをトラックに付勢する弾性変形可能な機構と、を備え、第1および第2の本体が組み立てられたとき可塑的に(plastically)変形されるように弾性変形可能な機構が構成される、ステージキットを開示する。したがって、好ましくは、第1および第2の本体が組み立てられたとき、弾性変形可能な機構への力が、機構がその降伏点を越えて変形されるような力となるように、ステージキットは構成される。それ故、第1および第2の本体が分解されたとき、弾性変形可能な機構は幾らかの変形を維持し、その組立前の形状および位置には戻らない。弾性変形可能な機構は、第2の本体に別個の部品として設けられることができる。例えば、弾性変形可能な機構は、第2の本体とランナーの間で作用するコイルばねのようなばね装置であってもよい。この場合、ランナーは、ランナーを支持するようなアームによって第2の本体に接続される。アームとランナーが第2の本体に対し移動するのを許容するよう、アームは第2の本体にヒンジ止めされていてもよい。任意的に、アームは変形可能であり、アームとランナーが第2の本体に対して動くのを許容してもよい。好ましくは、第2の本体と弾性変形可能な機構は一部品として形成される。より好ましくは、第2の本体と弾性変形可能な機構は同一材料から形成される。これはステージキットの複雑さを低減する。なぜならそれは必要な部品の数を減らすからである。これは製造コストを低減でき、ステージの信頼性を向上できる。
添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態が以下に説明される。
本発明に従う試料位置決めステージを有する光学検査装置の斜視図である。 図1に示された光学検査装置の側面図である。 図1に示された試料位置決めステージのプレートの斜視図である。 図1に示された試料位置決めステージの底面斜視図であり、第1のキャリッジとプレートを示す。 図4に示されたキャリッジの平面図である。 図4に示されたキャリッジの斜視図である。 図1に示された試料位置決めステージの底面斜視図であり、第1および第2のキャリッジとプレートを示す。 第2のキャリッジ単独の平面斜視図である。 図1に示された試料位置決めステージに搭載された駆動機構の詳細図である。 図7に示された駆動機構の斜視図である。 図7に示された駆動機構の斜視図である。 図7に示された駆動機構の軸受部材の斜視図である。 試料位置決めステージのキャリッジのランナー取付部の変形を示す。 本発明に従う、試料位置決めステージに接続された制御システムと入力装置の概略図である。 図11に示された制御システムの位置管理モジュールの作動方法を示すフローチャートである。 図11に示された制御システムの衝突/引き摺り検出モジュールの作動方法を示すフローチャートである。 本発明に従う試料位置決めステージの第2実施形態の底部斜視図である。 図1〜14に示された第1および第2のキャリッジの第2のガイドロッド、駆動軸及び軸受ホイールの概略底面図である。 図15aに示された駆動軸とガイドロッドの概略断面図である。 図15aに示された軸受ホイールとガイドロッドの概略断面図である。
ここで図1及び図2を参照すると、光学検査装置2が示される。光学検査装置2は、試料位置決めステージ4(以下、「ステージ」と称される)を備える。光学検査装置は、顕微鏡6の形態を有する。
顕微鏡6は、対物レンズ10と、第1および第2の接眼レンズ12,14と、試料位置決めステージ4を支持するアーム16とを備える。
後に理解されるように、光学検査装置は必ずしも顕微鏡である必要はなく、ステージ4上に置かれた試料8を調べるのに適したあらゆる装置であってよい。例えば、検査装置は分光器であってもよい。また、光学検査装置である必要が全くないことが理解されるであろう。例えば、ステージ4は、肉眼によって検査されるべき試料8を支持するのに用いられることができる。
特に図2から図5までを参照して、ステージはプレート18と第1のキャリッジ20と第2のキャリッジ22とを備える。理解されるように、試料位置決めステージ4は、通常、プレート18が水平に指向されるように構成される。
第2のキャリッジ22は、顕微鏡6に対して固定されており、特にX及びY方向において、対物レンズ10に対して固定されている。
プレート18は、実質的に平らで且つ実質的に四角形の上面24を有する。説明される実施形態において、凹部領域26の形態の構造が、検査される試料8を受け入れるべく設けられる。プレート18の下に配置された光源(図示せず)が、凹部領域26に配置された試料8を照らすことができるよう、貫通した穴27も設けられる。第1のスカート28と第2のスカート30が、プレート18の反対側の側部から垂れ下がる。
実質的に円筒状のハンドル40が、プレート18の1つのコーナーから垂れ下がる。ハンドル40は、アーム16に対して遠位のプレート18の側部に配置される。これはハンドル40の利便性を促進する。ユーザーの親指を受け入れるため、凹部42がプレート18の上面24に設けられる。ハンドル40と凹部42は、ユーザーによるプレート18の把持を容易にする。
第1の位置測定装置が、プレート18の下面に設けられた第1のスケール31(その一部が図4に示される)の形態で設けられる。これは、第1のキャリッジ20に搭載された第1の読み取りヘッド33(図5a及び5bに示される)によって読み取られることができる。第1の読み取りヘッド33は、ケーブル146のライン(図示せず)を介して制御システム(図示せず)に電気的に接続され、信号を出力可能である。この信号は、第1のキャリッジ20に対するプレート18の位置を決定するため制御システムによって用いられることができる。適当なスケールは、レニショウ(Renishaw plc)から入手可能な製品番号RGS40で販売されるスケールである。適当な読み取りヘッドは、レニショウから入手可能な製品番号RGH34読み取りヘッドで販売される読み取りヘッドである。
図4、5、6aおよび6bを参照して、第1のキャリッジ20は本体21を有し、本体21は、プレート18の第1のスカート28及び第2のスカート30の間にぴったりと嵌まるような形状及びサイズとされる。
第1のキャリッジ20の本体21は、長穴64と、参照符号65で示されるような減少された深さの複数の部分とを有する。穴64は、後により詳細に説明されるように本体21を通じた光の通過を可能とし、減少された深さの部分65は本体21の重量を減らす。
第2の位置測定装置が、第1のキャリッジ20の下面に設けられた第2のスケール35の形態で設けられる。これは、第2のキャリッジ22に搭載された第2の読み取りヘッド37によって読み取られることができる。第2の読み取りヘッド37は、ケーブル146のライン(図示せず)を介して制御システム200に電気的に接続され、信号を出力可能である。この信号は、第2のキャリッジ22に対する第1のキャリッジ20の位置を決定するため制御システム200によって用いられることができる。適当なスケールは、レニショウから入手可能な製品番号RGS40で販売されるスケールである。適当な読み取りヘッドは、レニショウから入手可能な製品番号RGH34読み取りヘッドで販売される読み取りヘッドである。
第3のスカート66及び第4のスカート68が、本体21から垂れ下がり、第1、第2及び第3のホイール44,46,48が取り付けられている第1及び第2の側部の間に延びる。第3のスカート66は第3の伸長凹部70を有し、第3の伸長凹部70は第3のガイドロッド72を受け入れるべく第3のスカート66の長手方向に沿って延びる。第4のスカート68は第4の伸長凹部74を有し、第4の伸長凹部74は第4のガイドロッド76を受け入れるべく第4のスカート68の長手方向に沿って延びる。第3及び第4のガイドロッド74,78は、第3及び第4の伸長凹部70,74内に保持される。
概して43及び45によって示される第1及び第2の剛体軸受(rigid bearings)が、ステージ4の一方の側部においてプレート18と第1のキャリッジ20の間に設けられる。概して47で示される第1の弾性追従軸受(resiliently compliant bearing)が、ステージ4の反対側の側部においてプレート18と第1のキャリッジ20の間に設けられる。軸受43,45,47は、X方向におけるプレート18と第1のキャリッジ20の相対移動を容易にする。
後により詳細に説明されるように、軸受43,45,47は、プレート18とキャリッジ20に設けられた協働軸受構造により提供される。
第1のスカート28は、その長手方向に沿って延びて第1のガイドロッド34を受け入れる第1の伸長凹部32を有する。第1のガイドロッド34は、第1及び第2の剛体軸受43,45に対する、プレート18の軸受構造用軸受部分を提供する。第2のスカート30は、その長手方向に沿って延びて第2のガイドロッド38を受け入れる第2の伸長凹部36を有する。第2のガイドロッド38は、第1の弾性追従軸受47に対する、プレート18の軸受構造用軸受部分を提供する。
第1のキャリッジ20は、第1及び第2の剛体ホイール44,46を有し、第1及び第2の剛体ホイール44,46は、第1のキャリッジ20の第1の側部に離間して位置される。第1及び第2の剛体ホイール44,46は、第1及び第2の剛体軸受43,45のための、第1のキャリッジ20の軸受構造用軸受部分を提供する。第1のキャリッジ20は第3の剛体ホイール48をも有し、第3の剛体ホイール48は、第1のキャリッジ20の、第1の側部とは反対側の第2の側部に位置される。第3の剛体ホイール48は、第1の側部の第1及び第2の剛体ホイール44,46の中間に位置するよう、第2の側部の長手方向に沿って位置される。第3の剛体ホイール48は、第1の弾性追従軸受47のための、第1のキャリッジ20の軸受構造用軸受部分を提供する。
第1の剛体ホイール44と第2の剛体ホイール46は、本体21の第1の環状凹部58と第2の環状凹部60の中に取り付けられる。これにより、それらの一部が本体21の境界を越えて延在する。これは、試料位置決めステージが図4に示されるように組み立てられたとき、第1のホイール44と第2のホイール46が第1のガイドロッド34に係合し、これにより第1の剛体軸受43と第2の剛体軸受45とを提供するようなものである。同様に、第3の剛体ホイール48は、本体21の第3の環状凹部62の中に取り付けられる。これにより、第3のホイール48の一部が本体21の境界を越えて延在する。試料位置決めステージが組み立てられたとき、第3の剛体ホイール48が第2のガイドロッド38に係合し、これにより第1の弾性追従軸受47を提供する。
プレート18と第1のキャリッジ20は次のように構成されている。すなわち、それらが互いに組み立てられたとき、第1のキャリッジ20のホイールと検査プレートのそれぞれのガイドロッドとに加わる力は、第1のキャリッジ20がガイドロッドに沿ってプレート18内で自由に動くのに十分なほど低く、しかしながらプレート18と第1のキャリッジ20の間に全ての他の方向の遊びがなくなるほど十分に高い。
第1、第2及び第3の剛体ホイール44,46,48は、それぞれ円形の穴を有し、ホイールは穴によって取り付けられる。穴は、第1、第2及び第3の円形凹部58,60,62内の第1、第2及び第3の四角ペグ52,54,56と締まり嵌めを形成する。円形穴と四角ペグの使用は、ホイールとペグの間の正確で確実な取り付けを可能にする。第1、第2及び第3のホイール44,46,48は、それらをペグに対して回転可能とする軸受を含む。第1、第2及び第3の剛体ホイール44,46,48の周縁部には溝が設けられ、これにより、ホイールはそれぞれのガイドロッドを部分的に包み込むことができる。これは、Z方向、即ちプレート18の平面と垂直な方向における、プレートに対するホイールひいてはキャリッジの移動を防止する。
第1及び第2のペグ52,54は、それらが本体21に対して動けぬよう第1のキャリッジ20に取り付けられる。対照的に、第3のペグ56は、試料位置決めステージ4が組み立てられたとき、プレート18の第2のガイドロッド38の長手方向に垂直な方向に、本体21に対して弾性的に動けるように、第1のキャリッジ20に取り付けられる。
特に、第3のペグ56は平らなベース82に取り付けられ、ベース82は、第1、第2、第3及び第4のアーム84,86,88,90によって本体21に接続される。第1、第2、第3及び第4のアーム84,86,88,90は、第1、第2及び第3の穴92,94,96を画成する。第1、第2、第3及び第4のアーム84,86,88,90は、弾性的に変形可能であり、平らなベース82に矢印Aによって示された方向の力が付与されたとき、平らなベース82ひいてはこれに取り付けられたペグ56及び第3のホイール48が、矢印Aによって示された方向に本体21内へと動くことを可能にする。第1、第2、第3及び第4のアーム84,86,88,90は、図10に示されるように、それらの長手方向に沿って変形するよう構成される(図10は、説明される実施形態においてアームが実際に変形するであろう量を誇張している)。
ステージ4は、プレート18と第1のキャリッジ20が互いに組み付けられたとき、第1、第2、第3及び第4のアーム84,86,88,90が変形されるように構成される。したがって、それらの弾性のため、第1、第2、第3及び第4のアーム84,86,88,90は、第3の剛体ホイール48を第2のガイドロッド38へと付勢するであろう。これは次いで、第1及び第2の剛体ホイール44,46の第1のガイドロッド34への付勢を生じさせるであろう。
説明される実施形態において、ステージ4は、(第2のガイドロッド38との係合による力により第3のホイール48に付加される力によって生じる)平らなベース82への力が、第1、第2、第3及び第4のアーム84,86,88,90の降伏応力より大きくなるように、構成される。したがって、第1、第2、第3及び第4のアーム84,86,88,90は、プレート18と第1のキャリッジ20の組み付け時、可塑的に(plastically)変形される。
図6a、6b及び7を参照して、第2のキャリッジ22は本体23を有し、本体23は、第1のキャリッジ20の第3及び第4のスカート66,68の間にぴったりと嵌るような形状及びサイズとされる。第2のキャリッジ22は、穴67(これは以下でより詳細に説明されるように第2のキャリッジ22を通ずる光の通過を許容する)の形が長円形でなく円形であること以外、第1のキャリッジ20と実質的に同一である。これは可能である。なぜなら、第2のキャリッジ22が光源に対して固定される一方、第1のキャリッジ20は第1のキャリッジ20に対してY方向に動くことができるからである。
概して81及び83によって示される第3及び第4の剛体軸受は、ステージ4の一側部において、第1のキャリッジ20と第2のキャリッジ22の間に設けられる。概して85によって示される第2の弾性追従軸受が、第3及び第4の剛体軸受81,83が設けられる側部とは反対側のステージ4の側部において、第1のキャリッジ20と第2のキャリッジ22の間に設けられる。軸受81,83,85は、Y方向における第1のキャリッジ20と第2のキャリッジ22の相対移動を容易にする。
軸受81,83,85は、詳しくは後述されるように、第1のキャリッジ20と第2のキャリッジ22に設けられた協働軸受構造によって提供される。
第1のキャリッジ20に設けられた第4のガイドロッド78は、第3及び第4の剛体軸受81,83に対する、第1のキャリッジの軸受構造用軸受部分を提供する。第1のキャリッジ20に設けられた第3のガイドロッド72は、第2の弾性追従軸受85に対する、第1のキャリッジ20の軸受構造用軸受部分を提供する。
第1のキャリッジ20と同様、第2のキャリッジ22は、第2のキャリッジ22の第1の側部に離間して位置された第1及び第2の剛体ホイール77,79を有する。第1及び第2の剛体ホイール77,79は、第3及び第2の剛体軸受81,83のための、第2のキャリッジ22の軸受構造用軸受部分を提供する。第2のキャリッジ22は、その第1の側部とは反対側の第2の側部に位置された第3の剛体ホイール80も有する。第3の剛体ホイール80は、第1の側部の第1及び第2の剛体ホイール77,79の間の中間部に位置するよう、第2の側部の長手方向に沿って位置される。第3の剛体ホイール80は、第3の弾性追従軸受85のための、第2のキャリッジ22の軸受構造用軸受部分を提供する。
第1のキャリッジ20と第2のキャリッジ22は次のように構成される。すなわち、それらが互いに組み付けられたとき、第2のキャリッジ22のホイールと第1のキャリッジ20のそれぞれのガイドロッドに加わる力が、第2のキャリッジ22がガイドロッドに沿って第1のキャリッジ20内で自由に動くのに十分なほど低く、しかしながら他の方向では第1のキャリッジ20と第2のキャリッジ22の間に遊びがないほど十分に高い。
第1及び第2の剛体ホイール77,79は、それらが本体23に対して移動できぬよう、第2のキャリッジ22に取り付けられる。対照的に、第3の剛体ホイール80は、試料位置決めステージ4が組み立てられたとき、第3の剛体ホイール80が第4のガイドロッド72の長手方向と垂直な方向に、本体23に対して移動できるように、第2のキャリッジ22に取り付けられる。
特に、第3の剛体ホイール80はペグ87を介して取り付けられ、ペグ87は平らなベース89に取り付けられ、ベース89は第1、第2、第3及び第4のアーム91,93,95,97によって本体23に接続され、第1、第2、第3及び第4のアーム91,93,95,97は第1、第2及び第3の穴99,101,103を画成する。第1、第2、第3及び第4のアーム91,93,95,97は、それらの長手方向に沿って弾性的に変形可能であり、平らなベース89に矢印Bによって示された方向の力が付与されたとき、平らなベース89ひいてはこれに取り付けられたペグ87及び第3のホイール80が、矢印Bによって示された方向に本体23内へと動くことを可能にする。
ステージ4は、第1のキャリッジ20と第2のキャリッジ22が互いに組み付けられたとき、第1、第2、第3及び第4のアーム91,93,95,97が変形されるように構成される。したがって、それらの弾性のため、第1、第2、第3及び第4のアーム91,93,95,97は、第3の剛体ホイール80を第3のガイドロッド72へと付勢するであろう。これは次いで、第1及び第2の剛体ホイール77,79の第4のガイドロッド78への付勢を生じさせるであろう。
説明される実施形態において、ステージ4は、(第3のガイドロッド72との係合による力により第3の剛体ホイール80に付加される力によって生じる)平らなベース89への力が、第1、第2、第3及び第4のアーム91,93,95,97の降伏応力より大きくなるように、構成される。したがって、第1、第2、第3及び第4のアーム91,93,95,97は、第1のキャリッジ20と第2のキャリッジ22の組み付け時、可塑的に変形される。
図6a、6b及び7を参照して、第1のキャリッジ20を試料位置決めステージに対してX方向に駆動するための第1の駆動ユニット98が、第1のキャリッジの第3のホイール48に近接して第1のキャリッジ20に取り付けられ、第2のガイドロッド38と摩擦係合する。第2のキャリッジ22を第1のキャリッジ20に対してY方向に駆動するための第2の駆動ユニット100が、第2のキャリッジの第1及び第2のホイール77,79の間で第2のキャリッジ22に取り付けられ、第4のガイドロッド78と摩擦係合する。第1及び第2の駆動ユニット98,100は同一である。
剛体軸受が位置される側部に駆動ユニットと位置測定装置を設けることが、ステージ位置決めの精度と反復性を向上することが見出された。図14は、図1から図13に関連して説明されたステージ4と実質的に同一のステージ1004の実施形態を示す(同様の要素に同様の参照符号を用いる)。しかしながら、第1の駆動ユニット98は、弾性追従軸受(図示せず)の側でプレート18と第1のキャリッジとの間の相対移動を与えるというよりもむしろ、固定軸受の側に位置されている(第1の剛体軸受43だけが見え、第2の剛体軸受は隠されている)。図1から図13に関連して説明されたステージの場合のように、第1のキャリッジ20と第2のキャリッジ22との間の相対移動を与える第2の駆動ユニット100は、剛体軸受の側に依然設けられている(第1の剛体軸受83だけが見える)。
図7〜9を参照して、第2の駆動ユニット100は、モータ本体102と、モータ本体102から延びてモータ本体102によって回転されることができる駆動軸104とを備える。モータ本体102は12ボルトDC直結駆動モータである。モータ本体102は電源(図示せず)から電気ケーブル(図示せず)を通じて電力を受け取る。
駆動軸104は、第1の円錐部分106及び第2の円錐部分(図示せず)を有し、これら円錐部分はそれぞれ駆動軸の軸心に向かって縮径部分に収束する。試料位置決めステージ4が組み立てられたとき、第1の円錐部分106及び第2の円錐部分の両方は、第4のガイドロッド78と接触する。したがって、駆動軸104はガイドロッド78との二つの接触点を有する。図15a〜15cに示されるように、第1及び第2の接触点105,107はそれぞれ、破線109で示される軸受接触面上に存在する。軸受接触面は、第2のカートリッジ22の第1及び第2のホイール77,79と、第4のガイドロッド78との間の接触点を含む。特に、駆動軸104と、ガイドロッド78の下側部との間の接触点105は、下側軸受接触線上に存在する。下側軸受接触線は、第1のホイール77とガイドロッドの下側部との間の接触点111、および第2のホイール79とガイドロッド113の下側部との間の接触点113を含む。さらに、駆動軸104とガイドロッド78の上側部との間の接触点107は、上側軸受接触線上に存在する。上側軸受接触線は、第1のホイール77とガイドロッドの上側部との間の接触点115、および第2のホイール79とガイドロッド113の上側部との間の接触点(図示せず)を含む。
第2の駆動ユニット100は取付アーム108を備える。モータ本体102は取付アームに固定され、これらは互いに相対移動することができない。取付アーム108はベース部110を有し、モータ本体102はベース部110に第1及び第2のネジ112,114によって固定される。取付アーム108はアーム部116を有し、アーム部116は、第4のガイドロッド78の長手方向に沿って、モータ本体102から離れるように延びる。モータ本体102に対して遠位のアーム部分116の端部は、穴120を画成する伸長部118を有する。
取付アーム108は、ばね122を介して第2のキャリッジ22に取り付けられる。ばね122は、ねじ124を介して第2のキャリッジ22に固定され、ばねの端部が穴120に引っ掛けられることによって取付アーム108に固定される。したがって、このようにして、取付アーム108ひいてはモータ本体102と駆動軸104が、駆動軸104の回転軸Bによって規定される方向以外の全ての方向に、第2のキャリッジに対して自由に動くように、取付アーム108が第2のキャリッジに取り付けられる。取付アーム108ひいてはモータ本体102と駆動軸104の回転が、第1の方向ではばね122によって制限され、第1の方向と反対の第2の方向では、第2のキャリッジ22の本体23に対する伸長部118の接触によって制限される。
第2の駆動ユニット100はさらに、駆動軸104を第4のガイドロッド78に付勢するための付勢機構126を備える。付勢機構126は本体128を有し、本体128は頭部130とアーム132を有し、さらにばね144を有する。ばね144は、試料位置決めステージ4が組み立てられたとき、頭部130と、第2のキャリッジ22の本体23との間で作用する。
頭部130は、第1、第2、第3及び第4の軸受134,136,138,140を有する。試料位置決めステージ4が組み立てられたとき、これら軸受は駆動軸104と係合し、頭部130に対する駆動軸104の回転を容易にする。
アーム132の第1の端部が頭部130に固定され、アーム132は、頭部130に対して遠位の第2の端部に向かう穴141を有する。付勢機構126は本体23にボルト142を介して連結され、ボルト142はアーム132の穴140を通じて延び、本体23のねじ穴に係合する。頭部130がばね144によって第2のガイドロッド78上に付勢されることができるよう、アーム132は可撓である。
試料位置決めステージ4を組み立てるため、第1のキャリッジ20はプレート18内にスライドされ、第1及び第2のホイール44,46が第1のガイドロッド34に係合し、第3のホイール48と、第1の駆動ユニット98(これは上述の方法で第1のキャリッジ20に取り付けられる)の駆動軸104とが、第2のガイドロッド38に係合する。
プレート18と第1のキャリッジ20の寸法は、第1のキャリッジ20がプレート18内に受け入れられるよう、第1、第2、第3及び第4のアーム84,86,88,90が変形され、第3のホイール48が第1のキャリッジ20の本体21に押し込まれるような寸法である。さらに、説明された実施形態において、第1、第2、第3及び第4のアーム84,86,88,90は、これらを可塑的に変形させるような程度、変形される。したがって、第1のキャリッジ20がプレート18内に受け入れられたとき、第1、第2、第3及び第4のアーム84,86,88,90は、第3のホイール48を第2のガイドロッド38上に付勢する。
さらに、第1の駆動ユニット98の駆動軸104と、プレート18の第2のガイドロッド38との間の相互作用によって、ばね144が圧縮され、駆動軸104は第2のガイドロッド38上に付勢される。
次いで、第1のキャリッジ20とプレート18に関して上述したのと同様の方法で、第2のキャリッジ22が第1のキャリッジ20内にスライドされる。
次いで、第2のキャリッジ22が、対物レンズ10に対しX及びY方向に動くことができぬよう、顕微鏡6に固定される。したがってプレート18の位置は、対物レンズ10に対して、第1の駆動システム98の作動によりX方向に移動され、第2の駆動システムの作動によりY方向に移動される。
光源(図示せず)は、試料位置決めステージ4の下に位置される。光源からの光が、第2のキャリッジ22の穴67、第1のキャリッジの穴65およびプレート18の穴27を通過し、プレート18上に位置された試料8を照らす。
図11に示されるように、試料位置決めステージ4は、(ケーブル146における)入力/出力ライン202を介して制御システム200に接続されている。制御システム202は、初期化モジュール204と、位置管理モジュール(PMM)206と、衝突/引き摺り検出モジュール208とを備える。制御システム200は、入力/出力ライン212を介して入力装置210に接続されている。
制御システム200の基本的動作が、図12に関連してここで説明される。制御システム200が最初にオンされたとき、位置管理モジュール206がステップ300で開始する。起動時、位置管理モジュール206はステップ302で初期化プロセスを行う。これは、試料位置決めステージ4を較正する初期化モジュール204から較正ルーチンを呼び出すことを含む。較正ルーチンの終了時、位置管理モジュール206は、第1のキャリッジ20に対するX方向のプレート18の現在位置と、第2のキャリッジ22に対するY方向の第1のキャリッジ20(及びプレート18)の現在位置とを受け、このデータを現在位置変数に入れる。また、初期化プロセスの一部として、位置管理モジュール206は、要求位置変数(demanded position variable)を、その初期値が現在位置変数(current position variable)と同じであるとしてセットアップする。
要求位置変数は、新たな要求位置を入力するユーザーにより、入力装置210を介して変更されることができる。特に、ユーザーは、要求X位置と要求Y位置とを、入力装置210を介して、制御システムに入力することができる。説明される実施形態において、ユーザーは、絶対要求位置(すなわち、プレート18を特定のX/Y位置に移動させるための)を入力する。しかしながら、制御システム200に入力される要求位置が相対位置(すなわち、プレート18をX/Y方向にある量だけ移動させるための)であり得ることが理解されるであろう。
位置管理モジュールは、第1及び第2の読み取りヘッド33,37からの出力を連続的にモニターし、位置の変更の検出時に、現在位置変数を更新する。
ステップ304において、位置管理モジュール206は、要求位置と現在位置が同じかどうかを知るべく連続的にチェックする。同じでなければ、ステップ306において、位置管理モジュールは、第1及び第2の駆動システム98,100のモータ本体102の一方または両方に要求されるように、DC出力電圧(“V”)を印加し、プレート18を要求位置に向けて移動させる。出力電圧Vは、プレート18を要求位置に向けて前進させるよう、最大出力電圧まで増加されることができる。プレート18が移動されるにつれ、現在位置変数は、その現在の実際の位置を反映するように連続的に更新される。このプロセスは、現在位置変数が要求位置変数と同じになるまで継続する。
ユーザーは、プレート18にXおよび/またはY方向の力を加えることにより、手動でプレート18を引き摺ることができる。ユーザーは、ハンドル40を操作することにより、プレート18にこのような力を加えることができる。
衝突/引き摺り検出モジュール208が、位置管理モジュール206と並行して動作し、プレート18がユーザーにより手動で引き摺られているかどうか、或いはプレート18が物体に衝突したかどうかを決定するために用いられる。衝突/引き摺り検出モジュール208がこのような状況を検出したとき、それは、第1及び第2の駆動システム98,100の一方または両方のモータ本体102を非作動とし、外力に対して作用するそれらを停止させる。衝突/引き摺り検出モジュール208の動作が、図13に関連して説明される。
制御システム200がオンになっているとき、衝突/引き摺り検出モジュール208はステップ500で開始する。ステップ502において、ステップ306で位置管理モジュール206により印加された出力電圧Vが、その最大レベルであるかどうかを知るため連続的にモニターされる。
図12から理解されるように、プレート18が物体に衝突するか、または要求位置から手動で引き離されたとき、位置管理モジュールは、第1及び第2の駆動システム98,100の一方または両方のモータ本体102に印加される出力電圧(“V”)を最大電力まで増加することによって、衝突/引き摺りに対抗することを試み、現在位置を要求位置に近づける。したがって、現在位置が要求位置に一致しないときに限り、出力電圧Vはその最大レベルとされる。
出力電圧Vがその最大電圧にあるとき、プロセスはステップ504に進む。ステップ504において、位置誤差が変数PositionError0に記録され、タイマー(“t”)が起動される。位置誤差は、要求位置と現在位置の差である。
制御はステップ506に進み、タイマーが、その最大値(“T”)の半分に達するまで連続的に加算(インクリメント)される。説明される実施形態において、“T”は25msである。したがって、約12.5ms後、出力電圧Vがまだその最大レベルにあるかどうかが判断される。出力電圧Vがその最大レベルになければ、これはプレート18への外力が除去されたことを意味し、プロセスは再開する。
出力Vがまだその最大レベルにあれば、制御はステップ508に進み、現在の位置誤差が変数PositionError1に記録される。
510において、タイマーtは、その最大値Tに達するまで、連続的に加算される。したがって、タイマーtの起動から約25ms後、出力電圧Vがまだその最大レベルにあるかどうかが判断される。出力電圧Vがその最大レベルになければ、これはプレート18への外力が除去されたことを意味し、プロセスは再開する。
出力電圧Vがまだその最大レベルにあれば、制御はステップ512に進み、現在の位置誤差が変数PositionError2に記録される。
514において、プレート18への外力がそれに加えられているかどうかが判断される。試料位置決めステージ4が物体に衝突し停止したならば、タイマーtの起動時とタイマーtが最大加算数Tに達した時との間のプレート18の位置がそれほど変化していない。したがって、PositionError0における位置とPositionError2における位置との差が、所定の最大移動閾値Xより小さければ、方法はステップ518に進む。所定の最大移動閾値Xは、たとえプレート18が記録されたPositionError0とPositionError2との間の短い距離を移動したとしても、衝突が検出されることを可能にする。説明される実施形態において、所定の閾値Xは100μmである。
ステップ514において、プレート18が物体に衝突していないと方法が判断したとき、方法はステップ516に進み、プレート18が手動で引き摺られているかどうかが判断される。
ステップ514において、次のいずれかが成立しているか否かが判断される。
0>PositionError0>PositionError1>PositionError2
0<PositionError0<PositionError1<PositionError2
これらの条件は、プレート18がその要求位置から引き離されているときに成立する。もしこれらの条件のいずれかが成立していれば、プロセスはステップ518に進む。もしこれらの条件のいずれも成立していなければ、プロセスはステップ502に戻る。
ステップ518において、モータ本体102はオフされる。これは、衝突/引き摺り検出モジュール208が位置管理モジュール206を中断し、駆動ユニットに印加されるDC出力電圧Vをゼロに減らすことによって、なされる。したがって、モータ本体102は、もはやプレート18を要求位置に駆動しようとはせず、駆動ユニット100は、ユーザーによって容易に逆駆動される(backdriven)ことができる。制御はステップ520に進み、タイマーVoffが起動される。タイマーVoffは1秒の最大値を有する。ステップ522において、プレート18が静止しているかどうかが判断される。検査プレートが静止していない場合、制御はステップ520に戻り、Voffタイマーはゼロにリセットされる。
プレート18が静止していると判断された場合、制御はステップ526に進み、Voffがその最大値(すなわち1秒)に達したかどうかが判断される。達してないとき、制御はステップ522に戻り、タイマーVoffが起動された後ステップ524が200μs毎に1回実行するように、処理が形成される。Voffがその最大値(すなわち1秒)に達したとき、制御はステップ528に進み、要求位置変数が現在位置であるとしてセットされ、位置管理モジュール206が(ステップ304から)再開される。
図13に関連して説明されたプロセスは、第1及び第2の駆動ユニット98,100のそれぞれに関して独立に実行される。
理解されるように、上記方法以外の他のメカニズムが、いつモータ100,104をオフにし、プレート18を外力に逆らって要求位置に駆動しないかを判断するのに用いられることができる。例えば、プレート18を要求位置に駆動しようとする一のモードと、ユーザーが自由に駆動ユニット98,100を逆駆動してプレート18を手動で位置決めする他のモードとの間で、ユーザーが動作モードを切り替えるのを可能にするため、スイッチがステージ4に設けられる。このようなスイッチは、例えばステージ4上のボタンによって提供されることができる。例えば、ボタンは、プレート18の凹部42の位置に配置されることができる。

Claims (31)

  1. 検査される試料を光学検査装置に対して位置決めするための試料位置決めステージであって、
    検査される試料を支持可能な略平坦な第1の本体と、
    前記第1の本体に複数の軸受を介して直接的に接続された第2の本体であって、前記複数の軸受は、前記第1の本体と前記第2の本体との間に延び、前記第2の本体に対する前記第1の本体の移動を、前記第1の本体の平面と実質的に平行な第1の平面に制限する第2の本体と、
    第1のモードおよび第2のモードで選択的に動作可能な駆動システムであって、前記第1のモードは、電子的な位置入力装置から受け取った要求相対位置に向けて、前記第1および第2の本体を互いに対して前記第1の平面内で駆動するためのモードであり、前記第2のモードにおいて、前記駆動システムは、前記第1の本体に加わる外力による前記第1および第2の本体の前記第1の平面内での相対移動に対して、前記第1のモードのときより少ない抵抗を与え、前記駆動システムは前記第1および第2のモードの両方で係合されている、駆動システムと、
    前記ステージが受けた入力に応答して、動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに変更するよう動作可能なセレクタと、
    を備えた試料位置決めステージ。
  2. 前記駆動システムが、前記第2のモードにおいて、少なくとも前記一平面で前記第1および第2の本体の少なくとも一方に作用される外力に起因した前記第1および第2の本体の相対移動により、手動で逆駆動されるように構成される、請求項1に記載の試料位置決めステージ。
  3. 前記セレクタが、少なくとも前記一平面で前記第1および第2の本体の一方に作用される外力の付加の検出時に、前記駆動システムの動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに変更するよう構成される、請求項1または2に記載の試料位置決めステージ。
  4. 前記セレクタが、前記第1および第2の本体の相対移動を検出するよう構成されたセンサを備える、請求項3に記載の試料位置決めステージ。
  5. 前記セレクタが、前記第1および第2の本体の予想される相対移動を示すデータを、前記第1および第2の本体の実際の相対移動を示す前記センサからのデータと比較し、前記実際の相対移動が前記予想される相対移動と異なるとき、前記逆駆動可能な駆動システムの動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに変更するように構成される、請求項4に記載の試料位置決めステージ。
  6. 前記駆動システムが、前記第2のモードにおける手動の逆駆動に逆らわないように構成される、請求項2〜5のいずれか一項に記載の試料位置決めステージ。
  7. 前記駆動システムがモータと動力源を備え、前記動力源を介して前記モータによって付与される正味の力が、外力による前記第1および第2の本体の相対移動に対する抵抗を与えるように制御される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の試料位置決めステージ。
  8. 前記第2のモードにおいて、正味の力が前記モータにより付与されない、請求項7に記載の試料位置決めステージ。
  9. 前記第1のモードにおいて、前記第1および第2の本体の前記実際の相対移動が前記予想される相対移動と異なるとき、前記モータによって付与される正味の力を最大の正味の力まで増大するように、前記電源が構成される、請求項7または8に記載の試料位置決めステージ。
  10. 前記セレクタが、前記モータによって付与される正味の力をモニターすると共に、前記付与される正味の力が前記最大の正味の力であり且つ前記実際の相対移動が前記予想される相対移動と所定時間の間異なると判断されたとき、前記駆動システムの動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに変更するように構成される、請求項9に記載の試料位置決めステージ。
  11. 前記セレクタが、前記外力の除去を検出したとき、前記駆動システムの動作モードを前記第2のモードから前記第1のモードに変更するように構成される、請求項3〜10のいずれか一項に記載の試料位置決めステージ。
  12. 前記外力の除去時、前記位置入力装置から第2の要求相対位置を受けたときに限り、前記第1および第2の本体が前記駆動システムによって互いに相対移動されるように、前記駆動システムが構成される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の試料位置決めステージ。
  13. 前記動作モードが前記第2のモードから前記第1のモードに変更されたとき、前記要求相対位置(ここに向けて前記第1および第2の本体を駆動するように前記駆動システムが構成される)が、前記第1および第2の本体の現在の相対位置であるとしてセットされる、請求項1〜12のいずれか一項に記載の試料位置決めステージ。
  14. 前記動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに変更すべく、前記第1および第2の本体に対しユーザーによって移動可能なスイッチを前記セレクタが備える、請求項1に記載の試料位置決めステージ。
  15. 前記第1および第2の本体の少なくとも一方が、前記第1および第2の本体の手動操作を容易とするためのハンドルを備える、請求項1〜14のいずれか一項に記載の試料位置決めステージ。
  16. 前記第1の本体がプレートであり、前記第2の本体がキャリッジである、請求項1〜15のいずれか一項に記載の試料位置決めステージ。
  17. 前記第1および第2の本体が、直線方向に互いに相対移動可能である、請求項1〜16のいずれか一項に記載の試料位置決めステージ。
  18. 光学検査装置と、検査される試料を前記光学検査装置に対して位置決めするための請求項1〜17のいずれか一項に記載の試料位置決めステージとを備えた、光学検査機器。
  19. 検査される試料を支持可能な略平坦な第1の本体と、前記第1の本体に複数の軸受を介して直接的に接続された第2の本体であって、前記複数の軸受は、前記第1の本体と前記第2の本体との間に延び、前記第2の本体に対する前記第1の本体の移動を、略水平で且つ前記第1の本体の平面と実質的に平行な第1の平面に制限する第2の本体と、位置入力装置から受け取った第1の要求相対位置に向けて、前記第1および第2の本体を互いに対して相対的に移動するよう動作可能な駆動システムと、を有する試料位置決めステージを動作させる方法であって、
    i.前記駆動システムを第1のモードで動作させるステップであって、前記第1のモードにおいて、前記駆動システムが、電子的な位置入力装置から受け取った要求相対位置に向けて、前記第1および第2の本体を前記第1の平面で互いに対して相対的に駆動するよう動作可能であり、前記駆動システムが、前記第1の平面で前記第1および第2の本体の一方に作用された外力による、前記第1および第2の本体の前記第1の平面での相対移動に、第1のレベルの抵抗を与えるステップと、
    ii.前記ステージにて受け取られた入力に応答して、前記駆動システムを第2のモードで動作させるステップであって、前記第2のモードにおいて、前記駆動システムが、前記第1および第2の本体の一方に作用された外力による、前記第1および第2の本体の少なくとも1自由度の相対移動に、第2のレベルの抵抗を与え、前記第2のレベルの抵抗が前記第1のレベルの抵抗より小さいステップと、
    を備え、
    前記駆動システムが、前記第1および第2のモードの両方で係合される、方法。
  20. 前記駆動システムが、前記第2のモードにおいて、前記第1および第2の本体の一方に作用される外力に起因した前記第1および第2の本体の相対移動により、手動で逆駆動される、請求項19に記載の方法。
  21. 前記少なくとも1自由度の、前記第1および第2の本体の一方に作用された外力の付加を検出するステップをさらに備える、請求項19または20に記載の方法。
  22. 前記外力の付加の検出時、前記駆動システムの動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに自動的に変更するステップをさらに備える、請求項21に記載の方法。
  23. 前記外力の付加を検出するステップが、前記第1および第2の本体の予想される相対移動を示すデータを、前記第1および第2の本体の実際の相対移動を示す前記センサからのデータと比較することを含む、請求項21または22に記載の方法。
  24. 前記実際の相対移動が前記予想される相対移動と所定時間の間異なるとき、前記駆動システムの動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに変更するステップをさらに備える、請求項23に記載の方法。
  25. 前記駆動システムを前記第1のモードで動作させるステップが、前記駆動システムに最大の正味の電圧まで正味の電圧を印加することを含む、請求項19〜24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記駆動システムを前記第2のモードで動作させるステップが、前記駆動システムに正味の電圧を印加しないことを含む、請求項25に記載の方法。
  27. 印加された正味の電圧をモニタするステップと、前記印加された正味の電圧がその最大の正味の電圧であり、前記実際の相対移動が所定時間の間、予定されていた相対移動と異なるとき、前記駆動システムの動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに変更するステップと、をさらに備える、請求項24または25に記載の方法。
  28. 前記外力の除去が検出されたとき、前記駆動システムの動作モードを前記第2のモードから前記第1のモードに変更するステップをさらに備える、請求項19〜27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記位置入力装置から第2の要求相対位置を受けたとき、前記駆動システムを連続的に動作させて前記第1および第2の本体を相対的に移動させるステップをさらに備える、請求項19〜27のいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記動作モードが前記第2のモードから前記第1のモードに変更されたとき、前記要求相対位置(ここに向けて前記第1および第2の本体を駆動するように前記駆動システムが構成される)を、前記第1および第2の本体の現在の相対位置であるとしてセットするステップをさらに備える、請求項19〜29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 検査される試料を光学検査装置に対して位置決めするための試料位置決めステージであって、
    検査される試料を支持可能な略平坦な第1の本体と、
    前記第1の本体に複数の軸受を介して直接的に接続された第2の本体であって、前記複数の軸受は、前記第1の本体と前記第2の本体との間に延び、前記第2の本体に対する前記第1の本体の移動を、前記第1の本体の平面と実質的に平行な第1の平面に制限する第2の本体と、
    第1のモードで動作可能な駆動システムであって、前記第1のモードは、電子的な位置入力装置から受け取った要求相対位置に向けて、前記第1および第2の本体を相対的に移動するためのモードである駆動システムと、
    前記第1の平面内で前記第1の本体に作用される外力の付加を検出し、この外力の付加の検出時、前記駆動システムの動作モードを前記第1のモードから第2のモードに変更するよう構成されたセレクタであって、前記第2のモードにおいて、前記駆動システムは、前記第1の本体に作用される外力による前記第1および第2の本体の相対移動に対して、前記第1のモードのときより少ない抵抗を与えるセレクタと、
    を備えた試料位置決めステージ。
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