JP2010515034A - 内側にアノードが設けられたセンサ素子 - Google Patents

内側にアノードが設けられたセンサ素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2010515034A
JP2010515034A JP2009543415A JP2009543415A JP2010515034A JP 2010515034 A JP2010515034 A JP 2010515034A JP 2009543415 A JP2009543415 A JP 2009543415A JP 2009543415 A JP2009543415 A JP 2009543415A JP 2010515034 A JP2010515034 A JP 2010515034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
sensor element
solid electrolyte
pump
partial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009543415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5065413B2 (ja
Inventor
ラインハルト ゲッツ
ルンゲ エンリコ
ラインスハーゲン ホルガー
ディール ローター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2010515034A publication Critical patent/JP2010515034A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5065413B2 publication Critical patent/JP5065413B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/406Cells and probes with solid electrolytes
    • G01N27/407Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
    • G01N27/4071Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases using sensor elements of laminated structure
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/406Cells and probes with solid electrolytes
    • G01N27/407Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
    • G01N27/41Oxygen pumping cells

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

少なくとも1つのガス室(212)内の混合気の少なくとも1つの物理的特性を検出するためのセンサ素子(210)であって、たとえばラムダセンサとして使用され、かつ/またはラムダセンサ内で使用されるセンサ素子(210)を提案する。前記センサ素子(210)は少なくとも1つの第1の電極(218;219)と、少なくとも1つの第2の電極(216;215)と、該少なくとも1つの第1の電極(218;219)および該少なくとも1つの第2の電極(216;215)を接続する少なくとも1つの固体電解質(214)とを有する。前記少なくとも1つの第1の電極(218;219)と前記少なくとも1つの第2の電極(216;215)とは前記センサ素子(210)内に配置されている。前記少なくとも1つの第2の電極(216;215)は少なくとも1つの排気通路(240)を介して、少なくとも1つの基準ガス室(242)に接続されている。

Description

従来技術
本発明は、所定の固体の電解質特性に基づく公知のセンサ素子、すなわち、所定の固体が所定のイオンを通す性能に基づく公知のセンサ素子に関する。このようなセンサ素子はとりわけ自動車において、空燃混合気組成を測定するために使用される。とりわけこの形式のセンサ素子は、「ラムダセンサ」という名称で使用され、ガソリンエンジンにおいても、またディーゼル技術でも排気ガス中の有害物質を低減する際に重要な役割を果たしている。
いわゆる空気過剰率λは、一般的に燃焼技術において、実際に供給された空気量と燃焼に必要な理論的な空気質量(化学量論的な空気質量)とのあいだの比を表す。当該の空気過剰率は、たいていは内燃機関の排気系統内の1つまたは複数の位置に配置された1つまたは複数のセンサ素子によって測定される。これに相応して「リッチ」な混合気(すなわち燃料が過剰な混合気)は空気量λ<1を有し、その一方「リーン」な混合気(すなわち燃料が過少な混合気)は空気量λ>1を有する。このようなセンサ素子や類似するセンサ素子は自動車技術のほかにも別の技術分野(とりわけ燃焼技術分野)でも使用され、たとえば航空技術や、たとえばヒーティング設備または発電所等の燃焼器の制御でも使用される。従来技術からは上記のセンサ素子の種々異なる多くの実施形態が公知であり、また例えばRobert Bosch社の"Sensoren im Kraftfahrzeug",2001年6月、第112〜117頁またはT. Baunach等による"Sauberes Abgas durch Keramiksensoren", Physikjournal 5 (2006) 第5、第33〜38頁に記載されている。
このようなセンサ素子の1つの実施形態に、いわゆる"離散的レベルセンサ(Sprungsonde)"、すなわち測定原理が、基準気体に曝される基準電極と測定気体に曝される測定電極との電気化学的な電位差を測定することに基づくセンサが挙げられる。基準電極および測定電極は固体電解質を介して相互に接続されており、一般に、酸素イオンを伝導する特性に基づいて、ドープされた二酸化ジルコン(例えばイットリウム安定化二酸化ジルコニウム)やこれに類するセラミックが固体電解質として利用される。理論的には、2つの電極間の電位差はリッチ混合気からリーン混合気へまたはリーン混合気からリッチ混合気への移行時にその特性を跳躍的に変化させる。これを利用して混合気の組成を測定および/または制御することができる。「ネルンストセル」とも称されるこのような離散的レベルセンサの種々の実施例が、たとえばDE102004035826A1、DE19938416A1およびDE102005027225A1に記載されている。
離散的レベルセンサに対して択一的にまたは付加的にいわゆる「ポンプセル」も使用される。このポンプセルでは、「ポンプ電圧」が、固体電解質を介して接続されている2つの電極に印加されて、上記のポンプセルを流れる「ポンプ電流」が測定される。離散的レベルセンサの測定原理との相違点として、ポンプセルでは通常2つの電極とも測定すべき混合気に接続されるということである。このような構成では、両電極のうち1つは(たいていは透過性の保護層を介して)、測定対象である混合気に直接さらされる。択一的に、このような電極を基準空気にさらすこともできる。しかし、2つの電極のうち第2の電極は通常、混合気が直接に当該の電極に達しないように構成され、第2の電極に接する空洞内に到達するためにはまず、いわゆる「拡散バリア」を貫通しなければならないように構成される。拡散バリアとしてはたいてい、ポーラス径が所期のように調整可能である多孔性セラミック構造体が用いられる。リーン排ガスが拡散バリアを通って空洞内に達すると、ポンプ電圧により、酸素分子が第2の負の電極で電気化学的に酸素イオンに還元され、固体電解質を通って当該の酸素イオンが第1の正の電極へ輸送され、そこから自由な酸素が放出される。センサ素子はたいてい、いわゆる限界電流動作モードで動作する。つまり、センサ素子は、拡散バリアを通って入り込んだ酸素が完全に対向電極へポンピングされるようにポンプ電圧が選択された動作モードで動作する。当該の限界電流動作モードでは、ポンプ電流は排気ガス混合気中の酸素分圧に近似的に比例する。このためこうしたセンサ素子はしばしば比例センサとも称される。離散的レベルセンサと異なり、ポンプセルは比較的幅広い領域の空気過剰率λにわたって使用することができるので、ポンプセルはとりわけ、λ=1から偏差した混合気組成でも測定および/または制御するために、いわゆる広帯域センサで使用される。 上記の離散的レベルセルおよびポンプセルのセンサ原理は、有利にはいわゆる「マルチセル(Mehrzeller)」方式で組み合わせて使用することも可能である。したがってこのようなセンサ素子は、離散的レベルセンサ原理にしたがって動作する1つまたは複数のセルと、1つまたは複数のポンプセルとを含むことができる。「ダブルセル構造」の一例がEP0678740B1に記載されている。この文献では、ネルンストセルにより、上述した第2の電極に接するポンプセルの空洞内で酸素分圧が測定され、ポンプ電圧は空洞内でつねに条件λ=1が支配的となるように追従制御される。このようなマルチセル構成の種々の改良形態が公知である。
しかし、排ガスないしは測定ガスにさらされる2つの電極を有するシングルセル構成のセンサ素子が従来技術から公知であるが、このようなセンサ素子は多くの場合、リーン状態の排ガスでのみ、一義的な特性曲線を示すだけである。しかし、僅かなリーン領域では、すなわちλが値1に近い場合には、理論的な特性経過からのポンプ電流特性曲線の偏差が観察される場合が多い。ラムダ値が値λ=1に向かって小さくなるにつれてポンプ電流が低減されるのが観察される代わりに、ポンプ電流の上昇が観察される場合も多くある。このような偏差によって、ポンプ電流特性曲線は一義的な経過を示さなくなり、このような経過からは空気過剰率を推定することができない。このことはたとえば、通常は僅かなリーン領域で動作するディーゼル車で使用するためのラムダセンサでは、欠点となって顕れる。
本発明の開示
本発明は、僅かなリーン領域とリッチ領域とにおいて期待される特性曲線からのポンプ電流の偏差は、酸化可能な成分(リッチガス)がアノードの周辺に存在することに起因するという認識に基づく。このような場合、リーン領域で限界電流を決定するカソード反応が重要なのではなく、通常は同様に排ガスにさらされるアノードにおける反応が重要である。このようなアノード反応によって、たとえばリーン動作中の電流信号は、カソードで行われる反応による電流信号と区別できなくなる。少量の燃焼ガス(すなわち酸化可能なガス成分、とりわけH)だけでも測定信号に影響が及ぼされるので、限界電流の一義性は(たとえばディーゼル運転における)非平衡排ガスでも、λ=1に近くなるとすでに得られなくなってしまう。
それゆえ、空気>λ≧1.0の領域においてセンサ素子の特性曲線を一義的にするためには(すなわち、とりわけリッチ領域において電流信号が得られないようにするかまたは有意な電流信号が得られないようにするためには)、
CO+O2−→CO+2e
+O2−→HO+2e
というような、リッチガスでアノードに発生する反応を阻止しなければならない。
本発明によるセンサ素子の別の利点は、有利にはアノードとして動作するように設けられた少なくとも1つの第2の電極がセンサ素子内部に設けられることによって、排ガス中の酸化可能な成分から遮蔽されることである。このような構成では、ディーゼル非平衡排ガス中のほぼλ=1の燃焼ガス濃度や、リッチ排ガス中の過剰な燃焼ガスがラムダ信号に影響することがなくなる。というのも実際に、少なくとも1つの第2の電極において燃焼ガス変換が行われなくなるからである。それゆえ、少なくとも1つのガス室内の混合気の少なくとも1つの物理的特性を検出するためのセンサ素子、たとえば、ラムダセンサとして使用されるかまたはラムダセンサにおいて使用されるのに適したセンサ素子を提案する。センサ素子は少なくとも1つの第1の電極と少なくとも1つの第2の電極と、該少なくとも1つの第1の電極および第2の電極を接続する固体電解質とを有する。これら少なくとも2つの電極および少なくとも1つの固体電解質に使用可能な材料に関しては、たとえば従来技術を参照することができる。本発明では、通常はアノードが(直接、または多孔質保護層を介して)排ガスにさらされる通常のポンプセル層構造(たとえば、Robert Bosch GmbH 社による "Sensoren im Kraftfahrzeug" 2001年6月、第116頁に記載されたポンプセル)と対照的に、少なくとも1つの第1の電極および少なくとも1つの第2の電極はセンサ素子内に配置される。「内部」という用語は、ここではとりわけ、少なくとも1つの第1の電極および少なくとも1つの第2の電極が少なくとも局所的に、混合気に対して非透過性の少なくとも1つの層(たとえば1つまたは複数の固体電解質層)によって少なくとも1つのガス室から分離されることを意味する。さらに少なくとも1つの排気通路が設けられており、この排気通路を介して前記少なくとも1つの第2の電極は、前記少なくとも1つのガス室から分離された少なくとも1つの基準ガス室(たとえば自動車のエンジンルーム)に接続される。
本願の構成で重要な利点は、空気>λ≧1の領域で一義的な特性曲線を実現できることである。このことによって、複雑なマルチセル構造を(実現可能ではあるが)使用しなくても、ディーゼル車で使用するのにも適した低コストのセンサ素子を製造することができる。
前記少なくとも1つの排気通路は、オープンな排気通路として形成されるか、または少なくとも1つの多孔質の充填エレメントを有することができ、たとえばAlベースの少なくとも1つの多孔質の充填エレメントを有することができる。その際には前記少なくとも1つの排気通路は、たとえば以下の特性のうち少なくとも1つの特性を有することができる:
・前記少なくとも1つの排気通路は、方形の断面を有する。
・前記少なくとも1つの排気通路の長さは5mm〜60mmの領域内にあり、有利には35mm〜60mmの領域内にある。
・前記少なくとも1つの排気通路の断面積は5×10−3mm〜240×10−3mmの領域内にあり、有利には20×10−3mm〜120×10−3mmの領域内にある。
前記少なくとも1つの第1の電極は有利には、従来技術から公知であるように、前記少なくとも1つの拡散バリアによって前記少なくとも1つのガス室から分離される。とりわけこの拡散バリアは、たとえば多孔質のセラミック材料とすることができ、該セラミック材料は、前記少なくとも1つの第1の電極への後流を制限し、ひいては該少なくとも1つの第1の電極の限界電流を制限する。さらに、前記少なくとも1つの第1の電極に混合気を与えるために、たとえばガス流入孔を介して該少なくとも1つの第1の電極を前記少なくとも1つのガス室に接続することができる。その際には、前記少なくとも1つのガス流入孔は有利には、電極を前記少なくとも1つのガス室から分離する上記の気体非透過層に貫通される。
さらに、前記少なくとも1つの第1の電極(場合によっては、前記少なくとも1つの拡散バリアと相互作用して)の限界電流と、前記少なくとも1つの第2の電極(前記少なくとも1つの排気通路と、場合によって前記少なくとも1つの多孔質の充填エレメントと相互作用して)の限界電流とを相互に調整するのが有利であることが判明した。この限界電流ないしは空気限界電流とは、所与の構成で各電極のカソード動作中に空気中で到達する最大の電流を指す。これは、各電極に到来した証明可能なすべての気体分子が固体電解質を直接通って輸送排出される状況に相応する電流である。有利には、前記少なくとも1つの排気通路および/または前記少なくとも1つの多孔質の充填エレメントを適切に寸法決定および/または選択することによって、前記少なくとも1つの第2の電極の限界電流を前記少なくとも1つの第1の電極の限界電流より小さくしなければならないことが判明されている。このことは、前記少なくとも1つの第2の電極が、前記少なくとも1つの基準ガス室から拡散導入される汚染から特に有効に遮蔽され、たとえば基準ガス室内に存在しアノードにおいて上記のリッチガス反応(ひいては電流信号の改ざん)の原因となる有機汚染物から特に有効に遮蔽されることを意味する。限界電流をこのように選択することにより、たとえば前記少なくとも1つの第2の電極の電位を改ざんする可能性のある別の汚染物から該少なくとも1つの第2の電極を遮蔽することも、有効に実現することができる。とりわけ、前記少なくとも1つの第2の電極の限界電流が有利には、前記少なくとも1つの第1の電極の限界電流の1/50を下回ること、特に有利には1/100を下回ることが有利であることが判明している。
前記少なくとも1つの第1の電極および前記少なくとも1つの第2の電極をセンサ内部に配置することによって該第1の電極および第2の電極を上記のように有効に遮蔽することは、有利には、センサ素子内にさらに少なくとも1つの低減電極を組み込むことによって改善される。この少なくとも1つの低減電極は有利には、前記少なくとも1つの第1の電極および/または前記少なくとも1つの第2の電極が配置された層に相応しない(1つないしは複数の)層平面に配置される。前記少なくとも1つの低減電極によって、とりわけ相互に隣接する電極の構成に伴う欠点を回避することができる。前記欠点はとりわけ、第1の電極と第2の電極とが相互に隣接する場合、通常は内部抵抗が上昇し、電極における電流密度が不均質に分布されるようになることである。有利には前記少なくとも1つの第1の電極および/または前記少なくとも1つの第2の電極に完全または部分的に重なる前記少なくとも1つの低減電極によって、前記少なくとも1つの固体電解質を流れる電流を「迂回」させることができ、このことによって、距離の短縮によって内部抵抗を格段に低減され、ポンプ電圧が低減される。種々の形式の層構成を実現することができる。また、有利には「フローティング」電極(コンタクトしていない)として形成された前記少なくとも1つの低減電極を使用して、センサ素子の内部抵抗を製造時に「調製」することができる。その際には、適切な切除手法および/またはアブレーション手法によって、センサ素子の内部抵抗が所望の値に達するまで、前記少なくとも1つの低減電極の形状および/または大きさを適合する。このようにして、センサ素子の確実で低コストの製造方法を実現し、かつ、このようにして製造されたセンサ素子の高い精度を実現することができる。
上記のセンサ素子はとりわけ、前記少なくとも1つの第1の電極と前記少なくとも1つの第2の電極との間にポンプ電圧が印加され、とりわけ100mV〜1.0Vの間のポンプ電圧が印加され、有利には300mV〜600mVのポンプ電圧が印加され、特に有利には600mV〜700mVのポンプ電圧が印加されるように、(たとえば該センサ素子内に組み込まれた電子回路および/または外部の電子回路によって)動作する。その際には、前記少なくとも1つの第1の電極と前記少なくとも1つの第2の電極との間に流れる少なくとも1つのポンプ電流を測定する。その際に有利なのは、前記少なくとも1つの第1の電極が少なくとも一時的にポンプカソードになるように切り換えられ、前記少なくとも1つの第2の電極は少なくとも一時的にポンプアノードになるように切り換えられる。またその際には、たとえば制御時の交番する極性の枠内で、極性の(たとえば一時的な)交代を行うこともできる。また、別の形式の接続も考えられる。
本発明の実施例を図面に示し、以下の記述において詳細に説明する。
ポンプ電流特性曲線を示す。 シングルセル構造として構成されたセンサ素子の層構成を示す。この層構成は、内側のポンプカソードと、内側のポンプアノードと、相互に積層された給電線路とを有する。 給電線路が相互に隣接する、図3のセンサ素子を示す。 従来技術に相応する広帯域センサの構成を示す。 リーンセンサとして構成されたセンサ素子の一実施例を示す。 低減層を有するセンサ素子を示す。 付加的に保護層を有する、図5のセンサ素子を示す。 図5に示されたセンサ素子の内部抵抗を調整するための方法を示す。 内部の低減電極が加熱エレメント上に配置されたセンサ素子を示す。 低減電極と分解電極とが組み合わされて設けられた、図8のセンサ素子を示す。
図1に、混合気の空気過剰率λの関数としてポンプ電流Iの特性経過が概略的に示されている。これは、燃焼ガスに対して完全に遮蔽されたポンプアノードを有するセンサ素子の本発明の構成の特性曲線の期待される特性経過である。この特性経過では、垂直な破線110は値λ=1を表し、リッチ領域112とリーン領域114とを分離する。ここでは、期待される特性曲線はλ>1の領域内では線形に上昇し、リッチ領域すなわちλ<1では値0をとることが分かる。
ポンプアノードが本発明の構成のように燃焼ガスから遮蔽されない場合、とりわけリッチ領域112内でポンプ電流が消失しないことが観察される。このことは、ポンプアノードにおいて上記のようにリッチガス反応が発生していることに起因する。僅かにリーンの領域でも、すなわちλ=1に近い領域114でも、特性曲線が線形の経過から偏差するのが観察される。
図2に、第1の実施例の本発明のセンサ素子210が、層構成の斜視図で示されている。このセンサ素子210はシングルセル構造であり、これは比較的簡単かつ低コストに構成できる。上記のセンサ素子はたとえば限界電流リーンセンサとして使用することができ、これによって、ガス室212内の混合気を分析することができる。
センサ素子210は、ガス室212に対向する側に第1の固体電解質214を有し、たとえばイットリウム安定化二酸化ジルコニウム電解質を有する。固体電解質214のガス室212と反対側の層平面において、該固体電解質214にポンプアノード216(たとえば白金電極および/または酸化物電極)およびポンプカソード218がコンタクトしており、ポンプアノード216とポンプカソード218とは相互に隣接して配置されている。上記のように、この実施例でも以下の実施例でも同様に、前記少なくとも1つの第1の電極はポンプカソード(218)になるように接続され、前記少なくとも1つの第2の電極はポンプアノード(216)になるように接続される。また上記のように、別の形態の接続も考えられ、たとえば少なくとも短時間の極性反転も考えられる。ポンプアノード216およびポンプカソード218の下方に第2の固体電解質220が配置されており、ポンプアノード216およびポンプカソード218は両固体電解質214,220間に埋め込まれている。ここではポンプアノード216は単に単独の電極として形成されているのみであるが、ポンプカソード218はこの実施例では、オプションとして第1の部分カソード222と第2の部分カソード224とを有し、第1の部分カソード222は上方の固体電解質214にコンタクトし、第2の部分カソード224は下方の第2の固体電解質220にコンタクトする。しかし両部分カソード222,224は電気的に導通接続されることによって1つのポンプカソード218として、拡大された表面積で作用する。このことによって、センサ素子210の内部抵抗は低減される。オプションとして、ポンプアノード216を2重電極として構成することもできる(たとえば、下記の図3の実施形態を参照されたい)。
両部分カソード222,224間にはカソード空洞226が設けられている。上方の固体電解質214に設けられたガス流入孔228を介して、ガス室212から混合気がカソード空洞226に侵入することができる。その際には、ガス流入孔228とカソード空洞226との間に拡散バリア230が設けられている。この拡散バリア230は上記のように、多孔質のセラミック材料を有し、ポンプカソード218の限界電流を制限する。ポンプカソード218にはカソード給電線路232が電気的にコンタクトし、このカソード給電線路232は下方の固体電解質220上に配置されている。固体電解質214の上面のカソード端子234とスルーコンタクト236とを介して、ポンプカソード218を相応の電子回路(図2には示されていない)に接続することができ、ポンプカソード218にたとえば電圧を印加することができる。
ポンプアノード216の下方にアノード空洞238が設けられており、このアノード空洞238は排気通路240を介して、ガス室212から分離された基準ガス室242に連通されている。その際には、アノード空洞238および排気通路240には、Alベースの酸素透過性の多孔質の充填エレメント244が充填されている。ポンプアノード216はアノード給電線路246を介して電気的にコンタクトされ、固体電解質214内の別の電気的なスルーコンタクト248を介して、該固体電解質214の上面に配置されたアノード端子250に接続されている。このアノード端子250を介してポンプアノード216はたとえば上記の電子装置に接続され、たとえばポンプアノード216とポンプカソード218との間に電圧を印加し、かつ/またはポンプ電流を測定することができる。その際には図2に示された実施例では、アノード給電線路246およびカソード給電線路232は、相互に積層されて配置されている。その際にポンプアノード216ないしはアノード給電線路246をカソード給電線路232から電気的に絶縁するためには、非導電性の特性を有する多孔質の充填エレメント244が使用される。
第2の固体電解質220の下方に加熱エレメント252が配置されている。この加熱エレメント252は、2つの絶縁膜254間に埋め込まれた加熱抵抗エレメント256を有する。(たとえば固体電解質である)支持基板260のスルーコンタクト258を介して、該支持基板260のガス室212と反対側に設けられた加熱端子262を介して、加熱抵抗エレメント256に電気的にコンタクトすることができ、加熱電流を供給することができる。たとえばこの加熱電流を、センサ素子210の内部抵抗を一定に調整する制御によって制御することができる。
図2に示されたセンサ素子210の実施例によって、図1に示されたポンプ電流特性曲線を実質的に実現することができる。ここでラムダセンサとして使用される場合、リーン領域114内ではポンプ電流は酸素分圧に相応して測定され、リッチ領域112内では電流は測定されない。というのも、自由酸素が存在せず、選択されたポンプ電圧は有利には水の分解電圧を下回るからである。それゆえ、遮蔽された内側の燃焼ガス不可視のポンプアノード216において燃焼ガスの酸化が発生することはなくなる。このことによって、ディーゼル車で使用するのにも適した、シングルセル構成の低コストのセンサ素子210を実現することができる。
図3に、本発明による第2の実施例のセンサ素子210が、層斜視図で示されている。この構成の大部分は図2の実施例に相応するので、個々の要素に関してはこの実施例を参照することができる。しかし、図2に示された実施例と異なる点として、図3に示された実施例ではポンプカソード218のみが2つの部分カソード222,224を有するのではなく、ポンプアノード216も2つの部分から構成されており、上方の固体電解質214にコンタクトする上方の第1の部分アノード310と、下方の固体電解質220にコンタクトする下方の第2の部分アノード312とを有する。部分アノード310,312もまた、部分カソード222,224と同様に、相互に導通接続されている。このような構成の利点は上述のように、センサ素子210の内部抵抗が低減されることである。というのも、上方の固体電解質214と下方の固体電解質220とにポンプ電流を有効に流すことができるからである。
これら2つの部分アノード310,312はアノード空洞238によって相互に分離され、このアノード空洞238にも、図3と同様に多孔質の充填エレメント244が充填される。図2と同様に、アノード空洞238は図3の実施例でも、同様に多孔質の充填エレメント244が充填された排気通路240を介して基準ガス室242に連通されている。
また、図2に示された実施例と異なり、図3のセンサ素子210の実施例では、ポンプカソード218およびポンプアノード216にコンタクトするための電極給電線路232,246が相互に積層されて配置されることもない。むしろ、アノード給電線路246とカソード給電線路232とは下方の固体電解質220に相互に隣接して配置されており、排気通路240は両電極給電線路232,246間の中央に、両電極給電線路232,246に対して平行に延在する。電極給電線路232,246のコンタクトは、図2の実施例と同様に電極端子234,250を介して行われる。他の構成要素および動作に関しては、上記の説明を参照されたい。
多くの場合、隣接する複数の電極を有する素子は著しく高い内部抵抗を有し、しばしば高いポンプ電圧が必要とされ、このことは、アノードにおいて水が分解する可能性が高くなることにも繋がる。内部抵抗の上昇の問題を、図4Aおよび図4Bに示された2つのセンサ素子410に基づいて説明する。図4Aには、従来技術から公知である構成が示されており、この構成では図2および3に示された実施例と同様に、ガス室212から酸素が電極空洞226内へ後輸送されるのが、ポンプ電極219(通常は「内部電極」IPEとも称される)より前方で減速される。固体電解質214の外側であってガス室212に対向する側に、IPE219に対向して対向電極215が配置されている。この対向電極215はしばしば「外部ポンプ電極」、APEとも称される。上記のように、通常動作時にポンプカソード219とポンプアノード215との間で極性を交代することもできるので、「ポンプ電極」という概念は極性の区別なく使用することができる。センサ素子410の信号は、両ポンプ電極215,219間を流れる酸素流である。
さらに基準電極412が設けられており、この基準電極412は、IPE空洞226から分離された空気基準室414(ないしは空気基準通路)内に配置されている。IPE219と基準電極412との間に所定の電圧(ネルンスト電圧)が印加されるように、両ポンプ電極215,219間のポンプ電圧が制御される。この制御電圧は、IPE空洞226内に実質的に化学量論的な混合気が得られるように、すなわちλ=1の混合気が得られるように選択される。こうするためには、リーン混合気では酸素をこの空洞からポンピング排出し、リッチ混合気では酸素をこの空洞内にポンピング導入することにより、到来したリッチ成分が燃焼されるようにする。このことに相応して、IPE219とAPE215との間の電圧の極性を選択する。電流方向は、リッチ混合気からリーン混合気に移行する際に正負反転し、λの領域全体にわたって一義的に測定することができる。
リーン領域すなわちλ>1で適用する際には、図4Aに示されたのより簡単な構成、すなわち図4Bに示された構成を選択することができる。図中のセンサ素子410では、外部のポンプ電極ひいては端子コンタクトが省略されている。その際には酸素は内部ポンプ電極(ポンプカソード218)から分解電極ないしは基準電極412へポンピングされる。それゆえ、この分解電極ないしは基準電極412は同時にポンプアノード216としても機能する。ここで重要なのは、動作中に基準電極412に生じる気体組成の変動が有意に大きくならないようにし、ポンプカソード218において不所望の副反応が発生するのを回避することである。このような動作によって、λ>1において一義的な特性曲線を実現できるようになる。
それゆえ、図4Bに示されたセンサ素子410はすでに、図2や図3に示された実施例のいずれかによる本発明のセンサ素子に相応する。というのも、このような構成ですでに、センサ素子410の内部に相互に隣接する電極216,218が形成されているからである。図4Bに示された相互に隣接する電極の配置は、製造技術的に比較的簡単に実施することができる。しかしこのような電極配置は、電極216,218が横方向にずらされていることによって、ポンプ電極216,218が相互に積層された図4Aの従来技術の構成より、固体電解質214の電気抵抗が格段に高くなるという欠点を有する。特に高酸素含有量の気体(たとえば空気)には比較的高い電流が流れることにより、オームの法則によって、固体電解質214(たとえばZrOセラミックス)および電極において損失電圧が比較的高くなる。それゆえ、電極216,218間には高いポンプ電圧を印加しなければならなくなるが、ほぼλ=1の場合にはガス室228からの混合気の酸素分子から酸素が得られるだけでなく、水および二酸化炭素の分解によっても酸素が得られ、相応のポンプ電流として示されてしまうことにもなる。このような横方向感度は、アノード216が完全に遮蔽された図4Bの構成でもリーン領域においてλ=1に近いと多くの場合にポンプ電流特性曲線の改ざんが記録されてしまう原因となる。それゆえこの特性曲線は、通常はポンプアノード216が遮蔽されていることによって一義的にはなるが、λ=1に近くなると、この特性曲線の公差は大きくなる。それゆえ図5〜9では、上記の内部抵抗問題を有効に回避するセンサ素子210のさらに改善された実施形態が示されている。これらの実施形態の基本的思想は、ポンプカソード218およびポンプアノード216が配置された面に対向する固体電解質214の面にそれぞれ配置された少なくとも1つの低減電極510を使用することに基づいている。これによって電流路は著しく短縮され、内部抵抗が低減される。
図5〜7には、上方の固体電解質214のガス室212に対向する側に低減電極510が配置されており、かつ該固体電解質214のガス室212と反対側にポンプアノード216とポンプカソード218とが隣接して配置された実施例が示されている。ここでは低減電極510には電気的にコンタクトしていないので(英語:「Floating」)、電極端子234,250が2つのみの場合(図2および3を参照)の利点が維持される。このことによって、高酸素含有量のガス中に付加的な電流路が形成される。図5〜7に参照番号512によって示された酸素流は、まずポンプカソード218(内部ポンプ電極、IPE)から低減電極510へ流れ、ここで酸素として漏出する。低減電極510の別の場所で酸素が取り込まれ、ポンプアノード216(基準電極412の機能を果たす)へ流れる。この低減電極510によって典型的には、基準電極412を有さない図4Bの構成と比較して固体電解質抵抗を1/2〜1/3に低減することができる。このようにしてこの固体電解質抵抗は、図4Aに示された構成の領域に入る。その際には、図5に示された実施例の低減電極510の大きさは、該低減電極510がポンプカソード218ないしはポンプアノード216の平面に投影された場合に両電極216,218をカバーするように選択される。低減電極510の別の形状を選択することもできる。
図6に、構成が僅かに変更された図5のセンサ素子210が示されている。この構成では、固体電解質のガス室212に対向する側に配置された低減電極510は、ガス室212から多孔質の保護層610によって遮蔽される。この多孔質の保護層610にはたとえば通常のAPE遮蔽材料を使用することができ、この多孔質の保護層610によって、ポンプカソード218の上方において分離された酸素分子をガス室212内へ流出させることができる。ポンプアノード216の上方の領域では、この多孔質の保護層610によって逆に、酸素が固体電解質中に侵入すること、ひいては酸素イオンの取り込みが可能になる。それ以外の点では、図6のセンサ素子210の実施例は図5の構成に相応する。保護層610はさらに、電極510の経時変化が排気中の灰および電極有害物質によって増幅されるのを阻止する。その際には、保護層610の限界電流を有利には、拡散バリア230の限界電流より高くしなければならない。
図7に、僅かに変更された図5の実施例のセンサ素子が示されている。ここでは同時に、低減電極510を使用する利点も説明する。ここでは、センサ素子210を製造する際に低減電極510の大きさおよび/または形状を製造後に(または製造工程中に)補償する方法を説明する。この実施例では、レーザビーム710によるレーザ切断手法を使用する。たとえばこうするために、パルスNd:YAGレーザを使用することができる。別の種類のレーザを使用することもでき、たとえば気体レーザを、パルスモードでも連続モードでも使用することができる。
この方法は、(図4A〜7では簡略化のために示されていない)加熱エレメント252によって、通常は、高い周波数で測定される固体電解質214の内部抵抗を介して温度制御を行うことを基礎としている。このような周波数(典型的には1〜10kHz、有利には約3kHz)では、電極抵抗は高い容量を介して短絡される。スルーコンタクトされた低減電極510をレーザ切断によって適合することにより、センサ素子210の固体電解質抵抗ないしは内部抵抗を製造後に適合することができる。このようにして、一定の内部抵抗に制御されるセンサ素子210の温度のばらつきを大きく低減することができる。
図7に示されたレーザ調整の後に、別の後続の製造工程を実施することができ、たとえばこのようにして調整された低減電極510の表面にも、図6と同様に多孔質の保護層610を設けることができる。図中の工程前や工程間でも、別のステップを挿入することができ、ステップを繰り返し実施することもできる。このようにして、たとえばディーゼル用にも適した高精度のセンサ素子210を低コストで製造することができる。
図8に、内部ポンプ電極216,218の基本的思想と低減電極510の思想とをさらに発展させたセンサ素子210の実施例が示されている。この実施例でも、ポンプカソード218にカソード空洞226が設けられており、ポンプカソード218に対して平行に配置されたポンプアノード216にアノード空洞238が設けられている。アノード空洞238はここでも、排気通路240を介して基準ガス室242に連通されている。たとえばアノード空洞238および240に、多孔質の充填エレメント244を充填することができる。ポンプカソード218およびポンプアノード216はここでは、固体電解質214上に相互に隣接して配置されている。カソード空洞226はここでも、拡散バリア230およびガス流入孔228を介してガス室212に連通されており、該ガス室212内には、分析すべき混合気組成が存在する。その点では、センサ素子210の動作および構成の大部分に関し、たとえば図2および図3に示された上記の実施例を参照することができる。
ここでも、電極216,218に対向する固体電解質214の側に、図5〜7の上記の実施例と同様に低減電極510が設けられている。しかし、上記で挙げられた実施例と異なる点として、低減電極510は図8の実施例ではセンサ素子210の内部に、固体電解質214のガス室212と反対側に配置されている。この低減電極510は加熱エレメント252の直近にある。加熱エレメント252は、図2および3の上記の実施例と同様に構成することができる。このように直ぐ隣に配置することにより、低減電極510の温度を、該低減電極510が固体電解質214の上面に配置された場合より高くすることができる(典型的には、約780℃の動作温度を使用することができる)。このことによって、低減電極の電気伝導度およびカイネティクス(すなわち、とりわけ酸素の分解ないしは取り込み)が格段に上昇される。
図8の実施形態は、図8のセンサ素子210の機械的安定性を実質的に付加的な複数の支持層810によって実現することによってさらに有利になる。この支持層810は、異なる材料選定および特性で形成することができる。たとえばこうするために、ここでもフィルムを設け、たとえば上記の実施例と同様にたとえば電解質膜を設けることができる。また、たとえば拡散バリア230およびカソード空洞226をガス室212から有効に遮蔽するために中間膜を使用することもできる。それに対して本来の固体電解質214は、フィルムおよび/または(たとえばセラミック)プリント層として設けるか、または、低減電極510と電極216,218との間に精確に調整可能な小さい間隔を実現する別の層技術によって設けることができる。このようにして、固体電解質214および電極216,218から構成されるポンプセル812の電気抵抗を、低減電極510がセンサ素子210の上面に配置されて通常は電解質膜によってポンプ電極216,218から分離される場合より、大きく低減することができる。
図8の構成の別の利点は、低減電極510の有効性が排気によって影響されないことである。こうするためには、図8に示されたように、たとえば低減電極510と加熱エレメント252との間に気体バッファ室814を設けることができる。この気体バッファ室814は、たとえばここでも空洞として形成し、かつ/または、気体バッファ室814に多孔質の材料を充填することができる。このような気体バッファ室814によって、低減電極510において酸素分解ないしは酸素取り込みをそのつど局所的に行うことができる。有利には、この気体バッファ室814は完全に遮蔽され、たとえばガス室212および/または基準ガス室242から遮蔽される。このようにして、とりわけ低減電極510の電位は排気組成によって影響されないままになり、低減電極510は十分に耐毒性になる。このように低減電極510を混合気から遮蔽することによってさらに、通常使用される白金電極の代わりに択一的に、レドックス不安定性の電極を使用することができ、たとえば、LSMペロブスカイト(LSM:Lanthan Strontium Manganate)または類似する材料等の導電性酸化物を使用することができる。
さらに、低減電極510と分解電極216とを組み合わせる構成についても言及する。低減電極510に電気的にコンタクトして該低減電極510を排気通路240に結合することにより、これは分解電極になる。これは、取り込み電極と分解電極とを相互に積層して配置することに相応する。この実施例は図9に示されており、それ以外の点では実質的に図8の実施例に相応するので、この図の上記の説明を参照することができる。この実施例では、図9にも示されているように、排気通路240は有利には低減電極510の下方に配置され、気体バッファ室814と組み合わされている。

Claims (19)

  1. 少なくとも1つのガス室(212)内の混合気の少なくとも1つの物理的特性を検出するためのセンサ素子(210)であって、
    とりわけ、内燃機関の排ガスの酸素濃度を検出するためのセンサ素子(210)であり、
    少なくとも1つの第1の電極(218,219)と、少なくとも1つの第2の電極(216,215)と、該少なくとも1つの第1の電極(218;219)および該少なくとも1つの第2の電極(216;215)を接続する固体電解質(214)とを有するセンサ素子(210)において、
    前記少なくとも1つの第1の電極(218;219)と前記少なくとも1つの第2の電極(216;215)とは当該センサ素子(210)内に配置されており、
    前記少なくとも1つの第2の電極(216;215)は少なくとも1つの排気通路(240)を介して、少なくとも1つの基準ガス室(242)に接続されていることを特徴とする、センサ素子。
  2. 前記少なくとも1つの排気通路(240)は少なくとも1つの多孔質の充填エレメント(244)を有し、とりわけ、Alベースの少なくとも1つの多孔質の充填エレメント(244)を有する、請求項1記載のセンサ素子。
  3. 前記少なくとも1つの第1の電極(218;219)は少なくとも1つの拡散バリア(230)によって前記少なくとも1つのガス室(212)から分離されている、請求項1または2記載のセンサ素子。
  4. 前記少なくとも1つの第2の電極(216;215)の限界電流は前記少なくとも1つの第1の電極(218;219)の限界電流より小さく、
    前記少なくとも1つの第2の電極(216;215)の限界電流は有利には前記少なくとも1つの第1の電極(218;219)の限界電流の1/50より小さく、特に有利には該少なくとも1つの第1の電極(218;219)の限界電流の1/100より小さい、請求項1から3までのいずれか1項記載のセンサ素子。
  5. 前記少なくとも1つの排気通路(240)は、
    方形の断面を有するという特徴と、
    5mm〜60mmの領域内にある長さ、有利には35mm〜60mmの領域内にある長さを有するという特徴と、
    5×10−3mm〜240×10−3mmの領域内にある断面積、有利には20×10−3mm〜120×10−3mmの領域内にある断面積を有するという特徴
    とのうち、少なくとも1つの特徴を有する、請求項1から4までのいずれか1項記載のセンサ素子。
  6. 前記少なくとも1つのガス室(212)に対向する固体電解質(214)を有し、
    前記固体電解質(214)の前記少なくとも1つのガス室(212)と反対側に、第2の電極(216;215)と第1の電極(218;219)とが該固体電解質(214)にコンタクトし、相互に隣接して配置されており、
    ・前記第1の電極(218;219)と前記第2の電極(216;215)とは、前記固体電解質(214)に対して実質的に平行に配置された給電線路(232,246)によってコンタクトされ、前記給電線路(232,246)は実質的に相互に積層されて配置されており、前記少なくとも1つの排気通路(240)によって相互に分離されており、有利には前記少なくとも1つの多孔質の充填エレメント(244)によって相互に分離されているという特徴と、
    ・前記第1の電極(218;219)と前記第2の電極(216;215)とは、前記固体電解質(214)に対して実質的に平行に配置された給電線路(232,246)によってコンタクトされ、前記給電線路(232,246)は相互に実質的に隣接して配置されており、前記給電線路(232,246)は前記少なくとも1つの排気通路(240)によって相互に分離されており、有利には前記少なくとも1つの多孔質の充填エレメント(244)によって相互に分離されているという特徴と、
    ・前記固体電解質(214)に、前記第1の電極(218;219)と前記少なくとも1つのガス室(212)とを接続するための少なくとも1つのガス流入孔(228)が設けられているという特徴と、
    ・前記第2の電極(216;215)の上方および/または下方に少なくとも1つの第2の電極空洞が設けられているという特徴と、
    ・前記第1の電極(218;219)の上方および/または下方に少なくとも1つの第1の電極空洞(226)が設けられているという特徴と、
    ・前記第1の電極(218;219)および前記第2の電極(216;215)の下方に少なくとも1つの第2の固体電解質(220)が設けられており、前記第1の電極(218;219)および/または前記第2の電極(216;215)は前記少なくとも1つの第2の固体電解質(220)にコンタクトするという特徴と、
    ・前記第1の電極(218;219)および前記第2の電極(216;215)の下方に少なくとも1つの第2の固体電解質(220)が設けられており、前記第1の電極(218;219)は、前記固体電解質(214)にコンタクトする少なくとも第1の部分電極(222)と、前記少なくとも1つの第2の固体電解質(220)にコンタクトする少なくとも第2の部分電極(224)とを有し、前記少なくとも1つの第1の部分電極(222)と前記少なくとも1つの第2の部分電極(224)とは導通接続されており、有利には前記少なくとも1つの第1の部分電極(222)と前記少なくとも1つの第2の部分電極(224)との間に少なくとも1つの第1の電極空洞(226)が設けられているという特徴と、
    ・前記第1の電極(218;219)および前記第2の電極(216;215)の下方に少なくとも1つの第2の固体電解質(220)が設けられており、前記第2の電極(216;215)は、前記固体電解質(214)にコンタクトする少なくとも1つの部分電極(310)と、前記少なくとも1つの第2の固体電解質(220)にコンタクトする少なくとも1つの第2の部分電極(312)とを有し、前記少なくとも1つの第1の部分電極(310)と前記少なくとも1つの第2の部分電極(312)とは導通接続されており、有利には前記少なくとも1つの第1の部分電極(310)と前記少なくとも1つの第2の部分電極(312)との間に少なくとも1つの第2の電極空洞(238)が設けられているという特徴と、
    ・当該センサ素子(210)はさらに少なくとも1つの加熱エレメント(252)を有するという特徴
    とのうち少なくとも1つの特徴を備えた層構成を有する、請求項1から5までのいずれか1項記載のセンサ素子。
  7. さらに、前記少なくとも1つの固体電解質(214)にコンタクトする少なくとも1つの低減電極(510)が設けられており、
    前記少なくとも1つの低減電極(510)は、前記少なくとも1つの第1の電極(218;219)および前記少なくとも1つの第2の電極(216;215)が配置された層平面に相応しない層平面に配置されている、請求項1から6までのいずれか1項記載のセンサ素子。
  8. 前記少なくとも1つの低減電極(510)は、前記少なくとも1つの第1の電極(218;219)および/または前記少なくとも1つの第2の電極(216;215)が配置された層平面に垂直に投影された場合に、該少なくとも1つの第1の電極(218;219)および/または該少なくとも1つの第2の電極(216;215)とオーバーラップする部分を有する、請求項1から7までのいずれか1項記載のセンサ素子。
  9. 前記少なくとも1つの低減電極(510)は、前記少なくとも1つの第1の電極(218;219)および/または前記少なくとも1つの第2の電極(216;215)が配置された層平面に垂直に投影された場合に、該少なくとも1つの第1の電極(218;219)および/または該少なくとも1つの第2の電極(216;215)を被覆する、請求項1から8までのいずれか1項記載のセンサ素子。
  10. 前記少なくとも1つの第1の電極(218;219)と前記少なくとも1つの第2の電極(216;215)との間にポンプ電圧が印加されると、該少なくとも1つの第2の電極(216;215)から前記少なくとも1つの固体電解質(214)を通って前記少なくとも1つの低減電極(510)へ、該少なくとも1つの低減電極(510)から該少なくとも1つの第1の電極(218;219)へイオン電流(512)が流れるか、または、該少なくとも1つの第1の電極(218;219)から前記少なくとも1つの固体電解質(214)を通って該少なくとも1つの低減電極(510)へ、該少なくとも1つの低減電極(510)から該少なくとも1つの第2の電極(216;215)へイオン電流(512)が流れる、請求項7から9までのいずれか1項記載のセンサ素子。
  11. 前記少なくとも1つの低減電極(510)は、コンタクトされていない電極として形成されている、請求項7から10までのいずれか1項記載のセンサ素子。
  12. 前記少なくとも1つの低減電極(510)は、前記少なくとも1つの第1の電極(218;219)および前記少なくとも1つの第2の電極(216;215)より低い層平面に配置されている、請求項7から11までのいずれか1項記載のセンサ素子。
  13. 前記少なくとも1つの低減電極(510)は、少なくとも1つの加熱エレメント(252)と前記少なくとも1つの固体電解質(214)との間に配置されている、請求項7から12までのいずれか1項記載のセンサ素子。
  14. 前記少なくとも1つの低減電極(510)は、気体を一時蓄積するための少なくとも1つの気体バッファ室(814)に接続されている、請求項7から13までのいずれか1項記載のセンサ素子。
  15. 前記少なくとも1つの低減電極(510)は、前記少なくとも1つの固体電解質(214)の前記少なくとも1つのガス室(212)に対向する側に配置され、
    有利には、前記少なくとも1つの低減電極(510)は前記少なくとも1つのガス室(212)から、少なくとも1つの保護層(610)によって分離されている、請求項7から14までのいずれか1項記載のセンサ素子。
  16. 請求項1から15までのいずれか1項記載のセンサ素子(210)を使用して少なくとも1つのガス室(212)内の混合気の少なくとも1つの物理的特性を検出する方法であって、
    とりわけ、内燃機関の排ガスの酸素濃度を検出する方法であり、
    前記少なくとも1つの第2の電極(216;215)と前記少なくとも1つの第1の電極(218;219)との間にポンプ電圧を印加し、該少なくとも1つの第1の電極(118)と該少なくとも1つの第2の電極(116)との間で少なくとも1つのポンプ電流を測定することを特徴とする方法。
  17. 100mV〜1.0Vの間のポンプ電圧を使用し、有利には300mV〜800mVの間のポンプ電圧を使用し、特に有利には600mV〜700mVの間のポンプ電圧を使用する、請求項16記載の方法。
  18. 前記少なくとも1つの第1の電極(118)を少なくとも一時的にポンプカソードとして接続し、前記少なくとも1つの第2の電極(116)を少なくとも一時的にポンプカソードとして接続する、請求項16または17記載の方法。
  19. 請求項7から15までのいずれか1項記載のセンサ素子(210)の製造方法において、
    前記少なくとも1つの低減電極(510)の少なくとも1つの形状および/または少なくとも1つの大きさを、少なくとも1つの切除手法および/または少なくとも1つのアブレーション手法によって適合し、とりわけレーザ切除手法および/またはレーザアブレーション手法によって適合することにより、前記少なくとも1つのセンサ素子(210)の少なくとも1つの内部抵抗を調整することを特徴とする、製造方法。
JP2009543415A 2006-12-29 2007-11-22 内側にアノードが設けられたセンサ素子 Expired - Fee Related JP5065413B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102006062060A DE102006062060A1 (de) 2006-12-29 2006-12-29 Sensorelement mit innen liegender Anode
DE102006062060.7 2006-12-29
PCT/EP2007/062683 WO2008080706A2 (de) 2006-12-29 2007-11-22 Sensorelement mit innen liegender anode

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010515034A true JP2010515034A (ja) 2010-05-06
JP5065413B2 JP5065413B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=39427657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009543415A Expired - Fee Related JP5065413B2 (ja) 2006-12-29 2007-11-22 内側にアノードが設けられたセンサ素子

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8900432B2 (ja)
EP (1) EP2108119B1 (ja)
JP (1) JP5065413B2 (ja)
AT (1) ATE541208T1 (ja)
DE (1) DE102006062060A1 (ja)
ES (1) ES2377023T3 (ja)
WO (1) WO2008080706A2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011080993A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Robert Bosch Gmbh ラムダゾンデ作動方法及び装置
JP2011080992A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Robert Bosch Gmbh ラムダゾンデの作動方法及びこの方法の実施のための装置
JP2013531251A (ja) * 2010-07-13 2013-08-01 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 測定ガス空間内のガスの特性を測定する装置
JP2021156689A (ja) * 2020-03-26 2021-10-07 日本碍子株式会社 センサ素子及びガスセンサ

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006061955A1 (de) * 2006-12-29 2008-07-03 Robert Bosch Gmbh Sensorelement mit brenngassensitiver Anode
DE102009001023A1 (de) 2009-02-19 2010-08-26 Robert Bosch Gmbh Sensorelement mit einstellbarem Innenwiderstand
JP2010210534A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Ngk Insulators Ltd 粒子状物質検出装置
DE102009029415A1 (de) 2009-09-14 2011-03-24 Robert Bosch Gmbh Sensorelement mit mehrteiliger Diffusionsbarriere
DE102010040813A1 (de) 2010-09-15 2012-03-15 Robert Bosch Gmbh Sensorelement zur Erfassung einer Eigenschaft eines Gases in einem Messgasraum
DE102011009780A1 (de) * 2011-01-28 2012-08-02 Continental Automotive Gmbh Sensorelement und Verfahren zum Erfassen eines Parameters eines Gasgemischs in einem Gasraum
JP6804369B2 (ja) * 2017-03-31 2020-12-23 日本碍子株式会社 ガスセンサ
CN111310306B (zh) * 2020-01-19 2022-04-08 浙江大学 一种质子交换膜燃料电池阳极氮气浓度的在线观测方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09105737A (ja) * 1994-10-24 1997-04-22 Nippon Soken Inc 空燃比検出装置
JP2005062184A (ja) * 2003-08-14 2005-03-10 Robert Bosch Gmbh 平らな層状に構成されたセンサー素子
WO2005033690A1 (de) * 2003-09-29 2005-04-14 Robert Bosch Gmbh Sensorelement
JP2006010673A (ja) * 2004-05-25 2006-01-12 Denso Corp ガスセンサ素子及びその製造方法
WO2006037689A1 (de) * 2004-10-05 2006-04-13 Robert Bosch Gmbh Sensorelement und verfahren zur bestimmung der konzentration von gaskomponenten in einem gasgemisch
JP2006118976A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Denso Corp ガスセンサ温度制御システム
JP2006153885A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Robert Bosch Gmbh 混合ガスにおけるガス成分の濃度を突き止めるためのセンサエレメントおよび該センサエレメントの製造方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6151555A (ja) * 1984-08-21 1986-03-14 Ngk Insulators Ltd 電気化学的装置
DE4304966A1 (de) * 1993-02-18 1994-08-25 Bosch Gmbh Robert Lambdawert-Ermittlungsvorrichtung
JP2885336B2 (ja) 1994-04-21 1999-04-19 日本碍子株式会社 被測定ガス中のNOx濃度の測定方法及び測定装置
JP3537628B2 (ja) * 1996-05-16 2004-06-14 日本碍子株式会社 窒素酸化物の測定方法
JP3674292B2 (ja) * 1997-06-19 2005-07-20 株式会社デンソー 空燃比検出装置
DE19815700B4 (de) * 1998-04-08 2004-01-29 Robert Bosch Gmbh Elektrochemisches Sensorelement mit porösem Referenzgasspeicher
DE19838466A1 (de) * 1998-08-25 2000-03-02 Bosch Gmbh Robert Verfahren zum Ansteuern eines Meßfühlers zum Bestimmen einer Sauerstoffkonzentration in einem Gasgemisch
JP3855483B2 (ja) 1998-08-25 2006-12-13 株式会社デンソー 積層型空燃比センサ素子
DE10151328B4 (de) * 2001-10-17 2005-05-04 Robert Bosch Gmbh Gasmessfühler
DE10157734B4 (de) 2001-11-24 2004-04-29 Robert Bosch Gmbh Gasmeßfühler
DE10157733B4 (de) * 2001-11-24 2004-02-26 Robert Bosch Gmbh Sensor zur Bestimmung der Konzentration einer Gaskomponente in einem Gasgemisch
JP3931783B2 (ja) * 2001-12-12 2007-06-20 株式会社デンソー ガスセンサ素子
JP3782031B2 (ja) * 2002-03-29 2006-06-07 株式会社日立製作所 空燃比検出装置
JP2005331489A (ja) 2003-07-25 2005-12-02 Denso Corp セラミック積層体の製造方法
DE10352797A1 (de) * 2003-11-12 2005-06-02 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zur Messung des Drucks in einem Gasgemisch
DE102004027630A1 (de) * 2004-06-05 2006-01-05 Robert Bosch Gmbh Sensorelement zur Bestimmung einer physikalischen Eigenschaft eines Messgases
JP4653546B2 (ja) 2004-06-14 2011-03-16 株式会社デンソー ガスセンサ素子
DE102004057687A1 (de) * 2004-11-30 2006-06-01 Robert Bosch Gmbh Sensorelement zur Bestimmung von Gaskomponenten in Gasgemischen und Verfahren zur Herstellung desselben

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09105737A (ja) * 1994-10-24 1997-04-22 Nippon Soken Inc 空燃比検出装置
JP2005062184A (ja) * 2003-08-14 2005-03-10 Robert Bosch Gmbh 平らな層状に構成されたセンサー素子
WO2005033690A1 (de) * 2003-09-29 2005-04-14 Robert Bosch Gmbh Sensorelement
JP2006010673A (ja) * 2004-05-25 2006-01-12 Denso Corp ガスセンサ素子及びその製造方法
WO2006037689A1 (de) * 2004-10-05 2006-04-13 Robert Bosch Gmbh Sensorelement und verfahren zur bestimmung der konzentration von gaskomponenten in einem gasgemisch
JP2006118976A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Denso Corp ガスセンサ温度制御システム
JP2006153885A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Robert Bosch Gmbh 混合ガスにおけるガス成分の濃度を突き止めるためのセンサエレメントおよび該センサエレメントの製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011080993A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Robert Bosch Gmbh ラムダゾンデ作動方法及び装置
JP2011080992A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Robert Bosch Gmbh ラムダゾンデの作動方法及びこの方法の実施のための装置
JP2013531251A (ja) * 2010-07-13 2013-08-01 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 測定ガス空間内のガスの特性を測定する装置
JP2021156689A (ja) * 2020-03-26 2021-10-07 日本碍子株式会社 センサ素子及びガスセンサ
JP7399769B2 (ja) 2020-03-26 2023-12-18 日本碍子株式会社 センサ素子及びガスセンサ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008080706A3 (de) 2008-12-04
ATE541208T1 (de) 2012-01-15
ES2377023T3 (es) 2012-03-21
WO2008080706A2 (de) 2008-07-10
JP5065413B2 (ja) 2012-10-31
EP2108119B1 (de) 2012-01-11
US20110056270A1 (en) 2011-03-10
EP2108119A2 (de) 2009-10-14
US8900432B2 (en) 2014-12-02
DE102006062060A1 (de) 2008-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5065413B2 (ja) 内側にアノードが設けられたセンサ素子
KR0148687B1 (ko) 내연기관의 배기가스 람다값 결정용 평면 폴라로그래픽 탐침 및 그 제조방법
US5686654A (en) Measuring sensor for determining the oxygen content in gas mixtures
US8012325B2 (en) Plural-cell gas sensor with heater
US5516410A (en) Planar sensor element having a solid electrolyte substrate
US8409414B2 (en) Gas sensor and nitrogen oxide sensor
JP3626775B2 (ja) ガス混合物中の酸素含量を測定するためのセンサーおよび内燃機関に供給された燃料/空気混合物の組成を調節する方法
EP0845669B1 (en) A wide range air/fuel ratio sensor having one electrochemical cell and method of detecting two types of air/fuel ratios by using the same sensor
US20060137979A1 (en) Sensor element for determining gas components in gas mixtures and method for manufacturing the same
US10241074B2 (en) Gas sensor
JPH10267893A (ja) ガスセンサ
KR100355688B1 (ko) 가스혼합물내의가스성분을결정하기위한플래너형전기화학식탐침및그제조방법
CN1043590C (zh) 用于检测混合气中的燃料/空气比的限电流式传感器
JP3587290B2 (ja) NOxガスセンサ
JP3234080B2 (ja) ガス混合物中のガス成分および/またはガス濃度を測定するためのセンサー
JP2014503827A (ja) ガス空間における混合気のパラメータを検出するためのセンサ素子と方法
US5302275A (en) Sensor element for an oxygen limiting current probe in order to determine the λ value of gas mixtures
JP5328669B2 (ja) リッチガスの反応が抑制されているセンサ素子
JP2004294455A (ja) ガスセンサ
CN110672697B (zh) 气体传感器
US20100122916A1 (en) Sensor with electrodes of a same material
JP3656882B2 (ja) 電気化学的素子の製造方法
US6346178B1 (en) Simplified wide range air fuel ratio sensor
CN113219037A (zh) 气体传感器
JP5794983B2 (ja) ガスの特性を求めるためのセンサ素子

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111027

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120127

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120711

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5065413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees