JP2010503717A - Egfr変異を有する腫瘍を治療するための方法 - Google Patents

Egfr変異を有する腫瘍を治療するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、癌を患う患者、および、腫瘍にEGFR遺伝子の変異(たとえば可逆EGFRおよび/またはHER2阻害剤、またはCI−1033、EKB−569、HKI−272またはHKI−357のような他の不可逆阻害剤での治療に対する耐性または獲得耐性の発現に関連するEGFRの活性変異または変異)を有する患者の治療方法に関し、不可逆EGFR阻害剤BIBW2992()4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−{[4−(N,N−ジメチルアミノ)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−((S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)−キナゾリンの治療的有効量をそれが必要である患者に投与することを含み、さらに化学療法薬剤の投与との併用をしてもよく、放射線治療、ラジオ免疫療法および/または手術による腫瘍切除との併用をしてもよく、そして、癌を患う患者、および、腫瘍にEGFR遺伝子の変異を有する患者の治療用の医薬組成物を製造するための、さらに化学療法薬剤()の投与と併用してもよい、BIBW2992()の使用に関する。

Description

本発明は、癌を患う患者、および、腫瘍にEGFR遺伝子の変異を有する患者の治療方法に関する。前記方法は、不可逆EGFR阻害剤BIBW2992()の治療的有効量をそれが必要である患者に投与することを含み、さらに化学療法薬剤()の投与との併用をしてもよく、放射線治療、ラジオ免疫療法および/または手術による腫瘍切除との併用をしてもよい。EGFRの変異は、少なくとも増幅または発現増進に関する活性化遺伝子変異(たとえば最初のイントロンまたは他の特異的多型における増幅されたCA−リピート(CA:シトシン−アデノシン))、活性化または生来の活性化変異に対する感度向上に関する活性化遺伝子変異(たとえば、L858RまたはG719S点変異または特異的エキソン19欠失)を含む。ゲフィチニブ、エルロチニブ、バンデタニブ(ZD−6474)、AEE−788、PKI−166、ラバチニブ、セテュキマブ、ニノツズマブ(nimotuzumab)、マツズマブ、パニツブマブ、トラスツマブおよびペルツズマブのような可逆EGFRおよび/またはHER2阻害剤、またはCI−1033、EKB−569、HKI−272またはHKI−357のような他の不可逆阻害剤での治療に対する耐性(たとえばD761Y、挿入D770_N771insNPG)または獲得耐性(たとえばT790M)の発現に関連するそれらの変異をも含む。
本発明の背景
肺癌における上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子のチロシンキナーゼ(TK)ドメインの体細胞変異は、TK阻害剤(TKI)に対する感受性を予測する取り組みにおいて、大きな関心をもたれている。変異状態は、TKIへの応答を決定する上で非常に重要であるが、それは唯一の因子ではなく、EGFR遺伝子増幅、EGFRファミリーのそのほかの因子(HER2、HER3)、およびEGFRシグナリングの遺伝子下流(KRAS、BRAF)は、癌発症とTKIの応答とにかかわる可能性があるという証拠が蓄積されている。
WO2006/084058には、不可逆上皮成長因子受容体(EGFR)阻害剤を含む医薬化合物を、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ耐性癌の治療が必要なヒトに対して投与することを含むゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ耐性癌の治療のための方法が開示され、不可逆EGFR阻害剤EKB−569、HKI−272およびHKI357が記載されている。
上皮細胞癌、たとえば、前立腺癌、乳癌、結腸大腸癌、肺癌、膵臓癌、卵巣癌、脾臓の癌、睾丸癌、胸腺の癌などは、上皮細胞の異常な、加速的成長によって特徴付けられた病気である。この加速的成長は、最初に腫瘍を形成する。最終的には、他の器官に転移も生じる可能性がある。さまざまな癌の診断および治療において進歩しているが、この病気はまだ、非常に高い死亡率である。
肺癌は、先進工業国において癌死の主要な要因である。肺で生じる癌は、顕微鏡下で細胞がどのように見えるかによって、非小細胞肺癌および小細胞肺癌の2つの主な種類に分けられる。非小細胞肺癌(扁平上皮細胞癌、腺癌および大細胞癌)は、概して、小細胞肺癌よりゆるやかに他の気管に広がる。肺癌のケースの約75%は、非小細胞肺癌(たとえば腺癌)に分類され、のこりの25%は、小細胞肺癌である。非小細胞肺癌(NSCLC)は、アメリカ合衆国、日本および西ヨーロッパにおいて、癌死の主要な要因である。進行疾患の患者にとって、化学療法は、生存において適度に有益であるが、非常な毒性の代償があり、腫瘍成長に向けた重篤な遺伝子損傷を特別に対象とした治療薬の必要性が強調されている(Schiller JHら、N Engl J Med,346:92−98,2002)。
臨床開発において、より進歩している化合物の2つとしては、ゲフィニチブ(アストラゼネカUK Ltd.で開発された化合物ZD1839;商標名イレッサ(IRESSA)で市販されている;以下「イレッサ」)およびエルロチニブ(ジェネンテック Inc.およびOSI製薬Inc.で開発された化合物OSI−774;商標名タルセバ(TARCEVA)で市販されている;以下「タルセバ」)が挙げられ、双方とも有望な臨床結果を生み出している。イレッサおよびタルセバの標準的な癌治療には、毎日、それぞれの化合物をわずか500mg経口投与することが含まれる。2003年5月に、イレッサが、進行非小細胞肺癌患者の治療用に承認されたときに、アメリカ合衆国市場に出回るこれらの最初の生産物となった。イレッサは、EGFR分子のチロシンキナーゼリン酸化を直接阻害することによって機能する経口活性キナゾリンである。それは、アデノシン三リン酸(ATP)結合サイトで競合し、HER−キナーゼアクシス(axis)の鎮静にいたる。イレッサ応答の正確なメカニズムは、完全にはわかっていないが、しかしながら、研究においてEGFRの存在はその活性の必須条件であることが示唆されている。
これらの化合物を用いた十分な制限は、それらの受容者が最初に治療を受けてから治療効果に抵抗力が生じる可能性があること、または、彼らがEGFR−チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)に測定できる程度に全く応答しない可能性があることである。EGFR−TKIの応答率は、種々の民族群の間で異なる。EGFR−TKI応答の低い場合において、いくつかの個体群では、進行非小細胞肺癌患者の10〜15パーセントのみEGFRキナーゼ阻害剤に応答する。したがって、イレッサおよびタルセバへの感受性の基礎をなす分子メカニズムのよりよい理解が、そのような治療から最も有益であろうそれらの個体を検体とした治療において、非常に有益であろう。
癌、特に上皮細胞癌、たとえば肺、卵巣、乳、脳、結腸大腸および前立腺癌の満足できる治療がその分野において非常に必要とされており、それはTKI治療の有益性を盛り込み、および患者に示される非応答性を克服する。そのような治療は、個体、特に、高齢の個体の中でもとりわけ癌がよく生じ、健康に劇的な影響をもたらすだろう。
BIBW2992()は、化合物4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−{[4−(N,N−ジメチルアミノ)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−((S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)−キナゾリンとして知られている。
Figure 2010503717
(1)
BIBW2992()は、erbb1受容体(EGFR)およびerbB2(Her2/neu)受容体チロシンキナーゼの強力な選択的2重阻害剤である。さらに、BIBW2992()は、EGFRとHER2とが共有結合するよう設計されており、それによって、それと結合する受容体分子を不可逆的に不活性にする。この化合物、ジマレアート塩のようなそれらの塩、それらの調合物も、BIBW2992()またはそれらの塩を含む医薬製剤も、WO02/50043およびWO2005/037824に開示されている。これらの文献は、これらの態様について参照により組み込まれる。
本発明の概要
驚いたことに、不可逆2重EGFR/HER2阻害剤BIBW2992()は、腫瘍にEGFRの活性化突然変異のようなEGFRの変異を有する患者における癌の治療に特に、活性化突然変異は、たとえばゲフィニチブおよび/またはエルロチニブのような可逆EGFR阻害剤、または、CI−1033、EKB−569、HKI−272もしくはHKI−357のような他の不可逆阻害剤での治療に対する耐性に関与するそのほかの変異、または、獲得耐性の発現に関連する場合に有利に効果的である。それゆえに、ゲフィニチブおよび/またはエルロチニブ治療に対する減弱した応答、または応答がない、またはもはや応答がない患者は、BIBW2992治療の効果が得られる可能性がある。
したがって第1の局面で最も広い形態において、本発明は、癌を患い、EGFRの天然配列と比較して腫瘍にEGFR遺伝子の変異を有する患者の治療方法に関する。
前記方法は、不可逆EGFR阻害剤BIBW2992()の治療的有効量をその治療が必要である患者に投与することを含み、さらに化学療法薬剤()の投与との併用をしてもよく、ならびに/または放射線治療、ラジオ免疫療法および/または手術による腫瘍切除との併用をしてもよい。
本発明の第2の局面では、癌を患い、EGFRの天然配列と比較して腫瘍にEGFR遺伝子の変異を有する患者の治療用の医薬医薬組成物を製造するための、さらに化学療法薬剤()と併用してもよい、BIBW2992()の使用である。
本発明の第1の好ましい形態において、EGFG遺伝子の変異は、活性化突然変異である。
本発明の第2の好ましい形態において、EGFRの変異は、ゲフィチニブ、エルロチニブ、バンデタニブ(ZD−6474)、AEE−788、PKI−166、ラパチニブ、セテュキマブ、ニモツズマブ、マツズマブ、パニツムマブ(panitumumab)、トラスツズマブおよびパーツズマブ(pertuzumab)のような可逆EGFRおよびHER2阻害剤、または、CI1033、EKB−569、HKI−272またはHKI−357のような他の非可逆阻害剤での治療に対する耐性または獲得耐性変異に関連する活性化突然変異である。
さらに、ひとつの形態において、本発明は、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ耐性癌のような可逆EGFR阻害剤での治療に耐性である癌の治療のための方法を提供する。本形態において、検体の癌進行は、検体にゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ治療または、そのほかの可逆EGFR阻害剤で治療を始めてからある時点で測定される。癌進行は、可逆EGFR阻害剤での治療に対する耐性癌の指標である。
癌進行は、本分野における当業者によく知られている方法によって測定することもできる。たとえば、進行は、X線、CTスキャン、またはMRIの手段によるような癌の目視検査の方法で測定することができる。またあるいは、進行は、癌マーカー検出の方法で測定することもできる。
ひとつの形態において、患者は、癌の治療の間中さまざまな時点で測定される。たとえば、癌の進行は、第2時点での癌進行を分析することと、この分析と最初の時点での分析とを比較することによって測定される。最初の時点は、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ治療の開始の前後であってもよく、第2時点は、最初の時点の後である。癌のさらなる増殖は、癌進行を示す。
ひとつの形態において、癌は上皮細胞癌である。ひとつの形態において、癌は消化管癌、前立腺癌、卵巣癌、乳癌、頭頸部癌、食道癌、肺癌、非小細胞肺癌、神経系の癌、腎臓癌、網膜癌、皮膚癌、肝臓癌、膵臓癌、性器−泌尿器癌および膀胱癌である。
ひとつの形態において、癌の大きさは追加時点で測定され、そして、追加時点は、第2時点の後である。
ひとつの形態において、後の時点は先の時点から少なくとも2か月後である。ひとつの形態において、後の時点は先の時点から少なくとも6か月後である。ひとつの形態において、後の時点は先の時点から少なくとも10か月後である。ひとつの形態において、後の時点は先の時点から少なくとも1年後である。
そのほかの形態において、本発明は、EGFRに変異、すなわち、本分野ではT790Mとして知られるポジション790でのスレオニンのメチオニン置換を有する被検体に対してBIBW2992()の有効量含む組成物を投与することを含む癌を治療する方法を提供する。T790M変異は、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ治療に対する抵抗力を与える。
本発明の詳細な説明
本発明の最も広い形態は、EGFRに関して制限されない。すなわち、天然配列と比較してEGFR遺伝子の配列の任意の相違は、上記で定義された発明の形態の範囲内の変異、たとえば表1に記載された変異からなる群から選ばれるEGFR変異として認識されるべきである。表1に示した全てのEGFR変異は、最新技術において説明される。
表1:EGFR変異
Figure 2010503717
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表において、上記変異は、単事象として説明されている。頻度に関して、増感変異の90%は、エキソン19欠失(たとえばポジション746および747、67%)およびエキソン21点変異(L858R、24%;L861Q、4%)によってカバーされることを留意するべきである。複合変異組合せパターンは、よく観測されることにも留意するべきである(たとえばG719S+S768I)。耐性変異(たとえばT790M)が活性化背景で獲得された獲得耐性において、複合組合せパターンは、共通のルールである。
本発明の第1の好ましい形態においてEGFRの変異は、たとえば表1のNo.1〜91で同定、さらにより好ましくは、表1のNo.1〜29、57〜65、73、75、76、77、79および80〜91で同定された変異からなる群から選ばれる活性化変異である。
本発明の第2の好ましい形態において、EGFRの変異は、ゲフィチニブ、エルロチニブ、バンデタニブ(ZD−6474)、AEE−788、PKI−166、ラパチニブ、セテュキマブ、ニモツズマブ、マツズマブ、パニツムマブ(panitumumab)、トラスツズマブ、およびパーツズマブ(pertuzumab)のような可逆EGFRおよびHER2阻害剤、または、たとえばたとえば表1のNo.92〜97さらにより好ましくは、No.92、93、96、96−aおよび97で同定された変異からなる群から選ばれた、CI−1033、EKB−569、HKI−272またはHKI−357のような他の不可逆阻害剤による治療への耐性または獲得耐性変異と関連する活性化変異である。
本発明における好ましい形態の第3の従属群において、EGFRの変異は、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ感受性の前兆となり、残基747(リシン)から749(グルタミン酸)の750(アラニン)における変異と一体化した欠失、残基747(リシン)から750(アラニン)の欠失、残基858でのロイシンからアルギニンへの置換、または、残基861でのロイシンからグルタミンへの置換を含む。
本発明の第4の好ましい形態において、EGFRの変異はT790M、E746_A750del、E746_S752>V、L747_P753>S、L858R、L747_A750>P、S752_I759delからなる群から選ばれる。
本発明の範囲内のゲフィチニブまたはエルロチニブのような可逆EGFRおよびHER2阻害剤、または、CI−1033、EKB−569、HKI−272またはHKI−357のような他の不可逆阻害剤での治療への耐性または獲得耐性を示す癌腫の例は、これに限定されない腺癌(AC)、扁平上皮細胞癌(SCC)および混合、または分類されていない癌を含む。本発明の範囲内の癌は、限定されないが、以下の組織学を含む:
・頭頸部腫瘍:SCC、AC、移行細胞癌、粘液性類表皮癌、未分化癌;
・中枢神経系腫瘍:星状細胞腫、グリア芽腫、髄膜腫、神経線維腫、神経鞘腫、上衣細胞腫、下垂体腫瘍、乏突起膠腫、髄芽細胞腫;
・気管支および縦隔の腫瘍:
気管支腫瘍:
○小細胞肺癌(SCLC):燕麦細胞肺癌、中間細胞癌、混合型燕麦細胞肺癌;
○非小細胞肺癌(NSCLC):SCC、紡錐体細胞癌、AC、細気管支癌、大型細胞NSCLC、明細胞NSCLC;
中皮腫;
胸線腫;
甲状腺癌:乳頭、小胞、未分化、延髄;
・消化管の腫瘍:
食道癌:SCC、AC、未分化、カルチノイド、肉腫;
胃癌:AC、腺扁平上皮、未分化;
結腸直腸癌:AC(ACの遺伝型を含む)カルチノイド、肉腫;
肛門癌:SSC、移行上皮腫、AC、基底細胞癌;
膵臓癌:AC(管状腺および腺房の癌を含む)、乳頭、腺扁平上皮、未分化、膵臓内分泌部の腫瘍;
肝細胞癌、胆管癌、血管肉腫、肝芽腫;
胆汁性癌腫症:AC、SCC、小細胞、未分化;
消化管間質腫瘍(GIST);
・婦人科の癌:
乳癌:AC(湿潤性腺管、小葉および延髄癌を含む)、管状腺、粘液性癌、パジェット病、炎症性癌、非湿潤性乳管および上皮内小葉癌;
卵巣癌:上皮腫瘍、間質腫瘍、生殖細胞腫瘍、未分化腫瘍;
子宮頸癌:SCC、AC、混合および未分化腫瘍;
子宮内膜癌:AC、SCC、混合、未分化腫瘍;
外陰癌:SCC、AC;
膣癌:SCC、AC;
・尿道および精巣癌:
精巣癌:精上皮腫;
非精上皮生殖細胞:奇形腫、胎児性癌、絨毛腫、卵黄嚢腫、混合型セルトリおよびライディッヒ腫瘍;
性腺外胚細胞腫瘍;
前立腺癌:AC、小細胞、SCC;
腎細胞癌:AC(明細胞、乳頭および嫌色素性細胞腫を含む)、遺伝型(たとえばフォンヒッペルリンドウ病(von−Hippel−Lindau syndrome))、腎芽細胞腫;
膀胱癌:移行細胞(尿路上皮)癌、SCC、AC;
尿道癌:SCC、移行細胞癌、AC;
陰茎癌:SCC;
・内分泌組織の腫瘍
甲状腺癌:乳頭、小胞、未分化、延髄の癌(多発性内分泌腺腫症候群を含む);
膵臓内分泌部の腫瘍;
カルチノイド;
褐色細胞腫。
好ましくは、耐性癌の適応症は、以下からなる群から選ばれる。
○頭頸部腫瘍:SCC、AC、移行細胞癌、粘液性類表皮癌、未分化癌;
○結腸直腸癌、転移性または非転移性:AC(ACの遺伝型を含む)、カルチノイド、肉腫;
○膵臓癌:AC(管状腺および腺房の癌を含む)、乳頭、腺扁平上皮、未分化、膵臓内分泌部の腫瘍;
○乳癌、転移性または非転移性:AC(湿潤性腺管、小葉および延髄癌を含む)、管状腺、粘液性癌、パジェット病、炎症性癌、非湿潤性乳管および上皮内小葉癌;
○前立腺癌:AC、小細胞、SCC;
○非小細胞肺癌(NSCLC):SCC、紡錐体細胞癌、AC、細気管支癌、大型細胞NSCLC、明細胞NSCLC;
本発明の意味する範囲内で、化学療法薬剤()の以下の類は、特に興味深いが、限定はされない。
・合成小分子VEGF受容体アンタゴニスト
・小分子成長因子(GF)受容体アンタゴニスト
・EGF受容体および/またはHER2受容体および/またはVEGF受容体および/またはインテグリン受容体またはそのほかのタンパク質チロシンキナーゼ受容体の合成小分子に分類されない阻害剤
・小分子Polo様キナーゼ−1(PLK−1)阻害剤
・Ras/Raf/MAPKまたはPI3K/AKT経路または、そのほかのセリン/スレオニンキナーゼの小分子阻害剤
・Ras/Raf/MAPKまたはPI3K/AKT経路または、そのほかのセリン/スレオニンキナーゼの合成小分子に分類されない阻害剤
・EGF受容体および/またはVEGF受容体および/またはインテグリン受容体またはそのほかのタンパク質チロシンキナーゼ受容体を対象とする合成的に作られた抗体、抗体断片または融合タンパク質である阻害剤
・循環VEGFを対象とする合成的に作られた抗体、抗体断片または融合タンパク質である阻害剤
・IGF1受容体および/またはIGF1またはIGF2成長因子を対象とする合成的に作られた化学物質、抗体、抗体断片または融合タンパク質である阻害剤
・核酸と相互作用し、かつ、アルキル化剤またはプラチナ化合物として分類される化合物
・核酸と相互作用し、かつ、アントラサイクリンとして、DNA挿入剤として、またはDNA架橋剤として分類される化合物
・抗代謝産物
・自然発生、半合成または合成ブレオマイシン型抗生物質(BLM群抗生物質)
・DNA転写酵素の阻害剤、特にトポイソメラーゼIまたはトポイソメラーゼII阻害剤
・クロマチン修飾薬剤
・有糸分裂阻害剤、抗有糸分裂薬剤、または、細胞周期阻害剤
・チューブリンと相互作用または結合する化合物
・有糸分裂キネシン、またはEg5、CENP−E、MCAK、Kid、MKLP−1を含むほかのモータータンパク質(限定されない)を阻害する化合物
・プロテアーゼ阻害剤
・ヒートショックタンパク質阻害剤
・Bcl−2、Bcl−xlおよび類似分子の抗アポトーシス機能を標的とする化合物
・酵素、ホルモン、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン阻害剤、またはステロイド生合成の阻害剤
・ステロイド
・サイトカイン、低酸素選択的なサイトトキシン、サイトカインの阻害剤、リンフォカイン、サイトカインを対象とした抗体、または、経口および非経口トレランス誘導ストラテジー
・支持薬
・COX−2阻害剤(限定されない)のような抗炎症性化合物
・化学放射線感光薬およびプロテクター
・光化学的に活性な薬
・合成ポリ−またはオリゴヌクレオチド
・細胞障害性抗生物質、癌細胞の表面分子をターゲットとする抗体、成長因子またはそれらの受容体をターゲットとする抗体、メタロプロテイナーゼの阻害剤、癌遺伝子の阻害剤、遺伝子の転写またはRNA翻訳またはタンパク質発現の阻害剤、または、希土類元素の複合体のような他の化学療法のまたは自然発生、半合成または合成治療薬。
本発明の別の好ましい形態において、化学療法薬剤()は以下からなる群から選ばれる。
小分子VEGF受容体アンタゴニスト、たとえばバタラニブ(PTK−787/ZK222584)、SU−5416、SU−6668、SU−11248、SU−14813、AZD−6474、AZD−2171、CP−547632、CEP−7055、AG−013736、IM−842またはGW−786034、2重EGFR/HER2アンタゴニスト、たとえばHKI−272、CI−1033またはGW−2016、EGFRアンタゴニスト、たとえばタルセバ(OSI−774)、PKI−166、EKB−569またはハーセプチン、分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼのアンタゴニスト、たとえば、BAY−43−9006またはBAY−57−9006、合成小分子に分類されないタンパク質キナーゼ受容体アンタゴニスト、たとえばアトラセンタン(atrasentan)、リツキシマブ、セテュキマブ、アバスチンTM(ベバシズマブ)、ビバツズマブ(bivatuzumab)マータンシン、IMC−1C11、エルビタックス(C−225)、DC−101、EMD−72000、バイタクシン、イマチニブ、融合タンパク質であるタンパク質チロシンキナーゼ阻害剤、たとえばVEGFtrap、アルキル化剤またはプラチナ化合物、たとえばメルファラン、シクロホスミド、オキサザホスホリン、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、サトラプラチン、テトラプラチン、イプロプラチン、マイトマイシン、ストレプトゾシン、カルムスチン(BCNU)、ロムスチン(CCNU)、ブスルファン、イホスファミド、ストレプトゾシン、チオテパ、クロラムブシル、ナイトロジェンマスタード、たとえばメクロメタミン、エチレンイミン化合物、アルキルスルホナート、ダウノルビシン、ドキソルビシン(アドリアマイシン)、リポソームのドキソルビシン(ドキシル)、エピルビシン、イダルビシン、ミトキサントロン、アムサクリン、ダクチノマイシン、ジスタマイシンまたはそれらの誘導体、ネトロプシン、ピベンジモル(pibenzimol)、マイトマイシン、CC−1065、デュオカルマイシン(duocarmycin)、ミトラマイシン、クロモマイシン、オリボマイシン、フタラニリド(phtalanilide)、たとえばプロパミジンまたはスチルバミジン、アントラマイシン、アジリジン、ニトロソウレアまたは、それらの誘導体、ピリミジンまたはプリン類似体またはアンタゴニストまたはヌクレオシドジホスファートレダクターゼの阻害剤、たとえばシタラビン、5−フルオロウラシル(5−FU)、ペメトレキセド、テガフール/ウラシル、ウラシルマスタード、フルダラビン、ゲムシタビン、カペシタビン、メルカプトプリン、クラドリビン、チオグアニン、メトトレキサート、ペントスタチン、ヒドロキシウレアまたは葉酸、フレオマイシン、ブレオマイシンまたはそれらの誘導体もしくは塩、CHPP、BZPP、MTPP、BAPP、リブロマイシン(liblomycin)、アクリジンまたはそれらの誘導体、リファマイシン、アクチノマイシン、アドリアマイシン(adramycin)、カンプトセシンたとえばイリノテカン(カンプトサール)またはトポテカン、アムサクリンまたはそれらの類似体、三環式カルボキサミド、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤たとえばSAHA、MD−275、トリコスタチンA、CBHA、LAQ824、またはバルプロ酸、植物由来抗癌剤たとえばパクリタキセル(タキソール)、ドセタキセルまたはタキソテール、ビンカアルカロイドたとえばナベルビン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシンまたは酒石酸ビノレルビン、トロポロンアルカロイドたとえばコルヒチンまたはそれらの誘導体、マクロライドたとえばマイタンシン、アンサミトシン(ansamitocin)またはライゾシン(rhizoxin)、抗有糸系分裂性ペプチドたとえばホモプシン(phomopsin)またはドラスタチン、エピポドフィロトキシンまたはポドフィロトキシンの誘導体、たとえばエトポシド、またはテニポシド、ステガナシン(steganacin)、抗有糸分裂性カルバマート誘導体、たとえばコンブレタスタチンまたはアンフェチニル(amphetinile)、プロカルバジン(procarbazine)、プロテアソーム阻害剤、たとえばボルテゾミブ、酵素、たとえばアスパラギナーゼ、ペグ化されたアスパラギナーゼ(ぺガスパルガーゼ)またはチミジンホスホリラーゼ阻害剤、ゲスターゲンまたはエストロゲン、たとえばエストラムスチン(T−66)またはメゲストロール、抗アンドロゲン、たとえばフルタミド、カソデックス、アナンドロンまたは酢酸シプロテロン、アロマターゼ阻害剤、たとえばアミノグルテチミド、アナストロゾール、フォルメスタンまたはレトロゾール、GNrH類似体、たとえばリュープロレリン、ブセレリン、ゴセレリンまたはトリプトレリン、抗エストロゲン剤、たとえばタモキシフェンまたはそのクエン酸塩、ドロロキシフェン(droloxifene)、トリオキシフェン(trioxifene)、ラロキシフェンまたはジンドキシフェン(zindoxifene)、17βエストラジオールの誘導体、たとえばICI164,384またはICI182,780、アミノグルテチミド、フォルメスタン、ファドロゾール、フィナステライド、ケトコナゾール、LH−RHアンタゴニスト、たとえばロイプロリド、ステロイド、たとえばブレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、デキサメタゾン、ブデノシド(budenoside)、フルオコルトロンまたはトリアムシノロン、インターフェロン、たとえばインターフェロンβ、インターロイキン、たとえばIL−10またはIL−12、抗TNFα抗体、たとえばエタネルセプト、TNF−α(タソネルミン)、免疫調整薬、たとえばサリドマイド、そのR−およびS−エナンチオマーおよびその誘導体、またはレビミッド(revimid)(CC−5013)、ロイコトリエンアンタゴニスト、マイトマイシンC、アジリドキノン(aziridoquinone)、たとえばBMY−42355、AZQまたはEO−9、2−ニトロイミダゾール、たとえばミソニダゾール、NLP−1またはNLA−1、ニトロアクリジン、ニトロキノリン、ニトロピラゾロアクリジン(nitropyrazoloacridine)、「二官能」ニトロ芳香族化合物、たとえばRSU−1069またはRB−6145、CB−1954、ナイトロジェンマスタードのN−オキシド、たとえばナイトロミン、ナイトロジェンマスタードの金属複合体、抗CD3または抗CD25抗体、耐性誘導薬、ビスホスホナート(biphosphonate)またはそれらの誘導体、たとえばミノドロン酸またはその誘導体(YM−529、Ono−5920、YH−529)、ゾレドロン酸一水和物、イバンドロン酸ナトリウム水和物またはクロドロナート二ナトリウム、ニトロイミダゾール、たとえばメトロニダゾール、ミソニダゾール、ベンズニダゾールまたはニモラゾール、ニトロアクリル組成物、たとえばRSU−1069、ニトロキシルまたはN−オキシド、たとえばSR−4233、ハロゲン化したピリミジン類似体、たとえばブロモデオキシウリジン、ヨードデオキシウリジン、チオホスファート、たとえばWR−2721、光化学活性化薬、たとえばポルフィマー、フォトフリン、ベンゾポルフィン(benzoporphyrin)誘導体、フェオフォルバイド(pheophorbide)誘導体、メロシアニン(merocyanin)540(MC−540)またはスズエチオポルフィリン、アンチテンプレート(ant−template)またはアンチセンスRNAまたはDNA、たとえばオブリメルセン(oblimersen)、非ステロイド系炎症薬、たとえばアセチルサリチル酸、メサラジン、イブプロフェン、ナプロキセン、フルルビプロフェン、フェノプロフェン、フェンブフェン、ケトプロフェン、インドプロフェン、ピルプロフェン、カルプロフェン、オキサプロジン、プラノプロフェン、ミロプロフェン(miroprofen)、チオキサプロフェン(tioxaprofen)、スプロフェン(suprofen)、アルミノプロフェン(alminoprofen)、チアプロフェン酸(tiaprofenic acid)、フルプロフェン(fluprofen)、インドメタシン、スリンダク、トルメチン、ゾメピラク、ナブメトン、ジクロフェナク、フェンクロフェナック(fenclofenac)、アルクロフェナク、ブロムフェナク、イブフェナク、アセクロフェナク、アセメタシン、フェンチアザク、クリダナク、エトドラク、オキシピナク(oxpinac)、メフェナム酸、メクロフェナム酸、フルフェナム酸、ニフルミン酸(nifluminic acid)、トルフェナム酸、ジフルニサル、フルフェニサル(flufenisal)、ピロキシカム、テノキシカム、ロルノキシカム、ニメスリド、メロキシカム、セレコクシブ、ロフェコキシブ、または非ステロイド系炎症薬の医薬的に許容される塩、細胞損害性抗生物質、癌細胞の表面分子をターゲットとする抗体、たとえばアポリズマブまたは1D09C3、メタロプロテイナーゼの阻害剤、たとえばTIMP−1またはTIMP−2、亜鉛、癌遺伝子の阻害剤、たとえばP53およびRb、希土類元素の複合体、たとえばランタノイドの複素環複合体、光化学治療薬、たとえばPUVA、転写因子複合体ESX/DRIP130/Sur−2の阻害剤、HER−2発現阻害剤、たとえばヒートショックタンパク質HSP90分子ゲルダナマイシンおよびその誘導体17−アリルアミノゲルダナマイシン(allylaminogeldanamycin)または17−AAG、またはIM−842、テトラチオモリビダード、スクアラミン、コンブレスタチン(combrestatin)A4、TNP−470、マリマスタット(marimastat)、ネオバスタット(neovastat)、ビカルタミド、アバレリクス、オルゴボマブ、ミツモマブ(mitumomab)、TLK−286、アレムツズマブ、イブリツモマブ、テモゾロマイド、デニロイキンジフチトクス、アルデスロイキン、ダカルバジン、フロクスウリジン、プリカマイシン、ミトタン、ピポブロマン、プリカマイシン、タモキシフェンおよびテストラクトンから選ばれる治療薬。
たとえば、癌は病初にLynchら2004に記載された方法を用いて、ゲフィニチブ/エルロチニブ感受性と診断、または、ゲフィニチブ/エルロチニブ感受性と予測され得ることができる。ゲフィチニブ/エルロチニブ感受性は、たとえば750(アラニン)における変異と一体化した残基747(リシン)から749(グルタミン酸)の欠失、残基747(リシン)から750(アラニン)の欠失、残基858でのロイシンからアルギニンへの置換、または、残基861でのロイシンからグルタミンへの置換を含むEGFR変異の腫瘍において存在することで予測され得る。
癌がゲフィチニブまたはエルロチニブのような可逆EGFRおよびHER2阻害剤、または、CI−1033、EKB−569、HKI−272またはHKI−357のような他の不可逆阻害剤での治療に対して耐性であると、それぞれの活性物質での治療を開始した後診断され得る。あるいは、癌は、そのような化合物での治療の開始前に上述した活性物質に対して耐性であると診断され得る。たとえば、腫瘍におけるゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ耐性は、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ治療をたとえば6か月かそれ以上行なってから生じる場合がある。あるいは、腫瘍のゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ治療を始めてから6か月未満で、腫瘍のゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ耐性と診断する場合がある。ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ耐性の診断は、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ治療の間、腫瘍進行をモニタリングすることで行なってもよい。腫瘍進行は、治療が開始された後の異なる時点間の腫瘍の状態の比較によって、または治療が開始された後のある時点とゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ治療の開始前のある時点の腫瘍の状態を比較することによって決定してもよい。腫瘍進行は、視覚的にゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ治療の間、視覚的に、たとえば癌の動悸(palpitation)または生物指標レベルをモニターする方法を含むラジオグラフィーたとえば、X線、CTスキャン、または当業者に公知である他のモニタリング方法によってモニタリングしてもよい。ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブでの治療の間の癌の進行はゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ耐性を示す。腫瘍生物指標レベルの上昇は、癌進行を示す。したがって、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブでの治療間の腫瘍生物指標レベルの上昇は、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ耐性を示す。新しい腫瘍の検出または転移の検出は、腫瘍進行を示す。腫瘍の縮小の停止は、腫瘍進行を示す。癌の増殖は、たとえば腫瘍サイズの増加、転移、または新しい癌の検出、および/または腫瘍生物指標レベルの上昇で示される。同じことが、本明細書の他の上述した活性物質への耐性の場合にも同じように当てはまる。
本明細書で上述した活性物質への耐性の発生は、検体の血液または他の体液から得られた循環癌細胞におけるそれぞれの活性に対する耐性に関与する変異の存在を調べる手段でモニタリングしてもよい。たとえば、検体からの癌細胞における変異に関与するゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ耐性の有無は、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ耐性腫瘍の指標である。
ひとつの形態において、検体の腫瘍は、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ感受性を示す変異指標を有するが、しかし、それはゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ治療に対する耐性である。ひとつの形態において、検体の腫瘍は、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ感受性を示す変異、およびゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ耐性を示す変異、たとえばT790M変異(すなわちEGFR(たとえば増加したEGFR内部移行)において天然スレオニン残基をメチオニン残基に置換する)を有する。ひとつの形態において、検体の腫瘍は、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ感受性を示す変異、およびゲフィチニブおよび/またはエルロチニブ耐性を示す変異、たとえばT790M変異(すなわちEGFR(たとえば増加したEGFR内部移行)において天然スレオニン残基をメチオニン残基に置換する)を有さない。
薬投与に関連して、「有効量」とは、少なくとも統計学的に有意な割合の患者に対して有益な効果、たとえば症状の改善、治癒、疾患の心の重荷軽減、腫瘍量または細胞数の減少、寿命の延長、生活の質改善、または特定の種類の疾患または状態の治療に精通している医師によって有益であると一般に認められているその他の効果をもたらす量を意味する。
治療の方法:
本発明における治療の方法は、
BIBW2992()の治療的有効量、またはそれらの医薬的に許容される塩、好ましくは2マレイン酸塩をそれが必要である患者に投与することを含み、さらに化学療法薬剤()の投与と組み合わせてもよく(下記参照)、放射線治療、ラジオ免疫療法および/または手術による腫瘍切除と併用してもよい。
用語「治療的有効量」は、研究者または臨床医によって研究されている組織、系、動物またはヒトの組織、系生物的または医学的応答を誘導する薬、または医薬製剤の量で、少なくとも統計学的に有意な割合の患者に対して有益な効果、たとえば症状の改善、治癒、疾患の心の重荷軽減、腫瘍量または細胞数の減少、寿命の延長、生活の質改善をもたらす量を意味する。
本発明において、BIBW2992()および任意の化学治療薬()は、口(ほほ、または舌下を含む)、腸、非経口(たとえば筋肉内、腹腔内、静脈、経皮または皮下注入または移植)、鼻、膣、直腸または局所(たとえば吸入)の投与経路で投与されることができ、そして、それぞれの投与経路にふさわしい標準的な非毒性の医薬的に受容できるキャリア、アジュバント、賦活剤を含む適当な投薬量ユニット処方において、単独でまたは一緒に処方されることができる。
好ましい形態において、BIBW2992(1)は、経口、経腸、経皮、静脈、腹膜からの投与または、インジェクションによって投与され、好ましくは口から投与される。
投与量/BIBW2992:
ひとつの形態において、本発明は、上述した治療の方法に関し、活性物質の血漿中濃度は好ましくが少なくとも12時間の投与インターバルで10と5000nMとの間の状態になるように、BIBW2992(1)、またはそれの多形体、代謝産物、水和物、溶媒和物または、それらの医学的に許容される塩は、断続的に、または毎日投与されることによって特徴付けられる。
BIBW2992(1)は、体重(bw)の1kg当たり0.01−4mgの1日量、好ましくは、0.1−2mg、特に好ましくは、bwの0.2−1.3mgの1日量でヒト患者に投与することができる。経口治療において、式(I)の化合物は、毎日の10、20、30、40、50、60、70、100、200または、300mgの合計投与量を投与してもよく、任意に複数回投与に分ける、たとえば、1日を通じて1〜3回投与してもよい。好ましくは、経口での毎日の投与量は、1度で投与される。特に、高い投与量の場合、治療期間は式(I)の活性を投与しない回復期と交互でなければならない。たとえば、治療は、7日投与−7日不投与、14日投与−14日不投与、21日投与−7日不投与または、連続的な投与スケジュールでなされることができる。「投与−不投与周期」は、特に高い投与量を投与する場合または、患者の必要性に個々に適応させる場合、短く選択することができる。
BIBW2992MA2の静脈注射の使用における投与量は、1−1000mg、好ましくは5−300mg、特に好ましくは10−100mg(投与量は基本形態BIBW2992(1)を参照する)で、ボーラス投与または、特に高い投与量を適用する場合には、数時間にわたって、たとえば、約1、2、4、6、10、12または24時間にわたって低速の静脈内注射とすることができる。
しかしながら、任意に、体重または投与の方法、医薬に対する個々の応答、使用された処方の性質、および投与の時間またはインターバルに起因する特定量から逸脱する必要がある可能性がある。したがって、いくつかの場合においては、上述の特定された最小量より少ない使用で十分な可能性もあり、一方他の場合において、特定された上限を超えなければならない。大量に投与される場合には、1日における1回投与量の回数を増やすことが好ましい。
投与量/化学療法薬剤():
個々の化学療法薬剤()の投与および治療スケジュールは、本分野においてよく知られており、本発明の中で同じように応用することができる。特定の併用投与の個々の活性に応じて、化学療法薬剤()の投与量は減少させることができ、たとえば、従来の説明より1/1〜1/20の範囲で投与量を変化させることができる。
転移性乳癌の患者において、ドセタキセルは、55mg/m2と100mg/m2との間の投与量で併用することができ、そして、より特定すると、21日間毎日1回の投与スケジュールで60〜75mg/m2の投与量で併用することができる。週に一度の投与スケジュールにおいて、ドセタキセルの投与は、より少なくすることもできる。
ドセタキセルの同じような投与量の範囲は、耐ホルモン性の前立腺癌の治療に用いることができる。この場合、ドセタキセルは、毎日プレドニゾンとともに投与、および/または、エストラムスチンとともに投与される。エストラムスチンの投与量は、毎日、3または4回に分けて体重の1kgあたり14mgである。ほとんどの患者は、体重1kgあたりの10と16mgとの間の範囲の投与で治療される。
ドセタキセルは、似たような投与量およびスケジュールで非小細胞肺癌の治療にも用いられる。
転移性乳癌の患者において、パクリタキセルの投与は、3週間毎に3時間以上にわたって175mg/m2以下の投与量でなされる。週に1度の投与スケジュールでは、パクリタキセルの投与量は低くすることができる。補助療法として、パクリタキセルは、ドキソルビシン含有化学療法と併用して、連続して3週間毎に3時間以上にわたって175mg/m2以下の投与量で投与される(ドキソルビシンおよびシクロホスファミドの4コースが用いられた)。
非小細胞肺癌の患者において、パクリタキセルの推奨される投与量は、3週間毎に24時間以上にわたって135mg/m2IVである。パクリタキセルの投与ののち、75mg/m2のシスプラチンが投与される。そのほかの選択は、カルボプラチンとパクリタキセルの併用である。
卵巣癌の患者において、パクリタキセルは、3時間以上で175mg/m2IVの投与量で、続いて75mg/m2のシスプラチンが用いられ、または、24時間以上で135mg/m2の投与量で、続いて75mg/m2の投与量でシスプラチンが用いられる。パクリタキセルは、カルボプラチンと併用することもできる。この周期は、3週間毎に繰り返される。そのほかのより進行した疾患状況における治療スケジュールは、3週間毎に3時間以上で135または175mg/m2IVの投与量のいずれかパクリタキセルの投与である。
カルボプラチンは、再発性卵巣癌において4週間毎に第1日に360mg/m2IVの投与量で単剤として投与される。進行性卵巣癌においては、それは4週間毎に第1日に300mg/m2の投与量で、4週間毎に第1日に600mg/m2のシクロホスファミドとともに、6周期間用いられる。カルボプラチンは、進行性卵巣癌および進行性非小細胞肺癌の治療において、パクリタキセルと併用して用いることもできる。
乳癌および結腸直腸癌の患者において、カペシクビンの投与は、1日2回1250mg/m2以下の投与量を2週間した後、1週間の休養との、この3週間処方計画をくりかえす。そのような投与量は、3週間周期で合計8回結腸直腸がんのアジュバント治療にも用いられる。ドセタキセルのような薬を併用する場合、実際に経験のある副作用に従った投与量の減少が必要となる可能性がある。
転移性乳癌の患者において、それぞれ21日治療周期の第1日および第8日に30分以上で1250mg/m2の投与量でのゲムシタビンは、パクリタキセルと併用して用いることができる。パクリタキセルは第1日のゲムシタビン投与の前に3時間導入として175mg/m2投与するべきである。
ゲムシタビンは、7週間以下で週に1回30分以上で1000mg/m2以下の投与量(または、毒性のために投与量を減少または保持することを必要とするまで)で、膵臓癌の治療にも用いられ、1週間休止する。その後の周期は、4週間毎に3週間連続して投与する。
非小細胞肺癌において、ゲムシタビンは、2つのスケジュールで用いられる。最初のスケジュールでは、ゲムシタビンは、4週間毎に第1、第8および第15日目に30分以上で1000mg/m2で用いられる。シスプラチンは、ゲムシタビンの導入後第1日に100mg/m2IV投与される。もうひとつのスケジュールでは、ゲムシタビンは、3週間毎に第1および第8日目に30分以上で1250mg/m2で投与される。シスプラチンは、第1日目に100mg/m2IVで投与されるべきである。
トラスツズマブは、単独薬剤またはパクリタキセルと併用して、HER2−ポジティブ乳癌の治療に用いられる。トラスツズマブは、90分導入で4mg/kgの初期ロード投与量が推奨される。週に1度の推奨される保持投与量は、30分導入で2mg/kgである。追加投入スケジュールは考慮される。
結腸直腸癌の治療の投与スケジュール(FOLFOX4)の併用においては、オキサリプラチンは、85mg/m2以下の投与量で第1日に投与されることができる(2時間まで、またはそれ以上の導入で)。このスケジュールにおいてロイコボリンは、200mg/m2以下とすることができ(2時間まで、またはそれ以上の導入で)、一方、フルオロウラシルは、400mg/m2以下の投与量が用いられ(ボーラス)、続いて22時間以上で600mg/m2の導入をすることができる。第2日に、ロイコボリンは200mg/m2以下(2時間まで、またはそれ以上の導入で)で投与され、一方、フルオロウラシルは400mg/m2以下の投与量で用いられ(ボーラス)、続いて22時間以上で600mg/m2の導入をすることができる。この投与計画は、2週間毎に繰り返されうる。他の治療スケジュールは、オキサリプラチン投与の長さの変化に基づいて、ロイコボリンおよびフルオロウラシルも投与することができる。
結腸直腸癌の治療においても、他のスケジュールを用いることができる。これらは、90分導入で125mg/m2イリノテカン、20mg/m2(15分ボーラスまたはIVプッシュ)でロイコボリン、続いてフルオロウラシル500mg/m2(週毎ボーラス×4)を含む。このスケジュールは、6週間毎に繰り返される。そのほかの治療スケジュールは、90分導入でイリノテカン180mg/m2(第1、第15、第29日)、2時間以上でロイコボリン200mg/m2(第1、第2、第15、第16、第29、第30日)、および400mg/m2ボーラスでフルオロウラシル、続いて22時間以上で600mg/m2の導入(双方第1、第2、第15、第16、第29、第30日)の投与である。このスケジュールは、第43日まで繰り返される。他の治療スケジュールは、イリノテカン、ロイコボリンおよびフルオロウラシル投与の長さの変化に基づいて投与することができる。
イリノテカンは、第1、第8、第15、第22日に90分以上で125mg/m2の投与スケジュールで結腸直腸癌に適用され、2週間休息してから、そのスケジュールを繰り返すこともできる。そのほかの選択肢は、3週間毎に90分以上で350mg/m2でのイリノテカンの投与である。
そのほかの結腸直腸癌の治療スケジュールは、200mg/m2(2時間導入)でロイコボリンを併用した投与をし、ひきつづき第1日にフルオロウラシル400mg/m2(ボーラス)および600mg/m2(22時間導入)を投与してもよい。第2日は、このスケジュールを繰り返す。このようなスケジュールは、2週間毎に繰り返される。ロイコボリンおよびフルオロウラシル投与の長さの変化に基づいたほかの治療スケジュールを適用することができる。
しかしながら、任意に、体重または投与の方法、医薬に対する個々の応答、使用された処方の性質、および投与の時間またはインターバルに起因する特定量から逸脱する必要がある可能性がある。したがって、いくつかの場合においては、上述の特定された最小量より少ない使用で十分な可能性もあり、一方他の場合において、特定された上限を超えなければならない。大量に投与される場合には、1日における1回投与量の回数を増やすことが好ましい。
投与量/放射線治療またはラジオ免疫療法:
放射線治療またはラジオ免疫療法の投与および治療のスケジュールは、本分野においてよく知られており、本発明の中で同じように応用することができる。BIBW2992(1)および任意の化学療法薬剤()における特定の併用投与の個々の活性に応じて、放射線治療またはラジオ免疫療法化合物の投与量を減少することができ、たとえば、従来の説明より1/1〜1/20の範囲で投与量を変化することができる。
医薬組成物:
本明細書において、用語「組成物」は、規定量で規定含有物を併用することに直接的または間接的に由来する製造物と同様に、規定量で規定含有物を含む製造物を含むことを意図している。それぞれの場合において、医薬活性化合物の量は、合計0.1〜90質量%、好ましくは0.5〜50質量%の範囲、すなわち上述の投与範囲を達成するのに十分ある量にするべきである。規定された投与量は、必要があれば、一日に数回与えてもよい。
すでに前に説明したとおり、本発明の意図する範囲内において、組成物BIBW2992(1)および任意の化合物(2)は、別々に(これは、それらが別々に投与されることを意味する)または一緒に(これは、それらが一緒に処方されることを意味する)投与されてもよい。したがって、本発明の併用の1つの要素の投与は、併用の他の要素の投与のさきでも、同時でも、後でもよい。
成分BIBW2992(1)および本発明の投与用の医薬組成物は、使用しやすい投与単位形態にすることができ、そして、製薬学の分野でよく知られている方法のいずれかで調製することができる。全ての方法は、活性成分を1またはそれ以上の副成分を構成要素とするキャリアと結合させる段階を含む。概して、医薬組成物は、活性成分を均一にそして密接に液体キャリアまたは微粉化した個体キャリアまたは双方と結合させることによって調製され、ついで必要があれば、所望の投与形態に製造物を成型する。医薬組成物において、活性物質は所望の薬理学の効果を引き出す十分な量含まれている。
適した賦活剤は、たとえば、水、パラフィン(たとえば石油留分)、植物由来のオイル(たとえば落花生またはゴマ油)、単−または多官能性アルコール(たとえばエタノールまたはグリセリン)のような医薬的に許容される有機溶媒、たとえば天然無機粉末(たとえばカオリン、クレイ、タルク、チョーク)、人工無機粉末(たとえば高分散シリカおよびシリカート)、糖類(たとえばグルコース、ラクトースおよびデキストロース)、乳化剤(たとえばリグニン、亜硫酸パルプ廃液、メチルセルロース、デンプンおよびポリビニルピロリドン)および潤滑油(たとえばステアリン酸マグネシウム、タルク、ステアリン酸およびラウリルスルファート塩)のようなキャリアとしてもよい。
調製物は、通常の方法、好ましくは経口または経皮的に、特に好ましくは経口で投与される。経口投与される場合、もちろんタブレットは、上述のキャリアに加えて、たとえばクエン酸ナトリウム、炭酸カルシウムおよび第2リン酸カルシウムのような添加物と一緒に、たとえばデンプン、好ましくはポテトデンプン、ゼラチンおよび類似品のようなさまざまな添加物を含んでもよい。ステアリン酸マグネシウム、ラウリルリン酸ナトリウムおよびタルクのような滑剤は、タブレットを形成するためにも用いられる。水性懸濁物の場合において、上述した賦形剤に加えて、活性物質は様々なフレイバーエンハンサーまたは着色剤とを組み合わせてもよい。
非経口使用の場合、活性物質の溶液は所望の液体キャリア材料をもちいて調製することができる。
経口投与に適している活性成分BIBW2992(1)および()を含む医薬組成物は、別々にまたは一緒に、それぞれ活性物質の所定量を含むハードまたはソフトカプセル、タブレット、トローチ、薬用キャンディのような別々のユニットの形態、または分散粉末もしくは顆粒の形態、または溶液もしくは懸濁液の形態、または水性液体もしくは非水性液体、またはシロップもしくはエリキシル剤、または水中油エマルジョンもしくは油中水エマルジョンの形態であってもよい。
経口使用の投薬形態は、医薬調合物とそのような組成物の製造方法として本分野でよく知られているいずれかの方法で調製することができる。たとえば賦活剤として用いられるものとして:(a)マンニトール、ソルビトール、炭酸カルシウム、アルファ化デンプン、ラクトース、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウムのような不活性希釈剤;(b)ポビドン、コポビドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、コーンデンプン、アルギン酸、クロスポビドン、ナトリウムスタルクグリコラート、クロスカルメロースまたはポラクリリンカリウムのような整粒および崩壊剤;(c)微晶質セルロースまたはアカシアのような結合剤;および(d)ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、フマル酸またはタルクのような平滑剤。
被覆タブレットは、たとえばコリドンまたはセラック、アラビアゴム、タルク、二酸化チタンまたは糖類のようなタブレット被覆に通常用いられる物質とタブレットと同じように製造された被覆コアによって調製できる。遅延放出を実現、または不適合を防ぐために、コアは複数の層からなるものであってもよい。同じように、タブレットコーティングは、遅延放出を実現するために複数の層からなるものでよく、場合によっては、上述した賦形剤をタブレットに用いることができる。
活性物質を1以上含むカプセルまたは活性物質の組合せは、たとえばラクトースまたはソルビトールのような不活性キャリアと活性物質とを混合し、ゼラチンカプセルにそれらをパッケージすることで調製することができる。場合によっては、経口用の調製物は、ハードゼラチンまたはHPMC(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)カプセルの形態であってもよく、不活性固体希釈剤と活性成分BIBW2992(1)または(2)は、別々にまたは一緒にたとえばアルファ化デンプン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、またはカオリンと一緒に混合し、またはペレット調製物に分散される。それらは、ソフトゼラチンカプセルの形態であってもよく、活性成分は、水、またはたとえばピーナッツオイル、液体パラフィン、中鎖トリグリセリドまたはオリーブオイルのような油媒体と混合される。
タブレット、カプセルまたはペレットは、被覆されなくてもよいし、消化管において遅延崩壊および吸収するために公知技術で被覆してもよく、それによって、より長い期間遅延作用または持続作用をもたらす。たとえば、セルロースアセタートフタラートまたはヒドロキシプロピルセルロースアセタートスクシナートのような時間遅延材料、またはエチルセルロースまたはアンモニオメタクリラートコポリマー(タイプB)のような持続放出材料を使用することができる。
本発明に関する経口投与用の液体投与形態は、水のような本分野において公用されている不活性希釈剤を含む医薬的に許容されるエマルション、溶液、懸濁液、シロップおよびエリキシル剤を含む。そのような不活性希釈剤に加えて、組成物は、湿潤剤、乳化および懸濁剤、および甘味料、香味料、香料および保存剤のようなアジュバントを含んでもよい。
本発明における活性物質またはその混合物を含むシロップまたはエリキシル剤は、さらに、サッカリン、シクラマート、グリセリンまたは糖類のような甘味料、および、たとえばバニリンまたはオレンジ抽出物のような香味料のフレイバーエンハンサーを含んでもよい。それらは、分散アジュバントまたは、カルボキシセルロースナトリウムのような増粘剤、たとえばエチレンオキシドと脂肪アルコールとの濃縮産物のような湿潤剤、または、p−ヒドロキシベンゾアートのような保存料を含んでもよい。
定義:
用語「ErbB1」、「上皮成長因子受容体」および「EGFR」は、本明細書で相互に入れ替えて用いてもよく、たとえば、Carpenterら Ann.Rev.Biochem.56:881−914(1987)において開示されている天然配列EGFRを指し、それらの変異を含む(たとえばHumphreyら PNAS(USA)87:4207−4211(1990)による欠失変異EGFR)。erbB1は、EGFRタンパク質産物をコードする遺伝子を指す。本明細書で、EGFRタンパク質は、erbB1遺伝子、ジェンバンク登録番号NM_005228によってコードされるジェンバンク(GenBank)登録番号NP_005219として開示されている。この配列は、WO2006/084058の図5にそれぞれSEQ ID NO:1およびSEQ ID NO:2として開示されている。
本明細書で用いられる用語「EGFRの活性化変異」は、erbB1のヌクレオチド配列(EGFRをコードする遺伝子)における相違(いわゆる変異)を指し、キナーゼ活性を増加させる。増加したキナーゼ活性は、核酸における相違の直接の結果であり、遺伝子がコードするタンパク質と関連している。
以下の実施例は、制限することなく本発明を例証するのに役立つ:
<実施例1>活性物質75mgを含む被覆タブレット
Figure 2010503717
調製:
活性物質をリン酸カルシウム、コーンデンプン、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよびステアリン酸マグネシウムの規定量の半分と混合した。直径13mmのブランクをタブレット作製機で製造し、ついでこれらを、適切な装置を用いて1.5mmのメッシュサイズのスクリーンに通し、そしてステアリン酸マグネシウムの残りを混合した。この粒状物は、所望の形状のタブレットを成型するタブレット作製機で圧縮された。
コアの質量:230mg
ダイ: 9mm、凸面体
このように製造されたタブレットコアは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースから本質的になるフィルムで被覆された。最終フィルム−被覆タブレットは、蜜ろうでつやをだした。
被覆タブレットの質量:245mg
<実施例2>活性物質100mgを含むタブレット
Figure 2010503717
調製:
活性物質、ラクトースおよびデンプンを一緒に混合し、ポリビニルピロリドンの水溶液で均一に湿らせた。湿らせた組成物をふるいにかけ(2.0mmメッシュサイズ)、ラック型ドライヤーで50℃にて乾燥してから、再度ふるいにかけて(1.5mmメッシュサイズ)、潤滑剤を添加した。最終混合物は、圧縮してタブレットに成型した。
タブレットの質量: 220mg
直径: 10mm、2平面、両面に切子面および片面に刻み目
<実施例3>活性物質150mg含むタブレット
Figure 2010503717
調製:
ラクトース、コーンデンプンおよびシリカと混合した活性物質を20%水性ポリビニルピロリドン溶液で湿らせ、1.5mmメッシュサイズのスクリーンでふるいにかけた。45℃で乾燥させた顆粒を再度同じスクリーンでふるいにかけ、ステアリン酸マグネシウムの規定量と混合した。混合物を圧縮してタブレットを形成した。
タブレットの質量: 300mg
ダイ: 10mm、平面
<実施例4>活性物質150mg含むハードゼラチンカプセル
Figure 2010503717
調製:
活性物質を賦形剤と混合し、0.75mmのメッシュサイズのスクリーンでふるいにかけ、適当な機械を用いて均一に混合した。最終混合物をサイズ1のハードゼラチンカプセルにパッケージングした。
カプセルフィリング: 約320mg
カプセルシェル: サイズ1ハードゼラチンカプセル
<実施例5>活性物質150mg含む座薬
Figure 2010503717
調製:
座薬の塊りを融解してから、活性物質をその中に均一に分散させ、冷却した型に融解物を流し込んだ。
<実施例6>活性物質50mg含む懸濁液
Figure 2010503717
調製:
蒸留水を70℃に加熱した。グリセリンとカルボキシメチルセルロースのナトリウム塩と一緒にメチルおよびプロピルp−ヒドロキシベンゾアートを攪拌しながらその中に溶かした。この溶液を室温まで冷却し、活性物質を添加し攪拌しながらその中に均一に分散させた。糖類、ソルビトール溶液およびフレイバーを添加し溶かしてから、懸濁液を攪拌しながら排気して空気を排除した。
検査薬5mlは、活性物質50mgを含む
<実施例7>活性物質10mg含むアンプル
Figure 2010503717
調製:
活性物質を、食塩で等張にした0.01N塩酸の必要量に溶かし、フィルター処理で無菌化し、2mlアンプルに移した。
<実施例8>活性物質50mg含むアンプル
Figure 2010503717
調製:
活性物質を、食塩で等張にした0.01N塩酸の必要量に溶かし、フィルター処理で無菌化し、10mlアンプルに移した。
<実施例9>活性物質5mg含む粉末吸入剤用のカプセル
Figure 2010503717
調製:
活性物質を吸入用のラクトースと混合した。混合物は、カプセル製造機でカプセルにパッケージした(空カプセルの質量約50mg)。
カプセルの質量: 70.0mg
カプセルの大きさ: 3
<実施例10>活性物質2.5mg含むハンドヘルド噴霧器用の吸入用溶液
Figure 2010503717
調製:活性物質とベンザルコニウムクロリドとをエタノール/水(50/50)に溶かした。その溶液のpHは1N塩酸を用いて調節した。成果溶液は、フィルター処理して、ハンドヘルド噴霧器用の適当な容器に移した(カートリッジ)。
容器の内容物:4.5g

Claims (28)

  1. 癌を患う患者、および、腫瘍にEGFR遺伝子の変異を有する患者の治療方法であって、
    不可逆EGFR阻害剤BIBW2992()の治療的有効量をそれが必要である患者に投与することを含み、
    さらに化学療法薬剤()の投与と併用してもよく、ならびに
    放射線治療、ラジオ免疫療法および/または手術による腫瘍切除と併用してもよい方法。
  2. 癌が、以下からなる群から選ばれる請求項1に記載の方法:
    ・頭頸部腫瘍:SCC、AC、移行細胞癌、粘液性類表皮癌、未分化癌;
    ・中枢神経系腫瘍:星状細胞腫、グリア芽腫、髄膜腫、神経線維腫、神経鞘腫、上衣細胞腫、下垂体腫瘍、乏突起膠腫、髄芽細胞腫;
    ・気管支および縦隔の腫瘍:
    気管支腫瘍:
    ○小細胞肺癌(SCLC):燕麦細胞肺癌、中間細胞癌、混合型燕麦細胞肺癌;
    ○非小細胞肺癌(NSCLC):SCC、紡錐体細胞癌、AC、細気管支癌、大型細胞NSCLC、明細胞NSCLC;
    中皮腫;
    胸線腫;
    甲状腺癌:乳頭、小胞、未分化、延髄;
    ・消化管の腫瘍:
    食道癌:SCC、AC、未分化、カルチノイド、肉腫;
    胃癌:AC、腺扁平上皮、未分化;
    結腸直腸癌:AC(ACの遺伝型を含む)カルチノイド、肉腫;
    肛門癌:SSC、移行上皮腫、AC、基底細胞癌;
    膵臓癌:AC(管状腺および腺房の癌を含む)、乳頭、腺扁平上皮、未分化、膵臓内分泌部の腫瘍;
    肝細胞癌、胆管癌、血管肉腫、肝芽腫;
    胆汁性癌腫症:AC、SCC、小細胞、未分化;
    消化管間質腫瘍(GIST);
    ・婦人科の癌:
    乳癌:AC(湿潤性腺管、小葉および延髄癌を含む)、管状腺、粘液性癌、パジェット病、炎症性癌、非湿潤性乳管および上皮内小葉癌;
    卵巣癌:上皮腫瘍、間質腫瘍、生殖細胞腫瘍、未分化腫瘍;
    子宮頸癌:SCC、AC、混合および未分化腫瘍;
    子宮内膜癌:AC、SCC、混合、未分化腫瘍;
    外陰癌:SCC、AC;
    膣癌:SCC、AC;
    ・尿道および精巣癌:
    精巣癌:精上皮腫;
    非精上皮生殖細胞:奇形腫、胎児性癌、絨毛腫、卵黄嚢腫、混合型セルトリおよびライディッヒ腫瘍;
    性腺外胚細胞腫瘍;
    前立腺癌:AC、小細胞、SCC;
    腎細胞癌:AC(明細胞、乳頭および嫌色素性細胞腫症候群を含む)、遺伝型(たとえばフォンヒッペルリンドウ病)、腎芽細胞腫;
    膀胱癌:移行細胞(尿路上皮)癌、SCC、AC;
    尿道癌:SCC、移行細胞癌、AC;
    陰茎癌:SCC;
    ・内分泌組織の腫瘍
    甲状腺癌:乳頭、小胞、未分化、延髄の癌(多発性内分泌腺腫を含む);
    膵臓内分泌部の腫瘍;
    カルチノイド;
    褐色細胞腫。
  3. 癌が、上皮細胞癌である請求項1に記載の方法。
  4. 癌が、消化管癌、前立腺癌、卵巣癌、乳癌、頭頸部癌、食道癌、肺癌、非小細胞肺癌、神経系癌、腎臓癌、網膜癌、皮膚癌、肝臓癌、膵臓癌、性器−泌尿器癌および膀胱癌である請求項1に記載の方法。
  5. 化学療法薬剤()は以下からなる群から選ばれる請求項1〜4のいずれかに記載の方法:
    ・合成小分子VEGF受容体アンタゴニスト
    ・小分子成長因子(GF)受容体アンタゴニスト
    ・EGF受容体および/またはHER2受容体および/またはVEGF受容体および/またはインテグリン受容体またはそのほかのタンパク質チロシンキナーゼ受容体の合成小分子に分類されない阻害剤
    ・小分子Polo様キナーゼ−1(PLK−1)阻害剤
    ・Ras/Raf/MAPKまたはPI3K/AKT経路または、そのほかのセリン/スレオニンキナーゼの小分子阻害剤
    ・Ras/Raf/MAPKまたはPI3K/AKT経路または、そのほかのセリン/スレオニンキナーゼの合成小分子に分類されない阻害剤
    ・EGF受容体および/またはVEGF受容体および/またはインテグリン受容体またはそのほかのタンパク質チロシンキナーゼ受容体を対象とする合成的に作られた抗体、抗体断片または融合タンパク質である阻害剤
    ・循環VEGFを対象とする合成的に作られた抗体、抗体断片または融合タンパク質である阻害剤
    ・IGF1受容体および/またはIGF1またはIGF2成長因子を対象とする合成的に作られた化学物質、抗体、抗体断片または融合タンパク質である阻害剤
    ・核酸と相互作用し、かつ、アルキル化剤またはプラチナ化合物として分類される化合物
    ・核酸と相互作用し、かつ、アントラサイクリンとして、DNA挿入剤として、またはDNA架橋剤として分類される化合物
    ・抗代謝産物
    ・自然発生、半合成または合成ブレオマイシン型抗生物質(BLM群抗生物質)
    ・DNA転写酵素の阻害剤、特にトポイソメラーゼIまたはトポイソメラーゼII阻害剤
    ・クロマチン修飾薬剤
    ・有糸分裂阻害剤、抗有糸分裂薬剤、または、細胞周期阻害剤
    ・チューブリンと相互作用または結合する化合物
    ・有糸分裂キネシン、またはEg5、CENP−E、MCAK、Kid、MKLP−1を含むほかのモータータンパク質(限定されない)を阻害する化合物
    ・プロテアーゼ阻害剤
    ・ヒートショックタンパク質阻害剤
    ・Bcl−2、Bcl−xおよび類似分子の抗アポトーシス機能を標的とする化合物
    ・酵素、ホルモン、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン阻害剤、またはステロイド生合成の阻害剤
    ・ステロイド
    ・サイトカイン、低酸素選択的なサイトトキシン、サイトカインの阻害剤、リンフォカイン、サイトカインを対象とした抗体、または、経口および非経口トレランス誘導ストラテジー
    ・支持薬
    ・COX−2阻害剤(限定されない)のような抗炎症性化合物
    ・化学放射線感光薬およびプロテクター
    ・光化学的に活性な薬
    ・合成ポリ−またはオリゴヌクレオチド
    ・細胞障害性抗生物質、癌細胞の表面分子をターゲットとする抗体、成長因子またはそれらの受容体をターゲットとする抗体、メタロプロテイナーゼの阻害剤、癌遺伝子の阻害剤、遺伝子の転写またはRNA翻訳またはタンパク質発現の阻害剤、または、希土類元素の複合体のような他の化学療法のまたは自然発生、半合成または合成治療薬。
  6. 化学療法薬剤()は以下からなる群から選ばれる請求項1〜4のいずれかに記載の方法:
    小分子VEGF受容体アンタゴニスト、たとえばバタラニブ(PTK−787/ZK222584)、SU−5416、SU−6668、SU−11248、SU−14813、AZD−6474、AZD−2171、CP−547632、CEP−7055、AG−013736、IM−842またはGW−786034、2重EGFR/HER2アンタゴニスト、たとえばHKI−272、CI−1033またはGW−2016、EGFRアンタゴニスト、たとえばタルセバ(OSI−774)、PKI−166、EKB−569またはハーセプチン、分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼのアンタゴニスト、たとえば、BAY−43−9006またはBAY−57−9006、合成小分子に分類されないタンパク質キナーゼ受容体アンタゴニスト、たとえばアトラセンタン、リツキシマブ、セテュキマブ、アバスチンTM(ベバシズマブ)、ビバツズマブマータンシン、IMC−1C11、エルビタックス(C−225)、DC−101、EMD−72000、バイタクシン、イマチニブ、融合タンパク質であるタンパク質チロシンキナーゼ阻害剤、たとえばVEGFtrap、アルキル化剤またはプラチナ化合物、たとえばメルファラン、シクロホスミド、オキサザホスホリン、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、サトラプラチン、テトラプラチン、イプロプラチン、マイトマイシン、ストレプトゾシン、カルムスチン(BCNU)、ロムスチン(CCNU)、ブスルファン、イホスファミド、ストレプトゾシン、チオテパ、クロラムブシル、ナイトロジェンマスタード、たとえばメクロメタミン、エチレンイミン化合物、アルキルスルホナート、ダウノルビシン、ドキソルビシン(アドリアマイシン)、リポソームのドキソルビシン(ドキシル)、エピルビシン、イダルビシン、ミトキサントロン、アムサクリン、ダクチノマイシン、ジスタマイシンまたはそれらの誘導体、ネトロプシン、ピベンジモル、マイトマイシン、CC−1065、デュオカルマイシン、ミトラマイシン、クロモマイシン、オリボマイシン、フタラニリド、たとえばプロパミジンまたはスチルバミジン、アントラマイシン、アジリジン、ニトロソウレアまたは、それらの誘導体、ピリミジンまたはプリン類似体またはアンタゴニストまたはヌクレオシドジホスファートレダクターゼの阻害剤、たとえばシタラビン、5−フルオロウラシル(5−FU)、ペメトレキセド、テガフール/ウラシル、ウラシルマスタード、フルダラビン、ゲムシタビン、カペシタビン、メルカプトプリン、クラドリビン、チオグアニン、メトトレキサート、ペントスタチン、ヒドロキシウレアまたは葉酸、フレオマイシン、ブレオマイシンまたはそれらの誘導体もしくは塩、CHPP、BZPP、MTPP、BAPP、リブロマイシン、アクリジンまたはそれらの誘導体、リファマイシン、アクチノマイシン、アドリアマイシン、カンプトセシン、たとえばイリノテカン(カンプトサール)またはトポテカン、アムサクリンまたはそれらの類似体、三環式カルボキサミド、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤、たとえばSAHA、MD−275、トリコスタチンA、CBHA、LAQ824、またはバルプロ酸、植物由来抗癌剤、たとえばパクリタキセル(タキソール)、ドセタキセルまたはタキソテール、ビンカアルカロイドたとえばナベルビン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシンまたは酒石酸ビノレルビン、トロポロンアルカロイドたとえばコルヒチンまたはそれらの誘導体、マクロライドたとえばマイタンシン、アンサミトシンまたはライゾシン、抗有糸系分裂性ペプチドたとえばホモプシンまたはドラスタチン、エピポドフィロトキシンまたはポドフィロトキシンの誘導体、たとえばエトポシド、またはテニポシド、ステガナシン、抗有糸分裂性カルバマート誘導体、たとえばコンブレタスタチンまたはアンフェチニル、プロカルバジン、プロテアソーム阻害剤、たとえばボルテゾミブ、酵素、たとえばアスパラギナーゼ、ペグ化されたアスパラギナーゼ(ぺガスパルガーゼ)またはチミジンホスホリラーゼ阻害剤、ゲスターゲンまたはエストロゲン、たとえばエストラムスチン(T−66)またはメゲストロール、抗アンドロゲン、たとえばフルタミド、カソデックス、アナンドロンまたは酢酸シプロテロン、アロマターゼ阻害剤、たとえばアミノグルテチミド、アナストロゾール、フォルメスタンまたはレトロゾール、GNrH類似体、たとえばリュープロレリン、ブセレリン、ゴセレリンまたはトリプトレリン、抗エストロゲン剤、たとえばタモキシフェンまたはそのクエン酸塩、ドロロキシフェン、トリオキシフェン、ラロキシフェンまたはジンドキシフェン、17βエストラジオールの誘導体、たとえばICI164,384またはICI182,780、アミノグルテチミド、フォルメスタン、ファドロゾール、フィナステライド、ケトコナゾール、LH−RHアンタゴニスト、たとえばロイプロリド、ステロイド、たとえばブレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、デキサメタゾン、ブデノシド、フルオコルトロンまたはトリアムシノロン、インターフェロン、たとえばインターフェロンβ、インターロイキン、たとえばIL−10またはIL−12、抗TNFα抗体、たとえばエタネルセプト、TNF−α(タソネルミン)、免疫調整薬、たとえばサリドマイド、そのR−およびS−エナンチオマーおよびその誘導体、またはレビミッド(CC−5013)、ロイコトリエンアンタゴニスト、マイトマイシンC、アジリドキノン、たとえばBMY−42355、AZQまたはEO−9、2−ニトロイミダゾール、たとえばミソニダゾール、NLP−1またはNLA−1、ニトロアクリジン、ニトロキノリン、ニトロピラゾロアクリジン、「二官能」ニトロ芳香族化合物、たとえばRSU−1069またはRB−6145、CB−1954、ナイトロジェンマスタードのN−オキシド、たとえばナイトロミン、ナイトロジェンマスタードの金属複合体、抗CD3または抗CD25抗体、耐性誘導薬、ビスホスホナートまたはそれらの誘導体、たとえばミノドロン酸またはその誘導体(YM−529、Ono−5920、YH−529)、ゾレドロン酸一水和物、イバンドロン酸ナトリウム水和物またはクロドロナート二ナトリウム、ニトロイミダゾール、たとえばメトロニダゾール、ミソニダゾール、ベンズニダゾールまたはニモラゾール、ニトロアクリル組成物、たとえばRSU−1069、ニトロキシルまたはN−オキシド、たとえばSR−4233、ハロゲン化したピリミジン類似体、たとえばブロモデオキシウリジン、ヨードデオキシウリジン、チオホスファート、たとえばWR−2721、光化学活性化薬、たとえばポルフィマー、フォトフリン、ベンゾポルフィン誘導体、フェオフォルバイド誘導体、メロシアニン540(MC−540)またはスズエチオポルフィリン、アンチテンプレートまたはアンチセンスRNAまたはDNA、たとえばオブリメルセン、非ステロイド系炎症薬、たとえばアセチルサリチル酸、メサラジン、イブプロフェン、ナプロキセン、フルルビプロフェン、フェノプロフェン、フェンブフェン、ケトプロフェン、インドプロフェン、ピルプロフェン、カルプロフェン、オキサプロジン、プラノプロフェン、ミロプロフェン、チオキサプロフェン、スプロフェン、アルミノプロフェン、チアプロフェン酸、フルプロフェン、インドメタシン、スリンダク、トルメチン、ゾメピラク、ナブメトン、ジクロフェナク、フェンクロフェナック、アルクロフェナク、ブロムフェナク、イブフェナク、アセクロフェナク、アセメタシン、フェンチアザク、クリダナク、エトドラク、オキシピナク、メフェナム酸、メクロフェナム酸、フルフェナム酸、ニフルミン酸、トルフェナム酸、ジフルニサル、フルフェニサル、ピロキシカム、テノキシカム、ロルノキシカム、ニメスリド、メロキシカム、セレコクシブ、ロフェコキシブ、または非ステロイド系炎症薬の医薬的に許容される塩、細胞損害性抗生物質、癌細胞の表面分子をターゲットとする抗体、たとえばアポリズマブまたは1D09C3、メタロプロテイナーゼの阻害剤、たとえばTIMP−1またはTIMP−2、亜鉛、癌遺伝子の阻害剤、たとえばP53およびRb、希土類元素の複合体、たとえばランタノイドの複素環複合体、光化学治療薬、たとえばPUVA、転写因子複合体ESX/DRIP130/Sur−2の阻害剤、HER−2発現阻害剤、たとえばヒートショックタンパク質HSP90分子ゲルダナマイシンおよびその誘導体17−アリルアミノゲルダナマイシンまたは17−AAG、またはIM−842、テトラチオモリビダード、スクアラミン、コンブレスタチンA4、TNP−470、マリマスタット、ネオバスタット、ビカルタミド、アバレリクス、オルゴボマブ、ミツモマブ、TLK−286、アレムツズマブ、イブリツモマブ、テモゾロマイド、デニロイキンジフチトクス、アルデスロイキン、ダカルバジン、フロクスウリジン、プリカマイシン、ミトタン、ピポブロマン、プリカマイシン、タモキシフェンおよびテストラクトンから選ばれる治療薬。
  7. 癌が、ゲフィチニブまたはエルロチニブのような可逆EGFRおよびHER2阻害剤による治療、またはCI−1033、EKB−569、HKI−272またはHKI−357のような他の不可逆阻害剤による治療に対して耐性または獲得耐性を示す請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 癌が、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブでの治療に対して耐性または獲得耐性を示す請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  9. EGFR変異が、表1に載せた変異からなる群から選ばれる請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  10. EGFR変異が、表1のNo.1〜91で同定された変異からなる群から選ばれる請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  11. EGFR変異が、表1のNo.1〜29、57〜65、73、75、76、77、79および80〜91で同定された変異からなる群から選ばれる活性化変異である請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  12. EGFR変異が、表1のNo.92〜97で同定された変異からなる群から選ばれる請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  13. EGFR変異が、表1のNo.92、93、96、96−aおよび97で同定された変異からなる群から選ばれる請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  14. EGFR変異が、T790M、E746_A750del、E746_S752>V、L747_P753>S、L858R、L747_A750>P、S752_I759delからなる群から選ばれる請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  15. 癌を患う患者、および、腫瘍にEGFR遺伝子の変異を有する患者の治療用の医薬組成物を製造するための、さらに化学療法薬剤()の投与と併用してもよい、BIBW2992()の使用。
  16. 癌が、以下からなる群から選ばれる請求項15に記載の使用:
    ・頭頸部腫瘍:SCC、AC、移行細胞癌、粘液性類表皮癌、未分化癌;
    ・中枢神経系腫瘍:星状細胞腫、グリア芽腫、髄膜腫、神経線維腫、神経鞘腫、上衣細胞腫、下垂体腫瘍、乏突起膠腫、髄芽細胞腫;
    ・気管支および縦隔の腫瘍:
    気管支腫瘍:
    ○小細胞肺癌(SCLC):燕麦細胞肺癌、中間細胞癌、混合型燕麦細胞肺癌;
    ○非小細胞肺癌(NSCLC):SCC、紡錐体細胞癌、AC、細気管支癌、大型細胞NSCLC、明細胞NSCLC;
    中皮腫;
    胸線腫;
    甲状腺癌:乳頭、小胞、未分化、延髄;
    ・消化管の腫瘍:
    食道癌:SCC、AC、未分化、カルチノイド、肉腫;
    胃癌:AC、腺扁平上皮、未分化;
    結腸直腸癌:AC(ACの遺伝型を含む)カルチノイド、肉腫;
    肛門癌:SSC、移行上皮腫、AC、基底細胞癌;
    膵臓癌:AC(管状腺および腺房の癌を含む)、乳頭、腺扁平上皮、未分化、膵臓内分泌部の腫瘍;
    肝細胞癌、胆管癌、血管肉腫、肝芽腫;
    胆汁性癌腫症:AC、SCC、小細胞、未分化;
    消化管間質腫瘍(GIST);
    ・婦人科の癌:
    乳癌:AC(湿潤性腺管、小葉および延髄癌を含む)、管状腺、粘液性癌、パジェット病、炎症性癌、非湿潤性乳管および上皮内小葉癌;
    卵巣癌:上皮腫瘍、間質腫瘍、生殖細胞腫瘍、未分化腫瘍;
    子宮頸癌:SCC、AC、混合および未分化腫瘍;
    子宮内膜癌:AC、SCC、混合、未分化腫瘍;
    外陰癌:SCC、AC;
    膣癌:SCC、AC;
    ・尿道および精巣癌:
    精巣癌:精上皮腫;
    非精上皮生殖細胞:奇形腫、胎児性癌、絨毛腫、卵黄嚢腫、混合型セルトリおよびライディッヒ腫瘍;
    性腺外胚細胞腫瘍;
    前立腺癌:AC、小細胞、SCC;
    腎細胞癌:AC(明細胞、乳頭および嫌色素性細胞腫を含む)、遺伝型(たとえばフォンヒッペルリンドウ病)、腎芽細胞腫;
    膀胱癌:移行細胞(尿路上皮)癌、SCC、AC;
    尿道癌:SCC、移行細胞癌、AC;
    陰茎癌:SCC;
    ・内分泌組織の腫瘍
    甲状腺癌:乳頭、小胞、未分化、延髄の癌(多発性内分泌腺腫症候群を含む);
    膵臓内分泌部の腫瘍;
    カルチノイド;
    褐色細胞腫。
  17. 癌が、上皮細胞癌である請求項15に記載の使用。
  18. 癌が、消化管癌、前立腺癌、卵巣癌、乳癌、頭頸部癌、食道癌、肺癌、非小細胞肺癌、神経系癌、腎臓癌、網膜癌、皮膚癌、肝臓癌、膵臓癌、性器−泌尿器癌および膀胱癌である請求項15に記載の方法。
  19. 化学療法薬剤()は以下からなる群から選ばれる請求項15〜18のいずれかに記載の使用:
    ・合成小分子VEGF受容体アンタゴニスト
    ・小分子成長因子(GF)受容体アンタゴニスト
    ・EGF受容体および/またはHER2受容体および/またはVEGF受容体および/またはインテグリン受容体またはそのほかのタンパク質チロシンキナーゼ受容体の合成小分子に分類されない阻害剤
    ・小分子Polo様キナーゼ−1(PLK−1)阻害剤
    ・Ras/Raf/MAPKまたはPI3K/AKT経路または、そのほかのセリン/スレオニンキナーゼの小分子阻害剤
    ・Ras/Raf/MAPKまたはPI3K/AKT経路または、そのほかのセリン/スレオニンキナーゼの合成小分子に分類されない阻害剤
    ・EGF受容体および/またはVEGF受容体および/またはインテグリン受容体またはそのほかのタンパク質チロシンキナーゼ受容体を対象とする合成的に作られた抗体、抗体断片または融合タンパク質である阻害剤
    ・循環VEGFを対象とする合成的に作られた抗体、抗体断片または融合タンパク質である阻害剤
    ・IGF1受容体および/またはIGF1またはIGF2成長因子を対象とする合成的に作られた化学物質、抗体、抗体断片または融合タンパク質である阻害剤
    ・核酸と相互作用し、かつ、アルキル化剤またはプラチナ化合物として分類される化合物
    ・核酸と相互作用し、かつ、アントラサイクリンとして、DNA挿入剤として、またはDNA架橋剤として分類される化合物
    ・抗代謝産物
    ・自然発生、半合成または合成ブレオマイシン型抗生物質(BLM群抗生物質)
    ・DNA転写酵素の阻害剤、特にトポイソメラーゼIまたはトポイソメラーゼII阻害剤
    ・クロマチン修飾薬剤
    ・有糸分裂阻害剤、抗有糸分裂薬剤、または、細胞周期阻害剤
    ・チューブリンと相互作用または結合する化合物
    ・有糸分裂キネシン、またはEg5、CENP−E、MCAK、Kid、MKLP−1を含むほかのモータータンパク質(限定されない)を阻害する化合物
    ・プロテアーゼ阻害剤
    ・ヒートショックタンパク質阻害剤
    ・Bcl−2、Bcl−xおよび類似分子の抗アポトーシス機能を標的とする化合物
    ・酵素、ホルモン、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン阻害剤、またはステロイド生合成の阻害剤
    ・ステロイド
    ・サイトカイン、低酸素選択的なサイトトキシン、サイトカインの阻害剤、リンフォカイン、サイトカインを対象とした抗体、または、経口および非経口トレランス誘導ストラテジー
    ・支持薬
    ・COX−2阻害剤(限定されない)のような抗炎症性化合物
    ・化学放射線感光薬およびプロテクター
    ・光化学的に活性な薬
    ・合成ポリ−またはオリゴヌクレオチド
    ・細胞障害性抗生物質、癌細胞の表面分子をターゲットとする抗体、成長因子またはそれらの受容体をターゲットとする抗体、メタロプロテイナーゼの阻害剤、癌遺伝子の阻害剤、遺伝子の転写またはRNA翻訳またはタンパク質発現の阻害剤、または、希土類元素の複合体のような他の化学療法のまたは自然発生、半合成または合成治療薬。
  20. 化学療法薬剤()は以下からなる群から選ばれる請求項15〜18のいずれかに記載の使用:
    小分子VEGF受容体アンタゴニスト、たとえばバタラニブ(PTK−787/ZK222584)、SU−5416、SU−6668、SU−11248、SU−14813、AZD−6474、AZD−2171、CP−547632、CEP−7055、AG−013736、IM−842またはGW−786034、2重EGFR/HER2アンタゴニスト、たとえばHKI−272、CI−1033またはGW−2016、EGFRアンタゴニスト、たとえばタルセバ(OSI−774)、PKI−166、EKB−569またはハーセプチン、分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼのアンタゴニスト、たとえば、BAY−43−9006またはBAY−57−9006、合成小分子に分類されないタンパク質キナーゼ受容体アンタゴニスト、たとえばアトラセンタン、リツキシマブ、セテュキマブ、アバスチンTM(ベバシズマブ)、ビバツズマブマータンシン、IMC−1C11、エルビタックス(C−225)、DC−101、EMD−72000、バイタクシン、イマチニブ、融合タンパク質であるタンパク質チロシンキナーゼ阻害剤、たとえばVEGFtrap、アルキル化剤またはプラチナ化合物、たとえばメルファラン、シクロホスミド、オキサザホスホリン、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、サトラプラチン、テトラプラチン、イプロプラチン、マイトマイシン、ストレプトゾシン、カルムスチン(BCNU)、ロムスチン(CCNU)、ブスルファン、イホスファミド、ストレプトゾシン、チオテパ、クロラムブシル、ナイトロジェンマスタード、たとえばメクロメタミン、エチレンイミン化合物、アルキルスルホナート、ダウノルビシン、ドキソルビシン(アドリアマイシン)、リポソームのドキソルビシン(ドキシル)、エピルビシン、イダルビシン、ミトキサントロン、アムサクリン、ダクチノマイシン、ジスタマイシンまたはそれらの誘導体、ネトロプシン、ピベンジモル、マイトマイシン、CC−1065、デュオカルマイシン、ミトラマイシン、クロモマイシン、オリボマイシン、フタラニリド、たとえばプロパミジンまたはスチルバミジン、アントラマイシン、アジリジン、ニトロソウレアまたは、それらの誘導体、ピリミジンまたはプリン類似体またはアンタゴニストまたはヌクレオシドジホスファートレダクターゼの阻害剤、たとえばシタラビン、5−フルオロウラシル(5−FU)、ペメトレキセド、テガフール/ウラシル、ウラシルマスタード、フルダラビン、ゲムシタビン、カペシタビン、メルカプトプリン、クラドリビン、チオグアニン、メトトレキサート、ペントスタチン、ヒドロキシウレアまたは葉酸、フレオマイシン、ブレオマイシンまたはそれらの誘導体もしくは塩、CHPP、BZPP、MTPP、BAPP、リブロマイシン、アクリジンまたはそれらの誘導体、リファマイシン、アクチノマイシン、アドリアマイシン、カンプトセシン、たとえばイリノテカン(カンプトサール)またはトポテカン、アムサクリンまたはそれらの類似体、三環式カルボキサミド、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤、たとえばSAHA、MD−275、トリコスタチンA、CBHA、LAQ824、またはバルプロ酸、植物由来抗癌剤、たとえばパクリタキセル(タキソール)、ドセタキセルまたはタキソテール、ビンカアルカロイドたとえばナベルビン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシンまたは酒石酸ビノレルビン、トロポロンアルカロイドたとえばコルヒチンまたはそれらの誘導体、マクロライドたとえばマイタンシン、アンサミトシンまたはライゾシン、抗有糸系分裂性ペプチドたとえばホモプシンまたはドラスタチン、エピポドフィロトキシンまたはポドフィロトキシンの誘導体、たとえばエトポシド、またはテニポシド、ステガナシン、抗有糸分裂性カルバマート誘導体、たとえばコンブレタスタチンまたはアンフェチニル、プロカルバジン、プロテアソーム阻害剤、たとえばボルテゾミブ、酵素、たとえばアスパラギナーゼ、ペグ化されたアスパラギナーゼ(ぺガスパルガーゼ)またはチミジンホスホリラーゼ阻害剤、ゲスターゲンまたはエストロゲン、たとえばエストラムスチン(T−66)またはメゲストロール、抗アンドロゲン、たとえばフルタミド、カソデックス、アナンドロンまたは酢酸シプロテロン、アロマターゼ阻害剤、たとえばアミノグルテチミド、アナストロゾール、フォルメスタンまたはレトロゾール、GNrH類似体、たとえばリュープロレリン、ブセレリン、ゴセレリンまたはトリプトレリン、抗エストロゲン剤、たとえばタモキシフェンまたはそのクエン酸塩、ドロロキシフェン、トリオキシフェン、ラロキシフェンまたはジンドキシフェン、17βエストラジオールの誘導体、たとえばICI164,384またはICI182,780、アミノグルテチミド、フォルメスタン、ファドロゾール、フィナステライド、ケトコナゾール、LH−RHアンタゴニスト、たとえばロイプロリド、ステロイド、たとえばブレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、デキサメタゾン、ブデノシド、フルオコルトロンまたはトリアムシノロン、インターフェロン、たとえばインターフェロンβ、インターロイキン、たとえばIL−10またはIL−12、抗TNFα抗体、たとえばエタネルセプト、TNF−α(タソネルミン)、免疫調整薬、たとえばサリドマイド、そのR−およびS−エナンチオマーおよびその誘導体、またはレビミッド(CC−5013)、ロイコトリエンアンタゴニスト、マイトマイシンC、アジリドキノン、たとえばBMY−42355、AZQまたはEO−9、2−ニトロイミダゾール、たとえばミソニダゾール、NLP−1またはNLA−1、ニトロアクリジン、ニトロキノリン、ニトロピラゾロアクリジン、「二官能」ニトロ芳香族化合物、たとえばRSU−1069またはRB−6145、CB−1954、ナイトロジェンマスタードのN−オキシド、たとえばナイトロミン、ナイトロジェンマスタードの金属複合体、抗CD3または抗CD25抗体、耐性誘導薬、ビスホスホナートまたはそれらの誘導体、たとえばミノドロン酸またはその誘導体(YM−529、Ono−5920、YH−529)、ゾレドロン酸一水和物、イバンドロン酸ナトリウム水和物またはクロドロナート二ナトリウム、ニトロイミダゾール、たとえばメトロニダゾール、ミソニダゾール、ベンズニダゾールまたはニモラゾール、ニトロアクリル組成物、たとえばRSU−1069、ニトロキシルまたはN−オキシド、たとえばSR−4233、ハロゲン化したピリミジン類似体、たとえばブロモデオキシウリジン、ヨードデオキシウリジン、チオホスファート、たとえばWR−2721、光化学活性化薬、たとえばポルフィマー、フォトフリン、ベンゾポルフィン誘導体、フェオフォルバイド誘導体、メロシアニン540(MC−540)またはスズエチオポルフィリン、アンチテンプレートまたはアンチセンスRNAまたはDNA、たとえばオブリメルセン、非ステロイド系炎症薬、たとえばアセチルサリチル酸、メサラジン、イブプロフェン、ナプロキセン、フルルビプロフェン、フェノプロフェン、フェンブフェン、ケトプロフェン、インドプロフェン、ピルプロフェン、カルプロフェン、オキサプロジン、プラノプロフェン、ミロプロフェン、チオキサプロフェン、スプロフェン、アルミノプロフェン、チアプロフェン酸、フルプロフェン、インドメタシン、スリンダク、トルメチン、ゾメピラク、ナブメトン、ジクロフェナク、フェンクロフェナック、アルクロフェナク、ブロムフェナク、イブフェナク、アセクロフェナク、アセメタシン、フェンチアザク、クリダナク、エトドラク、オキシピナク、メフェナム酸、メクロフェナム酸、フルフェナム酸、ニフルミン酸、トルフェナム酸、ジフルニサル、フルフェニサル、ピロキシカム、テノキシカム、ロルノキシカム、ニメスリド、メロキシカム、セレコクシブ、ロフェコキシブ、または非ステロイド系炎症薬の医薬的に許容される塩、細胞損害性抗生物質、癌細胞の表面分子をターゲットとする抗体、たとえばアポリズマブまたは1D09C3、メタロプロテイナーゼの阻害剤、たとえばTIMP−1またはTIMP−2、亜鉛、癌遺伝子の阻害剤、たとえばP53およびRb、希土類元素の複合体、たとえばランタノイドの複素環複合体、光化学治療薬、たとえばPUVA、転写因子複合体ESX/DRIP130/Sur−2の阻害剤、HER−2発現阻害剤、たとえばヒートショックタンパク質HSP90分子ゲルダナマイシンおよびその誘導体17−アリルアミノゲルダナマイシンまたは17−AAG、またはIM−842、テトラチオモリビダード、スクアラミン、コンブレスタチンA4、TNP−470、マリマスタット、ネオバスタット、ビカルタミド、アバレリクス、オルゴボマブ、ミツモマブ、TLK−286、アレムツズマブ、イブリツモマブ、テモゾロマイド、デニロイキンジフチトクス、アルデスロイキン、ダカルバジン、フロクスウリジン、プリカマイシン、ミトタン、ピポブロマン、プリカマイシン、タモキシフェンおよびテストラクトンから選ばれる治療薬。
  21. 癌が、ゲフィチニブまたはエルロチニブのような可逆EGFRおよびHER2阻害剤による治療、またはCI−1033、EKB−569、HKI−272またはHKI−357のような他の不可逆阻害剤による治療に対して耐性または獲得耐性を示す請求項15〜20のいずれかに記載の使用。
  22. 癌が、ゲフィチニブおよび/またはエルロチニブでの治療に対して耐性または獲得耐性を示す請求項15〜20のいずれかに記載の使用。
  23. EGFR変異が、表1に載せた変異からなる群から選ばれる請求項15〜20のいずれかに記載の使用。
  24. EGFR変異が、表1のNo.1〜91で同定された変異からなる群から選ばれる請求項15〜20のいずれかに記載の使用。
  25. EGFR変異が、表1のNo.1〜29、57〜65、73、75、76、77、79および80〜91で同定された変異からなる群から選ばれる活性化変異である請求項15〜20のいずれかに記載の使用。
  26. EGFR変異が、表1のNo.92〜97で同定された変異からなる群から選ばれる請求項15〜20のいずれかに記載の使用。
  27. EGFR変異が、表1のNo.92、93、96、96−aおよび97で同定された変異からなる群から選ばれる請求項15〜20のいずれかに記載の使用。
  28. EGFR変異が、T790M、E746_A750del、E746_S752>V、L747_P753>S、L858R、L747_A750>P、S752_I759delからなる群から選ばれる請求項15〜20のいずれかに記載の使用。
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