JP2010286712A - 帯電装置および画像形成装置 - Google Patents

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Sayaka Morita
さや香 森田
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Abstract

【課題】清掃ローラの長期間の清掃性を向上しつつ、部品数を低減して従動性を維持できる帯電装置を提供する。
【解決手段】清掃ローラ21は、軸部22と、この軸部22の周面に螺旋状に巻き付けられた帯部23とを有する。帯部23の自由状態の厚みをt[mm]とし、帯部23が帯電ローラ20に接触して帯電ローラ20に食い込まれる帯部23の食い込み量をd[mm]としたとき、帯部23の圧縮率(d/t)≦0.7、および、帯部23の食い込み量d≧0.1を満たす。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば、電子写真方式の画像形成装置に用いられる帯電装置、および、この帯電装置を有する画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置には、環境対策として省エネやオゾンレスである帯電ローラを用いた帯電装置が広く使われている。この帯電ローラには、トナーや外添剤等の付着による汚染にて画像ノイズが生じる。この帯電ローラの寿命を確保するため、帯電ローラに清掃ローラを接触して帯電ローラを清掃していた。
この清掃ローラは、シャフトと、このシャフトの周面に螺旋状に巻き付けられたクリーニング部とを有している(特開平8−137208号公報:特許文献1参照、特開2008−70532号公報:特許文献2参照)。
この清掃ローラには、シャフトの両端部に、帯電ローラの回転に従動するためのギヤ等の伝動機構を設け、清掃ローラの帯電ローラに対する従動性を確保している。
そして、この清掃ローラは、帯電ローラの回転に従動し、帯電ローラに接触したクリーニング部により、帯電ローラの周面の汚れをシャフトの軸心に沿って搬送して、帯電ローラを清掃していた。
特開平8−137208号公報 特開2008−70532号公報
しかしながら、上記従来の帯電装置では、清掃ローラのクリーニング部は、帯電ローラに接触しているだけであるので、クリーニング部に、帯電ローラの汚れが、堆積して、清掃ローラの清掃能力を、長期間にわたって維持できなかった。
また、清掃ローラに帯電ローラの回転に従動するための伝動機構を設ける必要があり、部品数が増加する問題があった。
そこで、この発明の課題は、清掃ローラの長期間の清掃性を向上しつつ、部品数を低減して従動性を維持できる帯電装置、および、この帯電装置を有する画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の帯電装置は、
像担持体を帯電させる帯電ローラと、
この帯電ローラに接触してこの帯電ローラを清掃する清掃ローラと
を備え、
この清掃ローラは、軸部と、この軸部の周面に螺旋状に巻き付けられた弾性発泡体からなる帯部とを有し、
上記帯部の自由状態の厚みをt[mm]とし、上記帯部が上記帯電ローラに接触して上記帯電ローラに食い込まれる上記帯部の食い込み量をd[mm]としたとき、
帯部の圧縮率(d/t)≦0.7、および、帯部の食い込み量d≧0.1
を満たすことを特徴としている。
ここで、「帯部の厚み」とは、帯部の軸部に接触する面に直交する方向の大きさをいい、「帯部の自由状態の厚み」とは、帯部が軸部に巻き付けられる前の自由状態での帯部の厚みをいう。「帯部の食い込み量」とは、帯部の自由状態の厚みから、帯部が帯電ローラに接触して弾性変形しているときの帯部の弾性変形状態の最小厚みを引いた値をいう。
この発明の帯電装置によれば、帯部の圧縮率(d/t)≦0.7であるので、帯電ローラの周面のトナー等の汚れは、帯部の弾性発泡体のセルによって、掻き取られるが、この掻き取られた汚れは、帯部の弾性発泡体の圧縮と開放の繰返しによって、弾性発泡体のセル外へはじき出される。このため、清掃ローラにおいて、良好な清掃能力を長期間にわたって維持できる。
また、帯部の食い込み量d≧0.1であるので、清掃ローラは、帯電ローラに食い込まれて、清掃ローラに帯電ローラの回転に従動するための伝動機構を設けなくても、清掃ローラは、帯電ローラの回転に対して、従動できる。
これに対して、帯部の圧縮率(d/t)>0.7では、清掃ローラの清掃能力を、長期間にわたって維持できず、帯部の食い込み量d<0.1では、清掃ローラの帯電ローラに対してスリップが発生して、清掃ローラの従動性が低減する。
したがって、清掃ローラの長期間の清掃性を向上しつつ、部品数を低減して従動性を維持できる。
また、一実施形態の帯電装置では、
上記帯部の自由状態の幅をw[mm]としたとき、
帯部の厚みt≧1.5、および、(w/t)≧1
を満たす。
この実施形態の帯電装置によれば、帯部の厚みt≧1.5であるので、帯部を軸部に巻き付けたときに、帯部が弾性変形しても、帯部の帯電ローラへの接触を確保できる。
また、(w/t)≧1であるので、帯部は軸部に対して倒れにくい構造となって、帯部を軸部に巻き付けたときや、帯部を帯電ローラに接触させたときに、帯部の倒れを防ぐことができる。
したがって、清掃ローラを帯電ローラに一層確実に接触できて、清掃ローラの清掃性および従動性を一層向上できる。
これに対して、帯部の厚みt<1.5では、帯部を軸部に巻き付けたときに、帯部が弾性変形して、帯部の帯電ローラへの接触を確保できず、(w/t)<1では、帯部は軸部に対して倒れやすい構造となって、帯部を軸部に巻き付けたときや、帯部を帯電ローラに接触させたときに、帯部の倒れを防ぐことができない。
また、一実施形態の帯電装置では、
上記帯電ローラの軸心と上記清掃ローラの軸心とを通る平面に直交する方向からみて、上記帯部の軸心方向の長さをL0とし、上記帯部の上記帯電ローラへの全ての接触面における軸心方向の長さの総和をL1としたとき、
3%≦接触率{(L1/L0)×100}≦40%
を満たす。
この実施形態の帯電装置によれば、3%≦接触率{(L1/L0)×100}≦40%であるので、清掃ローラの清掃性および従動性を一層向上できる。
これに対して、接触率{(L1/L0)×100}<3%では、帯部の帯電ローラへの接触面積が小さくなって、清掃ローラの従動性が低減する。40%<接触率{(L1/L0)×100}では、帯部の帯電ローラへの接触面積が大きくなり、清掃ローラにかかる帯電ローラの押圧力が大きくなって、清掃ローラの軸部の中央部がたわみ、軸部の中央部において帯部の帯電ローラへの接触不良が発生し、清掃ローラの清掃性が低減する。
また、一実施形態の帯電装置では、上記帯電ローラの周長または上記像担持体の周長のうちの少なくとも上記帯電ローラの周長は、上記清掃ローラにおける上記帯部の食い込み量を差し引いた見かけの周長の非整数倍である。
この実施形態の帯電装置によれば、少なくとも上記帯電ローラの周長は、上記清掃ローラの見かけの周長の非整数倍であるので、清掃ローラが1回転する間に、帯部が、帯電ローラの画像形成領域の全長に、接触できて、帯電ローラを効率よく清掃できる。
また、一実施形態の帯電装置では、上記清掃ローラの上記軸部は、樹脂製である。
この実施形態の帯電装置によれば、上記清掃ローラの上記軸部は、樹脂製であるので、清掃ローラを軽量にできる。つまり、筒状の発泡体が帯電ローラに接触する場合に比べて、螺旋状の帯部と帯電ローラとの接触面積は、小さく、清掃ローラにかかる帯電ローラの押圧力は、小さくなるため、樹脂製の軸部を用いても、軸部のたわみは小さく、帯部の帯電ローラへの接触不良は、発生しない。
また、この発明の画像形成装置は、上記帯電装置を備えることを特徴としている。
この発明の画像形成装置によれば、上記帯電装置を備えるので、コストが低く、耐久性に優れたものとなる。
この発明の帯電装置によれば、帯部の圧縮率(d/t)≦0.7、および、帯部の食い込み量d≧0.1を満たしているので、清掃ローラの長期間の清掃性を向上しつつ、部品数を低減して従動性を維持できる。
この発明の画像形成装置によれば、上記帯電装置を備えるので、コストが低く、耐久性に優れたものとなる。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す簡略構成図である。 本発明の帯電装置の一実施形態を示す簡略構成図である。 清掃ローラの帯部のスポンジを示す簡略拡大図である。 帯部を軸部に取り付ける前の帯部の自由状態を示す帯部の断面図である。 帯部の圧縮率と清掃ローラの清掃能力との関係を示すグラフである。 帯部の接触率を説明する説明図である。 感光体の周長、帯電ローラの周長および清掃ローラの周長を説明する説明図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明の画像形成装置の一実施形態である簡略構成図を示している。図1に示すように、この画像形成装置は、像担持体の一例としての感光体1を有し、この感光体1は、作像時に矢印方向に回転駆動される。
上記感光体1の外周には、帯電装置2、レーザー発生器3、現像器4、一次転写部61、感光体クリーニング装置7、および、イレースランプ9が、感光体1の回転方向に沿って順次配設される。
上記帯電装置2は、感光体1の表面を一様に帯電させる帯電ローラ20と、この帯電ローラ20に接触してこの帯電ローラ20を清掃する清掃ローラ21とを有する。
上記レーザー発生器3は、感光体1の帯電後の表面に、画像信号によって変調されたレーザービームを照射して画像露光を行う。
上記現像器4は、画像露光によって形成された感光体1上の静電潜像を、トナー5によって現像し可視像化する。
上記一次転写部61は、可視像を中間転写体6に転写する。上記感光体クリーニング装置7は、一次転写部61の転写残りトナーを除去する。上記イレースランプ9は、感光体1に残存する電位を除電する。
上記中間転写体の外周には、二次転写部62および中間転写体クリーニング装置8が、順次配設される。二次転写部62は、一次転写部61にて転写されたトナー像を、紙などの被転写部材63に転写する。中間転写体クリーニング装置8は、二次転写部62の転写残りトナーを除去する。
上記二次転写部62の下流側には、図示しない定着装置が配置され、この定着装置は、被転写部材63に転写されたトナー像を、被転写部材63に定着させる。
上記感光体1は、回転ドラム型で負帯電性の有機感光体であり、所定の速度で矢印方向に回転駆動される。感光体1は、例えば、厚さ2mm、外径30mmのアルミニウムドラム上に30μmの感光層を積層して形成され、アルミニウムドラムをGNDに接地している。この感光層には、表面の摩擦性や磨耗性を改善するためのオーバーコート層を設けてもよい。
上記帯電ローラ20は、例えば、金属製の芯金に、導電性および弾性を有する外径10mmの積層ゴムローラを積層して形成され、この芯金に、ACとDCを重畳した帯電バイアスを印加して、感光体1の表面を帯電する。
上記帯電ローラ20は、芯金の両端部に取り付けられた図示しないバネにより、感光体1の軸心に向かって押圧され、帯電ローラ20は、円周方向に幅2mm程度の接地面を持って、感光体1に接触し、感光体1に従動して回転する。
なお、帯電ローラとして、スポンジおよびゴムを有する積層ゴムローラを用いたが、単相ゴムローラを用いてもよい。また、帯電ローラ自体に作用する駆動手段を設けてもよく、感光体と帯電ローラに周速差を設けてもよい。
図2に示すように、上記清掃ローラ21は、軸部22と、この軸部22の周面に螺旋状に巻き付けられた帯部23とを有する。清掃ローラ21は、帯電ローラ20に押圧されて、帯電ローラ20の回転に従動する。
上記軸部22は、(PPS等の)樹脂製である。なお、軸部22を、PS、POM、PC、ABSなどから作製してもよく、また、鉄、ステンレス等の金属から作製してもよい。
上記帯部23は、弾性発泡体(スポンジ)から作製される。弾性発泡体としては、例えば、ポリウレタン製のスポンジを用いるが、EPDMスポンジ、NRスポンジ、CRスポンジなどでもよい。
上記帯部23は、例えば両面テープにて、軸部22に貼り付けられる。帯部23は、帯電ローラ20に押圧されて、弾性変形しつつ、帯電ローラ20の表面のトナー等の汚れを掻き取る。
上記清掃ローラ21の軸部22と、上記帯電ローラ20の軸部とは、支持部材24により、回転可能に支持されている。この支持部材24は、清掃ローラ21と帯電ローラ20とを、相対的に接近または離隔可能に支持する。つまり、この支持部材24は、清掃ローラ21と帯電ローラ20との互いの押圧力を変え、清掃ローラ21の帯部23の弾性変形量(帯部23の食い込み量)を変える。
図3に示すように、上記帯部23のスポンジのセル骨格は、略鋭角状であり、帯電ローラ20の表面の汚れを掻き取る能力を有し、かつ、このセル骨格は、3次元網目状であり、帯電ローラ20に摺擦するエネルギーを帯電ローラ20の表面の汚れを除去するエネルギーへと変換する。
ここで、上記帯部23が、適切な圧縮と開放とを繰返して、帯部23のセル骨格が掻き取った汚れを、スポンジ外へとはじき出すようにし、かつ、帯部23が、帯電ローラ20に対し従動するように押圧されるために、上記帯部23の圧縮率および食い込み量を、最適に設定することが必要である。
つまり、図4に示すように、帯部23の自由状態の厚みをt[mm]とし、帯部23が帯電ローラ20に接触して帯電ローラ20に食い込まれる帯部23の食い込み量をd[mm]としたとき、帯部23の圧縮率(d/t)≦0.7、および、帯部23の食い込み量d≧0.1を満たす必要がある。
「帯部23の厚み」とは、帯部23の軸部22に接触する一面23aに直交する方向の大きさをいい、「帯部23の自由状態の厚み」とは、帯部23が軸部22に巻き付けられる前の自由状態での帯部23の厚みをいう。「帯部23の食い込み量」とは、帯部23の自由状態の厚みから、帯部23が帯電ローラ20に接触して弾性変形しているときの帯部23の弾性変形状態の最小厚みを引いた値をいう。
図5に、帯部23の圧縮率と清掃ローラ21の清掃能力との関係を、示す。「○」は初期の状態を示し、「△」は1万枚印字後の状態を示し、「□」は3万枚印字後の状態を示し、「×」は1万枚印字前の状態を示す。
清掃能力の評価は、帯電ローラ20に、トナー後処理剤として使用している金属酸化物(白色)を塗布し、清掃ローラ21を当接させ、一定時間帯電ローラ20を駆動させて、清掃前後の金属酸化物の量を比較することで行った。
図5から分かるように、帯部23の圧縮率が70%以下では、「初期」、「1万枚印字後」および「3万枚印字後」の何れにおいても、清掃能力が良好である。一方、帯部23の圧縮率が70%より大きいと、「初期」では、清掃能力が良好であるが、「1万枚印字前」では、清掃能力が不良である。
以下の[表1]に、帯部23の食い込み量と、清掃ローラ21の清掃性および従動性との関係を、示す。
[表1]
Figure 2010286712
[表1]から分かるように、食い込み量が0.1mm以上であると、清掃性および従動性が良好である。一方、食い込み量が0.1mmより小さいと、従動性が不良である。「○」は良好を示し、「×」は不良を示し、「△」は、1万枚印字までに従動性が低下してスリップが発生した状態を示す。
上記構成の帯電装置によれば、帯部23の圧縮率(d/t)≦0.7であるので、帯電ローラ20の周面のトナー等の汚れは、帯部23の弾性発泡体のセルによって、掻き取られるが、この掻き取られた汚れは、帯部23の弾性発泡体の圧縮と開放の繰返しによって、弾性発泡体のセル外へはじき出される。このため、清掃ローラ21において、良好な清掃能力を長期間にわたって維持できる。また、帯部23の最適な圧縮率によって、帯部23が圧縮および開放作用を発揮してトナーを排出すると共に、帯部23のクリープ変形を防止して、清掃ローラ21の経時劣化を防止する。
また、帯部23の食い込み量d≧0.1であるので、清掃ローラ21は、帯電ローラ20に食い込まれて、清掃ローラ21に帯電ローラ20の回転に従動するための伝動機構を設けなくても、清掃ローラ21は、帯電ローラ20の回転に対して、従動できる。また、帯電ローラ20への付圧を、帯部23の食い込み量の規制によって、行うことができる。
これに対して、帯部23の圧縮率(d/t)>0.7では、清掃ローラ21の清掃能力を、長期間にわたって維持できず、帯部23の食い込み量d<0.1では、清掃ローラ21の帯電ローラ20に対してスリップが発生して、清掃ローラ21の従動性が低減する。
したがって、清掃ローラ21の長期間の清掃性を向上しつつ、部品数を低減して従動性を維持できる。
さらに、清掃ローラ21が、常時、2点以上で帯電ローラ20と接触するようにすることで、清掃ローラ21は、帯電ローラ20への押圧によるスポンジの永久ひずみが十分に小さく、帯電ローラ20に対して常に従動して、清掃ムラが発生しない。
また、清掃ローラ21の軸部22は、樹脂製であるので、清掃ローラ21を軽量にできる。つまり、筒状の発泡体が帯電ローラ20に接触する場合に比べて、螺旋状の帯部23と帯電ローラ20との接触面積は、小さく、清掃ローラ21にかかる帯電ローラ20の押圧力は、小さくなるため、樹脂製の軸部22を用いても、軸部22のたわみは小さく、帯部23の帯電ローラ20への接触不良は、発生しない。
次に、図4に示すように、上記構成の帯電装置では、上記帯部23の自由状態の幅をw[mm]としたとき、帯部23の厚みt≧1.5、および、(w/t)≧1を満たすようにしてもよい。
したがって、帯部23の厚みt≧1.5であるので、帯部23を軸部22に巻き付けたときに、帯部23が弾性変形しても、帯部23の帯電ローラ20への接触を確保できる。
また、(w/t)≧1であるので、帯部23は軸部22に対して倒れにくい構造となって、帯部23を軸部22に巻き付けたときや、帯部23を帯電ローラ20に接触させたときに、帯部23の倒れを防ぐことができる。
したがって、清掃ローラ21を帯電ローラ20に一層確実に接触できて、清掃ローラ21の清掃性および従動性を一層向上できる。
これに対して、帯部23の厚みt<1.5では、帯部23を軸部22に巻き付けたときに、帯部23が弾性変形して、帯部23の帯電ローラ20への接触を確保できず、(w/t)<1では、帯部23は軸部22に対して倒れやすい構造となって、帯部23を軸部22に巻き付けたときや、帯部23を帯電ローラ20に接触させたときに、帯部23の倒れを防ぐことができない。
次に、図6に示すように、上記構成の帯電装置では、帯電ローラ20の軸心と清掃ローラ21の軸心とを通る平面に直交する方向からみて、帯部23の軸心方向の長さをL0とし、帯部23の帯電ローラ20への全ての接触面における軸心方向の長さの総和をL1としたとき、3%≦接触率{(L1/L0)×100}≦40%を満たすようにしてもよい。図中、帯部23の各接触面の長さは、a,b,c,dであり、L1=a+b+c+dである。
以下の[表2]に、接触率と、清掃ローラ21の清掃性および従動性との関係を、示す。帯部23の食込み量を0.2mmとした条件で行った。
[表2]
Figure 2010286712
[表2]から分かるように、接触率が3%〜40%であると、清掃性および従動性が良好である。一方、接触率が3%より小さいと、従動性が不良であり、接触率が40%より大きいと、清掃性が不良である。「○」は良好を示し、「×」は不良を示し、「△」は、帯電ローラ20の軸方向中央付近に若干の清掃不良がある状態を示す。
接触率が40%より大きい高接触率領域において、清掃性の若干の低下が見られたが、これは、清掃ローラ21のたわみによって、清掃ローラ21の軸方向中央部の接触不良が生じたために、清掃性の低下が生じたと考えられる。
特に、清掃ローラ21の軸部22において、樹脂製の軸部や細い径の軸部を使用する場合などに、帯電ローラ20の押圧力により、清掃ローラ21の中央部が接触不良になるなどの不具合を防ぐために、接触率を3%〜40%に設定することが望ましい。なお、清掃ローラ21を高接触率にて使用したい場合は、清掃ローラ21の軸部22に、たわみにくい金属製軸部等を使用する必要がある。
上記構成の帯電装置によれば、3%≦接触率{(L1/L0)×100}≦40%であるので、清掃ローラ21の清掃性および従動性を一層向上できる。
これに対して、接触率{(L1/L0)×100}<3%では、帯部23の帯電ローラ20への接触面積が小さくなって、清掃ローラ21の従動性が低減する。40%<接触率{(L1/L0)×100}では、帯部23の帯電ローラ20への接触面積が大きくなり、清掃ローラ21にかかる帯電ローラ20の押圧力が大きくなって、清掃ローラ21の軸部22の中央部がたわみ、軸部22の中央部において帯部23の帯電ローラ20への接触不良が発生し、清掃ローラ21の清掃性が低減する。
次に、図7に示すように、上記構成の帯電装置では、上記帯電ローラ20の周長Lまたは上記感光体1の周長Nのうちの少なくとも帯電ローラ20の周長Lを、清掃ローラ21における帯部23の食い込み量dを差し引いた見かけの周長Mの非整数倍としてもよい。
具体的に述べると、清掃ローラ21の周長Mに関して、
M=Rb×2×θb+r×(2×π−2θr)
θr=cos−1{1−(d−s)/r}
θb=cos−1(1−s/Rb)
s=d×(2×r−d)/2/(Rb+r−d)
(d≒0の場合、M≒2×π×rとしてもよい)
である。
また、帯電ローラ20の周長Lに関して、
L≠n×M(n:整数)
L=2×Rb×π
である。
また、感光体1の周長Nに関して、
N≠n×M(n:整数)
N=2×Ra×π
である。
上記構成の帯電装置によれば、少なくとも帯電ローラ20の周長Lは、清掃ローラ21の見かけの周長Mの非整数倍であるので、清掃ローラ21が1回転する間に、帯部23が、帯電ローラ20の画像形成領域の全長に、接触できて、帯電ローラ20を効率よく清掃できる。
上記構成の画像形成装置によれば、上記帯電装置2を備えるので、コストが低く、耐久性に優れたものとなる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、画像形成装置としては、感光体より直接に被転写部材に転写する方式を採用してもよく、また、複数の感光体が中間転写体に順次配設されるタンデム方式を採用してもよく、また、複数の感光体が順次入れ替わり中間転写体に接触するサイクル方式を採用してもよい。
1 感光体(像担持体)
2 帯電装置
20 帯電ローラ
21 清掃ローラ
22 軸部
23 帯部
23a 一面
24 支持部材

Claims (6)

  1. 像担持体を帯電させる帯電ローラと、
    この帯電ローラに接触してこの帯電ローラを清掃する清掃ローラと
    を備え、
    この清掃ローラは、軸部と、この軸部の周面に螺旋状に巻き付けられた弾性発泡体からなる帯部とを有し、
    上記帯部の自由状態の厚みをt[mm]とし、上記帯部が上記帯電ローラに接触して上記帯電ローラに食い込まれる上記帯部の食い込み量をd[mm]としたとき、
    帯部の圧縮率(d/t)≦0.7、および、帯部の食い込み量d≧0.1
    を満たすことを特徴とする帯電装置。
  2. 請求項1に記載の帯電装置において、
    上記帯部の自由状態の幅をw[mm]としたとき、
    帯部の厚みt≧1.5、および、(w/t)≧1
    を満たすことを特徴とする帯電装置。
  3. 請求項1または2に記載の帯電装置において、
    上記帯電ローラの軸心と上記清掃ローラの軸心とを通る平面に直交する方向からみて、上記帯部の軸心方向の長さをL0とし、上記帯部の上記帯電ローラへの全ての接触面における軸心方向の長さの総和をL1としたとき、
    3%≦接触率{(L1/L0)×100}≦40%
    を満たすことを特徴とする帯電装置。
  4. 請求項1から3の何れか一つに記載の帯電装置において、
    上記帯電ローラの周長または上記像担持体の周長のうちの少なくとも上記帯電ローラの周長は、上記清掃ローラにおける上記帯部の食い込み量を差し引いた見かけの周長の非整数倍であることを特徴とする帯電装置。
  5. 請求項1から4の何れか一つに記載の帯電装置において、
    上記清掃ローラの上記軸部は、樹脂製であることを特徴とする帯電装置。
  6. 請求項1から5の何れか一つに記載の帯電装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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