JP2010286017A - 管継手構造および接続管 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】接続管を介して切管と他の管とを接続した管継手構造であり、接続管は接続管受口と接続管挿口とを有し、切管の切管挿口が接続管受口に挿入され、切管挿口と接続管受口との間がシール材12によってシールされ、シール材12は第1バルブ30と第2バルブ31とを有し、第1バルブ30の外周部に、接続管受口の内周面に圧接する第1シール部37が形成され、第2バルブ31の内周部に、切管挿口の外周面に圧接する第2シール部38が形成され、第1バルブ30と第2バルブ31との接合部分にくびれ部33が形成され、第2バルブ31は、その内径が切管挿口の外径よりも小さく設定され、且つ、くびれ部33の変形により管径方向において拡縮自在である。
【選択図】図4
Description
先ず、接続管受口94の係止溝104にシール材100のヒール部101を嵌入し、さらに、接続管受口94に抜止部材97と押圧ボルト99とを組み付け、切管挿口85を接続管受口94に管軸心方向から挿入する。
また、図11に示すように、他の管82の受口86のロックリング収容溝88にロックリング89と保持リング90とを収容し、嵌め込み溝87にシール材91を嵌め込み、接続管挿口93を受口86に管軸心方向から挿入する。これにより、接続管挿口93の抜止突部95がロックリング89の内周を受口86の開口側(手前側)から奥側へ通過するとともに、シール材91が受口86の内周面と接続管挿口93の外周面との間に挟まれて管径方向において圧縮され、これにより、接続管挿口93と受口86との間が全周にわたりシールされる。
接続管は一端に接続管受口を有するとともに他端に接続管挿口を有し、
切管の切断端部が切管挿口として接続管の接続管受口に挿入され、
接続管の接続管挿口が他の管の受口に挿入され、
接続管挿口には、他の管の受口内周に設けられた係止部材に受口奥側から係合可能な抜止突部が設けられ、
切管挿口と接続管受口との離脱を防止する離脱防止手段が備えられ、
切管挿口と接続管受口との間は弾性材からなる環状のシール材によって全周にわたりシールされ、
シール材は、接続管受口の内周面に形成された嵌め込み溝に嵌め込まれるヒール部と、接続管受口の内周面と切管挿口の外周面との間に挟まれるバルブ部とを有し、
バルブ部は互いに接合された第1バルブと第2バルブとを備え、
第1バルブの外周部に、接続管受口の内周面に圧接する第1シール部が形成され、
第2バルブの内周部に、切管挿口の外周面に圧接する第2シール部が形成され、
第1バルブがヒール部に接合され、
第1バルブと第2バルブとの接合部分には、第1および第2バルブよりも薄いくびれ部が形成され、
第2バルブは、第1バルブに対して接続管受口の奥側に位置し、且つ、第1バルブから管中心に向って傾斜しており、
ヒール部は、第1バルブに対して、接続管受口の奥側とは反対の開口部側に位置し、
第2バルブは、その内径が切管挿口の外径よりも小さく設定され、且つ、くびれ部の変形により管径方向において拡縮自在であるものである。
本第2発明は、接続管受口の内周面には、嵌め込み溝よりも奥側に位置する凹部と、嵌め込み溝と凹部との間に位置する凸部とが形成され、
第1シール部は凸部の内周面に圧接し、
第1シール部の位置と第2シール部の位置とが管軸心方向にずれているものである。
これによると、接続管受口に切管挿口を挿入して接合するとき、第1バルブが切管挿口により管径方向において圧縮されると、シール材側凹部が逃げ代となって第1バルブの圧縮量が減少する。これにより、切管挿口が第1バルブの内周を管軸心方向へスムーズに移動するため、切管挿口を接続管受口に挿入する際に要する挿入力(接合力)を低減することができる。
これによると、接続管受口に切管挿口を挿入して接合するとき、第1バルブが切管挿口により管径方向において圧縮されると、シール材側凹部が逃げ代となって第1バルブの圧縮量が減少する。これにより、切管挿口が第1バルブの内周を管軸心方向へスムーズに移動するため、切管挿口を接続管受口に挿入する際に要する挿入力(接合力)を低減することができる。
第1バルブの管径方向の厚さは第2バルブの管径方向の厚さよりも薄く、
第2バルブの外周と接続管受口の凹部の底面との間に間隙が形成されているものである。
本第7発明は、離脱防止手段は、切管挿口と接続管受口とに外嵌され且つ接続管受口に固定される離脱防止リングに設けられているものである。
切管の切断端部が切管挿口として挿入される接続管受口が一端に備えられ、
他の管の受口に挿入される接続管挿口が他端に備えられ、
接続管挿口には、他の管の受口内周に設けられた係止部材に受口奥側から係合可能な抜止突部が設けられ、
切管挿口と接続管受口との離脱が離脱防止手段によって防止され、
切管挿口と接続管受口との間を全周にわたりシールする弾性材からなる環状のシール材が接続管受口内に配設され、
シール材は、接続管受口の内周面に形成された嵌め込み溝内に嵌め込まれるヒール部と、接続管受口の内周面と切管挿口の外周面との間に挟まれるバルブ部とを有し、
バルブ部は互いに接合された第1バルブと第2バルブとを備え、
第1バルブの外周部に、接続管受口の内周面に圧接する第1シール部が形成され、
第2バルブの内周部に、切管挿口の外周面に圧接する第2シール部が形成され、
第1バルブがヒール部に接合され、
第1バルブと第2バルブとの接合部分には、第1および第2バルブよりも薄いくびれ部が形成され、
第2バルブは、第1バルブに対して接続管受口の奥側に位置し、且つ、第1バルブから管中心に向って傾斜しており、
ヒール部は、第1バルブに対して、接続管受口の奥側とは反対の開口部側に位置し、
第2バルブは、その内径が切管挿口の外径よりも小さく設定され、且つ、くびれ部の変形により管径方向において拡縮自在であるものである。
図1に示すように、1は、切管2と他の管3とを、接続管4を介して接続した管継手構造である。切管2は、施工現場で所定寸法(所定長さ)に切断加工して製作されており、切断端部を切管挿口6としている。また、他の管3は、一端部に挿口(図示省略)を有するとともに、他端部に受口7を有する直管状の規格管(鋳鉄管等)である。
接続管4を介して切管2と他の管3とを接続する場合、図6に示すように、接続管4の接続管受口8内の嵌め込み溝25に第1のシール材12のヒール部28を嵌め込んで、第1のシール材12を接続管受口8内に装着する。
次に、本発明における第2の実施の形態を、図10を参照して説明する。
固定リング64を固定溝63内に嵌め込んだ状態で、離脱防止リング61を接続管受口8に外嵌し、固定ボルト65を締め付けて固定リング64を管径方向内方53へ向けて押圧する。これにより、固定リング64が接続管受口8の外周面に当接して押圧されるため、離脱防止リング61が接続管受口8の外周に固定される。
2 切管
3 他の管
4 接続管
6 切管挿口
7 受口
8 接続管受口
9 接続管挿口
11,60 離脱防止手段
12 第1のシール材
14 ロックリング(係止部材)
17 抜止部材
18 食込み手段
25 嵌め込み溝
26 凹部
27 凸部
28 ヒール部
29 バルブ部
30 第1バルブ
31 第2バルブ
32,34,35 シール材側凹部
33 くびれ部
37 第1シール部
38 第2シール部
45 抜止突部
52 間隙
61 離脱防止リング
T1 第1バルブの管径方向の厚さ
T2 第2バルブの管径方向の厚さ
Claims (9)
- 施工現場で所定寸法に切断加工して製作された切断端部を有する切管と、他の管の端部に形成された受口とを、接続管を介して接続した管継手構造であって、
接続管は一端に接続管受口を有するとともに他端に接続管挿口を有し、
切管の切断端部が切管挿口として接続管の接続管受口に挿入され、
接続管の接続管挿口が他の管の受口に挿入され、
接続管挿口には、他の管の受口内周に設けられた係止部材に受口奥側から係合可能な抜止突部が設けられ、
切管挿口と接続管受口との離脱を防止する離脱防止手段が備えられ、
切管挿口と接続管受口との間は弾性材からなる環状のシール材によって全周にわたりシールされ、
シール材は、接続管受口の内周面に形成された嵌め込み溝に嵌め込まれるヒール部と、接続管受口の内周面と切管挿口の外周面との間に挟まれるバルブ部とを有し、
バルブ部は互いに接合された第1バルブと第2バルブとを備え、
第1バルブの外周部に、接続管受口の内周面に圧接する第1シール部が形成され、
第2バルブの内周部に、切管挿口の外周面に圧接する第2シール部が形成され、
第1バルブがヒール部に接合され、
第1バルブと第2バルブとの接合部分には、第1および第2バルブよりも薄いくびれ部が形成され、
第2バルブは、第1バルブに対して接続管受口の奥側に位置し、且つ、第1バルブから管中心に向って傾斜しており、
ヒール部は、第1バルブに対して、接続管受口の奥側とは反対の開口部側に位置し、
第2バルブは、その内径が切管挿口の外径よりも小さく設定され、且つ、くびれ部の変形により管径方向において拡縮自在であることを特徴とする管継手構造。 - 接続管受口の内周面には、嵌め込み溝よりも奥側に位置する凹部と、嵌め込み溝と凹部との間に位置する凸部とが形成され、
第1シール部は凸部の内周面に圧接し、
第1シール部の位置と第2シール部の位置とが管軸心方向にずれていることを特徴とする請求項1記載の管継手構造。 - くびれ部の内周面と外周面とにそれぞれシール材側凹部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の管継手構造。
- 第1バルブとヒール部との接合部分にシール材側凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の管継手構造。
- 接続管受口の内周面には、嵌め込み溝よりも奥側に位置する凹部が形成され、
第1バルブの管径方向の厚さは第2バルブの管径方向の厚さよりも薄く、
第2バルブの外周と接続管受口の凹部の底面との間に間隙が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の管継手構造。 - 離脱防止手段は接続管受口に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の管継手構造。
- 離脱防止手段は、切管挿口と接続管受口とに外嵌され且つ接続管受口に固定される離脱防止リングに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の管継手構造。
- 離脱防止手段は、切管挿口の外周面に管径方向から食込み移動可能な抜止部材と、切管挿口と接続管受口とが相対的に離脱方向へ移動しようとした際、抜止部材を管径方向内方側へ食込み移動させる食込み手段とを有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の管継手構造。
- 施工現場で所定寸法に切断加工して製作された切断端部を有する切管と、他の管の端部に形成された受口とを接続する接続管であって、
切管の切断端部が切管挿口として挿入される接続管受口が一端に備えられ、
他の管の受口に挿入される接続管挿口が他端に備えられ、
接続管挿口には、他の管の受口内周に設けられた係止部材に受口奥側から係合可能な抜止突部が設けられ、
切管挿口と接続管受口との離脱が離脱防止手段によって防止され、
切管挿口と接続管受口との間を全周にわたりシールする弾性材からなる環状のシール材が接続管受口内に配設され、
シール材は、接続管受口の内周面に形成された嵌め込み溝内に嵌め込まれるヒール部と、接続管受口の内周面と切管挿口の外周面との間に挟まれるバルブ部とを有し、
バルブ部は互いに接合された第1バルブと第2バルブとを備え、
第1バルブの外周部に、接続管受口の内周面に圧接する第1シール部が形成され、
第2バルブの内周部に、切管挿口の外周面に圧接する第2シール部が形成され、
第1バルブがヒール部に接合され、
第1バルブと第2バルブとの接合部分には、第1および第2バルブよりも薄いくびれ部が形成され、
第2バルブは、第1バルブに対して接続管受口の奥側に位置し、且つ、第1バルブから管中心に向って傾斜しており、
ヒール部は、第1バルブに対して、接続管受口の奥側とは反対の開口部側に位置し、
第2バルブは、その内径が切管挿口の外径よりも小さく設定され、且つ、くびれ部の変形により管径方向において拡縮自在であることを特徴とする接続管。
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