JP2010285510A - ビードエイペックス用ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】操縦安定性、転がり抵抗特性及び縁石ピンチカット性能がバランス良く得られるビードエイペックス用ゴム組成物、及び該組成物を用いて作製したビードエイペックスを有する空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】ゴム成分、カーボンブラック及び石炭ピッチ系炭素繊維を含有するビードエイペックス用ゴム組成物に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ビードエイペックス用ゴム組成物、及びこれを用いた空気入りタイヤに関する。
タイヤのビードエイペックスに使用されるゴム組成物には、硬度(E)が高いこと、tanδが低いこと、破断時伸びが優れていること(操縦安定性、転がり抵抗特性及び縁石ピンチカット性能が優れていること)等の性能が要求される。
高硬度を満足させるためには、カーボンブラックやシリカなどの充填剤の配合量を多くすること、フェノール樹脂の配合量を多くすること、充填剤を微細化すること、などの手法があるが、このような手法ではtanδの上昇、破断時伸びの低下などが見られるため、これらの性能をバランス良く改善する余地が残されている。
特許文献1には、アセチレンブラック、炭素繊維等を配合したゴム組成物を使用し、生産性を改善した空気入りタイヤが開示されているが、炭素繊維について詳細に検討されていない。特許文献2には、炭素繊維の前躯体短繊維をトレッドに使用したスタッドレスタイヤが開示されているが、ビードエイペックスへの適用については検討されていない。また、前記の性能についても改善の余地がある。
特開2004−330822号公報 特開2004−34743号公報
本発明は、前記課題を解決し、操縦安定性、転がり抵抗特性及び縁石ピンチカット性能がバランス良く得られるビードエイペックス用ゴム組成物、及び該組成物を用いて作製したビードエイペックスを有する空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、ゴム成分、カーボンブラック及び石炭ピッチ系炭素繊維を含有するビードエイペックス用ゴム組成物に関する。
上記ゴム組成物は、上記ゴム成分100質量部に対して、上記カーボンブラックを20〜70質量部、上記石炭ピッチ系炭素繊維を1〜50質量部含有することが好ましい。
上記石炭ピッチ系炭素繊維は、平均繊維径が1〜80μm、平均繊維長が0.1〜30mmであることが好ましい。
本発明はまた、上記ゴム組成物を用いて作製したビードエイペックスを有する空気入りタイヤに関する。
本発明によれば、ゴム成分に、カーボンブラック及び石炭ピッチ系炭素繊維を配合したゴム組成物であるので、該ゴム組成物をビードエイペックスに適用することにより、操縦安定性、転がり抵抗特性及び縁石ピンチカット性能がバランス良く優れた空気入りタイヤを提供できる。
本発明のビードエイペックス用ゴム組成物は、ゴム成分、カーボンブラック及び石炭ピッチ系炭素繊維を含有する。このため、高い硬度(E)だけでなく、低いtanδ及び高い破断時伸びも得ることができる。従って、該ゴム組成物をビードエイペックスに使用することにより、操縦安定性、転がり抵抗特性及び縁石ピンチカット性能がバランス良く優れた空気入りタイヤを製造できる。
ゴム成分としては、例えば、天然ゴム(NR)、エポキシ化天然ゴム(ENR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(IIR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、スチレンイソプレンブタジエンゴム(SIBR)、スチレンイソプレンゴム、イソプレンブタジエンゴムなどのジエン系ゴムが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、操縦安定性、転がり抵抗特性及び縁石ピンチカット性能の点から、NRが好ましい。
NRとしては特に限定されず、例えば、SIR20、RSS♯3、TSR20等、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。
NRの含有量は、ゴム成分100質量%中、好ましくは50質量%以上、より好ましくは70質量%以上、更に好ましくは90質量%以上であり、100質量%でもよい。50質量%未満であると、加工性が低下する傾向がある。また、押し出し後の成形品の形状が不均一になるおそれがある。
カーボンブラックとしては特に限定されず、例えば、FEF、GPF、HAF、ISAF、SAFなどを用いることができる。カーボンブラックにより、ゴムの強度を向上させることができる。また、石炭ピッチ系炭素繊維と併用することで、操縦安定性、転がり抵抗特性及び縁石ピンチカット性能をバランス良く改善できる。
カーボンブラックの窒素吸着比表面積(NSA)は、30m/g以上が好ましく、35m/g以上がより好ましい。また、カーボンブラックのNSAは、100m/g以下が好ましく、80m/g以下がより好ましく、60m/g以下が更に好ましい。30m/g未満の場合や100m/gを超える場合、ゴムの破壊強度が充分でないおそれがある。
なお、カーボンブラックのNSAは、JIS K6217のA法によって求められる。
カーボンブラックのジブチルフタレート吸油量(DBP)は、50ml/100g以上が好ましく、80ml/100g以上がより好ましい。また、カーボンブラックのDBPは、300ml/100g以下が好ましく、200ml/100g以下がより好ましく、130ml/100g以下が更に好ましい。
なお、カーボンブラックのDBPは、JIS K6217−4の測定方法によって求められる。
カーボンブラックの平均粒子径は、50nm以下が好ましい。50nmを超えると、ゴムの破壊強度が低下するおそれがある。また、上記平均粒子径は、好ましくは15nm以上、より好ましくは25nm以上、更に好ましくは35nm以上である。
本発明において平均粒子径は数平均粒子径であり、透過型電子顕微鏡により測定される。
カーボンブラックの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、20質量部以上が好ましく、25質量部以上がより好ましく、30質量部以上が更に好ましい。20質量部未満であると、ゴムの硬度、Eが充分でなく、強度が低下するおそれがある。
また、該含有量は、70質量部以下が好ましく、60質量部以下がより好ましく、50質量部以下が更に好ましい。70質量部を超えると、発熱性が悪化し、tanδが大きくなりすぎるおそれがある。
本発明では、石炭ピッチ系炭素繊維が使用される。石炭ピッチ系炭素繊維の配合により、熱伝導性を高め、ゴム全体に熱を逃がすことで発熱性を抑えることができる。このため、該繊維とカーボンブラックの併用により、高い硬度、低いtanδ、高い破断時伸びが得られ、操縦安定性、転がり抵抗特性及び縁石ピンチカット性能をバランス良く改善できる。
石炭ピッチ系炭素繊維は、ゴム中への分散、低発熱性向上の観点から、平均繊維径が1〜80μmであることが好ましい。平均繊維径の下限は、より好ましくは3μm以上、更に好ましくは5μm以上である。また、平均繊維径の上限は、より好ましくは30μm以下、更に好ましくは20μm以下である。
また、石炭ピッチ系炭素繊維は、ゴム中への分散、低発熱性向上の観点から、平均繊維長が0.1〜30mmであることが好ましい。平均繊維長の下限は、より好ましくは1mm以上、更に好ましくは4mm以上である。また、平均繊維長の上限は、より好ましくは15mm以下、更に好ましくは10mm以下である。
なお、上記平均繊維径、平均繊維長は、例えば、電子顕微鏡で観察することにより測定することができる。
本発明における石炭ピッチ系炭素繊維としては特に限定されないが、例えば、特開平7−331536号公報に記載の製法により得られるものが好適に用いられる。具体的には、ピッチ繊維を常法にしたがって不融化し、所望の温度で炭化及び/又は黒鉛化を行うことにより「原料となる炭素繊維」を得、次にその原料となる炭素繊維を予め黒鉛化処理されたパッキングコークスとともに黒鉛製のルツボの中に入れ黒鉛化処理することにより、石炭ピッチ系炭素繊維を製造できる。
なお、前記製法で使用されるピッチ繊維(紡糸ピッチ)としては、石炭系のコールタール、コールタールピッチ、石炭液化物等の炭素質原料(40%以上、好ましくは70%以上、更に好ましくは90%以上の光学的異方性組織を含むものが好適である)を用いて紡糸して得られるものが挙げられる。また、「原料となる炭素繊維」には、サイジング剤(エポキシ化合物、水溶性ポリアミド化合物等)を添着してもよい。
前記製法により、繊維軸方向の熱伝導率が500〜1500W/m・K、引張弾性率85ton/mm以上、圧縮強度35kg/mm以上であり、黒鉛結晶の積層厚みLcが30〜50nm、黒鉛結晶の層面方向の広がりLaとの比(La/Lc)が1.5倍以上であり、かつ繊維軸方向の断面のドメインサイズが500nm以下である石炭ピッチ系炭素繊維を製造でき、本発明で好適に使用できる。なお、熱伝導率、引張弾性率、圧縮強度、Lc、La、ドメインサイズ、光学的異方性組織割合は、前記公報に記載の方法により測定できる。
前記製法による石炭ピッチ系炭素繊維は、分子の配向が一方向に規制された液晶(メソフェーズ)などを原料としているため、結晶化度が極めて高く、弾性率、熱伝導度が高い。
本発明における石炭ピッチ系炭素繊維は、多環芳香族分子骨格が層状に積み重なった構造を有するものが好ましい。石炭ピッチ系炭素繊維の市販品としては、三菱樹脂(株)製の「K6371T」等が挙げられる。
上記石炭ピッチ系炭素繊維の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは5質量部以上、更に好ましくは10質量部以上である。1質量部未満であると、性能向上の確認ができないおそれがある。また、該含有量は、好ましくは50質量部以下、より好ましくは40質量部以下、更に好ましくは30質量部以下である。50質量部を超えると、ゴムの強度が著しく低下するおそれがある。
本発明のゴム組成物には、シリカを配合することが好ましい。シリカを配合することにより、破断強度を向上できるとともに、tanδを低減できる。シリカとしては特に限定されず、例えば、乾式法シリカ(無水ケイ酸)、湿式法シリカ(無水ケイ酸)等が挙げられるが、シラノール基が多いという理由から、湿式法シリカが好ましい。
シリカの窒素吸着比表面積(NSA)は、50m/g以上が好ましく、80m/g以上がより好ましい。50m/g未満では、破断強度が低下する傾向がある。また、シリカのNSAは、220m/g以下が好ましく、160m/g以下がより好ましく、130m/g以下が更に好ましい。220m/gを超えると、発熱性が低下する傾向がある。
なお、シリカの窒素吸着比表面積は、ASTM D3037−81に準じてBET法で測定される値である。
シリカの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは2質量部以上、より好ましくは3質量部以上である。2質量部未満であると、シリカの配合による充分な効果が得られず、破断強度が低下するおそれがある。上記シリカの含有量は、好ましくは15質量部以下、より好ましくは10質量部以下、更に好ましくは8質量部以下である。15質量部を超えると、発熱性が悪化する傾向がある。
本発明のゴム組成物には、シリカとともに、シランカップリング剤を含有することが好ましい。
シランカップリング剤としては、ゴム工業において、従来からシリカと併用される任意のシランカップリング剤を使用することができ、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)トリスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)トリスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)トリスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)ジスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)ジスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィドなどのスルフィド系が挙げられる。また、メルカプト系、ビニル系、グリシドキシ系、ニトロ系、クロロ系なども挙げられる。なかでも、シランカップリング剤の補強性効果と加工性という点から、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドを用いることが好ましい。
シランカップリング剤の含有量は、シリカ100質量部に対して、好ましくは5質量部以上、より好ましくは10質量部以上である。5質量部未満では、添加による効果が得られないおそれがある。また、該含有量は、好ましくは40質量部以下、より好ましくは35質量部以下である。40質量部を超えると、配合量に見合う効果が得られず、補強性が低下するおそれがある。
本発明のゴム組成物には、熱硬化性樹脂を配合してもよい。熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール系樹脂、クレゾール系樹脂などが挙げられる。なかでも、高硬度が得られる点から、フェノール系樹脂が好ましい。
フェノール系樹脂としては、例えば、フェノール類と、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類とを酸又はアルカリ触媒で反応させることにより得られるフェノール樹脂;カシューオイル、トールオイル、アマニ油、各種動植物油、不飽和脂肪酸、ロジン、アルキルベンゼン樹脂、アニリン、メラミンなどを用いて変性した変性フェノール樹脂等が挙げられる。フェノール系樹脂のなかでも、硬度(Hs)を向上させられるという理由から、変性フェノール樹脂が好ましく、カシューオイル変性フェノール樹脂又はロジン変性フェノール樹脂が好ましい。
熱硬化性樹脂の含有量は、充分な硬度が得られる点から、ゴム成分100質量部に対して、5質量部以上が好ましく、7質量部以上がより好ましい。また、該熱硬化性樹脂の含有量は、未加硫ゴムが硬くなりすぎず、加工性に優れる点から、20質量部以下が好ましく、15質量部以下がより好ましい。
本発明のゴム組成物には、前記成分以外にも、従来ゴム工業で使用される配合剤、例えば、他の充填剤、ステアリン酸、酸化亜鉛、各種老化防止剤、ワックス、硫黄又は硫黄化合物等の加硫剤、加硫促進剤、加硫促進補助剤などを必要に応じて適宜配合することができる。
加硫促進剤としては、スルフェンアミド系加硫促進剤、チアゾール系加硫促進剤、ヘキサメチレンテトラミン(HMT)等を使用でき、なかでも、スルフェンアミド系加硫促進剤及びヘキサメチレンテトラミン(HMT)を併用することが好ましい。
スルフェンアミド系加硫促進剤としては、例えば、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(DPBS)などが挙げられる。なかでも、スコーチが安定し、優れた加硫物性が得られるという理由から、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドが好ましい。
スルフェンアミド系加硫促進剤の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは1.0質量部以上、より好ましくは2.0質量部以上である。1.0質量部未満では、充分なHsが得られないおそれがある。また、該スルフェンアミド系加硫促進剤の含有量は、好ましくは5.0質量部以下、より好ましくは4.0質量部以下である。5.0質量部を超えると、スコーチ時間が短くなり過ぎて、ゴム焼けの原因となるおそれがある。
ヘキサメチレンテトラミン(HMT)の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.3質量部以上、より好ましくは0.7質量部以上である。0.3質量部未満では、加硫速度が低下するおそれがある。また、該HMTの含有量は、好ましくは2.0質量部以下、より好ましくは1.7質量部以下である。2.0質量部を超えると、ゴム表面にブルームするおそれがある。
加硫促進剤について、スルフェンアミド系加硫促進剤及びヘキサメチレンテトラミン(HMT)の合計含有量は、必要な高度(Hs)を発現させることができるという理由から、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは1.5質量部以上、より好ましくは2.5質量部以上、更に好ましくは3.0質量部以上である。また、該合計含有量は、スコーチ時間を長くするという理由から、好ましくは7.0質量部以下、より好ましくは6.0質量部以下である。
加硫促進補助剤としては、アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物を好適に使用できる。これにより、高硬度のゴム組成物を得ることができる。アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物としては、下記式で表されるものが挙げられる。
Figure 2010285510
(式中、nは0又は1〜10の整数であり、xは2〜4の整数であり、Rは炭素数5〜12のアルキル基である。)
アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物のゴム中への分散性が良い点から、nは1〜9の整数が好ましい。また、高硬度が効率よく得られる点から、xは2〜4の整数が好ましく、2がより好ましい。xが4を超えると、熱的に不安定となる傾向があり、xが1であるとアルキルフェノール・塩化硫黄縮合物中の硫黄含有率(硫黄の質量)が少なくなる。ゴム中への分散性が良い点から、Rは、好ましくは炭素数5〜12のアルキル基、より好ましくは炭素数6〜9のアルキル基である。アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物の具体例としては、nが0〜10、xが2、RがC17のアルキル基で、硫黄含有率が24質量%のタッキロールV200(田岡化学工業(株)製)が挙げられる。
本発明のゴム組成物は、一般的な方法で製造される。すなわち、バンバリーミキサーやニーダー、オープンロールなどで前記各成分を混練りし、その後加硫する方法等により製造できる。
本発明のビードエイペックス用ゴム組成物は、ビードコアから半径方向外側に延びるように、タイヤクリンチの内側に配されるゴム部であるビードエイペックスに使用される。
本発明の空気入りタイヤは、上記ゴム組成物を用いて通常の方法で製造される。すなわち、前記成分を配合したビードエイペックス用ゴム組成物を、未加硫の段階でビードエイペックスの形状にあわせて押出し加工し、他のタイヤ部材とともに、タイヤ成型機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することによりタイヤを得る。
本発明のビードエイペックス用ゴム組成物を用いて作製したビードエイペックスを有するタイヤは、乗用車用タイヤに好適に使用される。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
(材料)
NR:RSS#3
カーボンブラック:キャボットジャパン(株)製のN550(NSA:42m/g、平均粒子径:48nm、DBP吸油量:113ml/g)
石炭ピッチ系炭素繊維:三菱樹脂(株)製のK6371T(チョップドファイバー、平均繊維径:11μm、平均繊維長6.3mm)
シリカ:ローディアジャパン(株)製のシリカ115Gr(NSA:110m/g)
シランカップリング剤:デグッサ社製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製
ステアリン酸:日油(株)製
粘着付与剤:(株)日本触媒製のSP1068
加硫促進補助剤:田岡化学工業(株)製のタッキロールV200
不溶性硫黄:フレキシス社製のクリステックスHSOT20(硫黄80重量%及びオイル分20重量%を含む不溶性硫黄)
加硫促進剤(1):大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
加硫促進剤(2):大内新興化学工業(株)製のノクセラーH(ヘキサメチレンテトラミン(HMT))
CTP:大内新興化学工業(株)製のN−シクロヘキシルチオフタルイミド
実施例1〜3及び比較例1
表1に示す配合処方にしたがい、バンバリーミキサーを用いて、加硫促進補助剤、不溶性硫黄、加硫促進剤及びCTP以外の薬品を混練りし、混練り物を得た。次に、オープンロールを用いて、得られた混練り物に加硫促進補助剤、不溶性硫黄、加硫促進剤及びCTPを添加して混練りし、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未加硫ゴム組成物を170℃の条件下で12分間プレス加硫することにより、各加硫ゴム組成物を作製した。
(粘弾性試験)
(株)岩本製作所製の粘弾性スペクトロメーターVESを用いて、測定温度70℃、初期歪み10%、動歪み±2%、周波数10Hzの条件で、複素弾性率(E)及び損失正接(tanδ)を測定した。Eが大きいほど剛性が高く、操縦安定性が優れることを示し、tanδが小さいほど転がり抵抗が小さく、低発熱性に優れることを示す。
(引張試験)
前記加硫ゴム組成物からなる3号ダンベル型ゴム試験片を用いて、JIS K 6251「加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方」に準じて引張試験を実施し、破断時伸びEB(%)を測定した。EBが大きいほど、縁石ピンチカット性能に優れることを示す。
Figure 2010285510
NRに、カーボンブラック及び石炭ピッチ系炭素繊維を配合した実施例では、高い剛性、低いtanδ、高い破断時伸びが得られた。よって、ビードエイペックスに使用することによって操縦安定性、転がり抵抗特性、縁石ピンチカット性能がバランス良く優れたタイヤが得られることが明らかとなった。一方、石炭ピッチ系炭素繊維を添加していない比較例1では、性能バランスが悪かった。

Claims (4)

  1. ゴム成分、カーボンブラック及び石炭ピッチ系炭素繊維を含有するビードエイペックス用ゴム組成物。
  2. ゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックを20〜70質量部、石炭ピッチ系炭素繊維を1〜50質量部含有する請求項1記載のビードエイペックス用ゴム組成物。
  3. 石炭ピッチ系炭素繊維は、平均繊維径が1〜80μm、平均繊維長が0.1〜30mmである請求項1又は2記載のビードエイペックス用ゴム組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のゴム組成物を用いて作製したビードエイペックスを有する空気入りタイヤ。
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