JP2010281996A5 - - Google Patents

Description

本発明の走査光学装置は、光源手段と、前記光源手段から出射した光束を偏向手段に導光する入射光学系と、前記偏向手段で偏向走査された光束を被走査面上に結像させる結像光学系と、前記偏向手段と前記被走査面との間の光路中に配置された、少なくとも２枚の光路変更素子を有する光路変更手段と、を有する走査光学装置において、
前記少なくとも２枚の光路変更素子のうち反射率が最も低い光路変更素子は、画像形成に使用する全ての領域で反射率が７０％以下であり、
前記偏向手段により偏向走査された光束のうち主走査断面内において前記結像光学系の光軸を含む光束を軸上光束とするとき、前記少なくとも２枚の光路変更素子に前記軸上光束が入射するときの入射角のうち、前記反射率が最も低い光路変更素子に前記軸上光束が入射するときの入射角が最も小さいことを特徴としている。

尚、以下の説明において、軸上光束とは、光偏向器５の偏向面５ａ，５ｂにより偏向反射された光束のうち、主走査断面内において結像光学系１５ａ、１５ｂの光軸Ｌａ、Ｌｂを含む光束をいう。すなわち、軸上光束は、光偏向器５の偏向面５ａ，５ｂにより偏向反射された光束の主光線と、結像光学系１５ａ、１５ｂの光軸Ｌａ、Ｌｂとが主走査断面内において為す角度は０度となる。また軸外光束（軸外光線）とは、光偏向器５の偏向面５ａ、５ｂにより偏向反射された光束のうち、被走査面上の有効画像領域の端部に到達する光束をいう。

Claims (10)

1. 光源手段と、前記光源手段から出射した光束を偏向手段に導光する入射光学系と、前記偏向手段で偏向走査された光束を被走査面上に結像させる結像光学系と、前記偏向手段と前記被走査面との間の光路中に配置された、少なくとも２枚の光路変更素子を有する光路変更手段と、を有する走査光学装置において、
   前記少なくとも２枚の光路変更素子のうち反射率が最も低い光路変更素子は、画像形成に使用する全ての領域で反射率が７０％以下であり、
   前記偏向手段により偏向走査された光束のうち主走査断面内において前記結像光学系の光軸を含む光束を軸上光束とするとき、前記少なくとも２枚の光路変更素子に前記軸上光束が入射するときの入射角のうち、前記反射率が最も低い光路変更素子に前記軸上光束が入射するときの入射角が最も小さいことを特徴とする走査光学装置。
2. 前記反射率が最も低い光路変更素子は、前記少なくとも２枚の光路変更素子の中で、画像形成領域に相当する光束の任意の入射角に対してのＳ偏光反射率とＰ偏光反射率の変化が最も大きいことを特徴とする請求項１に記載の走査光学装置。
3. 前記少なくとも２枚の光路変更素子は、画像形成領域に相当する光束の任意の入射角において、Ｓ偏光反射率とＰ偏光反射率の差分が１０％以下であることを特徴とする請求項１又は２に記載の走査光学装置。
4. 前記反射率が最も低い光路変更素子に前記軸上光束が入射するときの入射角は、画像形成領域において１５度以下であることを特徴とする請求項１乃至３の何れか１項に記載の走査光学装置。
5. 前記結像光学系は、 前記少なくとも２枚の光路変更素子のうち前記軸上光束の入射角が最も大きい光路変更素子よりも光束進行方向の上流側に配置された、少なくとも１つの結像光学素子を含み、
   前記少なくとも１つの結像光学素子は、前記被走査面に対して垂直な方向にシフトしていることを特徴とする請求項１乃至４の何れか１項に記載の走査光学装置。
6. 前記光源手段は、複数の発光部を有するマルチビーム光源であることを特徴とする請求項１乃至５の何れか１項に記載の走査光学装置。
7. 請求項１乃至６のいずれか１項に記載の走査光学装置と、前記走査光学装置で走査された光束によって前記被走査面に配置された感光体の上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、該現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、該転写されたトナー像を該被転写材に定着させる定着器と、を有することを特徴とする画像形成装置。
8. 請求項１乃至６のいずれか１項に記載の走査光学装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記走査光学装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
9. 請求項１乃至６のいずれか１項に記載の走査光学装置を複数有し、各走査光学装置における被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。
10. 外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の走査光学装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴とする請求項８に記載のカラー画像形成装置。