JP2010280457A - エレベータのコンソール追加型制御装置 - Google Patents

エレベータのコンソール追加型制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010280457A
JP2010280457A JP2009133252A JP2009133252A JP2010280457A JP 2010280457 A JP2010280457 A JP 2010280457A JP 2009133252 A JP2009133252 A JP 2009133252A JP 2009133252 A JP2009133252 A JP 2009133252A JP 2010280457 A JP2010280457 A JP 2010280457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
failure
elevator
console
infrared communication
control panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009133252A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Hirai
誠司 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP2009133252A priority Critical patent/JP2010280457A/ja
Publication of JP2010280457A publication Critical patent/JP2010280457A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

【課題】 制御盤に簡単に接続して故障データを収集し、故障原因を解析することにある。
【解決手段】 赤外線通信ポート24を有するエレベータ制御盤2近傍に持ち運び可能な現場追加型コンソール3を配置し、当該赤外線通信ポート24を通してエレベータ制御盤2から故障データを取り込んで故障原因を解明する。現場追加型コンソール3は、赤外線通信ポート24と赤外線通信可能な赤外線通信ポート31、カードスロット37、入力操作部32及び表示部35が設けられ、エレベータ制御盤2から故障発生信号を受信したとき、エレベータ制御盤2から故障発生した測定項目の運行状況データを赤外線通信によって収集してデータ記憶部34に保存し、カードスロットに前記故障解析ソフト用メモリカード36bを挿入して起動し、運行状況データの故障原因を解明する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ制御盤から故障に関するデータを収集し、故障原因を解析するエレベータのコンソール追加型制御装置に関する。
近年、エレベータ設置現場に携帯端末を持ち込んで必要な処理を行う携帯端末追加型のエレベータシステムが開発されている。
例えば、故障発生の有無を診断する故障診断機能と故障発生時に遠隔監視センタに自動通報する自動監視通報機能とを組み込んだエレベータ制御盤に保守用携帯端末を接続し、保守用携帯端末から保守点検モード設定の操作信号を入力することにより、エレベータ制御盤内の故障診断用データの収集及び遠隔監視センタへの自動通報を抑制させ、保守点検処理を実行する保守点検装置が提案されている(特許文献1)。
特開2002−3114号公報
しかしながら、以上のようにエレベータ制御盤に携帯端末を接続する目的は、エレベータ制御盤に点検指示を入力したり、エレベータ制御盤から点検結果のデータを収集したり、あるいはエレベータ制御盤から故障に関係した過去データを収集して保守サービスセンタに持ち帰って故障原因を分析するなどのときに使用される。
従って、エレベータ制御盤に携帯端末を持ち込んで接続したとしても、エレベータ制御盤との間でのデータ受渡しが主であり、エレベータの故障発生に対する支援機能を持っていない。
また、エレベータの故障やトラブルに関するエラーコード等を確認する際、エラーコード確認用の資料を持ち歩かなければならない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、エレベータ制御盤に携帯端末を簡便に接続して故障データを収集保存すると共に、故障原因の解析支援を行うエレベータのコンソール追加型制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るエレベータのコンソール追加型制御装置は、乗場呼びやかご内行先階呼びの登録に基づき、登録階へエレベータの運行制御を行うとともに、エレベータの各個所から所要の測定項目の運行状況データを取り込んで記憶し、各測定項目の運行状況データと予め設定された判定参照値とを比較し、故障発生の有無を診断し、故障発生有りと診断されたときに故障発生信号を送信する第1の赤外線通信ポートを備えたエレベータ制御盤と、このエレベータ制御盤近傍に配置され、前記第1の赤外線通信ポートと赤外線通信可能な第2の赤外線通信ポート、メモリカード挿入用のカードスロット、コンソール機能を有する入力操作部及び表示部を備えた持ち運び可能な現場追加型コンソールとを備え、
前記現場追加型コンソールは、前記エレベータ制御盤から前記赤外線ポートを介して前記故障発生信号を受信したとき、当該エレベータ制御盤から赤外線通信によって故障発生した測定項目の運行状況データを収集してデータ記憶部に保存する故障データ収集保存手段と、前記カードスロットに前記故障解析ソフト用メモリカードを挿入して起動し、前記測定項目の運行状況データに対して当該故障解析ソフトを実行し、その実行結果を表示部に表示し、かつ、メッセージに従って前記入力操作部から必要な指示信号を入力し、故障原因を解明する故障解析手段とを有する構成である。
なお、前記現場追加型コンソールとしては、前述した構成に新たに、前記故障解析ソフトの実行結果から故障原因が解明できない場合、カードスロットに、携帯電話等に差し替え可能なデータ保存用メモリカードを挿入し、前記データ記憶部に記憶される前記測定項目の運行状況データをデータ保存用メモリカードに保存することにより、携帯電話等から所定のサービスセンタヘ測定項目の運行状況データを送信して故障原因の解明を依頼可能にする構成である。
本発明によれば、エレベータ制御盤に現場追加型コンソールを簡便に接続でき、エレベータ制御盤から故障データを収集し保存するとともに、現場追加型コンソールに故障解析ソフト用メモリカードを挿入し、コンソール機能を生かしつつ故障原因を解析できるエレベータのコンソール追加型制御装置を提供できる。
本発明に係るエレベータのコンソール追加型制御装置の一実施の形態を示す構成図。 図1に示す現場追加型コンソールの一実施の形態を示す構成図。 現場追加型コンソールの処理の流れを説明するフロー図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るエレベータのコンソール追加型制御装置の一実施の形態を示す構成図である。
コンソール追加型制御装置は、かご昇降設備系1の運行制御を司るエレベータ制御盤2と、現場追加型コンソール3とで構成される。
かご昇降設備系1において、11は昇降路、12は昇降路11の適宜な壁または昇降路上部の機械室に設置され、エレベータ制御盤2からの回転駆動電力を受けて回転する巻上機、13は巻上機12に掛け渡された主索、14は主索13の一端部に吊下された乗りかご、15は主索13の他端部に吊下されたつり合い重り、16はエレベータ制御盤2と乗りかご16とを電気的に接続するテールコードである。
テールコード16は、エレベータ制御盤2から乗りかご14に所要の電力を供給する他、乗りかご14内のドア開閉を含むエレベータの運行状況に関する各種の測定データをエレベータ制御盤2に伝送する役割を有する。17は例えば基準階の乗場、18は乗場ドア、14aはかごドアである。
エレベータ制御盤2は、三方枠近傍または昇降路11の適宜な壁その他所要とする個所に設置され、記憶装置21を備えている。
記憶装置21には、エレベータの運行制御に関するデータ、例えば速度指令(速度パターン),運行制御の演算に用いる各種の演算パラメータなどのデータを記憶する運行制御用データ記憶部21a、エレベータの故障発生有無を診断する測定項目(故障診断項目に相当する)ごとの判定参照値(上下限値等)を記憶する判定用データ記憶部21b、ドア開閉状態を含む測定項目(所望とするエレベータ各個所の測定対象)ごとの運行状況を表すデータを時系列的に蓄積していく運行状況データ蓄積部21cが設けられている。
エレベータ制御盤2は、乗場呼びやかご内の行先階呼びに基づき、速度指令と巻上機12の回転速度との偏差を零とするためのトルク指令を出力し、巻上機12の回転速度を制御するとともに、エレベータの測定項目ごとの運行状況データを取り込み、運行状況データ蓄積部21cに順次蓄積していく運行制御部22と、測定項目ごとの運行状況データと判定用データ記憶部21bに記憶される判定参照値とを比較し、故障発生と診断されたとき、故障発生を関する運行状況データを運行状況データ蓄積部21cに順次記憶するとともに、例えばビル管理室に故障通報を送信する故障診断処理部23と、現場追加型コンソール3との間で赤外線通信路を確立したことを条件に赤外線通信を行う送受信機能を持った赤外線通信ポート24とが設けられている。
現場追加型コンソール3は、持ち運び可能な携帯型コンソールであって、エレベータ制御盤2近傍に配置され、エレベータ制御盤2の赤外線通信ポート24との間で赤外線通信を行う送受信機能を持った赤外線通信ポート31が設けられ、前述と同様に赤外線通信ポート24との間で赤外線通信路を確立したことを条件にエレベータ制御盤2との間で赤外線通信を行う。
現場追加型コンソール3は、具体的には図2に示すように、必要な制御指示や選択指示を入力する入力操作部32、CPUで構成された制御処理部33、エレベータ制御盤2から赤外線通信ポート24,31を介して受信される運行状況データを記憶するデータ記憶部34、表示部35の他、所要のメモリカード36を着脱可能に挿入するカードスロット37が設けられている。
なお、メモリカード36としては、管制運転点検用ソフトメモリカード36a,故障解析用ソフトメモリカード36bその他の形態電話等に移し替えてデータ送信可能なデータ保存用メモリカードなどが用いられる。
管制運転点検用ソフトメモリカード36aには、地震時管制運転、火災時管制運転、冠水時管制運転もしくは自家発電管制運転等の複数種類または何れか一つの種類の管制運転の運転手順が記録されているが、例えば複数種類の管制運転の運転手順が記述されている場合には、入力操作部32から必要な管制運転を選択する。
故障解析用ソフトメモリカード36bには次のようなソフトが格納されている。通常,保守サービスセンタ、中央監視センタなどの所定サービスセンタでは、エレベータの故障発生に際して故障発生した測定項目の運行状況データから故障原因を解析処理する故障解析用ソフトが使用されるが、故障解析用ソフトメモリカード36bには、かかる故障解析用ソフトが格納され、現場追加型コンソール3のカードスロット37に挿入して起動し、所定の解析処理手順に従って故障解析用ソフトを実行し、コンソール機能を持つ表示部35に実行結果を表示し、かつ、表示部35に表示されるメッセージに従って操作員が入力操作部32から必要な指示を入力しながら、故障原因を解析していく。
また、データ記憶部34には予め操作権限を許可するためのセキュリティ判定情報(例えば特定の文字列情報や保守員識別情報など)が記憶され、入力操作部32から入力される識別情報またはカードスロット37に挿入されるメモリカード36から得られる識別情報に基づき、制御処理部33がデータ記憶部34のセキュリティ判定情報と照合し、真正な操作員(保守員)であるか否かを判断し、現場追加型コンソール3を起動させる構成である。
制御処理部33は、機能的には、操作権限を許可する操作員を判定する操作許可判定手段33A、エレベータ制御盤2との間で赤外線通信路が確立したか否かを確認する赤外線通信確認手段33B、カードスロット37に管制運転点検用ソフトメモリカード36aを挿入した後、エレベータ制御盤2を管制運転点検モードに設定し、管制運転による点検を実行する管制運転点検処理手段33C、この管制運転時にエレベータの各個所から取得された運用状況データに基づいてエレベータ制御盤2が故障発生と診断されたとき、その故障発生信号を受けて当該エレベータ制御盤2から故障に伴う測定項目の運用状況データを収集し、データ記憶部34に保存する故障データ収集保存手段33D及び故障発生時にカードスロット37に管制運転点検用ソフトメモリカード36aに代えて故障解析用ソフトメモリカード36bを挿入し、故障に伴う測定項目の運用状況データから故障原因を解明する故障解析手段33Eとが設けられている。
次に、以上のように構成されたコンソール追加型制御装置の動作について、図3を参照して説明する。
保守員は、現場追加型コンソール3を持ち運んで、点検対象となるエレベータ制御盤2近傍に赤外線通信可能な状態に配置した後、充電可能な電池電源をオンした後、カードスロット37に管制運転点検用ソフトメモリカード36aを挿入する。
この状態において、保守員は、現場追加型コンソール3の入力操作部32から所定の識別情報を入力し、または管制運転点検用ソフトメモリカード36aから所定の識別情報を得ると、制御処理部33は、セキュリティに関する識別情報有りと判断し(S1)、当該識別情報に基づいてデータ記憶部34に登録されているセキュリティ判定情報を参照し、操作権限を有する真正な保守員か否かを判定する(S2)。真正な保守員でない場合にはエラー表示する(S3)。ステップS1〜S3は操作許可判定手段33Aに相当する。
一方、真正な保守員であると判定された場合、入力操作部32から管制運転点検開始指示の入力、またはカードスロット37に管制運転点検用ソフトメモリカード36aが挿入されていることを条件とし、管制運転点検開始と判断する(S4)。なお、管制運転点検の開始に先立ち、乗りかご14の点検用スイッチ(図示せず)をオンし、正規の高速運転から低速の保守運転に切替えられ、一般の乗客が操作できないようになる。
ここで、制御処理部33は、管制運転点検開始と判断したとき、赤外線通信ポート31を通じて通信確認データをエレベータ制御盤2に送出し、当該エレベータ制御盤2の赤外線通信ポート24から応答データを受け取る赤外線通信を実施し、赤外線通信が有効か否かを判断する(S5,S6)。これらステップS4〜S6は赤外線通信確認手段33Bに相当する。
制御処理部33は、赤外線通信有効と判断すると、管制運転点検用ソフトメモリカード36aの中の何れの管制運転を選択するかのメッセージを表示部35に表示し、操作入力部32から選択を促す。そして、所要の管制運転が選択されると、赤外線通信ポート31を通じてエレベータ制御盤2に対して当該管制運転による点検モードに設定し、管制運転点検用ソフトの実行結果に従って必要なメッセージが表示部35に表示されるので、そのメッセージに従って操作入力部32から必要な操作指示を入力し、管制運転の点検を実行する(S8)。
このとき、エレベータ制御盤2の故障診断処理部23は、管制運転中にエレベータの必要な各所から運行状況データを取り込み、判定用データ記憶部21bに記憶される判定参照値と比較し、測定項目ごとに故障発生の有無を診断する。
ある測定項目の運行状況データに故障発生有りの場合、故障診断処理部23から赤外線通信ポート24−31を通じて故障発生信号を受信するので、故障発生と判断する(S9)。一方、故障発生無しと判断されたとき、管制運転終了か否かを判断し、管制運転の終了でない場合にはステップS8に戻って管制運転を継続させる(S10)。これらステップS8〜S10は管制運転点検処理手段33Cに相当する。
制御処理部33は、ある測定項目の運行状況データに故障発生有りと診断したとき、故障発生時点を境とし、運行状況データ蓄積部21cから故障発生時点前後の所定時間に亘る運行状況データ,つまり故障データを収集し、データ記憶部34に保存する(S11)。ステップS11は故障データ収集保存手段33Dに相当する。
引き続き、制御処理部33は、カードスロット37に管制運転点検用ソフトメモリカード36aに代えて故障解析用ソフトメモリカード36bが挿入されたか否かを判断し(S12)、挿入されたと判断されたとき、例えば表示部35に表示されるメッセージに基づき、保守員が操作入力部32から起動指示を入力し、故障解析用ソフトメモリカード36bの故障解析用ソフトを起動させる(S13)。
ここで、制御処理部33は、データ記憶部34から故障データを読み出して表示部35に表示し、収集故障解析用ソフトに従って、故障データが何れの測定項目であるかを特定し、この特定された測定項目に対応する故障解析用ソフトを実行し、実行結果を表示部35に表示し、故障原因が解明されたか否かを判断する(S14)。ここで、故障原因が解明されない場合、故障解析用ソフトメモリカード36bまたは別の空を有するデータ保存用メモリカードをカードスロット37に挿入し、データ記憶部34から故障データを読み出してデータ保存用メモリカードに保存した後、携帯端末(携帯電話)に移し替え、故障解析サービスセンタ(図示せず)に送信し、故障原因の解明を依頼し、修理方法を取得する(S15)。故障原因が解明されると、故障修理を実施し、実施後に修理完了を指示入力することにより、故障修理が完了する(S16)。ステップS12〜S16は故障解析手段33Eに相当する。
従って、以上のような実施の形態によれば、エレベータ制御盤2と現場追加型コンソール3とにそれぞれ赤外線通信ポート24,31を設け、現場追加型コンソール3を持ち運び可能にすることにより、エレベータ制御盤2に現場追加型コンソール3を簡単に電気的に接続できる。
また、現場追加型コンソール3にはデータ記憶部34及びデータ保存用メモリカードを挿入可能なカードスロット37を設け、必要なデータを保存し持ち帰ることができるので、特に記録用シートを持ち歩かなくてもよい。
また、現場追加型コンソール3にカードスロット37を設け、管制運転点検用ソフトメモリカード36aを挿入し、管制運転点検用ソフトを実行し、かつ、表示部35に表示されるメッセージに従って入力操作部32のコンソール機能を生かすことにより、現場追加型コンソール3によって管制運転による点検を実施できる。
また、エレベータの故障発生時、赤外線通信によりエレベータ制御盤2側から故障に関する運行状況データを収集し保存した後、カードスロット37に故障解析用ソフトメモリカード36bを挿入し、故障解析用ソフトに従って故障に関する運行状況データから故障原因を判明できる。
さらに、運行状況データから故障原因が判明できない場合、カードスロット37にデータ送信可能なデータ保存用メモリカードを挿入し、当該メモリカードに故障に関する運行状況データを保存した後、携帯端末に移し替えて故障解析用サービスセンタ(例えば保守サービスセンタ、遠隔監視センタ等)に送信することにより、故障原因の解明を依頼する。そして、故障解析用サービスセンタから故障原因の解明結果を受け、故障の修復作業を行う。よって、保守員は現場に居ながら早期に故障修理を行うことができる。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
上記実施の形態では、保守員が保守点検のときだけ現場追加型コンソール3を持ち運んでエレベータ制御盤2近傍に配置する例を説明したが、例えばエレベータ制御盤2近傍に常時現場追加型コンソール3を配置させ、必要なときにカードスロット37に管制運転点検用ソフトメモリカード36aを挿入し、あるいはデータ保存用メモリカードを挿入し、操作許可判定手段33Aの実行によって操作権限を得た後、エレベータ制御盤2から運用状況データを収集し保存するようにしてもよい。
上記実施の形態では、セキュリティの観点から現場追加型コンソール3の制御処理部33に操作許可判定手段33Aを設けたが、例えばエレベータ制御盤2側に操作許可判定手段を設けた構成であってもよい。この場合には、現場追加型コンソール3の操作入力部32からエレベータ制御盤2に識別情報を送信し、エレベータ制御盤2側で操作権限の有無を判断し、真正な操作権限を有する者と判定したとき、エレベータ制御盤2から運用状況データを収集できるようにすれば、必ずしも現場追加型コンソール3に操作許可判定手段33Aを設ける必要はない。
また、上記実施の形態では、カードスロット37に管制運転点検用ソフトメモリカード36aを挿入し、所定の処理動作を開始するようにしたが、例えばエレベータの故障発生信号が保守サービスセンタないし遠隔監視センタに通報されてきたとき、現場追加型コンソール3を持ち運んで対応するエレベータ制御盤2近傍に配置する場合もある。
このような場合は、現場追加型コンソール3のカードスロット37には管制運転点検用ソフトメモリカード36aに代えて、故障対応用ソフトメモリカードを挿入し、エレベータ制御盤2から故障を伴う測定項目の運用状況データを収集してデータ記憶部34に保存させることも可能である。
さらに、上記実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
1…かご昇降設備系、2…エレベータ制御盤、3…現場追加型コンソール、14…乗りかご、21…記憶装置、21a…運行制御用データ記憶部、21b…判定用データ記憶部、21c…運行状況データ蓄積部、22…運行制御部、23…故障診断処理部、24…赤外線通信ポート、31…赤外線通信ポート、32…入力操作部、33…制御処理部、34…データ記憶部、35…表示部、36…メモリカード、36a…管制運転点検用ソフトメモリカード、36b…故障解析用ソフトメモリカード、37…カードスロット。

Claims (3)

  1. エレベータの運行制御を行うとともに、複数の測定項目の運行状況データを取り込んで記憶し、各測定項目の運行状況データと予め設定された判定参照値とを比較し、故障発生の有無を診断し、故障発生有りと診断したときに故障発生信号を送信する第1の赤外線通信ポートを備えたエレベータ制御盤と、
    このエレベータ制御盤近傍に配置され、前記第1の赤外線通信ポートと赤外線通信可能な第2の赤外線通信ポート、メモリカード挿入用のカードスロット、コンソール機能を有する入力操作部及び表示部を備えた持ち運び可能な現場追加型コンソールとを備え、
    前記現場追加型コンソールは、前記エレベータ制御盤から前記赤外線ポートを介して前記故障発生信号を受信したとき、当該エレベータ制御盤から赤外線通信によって故障発生した測定項目の運行状況データを収集してデータ記憶部に保存する故障データ収集保存手段と、前記カードスロットに前記故障解析ソフト用メモリカードを挿入して起動し、前記測定項目の運行状況データに対して当該故障解析ソフトを実行し、その実行結果を表示部に表示し、かつ、メッセージに従って前記入力操作部から必要な指示信号を入力し、故障原因を解明する故障解析手段とを設けたことを特徴とするエレベータのコンソール追加型制御装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータのコンソール追加型制御装置において、
    前記現場追加型コンソールは、前記故障解析ソフトの実行結果から故障原因が解明できない場合、前記カードスロットに、携帯電話等に差し替え可能なデータ保存用メモリカードを挿入し、前記データ記憶部に記憶される前記測定項目の運行状況データを前記データ保存用メモリカードに保存することにより、前記携帯電話等から所定のサービスセンタヘ前記測定項目の運行状況データを送信し故障原因の解明を要請可能にしたことを特徴とするエレベータのコンソール追加型制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のエレベータのコンソール追加型制御装置において、
    前記現場追加型コンソールは、操作権限を許可するためのセキュリティ判定情報が格納され、前記操作入力部からの操作入力情報または前記カードスロットに挿入されるメモリカードから得られる識別情報をもとに、セキュリティ判定情報を参照し、真正な操作権限を有する者か否かを判定する操作許可判定手段と、この操作許可判定手段によって真正な操作権限を有する者と判定されたとき、所定の通信確認信号を前記赤外線通信ポートを介して前記エレベータ制御盤に送信し、その応答信号から赤外線通信路の確立を確認する赤外通信確認手段と、前記カードスロットに管制運転点検用メモリカードを挿入し、前記エレベータ制御盤を所望の管制運転点検モードに設定し、前記操作入力部の操作のもとに管制運転を実施し、前記請求項1に記載されるエレベータの各個所から各測定項目の運行状況データを取り込んで故障発生の有無を診断する管制運転点検処理手段とを設けたことを特徴とするエレベータのコンソール追加型制御装置。
JP2009133252A 2009-06-02 2009-06-02 エレベータのコンソール追加型制御装置 Pending JP2010280457A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009133252A JP2010280457A (ja) 2009-06-02 2009-06-02 エレベータのコンソール追加型制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009133252A JP2010280457A (ja) 2009-06-02 2009-06-02 エレベータのコンソール追加型制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010280457A true JP2010280457A (ja) 2010-12-16

Family

ID=43537602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009133252A Pending JP2010280457A (ja) 2009-06-02 2009-06-02 エレベータのコンソール追加型制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010280457A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013052975A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベーターの遠隔監視システム
JP2013216472A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ診断用携帯端末及び携帯端末操作システム
WO2017057383A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータの動作確認システムおよび動作確認方法
CN109292568A (zh) * 2017-07-24 2019-02-01 奥的斯电梯公司 用于电梯的电梯进入系统
CN114476888A (zh) * 2022-01-13 2022-05-13 永大电梯设备(中国)有限公司 电梯参数备份及应用方法与系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06271240A (ja) * 1993-03-24 1994-09-27 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd エレベータの故障診断装置
JPH07315703A (ja) * 1994-05-31 1995-12-05 Toshiba Corp エレベータ制御装置
JPH0891725A (ja) * 1994-09-30 1996-04-09 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk 保守用コンピュータ
JP2002037558A (ja) * 2000-07-19 2002-02-06 Toshiba Elevator Co Ltd 保守管理システム
JP2005015176A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Hitachi Ltd 分散型エレベーター保守ツール安全システム、保守ツール、エレベーター及びエレベーター管理センター

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06271240A (ja) * 1993-03-24 1994-09-27 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd エレベータの故障診断装置
JPH07315703A (ja) * 1994-05-31 1995-12-05 Toshiba Corp エレベータ制御装置
JPH0891725A (ja) * 1994-09-30 1996-04-09 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk 保守用コンピュータ
JP2002037558A (ja) * 2000-07-19 2002-02-06 Toshiba Elevator Co Ltd 保守管理システム
JP2005015176A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Hitachi Ltd 分散型エレベーター保守ツール安全システム、保守ツール、エレベーター及びエレベーター管理センター

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013052975A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベーターの遠隔監視システム
JP2013216472A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ診断用携帯端末及び携帯端末操作システム
WO2017057383A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータの動作確認システムおよび動作確認方法
CN108025888A (zh) * 2015-09-30 2018-05-11 三菱电机大楼技术服务株式会社 电梯的动作确认系统及动作确认方法
JP2018095325A (ja) * 2015-09-30 2018-06-21 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータの動作確認システムおよび動作確認方法
CN108025888B (zh) * 2015-09-30 2020-03-03 三菱电机大楼技术服务株式会社 电梯的动作确认系统及动作确认方法
CN109292568A (zh) * 2017-07-24 2019-02-01 奥的斯电梯公司 用于电梯的电梯进入系统
US11542119B2 (en) 2017-07-24 2023-01-03 Otis Elevator Company Elevator access systems for elevators
CN114476888A (zh) * 2022-01-13 2022-05-13 永大电梯设备(中国)有限公司 电梯参数备份及应用方法与系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103298726B (zh) 电梯维护的设备及系统
CA2478465C (en) Method of checking a lift installation, and lift installation
JP2010280457A (ja) エレベータのコンソール追加型制御装置
JP6637915B2 (ja) エレベーター、および、その乗かご内異常検出装置の診断システム、診断方法
JP2010095360A (ja) 機能可変型遠隔監視システム及び機能可変型遠隔監視方法
JP2008230780A (ja) エレベータの点検装置
JP2002003114A (ja) エレベータの保守点検装置
JP4066419B2 (ja) ボーディングブリッジの集中遠隔監視システム
CN102190227B (zh) 电梯的自动诊断装置
JP5474121B2 (ja) エレベータ診断用携帯端末及び携帯端末操作システム
CN110255310B (zh) 物业数据协同监测的电梯远程监控系统及方法
CN110800315B (zh) 设备维护支持系统以及设备维护支持装置
JPS6327267B2 (ja)
JP2009046245A (ja) エレベータの監視記録システム
JP3479268B2 (ja) 設備点検端末
CN105280966B (zh) 多个电池单元感测板通信丧失的探测诊断
JP2008265921A (ja) エレベータおよびエレベータシステム
CN115367579B (zh) 电梯系统以及电梯系统的维护方法
CN101618830B (zh) 乘客输送机的控制装置
JP2015020900A (ja) エレベーターの点検装置及び点検方法
KR101868935B1 (ko) 엘리베이터의 부품교체시기 알람 장치
JP5267318B2 (ja) エレベータ乗場ドアの連動ロープ点検装置
KR20110129097A (ko) 크레인 상태 감시 시스템
JP4804777B2 (ja) エレベータ装置
CN111479767A (zh) 防止遗漏可否诊断运转的重置的电梯的控制盘以及电梯系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130708

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130827

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140212