JP2010277883A - 白熱電球および光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 十分に高い照度を有し、被光照射面において良好な配向分布の得られる白熱電球、および、白熱電球から放射される光の利用効率の高い光源装置を提供すること。
【解決手段】 この白熱電球は、バルブ内に、1本の線材が巻回されてなるシングルコイルよりなるフィラメントセグメントの複数がバルブの軸方向に沿って並列に並ぶよう平面状に配設されて形成されたフィラメントを具えてなり、バルブの中心部に配置されるフィラメントセグメントのピッチ幅が、両側部に配置されるフィラメントセグメントのピッチ幅より小さい構成とされている。光源装置は、当該白熱電球と集光鏡とよりなり、白熱電球が、バルブの中心部に位置される2つのフィラメントセグメントが集光鏡の中心軸を挟んで位置されて集光鏡の中心軸に沿って伸びる姿勢で、配置されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、スタジオ照明用の光源として利用される白熱電球および当該白熱電球を具えた光源装置に関する。
例えば、スタジオ照明用などに利用される大出力型の白熱電球は、適宜のレンズおよび反射鏡が組み合わせられて、主に舞台などのスポットライト光源として利用されており、このような白熱電球のある種のものは、例えば、一端が封止された石英ガラス製のバルブ内において、タングステン線材がコイル状に巻回されてなるフィラメントセグメントの複数がバルブの管軸に沿って並列に並ぶよう平面状に形成されたフィラメントが配置されて構成されている(例えば特許文献1参照。)。
このような面発光の白熱電球は、基本的には、シングルコイルフィラメントが線状に伸びるよう配設された構成のものに比べて入力を高くすることができるので、明るい光源となる。
特開2001−319624号公報
而して、上記構成の白熱電球をスポットライト光源として用いる場合には、当該白熱電球は、十分に高い照度を有すると共に、被照明領域(被光照射面)において良好な配向分布(照度特性)を有するものであることが望まれる。
このような要請に対して、例えば、フィラメントを、シングルコイルフィラメントを更にコイル状に巻回することによりダブルコイルとして構成し、フィラメントに対する入力を大きくすることにより、白熱電球自体の発光強度を向上させることができる。しかし、このような構成のフィラメントは、機械的振動などの衝撃に弱く、変形、断線しやすいという問題がある。
そこで、本発明者らは、上記構成の白熱電球を、一般的な集光鏡を用いた灯具に組み込んで使用することを考え、図4に示すような、光源装置を試作した。
この光源装置40は、シングルコイルフィラメントよりなるフィラメントセグメント42Aの複数が平面状に並列配置されてなるフィラメント42を具えた白熱電球41と、照明方向(図4における左方向,白抜きの矢印で示す。)における白熱電球41の前方側位置に配置されたレンズ45と、照明方向における白熱電球41の後方側位置に配置された反射鏡48とを具えており、白熱電球41から放射された光が直接的にあるいは白熱電球41の後方側に配置された反射鏡48によって前方に反射され、レンズ45を介して照射されるよう構成されている。
白熱電球41は、複数のフィラメントセグメント42Aの各々がバルブの管軸(白熱電球の中心軸)C2に沿って伸びる姿勢、すなわち、照明方向に垂直な方向に伸びる姿勢で配置されており、レンズの中心軸(光軸)L2および反射鏡の中心軸(光軸)L3は、互いに一致した状態で、白熱電球41における各々のフィラメントセグメント42A(白熱電球の中心軸C2)に直交する状態とされている。図4における符号44は、バルブ43の一端に、例えば接着剤によって取り付けられた、例えばセラミックスよりなる口金碍子である。
しかしながら、このような構成の光源装置40では、要求される照度特性を満足するものとして構成することができないことが判明した。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、十分に高い照度を有し、被光照射面において良好な配向分布の得られる白熱電球を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、上記白熱電球を具え、当該白熱電球から放射される光の利用効率の高い光源装置を提供することにある。
本発明の白熱電球は、バルブ内に、1本の線材が巻回されてなるシングルコイルよりなるフィラメントセグメントの複数がバルブの軸方向に沿って並列に並ぶよう平面状に配設されて形成されたフィラメントを具えた白熱電球において、
前記バルブの中心部に位置されるフィラメントセグメントのピッチ幅が、両側部に位置されるフィラメントセグメントのピッチ幅より小さいことを特徴とする。
本発明の白熱電球においては、前記フィラメントの形成領域における、バルブの軸方向に垂直な方向の長さが、バルブの内径の90%以下の大きさとされた構成であることが好ましい。
本発明の光源装置は、上記白熱電球と、集光鏡とよりなり、
当該白熱電球は、バルブの中心部に位置される2つのフィラメントセグメントが集光鏡の中心軸を挟んで位置されるよう集光鏡の中心軸に沿って伸びる姿勢で、配置されていることを特徴とする。
本発明の白熱電球によれば、フィラメントがシングルコイルよりなるフィラメントセグメントの複数が平面状に並列に配置されて形成されていることにより、フィラメントの有効表面積(光が放射される部分の面積)を大きくすることができてフィラメント全体として高い光の照射率を得ることができ、しかも、フィラメントの、バルブの中心部に位置される中心部近傍部分からの光の照度がバルブの両側部に位置される端部部分からの光に比して相対的に高くなるよう、バルブの中心部に位置されるフィラメントセグメントと両側部に位置されるフィラメントセグメントのピッチ幅が互いに異なる大きさに設定された構成とされていることにより、被光照射面において、中心の照度が高く、その周りの照度が低くなる配向分布を有する、点光源に近い照度特性を得ることができる。
また、フィラメントの形成領域における、バルブの軸方向に垂直な方向の長さが、バルブの内径の90%以下の大きさとされているので、フィラメントがバルブに対して接近しすぎない状態とすることができる結果、点灯時においてバルブの温度が局所的に上昇することを防止することができて所定のハロゲンサイクルを確実に得ることができ、さらに、フィラメントの形成領域におけるバルブの軸方向の長さを適当な大きさとすることにより、フィラメントを、その形成領域が正方形に近い平面形状となるよう構成することができるので、被光照射面において、円形に近い形の配光分布を得ることができて、点光源に近い照度特性を得ることができる。
本発明の光源装置によれば、集光鏡の集光点が、白熱電球におけるフィラメントの、最も高い照度の光が放射される部分である、バルブの中心部に位置される2本のフィラメントセグメントが位置される領域内に位置された構成とされているので、被光照射面において、点光源に近い照度特性を得ることができると共に、白熱電球から放射される光の利用効率を高くすることができる。
本発明の光源装置の一例における構成の概略を示す説明図である。 本発明の白熱電球の一例における要部構成の概略を示す説明図である。 図2に示す白熱電球におけるフィラメントの一部を拡大して示す説明図である。 複数のフィラメントセグメントが平面状に並列配置されてなるフィラメントを具えた白熱電球を用いて試作した光源装置の一例における構成の概略を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の光源装置の一例における構成の概略を示す説明図、図2は、本発明の白熱電球の一例における要部構成の概略を示す説明図、図3は、図2に示す白熱電球におけるフィラメントの一部を拡大して示す説明図である。
この光源装置10は、全体が概略お椀状の楕円集光鏡または放物面集光鏡よりなる集光鏡11内に、白熱電球20が、バルブの管軸(白熱電球の中心軸)C1が集光鏡の中心軸(光軸)L1と一致する姿勢で、保持固定されて構成されている。
集光鏡11は、例えば、ホウケイ酸ガラスやアルミナシリケートガラス等の耐熱性ガラスよりなり、内表面に誘電多層膜が形成されて反射面12とされている。
白熱電球20は、一端にピンチシールによる封止部22が形成されていると共に他端に排気管残部21Aを有する、例えば石英ガラスよりなる円筒状のバルブ21を具えており、このバルブ21内に、例えばタングステンよりなる1本の線材がコイル状に巻回されて形成されたフィラメント30が配置されてなる、いわゆる一端封止型のものである。
バルブ21における封止部22には、例えばセラミックスまたは金属よりなる有底円筒状の口金碍子28が例えば接着剤によって固定されている。符号29は金属製の接続端子であって、口金碍子28の底部より軸方向外方に導出されている。
フィラメント30は、各々シングルコイルよりなるフィラメントセグメントの複数本が、各々のフィラメントセグメントの中心軸がバルブの管軸C1に対してほぼ平行に伸び、かつ、同一平面上に位置されるよう、平面状(二次元的)に並列に配置されて形成されている。
この実施例におけるフィラメント30は、8本のフィラメントセグメントを有しており、バルブ21の中心部に位置される2本のフィラメントセグメント(以下、「中央セグメント」という。)31の各々の一端が円弧状に湾曲するトビ部38を介して連続し、各々の中央セグメント31の他端が当該中央セグメント31に隣接するフィラメントセグメント(以下、「内側中間セグメント」という。)32の他端にトビ部38を介して連続し、各々の内側中間セグメント32の一端が当該内側中間セグメント32に隣接するフィラメントセグメント(以下、「外側中間セグメント」という。)33の一端にトビ部38を介して連続し、外側中間セグメント33の他端が当該外側中間セグメント33に隣接する、バルブ21の両側部に位置されるフィラメントセグメント(以下、「端部セグメント」という。)34の他端にトビ部38を介して連続しており、各々の端部セグメント34の一端には、コイル状の接続部35が連続して形成されている。
フィラメント30は、両端部における接続部35の各々が、その内部にバルブの管軸C1に沿って伸びるロッド状の内部リード23が挿通された状態で、当該内部リード23に対して接続固定されると共に、バルブ21内において互いに軸方向に離間した位置に設けられた第1のガラス片24Aおよび第2のガラス片24Bのそれぞれに埋設固定された複数本のアンカー25によってフィラメント30のトビ部38の各々が係止されて、バルブ21内において架設されている。
一対の内部リード23は、第1のガラス片24Aおよび第2のガラス片24Bのそれぞれに他端部および中間部が埋設固定されていると共に、一端部が口金碍子28の接続端子29に電気的に接続された状態で封止部22に埋設固定されている。
なお、図2における符号26で示される構成部材はサポータであって、両端側部分がそれぞれ第1のガラス片24Aおよび第2のガラス片24Bに埋設固定されている。
而して、上記白熱電球20におけるフィラメント30は、2本の中央セグメント31、2本の内側中間セグメント32、2本の外側中間セグメント33および2本の端部セグメント34の合計8本のフィラメントセグメントが、バルブの管軸C1に垂直な方向に対して等間隔毎に離間した状態、すなわち、互いに隣接する中心軸間の離間距離dが均一となる状態であって、2本の中央セグメント31がバルブの管軸C1を挟んで位置されるよう配置されており、中央セグメント31、内側中間セグメント32、外側中間セグメント33および端部セグメント34は、互いに異なるピッチ幅を有する。
この実施例においては、バルブ21の中心部に位置される中央セグメント31のピッチ幅p1、内側中間セグメント32のピッチ幅p2、外側中間セグメント33のピッチ幅p3およびバルブ21の両端部に位置される端部セグメント34のピッチ幅p4が、p1<p2<p3<p4とされており、バルブ21の中心部に位置される2本の中央セグメント31のピッチ幅p1が最も小さく設定されると共に、バルブ21の中心部に対して径方向外方側に位置されるフィラメントセグメント程、ピッチ幅が大きくなるよう設定された構成とされている。
複数本のフィラメントセグメントのうち、バルブ21の中心部に位置される中央セグメントのピッチ幅p1を小さくする(コイルピッチを相対的に密にする)と共に、バルブ21の両側部に位置される端部セグメント34のピッチ幅p4を大きくする(コイルピッチを相対的に疎にする)ことにより、フィラメント30全体における中心部から放射される光の照度を両端部から放射される光の照度に比して相対的に高くすることができるので、被光照射面においては、中心部の照度が高く、その周りの照度が低くなる円形に近い配向分布を有する、点光源に近い照度特性を得ることができる。
各フィラメントセグメントのピッチ幅は、隣接する素線間のクリアランス(隙間)の大きさが0であるもののピッチ幅を100%としたときの相対値が、例えば135〜180%の範囲内に設定されていることが好ましい。
また、内側中間セグメント32、外側中間セグメント33および端部セグメント34のピッチ幅は、いずれも、中央セグメント31のピッチ幅p1の、内側中間セグメント32、外側中間セグメント33および端部セグメント34のピッチ幅に対する(ピッチ幅比率;p1/p2,p1/p3,p1/p4)が70%以上となるよう設定されていることが好ましい。
上記白熱電球20において、複数本のフィラメントセグメントが平面状に並列配置されて形成されたフィラメントの形成領域(図2において、二点鎖線で囲まれた領域)FAは、バルブ21の軸方向に垂直な方向の長さ(大きさ)Wが、バルブ21の内径の90%以下の大きさとなるよう構成されていることが好ましく、バルブ21の軸方向に垂直な方向の長さWに対する、フィラメントの形成領域FAにおけるバルブ21の軸方向の大きさHの比(H/W)が0.5以上の範囲内となるよう設定されていることが更に好ましい。
このような構成であることにより、フィラメント30を、その形成領域FAが正方形に近い平面形状となるよう構成することができるので、これにより、被光照射面において、円形に近い形の配向分布を一層確実に得ることができて、点光源に近い照度特性を確実に得ることができる。一方、フィラメントの形成領域FAが、バルブ21の軸方向もしくはその垂直な方向のいずれか一方が他方に対して過大である場合には、被光照射面において円形に近い形の配向分布を得ることができなくなり、所望の照度特性を得ることが困難である。
上述したように、本発明の光源装置10は、集光鏡11内において、以上のような構成の白熱電球20が、バルブの管軸C1が集光鏡の中心軸L1と一致する姿勢で、保持固定されて構成されている。
すなわち、白熱電球20は、フィラメント30におけるバルブ21の中心部に位置される、ピッチ幅が他のフィラメントセグメントに比して小さい2つの中央セグメント31が、集光鏡の中心軸L1を挟んで位置されることとなり、従って、集光鏡11の集光点(中心軸L1上の位置)が、白熱電球20におけるフィラメント30の、最も高い照度の光が放射される部分に位置されるよう構成されている。
而して、上記構成の白熱電球20によれば、基本的には、フィラメント30が各々シングルコイルよりなるフィラメントセグメントの複数が平面状に並列配置されて形成されていることにより、フィラメント30の有効表面積(光が放射される部分の面積)を大きくすることができてフィラメント30全体として高い光の照射率を得ることができ、しかも、フィラメント30の、バルブ21の中心部に位置される中心部近傍部分である中央セグメント31からの光の照度がバルブ21の両側部に位置される端部部分である端部セグメント34からの光に比して相対的に高くなるよう、中央セグメント31のピッチ幅p1が最も小さく設定されると共にバルブ21の中心部に対して径方向外方側に位置されるフィラメントセグメント程、ピッチ幅が大きく設定された構成とされていることにより、被光照射面において、中心の照度が高く、その周りの照度が低くなる配向分布を有する、点光源に近い照度特性を得ることができる。
また、フィラメントの形成領域FAにおける,バルブ21の軸方向に垂直な方向の長さWが、バルブ21の内径の90%以下の大きさとされているので、フィラメントがバルブに対して接近しすぎない状態とすることができる結果、点灯時においてバルブの温度が局所的に上昇することを防止することができて所定のハロゲンサイクルを確実に作用させることができ、このような状態が確保された状態において、フィラメントの形成領域FAにおけるバルブ21の軸方向の長さHが、バルブ21の軸方向に垂直な方向の長さWに対する、フィラメントの形成領域FAにおけるバルブ21の軸方向の大きさHの比(H/W)が0.5以上となる範囲内で設定された適当な大きさとされることにより、フィラメント30を、その形成領域FAが正方形に近い平面形状となるよう構成することができるので、被光照射面において、円形に近い形の配光分布を得ることができて、点光源に近い照度特性を得ることができる。
また、フィラメント形成領域FAとバルブ21との間に隙間が空くよう配置されることによって、バルブ21の軸方向に垂直な方向に対してフィラメントの形成領域FAより長いガラス片24a、24bを、バルブ21の内部に配置することができる。
従って、上記白熱電球20を具えてなる光源装置10によれば、白熱電球20が、バルブ21の中心部に位置される2本の中央セグメント31が集光鏡の中心軸L1を挟んで位置されるよう集光鏡の中心軸L1に沿って伸びる姿勢で、配置された構成とされていることにより、集光鏡11の集光点が、白熱電球20のフィラメント30における、最も高い照度の光が放射される2つの中央セグメント31が位置された部分に位置されるので、被光照射面においては、点光源を使用した光源装置によって得られる照度特性と実質的に同等の照度特性を、本発明の白熱電球20をいわば一般的な集光鏡内に組み込んだ構成によって得ることができると共に、白熱電球20から放射される光の利用効率を高くすることができ、従って、例えばスポット用光源に適したものとして構成することができる。
以下、本発明の効果を確認するために行った実験例について説明する。
<白熱電球の作製例1>
図1乃至図3に示す構成に従って、本発明に係る白熱電球(以下、「白熱電球1」という。)を作製した。
バルブ(21)の材質は石英ガラスであり、外径が18mm、内径が15mm、全長が55mmである。
フィラメント(30)は、フィラメントセグメントの数が8本(2本の中央セグメント(31)、2本の内側中間セグメント(32)、2本の外側中間セグメント(33)および2本の端部セグメント(34))であり、各々のフィラメントセグメントおよびフィラメント(30)全体の仕様は下記表1に示す通りである。
表1において、「ピッチ幅」は、隣接する素線間のクリアランス(隙間)の大きさが0であるもののピッチ幅を100%としたときの相対値で示されている。なお、中央セグメント(31)における隣接する素線間のクリアランスの大きさは0.09mm(=素線径0.19mm×0.47)、内側中間セグメント(32)における素線間のクリアランスの大きさは0.10mm、外側中間セグメント(33)における素線間のクリアランスの大きさは0.12mm、端部セグメント(34)における素線間のクリアランスの大きさは0.14mmである。
フィラメント(30)の形成領域(FA)における、バルブ(21)の管軸に垂直な方向の長さ(W)は、バルブ(21)の内径の60%の大きさであり、縦横比(H/W)は0.9である。
<比較用白熱電球の作製例1>
上記白熱電球の作製例1において、下記表1に示されるように、中央セグメント、内側中間セグメント、外側中間セグメントおよび端部セグメントの8本のフィラメントセグメントの各々におけるピッチ幅および設計電力をすべて同一の大きさとしたことの他は、上記白熱電球1と同一の構成を有する比較用の白熱電球(以下、「比較用白熱電球1」という。)を作製した。各フィラメントセグメントにおける素線間のクリアランスの大きさは、0.09mmである。
<比較用白熱電球の作製例2>
上記白熱電球の作製例1において、フィラメントを、フィラメントセグメントの数を6本(2本の中央セグメント、2本の中間セグメントおよび2本の端部セグメント)として構成し、各フィラメントセグメントにおけるピッチ幅および各フィラメントセグメントの設計電力を下記表1に従って変更したことの他は、上記白熱電球1と同一の構成を有する比較用の白熱電球(以下、「比較用白熱電球2」という。)を作製した。なお、中央セグメントにおける素線間のクリアランスの大きさは0.09mm、中間セグメントにおける素線間のクリアランスの大きさは0.12mm、端部セグメントにおける素線間のクリアランスの大きさは0.15mmである。
Figure 2010277883
上記において作製した白熱電球1、比較用白熱電球1および比較用白熱電球2の各々を、開口径が120mm、奥行きが90mmである放物面集光鏡内に組み込んで、図1の構成を参照して光源装置を作製し、次に示す点灯試験を行った。
〔点灯試験〕
放物面集光鏡の開口縁からの、集光鏡の中心軸方向に対する離間距離が5mの位置における、縦1m×横1mの範囲を被光照射面として設定し、各々の白熱電球を入力電力575Wの条件で点灯させ、被光照射面上に形成される照射スポットにおける中心照度を測定すると共に、白熱電球から放射される光の利用効率を測定した。結果を下記表2に示す。 表2において、「中心照度」は、比較用白熱電球1に係る光源装置において得られる中心照度に対する相対値〔%〕で示されている。また、「光の利用効率」は、被光照射面における光束の、白熱電球単体の全光束に対する比率〔(被光照射面における光束)/(全光束)〕により示される値であって、比較用白熱電球1に係る光源装置において得られる光の利用効率に対する相対値〔%〕で示されている。
Figure 2010277883
以上の結果より明らかなように、バルブの中心部に位置される中央セグメントのピッチ幅を最も小さく設定すると共にバルブの中心部に対して径方向外方側に位置されるフィラメントセグメント程、ピッチ幅を大きく設定したフィラメントを有する本発明に係る白熱電球1によれば、同一の大きさの入力電力であれば、比較用白熱電球1に比して、被光照射面において、中心照度が高い配向分布を得ることができると共に、光の利用効率が高くなること、具体的には、上記構成の白熱電球においては、例えば13%も改善されることが確認された。
また、比較用白熱電球2に係る光源装置による結果との関係において、フィラメントの形成領域を正方形に近い平面形状となるよう構成することにより、本発明に係る白熱電球1によれば、上記効果を確実に得ることができることが確認された。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、フィラメントの構成は、上記実施例において例示した、8本のフィラメントセグメントよりなるものに限定されるものではなく、少なくともバルブの中心部に位置されるフィラメントセグメントのピッチ幅がバルブの両側部に位置されるフィラメントセグメントのピッチ幅より相対的に小さい構成とされていれば、フィラメントセグメントの数、フィラメントセグメントのピッチ幅およびその他の構成は目的に応じて適宜に変更することができる。
具体的には例えば、上記実施例において例示したフィラメントの構成においては、バルブの中心部に位置される中央セグメントのピッチ幅を最も小さく設定すると共にバルブの中心部に対して径方向外方側に位置されるフィラメントセグメント程、ピッチ幅を大きく設定している、すなわち、ピッチ幅を4段階で変更しているが、中心部に近い領域内に位置される一または複数のフィラメントセグメントと、その他の領域内に位置される一または複数のフィラメントセグメントとの2段階でピッチ幅が変更された構成とされていても、あるいは、フィラメントセグメントの数を増やして5段階以上でピッチ幅が変更された構成とされていてもよい。
10 光源装置
11 集光鏡
12 反射面
20 白熱電球
21 バルブ
21A 排気管残部
22 封止部
23 内部リード
24A 第1のガラス片
24B 第2のガラス片
25 アンカー
26 サポータ
28 口金碍子
29 接続端子
30 フィラメント
31 中央セグメント(フィラメントセグメント)
32 内側中間セグメント(フィラメントセグメント)
33 外側中間セグメント(フィラメントセグメント)
34 端部セグメント(フィラメントセグメント)
38 トビ部
35 接続部
40 光源装置
41 白熱電球
42 フィラメント
42A フィラメントセグメント
43 バルブ
44 口金碍子
45 レンズ
48 反射鏡
C1 バルブの管軸(白熱電球の中心軸)
C2 バルブの管軸(白熱電球の中心軸)
L1 集光鏡の中心軸(光軸)
L2 レンズの中心軸(光軸)
L3 反射鏡の中心軸(光軸)
p1 中央セグメントのピッチ幅
p2 内側中間セグメントのピッチ幅
p3 外側中間セグメントのピッチ幅
p4 端部セグメントのピッチ幅
d フィラメントセグメントの中心軸間距離
FA フィラメントの形成領域

Claims (3)

  1. バルブ内に、1本の線材が巻回されてなるシングルコイルよりなるフィラメントセグメントの複数がバルブの軸方向に沿って並列に並ぶよう平面状に配設されて形成されたフィラメントを具えた白熱電球において、
    前記バルブの中心部に位置されるフィラメントセグメントのピッチ幅が、両側部に位置されるフィラメントセグメントのピッチ幅より小さいことを特徴とする白熱電球。
  2. 前記フィラメントの形成領域における、バルブの軸方向に垂直な方向の長さが、バルブの内径の90%以下の大きさであることを特徴とする請求項1に記載の白熱電球。
  3. 請求項1または請求項2に記載の白熱電球と、集光鏡とよりなり、
    当該白熱電球は、バルブの中心部に位置される2つのフィラメントセグメントが集光鏡の中心軸を挟んで位置されるよう集光鏡の中心軸に沿って伸びる姿勢で、配置されていることを特徴とする光源装置。
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