JP4336385B2 - 管球、反射鏡付き管球、および照明装置 - Google Patents

管球、反射鏡付き管球、および照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4336385B2
JP4336385B2 JP2008515523A JP2008515523A JP4336385B2 JP 4336385 B2 JP4336385 B2 JP 4336385B2 JP 2008515523 A JP2008515523 A JP 2008515523A JP 2008515523 A JP2008515523 A JP 2008515523A JP 4336385 B2 JP4336385 B2 JP 4336385B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
filament
light
filament body
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008515523A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007132749A1 (ja
Inventor
進也 川越
尚隆 橋本
拓 池田
敏靖 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JPWO2007132749A1 publication Critical patent/JPWO2007132749A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4336385B2 publication Critical patent/JP4336385B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01KELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
    • H01K1/00Details
    • H01K1/02Incandescent bodies
    • H01K1/14Incandescent bodies characterised by the shape
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01KELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
    • H01K1/00Details
    • H01K1/18Mountings or supports for the incandescent body

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

本発明は、管球、反射鏡付き管球、および照明装置に関し、特に、管球におけるフィラメント体の改良技術に関する。
反射鏡付き管球の一種である反射鏡付きハロゲン電球は、凹面状をした反射面を有する反射鏡とハロゲン電球とを組み合わせてなるものであり、例えば、店舗などのスポット照明用として使用されている。
ハロゲン電球は、気密封止されたバルブ内にフィラメント体が収納されてなる構成を有している。ハロゲン電球を反射鏡と組み合わせて使用する場合には、フィラメント体をできるだけコンパクトにして、その発光領域を可能な限り反射鏡の焦点位置に集中させることによって、集光効率を向上させることができる。この場合に、発光領域を特に反射鏡の光軸方向に縮小することが、集光効率を向上させるためには効果的であることが知られている。
しかしながら、一般的に、ハロゲン電球の定格電圧[V]、定格電力[W]、および定格寿命(例えば、3000時間)が決まると、これに応じて、フィラメント体を構成するタングステン線の線径や長さが実質的に定まってしまう。したがって、例えば、単純にタングステン線の長さを短縮することによってフィラメント体のコンパクト化を図ることは困難である。
そこで、定格電圧100[V]以上のハロゲン電球において、実用化されているものは、一般的に、フィラメント体のコンパクト化を図るため二重巻きコイルが用いられている。また、特許文献1には、さらなるコンパクト化のため、フィラメント体として、三重巻きコイルを用いたハロゲン電球が開示されている。これによれば、タングステン線の長さが同じであれば、反射鏡の光軸方向におけるコイル全体の長さを短縮でき、もって集光効率が向上することとなるからである。
しかしながら、コイルの重ね巻数を増やせば増やすほど、ハロゲン電球に外力(衝撃力)が加えられた際に生じるコイルの振動の振幅が大きくなり、これが原因で断線し易くなるといった問題が生じる。
この問題を解決しつつ、フィラメント体のコンパクト化(光軸方向の短縮化)を図れるハロゲン電球として、特許文献2には、円筒状に巻回された一重コイルを複数個、全体的に反射鏡の光軸に対して対称となるように各々の一重コイルを反射鏡の光軸と平行に配したものが開示されている。これにより、当該複数個の一重コイルに相当するものを1個の一重コイルで作製した場合と比較して、光軸方向の長さが短縮されるので、集光効率が向上することとなる。また、各々のコイルは一重なので、上記振動に因る問題も軽減される。
さらに、これを改善したものとして、特許文献3には、上記複数個の一重コイルの内の1個を、反射鏡の光軸に平行にかつ光軸を含む位置に配する構成としたハロゲン電球が開示されている。光軸位置にコイル(すなわち、発光部)が存するのと、存しないのとでは、得られる照度に大きな差が生じるからである。
特開2001−345077号公報 特表平6−510881号公報 特開2002−63869号公報
特許文献2、3に記載のハロゲン電球において、できるだけ集光効率を向上させるために今度は、反射鏡の光軸と直交する方向にも発光領域を短縮することが考えられる。すなわち、略平行に配された一重コイル同士の間隔(反射鏡の光軸と直交する方向の間隔)を縮小することが考えられる。
しかしながら、コイル同士の間隔を縮小しすぎると、隣接するコイル(発光部)間でアーク放電が生じ、コイル線が断線してしまうといった事態が生じてしまう。
上記した課題に鑑み、本発明は、一重のコイル状をした複数の発光部を有するフィラメント体を備える管球であって、アーク放電に起因する断線の生じにくい管球を提供することを目的とする。また、本発明は、そのような管球を有する反射鏡付き管球、および照明装置を提供することを目的とする。
上記した課題を達成するため、本発明に係る管球は、凹面状をした反射面を有する反射鏡内に組み込まれて使用される管球であって、気密封止されたバルブと、前記バルブ内に設けられ、筒状に巻回されてなる一重のコイル状をした発光部が3個、導体を介して電気的に直列接続されてなる構成を有するフィラメント体と、を備え、前記直列接続において隣接する二つの発光部のいずれにおいても、仮に当該二つの発光部の軸心が平行で、かつ、当該二つの発光部の一端部同士と他端部同士とをそれぞれ揃えた仮想状態よりも、導体で接続されていない側の端部同士の距離が長くなる姿勢で当該二つの発光部が配されていることを特徴とする。
また、前記フィラメント体は、第1、第2、および第3の発光部がこの順で電気的に直列接続されてなるものであり、各発光部は、その軸心が前記反射鏡の光軸と略平行となり、かつ、略同一平面上に在って、第1の発光部と第3の発光部との間に第2の発光部が存するように配されており、第1の発光部と第3の発光部との端部同士が前記光軸方向において略揃っていると共に、第2の発光部の端部が、第1および第3の発光部の端部に対し、前記光軸方向に相対的にずれていることを特徴とする。
また、前記フィラメント体は、第1、第2、および第3の発光部がこの順で電気的に直列接続されてなるものであり、各発光部は、その軸心が略同一平面上に在ると共に、第1の発光部と第3の発光部との間に第2の発光部が存するように配されていて、第1の発光部と第3の発光部とは略平行になると共に、第2の発光部は、第1及び第3の発光部に対して相対的に傾けて配されていることを特徴とする。
また、前記フィラメント体は、第1、第2、および第3の発光部がこの順で電気的に直列接続されてなるものであり、第2の発光部は、その軸心が前記反射鏡の光軸と略重なるように配されており、第1の発光部と第3の発光部とは、第2の発光部を挟むように前記光軸と直交する方向両側に分かれ、それぞれの軸心が第2の発光部の軸心と略直角に立体交差して配されていることを特徴とする。
また、前記フィラメント体は、第1、第2、および第3の発光部がこの順で電気的に直列接続されてなるものであり、各発光部は、その軸心が略同一平面上に在ると共に、第1の発光部と第3の発光部との間に第2の発光部が存するように配されていて、第2の発光部は、その軸心が、第1および第3の発光部の両軸心と略直交するように配されていることを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る反射鏡付き管球は、反射鏡と、前記反射鏡内に組み込まれている、上記した管球とを有することを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る照明装置は、反射鏡を有する照明器具と、前記反射鏡内に組み込まれている、上記した管球とを有することを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る照明装置は、照明器具と、前記照明器具に取り付けられている、上記した反射鏡付き管球とを有することを特徴とする。
本発明に係る管球は、上記の構成を有するので、複数の発光部が導体を介して直列接続されたフィラメント体のコンパクト化を図りつつ、それらの発光部において導体で接続されていない側の端部間で生じるアーク放電の発生を抑制することができ、もって、断線を効果的に防止することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る照明装置10の概略構成を示す一部切欠き図である。なお、図1を含む全ての図面において、各部材間の縮尺は統一していない。
照明装置10は、例えば、住宅、店舗、あるいはスタジオ等におけるスポットライトとして用いられる。照明装置10は、照明器具12と管球の一例として示すハロゲン電球14とを有する。
照明器具12は、有底円筒状をした器具本体16と器具本体16に収納された反射鏡18とを有する。
器具本体16の底部には、ハロゲン電球14の口金30(図2参照)を取り付けるための受け具(図示せず)が設けられている。なお、器具本体16は、円筒状に限らず、種々の公知形状とすることができる。
反射鏡18は、ハロゲン電球14を取替え可能とするため、器具本体16に対し、着脱可能である。
反射鏡18は、漏斗状をした硬質ガラス製基体20を有する。基体20において回転楕円面または回転放物面等に形成された凹面部分20Aには、反射面を構成する多層干渉膜22が形成されている。多層干渉膜22は、アルミニウムやクロム等の金属膜の他、二酸化ケイ素(SiO)、二酸化チタン(TiO)、フッ化マグネシウム(MgF)、硫化亜鉛(ZnS)等で形成することができる。反射鏡18の開口径(ミラー径)は100mmである。なお、反射面には必要に応じてファセットを形成してもよい。
反射鏡18は、基体20の開口部に設けられた前面ガラス24を有する。本例では、前面ガラス24は基体20に固着されており、ハロゲン電球14の取替えのため、基体20部分が器具本体16と着脱自在な構成となっているが、これに限らず、基体を器具本体に固定し、前面ガラスを基体に対し着脱自在な構成としても構わない。
ハロゲン電球14は、前記受け具(不図示)に取り付けられ、反射鏡18内に組み込まれて使用される。組み込まれた(取り付けられた)状態で、ハロゲン電球14の後述するバルブ26の中心軸Bと反射鏡18の光軸Rとが略同軸上に位置することとなる。ハロゲン電球14は、定格電圧が100[V]以上150[V]以下で、かつ定格電力が100[W]以下に設定された電球である。
図2に、ハロゲン電球14の一部切欠き正面図を示す。
ハロゲン電球14は、気密封止されたバルブ26と、バルブ26の後述する封止部38側に接着剤28によって固着された、例えばE型の口金30とを有している。
バルブ26は、封止切りの残痕であるチップオフ部32、後述するフィラメント体60等を収納するフィラメント体収納部34、略円筒状をした筒部36、および公知のピンチシール法によって形成された封止部38がこの順に連なった構造をしている。
フィラメント体収納部34は、図2に示すように、略回転楕円体形状をしている。ここで言う「略回転楕円体形状」とは、完全な回転楕円体形を含むことはもちろんのこと、ガラスの加工上ばらつく程度分、完全な回転楕円体形からずれた形状を含むことを意味している。なお、フィラメント体収納部は、上記した形状に限らず、例えば、略円筒形状や略球形状、あるいは略複合楕円体形状としても構わない。
また、バルブの構造も上記したものに限らず、例えば、チップオフ部(場合によっては無い場合もある)、フィラメント体収納部、封止部がこの順に連なったものとすることができる。
なお、フィラメント体収納部34の外面には赤外線反射膜が形成されている。もっとも、この赤外線反射膜は必ずしも必要なものではなく、適宜形成されるものである。
バルブ26内には、ハロゲン物質と希ガスとがそれぞれ所定量封入されている。これに加えて、窒素ガスを封入することとしても構わない。
ハロゲン物質は、点灯中、ハロゲンサイクルによって、フィラメント体60から蒸発したその構成物質であるタングステンを再びフィラメント体60に戻し、バルブ26の黒化を防止するためのものである。ハロゲン物質の濃度は10[ppm]〜300[ppm]の範囲内にあることが好ましい。また、ハロゲンサイクルを活性化させるためには、バルブ26内面における最冷点温度が200[℃]以上であることが好ましい。さらに、ハロゲンサイクルを適切に機能させるためには、バルブ26内の酸素濃度を100[ppm]以下にすることが好ましい。
希ガスには、クリプトンガスを用いることが好ましい。クリプトンガスを用いることにより、集光効率を高める目的でフィラメント体60をコンパクト化するため、後述するように発光部同士を近接配置しているにもかかわらず、隣接する発光部間の任意の場所で点灯時にアーク放電が発生して、断線するのを抑制するといった効果が得られる。
特に、封入ガスは、クリプトンを主成分とした、窒素ガスおよびハロゲン物質を含むものとし、バルブ26内での常温時におけるガス圧を2[atm]〜10[atm]の範囲内に設定することが好ましい。当該ガス圧が10[atm]を超えると、万一バルブ26が破損した場合に、飛散する破片で照明器具が破損するおそれがあり、一方、2[atm]未満であると、フィラメント体60の構成物質であるタングステンが蒸発し易く、ランプ寿命が短くなるからである。換言すると、ガス圧の上記範囲は、当該ガス圧が適度に抑制されているため、万一バルブ26が破損したとしても、照明器具が破損するほどの勢いで破片が飛散せず、かつ、当該ガス圧が適度に高いため、フィラメント体60の構成物質であるタングステンが蒸発しにくく、長寿命化を実現でき、さらには、点灯時に隣接する発光部間の任意の場所で点灯時にアーク放電が発生して、断線するのを抑制することができる範囲である。
また、封入ガスに窒素ガスを含ませる場合、窒素ガスの組成比率は8[%]〜40[%]の範囲内に設定することが好ましい。窒素ガスの組成比率が40[%]を超えると、点灯中にフィラメント体60で発生する熱が窒素ガスを介して過度に放出され、効率が低下するおそれがあり、一方、8[%]未満であると、点灯時に隣接する発光部間でアーク放電が起きやすく、断線が発生し易いからである。換言すると、窒素ガスの上記組成比率範囲は、窒素ガスの組成比率が適度に抑制されているため、点灯中にフィラメント体60で発生する熱が窒素ガスを介して過度に放出されることにより効率が低下するのを防止することができると共に、窒素ガスが適度に含まれているため、点灯時に隣接する発光部間でアーク放電が発生し、断線するのを抑制することができる範囲である。
封止部38内には、一対の金属箔40,42が封着されている。金属箔40,42はモリブデン製である。なお、封止部38に封着されている金属箔40,42の過熱による酸化が原因で、バルブ26の気密性が損なわれるのを防止するため、封止部38の表面を凹凸にして、当該表面積を増やし、封止部38での放熱性を向上させることが好ましい。
金属箔40の一端部には外部リード線44の一端部が、金属箔42の一端部には外部リード線46の一端部が、それぞれ接合されて電気的に接続されている。外部リード線44,46は、タングステン製である。外部リード線44,46の他端部は、バルブ26の外部に導出されていて、それぞれ、口金30の端子部48,50に電気的に接続されている。
ここで、2本の外部リード線44,46の内、少なくとも一方の外部リード線と口金30の対応する端子部(48または50)との間に、ヒューズ(図示せず)を設けておくことが好ましい。当該ヒューズを設けることにより、万一、発光部で断線が生じ、その断線箇所でアーク放電が発生したとしても、即座にヒューズが溶断されてアーク放電の継続を絶ち、もってアーク放電の衝撃でバルブ26が破損等するのを防止できる。特に、複数の発光部を近接して配置する場合には、両方の外部リード線44,46と口金30の対応する端子部48,50とのそれぞれの間にヒューズを設けることが好ましい。この場合には、発光部での断線に起因するアーク放電が発生しなくても、隣接する発光部間でアーク放電が発生するおそれがあるからである。
金属箔40の他端部には内部リード線52の一端部が、金属箔42の他端部には内部リード線54の一端部が、それぞれ接合されて電気的に接続されている。内部リード線52,54は、タングステン製である。内部リード線52,54の一端部は、バルブ26の封止部38で支持されている。内部リード線52,54は、口金30を介して供給される外部電力をフィラメント体60に給電すると共に、フィラメント体60の一部を直接に支持する支持部材としての役割を果たす。
図3に、フィラメント体60を支持する支持構造体を示す斜視図を、図4に、当該支持構造体にフィラメント体60が支持された状態を示す斜視図をそれぞれ示す。
図3に示すように、フィラメント体60の一部を直接に支持する支持部材としては他に、サポート線56,58がある。サポート線56,58は、タングステン製である。
内部リード線52,54、サポート線56,58は、一対の円柱状ステムガラス57,59で挟持されている。これによって、サポート線56,58が支持されると共に、内部リード線52,54、サポート線56,58相互間の相対的な位置が保持されることとなる。
図4に示すように、フィラメント体60は、複数個の(本例では、3個の)第1〜第3フィラメントコイル62,64,66からなる。第1〜第3フィラメントコイル62,64,66は、タングステン線を、後述するように巻回したものである。
内部リード線52,54、サポート線56,58は、フィラメントコイル62,64,66の端部部分に挿入されて、フィラメントコイル62,64,66を支持するための「コ」字状に屈曲した部分(以下、この部分を「コイル支持部」と称する。)を1箇所または2箇所有する。
ここで、第1フィラメントコイル62は、内部リード線52のコイル支持部52A(図3参照)とサポート線56のコイル支持部56A(図3参照)とで支持されている。
第2フィラメントコイル64は、サポート線56のコイル支持部56B(図3参照)とサポート線58のコイル支持部58A(図3参照)とで支持されている。
第3フィラメントコイル66は、サポート線58のコイル支持部58B(図3参照)とリード線54のコイル支持部54A(図3参照)とで支持されている。
また、サポート線56,58は、共に、1本のタングステン線を屈曲加工したものなので、サポート線56におけるコイル支持部56A,56B同士はつながっており、サポート線58におけるコイル支持部58A,58B同士はつながっている。したがって、第1〜第3フィラメントコイル62,64,66は、内部リード線52,54、サポート線56,58に取り付けられた状態で、この順で電気的に直列に接続されることとなる。このように、サポート線56,58は、隣り合うフィラメントコイルの一端部同士を電気的に接続する導電性接続部材としても機能する。
図4に示す状態で、内部リード線52,54から給電すると、第1〜第3フィラメントコイル62,64,66は、コイル支持部が挿入されている部分(コイル支持部に嵌装されている部分)では発光せずに(非発光部)、コイル支持部間で発光する。ここで、各フィラメントコイル62,64,66におけるコイル支持部間の部分(すなわち、発光する部分)を、それぞれ第1〜第3発光部62A,64A,66Aと規定することとする。すなわち、フィラメント体60は、一重のコイル状をした複数の(本例では、3個の)第1〜第3発光部62A,64A,66Aを有している。
また、図4に示すように、第1〜第3フィラメントコイル62,64,66(第1〜第3発光部62A,64A,66A)は、扁平な筒状に巻回されてなる一重コイル(以下、「扁平コイル」と略称する。)状をしている。このような形状にしたのは、以下の理由による。すなわち、特許文献2や特許文献3に記載されているような、円筒状に巻回されてなる従来の一重コイル(以下、「円筒コイル」と略称する。)と比較して、(扁平な筒の短軸長と円筒の直径が等しいとした場合)1ターン当たりの素線長を長くすることができる関係上、タングステン線の素線長が同じであれば、コイル長を短縮でき、もって、反射鏡の光軸方向におけるフィラメントコイル(発光部)の縮小化が図れることとなるからである。なお、コイルを扁平にすることにより、反射鏡の光軸と交差する方向の長さは、円筒状に巻回されたコイルよりも長くなるものの、集光効率の向上には、光軸と交差する方向よりも光軸方向に短縮する方の効果が大きいので問題はない。
扁平コイルであるフィラメントコイル62,64,66は、以下のようにして作製される。
すなわち、図5に示すように、円柱状をした芯線(マンドレル)68を複数本(図示例では2本)、平行かつ一列に密着させて並べたものの外周に、タングステン線70を巻回した後、芯線68を抜いて作製する。あるいは、芯線68は、タングステン線70を巻回した後、溶解して除去することとしても構わない。
図6の上部に示すのは、第1フィラメントコイル62をそのコイル軸心CX方向から視た平面図を模式的に表したものであり、図6の下部に示すのは、同正面図を模式的に表したものである。
第1〜第3フィラメントコイル62,64,66はいずれも略同一形態なので、第1フィラメントコイル62を代表にして説明する。
図6の上部に示すように、第1フィラメントコイル62は、そのコイル軸心CX方向から見て、平行に配された2本の線分の対応する端同士を半円で結んでなる、いわゆる(陸上競技の)トラック形状をしている。この形状は、上記した作製方法に由来するものであり、芯線68の本数が多いほど、より扁平したトラック形状となる。すなわち、芯線68の本数で、扁平の度合い(扁平率)を調整することができる。
ここで、扁平率は、第1フィラメントコイル62内周における長軸LXの長さを短軸SXの長さで除して得られる値と規定する。本例では、上記した製作法を採る関係上、扁平率は整数の値となり、一例として、扁平率を「2」としている。
また、上述したとおり、図6の下部に示すように、第1フィラメントコイル62は、コイル支持部52Aとコイル支持部56A(図4)で支持された両端部部分の非発光部62Bと両コイル支持部52A,56A間部分の発光部62Aとを有している。
図7の上部に示すのは、内部リード線52,54、サポート線56,58に取り付けられた状態の第1〜第3フィラメントコイル62,64,66を、反射鏡の前方からその光軸方向に見た平面図を模式的に表したものであり、図7の下部に示すのは、同正面図を模式的に表したものである。なお、図7は、第1〜第3フィラメントコイル62,64,66間の配置位置の関係等を説明する目的で用いるため、本図において、内部リード線52,54の図示は省略し、サポート線56,58は、フィラメントコイル間の電気的な接続関係を示す目的で、単に線で表した。また、下部の正面図では、第1〜第3フィラメントコイル62,64,66の第1〜第3発光部62A,64A,66Aを実線で、非発光部62B,64B,66Bを二点鎖線でそれぞれ表した。
図7に示すように、各フィラメントコイル62,64,66(各発光部62A,64A,66A)は、その軸心CXが反射鏡18(図1)の光軸Rと略平行となり、かつ同一平面P1上に略存するように配されている。第1フィラメントコイル62(第1発光部62A)と第3フィラメントコイル66(第3発光部66A)の間に在る第2フィラメントコイル64(第2発光部64A)は、その軸心CXが光軸Rと略重なるように配されている。
また、第1発光部62Aと第3発光部66Aの端部同士(62C,66C同士、62D,66D同士)が光軸R方向に略揃っていると共に、第2発光部64Aの端部64C(64D)が、第1および第3発光部62A,66Aの端部62C(62D),66C(66D)に対し光軸R方向に相対的にずれている。当該ずれの向きは、第2発光部64Aが反射鏡18(図1)の開口部から遠ざかる向き(第1および第3発光部62A,66Aが前記開口部に近づく向き)である。
このように、第1〜第3発光部62A,64A,66Aの内、真ん中に在る第2発光部64Aを、他の第1、第3発光部62A,66Aから光軸R方向に相対的にずらしたのは、点灯中に発光部間で発生するアーク放電を防止して、フィラメント線が断線しないようにするためである。これについて説明する前に、先ず、図35を参照しながら、前記アーク放電が生じるメカニズムについて説明する。
図35は、仮に、第1〜第3フィラメントコイル62,64,66(第1〜第3発光部62A,64A,66A)を、その軸心CXが互いに平行で、かつ、端部同士を軸心CX方向に略揃えた状態に配して構成したフィラメント体202を示す図であり、図7に準じた形式で描いたものである。また、第1〜第3フィラメントコイル62,64,66(第1〜第3発光部62A,64A,66A)の軸心CXは、同一平面P2に在る。なお、フィラメント体202は、本願発明の実施の形態に係るものではなく、以下、「比較フィラメント体202」と称する。
比較フィラメント体202を有するハロゲン電球において、交流電源204から給電して発光させると、比較フィラメント体202の第1〜第3発光部62A,64A,66Aが白熱発光する。この場合、反射鏡との組み合わせにおいて集光効率を向上させるためには、第1〜第3発光部62A,64A,66A間のコイル間隔D1,D2を縮小して、発光部分をできるだけ反射鏡の焦点に集中させればよい。
しかしながら、単に間隔D1,D2を縮小して点灯させると、直列接続において隣接す発光部の、導体であるサポート線206,208で接続されていない側の端部間(62C−64C間、64D−66D間)でアーク放電が発生し、これが原因で、フィラメント線が断線してしまう。比較フィラメント体202に印加された電圧(定格電圧)の約2/3の電位差が、上記端部間(62C−64C間、64D−66D間)に生じ、当該端部間の電界強度が最も大きくなるからである。
そこで、本実施の形態では、複数個のフィラメントコイル(発光部)間の相対的な配置を工夫することによって、集光効率の低下を最小限に抑制しつつ、上記したアーク放電に起因する断線を防止することとした。
以下に説明する実施の形態およびその変形例においては、図35に示す比較フィラメント体202における各フィラメントコイル(発光部)の配置形態(各フィラメントコイル(発光部)間の相対姿勢)を採った場合よりも、導体(サポート線)で接続されていない側の端部間の距離を長くし得るように、各フィラメントコイル(発光部)の配置形態を工夫し、もって、アーク放電の発生を防止することとしている。
あるいは、以下に説明する実施の形態およびその変形例においては、導体(サポート線)で接続されていない側の端部間を、図35に示す比較フィラメント体202における各フィラメントコイル(発光部)の配置形態(各フィラメントコイル(発光部)間の相対姿勢)を採った場合に許容し得る最小距離(すなわち、ハロゲン電球の点灯の際および点灯中に当該端部間でアーク放電の生じない最小距離)と同等の距離に設定したとしても、隣接する発光部同士を全体的に近づけ得るような配置形態とし、もって、比較フィラメント体202を用いた場合よりも集光効率を向上させることとしている。
図7に戻り、実施の形態1のフィラメント体60では、上記したように、第1〜第3発光部62A,64A,66Aの内、真ん中に在る第2発光部64Aを、他の第1、第3発光部62A,66Aから光軸R方向に相対的にずらすこととした。こうすることにより、直列接続において隣接する発光部62Aと発光部64Aにおいてサポート線56で接続されていない端部62C、端部64C同士の距離を長くし得るようにし、また、隣接する発光部64Aと発光部66Aにおいてサポート線58で接続されていない端部64D、端部66D同士の距離を長くし得るようにしたのである。さらに言うと、図7に示すフィラメント体60によれば、コイル間隔D1,D2が比較フィラメント体202(図35)と同じであれば、端部間(62C−64C間、64C−66D間)距離が長くなるので、アーク放電が発生しにくくなり、逆に、端部間(62C−64C間、64C−66C間)距離が同じであれば、コイル間隔D1,D2をより縮小することができ、もって集光効率がさらに向上することとなる。
(変形例1)
図7に示した例では、真ん中のフィラメントコイル64(発光部64A)を、両側のフィラメントコイル62,66(発光部62A,66A)に対して、相対的に、反射鏡18(図1)の開口部から遠ざかる向きにずらしたが、これとは反対に、図8に示すフィラメント体72のように、近づく向きにずらすこととしても構わない。なお、図8に示すフィラメント体72は、フィラメントコイルの配置関係が異なる以外は、図7に示したフィラメント体60と基本的に同じなので、同様の構成部分については、同じ符号を付して、その説明については省略する。
また、本願発明者達は、フィラメント体60またはフィラメント体72を用いてハロゲン電球を構成して、これを狭角の反射鏡に組み込んだ場合に、中角の配光特性が得られることを見出した。ここで、狭角とはビームの開き(ビーム角)が10°程度を、中角とは同20°程度を、広角とは同30°程度を、それぞれ指すものとする。
図9に、狭角の反射鏡とフィラメント体60またはフィラメント体72とを組み合わせた場合と、同じ狭角の反射鏡と比較フィラメント体202とを組み合わせた場合の配光曲線を示す。
図9から、比較フィラメント体202の方は、狭角の配光特性となっているのに対し、フィラメント体60(72)の方は、狭角の反射鏡と組み合わせているにも関わらず、中角の配光特性となっていることが分かる。
したがって、狭角の反射鏡があれば、比較フィラメント体202を用いたハロゲン電球とフィラメント体60(72)を用いたハロゲン電球とを使い分けることで、狭角の配光特性と中角の配光特性の両方が得られることとなる。
(変形例2)
フィラメント体60(図7)、フィラメント体72(図8)では、真ん中のフィラメントコイル64(発光部64A)を、両側のフィラメントコイル62,66(発光部62A,66A)に対して、相対的に、反射鏡18(図1)の光軸Rに沿ってずらしたが、これに限らず、3個のフィラメントコイル62,64,66(発光部62A,64A,66A)全てを相互に、光軸Rに沿ってずらすこととしても構わない。図10は、そのようにして構成したフィラメント体73を示す図である。なお、図10に示すフィラメント体73は、フィラメントコイルの配置関係が異なる以外は、図7に示したフィラメント体60と基本的に同じなので、同様の構成部分については、同じ符号を付して、その説明については省略する。
<実施の形態2>
実施の形態2では、第1発光部と第3発光部とは、その軸心が略平行になるように配すると共に、第2発光部を、第1および第3発光部に対して、相対的に傾けて配することとした。
図11は、実施の形態2のフィラメント体74を示す模式図であり、図7に準じて描いたものである。
フィラメント体74を構成する第1〜第3フィラメントコイル62,64,66(第1〜第3発光部62A,64A,66A)は、その軸心が同一平面P3上にある。そして、フィラメント体74では、第1フィラメントコイル62(第1発光部62A)と第3フィラメントコイル66(第3発光部66A)を、その軸心CXが反射鏡18(図1)の光軸Rと略平行になるように配し、第2フィラメントコイル64(第2発光部64A)を、その軸心CXが光軸Rに対して傾くように配している。
傾ける向きは、言うまでも無く、隣接する第1、第3発光部62A,66Aとサポート線76,78で接続されている端部が、第1、第3発光部62A,66Aの接続側端部と接近するような向き(当該対応する端部間の間隔が狭くなる向き)である。すなわち、第2発光部64Aの端部64Cと、これとサポート線78を介して電気的に接続されている第3発光部66Aの端部66Cとが接近し、かつ、第2発光部64Aの端部64Dと、これとサポート線76を介して電気的に接続されている第1発光部62Aの端部62Dとが接近する向きに傾けるのである。
換言すると、第2発光部64Aの隣接する第1、第3発光部62A,66Aとサポート線で接続されていない端部を、第1、第3発光部62A,66Aの対応する端部から遠ざける向きに(当該対応する端部間の間隔が広くなる向きに)傾ける。すなわち、端部62Cと端部64Cとが遠ざかり、かつ、端部66Dと端部64Dとが遠ざかる向きに傾けるのである。
上記の構成からなるフィラメント体74によれば、光軸Rと発光部62Aの軸心CXの間隔D3、光軸Rと発光部66Aの軸心CXの間隔D4が比較フィラメント体202(図35)と同じであれば、端部間(62C−64C間、64C−66C間)距離が長くなるので、アーク放電が発生しにくくなり、逆に、端部間(62C−64C間、64D−66D間)距離が同じであれば、傾けた分(光軸Rと直交する方向における、端部64Cと端部64Dの変位分に略相当する分)、間隔D3,D4をより縮小することになり、もって集光効率がさらに向上することとなる。
(変形例)
図11に示した例では、真ん中のフィラメントコイル64(発光部64A)を光軸Rに対して傾け、両側のフィラメントコイル62,66(発光部62A,66A)を光軸Rに略平行としたが、これとは反対に、図12に示すように、真ん中のフィラメントコイル64(発光部64A)は光軸Rと略平行に配し、両側のフィラメントコイル62,66(発光部62A,66A)を光軸Rに対し、同じ向きに、同程度傾けるようにしても構わない。なお、図12に示すフィラメント体80は、フィラメントコイルの配置関係が異なる以外は、図11に示したフィラメント体74と基本的に同じなので、同様の構成部分については、同じ符号を付して、その説明については省略する。
<実施の形態3>
図13は、実施の形態3のフィラメント体82を示す模式図であり、図7に準じて描いたものである。
フィラメント体82では、第2フィラメントコイル64(第2発光部64A)を、その軸心CXが反射鏡18(図1)の光軸Rと略重なるように配すると共に、第1フィラメントコイル62(第1発光部62A)と第3フィラメントコイル66(第3発光部66A)を、第2フィラメントコイル64(第2発光部64A)を挟むように光軸Rと直交する方向両側に分け、その軸心CXを第2フィラメントコイル64(第2発光部64A)の軸心と略直角に立体交差させて配することとしている。
上記の構成からなるフィラメント体82によれば、コイル間隔D1,D2が比較フィラメント体202(図35)と同じであれば、端部間(62C−64C間、64D−66D間)距離が長くなるので、アーク放電が発生しにくくなり、逆に、端部間(62C−64C間、64D−66D間)距離が同じであれば、コイル間隔D1,D2をより縮小することになり、もって集光効率がさらに向上することとなる。
比較フィラメント体202を用いたハロゲン電球と狭角の反射ミラーとを組み合わせた場合、ビームスポットが略楕円形状になるのに対して、実施の形態3のフィラメント体82を用いたハロゲン電球と狭角の反射ミラーとを組み合わせた場合には、ビームスポットが略円形になることが分かった。
比較フィラメント体202を用いたハロゲン電球と狭角の反射ミラーとを組み合わせた場合の配光分布を図36に、配光曲線を図37に、実施の形態3のフィラメント体82を用いたハロゲン電球と狭角の反射ミラーとを組み合わせた場合の配光分布を図14に、配光曲線を図15にそれぞれ示す。
したがって、狭角の反射鏡があれば、比較フィラメント体202を用いたハロゲン電球とフィラメント体82を用いたハロゲン電球とを使い分けることで、略楕円形をしたビームスポットとすることもできるし、略円形のビームスポットとすることもでき、経済的に、照射する対象に合わせて、ビーム形状を変えることが可能となる。
(変形例1)
上記フィラメント体82(図13)では、真ん中のフィラメントコイル64(発光部64A)を光軸Rと平行に配し、両側のフィラメントコイル62,66(発光部62A,66A)を光軸Rと直交させて配したが、フィラメントコイル62,64,66の光軸Rに対する関係をこの逆にしても構わない。
図16は、そのようにして構成したフィラメント体84を示す図である。
(変形例2)
上記フィラメント体82(図13)、フィラメント体84(図16)では、3個のフィラメントコイル62,64,66(発光部62A.64A,66A)を、光軸Rと直交する方向に間隔をおいて配したが、これに限らず、光軸Rの方向に間隔をおいて配することしても構わない。
図17は、そのようにして構成したフィラメント体86を示す図である。図17において、左部に示すのはフィラメント体86の正面図でありを、右部に示すのは同右側面図である。
<実施の形態4>
実施の形態3では、第2フィラメントコイル64(発光部64A)の軸心CXと第1、第3フィラメントコイル62,66(第1、第3発光部62A.66A)の軸心CXとを立体交差させることとしたが、実施の形態4のフィラメント体90では、平面交差させることとしている。
図18に示すのは、フィラメント体90の模式図であり、図7に準じて描いたものである。
フィラメント体90では、第1〜第3フィラメントコイル62,64,66(第1〜第3発光部62A,64A,66A)の軸心CXは、同一平面P4上に存している。
そして、真ん中の第2フィラメントコイル64(第2発光部64A)は、その軸心CXが反射鏡18(図1)の光軸Rと略重なるように配されており、両側にある第1、第3フィラメントコイル62,66(第1、第3発光部62A,66A)は、その軸心CXが光軸Rと略直交するように配されている。
上記の構成からなるフィラメント体90によれば、サポート線で接続されていない端部間(62C−64C間、66D−64D間)の距離を長くすることができるので、アーク放電が発生しにくくなる。
(変形例)
図18に示した例では、真ん中のフィラメントコイル64(発光部64A)を光軸Rに平行に(軸心CXを光軸Rに重ねて)配することとしたが、これに限らず、両側の第1、第3フィラメントコイル62,66(第1、第3発光部62A,66A)を、その軸心CXが光軸Rと略平行となるように配することとしても構わない。
図19に示すのは、そのようにして構成したフィラメント体96を示す模式図である。なお、図19に示すフィラメント体96は、フィラメントコイルの配置関係が異なる以外は、図18に示したフィラメント体90と基本的に同じなので、同様の構成部分については、同じ符号を付して、その説明については省略する。
比較フィラメント体202を用いたハロゲン電球と広角の反射ミラーとを組み合わせた場合、ビームスポットが略円形状になるのに対して、上記フィラメント体90またはフィラメント体96を用いたハロゲン電球と広角の反射ミラーとを組み合わせた場合には、ビームスポットが略楕円形状になることが分かった。
比較フィラメント体202を用いたハロゲン電球と広角の反射ミラーとを組み合わせた場合の配光分布を図38に、配光曲線を図39に、実施の形態3のフィラメント体90またはフィラメント体96を用いたハロゲン電球と広角の反射ミラーとを組み合わせた場合の配光分布を図20に、配光曲線を図21にそれぞれ示す。
したがって、広角の反射鏡があれば、比較フィラメント体202を用いたハロゲン電球とフィラメント体90又は96を用いたハロゲン電球とを使い分けることで、略円形をしたビームスポットとすることもできるし、略楕円のビームスポットとすることもでき、経済的に、照射する対象に合わせて、ビーム形状を変えることが可能となる。
<実施の形態5>
実施の形態1〜4のハロゲン電球では、それぞれ、フィラメント体を3個のフィラメントコイルで構成したが、実施の形態5のハロゲン電球では、フィラメント体を2個のフィラメントコイルで構成することとした。
実施の形態5のハロゲン電球は、フィラメント体の構成が異なる以外は、バルブ内に封入されるハロゲン物質、希ガス等を含め、基本的に実施の形態1〜4のハロゲン電球と構成が同じなので、以下、当該異なる部分を中心に説明する。また、言うまでもなく、実施の形態5のハロゲン電球を実施の形態1の照明器具12(図1)に装着して、照明装置を構成することができる。
実施の形態5におけるフィラメント体300を図22に示す。図22の上部に示すのは、フィラメント体300を反射鏡の前方からその光軸方向に見た平面図を模式的に表したものであり、図22の下部に示すのは、同正面図を模式的に表したものであって、いずれも図7に準じて描いたものである。
フィラメント体300は、第1フィラメントコイル302と第2フィラメントコイル304を有する。両フィラメントコイル302,304は、いずれも、実施の形態1と同様にして(図5)作製されるものである。ただし、フィラメント体を構成するフィラメントコイルの個数が減る分、1個当たりのフィラメントコイルのフィラメント線が長くなるので、扁平率を大きくして、1ターン当たりのフィラメント線を長くし、もって、光軸方向の短縮化を図っている。フィラメントコイル302,304の扁平率は、一例として「4」にしている。また、フィラメントコイル302,304の寸法の一例を示すと、短軸SX方向の幅は約0.35mmで、発光部302A,304Aの軸心CX方向の長さは約4.5mmである。
両フィラメントコイル302,304の各々は、その軸心CXが反射鏡18(図1)の光軸と略平行となり、かつ同一平面P5上に略存するように配されている。また、コイル間隔D5は、例えば、2mmに設定されている。
そして、実施の形態1(図7、図8、図10)と同様の考えに基づき、第1フィラメントコイル302(第1発光部302A)に対し、第2フィラメントコイル304(第2発光部304A)を相対的に光軸Rの方向にずらしている。このようにすることにより、集光効率の低下を最小限に抑制しつつ、アーク放電に起因する断線の防止が図られる。その理由(メカニズム)は、実施の形態1の場合と同様なので、その説明については省略する。
また、実施の形態5のフィラメント体300では、第1フィラメントコイル302(第1発光部302A)と第2フィラメントコイル304(第2発光部304A)を、光軸Rに対して対称に配置せず、両フィラメントコイル302,304の光軸Rからの距離D6,D7を異ならせている。具体的には、例えば、D6を0.5mmに、D7を1.5mmに設定している。このように、両フィラメントコイル302,304を配置した理由について、以下に説明する。
第1フィラメントコイル302と第2フィラメントコイル304光軸Rに対して対称に配置したフィラメント体(すなわち、D6=D7=1mm)を有するハロゲン電球(以下、「第1電球」と言う。)を反射鏡に組み込んでスポットライト照明として用いた場合、照射面におけるスポットライトの中心部が暗くなり、その周囲が明るくなるといったいわゆるドーナッツ状のスポット形状になることが判明した。すなわち、配光曲線において、そのピークが2箇所に現れる双峰性が出現することが判明した。また、この傾向は、反射鏡におけるビームの開きが狭角となる程、顕著に現れることが認められた。このようなスポット形状は、対象物を文字通りスポット的に浮かび上がらせるためのスポット照明として、好ましくない場合がある。
そこで、図22に示す例では、上記したように、両フィラメントコイル302,304(両発光部302A,304A)の光軸Rからの距離を異ならせることとした。ここで、図22に示すフィラメント体300(D6=0.5mm、D7=1.5mm)を有する実施例に係るハロゲン電球を「第2電球」と称することとする。
上記第1電球と第2電球をそれぞれ、ビームの開き(ビーム角)が狭角(約10°)の反射鏡と組み合わせて照明装置を構成し、照明装置から距離1m離れた照射面における配光特性(配光曲線)について調査した。
調査結果を図23に示す。図23において、第1電球に係るものは一点鎖線で、第2電球に係るものは実線で表した。
第1電球について見ると、配光曲線のピークが2箇所に現れる双峰性が認められる。すなわち、既述したように、中央部が暗くその周囲が明るいスポットライトになっている。
これに対し、第2電球では、双峰性が解消されて配光曲線のピークは単一になっている。すなわち、最も明るい部分を中心としたほぼ対称性のある良好な配光特性のスポットライトになっている。これは、光軸Rからの第1発光部302Aの距離D6と第2発光部304Aの距離D7を異ならせることにより、光軸Rに近い方の第1発光部302Aの配光曲線の形状に及ぼす影響が光軸Rから遠い方の第2発光部304Aの配光曲線の形状に及ぼす影響よりも支配的になるためであると考えられる。
(変形例1)
上記した例では、両発光部302A,304Aのサポート線306で接続されていない側の端部302D,304D間の距離を当該端部間でアーク放電が生じない距離にすると共に、両発光部302A,304Aを光軸Rと交差する方向に近づける目的のために、両発光部302A,304Aを光軸Rと略平行に配置した状態のまま、両発光部302A,304Aを相対的に光軸R方向にずらすこととした。
しかしながら、フィラメントコイル2個でフィラメント体を構成するハロゲン電球において、上記目的を達成するための両発光部の配置形態は、これに限らず、例えば、以下のようにすることもできる。すなわち、仮に両発光部302A,304Aの両軸心CXが光軸R(バルブ中心軸B)と平行で、かつ、両発光部302A,304Aの一端部同士と他端部同士とを光軸R(バルブ中心軸B)方向に揃えた仮想状態から、第1発光部302Aと第2発光部304Aとを、光軸R(バルブ中心軸B)に対して傾けることとしても構わない。傾ける向きは、サポート線で接続されている端部302Cと端部304C同士が近づき、サポート線306で接続されていない端部302Dと端部304D同士が遠ざかる向きである。
この場合、図24に示す変形例1−1に係るフィラメント体320のように、第1発光部302Aと第2発光部304Aとを、両軸心CX間の間隔(光軸Rと直交する方向の距離)が、反射鏡18(図1)の反射面20A(図1)から遠ざかるほど狭くなる向きに傾けることができる。
あるいは、図25に示す変形例1−2に係るフィラメント体324のように、第1発光部302Aと第2発光部304Aとを、両軸心CX間の間隔(光軸Rと直交する方向の距離)が、反射鏡18(図1)の反射面20A(図1)から遠ざかるほど広くなる向きに傾けることができる。
上記の構成からなるフィラメント体320,324において、サポート線322,326で接続されていない端部302Dと端部304D間の距離D8を、ハロゲン電球の点灯の際および点灯中にアーク放電が生じない程度に離間すると、端部302Dと端部304Dを基点としてそれぞれ第1発光部302Aと第2発光部304Aとが、光軸Rに対して傾斜する分、発光領域が全体として光軸Rに集中することとなる。したがって、仮に、端部302Dと端部304D間を上記と同じ距離D8に設定し、第1発光部302Aと第2発光部304Aとを光軸Rと略平行に配したとした状態(仮想状態)よりも、フィラメント体320,324方が、集光効率が高くなるのである。
(変形例2)
また、第1フィラメントコイル302(第1発光部302A)と第2フィラメントコイル304(第2発光部304A)とを、両軸心CXが略同一平面内で略直交するように配することとしても構わない。
そのように構成したフィラメント体310を図26に示す。図26の上部に示すのは、フィラメント体310の正面図を模式的に表したものであり、下部に示すのは、同下面図を模式的に表したものである。
フィラメント体310において、第1フィラメントコイル302(第1発光部302A)は、その軸心CXが光軸Rと略平行となり、かつ光軸Rを内包する位置に配されるが、好ましくは、図26に示すように、その軸心CXが光軸Rに略重なる位置に配される。
第2フィラメントコイル304(第2発光部304A)は、その軸心CXが光軸Rと略直交し、かつ、長軸LX(不図示)が光軸Rと略直交する姿勢で配されている。また、第2フィラメントコイル304は、軸心CX方向、第2発光部304Aの略真中の位置で、軸心CXが光軸Rと略直交している。
このように、少なくとも一方の発光部(本例では、第2発光部304A)を、その軸心CXが光軸Rと略直交する姿勢で配したフィラメント体を用いたハロゲン電球と狭角の反射ミラーとを組み合わせると、ビームスポットが略楕円形状になる。
フィラメント体310を用いたハロゲン電球と狭角の反射ミラーとを組み合わせた場合の配光分布を図27に示す。
なお、フィラメント体300(図22)を用いたハロゲン電球と反射ミラーとを組み合わせた場合のビームスポットは、略円形になる。
したがって、狭角の反射鏡があれば、フィラメント体310を用いたハロゲン電球とフィラメント体300を用いたハロゲン電球とを使い分けることで、略楕円形をしたビームスポットとすることもできるし、略円形のビームスポットとすることもでき、経済的に、照射する対象に合わせて、ビーム形状を変えることが可能となる。
<実施の形態6>
実施の形態5のハロゲン電球では、一端部同士がサポート線で電気的に接続されてなる2個のフィラメントコイルでフィラメント体を構成した。そして、ハロゲン電球への通電状態で、フィラメントコイル各々の一部が発光することとなる関係上、フィラメント体は、発光部を2個有することとなった。
これに対し、実施の形態6では、フィラメントコイル1個を、その長手方向(コイル軸心方向)ほぼ中央部で屈曲させ、非発光部を含む屈曲部分から当該フィラメントコイルの一端部に至る間に第1発光部が、他端部に至る間に第2発光部が存する構成とした。なお、実施の形態6に係るハロゲン電球は、実施の形態2〜5に係るハロゲン電球と同様、フィラメント体およびその支持構造が異なる以外は、バルブ内に封入されるハロゲン物質、希ガス等を含め、実施の形態1(各変形例を含む)に係るハロゲン電球と基本的に同様の構成である。したがって、以下、上記異なる部分を中心に説明することとする。また、言うまでもなく、実施の形態5のハロゲン電球を実施の形態1の照明器具12(図1)に装着して、照明装置を構成することができる。
(第1実施例)
図28は、実施の形態6のハロゲン電球における第1実施例に係るフィラメント体502およびその支持構造の概略構成を示す斜視図である。
フィラメント体502は、フィラメントコイル62,64,66(図4、図6)と同様にして作成された(図5)1個のフィラメントコイル504を、その中央部で屈曲させ、屈曲状態で保持したものである。すなわち、フィラメントコイル504もフィラメントコイル62,64,66と同様、フィラメント線が、短軸と長軸とを有する扁平な横断面の筒状に巻回されてなる一重のコイルである。フィラメントコイル504は、中央部を基点(屈曲中心)として短軸方向に屈曲されている。
フィラメントコイル504の一端部部分は内部リード線506のコイル支持部506Aで支持され、他端部部分は内部リード線508のコイル支持部508Aで支持されている。なお、符号512,514で示すのはステムガラスである。
そして、フィラメントコイル504の長手方向中央部(屈曲部)が、支持部材であるサポート線510で懸架支持されている。フィラメントコイル504は、コイル支持部506A,508Aで支持されている部分では発光しない(非発光部)のは、実施の形態1〜実施の形態5の場合と同様である。なお、内部リード線506,508、サポート線510は、タングステン製である。
図29の上部に示すのは、内部リード線506,508、サポート線510に取り付けられた状態のフィラメントコイル504を、光軸R(図1)方向から見た平面図を模式的に表したものであり、図29の下部に示すのは、同正面図を模式的に表したものであり、図7と同様な態様で描いたものである。なお、図29の下部に示す図では、サポート線510を、フィラメントコイル504を直接懸架する部分で切断した切断端面で表している。図29では、また、上部の平面図および下部の正面図の両方において、フィラメントコイル504における発光部(504A1,504A2)を実線で、非発光部(504C)を二点鎖線で表した。
フィラメントコイル504は、上記したように屈曲している関係上、そのコイル軸心も同一平面内で同様に屈曲している。そして、フィラメントコイル504は、そのコイル軸心が光軸R(バルブ中心軸B)と略同一平面上に在るように配されている。
また、フィラメントコイル504の屈曲部において、導電性を有するサポート線510に支持されて接触している数巻き(数ターン)部は、電気的に短絡状態となるため通電状態においても発光しない。発光しない範囲は、屈曲部の態様、屈曲の程度(屈曲角度)、サポート線の形状等に拠るが、少なくとも屈曲部の一部は非発光部となる。すなわち、フィラメント体504では、非発光部を含む屈曲部からフィラメントコイル504の一端部に至る間に第1発光部504A1が、他端部に至る間に第2発光部504A2が存することとなる。
上記の構成からなるフィラメント体502において、第1発光部504A1における非発光部504B1側端部504D1と第2発光部504A2における非発光部504B2側端部504D2との間の距離D9を、ハロゲン電球の点灯の際および点灯中に、当該端部間でアーク放電が生じない程度に離間した場合に、端部504D1と端部504D2を基点としてそれぞれ第1発光部504A1と第2発光部504A2とが、光軸Rに対して傾斜する分、発光領域が全体として光軸Rに集中することとなる結果、集光効率が高くなるのは、前述した実施の形態5の変形例1−1(図24),変形例1−2(図25)の場合と同様である。
(第2実施例)
上記第1実施例に係るフィラメント体502では、実施の形態5の変形例1−1に係るフィラメント体320(図24)と同様、第1発光部504A1と第2発光部504A2間の光軸R(中心軸B)と直交する方向の間隔が、反射鏡18の光照射開口部側に近づくほど狭くなる(言い換えれば、反射鏡18の光照射開口部からに遠ざかるほど広くなる)なるようにしていて、図29に示すように、第1発光部504A1と第2発光部504Aとが「ハ」状をなすようにしているが、これとは反対に、実施の形態5の変形例1−2に係るフィラメント体324(図25)と同様、逆「ハ」字状をなすようにしても構わない。
そのように構成した、実施の形態6の第2実施例に係るフィラメント体520を図30に示す。図30は、フィラメント体520の正面図を模式的に表したものであり、図29の下部の図と同様な態様で描いたものである。フィラメント体520(図30)は、第1発光部504A1と第2発光部504A2の開く向きが異なる以外は、フィラメント体502(図28)と同様な構成である。したがって、図30に示すフィラメント体520では、フィラメント体502と実質的に同様な構成部分に同符号を付して、その説明については省略する。なお、フィラメント体520を支持するサポート線522や、内部リード線(不図示)は、タングステン線を適宜屈曲加工することにより実現することができる。
(第3実施例)
図31は、実施の形態6のハロゲン電球における第3実施例に係るフィラメント体400およびその支持構造の概略構成を示す斜視図である。
フィラメント体400は、フィラメントコイル62,64,66(図4)と同様の方法で作製された(図5)1個のフィラメントコイル402を、その中央部で屈曲させ、屈曲状態で保持したものである。すなわち、フィラメントコイル402も、フィラメントコイル62,64,66と同様、フィラメント線が、短軸SXと長軸LX(図6)を有する扁平な横断面の筒状に巻回されてなる一重巻きのコイルである。なお、図31では、便宜上、フィラメントコイル402の全体的な形状を大まかに扁平な横断面を有する筒状体として捉え、フィラメントコイル402を当該筒状体の外形で表すこととした。
フィラメントコイル402の長手方向中央部(屈曲部402C)が、支持部材であるサポート線412で懸架支持されている。そして、フィラメントコイル402の一端部部分は内部リード線404のコイル支持部404Aで支持され、他端部部分は内部リード線406のコイル支持部406Aで支持されている。なお、サポート線412、内部リード線404,406は、一例として、タングステン製である。また、符号408,410で示すのはステムガラスである。
フィラメントコイル402は、コイル支持部404A,406Aで支持されている部分では発光しない(非発光部402B1,402B2)のは、これまでの実施の形態と同様である。また、フィラメントコイル402の屈曲部において、導電性を有するサポート線412に支持されて接触している数巻き(数ターン)部は、電気的に短絡状態となるため通電状態においても発光しないのも、第1実施例(図28、図29)および第2実施例(図30)と同様である。すなわち、フィラメント体402でも、非発光部を含む屈曲部402Cからフィラメントコイル402の一端部に至る間に第1発光部402A1が、他端部に至る間に第2発光部402A2が存することとなる。さらに言うと、第1発光部402A1と第2発光部402A2の一端部同士が、導体であるサポート線412ないし非発光部となるフィラメント線部分で、電気的に接続されていると言える。なお、フィラメント体402は、光軸R(不図示)が屈曲部402Cを通過するように配される。
そして、フィラメントコイル402は、(a)長手方向中央部(屈曲部402C)での長軸LX(以下「中央長軸LXc」と言う。)と、第1発光部402A1のコイル支持部404Aに近い側の端部(以下、「第1端部」と言う。)での長軸LX(以下「第1端部長軸LXb1」と言う。)および第2発光部402A2のコイル支持部406Aに近い側の端部(以下、「第2端部」と言う。)での長軸LX(以下「第2端部長軸LXb2」と言う。)とが略同一平面上に存し、かつ、(b)中央長軸LXc1と直交する向き(矢印Aの向き)に見て、全体的に逆「V」字状になるように、当該長手方向中央部を基点(中心)として屈曲されている。
上記の構成からなるフィラメント体400において、第1端部と第2端部間の距離を、ハロゲン電球の点灯の際および点灯中にアーク放電が生じない程度に離間すると、第1端部と第2端部を基点としてそれぞれ第1発光部402A1と第2発光部402A2とが、光軸Rに対して傾斜している分、発光領域が全体として光軸Rに集中することとなる結果、集光効率が高くなるのは、前述した実施の形態5の変形例1−1(図24),変形例1−2(図25)の場合と同様である。
(第4実施例)
図32は、実施の形態6のハロゲン電球における第4実施例に係るフィラメント体420およびその支持構造の概略構成を示す斜視図であり、図31と同様に描いたものである。
フィラメント体420は、フィラメントコイルの上記屈曲態様(a)、(b)の内の(a)が異なっている以外は、基本的に、第3実施例のフィラメント体400(図31)と同様の構成である。したがって、図32において、フィラメント体400およびその支持構造(図31)と実質的に同様の構成部材については、同じ符号を付して、その詳細な説明については省略することとし、以下、上記異なる部分について説明する。
フィラメント体420を構成するフィラメントコイル402は、(c)長手方向中央部(屈曲部402C)での長軸LX(中央長軸LXc)と、第1発光部402A1のコイル支持部404Aに近い側の端部(第1端部)での長軸LX(第1端部長軸LXb1)および第2発光部402A2のコイル支持部406Aに近い側の端部(第2端部)での長軸LX(第2端部長軸LXb2)とが、直交(立体交差)し、かつ(b)中央長軸LXcと直交する向き(矢印Aの向き)に見て、全体的に逆「V」字状になるように、当該長手方向中央部を基点(中心)として屈曲されている。
なお、第1実施例〜第4実施例において、サポート線510(図28、図29)、サポート線522(図30)、サポート線412(図31、図32)は、実施の形態1〜実施の形態5の場合とは異なり、フィラメントコイル間を電気的に接続する機能は必要なく、フィラメントコイルを機械的に支持できれば構わないため、絶縁性部材、例えばセラミック材料やガラス材料で形成することも可能である。この場合であっても、フィラメントコイル504、402の屈曲部の内側では、隣接する巻き線同士(ターン同士)が接触するほどにコイルピッチが狭くなるので、当該コイルピッチが狭くなり接触する部分で短絡が生じる。その結果、当該短絡部分は発光せず、非発光部が形成されることとなる。この場合、第1実施例(図28,図29)と第2実施例(図30)にあっては、第1発光部504A1と第2発光部504A2の一端部同士が、第3実施例(図31)と第4実施例(図32)にあっては、第1発光部402A1と第2発光部402A2の一端部同士が、それぞれ、非発光部となるフィラメント線部分で、電気的に接続されていると言える。
<実施の形態7>
図33は、実施の形態7に係る反射鏡付きハロゲン電球100の概略構成を示す縦断面図である。
反射鏡付きハロゲン電球100は、反射鏡一体型のハロゲン電球であるが、これに用いているハロゲン電球102は、主として口金が異なる以外は、実施の形態1に係るハロゲン電球14(図2)と基本的に同じ構成なので、共通部分には、同じ符号を付して、その説明については省略する。なお、フィラメント体は、実施の形態1のものに限らず、実施の形態2〜6のものとすることもできる。
反射鏡104は、硬質ガラスまたは石英ガラス等からなり、漏斗状をした基体106を有する。基体106において回転楕円面または回転放物面等に形成された凹面部分106Aには、反射面を構成する多層干渉膜108が形成されている。多層干渉膜108は、アルミニウムやクロム等の金属膜の他、二酸化ケイ素(SiO)、二酸化チタン(TiO)、フッ化マグネシウム(MgF)、硫化亜鉛(ZnS)等で形成することができる。反射鏡104の開口径(ミラー径)は100mmである。なお、反射面には必要に応じてファセットを形成してもよい。
反射鏡104は、基体106の開口部に設けられた前面ガラス110を有する。前面ガラス110は、基体106に公知の止め金具112によって係止されている。なお、止め金具112に代えて、接着剤で固着してもよい。あるいは、両方を併用しても構わない。もっとも、前面ガラスは、反射鏡付きハロゲン電球の必須の構成部材ではなく、無くても構わない。
基体106のネック部106Bは、ハロゲン電球102の口金114の端子部116,118とは反対側に設けられた基体受け部122と嵌合された上、接着剤124で固着されている。
なお、基体106の口金114への取り付けに先立って、バルブ26が、口金114に取り付けられている。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下の形態とすることもできる。
(1)フィラメントコイルは、上記したトラック形状に限らず、他の扁平形状でも構わない。要は、互いに直交する長軸と短軸を有する扁平な横断面をした筒状に巻回されていれば構わない。また、扁平率も整数に限らず、任意の小数をとり得る。
ここで、本発明において「短軸と長軸とを有する扁平な横断面」とは、以下に記すような形状のものを含む。当該形状について図34を参照しながら説明する。なお、図34では、短軸に符号「SX」を、長軸に符号「LX」を、また、短軸および長軸の両軸と略直交する中心軸(すなわち、コイル軸心)に符号「CX」をそれぞれ付している。
(i)同図(a)に示すように、コイル軸心CX方向から見て、上記したトラック形状のもの、つまり二つの平行な線分とそれらの各々の両端を略半円で結んだもの。
(ii)同図(b)に示すように、コイル軸心CX方向から見て、円形を押し潰した形状のもの。
(iii)同図(c)に示すように、コイル軸心CX方向から見て、略楕円形状のもの
(iv)同図(d)に示すように、コイル軸心CX方向から見て、略長方形のもの。但し、四隅は、加工上、丸みを帯びる。
(v)その他、コイル軸心CX方向から見て、上記(i)〜(iv)に類似した形状のもの。例えば上記(i)において、同図(e)に示すように、二つの平行な線分が内方向に湾曲していても上記(i)に類似した形状として含む。また、ここでは、加工ばらつきによる上記(i)〜(iv)の変形形状も含む。
(2)また、本発明は、フィラメント体の発光部を扁平な筒状に巻回された一重のコイル状をしたものとしたが、これに限らず、円筒状に巻回された一重のコイル状をしたものとしても構わない。要は、コイル軸心が略直線状をしているものであれば、その横断面形状は問わないのである。
(3)上記実施の形態1では、反射鏡を備える照明器具とハロゲン電球とで照明装置を構成したが、これに限らず、反射鏡を有しない照明器具と反射鏡付きハロゲン電球とで照明装置を構成することとしても構わない。具体的には、例えば、図1に示す照明装置における反射鏡18とハロゲン電球14の代わりに、図33に示す反射鏡付きハロゲン電球100を取り付けて、照明装置を構成することとしても構わない。
(4)上記実施の形態では、管球の一例としてハロゲン電球を示したが、本発明は、ハロゲン電球以外の管球にも適用可能である。要は、フィラメント体に電流を流して白熱発光させる光源であれば構わないのである。
本発明に係る管球は、例えば、反射鏡に組み込まれて使用される管球として好適に利用可能である。
実施の形態1に係る照明装置の概略構成を示す一部切欠き図である。 上記照明装置を構成するハロゲン電球を示す図である。 上記ハロゲン電球におけるフィラメント体の支持構造を示す斜視図である。 上記支持構造にフィラメント体が支持された状態を示す斜視図である。 上記フィラメント体を構成するフィラメントコイルの製作方法を説明するための図である。 フィラメントコイルの平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 上記フィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 上記実施の形態1の変形例1に係るフィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 狭角の反射鏡と実施の形態1のフィラメント体(図7、図8)とを組み合わせた場合と、同じ狭角の反射鏡と比較フィラメント体(図35)とを組み合わせた場合の配光曲線を示す図である。 上記実施の形態1の変形例2に係るフィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 実施の形態2のフィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 上記実施の形態2の変形例に係るフィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 実施の形態3のフィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 実施の形態3のフィラメント体(図13)と狭角の反射鏡とを組み合わせた場合の配光分布を示す図である。 実施の形態3のフィラメント体(図13)と狭角の反射鏡とを組み合わせた場合の配光曲線を示す図である。 上記実施の形態3の変形例1に係るフィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 上記実施の形態3の変形例2に係るフィラメント体の正面図(左部)と右側面図(右部)を表す模式図である。 実施の形態4のフィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 上記実施の形態4の変形例に係るフィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 実施の形態4のフィラメント体(図18、図19)と広角の反射鏡とを組み合わせた場合の配光分布を示す図である。 実施の形態4のフィラメント体(図18、図19)と広角の反射鏡とを組み合わせた場合の配光曲線を示す図である。 実施の形態5のフィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 実施の形態5における二つ実施例に係るハロゲン電球と反射鏡とを組み合わせた場合のそれぞれの配光曲線を示す図である。 実施の形態5の変形例1−1に係るフィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 実施の形態5の変形例1−2に係るフィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 実施の形態5の変形例2に係るフィラメント体の正面図(上部)と下面図(下部)を表す模式図である。 実施の形態5の変形例2に係るフィラメント体と反射鏡とを組み合わせた場合の配光分布を示す図である。 実施の形態6のハロゲン電球における第1実施例に係るフィラメント体およびその支持構造の概略構成を示す斜視図である。 実施の形態6のハロゲン電球における第1実施例に係るフィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 実施の形態6のハロゲン電球における第2実施例に係るフィラメント体の正面図を表す模式図である。 実施の形態6のハロゲン電球における第3実施例に係るフィラメント体おびその支持構造の概略構成を示す斜視図である。 実施の形態6のハロゲン電球における第4実施例に係るフィラメント体おびその支持構造の概略構成を示す斜視図である。 実施の形態7に係る反射鏡付きハロゲン電球の概略構成を示す図である。 扁平な筒(状)の横断面の形状を例示した図である。 比較フィラメント体の平面図(上部)と正面図(下部)を表す模式図である。 比較フィラメント体(図35)と狭角の反射鏡とを組み合わせた場合の配光分布を示す図である。 比較フィラメント体(図35)と狭角の反射鏡とを組み合わせた場合の配光曲線を示す図である。 比較フィラメント体(図35)と広角の反射鏡とを組み合わせた場合の配光分布を示す図である。 比較フィラメント体(図35)と広角の反射鏡とを組み合わせた場合の配光曲線を示す図である。
符号の説明
10 照明装置
12 照明器具
14,102 ハロゲン電球
18,104 反射鏡
16 バルブ
56,58,306,412 サポート線
60,72,73,74,80,82,84,86,90,96,300,310,320,324,400,502,520 フィラメント体
62,64,66,302,304,402,504 フィラメントコイル
62A,64A,66A,302A,304A,402A1,402A2,504A1,504A2 発光部
100 反射鏡付きハロゲン電球

Claims (7)

  1. 凹面状をした反射面を有する反射鏡内に組み込まれて使用される管球であって、
    気密封止されたバルブと、
    前記バルブ内に設けられ、筒状に巻回されてなる一重のコイル状をした発光部が3個、導体を介して電気的に直列接続されてなる構成を有するフィラメント体と、
    を備え、
    前記直列接続において隣接する二つの発光部のいずれにおいても、仮に当該二つの発光部の軸心が平行で、かつ、当該二つの発光部の一端部同士と他端部同士とをそれぞれ揃えた仮想状態よりも、導体で接続されていない側の端部同士の距離が長くなる姿勢で当該二つの発光部が配されており、
    前記フィラメント体は、第1、第2、および第3の発光部がこの順で電気的に直列接続されてなるものであり、
    各発光部は、その軸心が前記反射鏡の光軸と略平行となり、かつ、略同一平面上に在って、第1の発光部と第3の発光部との間に第2の発光部が存するように配されており、
    第1の発光部と第3の発光部との端部同士が前記光軸方向において略揃っていると共に、第2の発光部の端部が、第1および第3の発光部の端部に対し、前記光軸方向に相対的にずれていることを特徴とする管球。
  2. 凹面状をした反射面を有する反射鏡内に組み込まれて使用される管球であって、
    気密封止されたバルブと、
    前記バルブ内に設けられ、筒状に巻回されてなる一重のコイル状をした発光部が3個、導体を介して電気的に直列接続されてなる構成を有するフィラメント体と、
    を備え、
    前記直列接続において隣接する二つの発光部のいずれにおいても、仮に当該二つの発光部の軸心が平行で、かつ、当該二つの発光部の一端部同士と他端部同士とをそれぞれ揃えた仮想状態よりも、導体で接続されていない側の端部同士の距離が長くなる姿勢で当該二つの発光部が配されており、
    前記フィラメント体は、第1、第2、および第3の発光部がこの順で電気的に直列接続されてなるものであり、
    各発光部は、その軸心が略同一平面上に在ると共に、第1の発光部と第3の発光部との間に第2の発光部が存するように配されていて、
    第1の発光部と第3の発光部とは略平行になると共に、第2の発光部は、第1及び第3の発光部に対して相対的に傾けて配されていることを特徴とする管球。
  3. 凹面状をした反射面を有する反射鏡内に組み込まれて使用される管球であって、
    気密封止されたバルブと、
    前記バルブ内に設けられ、筒状に巻回されてなる一重のコイル状をした発光部が3個、導体を介して電気的に直列接続されてなる構成を有するフィラメント体と、
    を備え、
    前記直列接続において隣接する二つの発光部のいずれにおいても、仮に当該二つの発光部の軸心が平行で、かつ、当該二つの発光部の一端部同士と他端部同士とをそれぞれ揃えた仮想状態よりも、導体で接続されていない側の端部同士の距離が長くなる姿勢で当該二つの発光部が配されており、
    前記フィラメント体は、第1、第2、および第3の発光部がこの順で電気的に直列接続されてなるものであり、
    第2の発光部は、その軸心が前記反射鏡の光軸と略重なるように配されており、
    第1の発光部と第3の発光部とは、第2の発光部を挟むように前記光軸と直交する方向両側に分かれ、それぞれの軸心が第2の発光部の軸心と略直角に立体交差して配されていることを特徴とする管球。
  4. 凹面状をした反射面を有する反射鏡内に組み込まれて使用される管球であって、
    気密封止されたバルブと、
    前記バルブ内に設けられ、筒状に巻回されてなる一重のコイル状をした発光部が3個、導体を介して電気的に直列接続されてなる構成を有するフィラメント体と、
    を備え、
    前記直列接続において隣接する二つの発光部のいずれにおいても、仮に当該二つの発光部の軸心が平行で、かつ、当該二つの発光部の一端部同士と他端部同士とをそれぞれ揃えた仮想状態よりも、導体で接続されていない側の端部同士の距離が長くなる姿勢で当該二つの発光部が配されており、
    前記フィラメント体は、第1、第2、および第3の発光部がこの順で電気的に直列接続されてなるものであり、
    各発光部は、その軸心が略同一平面上に在ると共に、第1の発光部と第3の発光部との間に第2の発光部が存するように配されていて、
    第2の発光部は、その軸心が、第1および第3の発光部の両軸心と略直交するように配されていることを特徴とする管球。
  5. 反射鏡と、
    前記反射鏡内に組み込まれている、請求項1〜のいずれか1項に記載の管球と、
    を有することを特徴とする反射鏡付き管球。
  6. 反射鏡を有する照明器具と、
    前記反射鏡内に組み込まれている、請求項1〜のいずれか1項に記載の管球と、
    を有することを特徴とする照明装置。
  7. 照明器具と、
    前記照明器具に取り付けられている、請求項記載の反射鏡付き管球と、
    を有することを特徴とする照明装置。
JP2008515523A 2006-05-16 2007-05-11 管球、反射鏡付き管球、および照明装置 Expired - Fee Related JP4336385B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006136339 2006-05-16
JP2006136339 2006-05-16
PCT/JP2007/059702 WO2007132749A1 (ja) 2006-05-16 2007-05-11 管球、反射鏡付き管球、および照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007132749A1 JPWO2007132749A1 (ja) 2009-09-24
JP4336385B2 true JP4336385B2 (ja) 2009-09-30

Family

ID=38693843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008515523A Expired - Fee Related JP4336385B2 (ja) 2006-05-16 2007-05-11 管球、反射鏡付き管球、および照明装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4336385B2 (ja)
CN (1) CN101490804A (ja)
WO (1) WO2007132749A1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4993680U (ja) * 1972-12-01 1974-08-13
JPS5176972U (ja) * 1974-11-21 1976-06-17
NL7704182A (nl) * 1977-04-18 1978-10-20 Philips Nv Elektrische gloeilamp.
JPS5432984U (ja) * 1977-08-09 1979-03-03
JPS588861U (ja) * 1981-07-10 1983-01-20 スタンレー電気株式会社 フイラメントの継線構造
JPH11312500A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Toshiba Lighting & Technology Corp 電球および照明装置
JP2001043833A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Ushio Inc 白熱電球および反射鏡付白熱電球
US6984928B2 (en) * 2002-03-05 2006-01-10 Mineta Company Ltd. Coil filament

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007132749A1 (ja) 2007-11-22
CN101490804A (zh) 2009-07-22
JPWO2007132749A1 (ja) 2009-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8525409B2 (en) Efficient lamp with envelope having elliptical portions
JP5029934B2 (ja) 車両ヘッドライト用の電気白熱ランプ
JP4173524B2 (ja) 管球、反射鏡付き管球、および照明装置
JP4752951B2 (ja) 白熱電球および光源装置
JP4204620B2 (ja) 管球、反射鏡付き管球、および照明装置
JP4336385B2 (ja) 管球、反射鏡付き管球、および照明装置
JP4227656B2 (ja) 管球、反射鏡付き管球、および照明装置
US6690102B2 (en) Electric lamp
JP2007294394A (ja) 管球、反射鏡付き管球、および照明装置
JP4536753B2 (ja) 管球および反射鏡付き管球
JP2008016206A (ja) 管球、反射鏡付き管球、および照明装置
JP4553001B2 (ja) 反射鏡付き管球
JP4588051B2 (ja) ハロゲン電球、反射鏡付きハロゲン電球および照明装置
JP4735656B2 (ja) 反射鏡付き管球
WO2008004540A1 (fr) Ampoule, ampoule avec réflecteur et dispositif d'éclairage
JP2008059893A (ja) 管球、反射鏡付き管球、および照明装置
JP2009087680A (ja) ハロゲン電球及び反射鏡付きハロゲン電球
JP2008140582A (ja) 反射鏡付き管球、および照明装置
JP4380677B2 (ja) 管球、反射鏡付き管球および照明装置
JP2009009775A (ja) 管球および反射鏡付き管球
JP4735655B2 (ja) 反射鏡付き管球
JP2009026684A (ja) 管球および反射鏡付き管球
JP2009004334A (ja) 管球および反射鏡付き管球
JP2006286378A (ja) 蛍光ランプ装置及び照明装置
JP2007294445A (ja) 管球、反射鏡付き管球および照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090626

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130703

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees