JPH1154093A - 反射鏡付き電球用フィラメント - Google Patents
反射鏡付き電球用フィラメントInfo
- Publication number
- JPH1154093A JPH1154093A JP21829397A JP21829397A JPH1154093A JP H1154093 A JPH1154093 A JP H1154093A JP 21829397 A JP21829397 A JP 21829397A JP 21829397 A JP21829397 A JP 21829397A JP H1154093 A JPH1154093 A JP H1154093A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filament
- reflector
- coil
- shape
- pitch width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型で照度が高く、かつ製造が容易な反射鏡
付き電球用フィラメントを提供する。 【解決手段】フィラメントがシングルコイルを逆Ｕ字状
に折り曲げて形成された反射鏡付き電球用フィラメント
であって、フィラメント１の曲線部１ｂのコイルのピッ
チ幅は、フィラメントを逆Ｕ字状に折り曲げたときに相
隣するコイル相互が非接触状態となる範囲で、可及的高
密度にされるとともに、フィラメントの直線部１ａのコ
イルのピッチ幅は、相隣するコイル相互が非接触状態と
なる範囲でフィラメントの曲線部のコイルのピッチ幅よ
り可及的高密度に形成される。
付き電球用フィラメントを提供する。 【解決手段】フィラメントがシングルコイルを逆Ｕ字状
に折り曲げて形成された反射鏡付き電球用フィラメント
であって、フィラメント１の曲線部１ｂのコイルのピッ
チ幅は、フィラメントを逆Ｕ字状に折り曲げたときに相
隣するコイル相互が非接触状態となる範囲で、可及的高
密度にされるとともに、フィラメントの直線部１ａのコ
イルのピッチ幅は、相隣するコイル相互が非接触状態と
なる範囲でフィラメントの曲線部のコイルのピッチ幅よ
り可及的高密度に形成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射鏡付き電球用
フィラメントに関するものである。
フィラメントに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から電球内に反射鏡が設けられた反
射鏡付き電球がある。この反射鏡付き電球は、フィラメ
ントを挟んで電球の照射方向と反対側に反射鏡が設けら
れおり、反射鏡が電球のフィラメントから発した光を照
射方向に反射させて、照射方向への照度を向上させてい
る。この反射鏡付き電球における照度向上のためには、
同一消費電力量ならば、可及的にフィラメントを小さ
く、すなわち点光源に近付けるよう構成しなければなら
ない。この様な光源を小型化したコイルフィラメントと
して、従来から、図３に示すように直線状のコイルフィ
ラメント１２を並列に形成したものか、図４に示すよう
にコイルフィラメント１３を二重コイル等に形成したも
のがある。
射鏡付き電球がある。この反射鏡付き電球は、フィラメ
ントを挟んで電球の照射方向と反対側に反射鏡が設けら
れおり、反射鏡が電球のフィラメントから発した光を照
射方向に反射させて、照射方向への照度を向上させてい
る。この反射鏡付き電球における照度向上のためには、
同一消費電力量ならば、可及的にフィラメントを小さ
く、すなわち点光源に近付けるよう構成しなければなら
ない。この様な光源を小型化したコイルフィラメントと
して、従来から、図３に示すように直線状のコイルフィ
ラメント１２を並列に形成したものか、図４に示すよう
にコイルフィラメント１３を二重コイル等に形成したも
のがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これら並列型コイルフ
ィラメント１２及び二重コイルフィラメントは、その製
造工程が多工程となり、製品ロスも生じ易いという問題
点があった。
ィラメント１２及び二重コイルフィラメントは、その製
造工程が多工程となり、製品ロスも生じ易いという問題
点があった。
【０００４】そこで、本発明は、小型で照度が高く、か
つ製造が容易で製品ロスの発生率も低い反射鏡付き電球
用フィラメントを提供することを目的とする。
つ製造が容易で製品ロスの発生率も低い反射鏡付き電球
用フィラメントを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明は、フィラメントが、シングルコイルを逆
Ｕ字状に折り曲げて形成された反射鏡付き電球用フィラ
メントであって、フィラメントの曲線部のコイルのピッ
チ幅は、フィラメントを逆Ｕ字状に折り曲げたときに相
隣するコイル相互が非接触状態となる範囲で、可及的高
密度に形成されるとともに、フィラメントの直線部のコ
イルのピッチ幅は、相隣するコイル相互が非接触状態と
なる範囲でフィラメントの曲線部のコイルのピッチ幅よ
り可及的高密度に形成されることを特徴とするものであ
る。
めに、本発明は、フィラメントが、シングルコイルを逆
Ｕ字状に折り曲げて形成された反射鏡付き電球用フィラ
メントであって、フィラメントの曲線部のコイルのピッ
チ幅は、フィラメントを逆Ｕ字状に折り曲げたときに相
隣するコイル相互が非接触状態となる範囲で、可及的高
密度に形成されるとともに、フィラメントの直線部のコ
イルのピッチ幅は、相隣するコイル相互が非接触状態と
なる範囲でフィラメントの曲線部のコイルのピッチ幅よ
り可及的高密度に形成されることを特徴とするものであ
る。
【０００６】本発明に係る反射鏡付き電球用フィラメン
トは、相隣するコイル相互が非接触状態となる範囲でフ
ィラメントの直線部のコイルのピッチ幅を曲線部のピッ
チ幅よりも可及的高密度に形成することにより、全体と
してピッチ幅を高密度とすることでき、その照度を向上
させることができる。
トは、相隣するコイル相互が非接触状態となる範囲でフ
ィラメントの直線部のコイルのピッチ幅を曲線部のピッ
チ幅よりも可及的高密度に形成することにより、全体と
してピッチ幅を高密度とすることでき、その照度を向上
させることができる。
【０００７】前記曲線部のシングルコイルのピッチ幅が
ダングステン線の直径の１５０乃至１７０％であること
が好ましく、前記直線部のシングルコイルのピッチ幅が
タングステン線の直径の１２０乃至１４０％であること
が好ましい。
ダングステン線の直径の１５０乃至１７０％であること
が好ましく、前記直線部のシングルコイルのピッチ幅が
タングステン線の直径の１２０乃至１４０％であること
が好ましい。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るフィラメント
の実施例を図に基づいて説明する。図１は、本実施例に
係る反射鏡付き電球用のフィラメント１を備えたフィラ
メント素子２が反射鏡付き電球内に封止された状態を示
す一部断面である。
の実施例を図に基づいて説明する。図１は、本実施例に
係る反射鏡付き電球用のフィラメント１を備えたフィラ
メント素子２が反射鏡付き電球内に封止された状態を示
す一部断面である。
【０００９】フィラメント１は、直径０．１ｍｍのタン
グステン線から構成され、シングルコイル状に形成され
ている。フィラメント１は、逆U字状に形成されてお
り、直線部１ａと曲線部１ｂとからなる。本実施例にお
いて、曲線部１ｂのコイルのピッチ幅は、フィラメント
を逆Ｕ字状に折り曲げたときに相隣するコイル相互が非
接触状態となる範囲で、可及的高密度に形成されてお
り、直線部１ａのコイルのピッチ幅は、相隣するコイル
相互が非接触状態となる範囲で曲線部１ｂのコイルのピ
ッチ幅より可及的高密度に形成されている。具体的に
は、フィラメント１の直線部１ａのピッチ幅、すなわち
相隣するコイルの間隔は、０．１３ｍｍであり、フィラ
メント１の曲線部１ｂのピッチ幅は、０．１５ｍｍであ
る。
グステン線から構成され、シングルコイル状に形成され
ている。フィラメント１は、逆U字状に形成されてお
り、直線部１ａと曲線部１ｂとからなる。本実施例にお
いて、曲線部１ｂのコイルのピッチ幅は、フィラメント
を逆Ｕ字状に折り曲げたときに相隣するコイル相互が非
接触状態となる範囲で、可及的高密度に形成されてお
り、直線部１ａのコイルのピッチ幅は、相隣するコイル
相互が非接触状態となる範囲で曲線部１ｂのコイルのピ
ッチ幅より可及的高密度に形成されている。具体的に
は、フィラメント１の直線部１ａのピッチ幅、すなわち
相隣するコイルの間隔は、０．１３ｍｍであり、フィラ
メント１の曲線部１ｂのピッチ幅は、０．１５ｍｍであ
る。
【００１０】本実施例において、フィラメント１は、２
つ並列に設けられている。各々フィラメント１の外側の
下端部には、直線状の内部リード線３が接続されてお
り、各々のフィラメント１の内側の下端部は、両フィラ
メント１、１が逆U字状の内部リード線４により接続さ
れている。各フィラメント１の曲線部１ｂの中央は、ア
ンカー５により支承されている。直線状の内部リード線
３、３、逆U字状の内部リード線４、及びアンカー５、
５は、ビーズ６によって固定され、フィラメント素子２
を構成している。各々の内部リード線３、３の下端は、
モリブデン箔７を介して、外部リード線８に接続されて
いる。
つ並列に設けられている。各々フィラメント１の外側の
下端部には、直線状の内部リード線３が接続されてお
り、各々のフィラメント１の内側の下端部は、両フィラ
メント１、１が逆U字状の内部リード線４により接続さ
れている。各フィラメント１の曲線部１ｂの中央は、ア
ンカー５により支承されている。直線状の内部リード線
３、３、逆U字状の内部リード線４、及びアンカー５、
５は、ビーズ６によって固定され、フィラメント素子２
を構成している。各々の内部リード線３、３の下端は、
モリブデン箔７を介して、外部リード線８に接続されて
いる。
【００１１】フィラメント素子２は、球状のバルブ９内
に封止されており、反射鏡１０は、フィラメント素子２
側のバルブ９内半球面に蒸着されている。
に封止されており、反射鏡１０は、フィラメント素子２
側のバルブ９内半球面に蒸着されている。
【００１２】以上のように、本実施例に係るフィラメン
ト１は、相隣するコイル相互が非接触状態となる範囲
で、直線部１ａのコイルのピッチ幅を曲線部１ｂのピッ
チ幅よりも可及的高密度に形成することにより、全体と
してピッチ幅を高密度とすることでき、その照度を向上
させることができる。
ト１は、相隣するコイル相互が非接触状態となる範囲
で、直線部１ａのコイルのピッチ幅を曲線部１ｂのピッ
チ幅よりも可及的高密度に形成することにより、全体と
してピッチ幅を高密度とすることでき、その照度を向上
させることができる。
【００１３】次に、本実施例に係るフィラメント１の製
造方法について説明する。先ず、図２に示すように、モ
リブデン芯材１１の外周面に、直線部１ａの長さ分だけ
ピッチ幅が０．１３ｍｍとなるようにタングステン線を
巻き付け、次いで曲線部１ｂの長さ分だけピッチ幅が
０．１５ｍｍとなるようにタングステン線を巻き付け、
さらに直線部１ａの長さ分だけピッチ幅が０．１３ｍｍ
となるようにタングステン線を巻き付ける。これを適宜
間隔毎に連接して繰り返し、各曲線部１ｂをＵ字状に折
り曲げた後、これを焼鈍して形状を固定させる。しかる
後、このタングステン線が巻き付けられた芯材１１を溶
解させることにより、フィラメント１が製造される。以
後は、常用手段によってフィラメント素子２及び反射鏡
付き電球が製造される。
造方法について説明する。先ず、図２に示すように、モ
リブデン芯材１１の外周面に、直線部１ａの長さ分だけ
ピッチ幅が０．１３ｍｍとなるようにタングステン線を
巻き付け、次いで曲線部１ｂの長さ分だけピッチ幅が
０．１５ｍｍとなるようにタングステン線を巻き付け、
さらに直線部１ａの長さ分だけピッチ幅が０．１３ｍｍ
となるようにタングステン線を巻き付ける。これを適宜
間隔毎に連接して繰り返し、各曲線部１ｂをＵ字状に折
り曲げた後、これを焼鈍して形状を固定させる。しかる
後、このタングステン線が巻き付けられた芯材１１を溶
解させることにより、フィラメント１が製造される。以
後は、常用手段によってフィラメント素子２及び反射鏡
付き電球が製造される。
【００１４】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、小型で
照度が高く、かつ製造が容易で製品ロスの発生率も低い
反射鏡付き電球用フィラメントを提供することができ
る。
照度が高く、かつ製造が容易で製品ロスの発生率も低い
反射鏡付き電球用フィラメントを提供することができ
る。
【図１】本発明の実施例に係るフィラメントを備えたフ
ィラメント素子が反射鏡付き電球内に封止された状態を
示す一部断面図である。
ィラメント素子が反射鏡付き電球内に封止された状態を
示す一部断面図である。
【図２】本発明の実施例に係るフィラメントの製造過程
を示す図である。
を示す図である。
【図３】従来のフィラメントの一例を示す正面図であ
る。
る。
【図４】フィラメントを二重コイル状に形成したものを
示す正面図である。
示す正面図である。
１ フィラメント １ａ 直線部 １ｂ 曲線部
Claims (1)
- 【請求項１】フィラメントが、シングルコイルを逆Ｕ字
状に折り曲げて形成された反射鏡付き電球用フィラメン
トであって、フィラメント（１）の曲線部（１ｂ）のコ
イルのピッチ幅は、フィラメントを逆Ｕ字状に折り曲げ
たときに相隣するコイル相互が非接触状態となる範囲
で、可及的高密度に形成されるとともに、フィラメント
の直線部（１ａ）のコイルのピッチ幅は、相隣するコイ
ル相互が非接触状態となる範囲でフィラメントの曲線部
のコイルのピッチ幅より可及的高密度に形成されること
を特徴とする反射鏡付き電球用フィラメント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21829397A JPH1154093A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 反射鏡付き電球用フィラメント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21829397A JPH1154093A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 反射鏡付き電球用フィラメント |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1154093A true JPH1154093A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16717573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21829397A Pending JPH1154093A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 反射鏡付き電球用フィラメント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1154093A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105118768A (zh) * | 2015-08-12 | 2015-12-02 | 宁波大榭开发区佑威光电有限公司 | 一种抗振动的紫外线杀菌灯 |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP21829397A patent/JPH1154093A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105118768A (zh) * | 2015-08-12 | 2015-12-02 | 宁波大榭开发区佑威光电有限公司 | 一种抗振动的紫外线杀菌灯 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040323 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050301 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051122 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060328 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |