JP2010277397A - 周辺装置、プログラム、及び、ネットワークシステム - Google Patents

周辺装置、プログラム、及び、ネットワークシステム Download PDF

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Abstract

【課題】周辺装置が適切なタイミングでファームウェアのアップデートを行うための技術を提供する。
【解決手段】ネットワークシステムは、複数のパーソナルコンピュータ(PC)、周辺装置としてのプリンタなどにより構成される。そして、プリンタは、全てのPCに対して、プリンタがファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かについて問い合わせるためのアップデート可否要求指令を送信し(S170)、PCは、この要求指令に対する応答をプリンタに対して送信する。そして、プリンタは、この応答結果に基づいて、全てのPCによってプリンタがファームウェアのアップデートを行うことが許可された場合に(S190:YES)、ファームウェアのアップデートを行う。このため、ファームウェアのアップデート中に、PCからプリンタに対して動作要求が受け付けられないといった可能性を低減することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、1台以上のコンピュータと、コンピュータから送信されてくる動作要求を受け付け、その動作要求に応じた動作を行う周辺装置とを有するネットワークシステムに関する。
従来、サーバと、ネットワークを介してサーバと通信可能なコンピュータと、このコンピュータとネットワークを介して通信可能な周辺装置とを備えたネットワークシステムが知られている。
そして、この種のネットワークシステムでは、コンピュータが、周辺装置であるデジタル複合機の最新のファームウェアをサーバから取得するようにされており、デジタル複合機は、定期的にコンピュータにアクセスすることにより、コンピュータ内のファームウェアが最新のものであった場合に、このファームウェアをコンピュータからダウンロードしてアップデート処理を行うというものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−59265号公報
ところで、通常、プリンタ、デジタル複合機等の周辺装置は、ファームウェアのアップデート中に、コンピュータからの動作要求を受け付けることができない。
そして、特許文献1に記載の発明では、周辺装置にとって都合のいいタイミングで、周辺装置が能動的(定期的)にファームウェアのアップデートを行うようにされているので、コンピュータから周辺装置に対して動作要求を緊急に送信する必要がある場合(例えば緊急に印刷を行う必要がある場合)であっても、周辺装置がアップデートを行っている間は、コンピュータからの動作要求を受け付けることができない、という問題があった。
本発明は、上記点に鑑み、周辺装置が適切なタイミングでファームウェアのアップデートを行うための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、1台以上のコンピュータから送信されてくる動作要求を受け付け、その動作要求に応じた動作を行う周辺装置であって、周辺装置に搭載するための最新のファームウェアを記憶する記憶装置から、ファームウェアをダウンロードし、自身のファームウェアを記憶装置からダウンロードしたファームウェアにアップデートするアップデート手段と、コンピュータに対して、周辺装置がファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かを問い合わせる問い合わせ手段とを備え、アップデート手段は、問い合わせ手段が問い合わせた全てのコンピュータによって、周辺装置がファームウェアのアップデートを行うことが許可された場合に、ファームウェアのアップデートを行うことを特徴とする。
これによれば、周辺装置は、周辺装置にとって都合のいいタイミングで、ファームウェアのアップデートを能動的に行うのではなく、問い合わせ手段が問い合わせた全てのコンピュータからアップデートの許可があった場合に、ファームウェアのアップデートを行うので、ファームウェアのアップデート中に、コンピュータから周辺装置に対して動作要求が受け付けられないといった可能性を低減することができる。
したがって、周辺装置が適切なタイミングでファームウェアのアップデートを行うことができる。
また、問い合わせ手段は、請求項2に記載のように、問い合わせたコンピュータのうち少なくとも一台によって、周辺装置がファームウェアのアップデートを行うことが許可されなかった場合、コンピュータに対して、再度、問い合わせを行うようにされているとよい。
このようにされていれば、問い合わせ手段が問い合わせた全てのコンピュータによって、周辺装置がファームウェアのアップデートを行うことが許可されるまでの間、問い合わせ手段による問い合わせが繰り返し行われるので、周辺装置は、問い合わせ手段が問い合わせた全てのコンピュータがアップデートを許可すると、速やかにアップデートを行うことができる。
また、この場合、問い合わせ手段は、請求項3に記載のように、問い合わせたコンピュータにより指定された再発信時間だけ経過した後に、コンピュータに対して、再度、問い合わせを行うようにされていれば、コンピュータに対して無駄な問い合わせを行う必要がなくなる。
また、請求項4に記載の発明は、問い合わせ手段の問い合わせ対象となるコンピュータを、1台以上のコンピュータの中から選出する選出手段を備え、問い合わせ手段は、選出手段により選出されたコンピュータに対して問い合わせを行うことを特徴とする。
これによれば、選出手段により選出されたコンピュータに対して問い合わせを行うので、例えば周辺装置の使用頻度が極端に低いコンピュータについては問い合わせ対象から外す等することにより、問い合わせ対象に適したコンピュータだけに問い合わせを行うことができる。したがって、効率よく問い合わせを行うことができる。
また、請求項5に記載の発明では、記憶装置に記憶されているファームウェアにおけるアップデートの緊急度を示す緊急度情報を取得する緊急度情報取得手段を備え、問い合わせ手段は、緊急度情報取得手段により取得された緊急度情報が緊急度の高いことを示すものである場合、コンピュータに対して問い合わせを行わず、アップデート手段は、緊急度情報取得手段により取得された緊急度情報が緊急度の高いことを示すものである場合、ファームウェアのアップデートを行うことを特徴とする。
つまり、緊急なアップデート作業(例えばセキュリティや故障等の修正)は、コンピュータの許可を得ることよりも優先順位が高いため、請求項5に記載の発明では、緊急アップデート指令が入力された場合、問い合わせ手段が問い合わせを行わずに、アップデート手段がファームウェアのアップデートを行うようにしている。
このため、請求項5に記載の発明によれば、緊急なアップデートがあった場合には、直ちにファームウェアのアップデートを行うことができる。
次に、請求項6に記載の発明(プログラム)は、周辺装置に対して動作要求を行い、その動作要求に応じた動作を周辺装置に対して行わせることが可能なコンピュータを、周辺装置に搭載されるファームウェアのアップデートを周辺装置が行うことを許可するか否かの問い合わせを、周辺装置から受けた場合に、周辺装置がファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かを判断するアップデート許可判断手段、及びアップデート許可判断手段による判断結果を周辺装置に対して通知する判断結果通知手段として機能させることを特徴とする。
これによれば、判断結果通知手段が請求項1〜5の何れかに記載の周辺装置に対して判断結果を通知することにより、この周辺装置はファームウェアのアップデートを行うか否かを決定することができる。
つまり、周辺装置は、周辺装置にとって都合のいいタイミングで、ファームウェアのアップデートを能動的に行うのではなく、コンピュータに対してファームウェアのアップデートの許可を得るようにしているので、上述した請求項1と同様の効果を得ることができる。
また、アップデート許可判断手段は、請求項7に記載のように、コンピュータが周辺装置に対して行う動作要求を保持している場合、アップデートを許可しないと判断するとよい。
これによれば、ファームウェアのアップデート中に、コンピュータから周辺装置に対して緊急に送信される動作要求が受け付けられないといった可能性を確実に低減することができる。
また、アップデート許可判断手段は、請求項8に記載のように、コンピュータに対して情報を入力可能な入力手段を介して、ユーザにより入力された情報に基づいて、周辺装置がファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かを判断してもよい。
これによれば、周辺装置は、ユーザが所望するタイミングで、ファームウェアのアップデートを行うことができる。
例えば、ユーザが周辺装置に対して動作要求を行うように、コンピュータに対して指示しようとしている場合に、周辺装置がファームウェアのアップデートを行うことを保留することが考えられる。
したがって、これによっても、請求項7で述べた効果と同様に、ファームウェアのアップデート中に、コンピュータから周辺装置に対して緊急に送信される動作要求が受け付けられないといった可能性を確実に低減することができる。
また、請求項9に記載の発明は、アップデート許可判断手段により周辺装置がファームウェアのアップデートを行うことを許可しないと判断された場合に、コンピュータの動作状態に基づいて、周辺装置がコンピュータに再度問い合わせを行うべき再発信時間を推測する推測手段を備え、判断結果通知手段は、アップデート許可判断手段による判断結果と共に、推測手段による推測結果を、周辺装置に対して通知することを特徴とする。
これによれば、推測手段は、周辺装置がコンピュータに再度問い合わせを行うべき再発信時間を推測するので、請求項3で述べた効果と同様に、周辺装置がコンピュータに対して無駄な問い合わせを行う必要がなくなる。
また、請求項10に記載の発明は、プログラムが搭載されたコンピュータが、周辺装置に対してファームウェアを提供する場合において、ファームウェアのアップデートを周辺装置が行うことを許可するか否かの問い合わせを、周辺装置から受けた場合に、周辺装置のファームウェアの提供元となることを許可するか否かを判断する提供元判断手段を備え、判断結果通知手段は、アップデート許可判断手段による判断結果と共に、提供元判断手段による判断結果を、周辺装置に対して通知することを特徴とする。
これによれば、周辺装置に対して、ファームウェアの提供元になるか否かの判断結果と、アップデートを許可するか否かの判断結果とを同時に通知しているので、周辺装置に対してコンピュータの情報を効率よく通知することができる。
したがって、周辺装置は、ファームウェアの提供元となるコンピュータから提供される最新のファームウェアに基づいて、効率よくファームウェアをアップデートすることができる。
また、請求項11に記載の発明は、1台以上のコンピュータと、コンピュータから送信されてくる動作要求を受け付け、その動作要求に応じた動作を行う周辺装置とを有するネットワークシステムであって、周辺装置に設けられ、周辺装置に搭載するための最新のファームウェアを記憶する記憶装置から、ファームウェアをダウンロードし、自身のファームウェアを記憶装置からダウンロードしたファームウェアにアップデートするアップデート手段と、周辺装置に設けられ、コンピュータに対して、周辺装置がファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、コンピュータに設けられ、問い合わせ手段からの問い合わせを受けた場合に、周辺装置がファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かを判断するアップデート許可判断手段と、コンピュータに設けられ、アップデート許可判断手段による判断結果を周辺装置に対して通知する判断結果通知手段とを備え、アップデート手段は、問い合わせ手段が問い合わせた全てのコンピュータの判断結果通知手段から、周辺装置がファームウェアのアップデートを行うことを許可する旨の通知を受けた場合に、ファームウェアのアップデートを行うことを特徴とする。
これによれば、周辺装置は、周辺装置にとって都合のいいタイミングで、ファームウェアのアップデートを能動的に行うのではなく、問い合わせ手段が問い合わせた全てのコンピュータからアップデートの許可があった場合に、ファームウェアのアップデートを行うので、請求項1及び請求項6で述べた効果と同様に、周辺装置が適切なタイミングでファームウェアのアップデートを行うことができる。
第1実施形態のネットワークシステム全体の構成を表す概略構成図である。 第1実施形態のプリンタの記憶部に記憶されている監視テーブルを説明する説明図である。 第1実施形態のプリンタの制御部が実行する更新処理のフローチャートである。 第1実施形態のエージェント可否要求指令に対する応答処理のフローチャートである。 第1実施形態のアップデート可否要求指令に対する応答処理のフローチャートである。 第2実施形態のアップデート可否要求指令に対する応答処理のフローチャートである。 第2実施形態の更新処理のフローチャートである。 第3実施形態の更新処理のフローチャートである。 第3実施形態のエージェント可否要求指令及びアップデート可否要求指令に対する応答処理のフローチャートである。 第4実施形態の更新処理のフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.ネットワークシステムの全体構成
図1は、本発明が適用されたネットワークシステム全体の構成を表す概略構成図である。
ネットワークシステムは、図1に示すように、複数のパーソナルコンピュータ1A〜1E(以下、PC1A〜1Eという)、プリンタ2、及び、サーバ3などにより構成される。
PC1A〜1Eとプリンタ2とは、LAN(Local Area Network)5を介して互いに通信可能となっている。また、LAN5は、ルータ6を介してWAN(Wide Area Network:例えば、インターネット)7に接続され、PC1は、WAN7を介してサーバ3とも通信可能となっている。
また、サーバ3には、プリンタ2用のファームウェアを配信する機能が備えられており、このサーバ3の記憶部4には、配信対象となるプリンタ2のファームウェアが、そのバージョン情報と関連付けて記憶されている。
PC1Aは、制御部11、記憶部12、ユーザ操作により各種情報を入力可能な入力部13、各種情報を表示するための表示部14、及び、ネットワークインターフェース15などを備えている。
制御部11は、CPU,RAM,ROM等のハードウェアと、OS(Operating System)やアプリケーション等のソフトウェアによって構成されている。上記アプリケーションとしては、ステータスモニタ11Aなどが機能している。
ステータスモニタ11Aは、プリンタ2の動作状態、トラブル状態及び使用状況等のプリンタ2に関するステータス情報を定期的にプリンタ2から取得し、そのステータス情報を表示部14に出力することでユーザに通知する処理や、プリンタ2からの要求に従い、プリンタ2の最新のファームウェアをサーバ3から取得し、その取得したファームウェアをプリンタ2に対して提供するファームウェア提供処理などを実行する。
記憶部12は、大容量のハードディスク装置や不揮発性メモリによって構成されるものであり、この記憶部12は、比較的大きいサイズのデータや、電力供給が遮断されたときにも消失させたくないデータを記憶する際に利用される。また、本実施形態において、この記憶部12には、PC1Aがサーバ3から取得(受信)したプリンタ2のファームウェアが記憶される。
なお、図1においては、PC1Aについてのみ内部構成を図示してあるが、他のPC1B〜1Eの内部構成も、PC1Aと同様になっている。また、このことは、後述する図面においても同様である。
プリンタ2は、PC1A〜1Eから送信されてくる印刷指令に従い、出力用紙に印字を行うものであり、このプリンタ2は、制御部21、記憶部22、操作部23、表示部24、ネットワークインターフェース25、及び、印刷部26などを備えている。
記憶部22は、電力供給が遮断されたときにもデータを保持可能な不揮発性メモリによって構成されるものであり、この記憶部22には、プリンタ2が備えるハードウェアを制御するためのファームウェア、そのファームウェアに関連する情報、及び、プリンタ2と通信可能なPC1A〜1Eを監視するための情報を記憶した監視テーブルなどが記憶されている。
なお、ファームウェアに関連する情報とは、ファームウェアの種類、及び、ファームウェアのバージョン情報などの情報のことである。
監視テーブルは、プリンタ2と通信可能なPC1A〜1Eを監視するための情報を記憶したものであり、この監視テーブルは、図2に示すように、プリンタ2と通信可能なPC1A〜1Eに関するホスト情報(本実施形態では、IPアドレス、ポート、プロトコル等)と、PC1A〜1Eがプリンタ2に最後にアクセスした最終アクセス時刻とが関連付けられたものである。なお、最終アクセス時刻とは、PC1A〜1Eから送られてくる後述のステータス要求指令をプリンタ2が受信した時刻のことであり、プリンタ2が電源を供給されてからの時間で示されている。
制御部21は、CPU,RAM,ROM等からなるマイクロコンピュータにて構成されている。RAMは各種の一時的な記憶領域としてはたらくとともに、記憶部22に記憶されたファームウェアがコピーされる。CPUはこのコピーされたファームウエアプログラムにしたがって、以下に示す制御を行う。
制御部21は、プリンタ2のステータス情報を要求することを表すステータス要求指令をPC1A〜1Eから受信すると、その受信時刻を、ステータス情報指令を送信したPC1A〜1Eの最終アクセス時刻とし、ステータス要求指令を送信したPC1A〜1Eのホスト情報と最終アクセス時刻とを関連付けて監視テーブルに記憶する。そして、制御部21は、ステータス要求指令を送信したPC1A〜1Eに対して、プリンタ2のステータス情報を送信する。
また、制御部21は、監視テーブルに記憶(登録)されているPC1A〜1Eのうち、最終アクセス時刻から30秒経過したPC1A〜1Eの情報を監視テーブルから削除する、という登録削除処理を、定期的(本実施形態では10秒毎)に行う。
また、制御部21は、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かについて問い合わせ、全てのPC1A〜1Eから許可を得た場合に、プリンタ2自身のファームウェアを最新のファームウェアに更新する更新処理を行う。
2.ネットワークシステムの特徴的作動
2.1.プリンタの特徴的作動
2.1.1.更新処理
図3は、プリンタ2の制御部21が実行する更新処理を表すフローチャートであり、この処理は、定期的(本実施形態では1ヶ月に1回)に実行される。
そして、制御部21が図3に示す更新処理を開始すると、図3に示すように、まずS110にて、プリンタ2により現在継続中の印刷処理が終了するまでの間、待機状態が保たれる。
そして、現在継続中の印刷処理が終了すると、続くS120にて、監視テーブルに登録されているPC1A〜1Eの中から、1台のPCをファームウェアの提供元(エージェント)となるPCとして選出するエージェント選出処理が行われる。
なお、ファームウェアの提供元となるPCとは、サーバ3経由でプリンタ2のファームウェアを取得して、その取得したファームウェアをプリンタ2に提供するPCのことである。また、エージェント選出処理とは、例えば、監視テーブル(図2)に記憶されているPC1A〜1Eの中から、ランダムに1台を選出する処理を行う処理である。以下の説明では、プリンタ2がエージェント選出処理にてPC1Aを選出した場合を例に挙げて説明する。
続いて、S130では、最新のファームウェアを要求することを表すファームウェア要求指令が、エージェント選出処理にて選出されたPC1Aに対して、このPC1Aがエージェントとなることを承諾するか否かを問い合わせるためのエージェント可否要求指令が送信される。
そして、S140では、このエージェント可否要求指令に対する応答としてPC1Aから送信されてくる応答信号が、プリンタ2により受信されるまで待機され、この応答信号が受信されると、S140の処理にて受信された応答信号は、PC1Aがエージェントとなることを承諾する旨を表すものであったか否かが判定される(S150)。
そして、S150にて、応答信号はPC1Aがエージェントとなることを承諾する旨を表すものではない、換言すれば、応答信号はPC1Aがエージェントとなることを承諾しない旨を表すものであると判定された場合には(S150:NO)、監視テーブルに登録されているPC1A〜1Eの中に、他のエージェントの候補があるか否かが判定される(S160)。
具体例を挙げて説明すると、S150にて、応答信号はPC1Aがエージェントとなることを承諾する旨を表すものではないと判定された場合(S150:NO)、S160では、今回エージェント選出処理にて選出されたPC1Aがエージェントにはならないので、監視テーブルに登録されているPC1A〜1Eの中に、PC1A以外のPCがあるか否かが判定される。
そして、S160にて、他のエージェントの候補があると判定された場合には(S160:YES)、すでに選出されたPC(ここではPC1A)以外のPC1B〜1Eの中から、1台のPCを選出するエージェント選出処理が実行され(S120)、逆に、他のエージェントの候補がないと判定された場合には(S160:NO)、図3に示す更新処理が終了する。
また、S150にて、応答信号はPC1Aがエージェントとなることを承諾する旨を表すものであると判定された場合には(S150:YES)、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かについて問い合わせるためのアップデート可否要求指令が、全てのPC1A〜1Eに対して送信される(S170)。
続いて、S180では、全てのPC1A〜1Eからアップデート可否要求指令に対する応答がプリンタ2により受信されるまで待機され、続くS190では、その応答結果に基づいて、全てのPC1A〜1Eによって、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことが許可されたか否かが判定される。
そして、S190にて、全てのPC1A〜1Eによってプリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことが許可されなかった(換言すると、少なくとも1台のPCによってプリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことが拒否された)と判定された場合には(S190:NO)、続くS200にて一時間待機された後、処理がS110に移行される。
一方、S190にて、全てのPC1A〜1Eによってプリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことが許可されたと判定された場合には(S190:YES)、続くS210にて、エージェント選出処理にて選出されたPC1Aからファームウェアが取得されて、その取得されたファームウェアがプリンタ2の最新のファームウェアとして更新(上書き)されることにより、図3に示す更新処理が終了する。
なお、プリンタ2が現在有しているファームウェアのバージョンが、既に最新のものであった場合、プリンタ2は、S210にて、エージェント選出処理で選出されたPC1Aからファームウェアを取得せずに、図3に示す更新処理を終了する。
また、説明の簡略化のために省略されているが、S140及びS180の待機処理には、適宜タイムアウトが設定され、タイムアウト時には処理が次に進むように構成されている。このため、PC1A〜1Eの急なシャットダウン処理により、プリンタ2が応答信号を受信できなくても更新処理が中断されることはない。
2.2.PCの特徴的作動
2.2.1.エージェント可否要求指令に対する応答処理
図4は、エージェント可否要求指令に対する応答処理のフローチャートである。なお、図4に示す応答処理は、PC1Aがエージェント可否要求指令をプリンタ2から受信したときに、ステータスモニタ11A(厳密には、ステータスモニタ11Aとして機能するPC1Aの制御部11)が実行する処理である。このエージェント可否要求指令は、プリンタ2におけるS130(図3参照)において送信されたものである。
そして、PC1Aの制御部11が図4に示す処理を開始すると、まずS310にて、PC1A自身の使用状況を調査し、その調査結果に基づいて、PC1A自身がエージェントとなるか否かを選択するエージェント可否選択処理が実行される。
なお、本実施形態において、S310では、使用状況として、PC1Aの電源の状態、PC1Aのネットワーク回線の通信速度やネットワーク使用率、及び、CPUの使用率等を調査する。そして、その結果、PC1Aがシャットダウン中である場合や、ネットワーク通信の余力がない場合や、CPUの使用率が所定値(例えば50%)以上である場合等、PC1Aがエージェントとして適さない場合には、エージェントとはならないと選択する。
そして、S310の処理が終了すると、S320では、エージェント可否選択処理(S310の処理)の結果が何れであったか(PC1A自身がエージェントになるか否か)が判定される。
そして、S320にて、PC1A自身がエージェントになると判定された場合には(S320:YES)、PC1Aがエージェントとなることを承諾する旨を表す応答信号がプリンタ2に対して送信され(S330)、図4に示す処理が終了する。
一方、S320にて、PC1A自身がエージェントにはならないと判定された場合には(S320:NO)、PC1Aがエージェントとなることを承諾しない旨を表す応答信号がプリンタ2に対して送信され(S340)、図4に示す処理が終了する。この応答信号はプリンタ2のS140(図3参照)において受信される。
2.2.2.アップデート可否要求指令に対する応答処理
図5は、アップデート可否要求指令に対する応答処理のフローチャートである。なお、アップデート可否要求指令は、プリンタ2のS170(図3参照)において送信されるものであり、図5に示す応答処理は、PC1A〜1Eがアップデート可否要求指令をプリンタ2から受信したときに、それぞれのPCの制御部11が実行する処理である。
そして、PC1Aの制御部11が図5に示す処理を開始すると、まずS410にて、PC1Aの記憶部12に蓄積されているプリンタ2用の印刷指令(印刷ジョブ)について調査される。
続いて、S420では、S410の調査結果に基づいて、時間指定されたプリンタ2用の印刷ジョブが、該当時間内に行われるものであるか否かが判定される。
そして、S420にて、時間指定されたプリンタ2用の印刷ジョブが該当時間内に行われるものであると判定された場合には(S420:YES)、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことを許可しない旨を表す応答信号が、プリンタ2に対して送信され(S430)、図5に示す処理が終了する。
一方、S420にて、時間指定されたプリンタ2用の印刷ジョブが該当時間内に行われるものではないと判定された場合には(S420:NO)、PC1Aの記憶部12に蓄積されているプリンタ2用の印刷ジョブの中に、印刷の優先順位が所定値以上に設定された印刷ジョブがあるか否かが判定される(S440)。なお、上記優先順位については、PC1Aのユーザにより設定可能にされている。
そして、S440にて、印刷の優先順位が所定値以上に設定された印刷ジョブがあると判定された場合には(S440:YES)、処理がS430に移行され、逆に、印刷の優先順位が所定値以上に設定された印刷ジョブがないと判定された場合には(S440:NO)、処理がS450に移行される。
S450では、PC1Aがスリープ状態、又は、ログオフ中であるか否かが判定される。そして、S450にて、PC1Aがスリープ状態又はログオフ中であると判定された場合には(S450:YES)、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことを許可する旨を表す応答信号が、プリンタ2に対して送信され(S490)、図5に示す処理が終了する。
一方、S450にて、PC1Aがスリープ状態ではなく、かつ、ログオフ中ではない(ログイン中である)と判定された場合には(S450:NO)、PC1Aにログイン中のユーザが特定権限を有しているか否かが判定される(S460)。
そして、S460にて、ログイン中のユーザが特定権限を有していないと判定された場合には(S460:NO)、処理がS490に移行され、逆に、ログイン中のユーザが特定権限を有していると判定された場合には(S460:YES)、処理がS470に移行される。
S470では、PC1Aにログイン中のユーザに対して、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かについて選択させるための選択ダイアログ(図示省略)が表示部14に表示される。
続いて、S480では、S470にて表示された選択ダイアログにおいて、プリンタ2がファームウェアのアップデートを許可することがユーザにより選択されたか否かが判定される。
そして、S480にて、アップデートを許可することがユーザにより選択されていないと判定された場合には(S480:NO)、処理がS430に移行され、逆に、アップデートを許可することがユーザにより選択されたと判定された場合には(S480:YES)、処理がS490に移行される。
3.本実施形態に係るネットワークシステムの特徴
以上説明したように、本実施形態のプリンタ2は、全てのPC1A〜1Eに対してアップデート可否要求指令を送信し、PC1A〜1Eは、この要求指令に対する応答をプリンタ2に対して送信する。そして、プリンタ2は、PC1A〜1Eからの応答結果に基づいて、全てのPC1A〜1Eによってプリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことが許可された場合に、ファームウェアのアップデートを行う。
つまり、プリンタ2は、プリンタ2にとって都合のいいタイミングで、ファームウェアのアップデートを能動的に行うのではなく、アップデート可否要求指令をプリンタ2から受信した全てのPC1A〜1Eからアップデートの許可があった場合に、ファームウェアのアップデートを行う。
このため、ファームウェアのアップデート中に、PC1A〜1Eからプリンタ2に対して動作要求が受け付けられないといった可能性を低減することができる。したがって、プリンタ2が適切なタイミングでファームウェアのアップデートを行うことができる。
また、本実施形態では、アップデート可否要求指令を受信した全てのPC1A〜1Eによって、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことが許可されるまでの間、アップデート可否要求指令の送信が繰り返し行われるので、これら全てのPC1A〜1Eがアップデートを許可すると、プリンタ2は、速やかにアップデートを行うことができる。
また、本実施形態では、アップデート要求指令を受信したPC1A〜1Eがその指令に対する応答をプリンタ2に対して送信しているので、プリンタ2は、この応答結果に基づいて、ファームウェアのアップデートを行うか否かを決定することができる。
また、本実施形態では、PC1A〜1Eが、時間指定の印刷ジョブや優先度の高い印刷ジョブを保持している場合、アップデートを許可しないので、ファームウェアのアップデート中に、PC1A〜1Eからプリンタ2に対して緊急に送信される動作要求が受け付けられないといった可能性を確実に低減することができる。
また、本実施形態では、PC1A〜1Eの表示部14に表示された上記選択ダイアログにおいて、プリンタ2がファームウェアのアップデートを許可することがユーザにより選択された場合に、ファームウェアのアップデートが許可されるので、プリンタ2は、ユーザが所望するタイミングで、ファームウェアのアップデートを行うことができる。
4.発明特定事項と実施形態との対応関係
本実施形態では、プリンタ2が特許請求の範囲に記載された周辺装置に相当し、PC1A〜PC1Eの記憶部12が特許請求の範囲に記載された記憶装置に相当し、S210の処理が特許請求の範囲に記載されたアップデート手段に相当する。
また、S170の処理が特許請求の範囲に記載された問い合わせ手段に相当し、S420,S440〜S460,S480の処理が特許請求の範囲に記載されたアップデート許可判断手段に相当し、S430及びS490の処理が特許請求の範囲に記載された判断結果通知手段に相当する。
(第2実施形態)
上記実施形態では、プリンタ2により実行される更新処理(図2参照)にて、全てのPC1A〜1Eによってプリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことが許可されなかったと判定された場合に(S190:NO)、一時間だけ待機するようにされていたが、本実施形態は、PC1A〜1E側で設定された待機時間だけ待機するようにされている。
以下、本実施形態のアップデート可否要求指令に対する応答処理、及び、更新処理について、図6及び図7を用いて説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成については同一の符号を付し、同じ処理内容については同一のステップ番号を付しているため、詳細な説明は省略する。また、このことは、後述する第3及び第4実施形態においても同様である。
図6は、本実施形態のアップデート可否要求指令に対する応答処理のフローチャートであり、この応答処理は、上述した図5と同様に、PC1Aがアップデート可否要求指令をプリンタ2から受信したときに、制御部11にて実行される。
図6に示すように、本実施形態のアップデート可否要求指令に対する応答処理は、上記第1実施形態のアップデート可否要求指令に対する応答処理と比較すると、アップデートを許可しない旨の応答信号を送信する前に(S430の処理が実行される前に)、S425にて、PC1Aにて必要な待機時間が設定される点が異なっている。
具体的に説明すると、S425では、S420又はS440の処理にて印刷ジョブがあると判定された場合には、その印刷ジョブがプリンタ2にて実行されるまでに要する時間が推測され、その推測時間に印刷ジョブの数が乗じられた値(=[推測時間]×[印刷ジョブの数])が待機時間として設定される。なお、推測時間は、例えば1つの印刷ジョブに含まれる印刷枚数に基づいて算出される。
また、S480では、S470の処理で表示部14に表示される選択ダイアログにて上記待機時間がユーザにより入力可能とされており、S480にて、アップデートを許可することがユーザにより選択されたと判定された場合(S480:YES)、S425では、ユーザにより入力された時間が待機時間として設定される。
そして、S425にて待機時間が設定されると、続くS430では、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことを許可しない旨を表す応答信号と共に、S425にて設定された待機時間が、プリンタ2に対して送信される。
次に、図7は、本実施形態の更新処理のフローチャートであり、この処理は、上述した図3の更新処理と同様、プリンタ2の制御部21にて定期的に実行される。
図7に示すように、本実施形態の更新処理は、上記第1実施形態と比較すると、S190にて、全てのPC1A〜1Eによって、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことが許可されていないと判定された場合に(S190:NO)、S195にて、アップデート可否要求指令に対する応答(応答信号)と共に受信された待機時間だけ待機される点が異なっている。ここで、S195において、複数のPC1A〜1Eから待機時間を受信した場合には、複数の待機時間のうち最も大きな待機時間だけ待機するようにされている。そして、S195にてPC1A〜1Eにより設定された待機時間だけ待機されると、処理がS110に戻る。
以上説明したように、本実施形態は、上記第1実施形態の効果に加えて、プリンタ2は、アップデート可否要求指令を受信したPC1A〜1Eにより設定された待機時間だけ経過した後に、PC1〜1Eに対して、再度、アップデート可否要求指令を送信するので、プリンタ2がPC1A〜1Eに対して、アップデート可否要求指令の送信を無駄に行う必要がなくなる。
なお、本実施形態では、S425の処理が特許請求の範囲に記載された推測手段に相当する。
(第3実施形態)
本実施形態は、上記第1及び第2実施形態と比較すると、全てのPC1A〜1Eのうちプリンタ2にて選出されたPCに対してアップデート可否要求指令を送信する点と、エージェント可否要求指令及びアップデート可否要求指令を1回の処理で行う点とが異なっている。
以下、本実施形態について、図8及び図9を用いて説明する。
図8は、第3実施形態の更新処理のフローチャートであり、この処理は、上記第1実施形態と同様、プリンタ2の制御部21にて定期的に実行される。
そして、図8に示す更新処理が開始されると、まずS510にて、エージェント可否要求指令及びアップデート可否要求指令の送信先を特定するための送信先リストが、記憶部12から読み出される。なお、本実施形態において、送信先リストは、PCのIPアドレスやPC名等のPCを特定可能な情報からなり、この送信先リストはユーザにより予め設定されている。
続いて、S520では、送信先リスト及び監視テーブルに基づいて、エージェント可否要求指令及びアップデート可否要求指令の送信先となるPCが選出される。具体的に説明すると、S520では、送信先リスト及び監視テーブルに基づいて、現在プリンタ2が監視しているPCのうち、送信先リストに登録されたPCが、送信先のPCとして選出される。
そして、S530では、S520にて選出されたPCに対して、エージェント可否要求指令及びアップデート可否要求指令が送信され、続くS540では、S520にて選出された全てのPCからアップデート可否要求指令に対する応答がプリンタ2により受信されるまで待機される。
続いて、S550では、S540にて受信された応答結果に基づいて、S520にて選出された全てのPCによって、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことが許可されたか否かが判定される。
そして、S550にて、S520にて選出された全てのPCによってプリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことが許可されなかったと判定された場合には(S550:NO)、続くS560にて所定時間待機された後、処理がS510に移行される。
一方、S550にて、S520にて選出された全てのPCによってプリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことが許可されたと判定された場合には(S550:YES)、S540にて受信された応答結果に基づいて、エージェントとなることを許可したPCがあるか否かが判定される(S570)。
そして、S570にて、エージェントとなることを許可したPCがないと判定された場合には(S570:NO)、処理がS560に移行され、逆に、エージェントとなることを許可したPCがあると判定された場合には(S570:YES)、エージェントとなることを許可したPCの中から、1台のPCがエージェントとして選出される(S580)。
そして、S590では、S580にて選出されたPCからファームウェアが取得されて、その取得されたファームウェアがプリンタ2の最新のファームウェアとして更新(上書き)されることにより、図8に示す更新処理が終了する。
次に、図9は、第3実施形態のエージェント可否要求指令及びアップデート可否要求指令に対する応答処理のフローチャートであり、この処理は、PC1Aがエージェント可否要求指令及びアップデート可否要求指令を受信したときに、PC1Aの制御部11にて実行される。
図9に示す応答処理が開始されると、まずS610にて、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことをPC1Aが許可するか否かについて、調査される。具体的に説明すると、このS610では、上記第1実施形態の図5に示す応答処理(具体的には、S410,S420,S440〜S480)が実施される。
続いて、S620では、S610の調査結果に基づいて、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことをPC1Aが許可するか否かが判定される。
そして、S620にて、アップデートを許可しないと判定された場合には(S620:NO)、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことを許可しない旨、かつ、PC1Aがエージェントとなることを承諾しない旨を表す応答信号が、プリンタ2に対して送信され(S630)、図9に示す処理が終了する。
一方、S620にて、アップデートを許可すると判定された場合には(S620:YES)、PC1A自身の使用状況を調査し、その調査結果に基づいて、PC1A自身がエージェントとなるか否かを選択するエージェント可否選択処理が実行される(S640)。なお、S640の処理内容は、上述した第1実施形態のエージェント可否選択処理(図4のS310)と同じである。
続いて、S650では、エージェント可否選択処理の結果が何れであったか(PC1A自身がエージェントになるか否か)が判定される。
そして、S650にて、PC1A自身がエージェントにはならないと判定された場合には(S650:NO)、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことを許可する旨、かつ、PC1Aがエージェントとなることを承諾しない旨を表す応答信号がプリンタ2に対して送信され(S660)、図9に示す処理が終了する。
一方、S650にて、PC1A自身がエージェントになると判定された場合には(S650:YES)、プリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことを許可する旨、かつ、PC1Aがエージェントとなることを承諾する旨を表す応答信号がプリンタ2に対して送信される(S670)。
そして、S680では、指定時間(例えば2分)内にプリンタ2からファームウェアの要求があったか否かが判定され、ファームウェアの要求がないと判定された場合には(S680:NO)、図9に示す処理が終了する。なお、プリンタ2がS580の処理(図8参照)にてPC1A以外のPCをエージェントとして選出した場合、あるいは、PC1A以外のPCがS630の処理においてアップデートを許可しない旨の応答をしたために、プリンタ2がS550の処理(図8参照)でNOと判断した場合、PC1Aには、プリンタ2からファームウェアの要求が送信されてこないことになる。
一方、S680にて、ファームウェアの要求があると判定された場合には(S680:YES)、プリンタ2から要求に従い、プリンタ2の最新のファームウェアをサーバ3から取得し、その取得したファームウェアをプリンタ2に対して提供するファームウェア提供処理が実行され(S690)、図9に示す処理が終了する。なお、プリンタ2がS580の処理にてPC1Aをエージェントとして選出した場合、PC1Aには、プリンタ2からファームウェアの要求が送信されてくることになる。
以上説明したように、本実施形態においては、上記第1実施形態の効果に加えて、LAN5上の全てのPC1A〜1Eではなく、S520にて選出されたPCに対してアップデート可否要求指令を送信するので、例えばプリンタ2の使用頻度が極端に低いPCについてはその要求指令の送信先から外す等することにより、要求指令の送信先に適したコンピュータだけにアップデート可否要求指令の送信(問い合わせ)を行うことができる。したがって、効率よく問い合わせを行うことができる。
また、本実施形態のPC1A〜1Eは、プリンタ2に対して、エージェントになるか否かの判断結果と、アップデートを許可するか否かの判断結果とを同時に通知しているので、プリンタ2に対してPC1A〜1Eの情報を効率よく通知することができる。
なお、本実施形態では、S590の処理が特許請求の範囲に記載されたアップデート手段に相当し、S530が特許請求の範囲に記載された問い合わせ手段に相当し、S620が特許請求の範囲に記載されたアップデート許可判断手段に相当する。
また、S630,S660,S670の処理が特許請求の範囲に記載された判断結果通知手段に相当し、S520の処理が特許請求の範囲に記載された選出手段に相当し、S650の処理が特許請求の範囲に記載された提供元判断手段に相当する。
(第4実施形態)
上記第1〜第3実施形態のプリンタ2は、PC1A〜1Eを介して、サーバ3からファームウェアを取得していたが、本実施形態は、PC1A〜1Eを介さずにサーバ3から直接ファームウェアを取得するようにされている。
また、本実施形態は、ファームウェアのアップデートを緊急に行う必要がある場合に、PC1A〜1Eに対してアップデートの許可を取らずにファームウェアの更新を行うようにされている。
具体的に説明すると、サーバ3の記憶部4には、配信対象となるプリンタ2のファームウェアが、そのバージョン情報、及び、その緊急度を表す緊急度情報と関連付けて記憶されており、プリンタ2は、更新処理において、サーバ3に緊急度の高いファームウェアがあった場合に、PC1A〜1Eに対してアップデートの許可を取らずに、ファームウェアの更新を行う。
以下、本実施形態のプリンタ2の制御部21が実行する更新処理について、図10を用いて説明する。なお、図10は、第4実施形態の更新処理のフローチャートであり、この処理は、上記第1実施形態と同様、定期的に実行される。
図10に示す更新処理がプリンタ2の制御部21にて開始されると、まずS810にて、ファームウェアのアップデートを保留することを表すペンディングフラグがセットされているか否かが判定される。
そして、S810にて、ペンディングフラグがセットされていると判定された場合には(S810:YES)、処理がS170に移行され、逆に、ペンディングフラグがセットされていないと判定された場合には(S810:NO)、処理がS815に移行される。なお、このペンディングフラグは、プリンタ2の初期起動時に更新処理が実行された場合にはリセットされている。
S815では、サーバ3の記憶部4に記憶されているプリンタ2のファームウェアのバージョン情報、及び、緊急度情報が取得され、続くS830では、S815で取得されたバージョン情報が、プリンタ2の記憶部22に記憶されているファームウェアのバージョン情報よりも新しいか否かが判定される。
そして、S830にて、S815で取得されたバージョン情報が、プリンタ2の記憶部22に記憶されているファームウェアのバージョン情報よりも新しくないと判定された場合には(S830:NO)、ファームウェアのアップデートを行う必要がないと判断され、図10の処理が終了する。
一方、S830にて、サーバ3から取得した緊急度情報に基づいて、緊急度が通常の状態よりも高いか否かが判定される(S835)。
そして、S835にて、緊急度が高いと判定された場合には(S835:YES)、S170〜S190の処理が実行されずに、ファームウェアが更新され(S210)、逆に、緊急度が高くはないと判定された場合には(S835:NO)、全てのPC1A〜1Eに対してアップデート可否要求指令が送信される(S170)。S170〜190までの処理は、図3と同様である。また、S170で送信されたアップデート可否要求指令に対し、PC1A〜1Eでは、図5と同様の処理が行われる。
そして、S190にて、全てのPC1A〜1Eによってプリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことが許可されていないと判定された場合には(S190:NO)、ペンディングフラグがセットされ(S840)、図10の処理が終了する。この場合には、次回の図10の更新処理が実行されるときに、S810においてYESと判断されるので、S815,S830及びS835の処理がスキップされる。
一方、S190にて、全てのPC1A〜1Eによってプリンタ2がファームウェアのアップデートを行うことが許可されたと判定された場合には(S190:YES)、S210にて、サーバ3からファームウェアが取得されて、その取得されたファームウェアがプリンタ2の最新のファームウェアとして更新(上書き)され(S210)、処理がS850に移行される。S850では、ペンディングフラグがリセットされ、図10の処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態においては、上記第1実施形態の効果に加えて、緊急度情報が取得された場合、アップデート可否要求指令の送信を行わずに、ファームウェアのアップデートを行うので、緊急なアップデート(例えば、故障、セキュリティ等の重大な障害の修正)があった場合には、直ちにファームウェアのアップデートを行うことができる。なお、本実施形態では、サーバ3の記憶部4が特許請求の範囲に記載された記憶装置に相当し、S835の処理が特許請求の範囲に記載された緊急度情報取得手段に相当する。
(その他の実施形態)
本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、周辺装置として、プリンタ2を例に挙げて説明していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、周辺装置は、ネットワークを介して他の機器と通信可能な機器であって、ファームウェアの更新が必要な機器であれば何でもよい。例えば、周辺装置は、ネットワーク接続可能なハードディスクドライブや複合機やFAX機等でもよい。
1A〜1E…パーソナルコンピュータ(PC)、2…プリンタ、3…サーバ、4…記憶部、5…LAN、6…ルータ、11…制御部、11A…ステータスモニタ、12…記憶部、13…入力部、14…表示部、15…ネットワークインターフェース、21…制御部、22…記憶部、23…操作部、24…表示部、25…ネットワークインターフェース、26…印刷部。

Claims (11)

  1. 1台以上のコンピュータから送信されてくる動作要求を受け付け、その動作要求に応じた動作を行う周辺装置であって、
    前記周辺装置に搭載するための最新のファームウェアを記憶する記憶装置から、前記ファームウェアをダウンロードし、自身のファームウェアを前記記憶装置からダウンロードしたファームウェアにアップデートするアップデート手段と、
    前記コンピュータに対して、前記周辺装置が前記ファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かを問い合わせる問い合わせ手段とを備え、
    前記アップデート手段は、前記問い合わせ手段が問い合わせた全てのコンピュータによって、前記周辺装置が前記ファームウェアのアップデートを行うことが許可された場合に、前記ファームウェアのアップデートを行うことを特徴とする周辺装置。
  2. 前記問い合わせ手段は、問い合わせたコンピュータのうち少なくとも一台によって、前記周辺装置が前記ファームウェアのアップデートを行うことが許可されなかった場合、前記コンピュータに対して、再度、問い合わせを行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の周辺装置。
  3. 前記問い合わせ手段は、問い合わせたコンピュータにより指定された再発信時間だけ経過した後に、前記コンピュータに対して、再度、問い合わせを行うこと
    を特徴とする請求項2に記載の周辺装置。
  4. 前記問い合わせ手段の問い合わせ対象となるコンピュータを、前記1台以上のコンピュータの中から選出する選出手段を備え、
    前記問い合わせ手段は、前記選出手段により選出されたコンピュータに対して問い合わせを行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の周辺装置。
  5. 前記記憶装置に記憶されているファームウェアにおけるアップデートの緊急度を示す緊急度情報を取得する緊急度情報取得手段を備え、
    前記問い合わせ手段は、前記緊急度情報取得手段により取得された緊急度情報が緊急度の高いことを示すものである場合、前記コンピュータに対して問い合わせを行わず、
    前記アップデート手段は、前記緊急度情報取得手段により取得された緊急度情報が緊急度の高いことを示すものである場合、前記ファームウェアのアップデートを行うこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の周辺装置。
  6. 周辺装置に対して動作要求を行い、その動作要求に応じた動作を前記周辺装置に対して行わせることが可能なコンピュータを、
    前記周辺装置に搭載されるファームウェアのアップデートを前記周辺装置が行うことを許可するか否かの問い合わせを、前記周辺装置から受けた場合に、前記周辺装置が前記ファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かを判断するアップデート許可判断手段、及び
    前記アップデート許可判断手段による判断結果を前記周辺装置に対して通知する判断結果通知手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  7. 前記アップデート許可判断手段は、前記コンピュータが前記周辺装置に対して行う動作要求を保持している場合、アップデートを許可しないと判断すること
    を特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記アップデート許可判断手段は、前記コンピュータに対して情報を入力可能な入力手段を介して、ユーザにより入力された情報に基づいて、前記周辺装置が前記ファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かを判断すること
    を特徴とする請求項6又は請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記アップデート許可判断手段により前記周辺装置が前記ファームウェアのアップデートを行うことを許可しないと判断された場合に、コンピュータの動作状態に基づいて、前記周辺装置が前記コンピュータに再度問い合わせを行うべき再発信時間を推測する推測手段を備え、
    前記判断結果通知手段は、前記アップデート許可判断手段による判断結果と共に、前記推測手段による推測結果を、前記周辺装置に対して通知すること
    を特徴とする請求項6ないし請求項8の何れか1項に記載のプログラム。
  10. 前記プログラムが搭載されたコンピュータが、前記周辺装置に対して前記ファームウェアを提供する場合において、
    前記ファームウェアのアップデートを前記周辺装置が行うことを許可するか否かの問い合わせを、前記周辺装置から受けた場合に、前記周辺装置の前記ファームウェアの提供元となることを許可するか否かを判断する提供元判断手段を備え、
    前記判断結果通知手段は、前記アップデート許可判断手段による判断結果と共に、前記提供元判断手段による判断結果を、前記周辺装置に対して通知すること
    を特徴とする請求項6ないし請求項9の何れか1項に記載のプログラム。
  11. 1台以上のコンピュータと、前記コンピュータから送信されてくる動作要求を受け付け、その動作要求に応じた動作を行う周辺装置とを有するネットワークシステムであって、
    前記周辺装置に設けられ、前記周辺装置に搭載するための最新のファームウェアを記憶する記憶装置から、前記ファームウェアをダウンロードし、自身のファームウェアを前記記憶装置からダウンロードしたファームウェアにアップデートするアップデート手段と、
    前記周辺装置に設けられ、前記コンピュータに対して、前記周辺装置が前記ファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記コンピュータに設けられ、前記問い合わせ手段からの問い合わせを受けた場合に、前記周辺装置が前記ファームウェアのアップデートを行うことを許可するか否かを判断するアップデート許可判断手段と、
    前記コンピュータに設けられ、前記アップデート許可判断手段による判断結果を前記周辺装置に対して通知する判断結果通知手段とを備え、
    前記アップデート手段は、前記問い合わせ手段が問い合わせた全てのコンピュータの判断結果通知手段から、前記周辺装置が前記ファームウェアのアップデートを行うことを許可する旨の通知を受けた場合に、前記ファームウェアのアップデートを行うこと
    を特徴とするネットワークシステム。
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