JP2010276921A - インモールドラベル - Google Patents
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Abstract
【課題】 インモールドラベルにおいて、基材フィルムへの印刷層を形成する工程と、基材フィルムへの接着層を積層する工程とを一貫ラインでも実施可能で、小ロットでも低コストで実施可能な層構成を創出することを技術的課題とするものであり、貼着する合成樹脂成形品や使用目的に応じて基材フィルム、接着層となる合成樹脂製フィルムの材質、厚さ、特性等を適宜選択でき、最適な合成樹脂製成形品用のインモールドラベルを供給することを目的とする。
【解決手段】 インモールド成形により合成樹脂成形品の成形と同時に成形品の表面に貼付されるラベルであって、表面若しくは裏面に印刷層を形成した基材フィルムの裏面側に、紫外線硬化型の接着剤成分を含むインクを印刷すると共に紫外線照射により硬化させて接着剤層を形成し、この接着剤層を介して合成樹脂製フィルムを接着状に積層し、この合成樹脂製フィルムをインモールド成形において合成樹脂製容器の表面に接着固定する接着層とする。
【選択図】図1
【解決手段】 インモールド成形により合成樹脂成形品の成形と同時に成形品の表面に貼付されるラベルであって、表面若しくは裏面に印刷層を形成した基材フィルムの裏面側に、紫外線硬化型の接着剤成分を含むインクを印刷すると共に紫外線照射により硬化させて接着剤層を形成し、この接着剤層を介して合成樹脂製フィルムを接着状に積層し、この合成樹脂製フィルムをインモールド成形において合成樹脂製容器の表面に接着固定する接着層とする。
【選択図】図1
Description
本発明は金型内にインモールド材として使用され、合成樹脂成形品の成形と同時に成形品の表面に貼付されるインモールドラベルに関する。
合成樹脂製ブロー成形容器等の合成樹脂成形品の表面に、加飾とか商品名や説明文の表示を達成する手段として、装飾模様とか商品名、説明文を印刷表示したラベルを貼着する手段が多用されている。
そして、ラベルを貼着する方法の一つとして、インモールド材として、所謂、インモールドラベルを予め金型内にセットし、成形品の成形と同時に、この成形品の表面にインモールドで貼着する所謂インモールド成形法がある。
そして、ラベルを貼着する方法の一つとして、インモールド材として、所謂、インモールドラベルを予め金型内にセットし、成形品の成形と同時に、この成形品の表面にインモールドで貼着する所謂インモールド成形法がある。
このインモールド成形法は、成形品の成形と同時にラベルの貼着が達成され、専用の別工程の貼着作業を必要としないこと、成形品の表面とインモールドラベルとの間に段差が生じないので、この段差による成形品の外観体裁や触感の劣化の恐れが全くないこと、そして例えば、ブロー成形容器における薄肉化に関わり無く、容器本体に対するインモールドラベルの強固で安定した貼着を確実に得ることができること、と云う優れた作用効果を有する。
例えば、特許文献1には、インモールドラベル及びインモールドラベル二軸延伸ブロー成形品及びその製造方法に関する発明が記載されている。
例えば、特許文献1には、インモールドラベル及びインモールドラベル二軸延伸ブロー成形品及びその製造方法に関する発明が記載されている。
図3は、従来から一般的に使用されているインモールドラベルの例の層構成を示す縦断面図である。
このラベル11は、合成紙からなる不透明な基材フィルム12の表面にフレキソ印刷により印刷層13を形成し、この印刷層13を静電気の帯電を防止するための静防剤を含有したニスコートによる保護層18で被覆しており、また裏面にはインモールド成形により合成樹脂成形品の表面に接着固定するヒートシール層35を積層している。
このラベル11は、合成紙からなる不透明な基材フィルム12の表面にフレキソ印刷により印刷層13を形成し、この印刷層13を静電気の帯電を防止するための静防剤を含有したニスコートによる保護層18で被覆しており、また裏面にはインモールド成形により合成樹脂成形品の表面に接着固定するヒートシール層35を積層している。
また、図4は従来から一般的に使用されているインモールドラベルの他の例の層構成を示す断面図である。
このラベル11は、ポリプロピレン(PP)樹脂製のキャストフィルム(CPPフィルム)からなる透明な基材フィルム12の裏面にグラビア印刷による印刷層13、ドライラミネート剤層34、そしてインモールド成形により合成樹脂成形品の表面に接着固定するエンボス加工した共重合系ポリプロピレン樹脂製フィルムからなる接着層15を積層している。
なお、基材フィルム12の表面には、静電気によるラベル間の密着を防ぎ、インモールド成形におけるラベルの金型内へのセットをスムーズに実施するため、また、ラベル表面への埃付き防止のため、静電気の帯電を抑制する目的で静防剤層19を塗布するようにしている。
このラベル11は、ポリプロピレン(PP)樹脂製のキャストフィルム(CPPフィルム)からなる透明な基材フィルム12の裏面にグラビア印刷による印刷層13、ドライラミネート剤層34、そしてインモールド成形により合成樹脂成形品の表面に接着固定するエンボス加工した共重合系ポリプロピレン樹脂製フィルムからなる接着層15を積層している。
なお、基材フィルム12の表面には、静電気によるラベル間の密着を防ぎ、インモールド成形におけるラベルの金型内へのセットをスムーズに実施するため、また、ラベル表面への埃付き防止のため、静電気の帯電を抑制する目的で静防剤層19を塗布するようにしている。
ここで、図3に示したようなインモールドラベルは通常、ラベルメーカーが、原紙メーカーから基材フィルム12に接着層となるヒートシール層35を積層した原紙を購入し、ラベルメーカーで表面側に印刷層を形成した後に最終的には所定のラベル形状に打抜き加工を行うのが一般的であるが、この層構成では予め基材フィルムが決められているので、基材フィルムの材質、厚さ、特性等を貼着する合成樹脂成形品や使用目的に合わせて細かく選択することは困難である。また基材フィルムへの接着層形成工程と、印刷層13を形成する工程が別工程であるためにコスト高となると云う問題がある。
また、図4に示したようなインモールドラベルは、印刷層13がグラビア印刷によって形成されるが、基材フィルムは通常、広幅なロールで供給され、大型な機械で一度に大量に印刷されるため、また、製版代が高いため、小ロットの場合にはラベル単価が高くなり、小ロット生産には不向きである。
また、印刷層13が形成された基材フィルム12と接着層15とをドライラミネート法により貼り合わせるが、この場合も大型な機械で大量に処理されるため、小ロット生産には不向きである。
また、印刷層13を形成する工程と、ドライラミネート剤層34を介し、基材フィルムと接着層とを貼り合わせる工程を別工程で実施する必要があり、コスト高となると云う問題がある。
また、印刷層13が形成された基材フィルム12と接着層15とをドライラミネート法により貼り合わせるが、この場合も大型な機械で大量に処理されるため、小ロット生産には不向きである。
また、印刷層13を形成する工程と、ドライラミネート剤層34を介し、基材フィルムと接着層とを貼り合わせる工程を別工程で実施する必要があり、コスト高となると云う問題がある。
そこで、本発明は上記のようなインモールドラベルについて、基材フィルムへの印刷層を形成する工程と、基材フィルムへの接着層を積層する工程とを一貫ラインでも実施可能で、小ロットでも低コストで実施可能な層構成を創出することを技術的課題とするものであり、貼着する合成樹脂成形品や使用目的に応じて基材フィルム、接着層となる合成樹脂製フィルムの材質、厚さ、特性等を適宜選択でき、最適な合成樹脂製成形品用のインモールドラベルを供給することを目的とする。
上記技術的課題を解決する手段に係る本発明の主たる構成は、
インモールド成形により合成樹脂成形品の成形と同時に成形品の表面に貼付されるラベルであって、
表面若しくは裏面に印刷層を形成した基材フィルムの裏面側に、紫外線硬化型の接着剤成分を含むインクを印刷すると共に紫外線照射により硬化させて接着剤層を形成し、
この接着剤層を介して合成樹脂製フィルムを接着状に積層し、この合成樹脂製フィルムをインモールド成形において合成樹脂製容器の表面に接着固定する接着層とする、と云うものである。
インモールド成形により合成樹脂成形品の成形と同時に成形品の表面に貼付されるラベルであって、
表面若しくは裏面に印刷層を形成した基材フィルムの裏面側に、紫外線硬化型の接着剤成分を含むインクを印刷すると共に紫外線照射により硬化させて接着剤層を形成し、
この接着剤層を介して合成樹脂製フィルムを接着状に積層し、この合成樹脂製フィルムをインモールド成形において合成樹脂製容器の表面に接着固定する接着層とする、と云うものである。
上記構成の特徴は、UV硬化型の接着剤成分を含むインクを印刷した後、UV照射させて形成した接着剤層を介して、合成樹脂製フィルム製の接着層を基材フィルムに積層した点にある。
そして上記構成によれば、インモールドラベルの製造において基材フィルムへ印刷層を形成する工程と、基材フィルムへ接着層を積層する工程とを次の(1)〜(3)に記載した工程に沿って、一貫ラインでも製造することが可能となり、貼着する合成樹脂成形品や使用目的に応じて基材フィルムや接着層を形成する合成樹脂製フィルムを適宜選択することができ、その後、所定のラベル形状に打抜き加工することにより、小ロットでも低コストでラベルの生産が可能となる。
(1)基材フィルムの表面若しくは裏面に印刷層を形成する。
(2)基材フィルムの裏面側をUV硬化型の接着剤成分を含むインクで印刷した後、UV照射させて接着剤層を形成する。
(3)そして、接着層となる合成樹脂製フィルムを貼り合わせる。
そして上記構成によれば、インモールドラベルの製造において基材フィルムへ印刷層を形成する工程と、基材フィルムへ接着層を積層する工程とを次の(1)〜(3)に記載した工程に沿って、一貫ラインでも製造することが可能となり、貼着する合成樹脂成形品や使用目的に応じて基材フィルムや接着層を形成する合成樹脂製フィルムを適宜選択することができ、その後、所定のラベル形状に打抜き加工することにより、小ロットでも低コストでラベルの生産が可能となる。
(1)基材フィルムの表面若しくは裏面に印刷層を形成する。
(2)基材フィルムの裏面側をUV硬化型の接着剤成分を含むインクで印刷した後、UV照射させて接着剤層を形成する。
(3)そして、接着層となる合成樹脂製フィルムを貼り合わせる。
なお、上記構成において基材フィルムの表面、裏面あるいは裏面側と云う語句を使用しているが、上記構成では、表面、裏面はラベルの成形品に貼付される側を裏面、その反対側を表面と定義して使用している。
また、印刷層を基材フィルムの裏面に形成するケースでは、接着剤層はこの印刷層に裏面側から重ねるように形成される。
また、接着剤層を形成する印刷機としては、印刷後にUV照射が可能な印刷機であれば良く、目的に応じてフレキソ印刷機、凸版輪転印刷機、オフセット印刷機、スクリーン印刷機等、様々な印刷機を選択することができる。
また、印刷層を基材フィルムの裏面に形成するケースでは、接着剤層はこの印刷層に裏面側から重ねるように形成される。
また、接着剤層を形成する印刷機としては、印刷後にUV照射が可能な印刷機であれば良く、目的に応じてフレキソ印刷機、凸版輪転印刷機、オフセット印刷機、スクリーン印刷機等、様々な印刷機を選択することができる。
本発明の他の構成は上記主たる構成において、基材フィルムを透明性を有するものとし、印刷層をこの基材フィルムの裏面に形成し、この印刷層側にさらに接着剤層を形成する、と云うものである。
上記構成によれば、基材フィルムが印刷層の保護層としての機能を発揮することができ、保護層を付加積層することなく、印刷層の擦れ等よる毀損を効果的に防止することができる。
勿論、ラベルによる加飾態様により、基材フィルムを合成紙等による不透明なものとして、印刷層を表面に形成し、さらには印刷層をニスコート層で被覆保護するような構成とすることもできる。
勿論、ラベルによる加飾態様により、基材フィルムを合成紙等による不透明なものとして、印刷層を表面に形成し、さらには印刷層をニスコート層で被覆保護するような構成とすることもできる。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
すなわち、本発明の主たる構成を有するインモールドラベルの特徴は、UV硬化型の接着剤成分を含むインクを印刷した後、UV照射させて形成した接着剤層を介して、合成樹脂製フィルムから成る接着層を基材フィルムに積層した点にあり、インモールドラベルの製造において、基材フィルムへ印刷層を形成する工程と、基材フィルムへ接着層を積層する工程とを一貫ラインでも実施することができ、小ロットでも低コストで製造可能で、貼着する合成樹脂成形品や使用目的に応じて基材フィルムや接着層を形成する合成樹脂製フィルムを適宜選択することができ、最適なインモールドラベルを提供することができる。
すなわち、本発明の主たる構成を有するインモールドラベルの特徴は、UV硬化型の接着剤成分を含むインクを印刷した後、UV照射させて形成した接着剤層を介して、合成樹脂製フィルムから成る接着層を基材フィルムに積層した点にあり、インモールドラベルの製造において、基材フィルムへ印刷層を形成する工程と、基材フィルムへ接着層を積層する工程とを一貫ラインでも実施することができ、小ロットでも低コストで製造可能で、貼着する合成樹脂成形品や使用目的に応じて基材フィルムや接着層を形成する合成樹脂製フィルムを適宜選択することができ、最適なインモールドラベルを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を、実施例に沿って図面を参照しながら説明する。
図1は本発明のインモールドラベルの一実施例の層構成を示す断面図である。また、図2はこのラベル1をポリエチレン(PE)樹脂製のブロー成形壜体1の胴部2に貼付した例を示す正面図である。
図1は本発明のインモールドラベルの一実施例の層構成を示す断面図である。また、図2はこのラベル1をポリエチレン(PE)樹脂製のブロー成形壜体1の胴部2に貼付した例を示す正面図である。
本実施例のラベル11の層構成は図1に示されるようなものであり、ポリプロピレン(PP)樹脂製キャストフィルム(以下、CPPフィルムと略記する。)から成る透明で、厚さが50ミクロンの基材フィルム12の裏面に印刷層13、接着剤層14、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)樹脂製で厚さが20ミクロンのマットフィルムから成る接着層15の順で積層したものである。
印刷層13により図2で見られる「SHAMPOO」と云う文字が現出される。また、基材フィルム12は印刷層13の保護層としての機能も発揮する。
印刷層13により図2で見られる「SHAMPOO」と云う文字が現出される。また、基材フィルム12は印刷層13の保護層としての機能も発揮する。
なお、基材フィルム12の表面には、静電気によるラベル間の密着を防ぎ、インモールド成形において、ラベルを1枚毎スムーズに金型内へセットできるようにするために、また、ラベル表面への埃付きを防止するために、静電気の帯電を抑制する目的で静防剤層19を塗布するようにしている。
ここで、接着剤層14はUV硬化型の接着剤成分を含むインクを印刷機によりベタ状に印刷し、その後UV照射により硬化させて形成したものであり、
このラベル11は次の(1)〜(5)に記載した工程により、一貫ラインで製造したものである。
(1)フレキソ印刷機によりロール状から繰り出した基材フィルム12の裏面にUV硬化型インキを使用し、文字等を印刷し、次いでUV照射によりUV硬化型インキを硬化させ、印刷層13を形成する。
(2)次いで、同じフレキソ印刷機により、基材フィルム12の裏面側の印刷層13側にUV硬化型の接着剤成分を含むインクをベタ状に印刷し、その後UV照射により硬化させて、接着剤層14を形成する。
(3)さらにこの接着剤層14に厚さ20ミクロンのLLDPE樹脂製マットフィルムをロール状から繰り出し、接着状に積層して接着層15を形成する。
(4)必要に応じて基材フィルム12の表面に静防剤層19を形成する。
(5)ダイカットロールにて矩形状に打抜き加工し、集積する。
本実施例のように、フレキソ印刷機の場合、基材フィルムへ印刷層を形成する工程やUV硬化型の接着剤成分を含むインクで印刷し、UV照射させて接着剤層を形成する工程、静防剤を塗布し、形成する工程は勿論のこと、接着層となる合成樹脂製フィルムを貼り合わせる工程がユニットの追加、変更で簡単にでき、さらに抜き加工ユニットを該印刷機に導入することにより、抜き加工工程まで一貫ラインにて実施可能となるので好適である。
このラベル11は次の(1)〜(5)に記載した工程により、一貫ラインで製造したものである。
(1)フレキソ印刷機によりロール状から繰り出した基材フィルム12の裏面にUV硬化型インキを使用し、文字等を印刷し、次いでUV照射によりUV硬化型インキを硬化させ、印刷層13を形成する。
(2)次いで、同じフレキソ印刷機により、基材フィルム12の裏面側の印刷層13側にUV硬化型の接着剤成分を含むインクをベタ状に印刷し、その後UV照射により硬化させて、接着剤層14を形成する。
(3)さらにこの接着剤層14に厚さ20ミクロンのLLDPE樹脂製マットフィルムをロール状から繰り出し、接着状に積層して接着層15を形成する。
(4)必要に応じて基材フィルム12の表面に静防剤層19を形成する。
(5)ダイカットロールにて矩形状に打抜き加工し、集積する。
本実施例のように、フレキソ印刷機の場合、基材フィルムへ印刷層を形成する工程やUV硬化型の接着剤成分を含むインクで印刷し、UV照射させて接着剤層を形成する工程、静防剤を塗布し、形成する工程は勿論のこと、接着層となる合成樹脂製フィルムを貼り合わせる工程がユニットの追加、変更で簡単にでき、さらに抜き加工ユニットを該印刷機に導入することにより、抜き加工工程まで一貫ラインにて実施可能となるので好適である。
そして、図2に示した壜体1をブロー成形する際には、ラベル11を予めブロー成形のための金型内にセットして壜体1をブロー成形することにより、この成形と同時に、ラベル11を壜体1の胴部2の表面に貼付する。
ここで、ラベル11の接着層15はLLDPE樹脂製マットフィルムから成り、壜体1と同様にPE樹脂製であり、上記したインモールド成形工程により壜体1の胴部2の表面に熱溶着状に接着し、また、接着層15として表面が凹凸なマットフィルムを選択しているため、ラベルの金型への供給が一枚一枚確実に行われ、さらにブロー成形時に溶融パリソンがラベルと熱圧着する際にラベルと溶融パリソンとの間の空気が容易に抜けるため、ブリスターの発生により外観を損ねることが無い。ラベル11はこの接着層15を介して胴部2の表面に強固に、また高品位に貼着される。
ここで、ラベル11の接着層15はLLDPE樹脂製マットフィルムから成り、壜体1と同様にPE樹脂製であり、上記したインモールド成形工程により壜体1の胴部2の表面に熱溶着状に接着し、また、接着層15として表面が凹凸なマットフィルムを選択しているため、ラベルの金型への供給が一枚一枚確実に行われ、さらにブロー成形時に溶融パリソンがラベルと熱圧着する際にラベルと溶融パリソンとの間の空気が容易に抜けるため、ブリスターの発生により外観を損ねることが無い。ラベル11はこの接着層15を介して胴部2の表面に強固に、また高品位に貼着される。
以上、実施例に沿って本願発明の構成とその作用効果を説明したが、本願発明のインモールドラベルはこれら実施例に限定されるものではない。
たとえば、ラベルによる加飾様式を考慮して基材フィルム12を合成紙等による不透明なものとし、印刷層を表面に形成し、さらには印刷層をニスコート層で被覆保護するような構成とすることもできる。
また、印刷層13の形成はフレキソ印刷に限定されるものではなく、ロットの大きさ、印刷の精細性等を考慮して、目的に応じて従来から使用されている様々な印刷方式の中から選択することができる。また、接着剤層14の形成もフレキソ印刷に限定されるものではない。
また、基材フィルム12へ印刷層13を形成する工程と接着層15を積層する工程は必ずしも一貫ラインで行う必要はなく、予め印刷層13を基材フィルムに形成しておき、後に印刷層13が形成された基材フィルムの裏面に接着剤層14を形成し、接着層15を積層してもよい。
また、接着層15に使用する合成樹脂製フィルムの材質は、被貼着体となる成形品の材質を考慮して適宜選択することができる。
また、ブロー成形による合成樹脂製成形品に限らず、様々な成形法による合成樹脂製成形品に利用できる。
たとえば、ラベルによる加飾様式を考慮して基材フィルム12を合成紙等による不透明なものとし、印刷層を表面に形成し、さらには印刷層をニスコート層で被覆保護するような構成とすることもできる。
また、印刷層13の形成はフレキソ印刷に限定されるものではなく、ロットの大きさ、印刷の精細性等を考慮して、目的に応じて従来から使用されている様々な印刷方式の中から選択することができる。また、接着剤層14の形成もフレキソ印刷に限定されるものではない。
また、基材フィルム12へ印刷層13を形成する工程と接着層15を積層する工程は必ずしも一貫ラインで行う必要はなく、予め印刷層13を基材フィルムに形成しておき、後に印刷層13が形成された基材フィルムの裏面に接着剤層14を形成し、接着層15を積層してもよい。
また、接着層15に使用する合成樹脂製フィルムの材質は、被貼着体となる成形品の材質を考慮して適宜選択することができる。
また、ブロー成形による合成樹脂製成形品に限らず、様々な成形法による合成樹脂製成形品に利用できる。
以上説明したように本発明のインモールドラベルは、インモールドラベルの製造において基材フィルムへ印刷層を形成する工程と、基材フィルムへ接着層を積層する工程とを一貫ラインでも実施できるものであり、従来に比較して小ロットでも低コストで生産可能であり、貼着する合成樹脂成形品や使用目的に応じて基材フィルムや接着層を形成する合成樹脂製フィルムを適宜選択することができるため、最適なインモールドラベルを提供することができ、ブロー成形壜体等の合成樹脂成形品の分野での幅広い利用展開が期待される。
1 ;壜体
2 ;胴部
11;ラベル
12;基材フィルム
13;印刷層
14;接着剤層
15;接着層
18;保護層
19;静防剤層
34;ドライラミネート剤層
35;ヒートシール層
2 ;胴部
11;ラベル
12;基材フィルム
13;印刷層
14;接着剤層
15;接着層
18;保護層
19;静防剤層
34;ドライラミネート剤層
35;ヒートシール層
Claims (2)
- インモールド成形により合成樹脂成形品の成形と同時に成形品の表面に貼付されるラベルであって、表面若しくは裏面に印刷層(13)を形成した基材フィルム(12)の裏面側に、紫外線硬化型の接着剤成分を含むインクを印刷すると共に紫外線照射により硬化させて接着剤層(14)を形成し、該接着剤層(14)を介して合成樹脂製フィルムを接着状に積層し、該合成樹脂製フィルムをインモールド成形において合成樹脂成形品の表面に接着固定する接着層(15)としたことを特徴とするインモールドラベル。
- 基材フィルム(12)を透明性を有するものとし、該基材フィルム(12)の裏面に印刷層(13)を形成し、さらに接着剤層(14)を形成した請求項1記載のインモールドラベル。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2009
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Legal Events
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