JP2010274638A - ハンディ型印字ラベル作成装置 - Google Patents

ハンディ型印字ラベル作成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010274638A
JP2010274638A JP2009132456A JP2009132456A JP2010274638A JP 2010274638 A JP2010274638 A JP 2010274638A JP 2009132456 A JP2009132456 A JP 2009132456A JP 2009132456 A JP2009132456 A JP 2009132456A JP 2010274638 A JP2010274638 A JP 2010274638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print label
producing apparatus
label producing
type print
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009132456A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5403238B2 (ja
Inventor
Takehiko Inaba
武彦 稲葉
Keiji Seo
恵二 瀬尾
Toshihiro Takahashi
俊博 高橋
Hidenori Jo
秀典 城
Toshiyuki Furuyama
敏行 古山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2009132456A priority Critical patent/JP5403238B2/ja
Priority to EP10154075.5A priority patent/EP2258555B1/en
Priority to US12/722,041 priority patent/US8366264B2/en
Priority to CN201010150896.3A priority patent/CN101898460B/zh
Publication of JP2010274638A publication Critical patent/JP2010274638A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5403238B2 publication Critical patent/JP5403238B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4075Tape printers; Label printers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/36Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for portability, i.e. hand-held printers or laptop printers

Abstract

【課題】携帯性及び操作性を向上することができるハンディ型印字ラベル作成装置を提供する。
【解決手段】カートリッジ31及び乾電池8を装着した状態でのハンディ型印字ラベル作成装置1の上下方向における重心位置GVが、把持部Grに対応する上下方向位置範囲内となるように、モータ21を含む複数の機構を筐体6内に配置する。これにより、操作者がハンディ型印字ラベル作成装置1を手で把持した際にその把持位置内に装置の重心を位置させることができ、持ち易くすることができる。また持ち易くなる結果、把持した状態での操作もし易くなる。
【選択図】図9

Description

本発明は、操作者が手で把持して使用可能な、印字ラベルを作成するハンディ型印字ラベル作成装置に関する。
一般にハンディ型印字ラベル作成装置は、電源手段が装着される電源ホルダと、カートリッジが装着されるカートリッジホルダと、電源手段より供給される電力により駆動されモータとを有している。そして、印字ラベルの作成時には、電源ホルダに電源手段を装着し、カートリッジホルダにカートリッジを装着した状態で、モータによりラベル用テープの搬送経路に位置する少なくとも1つのローラが駆動され、カートリッジより繰り出されたラベル用テープに対し所定の印刷が行われることで、印字ラベルが作成される。
従来、この種のハンディ型印字ラベル作成装置としては、例えば特許文献1記載のものがある。このハンディ型印字ラベル作成装置(印字テープ作成装置)では、モータ(駆動モータ)と電源ホルダ(電池部)とを筐体の一方側と他方側の両端部に振り分け配置することにより、重量の大きい機構を筐体(ケース)の両端部に配置して、重量バランスを向上させている。
特開平9−254450号公報
一般に、操作者が手で把持して使用するハンディ型印字ラベル作成装置の場合、装置全体の重心を把持位置内に位置させると、操作者は重心位置を手の平で受けることができるので持ち易くなる。また持ち易くなる結果、把持した状態での操作もし易くなる。
ここで上記従来技術のハンディ型印字ラベル作成装置では、重量の大きいモータと電源ホルダとを筐体の両端部に配置することで、装置重心を筐体の略中央部に位置させていると考えられる。しかしながら、ハンディ型印字ラベル作成装置において、操作者が手で把持する位置は必ずしも筐体の中央部とは限らず、筐体の形状によっては一方側あるいは他方側に偏った位置を把持することも考えられる。このような場合、上記従来技術では装置重心を把持位置内に位置させることができない。このように、上記従来技術では把持位置によっては携帯性及び操作性を良好に維持できないおそれがあった。
本発明の目的は、把持位置内に装置の重心を位置させることにより、携帯性及び操作性を向上することができるハンディ型印字ラベル作成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1発明のハンディ型印字ラベル作成装置は、ラベル用テープに対し印刷を行い印字ラベルを作成するハンディ型印字ラベル作成装置であって、操作者の手によって把持される把持部を備えた筐体と、前記筐体の長手方向一方側に設けられ、前記ラベル用テープを供給するカートリッジを着脱可能なカートリッジホルダと、前記筐体の長手方向他方側に設けられ、電源手段を装着可能な電源ホルダと、前記電源手段より供給される電力により駆動され、前記ラベル用テープの搬送経路に位置する少なくとも1つのローラを駆動するためのモータとを有し、前記カートリッジ及び前記電源手段を装着した状態での前記ハンディ型印字ラベル作成装置の前記長手方向における重心位置が、前記把持部に対応する長手方向位置範囲内となるように、前記モータを含む複数の機構を前記筐体の内部に配置したことを特徴とする。
本願第1発明のハンディ型印字ラベル作成装置は、操作者が筐体に設けられた把持部を手で把持して使用可能なハンディ型の印字ラベル作成装置である。このハンディ型印字ラベル作成装置では、印字ラベルの作成時には、筐体の長手方向他方側に設けられた電源ホルダに電源手段を装着し、筐体の長手方向一方側に設けられたカートリッジホルダにカートリッジを装着する。そして、モータによりラベル用テープの搬送経路に位置する少なくとも1つのローラが駆動され、カートリッジより繰り出されたラベル用テープに対し所定の印刷が行われることで、印字ラベルが作成される。
ここで本願第1発明においては、カートリッジ及び電源手段を装着した状態でのハンディ型印字ラベル作成装置の長手方向における重心位置が、把持部に対応する長手方向位置範囲内となるように、モータを含む複数の機構が筐体内に配置されている。このように、装置の長手方向における重心位置を把持部の長手方向位置範囲内とすることにより、操作者がハンディ型印字ラベル作成装置を手で把持した際にその把持位置内に装置の重心を位置させることができ、持ち易くすることができる。また持ち易くなる結果、把持した状態での操作もし易くなる。したがって、ハンディ型印字ラベル作成装置の携帯性及び操作性を向上することができる。
また、重心位置を手の平で受けているので、操作者がハンディ型印字ラベル作成装置を誤って手から滑り落とすことが少なくなり、落下による装置破損などを抑制できる。
第2発明のハンディ型印字ラベル作成装置は、上記第1発明において、前記モータを、その長手方向位置が前記把持部に対応する前記長手方向位置範囲内となるように配置したことを特徴とする。
本願第2発明においては、モータの長手方向位置が筐体の把持部に対応する長手方向位置範囲内となるように、モータを配置する。このように、ハンディ型印字ラベル作成装置の重心位置に大きく影響する重量物であるモータを把持部に対応する長手方向位置範囲内に配置することにより、ハンディ型印字ラベル作成装置の重心を操作者による把持位置内に確実に位置させることができる。
第3発明のハンディ型印字ラベル作成装置は、上記第1又は第2発明において、前記モータ及び前記電源ホルダを、前記筐体の長手方向他方側に配置したことを特徴とする。
ハンディ型印字ラベル作成装置の筐体内には、制御基板、液晶等の表示部、電源ホルダ、カートリッジホルダ、モータ、ギア、ローラ等、種々の機構や部材が設けられている。そして、印字ラベル作成時には電源ホルダに電源手段が装着され、カートリッジホルダにカートリッジが装着される。電源ホルダに装着される電源手段は、モータと同様に、ハンディ型印字ラベル作成装置の重心位置に大きく影響する重量物である。
本願第3発明においては、上記種々の機構や部材のうち、重量物であるモータと、電源手段が装着されたときに重量物となる電源ホルダとを、筐体の長手方向他方側に配置する。これにより、装置全体の重心を長手方向中央より重量物を配置した長手方向他方側にずらすことができるので、当該他方側に把持部を設けることにより、重心を把持位置内に確実に位置させることができる。また、上記重量物以外の軽量物である多数の機構及び部材を、筐体の長手方向一方側にまとめて配置することができる。
第4発明のハンディ型印字ラベル作成装置は、上記第1乃至第3発明のいずれかにおいて、 前記複数の機構は、前記筐体に設けた合成樹脂製の板部材より立設された合成樹脂製の支柱部材により回転可能に支持され、前記モータの動力を前記少なくとも1つのローラに対し伝える少なくとも1つのギアを含み、前記少なくとも1つのギアを、前記モータより前記長手方向一方側に配置したことを特徴とする。
一般に印字ラベル作成装置においては、モータの動力をローラに対し伝えるギアを回転可能に支持する支柱部材には高い剛性が要求されるため、支柱部材及び当該支柱部材が立設される板部材には剛性が高い金属が使用される。
本願第4発明においては、上記板部材及び支柱部材を合成樹脂で構成し、この支柱部材により支持するギアをモータより長手方向一方側に配置する。これにより、上記金属を用いた場合よりも、モータの長手方向一方側の重量を小さくすることができるので、装置全体の重心を長手方向他方側にずらすことができる。その結果、当該他方側に把持部を設けることにより、重心を把持位置内に確実に位置させることができる。また、装置全体の重量を軽量化できるので、ハンディ型印字ラベル作成装置の携帯性及び操作性をさらに向上することができる。
第5発明のハンディ型印字ラベル作成装置は、上記第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記筐体は、操作者により操作される複数の操作キーを備えており、前記複数の操作キーを、前記把持部に対応する長手方向位置近傍に集中的に配置したことを特徴とする。
本願第5発明においては、操作者により操作される複数の操作キーを、把持部に対応する長手方向位置近傍に集中的に配置する。これにより、操作者がハンディ型印字ラベル作成装置を把持した際に、多くの操作キーがその把持位置近傍に配置されることになるので、操作し易くすることができる。また操作キーを把持部の近傍に集中的に配置する結果、当該操作キーはハンディ型印字ラベル作成装置の重心位置近傍に設けられることになる。これにより、操作者は重心位置より遠い位置で操作する場合よりもハンディ型印字ラベル作成装置が安定した状態で操作することができるので、操作性をさらに向上できる。
第6発明のハンディ型印字ラベル作成装置は、上記第1乃至第5発明のいずれかにおいて、前記把持部を、前記筐体の、前記カートリッジホルダよりも長手方向他方側となる長手方向位置範囲全体に亘って設けたことを特徴とする。
本願第6発明においては、把持部を、筐体の、カートリッジホルダよりも長手方向他方側となる長手方向位置範囲全体に亘って設ける。これにより、軽量物である(カートリッジが装着された)カートリッジホルダを筐体の長手方向一方側に配置し、重量物であるモータや(電源手段が装着された)電源ホルダを、把持部に対応する筐体の長手方向他方側に配置することができるので、重心を把持位置内に確実に位置させることができる。
本発明によれば、携帯性及び操作性を向上することができる。
本実施形態のハンディ型印字ラベル作成装置の全体構成を表す斜視図である。 着脱カバーが取り外され、且つ、カートリッジをカートリッジホルダに装着した状態におけるハンディ型印字ラベル作成装置の内部構造を表す斜視図である。 着脱カバーが取り外され、且つ、カートリッジをカートリッジホルダから取り外した状態におけるハンディ型印字ラベル作成装置の内部構造を表す斜視図である。 前カバーを取り外した状態のハンディ型印字ラベル作成装置の内部構造を表す斜視図である。 モータの動力伝達経路を構成する複数のギアを抽出して示す側面図である。 モータの動力伝達経路を構成する複数のギアを抽出して示す後面図である。 モータの動力伝達経路を構成する複数のギアを抽出して示す前面図である。 カートリッジの内部構造を表す平面図である。 着脱カバーを取り外した状態のハンディ型印字ラベル作成装置の内部構造を表す平面図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において前・後・左・右・上・下というときは、図1乃至図4等に示す方向を指すものとする。
図1は、本実施形態のハンディ型印字ラベル作成装置1の全体構成を表す斜視図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、ハンディ型印字ラベル作成装置1は、操作者の手によって把持されるハンディ型の印字ラベル作成装置である。このハンディ型印字ラベル作成装置1の筐体6は、装置前面を構成する前カバー6Aと、装置後面を構成する後カバー6Bとで構成されている。さらにこの後カバー6Bは、種々の機構を内蔵する後カバー本体6B1と、カートリッジ31や乾電池8を着脱する際に後カバー本体6B1より取り外し可能な着脱カバー6B2とで構成されている。
上記前カバー6Aの上側には、印刷データや、設定画面等を表示するための液晶表示部2が設けられている。なお、液晶表示部2の前面は例えば透明のアクリル板等であるカバーパネル2Aによって覆われており、図1ではこのカバーパネル2Aを図示している。液晶表示部2の下側には、ハンディ型印字ラベル作成装置1を操作するためのキーボード部3(操作キー)が設けられている。このキーボード部3には、文字、記号及び数字等の文字キー3aや、種々の機能キー3bが含まれている。このキーボード部3(特に文字キー3a)は、後述する把持部Grに対応する上下方向位置近傍に集中的に配置されている。また上記後カバー本体6B1の右側上端には、印刷済みラベル用テープ80を切断するためのカットボタン4が設けられている。
また上記筐体6は、その側面及び後面(具体的には前カバー6Aの左右側面、後カバー本体6B1の左右側面、及び着脱カバー6B2の後面)に、操作者の手によって把持される把持部Grをそれぞれ備えている。この把持部Grは筐体6の下方側に位置しており、他の部分よりも幅方向(左右方向)の大きさが小さく形成されることで、操作者が握りやすい構成となっている。なお、本実施形態では特に設けていないが、把持部Grの少なくとも一部に例えばゴム製のグリップ材等を設けてもよい。
図2及び図3は、着脱カバー6B2を取り外した状態のハンディ型印字ラベル作成装置1の内部構造を表す斜視図である。なお、図2はカートリッジ31をカートリッジホルダ7に装着した状態、図3はカートリッジ31をカートリッジホルダ7から取り外した状態を表している。
図2及び図3に示すように、後カバー本体6B1の後側上部には、カートリッジ31を着脱するために凹状に形成された平面視矩形状のカートリッジホルダ7が設けられている。このカートリッジホルダ7(機構)には、印刷が行われるカバーフィルム51(後述の図8参照)を供給するカートリッジ31が着脱される。カートリッジホルダ7の下側には、モータ21(後述の図5参照)を収納するためのモータ収納部5が設けられている。このモータ21は、乾電池8より供給される電力により駆動され、カバーフィルム51(印刷済みラベル用テープ80を含む)の搬送経路に位置する後述のローラ182,192等を駆動するためのものである。またモータ収納部5のさらに下側、すなわち後カバー本体6B1の下部には、乾電池8(電源手段)を収納するための電池収納部9(電源ホルダ、機構)が設けられている。なお、乾電池8の代わりに充電可能な充電池を用いてもよい。
また図2及び図3に示すように、上記把持部Grは、筐体6における、カートリッジホルダ7よりもほぼ下側となる上下方向位置範囲全体に亘って設けられている。なお、図2及び図3中符号81で示す二点鎖線は、把持部Grの上端位置を示している。また、モータ21を収納するモータ収納部5は、その上下方向位置が把持部Grに対応する上下方向位置範囲内(すなわち把持部Grの上端位置81から筐体6の下端位置までの範囲内)となるように配置されている。さらに、モータ21を収納するモータ収納部5及び電池収納部9は、共に筐体6の下方側(上下方向中央部より下側)となるように配置されている。モータ21をこのように筐体6内の下方に配置させるためのギア構造については後述する。
なお、本実施形態において筐体6の上側は特許請求の範囲に記載の長手方向一方側に相当し、筐体6の下側は長手方向他方側に相当する。また上下方向は、特許請求の範囲に記載の長手方向に相当する。
上記カートリッジホルダ7の上側には、印刷済みラベル用テープ80を外部に排出するためのテープ排出スリット24が設けられている。またカートリッジホルダ7の右側上部にはローラホルダ17(後述の図8参照)が設けられ、このローラホルダ17の後側には、板状形状を有した合成樹脂製の板部25が設けられている。この板部25の上部には、開口部である突起部挿入口10が設けられている。着脱カバー6B2が後カバー本体6B1に着脱されることにより、着脱カバー6B2に設けられた突起部(図示せず)が上記突起部挿入口10に挿抜される。これにより、ローラホルダ17を印刷位置(後述の図8に示す位置)に移動させたり、待機位置(図2及び図3に示す位置)に移動させたりすることができるようになっている。
また、後カバー本体6B1の上端部にはロック穴11が設けられ、下端部にはロック穴12が2箇所設けられている。着脱カバー6B2が後カバー本体6B1に取り付けられた際に、着脱カバー6B2に設けられたロック部材(図示せず)がそれぞれロック穴11,12に嵌め込まれる。これにより、着脱カバー6B2の自然開放が防止されるようになっている。
次に、カートリッジホルダ7の詳細構造について説明する。図3に示すように、カートリッジホルダ7の底面は、合成樹脂製のフレーム13(板部材、機構)で構成されている。フレーム13の右端部であるフレーム端131は、後述するリブ30及びローラ軸20のさらに右側に設けられている。フレーム13の略中央部には凹状に形成されたギア用凹部26が設けられている。ギア用凹部26には、ギア214が設けられている。また、ギア用凹部26の下側にはギア用凹部第1開口261が設けられている。ギア214は、ギア用凹部第1開口261を介してフレーム13の前側の面に設けられたギア213(後述の図4乃至図6参照)と噛合されている。また、ギア用凹部26の上側にはギア用凹部第2開口262が設けられている。ギア214は、ギア用凹部第2開口262を介してフレーム13の前側の面に設けられたギア215(後述の図4乃至図6参照)と噛合されている。そして、ギア214の後側には、インクリボン55を巻き取るためのリボン巻取軸14が立設されている。この構成により、前述のモータ収納部5に収納されたモータの動力が上記複数のギアにより伝達され、ギア214とリボン巻取軸14とが回転する。
上記ギア214及びこれと噛合するギア213,215を含むフレーム13の前側の面に設けられた複数のギアは、それぞれ合成樹脂で形成されており、またこれらのギアを回転可能に支持するギア軸(後述の図5及び図6参照)も合成樹脂で形成されており、フレーム13と一体として形成されている。
なお、図3では説明のためにギア214の歯部を露出させた状態を表しているが、実際にはギア214の歯部は隠蔽用傘部(図示せず)によって覆われ露出しない構造となっている。
また図3に示すように、リボン巻取軸14の右側にはリブ30が立設されている。このリブ30の右側面に矩形状の放熱板であるヒートシンク15が設けられている。そして、ヒートシンク15の右側面には、発熱体を有するサーマルヘッド16(後述の図8参照)が設けられている。
また、リブ30とテープ排出スリット24との間には、ローラ軸20(機構)がフレーム13に立設されている。このローラ軸20は合成樹脂で形成されており、フレーム13と一体として形成されている。ローラ軸20は、円柱状に形成された円柱部201と、延柱部201の外周から外側に向かって放射状に形成された6個のリブ202とから構成されている(後述の図8参照)。ローラ軸20は、カートリッジ31に設けられたテープ搬送ローラ39(ローラ、機構)の軸孔391(後述の図8参照)に挿入され、テープ搬送ローラ39を回転可能に支持する。
ローラ軸20の左側には、凸部27が立設されている。この凸部27は、カートリッジ31の凹部(図示せず)に挿入されることで、カートリッジ31の前後方向の位置決めをするものである。
次に、図4乃至図7を用いて、ハンディ型印字ラベル作成装置1に備えられているモータ21からの動力が伝達される経路について説明する。図4は、前カバー6Aを取り外した状態のハンディ型印字ラベル作成装置1の内部構造を表す斜視図である。また図5は、モータ21の動力伝達経路を構成する複数のギアを抽出して示す側面図、図6はその後面図、図7はその前面図である。
これら図4乃至図7に示すように、カートリッジホルダ7のフレーム13の前側の面には、複数のギア212〜213,215〜218が各々噛合されて設けられている。図4に示すように、モータ21の前側にはモータ収納カバー23が設けられており、また前述したようにモータ21の後側にはモータ収納部5が設けられており、これらモータ収納カバー23とモータ収納部5との間にモータ21が収納されている。
モータ21(機構)の駆動軸210には、駆動ギア211が固着されている。この駆動ギア211は、モータ収納カバー23に設けられたカバー開口231を介して、モータ収納カバー23の前側に配置されている。
駆動ギア211は、ギア212に噛合されている。このギア212はギア213に噛合されている。またギア213は、前述のギア用凹部26に設けられたギア用凹部第1開口261を介して、フレーム13の後側に設けられたギア214に噛合されている。このギア214には、リボン巻取スプール57(後述の図8参照)を回転させるリボン巻取軸14が立設されている。
さらにギア214は、ギア用凹部26に設けられたギア用凹部第2開口262を介して、ギア215に噛合されている。このギア215はギア216に噛合されている。さらにギア216は、ギア217とギア218とに噛合されている。
上記ギア212〜213,215〜218は、フレーム13の前側の面に立設された複数のギア軸(図示せず)によりそれぞれ回転可能に支持されている。これらギア212〜213,215〜218と複数のギア軸は共に合成樹脂製であり、複数のギア軸はフレーム13と一体的に形成されている。そして、これら複数のギア軸は、図4に示すようにモータ21が収納されるモータ収納カバー23より上側となるようにそれぞれ配置されている。
着脱カバー6B2が後カバー本体6B1に装着されると、ローラホルダ17が印刷位置(後述の図8に示す位置)に移動する。このとき、図6及び図7に示すように、ローラホルダ17に備えられた押圧ローラユニット19(図5参照)の下部に設けられた押圧ローラ用ギア191は、ギア217の方向に付勢されて、ギア217と噛合する。またプラテンローラユニット18(図5参照)の下部に設けられたプラテンローラ用ギア181は、ギア218の方向に付勢されて、ギア218と噛合される。
そして、カートリッジホルダ7にカートリッジ31が装着された状態で、モータ21が駆動すると、駆動ギア211及びギア212,213を介してギア214が回転する。ギア214が回転することで、ギア214に立設されたリボン巻取軸14が回転し、リボン巻取スプール57が回転する。また、ギア214の回転は、ギア215,216を介してギア217,218に伝達される。さらに、ギア217の回転は押圧ローラ用ギア191に伝達され、押圧ローラ192(ローラ、機構)が回転する。また、ギア218の回転はプラテンローラ用ギア181に伝達され、プラテンローラ用ギア181が回転する。そして、プラテンローラ用ギア181が回転することで、プラテンローラ182(ローラ、機構)が回転する。
図8は、カートリッジ31の内部構造を表す平面図である。なおこの図8には、カートリッジ31の内部構造と共に、ハンディ型印字ラベル作成装置1の印刷機構の一部であるローラホルダ17や、上述したリブ30、ヒートシンク15、及びサーマルヘッド16等を図示している。
図8に示すように、カートリッジケース33内の左側下部には、透明フィルム状のカバーフィルム51(ラベル用テープ)を巻回したカバーフィルムスプール52が回転可能に配置されている。このフィルムスプール52から繰り出されたカバーフィルム51は、カートリッジ開口371に向けて案内され、当該カートリッジ開口371から送出される。またカートリッジケース33内の右側下部には、インクリボン55を巻回したリボンスプール56が回転可能に配置されている。このリボンスプール56から繰り出されたインクリボン55は、カートリッジ開口371に向けて案内され、カバーフィルム51と共に送出される。
カバーフィルムスプール52とリボンスプール56との間には、リボン巻取スプール57が回転可能に配置されている。このリボン巻取スプール57は、リボンスプール56からインクリボン55を引き出すと共に、文字等の印刷で消費されたインクリボン55を巻き取る。
カートリッジケース33内の上部には、基材テープ53を巻回した基材テープスプール54が回転可能に配置されている。この基材テープスプール54から繰り出された基材テープ53は、テープ搬送ローラ39に向けて案内され、当該基材テープ53と印刷済のカバーフィルム51とが、テープ搬送ローラ39と押圧ローラ192とによって圧着されて印刷済みラベル用テープ80となり、テープ排出口59に向けて搬送される。
また、カートリッジホルダ7に装着されたカートリッジ31の右側には、プラテンローラユニット18と押圧ローラユニット19とを備えたアーム状のローラホルダ17が、軸支部171を中心に左右方向に揺動可能に設けられている。このローラホルダ17もフレーム13と同様に合成樹脂製である。着脱カバー6B2が取り付けられると、前述した突起部(図示せず)によりローラホルダ17がカートリッジ31方向に移動される。これにより、ローラホルダ17に設けられた押圧ローラユニット19とプラテンローラユニット18とが印刷位置(図8に示す位置)に移動する。
上記プラテンローラユニット18は、ヒートシンク15の右側に配置されている。プラテンローラユニット18には、プラテンローラ182とプラテンローラ用ギア181とが設けられている。プラテンローラ182は、ヒートシンク15の右側面に設けられたサーマルヘッド16に対向する位置に配置されている。プラテンローラ用ギアは、フレーム13の前側に設けられたギア218に噛合されており、モータ21から動力を伝達されたプラテンローラ用ギア181が回転することで、プラテンローラ182が回転する。これにより、プラテンローラユニット18が印刷位置に移動した際に、プラテンローラ182は、カバーフィルム51とインクリボン55とをサーマルヘッド16に対して押圧しつつ、文字、図形、記号等が印刷されたカバーフィルム51をその回転により押圧ローラユニット19の方向へ搬送する。
押圧ローラユニット19には、押圧ローラ192と押圧ローラ用ギア191とが設けられている。押圧ローラ192はローラ軸20に対向する位置に配置されている。押圧ローラ用ギア191は、フレーム13の前側に設けられたギア217に噛合されており、モータ21から動力を伝達された押圧ローラ用ギア191が回転することで、押圧ローラ192が回転する。これにより、押圧ローラユニット19が印刷位置に移動した際に、押圧ローラ192は、カバーフィルム51と基材テープ53とを、ローラ軸20に回転可能に支持されたテープ搬送ローラ39に対して押圧する。これにより、印刷が行われたカバーフィルム51と基材テープ53とが圧着され印刷済みラベル用テープ80となり、テープ排出スリット24からハンディ型印字ラベル作成装置1の外部に排出される。
なお、上記プラテンローラ182及び押圧ローラ192のローラ軸183,193(機構)はそれぞれ合成樹脂製で形成されている。以上のように、本実施形態のハンディ型印字ラベル作成装置1においては、各ローラ39,182,192を回転可能に支持するローラ軸20,183,193や、モータ21の動力をリボン巻取軸14やローラ182,192に対し伝える複数のギア212〜218(機構)をそれぞれ回転可能に支持する複数のギア軸(支柱部材)を合成樹脂で形成し、複数のギア軸については合成樹脂製のフレーム13と一体として形成する。これにより、例えばローラ軸、ギア軸、及びこれらが立設されるフレームを金属製とする構成に比べ、金属フレームを不要とし、印字ラベル作成装置全体の軽量化及びコスト低減を図ることができる。
以上のような構成であるハンディ型印字ラベル作成装置1の最大の特徴は、筐体6内部の複数の機構を上述したような配置構成とすることにより、装置全体の上下方向における重心位置GVを、把持部Grに対応する上下方向位置範囲内としたことにある。この詳細について図9を用いて説明する。図9は、着脱カバー6B2を取り外した状態のハンディ型印字ラベル作成装置1の内部構造を表す平面図であり、前述の図2に対応する図である。
図9に示すように、ハンディ型印字ラベル作成装置1は、カートリッジホルダ7にカートリッジ31を装着し、電池収納部9に乾電池8を装着した状態での装置全体の上下方向における重心位置GVが、把持部Grに対応する上下方向位置範囲内となっている。なお、ここでの重心位置GVとは、ハンディ型印字ラベル作成装置1の重心(点で表される重心。以下「重心点」と記載する)の上下方向位置を指すものであり、重心点の左右方向位置については特に限定されず、必ずしも左右方向中心でなくともよい。したがって、図9では重心位置GVを左右方向に平行な線(一点鎖線)によって表している。また図9では、内部構造を示すために着脱カバー6B2を取り外した状態を図示しているが、上記重心位置GVは着脱カバー6B2を取り付けた状態におけるハンディ型印字ラベル作成装置1全体の重心位置である。
このように重心位置GVを把持部Grに対応する上下方向位置範囲内とするために、ハンディ型印字ラベル作成装置1では特に以下の構成をとっている。すなわち前述した図4に示すように、ギア212〜218をフレーム13の前側において上下方向に並べて配置することにより、モータ21の設置位置を下方にずらし、その上下方向位置が把持部Grに対応する上下方向位置範囲内となるように配置している。また前述したように、モータ21及び電池収納部9を、共に筐体6の下方側(上下方向中央部より下側)となるように配置している。このように、重量物であるモータ21と、乾電池8が装着されたときに重量物となる電池収納部9とを筐体6の下方側に共に配置することにより、装置全体の重心位置を下方にずらし、重心位置GVを把持位置内に位置させる構成を実現している。
さらに前述したように、各ローラ39,182,192を回転可能に支持するローラ軸20,183,193や、モータ21の動力をリボン巻取軸14やローラ182,192に対し伝える複数のギア212〜218、及びこれら複数のギア212〜218をそれぞれ回転可能に支持する複数のギア軸を合成樹脂で形成している。これにより、例えばローラ軸、ギア軸、及びこれらが立設されるフレームを金属製とする構成に比べ、これらの機構が主に配置される装置上方側の重量を小さくすることができるので、装置全体の重心を下側にずらし、重心位置GVを把持位置内に位置させる構成を実現している。
以上において、カートリッジホルダ7、電池収納部9、フレーム13、ローラ軸20、モータ21、テープ搬送ローラ39、プラテンローラ182、ローラ軸183、押圧ローラ192、ローラ軸193、ギア212〜218等が、特許請求の範囲に記載の複数の機構を構成する。
以上説明した実施形態のハンディ型印字ラベル作成装置1では、印字ラベルの作成時には、筐体6の下側に設けられた電池収納部9に乾電池8を装着し、筐体6の上側に設けられたカートリッジホルダ7にカートリッジ31を装着する。そして、モータ21によりカバーフィルム51の搬送経路に位置するプラテンローラ182及び押圧ローラ192が駆動され、カートリッジ31より繰り出されたカバーフィルム51に対し所定の印刷が行われることで、印字ラベルが作成される。
このとき、カートリッジ31及び乾電池8を装着した状態でのハンディ型印字ラベル作成装置1の上下方向における重心位置GVが、把持部Grに対応する上下方向位置範囲内となるように、モータ21を含む複数の機構が筐体6内に配置されている。このように、装置の上下方向における重心位置GVを把持部Grの上下方向位置範囲内とすることにより、操作者がハンディ型印字ラベル作成装置1を手で把持した際にその把持位置内に装置の重心を位置させることができ、持ち易くすることができる。また持ち易くなる結果、把持した状態での操作もし易くなる。したがって、ハンディ型印字ラベル作成装置1の携帯性及び操作性を向上することができる。さらに、重心位置を手の平で受けているので、操作者がハンディ型印字ラベル作成装置1を誤って手から滑り落とすことが少なくなり、落下による装置破損などを抑制できる。
また、本実施形態では特に、モータ21の上下方向位置が筐体6の把持部Grに対応する上下方向位置範囲内となるように、モータ21を配置する。このように、ハンディ型印字ラベル作成装置1の重心位置に大きく影響する重量物であるモータ21を把持部Grに対応する上下方向位置範囲内に配置することにより、ハンディ型印字ラベル作成装置1の重心を操作者による把持位置内に確実に位置させることができる。
また、本実施形態では特に、以下の効果を得ることができる。すなわち、ハンディ型印字ラベル作成装置1の筐体6内には、制御基板(図示せず)、液晶表示部2、電池収納部9、カートリッジホルダ7、モータ21、ギア212〜218、ローラ39,182,192等、種々の機構や部材が設けられている。そして、印字ラベル作成時には電池収納部9に乾電池8が装着され、カートリッジホルダ7にカートリッジ31が装着される。このとき電池収納部9に装着される乾電池8は、モータ21と同様に、ハンディ型印字ラベル作成装置1の重心位置に大きく影響する重量物である。
そこで本実施形態のハンディ型印字ラベル作成装置1においては、上記種々の機構や部材のうち、重量物であるモータ21と、乾電池8が装着されたときに重量物となる電池収納部9とを、筐体6の下方側に配置する。これにより、装置全体の重心を上下方向中央より重量物を配置した下方側にずらすことができるので、当該下方側に把持部Grを設けることにより、重心を把持位置内に確実に位置させることができる。また、上記重量物以外の軽量物である多数の機構及び部材を、筐体6の上方側にまとめて配置することができる。
また、本実施形態では特に、以下の効果を得ることができる。すなわち、一般に印字ラベル作成装置においては、モータの動力をローラに対し伝えるギアを回転可能に支持するギア軸には高い剛性が要求されるため、ギア軸及び当該ギア軸が立設されるフレームには剛性が高い金属が使用される。
本実施形態のハンディ型印字ラベル作成装置1においては、上記フレームに相当するフレーム13及び上記ギア軸を合成樹脂で構成し、このギア軸により支持するギア212〜218をモータ21より上方側に配置する。これにより、上記金属を用いた場合よりも、モータ21の上方側の重量を小さくすることができるので、装置全体の重心を下方側にずらすことができる。その結果、当該下方側に把持部Grを設けることにより、重心を把持位置内に確実に位置させることができる。また、装置全体の重量を軽量化できるので、ハンディ型印字ラベル作成装置1の携帯性及び操作性をさらに向上することができる。
また、本実施形態では特に、操作者により操作されるキーボード部3を、把持部Grに対応する上下方向位置近傍に集中的に配置する。これにより、操作者がハンディ型印字ラベル作成装置1を把持した際に、キーボード部3を構成する多くの操作キーがその把持位置近傍に配置されることになるので、操作し易くすることができる。またキーボード部3を把持部Grの近傍に集中的に配置する結果、当該キーボード部3はハンディ型印字ラベル作成装置1の重心位置近傍に設けられることになる。これにより、操作者は重心位置GVより遠い位置で操作する場合よりもハンディ型印字ラベル作成装置1が安定した状態で操作することができるので、操作性をさらに向上できる。
また、本実施形態では特に、把持部Grを、筐体6の、カートリッジホルダ7よりも下方側となる上下方向位置範囲全体に亘って設ける。これにより、軽量物である(カートリッジ31が装着された)カートリッジホルダ7を筐体6の上方側に配置し、重量物であるモータ21や(乾電池8が装着された)電池収納部9を、把持部Grに対応する筐体6の下方側に配置することができるので、重心を把持位置内に確実に位置させることができる。
なお、以上においては、印刷の終了した印刷済ラベル用テープ80をカッタで切断して印字ラベルを作成する場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、ラベルに対応した所定の大きさに予め分離されたラベル台紙(いわゆるダイカットラベル)がロールから繰り出されるテープ上に連続配置されているような場合には、カッタで切断しなくても、テープが排出された後にラベル台紙(対応する印字がなされたもの)のみをテープから剥がして印字ラベルを作成しても良く、本発明はこのようなものに対しても適用できる。
また、以上においては、基材テープ53とは別のカバーフィルム51に印刷を行ってこれらを貼り合わせる方式であったが、これに限られず、印字テープに備えられた被印字テープ層に印字を行う方式(貼りあわせを行わないタイプ)に本発明を適用してもよい。
さらに、以上は、基材テープ53やカバーフィルム51がスプールの周りに巻回されてロールを構成し、カートリッジ31内にそのロールが配置されて印刷済ラベル用テープ80が繰り出される場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば、長尺平紙状あるいは短冊状のテープやシート(ロールに巻回されたテープを繰り出した後に適宜の長さに切断して形成したものを含む)を、所定の収納部にスタックして(例えばトレイ状のものに平積み積層して)カートリッジ化し、このカートリッジを印字ラベル作成装置1側のカートリッジホルダ7に装着して、上記収納部から移送、搬送し印刷を行い印字ラベルを作成するようにしてもよい。
さらには上記ロールを直接印字ラベル作成装置1側に着脱可能に装着する構成や、長尺平紙状あるいは短冊状のテープやシートを印字ラベル作成装置1外より1枚ずつ所定のフィーダ機構によって移送し印字ラベル作成装置1内へ供給する構成も考えられ、さらにはカートリッジ31のような印字ラベル作成装置1の本体側に着脱可能なものにも限られず、装置本体側に着脱不能のいわゆる据え付け型あるいは一体型としてロール等を設けることも考えられる。この場合も同様の効果を得る。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 ハンディ型印字ラベル作成装置
3 キーボード部(操作キー)
6 筐体
7 カートリッジホルダ(機構)
8 乾電池(電源手段)
9 電池収納部(電源ホルダ、機構)
13 フレーム(板部材、機構)
20 ローラ軸(機構)
21 モータ(機構)
31 カートリッジ
39 テープ搬送ローラ(ローラ、機構)
51 カバーフィルム(ラベル用テープ)
182 プラテンローラ(ローラ、機構)
183 ローラ軸(機構)
192 押圧ローラ(ローラ、機構)
193 ローラ軸(機構)
212〜218 ギア(機構)
Gr 把持部
GV 重心位置

Claims (6)

  1. ラベル用テープに対し印刷を行い印字ラベルを作成するハンディ型印字ラベル作成装置であって、
    操作者の手によって把持される把持部を備えた筐体と、
    前記筐体の長手方向一方側に設けられ、前記ラベル用テープを供給するカートリッジを着脱可能なカートリッジホルダと、
    前記筐体の長手方向他方側に設けられ、電源手段を装着可能な電源ホルダと、
    前記電源手段より供給される電力により駆動され、前記ラベル用テープの搬送経路に位置する少なくとも1つのローラを駆動するためのモータとを有し、
    前記カートリッジ及び前記電源手段を装着した状態での前記ハンディ型印字ラベル作成装置の前記長手方向における重心位置が、前記把持部に対応する長手方向位置範囲内となるように、前記モータを含む複数の機構を前記筐体の内部に配置した
    ことを特徴とするハンディ型印字ラベル作成装置。
  2. 請求項1記載のハンディ型印字ラベル作成装置において、
    前記モータを、
    その長手方向位置が前記把持部に対応する前記長手方向位置範囲内となるように配置した
    ことを特徴とするハンディ型印字ラベル作成装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載のハンディ型印字ラベル作成装置において、
    前記モータ及び前記電源ホルダを、
    前記筐体の長手方向他方側に配置した
    ことを特徴とするハンディ型印字ラベル作成装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のハンディ型印字ラベル作成装置において、
    前記複数の機構は、
    前記筐体に設けた合成樹脂製の板部材より立設された合成樹脂製の支柱部材により回転可能に支持され、前記モータの動力を前記少なくとも1つのローラに対し伝える少なくとも1つのギアを含み、
    前記少なくとも1つのギアを、
    前記モータより前記長手方向一方側に配置した
    ことを特徴とするハンディ型印字ラベル作成装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のハンディ型印字ラベル作成装置において、
    前記筐体は、
    操作者により操作される複数の操作キーを備えており、
    前記複数の操作キーを、前記把持部に対応する長手方向位置近傍に集中的に配置した
    ことを特徴とするハンディ型印字ラベル作成装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のハンディ型印字ラベル作成装置において、
    前記把持部を、
    前記筐体の、前記カートリッジホルダよりも長手方向他方側となる長手方向位置範囲全体に亘って設けた
    ことを特徴とするハンディ型印字ラベル作成装置。
JP2009132456A 2009-06-01 2009-06-01 ハンディ型印字ラベル作成装置 Active JP5403238B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009132456A JP5403238B2 (ja) 2009-06-01 2009-06-01 ハンディ型印字ラベル作成装置
EP10154075.5A EP2258555B1 (en) 2009-06-01 2010-02-19 Handheld type print label producing apparatus
US12/722,041 US8366264B2 (en) 2009-06-01 2010-03-11 Handheld type print label producing apparatus
CN201010150896.3A CN101898460B (zh) 2009-06-01 2010-03-26 手持型打印标签生产设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009132456A JP5403238B2 (ja) 2009-06-01 2009-06-01 ハンディ型印字ラベル作成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010274638A true JP2010274638A (ja) 2010-12-09
JP5403238B2 JP5403238B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=42671732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009132456A Active JP5403238B2 (ja) 2009-06-01 2009-06-01 ハンディ型印字ラベル作成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8366264B2 (ja)
EP (1) EP2258555B1 (ja)
JP (1) JP5403238B2 (ja)
CN (1) CN101898460B (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013049176A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Brother Industries Ltd 印刷装置
US20140240438A1 (en) * 2013-02-28 2014-08-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Electronic device
JP2014165083A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Brother Ind Ltd 電子機器
WO2016152014A1 (ja) * 2015-03-23 2016-09-29 セイコーエプソン株式会社 テープ印刷装置
KR20170128547A (ko) * 2015-03-23 2017-11-22 세이코 엡슨 가부시키가이샤 테이프 인쇄 장치
KR20170128569A (ko) * 2015-03-23 2017-11-22 세이코 엡슨 가부시키가이샤 테이프 인쇄 장치
JP7476664B2 (ja) 2020-05-21 2024-05-01 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5916474B2 (ja) * 2012-03-29 2016-05-11 セイコーエプソン株式会社 テープ処理装置
JP5915908B2 (ja) * 2013-03-27 2016-05-11 ブラザー工業株式会社 電子機器
JP2016175384A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 セイコーエプソン株式会社 テープ印刷装置

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6315567A (ja) * 1986-07-08 1988-01-22 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 手持ち式複写機
JPH09254450A (ja) * 1996-03-26 1997-09-30 Brother Ind Ltd 印字テープ作成装置
JPH11175254A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Fujitsu Ltd 座標入力装置並びにそれに用いられるパッド及び通信方法
JP2001130057A (ja) * 1999-11-02 2001-05-15 Canon Inc 携帯型電子機器
JP2001301272A (ja) * 2000-04-19 2001-10-30 Casio Comput Co Ltd 印字装置
JP2001310502A (ja) * 2000-04-28 2001-11-06 Casio Comput Co Ltd プリンタ内蔵マウス装置
JP2001312367A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Casio Comput Co Ltd プリンタ内蔵マウス装置
JP2002055778A (ja) * 2000-05-31 2002-02-20 Casio Comput Co Ltd プリンタ内蔵マウス装置
JP2003063071A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Seiko Epson Corp テープ印刷装置およびテープ印刷方法
JP2004195895A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Brother Ind Ltd テープ印字装置
JP2005088239A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Brother Ind Ltd 電子機器
EP1527890A1 (en) * 2003-10-30 2005-05-04 Dymo Corporation Printing device
JP2006264338A (ja) * 2006-04-11 2006-10-05 Brother Ind Ltd テープ印字装置
WO2008122635A2 (en) * 2007-04-05 2008-10-16 Dymo Tape printing apparatus and method with displaying features

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1098371A (en) * 1977-07-28 1981-03-31 Donald S. Stewart Labelling machines
DE19832093A1 (de) * 1997-08-22 1999-02-25 Esselte Nv Banddruckgerät
US5918989A (en) * 1998-03-02 1999-07-06 Brady Worldwide, Inc. Hand held label printer spool
US6644876B2 (en) * 2001-11-01 2003-11-11 Brady Worldwide, Inc. Method and apparatus for printer cartridge identification
US7040822B2 (en) 2003-06-04 2006-05-09 Hellermanntyton Corporation Portable printing system
US20080080918A1 (en) 2005-03-17 2008-04-03 Panduit Corp. Hand-held thermal transfer printer for labeling
GB0706785D0 (en) 2007-04-05 2007-05-16 Dymo Nv Tape printing apparatus

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6315567A (ja) * 1986-07-08 1988-01-22 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 手持ち式複写機
JPH09254450A (ja) * 1996-03-26 1997-09-30 Brother Ind Ltd 印字テープ作成装置
JPH11175254A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Fujitsu Ltd 座標入力装置並びにそれに用いられるパッド及び通信方法
JP2001130057A (ja) * 1999-11-02 2001-05-15 Canon Inc 携帯型電子機器
JP2001301272A (ja) * 2000-04-19 2001-10-30 Casio Comput Co Ltd 印字装置
JP2001310502A (ja) * 2000-04-28 2001-11-06 Casio Comput Co Ltd プリンタ内蔵マウス装置
JP2001312367A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Casio Comput Co Ltd プリンタ内蔵マウス装置
JP2002055778A (ja) * 2000-05-31 2002-02-20 Casio Comput Co Ltd プリンタ内蔵マウス装置
JP2003063071A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Seiko Epson Corp テープ印刷装置およびテープ印刷方法
JP2004195895A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Brother Ind Ltd テープ印字装置
JP2005088239A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Brother Ind Ltd 電子機器
EP1527890A1 (en) * 2003-10-30 2005-05-04 Dymo Corporation Printing device
JP2006264338A (ja) * 2006-04-11 2006-10-05 Brother Ind Ltd テープ印字装置
WO2008122635A2 (en) * 2007-04-05 2008-10-16 Dymo Tape printing apparatus and method with displaying features

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013049176A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Brother Industries Ltd 印刷装置
JP2014165083A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Brother Ind Ltd 電子機器
US20140240438A1 (en) * 2013-02-28 2014-08-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Electronic device
US8890916B2 (en) * 2013-02-28 2014-11-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Electronic device
KR20170128548A (ko) * 2015-03-23 2017-11-22 세이코 엡슨 가부시키가이샤 테이프 인쇄 장치
US10226945B2 (en) 2015-03-23 2019-03-12 Seiko Epson Corporation Tape printing device
KR20170128547A (ko) * 2015-03-23 2017-11-22 세이코 엡슨 가부시키가이샤 테이프 인쇄 장치
KR20170128569A (ko) * 2015-03-23 2017-11-22 세이코 엡슨 가부시키가이샤 테이프 인쇄 장치
WO2016152014A1 (ja) * 2015-03-23 2016-09-29 セイコーエプソン株式会社 テープ印刷装置
US20180050546A1 (en) 2015-03-23 2018-02-22 Seiko Epson Corporation Tape printing device
EP3275673A4 (en) * 2015-03-23 2018-12-12 Seiko Epson Corporation Tape printing device
JP2016175386A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 セイコーエプソン株式会社 テープ印刷装置
KR102016431B1 (ko) * 2015-03-23 2019-08-30 세이코 엡슨 가부시키가이샤 테이프 인쇄 장치
KR102017255B1 (ko) * 2015-03-23 2019-09-02 세이코 엡슨 가부시키가이샤 테이프 인쇄 장치
KR102020556B1 (ko) * 2015-03-23 2019-09-10 세이코 엡슨 가부시키가이샤 테이프 인쇄 장치
US10486436B2 (en) 2015-03-23 2019-11-26 Seiko Epson Corporation Tape printing device
US10899141B2 (en) 2015-03-23 2021-01-26 Seiko Epson Corporation Tape printing device
JP7476664B2 (ja) 2020-05-21 2024-05-01 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101898460A (zh) 2010-12-01
US20100302334A1 (en) 2010-12-02
US8366264B2 (en) 2013-02-05
EP2258555A1 (en) 2010-12-08
CN101898460B (zh) 2015-08-19
EP2258555B1 (en) 2018-04-11
JP5403238B2 (ja) 2014-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5403238B2 (ja) ハンディ型印字ラベル作成装置
JP5282815B2 (ja) テープカセット
JP5945978B2 (ja) 印字ラベル作成装置及び切断刃受け部材
JP6331774B2 (ja) セルフラミネート用テープカセットとテープ印刷装置、及びテープ印刷装置
JP5267292B2 (ja) 印刷装置
JP5327711B2 (ja) 印字ラベル作成装置
JP3722117B2 (ja) テープ印字装置
JP2006192777A (ja) テープ印刷装置
JP5963046B2 (ja) 被印字媒体カートリッジ、折り畳み体、及び印字装置
JP2019045645A (ja) テープ、テープロール及びテープカセット
JP2005022291A (ja) テープ作成装置
WO2016017174A1 (ja) ハンディー型印刷装置
JP4983833B2 (ja) 印刷装置
JP2009090497A (ja) テープカセット及びテープ印字装置
JP2016007776A (ja) テープカセット、セルフラミネート用印刷テープ、及びテープカセットとテープ印刷装置
JP5630136B2 (ja) 印字ラベル作成装置
JP6922817B2 (ja) テープ、テープロール、テープカセット、及び複数の媒体を貼り合わせる方法
JP2011121140A (ja) カット装置及びこれを備えたテープ印刷装置
JP4529742B2 (ja) 印字装置
JP2023106942A (ja) 印刷装置
JP5945941B2 (ja) 被印字媒体カートリッジ
JP2011194574A (ja) トリミング装置及びテープ印刷装置
JP2009214432A (ja) テープカセット
JP2012045674A (ja) カッター装置及びテープ印刷装置
JP2003305891A (ja) ラベル作製装置及びこれに用いられる印刷媒体の積層体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5403238

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150