JP2001312367A - プリンタ内蔵マウス装置 - Google Patents

プリンタ内蔵マウス装置

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JP2001312367A JP2000130838A JP2000130838A JP2001312367A JP 2001312367 A JP2001312367 A JP 2001312367A JP 2000130838 A JP2000130838 A JP 2000130838A JP 2000130838 A JP2000130838 A JP 2000130838A JP 2001312367 A JP2001312367 A JP 2001312367A
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Masayuki Ikeda
雅行 池田
Kazutami Noguchi
和民 野口
Kenji Igarashi
健二 五十嵐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印字されてハウジング外に排出される記録紙が
マウス装置の移動操作時に邪魔にならないプリンタ内蔵
マウス装置を提供する。 【解決手段】記録紙収納部16に収納されたロール状の
記録紙18または手差し口50から挿入される短冊状の
記録紙51をプラテンローラ53の矢印A方向の回転に
より紙搬送路52に沿って排出口20方向に搬送しなが
ら、コンピュータ装置から出力される印字信号に基づい
てサーマルヘッド55により印字する。印字された記録
紙18または記録紙51は排出口20の近傍に設けられ
た排紙案内路56によりマウス装置が移動操作される平
面とは反対方向に案内され、また、癖付けロール57に
より平面とは反対方向への湾曲習性が施されて排出口2
0から排出される。これにより、ハウジング11外に排
出される記録紙の平面上への垂れ下がりが抑止され、マ
ウス装置の移動操作時に邪魔にならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ装置
のポインティングデバイスとして用いられるマウス装置
にプリンタを内蔵させたプリンタ内蔵マウス装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ機能を有するマウス装置
として、特開平5−204542号公報に記載のものが
知られている。このマウス装置は、そのマウス機能によ
ってハウジングの位置情報信号をカーソル制御信号とし
てコンピュータ装置に出力する一方、ハンディプリンタ
機能を備えており、ハウジングの走査によってコンピュ
ータ装置から受けた印字信号を外部記録紙に印字するよ
うに構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のプリンタ内蔵マ
ウス装置はマウス装置とハンディプリンタ装置とを組み
合わせたものであるため、マウス装置がその上を走査可
能な外部記録紙にある程度の量のデータを印字するのに
は適しても、例えば、コンピュータ装置のディスプレイ
画面上に表示されるごく一部のデータのみをメモ感覚で
印字し、それをメモとして保存するのには適当ではな
い。そこで、マウス装置に記録紙を装填し、この記録紙
に付箋紙程度の小サイズ単位でメモ書き程度の簡単な内
容を印字できるプリンタ機構を搭載したプリンタ内蔵マ
ウス装置が考えられる。
【0004】しかし、ハンディプリンタ機構を備えた従
来のマウス装置では、外部記録紙に印字を行うため特に
問題にはならないが、上記のような装置内に装填される
記録紙に印字を行うプリンタ機構を備えるマウス装置で
は、印字された記録紙がハウジング外に排出されてマウ
ス装置が載置される机上などの平面上に垂れ下がってマ
ウス装置の移動操作の邪魔になり、そのままの状態でマ
ウス装置を操作すると、マウス装置により排出された記
録紙を引っかけてしまう不具合がある。
【0005】そこで、本発明は、マウス装置に装填され
る記録紙にコンピュータ装置から出力される印字信号に
基づいて印字を行うプリンタ内蔵マウス装置にあって、
印字されて外部に排出される記録紙がマウス装置の移動
操作の邪魔にならず、また、マウス装置の操作時に印字
済みの記録紙を引っかけて傷めたりすることがないプリ
ンタ内蔵マウス装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタ内蔵マ
ウス装置は、コンピュータ装置の入力装置として使用さ
れ、平面上を移動操作されるマウス装置において、ハウ
ジングに装填される記録紙を該ハウジングに設けられる
排出口に向けて搬送する搬送手段と、前記搬送手段によ
り搬送される前記記録紙に前記コンピュータ装置から出
力される印字信号を受けて印字を行う印字手段と、前記
印字手段によって印字が行われ前記搬送手段によって前
記排出口から排出される前記記録紙を前記平面とは反対
方向に向かわせて前記平面上に垂れ下がることを抑止す
る排紙方向規制手段とを備えたものである。
【0007】このような構成のプリンタ内蔵マウス装置
では、ハウジング内に装填された記録紙が印字後に排出
口から排出されるときに、排紙方向規制手段により、マ
ウス装置が移動操作される平面とは反対方向に排出され
て、前記平面上への垂れ下がりを抑止することができ
る。これによって、ハウジング外に排出される記録紙が
マウス装置の操作の邪魔にならず、また、印字された記
録紙をマウス装置によって傷めることもない。
【0008】また、前記プリンタ内蔵マウス装置におい
て、前記搬送手段を前記記録紙の記録面を略水平に搬送
する紙搬送路と、この紙搬送路に沿って前記記録紙を搬
送する搬送機構とで構成し、前記排紙方向規制手段を前
記排出口の近傍に設けられて前記ハウジング外に排出さ
れる前記記録紙を前記平面とは反対方向に向かって案内
する排紙案内路で構成することができる。
【0009】このような構成によれば、ハウジング内を
外部に向けて略水平に搬送された記録紙が印字後に排紙
案内路によってマウス装置が移動操作される平面とは反
対方向に案内されるので、前記平面上に垂れ下がること
を防ぐことができ、前述の垂れ下がることによる不都合
の発生を防止できる。
【0010】また、前記プリンタ内蔵マウス装置におい
て、前記搬送手段を前記記録紙の記録面を略水平に搬送
する紙搬送路と、この紙搬送路に沿って前記記録紙を搬
送する搬送機構とで構成し、前記排紙方向規制手段を前
記排出口の近傍に設けられて前記記録紙に当接し前記ハ
ウジング外に排出される前記記録紙に前記平面とは反対
方向への湾曲習性を施す癖付けロールで構成することも
できる。
【0011】このような構成によれば、ハウジング内に
装填された記録紙が印字後に排出口から排出されるとき
に、排出口の近傍に設けられた癖付けロールによってマ
ウス装置が移動操作される平面とは反対方向への湾曲習
性を施すことで、前記平面上への垂れ下がりを抑止する
ことができる。
【0012】また、前記プリンタ内蔵マウス装置におい
て、前記搬送手段を前記記録紙の記録面を略水平に搬送
すべく設けられた紙搬送路と、この紙搬送路に沿って前
記記録紙を搬送する搬送機構とで構成し、前記排紙方向
規制手段を記録紙の外側の面がマウス装置が移動操作さ
れる平面を向いて搬送されるように前記紙搬送路に繰り
出すべくロール状に巻回された記録紙を収容する記録紙
収容部で構成することができる。
【0013】このような構成によれば、ロール状に巻回
された記録紙が排出口から排出されるときには、その巻
き癖により、マウス装置が移動操作される平面とは反対
方向に向かうため、前記平面上への垂れ下がりを抑止す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。
【0015】図1は本発明の一実施形態に係るプリンタ
内蔵マウス装置の外観構成を示す斜視図、図2はそのプ
リンタ内蔵マウス装置の蓋を開けた状態を示す斜視図で
ある。
【0016】図1及び図2に示すように、マウス装置1
0のハウジング11の上面部11aには、左ボタン12
及び右ボタン13が設けられるとともに、蓋14が軸1
5を支点として開閉自在に設けられる。この蓋14の下
方のハウジング11内には、図2に示すように記録紙収
納部16及び電池収納部17があり、記録紙収納部16
にロール状の記録紙18(図3参照)を収納し、電池収
納部17にはプリンタ装置の駆動電源となる電池19を
収納できるような構造になっている。また、蓋14には
記録紙収納部16に収納されたロール状の記録紙18の
残量を確認可能な窓14aが形成されている。
【0017】記録紙収納部16に収納されたロール状の
記録紙18はハウジング11内に設けられた印字機構に
より印字され、ハウジング11の一方の側面部11bに
設けられた排出口20からハウジング11外に排出され
る。
【0018】また、ハウジング11の内部には、ここで
は図示されていないが、マウス装置10を手で動かした
ときの左右方向及び前後方向の移動量を検出するX軸エ
ンコーダ及びY軸エンコーダが内蔵されている。そし
て、ハウジング11の底面部11cには、これらのエン
コーダにマウス装置10の移動量を伝達するボールが回
転自在に設けられている。これらX軸エンコーダ、Y軸
エンコーダ、ボールによって移動量検出手段が構成され
る。
【0019】マウス装置では、前記移動量検出手段によ
って検出されたマウス装置10の移動量に基づいてコン
ピュータ画面上でマウスポインタを左右・上下方向に移
動させる信号が発生され、左ボタン12及び右ボタン1
3の操作信号とともにマウスケーブル21を介して不図
示のコンピュータ装置に送られる。
【0020】図3に前記記録紙収納部16に収納される
ロール状の記録紙18の構成を示す。図3(a)は記録
紙18の斜視図、同図(b)は記録紙18の断面図であ
る。
【0021】図3(a)に示すように、前記記録紙収納
部16に収納される記録紙18は長尺紙からなり、軸芯
18aにロール状に巻回されてロール紙として用いられ
るものである。この記録紙18は、図3(b)に示すよ
うに、感熱紙31と剥離紙32とが接着剤層33を介し
て剥離可能に積層され、印字後に剥離紙32を引き剥が
すことでシールとして使用可能な構造を有する。前記感
熱紙31は、長尺状の基材31aと、その表面に感熱発
色剤を塗布して印字面となる感熱発色層31bと、その
感熱発色層31bを覆う保護層31cとで構成され、記
録紙18はこの感熱紙31側の記録面を外側にして軸芯
18aに多層巻回される。
【0022】なお、この記録紙18が印字機構によって
印字される際には、記録面に所定の大きさの印字領域が
設定され、印字後は付箋紙程度の大きさの短冊状に切断
されて使用される。
【0023】図4はハウジング11内に設けられた各構
成部品をハウジング11の上面から見た場合の概略構成
図、図5はそのハウジング11内の各構成部品を正面か
ら見た場合の概略構成図である。なお、図4において、
40はマウス回路部品が実装される回路基板であり、4
1及び42はハウジング11の上面部11aに設けられ
た左ボタン12及び右ボタン13に連動したスイッチで
ある。また、43は前記ハウジング11の底面部11c
に回転自在に設けられたボールであり、44及び45は
そのボール43のX軸方向とY軸方向の回転を検知する
ためのエンコーダである。
【0024】ここで、本実施形態におけるマウス装置1
0では、そのハウジング11内に、記録紙収納部16か
ら繰り出される記録紙18またはハウジング11の側面
部11dに設けられた手差し口50から挿入される記録
紙51の記録面を略水平に搬送するための紙搬送路52
が設けられる。前記記録紙51は、図3のようなロール
状の記録紙18とは別に用いられるものであり、短冊状
にカットされたカット紙である。この短冊状の記録紙5
1も前記ロール状の記録紙18と同様に感熱紙と剥離紙
が接着剤を介して積層された構造を有し、その感熱紙側
の記録面を下向きにして手差し口50からハウジング1
1内に挿入される。
【0025】また、紙搬送路52にはプラテンローラ5
3が配設されている。このプラテンローラ53は図4に
示すステップモータ54の駆動により図示せぬ伝達機構
を介して矢印A方向に回転し、記録紙18または記録紙
51を紙搬送路52に沿って排出口20に向けて搬送す
る。そして、このプラテンローラ53に対向してサーマ
ルヘッド55が設けられる。サーマルヘッド55は、図
示せぬヘッド移動機構により図5の両方向矢印Bに示す
ように移動自在な構成とされる。なお、前記ヘッド移動
機構としては、操作者がハウジング11の上面部11a
に設けられた蓋14を開いたときにサーマルヘッド55
をプラテンローラ53から離間させ、操作者が蓋14を
閉じたときにサーマルヘッド55をプラテンローラ53
に当接させるべく、蓋14の開閉に連動してサーマルヘ
ッド55を移動させる構造を有するものとする。
【0026】ハウジング11内の排出口20の近傍に
は、サーマルヘッド55により印字され、プラテンロー
ラ53により排出口20から排紙される記録紙18、5
1を、マウス装置10が載置されて移動操作される平面
とは反対方向に向け、すなわち、マウス装置10に対し
て下方に位置する平面とは反対の上方に向けて案内する
ように、その先端部56aが上方に向けて湾曲形成され
た排紙案内路56が設けられる。
【0027】また、排出口20の近傍には、この排紙案
内路56に当接して癖付けロール57が設けられる。こ
の癖付けロール57は、ステップモータ54によりプラ
テンローラ53と同様に矢印A方向に回転駆動されるも
のであり、排出口20からハウジング11外に排出され
る記録紙18、51を排紙案内路56の湾曲形成された
先端部56aとの間で圧接して前記平面とは反対方向へ
の湾曲習性を施すものである。この癖付けロール57
は、例えば適度の硬度を有するスポンジロール等で形成
される。なお、この癖付けロール58は、ステップモー
タ54の回転軸に連結された図示せぬ伝達機構を介して
プラテンローラ53よりも高速に回転するように調整さ
れている。
【0028】このような構成のマウス装置10におい
て、例えば図3に示すロール状に巻回された記録紙18
を用いて印字を行う場合には、図2に示すように蓋14
を開けて、ハウジング11内に設けられた記録紙収納部
16に記録紙18を収納し、その記録紙18の始端部を
プラテンローラ53とサーマルヘッド55の間まで引き
延ばしておく。なお、蓋14の開閉にリンクする不図示
のヘッド移動機構により、蓋14を開けたときにサーマ
ルヘッド55はプラテンローラ53から離間し、蓋14
を閉じたときにプラテンローラ53に当接するものとす
る。
【0029】本マウス装置では、後述するように、プリ
ンタを内蔵することで、コンピュータ装置から出力され
る信号を受けて印字を行うことができる。コンピュータ
装置からマウスケーブル21を介して印字信号が送られ
て来ると、本装置のプリンタ機能が起動され、ハウジン
グ11内に設けられたステップモータ54が回転駆動さ
れてプラテンローラ53及び癖付けロール57が矢印A
方向に回転する。プラテンローラ53の矢印A方向に回
転に伴い、記録紙収納部16に収納されたロール状の記
録紙18が記録紙収納部16から繰り出されて紙搬送路
52に沿って排出口20に向けて搬送されながら、印字
信号に従ってサーマルヘッド55により印字される。
【0030】サーマルヘッド55によって印字が施され
た記録紙18は排出口20からハウジング11外に排出
される。その際に、排出口20の近傍に設けられた排紙
案内路56によりマウス装置10が移動操作される平面
とは反対の上方向に向かって案内されるとともに、癖付
けロール57により排紙案内路57に押し付けられて前
記平面とは反対方向への湾曲習性が施されながら排出口
20から排出される。これにより、図6に示すように、
記録紙18は排出口20から上向きに排出されて平面へ
の垂れ下がりが抑止される。
【0031】一方、図5の点線で示すような短冊状の記
録紙51を用いて印字を行う場合には、ハウジング11
の側面部11dに設けられた手差し口50から記録紙5
1を挿入する。この場合、記録紙51の先端部がプラテ
ンローラ53とサーマルヘッド55の間に当接するま
で、記録紙51を紙搬送路52に沿って挿入しておくも
のとする。
【0032】そして、コンピュータ装置からの印字信号
の到来により、本装置のプリンタ機能が起動されると、
ハウジング11内に設けられたステップモータ54が回
転駆動されてプラテンローラ53及び癖付けロール57
が矢印A方向に回転する。プラテンローラ53の矢印A
方向に回転に伴い、手差し口50から挿入された短冊状
の記録紙51は紙搬送路52に沿って排出口20に向け
て搬送されながら、印字信号に従ってサーマルヘッド5
5により印字され、排出口20からハウジング11外に
排出される。その際に、排出口20の近傍に設けられた
排紙案内路56によりマウス装置10が移動操作される
平面とは反対方向に向かって案内されるとともに、癖付
けロール57により排紙案内路57に押し付けられて前
記平面とは反対方向への湾曲習性が施されながら排出口
20から排出されるので、前記ロール状の記録紙18と
同様に平面への垂れ下がりが抑止される。
【0033】このように、排出口20の近傍に設けられ
た排紙案内路56及び癖付けロール57により、排出口
20から排出される印字後の記録紙18または記録紙5
1を平面とは反対方向に向かわせて平面上に垂れ下がる
ことを抑止することができる。したがって、印字中や印
字後にマウス装置10を他の目的で移動操作する場合
に、排出口20からハウジング11外に排出された記録
紙18、51をマウス装置10によって引っかけずに済
み、それらの記録紙を折り曲げてしまったり、破ってし
まうことはない。
【0034】なお、前記実施形態では、排出口20の近
傍に排紙案内路56と癖付けロール57の両方を設けた
が、排紙案内路56または癖付けロール57のどちらか
一方を設けることでも同様の効果を得ることができる。
【0035】また、ロール状に巻回された記録紙18を
用い、かつ、その記録紙18の外側の面がマウス装置が
移動操作される平面側を向いて紙搬送路52を搬送され
るように紙搬送路52に記録紙18を繰り出すべく、前
記ロール状に巻回された記録紙18を収容する記録紙収
納部16を備えることでも、記録紙18の巻き癖により
ハウジング11から上方向に向けて排出されることにな
り、記録紙18の平面上への垂れ下がりを抑止すること
ができる。
【0036】また、前記実施形態では、図4及び図5に
示すようにハウジング11の横方向に紙搬送路52を配
設し、印字後の記録紙18(または記録紙51)をハウ
ジング11の側面部11bに設けられた排出口20から
排出する構成としたが、本発明はこれに限るものではな
く、例えば紙搬送路52をハウジング11の縦方向に配
設し、図7に示すように印字後の記録紙18(または記
録紙51)をハウジング11の先方から平面とは反対方
向に向かって排出することでも良い。このように、ハウ
ジング11の先方から記録紙の排出を行う構成とすれ
ば、操作者がハウジング11の側面部を掴んでマウス装
置10を動かす場合に記録紙が邪魔にならずに済むた
め、より好ましい構成となる。
【0037】次に、コンピュータシステム中で、本発明
のプリンタ内蔵のマウス装置10を使って印字を行う操
作の例を説明する。
【0038】図8は前記構成のマウス装置10をコンピ
ュータ装置60に接続した場合の外観構成を示す図、図
9はコンピュータ装置60の画面構成を示す図である。
【0039】図8に示すように、本実施形態におけるマ
ウス装置10はUSBタイプのマウスであり、マウスケ
ーブル21を介してコンピュータ装置60に装備された
USBコネクタに接続される。操作者がこのマウス装置
10を机の上などで動かすと、その動きに連動してコン
ピュータ画面60aに表示されるマウスポインタ60b
が移動する。
【0040】ここで、図9に示すように、コンピュータ
画面60aに表示された文字列の中で印字対象となる文
字列の範囲61をマウスポインタ60bにより選択した
後、右ボタン13をクリックすると、所定のメニュー画
面62がウインドウ表示される。そして、このメニュー
画面62に設けられた各選択項目の中で「マウスに内蔵
のプリンタで印字」といった項目63をマウスポインタ
60bにより選択すると、前記選択された範囲61内の
文字列に対応した印字信号がマウスケーブル21を介し
てマウス装置10に転送され、図1乃至図5にて説明し
たようにマウス装置10のハウジング11に装填された
記録紙に対して印字がなされる。
【0041】図10は前記マウス装置10に備えられた
電子回路の機能構成を示すブロック図である。
【0042】マウス装置10はマウスケーブル21を介
してコンピュータ装置(PC)60に接続される。コン
ピュータ装置60はパソコン等の汎用のコンピュータで
あり、マウス装置10のインタフェース回路(I/F)
71を介して送信されるマウスポインタを移動制御する
ための信号やボタンの操作信号を受けて、画面上のマウ
スポインタの移動処理やマウスポインタで指示される対
象の選択処理や実行処理を行うとともに、マウス装置1
0からの印字要求を受けて印字信号を出力する。
【0043】図10に示すように、マウス装置10には
コントローラ72が設けられている。このコントローラ
72は、例えばROM72aやRAM72bを備えた1
チップのマイクロプロセッサによって構成され、ポイン
ティングデバイスに関する制御の他に、ここではプリン
タ部73の印字制御を行う。
【0044】前記コントローラ72には、ポインティン
グデバイスとしての構成部品であるボール43のX軸方
向及びY軸方向の回転を検知するための1組のX軸・Y
軸エンコーダ44,45と、ハウジング11の上面部1
1aに設けられた操作用のボタン42,43に連動した
スイッチ41,42が接続される。さらに、プリンタ部
73を構成するサーマルヘッド55のドライバ74や、
ステップモータ54のドライバ75が接続されるととも
に、電源回路76が接続される。
【0045】電源回路76は、図2に示す電池19を駆
動源としてコントローラ72やプリンタ部73にそれぞ
れに必要な電圧を生成して供給する。なお、電源は電池
19に限らず、コンピュータ装置60からマウスケーブ
ル21を介して供給することでも良い。
【0046】図11はコンピュータ装置60と前記構成
のマウス装置10にて実現される印字処理の動作を示す
フローチャートである。なお、この一連の印字処理に関
連するプログラムはコンピュータ装置60に記憶されて
いる。
【0047】図9で説明したように、操作者がマウス装
置10を移動操作して、コンピュータ画面60aに表示
された文字列の中で印字対象となる文字列の範囲61を
マウスポインタ60bにより選択した後、右ボタン13
をクリックすると、所定のメニュー画面62がウインド
ウ表示される(ステップS1〜S3)。
【0048】ここで、メニュー画面62内の「マウスに
内蔵のプリンタで印字」といった項目63をマウスポイ
ンタ60bにより選択すると(ステップS4のYe
s)、前記選択された範囲61内の文字列に対応した印
字信号がマウスケーブル21を介してマウス装置10に
転送される。そして、プリンタ部73に設けられたサー
マルヘッド55のドライバ74とステップモータ54の
ドライバ75が駆動され、マウス装置10のハウジング
11内に装填された記録紙(ロール状の記録紙18また
は短冊状の記録紙18)に対して前記印字信号に基づく
印字が行なわれる(ステップS5)。ここでの印字処理
は、マウス装置10がコンピュータ装置60からの印字
信号を受け、マウス装置10側のコントローラ72の制
御により、プリンタ部73を駆動することにより行われ
る。
【0049】このように、マウス装置10のハウジング
11内に装填されたメモとして適当なサイズの記録紙に
対して印字が行われるため、コンピュータ画面60a上
の任意の部分の文字列を記録紙に印字してメモとして残
すことができる。
【0050】また、排出口20からハウジング11外に
排出される記録紙がマウス装置10が移動操作される平
面に垂れ下がることがないので、装置外に排出される記
録紙がマウス装置10の移動操作の邪魔になることがな
く、また、その排出される記録紙をマウス装置10の移
動操作の際に引っかけて折り曲げたり、破ってしまうこ
とはなく、後にメモとして綺麗に残すことができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ハ
ウジング内に装填された記録紙を印字後に排出口から排
出するときに、マウス装置が移動操作される平面とは反
対方向に排出して前記平面上への垂れ下がりを抑止する
構成としたため、印字後にハウジング外に排出された記
録紙がマウス装置の操作の邪魔にならず、また、マウス
装置の移動操作の際にハウジング外に排出された記録紙
をマウス装置によって引っかけて傷めるなどのことがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプリンタ内蔵マウス
装置の外観構成を示す斜視図。
【図2】前記プリンタ内蔵マウス装置の蓋を開けた状態
を示す斜視図。
【図3】前記プリンタ内蔵マウス装置の記録紙収納部に
収納されるロール状の記録紙の構成を示す図であり、図
3(a)はその記録紙の斜視図、同図(b)はその記録
紙の断面図。
【図4】前記プリンタ内蔵マウス装置のハウジング内に
設けられた各構成部品をハウジングの上面から見た場合
の概略構成図。
【図5】前記ハウジング内の各構成部品を正面から見た
場合の概略構成図。
【図6】前記プリンタ内蔵マウス装置のハウジングから
記録紙が排出された状態を示す斜視図。
【図7】前記プリンタ内蔵マウス装置の記録紙の排出方
向を変えた場合の変形例を示す斜視図。
【図8】前記プリンタ内蔵マウス装置をコンピュータ装
置に接続した場合の外観構成を示す図。
【図9】前記コンピュータ装置の画面構成を示す図。
【図10】前記プリンタ内蔵マウス装置に備えられた電
子回路の機能構成を示すブロック図。
【図11】前記コンピュータ装置と前記プリンタ内蔵マ
ウス装置にて実現される印字処理の動作を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
10…マウス装置 11…ハウジング 12…左ボタン 13…右ボタン 14…蓋 15…軸 16…記録紙収納部 17…電池収納部 18…ロール状の記録紙 19…電池 20…排出口 21…マウスケーブル 31…感熱紙 32…剥離紙 33…接着剤 40…回路基板 41,42…スイッチ 43…ボール 44,45…エンコーダ 50…手差し口 51…短冊状の記録紙 52…紙搬送路 53…プラテンローラ 54…ステップモータ 55…サーマルヘッド 56…排紙案内路 57…癖付けロール
フロントページの続き (72)発明者 池田 雅行 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 野口 和民 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 五十嵐 健二 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 Fターム(参考) 5B021 AA01 AA30 PP02 5B087 AA09 AB05 BB05 BB12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ装置の入力装置として使用
    され、平面上を移動操作されるマウス装置において、 ハウジングに装填される記録紙を該ハウジングに設けら
    れる排出口に向けて搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送される前記記録紙に前記コンピ
    ュータ装置から出力される印字信号を受けて印字を行う
    印字手段と、 前記印字手段によって印字が行われ前記搬送手段によっ
    て前記排出口から排出される前記記録紙を前記平面とは
    反対方向に向かわせて前記平面上に垂れ下がることを抑
    止する排紙方向規制手段とを備えることを特徴とするプ
    リンタ内蔵マウス装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は、前記記録紙の記録面を
    略水平に搬送すべく設けられた紙搬送路と、この紙搬送
    路に沿って前記記録紙を搬送する搬送機構とを備え、 前記排紙方向規制手段は、前記排出口の近傍に設けられ
    て前記ハウジング外に排出される前記記録紙を前記平面
    とは反対方向に向かって案内する排紙案内路を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のプリンタ内蔵マウス装
    置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段は、前記記録紙の記録面を
    略水平に搬送すべく設けられた紙搬送路と、この紙搬送
    路に沿って前記記録紙を搬送する搬送機構とを備え、 前記排紙方向規制手段は、前記排出口の近傍に設けられ
    て前記記録紙に当接し前記ハウジング外に排出される前
    記記録紙に前記平面とは反対方向への湾曲習性を施す癖
    付けロールを備えることを特徴とする請求項1記載のプ
    リンタ内蔵マウス装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段は、前記記録紙の記録面を
    略水平に搬送すべく設けられた紙搬送路と、この紙搬送
    路に沿って前記記録紙を搬送する搬送機構とを備え、 前記記録紙は、ロール状に巻回された長尺紙であり、 前記排紙方向規制手段は、前記ロール状の記録紙の外側
    の面が前記平面を向いて搬送されるように前記紙搬送路
    に繰り出すべく、前記ロール状に巻回された記録紙を収
    容する記録紙収容部を備えることを特徴とする請求項1
    記載のプリンタ内蔵マウス装置。
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CN101898460A (zh) * 2009-06-01 2010-12-01 兄弟工业株式会社 手持型打印标签生产设备

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