JP5003318B2 - 印刷システム、プリンタおよびプリンタの制御方法 - Google Patents

印刷システム、プリンタおよびプリンタの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、主として、付箋紙に印刷データを印刷する印刷システムプリンタおよびプリンタの制御方法に関するものである。
従来、付箋紙に印刷を行う印刷装置として、付箋紙ホルダにセットした付箋紙束の最上位にある付箋紙を1枚ずつ剥がして送りながら、印刷処理を行なうものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この印刷装置では、ユーザが印刷ごとに、登録されている印刷項目を選択して印刷するようになっている。これにより、使用頻度の高い印刷フォームを都度編集作成する必要がなく、使い勝手の良好なものとなる。
特開2006−175878号公報
しかし、上記印刷装置では、当該印刷装置に付箋紙を1枚ずつ剥がす機構が必要となり、構造が複雑になる問題があった。そこで、ユーザが付箋紙を一枚ずつ手差しするようにし、構造の単純化を図ることが考えられる。しかし、手差しで印刷を行う場合、所定の印刷フォームを使う場面で、その都度印刷キーを押して印刷を指令しなければならず、操作が煩雑であって、時間がかかるものとなる。
本発明は、ユーザによる印刷挿入部への挿入形態により、印刷処理形態を選択することができる印刷システムプリンタおよびプリンタの制御方法を提供することを課題としている。
本発明の印刷システムは、手差しされる用紙の挿入形態を2種類有する用紙挿入部と、手差しされた用紙に印刷を行う印刷手段と、用紙挿入部に挿入された用紙の挿入形態の種別を検出する挿入種別検出手段と、2種類の挿入形態に対応して、用紙への印刷処理形態を2種類記憶する処理形態記憶手段と、挿入種別検出手段の検出結果に基づいて、印刷処理形態を決定する処理形態決定手段と、決定した印刷処理形態に基づいて、印刷手段を制御する制御手段と、を備え、2種類の挿入形態に対応する2種類の印刷処理形態は、一方が、印刷指令を待って印刷を行うものであり、他方が、挿入形態にかかわらず行われた前回の印刷と同一内容の印刷を、印刷指令を待つことなく行うものであることを特徴とする。
この構成によれば、挿入形態を複数有する用紙挿入部に、用紙が手指しで挿入されると、その挿入形態を挿入種別検出手段が検出する。そして、当該挿入形態に応じて、処理形態決定手段が用紙に対する印刷処理形態を決定し、これに基づいて印刷手段を制御して用紙に印刷を行わせる。このため、ユーザが手差しによる印刷挿入部への挿入形態を選定することで、用紙に対する印刷処理形態を自動的に選択することができる。
また、一方の挿入形態により前回と同一内容を印刷できるため、繰返し同一内容の印刷を望む場合、操作が簡単でかつ印刷処理が迅速に行われるため有用である。また、他方の挿入形態により印刷指令を待って印刷を実行することもできるため、印刷内容を変更したい場合や連続して印刷が実行されたくない場合に便利である。したがって、単純な操作で使い勝手の良好なものとなる。
これらの場合、処理形態記憶手段は、任意の1の挿入形態に対応して、複数の印刷処理形態を選択可能に記憶していることが、好ましい。
この構成によれば、複数の印刷処理形態、例えば複数の印刷フォームを予め記憶し、その1つを挿入形態に対応させることができ、挿入形態の数が少ない場合でも、各種の印刷処理が可能となる。
これらの場合、用紙挿入部は、それぞれがスリット状に形成された第1挿入口および第2挿入口を有し、用紙を第1挿入口から挿入する場合と第2挿入口から挿入する場合と、の2種類の挿入形態を有していることが、好ましい。
この構成によれば、2つの用紙挿入口を有するため、2つの挿入形態、すなわち2つの印刷処理形態を明確に区別することができる。
同様に、用紙挿入部は、スリット状に形成された単一の挿入口を有し、用紙を挿入口の一方の端部側に寄せて挿入する場合と他方の端部側に寄せて挿入する場合と、の2種類の挿入形態を有していることが、好ましい。
この構成によれば、用紙を挿入口の両端部のいずれかに寄せて挿入するだけで、2つの挿入形態すなわち2つの印刷処理形態を明確に区別することができる。
これらの場合、用紙が、一方の端部に糊付け部を有する付箋紙であることが好ましい。
この構成によれば、付箋紙の特徴を考慮した印刷処理が可能となり、付箋紙への印刷処理に有用なものとなる。
これらの場合、印刷手段を挟んで印刷用紙挿入部と反対側に用紙排出部を、更に備え、印刷手段は、用紙挿入部から挿入された用紙を用紙排出部に向かって送りながら、印刷を行うことが好ましい。
この構成によれば、用紙が一方向にのみ移動しながら印刷されるので、構造を単純化できると共に小型化を達成することができる。
本発明のプリンタは、2種類の挿入形態に対応して、用紙への印刷処理形態を2種類記憶する処理記憶手段と、挿入種別検出手段の検出結果に基づいて、印刷処理形態を決定する処理形態決定手段と、決定した印刷処理形態に基づいて、印刷手段を制御する制御手段と、を備えた情報処理装置に接続されるプリンタであって、手差しされる用紙の挿入形態を2種類有する用紙挿入部と、手差しされた用紙に印刷を行う印刷手段と、用紙挿入部に挿入された用紙の前記挿入形態の種別を検出する挿入種別検出手段と、を備え、2種類の前記挿入形態に対応する2種類の前記印刷処理形態は、一方が、印刷指令を待って印刷を行うものであり、他方が、前記挿入形態にかかわらず行われた前回の印刷と同一内容の印刷を、印刷指令を待つことなく行うものであることを特徴とする。
この構成によれば、挿入形態を複数有する用紙挿入部に、用紙が手指しで挿入されると、情報処理装置がその挿入形態を挿入種別検出手段が検出する。さらに情報処理装置は、当該挿入形態に応じて、処理形態決定手段が用紙に対する印刷処理形態を決定し、これに基づいて印刷手段を制御して用紙に印刷を行わせる。このため、ユーザが手差しによる印刷挿入部への挿入形態を選定することで、用紙に対する印刷処理形態を自動的に選択することができる。
また、一方の挿入形態により前回と同一内容を印刷できるため、繰返し同一内容の印刷を望む場合、操作が簡単でかつ印刷処理が迅速に行われるため有用である。また、他方の挿入形態により印刷指令を待って印刷を実行することもできるため、印刷内容を変更したい場合や連続して印刷が実行されたくない場合に便利である。したがって、単純な操作で使い勝手の良好なものとなる。
本発明のプリンタの制御方法は、手差しされる用紙の挿入形態を2種類有する用紙挿入部と、手差しされた用紙に印刷を行う印刷手段と、を備えたプリンタの制御方法であって、用紙挿入部に挿入された用紙の挿入形態の種別を検出する挿入種別検出工程と、2種類の挿入形態に対応して、用紙への印刷処理形態を2種類記憶する処理形態記憶工程と、挿入種別検出手段の検出結果に基づいて、印刷処理形態を決定する処理形態決定工程と、決定した印刷処理形態に基づいて、用紙に印刷を行う印刷工程と、を実施し、処理形態記憶工程で記憶される2種類の印刷処理形態は、一方が、印刷指令を待って印刷を行うものであり、他方が、挿入形態にかかわらず行われた前回の印刷と同一内容の印刷を、印刷指令を待つことなく行うものであることを特徴とする。
以下、添付した図面を参照して、本発明の一実施形態に係る印刷システムについて説明する。この印刷システムは、パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という。)と、プリンタと、を接続して、パソコンの有するデータ処理機能を利用して付箋紙に所望の印刷を行うものである。
図1に示すように、印刷システム1は、パソコン2と、プリンタ3と、から構成されている。パソコン2は、パソコン本体4と、印刷データなどを入力および編集するキーボード5およびマウス6と、印刷データなどを表示するディスプレイ7と、から構成されている。
図2に示すように、プリンタ3は、付箋紙Hをプリンタ3に挿入する挿入部(用紙挿入部)31および印刷された付箋紙Hをプリンタ3から排出する排出部(用紙排出部)34を有する装置ケース10と、装置ケース10に収容され、挿入部31から挿入された付箋紙Hを先方に送る紙送り機構32と、紙送り機構32の送り方向下流に設けられ、付箋紙Hに印刷を行う印刷機構33と、付箋紙Hの挿入を検出する挿入検出ユニット35と、を備えている。
挿入部31は、印刷する付箋紙Hをプリンタ3内部に取り込む為の部位であり、装置ケース10の上部に形成したスリット状の第1挿入口11と、下部に形成したスリット状の第2挿入口12と、を有している。第1挿入口11は、付箋紙Hを斜め下向きに紙送り機構32に導き、第2挿入口12は、水平に紙送り機構32に導くようになっている。排出部34は、印刷済の付箋紙Hをプリンタ3の外部に送り出すための部位であり、第1挿入口11と対面する装置ケース10の背面に設けられたスリット状の排出口13で構成されている。すなわち、付箋紙Hは、挿入部31から手差しされ、略水平に一方向に送られ、印刷を経て排出部34から排出される。
紙送り機構32は、送りモータ59(図3参照)と、送りモータ59により駆動する駆動ローラ14および従動ローラ15から成る送りローラ16と、を有している。付箋紙Hが挿入されると駆動ローラ14は、送りモータ59により駆動し、駆動ローラ14とそれに伴って回転する従動ローラ15とで付箋紙Hを挟み込み印刷機構33へと導くようになっている。
印刷機構33は、インクリボンRを収容したリボン供給ユニット36と、プラテンローラ17と、プラテンローラ17と共に付箋紙HおよびインクリボンRを挟み込んで印刷を行うサーマルヘッド19と、プラテンローラ17を駆動する印刷送りモータ58(図3参照)と、を有している。リボン供給ユニット36は、いわゆるリボンカートリッジCで構成され、インクリボンRを巻回した繰出リール18aと、繰出リール18aから繰出されたインクリボンRを巻き取る巻取リール18bと、を収容して構成されている。印刷送りモータ58の動力は、図外の歯車列を介してプラテンローラ17および巻取リール18bに伝達され、付箋紙HとインクリボンRとはサーマルヘッド19の部分で併走して印刷が行われる。
挿入検出ユニット35は、付箋紙Hの挿入形態の挿入種別を検出する部位であり、第1挿入口11と紙送り機構32との間に設置され、第1挿入口11に挿入された付箋紙Hを検出する第1検出センサ20と、第2挿入口12と紙送り機構32との間に設置され、第2挿入口12に挿入された付箋紙Hを検出する第2検出センサ21と、を有して成る。第1検出センサ20は、第1挿入口11の挿入路11aに形成した開口11bに下側から臨むように配置した反射型の光センサで構成され、付箋紙Hの挿入と付箋紙Hの先端を検出する。同様に、第2検出センサ21は、第2挿入口12の挿入路12aに形成した開口12bに下側から臨むように配置した反射型の光センサで構成され、付箋紙Hの挿入と付箋紙Hの先端を検出する。
第1検出センサ20および第2検出センサ21により、付箋紙Hの先端が検出されると、これをトリガとして送りモータ59が回転を開始する。詳細は後述するが、第1挿入口11から付箋紙Hが挿入されると、送りモータ59が回転を開始し、数秒後(送りローラ16とプラテンローラ17の距離分)に印刷送りモータ58が回転を開始する。すなわち、第1挿入口11から付箋紙Hが挿入されると、自動的に印刷が行われる。一方、第2挿入口12から付箋紙Hが挿入されると、送りモータ59が回転を開始するが、送りローラ16が付箋紙Hを挟み込んだところで停止する。その後、印刷開始の指令を待って送りモータ59および印刷送りモータ58が回転し印刷が行われる。なお、請求項にいう「挿入形態」とは、印刷に使用する付箋紙Hが第1挿入口11あるいは第2挿入口12のいずれに挿入されたかを指す。
次に、図3を参照して、印刷システム1の制御系の構成について説明する。プリンタ3は、検出部51と、印刷処理部52と、駆動部53と、これら各部が接続され、プリンタ3全体を制御する制御部55と、から構成されている。検出部51は、第1検出センサ20および第2検出センサ21を有し、付箋紙Hの挿入形態の種別を検出する。印刷処理部52は、上記の紙送り機構32および印刷機構33から成り、サーマルヘッド19と、印刷送りモータ58と、送りモータ59と、リボンカートリッジCと、を有する。印刷処理部52は、印刷送りモータ58および送りモータ59による紙送り動作に同期しながら、パソコン2から受信した印刷フォームを付箋紙H上に印刷する。駆動部53は、ヘッドドライバ56と、印刷送りモータドライバ57と、送りモータドライバ60を有し、サーマルヘッド19、印刷送りモータ58および送りモータ59をそれぞれ駆動する。
パソコン2は、操作部61と、表示部62と、記憶部63と、これら各部が接続され、パソコン2全体を制御する制御部64と、から構成されている。操作部61は、キーボード5と、マウス6と、を有し、印刷フォームの選択、作成、修正および保存や印刷開始の指令などを行う。表示部62は、ディスプレイ7を有し、作成された印刷フォームなどを表示する。制御部64は、CPU、ROMおよびRAMを有する(いずれも図示省略)。記憶部63は、ハードディスク65を有し、ハードディスク65には、付箋紙印刷を行うための印刷フォーム作成アプリケーションおよびプリンタ3を駆動制御するためのプリンタドライバが記憶されている。なお、これら印刷フォーム作成アプリケーションおよびプリンタドライバは、不図示のCDドライブにより、CD−ROM8(図1参照)を読み取ることによってインストールされたものである。
印刷フォーム作成アプリケーションは、付箋紙Hが挿入された挿入口に応じて印刷処理形態を決定する。具体的には、第1挿入口11に付箋紙Hが挿入された場合、前回の印刷データと同内容の印刷データを生成し、プリンタ3に送信する。一方、第2挿入口12に付箋紙Hが挿入された場合、予め設定された印刷フォームに基づいて印刷データを生成し、プリンタ3に送信する。
印刷フォーム作成アプリケーションは、予め複数の印刷フォーム(雛形)を有しており、図5(a)に示す印刷フォーム設定画面101において、第2挿入口12に付箋紙Hが挿入された場合の印刷フォームを選択できるようになっている。本実施形態では、印刷フォームとして、「TEL」、「確認」、「回覧」および「印刷フォーム作成」の中からいずれかを選択できるようになっている。例えば、「TEL」が選択された場合は、図5(b)に示すように、電話があったことを伝えるための伝言メモ106を印刷する。また、「印刷フォーム作成」が選択された場合は、不図示の描画ツールを用いてオリジナルの印刷フォームが作成され、当該オリジナルの印刷フォームを印刷する。また、作成された印刷フォームは、保存ボタン105の押下によって、ハードディスク65内に保存できる。また、選択または作成された印刷フォームは、編集ボタン104の押下によって編集が可能である。なお、各印刷フォームは、ユーザが印刷ボタン103の押下によって、プリンタ3に対して印刷指令を行うことで印刷される。
次に、図4を参照して、印刷システム1による手差しされた付箋紙H上に印刷フォームを印刷する印刷処理の手順について説明する。まず、プリンタ3は、第1検出センサ20または第2検出センサ21により付箋紙Hが第1挿入口11または第2挿入口12に挿入されたことを検出すると(S1:Yes)、その検出結果をパソコン2に送信する(S2)。パソコン2は、プリンタ1から送信された検出結果を受信し(S3)、第1検出センサ20による検出結果であるか否かを判別する。
ここで、第1検出センサ20による検出結果を取得した場合は(S4:Yes)、印刷処理形態を第1パターンとする(処理形態決定手段)(S5)。第1パターンとは、前回と同一内容の印刷データをプリンタ1に印刷させる印刷処理形態である。このため、パソコン2は、印刷データ送信後も、生成した印刷データをRAM内に保持しておく。一方、第2検出センサ21による検出結果を取得した場合は(S4:No)、印刷処理形態を第2パターンとする(処理形態決定手段)(S6)。第2パターンとは、予め設定された印刷フォームに基づく印刷データをプリンタ3に印刷させる印刷処理形態である。パソコン2は、印刷処理形態を第1パターンと決定した場合は、保持しておいた前回の印刷データを読み出して印刷データを生成し(S7)、プリンタ3に送信する(S8)。また、印刷処理形態を第2パターンと決定した場合は、ユーザの操作による印刷指令を待って(S9)、設定された印刷フォームに基づく印刷データを生成し(S7)、プリンタ3に送信する(S8)。プリンタ3は、パソコン2から印刷データを受信すると(S10)、当該印刷データに基づいて付箋紙Hに印刷を行う(印刷手段)(S11)。
以上のとおり、第1実施形態によれば、付箋紙Hの挿入形態に応じて、処理形態決定手段が付箋紙Hに対する印刷処理形態を決定し、これに基づいて印刷を行わせることができる。このため、ユーザが手差しによる挿入部31への挿入形態を選定することで、付箋紙Hに対する印刷処理形態を自動的に選択することができる。
また、複数の印刷処理形態として複数の印刷フォームを予め記憶し、その1つを挿入形態に対応させることができるため、挿入形態の数が少ない場合でも、多様な印刷結果を得ることができる。
また、プリンタ3とパソコン2と、をリンクさせて印刷システム1が構築されるため、プリンタ3は、用紙の挿入形態を識別して印刷を行う機能だけでよく、その分プリンタ3を単純な構造とすることができ、プリンタ3のコストダウンを図ることができる。
なお、本実施形態では、印刷処理形態を第1パターンとするための検出を行うセンサを第1検出センサ20、印刷処理形態を第2パターンとするための検出を行うセンサを第2検出センサ21としているが、これらの配設位置(挿入口の位置)が入れ替わっても挿入形態が特定できれば差し支えない。
次に、図6を参照して、第2実施形態に係るプリンタ3について説明する。このプリンタ3は、第1実施形態と挿入部31の構造が異なるが、第1実施形態と同様に2種類の印刷形態を印刷することができる。なお、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。
このプリンタ3は、挿入部31に単一の用紙挿入口151を有し、スリット状に形成された用紙挿入口151の両端部に臨んで装置ケース内に左検出センサ152および右検出センサ153から成る挿入検出ユニット37が配設されている。用紙挿入口151の一方の側(図示向かって左側)の左検出センサ152は、上記の第1検出センサ20と同一の構成を成し、前回と同一の内容を印刷する付箋紙Hを検出するセンサとして機能する。用紙挿入口151の他方の側(図示向かって右側)の右検出センサ153は、上記の第2検出センサ21と同様の機能を有し、記憶された印刷フォームをユーザが印刷する付箋紙Hを検出するセンサとして、機能する。すなわち、用紙挿入口151が1つであることから、用紙挿入口151の左側に寄せて付箋紙Hを挿入すると左検出センサ152がこれを検出し、右側に寄せて付箋紙Hを挿入すると右検出センサ153がこれを検出する。そして、これらの検出結果に従って、印刷処理が実行される。
このように第2実施形態によれば、付箋紙Hを用紙挿入口151の左右いずれかに寄せて挿入するだけで、2つの挿入形態すなわち2つの印刷処理形態を明確に区別することができる。また、第1実施形態のように2つの挿入口を備えた構成と比較して装置の小型化および低廉化を図ることができる。
なお、本実施形態では、単一の用紙挿入口151が水平方向に延在する横型であり、印刷処理形態を第1パターンとするための検出を行うセンサを左検出センサ152、印刷処理形態を第2パターンとするための検出を行うセンサを右検出センサ153としているが、これらの配設位置が入れ替わっても挿入形態が特定できれば差し支えない。
さらに、本実施形態では、単一の用紙挿入口151が横型の場合を示したが、用紙挿入口151が鉛直方向あるいは鉛直方向に対し傾いた縦型に形成してもよい。特に図示はしないが、この場合も用紙挿入口が横型の場合と同様に、印刷処理形態を第1パターンあるいは印刷処理形態を第2パターンとするための検出を行うセンサを用紙挿入口の上下に配設でき、且つこれらの配設位置が入れ替わっても挿入形態が特定できれば差し支えない。
また、第1検出センサ20、第2検出センサ21、左検出センサ152および右検出センサ153は、付箋紙Hを認識できればよく、フォトセンサの他、マイクロスイッチで構成してもよい(縦型の用紙挿入口でも同様)。
以上のように、いずれの実施形態においても付箋紙Hがプリンタ3に手差しされると、挿入形態に応じて、印刷処理形態が自動的に選択される。このため、ユーザは、前回と同一内容を印刷したい場合には自動的に前回と同一内容が印刷された付箋紙Hを作成でき、印刷内容を変更する等の場合には印刷の指示をすることができ、所望の情報が印刷された付箋紙Hを作成することができる。
なお、上記の実施形態では、印刷処理形態として、第2挿入口12に付箋紙Hが挿入された場合の印刷フォームを設定できるものとしたが、設定した同内容の印刷フォームを繰り返し印刷させるのではなく、ナンバリング印刷など、印刷フォームの一部の情報を更新/変更しながら、毎回異なる印刷データを印刷させるようにしても良い。また、第1パターンの印刷処理形態(第1実施形態の場合、第2挿入口12に付箋紙が挿入された場合の印刷処理形態)だけでなく、第2パターンの印刷処理形態(第1実施形態の場合、第1挿入口11に付箋紙が挿入された場合の印刷処理形態)についても設定できるようにしても良い。
また、挿入口が2つの場合と、1つの場合について例示したが、3つ以上であっても良いし、挿入口が複数で且つ各挿入口の挿入方法(右に寄せるか左に寄せるか)によって、異なる印刷処理形態を決定できるようにしても良い。
また、上記の実施形態では、プリンタ3とパソコン2から成る印刷システム1を例示したが、パソコン2の印刷フォーム作成アプリケーションをプリンタ3に組み込み、上記の印刷システム1をプリンタ単体で実現できるようにしても良い。
本実施形態に係る印刷システムの模式図である。 プリンタの断面模式図である。 印刷システムの機能ブロック図である。 印刷動作を示すフローチャートである。 印刷フォーム選択画面および印刷フォーム画面の模式図である。 第2実施形態に係るプリンタの断面模式図およびプリンタの用紙挿入部の正面模式図である。
符号の説明
1…印刷システム 2…パソコン 3…プリンタ 4… 20…第1検出センサ 21…第2検出センサ 152…左検出センサ 153…右検出センサ H…付箋紙

Claims (8)

  1. 手差しされる用紙の挿入形態を2種類有する用紙挿入部と、
    手差しされた用紙に印刷を行う印刷手段と、
    前記用紙挿入部に挿入された用紙の前記挿入形態の種別を検出する挿入種別検出手段と、
    2種類の挿入形態に対応して、用紙への印刷処理形態を2種類記憶する処理形態記憶手段と、
    前記挿入種別検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷処理形態を決定する処理形態決定手段と、
    決定した前記印刷処理形態に基づいて、前記印刷手段を制御する制御手段と、を備え、
    2種類の前記挿入形態に対応する2種類の前記印刷処理形態は、一方が、印刷指令を待って印刷を行うものであり、他方が、前記挿入形態にかかわらず行われた前回の印刷と同一内容の印刷を、印刷指令を待つことなく行うものであることを特徴とする印刷システム。
  2. 前記処理形態記憶手段は、任意の1の前記挿入形態に対応して、複数の印刷処理形態を選択可能に記憶していることを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記用紙挿入部は、それぞれがスリット状に形成された第1挿入口および第2挿入口を有し、
    前記用紙を前記第1挿入口から挿入する場合と前記第2挿入口から挿入する場合と、の2種類の挿入形態を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
  4. 前記用紙挿入部は、スリット状に形成された単一の挿入口を有し、
    前記用紙を前記挿入口の一方の端部側に寄せて挿入する場合と他方の端部側に寄せて挿入する場合と、の2種類の挿入形態を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
  5. 前記用紙が、一方の端部に糊付け部を有する付箋紙であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の印刷システム。
  6. 前記印刷手段を挟んで前記印刷用紙挿入部と反対側に用紙排出部を、更に備え、
    前記印刷手段は、前記用紙挿入部から挿入された用紙を前記用紙排出部に向かって送りながら、印刷を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の印刷システム。
  7. 2種類の挿入形態に対応して、用紙への印刷処理形態を2種類記憶する処理記憶手段と、
    前記挿入種別検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷処理形態を決定する処理形態決定手段と、
    決定した前記印刷処理形態に基づいて、前記印刷手段を制御する制御手段と、を備えた情報処理装置に接続されるプリンタであって、
    手差しされる用紙の挿入形態を2種類有する用紙挿入部と、
    手差しされた用紙に印刷を行う印刷手段と、
    前記用紙挿入部に挿入された用紙の前記挿入形態の種別を検出する挿入種別検出手段と、を備え、
    2種類の前記挿入形態に対応する2種類の前記印刷処理形態は、一方が、印刷指令を待って印刷を行うものであり、他方が、前記挿入形態にかかわらず行われた前回の印刷と同一内容の印刷を、印刷指令を待つことなく行うものであることを特徴とするプリンタ。
  8. 手差しされる用紙の挿入形態を2種類有する用紙挿入部と、
    手差しされた用紙に印刷を行う印刷手段と、を備えたプリンタの制御方法であって、
    前記用紙挿入部に挿入された用紙の前記挿入形態の種別を検出する挿入種別検出工程と、
    2種類の挿入形態に対応して、用紙への印刷処理形態を2種類記憶する処理形態記憶工程と、
    前記挿入種別検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷処理形態を決定する処理形態決定工程と、
    決定した前記印刷処理形態に基づいて、前記用紙に印刷を行う印刷工程と、を実施し、
    前記処理形態記憶工程で記憶される2種類の前記印刷処理形態は、一方が、印刷指令を待って印刷を行うものであり、他方が、前記挿入形態にかかわらず行われた前回の印刷と同一内容の印刷を、印刷指令を待つことなく行うものであることを特徴とするプリンタの制御方法。
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