JP5748099B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、可搬型記憶媒体を装着可能な電子機器に関する。
葉書に宛名や文章等を印刷することができる家庭用の小型印刷装置が広く普及している。この装置を用いることにより年賀状や暑中見舞い等の宛名や文章等を家庭内で簡単に印刷することができる。この印刷装置は、例えば、装置内のメモリや可搬型記憶媒体に登録されている文章、画像、宛名等を読み出して、それらを印刷することができる。また、この装置では、作成した文章、画像、宛名等を装置内のメモリや可搬型記憶媒体に記憶させることもできる。
例えば、特許文献1には、箱形の筐体の前方に入力手段としてのキーボードが配置され、このキーボードが筐体の前方下端近傍に回動可能に装着され、キーボード収納時には筐体の前面と対向した状態となり、小さい収納スペースとなるように構成された印刷装置としての文書作成装置が記載されている。この装置は、筐体前面に可搬型記憶媒体の挿入口が形成されており、収納時には、カバー体としてのキーボードが挿入口を覆うように構成されている。
特開2010−211376号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置において、例えば、可搬型記憶媒体を挿入口に装着時、可搬型記憶媒体の端部を把持して着脱を容易となるように、挿入口から外側に可搬型記憶媒体の端部を突出させた状態で装着するように構成した場合、このように可搬型記憶媒体が挿入口に装着された状態でキーボードを筐体に収納すると、本来は接触しない可搬型記憶媒体の先端とキーボードが接触し、キーボードから可搬型記憶媒体に過大な力が加わり、可搬型記憶媒体の破損等の不具合が生じることがあった。
又、キーボード収納時、挿入口に装着された可搬型記憶媒体の端部とキーボードとが確実に接触しないように、キーボードを筐体に対して前方にずらして間隔を大きくした場合では、キーボード収納時の装置サイズが比較的大きくなるという問題がある。
また、例えば、キーボード収納時、挿入口に装着された可搬型記憶媒体の端部とキーボードとが接触しないように、記憶媒体挿入口を筐体の背面側にずらした構成とした場合では、可搬型記憶媒体の着脱が困難になる場合がある。
本発明は上述したような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、筐体に設けられた可搬型記憶媒体の挿入口を覆うように、キーボード等のカバー体を筐体に収納可能な電子機器において、可搬型記憶媒体の端部が挿入口の外側に突出して装着されるように構成した場合であっても、カバー体収納時に可搬型記憶媒体の破損等の不具合を防止することができるとともに、簡単な構成で小型化を図ることができる電子機器を提供することを目的とする。
前記目的を果たすため、本発明電子機器の一態様は、筐体と、前記筐体に回動自在に軸支され閉状態のとき前記筐体の前面を覆うカバー体と、前記筐体の前面に形成された挿入口を介して可搬型記憶媒体が着脱自在に装着され、前記カバー体が開状態のとき当該可搬型記憶媒体の先端部が当該挿入口から突出する記憶媒体装着部と、前記記憶媒体装着部を前後方向に移動自在に支持する可動式ホルダー部材と、前記可動式ホルダー部材を後方に付勢する弾性部材と、前記カバー体の前記開状態と前記閉状態とに応じて、前記可動式ホルダー部材の移動を制御する連動手段と、を備え、前記連動手段は、前記カバー体の回動動作に合せて回転する突起部を備える回転部材と、前記筐体内で、前記可動式ホルダー部材と前記回転部材との間に配置され、前記可動式ホルダー部材の移動方向と直交する方向に沿って移動可能であり、端部に前記回転部材の前記突起部に係合可能な係合部を有するリンク部材と、前記リンク部材を前記可動式ホルダー部材側に付勢する付勢部材と、を有し、前記カバー体が前記開状態から前記閉状態となるとき、前記可動式ホルダー部材を後方に移動させる、ことを特徴とする。
また、前記目的を果たすため、本発明の電子機器の一態様は、筐体と、前記筐体に回動自在に軸支され閉状態のとき前記筐体の前面を覆うカバー体と、前記筐体の前面に形成された挿入口を介して可搬型記憶媒体が着脱自在に装着され、前記カバー体が開状態のとき当該可搬型記憶媒体の先端部が当該挿入口から突出する、記憶媒体装着部と、前記記憶媒体装着部を前後方向に移動自在に支持する可動式ホルダー部材と、前記可動式ホルダー部材を前方に付勢する弾性部材と、前記カバー体の前記開状態と前記閉状態とに応じて、前記可動式ホルダー部材の移動を制御する連動手段と、を備え、前記連動手段は、前記筐体に軸支された前記カバー体の回動動作に合せて回転する回転部材と、一端部が前記回転部材に巻回し、他端部が前記可動式ホルダー部材の後端部に接続されたワイヤ部材と、を有し、前記カバー体が前記開状態から前記閉状態となるとき、前記可動式ホルダー部材を後方に移動させる、ことを特徴とする。
また、前記目的を果たすため、本発明の電子機器の一態様は、筐体と、前記筐体に回動自在に軸支され閉状態のとき前記筐体の前面を覆うカバー体と、前記筐体の前面に形成された挿入口を介して可搬型記憶媒体が着脱自在に装着され、前記カバー体が開状態のとき当該可搬型記憶媒体の先端部が当該挿入口から突出する、記憶媒体装着部と、前記記憶媒体装着部を前後方向に移動自在に支持する可動式ホルダー部材と、前記可動式ホルダー部材を前方に付勢する弾性部材と、前記カバー体の前記開状態と前記閉状態とに応じて、前記可動式ホルダー部材の移動を制御する連動手段と、を備え、前記可動式ホルダー部材は、前記記憶媒体装着部に装着された前記可搬型記憶媒体の先端部よりも前方に突出する突起部を有し、前記連動手段は、前記筐体に軸支された前記カバー体の回動動作に合せて回転する突起部を備える回転部材と、前記筐体内で、前記可動式ホルダー部材と前記回転部材との間に配置され、前記可動式ホルダー部材の可動方向と直交する方向に沿って移動可能であり、端部に前記回転部材の前記突起部に係合可能な係合部を有するリンク部材と、前記リンク部材を前記可動式ホルダー部材側に付勢する付勢部材と、を有し、前記カバー体が前記開状態から前記閉状態となるとき、前記可動式ホルダー部材を後方に移動させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、筐体に設けられた可搬型記憶媒体の挿入口を覆うように、キーボード等のカバー体を筐体に収納可能な電子機器において、可搬型記憶媒体の端部が挿入口の外側に突出して装着されるように構成した場合であっても、カバー体収納時に可搬型記憶媒体の破損等の不具合を防止することができるとともに、簡単な構成で小型化を図ることができる電子機器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電子機器のカバー体が開状態の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る電子機器のカバー体が閉状態の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る電子機器の断面模式図である。 本発明の実施形態に係る電子機器のカバー体であるキーボードを示す説明図である。 本発明の実施形態に係る電子機器の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る電子機器の正面側からの部分的な破断面を示す図である。 本発明の実施形態に係る電子機器のカバー体が開状態の断面図である。 本発明の実施形態に係る電子機器のカバー体が閉状態の断面図である。 本発明の実施形態に係る電子機器の規制段部を説明するための図である。 本発明の実施形態の変形例に係る電子機器の断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る電子機器のカバー体が開状態の断面図である。 図11に示した電子機器のカバー体が閉状態の断面図である。 本発明の実施形態の他の変形例に係る電子機器の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳説する。本発明は、宛名データを用いて宛名印刷及び作成された文書を印刷することができる電子機器である文書作成装置1に関する。図1は、本発明の実施形態に係る電子機器である文書作成装置1のカバー体が開状態の外観斜視図であり、図2は、電子機器のカバー体が閉状態の外観斜視図である。図3は、電子機器の断面模式図である。図4は、電子機器におけるキーボードを示す説明図である。図5は、電子機器の機能ブロック図である。尚、図3は、見やすくなるようにハッチングを除いて描いている。
文書作成装置1は、葉書(100×148mm)やL判(89×127mm)、2L判(178×127mm)等の比較的小さな印刷用紙10に印刷を実行する装置であり、住所録を作成する機能や、住所録から自動で葉書に宛名書きをする機能、デジタルカメラで撮影した写真画像を取り込み写真として印刷する機能、文章を編集する機能、取り込んだ画像と文章とを組み合わせて葉書に印刷する機能等、様々な機能を有している。
この文書作成装置1は、図1、図2、図3に示すように、箱形の筐体2を備え、筐体2の前方には入力手段且つカバー体としてのキーボード3が配置されている。このキーボード3は、筐体2の前方下端近傍に回動可能に装着されており、使用状態では図1に示したように前方に倒され、使用しない場合には図2に示したように筐体2の前面と対向した状態で収納されている。
このキーボード3は、図4に示すように、電源を入れたり切ったりするための電源スイッチキー30、項目を選択したり、選択した項目の設定内容を変更するためのカーソルキー32、操作を進めるために選択対象や変更内容を確定させる実行キー34、表示部8にトップメニュー画面を表示させるためのトップメニューキー、印刷実行の指示に用いるプリントキー、文字や数字を入れるための文字・数字キー36等が配置されており、夫々のキーが入力手段として機能し、使用者の入力操作に基づいて所定の操作信号を後述の制御部41に送信する。
筐体2の前面には、印刷が完了した葉書や写真等の印刷用紙10が排出される排紙口5と、メモリーカード等の可搬型記憶媒体7を挿入可能な記憶媒体挿入口6とが形成されている。この記憶媒体挿入口6は、メモリーカード等の着脱可能な可搬型記憶媒体7が挿入されることにより、デジタルカメラで撮影された写真の画像データや、パーソナルコンピュータで編集された文章等の編集データ、複数の宛名データからなる住所録ファイルを文書作成装置1に取り込み可能とするとともに、文書作成装置1で編集したデータをメモリーカード等に保存可能とする。
また、筐体2の上面には、表示手段とされる液晶ディスプレイ等の表示部8が配置され、この表示部8は筐体2の正面方向に回動可能とされている。この表示部8は、キーボード3からの入力信号に対応して画面上に入力内容が表示される、或いは、各種の設定に必要なメニュー画面が表示される、又は、デジタルカメラから取り込んだ写真画像が表示される等、文書作成装置1で必要とする各種のデータが表示される。尚、この表示部8は、タッチパネルとして構成されることもある。表示部8をタッチパネルとして構成することによりキーボード3を使用せずとも表示部8上で簡単な入力操作が可能となる。
さらに、筐体2の上部には、筐体2の後方側から筐体2の上方までの間を回動可能な把持部である取っ手15が装着されている。この取っ手15は、略コ字状に形成され、文書作成装置1の運搬時等に把持されて使用される。
そして、文書作成装置1は、図3に示すように、筐体2の背面に開口する空腔部16を有し、この空腔部16の開口を塞ぐように給紙トレイ18が配置されている。この給紙トレイ18は、筐体2の後方であって下方近傍位置に軸着されており、上端を前後方向に移動させるように回動可能とされ、印刷用紙10を複数枚重ねて収納することができるようになっている。
また、給紙トレイ18の内側であって上方位置には、給紙トレイ18に収納された印刷用紙10を1枚ずつ下方に送り出すピックアップローラ19が配置されている。また、給紙トレイ18の下端近傍には、ピックアップローラ19によって下方に送り出された印刷用紙10を筐体2の排紙口5方向へと搬送する搬送ローラ20a、20bが配置されている。さらに、筐体2の内部であって搬送ローラ20a、20bの前方近傍には、印刷部55とされる印刷ヘッド21が配置されている。また、筐体2の内部であって印刷ヘッド21の前方には、印刷を完了した印刷用紙10を排紙口5から排出する排紙ローラ22a、22bが配置されている。この搬送ローラ20aと排紙ローラ22aは、図示しないステッピングモータによって回転を制御されて、所定速度で印刷用紙10を搬送している。尚、ピックアップローラ19と、搬送ローラ20a、20bと、排紙ローラ22a、22bと、は文書作成装置1における搬送部として機能している。
印刷部55とされる印刷ヘッド21は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色インクを吐出する夫々のノズルを有するインクジェット方式の印刷ヘッド21とされ、ノズルから各色を印刷用紙10に噴射することにより印刷を実行する。尚、インクジェット方式の印刷ヘッド21について述べたが、本発明がインクジェット方式に限定されるものではない。
そして、給紙トレイ18に収納された印刷用紙10は、ピックアップローラ19によって前方に位置する印刷用紙10から順に下方に送り出され、搬送ローラ20a、20bとの間に挟み込まれた状態で印刷ヘッド21の下方に繰り出され、印刷が完了後、排紙ローラ22a、22bの間に挟み込まれて排紙口5から外部へと排出される。
次に、本実施形態の文書作成装置1の制御回路について述べる。この文書作成装置1は、図5に示すように、システム全体を司る制御手段とされる制御部41と、ROM51、RAM52、記憶媒体装着部61に装着可能な可搬型記憶媒体7からなる記憶手段とされる記憶部42と、表示手段とされる表示部8と、入力手段とされる入力部45と、印刷機構47と、を備える。
入力部45は、使用者が入力操作に用いる上述したキーボード3であって、電源スイッチキー30、カーソルキー32、実行キー34、プリントキー等を備えている。表示部8は、各種の操作画面を表示する上述した液晶ディスプレイ等であって、所定の操作信号を受信した制御部41により制御されて、複数の操作画面のうち所定の操作画面を表示する。尚、入力部45としては、表示部8の表面にタッチパネルが設けられる場合は、このタッチパネルを含む。
制御部41は、CPUであって入力部45からのキー操作信号に応じて、又は、自動で、ROM51に予め記憶されているシステムプログラム、メモリーカードに記憶された制御プログラム等を起動させ、RAM52をワークメモリとして回路各部の動作を制御する。
記憶部42としてのROM51には、文章の編集時に使用する文字フォントや印刷の字体、編集する印刷用紙の規格情報、制御部41が各種手段を制御する場合の制御プログラム等が記憶されている。
記憶部42としてのRAM52は、入力部45で入力された文字等の文章の編集情報をワークメモリとして記憶する処理や、表示部8に表示されるパターンデータを記憶する処理等を行う。
可搬型記憶媒体7には、例えば、デジタルカメラで撮影した写真画像やスキャン画像、文章、住所、宛名、などのデータが記憶されているものであり、記憶媒体装着部61に装着された状態で制御部41によりデータが読み出される。また、可搬型記憶媒体7は記憶媒体装着部61に装着された状態で、制御部41により所定のデータが書き込まれる。そして、フラッシュメモリ等からなる読み書き可能なROM51には、写真画像やスキャン画像、文章、住所、宛名などのデータを、可搬型記憶媒体7から複製するなどして記憶させることができる。
印刷機構47は、印刷部55と搬送部56から構成され、印刷部55は、上述した印刷ヘッド21とされるものであって、印刷用紙10に印刷を実行する処理を行う。また、搬送部56は、上述したピックアップローラ19、搬送ローラ20a、20b排紙ローラ22a、22b、ローラを回転させるステッピングモータによって構成され、印刷用紙10を搬送する処理を行う。
図6は、本発明の実施形態に係る電子機器である文書作成装置1の正面側からの部分的な破断面を示す図である。図7は、この文書作成装置1のキーボード使用時の断面図である。図8は、この文書作成装置1のキーボード収納時の断面図である。
図6、図7、図8に示すように、電子機器としての文書作成装置1は、筐体2の前面板2a側の下端部に開閉回動自在に軸支され、閉状態で筐体2の前面を覆うカバー体としてのキーボード3と、筐体2の前面に形成された挿入口である記憶媒体挿入口6を介して可搬型記憶媒体7が着脱自在に装着される記憶媒体装着部61と、を有する。この文書作成装置1は、カバー体であるキーボード3が開状態で、可搬型記憶媒体7の先端部が筐体2の記憶媒体挿入口6から外側に突出するように、可搬型記憶媒体7が記憶媒体装着部61に装着可能に構成されている。本実施形態では可搬型記憶媒体7は矩形状に形成されている。
また、本実施形態に係る文書作成装置1は、記憶媒体装着部61を移動自在に支持する可動式ホルダー部材62と、可動式ホルダー部材62を一方向に付勢する弾性部材としてのバネ63と、を備え、さらに連動手段として、リンク部材64と、リンク部材64を規定方向に付勢する付勢部材としてのバネ65と、突起部66aを備える回転部材66と、を有する。
本実施形態に係る連動手段は、カバー体であるキーボード3の開閉状態に応じて、可動式ホルダー部材62の移動を制御する。詳細には、連動手段は、カバー体であるキーボード3が開状態から閉状態となるとき、可動式ホルダー部材62を後方に移動させて、記憶媒体装着部61に装着された可搬型記憶媒体7とカバー体であるキーボード3との間に間隔を形成する。以下、文書作成装置1の各構成要素について説明する。
可動式ホルダー部材62は、例えば樹脂や金属等の材料で略板形状に形成されており、記憶媒体装着部61を前後方向に沿って移動自在に支持する。詳細には、可動式ホルダー部材62は、移動本体部62aと、前面パネル部62bと、を有する。移動本体部62aは、板形状に形成されており、移動本体部62aの前面側に矩形状の前面パネル部62bが形成されている。移動本体部62aは、筐体2内の上部付近で、筐体2の背面板2bから前方に向かって延出したガイド部材2c上に、前後方向に移動自在に設けられている。移動本体部62a上には、メモリーカードスロット基板等の記憶媒体装着部61が備えられている。記憶媒体装着部61は、詳細には、可搬型記憶媒体7が装着されるスロット61aをスロット基板61b上に有する。
この移動本体部62aと一体に形成される前面パネル部62bは、矩形状に形成されており、前面パネル部62bの略中央部には複数の記憶媒体挿入口6が形成されている。この記憶媒体挿入口6と記憶媒体装着部61のスロット61aの開口部とが一致するように構成されている。前面パネル部62bは、キーボード3が使用時である開状態の場合に、筐体2の前面板2aと同一面上となるように配置されている。
弾性部材としてのバネ63は、可動式ホルダー部材62と筐体2の背面板2bとの間に設けられており、本実施形態では引きバネであり、可動式ホルダー部材62を後方である背面板2b側に付勢する。
リンク部材64は、筐体2内において前面板2aの直近に備えられており、詳細には、可動式ホルダー部材62の下方から回転部材66の位置に達する長さに配置され、可動式ホルダー部材62の移動方向と直交する方向である上下方向に沿って移動可能に設けられている。
また、リンク部材64は、可動式ホルダー部材62側の上端部に、後方に向かって傾斜した傾斜部64aを有する。傾斜部64aは、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cと当接可能に形成されており、可動式ホルダー部材62の移動のガイドとして機能する。
また、リンク部材64は、上端部付近で傾斜部64aよりも下方に平坦部64bが形成されている。リンク部材64の平坦部64bは、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cが当接することにより、弾性部材であるバネ63により付勢された可動式ホルダー部材62の後退を阻止する。
リンク部材64の下端部には、後述するように、回転部材66の突起部66aに係合可能な係合部64cが設けられており、この係合部64cは後方に向かって凹んだ凹形状に形成されている。リンク部材64の下端部と筐体2の底面板2dとの間には、付勢部材であるバネ65が形成されている。バネ65は押しバネであり、リンク部材64を可動式ホルダー部材62側である上方に付勢する。
回転部材66は、筐体2の前面板2a下端の回転部材収納部2f内に備えられており、略円筒形状に形成されている。回転部材66は、円筒形状部に径方向外側に突出する突起部66aが形成されている。この回転部材66は、カバー体であるキーボード3の回動動作に合せて突起部66aが回転するように構成されている。回転部材66の突起部66aは、リンク部材64の係合部64cと係合可能に形成されている。
詳細には、キーボード3が開状態の場合には、回転部材66の突起部66aが上方に向けて突出した状態であり、リンク部材64の係合部64cと非係合状態である。キーボード3が閉状態となると、キーボード3の回動動作に合せて回転部材66が回転することによって突起部66aが後方に向けて突出した状態となり、リンク部材64の係合部64cと係合して、リンク部材64を底面板2d側である下方に移動させる。
図9は、本発明の実施形態に係る電子機器である文書作成装置1の規制段部を説明するための図である。本実施形態に係る文書作成装置1は、例えば図9に示すように、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bを、筐体2の前面板2aよりも前方に移動することを規制する規制段部601、602を備えることが好ましい。
詳細には、カバー体であるキーボード3が状態では、可動式ホルダー部材62が背面板2b側に移動した状態であり、図9(b)に示すように、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cに設けられた規制段部601と、筐体2の前面板2aの上端部に形成された規制段部602とが非係合状態である。
キーボード3が状態では、可動式ホルダー部材62が前面板2a側に移動した状態であり、図9(a)に示すように、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cに設けられた規制段部601と、筐体2の前面板2aの上端部に形成された規制段部602と、が係合状態となり、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bが筐体2の前面板2aよりも前方に移動することが規制され、前面パネル部62bの前面と前面板2aの前面とが筐体前面との同一平面を形成する。
次に、本発明の実施形態に係る電子機器である文書作成装置1におけるキーボード3の開閉動作を図面を参照しながら説明する。
キーボード3の使用時、すなわち、カバー体が開状態の場合では、図7に示すように、キーボード3が筐体2の前方に水平状態に配置される。キーボード3の端部に固定された回転部材66の突起部66aは、上方に突出するように位置しており、リンク部材64の下端部の凹形状の係合部64cに係合していない。
リンク部材64の平坦部64bは、前面パネル部62bの下端部62c近傍に位置しており、前面パネル部62bの下端部62cが、リンク部材64の平坦部64bに当接して、可動式ホルダー部材62を支持している。この状態では、可動式ホルダー部材62は、バネ63により背面板2b側である後方に付勢されており、図7に示すように、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bと、筐体2の前面板2aとが同一面上となるように、可動式ホルダー部材62が位置する。
図7に示すように、可搬型記憶媒体7を、記憶媒体装着部61に記憶媒体挿入口6を介して装着する場合、前面パネル部62bの下端部62cが、リンク部材64の平坦部64bに当接した状態となっているので、可動式ホルダー部材62の後退が阻止されて、可搬型記憶媒体7を容易に記憶媒体装着部61に装着することができる。
また、図7に示すように、可搬型記憶媒体7が記憶媒体装着部61に装着された状態では、可搬型記憶媒体7の一端部が記憶媒体挿入口6の内側に位置し、他端部が記憶媒体挿入口6よりも外側に位置して露出している。記憶媒体装着部61が備えられた可動式ホルダー部材62は、バネ63により後方に向けて付勢されている。このため、可搬型記憶媒体7の先端部を指でつまみ、前方に向かって力を加えることで、可搬型記憶媒体7を容易に取り外すことが可能である。また、規制段部601、602を設けると、可搬型記憶媒体7の取り外しが更に容易となる。
本実施形態では、筐体2上部に備えられた表示部8の外縁部に、前方に向けて突出した突起部8aが形成されているが、上記記憶媒体挿入口6が比較的前方に位置しているので、可搬型記憶媒体7を容易に着脱することができる。
次に、可搬型記憶媒体7が記憶媒体装着部61に装着状態で、カバー体を閉状態とするときの電子機器である文書作成装置1のキーボード3を収納する動作を説明する。
図8に示すように、キーボード3が回転して、筐体2の前面を覆うように筐体2に収容される。回転部材66の突起部66aは、キーボード3の回動動作に合せて回転軸を中心に周方向に回転し、リンク部材64の係合部64cに係合して、リンク部材64をバネ65の付勢と反対方向である底面板2d側に押し下げ、図8に示すように、突起部66aの突起方向が後方に向かって突出する位置となる。この際、リンク部材64は、バネ65により上方向に付勢された状態である。
上記回転部材66の回動動作に応じて、リンク部材64が底面板2d側に押し下げられると、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cが当接する部分が、リンク部材64の上端部付近に形成された平坦部64bから、リンク部材64の傾斜部64aとなり、可動式ホルダー部材62の後方への移動規制が解除されて、可動式ホルダー部材62がバネ63の付勢力により後方に移動する。この際、可動式ホルダー部材62のバネ63の付勢力により後方に移動することにより、可動式ホルダー部材62上に配置された記憶媒体装着部61が後方に移動するとともに、記憶媒体装着部61に装着された可搬型記憶媒体7が後方に移動する。
詳細には、本実施形態では、可動式ホルダー部材62がバネ63により後方に付勢されており、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cが、リンク部材64の上端に形成された傾斜部64aに当接した状態で、リンク部材64の移動に応じて傾斜部64a上を摺動することにより、傾斜部64aが可動式ホルダー部材62の移動用ガイドとして機能して、可動式ホルダー部材62が後方に移動する。上記キーボード3の回転動作、リンク部材64の動作、可動式ホルダー部材62の動作は、記憶媒体装着部61に装着された可搬型記憶媒体7の端部と、キーボード3とが接触しない状態で行われる。
そして、図8に示すように、可動式ホルダー部材62がバネ63により後方に付勢した状態で、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cが、リンク部材64の傾斜部64aの上部付近に当接した位置となるように、可動式ホルダー部材62が後方に配置される。
次に、図8に示したキーボード3の閉状態から、図7に示したキーボード3の開状態となる動作を説明する。
キーボード3の使用時、図8、図7に示すように、キーボード3の回動動作に合せて回転部材66が周方向に回転して、回転部材66の突起部66aの突起方向が上方に向くように位置する。そして、回転部材66の突起部66aとリンク部材64の係合部64cとの係合が外れ、バネ65の上方への付勢力により、リンク部材64が上方へ移動可能となる。
この際、例えば、リンク部材64の係合部64cの凹形状部の上下方向の間隔を幅狭の構造とし、リンク部材64の係合部64cと回転部材66の突起部66aとが係合した状態で、回転部材66の突起部66aの周方向に沿った回転力を、リンク部材64の上方への力とする構造とすることが好ましい。こうすることで、キーボード3を手前側に回転する場合に、バネ65による付勢力と回転部材66の回転力との合力が、リンク部材64を上方へ移動させる力となる。
次に、上記回転部材66の回動動作に合せて、リンク部材64がバネ65の付勢力により上側へ押し上げられると、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cが傾斜部64aに当接した状態で、リンク部材64の移動に応じて傾斜部64aを摺動するとともに、可動式ホルダー部材62が前方に向かって、つまり、バネ63の付勢力と反対方向に向かって、バネ63の付勢力よりも大きな力が加わることで、可動式ホルダー部材62が前方に移動する。
そして、リンク部材64が上方に移動し、リンク部材64の上端部付近に形成された平坦部64bが、図7に示すように、前面パネル部62bの下端部62cの後方近傍に位置することで、可動式ホルダー部材62の後退を阻止する。
図8に示すように記憶媒体挿入口6が後方に位置する場合と比較して、図7に示すように記憶媒体挿入口6が比較的前方に位置するので、可搬型記憶媒体7の着脱が容易である。また、図7に示すように、筐体2上部に備えられた表示部8の外縁部に突起部8aが形成されていても、記憶媒体挿入口6が比較的前方に位置しているので、可搬型記憶媒体7を比較的容易に着脱することができる。
図10は、本発明の実施形態の変形例に係る電子機器である文書作成装置1の断面図である。上記実施形態と同様な構成などについては説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態では、リンク部材64が設けられておらず、回転部材66には突起部66aが設けられていない。本実施形態に係る文書作成装置1は、連動手段としてワイヤ部材67を備える。ワイヤ部材67は、一端部が回転部材66に巻回し、軸68、69を介して、他端部が可動式ホルダー部材62の後端部に接続されている。
上記構成の文書作成装置1におけるキーボード3の開閉動作を説明する。カバー体であるキーボード3が開状態から閉状態となるとき、回転部材66がキーボード3の回転に応じて、ワイヤ部材67を巻き取って、可動式ホルダー部材62を後方に移動させて維持し、記憶媒体装着部61に装着された可搬型記憶媒体7とキーボード3とを非接触状態とする。
キーボード3が閉状態から開状態となるとき、回転部材66がキーボード3の回転に応じて回転し、押しバネであるバネ63の付勢により可動式ホルダー部材62を前進させて、
ワイヤ部材67が引き出される。
上述したように、本実施形態に係る文書作成装置1は、連動手段として上記ワイヤ部材67を備えるので、簡単な構成で、カバー体収納時に可搬型記憶媒体7の破損等の不具合を防止することができるとともに、簡単な構成で小型化を図ることができる。
図11は、本発明の実施形態の変形例に係る電子機器である文書作成装置1のキーボード3使用時の断面図である。図12は、図11に示すキーボード3収納時の断面図である。図7、図8に示した実施形態と同様な構成などについては説明を省略し、相違点を説明する。
本実施形態に係る文書作成装置1では、リンク部材64の上端部に後方に向かって凹んだ形状の段部64dが形成されており、その段部64dの近傍に平坦部64bが形成されている。また、可動式ホルダー部材62と筐体2の背面板2bとの間には、弾性部材であるバネ63aが配置されており、本実施形態に係るバネ63aは押しバネであり、可動式ホルダー部材62を前方に付勢する。
また、可動式ホルダー部材62は、前面パネル部62bに突起部62eが形成されている。この突起部62eは、記憶媒体装着部61に装着された可搬型記憶媒体7の先端部よりも、前方に突出するように形成されている。この突起部62eは、可搬型記憶媒体7の着脱動作の邪魔にならないように、記憶媒体挿入口6と離れた位置に形成されていることが好ましい。それ以外の構成については説明を省略する。
次に、本実施形態に係る文書作成装置1におけるキーボード3の開閉動作を図面を参照しながら説明する。
キーボード3の使用時、すなわち、カバー体が開状態の場合では、図11に示すように、キーボード3が筐体2の前方に水平状態に配置される。キーボード3端部に固定された回転部材66の突起部66aは、上方に向けて突出するように位置しており、リンク部材64の係合部64cと非係合状態である。
リンク部材64は、上端部付近の平坦部64bが、前面パネル部62bの下端部62c近傍に位置しており、前面パネル部62bの下端部62cが、リンク部材64の平坦部64bに当接して、可動式ホルダー部材62を支持している。この状態では、可動式ホルダー部材62は、バネ63により前方に付勢されており、図11に示すように、可動式ホルダー部材62の前面側の前面パネル部62bと、筐体2の前面板2aとが同一面上となるように、可動式ホルダー部材62が配置されている。
図11に示すように、可搬型記憶媒体7を、記憶媒体装着部61に記憶媒体挿入口6を介して装着する場合、前面パネル部62bの下端部62cが、リンク部材64の平坦部64bに当接した状態で支持されており、可搬型記憶媒体7を後方に向かって外力を加えた場合であっても、可動式ホルダー部材62の後退が阻止され、可搬型記憶媒体7を容易に装着することができる。
また、図11に示すように、可搬型記憶媒体7が記憶媒体装着部61に装着された状態では、可搬型記憶媒体7の先端部が記憶媒体挿入口6よりも外側に位置して露出している。このため、可搬型記憶媒体7の先端部を指でつまみ、前方に向かって力を加えることで、可搬型記憶媒体7を容易に取り外すことが可能である。また、図9に示したように、前述の実施形態と同様の規制段部601、602を設けることで、可搬型記憶媒体7の着脱が更に容易となる。
次に、可搬型記憶媒体7が記憶媒体装着部61に装着状態で、キーボード3を収納する場合、すなわち、カバー体が閉状態とするときの動作を説明する。
図12に示すように、キーボード3が筐体2の前面を覆うよう回動すると、回転部材66の突起部66aは、キーボード3の回動動作に合せて周方向に回転し、リンク部材64の係合部64cに係合し、リンク部材64を底面板2d側に押し下げ、図12に示すように、突起部66aの突起方向が後方に突出する位置となる。この際、リンク部材64は、バネ65により上方向に付勢された状態となる。
上記回転部材66の回動動作に応じて、リンク部材64が下方に押し下げられ、リンク部材64の上端部に設けられた段部64dの立下りが、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cの位置と同じ、又はそれより低い位置関係となると、可動式ホルダー部材62の後方への移動規制が解除される。図12に示すように、キーボード3により可動式ホルダ
ー部材62の突起部62eを押圧して、可動式ホルダー部材62を後方に移動する。この際、可動式ホルダー部材62の移動は、バネ63aの付勢方向と逆方向となる。そして、図12に示すように、可動式ホルダー部材62は、バネ63aにより後方に付勢された状態で後方に位置する。
次に、図12に示したキーボード3の閉状態から、図11に示したキーボード3の開状態への動作を説明する。
カバー体であるキーボード3が閉状態から開状態となると、キーボード3による可動式ホルダー部材62の突起部62eへの押圧が解除されて、バネ63aの付勢により可動式ホルダー部材62が前方に移動し、回転部材66の突起部66aとリンク部材64の係合部64cとの係合が外れる。そして、リンク部材64がバネ65の付勢により可動式ホルダー部材62側である上方に移動するとともに、図11に示すように、リンク部材64の平坦部64bと可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cとが当接することにより、可動式ホルダー部材62の後退が阻止される。また、図11、図9に示したように規制段部601、602により、可動式ホルダー部材62の前進が規制される。
図13は、本発明の実施形態の他の変形例に係る電子機器である文書作成装置1の断面図である。上記実施形態では、可動式ホルダー部材62に突起部62eが形成されていたが、例えば図13に示すように、可動式ホルダー部材62に突起部62eが形成されていなくてもよい。この場合、図13に示すように、キーボード3により、記憶媒体装着部61に装着された可搬型記憶媒体7の先端部を後方に押圧することにより、可動式ホルダー部材62を後方に移動させてもよい。こうすることにより、簡単な構成で可動式ホルダー部材62を後方に移動させることができる。
尚、上記実施形態に係る可搬型記憶媒体7及び記憶媒体装着部61は、メモリーカード及びそれが装着されるメモリーカードスロットであったが、この形態に限られるものではない。例えば、可搬型記憶媒体7は、SDカードメモリ、ICカードメモリ、SDHC、MMC(マルチメディアカード)、スマートメディア、メモリースティック、USBメモリ等でもよく、記憶媒体装着部61はそれらに対応するスロットであってもよい。
また、本発明の実施形態に係る文書作成装置1では、可動式ホルダー部材62の移動本体部62aと前面パネル部62bとが一体に形成されていたが、この形態に限られるものではない。例えば、文書作成装置1は、筐体2の前面板2aに前面パネル部62bが固定され、可動式ホルダー部材62の移動本体部62aが前後方向に移動自在な構造であってもよい。
以上のように、本発明の実施形態によれば、電子機器である文書作成装置1は、図7、図8に示すように、筐体2と、筐体2の前面板2aの下端部に開閉回動自在に軸支され、閉状態で筐体2の前面を覆うカバー体であるキーボード3と、筐体2の前面に形成された挿入口である、記憶媒体挿入口6を介して可搬型記憶媒体7が着脱自在に装着される記憶媒体装着部61と、を有し、カバー体であるキーボード3が開状態で、可搬型記憶媒体7の先端部が挿入口である記憶媒体挿入口6から突出するように可搬型記憶媒体7が記憶媒体装着部61に装着可能である。文書作成装置1は、記憶媒体装着部61を前後方向に移動自在に支持する可動式ホルダー部材62と、可動式ホルダー部材62を一方向に付勢する弾性部材であるバネ63と、カバー体であるキーボード3の開閉状態に応じて、可動式ホルダー部材62の移動を制御する連動手段とを有する。この連動手段は、カバー体であるキーボード3が開状態から閉状態となるとき、可動式ホルダー部材62を後方に移動させる。このため、キーボード3収納時に可搬型記憶媒体7の破損等の不具合を防止することができるとともに、簡単な構成で小型化を図ることができる電子機器を提供することができる。
また、本発明の実施形態によれば、可動式ホルダー部材62は、記憶媒体装着部61が載置される板形状の移動本体部62aと、移動本体部62aの前方に形成された前面パネル部62bと、を有し、前面パネル部62bには、可搬型記憶媒体7が挿入される挿入口である記憶媒体挿入口6が形成されている。このように、移動本体部62aの移動に伴い、前面パネル部62bが移動可能な構造であり、前面パネル部62bの挿入口に挿入された可搬型記憶媒体7の破損等の不具合を防止することができる。
また、本発明の実施形態によれば、図7、図8に示したように、弾性部材であるバネ63は、可動式ホルダー部材62を後方に付勢する。連動手段として、カバー体であるキーボード3の回動動作に合せて回転する突起部66aを備える回転部材66と、筐体2内で、可動式ホルダー部材62と回転部材66との間に配置され、可動式ホルダー部材62の移動方向と直交する方向に沿って移動可能なリンク部材64と、リンク部材64を可動式ホルダー部材62側である上方に付勢する付勢部材であるバネ65と、を有する。
そして、カバー体であるキーボード3が閉状態で、回転部材66の突起部66aがリンク部材64の係合部64cに係合し、リンク部材64をバネ65の付勢と反対方向である下方に移動させ、可動式ホルダー部材62が弾性部材であるバネ63により後方に位置しており、キーボード3が開状態とされると、回転部材66の突起部66aとリンク部材64の係合部64cとの係合が外れ、リンク部材64がバネ65の付勢により上方に移動し、弾性部材であるバネ63の付勢力に抗して可動式ホルダー部材62を前方に移動させ、リンク部材64の端部付近に形成された平坦部64bと可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cとが当接することにより、バネ63により後方に付勢された可動式ホルダー部材62の後退を阻止する。このため、上記回転部材66、リンク部材64、バネ65等を設けた比較的簡単な構成で、キーボード3収納時に可搬型記憶媒体7の破損等の不具合を防止することができるとともに、簡単な構成で小型化を図ることができる電子機器である文書作成装置1を提供することができる。
さらに、本発明の実施形態によれば、リンク部材64は、可動式ホルダー部材62側の端部に、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cと当接可能な、後方に向かって傾斜した傾斜部64aを有する。そして、カバー体であるキーボード3が閉状態から開状態となるときに、回転部材66の突起部66aが回転してリンク部材64の係合部64cとの係合が外れ、リンク部材64が付勢部材であるバネ65により可動式ホルダー部材62側である上方に移動し、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cをリンク部材64の傾斜部64aにより前方に移動させる。このように、リンク部材64の傾斜部64aにより、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cを前方に移動させることができる。
また、本発明の実施形態によれば、図10に示したように、弾性部材であるバネ63aは、可動式ホルダー部材62を前方に付勢している。連動手段としては、筐体2に軸支されたカバー体であるキーボード3の回動動作に合せて回転する回転部材66と、一端部が回転部材66に巻回し、他端部が可動式ホルダー部材62の後端部に接続されたワイヤ部材67とを有する。そして、カバー体であるキーボード3が閉状態のとき、回転部材66がワイヤ部材67を巻き取って、可動式ホルダー部材62を後方に維持し、カバー体であるキーボード3が開状態のとき、回転部材66がキーボード3の回転に応じて回転し、弾性部材であるバネ63により可動式ホルダー部材62を前進させて、ワイヤ部材67が引き出される。
このため、連動手段として上記ワイヤ部材67を設けたので、キーボード3が開状態から閉状態となるとき、可動式ホルダー部材62を後方に移動させことができ、簡単な構成で、可搬型記憶媒体7の破損等の不具合を防止することができる。
さらに、本発明の実施形態によれば、図11、図12に示したように、弾性部材としてのバネ63aは、可動式ホルダー部材62を前方に付勢する。可動式ホルダー部材62は、記憶媒体装着部61に装着された可搬型記憶媒体7の先端部よりも前方に突出する突起部62eを有する。連動手段としては、筐体2に軸支されたカバー体であるキーボード3の回動動作に合せて回転する突起部66aを備える回転部材66と、筐体2内で、可動式ホルダー部材62と回転部材66との間に配置され、可動式ホルダー部材62の可動方向と直交する方向に沿って移動可能なリンク部材64と、リンク部材64を可動式ホルダー部材62側である上方に付勢する付勢部材であるバネ65と、を有し、リンク部材64は、その下端部に回転部材66の突起部66aに係合可能な係合部64cを備える。
カバー体であるキーボード3が閉状態で、回転部材66の突起部66aがリンク部材64の係合部64cに係合し、リンク部材64を付勢部材であるバネ65の付勢と反対方向である下方に移動させ、カバー体であるキーボード3により可動式ホルダー部材62の突起部62eを押圧して、可動式ホルダー部材62を後方に位置させており、カバー体であるキーボード3が開状態とされると、キーボード3による可動式ホルダー部材62の突起部62eへの押圧が解除されて、弾性部材であるバネ63aの付勢力により可動式ホルダー部材62が前方に移動し、回転部材66の突起部66aとリンク部材64の係合部64cとの係合が外れ、リンク部材64が付勢部材であるバネ65の付勢により可動式ホルダー部材62側である上方に移動して、リンク部材64の端部付近に形成された平坦部64bと可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cとが当接することにより、可動式ホルダー部材62の後退を阻止する。
このように、カバー体であるキーボード3により可動式ホルダー部材62の突起部62eを押圧して、可動式ホルダー部材62を後方に移動させることができ、簡単な構成で、可搬型記憶媒体7の破損等の不具合を防止することができる。
また、本発明の実施形態によれば、図9に示したように、可動式ホルダー部材62の前面パネル部62bの下端部62cには、筐体2の前面板2aよりも前方に移動することを規制する規制段部601が形成され、筐体2の前面板2aの上端部には規制段部602が形成されている。このため、規制段部601、602が係合することにより、可動式ホルダー部材62が所定位置よりも前方に移動することを防止することができる。
また、本発明の実施形態によれば、カバー体は、入力手段で入力部45であるキーボード3を備える。このため、キーボード3収容時に、可搬型記憶媒体7の破損等の不具合を防止することができるとともに、簡単な構成で小型化を図ることができる電子機器である文書作成装置1を提供することができる。
さらに、本発明の実施形態によれば、可動式ホルダー部材62は、記憶媒体装着部61が載置される板形状の移動本体部62aと、移動本体部62aの前方に形成された前面パネル部62bとを有する。この前面パネル部62bの下端部62cとリンク部材64とが当接しながら協働する構成とすることで、より簡単な構造で上記効果を奏する電子機器である文書作成装置1を提供することができる。
また、本発明の実施形態によれば、カバー体であるキーボード3が筐体2の前面板2aの下端部に開閉自在に軸支されていたが、この形態に限られるものではなく、例えば、カバー体であるキーボード3が筐体2の前面の上端部や横端部に開閉自在に軸支されていてもよい。
本発明は、上記実施形態及び変形例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、上記実施形態及び変形例を組み合わせてもよい。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
筐体と、前記筐体の前面板の下端部に開閉回動自在に軸支され、閉状態で前記筐体の前面を覆うカバー体と、前記筐体の前面に形成された挿入口を介して可搬型記憶媒体が着脱自在に装着される記憶媒体装着部と、を有し、前記カバー体が開状態で、前記可搬型記憶媒体の先端部が前記挿入口から突出するように前記可搬型記憶媒体が前記記憶媒体装着部に装着可能な電子機器であって、
前記記憶媒体装着部を前後方向に移動自在に支持する可動式ホルダー部材と、
前記可動式ホルダー部材を一方向に付勢する弾性部材と、
前記カバー体の開閉状態に応じて、前記可動式ホルダー部材の移動を制御する連動手段と、を有し、
前記連動手段は、前記カバー体が開状態から閉状態となるとき、前記可動式ホルダー部材を後方に移動させることを特徴とする電子機器。
[2]
前記可動式ホルダー部材は、前記記憶媒体装着部が載置される板形状の移動本体部と、前記移動本体部の前方に形成された前面パネル部と、を有し、前記前面パネル部には、前記可搬型記憶媒体が挿入される前記挿入口が形成されていることを特徴とする[1]に記載の電子機器。
[3]
前記弾性部材は、前記可動式ホルダー部材を後方に付勢し、
前記連動手段は、前記カバー体の回動動作に合せて回転する突起部を備える回転部材と、
前記筐体内で、前記可動式ホルダー部材と前記回転部材との間に配置され、前記可動式ホルダー部材の移動方向と直交する方向に沿って移動可能なリンク部材と、
前記リンク部材を前記可動式ホルダー部材側に付勢する付勢部材と、を有し、
前記カバー体が閉状態で、前記回転部材の前記突起部が前記リンク部材の前記係合部に係合し、前記リンク部材を前記付勢部材の付勢と反対方向に移動させ、前記可動式ホルダー部材が前記弾性部材により後方に位置しており、
前記カバー体が開状態とされると、前記回転部材の前記突起部と前記リンク部材の前記係合部との係合が外れ、前記リンク部材が前記付勢部材の付勢により前記可動式ホルダー部材側に移動し、前記弾性部材の付勢力に抗して前記可動式ホルダー部材を前方に移動させ、前記リンク部材の端部付近に形成された平坦部と前記可動式ホルダー部材の端部とが当接することにより、前記弾性部材により付勢された前記可動式ホルダー部材の後退を阻止することを特徴とする[1]又は[2]に記載の電子機器。
[4]
前記リンク部材は、前記可動式ホルダー部材側の端部に、前記可動式ホルダー部材の端部と当接可能な、後方に向かって傾斜した傾斜部を有し、
前記カバー体が閉状態から開状態となるときに、前記回転部材の前記突起部が回転して前記リンク部材の前記係合部との係合が外れ、前記リンク部材が前記付勢部材により前記可動ホルダー部材側に移動し、前記可動式ホルダー部材の端部を前記リンク部材の前記傾斜部により前方に移動させることを特徴とする[3]に記載の電子機器。
[5]
前記弾性部材は、前記可動式ホルダー部材を前方に付勢し、
前記連動手段は、前記筐体に軸支された前記カバー体の回動動作に合せて回転する回転部材と、
一端部が前記回転部材に巻回し、他端部が前記可動式ホルダー部材の後端部に接続されたワイヤ部材と、を有し、
前記カバー体が閉状態のとき、前記回転部材が前記ワイヤ部材を巻き取って、前記可動式ホルダー部材を後方に維持し、
前記カバー体が開状態のとき、前記回転部材が前記カバー体の回転に応じて回転し、前記弾性部材により前記可動式ホルダー部材を前進させて、前記ワイヤ部材が引き出されることを特徴とする[1]又は[2]に記載の電子機器。
[6]
前記弾性部材は、前記可動式ホルダー部材を前方に付勢し、
前記可動式ホルダー部材は、前記記憶媒体装着部に装着された前記可搬型記憶媒体の先端部よりも前方に突出する突起部を有し、
前記連動手段は、前記筐体に軸支された前記カバー体の回動動作に合せて回転する突起部を備える回転部材と、
前記筐体内で、前記可動式ホルダー部材と前記回転部材との間に配置され、前記可動式ホルダー部材の可動方向と直交する方向に沿って移動可能なリンク部材と、
前記リンク部材を前記可動式ホルダー部材側に付勢する付勢部材と、を有し、
前記リンク部材は、その端部に前記回転部材の前記突起部に係合可能な係合部を備え、
前記カバー体が閉状態で、前記回転部材の前記突起部が前記リンク部材の前記係合部に係合し、前記リンク部材を前記付勢部材の付勢と反対方向に移動させ、前記カバー体により前記可動式ホルダー部材の前記突起部を押圧して、前記可動式ホルダー部材を後方に位置させており、
前記カバー体が開状態とされると、前記カバー体による前記可動式ホルダー部材の前記突起部への押圧が解除されて、前記弾性部材の付勢力により前記可動式ホルダー部材が前方に移動し、前記回転部材の突起部と前記リンク部材の前記係合部との係合が外れ、前記リンク部材が前記付勢部材の付勢により前記可動式ホルダー部材側に移動して、前記リンク部材の端部付近に形成された平坦部と前記可動式ホルダー部材の端部とが当接することにより、前記可動式ホルダー部材の後退を阻止することを特徴とする[1]又は[2]に記載の電子機器。
[7]
前記可動式ホルダー部材の前記端部には、前記筐体の前記前面板よりも前方に移動することを規制する規制段部が形成されていることを特徴とする[1]から[6]の何れかに記載の電子機器。
[8]
前記カバー体は、入力手段を備えることを特徴とする[1]から[7]の何れかに記載の電子機器。
1 電子機器(文書作成装置) 2 筐体
2a 前面板 2b 背面板
2c ガイド部材 2d 底面板
2f 回転部材収納部
3 キーボード(カバー体) 5 排紙口
6 記憶媒体挿入口(挿入口) 7 可搬型記憶媒体(メモリーカード)
8 表示部 8a 突起部
10 印刷用紙
15 取っ手(把持部) 16 空腔部
18 給紙トレイ 19 ピックアップローラ
20a、20b 搬送ローラ 21 印刷ヘッド
22a、22b 排紙ローラ
30 電源スイッチキー 32 カーソルキー
34 実行キー 36 文字・数字キー
41 制御部 42 記憶部
45 入力部 47 印刷機構
51 ROM 52 RAM
55 印刷部 56 搬送部
61 記憶媒体装着部(メモリーカードスロット部材)
61a スロット 61b スロット基板
62 可動式ホルダー部材 62a 移動本体部
62b 前面パネル部 62c 下端部
62e 突起部 63、63a バネ(弾性部材)
64 リンク部材 64a 傾斜部
64b 平坦部 64c 係合部(凹形状部)
64d 段部
65 バネ(付勢部材) 66 回転部材
66a 突起部 67 ワイヤ部材
68、69 軸 601、602 規制段部

Claims (10)

  1. 筐体と、
    前記筐体に回動自在に軸支され閉状態のとき前記筐体の前面を覆うカバー体と、
    前記筐体の前面に形成された挿入口を介して可搬型記憶媒体が着脱自在に装着され、前記カバー体が開状態のとき当該可搬型記憶媒体の先端部が当該挿入口から突出する記憶媒体装着部と、
    前記記憶媒体装着部を前後方向に移動自在に支持する可動式ホルダー部材と、
    前記可動式ホルダー部材を後方に付勢する弾性部材と、
    前記カバー体の前記開状態と前記閉状態とに応じて、前記可動式ホルダー部材の移動を制御する連動手段と、
    備え
    前記連動手段は、
    前記カバー体の回動動作に合せて回転する突起部を備える回転部材と、
    前記筐体内で、前記可動式ホルダー部材と前記回転部材との間に配置され、前記可動式ホルダー部材の移動方向と直交する方向に沿って移動可能であり、端部に前記回転部材の前記突起部に係合可能な係合部を有するリンク部材と、
    前記リンク部材を前記可動式ホルダー部材側に付勢する付勢部材と、
    を有し、
    前記カバー体が前記開状態から前記閉状態となるとき、前記可動式ホルダー部材を後方に移動させる、
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記可動式ホルダー部材は、前記記憶媒体装着部が載置される板形状の移動本体部と、当該移動本体部の前方に形成された前面パネル部と、を有し、
    前記前面パネル部には、前記可搬型記憶媒体が挿入される前記挿入口が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 記カバー体が前記閉状態のとき、前記回転部材の前記突起部が前記リンク部材の前記係合部に係合し、前記リンク部材を前記付勢部材の付勢と反対方向に移動させ、前記可動式ホルダー部材前記弾性部材により後方に位置させ
    前記カバー体が前記開状態のとき、前記回転部材の前記突起部と前記リンク部材の前記係合部との係合が外れ、前記リンク部材が前記付勢部材の付勢により前記可動式ホルダー部材側に移動し、前記弾性部材の付勢力に抗して前記可動式ホルダー部材を前方に移動させ、前記リンク部材の端部に形成された平坦部と前記可動式ホルダー部材の端部とが当接することにより、前記弾性部材により付勢された前記可動式ホルダー部材の後退を阻止する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記リンク部材は、前記可動式ホルダー部材側の端部に、前記可動式ホルダー部材の端部と当接可能な、後方に向かって傾斜した傾斜部を有し、
    前記カバー体が前記閉状態から前記開状態となるときに、前記回転部材の前記突起部が回転して前記リンク部材の前記係合部との係合が外れ、前記リンク部材が前記付勢部材により前記可動ホルダー部材側に移動し、前記可動式ホルダー部材の端部を前記リンク部材の前記傾斜部により前方に移動させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の電子機器。
  5. 筐体と、
    前記筐体に回動自在に軸支され閉状態のとき前記筐体の前面を覆うカバー体と、
    前記筐体の前面に形成された挿入口を介して可搬型記憶媒体が着脱自在に装着され、前記カバー体が開状態のとき当該可搬型記憶媒体の先端部が当該挿入口から突出する、記憶媒体装着部と、
    前記記憶媒体装着部を前後方向に移動自在に支持する可動式ホルダー部材と、
    前記可動式ホルダー部材を前方に付勢する弾性部材と、
    前記カバー体の前記開状態と前記閉状態とに応じて、前記可動式ホルダー部材の移動を制御する連動手段と、
    を備え、
    前記連動手段は、
    前記筐体に軸支された前記カバー体の回動動作に合せて回転する回転部材と、
    一端部が前記回転部材に巻回し、他端部が前記可動式ホルダー部材の後端部に接続されたワイヤ部材と、
    を有し、
    前記カバー体が前記開状態から前記閉状態となるとき、前記可動式ホルダー部材を後方に移動させる、
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 前記カバー体が前記閉状態のとき、前記回転部材が前記ワイヤ部材を巻き取って、前記可動式ホルダー部材を後方に維持し、
    前記カバー体が前記開状態のとき、前記回転部材が前記カバー体の回転に応じて回転し、前記弾性部材により前記可動式ホルダー部材を前進させて、前記ワイヤ部材が引き出される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 筐体と、
    前記筐体に回動自在に軸支され閉状態のとき前記筐体の前面を覆うカバー体と、
    前記筐体の前面に形成された挿入口を介して可搬型記憶媒体が着脱自在に装着され、前記カバー体が開状態のとき当該可搬型記憶媒体の先端部が当該挿入口から突出する、記憶媒体装着部と、
    前記記憶媒体装着部を前後方向に移動自在に支持する可動式ホルダー部材と、
    前記可動式ホルダー部材を前方に付勢する弾性部材と、
    前記カバー体の前記開状態と前記閉状態とに応じて、前記可動式ホルダー部材の移動を制御する連動手段と、
    を備え、
    前記可動式ホルダー部材は、前記記憶媒体装着部に装着された前記可搬型記憶媒体の先端部よりも前方に突出する突起部を有し、
    前記連動手段は、
    前記筐体に軸支された前記カバー体の回動動作に合せて回転する突起部を備える回転部材と、
    前記筐体内で、前記可動式ホルダー部材と前記回転部材との間に配置され、前記可動式ホルダー部材の可動方向と直交する方向に沿って移動可能であり、端部に前記回転部材の前記突起部に係合可能な係合部を有するリンク部材と、
    前記リンク部材を前記可動式ホルダー部材側に付勢する付勢部材と、
    を有し、
    前記カバー体が前記開状態から前記閉状態となるとき、前記可動式ホルダー部材を後方に移動させる、
    ことを特徴とする電子機器。
  8. 前記カバー体が前記閉状態のとき、前記回転部材の前記突起部が前記リンク部材の前記係合部に係合し、前記リンク部材を前記付勢部材の付勢と反対方向に移動させ、前記カバー体により前記可動式ホルダー部材の前記突起部を押圧して、前記可動式ホルダー部材を後方に位置させ、
    前記カバー体が前記開状態のとき、前記カバー体による前記可動式ホルダー部材の前記突起部への押圧が解除されて、前記弾性部材の付勢力により前記可動式ホルダー部材が前方に移動し、前記回転部材の前記突起部と前記リンク部材の前記係合部との係合が外れ、前記リンク部材が前記付勢部材の付勢により前記可動式ホルダー部材側に移動して、前記リンク部材の端部に形成された平坦部と前記可動式ホルダー部材の端部とが当接することにより、前記可動式ホルダー部材の後退を阻止する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記可動式ホルダー部材の前記端部には、前記筐体の前面板よりも前方に移動することを規制する規制段部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の電子機器。
  10. 前記カバー体は入力手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の電子機器。
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