JP2007072920A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーにとってスロットの位置並びにスロットに挿入されるべき小型メモリーカードの種類が一目瞭然である電子装置の提供。
【解決手段】スロット部61の表面69が多機能装置10の正面側に膨出している。この表面69の上側にスロット部61に挿入されるべき小型メモリーカードの種類を表す標章が付されている。上記表面69は、湾曲面に形成されている。スロット部61は、操作パネル45と原稿載置部13の開口42との間に配置されている。スロット部61は、小型メモリーカードを水平に正面から内奥側へ収容する。
【選択図】図1

Description

本発明は、正面に記憶媒体が装着されるスロット部を有する電子装置の構造に関するものである。
従来の電子装置には、小型メモリカード等の記憶媒体が装着されるスロット部を備えているものがある。小型メモリーカードは画像データ等を記憶することができるため、小型メモリーカードがスロット部に接続されることによって、電子装置は、当該小型メモリーカードから画像データを読み出すことができる。この電子装置が記録紙等の被記録媒体に画像を記録可能な記録部を備えているものであれば、読み出した画像データに基づいて画像を記録することができる。このスロット部は、例えば電子装置の前面(正面)に開口を有しており、上記小型メモリーカードは、この開口から挿入されるようになっている。
このように、スロット部が上記開口を備えていることから、この開口の内部へのゴミ等の侵入が防止されなければならない。また、電子装置のユーザーにとって、小型メモリーカードを上記開口に挿入又は抜脱する作業が容易に行えるものであることが必要である。そのため、従来から、小型メモリーカード等の記憶媒体が装着されるスロット部の構造は、種々の改良が加えられている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
特開平7−282204号公報 特開2002−150225号公報 特開2004−310496号公報
スロット部の構造は前述のように種々改良されているが、近年では、スロット部は、複数の開口を有し、各開口に対応する種類のメモリーカードが挿入され得るように構成されているものもある。その場合に、ユーザーは、当該メモリーカードをいずれの開口へ挿入すべきであるかを判断する必要がある。
本発明はかかる背景のもとになされたものであって、その目的は、ユーザーにとってスロット部の位置並びにスロット部に設けられた開口の位置及び挿入されるべき記憶媒体の種類が一目瞭然である電子装置を提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係る電子装置は、記憶媒体が装着されるスロット部が正面に設けられ、当該記憶媒体に記憶された画像データに基づいて画像を記録し得る電子装置であって、上記スロット部は、上記正面に取り付けられ、表面が上記正面側に膨出した膨出面に形成されたパネルと、当該パネルに設けられ、上記記憶媒体が挿入される開口を上記表面に有する記憶媒体収容部とを備える。上記膨出面のうち上記開口の上方に対応する部分に当該開口に挿入されるべき記憶媒体の種類を示す標章が付されている。
この電子装置では、スロット部に記憶媒体(典型的には小型メモリーカード)が装着され得る。そして、この記憶媒体に記憶された画像データに基づいて画像が記録される。当該電子装置のユーザーは、記憶媒体を把持し、これをスロット部のパネルの開口に挿入して記憶媒体収容部に収容する。一般に電子装置はデスク上に載置され、ユーザーは、当該電子装置の正面に立ってあるいは座って操作する場合が多い。したがって、ユーザーは、通常、当該電子装置を見下ろしながら操作することになるので、上記開口の位置や当該開口に適合する記憶媒体の種類を確認することが容易でないこともある。しかし、本発明では、スロット部が上記パネルを備えているので、ユーザーにとって当該スロット部の位置が一目瞭然である。しかも、上記膨出面のうち上記開口の上方に対応する部分に上記標章が付されていることから、ユーザーにとって、当該記憶媒体を挿入すべき開口の位置及び当該開口に適合する記憶媒体の種類が一目瞭然である。
(2) 上記膨出面は、上記正面側に膨らんだ曲面により構成されるのが好ましい。
上記膨出面が上記曲面に形成されているので、ユーザーが手探りで記憶媒体を上記開口に挿入する場合において、当該記憶媒体を上記パネルの表面に沿って摺動させるだけで上記開口の位置を探ることができる。
(3) 上記開口の周縁に連続して漏斗状に拡がる案内面が形成されているのが好ましい。
この構成では、ユーザーが手探りで記憶媒体を上記開口に挿入しようとした場合において、当該記憶媒体を上記案内面に沿って摺動させるだけで、簡単且つ確実に当該記憶媒体を上記開口に挿入することができる。すなわち、ユーザーは、記憶媒体を上記開口の近傍に移動させるだけで、当該記憶媒体は、上記案内面に案内されながら上記開口に挿入される。
(4) 上記案内面は、上記開口の内奥側へ凹んだ湾曲面から構成されているのが好ましい。
これにより、ユーザーは、把持した記憶媒体を案内面に当接させるだけで、当該記憶媒体は、きわめて円滑に上記開口へ案内される。
(5) 上記記憶媒体が少なくとも挿入時に載置され得る載置面が形成されるように上記開口の上縁部よりも下縁部の方が上記正面側に突出されているのが好ましい。
この構成では、ユーザーが記憶媒体を上記開口に挿入する際に、当該記憶媒体を一旦上記載置面に載置したうえで上記開口に挿入することができる。これにより、ユーザーにとって記憶媒体を開口に挿入する作業がより簡単になるという利点がある。この利点は、前述のように、ユーザーが手探りで記憶媒体を上記開口に挿入する場合に特に顕著である。
(6) 上記パネルは、異なる種類の記憶媒体が装着される複数の記憶媒体収容部を備えており、各記憶媒体収容部のそれぞれの開口の上方に対応する部分に上記標章が付されているのが好ましい。
この構成では、特に複数のスロット部が設けられ、各スロット部の開口に挿入されるべき記憶媒体の種類が異なる場合であっても、ユーザーは、各メモリーカードをいずれの開口へ挿入すべきであるかを正確に且つ迅速に判断することができる。
(7) 原稿が載置されるコンタクトガラス板が配置された天面及び当該天面から正面側に連続し且つ操作パネルが配置された操作面が形成された画像読取部と、画像を被記録媒体上に記録可能な記録部と、上記正面に設けられ、上記記録部にて画像の記録された被記録媒体を排出する排出口と、を更に備え、上記スロット部は上記操作パネルと上記排出口との間に設けられ、上記記憶媒体収容部が上記正面から上記画像読取部の内奥方向に水平に配置されているのが好ましい。
記憶媒体は、シート状ないし薄肉板状に形成されていることが多い。この構成では、記憶媒体は、正面側から水平に画像読取部の内奥方向へ挿入され、しかも、上記スロット部が上記操作パネルと被記録媒体の排出口との間に設けられているから、当該電子装置の設計において厚み寸法が小さく抑えられる。すなわち、電子装置がコンパクトな薄型に設計され得る。
本発明によれば、ユーザーは、スロット部の位置並びにスロット部に設けられた開口の位置及び挿入されるべき記憶媒体の種類を容易に確認することができるから、上記開口への記憶媒体の挿抜操作がきわめて簡単であり、その結果、当該電子装置の使い勝手が向上する。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
(1) 本実施形態に係る電子装置の概略
図1は、本発明の一実施形態に係る電子装置たる多機能装置の外観斜視図である。
多機能装置10は、下部にプリンタ部11(記録部)を、上部にスキャナ部12(画像読取部)を一体的に備えたMFD(Multi Function Device)であり、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能及びファクシミリ機能を有する。本発明に係る電子装置は、この多機能装置10として構成されている。なお、本発明に係る電子装置は、プリンタ部11やスキャナ部12を搭載しない装置、例えば複数の記憶媒体に対して画像データの読取/記録が可能なカードリーダ/ライタとしても用いられ得る。
多機能装置10は、主に図示されていないコンピュータと接続されて、このコンピュータから送信された画像データや文書データに基づいて、被記録媒体たる記録用紙に画像や文書を記録するものである。また、多機能装置10は、デジタルカメラ等の外部機器と接続されてデジタルカメラから出力される画像データを記録用紙に記録することができる。さらに、多機能装置10は、後述されるスロット部61を備えており、このスロット部61にメモリカード等の各種記憶媒体が装填されることによって当該記憶媒体に記憶された画像データ等を記録用紙に記録することが可能である。以下に説明される多機能装置10の構成は、本発明に係る電子装置の一例であり、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜設計変更され得る。
図2ないし図4は、それぞれ、多機能装置10の正面図、平面図及び右側面図である。さらに、図5は、上記スロット部61の拡大斜視図であり、図6は、上記スロット部61の拡大断面図(図5におけるVI−VI断面図)である。本実施形態に係る多機能装置10の特徴とするところは、スロット部61の表面69が多機能装置10の正面側に膨出されており、この表面69の上側に当該スロット部61に挿入されるべき小型メモリーカードの種類を表す標章が付されている点である。これにより、多機能装置10のユーザーにとって、小型メモリーカードを挿入すべき位置が一目瞭然となる。
(2) スキャナ部(画像読取部)
図7は、スキャナ部12の内部構成(図4において点線で示された部分)を模式的に示す図である。
図1、図4及び図7が示すように、スキャナ部12は、FBS(Flatbed Scanner)として機能する原稿載置部13と、これに設けられた原稿カバー15とを備えている。原稿カバー15は、自動原稿搬送機構(ADF:Auto Document Feeder、以下「ADF」という。)14を備えており、原稿載置部13の背面48側に蝶番を介して開閉自在に取り付けられている。このため、原稿カバー15は、原稿載置部13に対して矢印16の方向に回動することによって開閉されるようになっている。本実施形態では、原稿載置部13は、多機能装置10の筐体により構成されており、原稿カバー15は、多機能装置10の上面の一部を構成している。
本実施形態では、スキャナ部12及びプリンタ部11(記録部)が一体的に形成されているが、両者が別々に構成され、例えばプリンタ部11に対してスキャナ部12が開閉可能に設けられていてもよい。その場合には、スキャナ部12がプリンタ部11に対して開放されるから、例えば記録用紙のジャム処理が容易になされるという利点がある。
原稿載置部13は、スキャナ部12のフレームを兼ねている。この原稿載置部13の天面19(図7参照)にコンタクトガラス板20が設けられている。また、この原稿載置部13の内部に画像読取ユニット18が配設されている。図7において紙面に垂直な方向が多機能装置10の幅方向であって、図4において紙面に垂直な方向と一致している。
原稿載置部13に設けられた上記原稿カバー15が開放されることにより、コンタクトガラス板20が露出する。原稿は、このコンタクトガラス板20上に載置され、その状態で原稿カバー15が閉じられる。これにより、当該原稿は、原稿カバー15とコンタクトガラス板20との間に挟み込まれて固定される。そして、画像読取ユニット18がコンタクトガラス板20の下方を当該コンタクトガラス板20に沿って(図7において紙面に垂直な方向に沿って)移動することにより、上記原稿から画像が読み取られるようになっている。
図7が示すように、画像読取ユニット18は、CISユニット21と、ガイドシャフト22と、ローラユニット23と、図示されていないベルト駆動機構とを備えている。CISユニット21は、いわゆる密着型のイメージセンサであって、コンタクトガラス板20の裏面26と対向するように配置されている。CISユニット21は、細長直方体状の筐体43を備えており、この筐体43がキャリッジ24に嵌め込まれている。CISユニット21は、コンタクトガラス板20の裏面26側から原稿に光を照射すると共に当該原稿からの反射光を受光し、受光した光を電気信号に変換する。
ガイドシャフト22は、同図の紙面に垂直な方向に架設されている。このガイドシャフト22は、上記キャリッジ24の下端部25を貫通している。すなわち、CISユニット21は、このガイドシャフト22に支持されており、当該ガイドシャフト22に案内されながらコンタクトガラス板20に沿ってスライドすることが可能である。上記ベルト駆動機構は、例えばモータにより駆動される無端環状ベルト(典型的にはタイミングベルト)を備えている。この無端環状ベルトの一部が上記キャリッジ24の下端部25に連結されている。したがって、ベルト駆動機構が作動すると、キャリッジ24が無端環状ベルトと共に移動する。その結果、CISユニット21は、ガイドシャフト22上を摺動し、コンタクトガラス板20の下方を移動することになる。
上記ローラユニット23は、CISユニット21の両端部に設けられている。このローラーユニット23は、コンタクトガラス板20の裏面26に当接している。そして、キャリッジ24の移動に伴って、ローラユニット23は、コンタクトガラス板20の裏面26をキャリッジ24の移動方向に沿って転動する。すなわち、このローラーユニット23は、CISユニット21の円滑な移動を支援するものである。
本実施形態では、画像読取ユニット18は、CIS(Contact Image Sensor)により画像を読取走査する。ただし、画像読取ユニット18は、CISに代えてCCD(Charge Coupled Device)のような縮小光学系のイメージセンサを採用することができる。また、本実施形態では、無端環状ベルトによりCISユニット21が駆動されるが、無端環状ベルトに代えてベルトの両端部がキャリッジ24に固定された有端ベルトが採用されてもよい。
図1が示すように、原稿カバー15は、ADF14を備えている。このADF14は、原稿トレイ46から排紙トレイ47へ原稿を連続搬送する。原稿を連続搬送するための機構は原稿カバー15に内蔵されている。なお、ADFは既知の構造を有するものであるから、その詳しい説明は省略される。ただし、本実施形態において、このADFは省略されていてもよい。
原稿カバー15は、前述のように、原稿載置部13の背面48側に設けられた蝶番を介してスキャナ部12と連結されており、矢印16に沿って右方向又は左方向に回動する。したがって、原稿カバー15は、原稿載置部13の天面19(図7参照)を覆う閉じ姿勢と、上記天面19を露出させる開き姿勢との間で姿勢変化することができる。一般にユーザーは、後述される操作パネル45を用いて、コピー枚数や解像度等の印刷モードを手動設定し、原稿カバー15を開いて原稿をコンタクトガラス板20上に載置する。そして、ユーザーは、当該原稿カバー15を閉じることによって当該原稿をコンタクトガラス板20上に固定すると共に後述される操作キー57を操作して画像記録の開始を指示する。画像記録が終了すると、ユーザーは、再び原稿カバー15を開き姿勢から閉じ姿勢へと姿勢変化させ、原稿を取り出す。
(3) プリンタ部(記録部)
図8は、プリンタ部11の内部構成(図4において点線で示された部分)を模式的に示す図である。図8において紙面に垂直な方向が多機能装置10の幅方向であって、図4において紙面に垂直な方向と一致している。
図4及び図8が示すように、プリンタ部11は、上記原稿載置部13によって構成されるフレームと、インクジェット記録ヘッド27を有する画像記録部28とを備えている。すなわち、本実施形態では、プリンタ部11は、インクジェット記録装置として構成されている。なお、本実施形態では、プリンタ部11がインクジェット記録装置として構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、プリンタ部11は、レーザ光を用いて感光体上に形成された潜像にトナーを付着させる画像形成装置(いわゆるレーザープリンタ)として構成されていてもよいし、感熱用紙を熱処理して変色させることによって印字する画像形成装置(いわゆるサーマルプリンタ)として構成されていてもよい。
図8が示すように、プリンタ部11は、インクタンク33を備えている。このインクタンク33は、例えば、ブラックインク、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクをそれぞれ独立して貯留しており、各色のインクがインクジェット記録ヘッド27へ供給されるようになっている。
図1及び図2が示すように、プリンタ部11のフレームを構成する原稿載置部13は、正面に開口42(排出口)が設けられており、この開口42の内部に給紙トレイ29が配置されている。図8が示すように、給紙トレイ29から送り出された記録用紙は、後述の要領で画像が記録された後、上記開口42に設けられた排紙トレイ32に排出される。上記給紙トレイ29の奥側(図中右側)に分離傾斜板30が配設されている。この分離傾斜板30は、給紙トレイ29に積載された記録用紙を分離して上方へ案内する。この分離傾斜板30から上方へ向かって用紙搬送路31が形成されている。用紙搬送路31は、上方へ延びた後に左方へ湾曲し、多機能装置10の背面側から正面側へと延びている。さらに、この用紙搬送路31は、画像記録部28を通過して排紙トレイ32へ通じている。したがって、給紙トレイ29に収容された記録用紙は、用紙搬送路31により下方から上方へUターンするように案内されて画像記録部28に至る。この画像記録部28が用紙搬送路31を搬送される記録用紙に画像記録を行った後、この記録用紙は、排紙トレイ32に排出される。
給紙トレイ29の上側に給紙ローラ34が設けられている。給紙ローラ34は、給紙トレイ29に積載された記録用紙を1枚ずつ分離して用紙搬送路31へ供給する。給紙ローラ34の構造は既知であって、本実施形態では、この給紙ローラ34は、給紙アーム35の先端に軸支されている。この給紙アーム35は、給紙トレイ29に接離可能に上下動することができる。給紙ローラ34は、図示されていない駆動伝達機構を介してモータと連結されている。この駆動伝達機構は、複数のギアが噛合されて構成され得る。そして、上記モータが作動することにより、その駆動力が給紙ローラ34に伝達され、給紙ローラ34が回転するようになっている。回転する給紙ローラ34は、上記記録用紙を用紙搬送路31へ送り出す。
給紙アーム35は、基端軸36に支持されており、当該基端軸36の周りに回動可能となっている。これにより、給紙アーム35は、基端軸36を揺動中心として上下方向に揺動可能である。この給紙アーム35は、給紙トレイ29が装着された状態では、図示されていない給紙クラッチやバネ等により給紙トレイ29側に付勢されており、給紙トレイ29が取り外された状態で、上側へ跳ね上げられるようになっている。給紙アーム35が下側へ回動することにより、その先端に軸支された給紙ローラ34が給紙トレイ29上の記録用紙の表面に圧接する。その状態で、給紙ローラ34が回転すると、給紙ローラ34のローラ面と記録用紙との間の摩擦力は、最上位置の記録用紙を上記分離傾斜板30へ送り出す。この送り出された記録用紙は、その先端が分離傾斜板30に当接して上方へ案内され、用紙搬送路31へ送り込まれる。なお、給紙ローラ34によって最上位置の記録用紙が送り出される際に、その直下の記録用紙が摩擦や静電気の作用によって共に送り出される場合がある。しかし、この記録用紙は分離傾斜板30に当接することによって制止される。
用紙搬送路31は、画像記録部28等が配設されている箇所以外では、所定間隔で対向する外側ガイド面と内側ガイド面とにより区画形成されている。この多機能装置10では、外側ガイド面は、原稿載置部13により構成されるプリンタ部11のフレームの内壁面により構成されており、内側ガイド面は、当該フレーム内に設けられたガイド部材の表面によって構成されている。また、特に用紙搬送路31が曲がっている箇所には、搬送コロが設けられていてもよい。同図では搬送コロが図示されていないが、搬送コロは、用紙搬送路31の幅方向(同図において紙面に垂直な方向)を回転中心軸方向として回転自在に設けられていてもよい。搬送コロは、そのローラ面が上記外側ガイド面又は内側ガイド面に露出するように取り付けられる。この搬送コロが設けられることにより、記録用紙は、用紙搬送路31が曲がっている箇所においてもガイド面に接触して円滑に搬送される。
上記画像記録部28は、用紙搬送路31が下方から上方へUターンした後の下流側に設けられている。上記インクジェット記録ヘッド27と対向してプラテン37が設けられている。搬送される記録用紙は、このプラテン37上に送られる。インクジェット記録ヘッド27は、プラテン37上に配置された記録用紙にインク滴を吐出する。このインクジェット記録ヘッド27は、図示されていないキャリッジに搭載されている。このキャリッジは、CRモータによって同図において紙面に垂直な方向にスライドされる。インクジェット記録ヘッド27の位置及びスライド動作は、図示されていないキャリッジ用エンコーダにより監視されている。インクジェット記録ヘッド27は、スライドされつつ上記各色のインクをインク滴として上記記録用紙上に吐出し、これにより、当該記録用紙に画像が記録される。
上記インクジェット記録ヘッド27の用紙搬送路31の上流側に駆動ローラ38及び押さえローラ39が設けられている。駆動ローラ38は、図示されていないLFモータにより回転駆動されるようになっている。これら駆動ローラ38及び押さえローラ39は、用紙搬送路31を搬送される記録用紙を狭持し、駆動ローラ38が回転されることにより、記録用紙は用紙搬送路31の下流側へ送られ、プラテン37上に配置される。この記録用紙の搬送は、図示されていない用紙搬送用エンコーダにより監視されている。具体的には、用紙搬送用エンコーダは、駆動ローラ38の回転軸に設けられたエンコーダディスク及び回転するエンコーダディスクからパルスを読み取るフォトセンサからなる。したがって、上記駆動ローラ38の回転数が用紙搬送用エンコーダによって検出されることにより、上記記録用紙の搬送距離が求められるようになっている。
上記インクジェット記録ヘッド27の用紙搬送路31の下流側に排紙ローラ40及び押さえローラ41が設けられている。排紙ローラ40は、上記駆動ローラ38を駆動するLFモータにより回転駆動されるようになっている。すなわち、排紙ローラ40は、図示されていない連動機構を介して駆動ローラ38と同期駆動されるようになっている。これら排紙ローラ40及び押さえローラ41は、インク滴が吐出された記録用紙を狭持し、排紙ローラ40が回転されることにより、上記記録用紙は用紙搬送路31の下流側へ送られる。この場合の記録用紙の搬送についても、上記用紙搬送用エンコーダが監視している。したがって、この用紙搬送用エンコーダが上記排紙ローラ40の回転数を上記駆動ローラ38を介して検出することにより、上記記録用紙の搬送距離が求められる。
上記押さえローラ39は、上記駆動ローラ38を所定の押圧力で押圧するように駆動ローラ38に対して弾性付勢されている。したがって、駆動ローラ38と押さえローラ39との間に記録用紙が進入した場合には、押さえローラ39は、記録用紙の厚み分だけ弾性的に退避しつつ駆動ローラ38と協働して記録用紙を狭持する。このように記録用紙が駆動ローラ38と押さえローラ39とによってニップされるので、駆動ローラ38の回転力は、確実に記録用紙へ伝達される。また、上記押さえローラ41も上記排紙ローラ40に対して同様に設けられている。ただし、本実施形態では、押さえローラ41は、記録済みの記録用紙に圧接されるので、記録用紙に記録された画像を劣化させないようにローラ面が拍車状に形成されている。
駆動ローラ38及び押さえローラ39に狭持された記録用紙は、所定の改行幅でプラテン37上を間欠的に搬送される。インクジェット記録ヘッド27は、記録用紙の改行ごとにスライドされ、記録用紙の先端側から画像記録を行う。画像記録が行われた記録用紙は、その先端側から排紙ローラ40及び押さえローラ41に狭持される。すなわち、記録用紙は、その先端側を排紙ローラ40及び押さえローラ41に、その後端側を駆動ローラ38及び押さえローラ39に狭持された状態で所定の改行幅で間欠して搬送され、このように搬送されつつインクジェット記録ヘッド27によって画像の記録が行われる。記録用紙の所定領域に画像が記録された後は、排紙ローラ40が連続的に回転駆動され、排紙ローラ40及び押さえローラ41により狭持された記録用紙は、排紙トレイ32へ排出される。
(4) 操作パネル
図1ないし図3が示すように、プリンタ部11のフレームを構成する原稿載置部13の上傾斜面に操作パネル45が取り付けられている。この操作パネル45は、プリンタ部11やスキャナ部12の操作等をするための装置であって、その上面44(操作面)に後述される各種操作ボタン及び液晶表示部等が設けられている。また、原稿載置部13の下部に、プリンタ部11及びスキャナ部12の作動並びに多機能装置10全体の動作を制御する制御装置が備えられている。
図4が示すように、この操作パネル45の下方(原稿載置部13の内部)に制御基板54が配設されている。操作パネル45上に配置された各種操作ボタンは、図示されていないフラットケーブルを介して制御基板54と接続されている。この制御基板54は、上記制御装置に接続されており、この制御装置は、上記各種操作ボタンからの指令を処理し、当該多機能装置10の作動を制御する。
図1が示すように、操作パネル45は、各種操作キー56〜58と液晶表示部59とを具備する。多機能装置10のユーザーは、操作パネル45を用いて所望の指令を入力する。多機能装置10は、所定の入力を受けて所定の動作を行う。前述のように、この多機能装置10にパーソナルコンピュータ等が接続され得る。その場合、多機能装置10は、操作パネル45からの指示のほか、このパーソナルコンピュータからスキャナドライバやプリンタドライバ等を介して送信される指示によっても動作することが可能である。
図1及び図3に示すように、液晶表示部59は、平面視が横長矩形であり、その縦寸法が操作パネル45の奥行き寸法より若干小さいものである。すなわち、液晶表示部59は、操作パネル45に配置可能な大きさに大型化されている。このような大型の液晶表示部59が採用されることにより、液晶表示部59に表示された文字や画像等の視認性が向上する。また、液晶表示部59は、操作パネル45の幅方向の中央に配置されている。液晶表示部59の幅寸法は、操作パネル45の幅寸法に比べて十分に小さい。そのため、液晶表示部59が操作パネル45の中央に配置され、この液晶表示部59の左右両側に操作キー56〜58が配置されている。
操作キー56〜58は、液晶表示部59の周囲に設けられた操作キー56、操作パネル45の向かって右端側に設けられた操作キー57、操作パネル45の向かって左端側に設けられた操作キー58の3つに大別される。
操作キー56は、液晶表示部59の周囲であって、左右の両側方に液晶表示部59の側縁に沿って各々一列に配置されている。このように、液晶表示部59の左右両側に操作キー56が配置されることにより、液晶表示部59の側方のスペースが有効利用される。操作キー56は、ファクシミリモード、コピーモード、スキャンモード等の各モードを切り替えるためのモードキーであり、さらに各モードにおける各種設定を行うための設定キーも兼ねている。つまり、複数の入力が操作キー56に割り当てられており、ユーザーが各操作キー56を押すことによって入力される内容は、液晶表示部59に表示されるようになっている。
操作キー57は、多機能装置10の電源をオン/オフするための電源キー、上記制御装置に登録された電話帳や短縮ダイヤルの検索、通話音量や警告音、入力確認音の音量の変更、各種設定を確定するためのナビゲーションキー、画像記録や画像読取りの開始を入力するためのスタートキー、各種処理の中断を入力するためのストップキー等を備えている。また、操作キー58は、電話番号の入力やコピー枚数の入力等のためのダイヤルキー等を備えている。なお、操作キー57、58の種類は一例であり、他の機能が割り当てられていてもよいことは勿論である。
液晶表示部59は、その表面と操作パネル45の表面とが同一面上に配置されるように取り付けられている。このため、液晶表示部59が操作パネル45の上面から突出することがなく、操作パネル45の外観が向上される。また、多機能装置10の上側からの液晶表示部59の表示の視認性が向上される。
(5) スロット部
図1及び図2が示すように、多機能装置10の正面に上記スロット部61が配設されている。スロット部61は、各種小型メモリーカード等の記憶媒体を装着することができる。小型メモリーカードは画像データを記憶しており、スロット部61に装填された小型メモリカードから当該画像データが読み出され、その画像データに関する情報が液晶表示部59に表示される。そして、液晶表示部59に表示された任意の画像がプリンタ部11により記録用紙に記録される。このための入力は、上記操作パネル45から行われる。
図1、図5及び図6が示すように、スロット部61は、多機能装置10の正面に取り付けられたパネル62と、このパネル62に設けられ、且つ原稿載置部13の内部に配置された記憶媒体収容部63、64と、USB(Universal Serial Bus)コネクタ65とを備えている。
パネル62は、細長の帯状に形成されており、上記操作パネル45の前方下側に配置されている。このパネル62の表面69がスロット部61の表面を構成している。パネル62の表面69は、図5及び図6が示すように、外側に、すなわち多機能装置10の正面側に膨出する膨出面として構成されている。本実施形態では、パネル62の表面69は、滑らかに膨らんだ曲面に形成されている。ただし、パネル62の表面69の形状は、前側に突出する傾斜平面として形成されていてもよい。パネル62の表面69が膨出面に形成されていることによる作用効果については、後述される。
USBコネクタ65は、USBケーブルが接続されるようになっている。USBコネクタ65はケーブル挿入口68を備えており、このケーブル挿入口68にUSBケーブルの端子が嵌め込まれるようになっている。各記憶媒体収容部63、64は、それぞれ、スロット66、67(開口)を備えており、各スロット66、67から小型メモリーカードが挿入されるようになっている。上記USBコネクタ65及び記憶媒体収容部63、64は、それぞれ、内奥部に端子が設けられており、USBコネクタ65の端子に上記USBケーブルの端子が接合され、記憶媒体収容部63、64の端子に上記小型メモリーカードの端子が接合されるようになっている。
また、パネル62の中央部には、パネル62の長手方向、すなわち多機能装置10の左右方向に延びる溝70が形成されている。上記スロット66及びスロット67は、この溝70の内周面71(案内面)に連続して形成されている。さらに、図6が示すように、この溝70の内周面71は、上記スロット66、67の周縁に連続して漏斗状に拡がっている。より詳細には、上記内周面71は、溝70の周縁とスロット66、67の周縁とを連続する湾曲面に形成されており、この湾曲面は、スロット66、67の内奥方向へ凹むように形成されている。したがって、スロット66、67は、上記溝70の内底部に当該溝70を臨むように配置されており、各種小型メモリーカードは、各スロット66〜68に対して正面から着脱されるようになっている。上記内周面71が漏斗状に形成されることによる作用効果については、後述される。
本実施形態では、スロット66、67の周縁に上記溝70の内周面71が連続しているが、この溝70が省略され、スロット66、67がパネル62の表面に露出していてもよい。また、スロット66、67の周縁部の形状が前述の漏斗状に形成されていてもよい。すなわち、スロット66、67の周縁部が上記溝70を兼ねていてもよい。さらに、上記溝70の内周面71が湾曲面ではなく平面に形成されていてもよい。なお、周縁上記各スロット66〜68を閉塞するカバーが上記パネル62に着脱可能に設けられていてもよい。
本実施形態では、記憶媒体収容部63、64にそれぞれ規格が異なる小型メモリーカード等が装着される。具体的には、スロット66、67に、それぞれ、SDメモリカード、xD−ピクチャーカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、メモリスティック(登録商標)等が挿入され、これら各小型メモリーカードと多機能装置10との間で前述のようにデータの送受信がなされる。小型メモリカードには、例えばデジタルカメラで撮影された静止画像データやデジタルビデオカメラで撮影された動画像データが記録されており、各小型メモリカードが規格に応じてスロット66、67のいずれかに装着される。これにより、各小型メモリーカードに記憶された各画像データは、上記各端子を介して上記制御装置に読み込まれる。この制御装置は、上記プリンタ部11の作動を制御し、上記画像データに基づいて記録用紙に画像として記録する。
本実施形態では、2つの記憶媒体収容部63、64が設けられている。そして、記憶媒体収容部67は、3種類の小型メモリーカードが適合するようになっている。したがって、この多機能装置10では、4種類の小型メモリーカードが装着され得るようになっている。ただし、記憶媒体収容部の数は、特に限定されるものではないし、一の記憶媒体収容部にさらに多種類の小型メモリーカードが適合するように設計されていてもよい。
上記パネル62には、各スロット66、67に対応して、当該スロット66、67に挿入されるべき小型メモリーカードの種類を表すマーク72、73(標章)が付されている。各マーク72、73は、パネル62の表面69に付されており、各スロット66、67の上方に対応する部分に配置されている。各マーク72〜74の構成は、特に限定されるものではないが、多機能装置10のユーザーが各スロット66、67に挿入しようとする小型メモリーカードの種類や規格を瞬時に判断できるものであることが望ましい。具体的には、本実施形態では、標章73として、スロット66の上方に対応する部分に「SD」、「M」及び「xD」の文字が付されている。「SD」はSDメモリーカード、「M」はメモリースティック(登録商標)、「xD」はxD−ピクチャーカードを意味し、これら各小型メモリーカードがスロット66に装着され得ることが示されている。また、標章72として、スロット67の上方に対応する部分に「CF」の文字が付されている。この文字は、コンパクトフラッシュ(登録商標)を意味し、これがスロット67に装着され得ることが示されている。さらに、上記パネル62には、USBコネクタ65のケーブル挿入口68の上方に対応する位置にもマーク74が付されている。このマーク74は、典型的にはUSB端子を表す絵文字として構成される。このように、マーク72〜74が付されていることによる作用効果については、後述される。
(6) 本実施形態に係る多機能装置の使用要領
この多機能装置10では、スロット部61に小型メモリーカードが装着され、これに記憶された画像データに基づいて画像が記録される。多機能装置10のユーザーは、所望の小型メモリーカードを把持し、これを適合するスロット66又はスロット67に装着する。通常、多機能装置10はデスク上に載置され、ユーザーは、この多機能装置10の正面に立ってあるいは座って操作する場合が多い。したがって、ユーザーは、通常、多機能装置10を見下ろしながら操作することになり、そのため、ユーザーは、上記スロット66、67の位置及び各スロット66、67に適合する小型メモリーカードの種類を確認することが容易でないこともある。
しかし、この多機能装置10では、上記パネル62の表面69に各スロット66、67の位置に対応する部位に上記マーク72、73が付されているから、ユーザーは、各スロット66、67の位置を正確に把握することができる。しかも、このマーク72、73は、上記パネル62の表面69のうち、上記各スロット66、67の上方に配置されているから、ユーザーが多機能装置10の正面に立ってあるいは座って操作する場合にも、ユーザーは、上記マーク72、73を容易に目視することができる。すなわち、ユーザーは、各スロット66、67の位置を迅速に把握することができる。さらに、上記マーク72、73は、スロット66、67に挿入されるべき小型メモリーカードの種類や規格を瞬時に判断できる文字からなるので、ユーザーにとって、当該小型メモリーカードを挿入すべきスロット66、67が一目瞭然である。同様に、USBコネクタ65のケーブル挿入口68の上方にも上記マーク74が付されているので、ユーザーにとって、USBケーブルを挿入すべき部位が一目瞭然である。
また、本実施形態に係る多機能装置10では、上記パネル62の表面69が正面側に膨らんだ曲面に形成されているので、ユーザーが手探りで小型メモリーカードをスロット66、67に挿入する場合において、この小型メモリーカードをパネル62の表面69に沿って摺動させるだけでスロット66、67の位置を簡単に探ることができる。
さらに、上記パネル62に形成された溝70の内周面71が前述のような漏斗状に形成されていることから、ユーザーが手探りで小型メモリーカードをスロット66、67に挿入しようとした場合において、この小型メモリーカードを上記内周面71に沿わせるだけで、当該小型メモリーカードがスロット66、67に案内される。したがって、ユーザーは、小型メモリーカードをスロット66、67にきわめて簡単に挿入することができる。特に、上記内周面71は、スロット66、67の内奥側に向かって凹むように湾曲されているから、上記小型メモリーカードは、より滑らかに且つ確実にスロット66、67に導かれるという利点がある。
特に、本実施形態では、スロット部61が操作パネル45と原稿載置部13の開口42との間に設けられ、各記憶媒体収容部63、64が原稿載置部13の内奥側に水平に配置されている。そして、上記小型メモリーカードは、シート状ないし薄肉板状に形成されていることが多い。したがって、この多機能装置10では、小型メモリーカードは、操作パネル45と上記開口42との間に正面側から水平に原稿載置部13の内奥側へ挿入されることになる。その結果、多機能装置10の厚み寸法が小さく抑えられ、多機能装置10がコンパクトな薄型に設計され得る。
(7) 実施形態の変形例
図9は、本実施形態の第1の変形例に係るスロット部の拡大断面図である。
同図が示すように、本変形例に係るスロット部75の構成が上記実施形態に係るスロット部61と異なるところは、上記実施形態では、各記憶媒体収容部63、64のスロット66、67に連続するように溝70が形成されていたのに対し(図6参照)、本変形例では、このような溝が形成されていない点、及び各記憶媒体収容部63、64のスロット66、67の上縁部76よりも下縁部77の方が正面側に突出している点である。なお、その他の構成については、上記実施形態と同様である。
このように、各スロット66、67の下縁部77が上縁部76よりも突出することにより、当該下縁部77は、小型メモリーカードがスロット66、67に挿入される際に載置される載置面を構成する。これにより、ユーザーは、把持した小型メモリーカードを一旦上記下縁部77に載置したうえで各スロット66、67に挿入することができる。したがって、ユーザーにとって小型メモリーカードを各スロット66、67に挿入する作業がより簡単になるという利点がある。なお、上記下縁部77によって小型メモリーカードの載置面が形成されるから、各スロット66、67に挿入された小型メモリーカードは、当該載置面によって安定的に支持されるという利点もある。
図10は、本実施形態の第2の変形例に係るスロット部の拡大断面図である。
本変形例に係るスロット部78の構成が上記第1の変形例に係るスロット部75と異なるところは、各記憶媒体収容部63、64のスロット66、67に連続するように溝79が形成されている点、及びこの溝79の上縁部80よりも下縁部81の方が正面側に突出している点である。なお、その他の構成については、上記第1の変形例と同様である。
このように、上記溝79の下縁部81が上縁部80よりも突出することにより、当該下縁部81は、小型メモリーカードがスロット66、67に挿入される際に載置される載置面を構成する。これにより、ユーザーは、把持した小型メモリーカードを一旦上記下縁部81に載置したうえで各スロット66、67に挿入することができる。しかも、小型メモリーカードは、溝79の内周面82に案内されながら、円滑に各スロット66、67み導かれる。したがって、ユーザーにとって小型メモリーカードを各スロット66、67に挿入する作業がより一層簡単になるという利点がある。
以上のように、上記実施形態及びその各変形例に係る多機能装置10によれば、ユーザーは、各スロット66、67の位置及び各スロット66、67に挿入されるべき小型メモリーカードの種類を容易に確認することができるので、小型メモリーカードの挿抜操作がきわめて簡単であり、この多機能装置10の使い勝手が向上する。
本発明は、記憶媒体に対してデータを読み書き可能なカードリーダ/ライタや多機能装置に適用され得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る多機能装置の外観斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る多機能装置の正面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る多機能装置の平面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る多機能装置の右側面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る多機能装置のスロット部の拡大斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る多機能装置のスロット部の拡大断面図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る多機能装置のスキャナ部の内部構成を模式的に示す図である。 図8は、本発明の一実施形態に係る多機能装置のプリンタ部の内部構成を模式的に示す図である。 図9は、本発明の一実施形態の第1の変形例に係る多機能装置のスロット部の拡大断面図である。 図10は、本発明の一本実施形態の第2の変形例に係るスロット部の拡大断面図である。
符号の説明
10・・・多機能装置
11・・・プリンタ部
13・・・原稿載置部
44・・・上傾斜面
45・・・操作パネル
61・・・スロット部
62・・・パネル
63・・・記憶媒体収容部
64・・・記憶媒体収容部
65・・・記憶媒体収容部
66・・・スロット
67・・・スロット
68・・・スロット
69・・・パネルの表面
70・・・溝
71・・・溝の内周面
72・・・マーク
73・・・マーク
74・・・マーク
75・・・スロット部
76・・・上縁部
77・・・下縁部

Claims (7)

  1. 記憶媒体が装着されるスロット部が正面に設けられ、当該記憶媒体に記憶された画像データを読み出し可能な電子装置であって、
    上記スロット部は、
    上記正面に取り付けられ、表面が上記正面側に膨出した膨出面に形成されたパネルと、
    当該パネルに設けられ、上記記憶媒体が挿入される開口を上記表面に有する記憶媒体収容部とを備え、
    上記膨出面のうち上記開口の上方に対応する部分に当該開口に挿入されるべき記憶媒体の種類を示す標章が付されていることを特徴とする電子装置。
  2. 上記膨出面は、上記正面側に膨らんだ曲面からなる請求項1に記載の電子装置。
  3. 上記開口の周縁に連続して漏斗状に拡がる案内面が形成されている請求項1又は請求項2に記載の電子装置。
  4. 上記案内面は、上記開口の内奥側へ凹んだ湾曲面からなる請求項3に記載の電子装置。
  5. 上記記憶媒体が少なくとも挿入時に載置され得る載置面が形成されるように上記開口の上縁部よりも下縁部の方が上記正面側に突出されている請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電子装置。
  6. 上記パネルは、異なる種類の記憶媒体が装着される複数の記憶媒体収容部を備えており、
    各記憶媒体収容部のそれぞれの開口の上方に対応する部分に上記標章が付されている請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子装置。
  7. 原稿が載置されるコンタクトガラス板が配置された天面及び当該天面から正面側に連続し且つ操作パネルが配置された操作面が形成された画像読取部と、
    画像を被記録媒体上に記録可能な記録部と、
    上記正面に設けられ、上記記録部にて画像の記録された被記録媒体を排出する排出口と、を更に備え、
    上記スロット部は上記操作パネルと上記排出口との間に設けられ、上記記憶媒体収容部が上記正面から上記画像読取部の内奥方向に水平に配置されている請求項1〜請求項6のいずれかに記載の電子装置。

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