JP2004237652A - 画像記録装置 - Google Patents

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JP2004237652A
JP2004237652A JP2003030865A JP2003030865A JP2004237652A JP 2004237652 A JP2004237652 A JP 2004237652A JP 2003030865 A JP2003030865 A JP 2003030865A JP 2003030865 A JP2003030865 A JP 2003030865A JP 2004237652 A JP2004237652 A JP 2004237652A
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克己 小花
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Abstract

【課題】画像記録装置におけるメモリーカード等の着脱部(スロット部)の最適配置を構成し、本体装置の空間効率を向上させ本体装置の小型化や設置スペースの省力化を達成させると共に、メモリーカードの着脱操作性時に本体装置に装着される記録ヘッドの種類を容易に確認できるようにする。
【解決手段】交換可能な記録ヘッドを用いて記録媒体上に記録を行う記録装置であり、前記記録ヘッドが搭載され前記記録媒体の副方向に往復運動されるキャリッジ部と、メモリーカード等の記憶媒体手段を本体装置に着脱する手段と、を有する画像記録装置において、前記メモリーカード等の記憶媒体手段を本体装置へ着脱するための着脱口が前記記録ヘッドを本体装置へ着脱するキャリッジ部に設けられている構成とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリーカード等の記憶媒体手段を着脱する着脱部と、記憶媒体上のデータに対してアクセスする制御部と、シート材に画像を記録する記録部に係る画像記録装置に関するものであり、特にファクシミリ、複写機、プリンタなどの画像記録装置に利用できる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年ファクシミリの読取り部/記録部のカラー化が進み、一般家庭においても、カラーコピーはもとよりカラー電送についても可能になりつつある。一方、急激に普及しつつある機器としてデジタルカメラや、デジタルビデオに代表されるデジタル画像を撮影及び再生するデジタル機器がある。これらの機器は撮影した人物画像や風景画像をパソコンに取り込み、画面上に表示あるいはプリンタに出力するものであり、これらの機器の普及するに伴い、パソコンを所有しないユーザがパソコンを介さないで手軽にデジタル画像を出力したいという要望が高まっている。そこで「コンパクトフラッシュ(R)」や「スマートメディア」等のメモリーカードに代表される簡単に着脱可能な記憶媒体を用いてパソコンを介さずに画像データを直接取り込み、記録シートに出力できるようにした様々な出力機器も提案されている。このような背景の中で、ファクシミリのカラー化に伴い、上記のデジタル画像の出力装置としてファクシミリを活用することが可能となっており、ファクシミリ装置に上記の「コンパクトフラッシュ(R)」や「スマートメディア」等の記憶媒体(以下メモリーカードと言う)を装着することが考えられる。このようにメモリーカードを着脱自在にするためのスロットを設けるファクシミリ装置が発表されてきている。
【0003】
こうした状況において従来のファクシミリ装置においてはメモリーカードを着脱するためのスロットが操作部パネル内(パネルの側面や前面あるいは背面)や、本体装置背面もしくは前面等に配置されているものが主流となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では以下のような問題があった。
【0005】
従来のファクシミリ装置においてメモリーカードのスロットが操作パネル内の側面(前後左右の側面)に配置させる場合、操作パネル内のキー類やLCDなどの表示部を除いた領域に配置する必要があるが、近年のファクシミリ装置の多様化に伴うキー類の増加や表示部の大型化、さらに装置の小型化に伴う操作部の小型化、さらにバランスの良い操作部のデザインを考慮すると、メモリーカードスロットを操作パネル内に配置させることが困難になっている。
【0006】
また、従来のファクシミリ装置においてメモリーカードのスロットが本体装置前面あるいは背面に配置させる場合、メモリーカードを着脱して記録紙へ印字および搬送させる時に、お互いの操作(メモリーカードの着脱や記録紙セット等の操作)あるいは記録紙搬送動作において邪魔にならないために、メモリーカードスロットを記録紙搬送路の記録紙幅以外の領域に配置させなければならないという制約があった。
【0007】
また、従来のファクシミリ装置においてメモリーカードのスロットが本体装置内に配置される別の目的のための電気基板、例えば操作部コントロール基板やシステムコントロール基板上等に配置されていなく独立して設ける場合、メモリーカード内のデータを制御基板へ伝達させるための基板やケーブルを設ける必要があった。
【0008】
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであって、画像記録装置におけるメモリーカード等の着脱部(スロット部)の最適配置を構成し、本体装置の空間効率を向上させ、本体装置の小型化や設置スペースの省力化を達成させると共に、メモリーカードの着脱操作性時に本体装置に装着される記録ヘッドの種類を容易に確認できるようにした画像記録装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像記録装置は以下(1)〜(4)の構成を備える。
【0010】
(1)交換可能な記録ヘッドを用いて記録媒体上に記録を行う記録装置であり、
前記記録ヘッドが搭載され前記記録媒体の副方向に往復運動されるキャリッジ部と、
メモリーカード等の記憶媒体手段を本体装置に着脱する手段と、
を有する画像記録装置において、
前記メモリーカード等の記憶媒体手段を本体装置へ着脱するための着脱口が前記記録ヘッドを本体装置へ着脱するキャリッジ部に設けられている構成を特徴とする画像記録装置。
【0011】
(2)前記メモリーカード等の記憶媒体手段のデータを制御基板へ伝達させるためのケーブルと、前記記録ヘッドに記録信号や電力を供給させるための前記キャリッジに取り付けられるケーブルを一体にさせる構成としたことを特徴とする上記(1)に記載の画像記録装置。
【0012】
(3)前記メモリーカード等の記憶媒体手段を着脱操作させるための空間と前記交換可能な記録ヘッドを着脱操作させるための空間を共通な位置に設けたことを特徴とする上記(1)に記載の画像記録装置。
【0013】
(4)前記メモリーカード等の記憶媒体手段を着脱操作させるための空間と前記交換可能な記録ヘッドを着脱操作させるための空間を共通な位置に設け、かつ、前記共通な空間が前記メモリーカード着脱部および前記記録ヘッド着脱部の上方に配置されていることを特徴とする上記(3)に記載の画像記録装置。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態の説明を、図を用いて詳細に説明する。図1はファクシミリ装置の斜視図であり、図2はファクシミリ装置の略断面図である。図3はメモリーカード着脱部説明のための斜視図である。図4はプリンタカバー開放時の装置斜視図である。
【0015】
ファクシミリ装置1は、コンピュータから送られたデータに基づいてプリントするプリント機能と、原稿の画像を取り込み、コンピュータ装置に画像データを送るスキャナ機能と、公衆電話回線と接続し、ファクシミリデータの送受信を行うファクシミリ機能とを有するファクシミリ装置である。ファクシミリ装置1は、図1に示すように、前後左右の側壁を構成する筐体内部に、原稿搬送式カラー読み取り装置であるカラースキャナ装置と、記録装置であるシリアル記録式記録装置と、制御基板39と、電源500とのそれぞれが内蔵されている。これらの各構成は、交換および着脱が簡単にできるように、個別に構成されている。筐体は、基本的には、第1筐体である下カバー3と、第2筐体である上カバー4と、記録シートSを案内するとともに電源を覆う第3筐体であるリアカバーとによって構成されている。上カバー4には、原稿の幅方向を案内するために幅調節可能なスライダであって、片方のみを移動することによって、中央部位を中心に移動するようスライダ5を有するプリンタカバー6が、上カバー4に対して回動可能に支持され、インクヘッド7ヘのアクセスを可能にしている。
【0016】
プリンタカバー6の後方には、着脱可能な原稿積載トレイ8が設けられている。A4サイズの原稿をスキャナ部400に向けて搬送するときに、後端が垂れ下がることがないようにしている。また、原稿Dは、原稿面を下面にしてセットされてカラースキャナ部400に向かって搬送される。カラースキャナ部400を通過した後、原稿排紙トレイ9の上に排出される。原稿排紙トレイ9は、図中の矢印のように上方に回動可能である。
【0017】
一方、記録部12に向かって搬送される記録シートSは、ファクシミリ装置1の背面側に配設された給紙ベース10上に積載される。給紙ベース10上に設けられているサイドガイド11の移動によってその幅方向が規制される。記録シートSはプリンタ部12に搬送され、シリアル記録された後に、カラースキャナ部400の下方の記録シート台38に、排出される。上カバー4は、図示されているようにカラースキャナ部400の回りを取り囲む形状である。この上カバー4の縁部に沿うように、下カバー3から取り外すことによって、カラースキャナ部400を下カバー3上に残したままの状態にできる。カラースキャナ部400には、スキャナ本体部と、パネル部(操作パネル)2とが、図示しないヒンジを中心として、開閉するように結合されている。また、パネル部2には、液晶表示部(LCD)16とダイアルキー17と他の操作部とが、図示のように配設されている。
【0018】
次に、図2に示す各部の構成について、説明する。
【0019】
まずカラースキャナ部400について説明する。カラースキャナ部400は、原稿Dに光を照射し、その反射光を電気信号に変換し、この信号を、操作モードに応じて他機に伝送し、または、自己の記録部12に伝送するものである。カラースキャナ部400には、原稿Dを繰り出す分離ローラ21と、原稿Dを搬送する給送ローラ22と、原稿Dを原稿排紙トレイ9上に排出させる排紙ローラ23と、原稿Dの画像情報を読み取るカラーコンタクトセンサ24等が設けられている。また、操作パネル2は、図示しない支点によって、スキャナベース20と回動自在に取り付けられている。原稿Dの上側をガイドする上原稿ガイド25と、分離ローラ21と対向配置押圧される分離片と、給送ローラ22と排紙ローラ23と対向押圧される、給送コロ27と排紙コロ28と、カラーコンタクトセンサ24と対向押圧され読み取り白基準となる白色シートが設けられている。操作パネル2は、外装の一部をなし、上原稿ガイド25に取り付けられ、ダイアルキー17、操作キー、LCD等の液晶表示部16と、それらを実装したパネル基板等が設けられている。なお、カラースキャナ部400の原稿搬送、読み取り動作等は、図示しないモータやセンサ駆動回路等によって行われる。
【0020】
次に、記録紙に印字する記録部12について説明する。記録部12において、給紙部が図示しない支点によって中板を支持されており、中板はバネで押圧を受けている。給紙ベース10は、記録部12にネジ止め等で固定されている。記録シートSは、中板の上に積載され、給紙ベース10に伸縮自在に設けられている給紙トレイによって、裏面が支えられ、また、幅方向の位置は、中板に可動に設けられているサイドガイド11によって規制されている。
【0021】
給紙ローラが給紙ベース10上に積載された記録シートを1枚ずつ繰り出し、記録部12へ送り出す。記録部12は、いわゆるインクジェット記録部である。記録部12のフレームとなるプリンタシャーシは、下カバー3と固定されている。
【0022】
送紙ローラ32は、対向配置されているピンチローラの押圧で、給紙部から送られた記録シートSを、さらに下流の印字部へ送り出す。プラテン34は印字部での記録紙裏面を支持している。ガイドシャフト35に支持された往復動するキャリッジ15に取り付けられたインクヘッド7によって、記録紙表面上に記録画像が形成される。
【0023】
またその後、記録排紙ローラ対37によって、記録シートSは記録部12から排出され、下カバー3に設けられている記録シート台38上に搬送積載される。
【0024】
なお、ここで、記録部12の記録紙搬送、記録動作等は、図示しないモータやセンサ、ヘッド駆動回路等によって行われ、これらの制御は、制御基板39によって制御される。また、プリンタ部で、インクの目詰まり防止等の動作の際に生じる廃インクを吸収する吸収体18は、下カバー3に取り付けられている。
【0025】
インクヘッド7は、インクタンクを内蔵し、インクが無くなったときに記録ヘッドごと新品と交換し得るカートリッジ式の記録ヘッドである。インクヘッド7にはモノクロ記録専用の記録ヘッドを備えたカートリッジとカラー記録用の記録ヘッドを備えたカートリッジの2種類があり、どちらにも適宜交換可能である。この実施形態において、モノクロ記録専用の記録ヘッドは、解像度が360DPIであり、128個のノズルを1列に配したノズル列をもち、ノズル内に設けた電気熱変換素子の発熱によってインク中に生じた膜沸騰の圧力によってノズル先端の吐出口よりインクを吐出する。一方、カラー記録用の記録ヘッドは、黒インク吐出用のノズルとカラーインク吐出用のノズルとが分かれており、黒インク吐出用として64個のノズルを、また、カラーインク(シアン、マゼンタ、イエロ)吐出用のノズルとして上記3色のインクに対応してそれぞれ24個ずつのノズルを持っている。また、これらのノズルは1列に配列された構造となっている。
【0026】
インクヘッド7に与えられる記録信号や電力は、キャリッジ15に取り付けられたフレキシブルケーブル306aによって装置本体の電気回路より供給されている。ここで、フレキシブルケーブル306aは後述するメモリーカード基板304上に取り付けられたフレキシブルケーブル306bと一体(図5の306参照)になっている。インクヘッド7とフレキシブルケーブル306aとは互いの接点を圧接して接続しており、インクヘッド7の特定の接点間の開放/接続を検出することでモノクロ記録専用のカートリッジが装着されているか或いはカラー記録用のカートリッジが装着されているかを制御基板39上のCPUが認識可能な構成となっている。60はプリンタカバー開閉検知センサであり制御基板39上に実装されている。プリンタカバー6が上方に回転しインクヘッド7上を解放した状態であるか、あるいは閉じた状態であるのかを検出する。プリンタカバー開閉検知センサ60はプッシュONタイプのスイッチである。装置上方に向かって伸びている円筒形の突起が押されるとスイッチONとなり、突起部に力がかかっていない(押されていない状態)ときOFFとなる。
【0027】
カートリッジ交換方式のインクジェットプリンタの場合、以下の二つの機能が必要となる。記録動作中に使用者がインクヘッド7を交換しようとして手を伸ばし、動作中のインクヘッド7と手がぶつかることにより記録用紙あるいは機器を破損するといった事態を防ぐ機能と、使用者がインクヘッド7を交換しようとした際にインクヘッド7をユーザが交換できる位置(ユーザの手が届く位置)に移動させる機能である。本装置ではプリンタカバー6を使用者が開けた際に、開閉検知センサ60によりプリンタカバーが開いた状態であることが検出され、記録動作を停止し、インクヘッド7を装置中央付近(インクヘッドをユーザが交換できる位置)に移動させるという動作を実行することにより上記二つの機能を満たしている。
【0028】
300は、メモリーカード着脱を行うメモリーカード着脱部でありキャリッジ15内の記録ヘッド着脱部の後方に配置されている。
【0029】
図3はメモリーカードの挿抜を説明するための斜視図である。図3の(a)はメモリーカードが未セットのときの状態であり、図3の(b)はメモリーカードがセットされたときの状態を表している。301はデジタルカメラなどで撮影された画像データが記録されているメモリーカードである。303はメモリーカードスロットでありメモリーカード基板304上に実装されている。メモリーカード301とメモリーカードスロット303は互いの接点が圧接する事により接続される。メモリーカードスロット303からはメモリーカード301と接続される接点それぞれに対応した端子(ピン)がでており、その端子はメモリーカード基板304上に半田付けされている。メモリーカード基板304上にはケーブル306bが取り付けられたコネクタ305が実装されている。ケーブル306bの図示しない一端は制御基板39上のコネクタにつなげられている。メモリーカードスロット303から出た端子はコネクタ305のそれぞれの端子と電気的に接続されている。制御基板39上に実装されたCPU、RAM、ROMとメモリーカード301とのデータ信号の送受はメモリーカードスロット303とメモリーカード301の接点、メモリーカードスロット端子、コネクタ305、フレキシブルケーブル306b、制御基板39上のコネクタを通じて行われる。
【0030】
302はメモリーカード301をメモリーカードスロット303に挿入する際にガイドの機能を有するカードガイド部材である。301のメモリーカードを矢印のH方向に押し込むことにより、メモリーカード301はガイド部材302に沿って進み、メモリーカード基板304上に実装されたメモリーカードスロット303に挿入される。
【0031】
メモリーカード301が挿入されると、メモリーカード301の接点とメモリーカード基板304上に実装されているメモリーカードスロット303の接点が接続される。CPUはメモリーカードスロット303とメモリーカード301の特定の端子間が接続されたことを検出してメモリーカード301が挿入された状態であると検知する。
【0032】
次に、メモリーカード着脱部300の構成およびメモリーカード301着脱時の動作について説明する。図4にプリンタカバー6を上方に回転させてメモリーカード301をセットする時の装置の斜視図を示す。上カバーのなかでプリンタ部12の上方に開口部がある。プリンタカバー6を上方に回転させることにより、インクヘッド7の上方が解放される。プリンタカバー6を上方に回転させてインクヘッド7上を解放することにより、開口部から手を挿入してインクヘッド7の交換を行うことが出来る構成となっている。またこの開口部からインクヘッド7の外観、インクヘッド7に貼り付けられたラベルを見ることにより使用者は現在セットされているのがモノクロインクカートリッジであるのかカラーカートリッジであるのかを確認することができる。
【0033】
さらに、開放されたインクヘッド7の上方の開口部から手を挿入してメモリーカード301の着脱を行うことができる構成となっており、この開口部からメモリーカード301の装着の有無を目視して確認することができる。
【0034】
プリンタカバー6の裏面には突起6aがあり、その下方は開口部4aがある。この開口部4aはプリンタカバー開閉検知センサ60の上部に位置している。プリンタカバー6が下方に回転し閉じるとき、突起6aが開口部4aを通って制御基板39上に配置されている開閉検知センサ60突起を押し、スイッチONとなる。一方プリンタカバー6が上方に回転し開いたときには、プリンタカバー突起部6aが開口部4aを通って開閉検知センサ60の突出部から離れていき、スイッチOFFとなる。プリンタカバー開閉検知センサ60の状態(スイッチONかOFFか)を検出することにより、CPUはプリンタカバー6の状態(開いた状態であるか、あるいは閉じた状態であるか)を検知する。
【0035】
401は絵文字、文章などで、メモリーカード301の挿入方向と、メモリーカード301着脱時の注意事項が印字されたシートである。このシート上にはたとえば、“メモリーカード挿入口。デジタルカメラなどで撮影された画像を印字するときには開口部からインクヘッドの種類を確認し、モノクロカートリッジであればカラーカートリッジに交換してください”といったメモリーカード301使用時に注意すべき事項が記入されており使用者に注意を促している。上記では401は注意事項を記したシートとして説明したが、上カバー4上に同様の文章あるいは絵文字を刻印することでも同様の効果が得られる。その場合には部品数が経ることとなり、装置のコストダウンに効果がある。
【0036】
次に使用者がデジタルカメラなどで撮影した画像が記録されたメモリーカード301を本体装置のメモリーカード着脱部300にセットし、メモリーカード301上に記録された画像を本装置のプリンタ部12で記録するときの動作について説明する。
【0037】
使用者は画像データが記録されたデータを本装置1のメモリーカード着脱部300にセットするためにプリンタカバー6を上方に回転させて開く。プリンタカバー6裏面の突起6aが制御基板39上の開閉検知センサ60から離れ、スイッチがOFFとなる。
【0038】
CPUはプリンタカバー6が開いた上方であることを認識すると、現在のプリンタ部12の状態を調べ、現在画像を印字中であれば記録動作を停止させる。CPUは図示していないキャリッジ駆動モータを駆動させて、インクヘッド7とキャリッジ15を上カバー4の開口部に移動させる。使用者はガイド部材302に沿ってメモリーカード301を挿入する。使用者はラベル(シート)401に書かれた注意事項を見て、開口部からインクヘッド7がモノクロカートリッジかカラーカートリッジかを識別することが出来る。
【0039】
インクヘッド7がカラーカートリッジあるいは使用者がモノクロカートリッジからカラーカートリッジに交換した場合の動作について説明する。インクヘッド7がカラーカートリッジに交換されてプリンタカバー6が閉じられると、プリンタカバー6の突起6aが開閉検知センサ60の突起部を押し、スイッチがONとなる。CPUはスイッチONしたことを検出しプリンタカバー6が閉じられたことを検知する。CPUはインクヘッド7の特定の接点間の接続を検出し、セットされているのがカラーカートリッジであることを検出する。CPUは図示していないキャリッジ駆動モータを駆動させて、インクヘッド7を装置右端のポジションに移動させる。メモリーカード301とメモリーカードスロット303の特定の接点間が接続されていることを検出し、メモリーカード301がセットされている状態であることを検知する。メモリーカード301が挿入されていることを検知するとCPUは液晶表示部LCD16上に“メモリーカードがセットされています。”と表示させて、待機状態に移行する。この後、使用者が操作パネル2上のたとえばスタートキーなどの操作キーを押下すると、CPUはメモリーカード301上のデータを読み込み、画像をプリンタ部12で記録する。
【0040】
インクヘッド7がモノクロカートリッジのままでプリンタカバー6が閉じられた場合の動作について説明する。プリンタカバー6が閉じられるとプリンタカバー6の突起6aが開閉検知センサ60の突起部を押し、スイッチがONとなる。CPUはスイッチONしたことを検出しプリンタカバー6が閉じられたことを認識する。CPUはインクヘッド7の特定の接点間の接続を検出し、セットされているのがモノクロカートリッジであることを検出する。CPUは図示していないキャリッジ駆動モータを駆動させて、インクヘッド7を装置右端のポジションに移動させる。メモリーカード301とメモリーカードスロット303の特定の接点間が接続されていることを検出し、メモリーカード301がセットされている状態であることを認識する。CPUは液晶表示部LCD16上に“メモリーカードがセットされています。メモリーカード上の画像を印字する場合はカラーカートリッジに交換してください“と表示させて、待機状態に移行する。
【0041】
次にメモリーカード301が抜き出される時の動作について説明する。使用者がプリンタカバー6を上方に回転させて開くと、プリンタカバー裏面の突起6aがプリンタカバー開閉検知センサ60の突起部から離れスイッチOFFとなりCPUはプリンタカバー6が開いた状態であることを検出する。CPUは画像データをプリンタ部12で印字中であれば記録動作を停止し、インクヘッド7を上カバーの開口部に移動させる。そしてメモリーカード301上のデータを読み込んでいる場合、あるいは書き込んでいる場合は、データの読みこみおよび書きこみ動作を停止する。使用者がメモリーカード301を抜き出し、プリンタカバー6を下方に回転させて閉める。プリンタカバー6裏面の突起6aが開閉検知センサ60の突起を押しスイッチONとなりCPUはプリンタカバー6が閉じられたことを検知する。CPUはインクヘッド7を装置右端のポジションに移動させる。CPUはメモリーカード301とメモリーカードスロット303の特定の接点間の接続が解放されたことを検出し、メモリーカード301がセットされていないことを検出する。LCD16上の表示“メモリーカードがセットされています”と言う表示を消去し、待機状態に移行する。
【0042】
以上のように、プリンタカバーの下にメモリーカード着脱部を配置し、プリンタカバーを開いたときにメモリーカードスロットの挿入口があらわれる構成にすることにより、プリンタカバーがメモリーカードスロットカバーを、プリンタカバー開閉検知センサがメモリースロットカバー開閉検知センサを兼ねることが出来る。
【0043】
また、プリントカバーが開かれるとメモリーカードへのアクセスを中止して待機状態に移る機能を有することにより、メモリースロット開閉カバーおよびカバー開閉検知センサといった新たな部品を追加することなく、メモリーカード上のデータ読み込みあるいはデータ書き込み途中で、使用者がメモリーカードを取り出してデータを壊すといった事態を防ぐことが出来る。
【0044】
またメモリーカード着脱時にはプリンタカバーが開いた状態となっており、かつ、メモリーカード着脱部と記録ヘッド着脱部が同じキャリッジ内に設けられているため、現在セットされているインクヘッドがカラーカートリッジであるのかモノクロカートリッジであるのかを使用者が容易に識別することができる。
【0045】
またメモリーカード着脱部と記録ヘッド着脱部が同じキャリッジ内に設けられていることで、それぞれのケーブルを一体に形成することが可能となり、部品点数を削減できると共にケーブル処理を簡素化して組み立て性を向上させることができる。
【0046】
また、メモリーカードの着脱操作と記録ヘッドの着脱操作を行うための空間を両者の上方位置で共通にさせることで空間効率を向上させ装置の小型化並びに設置スペースを小さくさせることができる。
【0047】
またメモリーカード挿入口および記録ヘッド交換部近傍に、カートリッジの種別を確認するよう文章を記したシートを貼ることにより、使用者に注意を促すことが出来る。そのため使用者がメモリーカード上のデータをカラーで記録しようと考えていたにもかかわらず、現在使用されているカートリッジがモノクロインクカートリッジであることを認識できずにモノクロカートリッジを使用したままで、メモリーカード上の画像を印字しようとする事態を防ぐことが出来る。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に記載の構成によれば、キャリッジ部にメモリーカードの装着口(スロット部)を設けることで、メモリーカード内の画像データ等を記録紙等に出力する際にメモリーカード装着時においてキャリッジに装着されている記録ヘッドの種類(モノクロあるいはカラー)を識別できる。これにより、操作者が誤った種類のヘッドを装着したまま出力するのを防ぐことができる効果がある。
【0049】
また、印字中のメモリーカード内のデータの読み込みや書き込み中にメモリーカードを操作者が誤って抜き出すといった操作を防ぐことができる。これにより、メモリーカード内のデータを破損させることを防ぐ効果が生まれる。
【0050】
請求項2に記載の構成によれば、メモリーカード内のデータを制御基板へ伝達させるためのケーブルとヘッドに記録信号や電力を供給させるためのケーブルを一体にさせることで部品点数や組立工数を削減させ、コストダウン効果が生まれる。
【0051】
請求項3に記載の構成によれば、メモリーカードの着脱操作させるための空間と記録ヘッドを着脱操作させるための空間を共通にすることで操作者の交換操作の共通化や交換操作のための表示ラベル等を同じ位置に一体で共用して使用できるといった操作性が向上すると共に、本体装置の空間効率を向上させる効果が生まれる。
【0052】
請求項4に記載の請求項によれば、メモリーカードの着脱操作させるための空間と記録ヘッドを着脱操作させるための空間を共通な位置に設け、かつ、共通な空間がメモリーカード着脱部およびヘッド着脱部の上方に配置されていることで、それぞれの交換操作へのアクセスを容易にできると共に、メモリーカード着脱操作を本体設置スペース内でできるため設置スペースを省力化させる効果が生まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の実施形態の読取記録装置を説明する斜視図
【図2】実施例1の実施形態を説明する断面図
【図3】実施例1のメモリーカード挿抜を説明する斜視図
【図4】実施例1のプリンタカバーを開放した状態を表す斜視図
【図5】実施例1の記録ヘッド用のフレキシブルケーブルとメモリーカードスロット用のフレキシブルケーブルが一体になっている構成を表す斜視図
【符号の説明】
D 原稿
S 記録シート
1 ファクシミリ装置本体
2 操作パネル(パネル部)
3 下カバー
4 上カバー
4a 開口部
5 スライダ
6 プリンタカバー
6a 突起
7 インクヘッド
8 原稿積載トレイ
9 原稿排紙トレイ
10 給紙ベース
11 サイドガイド
12 記録部(プリンタ部)
15 キャリッジ
16 液晶表示部(LCD)
17 ダイアルキー
20 スキャナベース
21 分離ローラ
22 給送ローラ
23 排紙ローラ
24 カラーコンタクトセンサ
25 上原稿ガイド
27 給送コロ
28 排紙コロ
32 送紙ローラ
34 プラテン
35 記録排紙ローラ
38 記録シート台
39 制御基板
60 プリンタカバー開閉検知センサ
300 メモリーカード着脱部
301 メモリーカード
302 カードガイド部材
303 メモリーカードスロット
304 メモリーカード基板
305 コネクタ
306 フレキシブルケーブル
306a フレキシブルケーブル(記録ヘッド側)
306b フレキシブルケーブル(メモリーカードスロット側)
307 メモリーカード挿入ガイド(上カバー開口部)
400 カラースキャナ部
401 シート
500 電源

Claims (4)

  1. 交換可能な記録ヘッドを用いて記録媒体上に記録を行う記録装置であり、
    前記記録ヘッドが搭載され前記記録媒体の副方向に往復運動されるキャリッジ部と、
    メモリーカード等の記憶媒体手段を本体装置に着脱する手段と、
    を有する画像記録装置において、
    前記メモリーカード等の記憶媒体手段を本体装置へ着脱するための着脱口が前記記録ヘッドを本体装置へ着脱するキャリッジ部に設けられている構成を特徴とする画像記録装置。
  2. 前記メモリーカード等の記憶媒体手段のデータを制御基板へ伝達させるためのケーブルと、前記記録ヘッドに記録信号や電力を供給させるための前記キャリッジに取り付けられるケーブルを一体にさせる構成としたことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記メモリーカード等の記憶媒体手段を着脱操作させるための空間と前記交換可能な記録ヘッドを着脱操作させるための空間を共通な位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記メモリーカード等の記憶媒体手段を着脱操作させるための空間と前記交換可能な記録ヘッドを着脱操作させるための空間を共通な位置に設け、かつ、前記共通な空間が前記メモリーカード着脱部および前記記録ヘッド着脱部の上方に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
JP2003030865A 2003-02-07 2003-02-07 画像記録装置 Withdrawn JP2004237652A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011022603A (ja) * 2010-09-27 2011-02-03 Canon Inc カートリッジ及び画像形成装置
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