JP2010267551A - 燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置 - Google Patents

燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料電池に供給される燃料ガスの流量制御範囲を小流量域から大流量域まで広範囲に設定して制御すること。
【解決手段】燃料ガス流量制御装置は、燃料電池システム1の燃料電池2へ供給される水素ガスの流量を制御する。この装置は、燃料電池2に水素ガスを供給する水素ガス供給通路11と、同通路11に並列に設けられ、水素ガス流量を所定範囲で調節可能な4本のインジェクタ4〜7と、燃料電池2へ必要流量だけ水素ガスを供給するために、4本のインジェクタ4〜7のうち必要本数のインジェクタ4〜7だけ制御するコントローラ20とを備える。コントローラ20は、インジェクタ4〜7の1本当たりのデューティ制御の作動回数が規定回数を超えたときに、使用中の少なくとも1本のインジェクタ4〜7を停止させ、代わりに残りの停止中の少なくとも1本のインジェクタ4〜7を作動させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、燃料電池を含む燃料電池システムに係り、詳しくは、燃料電池に供給される燃料ガスの流量を制御する燃料ガス流量制御装置に関する。
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載される装置が知られている。この装置は、燃料電池に燃料ガスを供給するガス供給通路を備え、このガス供給通路には、複数の流量制御弁が並列に設けられる。また、この装置は、複数の流量制御弁の故障の有無を検知する手段を備え、この検知手段により少なくとも1つの流量制御弁が正常で、かつ、少なくとも1つが故障していることが検知されたときは、燃料電池に供給される燃料ガス流量を、故障していない流量制御弁により制御するようになっている。
特開2005−302563号公報 特開2008−53151号公報 特開2003−338302号公報
ところが、特許文献1に記載の装置では、流量制御弁の故障に対処して燃料電池に供給される燃料ガス流量を制御できるものの、そのガス流量の制御範囲の拡大や、各流量制御弁の耐用寿命の延長については何も考慮されておらず、開示や示唆もない。燃料電池システムの制御性向上と、燃料ガス圧力の安定性確保を考慮した場合、燃料ガス流量の制御範囲を拡大させることや各流量制御弁の耐用寿命を延ばすことが望まれる。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、燃料電池に供給される燃料ガスの流量制御範囲を小流量域から大流量域まで広範囲に設定して制御可能とした燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置を提供することにある。この発明の別の目的は、上記目的に加え、複数の燃料ガス流量調節手段の耐用寿命の延長を可能とした燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、燃料電池システムを構成する燃料電池へ供給される燃料ガスの流量を制御する燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置であって、燃料電池に燃料ガスを供給するための燃料ガス供給通路と、燃料ガス供給通路に並列に設けられ、燃料ガスの流量を所定範囲で調節可能に構成された複数の燃料ガス流量調節手段と、燃料電池へ必要流量だけ燃料ガスを供給するために、複数の燃料ガス流量調節手段のうち必要な数の燃料ガス流量調節手段だけ制御する制御手段とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、燃料電池へ必要流量だけ燃料ガスを供給するために、燃料ガス供給通路に並列に設けられた複数の燃料ガス流量調節手段のうち必要な数の燃料ガス流量調節手段が制御手段により制御される。従って、下は1つの燃料ガス流量調節手段により調節される燃料ガス流量から、上は全部の燃料ガス流量調節手段により調節される燃料ガス流量までの間で、燃料電池に供給される燃料ガスの供給量が調節可能となる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御手段は、燃料ガスの必要流量が所定の小流量となるときは、1つの燃料ガス流量調節手段を制御することにより燃料ガスの流量調節を行い、必要流量が1つの燃料ガス流量調節手段による最大流量を超えたときは、別の少なくとも1つの燃料ガス流量調節手段を併せて制御することにより燃料ガスの流量調節を行うことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、燃料ガスの必要流量が所定の小流量となるときは、1つの燃料ガス流量調節手段が制御手段により制御されることで、1つの燃料ガス流量調節手段による調節可能な範囲内で燃料ガスの流量が調節される。燃料ガスの必要流量が1つの燃料ガス流量調節手段による最大流量を超えたときは、別の燃料ガス流量調節手段が、必要流量に応じた数だけ制御されることで、2つ以上の燃料ガス調節手段による調節可能な範囲内で燃料ガスの流量が調節される。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、制御手段は、燃料ガス流量調節手段1つ当たりの作動回数が規定回数を超えたときに、使用中の少なくとも1つの燃料ガス流量調節手段を停止させ、代わりに残りの停止中の少なくとも1つの燃料ガス流量調節手段を作動させるように複数の燃料ガス流量調節手段を制御することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、燃料ガス流量調節手段1つ当たりの作動回数が規定回数を超えたときに、使用中の少なくとも1つの燃料ガス流量調節手段を停止させ、代わりに残りの停止中の少なくとも1つの燃料ガス流量調節手段を作動させるように複数の燃料ガス流量調節手段が制御手段により制御される。従って、複数の燃料ガス流量調節手段それぞれの使用頻度がほぼ均等化される。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御手段は、複数の燃料ガス流量調節手段を同時に制御する場合に、複数の燃料ガス流量調節手段を同じ作動周期で、かつ、個々の燃料ガス流量調節手段の作動周期の位相を順次ずらしながらデューティ制御することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、複数の燃料ガス流量調節手段それぞれからの燃料ガス流量の脈動が相互に相殺するかたちで作用し合う。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御手段は、複数の燃料ガス流量調節手段を同時に制御する場合に、複数の燃料ガス流量調節手段を少なくとも2つを一組として複数の組に分け、各組を構成する燃料ガス流量調節手段を同じ作動周期で、かつ、同じ位相でデューティ制御すると共に、各組の作動周期の位相を順次ずらすことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、各組の燃料ガス流量調節手段からの燃料ガス流量の脈動が各組相互に相殺するかたちで作用し合う。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一つに記載の発明において、複数の燃料ガス流量調節手段の調節可能流量が互いに同じであることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至5の何れか一つに記載の発明の作用に加え、複数の燃料ガス流量調節手段に同じ規格品を使用することが可能となる。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明において、複数の燃料ガス流量調節手段の調節可能流量が互いに異なることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明の作用に加え、標準規格の燃料ガス流量調節手段と、それよりも大きい規格の燃料ガス流量調節手段を使用することで、同じ規格の燃料ガス流量調節手段を複数使用する場合に比べて燃料ガス流量調節手段の使用本数を少なくすることが可能となる。
上記目的を達成するために、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7の何れか一つに記載の発明において、制御手段は、複数の燃料ガス流量調節手段を順次1つずつ作動させることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至7の何れか一つに記載の発明の作用に加え、複数の燃料ガス流量調節手段それぞれの使用頻度がほぼ均等化される。
請求項1に記載の発明によれば、燃料電池に供給される燃料ガスの流量制御範囲を小流量域から大流量域まで広範囲に設定して制御することができる。
請求項2に記載の発明によれば、燃料電池に供給される燃料ガスの流量制御範囲を小流量域から大流量域まで広範囲に設定して制御することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、複数の燃料ガス流量調節手段の耐用寿命を延ばすことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、複数の燃料ガス流量調節手段から燃料電池へ流れる合計の燃料ガス流量の脈動レベルを低減させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、複数の燃料ガス流量調節手段から燃料電池へ流れる合計の燃料ガス流量の脈動レベルを低減させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5の何れか一つに記載の発明の効果に加え、装置を構成する部品の種類数を減らすことができ、コスト低減を図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明の効果に加え、装置を構成する部品点数を減らすことができ、装置の簡略化を図ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1乃至7の何れか一つに記載の発明の効果に加え、複数の燃料ガス流量調節手段の耐用寿命を延ばすことができる。
第1実施形態に係り、燃料ガス流量制御装置を含む燃料電池システムを示す概略構成図。 同じく、コントローラが実行する制御プログラムを示すフローチャート。 同じく、4本のインジェクタの作動方法を示すタイムチャート。 第2実施形態に係り、コントローラが実行する制御プログラムを示すフローチャート。 同じく、水素ガス流量の挙動を示すタイムチャート。 同じく、比較例につき水素ガス流量の挙動を示すタイムチャート。 第3実施形態に係り、燃料ガス流量制御装置を含む燃料電池システムを示す概略構成図。 同じく、コントローラが実行する制御プログラムを示すフローチャート。 第4実施形態に係り、3本のインジェクタを相互に噴射周期の位相をずらしながらデューティ制御した場合のオンタイミングの違いを示すタイムチャート。 同じく、3本のインジェクタによる水素ガス流量の挙動を示すタイムチャート。 同じく、比較例につき3本のインジェクタによる水素ガス流量の挙動を示すタイムチャート。 第5実施形態に係り、4本のインジェクタを2本一組ずつ相互に噴射周期の位相をずらしながらデューティ制御する場合のオンタイミングの違いを示すタイムチャート。 同じく、4本のインジェクタによる水素ガス流量の挙動を示すタイムチャート。 同じく、比較例につき4本のインジェクタによる水素ガス流量の挙動を示すタイムチャート。 第6実施形態に係り、3本のインジェクタを相互に噴射周期の位相をずらしながらデューティ制御した場合のオンタイミングの違いを示すタイムチャート。 同じく、3本のインジェクタによる水素ガス流量の挙動を示すタイムチャート。 同じく、比較例につき3本のインジェクタによる水素ガス流量の挙動を示すタイムチャート。
[第1実施態]
以下、本発明における燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図1に、この実施形態の燃料ガス流量制御装置を含む燃料電池システム1を概略構成図により示す。この燃料電池システム1は、電動車両に搭載され、その駆動用のモータに電力を供給するために使用される。燃料電池システム1は、燃料電池2を備え、燃料電池2のアノード側には、水素タンク3、複数の燃料ガス流量調節手段としての4本のインジェクタ4,5,6,7、エジェクタ8、水素ポンプ9及び三方弁10が設けられる。4本のインジェクタ4〜7は、水素タンク3から燃料電池2へ燃料ガスとしての水素ガスを供給するための燃料ガス供給通路としての水素ガス供給通路11にて並列に設けられる。これらインジェクタ4〜7は、相互に同じ構成を備え、水素ガスの噴射流量を調節可能な範囲も相互に同じとなっている。エジェクタ8は、4本のインジェクタ4〜7の下流側にて水素ガス供給通路11に設けられる。水素ポンプ9及び三方弁10は、燃料電池2からエジェクタ8へ燃料オフガスとしての水素オフガスを循環させる燃料オフガス循環通路12に設けられる。燃料電池2で生成した電力は、インバータ(図示略)を介してモータ(図示略)に供給されるようになっている。このモータは、別途の指令に基づいて制御されるようになっている。
水素タンク3に貯留された水素ガスは、水素ガス供給通路11を通り、各インジェクタ4〜7及びエジェクタ8を介して燃料電池2に供給される。燃料電池2に供給された水素ガスは、同電池2にて発電に使用された後、同電池2から燃料オフガス循環通路12へ排出される。排出された水素オフガスは、三方弁10の切り替えにより、水素ポンプ9へ供給可能に構成される。水素ポンプ9へ供給された水素オフガスは、同ポンプ9によりエジェクタ8へ吐出され、エジェクタ8を流れる水素ガスと混合されて燃料電池2へ循環する。
一方、燃料電池2のカソード側には、酸化剤ガスとしての空気が、エアコンプレッサ(図示略)等により供給されるようになっている。燃料電池2に供給された空気は、同電池2にて発電に使用された後、空気オフガスとして燃料電池2から排出されるようになっている。
この実施形態で、燃料電池システム1は、本発明の制御手段としてのコントローラ20を備える。このコントローラ20は、エジェクタ8に供給される水素ガスの流量を制御するために4本のインジェクタ4〜7を制御するように構成される。コントローラ20には、燃料電池2から、その電圧値及び電流値がデータとして入力されるようになっている。また、コントローラ20には、電動車両の運転に係る指令がデータとして入力されるようになっている。コントローラ20は、中央処理装置(CPU)及びメモリを備え、燃料電池2へ供給する水素ガス流量を制御するために、メモリに記憶された所定の制御プログラムに基づいて各インジェクタ4〜7を制御するようになっている。
次に、燃料電池2に供給される水素ガスの流量を制御するためにコントローラ20が実行する制御内容について説明する。図2に、この制御プログラムをフローチャートにより示す。
水素ガスの供給が開始され、処理がこのルーチンへ移行すると、ステップ100で、コントローラ20は、燃料電池2へ供給すべき水素ガスの必要流量Qrが、インジェクタ4〜7の1本当たりの最大流量Q1maxよりも多いか否かを判断する。コントローラ20は、この判断を、燃料電池2の電圧値及び電流値を参照することにより行う。この判断結果が否定となる場合、コントローラ20は、処理をステップ190へ移行する。この判断結果が肯定となる場合、コントローラ20は、処理をステップ110へ移行する。
ステップ110では、コントローラ20は、必要流量Qrの水素ガスを確保するためにインジェクタ4〜7を必要本数だけ作動させる。例えば、2本、3本又は4本のインジェクタ4〜7を同時に作動させる。この実施形態で、コントローラ20は、各インジェクタ4〜7をデューティ制御により作動させる。
次に、ステップ120で、コントローラ20は、停止中のインジェクタ4〜7があるか否かを判断する。例えば、4本全てのインジェクタ4〜7を作動させる場合は、この判断結果が否定となり、それ以外の本数のインジェクタ4〜7を作動させる場合は、この判断結果が肯定となる。
ステップ120の判断結果が否定となる場合は、コントローラ20は、ステップ130で、水素ガスの供給停止指令が有るか否かを判断する。この判断結果が否定となる場合、コントローラ20は、ステップ140で、4本全てのインジェクタ4〜7を変更なく連続作動させた後、処理をステップ130へ戻る。一方、この判断結果が肯定となる場合、ステップ150で、コントローラ20は、作動中のインジェクタ4〜7の作動を停止させた後、その後の処理を一旦終了する。
ステップ120の判断結果が肯定となる場合は、コントローラ20は、ステップ160で、インジェクタ4〜7の1本当たりの作動回数(実回数)Ntoが所定の規定回数N1よりも多いか否かを判断する。この判断結果が否定となる場合、コントローラ20は、処理をステップ120へ戻る。一方、この判断結果が肯定となる場合、コントローラ20は、処理をステップ170へ移行する。
そして、ステップ170で、コントローラ20は、燃料電池2への水素ガスの供給停止指令があるか否かを判断する。この判断結果が肯定となる場合、コントローラ20は、ステップ150で、作動中のインジェクタ4〜7の作動を停止させた後、その後処理を一旦終了する。一方、この判断結果が否定となる場合、ステップ180で、コントローラ20は、作動させるインジェクタ4〜7を停止中のインジェクタ4〜7と交替させた後、処理をステップ160へ戻る。
一方、ステップ100から移行してステップ190では、コントローラ20は、4本のインジェクタ4〜7のうちの1本を作動させる。
次に、ステップ200で、コントローラ20は、インジェクタ4〜7の1本当たりの作動回数(実回数)Ntoが所定の規定回数N1よりも多くなるのを待ってステップ210へ移行する。
ステップ210では、コントローラ20は、燃料電池2への水素ガスの供給停止指令が有るか否かを判断する。この判断結果が肯定となる場合、コントローラ20は、ステップ150で、作動中のインジェクタ4〜7の作動を停止させた後、その後処理を一旦終了する。一方、この判断結果が否定となる場合、コントローラ20は、ステップ220で、4本のインジェクタ4〜7のうち作動させる1本を順次ローテーションさせた後、処理をステップ200へ戻る。
ステップ220のローテーションの方法として、例えば、図3に示すように、No.1〜No.4の4本のインジェクタにつき、一定の規定回数N1毎に、作動させるインジェクタを連続的にずらすことができる。図3には、No.1〜No.4の4本のインジェクタの作動方法をタイムチャートにより示す。
以上説明したこの実施形態の燃料ガス流量制御装置によれば、燃料電池2へ必要流量Qrだけ水素ガスを供給するために、水素ガス供給通路11に並列に設けられた4本のインジェクタ4〜7のうち必要本数のインジェクタ4〜7がコントローラ20により制御される。従って、下は1本のインジェクタ4〜7により調節される水素料ガス流量から、上は4本全部のインジェクタ4〜7により調節される水素ガス流量までの範囲で、燃料電池2に供給される水素ガスの供給量が調節可能となる。詳しくは、燃料電池2に対する水素ガスの必要流量Qrが1本当たりの最大流量Q1maxより少ない小流量となるときは、1本のインジェクタ4〜7がコントローラ20により制御されることで、1本のインジェクタ4〜7による調節可能な範囲内で水素ガス流量が調節される。また、燃料電池2に対する水素ガスの必要流量Qrが最大流量Q1maxを超えたときは、別のインジェクタ4〜7が、必要流量Qrに応じた本数だけコントローラ20により制御されることで、2本以上のインジェクタ4〜7による調節可能な範囲内で水素ガス流量が調節される。このため、燃料電池2に供給される水素ガスの流量制御範囲を小流量域から大流量域まで広範囲に設定して制御することができる。
また、この実施形態では、インジェクタ4〜7の1本当たりの作動回数Ntoが規定回数N1を超えたときに、使用中の少なくとも1本のインジェクタ4〜7を停止させ、代わりに残りの停止中の少なくとも1本のインジェクタ4〜7を作動させるように4本のインジェクタ4〜7がコントローラ20により制御される。換言すると、4本のインジェクタ4〜7のうち1本を使う場合に、4本のインジェクタ4〜7が順次1本ずつ作動することとなる。従って、4本のインジェクタ4〜7それぞれの使用頻度がほぼ均等化される。この結果、4本のインジェクタ4〜7それぞれの耐用寿命を延ばすことができる。
この実施形態では、4本のインジェクタ4〜7の水素ガスの調節可能流量が互いに同じであることから、4本のインジェクタ4〜7に同じ規格品を使用することが可能となる。このため、装置を構成する部品の種類数を減らすことができ、コスト低減を図ることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明における燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明において、前記第1実施形態と同等の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明するものとする。
この実施形態では、コントローラ20が実行する制御プログラムの内容の点で第1実施形態と構成が異なる。図4に、この実施形態で、コントローラ20が実行する制御プログラムをフローチャートにより示す。この実施形態では、第1実施形態の図2に示すフローチャートと比べて、ステップ100とステップ120との間の処理内容の点で異なる。すなわち、第1実施形態では、ステップ110で、燃料電池2へ供給すべき水素ガスの必要流量Qrを確保するために、4本のインジェクタ4〜7を必要本数だけそれぞれデューティ制御した。これに対し、本実施形態では、図4に示すように、ステップ110とステップ120の間で、ステップ111〜ステップ115の処理を実行する。
詳しくは、ステップ100から移行してステップ111では、コントローラ20は、必要流量Qrが、1本のインジェクタ4〜7による最大流量Q1maxよりも大きく、かつ、2本のインジェクタ4〜7による最大流量Q2maxよりも少ないか否かを判断する。この判断結果が否定となる場合、コントローラ20は、処理をステップ113へ移行する。一方、この判断結果が肯定となる場合、コントローラ20は、ステップ112で、2本のインジェクタ4〜7を使うものとし、そのうち1本のインジェクタ4〜7を全開に制御し、他の1本のインジェクタ4〜7をデューティ制御により作動させる。その後、コントローラ20は、処理をステップ120へ移行する。すなわち、ステップ112では、図5に示すように、1本のインジェクタ4〜7を全開に制御することにより、1本のインジェクタ4〜7による最大流量Q1maxの分の水素ガス流量を確保すると共に、残りの1本分の最大流量Q1maxに満たない水素ガス流量は、他の1本のインジェクタ4〜7をデューティ制御することで確保するのである。図5には、このステップ112の処理の結果得られる水素ガス流量の挙動をタイムチャートにより示す。
ステップ111から移行してステップ113では、コントローラ20は、必要流量Qrが、2本のインジェクタ4〜7による最大流量Q2maxよりも大きく、かつ、3本のインジェクタ4〜7による最大流量Q3maxよりも少ないか否かを判断する。この判断結果が肯定となる場合、コントローラ20は、ステップ114で、3本のインジェクタ4〜7を使うものとし、そのうち2本のインジェクタ4〜7を全開に制御し、残りの1本のインジェクタ4〜7をデューティ制御により作動させる。その後、コントローラ20は、処理をステップ120へ移行する。すなわち、ステップ114では、2本のインジェクタ4〜7を全開に制御することにより、2本のインジェクタ4〜7による最大流量Q2maxの分の水素ガス流量を確保すると共に、残りの1本分の最大流量Q1maxに満たない水素ガス流量は、他の1本のインジェクタ4〜7をデューティ制御することで確保するようにしている。
一方、ステップ113の判断結果が否定となる場合は、コントローラ20は、処理をステップ115へ移行し、4本全てのインジェクタ4〜7を使うものとし、そのうち3本のインジェクタ4〜7を全開に制御し、残りの1本のインジェクタ4〜7をデューティ制御により作動させる。その後、コントローラ20は、処理をステップ120へ移行する。すなわち、ステップ115では、3本のインジェクタ4〜7を全開に制御することにより、3本のインジェクタ4〜7による最大流量Q3maxの分の水素ガス流量を確保すると共に、残りの1本分の最大流量Q1maxに満たない水素ガス流量は、他の1本のインジェクタ4〜7をデューティ制御することで確保するようにしている。
従って、この実施形態の燃料ガス流量制御装置によれば、燃料電池2に供給すべき水素ガスの必要流量Qrが、1本のインジェクタ4〜7による最大流量Q1maxよりも大きく、かつ、2本のインジェクタ4〜7による最大流量Q2maxよりも少ない場合は、2本のインジェクタ4〜7のうち1本のインジェクタ4〜7を全開に制御し、他の1本のインジェクタ4〜7をデューティ制御により作動させる。また、水素ガスの必要流量Qrが、2本のインジェクタ4〜7による最大流量Q2maxよりも大きく、かつ、3本のインジェクタ4〜7による最大流量Q3maxよりも少ない場合は、3本のインジェクタ4〜7のうち2本のインジェクタ4〜7を全開に制御し、他の1本のインジェクタ4〜7をデューティ制御により作動させる。更に、水素ガスの必要流量Qrが、3本のインジェクタ4〜7による最大流量Q3maxよりも多い場合は、4本のインジェクタ4〜7のうち3本のインジェクタ4〜7を全開に制御し、他の1本のインジェクタ4〜7をデューティ制御により作動させるようにしている。このため、燃料電池2に必要流量Qrの水素ガスを供給するために、図5に示すように、デューティ制御する1本のインジェクタ4〜7を除いて、他のインジェクタ4〜7を全開に制御することで、必要流量Qrの大半を一定流量で供給することとなり、水素ガスの圧力脈動を低減させることができる。この効果は、図6のタイムチャートと比較することで明らかである。すなわち、図6は、必要流量Qrの水素ガスを燃料電池に供給するために複数のインジェクタを全て同期させてデューティ制御した「比較例」の水素ガス流量の挙動をタイムチャートにより示す。図5及び図6から明らかなように、本実施形態(図5)の水素ガス流量の挙動は、比較例(図6)のそれと比べて圧力脈動の振幅が小さいことが分かる。
また、この実施形態では、制御される4本のインジェクタ4〜7のうち、1本を除く他のインジェクタ4〜7を全開に制御することから、全てのインジェクタをデューティ制御する場合に比べて、インジェクタ4〜7の作動回数を低減させることができ、インジェクタ4〜7の耐用寿命を延ばすことができる。更に、インジェクタ4〜7の作動回数を低減できることから、作動音の発生を抑制することができ、装置の静粛化を図ることができる。その他の作用効果は、基本的に第1実施形態のそれと同じである。
[第3実施形態]
次に、本発明における燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置を具体化した第3実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図7に、この実施形態の燃料ガス流量制御装置を含む燃料電池システム21を概略構成図により示す。この実施形態では、水素ガス供給通路11に3本のインジェクタ22,23,24が並列に設けられており、それら3本のインジェクタ22〜24の、水素ガスの調節可能流量が相互に異なり、各インジェクタ22〜24の上流側の水素ガス供給通路11にレギュレータ25が設けられる点で、第1実施形態及び第2実施形態と構成が異なる。3本のインジェクタ22〜24のうち、第1インジェクタ22は小流量用(アイドリング用)であり、第2インジェクタ23は中流量用であり、第3インジェクタ24は大流量用である。例えば、第1インジェクタ22の最大流量Q1maxを基準にすると、第2インジェクタ23は、最大流量Q1maxの2倍の最大流量Q2maxを備え、第3インジェクタ24は、最大流量Q1maxの3倍の最大流量Q3maxを備える。また、レギュレータ25は、調節可能流量の異なる各インジェクタ22〜24に供給される水素ガスの圧力を均一に調整するようになっている。
次に、燃料電池2に供給する水素ガスの流量を制御するためにコントローラ20が実行する制御内容について説明する。図8に、この制御プログラムをフローチャートにより示す。
水素ガスの供給が開始され、処理がこのルーチンへ移行すると、ステップ300で、コントローラ20は、燃料電池2へ供給すべき水素ガスの必要流量Qrが所定流量Q1より少ないか否か、すなわち、電動車両のアイドリング時に必要な小流量か否かを判断する。この判断結果が否定となる場合、コントローラ20は処理をステップ380へ移行する。一方、この判断結果が肯定となる場合、コントローラ20は処理をステップ310へ移行する。
ステップ310で、コントローラ20は、小流量用の第1インジェクタ22を選択する。続いて、ステップ320で、コントローラ20は、必要流量Qrが、第1インジェクタ22の最大流量Q1maxか否かを判断する。この判断結果が肯定となる場合、最大流量Q1maxを確保するために、コントローラ20は、ステップ330で、第1インジェクタ22を全開で保持し、処理をステップ350へ移行する。一方、この判断結果が否定となる場合、必要流量Qrを確保するために、コントローラ20は、ステップ340で、第1インジェクタ22をデューティ制御し、処理をステップ350へ移行する。
ステップ330又はステップ340から移行してステップ350では、コントローラ20は、必要流量Qrに変更が有るか否かを判断する。この判断結果が肯定となる場合、コントローラ20は、処理をステップ300へ戻る。一方、この判断結果が否定となる場合、コントローラ20は、ステップ360で、水素ガスの供給停止指令が有るか否かを判断する。この判断結果が否定となる場合、コントローラ20は、処理をステップ350へ戻る。一方、この判断結果が肯定となる場合、コントローラ20は、ステップ370で、その第1インジェクタ22の作動を停止させ、その後の処理を一旦終了する。
一方、ステップ300から移行してステップ380では、コントローラ20は、燃料電池2へ供給すべき水素ガスの必要流量Qrが所定流量Q1より多く所定流量Q2より少ないか否か、すなわち、電動車両の通常走行時に必要な中流量か否かを判断する。この判断結果が否定となる場合、コントローラ20は処理をステップ430へ移行する。一方、この判断結果が肯定となる場合、コントローラ20は処理をステップ390へ移行する。
ステップ390で、コントローラ20は、中流量用の第2インジェクタ23を選択する。続いて、ステップ400で、コントローラ20は、必要流量Qrが、第2インジェクタ23の最大流量Q2maxか否かを判断する。この判断結果が肯定となる場合、最大流量Q2maxを確保するために、コントローラ20は、ステップ410で、第2インジェクタ23を全開で保持し、処理をステップ350へ移行し、上記したと同様にステップ350からステップ370の処理を実行する。一方、この判断結果が否定となる場合、必要流量Qrを確保するために、コントローラ20は、ステップ420で、第2インジェクタ23をデューティ制御し、処理をステップ350へ移行し、上記したと同様にステップ350からステップ370の処理を実行する。
一方、ステップ380から移行してステップ430で、コントローラ20は、電動車両の高負荷走行時であるとして、大流量用の第3インジェクタ24を選択する。続いて、ステップ440で、コントローラ20は、必要流量Qrが、第3インジェクタ24の最大流量Q3maxか否かを判断する。この判断結果が肯定となる場合、最大流量Q3maxを確保するために、コントローラ20は、ステップ450で、第3インジェクタ24を全開で保持し、処理をステップ350へ移行し、上記したと同様にステップ350からステップ370の処理を実行する。一方、この判断結果が否定となる場合、必要流量Qrを確保するために、コントローラ20は、ステップ460で、第3インジェクタ24をデューティ制御し、処理をステップ350へ移行し、上記したと同様にステップ350からステップ370の処理を実行する。
以上説明したこの実施形態の燃料ガス流量制御装置によれば、コントローラ20は、電動車両の運転状態に応じた必要流量Qrを確保するためにインジェクタ22〜24を選択する。そして、水素ガスの必要流量Qrが、第1〜第3のインジェクタ22〜24の最大流量Q1max,Q2max,Q3maxに相当するときは、対応するインジェクタ22〜24を全開に保持するようにしている。このため、各インジェクタ22〜24の作動回数を低減することができ、各インジェクタ22〜24の作動音を低減することができる。この結果、装置としての静粛化を図ることができる。
この実施形態では、電動車両で多く占める制御パターン(例えば「小流量用」、「中流量用」及び「大流量用」)に合った大きさのインジェクタ22〜24を搭載している。そして、例えば、電動車両のアイドリング時のインジェクタの作動音は、特にドライバーに聞こえ易いことから、小型の第1インジェクタ22をアイドリング時専用に使用することで、その作動音(騒音)の発生を低減することができる。また、小型な第1インジェクタ22は他のインジェクタ23,24と比べて水素ガスの調節可能流量が少ないことから、第1インジェクタ22を、他のインジェクタ23,24を使用した流量調節領域における水素ガスの調節に際して、微細流量を補うために使うことができる。このため、精密に燃料ガス流量を調節することができる。
また、この実施形態では、水素ガス流量の調節を、リニアな調節から、各インジェクタ22〜24の大きさに応じて段階的にパターン化することにより、インジェクタのサイズ選定、組み合わせ制御を容易化及び簡素化することができる。
更に、この実施形態では、3本のインジェクタ22〜24の水素ガスの調節可能流量が互いに異なる。従って、この実施形態のように、小流量用の第1インジェクタ22を基準として、それよりも大きい規格の中流量用の第2インジェクタ23、それよりも大きい規格の大流量用の第3インジェクタ24を使用することで、同じ規格のインジェクタ4〜7を複数使用する第1及び第2の実施形態の場合に比べて、インジェクタ22〜24の使用本数を4本から3本に減らすことが可能となる。この意味で、装置を構成する部品点数を減らすことができ、装置の簡略化を図ることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明における燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置を具体化した第4実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態では、前記第1実施形態における図2のフローチャートのステップ110の処理内容をより具体化するものとする。ここで、複数のインジェクタ4〜7を同時にデューティ制御する場合に、複数のインジェクタ4〜9の作動周期(周期的にオンさせて燃料ガスを噴射させるタイミング(噴射周期))を同じ位相で制御することが考えられるが、複数のインジェクタ4〜9の噴射周期を相互に位相をずらしながら制御することができる。例えば、図9には、No.1〜No.3の3本のインジェクタの噴射周期を相互に位相をずらしながらデューティ制御する場合につき、各インジェクタのオンタイミングの違いをタイムチャートにより示す。図9から分かるように、この実施形態では、No.1〜No.3の3本のインジェクタを同じ噴射周期でデューティ制御すると共に、1本のインジェクタの1つの噴射周期が経過する間に、他の2本のインジェクタの噴射周期の位相を同じ間隔で順次ずらしながら制御するようにしている。同様に、4本のインジェクタの噴射周期を相互に位相をずらしながらデューティ制御することもできる。
従って、この実施形態では、複数のインジェクタ4〜7を同時にデューティ制御する場合に、それらインジェクタの噴射周期を相互に位相をずらすので、複数のインジェクタ4〜7それぞれからの水素ガス流量の脈動が相互に相殺するかたちで作用し合うこととなる。このため、エジェクタ8から燃料電池2へ流れる合計の水素ガス流量の脈動レベルを低減させることができる。ここで、図10には、一例として、図5に示す制御の結果得られる水素ガス流量の挙動をタイムチャートにより示す。図10に示すように、No.1〜No.3の3本のインジェクタによる水素ガス流量の脈動が相互にずれることとなり、3本のインジェクタからの水素ガス流量の合計の脈動レベルが低減することが分かる。この効果は、図11に示す比較例のタイムチャートと比較することで明らかである。図11には、No.1〜No.3の3本のインジェクタの噴射周期の位相を相互に同じくした場合の水素ガス流量の挙動をタイムチャートにより示す。図11に示すように、この比較例では、3本のインジェクタからの水素ガス流量の脈動の位相が相互に重なるので、3本のインジェクタからの水素ガス流量の合計の脈動レベルが格段に増大することが分かる。
この実施形態では、上記のように複数のインジェクタ4〜7からの水素ガス流量の合計の脈動レベルを低減できるので、水素ガスの圧力管理幅を小さくすることにより、水素ガス流量の制御性、異常の検出精度をそれぞれ向上させることができる。また、燃料電池2に供給される水素ガス流量の脈動レベルを低減することができ、複数のインジェクタ4〜7の挙動による共振を低減することができ、振動騒音を低減することができる。
[第5実施形態]
次に、本発明における燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置を具体化した第5実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態では、前記第4実施形態の制御内容の変形例について説明する。この実施形態では、複数のインジェクタ4〜7を同時にデューティ制御する場合に、複数のインジェクタ4〜7のうち2つを一組として、各組を構成するインジェクタ4〜7を同じ噴射周期で、かつ、同じ位相でデューティ制御すると共に、各組の噴射周期の位相を順次ずらしながら制御するようにしている。例えば、図12には、No.1〜No.4の4本のインジェクタのうちNo.1とNo.2のインジェクタを一組とし、No.3とNo.4のインジェクタを他の一組として、それら2つの組の噴射周期の位相を相互にずらしながらデューティ制御する場合につき、各インジェクタのオンタイミングの違いをタイムチャートにより示す。図12から分かるように、この実施形態では、各組を構成する2本のインジェクタを同じ噴射周期で、かつ、同じ位相でデューティ制御すると共に、一方の組の噴射周期の位相に対し、他方の組の噴射周期の位相を半周期分だけずらして制御している。
従って、この実施形態では、4本のインジェクタ4〜7を同時にデューティ制御する場合に、それら4本のインジェクタ4〜7のうち2つ一組ずつ相互に噴射周期の位相を半周期だけずらすので、両組のインジェクタ4〜7からの水素ガス流量の脈動が両組相互に相殺するかたちで作用し合うこととなる。このため、エジェクタ8から燃料電池2へ流れる合計の水素ガス流量の脈動レベルを低減させることができる。ここで、図13には、一例として、図12に示す制御の結果得られる水素ガス流量の挙動をタイムチャートにより示す。図13に示すように、No.1〜No.4の4本のインジェクタによる水素ガス流量の脈動の位相が2つの組の間で相互にずれることから、4本のインジェクタからの水素ガス流量の合計の脈動レベルが低減することが分かる。この効果は、図14に示す比較例のタイムチャートと比較することで明らかである。図14には、No.1〜No.4の4本のインジェクタの噴射周期の位相を相互に同じとした場合につき、水素ガス流量の挙動をタイムチャートにより示す。図14に示すように、この比較例では、4本のインジェクタからの水素ガス流量の脈動の位相が相互にずれることなく重なるので、4本のインジェクタからの水素ガス流量の合計の脈動レベルが、図13のそれに比べて格段に増大することが分かる。
この実施形態では、上記のように複数のインジェクタ4〜7からの水素ガス流量の合計の脈動レベルを低減できるので、水素ガスの圧力管理幅を小さくすることにより、水素ガス流量の制御性、異常の検出精度をそれぞれ向上させることができる。また、燃料電池2への水素ガス流量の脈動レベルを低減することができ、複数のインジェクタ4〜7の挙動による共振を低減することができ、振動騒音を低減することができる。
[第6実施形態]
次に、本発明における燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置を具体化した第6実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態では、前記第4実施形態の制御内容の変形例について説明する。ここで、複数のインジェクタ4〜7を同時にデューティ制御する場合に、複数のインジェクタ4〜7の噴射周期を相互に位相をずらして制御するようにしている。例えば、図15には、No.1〜No.3の3本のインジェクタの噴射周期を相互に位相をずらしながらデューティ制御する場合につき、各インジェクタのオンタイミングの違いをタイムチャートにより示す。図15から分かるように、この実施形態では、各インジェクタの駆動周波数を第4実施形態のそれよりも小さくしてデューティ制御する点で、第4実施形態と構成が異なる。
従って、この実施形態では、複数のインジェクタ4〜7を同時にデューティ制御する場合に、それらのインジェクタ4〜7の噴射周期を相互に位相をずらし、かつ、駆動周波数を小さくしているので、エジェクタ8から燃料電池2への水素ガス流量の脈動レベルを維持したままで、脈動の周波数を小さくすることができる。ここで、図16には、一例として、図15に示す制御の結果得られる水素ガス流量の挙動をタイムチャートにより示す。図16に示すように、No.1〜No.3の3本のインジェクタによる水素ガス流量の脈動が相互にずれることから、3本のインジェクタからの水素ガス流量の合計の脈動の周波数は高くなるものの、その脈動レベルを格段に低減できることが分かる。この効果は、図17に示す比較例のタイムチャートと比較することで明らかである。図17には、No.1〜No.3の3本のインジェクタの噴射周期の位相を相互に同じとし、かつ、インジェクタの駆動周波数を小さくしていない場合の水素ガス流量の挙動をタイムチャートにより示す。図17に示すように、この比較例では、3本のインジェクタからの水素ガス流量の脈動の位相が相互に重なるので、3本のインジェクタからの水素ガス流量の合計の脈動の周波数を維持したまま、その脈動レベルが、図16のそれに比べて格段に大きいことが分かる。
この実施形態では、上記のように複数のインジェクタ4〜7からの水素ガス流量の合計の脈動の周波数を低下できるので、1本のインジェクタ4〜7当たりの作動回数が低減し、その意味で各インジェクタ4〜7の耐用寿命を向上させることができる。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜に変更して実施することもできる。
例えば、前記第4実施形態の構成的特徴と、前記第6実施形態の構成的特徴を互いに組み合わせて実施することもできる。
この発明は、燃料電池を備えた燃料電池システムであって、例えば、電動車両に搭載される燃料電池システムに適用することができる。
1 燃料電池システム
2 燃料電池
4 インジェクタ(燃料ガス流量調節手段)
5 インジェクタ(燃料ガス流量調節手段)
6 インジェクタ(燃料ガス流量調節手段)
7 インジェクタ(燃料ガス流量調節手段)
11 水素ガス供給通路(燃料ガス供給通路)
20 コントローラ(制御手段)
21 燃料電池システム
22 第1インジェクタ(燃料ガス流量調節手段)
23 第2インジェクタ(燃料ガス流量調節手段)
24 第3インジェクタ(燃料ガス流量調節手段)
Qr 必要流量
Nto 1本当たりの作動回数
N1 規定回数

Claims (8)

  1. 燃料電池システムを構成する燃料電池へ供給される燃料ガスの流量を制御する燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置であって、
    前記燃料電池に前記燃料ガスを供給するための燃料ガス供給通路と、
    前記燃料ガス供給通路に並列に設けられ、前記燃料ガスの流量を所定範囲で調節可能に構成された複数の燃料ガス流量調節手段と、
    前記燃料電池へ必要流量だけ前記燃料ガスを供給するために、前記複数の燃料ガス流量調節手段のうち必要な数の燃料ガス流量調節手段だけ制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記燃料ガスの必要流量が所定の小流量となるときは、1つの燃料ガス流量調節手段を制御することにより前記燃料ガスの流量調節を行い、前記必要流量が前記1つの燃料ガス流量調節手段による最大流量を超えたときは、別の少なくとも1つの燃料ガス流量調節手段を併せて制御することにより燃料ガスの流量調節を行うことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置。
  3. 前記制御手段は、燃料ガス流量調節手段1つ当たりの作動回数が規定回数を超えたときに、前記使用中の少なくとも1つの燃料ガス流量調節手段を停止させ、代わりに残りの停止中の少なくとも1つの燃料ガス流量調節手段を作動させるように前記複数の燃料ガス流量調節手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記複数の燃料ガス流量調節手段を同時に制御する場合に、前記複数の燃料ガス流量調節手段を同じ作動周期で、かつ、個々の燃料ガス流量調節手段の作動周期の位相を順次ずらしながらデューティ制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記複数の燃料ガス流量調節手段を同時に制御する場合に、前記複数の燃料ガス流量調節手段を少なくとも2つを一組として複数の組に分け、各組を構成する燃料ガス流量調節手段を同じ作動周期で、かつ、同じ位相でデューティ制御すると共に、前記各組の作動周期の位相を順次ずらすことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置。
  6. 前記複数の燃料ガス流量調節手段の調節可能流量が互いに同じであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに記載の燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置。
  7. 前記複数の燃料ガス流量調節手段の調節可能流量が互いに異なることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記複数の燃料ガス流量調節手段を順次1つずつ作動させることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一つに記載の燃料電池システムの燃料ガス流量制御装置。
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