JP2010266301A - 原子炉内におけるボルトの撤去方法およびその装置 - Google Patents

原子炉内におけるボルトの撤去方法およびその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010266301A
JP2010266301A JP2009117146A JP2009117146A JP2010266301A JP 2010266301 A JP2010266301 A JP 2010266301A JP 2009117146 A JP2009117146 A JP 2009117146A JP 2009117146 A JP2009117146 A JP 2009117146A JP 2010266301 A JP2010266301 A JP 2010266301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge machining
electric discharge
bolt
electrode
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009117146A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5028446B2 (ja
Inventor
Junichi Yabe
淳一 矢部
Taiyoku Nomura
大翼 野村
Hiroshi Muto
寛 武藤
Yasuharu Hosono
康晴 細野
Yoshitomo Takahashi
良知 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi GE Nuclear Energy Ltd filed Critical Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority to JP2009117146A priority Critical patent/JP5028446B2/ja
Publication of JP2010266301A publication Critical patent/JP2010266301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5028446B2 publication Critical patent/JP5028446B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)

Abstract

【課題】原子炉内で使用されたボルトを、ボルトの緩め可能か否かを問わず、撤去可能とする。
【解決手段】原子炉内の水中に存在する位置決めボルト10が螺合する雌ネジの径より大きな径を有する中実円柱形状の放電加工用電極15と、前記放電加工用電極15を前記電極の円柱形状中心軸延長方向へ移動自在とする前後駆動手段19と、前記放電加工用電極15を前記円柱形状中心軸の周りに回転させるモータ26とを備えて遠隔操作自在な放電加工装置40と、前記水中のディフューザ8の上端に固定されて前記放電加工装置40の上下左右方向の位置を調整する位置決め装置39とを備えた原子炉内におけるボルトの撤去装置。
【選択図】 図5

Description

本発明は、原子力発電プラントにおける原子炉内の構造物に装備されたボルトの撤去技術に係り、特に、ボルトの損傷等により、緩めてこれを撤去することが困難、または困難と推定されるボルトに対する撤去作業に好適な技術に関する。
近年、既設の原子力発電プラントの使用期間の延長等を目的に、原子炉内の構造物に予防保全あるいは事後保全技術が多数適用され、その工事が推進されている。
原子炉内の構造物の一つにジェットポンプが存在している。そのジェットポンプには、ジェットポンプのインレットミキサの据付に際して位置を決めに用いる位置決めボルトが存在する。その位置決めボルトは、ジェットポンプのライザー管に固定されているライザーブラケットにねじ込まれている。
その位置決めボルトが損傷したり、既存の位置決めボルトに代えて、特開2000−193785号公報に掲載された補助くさびを用いた位置決め手段を採用したい場合には、既存の位置決めボルトを撤去する必要がある。
原子炉内の構造物は高放射線量および高放射能濃度を有しており、人が接近して撤去作業をすることが不可能なため、その作業環境は、原子炉とその上部に構成される原子炉ウェル内に純水を満水にはって、原子炉内の構造物からの放射線や放射性物質をさえぎり、その水面の上方から作業台車を用い水深約25m下の位置決めボルトをねらった高度な遠隔・水中作業が要求される。
その位置決めボルトを撤去するに際して、その位置決めボルトが健全である場合には、その位置決めボルトを遠隔操作で緩めて引き抜くことが行われる。位置決めボルトが相手側の雌ネジに噛んで緩めることができない場合には、一例として、放電加工装置の中空円筒状の電極でネジを溶融除去する方法と装置が特許文献1によって知られている。
特開2001−51092号公報
しかしながら、従来技術で雄ネジと雌ネジとが噛んで緩めることができない場合に、放電加工装置の中空円筒状の電極によるネジを溶融除去する方法と装置を位置決めボルトに適用した場合、中空円筒形状の放電加工電極の内面と加工対象である位置決めボルトがその内面で接触しない様に、高精度の位置決めが必要である上、位置決めボルトが損傷等でガタついた状態にあったり、位置決めボルトに曲がりがあった場合は対応できない。
したがって、位置決めボルトを撤去するに際して、ライザーブラケットの雌ネジに位置決めボルトの雄ネジ部が噛んだり、位置決めボルトが曲がる、あるいはガタ付きのある状態など、多様な位置決めボルトの損傷等に対応して位置決めボルトを撤去するに好適な技術は確立されていなかった。
本発明の目的は、放電加工装置を用いての原子炉内におけるボルトの撤去に関し、多様な位置決めボルトの損傷等に対応できる方法およびその装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、放電加工装置によって原子炉内のボルトの雄ネジと、その雄ネジと螺合し合う雌ネジとを遠隔操作によって加工除去する方法において、前記放電加工装置の放電加工用電極として前記雌ネジの径より大きな径を有する中実円柱形状の電極を用い、その電極をその円柱中心軸周りに回転および前記中心軸方向に進めることにより、前記ボルトの先端から前記雌ネジに螺合している領域の前記ボルト自身全体と、前記ボルトが螺合している雌ネジ部分を放電加工除去する原子炉内におけるボルトの撤去方法が採用される。
その撤去方法を実施するために、本発明は、原子炉内の水中に存在する撤去対象のボルトが螺合する雌ネジの径より大きな径を有する中実円柱形状の放電加工用電極と、前記放電加工用電極を前記電極の円柱形状中心軸延長方向へ移動自在とする駆動手段と、前記放電加工用電極を前記円柱形状中心軸の周りに回転させる駆動手段とを備え、遠隔操作自在な放電加工装置と、前記水中の構造物に固定されて前記放電加工装置の位置を調整する位置決め装置とを備えた原子炉内におけるボルトの撤去装置を提供する。
本発明は、放電加工によって、螺合しあう雌ネジと雄ネジと雄ネジが切られたボルト自身とを中実円柱状の電極で同時に除去して、撤去対象のボルトが如何様な損傷状態であっても効率よくボルト撤去作業が成し遂げられるという効果を奏する。
本発明の実施列に係る原子炉内におけるボルトの撤去方法の実施状況を示す原子炉内の縦断面とその周辺の構成を示す全体図である。 図1における原子炉内のジェットポンプの説明図にして、(a)図は分解前のジェットポンプの全体立面図であり、(b)図はA部の拡大詳細図であり、(c)図はB−B矢視断面図である。 本発明の実施列に係る位置決めボルト部分の説明図にして、(a)図はその縦断面図であり、(b)図は(a)図の右側面図である。 本発明の実施例に係る放電加工用電極と位置決めボルトの上下位置関係を示す説明図である。 本発明の実施列に係るボルト撤去に用いる加工装置を示す図にして、(a)図はその上平面図であり、(b)図はその装置側面から立面図であり、(c)図は(b)図右側から見た正面立面図である。 本発明の実施例に係る位置決め装置を示す図にして、(a)図はその上平面図であり、(b)図はその装置側面から立面図であり、(c)図は(b)図右側から見た正面立面図である。 本発明の実施列に係るボルト撤去に用いる加工装置の放電加工装置部分の説明図にして、(a)図はその上平面図であり、(b)図はその装置側面から立面図であり、(c)図は(b)図右側から見た正面立面図である。 本発明の実施例に係る磨き装置を示す図にして、(a)図はその装置側面から見た立面図であり、(b)図は(a)図の右側から見た装置正面の立面図である。
以下に本発明の実施例を説明する。
既設の原子力発電プラントでは、安全運転の維持・継続および将来的なプラント運転の長寿命化を目的に、特に原子炉内の構造物を中心に材料対策および構造物の強度等の健全化を念頭に大型の予防保全あるいは事後保全技術が多数適用され、その工事が急速に推進されている。
図1に原子炉内構造物1の保全技術工事の作業環境を示す。原子力発電プラントの原子炉建屋内には、原子炉2と呼称されている原子炉圧力容器が格納されている。その原子炉2は原子炉建屋の運転階床55に設けられている原子炉ウェル3と呼称されるプールに上部が開放できるように配備されている。原子炉運転時にはその開放部は上部蓋によって閉じられて用いられる。
そのような原子炉内には、復数種の原子炉内構造物1が内蔵されている。ジェットポンプ5やその位置決めボルト10とライザーブラケット9の組立構造物は、原子炉内構造物1の一つである。
その原子炉内構造物1の保全技術を推進するにあたっては、原子炉運転後の既設の原子炉内構造物1が高放射線量および高放射能濃度を有していることから、人が接近して作業をすることが不可能である。そのため、その作業環境は、原子炉の上部蓋を外して原子炉2とその上部に構成される原子炉ウェル3内に純水を満水にはる。このことにより、原子炉内構造物1からの放射線や放射性物質をさえぎり、その水面の上方から運転階床上を走行移動可能な作業台車4を用いて水深約25m下の作業対象物にたして遠隔・水中作業にて保全作業を施す。
その原子炉内構造物1の保全技術において、既設の構造物が損傷し当初の機能を発揮できなくなった場合に、この損傷部材を撤去して新たな部材を設置しその機能を代替させる補修が適用されている。既存の構造物の撤去に関する例として、原子炉内のボルトの撤去が想定され、その一例としてジェットポンプ5の位置決めボルト10がある。
図2および図3にジェットポンプ5の構造概要と位置決めボルト10とライザーブラケット9の組立構造物の構成を示す。
図2において、ジェットポンプ5の主要な構成は、ライザー管6とインレットミキサ7およびディフューザ8からなり、ライザー管6のライザーブラケット9に位置決めボルト10がライザーブラケット9に加工した雌ネジ58に位置決めボルト10の雄ネジが螺合して組み付けられ、その位置決めボルト10の先端がインレットミキサ7側に突き出てインレットミキサ7の位置を決める機能を発揮することが可能となる。
位置決めボルト10は、ライザーブラケット9に2箇所設置されており、水中・遠隔でインレットミキサ7のディフューザ8などの隣接部材と取り外しおよび再取り付けする際の水平方向の位置決めに使用する。
図3において、位置決めボルト10は、雄ネジ加工されたネジ加工部56と抜け防止のために四角形状に加工された面加工部57からなる。位置決めボルト10のネジ加工部は、ライザー管6に装備されたライザーブラケット9の雌ネジ部58にねじ込まれており、この抜け防止として面加工部に回り止めナット11を挿入して、回り止めナット11をライザーブラケット9に溶接固定することで、位置決めボルト10の回転を拘束し抜け防止をしている。
本発明の実施例では、その位置決めボルト10に関する撤去方法およびその装置を提供せんとするものである。位置決めボルト10が健全で、位置決めボルト10を緩めることが可能な場合は、回り止めナット11の溶接部59を除去して、回り止めナット11による回転方向の拘束を解除し、次に作業台車から下端にボルトを回転操作する治具を取り付けた操作ポール水中に下ろして、位置決めボルト10を緩めて撤去する方法が採用される。
しかし、位置決めボルト10が損傷またはその他の理由により、緩めてこれを撤去することが困難、または困難と推定される場合、そのような撤去方法が採用できない。そのため、以下のような撤去装置と撤去作業とが採用される。
即ち、位置決めボルト10の撤去装置は以下のとおりである。位置決めボルト10を放電加工により撤去するための加工装置12は、水中・遠隔での加工装置12や放電加工用電極15の位置設定を容易にするため位置決め装置39を備える。位置決め装置39には、原子炉内構造物に据えるガイド機構13や、加工装置12を固定するための固定機構14を備えている。
位置決め装置39は放電加工装置40の放電加工用電極15の位置を位置決めボルト10と上下方向の位置合せをするための上下駆動装置16と、左右方向の位置合せをするための左右駆動装置17とを備える。また、位置決め装置39上に搭載される放電加工装置40には、放電加工用電極15を連続的に回転駆動するための回転駆動装置の回転軸18と、放電加工位置を前後進させるために放電加工用電極15をその軸方向に移動させるための前後駆動装置19とを備えている。さらには、放電加工装置40には、運転階55に配備された放電加工用電源34から放電加工用電極15に電力を供給するための給電機構20が備えられている。放電加工用電源34は電力の給電および停止ならびに調整を行える操作盤を備えている。
以下、上記各装置および機構について説明する。まず初めに、位置決め装置39について説明する。図6に位置決め装置39の構成例を示す。ジェットポンプ5のインレットミキサ7とその上方の部品を分解撤去した後に原子炉内に残存するディフューザ8の上端に開口した円筒状の開口部内に収まる大きさのガイド機構13を備える。そのガイド機構13にはディフューザ8の開口内径よりも大径のつば部60が設けられ、そのつば部60がディフューザ8の上端面に搭載できるように構成される。
ガイド機構13の内側には水平なシリンダ21が装備され、そのシリンダ21の伸縮端部にはディフューザ8の内周面に押し付けられる押し付け部材が設けられている。その押し付け部材をシリンダ21の伸縮によりディフューザ8の内周面に押し付けたり押し付けを解除したりすることができる。そのシリンダ21は作業台車4上のシリンダ操作盤22からの遠隔操作によって成されるように構成されている。
位置決め装置39に装備されている上下駆動装置16は次のとおりである。即ち、ガイド機構13の内側に上下動自在に装備されたフレーム61を備える。そのフレーム61はガイド機構13に装備された遠隔ボルトヘッド23の回転を上下方向の直線運動に変換する機構を介して遠隔ボルトヘッド23と接続されている。そのため、遠隔ボルトヘッド23を回転させるとフレーム61が回転方向に対応して上下方向に移動できる。
位置決め装置39に装備されている左右駆動装置17は次のとおりである。即ち、フレーム61上に固定された固定フレーム62には、放電加工用電極15の中心軸方向と水平面内で直交する方向(左右方向という。)へ移動できるように左右移動フレーム63を設ける。固定フレームには遠隔ボルトヘッド38が回転自在に装備される、その遠隔ボルトヘッド38は、遠隔ボルトヘッド38の回転を左右方向の直線運動に変換する機構を介して左右移動フレーム63に接続されている。そのため、遠隔ボルトヘッド38を回転させると左右移動フレーム63が回転方向に対応して左右方向に移動できる。
左右移動フレーム63の上面には、図6のように、上方に突き出たガイドピン41が二本平行に固定され、放電加工装置40の搭載位置を決めるために用いられる。また、その左右移動フレーム63の上面には、雌ネジが加工されたボルト穴を備え、放電加工装置40の搭載位置を左右移動フレーム63に固定するために用いられる。
放電加工装置40の構成は次のとおりである。即ち、図7のように、放電加工装置40のフレーム64には遠隔ボルトヘッド44が回転自在に装備される。その遠隔ボルトヘッド44には、位置決め装置39のボルト穴42の雌ネジに螺合する雄ネジが備えられ、その遠隔ボルトヘッド44の回転によって、雄ネジ部を雌ネジ部にねじ込んで連結したり、緩めて離脱したりできる。
フレーム64には、放電加工用電極15の中心軸方向へ移動自在にLMガイド(リニアモーションガイド)を介してスライドフレームが設けれる。そのスライドフレームには、電気的な絶縁体36を介してボールネジ32などの回転を放電加工用電極15の中心軸方向(前後方向という。)の直線運動に変換する機構がフレーム64の間に設けられている。
スライドフレームには、水平な回転軸18が回転自在に設けられ、その回転軸18には電極保持部材25が設けられている。その電極保持部材25に放電加工用電極15が着脱自在に保持され、回転軸18と放電加工用電極15の中心軸が一直線に位置するようにされる。さらには、スライドフレームには、放電加工用電極15等への給電機構20と給電部材35が装備される。放電加工用電極15は、中実の円柱形状で、その円柱の直径は図3の雌ネジ58の最大直径以上の大きさとされている。但し、過分に放電加工しないようにできるだけ小さい直径に設定される。
放電加工用電極15への電力の供給は、放電加工用電源34からの給電ケーブルを給電機構20に接続し、給電機構20から電極保持部材25を介して行う。給電機構20は、給電部材35をバネ力により電極保持部材25に押し当てることで、回転する放電加工用電極15へ電力を供給する。
スライドフレームには、モータ26が固定され、モータ26の回転軸に設けたプーリー28と回転軸18に設けたプーリー29との間にタイミングベルト27が掛け渡されて設けられる。そのタイミングベルト27は電気的絶縁性のある部材を用いることが好ましい。このように構成することにより相互の電気的絶縁状態で、モータ26により回転軸18や放電加工用電極15を回転することができる。給電機構20と電極保持部材25および放電加工用電極15は、絶縁体36とタイミングベルト27により加工装置12の本体と電気的に絶縁される構造である。
フレーム64には固定設置したモータ31を有し、そのモータ31の回転軸に設けたプーリーとボールネジ32に設けたプーリーとの間にタイミングベルトが掛け渡してある。そのタイミングベルトは電気的絶縁性のある部材を用いることが好ましい。このように構成することにより相互の電気的絶縁状態で、モータ31の回転運動をボールネジ32に伝達し、その回転をボールネジ32で直線運動に変換してスライドフレームに伝え、放電加工用電極15を前後方向に進退移動することができる。この構成においても、前述と同様に、給電機構20と電極保持部材25および放電加工用電極15は絶縁体36とタイミングベルトにより加工装置12の本体と電気的に絶縁される構造である。
フレーム64の左右移動フレーム63への対向部分にはガイドピン挿入穴43がガイドピン41と同じ間隔と配置で上下に開口している。モータ26は運転階55床上の電極回転操作盤30にて操作され、モータ31は、運転階55床上に配置された放電加工用電源34からの動作制御により遠隔にて操作できるように構成される。
フレーム64には、作業台車4からウインチやチェーンブロックなどの巻き上げ機で上下に移動させるために、その巻き上げ機のロープやチェーンブロックのチェーンとの係合部分として吊環65が取り付けられている。具体的には、巻き上げ機のロープにつながれたフックが吊環65に引っ掛けられて吊り降ろしおよび引き上げが可能となる。
放電加工用電極15の回転操作は、運転階55床上に配置された電極回転操作盤30でモータ26を操作し、放電加工用電極15の前後進は電極回転操作盤30でモータ31を操作して行える。このように放電加工用電極15の各動きを遠隔で駆動・停止操作も含めて可能である。
加工装置12の位置決め装置39には、放電加工跡に磨きをかけるための磨き装置46が放電加工装置40に代えて搭載することができる。その磨き装置46の構成は次ぎのとおりである。即ち、フレーム66の下部部分には、2箇所に遠隔ボルトヘッド54が回転自在に装備され、その遠隔ボルトヘッド54が有する雄ネジ部分は、図6に示す位置決め装置39のボルト穴42にねじ込んだり緩めたりすることができるように構成されている。また、フレーム66には、位置決め装置39のガイドピン41が挿入できるガイドピン挿入穴53が上下方向に開口している。
フレーム66には、前後駆動装置49が装備されている。その前後とは放電加工装置40の放電加工用電極15の軸方向と同じである。前後駆動装置52は、図8のように、次ぎの構成を有する。即ち、フレーム66に設けられたLMガイドでスライドフレームが前後方向に移動自在にフレーム66上に装備される。フレーム66に設けた遠隔ボルトヘッド51の回転によって駆動され、スライドフレームを前後進させる前後駆動装置49のボールネジがフレーム66に装備されている。
そのスライドフレームには、モータ50と、そのモータ50の回転をブラシ回転軸48に伝達する動力伝達機構とを固定搭載してある。そのブラシ回転軸48には、ブラシ47が着脱自在に取り付けられている。モータ50や動力伝達機構は、ケーシングによって囲い覆われている。そのケーシングはスライドフレームに固定設置され、ケーシングの上部には吊環67が固定設置されている。そのモータ50も、運転階または作業台車4上の操作盤によって遠隔操作できるように構成される。
以上のような各装置を用いての位置決めボルトの撤去手順を次に説明する。まずは、図2のジェットポンプ5の片側のディフューザ8の上方にあるインレットミキサ7などの上部にあるジェットポンプ部品を撤去する。次に、図6に示す位置決め装置のボルト穴42にボルトによって専用吊具をあらかじめ固定して、その専用吊具を作業台車4に装備したチェーンブロックで吊って位置決め装置39とともに原子炉2内の水中に吊り下ろす。
次に、吊られた状態の位置決め装置39の水平回転位置をチェーンブロック自体あるいはチェーンブロックのチェーンを作業台車上で水平面にて捻るように回転させて、放電加工用電極15の中心軸心が加工対象の位置決めボルト10の中心軸心と平行になるように調整する。その調整の後に、位置決め装置39のガイド機構部分をディフューザ8の上端に開口した円筒状の空間に差し込み、引き続いて、そのつば部60をディフューザ8の上端面に搭載して安定させる。
次に、シリンダ21をシリンダ操作盤22から操作して伸張させ、その伸張力で押し付け部材をディフューザ8の内壁面に押し付ける。その押し付けの反力でガイド機構13部分もディフューザ8の内壁面に押し付けられる。これにて、位置決め装置39が原子炉内構造物であるディフューザ8に固定されることになる。
ディフューザ8に位置決め装置39を固定した後に、専用吊具を位置決め装置39から外してチェーンブロックで引き上げる。専用吊具を位置決め装置39から外すには、専用吊具と位置決め装置39をネジ固定していたボルトを、ソケットポールをつけた操作ポールでそのボルトを緩めて行う。
次に、図7に示す放電加工装置40を位置決め装置39上に搭載するために、吊環65に作業台車4に装備したチェーンブロックのチェーンに係合させる。次に、そのウインチで放電加工装置40を原子炉2内の水中に吊り下ろして行く。その吊り下ろしの結果、放電加工装置40のフレーム64下部が左右移動フレーム63の上面に近接したら、放電加工用電極15の中心軸心が加工対象の位置決めボルト10の中心軸心と平行となる向きに水平回転方向を調整する。その水平回転方向の調整作業は、前述の位置決め装置の場合と同様にして行うことができる。
その後に、左右移動フレーム63上に放電加工装置40のフレーム64下部を着地させて、各ガイドピン41を各ガイドピン挿入穴43に通して水平面内の位置を決める。次に、ソケットポール45を下端に装着した操作ポール37を作業台車から原子炉2内の水中に差し入れてソケットポール45付きの操作ポール37で遠隔ボルトヘッド44を回転させ、その回転によって遠隔ボルトヘッド44の雄ネジ部分をボルト穴42の雌ネジ部分にねじ込んで結合する。これで、放電加工装置40が位置決め装置39を介してディフューザ8の上端部分に固定据付されることになる。
加工対象の位置決めボルト10の位置は設計図面などによりあらかじめ知られているので、位置決めボルト10の中心軸が放電加工用電極15の中心軸とが一直線状に並ぶように放電加工装置40と位置決め装置39とを設計しておけば、理論上では以上の据付作業によって位置決めボルト10の中心軸心が放電加工用電極15の中心軸心とが一直線状に並ぶ。
次に、放電加工作業を安定的に実施する目的で、加工対象の位置決めボルト10を剛に固定するためのボルト固定治具を原子炉内に投入し、位置決めボルト10が放電加工中に振れない様に固定する。
何等かの原因により、位置決めボルト10の中心軸心が放電加工用電極15の中心軸心とが正確に一直線状に並ぶことができない場合には、正確に一直線状に並ぶように、位置決め装置39によって放電加工用電極15の位置を上下および左右の方向に調整する。その調整作業は次のように行われる。
即ち、上下方向の調整作業は、作業台車4から、ソケットポール45付きの操作ポール37で、位置決め装置39の遠隔ボルトヘッド23を回転させ、フレーム61を上下方向に送りさせることによって行う。左右方向の調整作業は、作業台車4から、ソケットポール45付きの操作ポール37で、位置決め装置39の遠隔ボルトヘッド38を回転させ、左右移動フレーム63を左右方向に送ることによって行う。
このような位置の調整作業が終了した状態においては、図4のように、放電加工用電極15と位置決めボルト10の各中心軸心が一直線上にならび、放電加工用電極15の先端を位置決めボルト10の先端に対向するように位置決めされる。この状態から、放電加工用電源34から給電機構20や給電部材35を経由して放電加工用電極15に給電する。それとともに、電極回転操作盤30にてモータ26を回転操作して回転軸18を回転駆動し、放電加工用電極15を放電加工用電極15自身の中心軸心周りに自転させる。
放電加工用電源34からの動作制御によりモータ31を駆動しLMガイド33沿いにボールネジ32でスライドフレームを加工対象の位置決めボルト10側に前進させる。そのスライドフレームにはモータ26や回転軸18や放電加工用電極15や各プーリー28,29やタイミングベルト27が搭載されているので、放電加工用電極15は給電を受けながら、および自転しながら位置決めボルト10の先端に接近して位置決めボルト10に対する放電加工がなされる。
このように、放電加工用電極15を回転駆動し、前後駆動装置19を動作制御して加工対象の位置決めボルト10に対して放電加工を実施する。放電加工は、位置決めボルト10の面加工の端部まで実施し、位置決めボルト10の残存部はボルト固定治具に把持された状態で引き抜き撤去する。
放電加工後には、ライザーブラケット9内の位置決めボルト部分やライザーブラケット9の雌ネジ部58が加工除去されているので、撤去の対象となった位置決めボルト10について、緩めの可否、および雄ネジと雌ネジとのかじりの有無、あるいは位置決めボルト10の曲がりに関わらずその撤去が可能となる。
放電加工用電極15をその中心軸心廻りに回転駆動させて自転させることにより、放電加工用電極15の外周面が均一に放電および消耗するので、ライザーブラケット9の雌ネジ58を放電加工した後の形状が、均一な円形状を形成することが可能である。また、放電加工用電極15を自転させることで、放電加工により発生する加工屑が局部的に溜まることが防止できるため、放電加工の安定化および加工効率向上に効果がある。
放電加工用電極15が消耗した時のその電極の交換や、回転軸18や前後駆動装置19の万一の故障に伴う装置の回収および再設定が、放電加工装置40の位置決め装置39に対する着脱だけで可能であり、位置決め装置39を再設定する必要がないため、加工基準を変更することなく作業を継続できる。放電加工装置40の位置決め装置39からの分離は既述の据付時とは逆手順で、作業台車4上から遠隔にて行われ、分離後の放電加工装置40は作業台車4上のチェーンブロックによる巻き上げ作用によって作業台車4まで吊り上げられ、必要な補修および点検や電極交換が施される。
このように加工装置12の機能を、位置決め装置39と放電加工装置40に分割し、これを遠隔で着脱可能にすることで、放電加工装置40の再据付(再設定ともいう。)時の決め精度向上や位置決め作業の効率化に効果がある。
上述のように放電加工を施工して、ライザーブラケット9に放電加工跡として残った加工面を磨く必要がある場合には、以下のような作業を施工する。
即ち、位置決め装置39がディフューザ8の上端に固定据付されている状態で、放電加工装置40を位置決め装置39から分離してチェーンブロックで作業台車4上に引き上げる。その分離後に、作業台車4に備わるチェーンブロックのチェーンを磨き装置46の吊環67に連結し、チェーンブロックで磨き装置46を原子炉2内の水中に吊り下ろす。
このように原子炉2内に吊り下ろされた磨き装置46は位置決め装置39上に着地させる。この状態では、ガイドピン41がガイドピン挿入穴53に挿入され水平面内の位置が固定されて決められる。次に、ソケットポール45付きの操作ポール37を作業台車4上から操作して、遠隔ボルトヘッド54を回転させ、その遠隔ボルトヘッド54の雄ネジ部分を位置決め装置39のボルト穴42の雌ネジ部分にねじ込んで、放電加工装置40の代わりに磨き装置46を位置決め装置39に据付(設定ともいう。)して一体化する。
その後に、放電加工跡の貫通孔内にブラシ47が挿入できる位置に、磨き装置46を位置決め装置39の上下駆動装置と左右駆動装置で位置調整する。
磨き装置46は、位置決めボルト10の撤去後のライザーブラケット9に生じた放電加工面を磨く機能を有する。その磨き作業を行うためには、作業台車4または運転階55床上に設置した図示していない操作盤でモータ50を駆動し、そのモータ50の回転力をブラシ回転軸48に伝えて、ブラシ47を自己の回転中心軸周りに自転させる。
また、ソケットポール45付きの操作ポール37を作業台車4上から操作して、遠隔ボルトヘッド51を回転させると、その回転が前後駆動装置49のボールネジに伝わり、ボールネジによりスライドフレームとともにモータ50やブラシ回転軸48やブラシ47が前進して、ブラシ47が放電加工跡にできた貫通穴内に進み入り、その貫通穴内面の放電加工面が自転するブラシ47で磨かれることになる。
ブラシ47は、ブラシ47の中心軸に対して毛材が放射状に配置された形状で、これをライザーブラケット9の穴に挿入し回転させることで、放電加工面の磨きを行う。
このようにして、放電加工装置40による放電加工の後に、放電加工装置40を位置決め装置39から取り外して、代わりに磨き装置46を位置決め装置39上に設定することで、放電加工装置40と同一の基準で放電加工後の加工面の磨きが可能である。
このようにして、磨き装置46を位置決め装置39上に設定することで、放電加工装置40と同一の基準で放電加工後の加工面の磨きができ、位置決め精度の向上および位置決め作業の効率化が図れる。
また、磨き装置46のブラシ47を交換する場合、前後駆動装置49でブラシ47を放電加工跡の貫通穴から抜く方向に後退させ、磨き装置46を位置決め装置39から一旦取り外し、チェーンブロックで作業台車4に引き上げ、ブラシ47を交換した後に磨き装置46を吊り下ろして位置決め装置39に再取り付けすることで、先の磨き面と同一の基準で磨きが継続可能である。以上のように、磨き装置46の位置決め精度向上や位置決め作業の効率化に効果がある。
本発明の実施例によれば、位置決めボルト10およびライザーブラケット9について、中実の円筒形放電加工電極により位置決めボルト10の雄ネジを含む部分とライザーブラケット9の雌ネジを含む部分を同時に加工除去することで、位置決めボルト10の緩めの可否や、ガタの有無およびボルトの曲がりの有無によらずその撤去が可能となる。その撤去跡の加工面を磨き装置46を簡単に位置決めして磨くことができる。
本発明の実施例では、ジェットポンプ5の位置決めボルト10についての撤去について例示したが、広範囲のボルトに対して本撤去方法や装置の適用が期待でき、原子力発電プラントの長寿命化のために寄与できる。
本発明は、原子力発電プラントの原子炉内におけるボルトの撤去作業に利用することができる。
1 原子炉内構造物
2 原子炉
3 原子炉ウェル
4 作業台車
5 ジェットポンプ
6 ライザー管
7 インレットミキサ
8 ディフューザ
9 ライザーブラケット
10 位置決めボルト
11 回り止めナット
12 加工装置
13 ガイド機構
14 固定機構
15 放電加工用電極
16 上下駆動装置
17 左右駆動装置
18 回転軸
19,49,52 前後駆動装置
20 給電機構
21 シリンダ
22 シリンダ操作盤
23,38,44,51,54 遠隔ボルトヘッド
24 上下駆動機構
25 電極保持部材
26,31,50 モータ
27 タイミングベルト
28,29 プーリー
30 電極回転操作盤
32 ボールネジ
33 LMガイド
34 放電加工用電源
35 給電部材
36 絶縁体
37 操作ポール
39 位置決め装置
40 放電加工装置
41 ガイドピン
42 ボルト穴
43,53 ガイドピン挿入穴
45 ソケットポール
46 磨き装置
47 ブラシ
48 ブラシ回転軸

Claims (10)

  1. 放電加工装置によって原子炉内のボルトの雄ネジと、その雄ネジと螺合し合う雌ネジとを遠隔操作によって加工除去する方法において、
    前記放電加工装置の放電加工用電極として前記雌ネジの径より大きな径を有する中実円柱形状の電極を用い、
    その電極をその円柱中心軸周りに回転および前記中心軸方向に進めることにより、前記ボルトの先端から前記雌ネジに螺合している領域の前記ボルト自身全体と、前記ボルトが螺合している雌ネジ部分を放電加工で除去する原子炉内におけるボルトの撤去方法。
  2. 請求項1において、前記放電加工用電極の先端を前記ボルトの先端に対向するように位置決めして、且つ前記放電加工用電極を回転させながら前記放電加工を施工することを特徴とする原子炉内におけるボルトの撤去方法。
  3. 請求項2において、原子炉内の水中の構造物に固定した位置決め装置に前記放電加工装置を取り付けて、前記位置決め装置で前記水中の前記放電加工装置の位置を移動させることにより前記位置決めを行うことを特徴とする原子炉内におけるボルトの撤去方法。
  4. 請求項3において、前記位置決め装置と前記放電加工装置との取り付けを脱着自在とし、前記放電加工装置の補修または点検または前記放電加工用電極の交換時において、前記位置決め装置を前記構造物に固定したまま、前記放電加工装置を前記位置決め装置から分離することを特徴とする原子炉内におけるボルトの撤去方法。
  5. 請求項3において、前記位置決め装置と前記放電加工装置との取り付けを脱着自在とし、前記位置決め装置を前記構造物に固定したまま、前記放電加工装置を前記位置決め装置から分離し、前記位置決め装置に前記放電加工の加工跡を磨く磨き装置を取り付け、前記磨き装置で前記放電加工の跡を磨くことを特徴とする原子炉内におけるボルトの撤去方法。
  6. 請求項3から請求項5までのいずれか一項において、前記構造物は前記原子炉内のジェットポンプのディフューザであり、前記ボルトは前記ジェットポンプのライナーブラケットに装備された位置決めボルトであることを特徴とする原子炉内におけるボルトの撤去方法。
  7. 原子炉内の水中に存在する撤去対象のボルトが螺合する雌ネジの径より大きな径を有する中実円柱形状の放電加工用電極と、前記放電加工用電極を前記電極の円柱形状中心軸延長方向へ移動自在とする駆動手段と、前記放電加工用電極を前記円柱形状中心軸の周りに回転させる駆動手段とを備え、遠隔操作自在な放電加工装置と、
    前記水中の構造物に固定されて前記放電加工装置の位置を調整する位置決め装置とを備えた原子炉内におけるボルトの撤去装置。
  8. 請求項7において、前記位置決め装置に前記放電加工装置が脱着自在に取り付けられ、前記取り付けの手段が遠隔で取り付けおよび取り付け解除の操作できる手段であることを特徴とする原子炉内におけるボルトの撤去装置。
  9. 請求項8において、
    前記構造物は、原子炉のジェットポンプのディフューザであり、
    前記ボルトは、前記ジェットポンプのライザーブラケットに装備された位置決めボルトであり、
    前記位置決め装置は、
    前記ディフューザの上端開口部に挿入される挿入部分と前記ディフューザの上端に搭載されるつば部とを備えたガイド機構と、
    前記ガイド機構に装備されて前記ディフューザの内面に前記挿入部分を押し付けて固定する手段と、
    前記放電加工装置を上下方向に移動させる上下駆動装置と、
    前記放電加工装置を放電加工用電極の中心軸心延長方向からみて左右方向へ移動させる左右駆動装置と、
    を備えていることを特徴とする原子炉内におけるボルトの撤去装置。
  10. 請求項9において、
    前記放電加工装置を取り外したあとの前記位置決め装置に脱着自在かつ遠隔操作自在な磨き装置を備え、
    前記磨き装置は、回転駆動されるブラシと、
    前記ブラシを前記ブラシの回転中心軸延長方向へ移動する前後駆動装置と、
    を備えていることを特徴とする原子炉内におけるボルトの撤去装置。
JP2009117146A 2009-05-14 2009-05-14 原子炉内におけるボルトの撤去方法およびその装置 Active JP5028446B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009117146A JP5028446B2 (ja) 2009-05-14 2009-05-14 原子炉内におけるボルトの撤去方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009117146A JP5028446B2 (ja) 2009-05-14 2009-05-14 原子炉内におけるボルトの撤去方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010266301A true JP2010266301A (ja) 2010-11-25
JP5028446B2 JP5028446B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=43363406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009117146A Active JP5028446B2 (ja) 2009-05-14 2009-05-14 原子炉内におけるボルトの撤去方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5028446B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10100023A (ja) * 1996-09-30 1998-04-21 Hitachi Ltd 遠隔切断装置
JPH10260289A (ja) * 1997-03-18 1998-09-29 Toshiba Corp 原子炉容器ノズル洗浄装置
JP2001021688A (ja) * 1999-07-12 2001-01-26 Toshiba Corp ジェットポンプ用拭取り洗浄装置
JP2001051092A (ja) * 1999-08-06 2001-02-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 水中構造物の固着ボルト除去装置
JP2001296384A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Toshiba Corp モジュール式水中補修装置及び補修方法
JP2002224919A (ja) * 2001-01-31 2002-08-13 Tokyo Metropolis 工作物に穴を形成する放電加工方法
JP2005103695A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Toshiba Corp 炉内作業ロボットおよび炉内作業方法
JP2006068854A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Toshiba Corp 放電加工方法及び放電加工装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10100023A (ja) * 1996-09-30 1998-04-21 Hitachi Ltd 遠隔切断装置
JPH10260289A (ja) * 1997-03-18 1998-09-29 Toshiba Corp 原子炉容器ノズル洗浄装置
JP2001021688A (ja) * 1999-07-12 2001-01-26 Toshiba Corp ジェットポンプ用拭取り洗浄装置
JP2001051092A (ja) * 1999-08-06 2001-02-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 水中構造物の固着ボルト除去装置
JP2001296384A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Toshiba Corp モジュール式水中補修装置及び補修方法
JP2002224919A (ja) * 2001-01-31 2002-08-13 Tokyo Metropolis 工作物に穴を形成する放電加工方法
JP2005103695A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Toshiba Corp 炉内作業ロボットおよび炉内作業方法
JP2006068854A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Toshiba Corp 放電加工方法及び放電加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5028446B2 (ja) 2012-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3514875B2 (ja) 遠隔炉内作業装置および方法
JP6245665B2 (ja) 原子炉内のアクセスが制約された領域でセンサ位置を制御する装置および方法
JP4124643B2 (ja) 原子炉の解体及び撤去方法
KR101329083B1 (ko) 사용후 핵연료 골격체용 절단장치
EP2979803B1 (en) Treatment apparatus for waste steam generator
JP5028446B2 (ja) 原子炉内におけるボルトの撤去方法およびその装置
JP5975268B2 (ja) 原子炉格納容器内コンクリート構造物の解体方法及び原子炉格納容器内コンクリート構造物の解体装置
KR101240275B1 (ko) 원자력 발전소 1차 계통 관통 노즐 정비용 자동 용접장치
EP2979802B1 (en) Treatment apparatus for waste steam generator and installation method thereof
JP2007139618A (ja) 原子炉のシュラウド切断処理装置
EP2973597B1 (en) Apparatus and method to inspect nuclear reactor components in the core annulus, core spray and feedwater sparger regions in a nuclear reactor
KR200431175Y1 (ko) 증기발생기 전열관의 보링장치
KR200409916Y1 (ko) 증기발생기 전열관의 보링장치
KR101513460B1 (ko) 원자로 스터드 볼트의 너트 회전 장치
JP2766209B2 (ja) 原子炉内部構造物の取替工法
JP6245666B2 (ja) 原子炉炉心シュラウドの検査、改造または修理のための装置および方法
CN111649006B (zh) 一种放射性环境下大型屏蔽主泵整体回装装置及回装工艺
JP4755536B2 (ja) 原子炉内の楔支持構造物の取外し方法および楔支持構造物取外し装置
JP4701217B2 (ja) 原子炉内構造物の取り替え工法及び仕上げ加工装置
JP2533622B2 (ja) 中性子束モニタハウジングの補修方法
JP4580908B2 (ja) ジェットポンプリティーナ取外し方法
JP2003232882A (ja) 原子炉内大径ボルト取り外し方法および取り外し装置
CN216575712U (zh) 高强度部件破拆装置
JP5100703B2 (ja) シュラウドヘッドの補修方法およびその補修構造
JPH10100022A (ja) 遠隔切断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120625

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5028446

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150