JP2010262341A - 携帯情報処理装置およびその制御方法 - Google Patents

携帯情報処理装置およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた省電力機能を実現した携帯情報処理装置を提供する。
【解決手段】携帯情報処理装置に、各種機能を停止又は制限して電力の消費を抑えて動作時間の延長を図る省電力機能部と、本体の重力に対する姿勢を検出可能とする姿勢検出部と、省電力機能部を動作させる条件を本体の重力に対する姿勢に対応させて、設定情報として記憶保持する記憶部と、姿勢検出部から出力される姿勢に関する情報を取得して、記憶部に記録されている設定情報に基づいて、省電力機能部を制御する制御部とを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯可能な情報処理装置に関する。詳しくは、重力に対する姿勢を検出可能とするセンサを有する携帯情報処理装置に関する。
近年、携帯端末装置に代表されるユーザに携帯されて使用される情報処理装置は、多機能、高機能化が進んで消費電力が増加傾向にある。
電池を主電源として使用する携帯情報処理装置では、限られた電池の容量を効率よく使用する必要があり、省電力化が非常に重要となる。このため、低消費電力化と高機能化とを両立して、如何に効率良く省電力化を図るかという課題がある。
携帯情報処理装置の省電力機能に関連する技術としては、例えば、特許文献1ないし2に記載された携帯端末装置が挙げられる。
特許文献1に記載された携帯端末装置は、アプリケーション起動中に、携帯端末装置の使用者が表示部の画面を見るために行なった物理的挙動を検出するセンサ手段を有し、当該センサの出力に基づいて、通常の電力供給モードと省電力モードとの移行又は復帰を制御部によって制御している。また、センサ手段として加速度センサを有し、当該加速度センサの出力を解析して携帯端末装置の傾き、振動に基づいて省電力モードへの移行又は復帰を制御している。
特許文献2には、正面ディスプレイと背面ディスプレイを備え、携帯端末装置の角度を検出する重力センサの出力により、正面ディスプレイと背面ディスプレイの表示のオン/オフを制御する折りたたみ式の携帯端末装置が記載されている。また、特許文献2には、携帯端末装置に、正面ディスプレイと背面ディスプレイとの表示のオン/オフ制御を、ユーザが反転指示する反転ボタンが記載されている。また、特許文献2には、携帯端末装置の正面ディスプレイと背面ディスプレイとの切り替えに用いる重力センサの出力値の判別に、ヒステリシス特性を持たせることが記載されている。
また、一般的な携帯情報処理装置では、ユーザによる入力操作が行なわれない状態が所定時間経過すると、省電モードとなる機能を有している。
特開2007−080219号公報 特開2007−281864号公報
上記特許文献1ないし2に記載された携帯端末装置のように、携帯情報処理装置の省電力機能の動作制御に姿勢を検出可能とする加速度センサ(重力センサ)を使用する提案がなされている。
しかしながら、上記特許文献1の制御方法では、センサの検出した携帯端末装置の向きが所定の範囲内で通常モードから省電力モードに移行し、所定の範囲外で省電力モードから通常モードに復帰するため、所定の範囲近傍(閾値近傍)では、通常モードと省電力モードの切り替えが連続して繰り返される課題がある。
また、特許文献2に記載された制御方法では、省電力への移行と復帰を繰り返す問題を、制御部での判断にヒステリシス特性を持たせることのよって、特許文献1に記載された携帯端末装置の一課題を解決できるものの、更なる省電力機能の改善が求められる。
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、姿勢を検出可能とする姿勢検出部を用いて、優れた省電力機能を実現する携帯情報処理装置の提供を目的とする。
本発明の携帯情報処理装置は、起動中に各種機能を停止又は制限して電力の消費を抑えて動作時間の延長を図る省電力機能部と、本体の重力に対する姿勢を検出可能とする姿勢検出部と、前記省電力機能部を動作させる条件を前記本体の重力に対する姿勢に対応させて、設定情報として記憶保持する記憶部と、前記姿勢検出部から出力される姿勢に関する情報を取得して、前記記憶部に記録されている設定情報に基づいて、前記省電力機能部を制御する制御部とを備ることを特徴とする。
また、本発明の携帯情報処理装置の制御方法は、省電力機能部と重力方向に対する傾斜と形態から定まる姿勢を姿勢に関する情報として出力する姿勢検出部とを用いて、記憶部から、重力に対する姿勢に対応させて省電力制御を行う条件として記憶されている設定情報を取得するステップと、前記姿勢検出機能部から、本体の重力に対する姿勢を姿勢に関する情報として取得するステップと、取得した姿勢に関する情報と前記設定情報として記録されている省電力制御の条件に基づき、前記省電力機能を制御するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、姿勢を検出可能とする姿勢検出部を用いて、優れた省電力機能を実現する携帯情報処理装置を提供できる。
実施の一形態における携帯情報処理装置を示すブロック図である。 携帯情報処理装置の回転軸であるXYZ軸を示す説明図である。 XY面におけるそれぞれの軸を中心とする回転を示す説明図である。 XZ面におけるそれぞれの軸を中心とする回転を示す説明図である。 YZ面におけるそれぞれの軸を中心とする回転を示す説明図である。 携帯情報処理装置の各平面角度における所属領域を決定する情報を例示する説明図である。 設定情報における姿勢の設定領域を例示する説明図である。 設定情報における姿勢に対する動作モードの設定領域を例示する説明図である。 設定情報におけるヒステリシス設定領域を例示する説明図である。 設定情報における他のヒステリシス設定領域の例示する説明図である。 設定情報における姿勢に関する動作に対する処理動作の設定領域を例示する説明図である。 設定情報における入力操作に対する処理動作の設定領域を例示する説明図である。 設定情報における右利き用設定と左利き用設定に対応するヒステリシス設定領域を例示する説明図である。 設定情報における右利き用設定に対応する各平面角度における所属領域を決定する設定領域を例示する説明図である。 設定情報における左利き用設定に対応する各平面角度における所属領域を決定する設定領域を例示する説明図である。 携帯情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 実施例における携帯端末装置の構成を概略的に示すブロック図である。 本実施例における設定情報の一部を示す説明図である。 本実施例における設定情報の一部を示す説明図である。 実施例におけるYZ平面を示す説明図である。 実施例おける携帯端末装置の省電力設定に関する全体動作例を示すフローチャートである。 実施例2における書き換えられた設定情報を示す説明図である。 実施例2における携帯端末装置の動作を示すフローチャートである。 実施例3における設定情報を示す説明図である。 実施例3における設定情報を示す説明図である。 実施例3におけるXZ平面を示す説明図である。 実施例4の携帯端末装置の概観を示す斜視図である。
本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。尚、本発明と関係が薄い構成については、説明を簡略化又は省略する。
図1は、実施の一形態における携帯情報処理装置1を示すブロック図である。 図1を参照すると、携帯情報処理装置1は、制御部10、省電力機能部20、姿勢検出部30、記憶部40、入力部50、出力部60、電源部70を含んで成る。
携帯情報処理装置1は、電池に蓄えられたエネルギーを、電源部70を介して取得し、制御部10を各種手段として動作させることによって、多くの用途に使用される。
制御部10には、省電力機能部20が設けられ、電池に蓄えられたエネルギーを効率よく使用する。省電力機能部20は、起動中に、各種機能を停止又は制限して電力の消費を抑えて動作時間の延長を図る。また、制御部10には、必要に応じて姿勢検出停止部21及び姿勢検出補正部22が設けられる。
ここで使用する省電力機能とは、例えば、表示画面の無表示、表示部のバックライトの消灯、制御部等の演算処理の低速化、使用しないデバイスへの電力遮断などであり、各種機能を停止又は制限して電力消費を抑える機能を指す。
姿勢検出停止部21は、使用者の操作を受け付ける入力部60からの入力があるまで、姿勢に関する情報を用いて行なう動作を停止する。即ち、姿勢検出停止部21を動作させた後は、入力操作を受け付けるまで、姿勢検出部30からの出力を停止又は未判別とすることで、所望する省電力を実現する。
姿勢検出補正部22は、姿勢検出部30のセンサ出力値を、必要に応じて、所望な角度の加減や軸方向の変更、画面に対応させるように値を補正する。尚、補正は、電気回路的に信号を変換しても良いし、情報処理的に値を読み替えても良い。また、補正は、後述するように設定情報41を書き換えて行なっても良い。
姿勢検出部30は、本体(センサ)の重力に対する向きを検出する。また、姿勢検出部30は、携帯情報処理装置1の形状を識別可能であり、加えて、回転方向やその加速度を検出可能にしても良い。即ち、姿勢検出部30は、重力方向に対する本体の傾斜と形態から定まる姿勢を姿勢に関する情報として出力する。姿勢検出部30は、例えば、3軸加速度センサや、重力センサ、姿勢を検出するスイッチ及びセンサを用いることによって実現すれば良い。
携帯情報処理装置1の形状とは、表示部等が可動式の携帯情報処理装置において、本体と表示部等がどの位置関係にあるかで定まる。例示すれば、携帯情報処理装置1が折りたたみ式の場合、折りたたみ状態や表示部の角度によって形状が定まる。また、携帯情報処理装置1の表示部が回転スライド式の場合、本体に対する表示部の位置や表示画面の表示向き(表示部の長手方向に対して縦向き又は横向きの画面)などによって形状が定まる。同様に、表示部等が反転(裏返し)式の場合、表示部等が反転(裏返し)式の状態や表示向きで形状が定まる。また、伸縮アンテナを有する場合には、伸縮アンテナの状態を含めて形状を定めても良い。
記憶部40には、省電力機能部20等を動作させる条件である設定情報41が記憶される。
設定情報41には、姿勢検出部30のセンサ出力(姿勢に関する情報)に対応した重力に対する姿勢が記載されている。また、設定情報41には、姿勢毎に省電力設定が対応付けられて記載されている。設定情報41の省電力設定とは、例えば、省電力モードへの移行条件や、特定デバイスへの電力の供給停止や省電力動作などの組み合わせをいう。また、設定情報41は、省電力モードに移行する条件と姿勢との関連付けや後述する内容を使用態様に合わせて起動中に変更可能(書き換え可能)に記憶するようにしても良い。
設定情報41には、使用者又はアプリケーションプログラムの作成者によって設定可能な領域を設けても良い。また、前記領域は、アプリケーションプログラム毎の領域をとしても良い。当該領域は、使用者、又はアプリケーションプログラムの作成者に設定されることで、省電力機能部20を動作させる一つの条件として利用可能となる。
また、設定情報41には、省電力モードに移行する動作を規定可能な領域を設けても良い。同様に、設定情報41には、省電力モードに移行する使用者の操作を規定可能な領域を設けても良い。当該領域を設けることで、携帯情報処理装置1の動作又は入力された操作に基づいて、省電力機能部20を動作させる一つの条件として利用可能となる。
また、設定情報41には、使用者の操作を一時的に記憶する領域や、表示画面向きに対応した省電力機能を動作させる条件を規定可能な領域、右利き用設定と左利き用設定に対応する領域、ヒステリシス(不定領域)設定値を規定可能な領域を設けても良い。
また、携帯情報処理装置1が電池として、本体の傾斜や燃料量に応じて発電量が変化する例えばダイレクトメタノール型燃料電池(Direct Methanol Fuel Cell)を用いる場合には、設定情報41として、本体の傾斜(携帯情報処理装置1の姿勢)に対応するDMFCの姿勢及び発電量を記憶する領域を設けても良い。
尚、設定情報41については、後に図を用いて例示する。
次に、携帯情報処理装置1の姿勢に関して詳説する。
図2は、携帯情報処理装置1の回転軸であるXYZ軸を示す説明図である。本実施の一形態では、図2に示すように、重力に対しての基準点と、本体の回転軸X軸、Y軸、Z軸を定義する。図2に例示された携帯情報処理装置1では、本体の略中央内側に回転の基準点を設定し、基準点を中心に、X軸、Y軸、Z軸を設定している。尚、基準点を設定する位置は任意であり、重心やセンサの位置としても良いし、他の位置でも構わない。
図3ないし図5は、XY面、XZ面、YZ面におけるそれぞれの軸を中心とする回転を示す説明図である。
XY面におけるZ軸を中心とする回転は、図3に示すように、θzの角度によって定まる。
同様に、XZ面におけるY軸を中心とする回転は、図4に示すように、θyの角度によって定まる。
同様に、YZ面におけるX軸を中心とする回転は、図5に示すように、θxの角度によって定まる。
それぞれの軸の角度は、θx,θy,θzで示す。θx,θy,θzは、それぞれ0°から180°の値であり、図に示す回転(反時計回り)を正とし、逆回転(時計回り)を負として扱う。
即ち、携帯情報処理装置1の表示面を上にして水平方向に置いた状態をθx=0°,θy=0°,θz=0°とする。
図2ないし5に例示した携帯情報処理装置1は、下部から入力部60がスライドして出てくるスライド式である。携帯情報処理装置1の姿勢検出部20には、スライドの状態を検出する検出器(センサ又はスイッチ)が設けられている。上記したように、姿勢には、このようなスライドの状態、本体に対する表示部の位置の状態、表示画面の状態などの形態(形状)の変化も含まれ、制御部10によって各種状態を識別される。
携帯情報処理装置1の制御部10は、上記姿勢の識別と共に、使用者による入力部50への入力を所定時間記憶する入力一時記憶機能を有する。また、当該機能では、記憶部40に、入力部50への入力された入力量、入力回数、入力頻度、入力対象プログラムなどを記憶するようにしても良い。
次に、設定情報41の記憶領域に記録される各種テーブル情報について、幾つかを以下に例示する。下記テーブル情報の何れか又は全てを記憶することによって、姿勢検出部30からの姿勢に関する情報を用いて、省電力機能を緻密に制御可能となる。
図6(a)ないし(c)は、携帯情報処理装置1の各平面角度における所属領域を決定する情報を例示する説明図である。
図6に示される各平面のθ1ないしθ4は、平面角を所望する範囲に分割した値の角度が入れられ、現在の所属領域を定める用に使用される。
具体的に例示すれば、XY平面角度θz°(図6(a))で、θ1及びθ3を15°と規定すれば、携帯情報処理装置1を正面から左に15度回転させるまでの範囲をZ1と規定でき、同様に正面から左に15度回転させるまでの範囲をZ4と規定できる。また、θ2及びθ4を適切に規定すれば、横向きに使用する場合の範囲を規定できる。
XZ平面角度θy°及びYZ平面角度θx°に於いても、XY平面角度θz°と同様に各値を所望する角度の範囲となるように規定すれば良い。
このような設定情報41を記憶部40に記憶することで、携帯情報処理装置1の制御部10は、姿勢検出部30のセンサ出力から、重力に対する角度(傾斜)を識別して現時点での所属領域を識別可能となる。尚、姿勢検出部30に用いるセンサの種類によっては角度情報ではなく電圧値などで出力するが、その場合は、XYZ出力の電圧値範囲を用いて姿勢を検出すれば良い。
図7は、設定情報41における姿勢の設定領域を例示する説明図である。図7に示すように、制御部10による携帯情報処理装置1の姿勢の設定(識別)は、姿勢検出部30から出力される姿勢に関する情報に基づき、予め姿勢に関する情報に対応付けられて記憶されている情報を読み込み行なわれる。
尚、図7の例示では、携帯情報処理装置1の制御部10は、重力に対するXYZ軸の傾斜から図6に示させた所属領域を識別すると共に、携帯情報処理装置1の形態(形状)を識別し、そのときの姿勢を識別する。
図8は、設定情報41における姿勢に対する動作モードの設定領域を例示する説明図である。図8に示すように、制御部10による携帯情報処理装置1の動作モードの設定は、先に識別した携帯情報処理装置1の姿勢に基づき、予め姿勢に対応付けられて記憶されている情報を読み込み行なわれる。
設定情報41には、必要に応じて、ヒステリシス設定値やアプリケーション種類の設定、動作の設定などの領域を設けても良い。
図9は、設定情報41におけるヒステリシス設定領域を例示する説明図である。図9に示すように、制御部10による姿勢の識別にあたって、不定領域(角度)を設けることで、設定された各領域の境界でおこる僅かな変化で領域の変化を繰り返す現象を防止できる。
図10は、設定情報41における他のヒステリシス設定領域の例示する説明図である。図10では、各領域の境界に対応してヒステリシスの値が設定される。詳細に説明すれば、図9に示したヒステリシス設定領域では、平面毎に同一の値を設定していたのに対し、図10に示されるヒステリシス設定領域では、分割した領域の境界に、それぞれ所望の値を設定可能なように領域を設けてある。
図11は、設定情報41における姿勢に関する動作(変移)に対する処理動作の設定領域を例示する説明図である。設定情報41には、図11に示すように、姿勢検出部30のセンサ出力を用いて検出した姿勢に関する動作に対応して動作させたい処理(機能)を記憶しても良い。当該領域を設けることによって、制御部10は、姿勢に関する動作に対する所望の処理動作を行なえる。
図12は、設定情報41における入力操作に対する処理動作の設定領域を例示する説明図である。設定情報41には、図12に示すように、入力部60を用いて検出した入力操作に対応して動作させたい処理(機能)を記憶しても良い。
図13は、設定情報41における右利き用設定と左利き用設定に対応するヒステリシス設定領域を例示する説明図である。設定情報41には、図13に示すように、右利き用設定と左利き用設定に対応する領域を設け、姿勢の識別又はセンサ出力の補正に用いても良い。
図14及び図15は、設定情報41における右利き用設定と左利き用設定に対応する各平面角度における所属領域を決定する設定領域を例示する説明図である。設定情報41には、図14及び図15に示すように、右利き用設定と左利き用設定を記憶し、姿勢の識別に用いても良い。
このように構成された携帯情報処理装置1は、以下の様に動作する。
図16は、携帯情報処理装置1の動作を示すフローチャートである。
携帯情報処理装置1の制御部10は、記憶部40から各種プログラム及び設定情報41を読み込む(ステップS01)。
制御部10は、所定のタイミング毎に、姿勢検出部30から出力される姿勢に関する情報を取得する(ステップS02)。
制御部10は、必要に応じて姿勢検出補正部22を用いて、データや姿勢を補正する(ステップS03)。
制御部10は、設定情報41と姿勢に関する情報に基づいて、省電力機能部20を制御する(ステップS04)。
制御部10は、必要に応じて姿勢検出停止部21を用いて、使用者の入力部50への入力操作があるまで、姿勢に関する情報を用いて行なう動作を停止する(ステップS05)。このように動作させれば、一度省電力モードになると携帯情報処理装置は、キー操作等を行うまでその状態を保持できる。
また、制御部10は、上記動作に加え、姿勢に関する情報の変移と設定情報41に記録されている姿勢に関する動作に対する処理動作の設定領域を用いて、例えば、重力方向に対して下方に移動し、且つ反対向きに、収納姿勢で位置を保持されると、タイマ機能等を用いる通常の省電力機能を用いずに、直ちに省電力モードに移行するようにしても良い(図11の3行目参照)。このように制御部10を動作させれば、使用者によって携帯情報処理装置1を水平面に置く動作を、使用意思が無いものとして省電力設定に移行できる。 制御部10は、上記動作にタイマ機能を加えて利用し、所定時間内に、使用者によって使用する姿勢から収納姿勢に形態を変更して、且つ、所定の向き及び/又は加速度で重力方向に対して反対向きに姿勢を変更し、更に変更後の位置に保持されると、直ちに省電力モードに移行するようにしても良い。このように制御部10を動作させれば、使用者が所定時間内に携帯情報処理装置1の姿勢を定まっている複数の条件どおりに変移させることで、使用意思がないことを確認し、直に省電力設定に移行できる。
また、収納姿勢への形態を変更後、下方への移動を検出して、更に下方への移動が停止後、停止位置に保持されると、直ちに省電力モードに移行するようにしても良い。
また、制御部10は、上記動作と同時的又は所定時間先立って、入力部50から入力された使用者の操作を記憶保持するようにしても良い。操作を記憶保持した場合、制御部10は、姿勢に関する情報と入力操作に対する処理動作の設定領域を参照して使用者の操作を把握し、現在の入力された操作状況から省電力モードに移行するなどの処理動作を実現できる。
また、姿勢に関する情報と入力操作に対する処理動作の設定領域を参照して使用者の主なキー(テンキーやカーソルキーなど)への入力を識別し、所定時間の間、現在の姿勢の角度を、標準モードとして設定するよいに制御部10を動作させても良い。同様に、使用者の主なキーへの入力を識別し、操作されたときの姿勢を通常モードに対応付けるように、設定情報41を自動的に書き換え、現在の使用状況から省電力モードに移行する適切な姿勢を自動的に切り替えるようにしても良い。尚、所定時間経過後に切替えた設定を元に戻す処理を加えることが望ましい。
これは、例えばベッドなどで使用者が仰向けで携帯情報処理装置1を使用する場合などに、当該状況を入力部50への入力操作に基づいて把握し、表示部が下方(重力加速度の方向)に向いていても、通常モードのまま使用できることとなる。
換言すれば、センサ出力の角度のみ参照するような省電力制御では表示部を下方に向けた場合に表示を停止する動作を行なうのに対し、上記動作は、センサ出力の角度と共に使用者の操作を参照するので、例えセンサ出力で下方を検出していても、操作がある場合には、継続して使用意思が有るものとして省電力設定に移行する姿勢を通常の所属領域から切替える。
また、制御部10は、姿勢に関する情報から、携帯情報処理装置1の形態に適応させて、姿勢に関する情報のXYZ出力を切替える又は読み替えるよう補正して制御するようにしても良い。
一例としては、制御部10は、姿勢検出部30のセンサ出力に応じて、使用者に対して表示部を縦長又は横長に使用するように画面の表示を切替えた場合、X軸とY軸との出力の切り替え動作を行なうことで、画面の切り替えタイミングで姿勢に対する動作を適切に切替えることが可能となる。また、制御部10は、使用者に対して表示画面向きを切替えた後、形態と表示画面向きを識別し、識別した形態と表示画面向きに対応させて姿勢を識別するようにしても良い。
また、常時、表示画面の表示向きを識別し、表示画面の切り替え方向に対応させるように重力に対する姿勢や、重力に対する姿勢に対応させて省電力制御を行う条件を補正するようにしても良い。
尚、切り替え動作は、姿勢検出補正部22によって、センサ出力値の値を、制御部10が表示画面の切り替えに対応させたように情報処理的に値を読み替えても良いし、センサ出力値を表示画面の切り替えに対応させるように電気回路的に配線を切り替えるようにしても良い。
このように動作させれば、携帯情報処理装置のいわゆる縦スタイルと横スタイルの両方に対して、省電力制御を同様に動作させることが可能となる。
また、記憶部40の設定情報41に、右利き用と左利き用の姿勢に関する情報の取得パターン又は補正に用いる情報を準備し、制御部10によって予め使用者に右利き又は左利きの何れかを入力させて、選択された方のパターン又は補正に関する情報を使用するようにしても良い。
このように動作させれば、携帯情報処理装置1を保持する使用者の利き手に対応した姿勢を設定可能とでき、不必要な電力を削減できる。
これは、使用者の体の中心に対して、右利きの人は右寄りに、左利きの人は左寄りに、携帯情報処理装置1を保持することが多いため、保持されて使用される側に対応した省電力への移行を設定可能とでき、省電力化が図れる。
また、記憶部40の設定情報41に、右利き用と左利き用の姿勢に関する情報のヒステリシス領域の情報を準備し、制御部10によって予め使用者に右利き又は左利きの何れかを入力させて、選択された方のヒステリシス領域を使用するようにしても良い。
このように動作させれば、携帯情報処理装置1を保持する使用者の利き手に対応した不定領域を設定可能とでき、不必要な電力を削減できる。
また、入力部60に対する使用者の操作を、所定時間の間、設定情報41に記憶保持し、所定時間中に入力された操作量などと姿勢検出部30との出力に基づいて、省電力機能部20を制御しても良い。このとき、使用者による入力部60への操作を検出した場合に、操作量などに応じて、省電力モードへ切り替る時間を調節しても良い。
また、携帯電話装置1を、反対の姿勢(裏返し)に置くと直ちに省電力モードに移行するようにしても良い。また、このときのモード変更に要する条件に、姿勢検出部20を用いて取得する加速度の大きさ、加速度の方向および衝撃(タップやシェイクなど)の何れか又は組み合わせを付加しても良い。
このようにすれば、例えば、携帯電話装置1を裏返す動作が所定の方向に所定値の以上の速さで裏返されたときに省電力モードへ切替えることが可能となる。また、携帯電話装置1を裏返した後、軽くタップされることで、省電力モードへ移行することが可能となる。
また、設定情報41に、使用者の操作を一時的に記憶する領域と共に、アプリケーションプログラムに対応付けられた省電力モードに移行する姿勢を記憶しても良い。また、制御部10は、動作中のアプリケーションプログラムに対応する省電力モードに移行する姿勢を、入力操作に基づいて自動的に切り替えるよう動作しても良い。また、制御部10は、使用者の操作を把握し、使用中のアプリケーションプログラムに対応した省電力モードに移行する姿勢を、設定情報41を書き換えて自動的に切り替えるよう動作しても良い。 また、制御部10は、携帯情報処理装置1上で動作する汎用的なアプリケーションプログラムが、設定情報41の所定の領域を設定可能としても良い。当該小域は、アプリケーションプログラムの起動中のみに有効となり、加えて、アクティブなアプリケーションプログラムが優先されるようにすることが望ましい。一例としては、アプリケーションプログラムの起動時に、設定情報41の姿勢に関する動作に対する処理動作の設定領域に、起動中の間だけ有効となる設定を書き加えるように動作させても良い。
このようにすれば、アプリケーションプログラムの作成者又は使用者が所望するように、省電力機能の一部又は全てをアプリケーションプログラムによって制御することが可能となる。
また、設定情報41内のアプリケーションプログラムによって書き換えられる領域は、複数のアプリケーションプログラムに対応可能に複数領域を設け、アプリケーションプログラム毎に省電力設定を行なえるようにしても良い。この場合は、優先度を設定できる様にすることが望ましい。このようにすれば、制御部10は、使用者の操作を把握し、使用中のアプリケーションプログラムに適した省電力モードに移行が可能となる。また、優先度を設けた場合には、アプリケーションプログラム間又はOSとアプリケーションプログラム間での競合発生時に優先度に応じて適切に省電力制御が行なえる。
また、電池が燃料量と傾斜によって発電量が変化するDMFC(Direct Methanol Fuel Cell)型などの燃料電池であれば、設定情報41に傾斜に対応する燃料電池の発電量を記憶する領域を設け、姿勢検出部30のセンサ出力値に基づいて、燃料電池の発電量を推定し、前記推定値に基づいて、使用可能な電力量を算出し、算出した電力量以下になるように省電力機能部20を制御するようにしても良い。
また、燃料電池の発電量を制御する手段を設ければ、制御部10は、姿勢検出部20の姿勢に関する情報に基づき、燃料電池の姿勢を推定し、燃料電池の発電量を制御ようにしても良い。燃料電池の発電量を制御する手段としては、燃料電池内の燃料ポンプや送風ポンプ等の動作を制御部10が制御すれば良い。
また、制御部10は、姿勢検出部30の姿勢に関する情報に基づいて、省電力機能部20を制御に合わせて、省電力機能部20を制御した後に必要となる電力量を、燃料電池に発電させるよう制御するようにしても良い。
上記説明したように、制御部10によって、重力に対する携帯情報処理装置1の姿勢状態を把握し、設定情報41に基づき携帯情報処理装置を動作させることで、優れた省電力機能を実現できる。
次に、実施例を複数示し、本発明を説明する。
実施例1では、携帯情報処理装置の一例として、携帯端末装置を用いて本発明を説明する。
図17は、実施例における携帯端末装置100の構成を概略的に示すブロック図である。図17に示された携帯端末装置100は、大きく情報処理系と無線通信処理系により構成され、制御部101と無線部102の間ではデータの送受信が行われている。
無線部102には、無線信号の送受信に使用されるアンテナ部103が接続され、通信先との無線通信を可能とする。
制御部101には、携帯端末装置100全体に電池から取得した電力を供給する電源部104が接続されている。また、制御部101には、入出力部として、使用者の音声信号を電気信号に変換する送話部105、相手側からの電気信号を音声信号に変換する受話部106、音楽や音声、報知音等を再生するスピーカ107、各種情報を表示する表示部108、携帯端末装置100の発着信や各種機能の操作を行う操作部109が接続されている。
また、制御部101には、携帯端末装置100の動作方向、重力に対する向き、振動、形態等を検出する姿勢検出センサ110が接続されている。姿勢検出センサ110は、3軸加速度センサ、及び形態を検出するスイッチを用いる。
また、制御部101には、携帯端末装置100の状態や各種データ、プログラムなどを記憶する記憶部111が接続されている。記憶部111には、後述する装置状態監視部112の制御に使用するデータや設定値、そのほか携帯端末装置100の各種設定情報を格納し記憶する設定記憶領域113が設けられている。
装置状態監視部112は、姿勢検出センサ110から得られる姿勢に関する情報や設定記憶領域113に記録されている情報などに基づき、携帯端末装置100の姿勢を把握して省電力状態を制御する。また、装置状態監視部112は、必要に応じて、検出した姿勢の補正を行なう。また、装置状態監視部112は、必要に応じて、姿勢検出センサ110の出力に基づく各種動作を停止する。
設定記憶領域113には、YZ平面角度における所属領域を決定する角度設定値が記憶されている。また、必要に応じて、YZ平面角度における不定領域角度を決定する角度設定値が記録されている。また、設定記憶領域113には、姿勢に対応した動作モードを決定する情報が記録されている。即ち、設定記憶領域113には、省電力機能を動作させる条件を姿勢に対応させて、設定情報として記憶保持されている。
また、設定記憶領域113には、通常モードで使用時に携帯端末装置100の向きを反対の状態にすると省電力モードとなる動作、及び一度所定の省電力モードに入った場合には、携帯端末装置100が再び通用モードの領域に戻っても前記省電力モードをそのまま保持する動作を実現する設定情報が記録されている。即ち、省電力モードに移行する動作を規定可能な領域に、領域と省電力モードとを対応付ける情報が設定情報として記録されている。
図18及び図19は、本実施例における設定情報の一部を示す説明図である。
図18を参照すると、設定情報として、領域Aと領域Bの切り替わる角度である、YZ平面角度1、YZ平面角度2が設定可能な領域が設けられている。図18の設定では、YZ平面角度1にθ1、YZ平面角度2にθ2が対応付けられて記録されている。また、YZ平面における不定領域を設定するヒステリシス角度にαが対応付けられて記録されている。この設定情報は、使用者やアプリケーションプログラムの作成者が任意に設定することも可能である。
図19を参照すると、設定情報として、展開状態における領域Aと領域Bのそれぞれの領域に所属する時の動作モードを設定可能な記憶領域が設けられている。図19の設定では、展開状態で領域Aに属する姿勢に通常モード、展開状態で領域Bに属する姿勢に省電力モードが対応付けられて記録されている。この設定情報は、使用者やアプリケーションプログラムの作成者が任意に設定することも可能である。また、省電力モードは、姿勢毎にそれぞれ異なる省電力モードを準備しても良い。
以上に実施の形態の構成を述べたが、図17に記載の携帯端末装置100と基地局等との無線通信システムに関する接続や構成については、当業者にとってよく知られているためその説明については省略する。
次に、本実施例の携帯端末装置100における動作について、図20及び図21を用いて説明する。
図20は、実施例におけるYZ平面を示す説明図である。
携帯端末装置100のメイン表示画面を上にして水平方向に置かれた状態をθx=0°としてここでは扱う。領域Aは、設定値θ1から設定値θ2までの範囲(−θ1<θx<θ2)を示す。領域Bは、設定値θ2から180°までと−180°から−θ1までの範囲(θ2<θx<180°、−180°<θx<−θ1)を示す。θxは−180°から180°までの値とし、θ1、θ2は正の値である。
図20に示された携帯端末装置100では、領域Aが通常モードの場合を示している。また領域Aと領域Bの変化点にヒステリシスαを加味しても良い。この場合、領域Aから領域Bへの変化点はH1およびH4となり、領域Bから領域Aへの変化点はH2およびH3となる。θ1やθ2で設定された変化点では僅かな動きでも領域Aと領域Bが切り替わるため、仮に使用者が境界領域で操作などを行う場合は、領域Bと識別した瞬間に意図せずに省電力モードに移行する。このためヒステリシスαを設定することでこの区間において領域A、領域Bの動作モードを変更しても直ぐに省電力モードとなってしまうことがなく動作が安定する。
このような携帯端末装置100の状態で、携帯端末装置100の設定記憶領域113に記憶されている設定情報が、展開状態で、領域Aに通常モード、領域Bに省電力モードが設定されていた場合は、領域Aから領域Bの状態に変化すると省電力モードとなる(図18参照)。他方、補正や設定の書換えなどで設定情報が、領域Aに省電力モード、領域Bに通常モードが設定されていた場合は、領域Bから領域Aの状態に変化すると省電力モードとなる。
また、通常モードで使用時に向きを反対の状態にすると、制御部101は、姿勢検出センサ110から出力された姿勢に関する情報を取得して、設定情報領域113に記録されている通常モードで使用時に携帯端末装置100の向きを反対の状態にすると省電力モードとなる動作の設定に基づいて、所定の省電力モードとする。
また、装置状態監視部112の処理動作により、携帯端末装置100が一度省電力モードに入った場合には、携帯端末装置100の姿勢が再び元の通常モードの領域に戻っても省電力モードをそのまま保持する処理が可能となる。このため意図せずに省電力モードから復帰してしまうということがない。
図21は、実施例おける携帯端末装置100の省電力制御に関する全体動作例を示すフローチャートである。
まず、制御部101は、現在の動作モードが通常モードであるか否かを確認する。通常モードではない場合(Noの場合)、つまりここでは省電力モードの場合には処理を終了する。尚、このとき、装置状態監視部112の処理によって、姿勢検出センサ110の出力に基づく省電力制御に制限が加えられており、操作部109からの入力があるまで、省電力モードが維持される(ステップa1)。
制御部101は、ステップa1で通常モードの場合(YESの場合)は、次ステップとして、省電力モードに移行するまでの所定時間を省電力タイマとしてセットする。この所定時間の値は、使用者が設定しても良いし、予め任意に設定されている値を使用しても良い(ステップa2)。
制御部101は、ステップa2にて設定した省電力タイマが経過したかどうかの確認を実施する(ステップa3)。
省電力タイマが設定された時間を越えた場合、制御部101は、装置状態監視部112を動作させ、省電力モードに移行する(ステップa4)。
ステップa3で省電力タイマがまだ経過していない場合、制御部101は、ステップa2での省電力タイマのセット後のキー操作の有無を識別する(ステップa5)。キー操作が行われた場合は、再びステップa2へもどり省電力モードまでの省電力タイマを再セットする。
ステップa5にてキー操作がない場合、制御部101(装置状態監視部112)は、設定情報を読み込む(ステップa6)。
装置状態監視部112は、姿勢検出センサ110からの姿勢に関する情報を取得し、必要に応じて補正する(ステップa7)。このとき、姿勢検出センサ110は、重力方向に対するXYZ軸方向の姿勢認識、および、形態(形状)の認識を可能とする姿勢に関する情報が出力されている。
装置状態監視部112は、姿勢に関する情報と設定情報を用い、携帯端末装置100の重力に対する姿勢などに基づき、対応付けられた動作モードを識別する(ステップa8)。即ち、先に図19にて示した設定情報の領域Aおよび領域Bの何れに属している姿勢であるかを識別して、通常モードか省電力モードで動作するかを確認する。換言すれば、時々刻々と変化する姿勢の変化に応じて、現在の姿勢が設定情報に記録されている省電力モードの姿勢になった場合に、動作モードを省電力モードに移行するか判別する。
ステップa8にて動作モードの変更が無いと判断された場合は、再びステップa3に戻る。ステップa8にて省電力設定に移行すると判断された場合はステップa4に移行し、携帯端末装置100を省電力モードで動作させる。
上記動作とは別に、制御部101は、常時操作部109への入力を監視し、省電力モード中に使用者のキー操作が有った場合、省電力モードから通常モードへ復帰する。また着信や形状の変化等があった場合も省電力モードから復帰し、そのイベントが終了するまで通常モードを維持する。
上記のように制御部101及び装置状態監視部112を動作させることによって、一例として、使用者が携帯端末装置100の姿勢を重力方向に対して反対の姿勢に置くと、予め設定された設定情報に従い直ぐに省電力モードに移行させることが可能となる。
同様に、設定情報は、使用者やアプリケーションプログラムの作成者が予め任意に設定することが可能である為、使用者の使用態様やアプリケーションプログラムの動作態様に適した省電力処理が可能となる。
さらに前記携帯端末装置100において、一度省電力モードになると携帯端末装置100は使用者がキー操作等を行うまでその状態を保持することが可能となる為、省電力モードと通常モードの連続的な切り替わる現象を防止でき、省電力につながる。
その他にも適時設定情報を付加することで、使用者等の意思に沿った省電力で使い勝手の良い携帯端末装置100を実現できる。
尚、上記実施例の説明では、スライドタイプの携帯端末装置100を記載したが、その他の形状の携帯端末装置においても適用可能であることはいうまでもない。
次に、実施例2を示し、本発明を説明する。
本発明の実施例2における携帯端末装置200は、実施例1の携帯端末装置100に対し、操作部にキー操作があった場合に、姿勢検出センサ110の出力を読み込み、記憶設定領域113に記録されている動作モードを携帯端末装置200が自動的に書き換える点で異なる。
その他の携帯端末装置200の構成及び動作については実施例1の携帯端末装置100と同様であるため、説明を簡略化又は省略して記載する。
次に、実施例2の携帯端末装置200における動作について、図20を用いて説明する。
携帯端末装置200は、通常モードで使用時に向きを領域Aから徐々に領域Bにした場合、θ2の角度を閾値として動作モードを変更する。ヒステリシスαを加味した場合はH4にて動作モードを変更する。
このとき、設定情報の状態が図19と同一であれば、展開状態で領域Aに属する姿勢で通常モードとなり、展開状態で領域Bに属する姿勢で省電力モードとなる。換言すれば、制御部101が設定情報に記載された姿勢に基づき、θ2(ヒステリシスαを加味した場合はH4)を境界として動作モードを通常モードから省電力モードに切替える。
ここで、領域Bに属する姿勢で、操作部103への入力操作が行なわれた場合を説明する。
携帯端末装置200の制御部101は、領域Bに属する姿勢で入力操作が行なわれた場合、姿勢検出センサ110の出力に基づき、その時点の姿勢を使用する姿勢とみなし、通常モードの姿勢とするように設定情報を書き換える。
即ち、領域Bに属した後に、使用者によって操作部109へのキー操作が行なわれると、その操作が行なわれた領域である領域Bが通常モードとなり、他方が省電力モードに書き換えられる。尚、書き換えられた後の省電力設定領域の状態は図22のようになる。
上記説明では、キー操作が行なわれた場合の設定情報を書き換える動作を示したが、設定情報に基づく動作として、通常行なう操作に組み入れても良い。この場合は、携帯端末装置200は、記憶設定領域113に、入力操作に関する設定領域が設けられ、入力操作を受けた場合にその時点の姿勢を通常モードの姿勢とするように設定情報を書き換える動作を設定情報として有する。
即ち、領域Bに属した後に、使用者によって操作部109へのキー操作が行なわれると、入力操作に対する処理動作の設定領域の設定情報に基づき、操作が行なわれた姿勢を通常モードとする。このとき、省電力設定領域を書き換えて操作が行なわれた姿勢を通常モードに設定しても良いし、タイマを設定して所定時間の間、操作が行なわれた姿勢の領域を通常モードにしても良い。また、操作が行なわれた姿勢の角度を中心に通常モードとする領域を設定しても良い。当該動作を以下に示す。
図23は、実施例2における携帯端末装置200の動作を示すフローチャートである。 ステップb1からb4、b6からb8の動作は、前記実施例1のb1からa4、a6からa8と同様の動作であるためここでは説明を簡略化し一部省略する。
制御部101は、現在の動作モードを確認(ステップb1)し、通常モードであれば、省電力モードへ移行するまでの時間を省電力タイマにセットする(ステップb2)。
制御部101は、省電力タイマが経過したか確認し、まだ経過していない場合(ステップb3のNO)に、省電力タイマのセット後から所定時間待機し、その間に操作部109に対するキー操作が行われたかどうかを確認する(ステップb5)。
ステップb5にてキー操作が行われた場合、制御部101(装置状態監視部112)は、設定記憶領域113の入力操作に対する処理動作の設定領域を読み込む(ステップb9)。
装置状態監視部112は、姿勢検出センサ110からの姿勢に関する情報を取得し、必要に応じて補正する(ステップb10)。
その後、制御部101は、設定情報に基づき動作し、操作された時点の姿勢を通常モードの姿勢とするように設定情報を書き換える(ステップb11)。これにより、使用者がキー操作を行なった領域の動作モードが、常に通常モードへ切り替えられる。その後、再びステップb2へもどり省電力モードまでのタイマセットを行う。
尚、ステップb5においてキー操作がない場合は、ステップb6、b7、b8と移行し、設定情報に基づき、現在の姿勢に基づいた動作モードに移行する。
以上説明したように、制御部101及び装置状態監視部112を動作させることによって、実施例2の携帯端末装置200は、入力操作により、携帯端末装置200の姿勢が常に通常モードへ自動的に切り替わる。
これは、例えば、表示画面が上向き或いは下向きの使用状態に姿勢が変移すると省電力モードに移行する携帯端末装置であっても、入力操作が成された姿勢の向きを自動的に通常モードに設定するため、使用者の操作状況の変化にも直ぐに追従できる使い勝手の良いものとできる。即ち、操作部109への入力操作が所定時間の間隔で続く限り、携帯端末装置200をどの様な角度としても通常モードを維持できる。
また、所定の入力操作と、別の入力操作との間に変移した姿勢と変移にかかった時間を考慮しても良い。このように設定すれば、複数回の入力操作の間に、ゆっくりと姿勢を変化させても、通常モードのまま維持可能となる。他方、姿勢が短時間に一定以上変移した場合は、通常の処理動作とすれば良い。また、使用するアプリケーション毎に所定の時間を定めると効果的な省電力を実現できる。
次に、実施例3を示し、本発明を説明する。
実施例1の携帯端末装置100の説明では、縦方向の傾きでの姿勢変化に起因する動作を説明したが、実施例3の携帯端末装置300では、横方向の傾きでの姿勢変化にも対応する処理動作を説明する。
実施例3における携帯端末装置300は、表示部108を横向きに表示する機能を有する。また、実施例1の携帯端末装置100がX軸の傾きを検出して動作したのに対し、携帯端末装置300は、X軸に加えY軸の出力を用いて動作する点で異なる。
即ち、実施例3の携帯端末装置300は、縦向きと共に横向き表示についての省電力動作に対応できるようにしたものである。
図24及び図25は、実施例3における設定情報を示す説明図である。
携帯端末装置300には、記憶設定領域113にY軸の姿勢変化を検出可能とする設定領域が設けられ、設定情報として、横向きに使用するときの姿勢に対する動作モードの設定が記憶されている。
設定情報には、縦方向の設定値θ1、θ2及びヒステリシスαに加え、横方向用の角度設定値θ3、θ4及びヒステリシスβが記憶される。尚、実施例3の説明では、それぞれの領域を、縦方向の領域A、領域Bとし、横方向を領域C、領域Dとしている。
その他の携帯端末装置300の構成及び動作については、実施例1の携帯端末装置100と同様であるため、説明を簡略化又は省略して記載する。
次に、実施例3の携帯端末装置における動作について、図26を用いて説明する。尚、横方向の動作については、基準平面を読み替えれば実施例1とほぼ同様であるため詳細な説明を省略する。
図26は、実施例3におけるXZ平面を示す説明図である。尚、図24及び図25に記載した設定情報は、使用者が図26の右方向から使用ことを想定した値である。
携帯端末装置300は、表示部108に表示する画面の向きを検出し、当該向きを姿勢に関する情報の一部として利用する。即ち、携帯端末装置300の画面の向きが横向きの場合に、Y軸の回転を検出した姿勢に関する情報を使用して省電力処理を行う。
図26に示された携帯端末装置300は、表示面を上にして水平方向に置かれた状態をθy=0°としてここでは扱う。領域Cは、設定値θ3から設定値θ4までの範囲(−θ3<θy<θ4)を示す。領域Dは、設定値θ4から180°までと−180°から−θ3までの範囲(θ4<θy<180°、−180°<θy<−θ3)を示す。θyは−180°から180°までの値とし、θ3、θ4は正の値である。
携帯端末装置300では、領域Cと領域Dの変化点にヒステリシスβを加味しても良い。この場合、領域Cから領域Dへの変化点はH7およびH8となり、領域Dから領域Cへの変化点はH5およびH6となる。ヒステリシスβを設定することでこの区間において領域C、領域Dの動作モードの変更が安定する。
このような携帯端末装置300の状態で、携帯端末装置300の設定記憶領域113に記憶されている設定情報に基づき、展開状態で領域Cから領域Dの状態に変化すると省電力モードとなる。他方、補正や設定の書換えなどで設定情報が、領域Cに省電力モード、領域Dに通常モードが設定されていた場合は、領域Dから領域Cの状態に変化すると省電力モードとなる。
以上説明したように、携帯端末装置300では、他の実施例の効果に加え、表示部108に表示する画面の向きに合わせて、X軸及びY軸の回転を加味した姿勢に基づく省電力制御を行なえる。即ち、縦スタイルや横スタイルなどの画面の表示向きを姿勢として取り込み、使用者の使用の意図を推定することで、使用態様に合致させた省電力機能を発揮できる。
次に、第4の実施例を示し、本発明を説明する。
実施例4における携帯端末装置400は、他の実施例の携帯端末装置に対し、電源部104に接続される電源としてバッテリ(2次電池)と燃料電池を有し、当該燃料電池の傾きと省電力機能を関連付けて動作する点で異なる。
その他の携帯端末装置の構成及び動作については他の実施例の携帯端末装置と同様であるため、説明を簡略化又は省略して記載する。尚、記憶設定領域113に記憶されている設定情報には、燃料電池の傾きに対応する発電量(発電可能量)や携帯電話の姿勢と燃料電池の傾き、燃料量を対応付ける情報等が追加で記憶されている。
携帯端末装置400の制御部101(装置状態監視部112)は、検出した姿勢検出センサ110の出力と、設定記憶領域113に記録されている設定情報に基づき、燃料電池の発電量を推定し、使用可能な電力量を算出し、算出した範囲内に収まるように省電力機能を制御する。
また、携帯端末装置400の制御部101が、燃料電池の発電量を制御可能な燃料電池を用いる場合は、省電力制御した携帯装置端末400の必要電力(消費電力)に対応付けで燃料電池の発電量を調整する制御を行なっても良い。
また、携帯端末装置400は、携帯端末装置400の姿勢と燃料電池の姿勢対応付ける設定情報や、所定のアプリケーションプログラムを使用するときの推定消費電力値を記録した設定情報、推定使用時間を記録した設定情報を記憶するようにしても良い。尚、推定使用時間とは、充電や燃料の補給までの過去の時間的間隔や、アプリケーションの使用時間などが記録される。
このような設定情報を用いれば、例えば、表示画面を横向きに表示すると共に、テレビ機能を発揮するプログラムを使用した場合に、制御部101は、姿勢検出センサ110の出力値を用いて、燃料電池の姿勢を推定して発電可能量を識別する。制御部101は、識別した値と残バッテリ量の値を用いて、必要性が少ない機能から省電力制御する。また、必要に応じて、省電力制御した後に必要となる電力量に基づき、燃料電池の発電量を増減させるように制御しても良い。このとき、推定使用時間の設定情報を用いて制御すれば、使用者の操作状況や使用状況の変化にも追従できる使い勝手の良い携帯端末装置を提供できる。
以上、実施の形態及び実施例を用いて説明したように、本発明を適用した携帯情報処理装置は、姿勢を検出可能とする姿勢検出部を用いて、優れた省電力機能を実現できる。即ち、本発明によれば、姿勢を検出可能とする姿勢検出部を用いて、優れた省電力機能を実現した携帯情報処理装置及び携帯情報処理装置の制御方法を提供できる。
尚、上記実施の形態及び実施例では、携帯情報処理装置の各部の制御をハードウェアによる制御として記載さたが、各部の制御をソフトウェアによって実現しても良い。即ち、RAM上に、装置状態を監視するプログラムとして、姿勢を検出するプログラムや、補正するプログラム、各省電力機能を制御するプログラムなどを展開する。制御部は、各種プログラムに基づいて、上記実施の形態及び実施例で説明した各部を機能させる。また、制御部は、RAM等に記憶されている設定情報と姿勢に関する情報に基づいて、省電力機能を制御する。
また、本発明の具体的な構成は前述の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があってもこの発明に含まれる。
本発明は、加速度センサ(重力センサ)を備え、且つ、省電力機能を有する携帯型の情報処理装置に好適である。具体的には、携帯端末装置である携帯電話、PHS、PDA、携帯型パソコン等に使用可能である。
1 携帯情報処理装置
10 制御部
20 省電力機能部
21 姿勢検出停止部
22 姿勢検出補正部
30 姿勢検出部
40 記憶部
50 入力部
60 出力部
70 電源部
100 携帯端末装置
101 制御部
102 無線部
103 アンテナ部
104 電源部
105 送話部
106 受話部
107 スピーカ
108 表示部
109 操作部
110 姿勢検出センサ
111 記憶部
112 装置状態監視部
113 設定記憶領域

Claims (29)

  1. 起動中に、各種機能を停止又は制限して電力の消費を抑えて動作時間の延長を図る省電力機能部と、
    本体の重力に対する姿勢を検出可能とする姿勢検出部と、
    前記省電力機能部を動作させる条件を前記本体の重力に対する姿勢に対応させて、設定情報として記憶保持する記憶部と、
    前記姿勢検出部から出力される姿勢に関する情報を取得して、前記記憶部に記録されている設定情報に基づいて、前記省電力機能部を制御する制御部と
    を備ることを特徴とする携帯情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記姿勢検出部から姿勢に関する情報を取得し、前記記憶部に記録されている設定情報に基づいて、前記省電力機能部を動作させると共に、使用者の操作を受け付ける入力部からの入力があるまで、前記姿勢に関する情報を用いて行なう動作を停止する姿勢検出停止部を動作させる
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯情報処理装置。
  3. 前記設定情報は、使用者又はアプリケーションプログラムの作成者によって設定可能な領域を有し、
    前記制御部は、使用者又はアプリケーションプログラムの作成者によって設定された設定情報に基づいて、前記省電力機能部を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の携帯情報処理装置。
  4. 前記設定情報は、使用者又はアプリケーションプログラムの作成者によって設定可能であるアプリケーションプログラム毎の領域を有し、
    前記制御部は、アプリケーションプログラム毎に設定された設定情報を用いて前記省電力機能部を制御する
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  5. 前記設定情報は、省電力モードに移行する動作を規定可能な領域を有し、
    制御部は、前記姿勢に関する情報と前記設定情報に基づいて、重力方向に対して反対向きに、収納姿勢で水平に位置を保持されると、直ちに省電力モードに移行する
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  6. 前記設定情報は、省電力モードに移行する動作を規定可能な領域を有し、
    前記制御部は、前記姿勢に関する情報と前記設定情報に基づいて、所定時間内に、使用者によって使用する姿勢から収納姿勢に形態を変更して、且つ、所定の向き及び/又は加速度で重力方向に対して反対向きに姿勢を変更し、更に変更後の位置に水平に保持されると、直ちに設定情報に規定された省電力モードに移行する
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  7. 前記設定情報は、省電力モードに移行する使用者の操作を規定可能な領域を有し、
    前記制御部は、前記設定情報に記憶された操作と実際の操作を比較し、現在の操作に基づく使用状況から、省電力モードに移行する適切な姿勢を自動的に切り替える
    ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  8. 前記設定情報は、使用者の操作を一時的に記憶する領域を有し、
    前記制御部は、前記設定情報に記憶された使用者の操作を把握し、使用中のアプリケーションプログラムに対応した省電力モードに移行する姿勢を自動的に切り替える
    ことを特徴とする請求項1ないし7の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  9. 前記制御部は、使用者に対して表示部を縦又は横に使用するように画面を切替えて表示する場合に、前記姿勢検出部のセンサ出力値を、表示画面の切り替え方向に対応させたように値を補正する姿勢検出補正部を動作させて、補正された姿勢に関する情報を読み替えて姿勢を識別する
    ことを特徴とする請求項1ないし8の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  10. 前記制御部は、使用者に対して表示部を縦又は横に使用するように画面を切替えて表示する場合に、前記姿勢検出部のセンサ出力値を、表示画面の切り替えに対応させるように電気回路的に配線を切り替える姿勢検出補正部を動作させて、補正された姿勢に関する情報を読み替えて姿勢を識別する
    ことを特徴とする請求項1ないし8の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  11. 前記設定情報は、表示画面向きに対応した前記省電力機能部を動作させる条件を規定可能な領域を有し、
    前記制御部は、使用者に対して表示画面向きを切替える場合に、形態と表示画面向きを識別し、識別した形態と表示画面向きに対応させて姿勢を識別する
    ことを特徴とする請求項1ないし10の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  12. 前記設定情報は、表示画面向きに対応した前記省電力機能部を動作させる条件を規定可能な領域を有し、
    前記制御部は、使用者に対して表示部を横長に使用するように画面を表示した場合に、前記姿勢検出部のセンサ出力値を、使用者に対して表示部を縦長に使用するように画面を表示した場合のセンサ出力値のX軸とY軸とを読み替えて姿勢を識別する
    ことを特徴とする請求項1ないし11の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  13. 前記設定情報は、右利き用設定と左利き用設定に対応する領域を有し、
    前記制御部は、予め使用者に右利き又は左利きの何れかを入力させて、選択された方の設定情報を用いて、前記省電力機能部を動作する
    ことを特徴とする請求項1ないし12の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  14. 前記制御部は、前記入力部に対する所定時間中の使用者の操作を、記憶保持し、
    前記所定時間中に入力された操作量に基づいて、前記省電力機能部の動作を補正して動作させる
    ことを特徴とする請求項1ないし13の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  15. 前記制御部は、前記入力部に対する所定時間中の使用者の操作を、記憶保持し、
    前記所定時間中に入力された操作量と入力を検出したときの前記姿勢検出部との出力に基づいて、前記省電力機能部の動作を補正して動作させる
    ことを特徴とする請求項1ないし13の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  16. 前記設定情報は、傾斜に対応する燃料電池の発電量を記憶する領域を有し、
    前記制御部は、前記姿勢検出部のセンサ出力値に基づいて、燃料電池の発電量を推定し、前記推定値に基づいて、使用可能な電力量を算出して前記省電力機能部を制御する
    ことを特徴とする請求項1ないし15の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  17. 前記設定情報は、傾斜に対応する燃料電池の発電量を記憶する領域を有し、
    前記制御部は、前記姿勢検出部のセンサ出力値に基づいて、燃料電池の姿勢を推定し、前記燃料電池の発電量を制御する
    ことを特徴とする請求項1ないし15の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  18. 前記設定情報は、傾斜に対応する燃料電池の発電量を記憶する領域を有し、
    前記制御部は、前記姿勢検出部のセンサ出力値と前記設定情報に基づいて、前記省電力機能部を制御すると共に、前記省電力機能部を制御した後に必要となる電力量を、前記燃料電池に発電させるよう制御する
    ことを特徴とする請求項1ないし15の何れか一記載の携帯情報処理装置。
  19. 省電力機能部と重力方向に対する傾斜と形態から定まる姿勢を姿勢に関する情報として出力する姿勢検出部とを用いて、
    記憶部から、重力に対する姿勢に対応させて省電力制御を行う条件として記憶されている設定情報を取得するステップと、
    前記姿勢検出機能部から、本体の重力に対する姿勢を姿勢に関する情報として取得するステップと、
    取得した姿勢に関する情報と前記設定情報として記録されている省電力制御の条件に基づき、前記省電力機能を制御するステップと
    を有することを特徴とする携帯情報処理装置の制御方法。
  20. 更に、省電力機能に移行した後に、入力部からの入力があるまで、前記姿勢に関する情報を用いて行なう動作を停止するステップを有する
    ことを特徴とする請求項19記載の携帯情報処理装置の制御方法。
  21. 前記設定情報を、当該装置の使用者、又は前記使用者が当該装置で使用するアプリケーションプログラムの作成者に設定させるステップを有する
    ことを特徴とする請求項19又は20に記載の携帯情報処理装置の制御方法。
  22. 前記設定情報には、省電力モードに移行する動作条件が設定されていることを特徴とする請求項19ないし21の何れか一記載の携帯情報処理装置の制御方法。
  23. 前記設定情報には、重力方向に対して反対向きに、収納姿勢で水平に位置を保持されると、直ちに省電力モードに移行する動作条件が設定されていることを特徴とする請求項19ないし22の何れか一記載の携帯情報処理装置の制御方法。
  24. 前記設定情報には、省電力モードに移行する使用者の操作を規定した条件が設定されていることを特徴とする請求項19ないし23の何れか一記載の携帯情報処理装置の制御方法。
  25. 前記設定情報は、省電力モードに移行する条件と姿勢との関連付けを変更可能に記憶し、
    使用者の操作を検出して、操作されたときの姿勢を通常モードに対応付けるように、前記設定情報を書き換えるステップを有することを特徴とする請求項19ないし24の何れか一記載の携帯情報処理装置の制御方法。
  26. 前記設定情報は、省電力モードに移行する条件と姿勢との関連付けを変更可能に記憶し、
    使用者の操作を検出して、操作されたときの姿勢に基づき、省電力モードに移行する姿勢の設定情報を書き換えるステップを有することを特徴とする請求項19ないし24の何れか一記載の携帯情報処理装置の制御方法。
  27. 前記設定情報には、使用中のアプリケーションプログラムに対応した省電力モードに移行する条件が設定されていることを特徴とする請求項19ないし26の何れか一記載の携帯情報処理装置の制御方法。
  28. 表示画面の表示向きを識別し、表示画面の切り替え方向に対応させるように設定情報に記憶されている重力に対する姿勢に対応させて省電力制御を行う条件である設定条件を、補正するステップを有することを特徴とする請求項19ないし27の何れか一記載の携帯情報処理装置の制御方法。
  29. 表示画面の表示向きを識別し、表示画面の切り替え方向に対応させるように重力に対する姿勢を補正するステップを有することを特徴とする請求項19ないし28の何れか一記載の携帯情報処理装置の制御方法。
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