JP2007201787A - Lcdバックライト自動発光機能付携帯通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯通信端末が有する機能を傾き検出によって実行する操作方法があるが、携帯されている携帯通信端末はさまざまな方向に傾き、そのつど生じる傾き変化によって機能が誤操作される可能性があった。
【解決手段】所定の傾斜角度の変化を読み取る傾斜センサから出力される傾斜信号と、振動の有無を検知し、一定時間振動がない状態を検知する振動センサから出力される振動信号を受けて、ON/OFF判定部は、端末の傾斜角度の変化により機能を実行、あるいは制御を行うかを判定する判定信号を出力する。この判定信号と、その他の前記携帯通信端末の形状及び動作に関する情報とから、端末が有するさまざまな機能の実行及び制御を行うことが可能となり、入力部を介さず的確な操作を行うことが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】所定の傾斜角度の変化を読み取る傾斜センサから出力される傾斜信号と、振動の有無を検知し、一定時間振動がない状態を検知する振動センサから出力される振動信号を受けて、ON/OFF判定部は、端末の傾斜角度の変化により機能を実行、あるいは制御を行うかを判定する判定信号を出力する。この判定信号と、その他の前記携帯通信端末の形状及び動作に関する情報とから、端末が有するさまざまな機能の実行及び制御を行うことが可能となり、入力部を介さず的確な操作を行うことが可能となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯通信端末の前後左右の傾斜角度を検知、及び携帯通信端末の振動の程度を検知し、所定の振動以下、かつ所定の角度に傾けられたとき、それをキーとして、表示部のバックライトをオンにする、または時計表示、受信メールの情報などを表示することを可能にするLCDバックライト自動発光機能付携帯通信端末に関する。
従来の携帯通信端末では、省電力設計のため、LCD表示部のバックライトは一定期間後にオフとなり、視認困難となる。
そのため、時計などを確認するために携帯通信端末のバックライトをオンにする場合、ユーザは、折り畳み型携帯通信端末では筐体を開く、もしくはスライド型携帯通信端末では、筐体をスライドさせる、もしくは携帯通信端末の所定のボタンを押下するなどの必要があった。
しかしながら、携帯通信端末の小型化に伴い、キー入力部も小型化されており、少ない操作数で所望する機能を実現させる工夫がなされてきている。当然ながら、バックライトのオン制御に関してもさらに操作性の向上が求められている。
そこで、上述の操作を省略した操作方法としては、表示部とキーボタン部分の照明を、携帯型無線電話機の傾きによって、点灯させる電話機が開示されている(特許文献1:特開平11−75240号公報参照)。
また、携帯型無線電話機が単純に所定の角度に傾斜したときにバックライトをオンにする制御を行った場合、例えばユーザが、携帯型無線電話機を保持しながら移動した場合や、かばんの中から携帯型無線電話機を取り出した場合にも、携帯型無線電話機はその所定の角度になりやすく、従ってバックライトも、頻繁にオンになる可能性がある。
その点を改善させた技術として、腕時計のバックライト点灯方法がある。(特許文献2:特開平11−73831号公報参照)。
この電子機器の場合、バックライトをオンにさせる場合、ユーザは電子機器をユーザ側に傾ける動作を行う。
この操作により、球状導電体の略4分割形態の電極を有する電子機器の時計の表示部が、12時側が上になった場合、球状導電体が傾斜面を転がり、所定の電極と接触収納し、これにより電極が導電体と接続し、バックライトがオンになる。
この電子機器のバックライト点灯方法の技術では、点灯のためには、前述の所定の角度になることに加え、さらに、一定時間以上、同じ角度に保たれることを条件とする。
この状態を検知した場合、前述の電子機器は、バックライトをオンにし、現在時刻を音声にて通知する機能を実行する。
携帯通信端末は、常に携帯通信端末の傾斜位置が変化しており、従来技術のように、所定の傾きにおいてバックライトをオンにする場合、ユーザが移動時や、携帯通信端末をかばんから取り出すときの動作などで、頻繁にバックライトが点灯してしまうことになる。
また、前述の傾き検知手段は、地上に対し、一定角度に傾いた場合であるため、ユーザが横になった状態など、さまざまな姿勢で用いることを特徴とする携帯通信端末に、従来の技術に用いられている傾きセンサをそのまま適用すると、かえって不便を招く可能性がある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、あらゆる姿勢で用いられる可能性のある携帯通信端末の諸機能を実行するための操作をより簡単にするものである。
近年の携帯通信端末に見られる、自動消灯や表示部表示の制限などの省電力化設計がなされた携帯通信端末に対して、入力部を介した入力操作などの動作を用いずに、携帯通信端末を傾けるだけで制御可能になれば、携帯通信端末に対してさらに最低限の表示部表示を行うような設計を適用しやすくなり、省電力設計の携帯通信端末を提供しやすくなることも目的の一つである。
本発明の携帯通信端末は、傾きを検知し、所定の傾きの変化が生じたときに傾斜信号を出力する傾斜センサと、所定の振動を検知し、所定時間の静止状態を判別したときに振動信号を出力する振動センサと、前記傾斜信号と前記振動信号に基づいて携帯通信端末の傾斜及び静止状態を判定し判定信号を出力する判定部と、前記判定信号に応じて、予め設定された特定の機能を実行する制御部とを含むことを特徴とする携帯通信端末を提供する。
また、傾きを検知し、所定の傾きの変化が生じたときに傾斜信号を出力する傾斜センサと、
本発明の携帯通信端末は、所定の振動を検知し、所定時間の静止状態を判別したときに振動信号を出力する振動センサが出力した信号を判定する判定手段を有する携帯通信端末の機能制御方法において、前記傾斜センサが所定の傾きを検知し傾斜信号を出力し、前記振動センサが所定時間の静止状態を検知し振動信号を出力し、前記傾斜信号と前記振動信号を受けて判定信号の出力可否を決定する判定手段より前記判定信号を出力し、前記判定信号に基づいて、予め携帯通信端末内に設定された機能を実行することを特徴とする傾斜検出による機能制御方法を提供する。
本発明の携帯通信端末は、所定の振動を検知し、所定時間の静止状態を判別したときに振動信号を出力する振動センサが出力した信号を判定する判定手段を有する携帯通信端末の機能制御方法において、前記傾斜センサが所定の傾きを検知し傾斜信号を出力し、前記振動センサが所定時間の静止状態を検知し振動信号を出力し、前記傾斜信号と前記振動信号を受けて判定信号の出力可否を決定する判定手段より前記判定信号を出力し、前記判定信号に基づいて、予め携帯通信端末内に設定された機能を実行することを特徴とする傾斜検出による機能制御方法を提供する。
本発明の効果は、ユーザが携帯通信端末の有する特定の情報を閲覧したいとき、または確認したいときに、あらゆる姿勢からでも携帯通信端末の状態を変化させるだけでその情報を得ることが可能となることである。
また、傾斜センサに加え、振動センサ、及び形態検知センサを有することで、ユーザが移動中、静止している携帯通信端末を手に取る動作など、携帯通信端末ならではの環境の下で、確実に携帯通信端末の状態を検知することが可能となる。
本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における携帯通信端末1(以下、端末と称す。)の構成の例を示すブロック図である。なお、図1に示される端末1は、折畳み型端末としているが、本発明の端末1は、スライド型端末や二軸回転ヒンジを有する端末、あるいはストレート型端末など、いずれの形態を取ってもかまわない。
図1において、端末1の有する機能を制御する制御部2と、アンテナ3aを介して、図示しない無線回路網に接続可能な無線通信部3と、端末1の制御部2が後述する信号類に応じて実行する機能の制御内容や、その他の情報などについて記憶するメモリ4と、端末1を操作するための入力部5と、受信したメール情報などを表示可能な表示部6と、表示部6を視認容易に点灯するバックライト7とを含む。
端末1は、さらに端末1の状態に応じて諸機能を実行するために用いるセンサ8として、端末1の傾きの変化を検知可能な傾斜センサ8a、ある一定以上の揺れ、及び一定期間の揺れの有無を検知可能な振動センサ8bを有する。また、それぞれのセンサから出力される傾斜信号aと振動信号b、及び判定信号cの出力方向を示す電気信号も図示する。
傾斜センサ8aは、図2(a)及び(b)に図示されるように、随時、端末1の傾きの変化を筐体面に対して、長軸を回転軸として第1の面からα°回転した場合(これを傾きの変化という)と、短軸を回転軸として第1の面からβ°回転した場合(これを傾きの変化という)の二つの成分に分解して検知する。ここで第1の面とは、端末1を傾ける動作の前の状態における端末1の表面の位置を表わす。したがって、第1の面は色々な角度の状態がある。それぞれの傾きの変化を検知した傾斜センサ8aは、端末1が状態Aであることを示す傾斜信号aとして判定部9に出力する。傾き変化の検出のための所定の角度α°、β°として、複数の角度を設定可能であり、ユーザの使用形態に合わせて任意に設定変更可能である。
また、振動センサ8bは、定期的に端末1の振動の有無を監視し、端末1の状態が、ユーザが静止している状態のレベルとみなされる一定の揺れの範囲内に収まり(ここでは、3次元方向に1cm内の範囲とする)、かつその範囲内の状態が一定期間続いた場合(ここでは、約1秒とする。)、端末1が状態Bであることを示す振動信号bを判定部9に対して出力する。
なお、傾き信号aを出力するための傾きの変化の程度、及び振動信号bを出力するための閾値は、ユーザが任意に設定可能であり、また判定信号cが出力された場合の実行する機能も、ユーザが端末1の有する機能の中で任意に設定可能である。
図3は、傾斜センサが検知するα°とβ°それぞれが所定の角度になったときに出力される信号とそれに伴って出力される傾斜センサ8aの傾斜信号aと、振動信号bの出力条件の一覧、及びそれぞれの出力にしたがって決定される判定信号cの有無の一覧を示す図である。判定部9は、この図3に示す内容に従って、傾斜信号aと振動信号bから判定信号cを決定し、制御部2に対して出力する。なお、図3に示される「1」は信号を出力していることを示し、「0」は出力がない状態を示す。
この判定信号cが出力されるまでのフローを図4に図示して説明する。
まず、判定部9は、状態Aであることを示す傾斜センサ8aから出力される状態Aであることを示す傾斜信号aの出力有無を確認し(ステップ41)、状態Aにおける約1秒の静止状態を検知した振動センサ8bは、端末1の状態が、状態Bにあるとみなし、判定部9に対し、状態Bであることを示す振動信号bを出力する(ステップ42)。
判定部9は、傾斜信号a、振動信号bを受けたとき、ON/OFF判定を行い、判定結果として判定信号cを制御部2に出力する(ステップ43)。すなわち、この判定信号cとは、ユーザが端末1を傾けること(実際は傾きの変化を与えること)で、機能実行または機能制御を行おうとする状態であることを伝える信号である。
傾斜信号a及び振動信号bを検知できなかった場合には(ステップS41、S42のNo)、再びそれらの信号の出力有無を監視する状態に戻る。
ここで、本発明の第1の実施の形態として、たとえば端末1の傾きの変化を検知してバックライト7を点灯する機能を実行する制御について図1を用いて説明する。
制御部2へ判定信号cが出力され、この信号入力に伴って制御部2によってバックライト7の点灯が制御される場合について説明する。
図5は、本発明の第1の実施の形態の端末1に搭載されるメモリ4の設定内容を示す図である。メモリ4は、判定信号cの出力内容100とそれに応じた制御部2の実行内容101を格納している。なお、出力内容100は、「1」は判定信号cを出力していることを示し、「0」は出力がない状態を示す。
図6は、本発明の第1の実施の形態における端末1のバックライト点灯に関するフローチャートである。
まず、ユーザは消灯状態となった端末1のバックライト7を点灯させるため、端末1を第1の面から傾けることで傾斜角度を変化させて、状態Aにして静止させる。これにより判定部9は判定信号cを出力する。
制御部2はこの判定信号cを受けたかを検知し(ステップ61)、受けた場合にはメモリ4(図5)を参照して、実行する機能の有無を確認する(ステップ62)。受けなかった場合には、再び判定信号cを監視する状態に戻る。
また、受けた場合でも、実行する機能が特にメモリ4に記録されていない場合は、再び判定信号cを監視する状態に戻る。
ここで図5に図示されている通り、メモリ4には、判定信号cがある場合(c=1)にはバックライト7を点灯する設定が格納されており、制御部2は端末1のバックライト7の点灯を行う(ステップ63)。
本発明の第1の実施の形態の端末1では、第1の面から所定の角度に傾けることで傾斜角度が変化し、かつ一定時間以上静止した状態では、予め設定された特定の機能を実行する制御部2を有する。
これによりたとえば、ユーザがメモリ4において、端末1のバックライト点灯を設定していた場合には、前述の通り、所定の条件の下で、端末1の入力部5への入力操作を要せずに、バックライト7を点灯することが可能となる。
続いて、本発明の第2の実施の形態の端末11について説明する。
この形態検知信号dを追加した図7は、本発明の第2の実施の形態の端末12の制御部21への電気信号の入出力内容を示すブロック図である。
この端末11は、第1の実施の形態の端末1と同様に、アンテナ31aを介して、図示しない無線回路網に接続可能な無線通信部31と、端末1の制御部21が後述する信号類に応じて実行する機能の制御内容や、その他の情報などについて記憶するメモリ41と、端末11を操作するための入力部51とを有する。
しかし、図7に示されるとおり、本発明の第2の実施の形態の端末11は、センサ81からON/OFF判定部91出力する信号は、傾斜信号aのほかに、変形可能な端末11の形態を検知する形態検知センサ81cから出力される形態検知信号dが加わる。さらに表示部61は、折畳み型端末1の有する閉状態の内側に面する主表示部61aと閉状態時に外側に面する背面表示部61bと、それぞれの表示部の視認性を向上させるためのバックライト71を含む。このバックライト71は、制御部21のバックライト点灯の制御内容に対応して、それぞれ主表示部61aを点灯するバックライト71a、背面表示部61bを点灯するバックライト71bを有する。
形態検知センサ81cは定期的に端末11の形態を検知し、形態検知信号dを制御部21に出力する。ここでは端末11の形状は折畳み型端末としているため、形態検知信号dは、閉状態であるか開状態であるかを示す情報を含む。
また、ここではON/OFF判定部91は、制御部21へ判定信号cと形態検知信号dを出力すると、制御部21は、バックライト71の点灯制御の信号を出力するため、図7では、その信号の入出力状態についても図示している。
図8は本発明の第2の実施の形態の端末11のメモリ41の記録内容を示す図である。図8において、メモリ41は判定信号cを受けて実行する機能104について、判定信号cの内容102と形態検知信号dの内容103に対応させて記録している。
ここでは端末11の形態は折畳み型端末としているため、形態検知信号dは、「1」を出力した場合は、開状態を、「0」を出力した場合は閉状態を示すことになる。なお、形態検知信号dは、端末1の形態がスライド型携帯端末の場合は、縮退状態であるか展開状態であるかを検知する情報を含むなど、その他のさまざまな形態を取る端末11にも対応できる情報を含むことが可能である。
図9は、このメモリ41の設定内容と、形態検知信号dを用いて、バックライト点灯の有無を決定するフローを示す図である。制御部21は、判定信号cの出力内容を監視し(ステップ91)、「1」が出力されている場合には、次に形態検知センサ81cより定期的に出力される形態検知信号dの内容を確認する(ステップ92)。「0」が出力されている場合には、再び判定信号cを監視する状態に戻る。
ここで、制御部21は、形態検知センサ11が検知して出力した形態検知信号dの内容を確認する(ステップ92)。このとき、形態検知信号dの示した情報が、端末11が閉状態を示す「0」を出力した場合、メモリ41を参照して、実行機能の有無を確認する(ステップ93b)。
次に実行機能として、メモリ41に背面表示部61bのバックライト71bの点灯実行が設定されているため、制御部21は、その内容に従い点灯する(ステップ94b)。
逆に形態検知信号dが開状態を示す「1」を出力した場合、制御部21は、メモリ41を参照して、実行機能の有無を確認したあと(ステップS93a)、メモリ41に設定内容が記憶されている場合には、制御部21は主表示部61aのバックライト71aを点灯する(ステップ94a)。ステップ93a及びステップ93bでは制御部21は、共に実行する機能がメモリ2に設定されているかを確認するが、特に設定されている機能がなければ、再び判定信号cを監視する状態に戻る(ステップ93aとステップ93bのno)。
この本発明の第2の実施の形態の端末11では、端末11の形態に応じて不必要な表示部61に対する点灯を防ぐため、第1の実施の形態の端末11の操作性を向上させるとともに、省電力化を図ることが可能となる。
また、さらに端末12で実行されている機能を定期的に把握可能な状態検知部22aを制御部22内に追加した場合の実施の形態を、本発明の第3の実施の形態として説明する。
図10は本発明の第3の実施の形態の端末12の構成を示すブロック図である。
この端末12は、第1の実施の形態の端末1と同様に、アンテナ32aを介して、図示しない無線回路網に接続可能な無線通信部32と、端末1の制御部22が後述する信号類に応じて実行する機能の制御内容や、その他の情報などについて記憶するメモリ42と、端末12を操作するための入力部52とを有する。
それに加えて、制御部22が、さらに現在の端末12の実行機能などの状態を検知する状態検知部22aを有し、前述の判定信号cと形態検知信号dの情報を加えた上で、実行する機能の内容を決定する。
ここでは、実行する機能として、受信メールの表示機能の制御を行うときの例を用いて図11、図12を用いて説明しているが、端末12が実行可能な機能であればメール着信のみに限らない。
図11は、本発明の第3の実施の形態の端末11のメモリ42の記録内容を示す図である。メモリ42は判定信号cを受けて実行する機能108の情報を、判定信号cの出力内容105と形態検知信号dの出力内容106、及び状態検知部22aから通知される情報107に対応させて格納している。
端末12の形態は折畳み型端末としているため、形態検知信号dが「1」を出力した場合は開状態を、「0」を出力した場合は閉状態を示しているが、形態検知信号dは、端末1の形態がスライド型携帯端末の場合は、縮退状態であるか展開状態であるかを検知する情報を含むなど、その他のさまざまな形態を取る端末11にも対応できる情報を含むことが可能である。
また、状態検知部107から通知される情報は、現在の端末12上で実行されている機能の情報を含むが、図11においては、待ち受け画面表示以外のその他の実行機能については「他の機能の実行中」として省略している。
制御部22は、状態検知部22aより現在実行される機能を把握し、それに基づいて特定の機能を起動するため、制御部2が判定信号cの出力に応じて起動する機能がより多様になる。
この状態検知部22aを利用したメール着信通知を示す場合の端末12の処理の流れをフロー図12に示して説明する。
なお、第1の実施の形態、及び第2の実施の形態では、判定信号cが出力されない場合には、(図6のステップ61や図9のステップS91の「No」の場合)特定の機能が起動されず、判定信号cの監視状態に戻ったが、この本発明の第3の実施の形態の端末12のメール着信通知機能の制御では、フロー図12のステップ121に図示されるように、判定信号cの出力がない場合も特定の機能を実行するトリガとする。
まず、制御部2は判定信号cの有無を監視する(ステップ121)。判定信号cが有る場合(ステップ121の「yes」)と、無い場合(ステップ121の「no」)のいずれの状態でも、次に制御部2は検知信号dの内容を監視する。
ここで、もし判定信号cがあり(ステップ122a)、形態検知信号dが開状態を示し(ステップ123a)、状態検知部22aから待ちうけ状態を示す情報の通知があった場合は、制御部22はメモリ2を参照し、主表示部62aにメール情報を表示する(ステップ124a)。
この一連の処理は、開状態の端末12を操作する状態で保持している場合であると判断した上で実行される処理である。すなわち、判定信号cの出力により、ユーザが端末12を視認可能に保持しているとみなされるために、メール着信が発生したときに直ちに視認可能にメール情報を表示する処理を行う。
また、判定信号c(c=1)が出力され(ステップ122a)、端末12が閉状態であることを示す形態検知信号d(d=0)を受け(ステップ123b)、状態検知部22aより、待受け状態であることを示す情報を通知している場合、制御部22は、たとえ閉状態で待受けがなされていても、制御部2はメールを閲覧する状態が整っていると判断し、背面表示部6bにメール情報もしくはその一部を表示する(ステップ124c)。
判定信号cを受けていない場合(ステップ122b)、端末12が閉状態であることを示す形態検知信号dを受けた(ステップ123d)制御部22は、端末12がたとえば机上などに静置されていると判断し、表示部62へのメール文の内容表示を行わない指示をする(ステップ124g、またはステップ124h)。
これにより、その場に居合わせた他者に、通常の着信時に表示されるメールタイトル、発信者などの情報を見られることがなくなる。
待ち受け状態を示すステップ124aではメール情報を主表示部62aに表示するが、他の機能を実行中であるステップ124bでは、たとえ判定信号cが出力されている場合でも、主表示部62aにメール情報を表示せず、さらに着信音及びバイブレータの鳴動を行わない。
また前記形態検知信号dが閉状態ではなく開状態を示す信号の場合では、表示部表示は、背面表示部62bではなく主表示部62aに代えて同様の処理を行う。
このように、本発明の第3の実施の形態の端末12では、状態検知部22aの有無により、ユーザが現在、端末12に対してどのような操作を行っているかを把握し、さらに判定信号cの有無によって、起動する機能を一部異ならせる設定を行うため、ユーザの操作性をさらに高めることが可能となる。
また、端末12が放置されている場合に、避けたい情報内容の表示を行わない設定を考えているが、判定信号c、形態検知信号dの信号内容と状態検知部22aで検知した端末12の実行機能に関する情報は、特定の機能を実行するために、全ての情報を必要とせずに、信号出力がない場合に特定の機能を実行する設定にすることも可能である。
つまり、制御部22は、判定信号cを受けることで、制御部22に対して出力される信号の内容ばかりでなく、他の出力されていない信号の内容も、判定条件として図11を参照の上、指示するべき制御内容を決定できる。
これらの設定条件、および起動させたい特定の機能は、端末設計者及び端末ユーザによって、自由に設定可能とする。
本発明の第3の実施の形態では、メール着信に対する処理の例を示したが、スケジュール通知イベントが発生した場合など、その他の情報を表示部62に表示することも可能となる。
以上、本発明の第1乃至第3の実施の形態の傾斜信号を含む判定信号cを用いた携帯通信端末では、携帯通信端末を傾けた状態Aかつ、静止させた状態Bにおいて、出力される判定信号cに基づいて、入力部への押下をせずにさまざまな機能を実現することが可能となる。
また、随時、傾斜角度が変化する端末において、相対的な傾斜角度として、第1の面からの傾きを検出可能な傾斜センサを用いるため、あらゆる姿勢で用いられる可能性のある携帯通信端末の諸機能を実行するための操作をより簡単にするものである。
この構成に、携帯通信端末の状態を示す他の複数の信号を組み合わせることでさまざまな状況に適した機能を実行することが可能となり、入力部の有するキー数及び入力部の小型化、しいては、携帯通信端末の小型化に有効な操作方法になり得る。
1 携帯通信端末
11 携帯通信端末
12 携帯通信端末
2 制御部
21 制御部
22 制御部
22a 状態検知部
3 通信部
3a アンテナ
31 通信部
31a アンテナ
32 通信部
32a アンテナ
4 メモリ
41 メモリ
42 メモリ
5 入力部
51 入力部
52 入力部
6 表示部
61 表示部
61a 主表示部
61b 背面表示部
62 表示部
62a 主表示部
62b 背面表示部
7 バックライト
71 バックライト
71a バックライト
71b バックライト
8 センサ
8a 傾斜センサ
8b 振動センサ
81 センサ
81a 傾斜センサ
81b 振動センサ
81c 形態検知センサ
82 センサ
82a 傾斜センサ
82b 振動センサ
82c 形態検知センサ
9 ON/OFF判定部
91 ON/OFF判定部
92 ON/OFF判定部
11 携帯通信端末
12 携帯通信端末
2 制御部
21 制御部
22 制御部
22a 状態検知部
3 通信部
3a アンテナ
31 通信部
31a アンテナ
32 通信部
32a アンテナ
4 メモリ
41 メモリ
42 メモリ
5 入力部
51 入力部
52 入力部
6 表示部
61 表示部
61a 主表示部
61b 背面表示部
62 表示部
62a 主表示部
62b 背面表示部
7 バックライト
71 バックライト
71a バックライト
71b バックライト
8 センサ
8a 傾斜センサ
8b 振動センサ
81 センサ
81a 傾斜センサ
81b 振動センサ
81c 形態検知センサ
82 センサ
82a 傾斜センサ
82b 振動センサ
82c 形態検知センサ
9 ON/OFF判定部
91 ON/OFF判定部
92 ON/OFF判定部
Claims (13)
- 傾きを検知し、所定の傾きの変化が生じたときに傾斜信号を出力する傾斜センサと、
所定の振動を検知し、所定時間の静止状態を判別したときに振動信号を出力する振動センサと、
前記傾斜信号と前記振動信号に基づいて携帯通信端末の傾斜及び静止状態を判定し判定信号を出力する判定部と、
前記判定信号に応じて、予め設定された特定の機能を実行する制御部とを含むことを特徴とする携帯通信端末。 - 前記特定の機能を登録するメモリをさらに有することを特徴とする前記請求項1に記載の携帯通信端末。
- バックライトを有する表示部を含み、前記判定信号に基づいて、前記制御部は前記表示部のバックライトを点灯することを特徴とする前記請求項1乃至2のいずれか1項に記載の携帯通信端末。
- 前記携帯通信端末は、さらに端末の形態を検知する形態検知センサを有し、前記形態検知センサより出力される形態検知信号を受けた前記制御部は、前記判定信号と組み合わせて実行される機能を登録した前記メモリの設定内容に対応させて、特定の機能を実行することを特徴とする前記請求項2乃至3のいずれか1項に記載の携帯通信端末。
- 複数の表示部を含み、前記判定信号及び前記形態検知信号に基づいて、前記制御部は、前記複数の表示部から、制御を行う表示部を選択して点灯することを特徴とする前記請求項4に記載の携帯通信端末。
- 前記携帯通信端末は、さらに端末の動作状態を検知する状態検知手段を有し、前記状態検知手段より通知される前記携帯通信端末の実行中の機能情報を受けた前記制御部は、前記判定信号及び前記形態検知信号と前記通知情報の組み合わせにより決定される機能情報を格納した前記メモリの設定内容に対応させて、前記特定の機能を実行することを特徴とする前記請求項4乃至5のいずれか1項に記載の携帯通信端末。
- 前記制御部は、さらに前記通知情報に基づいて、前記選択された前記表示部に対応させて、表示内容を異ならせることを特徴とする前記請求項6に記載の携帯通信端末。
- 傾きを検知し、所定の傾きの変化が生じたときに傾斜信号を出力する傾斜センサと、
所定の振動を検知し、所定時間の静止状態を判別したときに振動信号を出力する振動センサが出力した信号を判定する判定手段を有する携帯通信端末の機能制御方法において、前記傾斜センサが所定の傾きを検知し傾斜信号を出力し、前記振動センサが所定時間の静止状態を検知し振動信号を出力し、前記傾斜信号と前記振動信号を受けて判定信号の出力可否を決定する判定手段より前記判定信号を出力し、前記判定信号に基づいて、予め携帯通信端末内に設定された機能を実行することを特徴とする傾斜検出による機能制御方法。 - 前記設定される機能は、前記携帯通信端末の記憶手段に格納されることを特徴とする前記請求項8に記載の傾斜検出による機能制御方法。
- 前記設定される機能とは、前記携帯通信端末が有する表示部のバックライトの点灯であることを特徴とする前記請求項8乃至9のいずれか1項に記載の傾斜検知による端末機能制御方法。
- 前記傾斜検出による機能制御方法は、さらに前記携帯通信端末の形態を検知可能な形態検知センサを有し、前記形態検知センサから出力される形態検知信号と前記判定信号との出力内容の組合せにより、実行する機能を決定することを特徴とする前記請求項8乃至10のいずれか1項に記載の傾斜検出による機能制御方法。
- 前記傾斜検出による機能制御方法は、前記形態検知信号と前記判定信号の出力内容に応じて、前記携帯通信端末が有する複数の表示部から、制御を行う表示部を選択して点灯することを特徴とする前記請求項11に記載の傾斜検出による機能制御方法。
- 前記機能制御方法は、さらに前記携帯通信端末の実行している機能を検知可能な状態検知手段を有し、前記状態検知手段により、前記選択された前記表示部に対応させて、表示内容を異ならせることを特徴とする前記請求項12に記載の傾斜検出による機能制御方法。
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