JP2010262284A - 保護装置、マスク、マスク形成装置、マスク形成方法、露光装置、デバイス製造方法、及び異物検出装置 - Google Patents

保護装置、マスク、マスク形成装置、マスク形成方法、露光装置、デバイス製造方法、及び異物検出装置 Download PDF

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Abstract


【課題】薄膜部の撓みを抑制できる保護装置を提供する。
【解決手段】保護装置は、基板の表面の所定領域を保護する。保護装置は、第1方向に沿って配置された相互に対向する一対の可撓部を含み、基板の表面に接続されて所定領域の周囲を囲うフレーム部と、所定領域と対向するようにフレーム部に張設され、フレーム部によって形成された開口部を閉塞する薄膜部とを備えている。可撓部は、薄膜部側の端面が基板との接続部側に凹んだ湾曲形状を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板表面の所定領域を保護する保護技術に関する。
フォトリソグラフィ工程において、マスクを露光光で照明し、そのマスクからの露光光で基板を露光する露光装置が使用される。マスクは、マスク基板(マスクブランクス)と、そのマスク基板の表面のパターン領域を保護する保護装置とを備えている。保護装置は、マスク基板に接続されるペリクルフレームと呼ばれるフレーム部と、そのフレーム部に張設されるペリクルと呼ばれる薄膜部とを備えている。下記特許文献には、マスクに関する技術の一例が開示されている。
特許第4043232号公報
従来のマスクでは、マスク基板の撓みに応じて薄膜部が撓むため、例えば、薄膜部の表面に光を照射してその表面状態(例えば、異物の有無)を検出する場合、薄膜部の位置によって光の照射条件や、その光の検出条件等が変化することで検出不良が発生する可能性がある。
本発明の態様は、薄膜部の撓みを抑制できる保護装置、マスク、マスク形成装置及びマスク形成方法を提供することを目的とする。また本発明の態様は、薄膜部の撓みを抑制したマスクを介して基板を露光できる露光装置及びデバイス製造方法を提供することを目的とする。また本発明の態様は、薄膜部の撓みを抑制したマスクの薄膜部の表面に付着した異物を検出できる異物検出装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、基板の表面の所定領域を保護する保護装置であって、第1方向に沿って配置された相互に対向する一対の可撓部を含み、前記基板の表面に接続されて前記所定領域の周囲を囲うフレーム部と、前記所定領域と対向するように前記フレーム部に張設され、前記フレーム部によって形成された開口部を閉塞する薄膜部と、を備え、前記可撓部は、前記薄膜部側の端面が前記基板との接続部側に凹んだ湾曲形状を有する保護装置が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、表面にパターン領域を有する基板と、前記表面に接続され、前記パターン領域を保護する第1の態様の保護装置と、を備えるマスクが提供される。
本発明の第3の態様に従えば、基板の表面にパターン領域が設けられたマスクであって、第1方向に沿って配置された相互に対向する一対の可撓部を含み、前記基板の表面に接続されて前記パターン領域の周囲を囲うフレーム部と、前記パターン領域と対向するように前記フレーム部に張設され、前記フレーム部によって形成された開口部を閉塞する薄膜部と、を備え、前記可撓部は、前記基板の前記第1方向の両端部が前記薄膜部側から支持された状態で該可撓部の前記薄膜部側の端面が平坦となる形状を有するマスクが提供される。
本発明の第4の態様に従えば、表面にパターン領域を有する基板と、前記表面に接続されて前記パターン領域を保護する本発明の第1の態様の保護装置とを有するマスクを形成するマスク形成装置であって、前記基板を押圧する第1押圧部と前記フレーム部を押圧する第2押圧部とを含み、前記パターン領域と前記薄膜部とを対向させた状態で、前記第1押圧部と前記第2押圧部との少なくとも一方を移動させて前記基板と前記フレーム部とを相互に近づく方向に押圧する押圧機構を備え、前記第1押圧部または前記第2押圧部は、前記可撓部の前記湾曲形状に対応する曲線に沿って前記基板または前記フレーム部に接する接触部を有する・マスク形成装置が提供される。
本発明の第5の態様に従えば、表面にパターン領域を有する基板と、前記表面に接続されて前記パターン領域を保護する本発明の第1の態様の保護装置とを有するマスクを形成するマスク形成方法であって、前記基板を押圧する第1押圧部または前記フレーム部を押圧する第2押圧部を、前記可撓部の前記湾曲形状に対応する曲線に沿って前記基板または前記フレーム部に接触させることと、前記パターン領域と前記薄膜部とを対向させた状態で、前記第1押圧部と前記第2押圧部との少なくとも一方を移動させて前記基板と前記フレーム部とを相互に近づく方向に押圧することと、を含むマスク形成方法が提供される。
本発明の第6の態様に従えば、第2又は第3の態様のマスクを保持し、露光光の照射領域に前記マスクを移動させるマスクステージと、感光基板を保持し、前記マスクを介した前記露光光の照射領域に前記感光基板を移動させる基板移動装置と、を備え、前記マスクステージは、前記マスクの前記第1方向の両端部を前記薄膜部側から支持する露光装置が提供される。
本発明の第7の態様に従えば、第2または第3の態様のマスクが有するパターンを感光基板に転写することと、前記パターンが転写された前記感光基板を該パターンに基づいて加工することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明の第8の態様に従えば、第6の態様の露光装置を用いて、前記マスクが有するパターンを前記感光基板に転写することと、前記パターンが転写された前記感光基板を該パターンに基づいて加工することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明の第9の態様に従えば、第2または第3の態様のマスクの前記第1方向の両端部を前記薄膜部側から支持する支持部と、前記薄膜部の表面に前記第1方向に沿ってライン状に光を照射して散乱光を受光し、該散乱光の受光結果に基づいて、前記薄膜部の表面に付着した異物を検出する検出部と、を備える異物検出装置が提供される。
本発明の態様によれば、基板表面の所定領域を保護する保護装置が有する薄膜部の撓みを抑制できる。
第1実施形態に係るマスクの一例を示す平面図である。 第1実施形態に係るマスクの一例を示す側面図である。 第1実施形態に係るマスクの一例を示す側面図である。 第1実施形態に係るマスクの一例を示す側面図である。 比較例に係るマスクの一例を示す斜視図である。 比較例に係るマスクのペリクルの状態の一例を示す図である。 比較例に係るマスクのペリクルの状態の一例を示す図である。 第1実施形態に係るマスク形成方法の一例を示す図である。 第1実施形態に係るマスク形成方法の一例を示す図である。 第1実施形態に係る異物検出装置の一例を示す図である。 第1実施形態に係る異物検出装置の一例を示す図である。 第1実施形態に係る露光装置の一例を示す斜視図である。 第2実施形態に係るマスクの一例を示す断面図である。 第2実施形態に係るマスクの一例を示す断面図である。 第3実施形態に係るマスクの一例を示す平面図である。 マイクロデバイスの製造工程の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係るマスクMの一例を示す平面図、図2及び図3は、マスクMの側面図である。図1は、マスクMを−Z側から見た図、図2は、マスクMを−X側から見た図、図3は、マスクMを−Y側から見た図である。
図1,図2,及び図3において、マスクMは、表面(下面)にパターン領域PAを有するマスク基板1と、マスク基板1の表面に接続され、そのマスク基板1の表面に設けられたパターン領域PAを保護する保護装置2とを備えている。
マスクMは、上面(+Z側を向く表面)1Aと、上面1Aに対向する下面(−Z側を向く表面)1Bとを有する。保護装置2は、マスク基板1の下面1Bと対向するように配置される。
図1,図2,及び図3は、重力が作用していない状態のマスクMを示す。図1,図2,及び図3において、マスクMは、マスク基板1の表面(1A,1B)とXY平面とがほぼ平行となるように配置されている。以下の説明において、重力が作用していない状態を適宜、基準状態、と称する。したがって、図1,図2,及び図3には、基準状態のマスクMが示されている。基準状態において、マスク基板1の上面1A及び下面1Bは、XY平面と平行な平面状に維持されている。
マスク基板1は、所謂、マスクブランクスであって、光透過性の基板(ガラス基板)と、その基板表面に配置された遮光膜とを有する。基板は、例えば石英ガラスを主成分とする。遮光膜は、例えばクロム(Cr)を主成分とする。遮光膜は、基板上においてパターン化されており、マスクパターンを形成する。マスクパターン(遮光膜)は、基板の表面(下面1B)の周縁部を除く領域(中央領域)に配置されている。本実施形態において、パターン領域PAは、その中央領域に相当する。
保護装置2は、マスク基板1の下面1Bに接続されてパターン領域PAの周囲を囲むペリクルフレーム4と、パターン領域PAと対向するようにペリクルフレーム4に張設され、ペリクルフレーム4によって形成された開口部4Kを閉塞するペリクル5とを備えている。ペリクルフレーム4は、Y軸方向に沿って配置されて相互に対向する一対の可撓部3を含んでいる。
ペリクルフレーム4は、例えば黒アルマイト処理されたアルミニウムによって形成されている。ペリクル5は、例えばセルロース等によって形成されている。なお、ペリクルフレーム4は、合成樹脂等によって形成することもできる。
ペリクルフレーム4は、Y軸方向に長い一対の第1部分4Aと、Y軸方向と略直交するX軸方向に長い一対の第2部分4Bとを有し、マスク基板1に接続される。第1部分4Aおよび第2部分4Bは、互いに接続され、平面視で矩形状のフレームと開口部4Kとを形成している。また、ペリクルフレーム4は、第1部分4A及び第2部分4Bの図中+Z側の端面である第1端面6がマスク基板1に接続されている。マスク基板1の下面1Bは、第1端面6が対向する第1領域AR1と、第1領域AR1の周囲の第2領域AR2とを有する。
ペリクル5は、第1部分4A及び第2部分4Bの図中−Z側の端面である第2端面7に張設されている。ペリクル5とマスク基板1との間には、ペリクルフレーム4によって所定の間隙が形成される。
第1部分4Aは、可撓部3を含み、可撓部3は、第1部分4Aに配置されている。換言すれば、第1部分4Aの少なくとも一部は、可撓性である。
図2に示すように、基準状態において、第1部分4Aにおける第2端面7の少なくとも一部は、第1端面6と非平行(図中、XY平面と非平行)とされている。本実施形態において、可撓部3を含む第1部分4Aは、基準状態においてペリクル5側の第2端面7が、マスク基板1との接続部を構成する第1端面6側に凹んだ湾曲形状を有している。また、本実施形態において、可撓部3を含む第1部分4Aは、基準状態においてペリクル5側の第2端面7が所定の撓み曲線R1に沿った湾曲形状を有している。
一方、基準状態において、第1部分4Aの第1端面6は、平坦であり、XY平面(マスク基板1の下面1B)とほぼ平行である。すなわち、可撓部3を含む第1部分4Aは、マスク基板1側の第1端面6が平坦にされた状態で、ペリクル5側の第2端面7が所定の撓み曲線R1に沿ってマスク基板1側に凹んだ湾曲状に形成されている。
本実施形態においては、第1部分4Aのうち、Z軸方向に関する第1端面6と第2端面7との距離(高さ)H1が、Y軸方向に関する位置に応じて異なる。距離H1は、Y軸方向に関して第1部分4Aのほぼ中央部において最も短く、+Y側の端及び−Y側の端に向かって除々に長い。
すなわち、本実施形態において、第1部分4Aの第2端面7は、+Z方向(マスク基板1側)に凹む凹部8を有する。その凹部8の頂点は、Y軸方向に関して第2端面7のほぼ中央に配置される。
凹部8は、頂点を含む曲面部8Aと、Y軸方向に関して曲面部8Aから第2端面7の+Y側の端に向かって下方向に傾斜する第1傾斜部8Bと、曲面部8Aから第2端面7の−Y側の端に向かって下方向に傾斜する第2傾斜部8Cとによって規定される。第1部分4Aの第2端面7の+Y側の端及び−Y側の端は、第2部分4Bの第2端面7と滑らかに結ばれる。
本実施形態においては、基準状態において、第2部分4Bの第2端面7は、ほぼ平坦であり、XY平面とほぼ平行である。同様に、基準状態において、第2部分4Bの第1端面6は、ほぼ平坦であり、XY平面とほぼ平行である。
すなわち、ペリクルフレーム4のうち、可撓部3を含む第1部分4Aと異なる第2部分4Bは、ペリクル5側の第2端面7とマスク基板1との接続部側の第1端面6とが平行になるように形成されている。
なお、第2部分4Bの第1端面6と第2端面7とが平行であるとは、厳密に平行な場合に限定されず、実質的に(ほぼ)平行な場合も含むものである。また、第2部分4Bにおける第1端面6と第2端面7とは、平行であることが好ましいが、平行であることに限定されず、例えば相互に傾斜するように形成することもできる。
本実施形態において、XY平面内におけるマスク基板1の形状は、矩形状である。本実施形態において、XY平面内におけるマスク基板1の形状は、X軸方向に長い長方形状である。
開口部4Kは、一対の第1部分4A及び一対の第2部分4Bの内側に形成される。XY平面内における開口部4Kの形状は、矩形状である。本実施形態においては、一例として、Y軸方向に関する第1部分4Aの長さは、X軸方向に関する第2部分4Bの長さより短い。本実施形態において、XY平面内における開口部4Kの形状は、X軸方向に長い長方形状である。
図4は、マスク基板1のY軸方向の両端部が、ペリクル5側から所定の支持部材9によって支持された状態を示す。図4は、重力が作用している状態のマスクMを示す。マスクMは、マスク基板1の下面1Bの第2領域AR2が支持部材9によって支持可能である。
図4に示すように、支持部材9は、保護装置2(ペリクルフレーム4)の外側であって、マスク基板1の下面1BのY軸方向の両端部を支持する。マスク基板1の下面1BのY軸方向の両端部は、保護装置2が設けられているマスク基板1の下面1Bのうち、マスク基板1のY軸方向のエッジと保護装置2との間の領域である。
図4に示すように、本実施形態においては、可撓部3を含む第1部分4Aは、マスク基板1のY軸方向の両端部がペリクル5側(−Z側)から支持部材9によって支持された状態で、その第1部分4Aの第2端面7が平坦となる形状に形成されている。
すなわち、マスク基板1の下面1BのY軸方向の両端部が支持された場合、重力の作用によって、換言すれば、マスクMの自重によって、マスク基板1が撓む。また、マスク基板1が撓むことによって、そのマスク基板1に接続されているペリクルフレーム4の第1部分4A(可撓部3)も、マスク基板1の撓みに対応して撓む。
本実施形態においては、自重によりマスク基板1が−Z側に凸に撓んだとき、ペリクルフレーム4の第2端面7が、ほぼ平坦になるように、すなわちXY平面とほぼ平行となるように、基準状態における第1部分4Aの第2端面7の撓み曲線R1が定められている。したがって、図4に示すように、自重によりマスク基板1が撓んだとき、第2端面7は、ほぼ平坦となる。
本実施形態において、基準状態における第1部分4Aの第2端面7の撓み曲線R1は、マスク基板1のY軸方向の両端部がペリクル5側から支持された状態で、マスク基板1の下面1Bのパターン領域PAがなす撓み曲線R2と相補的な曲線(換言すると、XY平面に対して対称的な曲線)とされている。
図4において、支持部材9は、マスク基板1の下面1BのY軸方向の両端部とXY平面とがほぼ平行となるように、そのマスク基板1の下面1Bを支持する。本実施形態において、基準状態における第1部分4Aの第2端面7の撓み曲線R1は、マスク基板1の下面1BのY軸方向の両端部とXY平面とがほぼ平行な状態で、そのマスク基板1のY軸方向の両端部をペリクル5側から支持したときの、マスク基板1の下面1Bのパターン領域PAがなす撓み曲線R2にほぼ等しい。
また、マスク基板1のY軸方向の両端部がペリクル5側から支持された状態における第1部分4Aの第1端面6の撓み曲線R3は、マスク基板1のY軸方向の両端部がペリクル5側から支持された状態におけるマスク基板1の下面1Bのパターン領域PAがなす撓み曲線R2にほぼ等しい。
すなわち、マスク基板1のY軸方向の両端部がペリクル5側から支持された状態における第1部分4Aの第1端面6は、第1部分4Aの第2端面7が平坦となるように撓む。マスク基板1のY軸方向の両端部がペリクル5側から支持された状態における第1部分4Aの第1端面6の撓み曲線R3は、基準状態における第1部分4Aの第2端面7の撓み曲線R1と相補的な曲線(換言すると、XY平面に対して対称的な曲線)となっている。
上述のように、本実施形態においては、自重によりマスク基板1が−Z側に凸に撓んだとき、ペリクルフレーム4の第2端面7が、ほぼ平坦、すなわちXY平面とほぼ平行となる。換言すれば、ペリクルフレーム4の第2端面7が、XY平面に沿って配置されるように、可撓部3を含む第1部分4Aが撓む。また、自重によりマスク基板1が−Z側に凸に撓んだとき、そのペリクルフレーム4に配置されたペリクル5も、XY平面に沿って配置される。換言すれば、本実施形態においては、自重によりマスク基板1が−Z側に凸に撓んだとき、ペリクル5がXY平面に沿って配置されるように、可撓部3を含む第1部分4Aが撓む。
なお、第2端面7の撓み曲線R1は、例えば予備実験、あるいはシミュレーション等によって求めることができる。撓み曲線R1は、例えばマスク基板1の厚さ、マスク基板1の支持部のY軸方向の間隔、マスク基板1の剛性に関する物性値、及びマスク基板1の比重の少なくとも一つに基づいて定めることができる。
マスク基板1の厚さは、上面1Aと下面1Bとの距離である。マスク基板1の支持部のY軸方向の間隔は、Y軸方向に配置された2つの支持部材9がマスク基板1を支持する部分のY軸方向の間隔である。マスク基板1の剛性に関する物性値は、ヤング率、ポアソン比、断面係数、及び剛性率の少なくとも一つを含む。
図5,図6,及び図7は、比較例に係るマスクMJを示す。基準状態において、マスクMJに設けられているペリクルフレーム4Jの第1端面6Jと第2端面7Jとは、平坦で、ほぼ平行である。また、基準状態において、マスクMJに設けられているペリクル5Jは、XY平面とほぼ平行である。
図6及び図7は、図5に示すマスクMJのマスク基板1JのY軸方向の両端部をペリクル5J側から支持したときの、ペリクル5Jの形状を示す図である。図6は、図5のA1−A1線、A2−A2線、A3−A3線、A4−A4線それぞれの断面図である。図7は、図5のB1−B1線、B2−B2線、B3−B3線、B4−B4線それぞれの断面図である。
図6及び図7に示すように、比較例に係るマスクMJにおいては、自重によるマスク基板1Jの撓みに応じて、ペリクル5JがXY平面内に配置されず、撓む。
図1〜図4を参照して説明したように、本実施形態のマスクMによれば、自重によりマスク基板1が撓んだ場合でも、ペリクル5の撓みを抑制でき、ペリクル5をXY平面内に配置することができる。
次に、本実施形態に係るマスクMの形成方法の一例について説明する。図8は、本実施形態に係るマスクMの形成装置100の一例を示す図である。図8に示すように、形成装置100は、マスク基板1の上面1Aと対向可能な第1面101Pを有する第1部材101と、ペリクルフレーム4の第2端面7と対向可能な第2面102Pを有する第2部材102とを備えている。第1部材101は、マスク基板1を押圧する押圧パッド(押圧部)であり、第2部材102は、ペリクルフレーム4を押圧する押圧パッド(押圧部)である。第1面101P及び第2面102Pは、それぞれ上面1A及び第2端面7に接する押圧面である。
第1部材101及び第2部材102の少なくとも一方は、アクチュエータ(不図示)によって駆動可能とされている。形成装置100は、第1部材101と第2部材102との間に、マスク基板1とペリクルフレーム4とを配置し、第1面101Pと上面1Aとを接触させるとともに、第2面102Pと第2端面7とを接触させた状態で、第1部材101及び第2部材102の少なくとも一方を移動させて、マスク基板1とペリクルフレーム4とを相互に近付ける方向に押圧する。これにより、形成装置100は、マスク基板1の下面1Bとペリクルフレーム4の第1端面6とを密着させる。
本実施形態においては、形成装置100は、下面1Bと第1端面6との間に接着部(粘着部)300が配置された状態で、マスク基板1の下面1Bとペリクルフレーム4の第1端面6を密着させる。これにより、マスク基板1とペリクルフレーム4とが、接着部300を介して接着される。
また、本実施形態においては、第1面101Pは平面状に形成され、第2面102Pの少なくとも一部は、基準状態における第2端面7の撓み曲線R1に沿った湾曲形状を有している。このため、第1面101Pと上面1A、および第2面102Pと第2端面7とは、それぞれ良好に接触する。
また、本実施形態においては、マスク基板1の下面1Bとペリクルフレーム4の第1端面6とが基準状態で接着されるように、形成装置100は、マスク基板1の上面1A及び下面1B、及びペリクルフレーム4の第1端面6を、XY平面(水平面)に対して垂直に配置した状態で、すなわち、マスク基板1とペリクルフレーム4とを鉛直に立てた状態で、マスク基板1の下面1Bとペリクルフレーム4の第1端面6とを密着させる。ここで、水平面に垂直とは、厳密に垂直な場合に限定されず、ほぼ垂直な場合も含む概念である。すなわち、上面1A、下面1B及び第1端面6は、鉛直面にほぼ平行な面に沿って配置されていればよい。
なお、第1面101Pと上面1Aとの接触、および第2面102Pと第2端面7との接触は、面接触(面対面の接触)に限定されない。例えば、第1面101Pは、第1部材101の表面のうちマスク基板1に対向して配置される表面に、離散的に形成された複数の凸部の先端部を含んだ面(接する面)として理解することができ、第2面102Pも第2部材102に対して同様の面として理解することができる。換言すると、第1部材101は、所定平面(本実施形態では鉛直面とほぼ平行な面)に沿ってマスク基板1の上面1Aに接する接触部を含み、第2部材102は、撓み曲線R1に沿った湾曲面(つまり、撓み曲線R2と相補的な撓み曲線R1に沿った湾曲面)としての第2端面7に沿って可撓部3(第1部分4A)に接する接触部を含むものとされている。なお、第2部材102は、可撓部3(第1部分4A)と接した状態で第2部分4Bと接する図示しない接触部も有している。
図9は、図8とは別の形態の形成装置1000の一例を示す図である。図9に示す形成装置1000は、マスク基板1の上面1Aと対向可能な第1面1001P(押圧面)を有する第1部材1001(押圧部)と、ペリクルフレーム4の第2端面7と対向可能な第2面1002P(押圧面)を有する第2部材1002(押圧部)とを備えている。また、形成装置1000は、マスク基板1のY軸方向の両端部を支持する支持装置1003を備えている。
第1部材1001及び第2部材1002の少なくとも一方は、アクチュエータ(不図示)によって駆動可能とされている。形成装置1000は、支持装置1003によってマスク基板1のY軸方向の両端部を水平面に沿って支持した状態で、第1部材1001と第2部材1002との間にマスク基板1とペリクルフレーム4とを配置し、第1面1001Pと上面1Aとを接触させるとともに、第2面1002Pと第2端面7とを接触させた状態で、第1部材1001及び第2部材1002の少なくとも一方を移動させて、マスク基板1とペリクルフレーム4とを相互に近付ける方向に押圧する。これにより、形成装置1000は、マスク基板1の下面1Bとペリクルフレーム4の第1端面6とを密着させる。
本実施形態においては、形成装置1000は、下面1Bと第1端面6との間に接着部(粘着部)300が配置された状態で、マスク基板1の下面1Bとペリクルフレーム4の第1端面6を密着させる。これにより、マスク基板1とペリクルフレーム4とが、接着部300を介して接着される。
また、本実施形態においては、第2面1002Pは平面状に形成され、第1面1001Pの少なくとも一部は、支持装置1003によってマスク基板1のY軸方向の両端部を水平面に沿って支持した状態における上面1Aの撓み曲線R4(撓み曲線R2,R3とほぼ平行な曲線)に沿った湾曲形状を有している。このため、第1面1001Pと上面1A、および第2面1002Pと第2端面7とは、それぞれ良好に接触する。
また、本実施形態においては、マスク基板1の実使用状態に近い状態で接着されるように、形成装置1000は、マスク基板1のY軸方向の両端部を水平面に沿って支持した状態で、すなわち、第2端面7が水平面に平行に配置された状態で、マスク基板1の下面1Bとペリクルフレーム4の第1端面6とを密着させている。ここで、水平面に平行とは、厳密に平行な場合に限定されず、ほぼ平行な場合も含む概念である。すなわち、第2端面7は、水平面にほぼ平行な面に沿って配置されていればよい。
なお、第1面1001Pと上面1Aとの接触、および第2面1002Pと第2端面7との接触は、面接触(面対面の接触)に限定されない。すなわち、第2部材1002は、所定平面(本実施形態では水平面とほぼ平行な面)に沿って第2端面7に接する接触部を含み、第1部材1001は、撓み曲線R4に沿った湾曲面(つまり、撓み曲線R2に沿った湾曲面)としての上面1Aに沿ってマスク基板1に接する接触部を含むものとされている。なお、第2部材102は、可撓部3(第1部分4A)と接した状態で第2部分4Bと接する図示しない接触部も有している。
図10及び図11は、本実施形態に係る、マスクMのペリクル5の表面の異物を検出する異物検出装置10の一例を示す図である。図10及び図11において、異物検出装置10は、マスクMのマスク基板1の下面1BのY軸方向の両端部をペリクル5側から支持する支持部材9と、ペリクル5の表面にY軸方向に沿ってライン状に光を照射する投光部11と、ペリクル5からの散乱光を受光し、その散乱光の受光結果に基づいて、ペリクル5の表面に付着した異物を検出する検出部12とを備えている。
本実施形態において、投光部11は、Y軸方向に長い蛍光管13と、蛍光管13を囲むように配置され、Y軸方向に長いスリット開口15を有するカバー部14とを備えている。スリット開口15は、ペリクル5に面するように配置される。蛍光管13から射出された光は、カバー部14のスリット開口15を介して、ペリクル5の表面に傾斜方向から照射される。蛍光管13から射出された光は、スリット開口15を通過することにより、指向性を有するライン状の光に整形される。
検出部12は、Y軸方向に長い撮像素子(例えばCCD)を有する。ペリクル5の表面(下面)の異物を検出する場合、異物検出装置10は、支持部材9でマスク基板1を支持した状態で、投光部11よりペリクル5に光を照射する。ペリクル5の表面に異物が存在する場合、ペリクル5に照射された光に基づいて、ペリクル5から散乱光が発生する。検出部12は、その散乱光を受光可能である。検出部12は、散乱光の受光結果に基づいて、ペリクル5の表面に付着した異物を検出することができる。なお、検出部12は、光学系を介してペリクル5の表面の異物の光学像を撮像素子で検出する構成としてもよい。
本実施形態においては、異物検出装置10は、支持部材9に支持されているマスクMと、投光部11及び検出部12とをX軸方向に相対的に移動しながら投光部11より光を照射する。検出部12は、投光部11と一体的にマスクMに対して相対移動しながらペリクル5からの散乱光を受光する。これにより、異物検出装置10は、ペリクル5の表面(下面)のほぼ全部の領域に関する異物を検出することができる。
本実施形態の異物検出装置10によれば、ペリクル5の撓みを抑制しつつ、XY平面に沿って平坦に配置されたペリクル5の表面を検出することができるので、そのペリクル5の表面の異物を全面に亘って良好に検出することができる。例えば、図5に示した従来技術にかかるマスクMJでは、マスクMJが支持部材9に支持された場合、図6,図7に示したように、ペリクル5Jが撓む(変形する)ため、その表面に沿った位置に応じてペリクル5Jと異物検出装置10との配置関係が変化する。すなわち、ペリクル5Jの表面に沿った位置によって光の照射条件や、その光の検出条件等が変化する。このため、異物検出装置10は、ペリクル5Jの全面に亘って一様な検出精度を確保することができず、検出不良を発生させる恐れがある。これに対して本実施形態のマスクMでは、異物検出装置10は、ペリクル5との配置関係をペリクル5の全面に亘って一様に維持することができる。例えば、検出部12が光学系を介してペリクル5の表面の光学像を撮像素子で検出する場合には、ペリクル5をその全面に亘って光学系の焦点深度(被写界深度)内に維持することができる。このため、本実施形態のマスクMでは、異物検出装置10は、ペリクル5の全面に亘って良好な検出精度を確保することが可能であり、ペリクル5の全面に亘って良好な検出結果を得ることができる。
図12は、本実施形態に係る露光装置EXの一例を示す図である。図12において、露光装置EXは、マスクMを保持し、露光光ELの照射領域にマスクMを移動させるマスクステージ21と、感光基板としての基板Pを保持し、マスクMを介した露光光ELの照射領域に基板Pを移動させる移動装置としての基板ステージ22とを備えている。
本実施形態において、マスクステージ21は、マスクMのマスク基板1の下面1BのY軸方向の両端部を、ペリクル5側から支持する。これにより、露光中においても、ペリクル5の撓みが抑制される。
また、露光装置EXは、マスクステージ21に保持されているマスクMを露光光ELで照明する照明システムISと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を、基板ステージ22に保持されている基板Pに投影する投影システムPSと、マスクステージ21及び基板ステージ22の位置を計測可能な干渉計システム23とを備えている。
基板Pは、例えばガラスプレート等の基材と、その基材上に形成された感光膜(塗布された感光剤)とを含む。本実施形態において、基板Pは、マザーガラスと呼ばれる大型のガラスプレートを含み、その基板Pの一辺のサイズは、例えば500mm以上である。本実施形態においては、基板Pの基材として、一辺が約3000mmの矩形のガラスプレートを用いる。
照明システムISは、所定の照明領域IRに露光光ELを照射する。照明領域IRは、照明システムISから射出される露光光ELの照射領域である。照明システムISは、照明領域IRに配置されたマスクMの少なくとも一部を、均一な照度分布の露光光ELで照明する。
マスクステージ21は、マスクMのマスク基板1の下面1BのY軸方向の両端部をペリクル5側から支持する支持部90を有する。マスクステージ21は、例えばリニアモータ等を含む第1駆動システム(不図示)の作動により、照明領域IRにマスクMを移動可能である。本実施形態において、マスクステージ21は、X軸、Y軸、及びθZ方向の3つの方向に移動可能である。
投影システムPSは、所定の投影領域PRに露光光ELを照射する。投影領域PRは、投影システムPSから射出される露光光ELの照射領域である。投影システムPSは、投影領域PRに配置された基板Pの少なくとも一部に、マスクMのパターンの像を所定の投影倍率で投影する。投影システムPSは、投影領域PRに配置された基板Pの少なくとも一部に、マスクMのパターンの像を投影する。
基板ステージ22は、基板Pの裏面の少なくとも一部を支持する支持部を有する。基板ステージ22は、例えばリニアモータ等を含む第2駆動システム(不図示)の作動により、投影領域PRに基板Pを保持して移動可能である。本実施形態において、基板ステージ2は、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6つの方向に移動可能である。
干渉計システム23は、XY平面内におけるマスクステージ21(マスクM)の位置を光学的に計測可能な第1干渉計ユニット23Aと、XY平面内における基板ステージ22(基板P)の位置を光学的に計測可能な第2干渉計ユニット23Bとを有する。基板Pの露光処理を実行するとき、あるいは所定の計測処理を実行するとき、干渉計システム23の計測結果に基づいて、第1,第2駆動システムが作動され、マスクステージ21(マスクM)及び基板ステージ22(基板P)の位置制御が実行される。
本実施形態の露光装置EXは、マスクMと基板Pとを所定の走査方向に同期移動しつつ、マスクMのパターンの像を基板Pに投影して転写する走査型露光装置(所謂スキャニングステッパ)である。本実施形態においては、基板Pの走査方向(同期移動方向)をX軸方向とし、マスクMの走査方向(同期移動方向)もX軸方向とする。基板Pの露光時、マスクステージ21は、マスクMを保持した状態で、投影システムPSの物体面側でX軸方向に移動し、基板ステージ22は、基板Pを保持した状態で、投影システムPSの像面側でX軸方向に移動する。
本実施形態において、投影システムPSは、投影光学系PLを複数有する。投影光学系PLは、基板Pの表面とほぼ平行なXY平面内において複数配置されている。照明システムISは、複数の投影光学系PLに対応するように、照明モジュールILを複数有する。また、上述したように、本実施形態の露光装置EXは、マスクMと基板Pとを所定の走査方向(X軸方向)に同期移動しながら、マスクMのパターンの像を基板Pに投影する。すなわち、本実施形態の露光装置EXは、所謂、マルチレンズ型スキャン露光装置である。
本実施形態において、投影システムPSは、投影光学系PLを7つ有する。照明システムISは、照明モジュールILを7つ有する。なお、投影光学系PL及び照明モジュールILは、7つに限定されず、少なくとも1つ設けられていればよい。
また、本実施形態の投影光学系PLは、等倍系であるが、縮小系及び拡大系のいずれでもよい。また、投影光学系PLは、反射光学素子を含まない屈折系、屈折光学素子を含まない反射系、反射光学素子と屈折光学素子とを含む反射屈折系のいずれでもよい。また、投影光学系PLは、倒立像と正立像とのいずれを形成してもよい。
本実施形態においては、露光装置EXが、上述の異物検出装置10を備えている。異物検出装置10は、例えばマスクステージ21に対してマスクMを搬入するときの搬入経路(搬送経路)と、マスクステージ21からマスクMを搬出するときの搬出経路(搬送経路)との少なくとも一方に配置される。露光装置EXは、例えば、マスクステージ21に搬入される前のマスクMのペリクル5に異物が付着しているかどうかを異物検出装置10を用いて検出することができる。
なお、本実施形態においては、異物検出装置10が、マスクMを支持する支持部材9を備えていることとしたが、支持部材9が、マスクステージ21に対してマスクMを搬入可能な搬送部材として機能してもよい。異物検出装置10の投光部11は、その支持部材9に支持されている状態のマスクMのペリクル5に光を照射することができる。検出部12は、そのペリクル5からの光に基づいて、ペリクル5の表面に付着した異物を検出することができる。支持部材9は、異物検出動作が実行されたマスクMを、マスクステージ21に搬入することができる。
なお、支持部材9が、マスクステージ21からマスクMを搬出可能な搬送部材として機能してもよい。
なお、マスクMを搬送可能な搬送部材として機能する支持部材9が、異物検出装置10を通過することなく、マスクMを搬送することとしてもよい。すなわち、マスクMを搬送可能な搬送部材として機能する支持部材9が、異物検出装置10(投光部11及び検出部12)を適宜経由または非経由でマスクMを搬送してもよい。
なお、本実施形態においては、露光装置EXが異物検出装置10を備えることとしたが、異物検出装置10が露光装置EXの外部に配置されてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、マスク基板1が撓んだ場合にペリクル5の撓みを抑制することができる。したがって、例えば異物検出装置10において、ペリクル5の全面に亘って良好な検出精度を確保することが可能であり、ペリクル5の全面に亘って良好な検出結果を得ることができる。したがって、異物検出装置10において異物の検出不良の発生を抑制できる。また、露光装置EXにおいて、例えばペリクル5に異物が付着している状態を放置した状態で、マスクMに露光光ELを照射して、基板Pの露光処理を実行してしまうといった不具合の発生を抑制でき、露光不良の発生を抑制できる。
また、本実施形態によれば、ペリクル5の撓みを抑制しつつ、マスクステージ21でマスクMを支持して、露光処理を実行することができる。また、本実施形態によれば、ペリクル5の撓みを抑制しつつ、搬送部材(支持部材9)を用いてマスクMを搬送することができる。
また、本実施形態によれば、ペリクル5の撓みを抑制するで、Z軸方向に関するマスクMの省スペース化を図ることができる。例えば、マスクライブラリと呼ばれる、複数のマスクMをZ軸方向に配置して収容する収容装置において、それら複数のマスクMが占有するスペースを小さくすることができる。
なお、本実施形態においては、マスク基板1がX軸方向に長い長方形状であることとしたが、例えば正方形状でもよいし、Y軸方向に長い長方形状でもよい。
なお、本実施形態においては、開口部4KがX軸方向に長い長方形状であることとしたが、例えば正方形状でもよいし、Y軸方向に長い長方形状でもよい。また、本実施形態においては、Y軸方向に関する第1部分4Aの長さが、X軸方向に関する第2部分4Bの長さより短いこととしたが、第1部分4Aの長さと第2部分4Bの長さとがほぼ同じでもよいし、Y軸方向に関する第1部分4Aの長さが、X軸方向に関する第2部分4Bの長さより長くてもよい。
なお、本実施形態においては、開口部4Kが矩形状であることとしたが、矩形状以外の形状でもよい。例えば、第2部分4Bが直線状でなく、曲線状としてもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るマスクM2について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図13及び図14は、第2実施形態に係るマスクM2の一部を示す断面図である。図13及び図14において、マスクM2は、マスク基板1と、ペリクルフレーム4及びペリクル5を含む保護装置2と、マスク基板1とペリクルフレーム4との間に配置される中間層30とを備えている。上述の第1実施形態と同様、ペリクルフレーム4は、第1部分4Aと第2部分4Bとを有する。第1部分4Aの第2端面7は、撓み曲線R1に沿って湾曲状に形成される。
図13は、マスクM2のうち、第2部分4Bを含むYZ平面と平行な断面を示す。図14は、マスクM2のうち、第1部分4Aを含むXZ平面と平行な断面を示す。図13及び図14に示すように、本実施形態において、ペリクルフレーム4の第1端面6と、マスク基板1の下面1Bとは、所定の間隙を介して対向する。
本実施形態において、中間層30は、ペリクルフレーム4とマスク基板1とを接着する接着部(粘着部)である。本実施形態において、中間層30は、ペリクルフレーム4の第1端面6の一部と、下面1Bの第1領域AR1との間に配置されている。
本実施形態においては、中間層30は、ペリクルフレーム4の第2部分4Bの第1端面6と、マスク基板1の下面1Bの第1領域AR1との間に配置されている。
本実施形態において、第1部分4Aの撓み曲線R1は、中間層30の厚み分布に基づいて定められている。
中間層30が所定の厚み分布を有する場合、その厚み分布に応じて、自重によりマスク基板1が撓んだときの第2端面7の形状が変化する可能性がある。
そのため、本実施形態においては、中間層30の厚み分布に基づいて、基準状態における撓み曲線R1が定められている。これにより、自重によりマスク基板1が撓んだ場合において、第2端面7はXY平面内に配置され、その第2端面7に張設されているペリクル5も、撓みの発生を抑制しつつ、XY平面内に配置される。
また、本実施形態においては、マスクM2は、マスク基板1とペリクルフレーム4とに接続され、マスク基板1とペリクルフレーム4との間からマスク基板1とペリクルフレーム4とペリクル5とで形成される内部空間32に気体が流入することを抑制する可撓性のシール部材31を備えている。シール部材31は、ベローズ部材であって、撓むことができる。本実施形態において、シール部材31は、金属ベローズである。金属ベローズは、例えばステンレス鋼、あるいはチタン等、アウトガスが少ない材料で形成されていることが望ましい。なお、シール部材31が、合成樹脂製のベローズでもよい。合成樹脂製のベローズは、例えばフッ素系樹脂等、アウトガスが少ない材料で形成されていることが望ましい。
本実施形態においては、シール部材31が設けられているので、内部空間32に気体が流入すること(所謂、エアパス)を防止することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係るマスクM3について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図15は、第3実施形態に係るマスクM3を−Z側から見た図である。図15において、マスクM3は、マスク基板1と、ペリクルフレーム43及びペリクル5を含む保護装置2Cとを備えている。ペリクルフレーム43は、可撓部3を含む第1部分43Aと、第1部分43Aと異なる第2部分43Bとを有する。第1部分43Aの第2端面7は、撓み曲線R1に沿って湾曲状に形成される。
本実施形態において、可撓部3を含む第1部分43Aの少なくとも一部の幅W1は、第2部分4Bの幅W2より大きい。
ペリクルフレーム43の幅は、マスク基板1の下面1Bとほぼ平行なXY平面内における寸法である。すなわち、Y軸方向に長い第1部分43Aの幅W1は、X軸方向に関する第1部分43Aの寸法を含み、X軸方向に長い第2部分43Bの幅W2は、Y軸方向に関する第2部分43Bの寸法を含む。
本実施形態において、ペリクルフレーム43は、ペリクルフレーム43の中心に面する内面41と、中心に対して外側を向く外面42とを有する。本実施形態において、内面41は、第1端面6及び第2端面7とほぼ直交する。外面42は、第1端面6及び第2端面7とほぼ直交する。
幅W1は、第1部分43Aのうち、撓み曲線R1の頂点(凹部8の頂点)が形成されている所定部位の内面41と外面42との距離を含む。幅W2は、第2部分4Bの内面41と外面42との距離を含む。
図15に示すように、本実施形態においては、第1部分43Aの所定部位の外面42が、外側に突出している。
本実施形態において、Y軸方向に関して、可撓部3を含む第1部分43Aの幅W1は、その第1部分43Aの高さH1に対応するように変化する。換言すれば、Y軸方向に関する幅W1は、撓み曲線R1に応じて変化する。
本実施形態において、XY平面内における所定部位の外面42の形状は、YZ平面内における撓み曲線R1に応じた形状を有する。
例えば、第1部分43Aの第2端面7を撓み曲線R1に沿って湾曲状に形成した場合、換言すれば、第1部分43Aの第2端面7に凹部8を設けた場合、第1部分43Aの中央部における強度と、第1部分43Aの端部における強度とが異なる可能性がある。例えば、ペリクル5に付与する張力が、第1部分43Aの中央部と端部とで異なる可能性がある。すなわち、ペリクル5に対する引っ張り強度が、第1部分43Aの位置に応じて変化する可能性がある。
本実施形態においては、Z軸方向に関する第1部分43Aの寸法(高さ)は、第2部分43Bの寸法(高さ)より小さいものの、XY方向に関する第1部分43Aの寸法(幅)は、第2部分43Bの寸法(幅)より大きいので、ペリクル5に均一な張力を付与することができる。したがって、ペリクル5の撓みをより一層抑制することができる。
なお、上述の第1〜第3実施形態の基板Pとしては、ディスプレイデバイス用のガラス基板のみならず、半導体デバイス製造用の半導体ウエハ、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
また、第1〜第3実施形態の基板Pには、上述のガラス基板、半導体ウエハおよびセラミックウエハ等に限定されず、可撓性を有するシート状の基板(例えば、面積に対する厚さの比がガラス基板および半導体ウエハに比して小さい基板)が適用可能である。この場合、基板Pを保持して移動させる基板移動装置として、例えばシート状の基板の両端部をそれぞれローラーで保持し、一方のローラーから他方のローラーへ基板を移送させる機構を用いることができる。このようなローラー式の基板移動装置では、2つのローラー間で移送されるシート状の基板の移送方向を偏向させるローラー等をさらに設けてもよい。
なお、露光装置EXとしては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを介した露光光ELで基板Pを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。
また、本発明は、米国特許第6341007号明細書、米国特許第6208407号明細書、米国特許第6262796号明細書等に開示されているような、複数の基板ステージを備えたツインステージ型の露光装置にも適用できる。
また、本発明は、米国特許第6897963号明細書、欧州特許出願公開第1713113号明細書等に開示されているような、基板を保持する基板ステージと、基板を保持せずに、基準マークが形成された基準部材及び/又は各種の光電センサを搭載した計測ステージとを備えた露光装置にも適用することができる。また、複数の基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置を採用することができる。
露光装置EXの種類としては、液晶表示素子製造用の露光装置に限られず、有機ELディスプレイ製造用の露光装置、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
なお、上述の各実施形態においては、レーザ干渉計を含む干渉計システムを用いて各ステージの位置情報を計測するものとしたが、これに限らず、例えば各ステージに設けられるスケール(回折格子)を検出するエンコーダシステムを用いてもよい。
なお、上述の実施形態においては、光透過性の基板上に所定の遮光パターン(又は位相パターン・減光パターン)を形成した光透過型マスクを用いたが、このマスクに代えて、例えば米国特許第6778257号明細書に開示されているように、露光すべきパターンの電子データに基づいて透過パターン又は反射パターン、あるいは発光パターンを形成する可変成形マスク(電子マスク、アクティブマスク、あるいはイメージジェネレータとも呼ばれる)を用いてもよい。また、非発光型画像表示素子を備える可変成形マスクに代えて、自発光型画像表示素子を含むパターン形成装置を備えるようにしても良い。
上述の実施形態の露光装置EXは、本願請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図16に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、上述の実施形態に従って、露光装置EXを用いて、マスクMからの露光光ELを基板Pに照射して、マスクMのパターンを基板Pに転写すること、及びパターンが転写された基板Pを現像し、パターンに対応する形状の転写パターン層を基板Pに形成する基板処理(露光処理)を含む基板処理ステップ204、転写パターン層を介して基板Pを加工することを含むデバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。なお、ステップ204では、感光剤を現像することで、マスクのパターンに対応する露光パターン層(現像された感光剤の層)を形成し、この露光パターン層を介して基板を加工することが含まれる。
また、半導体デバイス以外にも、一般には第1〜第3実施形態のマスクM,M2,M3のいずれかが有するパターンを基板Pに転写することと、そのパターンが転写された基板Pをそのパターンに基づいて加工することとを経て、少なくとも基板Pの一部を含むデバイスを製造することができる。ここで、転写されたパターンに基づいて基板Pを加工することには、その転写パターンに基づいて基板Pをエッチングすること、転写パターンに基づいて基板Pを印刷すること(転写パターンに基づいて、例えば導電性インク等の所定材料を塗布すること)等が適用可能である。
なお、上述の各実施形態においては、保護装置2が、マスク基板1のパターン領域PAを保護することとしたが、保護装置2の保護対象は、マスク基板1に限られない。各種の基板において保護対象となる所定領域を保護する場合に、フレーム部及びそのフレーム部に張設された薄膜部を有する保護装置を用いることができる。
なお、上述の実施形態及び変形例の要件は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。また、法令で許容される限りにおいて、上述の実施形態及び変形例で引用した露光装置などに関する全ての公開公報及び米国特許の開示を援用して本文の記載の一部とする。
1…マスク基板、2…保護装置、3…可撓部、4…ペリクルフレーム、4A…第1部分、4B…第2部分、5…ペリクル、6…第1端面、7…第2端面、9…支持部材、10…異物検出装置、11…投光部、12…検出部、21…マスクステージ、22…基板ステージ、30…中間層、EL…露光光、EX…露光装置、M…マスク、P…基板、PA…パターン領域、R1…撓み曲線、R2…撓み曲線、R3…撓み曲線

Claims (25)

  1. 基板の表面の所定領域を保護する保護装置であって、
    第1方向に沿って配置された相互に対向する一対の可撓部を含み、前記基板の表面に接続されて前記所定領域の周囲を囲うフレーム部と、
    前記所定領域と対向するように前記フレーム部に張設され、前記フレーム部によって形成された開口部を閉塞する薄膜部と、を備え、
    前記可撓部は、前記薄膜部側の端面が前記基板との接続部側に凹んだ湾曲形状を有する保護装置。
  2. 前記可撓部は、前記薄膜部側の端面が所定の撓み曲線に沿った湾曲形状を有する請求項1記載の保護装置。
  3. 前記所定の撓み曲線は、前記基板の前記第1方向の両端部が前記薄膜部側から支持された状態で前記所定領域が成す撓み曲線と相補的な曲線である請求項2記載の保護装置。
  4. 前記フレーム部のうち前記可撓部と異なる部分は、前記薄膜部側の端面と前記接続部側の端面とが平行に形成されている請求項1〜3のいずれか一項記載の保護装置。
  5. 前記可撓部の少なくとも一部の幅は、前記フレーム部のうち前記可撓部と異なる部分の幅より大きい請求項1〜4のいずれか一項記載の保護装置。
  6. 表面にパターン領域を有する基板と、
    前記表面に接続され、前記パターン領域を保護する請求項1〜5のいずれか一項記載の保護装置と、を備えるマスク。
  7. 基板の表面にパターン領域が設けられたマスクであって、
    第1方向に沿って配置された相互に対向する一対の可撓部を含み、前記基板の表面に接続されて前記パターン領域の周囲を囲うフレーム部と、
    前記パターン領域と対向するように前記フレーム部に張設され、前記フレーム部によって形成された開口部を閉塞する薄膜部と、を備え、
    前記可撓部は、前記基板の前記第1方向の両端部が前記薄膜部側から支持された状態で該可撓部の前記薄膜部側の端面が平坦となる形状を有するマスク。
  8. 前記可撓部は、前記基板側の端面が平坦にされた状態で、前記薄膜部側の端面が所定の撓み曲線に沿って前記基板側に凹んだ湾曲形状を有する請求項7記載のマスク。
  9. 前記所定の撓み曲線は、前記基板の前記第1方向の両端部が前記薄膜部側から支持された状態で前記パターン領域が成す撓み曲線と相補的な曲線である請求項8記載のマスク。
  10. 前記所定の撓み曲線は、前記基板の厚さ、前記基板の支持部の前記第1方向の間隔、前記基板の剛性に関する物性値、および前記基板の比重の少なくとも一つに基づいて定められる請求項9記載のマスク。
  11. 前記基板と前記フレーム部との間に配置される中間層を備え、
    前記所定の撓み曲線は、前記中間層の厚み分布に基づいて定められる請求項9又は10記載のマスク。
  12. 前記フレーム部のうち前記可撓部と異なる部分は、前記薄膜部側の端面と前記基板側の端面とが平行に形成されている請求項7〜11のいずれか一項記載のマスク。
  13. 前記可撓部の少なくとも一部の幅は、前記フレーム部のうち前記可撓部と異なる部分の幅より大きい請求項7〜12のいずれか一項記載のマスク。
  14. 表面にパターン領域を有する基板と、前記表面に接続されて前記パターン領域を保護する請求項1〜5のいずれか一項記載の保護装置とを有するマスクを形成するマスク形成装置であって、
    前記基板を押圧する第1押圧部と前記フレーム部を押圧する第2押圧部とを含み、前記パターン領域と前記薄膜部とを対向させた状態で、前記第1押圧部と前記第2押圧部との少なくとも一方を移動させて前記基板と前記フレーム部とを相互に近づく方向に押圧する押圧機構を備え、
    前記第1押圧部または前記第2押圧部は、前記可撓部の前記湾曲形状に対応する曲線に沿って前記基板または前記フレーム部に接する接触部を有するマスク形成装置。
  15. 前記湾曲形状は、前記基板の前記第1方向の両端部が前記薄膜部側から支持された状態で前記パターン領域が成す撓み曲線と相補的な曲線に沿った湾曲面を有し、
    前記第1押圧部は、所定平面に沿って前記基板に接する接触部を含み、
    前記第2押圧部は、前記湾曲面に沿って前記可撓部に接する接触部を含む請求項14記載のマスク形成装置。
  16. 前記所定平面は、鉛直面とほぼ平行な面である請求項15記載のマスク形成装置。
  17. 前記湾曲形状は、前記基板の前記第1方向の両端部が前記薄膜部側から支持された状態で前記パターン領域が成す撓み曲線と相補的な曲線に沿った湾曲面を有し、
    前記第1押圧部は、前記撓み曲線を含む曲面に沿って前記基板に接する接触部を含み、
    前記第2押圧部は、所定平面に沿って前記可撓部に接する接触部を含む請求項14記載のマスク形成装置。
  18. 前記所定平面は、水平面とほぼ平行な面である請求項17記載のマスク形成装置。
  19. 表面にパターン領域を有する基板と、前記表面に接続されて前記パターン領域を保護する請求項1〜5のいずれか一項記載の保護装置とを有するマスクを形成するマスク形成方法であって、
    前記基板を押圧する第1押圧部または前記フレーム部を押圧する第2押圧部を、前記可撓部の前記湾曲形状に対応する曲線に沿って前記基板または前記フレーム部に接触させることと、
    前記パターン領域と前記薄膜部とを対向させた状態で、前記第1押圧部と前記第2押圧部との少なくとも一方を移動させて前記基板と前記フレーム部とを相互に近づく方向に押圧することと、を含むマスク形成方法。
  20. 前記パターン領域が鉛直面とほぼ平行な面に沿って設けられるように前記基板を配置することを含み、
    前記湾曲形状は、前記基板の前記第1方向の両端部が前記薄膜部側から支持された状態で前記パターン領域が成す撓み曲線と相補的な曲線に沿った湾曲面を含み、
    前記接触させることは、前記第1押圧部を鉛直面とほぼ平行な面に沿って前記基板に接触させることと、前記第2押圧部を前記湾曲面に沿って前記可撓部に接触させることとを含む請求項19記載のマスク形成方法。
  21. 前記基板の前記第1方向の両端部を前記薄膜部側から支持することを含み、
    前記湾曲形状は、前記基板の前記第1方向の両端部が前記薄膜部側から支持された状態で前記パターン領域が成す撓み曲線と相補的な曲線に沿った湾曲面を含み、
    前記接触させることは、前記第1押圧部を前記撓み曲線を含む曲面に沿って前記基板に接触させることと、前記第2押圧部を水平面とほぼ平行な面に沿って前記可撓部に接触させることとを含む請求項19記載のマスク形成方法。
  22. 請求項6〜13のいずれか一項記載のマスクを保持し、露光光の照射領域に前記マスクを移動させるマスクステージと、
    感光基板を保持し、前記マスクを介した前記露光光の照射領域に前記感光基板を移動させる基板移動装置と、を備え、
    前記マスクステージは、前記マスクの前記第1方向の両端部を前記薄膜部側から支持する露光装置。
  23. 請求項6〜13のいずれか一項記載のマスクが有するパターンを感光基板に転写することと、
    前記パターンが転写された前記感光基板を該パターンに基づいて加工することと、を含むデバイス製造方法。
  24. 請求項22記載の露光装置を用いて、前記マスクが有するパターンを前記感光基板に転写することと、
    前記パターンが転写された前記感光基板を該パターンに基づいて加工することと、を含むデバイス製造方法。
  25. 請求項6〜13のいずれか一項記載のマスクの前記第1方向の両端部を前記薄膜部側から支持する支持部と、
    前記薄膜部の表面に前記第1方向に沿ってライン状に光を照射して散乱光を受光し、該散乱光の受光結果に基づいて、前記薄膜部の表面に付着した異物を検出する検出部と、を備える異物検出装置。
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