JP2010261798A - 姿勢検出装置、姿勢制御装置及び姿勢制御装置の制御方法 - Google Patents

姿勢検出装置、姿勢制御装置及び姿勢制御装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】物体の水平度を検出するときに、光センサーを利用して姿勢を検出する方法では、夜間や水中のような暗い空間では十分な光を光センサーで受光できないため、姿勢を制御できないという問題があった。
【解決手段】対象物に、圧力値を検出する圧力センサー1A,1B,1C,1D,1Eを配設する。そして、検出した各配設位置における圧力値に基づいて対象物の姿勢の水平度を検出する水平度検出部11と、検出した各配設位置における圧力値に基づいて各配設位置間の高度差を算出する高度差算出部12と、算出した高度差に基づいて各配設位置における高度を変更して、対象物の姿勢の水平度を調整する水平度調整部13とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、姿勢検出装置、姿勢制御装置及び姿勢制御装置の制御方法に関する。
従来、物体の水平度を検出する様々な装置が提供されている。例えば、下記の特許文献1では、機体に設置された図8に示す光センサー式姿勢検出装置P1において、略円盤形の筐体P3の中心からの放射方向に沿って、周方向に90°間隔で4つの採光窓P4が形成されている。そして、採光窓P4を介して光センサーP7に入射した光の明るさの違いから水平度を検出し、水平になるまで機体の姿勢を制御することが提案されている。また、特許文献2では、図9に示すように、ラジコン飛行機の胴体の外周部に光センサー11a,11b,12a,12bを配置し、各センサーで受光した明るさの差異から姿勢状態を検出することが開示されている。
特許第2822981号公報 特開2001−190861号公報
しかしながら、上記の特許文献1及び特許文献2に開示されたような光センサーを利用して姿勢を検出する方法の場合、夜間や水中のような暗い空間では水平度を検出するに十分な光を光センサーで受光できないため、姿勢を制御できないという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]対象物の少なくとも3箇所に配設されて、各配設位置における圧力値を検出する圧力センサーと、前記検出した各配設位置における圧力値に基づいて、前記対象物の姿勢の水平度を検出する水平度検出部と、を有することを特徴とする姿勢検出装置。
上記した姿勢検出装置によれば、対象物の少なくとも3箇所に配設された圧力センサーによって検出した圧力値に基づいて、対象物の3次元方向の傾きを検出することができる。このとき、光センサーではなく圧力センサーを用いていることから、例えば夜間や水中のような暗い空間においても、対象物の水平度を検出することができる。
[適用例2]対象物の少なくとも3箇所に配設されて、各配設位置における圧力値を検出する圧力センサーと、前記検出した各配設位置における圧力値に基づいて、前記対象物の姿勢の水平度を検出する水平度検出部と、前記検出した各配設位置における圧力値に基づいて、前記各配設位置間の高度差を算出する高度差算出部と、前記算出した高度差に基づいて前記各配設位置における高度を変更して、前記対象物の姿勢の水平度を調整する水平度調整部と、を有することを特徴とする姿勢制御装置。
上記した姿勢制御装置によれば、対象物の少なくとも3箇所に配設された圧力センサーによって検出した圧力値に基づいて、対象物の3次元方向の傾きを検出することができる。また、検出した圧力値から算出した各圧力センサーの配設位置間の高度差に基づいて、対象物の姿勢の水平度を調整することができる。このとき、光センサーではなく圧力センサーを用いていることから、例えば夜間や水中のような暗い空間においても、対象物の水平度を検出して水平度を調整することができる。
[適用例3]前記圧力センサーの一つは、前記対象物の重心位置に配設され、前記水平度調整部は、前記重心位置における高度を基準に、前記重心位置以外の前記各配設位置における高度を変更する上記姿勢制御装置。
上記した姿勢制御装置によれば、対象物の重心位置における高度を基準に、重心位置以外の各圧力センサーの配設位置における各高度を変更することから、各配設位置における高度を容易に変更することができ、対象物の水平度の調整を効率的に行うことができる。
[適用例4]前記対象物は、ジャッキ機構を備えた荷台、クレーン用の吊具、航空機又は潜水艇である上記姿勢制御装置。
上記した姿勢制御装置によれば、ジャッキ機構を備えた荷台、クレーン用の吊具、航空機又は潜水艇について、水平度を検出して水平度を調整することができる。
[適用例5]対象物の少なくとも3箇所に配設されて、各配設位置における圧力値を検出する圧力センサーを有する姿勢制御装置の制御方法であって、前記検出した各配設位置における圧力値に基づいて、前記対象物の姿勢の水平度を検出する水平度検出工程と、前記検出した各配設位置における圧力値に基づいて、前記各配設位置間における高度差を算出する高度差算出工程と、前記算出した高度差に基づいて前記各配設位置における高度を変更して、前記対象物の姿勢の水平度を調整する水平度調整工程と、を有することを特徴とする姿勢制御装置の制御方法。
上記した姿勢制御装置の制御方法によれば、対象物の少なくとも3箇所に配設された圧力センサーによって検出した圧力値に基づいて、対象物の3次元方向の傾きを検出することができる。また、検出した圧力値から算出した各圧力センサーの配設位置間の高度差に基づいて、対象物の姿勢の水平度を調整することができる。このとき、光センサーではなく圧力センサーを用いていることから、例えば夜間や水中のような暗い空間においても、対象物の水平度を検出して水平度を調整することができる。
第1実施形態に係る姿勢制御装置の適用例を示す概略構成図。 姿勢制御装置の機能構成を示すブロック図。 各圧力センサーの構成を示す図であり、(a)は圧力センサーの断面図、(b)は(a)におけるA−A断面を示す図。 姿勢制御装置の動作を示すフローチャート。 第2実施形態に係る姿勢制御装置の概略構成図。 第3実施形態に係る姿勢制御装置の概略構成図。 第4実施形態に係る姿勢制御装置の概略構成図。 従来の光センサー式姿勢検出装置の例を示す図。 従来の光センサー式姿勢検出装置の例を示す図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係る姿勢制御装置について、図面を参照して説明する。
最初に、第1実施形態に係る姿勢制御装置の概略構成について説明する。
図1は、第1実施形態に係る姿勢制御装置1の適用例を示す概略構成図であり、(a)は、当該姿勢制御装置1を、ジャッキ機構を備えた荷台5に適用した例を示している。同図に示すように、姿勢を制御する対象物としての荷台5の上面には、四隅部に圧力センサー1A,1B,1C,1Dが配設され、荷台5の重心位置となる中央部に圧力センサー1Eが配設されている。また、荷台5の下面の四隅部には、4本のジャッキ機構2A,2B,2C,2Dが取り付けられている。なお、図1(a)では油圧式のジャッキ機構の例を示しているが、他の方式のジャッキ機構であっても良い。
姿勢制御装置1は、圧力センサー1A,1B,1C,1D,1Eを有しており、各圧力センサーによって検出した圧力値に基づいて、ジャッキ機構2A,2B,2C,2Dの伸縮動作を制御することにより、荷台5を水平状態に保つようにしている。
次に、姿勢制御装置1の機能構成について説明する。
図2は、姿勢制御装置1の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、姿勢制御装置1は、圧力センサー1A,1B,1C,1D,1E、水平度検出部11、高度差算出部12、水平度調整部13、制御部14等により構成されている。
各圧力センサー1A,1B,1C,1D,1Eは、それぞれの現在位置における大気圧を示す圧力値を検出する。図1(a)の例では、各圧力センサー1A,1B,1C,1Dが荷台5の上面の四隅部における圧力値を検出し、圧力センサー1Eが荷台5の上面の中央部における圧力値を検出する。
図3は、各圧力センサー1A,1B,1C,1D,1Eの構成を示す図であり、(a)は圧力センサーの断面図、(b)は(a)におけるA−A断面を示す図である。圧力センサーは、ダイアフラム120と、このダイアフラム120と対向して設けられる容器140、及び感圧素子としての圧電振動片130とを基本構成とする絶対圧センサーである。
上記のような基本構成を有する圧力センサーのうち、ダイアフラム120は、外部(図3(a)では矢印Fの方向)からの圧力を受圧すると、受圧した圧力によって撓み変形する薄肉部122と、この薄肉部122の周囲に形成される枠部128とを基本構成とする。そして、本実施形態のダイアフラム120は薄肉部122の一方の面に、詳細を後述する圧電振動片130を載置、固定するための支持部124を有する。支持部124は圧電振動片130を2点で支持するために設けられるものであり、圧電振動片130の両端部を固定するために、対を成すように形成されている。また、薄肉部122の他方の面には、圧電振動片130を支持部124に載置した際に、圧電振動片130の振動部134が位置することとなる部位に対応させて、厚肉化するための突出部126を設けても良い。
本実施形態で採用する圧電振動片130は、いわゆる双音叉振動子である。双音叉型の振動子は、振動部の両端部に基部132を有し、この2つの基部132の間に双音叉形状を成す振動部134を有する。このような構成の双音叉型の振動子は、双音叉形状を成す振動部134に内部応力を生じさせると、共振周波数が変化するという特性を持っている。具体的には、振動部134に引張応力が生じると共振周波数が高くなり、圧縮応力が生じると共振周波数は低くなる。従って、圧力センサーにおいて、ダイアフラム120が圧力を受圧すると、受圧した圧力によってダイアフラム120は撓み変形し、支持部124を介して双音叉振動子に引張力が作用するので、双音叉振動子に引張応力が生じ共振周波数が変化することとなる。この共振周波数の変化から圧力変化を検出する。
図2に戻って、水平度検出部11は、各圧力センサー1A,1B,1C,1Dによって検出した荷台5の四隅部における圧力値に基づいて、荷台5の水平度を検出する。ここで、荷台5の水平度は、荷台5の四隅部における圧力値が全て等しい場合、即ち荷台5の四隅部の高度が全て等しい場合に水平状態であると判断される。
高度差算出部12は、各圧力センサー1A,1B,1C,1D,1Eによって検出した各圧力値に基づいて、荷台5の四隅部及び中央部のそれぞれの高度を算出して、四隅部及び中央部間の高度差を算出する。ここでは、荷台5の中央部の高度に対する各四隅部の高度差を算出する。
水平度調整部13は、高度差算出部12によって算出した高度差に基づいて、荷台5に取り付けられた各ジャッキ機構2A,2B,2C,2Dの伸縮動作を制御して、荷台5を水平状態に保つようにする。つまり、水平度調整部13は、各ジャッキ機構2A,2B,2C,2Dを伸縮させることにより、中央部の高度を基準として、荷台5の四隅部の全ての高度が中央部の高度と等しくなるように制御する。これにより、荷台5は、水平状態に保たれることになる。
次に、姿勢制御装置1の動作について説明する。
図4は、姿勢制御装置1の動作を示すフローチャートである。同図に示す姿勢制御装置1の動作は、図示しない開始スイッチがオンされた場合に開始されて、オフされた場合に終了する。
姿勢制御装置1は、各圧力センサー1A,1B,1C,1D,1Eにより、荷台5の上面の四隅部及び中央部における圧力値を検出する(ステップS11)。
次に、姿勢制御装置1は、水平度検出部11により、ステップS11において検出した荷台5の四隅部の各圧力値が全て等しいか否か、即ち荷台5が水平状態にあるか否かを判定する(ステップS12)。
各圧力値が全て等しい場合(ステップS12:Yes)は、荷台5が水平状態にあることから、ステップS11に戻り、圧力値の検出動作を繰り返す。
他方、各圧力値がいずれかでも等しくない場合(ステップS12:No)は、荷台5が水平状態にないことから、次のステップS13へ進む。
ステップS13では、姿勢制御装置1は、高度差算出部12により、ステップS11において検出した各圧力値に基づいて、荷台5の中央部の高度に対する四隅部のそれぞれの高度差を算出する。
次に、姿勢制御装置1は、水平度調整部13により、ステップS13において算出した高度差に基づいて、各ジャッキ機構2A,2B,2C,2Dの伸縮動作を制御することにより、荷台5の四隅部の各高度を中央部の高度に一致させるように調整して、荷台5を水平状態に保つようにする(ステップS14)。
そして、姿勢制御装置1は、ステップS11に戻り、圧力値の検出以降の動作を繰り返す。これにより、荷台5は、常時水平状態に保たれるようになる。
なお、上記では、荷台5の四隅部に4個の圧力センサー1A,1B,1C,1Dを配設して、荷台5の水平度を検出したが、圧力センサーの配設位置及び個数は、これに限られない。例えば、荷台5の上面又は下面に、配設箇所を互いに線で結んだときに面を構成するように3個又は4個以上の圧力センサーを同一線上でない位置に配設することで、荷台5の水平度を検出するようにしても良い。
また、上記では、荷台5の重心位置となる中央部に圧力センサー1Eを配設して、荷台5の中央部の高度に対する四隅部のそれぞれの高度差を算出し、四隅部の各高度を中央部の高度に一致させるように調整したが、これに限られない。例えば、荷台5の中央部に圧力センサー1Eを配設しないで、四隅部の互いの高度差に基づいて、四隅部の各高度を一致させるように調整しても良い。
また、図2に示す機能構成のブロック図から高度差算出部12及び水平度調整部13を除いたものを姿勢検出装置の機能構成とし、当該姿勢検出装置では、荷台5に配設された圧力センサー1A,1B,1C,1Dによって検出した圧力値に基づいて、荷台5の水平度を検出する動作を行っても良い。
また、図1(b)は、荷台5ではなくクレーン車の四隅部に圧力センサー1A,1B,1C,1Dを配置し、クレーン車の中央部に圧力センサー1Eを配設した例である。この場合、クレーン車に傾きが生じたら、圧力センサー1A,1B,1C,1Dの検出値に基づいて姿勢制御装置1が各ジャッキ機構2A,2B,2C,2Dの伸縮動作を制御、あるいはクレーンのロープRを緩める等の制御を行うことによってクレーン車の姿勢を保つようにすることができる。本例は、危険で注意を伴う工事現場等において、重量の重い資材を取り扱う工事作業車が横転するといった事故を未然に防ぐことができるという優れた効果を奏するものである。
上記した姿勢制御装置1は、荷台5に配設された各圧力センサーによって検出した圧力値に基づいて、荷台5の水平度を検出する。そして、荷台5が水平状態でない場合は、荷台5の四隅部の各高度を中央部の高度に一致させるように調整して、荷台5が水平状態を保つようにしている。これにより、光センサーを用いて水平度を検出する従来の検出方法において課題であった例えば夜間のような暗い空間であっても、荷台5の水平度を正しく検出して荷台5が水平状態を保つようにできる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る姿勢制御装置について、図面を参照して説明する。
図5は、第2実施形態に係る姿勢制御装置21の概略構成図であり、当該姿勢制御装置21をクレーン22の吊具25に適用した例を示している。同図に示すクレーン22は、例えば貨物を運搬するコンテナクレーンであって、対象物としての吊具25の下面には、四隅部に圧力センサー1A,1B,1C,1Dが配設され、吊具25の重心位置となる中央部に圧力センサー1Eが配設されている。また、吊具25は、ワイヤー機構23を介して4本のワイヤーロープ24によって吊り下げられている。
姿勢制御装置21は、圧力センサー1A,1B,1C,1D,1Eを有しており、各圧力センサーによって検出した圧力値に基づいて、ワイヤー機構23を介して4本のワイヤーロープ24の各伸縮動作を制御することにより、吊具25を水平状態に保つようにしている。
姿勢制御装置21の機能構成は、図2に示す第1実施形態に係る姿勢制御装置1と同様な機能構成であるが、各圧力センサーでは、吊具25の下面の四隅部と中央部における圧力値を検出する。水平度検出部11及び高度差算出部12では、検出したこれらの圧力値に基づいて吊具25の水平度を検出し、水平でない場合は高度差を算出する。そして、水平度調整部13では、各ワイヤーロープ24を伸縮させることにより、吊具25の四隅部の高度が中央部の高度と等しくなるように制御する。これにより、玉掛け作業時において、吊具25上の運搬物の動揺を各圧力センサーによって検出し、検出した圧力値に基づいて吊具25を水平状態に保って運搬物の動揺を抑えることができる。ここで、第1実施形態と同様に、例えば、吊具25の下面の中央部に圧力センサー1Eを配設しないで、四隅部の互いの高度差に基づいて、四隅部の各高度を一致させるように調整しても良いし、吊具25の下面又は上面に、配設箇所を互いに線で結んだときに面を構成するように3個又は4個以上の圧力センサーを同一線上でない位置に配設することで、吊具25の水平度を検出するようにしても良いことは言うまでもない。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る姿勢制御装置について、図面を参照して説明する。
図6は、第3実施形態に係る姿勢制御装置31の概略構成図であり、当該姿勢制御装置31を航空機32に適用した例を示している。同図に示す対象物としての航空機32の機体には、主翼33の両翼端部に圧力センサー1A,1Bが配設され、水平尾翼35の両翼端部に圧力センサー1C,1Dが配設されている。
姿勢制御装置31は、圧力センサー1A,1B,1C,1Dを有しており、各圧力センサーによって検出した圧力値に基づいて、水平尾翼35の各エレベーター36を用いて機体の昇降方向を制御し、主翼33の各エルロン34を用いて機体の回転軸方向を制御することで、機体を水平状態に保つようにしている。
姿勢制御装置31の機能構成は、図2に示す第1実施形態に係る姿勢制御装置1と同様な機能構成であり、各圧力センサーでは、主翼33及び水平尾翼35の両翼端部における圧力値を検出する。水平度検出部11及び高度差算出部12では、検出したこれらの圧力値に基づいて機体の水平度を検出し、水平でない場合は高度差を算出する。このとき、主翼33と水平尾翼35とでは高低差があることから、水平度検出部11及び高度差算出部12では、この高低差を予め考慮して検出及び算出を行う。そして、水平度調整部13では、エルロン34及びエレベーター36を調整することにより、機体が水平状態になるように制御する。これにより、航空機32の飛行中に機体の姿勢を調整して水平飛行を続けることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係る姿勢制御装置について、図面を参照して説明する。
図7は、第4実施形態に係る姿勢制御装置41の概略構成図であり、当該姿勢制御装置41を潜水艇42に適用した例を示している。同図に示す対象物としての潜水艇42の船体には、進行方向前側の上部両側部には圧力センサー1A,1Bが配設され、進行方向後側の上部両側部には圧力センサー1C,1Dが配設されている。
姿勢制御装置41は、圧力センサー1A,1B,1C,1Dを有しており、各圧力センサーによって検出した圧力値に基づいて、図示しないトリムタンクの海水移動或いは潜舵及び縦舵を制御することにより、船体を水平状態に保つようにしている。
姿勢制御装置41の機能構成は、図2に示す第1実施形態に係る姿勢制御装置1と同様な機能構成であり、各圧力センサーでは、船体の進行方向前後の上部両側部における圧力値を検出する。水平度検出部11及び高度差算出部12では、検出したこれらの圧力値に基づいて船体の水平度を検出し、水平でない場合は高度差を算出する。そして、水平度調整部13では、トリムタンクの海水移動等を調整することにより、船体が水平状態になるように制御する。これにより、潜水艇42の潜水中に船体の姿勢を調整して水平潜航を続けることができる。
なお、上述した実施形態では、姿勢制御装置を、ジャッキ機構を備えた荷台、クレーンの吊具、航空機及び潜水艇に適用する例について示した。しかし、これに限られず、水平度を検出して水平状態を保つように制御することが必要な他の対象物についても適用することができる。
1A,1B,1C,1D,1E…圧力センサー、2…ジャッキ機構、5…荷台、11…水平度検出部、12…高度差算出部、13…水平度調整部、14…制御部、21…姿勢制御装置、22…クレーン、23…ワイヤー機構、24…ワイヤーロープ、25…吊具、31…姿勢制御装置、32…航空機、33…主翼、34…エルロン、35…水平尾翼、36…エレベーター、41…姿勢制御装置、42…潜水艇。

Claims (5)

  1. 対象物の少なくとも3箇所に配設されて、各配設位置における圧力値を検出する圧力センサーと、
    前記検出した各配設位置における圧力値に基づいて、前記対象物の姿勢の水平度を検出する水平度検出部と、を有することを特徴とする姿勢検出装置。
  2. 対象物の少なくとも3箇所に配設されて、各配設位置における圧力値を検出する圧力センサーと、
    前記検出した各配設位置における圧力値に基づいて、前記対象物の姿勢の水平度を検出する水平度検出部と、
    前記検出した各配設位置における圧力値に基づいて、前記各配設位置間の高度差を算出する高度差算出部と、
    前記算出した高度差に基づいて前記各配設位置における高度を変更して、前記対象物の姿勢の水平度を調整する水平度調整部と、を有することを特徴とする姿勢制御装置。
  3. 前記圧力センサーの一つは、前記対象物の重心位置に配設され、
    前記水平度調整部は、前記重心位置における高度を基準に、前記重心位置以外の前記各配設位置における高度を変更することを特徴とする請求項2に記載の姿勢制御装置。
  4. 前記対象物は、ジャッキ機構を備えた荷台、クレーン用の吊具、航空機又は潜水艇であることを特徴とする請求項2又は3に記載の姿勢制御装置。
  5. 対象物の少なくとも3箇所に配設されて、各配設位置における圧力値を検出する圧力センサーを有する姿勢制御装置の制御方法であって、
    前記検出した各配設位置における圧力値に基づいて、前記対象物の姿勢の水平度を検出する水平度検出工程と、
    前記検出した各配設位置における圧力値に基づいて、前記各配設位置間における高度差を算出する高度差算出工程と、
    前記算出した高度差に基づいて前記各配設位置における高度を変更して、前記対象物の姿勢の水平度を調整する水平度調整工程と、を有することを特徴とする姿勢制御装置の制御方法。
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