JP2010260932A - ポリウレタン発泡成形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化と、熱圧縮残留歪みの低減及び表面平滑性の改善との高度な両立が達成されるポリウレタン発泡成形体を提供すること。
【解決手段】金型内に形成されたキャビティ内に(A)ポリオール成分と(B)イソシアネート成分と(C)触媒と(D)水とを含むポリウレタン発泡成形体用材料を供給し、上記キャビティ内を減圧しながら該ポリウレタン発泡成形体用材料を発泡させて成形することにより得られるポリウレタン発泡成形体であって、(A)ポリオール成分がポリオール、又はポリオール及び架橋剤からなり、(B)イソシアネート成分がイソシアネート基含有量25〜30質量%のイソシアネート基末端プレポリマーを含み、且つ(D)水が(A)ポリオール成分100質量部に対して2.5〜5.0質量部配合されてなる該ポリウレタン発泡成形体用材料を用いたことを特徴とするポリウレタン発泡成形体である。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリウレタン発泡成形体、特に、軽量化され、且つ耐久性に優れたポリウレタン発泡成形体に関する。
自動車用内装材として用いられるポリウレタン発泡成形体は、近年、自動車の軽量化の要請から軽量化が求められている。このような軽量化したポリウレタン発泡体を製造する方法としては、発泡させるポリウレタン発泡成形体用材料中の水の含有量を増量して発泡量を増やすことにより発泡成形体の密度を低減する方法があるが、この方法では、得られるポリウレタン発泡形成体の熱圧縮残留歪みが増加し、必要とされる耐久性を得ることが困難であると共に表面平滑性の低下等の問題も引き起こしていた。
ところで、低密度の発泡成形体を製造する方法としては、金型内に形成されたキャビティ空間内に発泡成形体用材料を供給し、減圧下で上記発泡成形体用材料を発泡させて成形する方法(特許文献1参照)がある。この方法は、同一組成のポリウレタン発泡成形体用材料用いてもキャビティ内の減圧度を変えることにより得られる発泡成形体の密度を変えることができ、上述のような軽量化のための密度の低減に適した方法である。
この方法は、発泡により形成される空孔(セル)の容積を大きくして密度を低減する方法であるが、ポリウレタン発泡成形体は、密度が低くなると硬度が低くなってしまう問題があった(特許文献2参照)。更に、熱圧縮残留歪み等の耐久性も低下する問題もあり、このようなポリウレタン発泡成形体は、特に、過酷な温度環境下で使用される自動車内装材用のポリウレタン発泡成形体としては十分なものとはなっていなかった。
これらの問題を解決すべく、(A)ポリオール、(B)ポリエチレンオキサイド系架橋剤、(C)トリレンジイソシアネート(TDI)又はジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)の少なくとも一方を含むイソシアネート、(D)触媒、及び(E)水を配合してなるポリウレタン発泡成形体用材料を用いて上記の減圧工法によりポリウレタン発泡成形体を得ることが提案されている(特許文献3参照)が、更なる改良が求められているのが実情である。
特開平11−226973号公報 実開昭58−60418号公報 特開2004−196966号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、軽量化と、熱圧縮残留歪みの低減及び表面平滑性の改善との高度な両立が達成されるポリウレタン発泡成形体を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、特定の配合組成であるポリウレタン発泡成形体用材料を用いて減圧工法によりポリウレタン発泡成形体を得ることにより、その目的を達成し得ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、
[1]金型内に形成されたキャビティ内に(A)ポリオール成分と(B)イソシアネート成分と(C)触媒と(D)水とを含むポリウレタン発泡成形体用材料を供給し、上記キャビティ内を減圧しながら該ポリウレタン発泡成形体用材料を発泡させて成形することにより得られるポリウレタン発泡成形体であって、(A)ポリオール成分がポリオール、又はポリオール及び架橋剤からなり、(B)イソシアネート成分がイソシアネート基含有量25〜30質量%のイソシアネート基末端プレポリマーを含み、且つ(D)水が(A)ポリオール成分100質量部に対して2.5〜5.0質量部配合されてなる該ポリウレタン発泡成形体用材料を用いたことを特徴とするポリウレタン発泡成形体、
[2]前記イソシアネート基末端プレポリマーが、プレポリマー化ジフェニルメタンジイソシアネートである上記[1]のポリウレタン発泡成形体。
[3]前記(B)イソシアネート成分の全イソシアネート基中の前記プレポリマー化ジフェニルメタンジイソシアネートのイソシアネート基の含有量が、20〜100質量%である上記[2]のポリウレタン発泡成形体、
[4]前記ポリウレタン発泡成形体用材料のイソシアネート当量が65〜110である上記[1]〜[3]のいずれかのポリウレタン発泡成形体、
[5]前記ポリオールが、ポリエーテルポリオール、又はポリエーテルポリオールとポリマーポリオールの混合物である上記[1]〜[4]のいずれかのポリウレタン発泡成形体、
[6]前記ポリエーテルポリオールの重量平均分子量(GPC法により得られるポリスチレン換算値)が、4,000〜8,000である上記[5]のポリウレタン発泡成形体、及び
[7]前記架橋剤が、数平均分子量(GPC法により得られるポリスチレン換算値)200〜1,000のポリエーテルポリオールである上記[1]〜[6]のいずれかのポリウレタン発泡成形体である。
本発明によれば、軽量化と、熱圧縮残留歪みの低減及び表面平滑性の改善との高度な両立が達成されるポリウレタン発泡成形体を得ることができる。
本発明のポリウレタン発泡成形体は、金型内に形成されたキャビティ内に(A)ポリオール成分と(B)イソシアネート成分と(C)触媒と(D)水とを含むポリウレタン発泡成形体用材料を供給し、上記キャビティ内を減圧しながら該ポリウレタン発泡成形体用材料を発泡させて成形することにより得られるポリウレタン発泡成形体であって、(A)ポリオール成分がポリオール、又はポリオール及び架橋剤からなり、(B)イソシアネート成分がイソシアネート基含有量25〜30質量%のイソシアネート基末端プレポリマーを含み、且つ(D)水が(A)ポリオール成分100質量部に対して2.5〜5.0質量部配合されてなる該ポリウレタン発泡成形体用材料を用いたことを特徴とする。
イソシアネート基含有量25〜30質量%のイソシアネート基末端プレポリマーを含むことにより、熱圧縮残留歪みの低減及び表面平滑性の改善を満足することができる。
また、(D)水は、発泡成形体を得るために必要である。(D)水が(A)ポリオール成分100質量部に対して2.5〜5.0質量部配合されることを要するのは、2.5質量部未満であると減圧工法を用いても満足のいく低密度のフォームを得ることが困難となり、5.0質量部を超えると、湿熱圧縮残留歪みが大きくなりポリウレタン発泡成形体の耐久性が損なわれてしまうからである。
本発明においてポリウレタン発泡成形体用材料中の(A)ポリオール成分は、ポリオール単独、又はポリオール及び架橋剤からなるものである。ここで、ポリオールは、ポリウレタン発泡成形体用として汎用のポリオールを用いることが可能であり、ポリエーテルポリオール、ポリマーポリオールなどを挙げることができるが、特に、ポリエーテルポリオール単独、又はポリエーテルポリオールとポリマーポリオールを混合して用いることが好ましい。この場合、ポリエーテルポリオール、ポリマーポリオールは、(A)ポリオール成分中、ポリエーテルポリオールが60〜100質量%、ポリマーポリオールが0〜40質量%となる量で用いることが好ましい。ポリエーテルポリオールが60質量%以上であれば、湿熱圧縮残留歪みが良好となり好ましい。
このようなポリエーテルポリオールとしては、ポリウレタン発泡成形体用として汎用のポリエーテルポリオールを用いることが可能であり、例えば、アルキレンオキサイドで構成されるエーテル骨格がプロピレンオキサイド(PO)のみ、又はエチレンオキサイド(EO)及びプロピレンオキサイド(PO)からなるポリエーテルポリオールが挙げられるが、特に、アルキレンオキサイド部分がエチレンオキサイド(EO)及びプロピレンオキサイド(PO)からなるものが好ましく、これらの比が、EO/PO=8/92〜20/80(モル比)のものが特に好ましい。EO/POがこの範囲であれば、成型性が良好なフォームを得ることができるので好ましい。
また、上記ポリエーテルポリオールは、官能基としてアミノ基等の水酸基以外の官能基を有していても良い。また、官能基数が2〜4のもの、中でも官能基数が3又は4のものが好ましい。このようなものとしては、例えば、開始剤としてペンタエリスリトールを用いて得られたポリエーテルポリオールが挙げられる。なお、ポリエーテルポリオールの重量平均分子量は4,000〜8,000であることが好ましい。ポリエーテルポリオールの重量平均分子量がこの範囲であれば、成型性が良好なフォームを得ることができるので好ましい。ここで、重量平均分子量は、GPC法(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法)により得られるポリスチレン換算値である。
一方、ポリマーポリオールとしては、ポリウレタン発泡成形体用として汎用のポリマーポリオールを用いることが可能であり、例えば、ポリアルキレンオキサイドからなる好ましくは重量平均分子量(GPC法により得られるポリスチレン換算値)が3,000〜8,000のポリエーテルポリオールにポリアクリロニトリル、アクリロニトリル−スチレン共重合体等をグラフト共重合させたポリマーポリオールが好ましい。上記ポリアルキレンオキサイドを構成するアルキレンオキサイドとしては、プロピレンオキサイドを含んでいることが好ましく、プロピレンオキサイド単独のもの又はプロピレンオキサイド及びエチレンオキサイドを共に含むものであることが特に好ましい。また、ポリマーポリオール中のポリマー成分の濃度が25〜50質量%であるものが好ましい。
また、上記ポリマーポリオールは、官能基としてアミノ基等の水酸基(OH基)以外の官能基を有していても良い。また、官能基数が2〜8のものが好ましい。特に水酸基数が2〜4のもの、中でも水酸基数が3のものが好ましい。このようなものとしては、例えば、開始剤としてグリセリンを用いて得られたポリマーポリオールが挙げられる。なお、ポリマーポリオールの重量平均分子量は3,000〜8,000であることが更に好ましい。
また、本発明に係るポリウレタン発泡成形体用材料には、所望により(A)ポリオール成分の一部として架橋剤を配合しても良い。この架橋剤としては、数平均分子量(GPC法により得られるポリスチレン換算値)200〜1,000のポリエーテルポリオールであることが好ましい。本発明に係るポリウレタン発泡成形体用材料に架橋剤を配合しなくても良いが、架橋剤を配合することにより、後述する減圧工法で発泡させて得られる発泡成形体を低密度であっても、高い硬度と耐久性を有するものとすることができる。
上述のポリエーテルポリオール系架橋剤としては、特に、エーテル骨格がエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドからなるポリエチレンエーテルポリオール、ポリプロピレンエーテルポリオール又はポリエチレン/ポリプロピレンエーテルポリオールが好ましい。また、これらのポリエーテルポリオールは、官能基としてアミノ基等の水酸基以外の官能基を有していても良い。また、官能基数が2〜8のもの、中でも官能基数が4〜6のものが好ましい。このようなものとしては、例えば、旭硝子ウレタン(株)製、商品名「EL981」[数平均分子量:750、官能基数:6、水酸基価:450±2(mgKOH/g)、EO:23%,PO:77%(仕込みモル))が挙げられる。
本発明に係るポリウレタン発泡成形体用材料に所望により配合される架橋剤の配合量の上限は、特に限定されるものではないが、(A)ポリオール成分中、10質量%以下、特に5質量%以下であることが好ましい。配合量を上記範囲とすることにより、架橋剤を必要以上に添加することなく、効率よく上述の架橋剤の添加効果が得られるため好ましい。
本発明に係るポリウレタン発泡成形体用材料には、(B)イソシアネート成分として含まれるイソシアネート基含有量25〜30質量%のイソシアネート基末端プレポリマーは、プレポリマー化ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、「プレポリマー化MDI」という。)であることが好ましい。また、(B)イソシアネート成分の全イソシアネート基中のプレポリマー化MDIのイソシアネート基の含有量が、20〜100質量%であることが更に好ましい。20質量%以上であれば、上述のイソシアネート基末端プレポリマーの効果を更に発揮できるからである。
このプレポリマー化MDIのイソシアネート基の含有量20〜100質量%の残余のイソシアネート成分80〜0質量%として、通常トリレンジイソシアネート(TDI)が配合されるが、TDIの全て又は一部をプレポリマー化MDI以外のジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)に置換しても良い。
本発明に係るプレポリマー化MDIとしては、例えば、MDIを含有するポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート(a1)、及び水酸基含有ポリエーテル(a2)を、(a1):(a2)=80:20〜99.9:0.1(質量比)の割合で反応させて得られるポリオール変性MDIが挙げられる。
これらの内、水酸基含有ポリエーテル(a2)が下記要件(イ)〜(ハ)を満たすものであることが好ましい。
(イ)(a2)が、数平均分子量150〜10,000であること。
(ロ)(a2)が、末端に炭素数3以上の1価の有機基を有すること。
(ハ)(a2)が、(a2)中にオキシプロピレン基を70質量%以上含有すること。
ポリオール変性MDIとしては、商品名「S−211」(住化バイエルウレタン(株)製、NCO基含有量:27質量%)、商品名「S−212」(住化バイエルウレタン(株)製、NCO基含有量:25.5質量%)等が挙げられる。
また、プレポリマー化MDIとして、カルボジイミド変性MDIも挙げられる。カルボジイミド変性MDIとしては、商品名「ミリオネート MTL」(日本ポリウレタン工業(株)製、NCO基含有量:29質量%)、商品名「コロネート 69」(日本ポリウレタン工業(株)製、NCO基含有量:27質量%)、商品名「コロネート MX」(日本ポリウレタン工業(株)製、NCO基含有量:29質量%)、商品名「ミリオネート MTL−S」(日本ポリウレタン工業(株)製、NCO基含有量:29質量%)等が挙げられる。
一方、TDIとしては、2,4−TDIと2,6−TDIとの比が80/20〜65/35の混合物、特に、2,4−TDIと2,6−TDIとの比が80/20のものを用いることが好ましい。一方、プレポリマー化MDI以外のMDIも特に限定されず、その分子量分布の広狭を問わず用いることができ、例えば、ピュアMDI(純MDI:4,4'−MDI)、クルードMDI(粗MDI:ポリメリックMDIとも称する)などを好適に用いることができる。このようなTDI、MDIとしては、市販品を使用し得、TDIとしては、例えば、商品名「T−80」(三井化学ポリウレタン(株)製)、商品名「TDI−80」(住化バイエルウレタン(株)製)等、MDIとしては商品名「44V−20」(住化バイエルウレタン(株)製 クルードMDI)等を用いることができる。
なお、ポリウレタン発泡成形体用材料中の(B)イソシアネート成分の配合量は、ポリウレタン発泡成形体用材料中のイソシアネート当量が65〜110となる量で用いることが好ましい。イソシアネート当量がこの範囲であれば、良好な成型性(表面平滑性)が得られるからである。
ここで、イソシアネート当量は、ポリウレタン発泡成形体用材料の単位質量中におけるイソシアネート基(NCO基)の数及び水酸基(OH基)の数により以下の式で表わされる。
Figure 2010260932
本発明におけるポリウレタン発泡成形体用材料中には、(C)成分として触媒を配合する。この触媒としては、ポリウレタン発泡成形体用として汎用のものを用いることができ、例えば、トリエチレンジアミン、ジエタノールアミン等のアミン触媒を用いることができる。なお、ポリウレタン発泡成形体用材料中の(C)成分の触媒の配合量は、(A)成分100質量部に対して0.3〜3質量部であることが好ましい。
更に、本発明においてポリウレタン発泡成形体用材料中には、整泡剤を配合することができる。整泡剤としては、ポリウレタン発泡成形体用として汎用のものを用いることができ、例えば、各種シロキサン−ポリエーテルブロック共重合体等のシリコーン系整泡剤を用いることができる。このような整泡剤としては、市販品を使用し得、例えば、商品名「B8719LF」(エボニック デグサ ジャパン社製)、商品名「L 5309」(日本ユニカー(株)製)、商品名「SRX 274C」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)等を用いることができる。なお、ポリウレタン発泡成形体用材料中の整泡剤の配合量は、(A)成分100質量部に対して0.3〜2質量部であることが好ましい。
本発明においてポリウレタン発泡成形体は、金型内に形成されたキャビティ内に上述した成分を配合したポリウレタン発泡成形体用材料を供給し、上記キャビティ内を減圧しながら上記ポリウレタン発泡成形体用材料を発泡させて成形するいわゆる減圧工法により得ることができる。
このような方法としては、ポリウレタン発泡成形体用材料を金型のキャビティ内に充填し、これを発泡、成形する際にキャビティ内を減圧する方法(減圧工法)であれば、特に制限されず、公知の方法が適用でき、例えば、下型と、この下型の開放部を覆うことにより下型との間に密閉キャビティ空間を形成する上型とを具備し、これら上下型が互いに脱着可能に配設された金型本体の上記キャビティ空間内にポリウレタン発泡成形体用材料を供給してこれを発泡、成形する方法によりポリウレタン発泡成形体を成形することができる。この場合、上記キャビティ空間内の圧力を制御する圧力調整装置を配設して、上記キャビティ空間内にポリウレタン発泡成形体用材料を大気圧下に供給し、金型を閉じた後でポリウレタン発泡成形体用材料が充満する前に、上記圧力調整装置を作動させることによりキャビティ空間内を減圧にすると共に、上記ポリウレタン発泡成形体用材料がゲル化した後、脱型前に上記圧力調整装置を作動させることによりキャビティ空間内を大気圧に戻すことによりポリウレタン発泡成形体を成形する方法が中でも好ましい。
また、本発明において、発泡、成形時の温度は、常温程度の上記ポリウレタン発泡成形体用材料を用い、成形時の温度(金型の温度)を50〜70℃として発泡、成形することが可能である。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
なお、諸特性は下記の方法に従って測定した。
(1)コア密度(kg/m3
フォーム成型ができたものについて、金型内容積とポリウレタン発泡成形体用材料の仕込み質量とからコア密度を算出した。
(2)乾熱圧縮残留歪み(%)
JIS K 6400に準じて測定した。測定に際してはポリウレタン発泡成形体のコア部を50×50×25mm切り抜き、これを試験片として使用した。試験片を50%の厚みまで圧縮し、平行平面板に挟み、70℃,50%RHの条件下に22時間放置した。22時間放置後この試験片を取り出し、さらに30分後にその厚みを測定した。試験前の厚みの値と比較して歪み率を測定し、この歪み率を乾熱圧縮残留歪とした。
(3)湿熱圧縮残留歪み(%)
JIS K 6400に準じて測定した。測定に際しては成形したポリウレタン発泡成形体のコア部を50×50×25mm切り抜き、これを試験片として使用した。試験片を50%の厚みまで圧縮し、平行平面板に挟み、50℃,95%RHの条件下に22時間放置した。22時間放置後この試験片を取り出し、さらに30分後にその厚みを測定した。試験前の厚みの値と比較して歪み率を測定し、この歪み率を湿熱圧縮残留歪みとした。
(4)表面平滑性
以下の評価基準により、表面平滑性を官能評価した。
◎: 凹凸の触感がなく滑らかである。
○: 若干ざらつき感はあるものの、シートパッドとして問題ないレベルである。
△: 収縮、欠肉及びボイドの少なくともいずれかが発生し、表面がゴツゴツしている。
×: セルが崩壊し、シートパッドとしての性能が出ない。
(5)25%硬さ(kgf)
JIS K 6400に準じて測定した。試験片の空気を逃げ易くするために、直径6mm、中心距離19mmの多数の小孔のあいた台上に試験片を置いた。次に自動記録装置を有するインストロン型圧縮荷重試験機を用いて、直径200mmの円形加圧板で試験片の上面から押さえつけた。このとき、φ300mm以上の円形を含む大きさの試験片を用い、ILD(局部圧縮)で試験を行った。
前荷重として4.9Nかけた時の厚さを測定し、これをはじめの厚さとした。次に、円形加圧板を50mm/minの速さではじめの厚さの75%の距離を押し込んだ。押し込んだ後、直ちに50mm/minに速さで加圧板を上昇させ、はじめの厚さまで戻した。1分間放置後、再び同じ速度で初めの厚さの25%の距離まで圧縮し、静止させて20秒後の荷重を読んだ。これを25%硬さとした。
実施例1〜12及び比較例2
表1に示す(A)ポリオール成分、(C)触媒及び(D)水を予備撹拌混合し、また(B)イソシアネート成分を予備撹拌混合し、次いで予備撹拌混合した両者を更に混合して実施例1〜12及び比較例2の13種類のポリウレタン発泡成形体用材料(液温30℃)を調製し、これらを各々、キャビティ空間内を減圧することができる金型(サイズ:400mm×400mm×100mm、型温:60℃)のキャビティ空間内に高圧ヘッドを用いて注入し、ポリウレタン発泡成形体用材料がキャビティ空間内に充満する前にキャビティ空間内を減圧すると共に、ポリウレタン発泡成型体用材料のゲル化が開始する前に充填を完了し、ポリウレタン発泡成型体用材料がゲル化した後にキャビティ空間内を大気圧に戻す方法にてポリウレタン発泡成型体用材料を発泡させて、ポリウレタン発泡成形体を得た。得られたポリウレタン発泡成形体の硬さ、乾熱圧縮残留歪み、湿熱圧縮残留歪み、表面平滑性及び25%硬さについて、JIS K 6400に準拠して測定した。結果を表1に示す。なお、減圧工法の条件は、−250mmHg、即ち、金型キャビティ空間内の圧力が(760−250)mmHg=510mmHgであった。
比較例1
表1に示す(A)ポリオール成分、(C)触媒及び(D)水を予備撹拌混合し、また(B)イソシアネート成分を予備撹拌混合し、次いで予備撹拌混合した両者を更に混合してポリウレタン発泡成形体用材料(液温30℃)を調製し、これを金型(サイズ:400mm×400mm×100mm、型温60℃)内のキャビティ空間内に高圧ヘッドを用いて注入し、キャビティ空間内を減圧しない方法で発泡させて、ポリウレタン発泡成形体を得た。得られたポリウレタン発泡成形体の硬さ、乾熱圧縮残留歪み、湿熱圧縮残留歪み、表面平滑性及び25%硬さについて、JIS K 6400に準拠して測定した。結果を表1に示す。
比較例3及び4
表1に示す(A)ポリオール成分、(C)触媒及び(D)水を予備撹拌混合し、また(B)イソシアネート成分を予備撹拌混合し、次いで予備撹拌混合した両者を更に混合してポリウレタン発泡成形体用材料(液温30℃)を調製し、これを金型(サイズ:400mm×400mm×100mm、型温60℃)内のキャビティ空間内に高圧ヘッドを用いて注入し、キャビティ空間内を減圧しない方法で発泡させたが、発泡が不十分であり、フォーム成型できなかった。
Figure 2010260932
(注)
(1)減圧工法
○:減圧工法を用いた。
×:減圧工法を用いなかった(減圧せずに成形した)。
(2)ポリエーテルポリオールA
三井化学ポリウレタン(株)製、商品名「EP−901P」(重量平均分子量:7,500、官能基(OH基)数:3、水酸基価:24(mgKOH/g)、EO:13%、PO:87%。
(3)ポリエーテルポリオールB
三洋化成(株)製、商品名「KC−264」(重量平均分子量:5,000、官能基(OH基)数:3、水酸基価:34(mgKOH/g)、EO:15%、PO:85%。
(4)ポリマーポリオール
Bayer MaterialScience AG製、商品名「ハイパーライトE−850」(重量平均分子量:5,000、官能基(OH基)数:25、水酸基価:20(mgKOH/g)。
(5)架橋剤
旭硝子ウレタン(株)製、商品名「EL−981」[数平均分子量:750、官能基数:6、水酸基価:450±2(mgKOH/g)、EO:23%,PO:77%(仕込みモル))。
(6)触媒A
トリエチレンジアミン(TEDA){33%ジプロピレングリコール(DPG)溶液}(東ソー(株)製、商品名「TEDA L−33」。
(7)触媒B
ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル{23%DPG溶液}、(東ソー(株)製、商品名「ET−33B」)。
(8)触媒C
ジエタノールアミン、(日本触媒(株)製、商品名「ジエタノールアミン」)。
(9)整泡剤
シリコーン混合物、(エボニック デグサ ジャパン(株)製、商品名「B8719LF」)。
(10)TDI
トリレンジイソシアネートの2,4−異性体と2,6−異性体との80:20の混合物、三井武田ケミカル(株)製、商品名「コスモネートT−80」、NCO基含有量48.2質量%。
(11)クルードMDI
住化バイエルウレタン(株)製、商品名「44V−20」、NCO基含有量31質量%。
(12)プレポリマー化MDI−A
住化バイエルウレタン(株)製、商品名「S−211」、NCO基含有量27質量%。
(13)プレポリマー化MDI−B
住化バイエルウレタン(株)製、商品名「S−212」、NCO基含有量25.5質量%。
表1から明らかなように、実施例1〜12のポリウレタン発泡成形体は、比較例1及び2と比較して、熱圧縮残留歪み、特に湿熱圧縮残留歪みが低減し耐久性が向上した。また、低密度で軽量化されていても、高硬度であり、表面平滑性も優れていた。
本発明のポリウレタン発泡成形体は、自動車用各種内装材、特に自動車用シートパッドとして好適に用いられる。

Claims (7)

  1. 金型内に形成されたキャビティ内に(A)ポリオール成分と(B)イソシアネート成分と(C)触媒と(D)水とを含むポリウレタン発泡成形体用材料を供給し、上記キャビティ内を減圧しながら該ポリウレタン発泡成形体用材料を発泡させて成形することにより得られるポリウレタン発泡成形体であって、(A)ポリオール成分がポリオール、又はポリオール及び架橋剤からなり、(B)イソシアネート成分がイソシアネート基含有量25〜30質量%のイソシアネート基末端プレポリマーを含み、且つ(D)水が(A)ポリオール成分100質量部に対して2.5〜5.0質量部配合されてなる該ポリウレタン発泡成形体用材料を用いたことを特徴とするポリウレタン発泡成形体。
  2. 前記イソシアネート基末端プレポリマーが、プレポリマー化ジフェニルメタンジイソシアネートである請求項1に記載のポリウレタン発泡成形体。
  3. 前記(B)イソシアネート成分の全イソシアネート基中の前記プレポリマー化ジフェニルメタンジイソシアネートのイソシアネート基の含有量が、20〜100質量%である請求項2に記載のポリウレタン発泡成形体。
  4. 前記ポリウレタン発泡成形体用材料のイソシアネート当量が65〜110である請求項1〜3のいずれかに記載のポリウレタン発泡成形体。
  5. 前記ポリオールが、ポリエーテルポリオール、又はポリエーテルポリオールとポリマーポリオールの混合物である請求項1〜4のいずれかに記載のポリウレタン発泡成形体。
  6. 前記ポリエーテルポリオールの重量平均分子量(GPC法により得られるポリスチレン換算値)が、4,000〜8,000である請求項5に記載のポリウレタン発泡成形体。
  7. 前記架橋剤が、数平均分子量(GPC法により得られるポリスチレン換算値)200〜1,000のポリエーテルポリオールである請求項1〜6のいずれかに記載のポリウレタン発泡成形体。
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