JP2010260122A - チャック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回動体及び本体と回動筒とをより確実に且つ安定的に抜け止めできるのは勿論、量産性にも秀れる実用的なチャック装置の提供。
【解決手段】本体1に設けた回動筒2を回動させ、回動筒2と共に回動する環状の回動体3の回動により回動体3と螺合している爪4を拡縮進退させ、工具を爪4により把持するチャック装置であって、回動体3若しくは本体1と係止して回動体3若しくは本体1から回動筒2を抜け止めし回動筒2の基端側に固定状態に設けられる抜け止め係止体5を具備せしめ、この抜け止め係止体5に回動体3に直接若しくは間接的に回動筒2の回動を伝達する回動伝達部を設け、回動筒2の回動が抜け止め係止体5を介して回動体3に伝達されて回動体3が回動筒2と共に回動するように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、チャック装置に関するものである
従来から、特許文献1に開示されるように、本体に設けた回動筒を回動させ、この回動筒と共に回動する回動ナットの回動により該回動ナットと螺合している爪を拡縮進退させ、工具を前記爪により把持するチャック装置がある。
ところで、このようなチャック装置における回動ナット若しくは本体と回動筒との脱落防止構造としては、例えば特許文献1に開示されるように、回動筒の基端側内周面に設けた溝にC字状の止め輪(抜け止めリング)を配設し、この止め輪に回動ナット(を保形する保形環)を係止させて抜け止めする構造や、特許文献2に開示されるように、爪が進退する回動筒(外側外套部)の先端開口部の内周面に設けた溝に上記同様の止め輪を配設し、この止め輪に本体(チャック体)を係止させて抜け止めする構造などが知られている。尚、回動ナットは環状であって本体に被嵌されるものであり、回動ナット若しくは本体のいずれか一方に対して抜け止めすれば、回動筒の脱落は防止される。
特許第4053301号公報 特開平9−225713号公報
本発明は、上述のような現状に鑑み、回動ナット(回動体)若しくは本体と回動筒とのより強固な連結を達成する脱落防止構造を開発すべく、種々の研究の結果完成したもので、回動体若しくは本体と回動筒とをより確実に且つ安定的に抜け止めできるのは勿論、量産性にも秀れる実用的なチャック装置を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
本体1に設けた回動筒2を回動させ、この回動筒2と共に回動する環状の回動体3の回動により該回動体3と螺合している爪4を拡縮進退させ、工具を前記爪4により把持するチャック装置であって、前記回動体3若しくは前記本体1と係止して該回動体3若しくは本体1から前記回動筒2を抜け止めする抜け止め係止体5を有し、この抜け止め係止体5は前記回動筒2の基端側に固定状態に設けられ、また、この抜け止め係止体5には、前記回動体3に直接若しくは間接的に前記回動筒2の回動を伝達する回動伝達部が設けられ、前記回動筒2の回動が前記抜け止め係止体5を介して前記回動体3に伝達されて該回動体3が前記回動筒2と共に回動するように構成されていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、本体1に設けた回動筒2を回動させ、この回動筒2と共に回動する環状の回動体3の回動により該回動体3と螺合している爪4を拡縮進退させ、工具を前記爪4により把持するチャック装置であって、前記回動体3若しくは前記本体1と係止して該回動体3若しくは本体1から前記回動筒2を抜け止めする抜け止め係止体5を有し、この抜け止め係止体5は前記回動筒2の基端側に固定状態に設けられ、前記回動筒2の内方には前記回動体3と嵌合する中間筒体10が設けられ、前記抜け止め係止体5には、前記回動体3に前記中間筒体10を介して前記回動筒2の回動を伝達する回動伝達部が設けられ、前記回動筒2の回動が前記抜け止め係止体5及び前記中間筒体10を介して前記回動体3に伝達されて該回動体3が前記回動筒2と共に回動するように構成されていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、請求項2記載のチャック装置において、前記抜け止め係止体5には、前記中間筒体10に設けた凹部11若しくは凸部と嵌合する前記回動伝達部としての共回り用嵌合部7が設けられていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、請求項3記載のチャック装置において、前記抜け止め係止体5は、前記回動筒2に固定される筒状固定部8と、この筒状固定部8の内方に向かって突出し、前記回動体3若しくは前記本体1に当接して該回動体3若しくは本体1から前記回動筒2を抜け止めする突出部6と、前記筒状固定部8に設けられる前記共回り用嵌合部7とで構成されていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、請求項4記載のチャック装置において、前記突出部6は、前記回動筒2の回転軸と交差する方向に延設されていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、請求項4,5いずれか1項に記載のチャック装置において、前記共回り用嵌合部7は、前記回動筒2の回転軸方向に延設されていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、請求項4〜6いずれか1項に記載のチャック装置において、前記突出部6と前記共回り用嵌合部7とはその延設方向が夫々略直角に交差する状態で設けられていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、請求項4〜7いずれか1項に記載のチャック装置において、前記筒状固定部8は前記回動筒2の内周面に圧入嵌合せしめられて前記回動筒2に固定状態で設けられていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、請求項4〜8いずれか1項に記載のチャック装置において、前記抜け止め係止体5は金属製であり、前記突出部6、前記共回り用嵌合部7及び前記筒状固定部8を一体成形して形成したものであることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、請求項3〜9いずれか1項に記載のチャック装置において、前記中間筒体10には、前記回動体3に複数設けられる突部14a・14b・14c・14d間に配設され、この突部14a・14b・14c・14dと係止して前記回動筒2の回動を前記回動体3に伝達する回動伝達用係止部9が設けられていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、請求項3〜10いずれか1項に記載のチャック装置において、前記回動筒2は金属製であり、前記中間筒体10は合成樹脂製であることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、請求項1〜11いずれか1項に記載のチャック装置において、前記回動体3は、複数の分割ナット体を連設して成る環状のナット体12と該ナット体12を保形する保形環13とで構成されていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、本体1に設けた回動筒2を回動させ、この回動筒2と共に回動する環状の回動体3の回動により該回動体3と螺合している爪4を拡縮進退させ、工具を前記爪4により把持するチャック装置であって、前記回動体3若しくは前記本体1と係止して該回動体3若しくは本体1から前記回動筒2を抜け止めする抜け止め係止体5を有し、この抜け止め係止体5は前記回動筒2の基端側に固定状態に設けられ、また、前記抜け止め係止体5には、前記回動体3に前記回動筒2の回動を伝達する回動伝達部が設けられ、前記回動筒2の回動が前記抜け止め係止体5を介して前記回動体3に伝達されて該回動体3が前記回動筒2と共に回動するように構成されていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、請求項13記載のチャック装置において、前記抜け止め係止体5には、前記回動体3に設けた凹部11若しくは凸部と嵌合する前記回動伝達部としての共回り用嵌合部7が設けられていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、請求項14記載のチャック装置において、前記回動体3は、複数の分割ナット体を連設して成る環状のナット体12と該ナット体12を保形する保形環13とで構成され、この保形環13に前記凹部11若しくは凸部が設けられていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
また、請求項15記載のチャック装置において、凹部11若しくは凸部は、前記保形環13の上端部に設けたフランジ部40に設けられていることを特徴とするチャック装置に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、回動体若しくは本体と回動筒とをより確実に且つ安定的に抜け止めできるのは勿論、量産性にも秀れる実用的なチャック装置となる。
本実施例の一部を切り欠いた概略説明正面図である。 本実施例の回動体を被嵌した本体の概略説明斜視図である。 本実施例の中間筒体及び脱落防止体の分解概略説明斜視図である。 本実施例の中間筒体及び脱落防止体の概略説明斜視図である。 本実施例の脱落防止体の概略説明底面図である。 本実施例の作動説明に係る図1のW−W断面図である。 本実施例の作動説明に係る図1のX−X断面図である。 別例の一部を切り欠いた概略説明正面図である。 別例の保形環及び脱落防止体の分解概略説明斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
回動体3若しくは本体1に対して回動筒2を抜け止めする抜け止め係止体5は、回動筒2に固定状態に設けられており、把持した工具を用いて加工する際に衝撃や振動が作用しても、回動筒2が回動体3若しくは本体1から離脱することが確実に防止されることになる。
また、抜け止め係止体5に回動伝達部を設けることで、この抜け止め係止体5に抜け止め係止作用だけでなく回動伝達作用も担わせることが可能となり、それだけ簡易な構成で回動体3に回動筒2の回動を伝達できることになる。
更に、例えば抜け止め係止体5に回動伝達部としての共回り用嵌合部7を設けることで、例えば中間筒体10を設けることが可能となり、外周部の強度を高めるべく回動筒2を金属製とした場合でも、この中間筒体10を合成樹脂製として該中間筒体10の内面形状等を容易に所望の形状に加工でき、それだけ加工性・量産性に秀れることになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、回動筒2を回動させることにより本体1の先端に設けられた孔20に挿入される複数の爪4を拡縮摺動させ、この爪4により工具を把持するチャック装置であって、前記本体1には環状のラチェット歯21が設けられ、また回動筒2の内方にして前記本体1には前記爪4と螺合し前記回動筒2と共に回動する環状の回動体3が被嵌され、また前記ラチェット歯21の外方には該ラチェット歯21と係止する着脱自在な係止バネ体が配設され、この係止バネ体は前記回動体3の回動に伴いラチェット歯21の周囲を回動する状態で設けられ、この係止バネ体は回動体3に凹凸嵌合手段により取り付けられ、更に前記ラチェット歯21と前記係止バネ体が係止した状態及び前記ラチェット歯21と前記係止バネ体との係止が解除した状態を保持する保持部23が設けられているチャック装置において、前記回動体3若しくは前記本体1と係止して該回動体3若しくは本体1から前記回動筒2を抜け止めする抜け止め係止体5を有し、この抜け止め係止体5は前記回動筒2にして前記回動体3の基端側に固定状態に設けられ、前記回動筒2と前記本体1との間には前記回動体3と嵌合する中間筒体10が設けられ、前記抜け止め係止体5には、前記中間筒体10に設けた凹部11若しくは凸部と嵌合する共回り用嵌合部7が設けられ、前記回動筒2の回動が前記抜け止め係止体5及び前記中間筒体10を介して前記回動体3に伝達されて該回動体3が前記回動筒2と共に回動するように構成されているものである。
具体的には本実施例は、本発明を振動や衝撃を付与する所謂ハンマードリル,振動ドリル,ドライバードリル等の電動回動具に使用されるチャック装置に実施したものであり、本体1の基端部には上記電動回動具の主軸と連結する連結孔36が設けられている。
本体1には鉄、鋼、ステンレス等の金属,アルミ,マグネシウム,チタン等の非鉄金属,これらの合金,合成樹脂若しくは繊維強化樹脂等が採用される。尚、本実施例は鋼製である。
図1に図示したように、本体1に形成した孔20には三本の爪4が傾斜状態で設けられ、この爪4の外面に形成された螺子部15と螺合する環状の回動体3が該爪4に被嵌状態で設けられている。
この回動体3は、周方向に複数に分割される分割ナット体12と、この複数の分割ナット体12を保形する保形環13とで構成されている(両者は一体に回動する。)。図中符号17は鋼球、18は鋼球受け、19はOリングである。尚、分割ナット体に限らず、予め一体のナット体を採用しても良い。
また、本体1にして回動体3の先端側には合成樹脂製の中間筒体10が被嵌されている。図3,6,7に図示したように、この中間筒体10には、回動体3の前記ナット体12から先端側に突出状態に設けられる複数の突部14a・14b・14c・14d間に配設され、この突部14a・14b・14c・14dと係止して前記回動筒2の回動を前記回動体3に伝達する回動伝達用係止部9が設けられている。本実施例においては回動伝達用係止部9は、対向状態に一対設けられている。また、中間筒体10の基端部には、図3,4に図示したように、抜け止め係止体5の共回り用嵌合部7が嵌合する凹部11が周方向に所定間隔で並設されている。
尚、本実施例においては、回動筒2を回動させてナット体12に回動を伝達して回動体3を回動させる構成としているが、例えば保形環13に回動筒2の回動を伝達して回動体3を回動させる構成としても良い。
また、回動体3のナット体12に設けた突部14a・14b・14c・14dには、係止バネ体が共回り状態で取り付けられている。また、回動体3の先端側にして本体1には係止バネ体の先端係止部と噛合する環状のラチェット歯21が形成されている。このラチェット歯21は、本体1に直接形成しても良いし、本体1とは別体にして高硬度の硬質部材13、例えば鋼やステンレスで形成しても良い。このラチェット歯21と前記先端係止部との係合により、ナット体12(回動体)は一方向にのみ回転可能な状態(逆転不能状態)が現出する。尚、係止バネ体及びラチェット歯の詳細については後述する。
回動体3及び中間筒体10が被嵌された本体1には金属製(鋼製)の回動筒2が被嵌されている。尚、回動筒2は金属製に限らず、樹脂製としても良い。
この回動筒2の基端側には、金属製(鋼製)の環状の抜け止め係止体5が圧入嵌合される。具体的には、抜け止め係止体5は、回動筒2の略一定径である基端側内周面より僅かに径大な薄板環状の筒状固定部8を有しており、回動体3が設けられた本体1に中間筒体10を被嵌せしめ、この中間筒体10を被嵌した本体1に回動筒2を被嵌せしめ、抜け止め係止体5を回動筒2の基端側から挿入し、筒状固定部8を回動筒2にして回動体3より基端側位置に圧入嵌合することで回動筒2に固定状態に設けられている。尚、回動筒2及び抜け止め係止体5は共に金属製であるため、圧入嵌合により抜け止め係止体5は極めて強固に固定される。また、筒状固定部8は回動体3より基端側位置、具体的には例えば回動体3のナット体12と爪4の螺子部15との螺合部より基端側位置に限らず、当該螺合部より先端側位置(若しくは当該螺合部と略同位置)に圧入嵌合されるように構成しても良い。
また、抜け止め係止体5は、回動筒2に固定される筒状固定部8と、この筒状固定部8の内方に向かって突出し、回動体3若しくは本体1に当接して該回動体3若しくは本体1から前記回動筒2を抜け止めする突出部6と、筒状固定部8に設けられる回動筒2の回動伝達用の共回り用嵌合部7とで構成されている。具体的には、突出部6は筒状固定部8の下端部から前記回動筒2の内方に向かって所定量突出し、前記回動体3(の保形環13)に当接するように構成されている。尚、回動体3に限らず突出部6が本体1に当接するように構成しても良いが、抜け止め係止体5(突出部6)が本体1と接触した際、抜け止め係止体5と本体1との間で摩擦によるロスが生じる(突出部6と常時接触するわけではない)。
また、抜け止め係止体5の前記突出部6は板状であり、前記回動筒2の回転軸と交差する方向(回動筒2の回転軸に対して直交する方向)に延設され、この突出部6の先端側面が回動体3若しくは本体1との当接面に設定される。
また、抜け止め係止体5の前記共回り用嵌合部7は板状であり、前記固定部8から前記回動筒2の回転軸方向(回動筒2の回転軸と平行な方向)に延設されている。この共回り用嵌合部7は、中間筒体10の基端部に設けた凹部11と対応する位置に該凹部11と同数所定間隔で並設され、この共回り用嵌合部7間に前記突出部6が設けられている。この共回り用嵌合部7は、筒状固定部8と段部を介して回動筒2の内周面及び回動体3の保形環13に接触しないように設けられている。尚、共回り用嵌合部7の幅は前記凹部11の幅と略同幅に設定されている。
本実施例の抜け止め係止体5は、図3〜5に図示したように、筒状固定部8に、前記回動筒2の回転軸と交差する方向に延設される前記突出部6と前記回動筒2の回転軸方向に延設される前記共回り用嵌合部7とが、その延設方向が夫々略直角に交差する状態で固定部8の周方向に交互に同数並設して構成されている。
この抜け止め係止体5は、前記突出部6、前記共回り用嵌合部7及び前記筒状固定部8を一体成形して形成されている。
よって、回動筒2に固定状態に設けられる抜け止め係止体5の共回り用嵌合部7により中間筒体10は回動筒2と一体に回動することになり、この中間筒体10の回動を回動伝達用係止部9を介して回動体3(のナット体12)に伝達せしめ、回動筒2を回動することで爪4を拡縮進退せしめることが可能となる。
尚、本実施例においては、抜け止め係止体5は中間筒体10を介して間接的に回動体3に回動筒2の回動を伝達するように構成しているが、中間筒体10を設けずに、回動伝達部(共回り用嵌合部7)を直接回動体3(ナット体12若しくは保形環13)の基端部に設けた(上記中間筒体10と同様の)凹部11若しくは凸部に嵌合させ、回動筒2の回動を伝達するように構成しても良い。この場合、緩み防止を必要としない用途であればラチェット機構を設けない方がより構成を簡略化でき、組み付け作業等が容易となる。
例えば、図8,9に図示した別例のように、保形環13の上端部にフランジ部40を設け、このフランジ部40の先端に共回り用嵌合部7と略同幅若しくは共回り用嵌合部7より若干幅広で、共回り用嵌合部7と略同じ間隔で切欠部(凹部11)を形成し、この切欠部に共回り用嵌合部7を嵌合するように構成しても良い。この場合、中間筒体10を介さずに直接回動体3に回動筒2の回動を伝達可能な構成となる。
また、本実施例においては、回動伝達部として上記共回り用嵌合部7を採用して回動体3に回動筒2の回動を伝達する構成としているが、例えば中間筒体10(回動体3の保形環13)に抜け止め係止体5の一部を圧入嵌合して中間筒体10(回動体3)と回動筒2とを共に回動させ、回動体3に回動筒2の回動を伝達するように構成しても良い(抜け止め係止体5の圧入嵌合した当該圧入嵌合部を回動伝達部としても良い)。
次に、図6,7を参考に係止バネ体及びラチェット歯について説明する。
係止バネ体は、金属製であり(鉄製や鋼製)、ラチェット歯21の周囲にして中間筒体10の内面に支持される状態で配設される。尚、回動筒2の回転力は保形環13を経由して伝えても同様に伝達される。
本実施例の係止バネ体は、2つの係止バネ体22・23から構成されている。この一方の係止バネ体22は、ラチェット歯21との係止作用を担うものであり、また、他方の係止バネ体23は、回動筒2の位置を保持することで、前記係止バネ体22を所定の位置に保持する作用を担うものである。このように本実施例では、ラチェット歯21との係止作用と、ラチェット歯21との係止状態保持作用及び係止解除状態保持作用とを別々のバネに担わせているが、1つの係止バネ体に上記作用を担わせる構成としても良い。
係止バネ体22には、2つの突部25・26とラチェット歯21と係止する先端係止部24が設けられている。この係止バネ体22の突部25・26と前記ナット体12の突部14a・14b(の凹部)により、係止バネ体22はナット体12と共回り状態に取り付けられる。
また、係止バネ体23には、3つの突部27・28・29が設けられている。この係止バネ体23の突部27・28・29と前記ナット体12の突部14b(の凹部)・14c・14dにより、係止バネ体23はナット体12と共回り状態に取り付けられる。
従って、係止バネ体22・23,回動伝達用係止部9及び突部14a・14b・14c・14dが同一円周上に配されている為、それだけコンパクトな設計が可能となる。
尚、係止バネ体22・23とナット体12との取り付けは、両者が共回り状態となる構成であれば上記構成に限られない。また、本実施例においては、係止バネ体22・23を、ナット体12に凹凸嵌合手段により取り付けた構成としているが、保形環13に凹凸嵌合手段により取り付けた構成としても良い。
また、中間筒体10の内面には係止バネ体22の先端係止部24とラチェット歯21との係止の解除を確実に行わしめる為の介在体35が設けられ、この介在体35の先端テーパー面で先端係止部24を受け該先端係止部24とラチェット歯21との係止(噛合)の解除を確実に行わせしめる。
また、中間筒体10の内面には係止バネ体22の先端係止部24を押え込み、先端係止部24とラチェット歯21の係止状態を維持する押え込み部32が設けられている。
ナット体12には先端が本体1に受けられる中間筒体10が被嵌され、この中間筒体10はナット体12と共に回動するが、ナット体12の回動に所定の負荷がかかった際、ナット体12に対して所定角度だけ回動するように構成されている。
この中間筒体10のナット体12に対しての所定角度の回動は、突部14aと突部14bの間であり、具体的には、図6中のLである。よって、回動筒2と共に中間筒体10が回動し、負荷が作用すると中間筒体10の突部33・34が係止バネ体23のバネ力に抗して突部30・31を乗り越え、突部14a・14b間の回動伝達用係止部9の端面が突部14bの端面Mに当接して(同様に、突部14c・14d間の回動伝達用係止部9の端面が突部14dの端面Nに当接する。)、中間筒体10(回動筒2)とナット体12とは一体となり、増し締めが行われる。
この突部33・34の存在により該突部33・34がバネ力に抗して係止バネ体23の突部30・31を乗り越えない限り、回動筒2が弛み方向に回動することはなく、よって、それだけ確実に緩み防止効果が発揮される。尚、係止バネ体22・23のバネ力、特に突部33・34及び突部30・31との形状により、緩み防止力を設定できる。
更に、回動筒2の外面には滑り防止凸条が形成され、また、回動筒2は先端が本体1に、基端が本体1に設けられた受け部材16に受けられている。尚、ドライバードリル等の電動回動具を用いる場合、チャック開閉時や穴明け加工等の作業時に回転力が必要であるが、インパクトドライバーやハンマードリル、振動ドリル等の電動回動具を用いる場合は、回転力も必要であるが抜け防止のため軸方向の保持力が必要となるので、受け部材16と本体1との結合は、本体1の後端に設けたアヤ目ローレット形状での結合が良い。また、本実施例においては受け部材16は回動筒2の外部に露出する構成としているが、回動筒2内に収納される構成としても良い。
従って、爪4で工具を把持し、回動筒2を回動せしめると、回動筒2に所定の負荷がかかるまでは、回動筒2,ナット体12は一緒に回動し、よって、係止バネ体22・23もラチェット歯21の周囲を回動する。
回動筒2が所定の位置(爪4が工具に当接する位置)まで回動すると、回動筒2に所定の負荷が作用し(図6の状態)、その状態から更に図6中矢印の方向にバネ力に抗して回動筒2を回動せしめると、回動筒2がナット体12に対して回動し、係止バネ体22の先端係止部24を受けている介在体35が移動すると共に中間筒体10の押え込み部32が先端係止部24を押圧して該先端係止部24はラチェット歯21と係止し、更に、中間筒体10の突部33・34が係止バネ体23の突部30・31を乗り越え、回動伝達用係止部9が突部14bの端面M及び凸部14dの端面Nに夫々当接して中間筒体10(回動筒2)とナット体12とは一体となり、更に回動筒2を回動させると、ラチェット歯21に係止している係止バネ体22の先端係止部24が板バネ作用によりラチェット歯21を一歯ずつ乗り越えて所定のラチェット歯21に係止し(この状態はラチェット歯21により、逆転は生じない)、回動筒2の回動抵抗が強くなって締まりは完了する(図7の状態)。
尚、一歯ずつ乗り越えている状態は未だ締まりが完了しておらず、締まりが完了すると歯の乗り越えは生じない。
この締まり状態は、突部33・34と突部30・31により保持されることになる。
また、この締結状態を解除するには、上記と逆であり、回動筒2を逆回動すると、突部33・34の右側に位置している突部30・31は(図7の状態)、突部33・34を乗り越え、更に回動筒2を図7中矢印の方向へ回動させると、押え込み部32による先端係止部24とラチェット歯21との係止(噛合)が解除され、更に、介在体35が移動して係止バネ体22の先端係止部24を持ち上げ、更に回動筒2を回動させることにより工具の締結は弛むことになる。この状態、即ち、係止バネ体22の先端係止部24とラチェット歯21との係合が解除した状態も突部33・34と突部30・31により保持される。
従って、本実施例に係るチャック装置は工具の締結の緩みが確実に防止され簡易構造にして耐久性に富む秀れたチャック装置となる。
また、本実施例の介在体35は係止バネ体22の先端係止部24が不意にラチェット歯21と噛合しない為のものであるが(従って、介在体35で受けられていない状態、即ち、押え込み部32が先端係止部24に当接していない状態では、バネの弾性により先端係止部24はラチェット歯21から離反)、先端係止部24を押え込み部32を不要又は無しにして、ラチェット歯21と常時噛合させておいて、介在体35で先端係止部24とラチェット歯21との噛合を強制的に解除させるものとして構成しても良い。
本実施例は上述のように構成したから、把持した工具を用いて加工する際に衝撃や振動が作用しても、回動筒2が回動体3若しくは本体1から離脱することがより確実に防止されることになる。
また、抜け止め係止体5の共回り用嵌合部7を設けることで、中間筒体10を設けることが可能となり、作業時の外周部の擦れ等による傷付きを防止するため外周部の強度を高めるべく回動筒2を金属製とした場合でも、この中間筒体10を合成樹脂製として該中間筒体10の内面形状(押え込み部32,突部33・34や介在体35)等を容易に所望の形状に加工でき、それだけ加工性・量産性に秀れることになる。また、中間筒体10と回動筒2とを別体とすることで、回動筒2の外観デザインを変更する場合でも中間筒体10を流用でき、よって、回動筒2のみを交換すればよく、それだけ回動筒2の外観デザインの変更を容易に且つコスト安に行うことが可能となる。
よって、本実施例は、回動体及び本体と回動筒とをより確実に且つ安定的に抜け止めできるのは勿論、量産性にも秀れる実用的なチャック装置となる。
1 本体
2 回動筒
3 回動体
4 爪
5 抜け止め係止体
6 突出部
7 共回り用嵌合部
8 筒状固定部
9 回動伝達用係止部
10 中間筒体
11 凹部
12 ナット体
13 保形環
14a・14b・14c・14d 突部
40 フランジ部

Claims (16)

  1. 本体に設けた回動筒を回動させ、この回動筒と共に回動する環状の回動体の回動により該回動体と螺合している爪を拡縮進退させ、工具を前記爪により把持するチャック装置であって、前記回動体若しくは前記本体と係止して該回動体若しくは本体から前記回動筒を抜け止めする抜け止め係止体を有し、この抜け止め係止体は前記回動筒の基端側に固定状態に設けられ、また、この抜け止め係止体には、前記回動体に直接若しくは間接的に前記回動筒の回動を伝達する回動伝達部が設けられ、前記回動筒の回動が前記抜け止め係止体を介して前記回動体に伝達されて該回動体が前記回動筒と共に回動するように構成されていることを特徴とするチャック装置。
  2. 本体に設けた回動筒を回動させ、この回動筒と共に回動する環状の回動体の回動により該回動体と螺合している爪を拡縮進退させ、工具を前記爪により把持するチャック装置であって、前記回動体若しくは前記本体と係止して該回動体若しくは本体から前記回動筒を抜け止めする抜け止め係止体を有し、この抜け止め係止体は前記回動筒の基端側に固定状態に設けられ、前記回動筒の内方には前記回動体と嵌合する中間筒体が設けられ、前記抜け止め係止体には、前記回動体に前記中間筒体を介して前記回動筒の回動を伝達する回動伝達部が設けられ、前記回動筒の回動が前記抜け止め係止体及び前記中間筒体を介して前記回動体に伝達されて該回動体が前記回動筒と共に回動するように構成されていることを特徴とするチャック装置。
  3. 請求項2記載のチャック装置において、前記抜け止め係止体には、前記中間筒体に設けた凹部若しくは凸部と嵌合する前記回動伝達部としての共回り用嵌合部が設けられていることを特徴とするチャック装置。
  4. 請求項3記載のチャック装置において、前記抜け止め係止体は、前記回動筒に固定される筒状固定部と、この筒状固定部の内方に向かって突出し、前記回動体若しくは前記本体に当接して該回動体若しくは本体から前記回動筒を抜け止めする突出部と、前記筒状固定部に設けられる前記共回り用嵌合部とで構成されていることを特徴とするチャック装置。
  5. 請求項4記載のチャック装置において、前記突出部は、前記回動筒の回転軸と交差する方向に延設されていることを特徴とするチャック装置。
  6. 請求項4,5いずれか1項に記載のチャック装置において、前記共回り用嵌合部は、前記回動筒の回転軸方向に延設されていることを特徴とするチャック装置。
  7. 請求項4〜6いずれか1項に記載のチャック装置において、前記突出部と前記共回り用嵌合部とはその延設方向が夫々略直角に交差する状態で設けられていることを特徴とするチャック装置。
  8. 請求項4〜7いずれか1項に記載のチャック装置において、前記筒状固定部は前記回動筒の内周面に圧入嵌合せしめられて前記回動筒に固定状態で設けられていることを特徴とするチャック装置。
  9. 請求項4〜8いずれか1項に記載のチャック装置において、前記抜け止め係止体は金属製であり、前記突出部、前記共回り用嵌合部及び前記筒状固定部を一体成形して形成したものであることを特徴とするチャック装置。
  10. 請求項3〜9いずれか1項に記載のチャック装置において、前記中間筒体には、前記回動体に複数設けられる突部間に配設され、この突部と係止して前記回動筒の回動を前記回動体に伝達する回動伝達用係止部が設けられていることを特徴とするチャック装置。
  11. 請求項3〜10いずれか1項に記載のチャック装置において、前記回動筒は金属製であり、前記中間筒体は合成樹脂製であることを特徴とするチャック装置。
  12. 請求項1〜11いずれか1項に記載のチャック装置において、前記回動体は、複数の分割ナット体を連設して成る環状のナット体と該ナット体を保形する保形環とで構成されていることを特徴とするチャック装置。
  13. 本体に設けた回動筒を回動させ、この回動筒と共に回動する環状の回動体の回動により該回動体と螺合している爪を拡縮進退させ、工具を前記爪により把持するチャック装置であって、前記回動体若しくは前記本体と係止して該回動体若しくは本体から前記回動筒を抜け止めする抜け止め係止体を有し、この抜け止め係止体は前記回動筒の基端側に固定状態に設けられ、また、前記抜け止め係止体には、前記回動体に前記回動筒の回動を伝達する回動伝達部が設けられ、前記回動筒の回動が前記抜け止め係止体を介して前記回動体に伝達されて該回動体が前記回動筒と共に回動するように構成されていることを特徴とするチャック装置。
  14. 請求項13記載のチャック装置において、前記抜け止め係止体には、前記回動体に設けた凹部若しくは凸部と嵌合する前記回動伝達部としての共回り用嵌合部が設けられていることを特徴とするチャック装置。
  15. 請求項14記載のチャック装置において、前記回動体は、複数の分割ナット体を連設して成る環状のナット体と該ナット体を保形する保形環とで構成され、この保形環に前記凹部若しくは凸部が設けられていることを特徴とするチャック装置。
  16. 請求項15記載のチャック装置において、凹部若しくは凸部は、前記保形環の上端部に設けたフランジ部に設けられていることを特徴とするチャック装置。
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