JP2010256866A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート排出トレイ上に積載されるシート同士の貼り付きを抑制し、画像品質の低下を抑制する。
【解決手段】プリンタ100は、シートに形成されたトナー像を定着させる定着器10と、定着器10によりトナー像が定着されたシートSを、プリンタ本体の外部に配置したシート排出トレイ17上に排出するためのシート排出ローラ対20と、を備えている。また、プリンタ10は、シート排出ローラ対20から排出されたシートSの排出方向上流端部がシート排出トレイ17に落下しないようにシートの排出方向上流端部を一時的に支持する支持部材25を備えている。また、プリンタ10は、支持部材25によりシートが支持されている状態で、シートの排出方向上流端部からシートの排出方向下流端部に向かって支持部材25により支持されているシートの下面に沿って送風する送風部29を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に排出後のシート同士の貼り付きを抑制する画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の、電子写真プロセス、静電記録プロセス等を用いた画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置においては、潜像担持体としての感光体ドラムに形成された静電潜像を現像プロセスにより、転写方式あるいは直接方式でシート(転写紙、印字用紙、感光紙、静電記録紙など)に未定着のトナー像を形成させている。そして、定着器により、熱ローラ方式、フィルム加熱方式、電磁誘導加熱方式など各種の方式、構成において圧力及び熱の作用でシートにトナー像を定着させた後、シート排出ローラ対によりトナー定着後のシートをシート排出トレイに排出し、積載させている。トナー定着後のシートがシート排出トレイに積載される際の、熱がトナーに影響したシートの貼り付きや画像劣化の対策として、シート排出トレイに積載されたシートの排出方向上流端部(以下、後端部という)を冷却するものが提案されている(特許文献1参照)。図10は、従来の画像形成装置のシート排出トレイを示す図であり、301は、シート排出トレイを示す。
このシート排出トレイ301のシート排出方向上流に位置する壁面には、外気の取り込みを行い、シートを外気と接触可能にする開口部302がシートの積載方向(高さ方向)に複数、設けられている。そして、積載されたシートの後端に沿って送風し、積載されたシートの後端部を冷却するようにしている。
また、別の冷却方法として、シート排出ローラ対により排出されているシートに下面から送風冷却するものが提案されている(特許文献2参照)。図11は、従来の送風ファンを有する画像形成装置を示す図である。この図11に示すように、シート排出ローラ対400とシート排出トレイ401との間に送風ファン402を設けている。これによって、シート排出ローラ対400により排出されているシートSの下面から送風ファン402により送風し、送風ファン402上を通過しているシートSの下面を冷却している。
特開2007−219399号公報 実開平4−44251号公報
しかしながら、上述した従来の冷却方法では、画像形成速度の高速化に伴ってシート排出速度が上昇すると、シートが十分冷却されない熱を帯びた状態で次々と積載されてしまう事態が発生する。このようにシートが十分に冷却されていないと、シート排出トレイに積載されたシート同士が貼り付きやすくなる。
具体的に説明すると、図10に示す画像形成装置では、シート排出トレイに積載されているシートの後端に送風するので、シート排出速度が上昇すると、シート間の対向する面が十分に冷却されないうちに次々とシートが積載されることとなる。その結果、シート間に熱がこもった状態となるので十分な冷却効果を得ることが困難であり、シート同士が貼り付きやすくなる。
また、図11に示す画像形成装置では、画像形成速度の高速化に伴ってシート排出速度が上昇すると、シートが送風ファンの送風位置を通過する時間も短くなり、十分冷却されないシートが次々とシート排出トレイ上に積載されることとなる。その結果、シート排出トレイに積載されているシート同士が貼り付きやすくなる。
そこで、本発明は、シート排出トレイ上に積載されるシート同士の貼り付きを抑制し、画像品質の低下を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートにトナー像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によりシートに形成されたトナー像を熱により定着させる定着手段と、前記定着手段によりトナー像が定着されたシートを、シート排出トレイ上に排出するためのシート排出手段と、を備えた画像形成装置において、前記シート排出手段と前記シート排出トレイのシート積載面との間に配設され、排出されたシートの排出方向上流端部が前記シート排出トレイに落下する前にシートの排出方向上流端部を一時的に支持する支持部材と、前記支持部材により支持されているシートの下面に沿って送風する送風手段と、前記支持部材を、シートの排出方向上流端部を支持する第1の位置とシートの排出方向上流端部を解放してシートを落下させる第2の位置とに移動させる移動手段と、前記移動手段を制御する支持制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、シートが支持部材により支持された状態で送風手段によりシートの排出方向上流端部から排出方向下流端部に向かってシートの下面に沿って送風されるので、シートの平面全体を効果的に冷却することができる。このように送風手段により冷却されたシートをシート排出トレイに落下させて積載させた際には、シートは十分冷却されているので、シート同士の貼り付きを抑制することができ、シートに形成した画像品質の低下を抑制することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の一例としての転写方式電子写真プロセスを用いたタンデム型のレーザビームプリンタの概略構成を示す説明図である。 シートを排出している動作を示すプリンタの要部の説明図であり、(a)は、支持部材を第1の位置に移動させた状態を示す図、(b)は、支持部材を第2の位置に移動させた状態を示す図である。 支持部材を第1の位置に移動させた状態の説明図であり、(a)は、要部を切断した状態の部分斜視図、(b)は、移動機構により支持部材を第1の位置に移動させている状態を示す図である。 支持部材を第2の位置に移動させた状態の説明図であり、(a)は、要部を切断した状態の部分斜視図、(b)は、移動機構により支持部材を第2の位置に移動させている状態を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の支持部材の支持枚数及び送風部の送風量を設定する制御動作を示すフローチャートである。 本発明に係る第3実施形態の支持部材の支持枚数及び送風部の送風量を設定する制御動作を示すフローチャートである。 本発明に係る第4実施形態の支持部材の支持枚数及び送風部の送風量を設定する制御動作を示すフローチャートである。 本発明に係る第5実施形態の支持部材の支持枚数及び送風部の送風量を設定する制御動作を示すフローチャートである。 本発明に係る第6実施形態の支持部を示す説明図である。(a)は、シートを排出している動作を示す説明図、(b)は、支持部材の説明図、(c)は、押え部材の説明図、(d)は、別の形態の支持部材の説明図、(e)は、別の形態の押え部材の説明図である。 従来の画像形成装置のシート排出トレイを示す図である。 従来の送風ファンを有する画像形成装置を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の一例としての転写方式電子写真プロセスを用いたタンデム型のレーザビームプリンタの概略構成を示す説明図である。なお、以下の説明において、シートの排出方向上流端部(搬送方向上流端部)は、後端部といい、シートの排出方向下流端部(搬送方向下流端部)は、先端部という。
100は、画像形成装置としてのカラーレーザビームプリンタ(以下、プリンタという)であり、100Aは、装置本体としてのプリンタ本体である。このプリンタ100は、シートSにトナー像を形成する画像形成手段としての画像形成部200と、画像形成部200にシートSを給送するシート給送部300とを備えている。またプリンタ100は、画像形成部200にてシートSに形成されたトナー像を定着させる定着手段としての定着器10を備えている。
ここで、画像形成部200は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色に対応して並設された4つのプロセスカートリッジ40(40Y,40M,40C,40Bk)を備えている。また、画像形成部200は、プロセスカートリッジ40の下方に配置されるスキャナユニット3と、プロセスカートリッジ40の上方に配置され、プロセスカートリッジ40に対向するように配置される中間転写ユニット9と、を備えている。
各プロセスカートリッジ40は、それぞれ回転可能に配置された感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkと、一次帯電器2Y,2M,2C,2Bkと、各色のトナーを収納した現像器4Y,4M,4C,4Bkと、を備えている。また、各プロセスカートリッジ40は、クリーニング部6Y,6M,6C,6Bkを備えている。
なお、感光体ドラム1は、不図示のドラムモータ(直流サーボモータ)により画像形成動作に応じて時計方向に回転するようになっており、スキャナユニット3による露光により表面に静電潜像が形成されるようになっている。各感光体ドラム1は、例えば直径20〜30mmのアルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC感光体)を塗布して構成されている。
中間転写ユニット9は、各感光体ドラム1に接触する無端状の中間転写ベルト9a及び中間転写ベルト9aの内側に配置され、中間転写ベルト9aを挟んで各感光体ドラム1に対向して配置される一次転写ローラ9Y,9M,9C,9Bkを有している。更に、中間転写ユニット9は、中間転写ベルト9aの内側に配置される駆動ローラ9b、二次転写対向ローラ9c及びテンションローラ9dを有し、駆動ローラ9b、二次転写対向ローラ9c及びテンションローラ9dに中間転写ベルト9aが張設されている。中間転写ベルト9aを挟んで二次転写対向ローラ9cに対向する位置には、二次転写ローラ8が配置されており、中間転写ベルト9aと二次転写ローラ8とで転写ニップ部が形成されている。
シート給送部300は、シートSを収納するカセット5d、ピックアップローラ5a、フィード・リタードローラ対5bを有している。シート給送部300のシート搬送方向下流であって転写ニップ部のシート搬送方向上流には、レジストローラ対5cが配置され、転写ニップ部のシート搬送方向下流には、定着器10が配置されている。定着器10は、転写されたトナー像をシートSに定着させるものであり、シートSを加熱する加熱ローラ19と、シートSを加熱ローラ19に圧接させる加圧ローラ18とを有している。そして、加圧ローラ18と加熱ローラ19とで定着ニップ部が形成されている。
加圧ローラ18は、不図示の駆動手段と接続されて回転駆動される。加熱ローラ19は、加熱源であるヒータを有する。この定着器10のシート搬送方向上流には、定着器10の定着ニップ部にシートSの先端部を案内するシートガイド11と、シートSのループ量が所定量以上である場合を検知するループ量検知部12とが配置されている。このループ量検知部12は、センサレバーとフォトインタラプタとを有している。そして、ループ量検知部12により、転写ニップ部と定着ニップ部との間に形成されるシートSのループ量が所定量以上であるか否かが検知される。そして、このループ量検知部12の検知結果に基づいて、定着器10の加圧ローラ18の回転速度を可変することで、所定量以上のループ量を確保した状態でシートSが搬送される。これにより、転写ニップ部と定着ニップ部とでシートSの引っ張り合いが生じることはなく、転写ニップ部にてシートSに転写されるトナー像に影響を及ぼすこともない。
プリンタ100は、定着器10の上方であって、プリンタ本体100Aの上部に配置され、定着器10でトナー像を定着させたシートをプリンタ本体100Aの外部に排出するシート排出手段としてのシート排出ローラ対20を備えている。シート排出ローラ対20は、駆動排出ローラ15と従動排出ローラ16とからなる。
また、プリンタ100は、プリンタ本体100Aの外部に露出するようにプリンタ本体100Aの上部に配置され、シート排出ローラ対20から排出されるシートSを積載するシート排出トレイ17を備えている。シート排出トレイ17は、シート排出方向下流から上流に向かって下方に傾斜するシート積載面17aと、シート積載面17aの上流から上方に延びる壁部17bと、を有する。そして、シート排出ローラ対20は、シート排出トレイ17の壁部17bの上方に配置されている。
また、プリンタ100は、プリンタ全体を制御する制御装置500と、レジストローラ対5cと転写ニップ部との間に配置され、シートSの種類を検知するシート検知手段としてのメディアセンサ7と、を備えている。このメディアセンサ7は、LED7aと、LED7aに対向して配置されるCCD7bと、を有している。
また、プリンタ100は、定着器10とシート排出ローラ対20にシートを案内する排紙上ガイド13との間に配置され、定着後のシートSを検知する排紙センサ14を備えている。また、プリンタ100は、プリンタ本体100Aの内部に取り付けられ、カセット5d近傍に配置される環境検知手段としての環境センサ27を備えている。この環境センサ27は、温度センサである。
以下、プリンタ100の画像形成動作について説明するが、まず、4色のうち、イエロー(Y)を例として説明する。時計方向に回転する感光体ドラム1Yの表面は、一次帯電器2Yによって一様に帯電される。そして、制御装置500は、不図示のパソコン等から伝送されたデジタル画像信号に基づいて、スキャナユニット3の半導体レーザにパルス信号を出力する。スキャナユニット3の半導体レーザは、制御装置500により入力されるパルス信号に応じたレーザ光3Yを出力する。そしてレーザ光3Yは、帯電された感光体ドラム1Yの表面を走査する。レーザ光3Yの走査によって感光体ドラム1Yの表面には静電潜像が形成される。この感光体ドラム1Yの表面に形成された潜像は、現像器4Yでトナー現像されて、可視像化される。
同様に、他の3色(マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk))の感光体ドラム1M,1C,1Bkにもレーザ光3M,3C,3Bkが走査され、感光体ドラム1M,1C,1Bkの表面にも静電潜像が形成される。そして、この感光体ドラム1M,1C,1Bkの表面に形成された潜像はトナー現像されて可視像化される。感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bk上で可視化されたトナー像は、中間転写ベルト9aを介して対向する一次転写ローラ9Y,9M,9C,9Bkにより中間転写ベルト9a上に順次一次転写される。
一方、このようなトナー像形成動作に並行してシート給送部300においては、給送スタート信号に基づいてピックアップローラ5aが駆動されてカセット5d内のシートSがフィード・リタードローラ対5bにより1枚ずつ分離され、送り出される。そして、送り出されたシートSは、フィード・リタードローラ対5bにより搬送されて、レジストローラ対5cに導かれる。レジストローラ対5cに搬送されたシートSは、レジストローラ対5cにおいて斜行が補正される。
この後、レジストローラ対5cによりシート先端が、中間転写ベルト9aの表面に形成されたトナー像の先端と一致するようにタイミングが取られて搬送される。このとき、メディアセンサ7により通過するシートSの種類が検知される。具体的に説明すると、制御装置500は、シートSがメディアセンサ7を通過するときに、LED7aを発光させ、シートSを透過する透過光量をCCD7bで検出し、検出された透過光量に応じてシートの厚み(つまり、種類)を判別する。
検出される光量は、CCD7bで電圧として出力され、制御装置500は、その電圧Vが第1の電圧値V1以上、第1の電圧値V1よりも高い第2の電圧値V2未満の範囲であれば<厚紙>と判別する。また、検出した電圧Vが第2の電圧値V2以上、第2の電圧値V2よりも高い第3の電圧値V3未満の範囲であれば<普通紙>と判別する。検出した電圧Vが第3の電圧値V3以上、第3の電圧値V3よりも高い第4の電圧値V4未満の範囲であれば<薄紙>と判別する。
中間転写ベルト9a上のトナー像は、搬送されてくるシートSに二次転写ローラ8によって二次転写される。トナー像が転写されているシートSは、定着器10に導かれる。次いで、シートSは、定着器10の加熱ローラ19と加圧ローラ18に加熱・加圧されてトナー像が定着されると共に、加熱ローラ19と加圧ローラ18に挟持搬送される。このとき、制御装置500は、メディアセンサ7で検知したシートSの種類と、環境センサ27に応じて定着器10の加熱ローラ19のヒータの温度を調整する。
トナー像が定着されたシートSは、排紙センサ14を作動させてからシート排出ローラ対20によってプリンタ本体100Aの外部に排出される。このとき、シートSは、トナー像が形成された面を下向きの状態(フェイスダウン)で排出される。そして、排出されたシートは、プリンタ本体100Aの外部に配置されたシート排出トレイ上に積載される。
ところで、定着器10を通過したシートSは、加熱ローラ19による加熱によって熱を帯びた状態で排出される。特に、排出されたシートのシート排出ローラ対に近い後端部は、シートの先端部と比較して、排出中の外気との接触による冷却時間が少ない状態で、先に積載されているシートの上に積載されることとなる。したがって、シートの後端部は、先端部と比較して貼り付きが発生しやすくなる。本第1実施形態のプリンタ100は、シート排出ローラ対20とシート排出トレイ17のシート積載面17aの間に配設され、シート排出ローラ対20から排出されたシートSの後端部を一時的に支持する支持部材25を有する支持手段としての支持部28を備える。支持部材25は、シート排出ローラ対20から排出されたシートSの後端部がシート排出トレイ17のシート積載面17aに落下する前にシートSの後端部を一時的に支持する。また、プリンタ100は、支持部材25によりシートSが支持されている状態で、シートSの後端部から先端部に向かって支持部材25により支持されているシートSの平面(本実施形態では下面)に沿って送風する送風手段としての送風部29を備えている。
図2は、シートSを排出している動作を示すプリンタ100の要部の説明図である。以下、図2(a),(b)を参照しながら具体的な構成について説明する。まず、送風部29は、プリンタ本体100Aの上部であって、シート排出トレイ17のシート排出方向下流の下方に配置され、プリンタ本体100Aの側面から外気を吸い込む吸込ファンである送風ファン22を有している。また、送風部29は、送風ファン22により吸い込まれた外気を、シート排出トレイ17のシート積載面17aとシート排出ローラ対20との間の壁部17bの上端に形成された送風口24に導くファンダクト23を有している。これにより、送風ファン22を運転することにより、送風口24からはシート排出方向上流から下流に向かって略水平に空気が吹き出すようになる。したがって、この送風部29により、支持部材25で支持されているシートSのシート排出方向上流端部(後端部)から下流端部(先端部)に向かってシートSの下面に沿って送風することが可能となる。
支持部材25は、シート排出ローラ対20と送風口24との間に配置される回動支点部25aと、回動支点部25aから延びる延出部25bとを有し、プリンタ本体100Aに回動支点部25aを中心に揺動可能に支持されている。また、支持部28は、シート排出ローラ対20の上方に配置される回動支点部21aと、回動支点部21aから延びる延出部21bとを有し、支持部材25に支持されたシートを押える押え部材21を備えている。
支持部材25は、シート排出ローラ対20により排出されたシートSの後端部を支持する第1の位置と、シートSの後端部を解放してシートSを落下させる第2の位置と、に移動可能に支持されている。ここで、第1の位置とは、延出部25bが略水平となる位置であり、第2の位置とは、延出部25bが略垂直となる位置である。この支持部材25は、樹脂で形成されている。
図3は、支持部材25を第1の位置に移動させた状態の説明図であり、図4は、支持部材25を第2の位置に移動させた状態の説明図である。プリンタ100は、支持部材25を第1の位置(図3(b))と第2の位置(図4(b))とに移動させる移動手段としての移動機構50を備えている。この移動機構50は、支持部材25に連結され、プリンタ本体に回動可能に支持されたレバー51と、レバー51を回動操作するソレノイド52と、支持部材25を図3(a)に示す第1の位置に付勢する不図示のばねと、を有している。これにより、支持部材25は、不図示のばねで第1の位置に付勢されることで、図3(a)に示す第1の位置に支持される。そして、ソレノイド52への通電がなされるとソレノイド52はレバー51を回動操作する。これにより、支持部材25は、通電されたソレノイド52によりレバー51を介して操作され、回動支点部25aを中心に不図示のばねの付勢力に抗して図4(a)に示す第2の位置に回動する。また、支持部材25は、ソレノイド52への通電が停止されると、不図示のばねの付勢力により、図3(a)に示す第1の位置に復帰する。
この支持部材25を移動させる移動機構50は、支持制御手段として機能する制御装置500(図1)により制御される。すなわち、制御装置500は、移動機構50のソレノイド52への通電・非通電を実行し、レバー51を介して支持部材25を操作することで支持部材25の位置を制御する。
押え部材21は、第1の位置に移動した支持部材25にシートを押し付けるように、支持部材25に付勢されている。なお、本第1実施形態では、押え部材21は、支持部材25に対して自重で付勢されているが、不図示のばねで付勢されていてもよい。したがって、シートSがない状態では、押え部材21は、第1の位置に移動した支持部材25に当接し、シートSがある状態では、押え部材21と第1の位置に移動した支持部材25とでシートSの後端部を挟持するようになっている。また、支持部材25及び押え部材21は、シート排出方向と直交する幅方向の略中央に配置されており、シートSの後端部における幅方向の略中央部分を挟持するものである。
以上の構成により、シート排出ローラ対20により排出されているシートSは、図2に示すように、シートの押圧力(腰)により押え部材21を押し上げながら排出される。シートSの先端部は、シート排出トレイ17に沿って排出される。そして、シートの後端部がシート排出ローラ対20から抜けた時点で、シートの後端部が押え部材21の自重により支持部材25に押え付けられる。つまり、シート排出ローラ対20により排出されたシートは押え部材21によって制動力が与えられ、シートの後端部は第1の位置に移動している支持部材25上に確実に留まる。そして、支持部材25と支持部材25に対向配置されている押え部材21とに挟まれることで一時的に支持される。
そして、支持部材25が第2の位置に移動することで、支持されていたシートの上面からの押え部材21による挟持力も効力を失い、シートの後端部は解放され、下方のシート排出トレイ17上に落下積載される。このように、支持部28におけるシートの後端部の支持と解放の一連の動作を、支持部材25の動作に合わせて押え部材21の動作が追従するだけの簡単な構成で実現することができる。
このようにしてシート排出ローラ対20により排出されたシートSの後端部は、支持部28にて挟まれた状態で支持部材25に支持される。このシート排出ローラ対20によりシートSを排出している間、及び支持部28でシートSを支持している間は、送風ファン22を動作させておく。この送風ファン22の運転により送風口24からは略水平方向に空気が吹き出され、支持部28で支持されているシートSの下面に沿って送風口24から吹き出した空気が流れる。
したがって、支持部28で支持されているシートSの下面は、下面に沿って流れる空気により効果的に冷却され、特に、シートSの後端部は、支持部28で支持されている間中、送風部29による送風に晒されるので、効果的に冷却される。また、シートSの上面は、外気に晒されて冷却される。つまり、支持部28に支持されているシートSは、その両面が外気に接して効果的に冷却される。さらに、シート排出トレイ17に既にシートSが積載されている場合には、この送風部29は、支持部28で支持しているシートSの下面と、シート排出トレイ17に積載されているシートSの上面との間の空間に送風することとなる。したがって、既にシート排出トレイ17上に積載されているシートSの上面を送風により冷却することができる。
次いで、支持部材25を第2の位置に移動させてシートSを解放させたときには、支持部材25にて支持していたシートSは、シート排出トレイ17上、又はシート排出トレイ17に既に積載されているシート上に落下する。このとき、支持していたシートSは、十分に冷却されているので、シート同士が貼り付くのを効果的に抑制することができ、シートSに形成した画像の品質が低下するのを抑制することができる。
また、送風部29は、シートSの画像が形成されている面に沿って送風していることとなるので、より効果的にシート同士の貼り付き及び画像品質の低下を抑制することができる。そして、送風部29の送風によりシートSを冷却しているときには、シートSの後端部は支持部28で支持されているので、支持しているシートSの姿勢が下面からの送風で乱れるのを防止できる。したがって、落下させてシート排出トレイ17に積載させた際にも、シートが乱れるのを防止することができる。送風部29の送風は、シートSの下面に沿って行われるため、支持部材25にシートSの後端部を支持しているだけでも落下するような可能性は小さい。しかしながら、押え部材21により挟持することでシートSをさらに安定した姿勢で支持することができる。
ここで、シート排出ローラ対20から排出されたシートSを1枚ずつ冷却するようにしてもよいが、画像形成部200における画像形成速度の高速化を図った場合には、シート排出ローラ対20のシート排出速度も高速化することとなる。したがって、シートSを1枚ずつ冷却するよりも、複数枚まとめて冷却する方が効率がよい。
以下、図2を参照しながら詳細に説明する。図2(a)において、支持部28には、定着器10を通過したシートSが順次排出されてくる。最初に排出される最下層となる1枚目のシートSは、上述したように、送風部29の送風により下面が冷却され、上面は外気で冷却され、十分に冷えた状態となる。そして、次の2枚目のシートSが、冷却された1枚目のシートの上面に沿って押え部材21を押し上げながらシート排出ローラ対20により排出される。そして、2枚目のシートの後端部がシート排出ローラ対20から抜けた時点で押え部材21から付与された制動力によって2枚のシートSは支持部材25上に留まり、押え部材21が支持部材25に支持された2枚のシートSを押えることとなる。
ここで、最下層のシートSの上に排出されたシートSの下面には、直接送風部29により吹き出される空気は接触しない、あるいは吹き出された空気が僅かに接触する程度である。しかし、最下層のシートSは、冷えた状態であり、また送風部29により送風されている状態であるので、最下層のシートSの上に排出されたシートSの熱は、最下層のシートSに奪われて送風部29の送風により効果的に放出される。また、2枚目のシートSの上面は、外気に晒されているので、外気で冷却される。なお、排出される3枚目以降のシートSも、2枚目のシートSと同様に冷却される。
また、既にシート排出トレイ17上にシートが積載されている場合、送風部29は、この積載されている最上層のシートSの上面と、支持部28に支持されているシートSの下面との間の空間に送風することとなる。したがって、シート排出トレイ17上に積載されている最上層のシートSの上面が送風部29により冷却されるので、積載したシートの余熱を効果的に除去することができ、シート同士の貼り付きを効果的に抑制することができる。
そして、支持部材25により支持している複数枚のシートSを冷却した後、支持部材25を図2(b)に示すように第2の位置に移動させ、シート排出トレイ17上、又はシート排出トレイ17に既に積載されているシート上に落下させる。これにより、シートは十分に冷却されているので、シート同士の貼り付きを効果的に抑制することができる。
次に、本第1実施形態では、シート排出ローラ対20により排出されたシートを順次支持部材25に支持させ、支持しているシートSの枚数が予め設定した所定数に達した場合に支持部材25によるシートの支持を解放させるように制御している。つまり、制御装置500は、支持部材25で支持しているシートの枚数が予め設定した所定数に達した場合には、支持部材25によるシートの支持を解放させるように移動機構50を制御する。また、送風部29による送風量も各種条件によって異なるので、本第1実施形態では、条件に応じて送風部29の送風量を制御している。
この送風部29(つまり、送風ファン22)の制御は、制御装置500により行われる。すなわち、制御装置500は、上述した支持制御手段の他、送風部29の送風量を制御する送風量制御手段としても機能する。
詳述すると、制御装置500は、支持部材25で支持するシートSの最大枚数(以下、支持枚数という)を、シート情報に基づいて所定数に設定している。ここで、シート情報とは、シートの種類に関する情報であり、シートの種類に応じてシートの放熱のしやすさが異なる。例えば、普通紙よりも薄い薄紙であれば、普通紙よりも放熱しやすく、普通紙よりも厚い厚紙であれば、普通紙よりも放熱し難い。平滑紙、ラフ紙、又は多種多様なフィルム類や特殊なコーティングが施されたシートに画像形成する場合、定着器を通過した後のトナー像の溶融度合いはシートの種類によって異なるため、シートの種類に応じてシート同士の貼り付き対応策が必要となっている。
このシートの種類に関する情報は、ユーザが不図示の操作部で選択して予め設定するようにしている。例えばシートSの種類を、その坪量が60g/m以下を<薄紙>、60〜105g/mのものを<普通紙>、105g/m以上を<厚紙>と分類したとき、ユーザはその分類したシートの種類を選択して予め設定する。
制御装置500は、設定されたシートの種類に基づいて支持枚数を選択的に設定する。つまり、<厚紙>を選択した場合は、支持枚数をN1枚、<普通紙>を選択した場合は、支持枚数をN2枚、<薄紙>を選択した場合は、支持枚数をN3枚と設定する。ここで、シートが薄くなるほど、シートは冷却されやすいので、支持枚数は、N1<N2<N3となるように設定されている。つまり、シートが薄くなるほど、支持枚数が多くなるように設定されている。例えば、放熱冷却しやすい<薄紙>であればN3を6〜8枚程度の枚数、<普通紙>であればN2を4〜5枚程度の枚数、放熱冷却し難い<厚紙>であればN1を1〜3枚程度の枚数に設定する。
次に、制御装置500は、送風部29の送風口24からの送風量、つまり、送風ファン22の回転数を、シート情報(シートの種類に関する情報)に基づいて設定する。つまり、<厚紙>を選択した場合は、送風量をF1m/sec、<普通紙>を選択した場合は、送風量をF2m/sec、<薄紙>を選択した場合は、送風量をF3m/secと設定する。
ここで、シートが薄くなるほど、シートは冷却されやすいので、送風量は、F1>F2>F3となるように設定されている。つまり、シートが薄くなるほど、送風量が小さくなるように設定され、シートが厚くなるほど、送風量が大きくなるように設定されている。
このように、本第1実施形態では、シートが厚くなるほど、シートの放熱効果は低くなるので、支持枚数を少なく設定すると共に、送風量を大きく設定し、冷却効果を上げている。また、本第1実施形態では、シートが薄くなるほど、シートの放熱効果は高くなるので、支持枚数を多く設定すると共に、送風量を小さく設定している。このように支持部材25で支持するシートSの枚数を多く設定しても、薄紙であれば問題なく支持部材25で支持することができ、また、送風量を小さく設定できるので、支持部材25におけるシートSの姿勢の乱れを軽減することができる。このように、シートの種類に基づいて支持枚数及び送風量が設定されるので、それぞれのシートの種類において、最適な冷却効果を得ることができる。そして、制御装置500の制御により作動する移動機構50によって支持部材25を第2の位置に移動させることにより、冷却されたシートSがシート排出トレイ17上に落下するので、シート同士が貼り付くのを効果的に抑制することができる。
ここで、排出されるシートSの枚数は、排紙センサ14により常時カウントしている。なお、押え部材21の動作を検知する不図示のセンサを設け、その動作回数からシートSの排出枚数を検出したり、不図示の画像コントローラ上で印刷のために展開される画像数で排出枚数を検出したりすることも可能である。このように、排出枚数の検出手段は、種々の構成で実現することが可能である。
なお、シートの種類として、<薄紙>、<普通紙>、<厚紙>の3種類以外に、<平滑紙>、表面が荒れている<ラフ紙>等をシートの種類の選択肢に含めることも可能である。これによりシートの種類の選択肢が増えるので、より一層、各シート種に最適な冷却効果が得られ、シート同士の貼り付きを低減することが可能となる。
[第2実施形態]
上述した第1実施形態では、支持部材25によるシートの支持枚数及び送風部29の送風量を、ユーザの選択により設定したシート情報に基づいて設定する場合について説明した。本第2実施形態では、支持部材25によるシートの支持枚数及び送風部29の送風量を、ユーザの選択により設定したシート情報又はメディアセンサ7で検知したシート情報に基づいて設定する場合について説明する。なお、本第2実施形態の説明において上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。図5は、本発明に係る第2実施形態の支持部材25の支持枚数及び送風部29の送風量を設定する制御動作を示すフローチャートである。制御装置500は、不図示の操作部から印刷開始の指令を入力した際(S1)、予めシートの種類に関する情報を設定する(S2)。なお、このシートの種類に関する情報は、不図示の操作部によりユーザによって選択されたものである。
次に、制御装置500は、シート種検知手段としてのメディアセンサ7によりシートの有無が検知され(S3)、シート無しの場合は、シートが検知されるまでS3の判断処理を実行する。制御装置500は、メディアセンサ7によりシートが検知された場合、LED7aを発光させてシートのシートSを透過する透過光量をCCD7bで検出し、検出された透過光量に応じて紙の厚み(シートの種類)を判別する(S4)。
具体的に説明すると、制御装置500は、CCD7bの電圧Vが第1の電圧値V1以上、第1の電圧値V1よりも高い第2の電圧値V2未満の範囲であれば<厚紙>と判別する。また、検出した電圧Vが第2の電圧値V2以上、第2の電圧値V2よりも高い第3の電圧値V3未満の範囲であれば<普通紙>と判別する。検出した電圧Vが第3の電圧値V3以上、第3の電圧値V3よりも高い第4の電圧値V4未満の範囲であれば<薄紙>と判別する。
次に、制御装置500は、S4の処理で判別した結果と、S2で予めユーザが設定したシートの種類に関する情報とを比較する(S5)。制御装置500は、比較の結果、情報が同じ場合は、そのシートの種類に対応する支持枚数及び送風量に設定する(S6)。具体的には、<厚紙>の場合は、支持枚数をN1枚、送風量をF1m/secに設定し、<普通紙>の場合は、支持枚数をN2枚、送風量をF2m/secに設定し、<薄紙>の場合は、支持枚数をN3枚、送風量をF3m/secに設定する。ここで、支持枚数は、上述した第1実施形態と同様に、N1<N2<N3とし、送風量は、F1>F2>F3とする。その後、制御装置500は、印刷を終了する(S7)。これにより、上述した第1実施形態と同様に、シートの種類に基づいて支持枚数及び送風量が設定されるので、それぞれの種類のシートの種類において、最適な冷却効果を得ることができる。
次に、制御装置500は、S5の判断処理における比較の結果、S4の処理で判別した結果と、S2で予めユーザが設定したシートの種類に関する情報とが異なる場合、どちらかを優先するか設定する(S8)。具体的に説明すると、制御装置500は、S2におけるユーザによる設定(A優先)と、メディアセンサ7による検知結果(B優先)とのどちらを優先するか設定する。この設定は、ユーザにより予め不図示の操作部で選択された結果に基づいて行う。制御装置500は、どちらの優先設定であるかを判別し(S9)、A優先の場合、S2におけるユーザによる設定を優先し、B優先の場合、メディアセンサ7による検知結果を優先し、上述したS6の処理を実行する。つまり、優先的に設定したシートの種類に対応する支持枚数及び送風量に設定する。
このように、メディアセンサ7の検知結果に基づいて支持部材25におけるシートSの支持枚数と送風部29の送風量を制御することで、より効率的で最適な冷却効果を得ることができ、シートの積載時にシート同士の貼り付きを低減することが可能となる。
なお、ここで説明したメディアセンサ7は一例であり、この他にもシートSの表面性を検知する表面性検知センサであってもよい。また、メディアセンサ7と表面性検知センサとを組合せてもよく、このように組合せることで、支持部材25でのシートSの支持枚数と送風口24からの送風量をさらに詳細に定義することが可能である。
[第3実施形態]
上述した第1及び第2実施形態では、支持部材25によるシートの支持枚数及び送風部29の送風量を、シート情報に基づいて設定する場合について説明した。本第3実施形態では、支持部材25によるシートの支持枚数及び送風部29の送風量を、シートに形成される画像情報に基づいて設定する場合について説明する。なお、本第3実施形態の説明において上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。図6は、本発明に係る第3実施形態の支持部材25の支持枚数及び送風部29の送風量を設定する制御動作を示すフローチャートである。制御装置500は、不図示の操作部から印刷開始の指令を入力した際(S11)、不図示の画像コントローラ部で、画像形成される画像を展開させる(S12)。つまり、制御装置500は、不図示の画像コントローラ部で、画像形成される画像が展開されたとき、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像で展開された各ピクセルの相対的な位置関係を算出する。
次に、制御装置500は、図1に示す感光体ドラム1M,1C,1Bk上にレーザ光3Y,3M,3C,3Bkにより静電潜像を形成するにあたり、各ピクセル毎にトナー像として形成される各色の重ね量であるトナー載り量を算出する。そして、制御装置500は、全画像領域に対するトナー載り量が所定値(例えば、200%)を超える領域の面積比C1を算出する(S13)。ここで、トナー載り量は、一次色のベタ画像を100%、ベタ白画像を0%で定義している。例として、二次色であるレッドのベタ画像は、マゼンタとイエローの一次色ベタを重ねて形成するため、トナー載り量が200%と定義される。
次に、制御装置500は、面積比C1が50%を超えるか否かを判断する(S14)。そして、制御装置500は、面積比C1が50%を超える場合(S14:Yes)、<高印字>と定義する(S15)。つまり、面積比C1が50%を超えると、熱により熔けたトナーでシート同士が貼り付きやすくなるので、このような場合は、<高印字>と定義する。
また、制御装置500は、面積比C1が50%以下の場合(S14:No)、画像領域のシート搬送方向の中央以降の画像後半部において、全画像領域に対するトナー載り量が200%を超える領域の面積比C2を算出する(S16)。次に、制御装置500は、面積比C2が10%を超えるか否かを判断する(S17)。そして、制御装置500は、面積比C2が10%を超える場合(S17:Yes)、<高印字>と定義し(S15)、面積比C2が10%以下の場合(S17:No)、<低印字>と定義する(S18)。つまり、画像領域のシート搬送方向の中央以降の画像後半部は、外気に触れる時間が画像前半部よりも短くなるため、面積比C1が50%以下であっても、面積比C2が10%を超える場合は、シート同士が貼り付きやすくなるので、<高印字>と定義する。例えば、文字だけの文書画像やトナー載り量が少ない画像などは<低印字>と定義し、全面の写真画像やグラフなどトナー載り量が多い画像は<高印字>と定義する。
そして、制御装置500は、支持部材25によるシートSの支持枚数と送風部29における送風量とを、画像情報(つまり、<高印字>,<低印字>の情報)に基づいて設定する(S19)。具体的に説明すると、制御装置500は、<高印字>と定義した場合は、支持部材25で支持されるシートSの支持枚数をN4枚、送風部29の送風量をF4m/secとし、<低印字>と定義した場合は、支持枚数をN5枚、送風量をF5m/secとする。そして、制御装置500は、支持枚数がN4<N5、送風量がF4>F5となるように設定する。つまり、<高印字>と定義した場合、シート同士が貼り付きやすいため、支持枚数を<低印字>の場合より少なく(N4<N5)設定し、送風量を<低印字>の場合より多く(F4>F5)設定する。その後、制御装置500は、印刷を終了する(S20)。このように支持枚数及び送風量を設定することで、シートは、それぞれのトナー載り量に最適な冷却効果が得られ、シートの積載における貼り付きを効果的に低減することが可能となる。
[第4実施形態]
本第4実施形態では、支持部材25によるシートの支持枚数及び送風部29の送風量を、シート排出ローラ対20によるシートの排出速度情報に基づいて設定する場合について説明する。なお、本第4実施形態の説明において上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。図7は、本発明に係る第4実施形態の支持部材25の支持枚数及び送風部29の送風量を設定する制御動作を示すフローチャートである。
図1に示す画像形成部200及び定着器10におけるシートSの搬送速度は、印刷モードによって異なる。例えば普通紙に印刷する場合のほか、光沢紙に写真画像のような高精細な画像を印刷する場合や、表面が荒れているラフ紙に印刷する場合、厚紙や任意に指定されている特殊紙に印刷する場合など、普通紙以外のシートに画像形成する場合がある。このような場合は、普通紙の通常のプロセス速度(転写速度、定着速度)に対して1/2速や1/3速などプロセス速度を落とした印刷モードを設定する場合がある。ここで、転写速度とは、感光体ドラム1の回転速度のことであり、定着速度とは、加熱ローラ19の回転速度のことである。そして、シート排出ローラ対20から排出されるシート排出速度は、プロセス速度と同じ速度であり、プロセス速度を落とした場合、シート排出速度も落とすこととなる。
したがって、制御装置500は、印刷モードを設定する(S31)。具体的には、制御装置500は、使用するシートSが厚紙であれば<モード1>に設定し、プロセス速度を通常の1/2速に設定する。また制御装置500は、使用するシートSがラフ紙であれば<モード2>に設定し、プロセス速度を1/3速に設定する。また、制御装置500は、使用するシートSが写真画像を印刷する特殊紙であれば<モード3>に設定し、プロセス速度を1/4速に設定する。そして、制御装置500は、印刷を開始する(S32)。
制御装置500は、印刷モード、即ちシート排出速度に基づいて支持部材25において支持されるシートSの支持枚数及び送風部29の送風量を設定する(S33)。その後、制御装置500は、印刷を終了する(S34)。S33の処理について具体的に説明すると、制御装置500は、<モード1>に設定した場合は、シートSの支持枚数をN6枚、送風部29の送風量をF6m/secと設定する。また、制御装置500は、<モード2>に設定した場合は、支持枚数をN7枚、送風量をF7m/secに設定し、<モード3>に設定した場合は、支持枚数をN8枚、送風量をF8m/secと設定する。ここで、支持枚数は、N6>N7>N8とし、送風量は、F6>F7>F8とする。
つまり、プロセス速度(シート排出速度)を下げるに伴い、シートSは排出後に次のシートSが排出されるまで通常のプロセス速度よりも時間を要するので、排出されて支持部材25に支持されているシートSの放熱による冷却効果が高い。したがって、プロセス速度を低下させるのに伴い、支持枚数を少なく設定し、送風量を低く設定する。
このように、プロセス速度情報(シート排出速度情報)に基づいて支持部材25におけるシートSの支持枚数と送風部29の送風量を選択的に変化させることで、プロセス速度(シート排出速度)に最適な冷却効果が得られる。したがって、シート排出トレイ17におけるシート同士の貼り付きを低減することが可能となると同時に、送風量の最適化による送風ファン22の駆動電力の削減と、送風ファン22の駆動による騒音も低減することが可能となる。
[第5実施形態]
本第5実施形態では、支持部材25によるシートの支持枚数及び送風部29の送風量を、プリンタ本体100Aが置かれている雰囲気の環境情報に基づいて設定する場合について説明する。なお、本第5実施形態の説明において上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。図8は、本発明に係る第5実施形態の画像形成装置の一例であるプリンタの制御装置500における支持部材25の支持枚数及び送風部29の送風量を設定する制御動作を示すフローチャートである。制御装置500は、不図示の操作部から印刷開始の指令を入力した際(S41)、予め支持部材25における支持枚数をN11枚、送風部29の送風量をF11m/secに設定する(S42)。
次に、制御装置500は、環境センサ27により検知された温度Tに関する情報としての環境情報を入力する(S43)。ここで、環境センサ27は、熱源となる定着器10などから離れた位置であって、シートSが収められているカセット5dに近い位置に配置されており、プリンタ本体100A内の雰囲気の温度Tを検知する。
制御装置500は、検知された温度Tの情報に基づいてプリンタ本体100Aが置かれている環境を判別する(S44)。具体的に説明すると、制御装置500は、検知された温度Tが温度T1を超え、温度T2未満(T1<T<T2)であるか、温度T2以上であるか、又は温度T1以下であるかを判別する。制御装置500は、検知された温度Tが温度T1を超え、温度T2未満の範囲であれば<常温>(S45)、検知された温度Tが温度T2以上であれば<高温>(S46)、検知された温度Tが温度T1以下であれば<低温>と判断する(S47)。次に、制御装置500は、環境情報としての温度Tに関する情報に基づいて、支持部材25における支持枚数及び送風部29の送風量を設定する(S48)。その後、制御装置500は、印刷を終了する(S49)。
S48の処理について具体的に説明すると、制御装置500は、<常温>と判断した場合は、S42の処理で設定した通り、支持枚数をN11枚、送風量をF11m/secとする。また、制御装置500は、<高温>と判断した場合は、支持枚数をN9枚数、送風量をF9m/secとし、<低温>と判断した場合は、支持枚数をN10、送風量をF10m/secとする。
ここで、支持枚数は、N9<N11<N10とし、送風量は、F9>F11>F10とする。つまり、温度Tが高いほど、シートSは放熱し難いので、シート同士の貼り付きが発生しやすく。温度Tが低いほど、シートSは放熱しやすいので、シート同士の貼り付きが発生し難い。したがって、<高温>である場合には、支持枚数を<常温>の場合よりも減らし、送風量を<常温>の場合よりも増加させる。一方、<低温>である場合には、支持枚数を<常温>の場合よりも増やし、送風量を<常温>の場合よりも低下させる。
このように、プリンタ本体100Aの置かれている温度Tを環境センサ27にて検知し、検知した環境情報としての温度に関する情報に基づいて、支持部材25によるシートSの支持枚数及び送風部29の送風量を設定している。これにより、プリンタ本体100Aが置かれている雰囲気の温度に最適な冷却効果が得られる。したがって、シート排出トレイ17におけるシート同士の貼り付きを低減することが可能となる。
なお、環境センサ27は、温度センサであり、プリンタ本体100Aの内部の雰囲気の温度を検知する場合について説明したが、プリンタ本体100Aの外部に取り付けられ、プリンタ本体100Aの近傍の周囲の温度を検知する場合であってもよい。
また、環境センサ27が湿度センサの場合であってもよい。この場合、湿度が高くなるに連れてトナーは乾き難くなるので、制御装置500は、湿度が高くなるに連れて支持部材25の支持枚数を減らし、送風部29の送風量を増加させ、湿度が低くなるに連れて支持枚数を増やし、送風量を低下させてもよい。
また、環境センサ27が、温度センサ及び湿度センサからなる場合であってもよい。この場合、より詳細な設定が可能となり、シート同士の貼り付きをより効果的に抑制することが可能となる。
[第6実施形態]
上記第1〜第5実施形態では、支持部材25及び押え部材21が樹脂で形成されている場合について説明したが、本第6実施形態では、支持部材が高熱伝導性部材を有し、押え部材が高熱伝導性部材を有する場合について説明する。なお、本第6実施形態の説明において上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。図9は、本発明に係る第6実施形態の画像形成装置としての一例であるプリンタの支持部を示す説明図である。図9(a)は、シートSを排出している動作を示すプリンタ100の要部の説明図、図9(b)は、支持部材の説明図、図9(c)は、押え部材の説明図、図9(d)は、別の形態の支持部材の説明図、図9(e)は、別の形態の押え部材の説明図である。図9(a)において、支持部38は、押え部材31及び支持部材35からなる。支持部材35は、第1の位置に移動しているときに、押え部材31と共にシートSの後端部を挟持することでシートSの後端部を支持している。このとき、支持部材35の回動支点部35aの一部、及び延出部35bの一部は、常に、送風口24から吹き出される風に晒される。
したがって、本第6実施形態では、図9(b)に示すように、支持部材35全体を高熱伝導性部材で構成している。さらに、本第6実施形態では、図9(c)に示すように、押え部材31全体を高熱伝導性部材で構成している。これら高熱伝導性部材は、金属製の板金(アルミニウムや銅等)若しくは樹脂にカーボンや金属フィラーを添加したものである。
支持部材35には、押え部材31と共にシートSの後端部を挟持するので、支持部材35に接触している部分のシートSの熱は、支持部材35に熱伝導する。そして、支持部材35の一部が送風口24から吹き出される風に晒されて冷却される。その結果、支持部材35に支持されている部分のシート後端部の熱も高熱伝導部材を介して送風部29の送風により排熱することが可能となり、より積極的な冷却効果が得られ、シート排出トレイ17に積載したシート同士の貼り付きを低減することが可能となる。
また、押え部材31に伝導したシート後端部の熱も高熱伝導部材を介して外気に晒されて排熱することが可能となり、より積極的な冷却効果が得られ、シート排出トレイ17に積載したシート同士の貼り付きを低減することが可能となる。
なお、図9(d)に示すように、支持部材の一部を高熱伝導性部材で構成してもよい。すなわち、延出部の表面に高熱伝導性部材からなる皮膜35cを形成してもよく、図9(b)のように全体を高熱伝導性部材とした場合と同様の効果を奏する。
また、図9(e)に示すように、押え部材の一部を高熱伝導性部材で構成してもよい。すなわち、延出部の表面に高熱伝導性部材からなる皮膜31cを形成してもよく、図9(c)のように全体を高熱伝導性部材とした場合と同様の効果を奏する。
なお、上記実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記第1〜第5実施形態では、シート情報、画像情報、排出速度情報、及び環境情報の各情報のうち、1つの情報に基づいて支持枚数を所定数に設定する場合について説明したが、これに限定するものではない。各情報のうち、2つ以上の情報に基づいて支持枚数を所定数に設定してもよい。すなわち、各種の情報を組合せて判断することで、より詳細な設定が可能となり、シート同士の貼り付きの低減をより効果的に抑制することが可能となる。
また、上記第1〜第5実施形態では、シート情報、画像情報、排出速度情報、及び環境情報の各情報のうち、1つの情報に基づいて送風部29の送風量を制御する場合について説明したが、これに限定するものではない。各情報のうち、2つ以上の情報に基づいて送風部29の送風量を制御してもよい。すなわち、各種の情報を組合せて判断することで、より詳細な設定が可能となり、シート同士の貼り付きをより効果的に抑制することが可能となる。また、また送風用の送風ファン22の駆動も最適化することができ、ファン駆動の電力削減と騒音低下の効果も期待できる。この場合、支持部材の支持枚数を設定するときの情報と同一情報を用いると、さらに効果的にシート同士の貼り付きを抑制することができる。
また、上記第1〜第6実施形態では、支持部がシート後端部の幅方向略中央部を支持する場合について説明したが、これに限定するものではなく、支持部を幅方向に延在させてシートの後端部全体を支持してもよい。また、送風によりシートが乱れたり、吹き飛ばされたりしなければ、支持部により支持する箇所は、シートの後端部における幅方向のどの部分でもよい。また、支持部材に支持させているシートが送風により吹き飛ばされることがなければ、押え部材を省略し、シートを挟持しない構成とすることも可能である。
また、上記第1〜第6実施形態では、支持しているシートの平面として、シートの下面に送風する場合について説明したが、これに限定するものではなく、シートの平面として、シートの上面、あるいは両面に送風するようにしてもよい。シートの上面に送風する場合は、例えば、送風口を押え部材近傍に形成してもよい。また、シートの両面に送風する場合は、各面に送風する2つの送風口を形成してもよい。また、支持部28は、シートSの後端部の幅方向略中央部分を支持するので、その幅方向両側には隙間が形成されている。つまり、送風部29の送風口24から吹き出した空気の一部が、この隙間を通じてシートSの上面を流れるようにしてもよい。
また、上記第1〜第6実施形態では、プリンタ本体100Aの内部でシートがスイッチバックせずにストレートにプリンタ本体100Aから排出される場合について説明したが、シートがスイッチバックした後にプリンタ本体100Aから排出されてもよい。この場合、スイッチバック後のシートの排出方向上流端部がシートの後端部であり、シートの排出方向下流端部がシートの先端部である。
10…定着器(定着手段)、17…シート排出トレイ、20…シート排出ローラ対(シート排出手段)、21…押え部材、25…支持部材、27…環境センサ(環境検知手段)、29…送風部(送風手段)、31…押え部材、31c…皮膜(高熱伝導性部材)、35…支持部材、35c…皮膜(高熱伝導性部材)、50…移動機構(移動手段)、100…プリンタ(画像形成装置)、100A…プリンタ本体(装置本体)、200…画像形成部(画像形成手段)

Claims (10)

  1. シートにトナー像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によりシートに形成されたトナー像を熱により定着させる定着手段と、前記定着手段によりトナー像が定着されたシートを、シート排出トレイ上に排出するためのシート排出手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記シート排出手段と前記シート排出トレイのシート積載面との間に配設され、排出されたシートの排出方向上流端部が前記シート排出トレイに落下する前にシートの排出方向上流端部を一時的に支持する支持部材と、
    前記支持部材により支持されているシートの下面に沿って送風する送風手段と、
    前記支持部材を、シートの排出方向上流端部を支持する第1の位置とシートの排出方向上流端部を解放してシートを落下させる第2の位置とに移動させる移動手段と、
    前記移動手段を制御する支持制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記支持部材と前記シート積載面との間に送風口が形成され、
    前記送風手段は、前記送風口から前記支持部材により支持されているシートの下面に送風することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記送風手段は、シートの排出方向上流端部からシートの排出方向下流端部に向かって送風することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記支持制御手段は、前記シート排出手段により排出されたシートを順次、前記支持部材に支持させ、支持しているシートの枚数が設定した所定数に達した場合に前記支持部材によるシートの支持を解放させるよう前記移動手段を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記支持制御手段は、シート情報、シートに形成される画像情報、前記シート排出手段によるシートの排出速度情報、及び装置本体が置かれている環境情報の各情報のうち、少なくとも1つの情報に基づいて前記所定数を設定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記各情報のうち、少なくとも1つの情報に基づいて前記送風手段の送風量を制御する送風量制御手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記シート情報として、シートの種類を検知するシート種検知手段を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像情報は、シート上の画像領域におけるトナー載り量に関する情報であることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  9. 前記環境情報として、前記装置本体が置かれている雰囲気の温度及び湿度のうち、少なくとも一方を検知する環境検知手段を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  10. 前記シート排出手段により排出されたシートを前記支持部材に押し付ける押え部材を備え、前記支持部材及び前記押え部材によりシートの排出方向上流端部を挟持することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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