JP4945213B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4945213B2
JP4945213B2 JP2006289409A JP2006289409A JP4945213B2 JP 4945213 B2 JP4945213 B2 JP 4945213B2 JP 2006289409 A JP2006289409 A JP 2006289409A JP 2006289409 A JP2006289409 A JP 2006289409A JP 4945213 B2 JP4945213 B2 JP 4945213B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
transfer material
transfer
roller
deflection amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006289409A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008107509A (ja
Inventor
雅彦 佐藤
正則 川隅
武志 内谷
俊一 橋本
英樹 善波
健一 田熊
哲也 瀬尾
栄作 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006289409A priority Critical patent/JP4945213B2/ja
Publication of JP2008107509A publication Critical patent/JP2008107509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4945213B2 publication Critical patent/JP4945213B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、スキャナ、複写機、ファクシミリ等に用いられる画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を利用した画像形成装置では、像担持体である感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、感光ドラム上の静電潜像を現像剤であるトナー等によって現像して可視像化し、現像されたトナー像を転写装置により転写材に転写して画像を担持させ、圧力や熱等を用いる定着装置(定着手段)によって転写材上のトナー像を定着し、定着された転写材を装置外に排出している。
また、定着前のトナー像は粉末の状態である為、搬送時に他の部材と接触してしまうと擦れ跡を残してしまうので、定着前の搬送経路は未定着画像に対して凹側にたわみを持たせる様に設定している。転写装置から排出された転写材は、直接定着装置へ向かわせずに、定着装置の手前位置に設けた定着入口ガイド板(未定着画像の反対側に設ける)に向かって排出される様にし、定着入口ガイド板に沿って定着加圧のニップに進入する。ここで定着装置での搬送速度は、転写装置での搬送速度と同じかやや遅く設定されており、定着装置のニップ部に進入した転写材の先端は定着装置側の搬送速度、転写装置側の転写材の後端では転写装置側の搬送速度で搬送されている為、両方のユニット間では、転写材にたわみが形成される。
係るたわみが大きくなり過ぎると、転写装置にたわみの負荷が係ることで画像の乱れや、転写装置を抜ける瞬間にたわみが開放されて転写材後端が転写装置方向に戻り気味にすべってしまうという問題があった。尚、厚紙等のコシの強い転写材では少しのたわみであっても、転写材が強く突っ張って転写装置に悪影響を及ぼすという問題があった。
一方、たわみが無くなると定着装置側に転写材が引っ張られることにより、転写材に転写抜けなどの画像乱れが発生する為という問題があった。
係る問題を解決する為、特許文献1には、転写装置と定着装置との間において、転写材のたわみの有無に応じて、定着装置側の搬送速度を変更する技術が開示されている。
特開2005―338252号公報
しかし、特許文献1に記載の従来技術では、転写材のたわみの有無に応じて定着装置側の搬送速度(回転速度)を変更しているので、給紙タイミングや感光体上への書込みタイミングの調整が複雑になり構成が複雑になるという問題がある。
本発明は、簡易な構成で転写抜け等の画像乱れの発生を防止できる画像形成装置を得ることを目的とする。
前記課題を解決する為に、請求項1に記載された発明は、トナー像を転写材に転写する転写手段と、定着ローラと加圧ローラにより形成した定着ニップ間にトナー像が転写された転写材を通過させてトナー像を定着する定着手段と、定着手段の定着温度を制御する定着温度制御手段と、搬送される転写材のたわみ量を検知するたわみ量検知手段とを備え、転写手段はトナー像が転写された転写材を定着手段に向けて搬送しており、たわみ量検知手段は転写手段と定着手段との間に設けており、定着温度制御手段は、定着ローラの回転数が一定の状態で、たわみ量検知手段で検出された転写材のたわみ量が大きい場合には定着温度を上げ、転写材のたわみ量が小さい場合は定着温度を下げるように制御することを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記加圧ローラ及び定着ローラにはそれぞれ加熱手段が設けられており、定着温度制御手段は加圧ローラの加熱手段及び定着ローラの加熱手段を制御することを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載の発明において、トナー像が転写された転写材の枚数をカウントするカウント手段を備え、定着温度制御手段はカウント手段によってカウントされた転写材の枚数に応じて定着温度を変更するか否かを判断していることを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、請求項1又は2に記載の発明において、定着温度制御手段は、転写材に転写されたトナー像の画素数又は単位時間あたりのトナー補給量に応じて定着温度を変更するか否かを判断していることを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、たわみ量検知手段は複数備えており、一方のたわみ量検知手段は転写手段の近傍位置に設けており、他方のたわみ量検知手段は定着手段の近傍位置に設けていることを特徴とする。
請求項6に記載された発明は、請求項1又は5に記載の発明において、たわみ量検知手段はフィラーであり、フィラーの転写材との接触位置には回転体が設けられており、回転体の外周は周方向に沿って鋸歯状になっていることを特徴とする。
本発明によれば、たわみ量検知手段で検出された転写材のたわみ量が大きい場合には、定着温度制御手段の制御で定着温度を上げることで定着手段が膨張して定着手段の外径が大きくなり、定着手段側の転写材の搬送速度を速くなってたわみが小さくなる。一方、たわみ量が小さすぎる場合には定着温度を下げることで定着手段の膨張が抑制されて定着手段の外径が小さくなり、定着手段側の転写材の搬送速度を遅くして転写材が両端側に引っ張られるのを防止する。
このように、たわみ量検知手段で検出された転写材のたわみ量に応じて定着温度を変更しているので、定着手段自体の搬送速度(回転速度)を変えること無く転写材のたわみを適度な状態に保つことができ、簡易な構成で転写抜け等の画像乱れの発生を防止できる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。尚、図1は本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置の要部を示す断面図、図2は図1に示すたわみ量検知手段を拡大して示す斜視図、図3は図5の定着装置を示す断面図、図4は転写材の搬送状態を示す断面図、図5は本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置を示す断面図である。
図5に示す様に本発明の第1実施形態に係るカラーの画像形成装置100は、画像形成装置本体の下部に転写材Sを収納する給紙カセットを配した給紙部20と、その上方に作像部30とを配置した構成となっている。作像部30は、像担持体1Y、1C、1M、1K(像担持体1)を備えた複数の作像手段としての4個のプロセスカートリッジ(作像ユニット)33Y、33C、33M、33Kと、複数のローラ11、12、13に巻き掛けられた可撓性を有する無端ベルトにより構成した中間転写体としての中間転写ベルト10と、各像担持体に潜像を形成する光書込みユニット4と、転写材Sにトナー像を定着させる定着装置23等が設けてある。給紙部20から定着装置23までの間には、転写材Sを搬送する搬送経路が形成してある。尚、図中符号21は呼び出しローラ、符号22はレジストローラである。
各像担持体1の周りには、帯電装置、像担持体1の静電潜像をトナーによって現像する各色の現像ユニット9Y、9C、9M、9K、像担持体1の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置等がそれぞれ配置してある。各像担持体1が中間転写ベルト10に接する位置における中間転写ベルト10の内側には、1次転写を行う1次転写ローラ14Y、14C、14M、14Kがそれぞれ設けてある。
中間転写ベルト10には、ローラ13と対向する部位に2次転写ローラ16を搬送経路に臨ませて配設し(ローラ13と2次転写ローラを合わせて2次転写装置17という)、ローラ11と対向する部位にベルト表面を清掃するベルトクリーニング装置15が配設してある。画像形成装置の上部にはトナーボトル31Y、31C、31M、31K(トナーボトル31)を有し通常はトナーボトル31のみの交換でトナーを補給する。
上記の構成において画像形成のプロセスを説明する。給紙部20の給紙カセットから呼び出しローラ21により転写材Sがフィードされ、フィードされた転写材Sがレジストローラ22まで到達すると、像形成のタイミングを合わせる為転写材Sは一旦待機して停止する。帯電装置によって一様に帯電された像担持体1Y、1C、1M、1Kは光書込みユニット4によりレーザ光にて露光走査され、像担持体1Y、1C、1M、1K上に静電潜像が作られる。各静電潜像には、それぞれ各色の現像ユニット9Y、9C、9M、9Kによりトナーが現像され、像担持体1Y、1C、1M、1K表面にイエロー、シアン、マゼンタ、黒のトナー像が形成される。
次いで、1次転写ローラ14Y、14C、14M、14Kに電圧が印加され、像担持体1Y、1C、1M、1K上のトナー像が、中間転写ベルト11上に順次転写されていく。この時、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト11の同じ位置に重ねて転写される様に、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。中間転写ベルト11上に形成された画像は、2次転写ローラ16の位置まで搬送され、このタイミングに合わせて、レジストローラ22に待機した転写材Sが転写装置である2次転写ローラ16の位置まで送られ、転写材Sにトナー像が転写される。その後、トナー像が転写された転写材Sは、定着装置23に搬送されて熱定着され、定着終了後の転写材Sは排紙ローラ24から機外に排紙される。
次に、定着装置の構成について説明する。図3に示す様に定着装置23は定着部材41とローラ状の加圧部材42とを備えている。加圧部材42はアルミ又は鉄等の芯金の上にシリコーンゴムなどの弾性層を設けてあり、表層はPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)の離型層となっている。定着部材41は定着ベルト44と、定着ベルト44に掛け渡された定着ローラ43及び加熱ローラ45、定着ベルト44に張力を付与するテンションローラ46、加熱ローラ45の表面温度を検知するサーミスタ47を備えている。
定着ベルト44はニッケル、ポリイミド等の基材にPFAやPTFEなどの離型層を有するもの、又はその中間にシリコーンゴムなどの弾性層を設けたもので構成されている。定着ローラ43は金属の芯金にシリコーンゴムを有したものである。加熱ローラ45はアルミ、又は鉄の中空ローラで内部にハロゲンヒータ48等の熱源を有している。尚、熱源はハロゲンヒータ48でなく、電磁誘導を利用した誘導加熱方式でも良い。また、定着ローラ43の搬送方向下流側の位置には分離板49が設けられている。
次に、定着装置と2次転写装置との間に配置される転写材検知センサ(たわみ量検知手段)51a〜51cについて説明する。転写材検知センサ51a〜51cは2次転写装置17と定着装置23との間の転写材搬送経路内に設けられており、転写材検知センサ51a〜51cはフィラーの動作により光路を遮断したり開放したりして信号を得るフォトインタラプタータイプのものを用いる。
また、図1に示す様に2次転写装置17の近傍位置C、2次転写装置17と定着装置23との略中央位置B、及び定着装置23の近傍位置Aにそれぞれ転写材検知センサ51a〜51cを配置している。図中AとCの位置では転写材Sのたわみが取れてくるとすぐに転写材検知センサ51a〜51cのフィラー52と転写材が接触し、それによりフィラー52は転写材から離れる方向に移動する。図中Bの位置では転写材のたわみの状況が変化した場合もすぐにはフィラー52に伝わらない(転写材がフィラー52に接触するのが遅れる)。
従って、2つの転写材検知センサ51a、51cの設置位置は、一方の転写材検知センサ51aは定着装置23の近傍位置、他方の転写材検知センサ51cは2次転写装置17の近傍位置が好ましい。転写材Sのコシはどの部分でも一定である為、たわみは転写材Sの抑え部分(2次転写装置17側、定着装置23側共にニップの部分が最も抑えられている)から2次転写装置17と定着装置23の略中央で発生する。
次に、転写材検知センサ51a〜51cのフィラー52について説明する。フィラー52は一方の端部が検知部本体53に対して回動自在に支持されており、他方の端部が転写材Sに対して接離自在になっている。フィラーの52の他方の端部には転写材搬送に連れ回りする回転体54が設けられており、回転体54はその外周に沿って鋸歯状の凹凸55が形成されている。
フィラーの52の転写材Sとの接触部分が回転体54となっているので、転写材の搬送に連れ回りして回転体54が回転し、フィラー52と転写材Sとの摩擦を小さくでき、転写材の未定着画像への悪影響を防止できる。尚、回転体54の材質としてはSUSやPET(ポリエチレンテレフタレート)などが好ましい。回転体54の材質としてSUSやPETを用いることで回転体54の厚みを転写材Sとの接触面積を小さくする為薄くした場合でも、転写材Sとの接触で変形しにくいと共に、定着装置23周辺の転写材Sから水蒸気が発生する場合でも錆びにくい。
次に、本発明の第1実施形態における画像形成装置の作用及び効果について説明する。給紙部20から給紙された転写材Sは、図4に示す様にレジストローラ22で転写前の画像とタイミングを合わせられて2次転写装置17へ搬送される。2次転写装置17において転写ベルト10と2次転写ローラ16とのニップで転写された転写材Sは、そのまま定着装置23に向けて搬送される。定着装置23では、定着部材41と加圧部材42のニップで熱と圧力を受けて未定着画像の定着が行われる。
定着装置23のニップ位置まで転写材先端が搬送されると、転写材は通常、実線に示す様にわずかにたわみを持つ様な搬送経路を描いて搬送されるが(図中K1で示す)、2次転写装置17側の送り速度に対して定着装置23側の搬送速度が遅すぎると、このたわみが徐々に膨らんで点線(図4中、K3に示す)で示した最長搬送距離(Lmax)となる。
この場合、図1に示す様に、2次転写装置17と定着装置23との間に設けられた3つの転写材検知センサ51a〜51cのフィラー52から転写材Sが離れて、3つのセンサすべてがOFF検知状態となり、係る検知信号は制御部(定着温度制御手段)50に送られる。制御部50が検知信号を受けると、定着部材41の加熱ローラ45のハロゲンヒータ48を制御して、ハロゲンヒータ48を加熱し、定着ローラ43の温度を上昇させる。
定着ローラ45が次第に高温になると熱膨張し外径が大きくなる。定着ローラ45の回転数が一定である場合、外径が大きくなると周速度が大きくなる分、転写材の定着ローラ45側の搬送速度は速くなり、転写材Sのたわみは小さくなる。尚、転写材Sが厚い場合は、転写材が定着ニップを通過する際、紙の厚み分だけ定着ローラ43の外径が見かけ上大きくなり周速度が大きくなり、搬送速度が更に上がる。
一方、2次転写装置17側の送り速度に対して定着装置23側の搬送速度が早すぎると、このたわみが徐々に吸収されて点線(図中K2に示す)で示した最短搬送距離(Lmin)となる。
この場合、図1に示す様に、2次転写装置17と定着装置23との間に設けられた3つの転写材検知センサ51a〜51cのフィラー52に転写材Sが接触して、3つのセンサすべてが検知ON状態となり、係る検知信号は制御部(定着温度制御手段)50に送られる。制御部50が検知信号を受けると、定着部材41の加熱ローラ45のハロゲンヒータ48を制御して定着ローラ43の温度を下げる。
定着ローラ45の温度が次第に下がると定着ローラ45の外径が小さくなる。定着ローラ45の回転数が一定である場合、外径が小さくなると周速度が小さくなる分、転写材Sの定着ローラ45側の搬送速度は遅くなり、転写材Sの引っ張りが解消される。
本実施の形態では、転写材検知センサ51a〜51cで検出された転写材Sのたわみ量に応じて定着温度を変更しているので、定着装置23自体の搬送速度を変えること無く転写材Sのたわみを適度な状態に保持でき、簡易な構成で転写抜け等の画像乱れの発生を防止できる。
フィラー52の他方の端部に形成された回転体54の外周に沿って凹凸55が形成されているので、フィラー52とトナー画像の接触面積を減らすことができ、トナーの未定着部分にフィラー52が接触しても未定着画像の乱れを抑えることができる。
2つの転写材検知センサ51a、51cの設置位置は、一方の転写材検知センサ51aは定着装置23の近傍位置、他方の転写材検知センサ51cは2次転写装置17の近傍位置に設けているので、転写材Sが引っ張られる状態(図4中、K2に示す)を素早く検知でき、温度制御への反応時間を短くできる。
次に、他の実施の形態を説明するが、以下の説明において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述の第1実施の形態と異なる点を主に説明する。図6は本発明の第2実施の形態に係る定着装置を示す断面図である。
図6に示す様に、第2実施の形態では加圧部材42にも、定着部材41と同様の構成の加熱部材を設けている。加圧部材42は定着ベルト44に掛け渡された加圧ローラ42a及び加熱ローラ45、定着ベルト44に張力を付与するテンションローラ46、加熱ローラ45の表面温度を検知するサーミスタ47を備えており、加熱ローラ45内に設けられたハロゲンヒータ48が制御部50に接続されている。
第2実施の形態では、加圧部材42にも加熱ローラ45を設けており、係る加熱ローラ45の温度も制御できる様になっているので、定着ローラ43及び加圧ローラ42aの両方のローラの熱膨張を制御できるので、定着装置内での転写材Sの搬送速度の速度幅を大きくとることができる。
次に、第3実施の形態について説明する。第3実施の形態では、一定以上連続通紙を行った場合には、定着ローラ43の温度が異常に高温になっており、この場合に転写材Sのたわみに応じて定着ローラ43の温度制御を行っても、転写材の搬送速度に反映され難い。従って、この様な場合は転写材のたわみが所定量以上であっても温度制御を行わない様にしている。
すなわち、図7に示す様に転写材検知センサ51a〜51cのフィラー52で転写材を検知し(ステップS1)、転写材のたわみが異常状態と検知された場合(ステップS2)、転写材の転写枚数をカウントする(ステップS3)。次のステップS4において、カウント枚数が所定値以上と判断された場合は、次のステップS5に進んで、定着温度を変更しない様にしている。一方、ステップS4において、カウント枚数が所定値以上でないと判断された場合は、次のステップS6に進んで、制御部(定着温度制御手段)50に従って定着温度を変更している。
第3実施の形態では、転写材Sの転写枚数のカウント値が所定値以上になった場合は、転写材のたわみが異常状態であっても、定着温度を変更しない様にしているので、不必要な制御動作を行うことを防止できる。尚、転写材Sの転写枚数のカウント値が所定値以上になった場合は、定着ローラ43の温度が下がるのを待ってから画像形成装置の動作を再開させる様にしても良い。
次に、第4実施の形態について説明する。2次転写装置17と定着装置23との間で転写材Sの挙動(たわみ具合)が異なることで発生する不具合は、たわみ過ぎが原因の画像擦れや引っ張り合いによる転写材Sの伸びで発生する画像ズレである。よって画像が小さい場合や、画像が散在している場合は不具合の発生は分かり難く、この場合は定着ローラ43の温度制御は不必要と考えられる。従って第4実施の形態では、転写材Sに転写されるトナー像の画素数や単位時間当たりに使用されるトナー量に応じて定着温度を変更するか否か判断している。
すなわち、図8に示す様に転写材検知センサ51a〜51cのフィラー52で転写材Sを検知し(ステップS11)、転写材のたわみが異常状態と検知された場合(ステップS12)、転写材の画素数又はトナー補給量を検知する(ステップS13)。次のステップS14において、転写材の画素数又はトナー補給量が所定値以上と判断された場合は、次のステップS15に進んで、定着温度を変更する様にしている。一方、ステップS14において、転写材Sに転写された画素数又はトナー補給量が所定値以上でないと判断された場合は、次のステップS16に進んで、制御部(定着温度制御手段)50に従って定着温度を変更しない様にしている。
第4実施の形態では、転写材Sに転写されたトナー像の画素数又はトナー補給量が所定値以上と判断された場合にのみ定着温度を変更しているので、画像擦れや画像ズレ等の不具合の影響を受けやすい転写材Sのみ温度制御を行うことができる。
次に第5実施の形態について説明する。第5実施の形態では、転写材検知センサ51a〜51cの内、定着装置23側の転写材検知センサ51a又は2次転写装置17側の転写材検知センサ51cが転写材Sを検知した場合に、加熱ローラ45内に設けられたハロゲンヒータ48を停止させて定着ローラ43の温度を下げる様にしている。
図中AやCの位置では転写材Sのたわみの戻りが早いので、係る位置での転写材Sの検知を制御に反映させることで、素早く加熱ローラ45の制御変更を行うことができ、転写材Sのたわみが無くなった後に定着装置側に転写材Sが引っ張られることを更に防止できる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されること無く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは言うまでもない。
第1実施の形態では、定着装置23と2次転写装置17との間に3つの転写材検知センサ51a〜51cを設けたが、これに限定されず、定着装置23側の転写材検知センサ51a及び2次転写装置17側の転写材検知センサ51cのみ設けてあっても良い。
第1実施の形態では、定着装置23と2次転写装置17との間に3つの転写材検知センサ51a〜51cを設けたが、これに限定されず、2次転写装置17と定着装置23との間に設けた転写材検知センサ51bのみであっても良い。転写材検知センサ51cが転写材Sを検知するのは転写材Sにたわみが無い状態(図4中K2に示す)と考えられるので、この場合、転写材検知センサ51cが転写材Sを検知すると、加熱ローラ45のハロゲンヒータ48を停止して定着ローラ43の温度を大きく下げることで、転写材Sが定着装置側に引っ張られることを防止できる。
上述の第1実施形態において、定着装置23の定着部材41はベルトとローラとの組み合わせで構成しているが、これに限定されず、ハロゲンヒータを内部に設けたローラ状の定着部材であっても良い。
第4実施の形態では、転写材Sに転写されたトナー像の画素数又はトナー補給量を検知して温度制御を行うか否か判断してが、これに限定されず、光書込みユニット4の単位時間あたりの動作量に基づいて、温度制御を行っても良い。
本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置の要部を示す断面図である。 図1に示すたわみ量検知手段を拡大して示す斜視図である。 図5の定着装置を抜き出して示す断面図である。 転写材の搬送状態を示す断面図である。 本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置を示す断面図である。 本発明の第2実施の形態に係る定着装置を示す断面図である。 本発明の第3実施の形態に係る画像形成装置の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の第4実施の形態に係る画像形成装置の制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
17 2次転写装置(転写手段)
23 定着装置
41 定着部材
42 加圧部材
45 加熱手段
50 制御部(定着温度制御手段)
51a〜51c 転写材検知センサ(たわみ量検知手段)
52 フィラー
54 回転体
100 画像形成装置
S 転写材

Claims (6)

  1. トナー像を転写材に転写する転写手段と、定着ローラと加圧ローラにより形成した定着ニップ間にトナー像が転写された転写材を通過させてトナー像を定着する定着手段と、定着手段の定着温度を制御する定着温度制御手段と、搬送される転写材のたわみ量を検知するたわみ量検知手段とを備え、転写手段はトナー像が転写された転写材を定着手段に向けて搬送しており、たわみ量検知手段は転写手段と定着手段との間に設けており、
    定着温度制御手段は、定着ローラの回転数が一定の状態で、たわみ量検知手段で検出された転写材のたわみ量が大きい場合には定着温度を上げ、転写材のたわみ量が小さい場合は定着温度を下げるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記加圧ローラ及び定着ローラにはそれぞれ加熱手段が設けられており、定着温度制御手段は加圧ローラの加熱手段及び定着ローラの加熱手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. トナー像が転写された転写材の枚数をカウントするカウント手段を備え、定着温度制御手段はカウント手段によってカウントされた転写材の枚数に応じて定着温度を変更するか否かを判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 定着温度制御手段は、転写材に転写されたトナー像の画素数又は単位時間あたりのトナー補給量に応じて定着温度を変更するか否かを判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. たわみ量検知手段は複数備えており、一方のたわみ量検知手段は転写手段の近傍位置に設けており、他方のたわみ量検知手段は定着手段の近傍位置に設けていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. たわみ量検知手段はフィラーであり、フィラーの転写材との接触位置には回転体が設けられており、回転体の外周は周方向に沿って鋸歯状になっていることを特徴とする請求項1又は5に記載の画像形成装置。
JP2006289409A 2006-10-25 2006-10-25 画像形成装置 Active JP4945213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006289409A JP4945213B2 (ja) 2006-10-25 2006-10-25 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006289409A JP4945213B2 (ja) 2006-10-25 2006-10-25 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008107509A JP2008107509A (ja) 2008-05-08
JP4945213B2 true JP4945213B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=39440912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006289409A Active JP4945213B2 (ja) 2006-10-25 2006-10-25 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4945213B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5709509B2 (ja) * 2010-12-17 2015-04-30 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH074942B2 (ja) * 1986-01-30 1995-01-25 セイコーエプソン株式会社 印写装置
JP2000089605A (ja) * 1998-09-08 2000-03-31 Minolta Co Ltd 画像形成装置の定着装置
JP2002062750A (ja) * 2000-08-21 2002-02-28 Canon Inc 画像形成装置
JP2005321672A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2006053299A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008107509A (ja) 2008-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8208833B2 (en) Image forming apparatus
US7764915B2 (en) Elastic roll and fixing device
JP5173464B2 (ja) 画像形成装置
JP5640407B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US8666273B2 (en) Image heating device
US20080118264A1 (en) Image heating apparatus
US7860419B2 (en) Roller temperature control method of image forming apparatus and image forming apparatus
JP6446797B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
US7003253B2 (en) Image heating apparatus including rotary member with metal layer
US8417168B2 (en) Fixing device having a thermal-insulation member provided on a plate portion for guiding recording medium, and image forming apparatus
JP2007052112A (ja) 画像形成装置
JP2016136225A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4945213B2 (ja) 画像形成装置
US11385584B2 (en) Image forming apparatus
JP5516143B2 (ja) 画像形成装置
JP2011039253A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2011090108A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2012163809A (ja) 画像形成装置
JP2011253036A (ja) 画像形成装置
JP5581854B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5332319B2 (ja) 熱定着装置及び画像形成装置
JP4899480B2 (ja) 定着装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2004093842A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP2003223024A (ja) 転写材搬送装置及び画像形成装置
JP2009139389A (ja) 定着装置、画像形成装置、及び定着装置の使用方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090716

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120305

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4945213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3