JP2005321672A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えば連続印刷(連続定着)を行った場合、その定着装置の温度(定着ローラー・加圧ローラーにおける通紙領域の温度)を、継続的に所望の一定温度で維持できるようにした画像形成装置を提供する。
【解決手段】 全画素に対する出力画像データの印字画素の割合から印字率を算出する印字率算出部3と、定着装置21によって定着されたシートSの枚数をカウントするカウント部5と、印字率算出部3によって算出された印字率、およびカウント部5によってカウントされたシートSの枚数とに基づいて、定着装置21の温度を一定に維持する制御部9(調整部1)とを備えるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば複写機、FAX、プリンター等の電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置における定着装置の定着温度は、シート上のトナー付着量(トナー付着率)に関係なく、一定の温度に制御されていた。しかしながら、トナー量が多いと、そのトナーを溶融定着させるために、熱量が多く必要となる。そのため、このように一定温度で制御されている定着装置では、トナー量が多いとトナーの定着強度等が低下していた。
そこで、昨今の画像形成装置(特にカラー機)における定着装置では、トナー付着率(印字率)に応じて、定着温度を制御しているものがある。例えば、印字率が高くなるにつれて定着温度を上昇させた画像形成装置が開発されている(特許文献1参照)。したがって、このような画像形成装置であれば、印字率の影響を受けず定着強度を一定にすることができる。
特開平6−35365号公報(請求項1、図5参照)
確かに、このような画像形成装置では、少量の印刷枚数なら、定着装置の温度、すなわち定着ローラー・加圧ローラーにおける通紙領域の定着温度を一定にすることで、定着強度も一定に維持することができる。しかしながら、多枚数のシートを連続印刷してしまうと、トナー量やシート量によって、通紙領域の熱量が継続的に大きく奪われてしまうことになる(継続的に吸熱されることになる)。そのため、多枚数連続印刷されたシートにおける最初のほうのシートと、最後のほうのシートとでは、定着強度が異なり、それに起因してシート画像の品質が異なってしまうという問題が生じうる。
本発明は、例えば連続印刷(連続定着)を行った場合、その定着装置の温度(定着ローラー・加圧ローラーにおける通紙領域の温度)を、継続的に所望の一定温度で維持できるようにした画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、出力画像データに基づくトナー像をシートに定着印刷させるために、熱を供給する定着手段を備えた画像形成装置であって、全画素に対する上記出力画像データの印字画素の割合から印字率を算出する印字率算出手段と、上記定着手段によって定着されたシート枚数をカウントするカウント手段と、上記印字率算出手段によって算出された印字率、および上記カウント手段によってカウントされたシート枚数に基づいて、上記定着手段の温度を一定に維持するように調整する調整手段とを備えることを特徴とする。
これによると、印字率と印刷(定着)されるシートの枚数との双方に基づいて、定着手段の温度調整を行っている。そのため、印字率に起因する定着手段の温度変化のみならず、シートの印刷枚数に起因する温度変化も防止できる。
また、本発明の画像形成装置では、上記調整手段が、上記定着手段に備えられた加熱部の温度を調整することで、その定着手段の温度を一定に維持するように調整していることが好ましい。
これによると、トナー像を溶融させるために必要な温度を維持するために、例えばハロゲンヒーターのような加熱部を用いている。そのため、この加熱部の温度を調整することで、直接的、かつ最も効率的に定着手段の温度を一定に維持できる。
また、本発明の画像形成装置では、上記定着手段により連続定着が行われる場合、上記調整手段は、上記カウント手段によってカウントされるシート枚数が、段階的に設定された各閾印刷枚数以上になるか否かを判定し、そのシート枚数が各閾印刷枚数以上になるにしたがって上記加熱部の温度を段階的に上昇させるとともに、その上昇させる温度を上記印字率に応じて変化させていることが好ましい。
印刷される(定着される)シートが連続すると、そのシートによって定着手段の熱量が奪われていく。しかしながら、本発明は、加熱部の温度を印刷枚数に応じて段階的にあげている。そのため、シート枚数の増加に伴う吸熱によって、定着手段の熱量不足が生じる事態を防止できる。
また、印字率が高い、すなわちトナー量が多いと、そのトナーを溶融定着させるために、熱量が多く必要となる。しかしながら、本発明は、印字率に応じて(例えば印字率が高まるにつれて)加熱部の温度を高温域で調整している(印字率が高まるにつれて定着手段の温度を高めるように調整している)。そのため、印字率に応じた(トナー量に応じた)熱量をも確保できるようになっている。
つまり、本発明の画像形成装置では、連続印刷されるシートに起因した吸熱による定着手段の温度低下を防止できるとともに、印字率の上昇等につれて必要とされる高い熱量をも確保できるようになっている。
また、本発明の画像形成装置では、上記定着手段に上記シートを搬送させるタイミングを調整する搬送タイミング部を備えるとともに、上記調整手段が、上記搬送タイミング部の搬送タイミングを調整することで、その定着手段の温度を一定に維持するように調整していることが好ましい。
定着手段の温度を一定にする手段としては、上述の加熱部による直接的な温度上昇を行うほかにも、シートの搬送間隔(紙間)を調整することでも、定着手段の温度を一定にすることができる。このような方法で温度を一定に維持すると、例えば加熱部の温度を上昇させる場合に比べて、多量には電力を消費しない。すなわち、少ない消費電力で定着手段の温度を一定に維持できることになる。
また、本発明の画像形成装置では、上記定着手段により連続定着が行われる場合、上記調整手段は、上記カウント手段によってカウントされるシート枚数が、段階的に設定された各閾印刷枚数以上になるか否かについて判定し、そのシート枚数が各閾印刷枚数以上になるにしたがって、上記搬送タイミング部によるシートの搬送タイミングを段階的に遅延させるとともに、その遅延時間を上記印字率に応じて変化させていることが好ましい。
これによると、搬送タイミングを遅延させる、すなわち紙間を、印刷枚数に応じて段階的に広げていく。つまり、長時間かけてシートを定着することになる。そのため、短時間の間でのシート枚数の増加に伴う吸熱によって、定着手段の熱量不足が生じる事態を防止できる。その上、印字率に応じて(例えば印字率が高まるにつれて)、紙間を高間隔域で調整している(印字率が高まるにつれて紙間を広げるように調整している)。そのため、印字率に応じた(トナー量に応じた)熱量をも確保できるようになっている。
つまり、本発明の画像形成装置では、連続印刷されるシートに起因した吸熱による定着手段の温度低下を防止できるとともに、印字率の上昇等につれて必要とされる高い熱量をも確保できるようになっている。
本発明の画像形成装置によれば、印字率と印刷されるシートの枚数との双方に基づいて、定着手段の温度調整を行っている。そのため、印字率に起因する定着手段の温度変化のみならず、シートの印刷枚数(特に連続印刷するときのシートの印刷枚数)に起因する温度変化も防止できる。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
〔実施の形態1〕
〈画像形成装置について〉
図9は、本発明の画像形成装置69の概略構成図を示している。この図に示すように、画像形成装置69は、縦長の本体31を備えており、その本体31の最上部には原稿を読み取るCCD32aを備えるスキャナー32が配置されている。そして、スキャナー32の下には、放電する帯電部33、帯電部33の放電により表面を帯電させる感光体34、スキャナー32で読み取った原稿データ(出力画像データ)に応じて光線(レーザー光線等)を発し、感光体34に静電潜像を形成させるLSU(レーザースキャニングユニット)35、静電潜像にトナーを付着させる現像部(Y(イエロー)・M(マゼンタ)・C(シアン)・BK(ブラック)の4色の現像部)36、トナーの付着した感光体34のトナー像を、搬送部37に流れるシートへ転写させる2次転写ベルト38・転写部39、シートの搬送タイミングを調節するレジストローラー(レジストローラー対)41、シート上に転写されたトナー像を定着させる定着装置(定着手段)21、定着したシートを排出する排出ローラー対42、および制御部9等が配設されている。以下、本発明において、特に使用される部材について説明する。
〈レジストローラーについて〉
レジストローラー41は、定着装置21に進入するシートSの搬送タイミングを調整(紙間を調整)するものである。
例えば、あるシートSから次のシートSを搬送させる時間間隔(タイムラグ)を短くする、すなわち早いタイミングで、定着装置21に各シートSを連続進入(連続定着)させることで、シート同士の間隔(シート間;紙間)を狭める一方、タイムラグを長く、すなわち遅いタイミングで定着装置21各シートを連続進入させることで、紙間を広めるようになっている。
〈定着装置について〉
一方、定着装置21は、図8(a)に示すように、ハウジング11、定着ローラー12、加圧ローラー13、分離爪14、印刷枚数カウントスイッチ(SCスイッチ)15、および温度センサー16を含む構成である。なお、図8(b)は、定着装置21における定着ローラー12・加圧ローラー13・温度センサー16を重点的に表現した、正面概略構成図である。
ハウジング11は、定着装置21の本体(骨格)を成すものであり、定着ローラー用ハウジング(Fハウジング)11a(11)と、加圧ローラー用ハウジング(Pハウジング)11b(11)とから構成されている。そして、Fハウジング11aは定着ローラー12を覆うようになっており、Pハウジング11bは加圧ローラー13を覆うようになっている。
定着ローラー12は、基材であるアルミ製の芯金(素管)12a(12)から構成されている。そして、この素管12a上にはシリコンゴムの弾性層(定着シリコンゴム層12b(12))が設けられ、さらに、その定着シリコンゴム層12b上に表層としてPFA(ベルフルオロアルコキシフッ素樹脂)のチューブ(定着チューブ層12c(12))が設けられている(被膜されている)。
なお、定着ローラー12の外径はφ45mm程度であり、素管肉厚は2mm程度、定着シリコンゴム層12bのゴム厚も2mm程度、定着チューブ層12cの厚みは30μm程度となっている。また、定着シリコンゴム層12bのゴム硬度は5°程度になっている。また、定着シリコンゴム層12b・定着チューブ層12cを、定着ローラー12の表面部材と表現する。
また、定着ローラー12には、芯金12aの内部に、ハロゲンヒーター17(図2参照)が設けられている。ただし、ハロゲンヒーターは加圧ローラー13の内部(ローラー基体13a(後述)の内部)に設けてもよいし、定着ローラー12・加圧ローラー13の両方の内部に設けてもよい。
加圧ローラー13は、合成樹脂、金属その他材料から構成される円筒状のローラー基体13a(13)から構成されている。そして、このローラー基体13a上には、定着ローラー12同様、シリコンゴムの弾性層(加圧シリコンゴム層13b(13))が設けられ、さらに、その加圧シリコンゴム層13b上に表層としてPFAのチューブ(加圧チューブ層13c(13))が設けられている。
なお、加圧ローラー13の外径はφ45mm程度であり、ローラー基体13aの厚みは3mm程度、加圧シリコンゴム層13bのゴム厚は8mm程度、加圧チューブ層13cの厚みは30μm程度となっている。また、加圧シリコンゴム層13bのゴム硬度は40°程度になっている。また、加圧シリコンゴム層13b・加圧チューブ層13cを、加圧ローラー13の表面部材と表現する。
また、これらの定着ローラー12・加圧ローラー13は、互いに当接する。その上、定着ローラー12に設けられた定着ローラー回転軸(F回転軸)12d(12)、および加圧ローラー13に設けられた加圧ローラー回転軸(P回転軸)13d(13)が、ハウジング11に回転可能に支持(軸支)されている(軸装されている)。つまり、これらの回転軸12d・13dを中心に、定着ローラー12・加圧ローラー13は回転するようになっている。なお、これらのF回転軸12d・P回転軸13dは、互いに平行関係を保つとともに、シートSの搬送方向に対しては直角に交差するような関係となっている。
そして、定着ローラー12と加圧ローラー13との当接部分(ニップ部分)に進入してくるシートSに対して(ニップ部を通過するシートSに対して)、ハロゲンヒーター17(加熱部)が熱や圧力等のエネルギーを付与し、粉体状態のトナー像をシートSに溶融定着させるようになっている。
分離爪14は、定着ローラー12にシートSを付着させないようにするための分離機構である。
SCスイッチ(カウント手段)15は、可倒式のピン15a(15)を有するスイッチであり、定着装置21の出口21a(21)後の搬送部37に設けられている。そして、このSCスイッチ15では、定着装置21の出口21aを通過していくシートSの先端(搬送方向側のシート端部)がピン15aに接触すると、そのピン15aが倒れるようになっている(ON反応となる)。一方、シートSが搬送されていきシートSの後端(シート先端に対向する端部)がピン15aから解離し、そのピン15aが回復起立するようになっている(OFF反応となる)。
そこで、このSCスイッチ15のON反応・OFF反応によって、印刷された枚数をカウントするようになっている。具体的には、SCスイッチ15がON反応を示してから所定の時間後に、OFF反応を示すことをもって、1枚のシートが印刷されたとカウントする。なお、このカウント枚数を示す旨のデータ(枚数データ)は、制御部9のカウント部5(後述)によって作成されるようになっている。
温度センサー16は、定着ローラー12または加圧ローラー13の表面温度を測定するセンサーである。そして、この温度センサー16は、定着ローラー12または加圧ローラー13に傷等をつけないようにするために、定着ローラー12・加圧ローラー13における非通紙領域(定着ローラー12・加圧ローラー13において、シートSが接触しない領域)に設けられている(図8(b)参照)。なお、このようなセンサーとしては種々の構成が考えられるが、例えばサーミスタや赤外線センサー等のようなものであればよい。そして、例えばサーミスタの場合には、温度センサー16の検知部が定着ローラー12に当接するようになっている。
なお、定着ローラー12または加圧ローラー13に設けられたハロゲンヒーター17は、通紙領域を通過するシート上のトナーを溶融定着させるためのものである。そのため、ハロゲンヒーター17の熱は、通紙領域には伝わりやすく、非通紙領域には熱が伝わりにくくなっている(熱伝導性が低い)ものが多い。
〈制御部(調整手段)について〉
ここで、制御部9について説明する。制御部9は、図2に示すように、印字信号変換部2、印字率算出部(印字率算出手段)3、調整部1、メモリ部4、カウント部(カウント手段)5を含む構成である。
印字信号変換部2は、CCD32aによって読み取られた原稿信号(例えばアナログ信号)を、出力画像(出力画像データ)を構成することになる印字信号(画像信号;例えばデジタル信号)に変換するものである。さらに、印字信号変換部2は、この印字信号を印字率算出部3に送信するようになっている。
印字率算出部3は、受信した印字信号に基づいて画像の印字率を算出するものである。具体的には、画像における全画素(100%)に対する印字画素の比率(割合)を算出するものである。なお、カラー機の場合の印字率は、4色で多色刷りされることになるので、全画素(400%)に対する印字画素の比率から算出される。
例えばYの印字比率がその色の全画素(100%)において1%であり、Mの印字比率が全画素(100%)において1%、Cの印字比率が全画素(100%)において1%、BKの印字比率が全画素(100%)において1%であったとすると、カラー機の印字比率は4%と算出されるようになっている。そして、印字率算出部3は、算出した印字率データを調整部1に送信するようになっている。
カウント部5は、SCスイッチ15のON反応・OFF反応によって、印刷枚数をカウントするものである。さらに、カウント部5は、印刷枚数を示す旨のデータ(枚数データ)を調整部1に送信するようになっている。
メモリ部4は、ハロゲンヒーター17の温度制御またはシートSの搬送間隔(紙間)を制御するための制御テーブルを記憶するものである。この制御テーブルとしては、例えば図3(a)に示すような2種類の制御テーブル(定着温度制御テーブル・紙間制御テーブル)がある。なお、図3(b)は制御テーブルの理解を容易にすべく、図3(a)の一例を示している。また、この制御テーブルでの温度関係は、TR≦TS≦TA1≦TB1≦TC1、TA1≦TA2≦TA3、TB1≦TB2≦TB3、TC1≦TC2≦TC3となっており、紙間関係は、LR≦LS≦LA1≦LB1≦LC1、LA1≦LA2≦LA3、LB1≦LB2≦LB3、LC1≦LC2≦LC3となっている。
具体的には、定着温度制御テーブルが、印字率と連続印刷枚数とに対応づけて、目標制御温度(℃)が設定されているテーブルとなっており、閾値となる印字率(閾印字率)に応じた複数のテーブルから構成されている(「印字率≦30%」の場合のα1テーブル、「50%≧印字率>30%」の場合のβ1テーブル、および「印字率>50%」の場合のγ1テーブルから構成されている)。
なお、この閾印字率は、任意に設定変更可能となっており、図3のように30%等に限定されるものではない。また、各テーブル(α1テーブル等)は、閾値となる印刷枚数(閾印刷枚数)に応じて、目標制御温度(目標定着温度)が設定されている。なお、上記同様、閾印刷枚数(20枚等)は、任意に設定変更可能となっている。また、目標定着温度も、種々の画像形成装置に応じて、設定変更可能になっている。
一方、紙間制御テーブルは、印字率と連続印刷枚数とに対応づけて、目標紙間(mm)が設定されているテーブルとなっており、閾値となる印字率(閾印字率)に応じた複数のテーブルから構成されている(「印字率≦30%」の場合のα2テーブル、「50%≧印字率>30%」の場合のβ2テーブル、および「印字率>50%」の場合のγ2テーブルから構成されている)。また、上記同様、閾印字率・閾印刷枚数・目標紙間は、任意に設定変更可能となっている。
調整部1は、ハロゲンヒーター17の温度を調整する温度調整部1aと、紙間の制御、すなわちシートSを定着装置21に進入させるタイミング(レジストローラー41の駆動タイミング)を調整する紙間調整部1bとを含む構成である。そして、これら温度調整部1a・紙間調整部1bは、印字率および印刷枚数に基づいてメモリ部4の制御データを参照し、定着装置21の温度(具体的には定着ローラー12・加圧ローラー13の通紙領域の温度)を一定に維持するように調整を行うものである。なお、ハロゲンヒーター17の温度とレジストローラー41の駆動タイミングとをともに調整することで、定着装置21の温度を一定に維持するように調整することもできるようにしてもよい。
〈制御部による制御過程〉
ここで、以上のような構成を有する画像形成装置69での、定着温度または紙間の制御過程について、図1のフローチャートを用いて説明する。なお、この実施の形態1では、温度調整部1aが定着温度制御テーブルに基づいて、定着装置21の温度を制御する過程について説明している。また、以降の動作のステップをSと表現する。
《制御テーブルの選択》
まず、図1(a)に示すように、調整部1は、メモリ部4に記憶された定着温度制御テーブル・紙間制御テーブルのいずれかのうち、定着温度制御テーブルを選択する(S11)。すなわち温度調整部1aが定着制御テーブルを選択する。次に、印字信号変換部2が、CCD32aからの原稿信号を、印字信号に変換する。そして、その印字信号から、印字率算出部3が印字率を算出する(S12)。
そして、温度調整部1aは、印字率算出部3から印字率データを受信し、その印字率を定着温度制御テーブルのデータと比較する。具体的には、まず、最小の閾印字率である「30%」以下であるか否かについて判定する(S13)。そして、印字率が30%以下の場合、α1テーブルを参照することを決定する(S14)。
一方、印字率が30%を超える場合、その印字率が50%以下であるか否かについて判定する(S15)。そして、印字率が50%以下の場合、β1テーブルを参照することを決定する(S16)。
一方、印字率が50%を超える場合、γ1テーブルを参照することを決定する(S17)。
《定着温度の制御過程》
そして、上述の制御過程を経て、テーブルを選択し、そのテーブルに基づいて、定着温度を段階的に変化させていく過程について説明する。なお、以下の説明では、α1テーブルが選択された場合についての説明になっている。また、制御過程における定着温度の変移を図4によって図示し、この図を参照するものとする。なお、この図では、目標定着温度を具体的な値で示し、理解を容易にしている。
まず。図1(b)に示すように、温度調整部1aは、α1テーブルの待機温度(TR)に基づいて、その温度となるようにハロゲンヒーター17に命令する(S21)。そして、印刷が開始されると(S22)、温度調整部1aは、通紙スタート時の温度(スタート開始温度)であるスタート開始温度(TS)となるようにハロゲンヒーター17に命令する(S23)。
そして、印刷が開始されると、カウント部5は、SCスイッチ15によって、印刷枚数をカウントし、枚数データを随時、温度調整部1aに送信していく。すると、温度調整部1aは、印刷枚数が5枚(最小の閾印刷枚数;第1の閾印刷枚数)以上であるか否かについて判定する(S24)。そして、印刷枚数が5枚に満たないときは、スタート開始温度(TS)を維持しながら(S25)、所望の枚数(5枚未満の枚数)まで印刷する(S31)。つまり、待機状態を経て、印刷を開始し、所望の枚数の印刷を完了するまでに、温度調整部1aは、定着温度をTR→TSと段階的に上昇させるように制御するようになっている。
しかしながら、印刷枚数が5枚を超えるようになると、温度調整部1aは、印刷枚数が20枚(第2の閾印刷枚数)以上であるか否かについて判定する(S26)。そして、印刷枚数が20枚に満たないときは、スタート開始温度(TS)よりも高温である定着温度(TA1)を維持しながら(S27)、所望の枚数(20枚未満の枚数)まで印刷する(S31)。つまり、待機状態を経て、印刷を開始し、所望の枚数の印刷を完了するまでに、温度調整部1aは、定着温度をTR→TS→TA1と段階的に上昇させるように制御するようになっている。
さらに、印刷枚数が20枚を超える場合には、温度調整部1aは、印刷枚数が50枚(第3の閾印刷枚数)以上であるか否かについて判定する(S28)。そして、印刷枚数が50枚に満たないときは、定着温度(TA1)よりも高温である定着温度(TB1)を維持しながら(S29)、所望の枚数(50枚未満の枚数)まで印刷する(S31)。つまり、待機状態を経て、印刷を開始し、所望の枚数の印刷を完了するまでに、温度調整部1aは、定着温度をTR→TS→TA1→TB1と段階的に上昇させるように制御するようになっている。
また、印刷枚数が50枚を超える場合には、温度調整部1aは、定着温度(TB1)よりも高温である定着温度(TC1)を維持しながら(S30)、所望の枚数(50枚以上の枚数)まで印刷する(S31)。つまり、待機状態を経て、印刷を開始し、所望の枚数の印刷を完了するまでに、温度調整部1aは、定着温度をTR→TS→TA1→TB1→TC1と段階的に上昇させるように制御するようになっている。
つまり、α1テーブルを参照しながら、温度調整部1aが定着温度を制御することによって、図4(a)に示すように、定着ローラー12・加圧ローラー13の通紙領域(通紙部)の温度は、所定の温度(およそ160℃)に維持されるようになる。
しかしながら、仮に印字率が50%を超えているにもかかわらず、α1テーブルに基づいて、定着温度を制御していくと、図4(b)に示すように、通紙部の温度が徐々に低下していく。
そこで、このような通紙部の温度低下を防止すべく、印字率が50%を超えるときは、上述したように、γ1テーブルを参照し(図1(a)、S17参照)、そのテーブルに基づいて制御するようにする。すると、図4(c)に示すように、定着ローラー12・加圧ローラー13の通紙部の温度は、上記同様、所定の温度に維持されるようになる。
以上のように、本発明は、出力画像データに基づくトナー像をシートSに定着印刷させるために、熱を供給する定着装置21を備えた画像形成装置であって、全画素に対する出力画像データの印字画素の割合から印字率を算出する印字率算出部3と、定着装置21によって定着されたシートSの枚数をカウントするカウント部5・SCスイッチ15と、印字率算出部3によって算出された印字率、およびカウント部5・SCスイッチ15によってカウントされたシートSの枚数とに基づいて、定着装置21(定着ローラー12・加圧ローラー13における通紙領域)の温度を一定に維持する制御部9(具体的には調整部1)とを備えている。
これによると、従来のように印字率のみに応じて、定着装置21の温度を一定にするように調整していない。つまり、印字率と印刷されるシートの枚数との双方に基づいて、定着装置21の温度調整を行っている。そのため、印字率に起因する定着装置21の温度変化のみならず、シートSの印刷枚数に起因する温度変化も防止できる。
そして、具体的には、この温度調整部1aが、定着装置21に備えられたハロゲンヒーター17の温度を調整することで、定着装置21の温度を一定に維持するようにしている。
定着装置21は、トナー像を溶融させるために必要な定着温度を維持するためにハロゲンヒーター17を用いている。そのため、このハロゲンヒーター17の温度を調整することが、直接的、かつ最も効率的に定着装置21の温度を一定に維持できる。
また、特に、定着装置21が連続定着を行う場合、すなわち画像形成装置69が連続印刷を行う場合、温度調整部1aは、カウント部5・SCスイッチ15によってカウントされるシート枚数が、段階的に設定された各閾印刷枚数以上になるか否かを判定し、そのシート枚数が各閾印刷枚数以上になるにしたがってハロゲンヒーター17の温度を段階的に上昇させる。その上、その上昇させる温度を印字率に応じて変化させている。
一般的に、シートSの印刷枚数に起因する温度変化が大きい例としては、連続印刷が考えられる。つまり、複数のシートSが定着ローラー12・加圧ローラー13の通紙領域を連続通過するにしたがって、そのシートSが両ローラー12・13の熱を徐々に奪っていくためである(吸熱するためである)。しかしながら、上記のように、ハロゲンヒーター17の温度を印刷枚数に応じて段階的にあげていくと、徐々に吸熱されることで不足していく熱量を補完することができる。
また、印字率が高い、すなわちトナー量が多いと、そのトナーを溶融定着させるために、熱量が多く必要となる。しかしながら、上記のように、印字率に応じて(例えば印字率が高まるにつれて)、ハロゲンヒーター17の温度を高温域で調整している(印字率が高まるにつれて目標定着温度を高めるように調整している)。そのため、印字率に応じた(トナー量に応じた)熱量をも確保できるようになっている。
つまり、本発明の画像形成装置69では、連続印刷されるシートSに起因した吸熱による定着装置21の温度低下を防止できるとともに、印字率の上昇等につれて必要とされる高い熱量をも確保できるようになっている。
〔実施の形態2〕
本発明の第2の実施形態について説明する。なお、実施の形態1で用いた部材と同様の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
実施の形態1では、画像形成装置69が連続印刷する場合、印字率とその印刷される枚数とに応じて、段階的に定着装置21の定着温度を制御する構成について説明した。しかし、本発明は、定着温度のみの制御に限らず、レジストローラー41のタイミングの調整、すなわちシート間(紙間)を調整することで、連続印刷(連続定着)されるシートに起因した定着ローラー12・加圧ローラー13の吸熱を防止することもできる。そこで、紙間調整部1bによる紙間の制御について説明する。
《紙間の制御過程》
まず、調整部1は、メモリ部4に記憶している紙間制御テーブルを選択する。すなわち紙間調整部1bが、紙間制御テーブルを選択する。その後、紙間調整部1bは、実施の形態1にて説明した《制御テーブルの選択》の過程(S12〜S17;図1参照)と、同様の過程を経て、テーブル(例えばγ2テーブル)を選択する。
そして、そのγ2テーブルに基づいて、紙間を段階的に変化させていく過程について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。なお、紙間の制御過程における通紙領域の温度の変移を図6によって図示し、この図を参照するものとする。なお、この図6では、目標紙間を具体的な値で示し、理解を容易にしている。
まず。図5に示すように、印刷が開始すると(S22)、紙間調整部1bは、γ2テーブルの通紙スタート時の紙間であるスタート開始紙間(LS)となるように、レジストローラー41に命令し搬送タイミングを調整する(S41)。
そして、印刷が開始されると、カウント部5は、SCスイッチ15によって、印刷枚数をカウントし、枚数データを随時、紙間調整部1bに送信していく。すると、紙間調整部1bは、印刷枚数が5枚以上であるか否かについて判定する(S42)。そして、印刷枚数が5枚に満たないときは、スタート開始紙間(LS)を維持しながら(S43)、所望の枚数(5枚未満の枚数)まで印刷する(S31)。つまり、印刷を開始してから、所望の枚数の印刷を完了するまでに、紙間調整部1bは、レジストローラー41に命令し、紙間をLSに維持した状態になるように制御している。
しかしながら、印刷枚数が5枚を超えるようになると、紙間調整部1bは、印刷枚数が20枚以上であるか否かについて判定する(S44)。そして、印刷枚数が20枚に満たないときは、スタート開始紙間(LS)よりも長い紙間(LA3)を維持しながら(S45)、所望の枚数(20枚未満の枚数)まで印刷する(S31)。つまり、印刷を開始してから、所望の枚数の印刷を完了するまでに、紙間調整部1bは、レジストローラー41に命令し、紙間をLS→LA3と段階的に延長させるように制御している。
さらに、印刷枚数が20枚を超える場合には、紙間調整部1bは、印刷枚数が50枚以上であるか否かについて判定する(S46)。そして、印刷枚数が50枚に満たないときは、紙間(LA3)よりも長い紙間(LB3)を維持しながら(S47)、所望の枚数(50枚未満の枚数)まで印刷する(S31)。つまり、印刷を開始してから、所望の枚数の印刷を完了するまでに、紙間調整部1bは、レジストローラー41に命令し、紙間をLS→LA3→LB3と段階的に延長させるように制御している。
また、印刷枚数が50枚を超える場合には、紙間調整部1bは、紙間(LB3)よりも長い紙間(LC3)を維持しながら(S48)、所望の枚数(50枚以上の枚数)まで印刷する(S31)。つまり、印刷を開始してから、所望の枚数の印刷を完了するまでに、紙間調整部1bは、レジストローラー41に命令し、紙間をLS→LA3→LB3→LC3と段階的に延長させるように制御している。
以上のように、γ2テーブルを参照しながら、紙間調整部1bが、レジストローラー41に命令し、紙間を制御することによって、図6に示すように、定着ローラー12・加圧ローラー13の通紙領域の温度は、所定の温度に維持されるようになる。
つまり、本発明の画像形成装置69は、シートSを搬送させるタイミングを調整するレジストローラー41を備えており、制御部9(調整部1)が、レジストローラー41の搬送タイミングを調整する、すなわち紙間を調整することで、その定着装置21の温度を一定に維持している。
具体的には、定着装置21が連続定着を行う場合に、カウント部5・SCスイッチ15によりカウントされるシートSの枚数が段階的に設定された閾印刷枚数以上になるにつれて、調整部1の紙間調整部1bは、レジストローラー41によるシートSの搬送タイミングを遅延させる。その上、その遅延時間を上記印字率に応じて変化させている。
例えば実施の形態1に示すように、ハロゲンヒーター17の温度を調整することで、定着装置21(定着ローラー12・加圧ローラー13の通紙領域)の温度を一定にすることもできる。しかし、ハロゲンヒーター17を高温に変化(温度上昇)させるためには、多量の電力を要する。
一方、実施の形態2に示すように、紙間を調整するには、ハロゲンヒーター17の温度を上昇させる場合に比べて、多量には電力を消費しない。少ない消費電力で定着装置21の温度を一定に維持することができる。
また、上記のように、紙間調整部1bが、搬送タイミングを遅延させる、すなわち紙間を、印刷枚数に応じて段階的に広げていく。つまり、長時間かけてシートSを定着することになる。そのため、短時間でのシート枚数の増加(連続印刷)に伴う吸熱によって、定着装置21の熱量不足が生じる事態を防止できる。すなわち本発明では、紙間を印刷枚数に応じて段階的に広げていくことで、徐々に吸熱されて不足していく熱量を補完することができる。その上、紙間調整部1bが、印字率に応じて(例えば印字率が高まるにつれて)、紙間を高間隔域で調整している(印字率が高まるにつれて目標紙間を広げるように調整している)。そのため、印字率に応じた(トナー量に応じた)熱量をも確保できるようになっている。
つまり、本発明の画像形成装置69では、連続印刷されるシートSに起因した吸熱による定着装置21の温度低下を防止できるとともに、印字率の上昇等につれて必要とされる高い熱量をも確保できるようになっている。
〔その他の実施の形態〕
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。制御テーブル(定着温度制御テーブル・紙間制御テーブル)では、閾印刷枚数が段階的に複数設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、1種類の閾印刷枚数であっても、その閾印刷枚数以上であるか否かによって、定着温度・紙間を制御するだけでも(例えば閾印刷枚数以上になれば定着温度を上昇させるだけでも)、充分に効果はある。その上、印字率に応じて、上昇させる温度を変化(例えば印字率の高いものほど、高温に上昇させる)させていれば、一層効果は高い。
また、図7に示すように、ハロゲンヒーター17の温度と紙間とを同時に制御することで、定着装置21の温度を制御してもよい。これによると、両方の制御手段にて、定着装置21の温度制御を行うため、低電力で、かつ短時間で定着装置21の温度制御が可能となる。なお、図7での温度・紙間の数値は、一例であって、種々の変更が可能である。
なお、上述の実施の形態1では、温度センサー16が、定着ローラー12・加圧ローラー13の非通紙領域に設けられているものについて例示した。しかし、これに限定されることはなく、通紙領域に設けていても構わない。
ただし、非通紙領域に温度センサー16を設けると、定着ローラー12等の熱伝導性が低いため、通紙領域の温度が温度センサー16の検出温度よりも高い場合がある。逆に、連続印刷では、連続通過するシートによって定着ローラー等の熱が急激にかつ多量に奪われるにもかかわらず、定着ローラー12等の熱伝導性が低いため、通紙領域の温度が温度センサーの検出温度よりも低い場合もある。
特に、上述の連続印刷の場合、印刷枚数が多ければ多いほど、非通紙領域における温度センサーの検出温度と、通紙領域の実際の温度との誤差が大きくなっていく。したがって、温度センサー16の検知結果に基づいて、定着装置21の温度を制御すると、ニップ部(定着ローラーと加圧ローラーとの当接部分)の温度では、トナーを溶融定着させるのに必要な熱量を確保できなくなる場合がある。
本発明は、定着ローラー12・加圧ローラー13における非通紙領域に温度センサー16を設けた定着装置21であっても、印字率および印刷枚数に基づいて、温度制御を行っている。そのため、連続印刷(連続定着)を行った場合であっても、その定着ローラー12・加圧ローラー13におけるニップ部の温度を確実に一定温度に維持できる。
定着装置を有する画像形成装置に有用である。
制御部による制御ステップのフローチャートであり、(a)は温度調整部が定着温度制御テーブルから各テーブルのいずれかを選択する過程を示しており、(b)は温度調整部が、印刷枚数に応じて、定着温度を変更している過程を示している。 制御部のブロック図である。 (a)は定着温度制御テーブル・紙間制御テーブルを示しており、(b)は両テーブルの一例である。 (a)は印字率が30%未満のとき、温度調整部がα1テーブルを参照しながら、定着温度を制御している過程を示す説明図であり、(b)は印字率が50%を超えているにもかかわらず、温度調整部がα1テーブルに基づいて定着温度を制御している過程を示す説明図であり、(c)は印字率が50%を超えるとき、温度調整部がγ1テーブルを参照しながら、定着温度を制御している過程を示す説明図である。 紙間調整部が、印刷枚数に応じて、定着温度を変更している過程を示すフローチャートである。 紙間調整部が、γ2テーブルに基づいて紙間を制御している過程を示す説明図である。 温度調整部・紙間調整部が、定着温度制御・紙間制御を行っている過程を示す説明図である。 (a)は定着装置近傍の概略構成図であり、(b)は、定着ローラー・加圧ローラー近傍の概略構成図である。 本発明の画像形成装置の概略構成図である。
符号の説明
1 調整部(制御部)
1a 温度調整部(制御部)
1b 紙間調整部(制御部)
3 印字率算出部(印字率算出手段)
4 メモリ部(制御部)
5 カウント部(カウント手段)
9 制御部(調整手段)
15 SCスイッチ(カウント手段)
17 ハロゲンヒーター(加熱部)
21 定着装置(定着手段)
41 レジストローラー(搬送タイミング部)

Claims (5)

  1. 出力画像データに基づくトナー像をシートに定着印刷させるために、熱を供給する定着手段を備えた画像形成装置において、
    全画素に対する上記出力画像データの印字画素の割合から印字率を算出する印字率算出手段と、
    上記定着手段によって定着されたシート枚数をカウントするカウント手段と、
    上記印字率算出手段によって算出された印字率、および上記カウント手段によってカウントされたシート枚数に基づいて、上記定着手段の温度を一定に維持するように調整する調整手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記調整手段が、上記定着手段に備えられた加熱部の温度を調整することで、その定着手段の温度を一定に維持するように調整していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記定着手段に上記シートを搬送させるタイミングを調整する搬送タイミング部を備えるとともに、
    上記調整手段が、上記搬送タイミング部の搬送タイミングを調整することで、その定着手段の温度を一定に維持するように調整していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 上記定着手段により連続定着が行われる場合、
    上記調整手段は、上記カウント手段によってカウントされるシート枚数が、段階的に設定された各閾印刷枚数以上になるか否かを判定し、そのシート枚数が各閾印刷枚数以上になるにしたがって上記加熱部の温度を段階的に上昇させるとともに、その上昇させる温度を上記印字率に応じて変化させていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 上記定着手段により連続定着が行われる場合、
    上記調整手段は、上記カウント手段によってカウントされるシート枚数が、段階的に設定された各閾印刷枚数以上になるか否かについて判定し、そのシート枚数が各閾印刷枚数以上になるにしたがって、上記搬送タイミング部によるシートの搬送タイミングを段階的に遅延させるとともに、その遅延時間を上記印字率に応じて変化させていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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