JP4861021B2 - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート搬送装置および画像形成装置に関し、さらに詳しくは、定着行程において加熱されたシートを排出する際に冷却する構成に関する。
複写機やプリンタあるいはファクシミリ装置などの画像形成装置においては、潜像担持体上に形成された静電潜像を現像プロセスにおいて可視像処理した後、その可視像を記録媒体の一つである記録用紙等のシートに対して静電転写し、転写された可視像が、例えば、加熱定着されて複写物あるいは記録物として得られるようになっている。
定着に用いられる構成の一つにシートの搬送路を挟んで対向する加熱ローラと加圧ローラとを配置し、これら両ローラによりシートを挟持搬送する過程でトナー像に対して熱・圧力を作用させて定着する熱ローラ定着方式を用いた構成がある。
熱ローラ定着方式は、熱効率が高く高速化が図れること、伝熱効率が高く安定した定着効率が得られることおよびシートの搬送媒体として利用できることにより構造が簡単であることなどの利点があることから近年多用されるようになっている。
定着後のシートは、加熱ローラおよび加圧ローラの近傍に配置されている排紙ローラを備えたシート搬送装置により排紙トレイなどに排出される。
トナー像は、熱・圧力を作用されることにより融解・浸透し、温度低下による硬化の過程を経ることでシートに定着されることになる。
しかし、定着後のシートはきわめて高温となっていることが多く、例えば100℃を超える温度に達していることがある。このため、連続して定着作業が行われるような場合には、排紙トレイ上に積層されているシートに対して新たな定着済みのシートが積載される際には未だ冷却硬化していないトナー像が擦られることで画像が乱されてしまう虞がある。また、積層されているシートに蓄熱によって冷却硬化しているトナーが再融解されることもあり、これによってもトナー像が剥がれてしまう場合も生じる。さらには、再融解したトナーは、積層されているシート同士を貼り付けてしまう現象を意味するブロッキングを発生させる原因ともなる。
従来、定着後に排出されるシートを冷却する構成として、排紙トレイに向け排出されるシートに接触する冷却部材を設ける構成(例えば、特許文献1)や、噴気流と接触させて放熱する構成が提案されている(例えば、特許文献2,3)。
さらに、冷却風を強制的に供給する構成としては、シート排出部近傍にファンを配置した構成(例えば、特許文献4)、あるいは排紙トレイにおけるシートの排出方向に沿って複数の排気口を設けた構成がある(例えば、特許文献5)。
特許文献1には、定着後に排出されるシートの搬送路中にヒートシンクやファンにより冷却された冷却部材を配置しておき、排出されるシートを接触させる構成が開示されている。
特許文献2,3には、定着装置の排熱風を分流させて排出されるシートの上部から噴出することで排出されるシートに噴気流を接触させる構成が開示されている。
特許文献4には、シートの排出部近傍にシートの下方から冷却風を供給するファンが配置されている構成が開示されている。
特許文献5には、排紙トレイの側壁にシートの排出方向に沿って複数の排気口を設け、これら各排気口を纏めた通路に送風する構成が開示されている。
特開平11−167232号公報(段落「0021」欄) 特開2001−242769号公報(段落「0043」欄) 特開2002−72729号公報(段落「0033」欄) 実開平4−44251号公報(「実用新案登録請求の範囲」欄) 実開昭62−140058号公報(「実用新案登録請求の範囲」欄)
シートのブロッキングを防止するための冷却構造を備えた上記特許文献開示の構成においては、次のような問題がある。
特許文献1に開示の構成においては、排紙トレイに向けシートを排出する排紙ローラよりも排紙トレイ側においてシートの冷却が行われる構成であるために、排紙ローラと排紙トレイとの間では冷却作用が得にくい構成となっている。このため、冷却効果を高めるには、上記両部材の配置位置間に新たな冷却手段を設けることも考えられるが、構成部品の増加を招いたり、あるいは冷却領域延長による装置の大型化を招く虞がある。
特許文献2,3に開示の構成においては、排出され得たシートの上方から噴気流を当てる構成であるので、最上位のシートのみが冷却対象となり積載されたシート間での冷却が行えない。これにより、積層されているシートの蓄熱を解消することができず、トナーの融着によるブロッキングの解消は未だできない虞がある。
特許文献4に開示の構成においては、排出されるシートのみを対象としていることから、特許文献2,3に開示の構成と同様に、積載されたシート間での冷却が行われずに積層シート同士のブロッキングを完全に解消することができない虞がある。
特許文献5に開示の構成においては、排紙トレイにおけるシートの排出方向全域を均等に噴気流供給域としていることから、冷却空気の流路が長くなるばかりでなくその構成が煩雑となる。しかも、冷却はあくまでも排紙トレイに移動して積載過程にあるシートに対して冷却風を当てることが前提であるので、排紙ローラから繰り出される時点に相当する排出段階での冷却が行われていない。このため、積載されるまでに積載済みのシートと触れた場合、トナーの融着によるブロッキングが発生する虞がある。
一方、近年では、装置の小型化が望まれる傾向であり、このため定着部から排紙トレイまでシート搬送路長も短くなりがちである。しかし、このような構成においては、冷却機構を設置するスペースを確保することが困難となり、定着後のトナー像の冷却硬化を促進させることができにくくなる。特に、モノクロ画像形成時の構成部品数に比べて部品実装密度が大幅に高くなるフルカラー画像形成を対象とした装置では、定着後、シートの排出部に至る搬送路が他の構成部品の設置スペースなどによって制約を受けやすくなることが原因してシートの冷却部を設置するスペースを確保することができない場合がある。
一方、定着装置の周辺には、シートの搬送機構だけでなく、シートの搬送状態を監視する通過センサなどの検知手段が配置されている場合がある。
このような検知手段を備えた構成を対象とした場合、冷却部が設けられないのを避けるために冷却ファンなどを用いて強制的な冷却空気の流れを生じさせることもあるが、定着部周辺の熱気を流動させることから、搬送路長が短い状態で検知手段が配置されている部分にも熱気の流れが生じ、検知手段の温度許容値を超え、検知誤差が顕著となる虞がある。
本発明の目的は、上記従来のシート搬送装置における問題に鑑み、定着後のシート搬送路長が短い場合でも周辺に配置されている機器への熱的な悪影響を及ぼすことなく定着後に排出されるシートを効率よく冷却することでシート同士が融解したトナーにより貼り付くブロッキング現象を確実に防止できる構成を備えたシート搬送装置および画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は次の構成からなる。
(1)トナー像を担持しているシートを加熱する定着行程後の位置に配置された搬送手段を備え、該搬送手段により定着行程後のシートを積載可能な収容部に向けて排出する構成を備えたシート搬送装置において、
上記収容部に対する上記シートの繰り出し位置には、該シートの搬送方向と直交するシートの幅方向両側において該収容部でのシートの積載方向に沿って冷却用空気と接触させることができる冷却部が設けられ、
上記冷却部は、上記シートの積載方向に沿って複数設けられた開口部が用いられ、該開口部は、該シートの積載方向上方側が下方側よりも大きくされていることを特徴とするシート搬送装置。
(2)上記冷却部は、上記シートの収容部において上記シートの先端が該収容部に向けて繰り出しを開始される位置で該シートの積載方向に沿って外気を取り込み可能な外気連通部で構成されていることを特徴とする(1)に記載のシート搬送装置。
)上記外気連通部として用いられる開口部は、強制的な外気供給手段に連通していることを特徴とする(1)または(2)記載のシート搬送装置。
)上記外気供給手段としてファンが用いられ、該ファンは、上記開口部と外部との間を接続するダクトを備えていることを特徴とする()に記載のシート搬送装置。
)上記ダクトの一部が接続されている開口部は、上記シートの積載方向において該シートの幅方向と平行する方向に外気を供給する構成とされていることを特徴とする()に記載のシート搬送装置。
)上記ダクトの一部が接続されている開口部は、上記シートの積載方向において該シートの幅方向に対して斜め下方に向けて外気を供給する構成とされていることを特徴とする(7)に記載のシート搬送装置。
)上記強制的な外気供給手段として用いられるファンは、外気の供給量が変更可能な構成であることを特徴とする()または()に記載のシート搬送装置。
)上記外気の供給量を変更するための構成として上記ファンが接続された制御部が用いられ、該制御部は、上記シートに対する外気の供給時期を制御可能であることを特徴とする()に記載のシート搬送装置。
)上記制御部は、上記シートの積載量を検知可能な積載量検出手段を備え、該シートの積載量に応じて外気供給量を変更可能であることを特徴とする()または()に記載のシート搬送装置。
10)上記制御部は、上記シートの担持されるトナーの付着量に影響する画像濃度や使用されるトナー色の数などに応じて外気の供給量を変更可能であることを特徴とする()または()に記載のシート搬送装置。
11)上記制御部は、上記定着後のシートが上記収容部に至るシート搬送との雰囲気温度に応じて外気供給量を変更可能であることを特徴とする()または()に記載のシート搬送装置。
12)(1)乃至(11)のいずれかに記載のシート搬送装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
13)上記ファンによる外気供給量は、画像調整に対応して変更することができる制御部を備えたことを特徴とする(12)に記載の画像形成装置。
本発明によれば、シートの繰り出し位置、詳しくは、シート先端が繰り出し開始される位置に冷却部が設けられているので、シートは収容部に向け繰り出される段階、換言すれば、残熱量が最も多い段階で外気により冷却される。特に、積載方向に沿って冷却部が設けられているので、積載されるシートの全てを対象として冷却できることから、最上位のみのシートが冷却された場合と違って、積載シート全ての余熱を除去するだけでなく、シート上方に溜まる熱をも除去してシート間でのブロッキングを防止することが可能となる。
請求項3,4記載の発明においては、外気が強制供給手段であるファンにより供給され、しかもファンがダクトに連通していることにより外気取り込み位置から供給位置に至る途中で定着部などからの熱の影響を受けにくくして効率よく外気の導入ができるとともに外気導入時での騒音の漏洩を防止することが可能となる。
請求項5,6記載の発明においては、開口部の向きがシートの幅方向と平行あるいは斜め下方に向けて外気を供給できるようになっているので、熱のこもりやすいシート中央部に対する外気の供給効率を高めることが可能となる。
請求項7乃至11記載の発明においては、外気の強制供給手段であるファンによる供給量がシートの残熱量の違いやシートに担持されているトナー量の違いさらにはシート積載量の違いそしてシート積載位置周辺部での温度の違いにより制御できるので、シートの冷却効率を最適化するとともにファンの消費電力の低減が可能となる。
請求項12記載の発明においては、収容部に排出されるシートのブロッキングを防止してトナーのこすれなどによる不良画像の発生を防止することができる。
請求項13記載の発明においては、画像調整が行われた場合を対象としてファンを駆動させるようにすることで不用意なファンの騒音の増大化を防止することが可能となる。
以下、図に示す実施例により本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の実施例によるシート搬送装置が適用される画像形成装置の一例を示す模式図であり、同図に示す画像形成装置は、タンデム方式を採用してフルカラー画像を形成可能なカラープリンタである。なお、本発明では、図1に示すプリンタに限らず、複写機、ファクシミリ装置あるいは印刷機なども画像形成装置として含んでいる。
図1において、画像形成装置120は、次に挙げる各装置を備えている。
原稿画像に応じた各色毎の画像を形成する作像装置121Y、121C、121M、121Kと、各作像装置121Y、121C、121M、121Kに対向して配置された転写装置122と、各作像装置121Y、121C、121M、121Kと転写装置122とが対向する転写領域に記録シートを供給するシート供給手段としての手差しトレイ123及び繰り出しローラ123A、給紙装置124に装備されている給紙カセット124Aと、該手差しトレイ123あるいは給紙カセット124から搬送されてきた記録シートを作像装置121Y、121C、121M、121Kによる作像タイミングに合わせて供給するレジストローラ133と、転写領域において転写後のシート状媒体に相当する記録シートの定着を行う定着装置110である。
定着装置110は、記録シートの搬送路を挟んで対向当接可能な加熱ローラ110Aおよび加圧ローラ110Bを用いて熱および圧力の作用により画像を溶融軟化および浸透の各過程を経て記録シート上のトナー像を定着する熱ローラ定着方式が用いられている。
転写装置122は、転写体として複数のローラに掛け回されているベルト(以下、これを転写ベルトという)122Aが用いられ、各作像装置における感光体ドラムと対向する位置には転写バイアスを印加する転写バイアス手段122Y、122C、122M、122Kがそれぞれ配置されてトナーと逆極性の転写バイアスを作用させることで各作像装置で形成されたトナー像を順次、重畳転写するようになっている。
転写装置122には、転写ベルト122A上に重畳転写されたトナー像を記録シートに対して一括転写するための二次転写バイアス手段122Fが記録シートの搬送経路上に配置されている。
画像形成装置120は、一般にコピー等に用いられる普通紙と、OHPシートや、カード、ハガキといった90K紙、坪量約100g/m相当以上の厚紙や、封筒等の、用紙よりも熱容量が大きないわゆる特殊シートとの何れをも記録シートとして用いることが可能である。
図1において、各作像装置121Y、121C、121M、121Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンタおよび黒の各色の現像を行うものであり、用いるトナーの色は異なるが、その構成が同様であるから、作像装置121Kの構成を各作像装置121Y、121C、121M、121Kの代表として説明する。
作像装置121Kは、静電潜像担持体としての感光体ドラム125K、感光体ドラム125Kの回転方向に沿って順に配置されている帯電装置127K、現像装置126K、クリーニング装置128Kを有し、帯電装置127Kと現像装置126Kとの間で書き込み装置129からの書き込み光129Kにより色分解された色に対応する画像情報に応じた静電潜像を形成する構成が用いられる。静電潜像担持体としては、ドラム状の他に、ベルト状とする場合もある。これら感光体ドラムの周囲に配置されている画像形成用、換言すれば、作像用機器は纏めて図2に示す筐体を備えたユニット構造からなるプロセスカートリッジ(図示されず)内に収納されている。
図1に示す画像形成装置120は、転写装置122が斜めに延在させてあるので、水平方向での転写装置122の占有スペースを小さくすることができる。
上記構成を備えた画像形成装置120では、次の行程および条件に基づき画像形成が行われる。なお、以下の説明では、各作像装置を代表して符号121Kで示した黒トナーを用いて画像形成が行われる作像装置を対象として説明するが、他の作像装置も同様であることを前置きしておく。
画像形成時において感光体ドラム125Kは、図示されないメインモータにより回転駆動され、帯電装置127Kに印加されたACバイアス(DC成分はゼロ)により除電され、その表面電位が略−50Vの基準電位に設定される。
次に感光体ドラム125Kは、帯電装置127KにACバイアスを重畳したDCバイアスを印加されることによりほぼDC成分に等しい電位に均一に帯電されて、その表面電位がほぼ−500V〜−700V(目標帯電電位はプロセス制御部により決定される)に帯電される。
感光体ドラム125Kは、一様帯電されると書き込み行程が実行される。書き込み対象となる画像は、図示しないコントローラ部からのデジタル画像情報に応じて書き込み装置129を用いて静電潜像形成のために書き込まれる。つまり、書き込み装置129では、デジタル画像情報に対応して各色毎で2値化されたレーザダイオード用発光信号に基づき発光するレーザ光源からのレーザ光がシリンダレンズ(図示されず)、ポリゴンモータ129A、fθレンズ129B、第1〜第3ミラー、およびWTLレンズを介して、色毎の画像を担持する感光体ドラム、この場合には、便宜上、感光体ドラム125K上に照射され、照射された部分の感光体ドラム表面での表面電位が略−50Vとなり、画像情報に対応した静電潜像が作像される。
感光体ドラム125K上に形成された静電潜像は、現像装置126Kにより色分解色と補色関係にある色のトナーを用いて可視像処理されるが、現像行程では、現像スリーブにACバイアスを重畳したDC:−300V〜−500Vが印加されることにより、書き込み光の照射により電位が低下した画像部分にのみトナー(Q/M:−20〜−30μC/g)が現像され、トナー像が形成される。
現像行程により可視像処理された各色のトナー画像は、レジストローラ133によりレジストタイミングを設定されて繰り出される記録シートに転写されることになるが、記録シートは、転写ベルト122Aに達する前にローラで構成されたシート吸着用バイアス手段による吸着用バイアスの印加によって転写ベルト122Aに静電吸着されるようになっている。
転写ベルト122Aは、各作像装置での感光体ドラムに対向する位置で転写装置122に装備されている転写バイアス手段122Y、122C、122M、122Kによるトナーと逆極性のバイアス印加によって感光体ドラムからトナー像を静電転写され、重畳転写されたトナー像が二次転写バイアス手段122Fにより記録シートに一括転写される。
各色の転写工程を経た記録シートは、転写ベルトユニットの駆動側ローラ(便宜上、図1において符号122A1で示す)で転写ベルト122Aから曲率分離され、定着装置110に向けて搬送され、定着ベルトと加圧ローラとにより構成される定着ニップを通過することにより、トナー像が記録シートに定着されて、排紙トレイ132へと排出される。
図1に示した画像形成装置120では、定着後に排出される記録シートの片面への画像形成だけでなく両面への画像形成を行うことができるようになっており、両面への画像形成時には、定着後の記録シートが反転循環経路RPに搬送され、この循環路末端に位置して手差しトレイ123からのシート繰り出しを兼ねる繰り出しローラRP1によってレジストローラ133に向け繰り出されるようになっている。片面および両面への画像形成時での記録シートの搬送路の切り換えは、定着装置110の後方に配置されている搬送路切り換え爪RP2によって行われる。
搬送路切り換え爪RP2は、後述するシート搬送装置として用いられる搬送部に設けられており、シートの搬送形態に応じて搬送路を切り換えるようになっている。
上述した帯電電位をはじめとする各物性は、上記値に限ることはなく、色彩や濃度などに応じて変更できること勿論である。また、図1において、符号T1〜T4は現像装置で使用されるトナーの補給タンクを示している。
図1に示す構成を備えた画像形成装置120では、前述したように、高さ方向の丈を小さくするために転写装置122に用いられる転写ベルト122Aも斜めに展張される構成が採用されている。このため、二次転写行程後に搬送される記録シートは、二次転写位置から定着装置110を経て排紙トレイ132に至る搬送路も必然的に短くなっており、定着装置110から排出される際には十分な冷却期間が得られないまま排紙トレイ132に排出されてしまい、トナーの融着によるシート同士のブロッキングが発生することがある。
本実施例では、定着装置110から搬送された排紙トレイ132に排出される記録シートの搬送部に記録シートの冷却部が設けられている。以下、この構成について説明する。
図1において符号200で示すシート搬送装置は、記録シートの積載収容部である排紙トレイ132と定着後の記録シートを排紙トレイ132に繰り出すための排紙ローラ201とを備えている。
図2は、排紙トレイ132の外観図であり、同図において排紙トレイ132は、図2中、矢印で示す記録シートの排出方向上流側に位置するトレイ前部132Aと排出方向においてトレイ前部132Aの下流側に位置するトレイ後部132Bとを備えた成形部品である。
トレイ前部132Aは、トレイ後部132B側に対面する表面に記録シートの排出方向と直行する幅方向に沿って複数の突起からなるリブ132A1が形成されるとともに上縁には記録シートの幅方向に沿って複数の切り欠き132A2が形成されている。
リブ132A1は、排出される記録シートの後端が接触することでこの部分を伝って滑落させるとともに滑落して積載された記録シートの後端を揃える部分として機能している。
切り欠き132A2には、図3に示すように、定着後の記録シートを排出するために記録シートの挟持搬送が行える排紙ローラ201がそれぞれ配置される部分として用いられる。
トレイ後部132Bは、記録シートの積載載置面132B1とこれの両側に直立する側壁132B2とを備えたシート受け部であり、積載載置園132B1におけるトレイ前部132A側が排出方向後方よりも低い傾斜面とされており、積載された記録シートの後端をトレイ前部132Aのリブ132A1に向け移動しやすい状態として記録シートの後端揃えを行いやすい状態とされている。
図2においてトレイ前部132Aは、記録シートの幅方向の長さがトレイ前部132Bの積載載置面132B1よりも短くなっており、トレイ後部132Bの側壁132B2とトレイ前部132Aの側端との間には、内部に空洞を揺する冷却部300が設けられている。なお、本実施例では、冷却部300としてトレイ前部132Aおよびトレイ後部132Bとは別体で構成されている場合を示しているが、側壁132B2の後端縁を直角に折り曲げた形状で一体成形による構成、あるいは、トレイ前部132Aに一体化する構成とすることも可能である。
冷却部300は、トレイ後部132Bにおける側壁132B2とほぼ同じ高さを有した筐体で構成され、その壁面の一つが、リブ132A1を形成されているトレイ前部132Aの表面に対向させてあることにより、排紙ローラ201が位置する記録シートの繰り出し(排出)位置とほぼ同じ位置に位置決めされている。
トレイ前部132Aの表面に対向している壁面には、記録シートの積載方向(高さ方向)に沿って外気の取り込みが行えることで記録シートが外気と接触可能な外気連通部としての開口部301が設けられている。
開口部301は、トレイ前部132Aの両側に位置する一方あるいは両方において記録シートの積載方向に沿って複数設けられており、その大きさが積載方向で異ならせてあり、本実施例では、上位に向かうに従って大きくされている。
このような開口部301の複数設置構造は次の理由に基づく。
図4は、記録シートの余熱の残留状態を説明するための図であり、同図において、排紙トレイ132に排出される記録シートは、繰り出し(排出)方向前方側が後方側に比較して外気との接触が長いことから放熱しやすい(図4において、放熱しやすい部分と表示してある)。
これに対して、排紙ローラ201で繰り出された記録シートの後端側は、繰り出された後そのまま積載載置面132B1に載置されて次の記録シートが重なる場合が多いことから外気との接触が遮られやすくなることが原因して記録シートの繰り出し方向中央から後方下部において放熱しにくく余熱が残り、温度が高い状態(図4において高温部と表示してある部分)となる。
そこで、本実施例では、排紙ローラ201による繰り出し(排出)位置、換言すれば、記録シートの先端が繰り出し(排出)を開始される位置に外気と記録シートとも接触部である外気連通部としての開口部301を設け、積載されている記録シートにおいて最も温度が高くなりやすい位置を対象として冷却するようになっている。特に、排紙ローラ201から繰り出されて積載順序でいうと排出直後の記録シートで一番高熱となる最上位の記録シートに対しては外気との接触状態を大きくすることが、積載された後の余熱の残量低減に有利であり、また積載されたシートの中でも熱は上方に溜まるので、開口部301の大きさを記録シートの積載方向最上位のものを最も大きくしている。
開口部301は、排紙トレイへ搬送されるシートを搬送方向と直交する方向から冷却風を当てられるように、排紙口の隣でかつ搬送方向と平行して形成される。(図2)。この構成であれば繰り出しを開始された搬送中のシートと、繰り出し位置下方に積載されている複数枚のシートの高温部(図4)とを同時に冷却できる。また、高温に熱されたシートが排出された直後で、かつ該シートが積載されたシートの上に落ちるまでに冷却してトナーを固着することが可能であるので、ブロッキングを完全に防ぐことができる。
開口部301は、外気の取り込み部として機能していることから、取り込まれる外気と積載される記録シートとの間で温度差があれば空気密度の違いにより外気が開口部301から流れ出して、いわゆる、自然流通による冷却が可能である。このため、本実施例では、開口部301から流れ出る外気の供給方向として、図5に示すように、記録シートの幅方向と平行する方向あるいは図6に示すように積載方向上位から下位に向けて外気が供給、つまり、流れ出す方向が用いられている。図5および図6に示す開口部301の場合には、いずれも記録シートにおける熱のこもりやすい中央部に対して外気を指向させやすくなることで外気殿接触による冷却効率を低減させないようにすることができる。
一方、開口部301から供給される外気は、上述したような自然流通の形態に限らず、強制的な供給形態を用いることもできる。以下、この構成について説明する。
本実施例においては、強制的な外気供給手段として冷却ファンが用いられる。
図7は、排紙トレイ132におけるトレイ前部132Aの裏側から示した図であり、同図において冷却部300は、その内部に有する空洞部300Aに開口して冷却部300の開口部301に一部が連通する吹き出し部302Aを有するダクト302と、ダクト302における開口部301側と反対側の端部に設けられた冷却ファン303とを備えている。なお図7において符号SPは、シール部材としてのスポンジを示しており、画像形成装置の設置部(図示されず)に装着された際に冷却部300の空洞部内から開口部301以外の箇所に空気が漏洩するのを防止するようになっている。
図8は、冷却ファン303が記録シートの幅方向一方側に設けられた場合を示すトレイ前部132Aの水平方向断面図であり、同図において、冷却ファン303は、シート搬送装置200の外部に露呈するダクト302の端部に装着されている。
図8においては、冷却ファン303により取り込まれる外気は、矢印で示すように、冷却部300の開口部301に向けた流路と冷却ファン303の近傍に配置されて記録シートの搬送路切換に用いられるソレノイド304に向けた流路とが設定されている。このため、冷却ファン303の近傍には、図示しないが外部から取り込まれて空気を各流路に分岐するための整流板などの部材が設けられている。
冷却ファン303は、図8に示したように、記録シートの幅方向一方側に設置されるだけでなく、冷却部300の開口部301を記録シートの幅方向両側に設けるのに対応させて図9に示すように記録シートの幅方向両側にダクト302を設けた上でその端部に装着することも可能である。図8に示した構成とした場合には、記録シートの幅方向両側で均等な外気供給量が得られるので、一方側に設置した場合に比べてさらに効率よく記録シートの高温部を冷却するための外気量を確保することができる。
冷却ファン303は、ダクト302における端部に装着されることにより駆動時での騒音が外部に漏洩するのを防止されるようになっており、また、その駆動時期や外気の供給量を後述する制御部400によって制御されて記録シートの最適な冷却作用および駆動時での騒音の発生防止が行われるようになっている。
図10は、制御部400の構成を説明するためのブロック図であり、同図において、制御部400は、画像形成処理全般を司るマイクロコンピュータを主要部として備えており、図示しないIOインターフェースを介して本実施例と関連する部材として、入力側には、画像形成指令部401,シート積載量検知センサ402,記録シートの定着部から排紙トレイ132に至る搬送路中の雰囲気温度を検知可能な温度検知センサ403が接続され、出力側には冷却ファン303の駆動部404が接続されている。
画像形成指令部401は、画像形成装置本体に装備されている操作パネルが相当しており、画像形成開始指令やトナーの担持量に影響する画像濃度やモノクロなどの単一色あるいはフルカラー画像を含む複数色などの画像形成条件および画像形成面の選択(片面あるいは両面という画像形成面の選択)を含む画像形成モード指定を行うことができる部分として用いられる。
シート積載量検知センサ402は、図4に示すように、排紙トレイ132におけるトレイ後部132Bのシート載置面において記録シートが積載された際に高温部となる位置近傍に設けられて載置面に積載された重量を検知することができる、例えばピエゾ素子などを用いたセンサであり積載量が一定量以上に増加した場合に下層の記録シートからの放熱が遮られやすくなることを判断するために用いられる。
温度検知センサ403は、図11に示すように、シート搬送装置200における定着装置110から排紙ローラ201を経て排紙トレイ132に至るシート搬送路PSでの雰囲気温度を検知するために設けられた温度検知センサであり、記録シートが定着装置110から繰り出された際の雰囲気温度により表面に担持しているトナーの融解を招くような温度が検知された際に冷却ファン303を駆動させるための信号を制御部400に出力する。なお、図11中、符号RPPは反転ガイド部材を示し、符号RP2は搬送路切換爪を示し、そして符号PSAは反転搬送路をそれぞれ示している。
制御部400では、積載された際の記録シート同士のブロッキングがトナーの融解条件にあることに着目し、さらに、この条件が記録シートの材質やトナーの使用量、つまり記録シートへのトナーの担持量、さらには、画像形成モード(印刷モード)によって異なることを踏まえ、必要時のみ冷却ファンを駆動して不用意なファン駆動による騒音の発生を防止しながら記録シートへの効率のよい冷却を行わせるために次の処理が実行される。
(1)画像形成モードにおける両面画像形成時を対象として冷却ファン303を駆動する。
(2)シート積載量(W)が所定量(W0)以上に達した時点で冷却ファン303を駆動する。本実施例におけるこの場合での所定量とは、A4版サイズの記録シートが100〜300枚程度を閾値とする。
(3)シート搬送路での雰囲気温度が所定値以上に達した場合に冷却ファン303を駆動する。本実施例におけるこの場合の所定温度は、60℃を閾値とする。
(4)画像調整中に冷却ファン303を駆動する。この場合の画像調整とは、例えば、転写ベルト122A上に各色の画像を重畳転写したものを画像検知センサによって検出することで色ずれトナー濃度の状態を割り出し、所定条件を満たすように書き込み条件や現像条件などを調整することを意味している。
(1)の処理は、図12に示すフローチャートが相当しており、同図において画像形成指令部401からの両面画像形成モード選択が行われた場合には、冷却ファン303を駆動し、このモードでの画像形成が終了するまでの間駆動が継続される。
(2)の処理は、図13に示すフローチャートが相当しており、同図において積載量(W)が所定量(W0)に達したかどうかが判別されて所定量以上である場合に冷却ファン303が駆動される。冷却ファン303の駆動は、積載された記録シートが排紙トレイ132から取り除かれるまでの間継続される。
(3)の処理は、図14に示すフローチャートが相当しており、同図においてシート搬送路での温度が所定温度に達した場合には冷却ファン303を駆動する。本実施例では、この場合の所定温度として60℃が設定されている。
(4)の処理は、図15に示すフローチャートが相当しており、同図において、画像調整が実行された場合には冷却ファン303が駆動される。本実施例においては、画像調整時、転写ベルト122Aへの画像形成が行われるものの、この画像が記録シートには一括転写されないので、記録シートは搬送されないままとされている。このため、この画像調整時に冷却ファン303を駆動することで調整前に積載された記録シートの冷却が継続されることになるので、排紙トレイ132上の記録シートが効率よく冷却されることになる。
以上のような実施例においては、排紙トレイ132に排出される記録シートの先端が排紙ローラ201から繰り出されはじめる位置に冷却部が設けられているので、繰り出された記録シートが積層された場合に冷却期間が短く放熱が十分でないばかりでなく上層に積載される記録シートによって放熱が妨げられるような場合でも冷却部からの外気による冷却が行えるので、記録シート状でのトナーの融解による記録シート同士の貼り付きであるブロッキングを抑制することができる。特に、外気を記録シートに接触させる方式として積載された記録シートの積載方向全域に亘り冷却することができ、しかも、最も高温となりやすい記録シートの箇所である繰り出し方向中央や後部さらには定着直後であって未だ冷却に必要な時間を稼ぐことができていない最上位に繰り出される記録シートを対象に冷却できるので、トナーの融解を確実に防止することができる。
また、他の形態として、図4に示すようにトレイ裏面近傍にトナーボトルが配置される画像形成装置において上記形態を適用した場合には用紙積載時に発生する熱がトナーボトルに伝わることを防ぎ劣化を防止する効果もある。
なお、図2に示した冷却部300に設けられている開口部301は、図2に示すような記録シートの積載方向に沿って複数設けるだけでなく、図16において符号301Aで示すように、記録シートにおける高温部を対象とするように、トレイ後部132Bにおけるシート載置面での記録シート繰り出し方向中央および後部に対向して配置構成することも可能である。その場合、シート積載時にトレイ面の開口部を塞いでしまうと、最下位のシートしか冷却されない。そこで積載時のシート幅方向両端よりも外側に開口部301Aを設けると、冷却風が最下位から最上位のシートまで全てに及ぶので、冷却効率が向上する。本実施例にも上述のように自然冷却を行う場合、ファンによる冷却を行う場合の両方が適用される。
本発明の実施例によるシート搬送装置が適用される画像形成装置の一例を示す模式図である。 図1に示した画像形成装置に設けられているシート搬送装置の要部構成として用いられる排紙トレイの外観図である。 図2に示した排紙トレイが画像形成装置本体に装着されている状態を示す外観図である。 本実施例によるシート搬送装置に用いられる冷却部を用いる理由を説明するための模式図である。 本実施例によるシート搬送装置に用いられる冷却部に設けられた開口部の形態の一つを示す模式図である。 本実施例によるシート搬送装置に用いられる冷却部に設けられた開口部の形態の他の一つを示す模式図である。 本実施例によるシート搬送装置に用いられ憂い脚部に対する外気の強制供給機構を説明するための排紙トレイの裏面側外観図である。 図7に示した外気の強制供給機構におけるファンの配置構成と外気の流れを説明するための排紙トレイの水平方向断面図である。 図8に示したファンの配置構成の他の例を説明するための図8相当の水平方向断面図である。 本実施例によるシート搬送装置において用いられうファンの制御構成を説明するためのブロック図である。 本実施例によるシート搬送装置に用いられる温度検知センサの配置構成を説明するための図である。 図10に示した制御部で実施される制御手順の一つを説明するためのフローチャートである。 図10に示した制御部で実施される制御手順の別例を説明するためのフローチャートである。 図10に示した制御部で実施される制御手順の他の一つを説明するためのフローチャートである。 図10に示した制御部で実施される制御手順の今一つの別例を説明するためのフローチャートである。 本実施例によるシート搬送装置に用いられる冷却部に設けられた開口部の別例を説明するための図である。
符号の説明
110 定着装置
110A 加熱ローラ
110B 加圧ローラ
120 画像形成装置
132 排紙トレイ
132A トレイ前部
132B トレイ後部
200 シート搬送装置
201 排紙ローラ
300 冷却部
301,301A 開口部
302 ダクト
303 冷却ファン
400 制御部
401 画像形成指令部
402 シート積載量検知センサ
403 温度検知センサ

Claims (13)

  1. トナー像を担持しているシートを加熱する定着行程後の位置に配置された搬送手段を備え、該搬送手段により定着行程後のシートを積載可能な収容部に向けて排出する構成を備えたシート搬送装置において、
    上記収容部に対する上記シートの繰り出し位置には、該シートの搬送方向と直交するシートの幅方向両側において該収容部でのシートの積載方向に沿って冷却用空気と接触させることができる冷却部が設けられ、
    上記冷却部は、上記シートの積載方向に沿って複数設けられた開口部が用いられ、該開口部は、該シートの積載方向上方側が下方側よりも大きくされていることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 上記冷却部は、上記シートの収容部において上記シートの先端が該収容部に向けて繰り出しを開始される位置で該シートの積載方向に沿って外気を取り込み可能な外気連通部で構成されていることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 上記外気連通部として用いられる開口部は、強制的な外気供給手段に連通していることを特徴とする請求項1または2記載のシート搬送装置。
  4. 上記外気供給手段としてファンが用いられ、該ファンは、上記開口部と外部との間を接続するダクトを備えていることを特徴とする請求項記載のシート搬送装置。
  5. 上記ダクトの一部が接続されている開口部は、上記シートの積載方向において該シートの幅方向と平行する方向に外気を供給する構成とされていることを特徴とする請求項記載のシート搬送装置。
  6. 上記ダクトの一部が接続されている開口部は、上記シートの積載方向において該シートの幅方向に対して斜め下方に向けて外気を供給する構成とされていることを特徴とする請求項記載のシート搬送装置。
  7. 上記強制的な外気供給手段として用いられるファンは、外気の供給量が変更可能な構成であることを特徴とする請求項3または4記載のシート搬送装置。
  8. 上記外気の供給量を変更するための構成として上記ファンが接続された制御部が用いられ、該制御部は、上記シートに対する外気の供給時期を制御可能であることを特徴とする請求項記載のシート搬送装置。
  9. 上記制御部は、上記シートの積載量を検知可能な積載量検出手段を備え、該シートの積載量に応じて外気供給量を変更可能であることを特徴とする請求項7または8記載のシート搬送装置。
  10. 上記制御部は、上記シートの担持されるトナーの付着量に影響する画像濃度や使用されるトナー色の数などに応じて外気の供給量を変更可能であることを特徴とする請求項または記載のシート搬送装置。
  11. 上記制御部は、上記定着後のシートが上記収容部に至るシート搬送との雰囲気温度に応じて外気供給量を変更可能であることを特徴とする請求項7または8記載のシート搬送装置。
  12. 請求項1乃至11の一つに記載のシート搬送装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  13. 上記ファンによる外気供給量は、画像調整に対応して変更することができる制御部を備えたことを特徴とする請求項12記載の画像形成装置
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