JP2010252954A - 遊技機の可動役物装置 - Google Patents

遊技機の可動役物装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010252954A
JP2010252954A JP2009104882A JP2009104882A JP2010252954A JP 2010252954 A JP2010252954 A JP 2010252954A JP 2009104882 A JP2009104882 A JP 2009104882A JP 2009104882 A JP2009104882 A JP 2009104882A JP 2010252954 A JP2010252954 A JP 2010252954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable accessory
movable
shaft portion
gaming machine
accessories
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009104882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5390924B2 (ja
Inventor
Daisuke Maeyama
大介 前山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Sangyo Co Ltd filed Critical Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority to JP2009104882A priority Critical patent/JP5390924B2/ja
Publication of JP2010252954A publication Critical patent/JP2010252954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5390924B2 publication Critical patent/JP5390924B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】複数の可動役物が前後に重なった第1位置と第1位置から回動した第2位置とに亙って個別に設定された異なる動作角度回動し、斬新な可動役物の構成及び動作を実現し、そのために、複数の可動役物を前後にできる限り接近させた状態で設けて、複数の可動役物の基端側部分をベース部材に同一の軸心回りに夫々確実に円滑に回動自在に支持することができる、遊技機の可動役物装置を提供することである。
【解決手段】前側可動役物40の前側係合軸部45がベース部材30の前側環状凹部35にベアリング47を介して回動自在に内嵌支持され、後側可動役物50の後側係合軸部55がベース部材30の後側環状凹部36にベアリング57を介して回動自在に内嵌支持され、中間可動役物60の中間係合部65が前側可動役物40の前側連結軸部46に回動自在に外嵌支持されている。
【選択図】 図9

Description

本発明は、遊技機の可動役物装置に関し、特に、複数の可動役物が重なった第1位置と第1位置から回動した第2位置とに亙って、複数の可動役物を同一の軸心回りに個別に設定された異なる動作角度回動させる、可動役物装置に関するものである。
従来、パチンコ遊技機において、遊技盤の盤面と平行方向に移動する可動役物を備えた可動役物装置(例えば、特許文献1〜3、非特許文献1参照)が公知である。特許文献1〜3、非特許文献1の可動役物装置は、何れも、可動役物が画像表示器の画面前側空間で動作するものであり、特許文献1の可動役物装置では、可動役物が上下方向に平行移動し、特許文献2,3、非特許文献1の可動役物装置では、可動役物が盤面と直交する前後方向向きの軸心回りに回動する。
特に、非特許文献1の可動役物装置では、1対の可動役物が画像表示器の画面前側空間から退いた待機位置と画面前側空間に出現した作動位置とに亙って回動し、1対の可動役物が作動位置のときに、それらの対向端縁が近接して、全体で扇形を形成する。この可動役物装置の各可動役物は、独立に動く別体の複数の羽根を備えたものではなく、全体が一体的に回動するものである、と推定することができる。
特開2009−311号公報 特開2003−236086号公報 特開2008−18009号公報
吉村太郎,パチンコオリジナル必勝法3月号,平成21年3月1日,第4巻第3号,P.36
非特許文献1の可動役物装置では、1対の可動役物が画像表示器の画面前側空間から退いた待機位置と画面前側空間に出現した作動位置とに亙って回動するが、各可動役物は全体が一体的に回動するため、可動役物を待機位置と作動位置とに亙って回動駆動する回動駆動機構を容易に構成できても、可動役物の構成及び動作が斬新さに欠けるものになる。
そこで、本願発明者は、盤面と平行方向へ夫々延びて前後方向に重なり得る複数の可動役物を備え、この複数の可動役物が前後に重なった待機位置と待機位置から回動した作動位置とに亙って、複数の可動役物を前後方向向きの同一の軸心回りに個別に設定された異なる動作角度回動させて、斬新な可動役物の構成及び動作を実現する、可動役物装置を提案し実用化に向けて検討を行った。ここで、複数の可動役物を大型化することでダイナミックに動作させることができるため、更に、複数の可動役物に電飾を装備することで、複数の可動役物の重量が重くなるが、この電飾との協働により、演出効果を大幅に向上させることができる。
しかし、前後に重なり得る複数の可動役物を遊技盤に装備するために、ここで、複数の可動役物を大型化する場合や、複数の可動役物を画像表示器の画面前側空間で動作させる場合等には尚更、複数の可動役物を前後にできる限り接近させた状態で設ける必要があり、そこで、複数の可動役物を前後方向向きの同一の軸心回りに個別に設定された動作角度回動させるために、複数の可動役物の基端側部分を同一の軸心回りに夫々確実に円滑に回動自在に支持しなければならない困難性が生じる。
しかも、複数の可動役物を前後にできる限り接近させた状態で設けると、可動役物同士が接触する虞が高く、そうなると、可動役物が損傷する虞も高くなるし、複数の可動役物を回動駆動する回動駆動機構の負荷が、可動役物同士の接触による摩擦抵抗により増大して、作動面と耐久面での信頼性が低下する要因になる。また、複数の可動役物に夫々電飾を設けた場合、この複数の可動役物の電飾に接続された配線を、外部から見られないように、複数の可動役物の動作の邪魔にならないように配設することも難しい。
本発明の目的は、回動駆動機構により、複数の可動役物が重なった第1位置と第1位置から回動した第2位置とに亙って、複数の可動役物を同一の軸心回りに個別に設定された異なる動作角度回動させるように駆動して、斬新な可動役物の構成及び動作を実現し、演出効果を大幅に向上させ、そのために、複数の可動役物を前後にできる限り接近させた状態で設けて、複数の可動役物の基端側部分をベース部材に同一の軸心回りに夫々確実に円滑に回動自在に支持し、回動駆動機構の作動面と耐久面での信頼性を高め、更に、複数の可動役物に夫々電飾手段を設けた場合、この複数の可動役物の電飾手段に接続された配線を適切に配設することができる、遊技機の可動役物装置を提供することである。
請求項1の発明は、遊技盤(4) を備えた遊技機(1) の可動役物装置(17)において、前記遊技盤(4) の裏面側に取付けられるベース部材(30)と、重なり得る複数の可動役物(40,50,60)と、前記ベース部材(30)に設けられ、複数の可動役物(40,50,60)の基端側部分を同一の軸心(a) 回りに夫々回動自在に支持する枢支部(35,36) と、前記複数の可動役物(40,50,60)が重なった第1位置と第1位置から前記軸心(a) 回りに回動した第2位置とに亙って、複数の可動役物(40,50,60)を個別に設定された異なる動作角度回動させるように駆動する回動駆動機構(70)とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記枢支部(35,36) が前側枢支部(35)と後側枢支部(36)とを有し、前記複数の可動役物(40,50,60)が、前側可動役物(40)と、後側可動役物(50)と、前側可動役物(40)と後側可動役物(50)との間の中間可動役物(60)とを有し、前記前側可動役物(40)と後側可動役物(50)が夫々前側枢支部(35)と後側枢支部(36)に回動自在に支持され、中間可動役物(60)が前側可動役物(40)と後側可動役物(50)の少なくとも一方に回動自在に支持されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記前側可動役物(40)と後側可動役物(50)が相対回動自在に連結されたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記ベース部材(30)が前壁(31)と後壁(32)とを有し、このベース部材(30)の前壁(31)と後壁(32)に夫々前記前側枢支部(35)と後側枢支部(36)としての前側環状凹部(35)と後側環状凹部(36)が形成され、前記前側可動役物(40)の基端側部分に前方へ突出して前側環状凹部(35)に回動自在に係合する前側係合軸部(45)が設けられ、後側可動役物(50)の基端側部分に後方へ突出して後側環状凹部(36)に回動自在に係合する後側係合軸部(55)が設けられたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記前側環状凹部(35)と前側係合軸部(45)との間と、後側環状凹部(36)と後側係合軸部(55)との間に、夫々ベアリング(47,57) が介装されたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4の発明において、前記前側可動役物(40)の基端側部分に後方へ突出する前側連結軸部(46)が設けられ、後側可動役物(50)の基端側部分に前方へ突出する後側連結軸部(56)が設けられ、中間可動役物(60)の基端側部分に部分円筒状又は円筒状の中間係合部(65)が設けられ、前記前側連結軸部(46)と後側連結軸部(56)の少なくとも一方に中間係合部(65)が回動自在に外嵌されたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記前側連結軸部(46)が部分円筒状又は円筒状に形成され、この前側連結軸部(46)に、中間係合部(65)が回動自在に外嵌されるともに、後側連結軸部(56)が回動自在に内嵌されたことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6の発明において、前記複数の可動役物(40,50,60)に夫々電飾手段(43,53,63)が設けられ、前記前側係合軸部(45)、前側連結軸部(46)、後側係合軸部(55)、後側連結軸部(56)が夫々中空状に形成されて、それらの内部空間が連通され、前記電飾手段(43,53,63)に接続された配線(43a,53a,63a) が、前記内部空間を通ってベース部材(30)の前壁(31)外又は後壁(32)外へ延びるように配設されたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項6の発明において、前記回動駆動機構(70)は、前記3つの可動役物(40,50,60)の基端側部分に夫々設けられ且つ可動役物(40,50,60)を回動させる駆動力が入力される3つの従動レバー部材(44,54,64)を有し、前記前側可動役物(40)の従動レバー部材(44)に前側係合軸部(45)と前側連結軸部(46)が一体形成され、後側可動役物(50)の従動レバー部材(54)に後側係合軸部(55)と後側連結軸部(56)が一体形成され、中間可動役物(60)の従動レバー部材(64)に中間係合部(65)が一体形成されたことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜9の何れか1項の発明において、前後に隣接する2つの可動役物(40,60)(60,50)のうち、一方の可動役物(40)(60)に他方の可動役物(60)(50)と摺動するように可動役物(40,50,60)の回動軸心を中心とする円弧状の摺動突起部(49)(69)が形成されたことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10の発明において、前記摺動突起部(49)(69)は、前後に隣接する2つの可動役物(40,60)(60,50)のうちの前側に位置する可動役物(40)(60)の背面に形成されたことを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1〜11の何れか1項の発明において、前記遊技機(4) が画像表示器(16)を備え、前記複数の可動役物(40,50,60)が、前記第1位置のときに鉛直姿勢になって画像表示器(16)の画面前側空間から左右一方側へ退くとともに、前記第2位置のときに傾斜姿勢になって画像表示器(16)の画面前側空間で展開するように構成されたことを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項12の発明において、前記ベース部材(30)、複数の可動役物(40,50,60)、及び回動駆動機構(70)を左右に2組設け、前記2組の複数の可動役物(40,50,60)が、前記第1位置のときに画像表示器(16)の画面前側空間から左右両側へ退くとともに、前記第2位置のときに画像表示器(16)の画面前側空間で前後に重なるように構成されたことを特徴とする。
請求項1の遊技機の可動役物装置によれば、回動駆動機構により、複数の可動役物が前後に重なった第1位置と第1位置から前記軸心回りに回動した第2位置とに亙って、複数の可動役物を個別に設定された異なる動作角度回動させるように駆動して、斬新な可動役物の構成及び動作を実現し、演出効果を大幅に向上させることができる。
請求項2の遊技機の可動役物装置によれば、複数の可動役物を前後にできる限り接近させた状態で設けて、複数の可動役物の基端側部分をベース部材に同一の軸心回りに夫々確実に円滑に回動自在に支持することができる。故に、複数の可動役物を大型化する場合や、複数の可動役物を画像表示器の画面前側空間で動作させる場合でも、複数の可動役物を前後にできる限り接近させた状態で動作可能に遊技盤に装備することができる。
請求項3の遊技機の可動役物装置によれば、複数の可動役物全体をベース部材に確実に支持することができる。
請求項4の遊技機の可動役物装置によれば、前側可動役物と後側可動役物をベース部材に回動自在に確実に支持することができる。
請求項5の遊技機の可動役物装置によれば、前側可動役物と後側可動役物をベース部材に回動自在に円滑に支持することができる。
請求項6の遊技機の可動役物装置によれば、前側連結軸部と後側連結軸部を介して前側可動役物と後側可動役物を相対回転自在に連結することができ、中間可動役物を前側可動役物と後側可動役物の少なくとも一方に回動自在に確実に支持することができる。
請求項7の遊技機の可動役物装置によれば、前側可動役物と後側可動役物を相対回転自在に容易に連結し、中間可動役物を前側可動役物に回動自在に確実に支持することができる。
請求項8の遊技機の可動役物装置によれば、演出効果を大幅に向上させることができ、複数の可動役物の電飾手段に接続された配線を、外部から見られないように、複数の可動役物の動作の邪魔にならないように配設することができる。
請求項9の遊技機の可動役物装置によれば、部品点数を低減し、構造を簡単化し、組付け性を向上させ、製作コストを低減することができる。
請求項10の遊技機の可動役物装置によれば、可動役物同士の接触による摩擦抵抗を低減し、可動役物同士の接触により可動役物が損傷するのを抑制し、複数の可動役物を円滑に回動させ、つまり、複数の可動役物を回動駆動する回動駆動機構の負荷を低減し、回動駆動機構の作動面と耐久面での信頼性を高めることができる。
請求項11の遊技機の可動役物装置によれば、摺動突起部を外部から見られないように設けて、複数の可動役物の見栄えの悪化を防止することができる。
請求項12の遊技機の可動役物装置によれば、複数の可動役物を第1位置から第2位置へ切換えることにより、画像表示器の左右一端側から上下一端側へ向かう扇状に展開させることができ、画像表示器との協働により、演出効果を一層向上させることができる。
請求項13の遊技機の可動役物装置によれば、2組の複数の可動役物を第1位置から第2位置へ切換えることにより、画像表示器の左右両端側から夫々上下一端側へ向かう扇状に展開させることができ、ここで、2組の複数の可動役物を相互干渉させることなく大型化することができ、これにより、画像表示器の前側を大きく覆い隠すことができ、そして、画像表示器との協働により、演出効果をより一層向上させることができる。
パチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 可動役物装置の可動役物が第1位置のときの正面図である。 可動役物装置の可動役物が第2位置のときの正面図である。 可動役物装置の可動役物が第1位置のときの背面図である。 可動役物装置の可動役物が第2位置のときの背面図である。 可動役物装置の正面斜め上側からの斜視図である。 可動役物装置の背面斜め上側からの斜視図である。 左可動役物機構の正面斜め上側からの展開斜視図である。 左可動役物機構の背面斜め上側からの展開斜視図である。 左可動役物機構の要部の正面斜め上側からの斜視図である。 左可動役物機構の要部の背面斜め上側からの斜視図である。
本発明の遊技機の可動役物装置は、遊技盤の盤面と平行方向へ夫々延びて盤面と直交する前後方向に重なり得る複数の可動役物を備え、この複数の可動役物が前後に重なった第1位置と第1位置から回動して展開した第2位置とに亙って、複数の可動役物を前後方向向きの同一の軸心回りに個別に設定された異なる動作角度回動させるように構成したものであり、以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールに取付けられる外枠に開閉枠2が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉枠2には遊技盤4が装着され、その遊技盤4の前面側に遊技領域5が形成されている。開閉扉3には窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着され、その透明板3bにより遊技領域5の前側が覆われている。
開閉扉3の窓3aの下側に、遊技球を貯留する貯留皿6と、遊技領域5に遊技球を発射させる発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿6から発射位置に導入された遊技球が発射され、ここで、貯留皿6に複数の遊技球が存在する場合には、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域5の上部に投入される。
図1、図2に示すように、遊技盤4には、多数の障害釘10、始動入賞口装置11、ゲート12、大入賞口装置13、複数の一般入賞口14、センタ役物15、画像表示器16、可動役物装置17、遊技表示盤18が装着され、遊技盤4の裏面側に制御装置20が装着されている。
始動入賞口装置11は、センタ役物15のステージ15aの下側に配置され、所謂電チューを含む構成であり、第1始動入賞口11a、第2始動入賞口11b、第2始動入賞口11bを開閉する開閉部材11c、第1始動入賞口11aに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW11d、第2始動入賞口11bに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW11e、開閉部材11cを開閉駆動する電チューソレノイド11fを有する。開閉部材11cは、閉位置で第2始動入賞口11bへの遊技球の入賞を不可能にし、開位置で第2始動入賞口11bへの遊技球の入賞を可能にする。ゲート12はセンタ役物15の左側に配置され、ゲート12には通過した遊技球を検出するゲートSW12aが付設されている。
大入賞口装置13は、始動入賞口装置11の下側に配置され、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口ソレノイド13dを有する。開閉部材13bは、閉位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を不可能にし、開位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を可能にする。各一般入賞口14には入賞した遊技球を検出する一般入賞口SW14aが付設されている。
センタ役物15は、遊技盤4の盤面(前面)よりも前方へ張出すステージ15aを含むセンタ枠部材15bを有し、このセンタ役物15に、画像表示器16と本案特有の可動役物装置17が設けられている。画像表示器16は、液晶ディスプレイからなり、その画面がセンタ枠部材15bの内側から前方へ臨むように設けられている。可動役物装置17については、後で詳細に説明する。
遊技表示盤18は、遊技盤4の下部右側に前方へ向けて配置され、第1特別図柄表示器18a、第2特別図柄表示器18b、普通図柄表示器18c、第1特別図柄保留ランプ18d、第2特別図柄保留ランプ18e、普通図柄保留ランプ18fを備えている。
第1特別図柄表示器18aには、第1始動入賞口11aへの遊技球の入賞を契機に第1特別図柄が図柄変動後に表示され、第2特別図柄表示器18bには、第2始動入賞口11bへの遊技球の入賞を契機に第2特別図柄が図柄変動後に表示される。第1又は第2特別図柄表示器18a又は18bに大当り図柄(特定の特別図柄)が表示された場合、大当り遊技が発生して、大入賞口装置13が作動し、通常は閉塞の大入賞口13aを開放するように開閉部材13bを複数ラウンドに亙って開閉動作させる。
普通図柄表示器18cには、ゲート12への遊技球の入賞を契機に普通図柄が図柄変動後に表示される。普通図柄表示器18cに当り図柄が表示された場合、補助遊技が発生して、始動入賞口装置11が作動し、通常は閉塞の第2始動入賞口11bを開放するように開閉部材11cを1又は複数回開閉動作させる。
第1特別図柄保留ランプ18dには、第1始動入賞口11aに入賞した遊技球の数であって第1特別図柄表示器18aでの図柄変動に未だ供していない第1保留数が4個まで表示され、第2特別図柄保留ランプ18eには、第2始動入賞口11bに入賞した遊技球の数であって第2特別図柄表示器18bでの図柄変動に未だ供していない第2保留数が4個まで表示され、普通図柄保留ランプ18fには、ゲート12に入賞した遊技球の数であって普通図柄表示器18aでの図柄変動に未だ供していない保留数が4個まで表示される。
発射ハンドル7を回動操作することで、発射され遊技領域5の上部に投入された遊技球は、複数の障害釘10に当たって方向を変えながら落下して、入賞口11a,11b,13a,14の何れかに入賞した場合、そこから遊技領域5外へ排出され、入賞口11a,11b,13a,14の何れにも入賞しなかった場合には、最終的に、遊技領域5の下端部に形成されたアウト口9から遊技領域5外へ排出される。
制御系について説明する。
図2に示すように、制御装置20は、メイン制御装置21とサブ制御装置25とで構成されている。メイン制御装置21は、遊技制御基板22にCPUとROMとRAMを備えて構成され、遊技制御基板22は盤用外部情報端子基板23に接続されている。
サブ制御装置25は、払出制御基板26、演出制御基板27、画像制御基板28、ランプ制御基板29を備え、この複数の制御基板26〜29は夫々CPUとROMとRAMを備えて構成され、更に、演出制御基板27はRTCを備えて構成され、払出制御基板26は枠用外部情報端子基板24に接続されている。
遊技制御基板22は、第1,第2始動口SW11d,11e、ゲートSW12a、大入賞口SW13c、一般入賞口SW14aからの検出信号と、払出制御基板26からの制御情報を受けて、電チューソレノイド11f、大入賞口ソレノイド13d、図柄表示器18a,18b,18c、図柄保留ランプ18d,18e,18fを制御し、払出制御基板26と演出制御基板27と盤用外部情報端子基板23に制御情報(遊技情報)を出力する。
払出制御基板26は、遊技制御基板22からの制御情報と、払出球検出SW31、球有り検出SW32、満タン検出SW33からの検出信号を受けて、払出駆動モータ30を制御し、入賞口11a,11b,13a,14への遊技球の入賞1個について、入賞口11a,11b,13a,14毎に設定された数の遊技球を貯留皿6に払出し、遊技制御基板22と枠用外部情報端子基板24に制御情報(払出情報)を出力する。
演出制御基板27は、遊技制御基板22からの制御情報と、貯留皿6に設けられた演出ボタン35からの操作信号を受けて、画像制御基板28に制御情報を出力し、更に、画像制御基板28からの制御情報を受けて、ランプ制御基板29に制御情報を出力する。画像制御基板28は、演出制御基板27からの制御情報を受けて、画像表示器16とスピーカ34とを制御し、演出制御基板27に制御情報を出力する。ランプ制御基板29は、演出制御基板27からの制御情報を受けて、主に画像制御基板28による制御に同期させて、枠ランプ36と盤ランプ37と可動役物装置17とを制御する。
次に、可動役物装置17について説明する。
図1、図3〜図12に示すように、可動役物装置17は、左可動役物機構17Aと右可動役物機構17Bを備え、この可動役物機構17A,17Bの各々が、ベース部材30、複数(3つ)の可動役物40,50,60(前側可動役物40、後側可動役物50、前側可動役物40と後側可動役物50との間の中間可動役物60)、回動駆動機構70を備えている。つまり、可動役物装置17には、ベース部材30、複数の可動役物40,50,60、回動駆動機構70が左右に2組設けられている。
尚、左右の可動役物機構17A,17Bは、基本的に、左右対称に構成されて、左右対称に動作するため、左可動役物機構17Aについて詳細に説明し、右可動役物機構17Bの主要な構成については、左可動役物機構17Aの主要な構成と同一符号を付し、右可動役物機構17Bの詳細な説明を省略する。
左可動役物機構17Aにおいて、ベース部材30は、遊技盤4の裏面側に取付けられ、複数の可動役物40,50,60の基端側部分を前後方向向きの同一の軸心a回りに夫々回動自在に支持するものである。複数の可動役物40,50,60は、遊技盤4の盤面と平行方向へ夫々延びて、盤面と直交する前後方向に重なり得る。回動駆動機構70は、複数の可動役物40,50,60が前後に重なった待機位置である第1位置(図3、図5等参照)と第1位置から軸心a回りに回動して展開した作動位置である第2位置(図4、図6参照)とに亙って、複数の可動役物40,50,60を個別に設定された異なる動作角度(例えば、前側可動役物40は約30度、中間回動役物60は60度、後側可動役物50は90度)回動させるように駆動するものである。
図3〜図10に示すように、ベース部材30は、前壁31と後壁32と周壁33とを有し、その右下部から左方且つ上方へ張り出して正面視略L形に、また、前後の厚さが比較的薄い透明な合成樹脂製ケースに形成されている。このベース部材30は、前壁31と周壁33の一部を含むベース部材前部30aと、後壁32と周壁33の残り一部を含むベース部材後部30bとを結合して構成され、このベース部材30の内部に、複数の可動役物40,50,60の基端側部分と回動駆動機構70の大部分が収容されている。
ベース部材30の左上部において、前壁31には後面側に軸心aを中心とする前側環状凹部35(前側枢支部)が形成され、後壁32には前面側に軸心aを中心とする後側環状凹部36(後側枢支部)が形成されている。尚、前側環状凹部35と後側環状凹部36(前側枢支部と後側枢支部)が、複数の可動役物40,50,60の基端側部分を前後方向向きの同一の軸心a回りに夫々回動自在に支持する枢支部(第1枢支部)に相当する。
前側可動役物40の基端側部分が前側環状凹部35に回動自在に支持され、後側可動役物50の基端側部分が後側環状凹部36に回動自在に支持され、前側可動役物40と後側可動役物50の基端側部分同士が相対回動自在に連結され、中間可動役物60の基端側部分が前側可動役物40の基端側部分に回動自在に支持されている。
前壁31には、前側環状凹部35の前奥端部に前側環状凹部35よりも小径の貫通孔31aが形成され、後壁32には、後側環状凹部36の後奥端部に後側環状凹部36よりも小径の貫通孔32aが形成されている。
ベース部材30の下部の左右方向中央部分において、前壁31には前後方向向きの軸心bを中心とする前側枢支孔部37が後方突出状に形成され、後壁32には軸心bを中心とする後側枢支孔部38が前方突出状に形成されている。尚、前側枢支孔部37と後側枢支孔部38が、回動駆動機構70の駆動レバー部材71を前後方向向きの軸心b回りに回動自在に支持する枢支部(第2枢支部)に相当する。
前壁31の右部にはモータ取付口31bが形成され、後壁32の左上部には後側環状凹部36の下側に軸心aを中心とする円弧状のガイドスリット32bが形成され、後壁32の左下部にはセンサ取付部32cが形成されている。ベース部材30の左上端部分には、周壁33が存在せず、複数の可動役物40,50,60が通過する可動役物通過口33aが形成されている。尚、ベース部材30は、後壁32に後側から取付けられガイドスリット32b等を覆うカバー部材39を有する。
図1、図3〜図12に示すように、複数の可動役物40,50,60は、第1位置のときに鉛直姿勢になって画像表示器16の画面前側空間から左側へ退くとともに、第1位置から右方且つ下方へ回動し、その際、後側可動役物50が90度、中間回動役物60が60度、前側可動役物40が約30度回動して、第2の位置になり、この第2位置のときに傾斜姿勢になって画像表示器16の画面前側空間で展開する。左右の可動役物機構17A,17Bの複数の可動役物40,50,60は、第1位置のときに画像表示器16の画面前側空間から左右両側へ退き、第2位置のときに、前側可動役物40同士が画像表示器16の画面前側空間で前後に重なる。
複数の可動役物40,50,60には、夫々、合成樹脂製の可動役物本体部材41,51,61と、合成樹脂製の裏カバー部材42,52,62と、電飾機構43,53,63(電飾手段)と、合成樹脂製の従動レバー部材44,54,64が設けられている。
各可動役物本体部材41,51,61は、前面部と周面部とを有するとともに先端部分に3枚の羽根形状部が形成された役物表示部41a,51a,61aと、役物表示部41a,51a,61aの基端側に位置する役物基部41b,51b,61bとからなり、役物表示部41a,51a,61aの裏面側が裏カバー部材42,52,62で覆われている。前側可動役物40の裏カバー部材42と中間可動役物60の可動役物本体部材61が近接し、中間可動役物60の裏カバー部材62と後側可動役物50の可動役物本体部材51が近接するように、複数の可動役物40,50,60が前後方向に並設されている。
複数の可動役物40,50,60が第1位置のとき、それら可動役物本体部材41,51,61の羽根形状部の軸心aを中心とする周向位置が一致するように前後方向に重なり、複数の可動役物40,50,60が第2位置のとき、それら可動役物本体部材41,51,61の合計9枚の羽根形状部が軸心aを中心とする周方向に略等間隔おきに位置するように展開する(図4、図6参照)。
各電飾機構43,53,63は、裏カバー部材42,52,62に取付けられたプリント基板、プリント基板の前面に実装された複数のLED、可動役物本体部材41,51,61の表面部に設けられたレンズを有し、各電飾機構43,53,63に(プリント基板を介して複数のLEDに)接続された配線43a,53a,63a(図9参照)は、ランプ制御基板29又は他の基板に構成されたLED駆動回路に接続されている。
前側可動役物40の基端側部分に、前方へ突出する円筒状の前側係合軸部45と、後方へ突出する部分円筒状の前側連結軸部46が設けられ、後側可動役物50の基端側部分に、後方へ突出する円筒状の後側係合軸部55と、前方へ突出する部分円筒状の後側連結軸部56が設けられ、中間可動役物60の基端側部分に、部分円筒状の中間係合部65が設けられている。
前側可動役物40の従動レバー部材44に前側係合軸部45と前側連結軸部46が一体形成され、この従動レバー部材44が前側可動役物40の可動役物本体部材41の役物基部41bに後側から固定され、この役物基部41bに形成された孔41cを前側係合軸部45が貫通している。後側可動役物50の従動レバー部材54に後側係合軸部55と後側連結軸部56が一体形成され、この従動レバー部材54が後側可動役物50の可動役物本体部材51の役物基部51bに後側から固定され、この役物基部51bに形成された孔51cを後側連結軸部56が貫通している。
中間可動役物60の従動レバー部材64に中間係合部65が一体形成され、この従動レバー部材64が中間可動役物60の可動役物本体部材61の役物基部61bに後側から固定され、この役物基部61bに形成された孔61cを中間係合部65が貫通している。そして、前側係合軸部45がベース部材30の前側環状凹部35にベアリング47を介して回動自在に係合され、後側係合軸部55がベース部材30の後側環状凹部36にベアリング57を介して回動自在に係合され、中間係合部65が前側連結軸部46に回動自在に外嵌され、後側連結軸部56が前側連結軸部46に回動自在に内嵌されている。
前側係合軸部45の内部と前側連結軸部46の内部とが連通されて、前側係合軸部45と前側連結軸部46の前後両端が開口し、後側係合軸部55の内部と後側連結軸部56の内部とが連通されて、後側係合軸部55の前端が開口している。つまり、前側係合軸部45、前側連結軸部46、後側係合軸部55、後側連結軸部56が夫々中空状に形成されて、それらの内部空間が連通され、電飾機構43,53,63に接続された配線43a,53a,63aが、前記内部空間を通って、更に前壁31の貫通孔31aを通って、ベース部材30の前壁31外へ延びるように配設されている(図9参照)。
前後に隣接する前側可動役物40と中間可動役物60のうち、前側に位置する前側可動役物40の裏カバー部材42の背面に、後側に位置する中間回動役物60の可動役物本体部材61の前面と摺動するように軸心aを中心とする円弧状の摺動突起部49が一体形成されている。また、前後に隣接する中間回動役物60と後側可動役物50のうち、前側に位置する中間回動役物60の裏カバー部材62の背面に、後側に位置する後側回動役物50の可動役物本体部材51の前面と摺動するように軸心aを中心とする円弧状の摺動突起部69が一体形成されている。
図9〜図12に示すように、回動駆動機構70は、ベース部材30の前側枢支孔部37と後側枢支孔部38に前後方向向きの支軸75を介して軸心b回りに回動自在に支持され且つ盤面と平行方向へ夫々延びる第1,第2レバー部71a,71bを有する駆動レバー部材71と、駆動レバー部材71を回動させる駆動力を第1レバー部71aに入力可能な電動モータ81(ステッピングモータ81)を含む駆動力入力機構80(駆動力入力手段)と、複数の可動役物40,50,60に夫々一体的に設けられ且つ環状凹部35,36(軸心a)に対して第2レバー部71bの方へ延びる複数の従動レバー部材44,54,64と、駆動レバー部材71の回動動作を複数の可動役物40,50,60の個別の回動動作に変換するように、複数の従動レバー部材44,54,64を第2レバー部71bに夫々連動連結する連動連結機構90とを備えている。
駆動レバー部材71は、第1レバー部71aと第2レバー部71aの一部とを有する合成樹脂製の駆動レバー本体部材72と、第2レバー部71aの残り一部を有する合成樹脂製の駆動レバー分割部材73とで構成されている。駆動レバー本体部材72の中心部には、前後両側へ突出するボス部72aが形成され、このボス部72aが支軸75に回動自在に外嵌されている。ボス部72aの前後両側において、支軸75に1対のスペーサ76,77が外嵌され、このスペーサ76,77により、駆動レバー部材71が前後方向定置に回動可能な状態で保持される。
駆動レバー分割部材73の基端部分には孔73aが形成され、その孔73aを駆動レバー本体部材72の後方へ突出するボス部72aが挿通し、駆動レバー分割部材73が駆動レバー本体部材72の第2レバー部71bと略同方向へ延びるように、駆動レバー分割部材73が駆動レバー本体部材72に後側から固定されている。この駆動レバー分割部材73は、駆動レバー本体部材72に中間可動役物60の従動レバー部材64を組付けた後に、組付け固定される。尚、図11、図12の駆動レバー部材71については、駆動レバー本体部材72に中間可動役物60の従動レバー部材64が組付けられない状態で、駆動レバー本体部材72に駆動レバー分割部材73が組付け固定された状態を示している。
駆動力入力機構80において、合成樹脂製のモータ取付座82が、ベース部材30の前側から前壁31に形成されたモータ取付口31bに嵌合固定され、このモータ取付座82に電動モータ81が前側から取付けられ、この電動モータ81の出力軸81aは、モータ取付座82を挿通して、前壁31の後側、即ち、ベース部材30の内部に達している。
駆動力入力機構80は、電動モータ81の出力軸81aに固定され且つ出力軸81aから盤面と平行方向に駆動レバー部材71の第1レバー部71aの方へ延びる合成樹脂製の入力レバー部材83を有し、この入力レバー部材83が、入力レバー部材83の回動動作を駆動レバー部材71の回動動作に変換可能に駆動レバー部材71の第1レバー部71aに連動連結されている。
具体的に、駆動力入力機構80は、入力レバー部材83を駆動レバー部材71の第1レバー部71aに連動連結するために、入力レバー部材83の先端部に後方へ突出するように設けられた入力係合ピン84aと、駆動レバー部材71の第1レバー部71aに軸心bと直交する方向に延びるように形成され且つ入力係合ピン84aが環状コロ部材85を介して前側から係合する入力長孔84bとを有する。
連動連結機構90は、複数の従動レバー部材44,54,64を駆動レバー部材71の第2レバー部71bのうちの枢支孔部37,38(軸心b)からの距離が夫々異なる部位(環状凹部35,36(軸心a)からの距離が夫々異なる部位)に連動連結し、これにより、複数の可動役物40,50,60を個別に設定された異なる動作角度回動させるように構成している。具体的に、連動連結機構90は、駆動レバー部材71の第2レバー部71bの先端側部分に設けられた複数(3つ)の係合ピン91a,92a,93aと、複数の従動レバー部材44,64,54に軸心aと直交する方向へ延びるように形成された複数の長孔91b,92b,93bとを有する。軸心bからの距離は、係合ピン91a→係合ピン92a→係合ピン93aの順に遠くなっている。
係合ピン91aは、駆動レバー本体部材72の長さ方向途中部に前方へ突出するように設けられて、長孔91bに後側から摺動自在に係合し、係合ピン92aは、駆動レバー本体部材72の先端部に後方へ突出するように設けられて、長孔92bに前側から摺動自在に係合し、係合ピン93aは、係合ピン92aよりも軸心bから離れた位置にある駆動レバー分割部材72の先端部に後方へ突出するように設けられて、長孔93bに前側から摺動自在に係合している。
ここで、後側可動役物50の従動レバー部材54には、長孔93bの近くにおいて、後方へ突出するガイドピン94が設けられ、このガイドピン94がベース部材30の後壁32に形成されたガイドスリット32bに摺動自在に係合している。
また、後壁32のセンサ取付部32cには、光学センサ95(フォトインタラプタ95)が取付けられている。この光学センサ95は、発光部と受光部とを有し、その発光部と受光部が、駆動レバー本体部材72に後方へ突出するように設けられた部分円筒部72bを挟むように配置されている。この部分円筒部72bにはスリット72cが形成され、そのスリット72cが光学センサ95の発光部と受光部との間に位置すると検知され、そのときの駆動レバー部材71の位置、即ち、可動役物40,50,60の位置が原点位置となり、この原点位置を基準に電動モータ81が制御される。
以上説明した可動役物装置17の作用・効果について説明する。
通常、左右2組の可動役物機構17A,17Bの複数の可動役物40,50,60は、第1位置(待機位置)に待機し、夫々鉛直姿勢になって前後に重なり、画像表示器16の画面前側空間から左右両側へ退いた状態になっている。特別図柄表示器18a、18bでの図柄変動や大当り遊技に伴って行われる所定の演出において、左右2組の可動役物機構17A,17Bの複数の可動役物40,50,60が、第1位置から第2位置(作動位置)に切換えられ、夫々傾斜姿勢になって、画像表示器16の画面前側空間で重なるように展開し、その後再び、第2位置から第1位置に切換えられる。
左可動役物機構17Aの複数の可動役物40,50,60を第1位置から第2位置に切換える際には、駆動力入力機構80において、電動モータ81により入力レバー部材83が正面視にて反時計回り方向へ回動駆動されて、駆動レバー部材71を回動させる駆動力が、入力レバー部材83から入力係合ピン84aと入力長孔84bを介して駆動レバー部材71の第1レバー部71aに入力され、駆動レバー部材71が正面視にて反時計回り方向へ回動駆動される。
駆動レバー部材71が反時計回り方向へ回動駆動されると、連動連結機構90において、前側可動役物40を回動させる駆動力が、駆動レバー部材71から係合ピン91aと長孔91bを介して従動レバー部材44に入力され、中間可動役物60を回動させる駆動力が、駆動レバー部材71から係合ピン92aと長孔92bを介して従動レバー部材64に入力され、後側可動役物50を回動させる駆動力が、駆動レバー部材71から係合ピン93aと長孔93bを介して従動レバー部材54に入力され、複数の可動役物40,50,60が正面視にて時計回り方向へ夫々回動駆動される。
このように、駆動レバー部材71の反時計回り方向の回動動作が複数の可動役物40,50,60の個別の時計回り方向の回動動作に変換され、複数の可動役物40,50,60が第1位置から第2位置へ個別に設定された異なる動作角度回動する。
また、左可動役物機構17Aの複数の可動役物40,50,60を第2位置から第1位置に切換える際には、駆動力入力機構80において、電動モータ81により入力レバー部材83が正面視にて時計回り方向へ回動駆動されて、駆動レバー部材71を回動させる駆動力が、入力レバー部材83から入力係合ピン84aと入力長孔84bを介して駆動レバー部材71の第1レバー部71aに入力され、駆動レバー部材71が正面視にて時計回り方向へ回動駆動される。
駆動レバー部材71が時計回り方向へ回動駆動されると、連動連結機構90において、前側可動役物40を回動させる駆動力が、駆動レバー部材71から係合ピン91aと長孔91bを介して従動レバー部材44に入力され、中間可動役物60を回動させる駆動力が、駆動レバー部材71から係合ピン92aと長孔92bを介して従動レバー部材64に入力され、後側可動役物50を回動させる駆動力が、駆動レバー部材71から係合ピン93aと長孔93bを介して従動レバー部材54に入力され、複数の可動役物40,50,60が正面視にて反時計回り方向へ夫々回動駆動される。
このように、駆動レバー部材71の時計回り方向の回動動作が複数の可動役物40,50,60の個別の反時計回り方向の回動動作に変換され、複数の可動役物40,50,60が第2位置から第1位置へ個別に設定された異なる動作角度回動する。
この可動役物装置17によれば、遊技盤4の盤面と平行方向へ夫々延びて盤面と直交する前後方向に重なり得る複数の可動役物40,50,60を備え、この複数の可動役物40,50,60の基端側部分がベース部材30の環状凹部35,36に前後方向向きの同一の軸心a回りに夫々回動自在に支持され、回動駆動機構70により、複数の可動役物40,50,60が前後に重なった第1位置と第1位置から軸心a回りに回動して展開した第2位置とに亙って、複数の可動役物40,50,60が個別に設定された異なる動作角度回動するように駆動される。
つまり、斬新な可動役物40,50,60の構成及び動作を実現することができ、複数の可動役物40,50,60を大型化することでダイナミックに動作させることができるため、更に、複数の可動役物40,50,60に電飾機構43,53,63を装備したことで、この電飾機構43,53,63との協働により、演出効果を大幅に向上させることができる。
回動駆動機構70において、盤面と平行方向へ夫々延びる第1,第2レバー部71a,71bを有する駆動レバー部材71が、ベース部材30の枢支孔部37,38に前後方向向きの支軸75を介して回動自在に支持され、駆動力入力機構80により、駆動レバー部材71を回動させる駆動力が駆動レバー部材71の第1レバー部71aに入力される。環状凹部35,36に対して駆動レバー部材71の第2レバー部71bの方へ延びる複数の従動レバー部材44,54,64が複数の可動役物40,50,60に夫々一体的に設けられ、連動連結機構90により、この複数の従動レバー部材44,54,64が駆動レバー部材71の第2レバー部71bに夫々連動連結されて、駆動レバー部材71の回動動作が複数の可動役物40,50,60の個別の回動動作に変換される。
こうして、複数の可動役物40,50,60を前後方向向きの同一の軸心a回りに個別に異なる動作角度回動させることができ、しかも、複数の可動役物40,50,60に共通の駆動レバー部材71と駆動力入力機構80等によって、回動駆動機構70の構造を簡単化し、組付け性を向上させ、製作コストを低減し、作動面と耐久面での信頼性を高めることができる。故に、複数の可動役物40,50,60を大型化することで、更に、複数の可動役物40,50,60に電飾機構43,53,63を装備することで、複数の可動役物40,50,60の重量が重くなるが、回動駆動機構70の作動面と耐久面での信頼性を高く維持して、演出効果の大幅な向上を達成することができる。
連動連結機構90により、複数の従動レバー部材44,54,64が駆動レバー部材71の第2レバー部71bのうちの枢支孔部37,38からの距離が夫々異なる部位に連動連結されたので、複数の可動役物40,50,60を第1位置と第2位置とに亙って確実に個別に設定された異なる動作角度回動させるように駆動することができ、各従動レバー部材44,54,64の駆動レバー部材71への連動連結部位を前記距離で調整することにより、複数の可動役物40,50,60の全体的な動作を所望の動作とし、第2位置を所望の位置に設定することができる。
連動連結機構90は、駆動レバー部材71の第2レバー部71bに設けられた複数の係合ピン91a,92a,93aと、複数の従動レバー部材44,64,54に形成され且つ複数の係合ピン91a,92a,93aが夫々係合する複数の長孔91b,92b,93bとを有するので、駆動レバー部材71の回動動作を複数の可動役物40,50,60の個別の回動動作に確実に円滑に変換することができる。
駆動力入力機構80は、電動モータ81の出力軸81aに固定され且つ出力軸81aから駆動レバー部材71の第1レバー部71aの方へ延びる入力レバー部材83を有し、この入力レバー部材83が、入力レバー部材83の回動動作を駆動レバー部材71の回動動作に変換可能に駆動レバー部材71の第1レバー部71aに連動連結されたので、駆動レバー部材71を回動させる駆動力を駆動レバー部材71の第1レバー部71aに確実に入力することができる。
駆動力入力機構80は、入力レバー部材83に設けられた入力係合ピン84aと、駆動レバー部材71の第1レバー部71aに形成され且つ入力係合ピン84aが係合する入力長孔84bとを有するので、駆動レバー部材71を回動させる駆動力を駆動レバー部材71の第1レバー部71aに確実に円滑に入力することができる。
前側可動役物40と後側可動役物50が夫々前側枢支後部37と後側枢支孔部38に回動自在に支持され、中間可動役物60が前側可動役物40に回動自在に支持されたので、複数の可動役物40,50,60を前後にできる限り接近させた状態で設けて、複数の可動役物40,50,60の基端側部分をベース部材30に同一の軸心a回りに夫々確実に円滑に回動自在に支持することができる。故に、本実施例のように、複数の可動役物40,50,60を大型化する場合や、複数の可動役物40,50,60を画像表示器16の画面前側空間で動作させる場合でも、複数の可動役物40,50,60を前後にできる限り接近させた状態で動作可能に遊技盤4に装備することができる。
前側可動役物40と後側可動役物50が相対回動自在に連結されたので、そして、側可動役物40の基端側部分に前方へ突出してベース部材30前側環状凹部35に回動自在に係合する前側係合軸部45が設けられ、後側可動役物50の基端側部分に後方へ突出してベース部材30の後側環状凹部36に回動自在に係合する後側係合軸部55が設けられたので、前側可動役物40と後側可動役物50をベース部材30に回動自在に確実に支持することができ、前側環状凹部35と前側係合軸部45との間と、後側環状凹部36と後側係合軸部55との間に、夫々ベアリング47,57が介装されたので、前側可動役物40と後側可動役物50をベース部材30に回動自在に円滑に支持することができる。
前側可動役物40の基端側部分に後方へ突出する前側連結軸部46が設けられ、後側可動役物50の基端側部分に前方へ突出する後側連結軸部56が設けられたので、この前側連結軸部46と後側連結軸部56を介して前側可動役物40と後側可動役物50を相対回転自在に連結することができ、中間可動役物60の基端側部分に部分円筒状の中間係合部65が設けられ、前側連結軸部46に中間係合部65が回動自在に外嵌されたので、中間可動役物60を前側可動役物40に回動自在に確実に支持することができる。
前側連結軸部46が部分円筒状に形成され、この前側連結軸部46に、中間係合部65が回動自在に外嵌されるともに、後側連結軸部56が回動自在に内嵌されたので、前側可動役物40と後側可動役物50を相対回転自在に容易に連結し、中間可動役物60を前側可動役物40に回動自在に確実に支持することができる。
前側係合軸部45、前側連結軸部46、後側係合軸部55、後側連結軸部56が夫々中空状に形成されて、それらの内部空間が連通され、電飾機構43,53,63に接続された配線43a,53a,63aが、前記内部空間を通ってベース部材30の前壁31外へ延びるように配設されたので、複数の可動役物40,50,60の電飾機構43,53,63に接続された配線43a,53a,63aを、外部から見られないように、複数の可動役物40,50,60の動作の邪魔にならないように配設することができる。
回動駆動機構70は、3つの可動役物40,50,60の基端側部分に夫々設けられ且つ可動役物40,50,60を回動させる駆動力が入力される3つの従動レバー部材44,54,64を有し、前側可動役物40の従動レバー部材44に前側係合軸部45と前側連結軸部46が一体形成され、後側可動役物50の従動レバー部材54に後側係合軸部55と後側連結軸部56が一体形成され、中間可動役物60の従動レバー部材64に中間係合部65が一体形成されたので、部品点数を低減し、構造を簡単化し、組付け性を向上させ、製作コストを低減することができる。
前後に隣接する2つの可動役物40,60(60,50)のうち、一方の可動役物40(60)に他方の可動役物60(50)と摺動するように軸心aを中心とする円弧状の摺動突起部49(69)が形成されたので、この摺動突起部49(69)により、可動役物40,60(60,50)同士の接触による摩擦抵抗を低減し、可動役物40,60(60,50)同士の接触により可動役物40,60(60,50)が損傷するのを抑制し、複数の可動役物40,50,60を円滑に回動させ、つまり、複数の可動役物40,50,60を回動駆動する回動駆動機構70の負荷を低減し、回動駆動機構70の作動面と耐久面での信頼性を高めることができる。
摺動突起部49(69)は、前後に隣接する2つの可動役物40,60(60,50)のうちの前側に位置する可動役物40(60)の背面に形成されたので、摺動突起部49(69)を外部から見られないように設けて、複数の可動役物40,50,60の見栄えの悪化を防止することができる。
複数の可動役物40,50,60が、第1位置のときに鉛直姿勢になって画像表示器16の画面前側空間から左右一方側へ退くとともに、第2位置のときに傾斜姿勢になって画像表示器16の画面前側空間で展開するように構成されたので、複数の可動役物40,50,60を第1位置から第2位置へ切換えることにより、画像表示器16の左右一端側から上下一端側へ向かう扇状に展開させることができ、画像表示器16との協働により、演出効果を一層向上させることができる。
ベース部材30、複数の可動役物40,50,60、及び回動駆動機構70を左右に2組設け、2組の複数の可動役物40,50,60が、第1位置のときに画像表示器16の画面前側空間から左右両側へ退くとともに、第2位置のときに画像表示器16の画面前側空間で前後に重なるように構成されたので、2組の複数の可動役物40,50,60を第1位置から第2位置へ切換えることにより、画像表示器16の左右両端側から夫々上下一端側へ向かう扇状に展開させることができ、ここで、2組の複数の可動役物40,50,60を相互干渉させることなく大型化することができ、これにより、画像表示器16の前側を大きく覆い隠すことができ、そして、画像表示器16との協働により、演出効果をより一層向上させることができる。
尚、前記実施例を部分的に次のように変更してもよい。
(1)駆動力入力機構80において、電動モータ81として、ステッピングモータの代わりにサーボモータを採用する。或いは、電動モータの代わりに、ソレノイドアクチュエータ等の種々の電動アクチュエータを採用する。
(2)複数の可動役物40,50,60を第1位置の方へ付勢する何らかの付勢手段を設ける。この場合、駆動レバー部材71を回動付勢する構成とすることもできる。
(3)連動連結機構90は、複数の従動レバー部材44,54,64を駆動レバー部材71の第2レバー部71bのうちの支軸75(軸心b)を中心とする周方向の位置が夫々異なる部位に連動連結する。各従動レバー部材44,54,64の駆動レバー部材71への連動連結部位を前記距離だけでなく前記周方向の位置で調整することにより、複数の可動役物40,50,60の全体的な動作を所望の動作とし、第2位置を所望に位置に設定することができるとともに、駆動レバー部材71を一部材で構成して、部品点数を低減して、連動連結機構90の組付け性の向上を期待することができる。
(4)連動連結機構90において、複数の従動レバー部材44,54,64に複数の係合ピンを設け、駆動レバー部材71の第2レバー部71bに、複数の係合ピンが摺動自在に係合する複数の長孔を形成する。
(5)駆動力入力機構80において、駆動レバー部材71の第1レバー部71aに入力係合ピンを設け、入力レバー部材83に、入力係合ピンが係合する入力長孔を形成する。
(6)中間可動役物60を、後側可動役物50に回動自在に支持し、この場合、中間係合部65を後側連結軸部56に回動自在に外嵌し、更に、前側連結軸部46を後側連結軸部56に回動自在に内嵌する。或いは、中間可動役物60を、前側可動役物40と後側可動役物50の両方に回動自在に支持し、この場合、中間係合部65を前側連結軸部46と後側連結軸部56の両方に回動自在に外嵌する。
(7)前側連結軸部46と後側連結軸部56との間にベアリングを介装する。中間係合部65と前側連結軸部46(又は後側連結軸部56)との間にベアリングを介装する。
(8)前側連結軸部46を円筒状に形成する。後側連結軸部56を円筒状に形成する。中間係合部65を円筒状に形成する。
(9)前側可動役物40に複数の摺動突起部を設ける。中間可動役物60に複数の摺動突起部を設ける。
(10)回動駆動機構70の代わりに、この回動駆動機構70の従動レバー部材44,54,64、駆動レバー部材71、入力レバー部材84等を省略し、共通の電動モータ81を駆動源とし、複数の可動役物40,50,60を個別に設定された異なる動作角度回動させるために複数のギヤを備えた回動駆動機構を採用する。その他、種々の回動機構を採用可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を付加して実施可能である。例えば、複数の可動役物の数、配置、サイズ、形状、第1位置、第2位置等については適宜変更可能である。また、本発明の可動役物装置は、遊技盤を備えたパチンコ遊技機、或いはパチンコ遊技機以外の遊技盤を備えた遊技機に適用可能である。
1 パチンコ遊技機
4 遊技盤
16 画像表示器
17 可動役物装置
17A 左可動役物機構
17B 右可動役物機構
30 ベース部材
31 前壁
32 後壁
35 前側環状凹部
36 後側環状凹部
37 前側枢支孔部
38 後側枢支孔部
40 前側可動役物
43,53,63 電飾機構
43a,53a,63a 配線
44,54,64 従動レバー部材
45 前側係合軸部
46 前側連結軸部
47,57 ベアリング
49,69 摺動突起部
50 後側可動役物
55 後側係合軸部
56 後側連結軸部
60 中間可動役物
65 中間係合部
70 回動駆動機構
71 駆動レバー部材
71a 第1レバー部
71b 第2レバー部
75 支軸
80 駆動力入力機構
81 電動モータ
81a 出力軸
83 入力レバー部材
84a 入力係合ピン
84b 入力長孔
90 連動連結機構
91a,92a,93a 係合ピン
91b,92b,93b 長孔

Claims (13)

  1. 遊技盤を備えた遊技機の可動役物装置において、
    前記遊技盤の裏面側に取付けられるベース部材と、
    重なり得る複数の可動役物と、
    前記ベース部材に設けられ、複数の可動役物の基端側部分を同一の軸心回りに夫々回動自在に支持する枢支部と、
    前記複数の可動役物が重なった第1位置と第1位置から前記軸心回りに回動した第2位置とに亙って、複数の可動役物を個別に設定された異なる動作角度回動させるように駆動する回動駆動機構と、
    を備えたことを特徴とする遊技機の可動役物装置。
  2. 前記枢支部が前側枢支部と後側枢支部とを有し、
    前記複数の可動役物が、前側可動役物と、後側可動役物と、前側可動役物と後側可動役物との間の中間可動役物とを有し、
    前記前側可動役物と後側可動役物が夫々前側枢支部と後側枢支部に回動自在に支持され、中間可動役物が前側可動役物と後側可動役物の少なくとも一方に回動自在に支持されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機の可動役物装置。
  3. 前記前側可動役物と後側可動役物が相対回動自在に連結されたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機の可動役物装置。
  4. 前記ベース部材が前壁と後壁とを有し、このベース部材の前壁と後壁に夫々前記前側枢支部と後側枢支部としての前側環状凹部と後側環状凹部が形成され、
    前記前側可動役物の基端側部分に前方へ突出して前側環状凹部に回動自在に係合する前側係合軸部が設けられ、後側可動役物の基端側部分に後方へ突出して後側環状凹部に回動自在に係合する後側係合軸部が設けられたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機の可動役物装置。
  5. 前記前側環状凹部と前側係合軸部との間と、後側環状凹部と後側係合軸部との間に、夫々ベアリングが介装されたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機の可動役物装置。
  6. 前記前側可動役物の基端側部分に後方へ突出する前側連結軸部が設けられ、後側可動役物の基端側部分に前方へ突出する後側連結軸部が設けられ、中間可動役物の基端側部分に部分円筒状又は円筒状の中間係合部が設けられ、
    前記前側連結軸部と後側連結軸部の少なくとも一方に中間係合部が回動自在に外嵌されたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機の可動役物装置。
  7. 前記前側連結軸部が部分円筒状又は円筒状に形成され、この前側連結軸部に、中間係合部が回動自在に外嵌されるともに、後側連結軸部が回動自在に内嵌されたことを特徴とする請求項6に記載の遊技機の可動役物装置。
  8. 前記複数の可動役物に夫々電飾手段が設けられ、
    前記前側係合軸部、前側連結軸部、後側係合軸部、後側連結軸部が夫々中空状に形成されて、それらの内部空間が連通され、
    前記電飾手段に接続された配線が、前記内部空間を通ってベース部材の前壁外又は後壁外へ延びるように配設されたことを特徴とする請求項6に記載の遊技機の可動役物装置。
  9. 前記回動駆動機構は、前記3つの可動役物の基端側部分に夫々設けられ且つ可動役物を回動させる駆動力が入力される3つの従動レバー部材を有し、
    前記前側可動役物の従動レバー部材に前側係合軸部と前側連結軸部が一体形成され、後側可動役物の従動レバー部材に後側係合軸部と後側連結軸部が一体形成され、中間可動役物の従動レバー部材に中間係合部が一体形成されたことを特徴とする請求項6に記載の遊技機の可動役物装置。
  10. 前後に隣接する2つの可動役物のうち、一方の可動役物に他方の可動役物と摺動するように可動役物の回動軸心を中心とする円弧状の摺動突起部が形成されたことを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の遊技機の可動役物装置。
  11. 前記摺動突起部は、前後に隣接する2つの可動役物のうちの前側に位置する可動役物の背面に形成されたことを特徴とする請求項10に記載の遊技機の可動役物装置。
  12. 前記遊技機が画像表示器を備え、
    前記複数の可動役物が、前記第1位置のときに鉛直姿勢になって画像表示器の画面前側空間から左右一方側へ退くとともに、前記第2位置のときに傾斜姿勢になって画像表示器の画面前側空間で展開するように構成されたことを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の遊技機の可動役物装置。
  13. 前記ベース部材、複数の可動役物、及び回動駆動機構を左右に2組設け、
    前記2組の複数の可動役物が、前記第1位置のときに画像表示器の画面前側空間から左右両側へ退くとともに、前記第2位置のときに画像表示器の画面前側空間で前後に重なるように構成されたことを特徴とする請求項12に記載の遊技機の可動役物装置。
JP2009104882A 2009-04-23 2009-04-23 遊技機の可動役物装置 Expired - Fee Related JP5390924B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009104882A JP5390924B2 (ja) 2009-04-23 2009-04-23 遊技機の可動役物装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009104882A JP5390924B2 (ja) 2009-04-23 2009-04-23 遊技機の可動役物装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010252954A true JP2010252954A (ja) 2010-11-11
JP5390924B2 JP5390924B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=43314583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009104882A Expired - Fee Related JP5390924B2 (ja) 2009-04-23 2009-04-23 遊技機の可動役物装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5390924B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125458A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2012157414A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Kyoraku Sangyo Kk 役物動作ユニットおよび遊技機
JP2015202274A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 株式会社ニューギン 遊技機
JP2016000303A (ja) * 2015-08-27 2016-01-07 株式会社大一商会 遊技機
JP2016000302A (ja) * 2015-08-27 2016-01-07 株式会社大一商会 遊技機
JP2017070569A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2017099969A (ja) * 2017-03-02 2017-06-08 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006304953A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Sansei R & D:Kk 遊技機
JP2006334011A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2007117207A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008043456A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Kyoraku Sangyo Kk 装飾体開閉ユニット、遊技盤、及びパチンコ遊技機
JP2008110035A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Aruze Corp 遊技機
JP2008229046A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Samii Kk 遊技演出体及び遊技機
JP2009066308A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Newgin Corp 遊技機
JP2010162245A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Newgin Co Ltd 遊技機

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006304953A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Sansei R & D:Kk 遊技機
JP2006334011A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2007117207A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008043456A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Kyoraku Sangyo Kk 装飾体開閉ユニット、遊技盤、及びパチンコ遊技機
JP2008110035A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Aruze Corp 遊技機
JP2008229046A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Samii Kk 遊技演出体及び遊技機
JP2009066308A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Newgin Corp 遊技機
JP2010162245A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Newgin Co Ltd 遊技機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125458A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2012157414A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Kyoraku Sangyo Kk 役物動作ユニットおよび遊技機
JP2015202274A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 株式会社ニューギン 遊技機
JP2016000303A (ja) * 2015-08-27 2016-01-07 株式会社大一商会 遊技機
JP2016000302A (ja) * 2015-08-27 2016-01-07 株式会社大一商会 遊技機
JP2017070569A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2017099969A (ja) * 2017-03-02 2017-06-08 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5390924B2 (ja) 2014-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5270440B2 (ja) 遊技機の可動役物装置
JP5390924B2 (ja) 遊技機の可動役物装置
JP5567815B2 (ja) 遊技機の可動役物装置
JP4887416B2 (ja) 装飾体ユニット、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機
JP4828872B2 (ja) 遊技機の役物装置
JP5396228B2 (ja) 遊技機用可動演出装置及びそれを備えた遊技機
JP4739053B2 (ja) 遊技機用の可動式演出装置
JP4838298B2 (ja) 遊技機
JP5731185B2 (ja) 役物動作ユニットおよび遊技機
JP2012110432A (ja) 遊技機
JP2007050073A (ja) 遊技機
JP5572787B2 (ja) 遊技機
JP2010124892A (ja) 遊技機の役物装置
JP4584189B2 (ja) パチンコ機における役物装置
JP2011110322A (ja) パチンコ遊技機
JP5226460B2 (ja) 遊技機の役物装置
JP4912077B2 (ja) 装飾体開閉ユニット
JP5792946B2 (ja) パチンコ遊技機
JP5292385B2 (ja) パチンコ遊技機
JP5797410B2 (ja) 役物動作ユニットおよび遊技機
JP2014076206A (ja) 可動役物装置
JP2009195389A (ja) 装飾体ユニット、遊技盤、及びパチンコ遊技機
JP2005006996A (ja) 目押しサポートリール付スロットマシン
JP5443049B2 (ja) 遊技機
JP2009195337A (ja) ギヤの取付け構造、遊技盤、及びパチンコ遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130501

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5390924

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees