JP2010246346A - ロータ、アウタロータ型モータ、ロータの製造方法 - Google Patents

ロータ、アウタロータ型モータ、ロータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造コストの増加を抑制しつつ、リングマグネットのヨークからの剥離と、破損や異音の発生を抑制する。
【解決手段】ロータ18は、筒状部46及び底部48を有する有底筒状のヨーク40と、筒状部46の内周面に沿って環状に形成され、この内周面に接着されたリングマグネット42と、リングマグネット42における底部48側の端面に沿って環状に設けられた環状本体部54と、環状本体部54の外周面から径方向外側に向けて突出されると共に、環状本体部54の軸方向に対する傾斜方向に沿って延びるフィン56と、を有するスペーサ44と、を備えている。リングマグネット42及びスペーサ44を回転させながらヨーク40の内側に挿入することで、フィン56によって主剤及び硬化剤を混合させて、この接着剤52をリングマグネット42の外周面と筒状部46の内周面との間に送り込むことが可能となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロータ、アウタロータ型モータ、ロータの製造方法に関する。
特許文献1には、アウタロータ型モータにおけるロータが開示されている。このロータでは、ヨーク(ロータハウジング)の内周面に複数のマグネットが固着されている。
特開2004−282990号公報 実開昭54−44909号公報
ところで、この種のアウタロータ型モータにおけるロータのなかには、ヨークの内周面に環状のリングマグネットが接着されたものもある。このロータは、例えば、次の要領で製造される。
すなわち、先ず、ヨークの内周面に二液混合型の接着剤を構成する主剤及び硬化剤をそれぞれ塗布し、続いて、リングマグネットをヨークの内側に挿入する。そして、リングマグネットを回転させてリングマグネットの外周面とヨークの内周面とを擦り合わせることで主剤及び硬化剤を混合させ、この接着剤を硬化させることでリングマグネットをヨークに固定する。
しかしながら、この製造方法では、次の問題がある。すなわち、リングマグネットをヨークの内側に挿入する際に、接着剤がリングマグネットによって押し出され、リングマグネットの外周面とヨークの内周面との間に十分な量の接着剤が充填されないことがあった。このため、リングマグネットとヨークとの接着強度を確保できず、リングマグネットがヨークから剥離する虞があった。
また、リングマグネットによって押し出された接着剤がモータの他の部品と接触し、破損や異音の発生の原因となることがあった。
一方、これらを防止するために、接着剤の量を少なくすることも考えられるが、このようにすると、リングマグネットとヨークとの接着強度を確保できず、リングマグネットがヨークから剥離する虞がある。
また、リングマグネットによって押し出された接着剤を拭き取ることも考えられるが、このようにすると、作業工程が増加して製造コストが増加する要因となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、製造コストの増加を抑制しつつ、リングマグネットのヨークからの剥離と、破損や異音の発生を抑制することができるロータ、アウタロータ型モータ、ロータの製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のロータは、筒状部及び底部を有する有底筒状のヨークと、前記筒状部の内周面に沿って環状に形成され、前記内周面に接着されたリングマグネットと、前記リングマグネットにおける前記底部側の端面に沿って環状に設けられた環状本体部と、前記環状本体部の外周面から径方向外側に向けて突出されると共に、前記環状本体部の軸方向に対する傾斜方向に沿って延びるフィンと、を有するスペーサと、を備えている。
このロータは、例えば、次の要領で製造される。すなわち、先ず、ヨークに形成された筒状部の内周面における互いに異なる領域に、二液混合型の接着剤を構成する主剤及び硬化剤をそれぞれ塗布する。続いて、スペーサをリングマグネットに取り付けた状態でリングマグネット及びスペーサを回転させながらヨークの内側に挿入する。また、このとき、フィンによって主剤及び硬化剤を混合させて、この接着剤をリングマグネットの外周面と筒状部の内周面との間に送り込む。そして、この接着剤を硬化させてリングマグネットをヨークに固定する。
このように、このロータによれば、リングマグネットに取り付けられたスペーサのフィンを利用して、主剤及び硬化剤を混合させ、この接着剤をリングマグネットの外周面と筒状部の内周面との間に送り込むことができる。
従って、接着剤がリングマグネットによって押し出されることを抑制することができるので、リングマグネットの外周面と筒状部の内周面との間に十分な量の接着剤を確保することができる。これにより、リングマグネットとヨークとの接着強度を確保できるので、リングマグネットがヨークから剥離することを抑制することができる。
また、接着剤の一部がリングマグネットによって押し出されても、この接着剤を筒状部の内周面とスペーサの外周面との間の隙間に隔離させておくことができるので、接着剤がモータの他の部品と接触することを抑制することができる。これにより、破損や異音の発生を抑制することができる。
しかも、リングマグネットに、フィンを有するスペーサを追加しただけの簡単な構成であり、接着剤の拭き取り作業も不要であるので、製造コストが増加することも抑制することができる。
請求項2に記載のロータは、請求項1に記載のロータにおいて、前記フィンが前記環状本体部の径方向視にて湾曲した形状とされたものである。
このロータによれば、フィンによってより多くの接着剤を掻き集めることができるので、このフィンによって接着剤をリングマグネットの外周面と筒状部の内周面との間により効率良く送り込むことができる。
請求項3に記載のロータは、請求項1又は請求項2に記載のロータにおいて、前記環状本体部の外周面における前記リングマグネット側に、前記フィンに隣接して凹部が形成されたものである。
このロータによれば、フィンによって掻き集められた接着剤を、フィンと隣接して形成された凹部に一時的に集めることができるので、接着剤をリングマグネットの外周面と筒状部の内周面との間により円滑に送り込むことができる。
請求項4に記載のロータは、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のロータにおいて、前記環状本体部が前記底部と当接されたものである。
このロータによれば、環状本体部が底部と当接されることにより、リングマグネットのヨークに対するスラスト方向の位置決めを行うことができる。
請求項5に記載のロータは、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のロータにおいて、前記ヨークが、前記筒状部と前記底部との間に断面湾曲状の連結部を有し、前記フィンが、前記連結部に押圧状態で当接されたものである。
このロータによれば、筒状部と底部との間の連結部にフィンが押圧状態で当接されることにより、リングマグネットのヨークに対するガタツキを抑制することができ、リングマグネットをヨークにより一層確実に固定することができる。
また、この断面湾曲状に形成された連結部に製造誤差が生じていても、フィンが連結部に押圧状態で当接されて変形されることにより、この製造誤差を吸収することができる。
また、前記課題を解決するために、請求項6に記載のアウタロータ型モータは、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のロータと、前記ロータに対する径方向内側に配置されたステータと、を備えている。
このアウタロータ型モータでは、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のロータを備えているので、製造コストの増加を抑制しつつ、リングマグネットのヨークからの剥離と、破損や異音の発生を抑制することができる。
また、前記課題を解決するために、請求項7に記載のロータの製造方法は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のロータの製造方法であって、前記筒状部の内周面における互いに異なる領域に、二液混合型の接着剤を構成する主剤及び硬化剤をそれぞれ塗布する接着剤塗布工程と、前記スペーサを前記リングマグネットに取り付けた状態で前記リングマグネット及び前記スペーサを回転させながら前記ヨークの内側に挿入すると共に、前記フィンによって前記主剤及び前記硬化剤を混合させて前記接着剤を前記リングマグネットの外周面と前記筒状部の内周面との間に送り込む接着剤混合工程と、前記接着剤を硬化させて前記リングマグネットを前記ヨークに固定する接着剤硬化工程と、を備えている。
このロータの製造方法によれば、リングマグネットに取り付けられたスペーサのフィンを利用して、主剤及び硬化剤を混合させ、この接着剤をリングマグネットの外周面と筒状部の内周面との間に送り込む。
従って、接着剤がリングマグネットによって押し出されることを抑制することができるので、リングマグネットの外周面と筒状部の内周面との間に十分な量の接着剤を確保することができる。これにより、リングマグネットとヨークとの接着強度を確保できるので、リングマグネットがヨークから剥離することを抑制することができる。
また、接着剤の一部がリングマグネットによって押し出されても、この接着剤を筒状部の内周面とスペーサの外周面との間の隙間に隔離させておくことができるので、接着剤がモータの他の部品と接触することを抑制することができる。これにより、破損や異音の発生を抑制することができる。
しかも、接着剤の拭き取り作業も不要であるので、製造コストが増加することも抑制することができる。
請求項8に記載のロータの製造方法は、請求項7に記載のロータの製造方法における前記接着剤混合工程において、リングマグネット及びスペーサのヨークの内側への挿入を完了した後も、前記リングマグネット及び前記スペーサを回転させて、前記フィンによって前記接着剤を前記リングマグネットの外周面と前記筒状部の内周面との間に送り込む方法である。
このロータの製造方法によれば、より多くの接着剤をリングマグネットの外周面と筒状部の内周面との間に送り込むことができる。
本発明の一実施形態に係るアウタロータ型モータの側面断面図である。 図1に示されるリングマグネットにスペーサを取り付けた状態を示す側面図である。 図1に示されるスペーサの構成を示す図であって、(A)は側面図、(B)は正面図である。 図1に示されるロータの要部拡大図である。 図1に示されるロータに形成された筒状部の内周面に主剤及び硬化剤をそれぞれ塗布した状態を示す側面断面図である。 図1に示されるヨークの内側にスペーサ及びリングマグネットを回転させながら挿入する様子を説明する図である。 図1に示されるスペーサの第一変形例を示す図であって、(A)は側面図、(B)は正面図である。 図1に示されるスペーサの第二変形例を示す図であって、(A)は側面図、(B)は正面図である。
以下、図面に基づき、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係るアウタロータ型モータ10は、ステータ12と、出力軸14と、センサ部16と、ロータ18とを主要な構成として備えている。
ステータ12は、ステータベース20と、ステータコア22と、コイル24とを有して構成されている。ステータベース20は、円筒状に形成されたセンタ筒部26と、このセンタ筒部26の端部に一体に設けられたステータハウジング28とを有して構成されている。
ステータコア22は、センタ筒部26に圧入されて固定されており、コイル24は、このステータコア22に巻装されている。また、センタ筒部26の内側には、一対の軸受30,32が設けられており、出力軸14は、この一対の軸受30,32によって回転自在に支持されている。
センサ部16は、ステータハウジング28に一体に設けられており、コードホイール34と、回転センサ36とを有して構成されている。コードホイール34は、出力軸14に一体回転可能に設けられたセンサプレート38を有して構成されており、このセンサプレート38には、例えばスリット等の光学パターンが形成されている。
回転センサ36は、センサプレート38に対する両側に対向して設けられた受光部と発光部とを有して構成されており、センサプレート38の光学パターンに応じた信号を出力する構成とされている。
ロータ18は、ヨーク40と、リングマグネット42と、スペーサ44とを有して構成されている。ヨーク40は、筒状部46及び底部48を有する有底筒状に構成されている。底部48には、ボス部50が形成されており、このボス部50には、出力軸14が圧入されて固定されている。
リングマグネット42は、筒状部46の内周面46Aに沿って環状に形成されている。このリングマグネット42は、後に詳述するように、常温硬化性を有する二液混合型の接着剤52によって筒状部46の内周面46Aに接着されている。また、このリングマグネット42は、筒状部46との間に接着剤52を充填させるための空間を形成できるように、その外径は、筒状部46の内径よりも僅かに小さな寸法に設定されている。
スペーサ44は、図2〜図4に示されるように、環状本体部54と、複数のフィン56と、圧入部58とを有して構成されている。環状本体部54は、リングマグネット42における底部48(図1参照)側の端面42Bに沿って環状に形成されている。この環状本体部54の外周面54Aは、図4に示されるように、リングマグネット42側から底部48側に向かうに従って縮径するテーパ状に形成されている。また、リングマグネット42及びスペーサ44がヨーク40の内側に挿入された状態では、環状本体部54の先端部が底部48と当接される構成とされている。
フィン56は、この環状本体部54の外周面54Aから径方向外側に向けて突出されると共に、環状本体部54の軸方向に対する傾斜方向に沿って延びている。なお、この場合の軸方向とは、図2,図3(A)に示される中心線L1の延在方向であり、傾斜方向とは、図2,図3(A)に示される傾斜線L2の延在方向である。
また、このフィン56は、後に詳述するように、リングマグネット42及びスペーサ44をヨーク40の内側に挿入する際に、この筒状部46の内周面46Aと摺接されるように、環状本体部54の外周面54Aからの突出寸法が設定されている(図4参照)。さらに、図4に示されるように、フィン56の外形部は、筒状部46と底部48との間に断面湾曲状に形成された連結部47に沿った形状とされている。
圧入部58は、図2,図4に示されるように、環状本体部54からリングマグネット42側に突出されており、このリングマグネット42の内側に圧入されている。
次に、上記構成からなるロータ18の製造方法と併せてその作用及び効果について説明する。
(接着剤塗布工程)
先ず、図5に示されるように、ヨーク40に形成された筒状部46の内周面46Aにおける互いに異なる領域に、二液混合型の接着剤52を構成する主剤52A及び硬化剤52Bをそれぞれ塗布する。
(接着剤混合工程)
続いて、図2に示されるように、スペーサ44をリングマグネット42に取り付ける。そして、この状態で、図6に示される矢印Aに示されるように、リングマグネット42及びスペーサ44を回転させて、リングマグネット42の外周面42Aを筒状部46の内周面46Aに擦り合わせながらリングマグネット42及びスペーサ44をヨーク40の内側に挿入する。
また、このとき、矢印Bに示されるように、フィン56によって主剤52A及び硬化剤52Bを混合させて、この接着剤52をリングマグネット42の外周面42Aと筒状部46の内周面46Aとの間に送り込む。
このように、リングマグネット42の外周面42Aと筒状部46の内周面46Aとの擦り合わせと、フィン56による接着剤52の送り込みにより、主剤52A及び硬化剤52Bの混合を進行させて接着剤52の硬化不良を防止する。
そして、環状本体部54が底部48と当接するまで、リングマグネット42及びスペーサ44をヨーク40の内側に挿入する。また、環状本体部54が底部48と当接されてリングマグネット42及びスペーサ44のヨーク40の内側への挿入を完了した後も、リングマグネット42及びスペーサ44を回転させて、フィン56によって接着剤52をリングマグネット42の外周面42Aと筒状部46の内周面46Aとの間に送り込む。
(接着剤硬化工程)
そして、この接着剤52を常温で硬化させてリングマグネット42をヨーク40に固定する。
このように、このロータ18によれば、リングマグネット42に取り付けられたスペーサ44のフィン56を利用して、主剤52A及び硬化剤52Bを混合させ、この接着剤52をリングマグネット42の外周面42Aと筒状部46の内周面46Aとの間に送り込むことができる。
従って、接着剤52がリングマグネット42によって押し出されることを抑制することができるので、リングマグネット42の外周面42Aと筒状部46の内周面46Aとの間に十分な量の接着剤52を確保することができる。これにより、リングマグネット42とヨーク40との接着強度を確保できるので、リングマグネット42がヨーク40から剥離することを抑制することができる。
また、接着剤52の一部がリングマグネット42によって押し出されても、この接着剤52を筒状部46の内周面46Aとスペーサ44の外周面との間の隙間60(図4参照)に隔離させておくことができるので、接着剤52がモータ10の他の部品と接触することを抑制することができる。これにより、破損や異音の発生を抑制することができる。
しかも、リングマグネット42に、フィン56を有するスペーサ44を追加しただけの簡単な構成であり、接着剤52の拭き取り作業も不要であるので、製造コストが増加することも抑制することができる。
また、このロータ18によれば、環状本体部54が底部48と当接されることにより、リングマグネット42のヨーク40に対するスラスト方向の位置決めを行うことができる。
さらに、このロータ18の製造方法によれば、リングマグネット42及びスペーサ44のヨーク40の内側への挿入を完了した後も、リングマグネット42及びスペーサ44を回転させて、フィン56によって接着剤52をリングマグネット42の外周面42Aと筒状部46の内周面46Aとの間に送り込んでいる。従って、より多くの接着剤52をリングマグネット42の外周面42Aと筒状部46の内周面46Aとの間に送り込むことができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、フィン56は、図7に示されるように、環状本体部54の径方向視にて湾曲した形状とされていても良い。
この構成によれば、フィン56によってより多くの接着剤52を掻き集めることができるので、このフィン56によって接着剤52をリングマグネット42の外周面42Aと筒状部46の内周面46Aとの間により効率良く送り込むことができる。
また、上記実施形態においては、図8に示されるように、環状本体部54の外周面54Aにおける矢印Z1側(上述のリングマグネット42側)には、フィン56に隣接して凹部62が形成されていても良い。
この構成によれば、フィン56によって掻き集められた接着剤52を、フィン56と隣接して形成された凹部62に一時的に集めることができるので、接着剤52をリングマグネット42の外周面42Aと筒状部46の内周面46Aとの間により円滑に送り込むことができる。
また、上記実施形態において、フィン56は、連結部47に押圧状態で当接されていても良い。
この構成によれば、筒状部46と底部48との間の連結部47にフィン56が押圧状態で当接されることにより、リングマグネット42のヨーク40に対するガタツキを抑制することができ、リングマグネット42をヨーク40により一層確実に固定することができる。
また、この断面湾曲状に形成された連結部47に製造誤差が生じていても、フィン56が連結部47に押圧状態で当接されて変形されることにより、この製造誤差を吸収することができる。
以上、本発明の一実施形態及びその変形例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10・・・アウタロータ型モータ、12・・・ステータ、14・・・出力軸、16・・・センサ部、18・・・ロータ、40・・・ヨーク、42・・・リングマグネット、42A・・・外周面、42B・・・端面、44・・・スペーサ、46・・・筒状部、46A・・・内周面、47・・・連結部、48・・・底部、50・・・ボス部、52・・・接着剤、52A・・・主剤、52B・・・硬化剤、54・・・環状本体部、54A・・・外周面、56・・・フィン、58・・・圧入部、60・・・隙間、62・・・凹部

Claims (8)

  1. 筒状部及び底部を有する有底筒状のヨークと、
    前記筒状部の内周面に沿って環状に形成され、前記内周面に接着されたリングマグネットと、
    前記リングマグネットにおける前記底部側の端面に沿って環状に設けられた環状本体部と、前記環状本体部の外周面から径方向外側に向けて突出されると共に、前記環状本体部の軸方向に対する傾斜方向に沿って延びるフィンと、を有するスペーサと、
    を備えたロータ。
  2. 前記フィンは、前記環状本体部の径方向視にて湾曲した形状とされている、
    請求項1に記載のロータ。
  3. 前記環状本体部の外周面における前記リングマグネット側には、前記フィンに隣接して凹部が形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載のロータ。
  4. 前記環状本体部は、前記底部と当接されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のロータ。
  5. 前記ヨークは、前記筒状部と前記底部との間に断面湾曲状の連結部を有し、
    前記フィンは、前記連結部に押圧状態で当接されている、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のロータ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のロータと、
    前記ロータに対する径方向内側に配置されたステータと、
    を備えたアウタロータ型モータ。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のロータの製造方法であって、
    前記筒状部の内周面における互いに異なる領域に、二液混合型の接着剤を構成する主剤及び硬化剤をそれぞれ塗布する接着剤塗布工程と、
    前記スペーサを前記リングマグネットに取り付けた状態で前記リングマグネット及び前記スペーサを回転させながら前記ヨークの内側に挿入すると共に、前記フィンによって前記主剤及び前記硬化剤を混合させて前記接着剤を前記リングマグネットの外周面と前記筒状部の内周面との間に送り込む接着剤混合工程と、
    前記接着剤を硬化させて前記リングマグネットを前記ヨークに固定する接着剤硬化工程と、
    を備えたロータの製造方法。
  8. 前記接着剤混合工程において、リングマグネット及びスペーサのヨークの内側への挿入を完了した後も、前記リングマグネット及び前記スペーサを回転させて、前記フィンによって前記接着剤を前記リングマグネットの外周面と前記筒状部の内周面との間に送り込む、
    請求項7に記載のロータの製造方法。
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