JP2010243542A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】投射画像の品質の劣化を招くことのないプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクター1において、鏡筒71の内部に空気を導入する導入孔712A1と、収差補正レンズ731を保持する保持枠73と、導入孔712A1を介して導入された空気を収差補正レンズ731に案内するフィン733とを設けた。従って、鏡筒71の内部を通過する光線により発熱が起こり、収差補正レンズ731が熱せられた場合でも、フィン733が空気を収差補正レンズ731に案内するため、収差補正レンズ731を冷却し、収差補正レンズ731の熱膨張による収差の変化を抑制することができる。よって、投射画像の品質の劣化を防止することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
近年、プロジェクターなどの投射光学装置の高輝度化に伴い、光線が集中して発熱量が多くなっているため、この発熱による投射光の性能の低下を防止する技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載の技術では、投射レンズの側方から冷却空気を導入し、一部の冷却空気で投射レンズを冷却するとともに、液晶表示装置を含む光学素子を冷却し、プロジェクター上面から冷却後の空気を排出する技術が提案されている。
特許文献2に記載の技術では、投射レンズユニットの近傍に、冷却ファンを設け、投射レンズ近傍の温度が所定の温度よりも高い場合に、冷却ファンにより投射レンズを冷却する技術が提案されている。
特開平9−258220号公報 特開2007−328022号公報
しかしながら、前記特許文献1、2に記載の技術では、投射レンズの外側、すなわち投射レンズの鏡筒部分を冷却する構成しか示されておらず、投射レンズの内側を通過する光線による発熱に対しては、十分に冷却することができない場合がある。
このため、投射レンズの鏡筒内のレンズのうち、光線が集中してエネルギー密度の高いレンズや、接着剤で複数のレンズを接合した接合レンズでは、熱の影響を受け、投射画像の品質の劣化等を招く可能性がある場合がある。
本発明の目的は、投射画像の品質の劣化を招くことのないプロジェクターを提供することにある。
本発明に係るプロジェクターは、
光源装置と、
前記光源装置から射出された光束を、入力される画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、
前記光変調装置で形成された光学像を投射する投射光学系と、
を備えたプロジェクターであって、
前記投射光学系は、
内部にレンズを収納し、前記光学像の光線が通過する鏡筒と、
前記鏡筒の内部で前記光線の光路上に配置される複数のレンズと、
いずれかの前記レンズを保持する保持枠と、を備え、
前記鏡筒には、内部に冷却媒体を導入する導入孔が形成され、
前記保持枠は、前記導入孔を介して導入された前記冷却媒体を前記保持枠に保持されたレンズに案内する冷却媒体案内部を備えていることを特徴とする。
このような発明によれば、冷却媒体案内部により冷却媒体をレンズに案内することにより、レンズを冷却することができる。
したがって、筐体の内部を通過する光線により発熱が起こり、レンズが熱せられた場合でも、冷却媒体によりレンズを冷却することができるため、レンズの熱膨張による収差の変化を抑制することができる。よって、投射画像の品質の劣化を防止することができる。
本発明は、
前記冷却媒体案内部は、前記保持枠の表面に形成され、前記導入された冷却媒体を前記レンズの表面に案内するフィンであることが好ましい。
このような発明によれば、フィンを設けるという簡単な構成により、冷却媒体をレンズに案内することができるとともに、フィンにより保持枠の冷却効率を向上させることもできる。
本発明は、
前記冷却媒体案内部は、前記保持枠の内部に形成され、前記導入された冷却媒体を前記レンズの外周縁に案内するダクト部であることが好ましい。
このような発明によれば、保持枠の内部にダクト部を設けたため、レンズの正面を冷却媒体が通過することがない。このため、冷却媒体とレンズ周辺の空気との温度や屈折率の差によるゆらぎが光路上に発生することを防止することができる。
本発明は、
前記保持枠に保持されたレンズは、複数のレンズを接着剤により接着された接合レンズであることが好ましい。
このような発明によれば、冷却媒体により接着剤を冷却することができるため、光線による熱により、接着剤が膨張したり黄変するという不都合を防止することができる。
また、接合レンズが熱線膨張係数の異なるレンズ同士を接合した構成である場合、光線によりレンズがそれぞれ熱膨張すると収差が変動しやすくなるが、冷却媒体により接合レンズを冷却することができるため、収差が増大するという不都合を防止することができる。
本発明は、
前記保持枠で保持されたレンズは、最も径が小さいことが好ましい。
このような発明によれば、レンズが小さいほど、光線が集中して熱による影響を受けやすいが、冷却媒体がレンズを冷却するため、最も径が小さいレンズであっても、熱膨張を抑制して収差の発生を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクターの構造を表す模式図。 前記実施形態における鏡筒の内部を示す縦断面図。 前記実施形態における鏡筒の内部を示す横断面図。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクターの鏡筒の内部を示す縦断面図。 前記実施形態における鏡筒の内部を示す横断面図。
以下、本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1には、本発明の実施形態に係るプロジェクター1が示されており、このプロジェクター1は、照明光学装置2と、光学系4と、投射光学系7とを備え、図示を略したが、これらの光学素子は、1つの筐体に収納されている。このプロジェクター1は、照明光学装置2から射出された光束を、光学系4で入力する画像情報に応じて変調して光学像を形成し、投射光学系7により形成された光学像を投射するものである。
照明光学装置2は、光源装置21、第1レンズアレイ22、第2レンズアレイ23、及び重畳レンズ24を備える。
光源装置21は、放射状の光線を射出する光源としての光源ランプ211と、当該光源ランプ211から射出された放射光を反射して所定位置に収束させるリフレクター212とを備えている。このような光源ランプ211としては、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ及び高圧水銀ランプ等を利用することができる。また、リフレクター212としては、回転放物面を反射面とする放物面リフレクターや、回転楕円面を反射する楕円面リフレクターを採用することができる。
第1レンズアレイ22及び第2レンズアレイ23は、それぞれ対応する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有し、第1レンズアレイ22は、光源装置21から入射した光束を複数の部分光束に分割して、第2レンズアレイ23近傍に結像させる。
第2レンズアレイ23は、光路後段に位置する重畳レンズ24とともに、第1レンズアレイ22の各小レンズから射出された像を、後述する光学系4を構成する液晶パネル42R、42G、42Bの画像形成領域に第1レンズアレイ22で分割された複数の部分光束を重畳させる。
照明光学装置2から射出された光束は、投射光学系7と正対する方向に配置される光学系4に供給される。
光学系4は、照明光学装置2から射出された光束を、画像情報に応じて変調して光学像を形成する部分であり、色分離光学装置41、光変調装置42、及び色合成光学装置43を備える。
色分離光学装置41は、入射した光束を赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)の三色光に分離する機能を有し、ダイクロイックミラー411、412、及び反射ミラー413、414、415を備える。
ダイクロイックミラー411、412は、光束の光路中心軸に対して略45deg傾斜して配置され、BK7、石英ガラス等の透明基板上に誘電体多層膜を形成した光学素子である。ダイクロイックミラー411、412の誘電体多層膜は、特定の波長域の光束を反射し、それ以外の光束を透過して、光束を複数の色光に分離する機能を有する。光路前段に配置されるダイクロイックミラー411は、青色光(B)を反射し、それ以外の赤色光(R)、緑色光(G)を透過し、一方、光路後段に配置されるダイクロイックミラー412は、緑色光(G)を反射し、赤色光(R)を透過する。
反射ミラー413、414、415は、ダイクロイックミラー411、412で分離された各色光R、G、Bを、光変調装置42を構成する液晶パネル42R、42G、42Bに導く光学素子であり、全反射ミラーで構成される。
光変調装置42は、3つの液晶パネル42R、42G、42Bと、各液晶パネル42R、42G、42Bの光路前段に配置される3つの入射側偏光板421R、421G、421Bと、各液晶パネル42R、42G、42Bの光路後段に配置される3つの射出側偏光板422R、422G、422Bとを備える。
3つの入射側偏光板421R、421G、421Bは、BK7、石英ガラス等の透明基板上に偏光膜を形成して構成され、特定の偏光光束を透過する性質を有し、光路途中のダイクロイックミラー411、412等で位相が偏光された光束を吸収する。
液晶パネル42R、42G、42Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、入力される画像情報に応じて液晶の配向状態が制御されることで、入射側偏光板421R、421G、421Bから射出された偏光光の偏光方向を変調する。
3つの射出側偏光板422R、422G、422Bは、液晶パネル42R、42G、42Bを介して射出された光束のうち、特定の偏光光束のみを透過し、その他の光束を吸収する。
色合成光学装置43は、各射出側偏光板422R、422G、422Bから射出された変調光束を合成してカラー画像を形成する機能を有し、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状を有し、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されたクロスダイクロイックプリズムとして構成される。2つの誘電体多層膜は、一方が赤色光(R)を反射し、緑色光(G)を透過する性質を有し、他方が青色光(B)を反射し、緑色光(G)を透過する性質を有し、これら誘電体多層膜によって赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)が合成されてカラー画像が形成される。
投射光学系7は、鏡筒71内に複数のレンズが光束の光路上に配列された組レンズから構成され、光学系4で形成された光学像を投射する。
投射光学系7は、図2、3に示されるように、鏡筒71と、第1ズーム調整部72と、保持枠73と、第2ズーム調整部74と、フォーカス調整部75と、冷却手段76と、固定レンズ群711と、第1ズームレンズ群721と、収差補正レンズ731と、第2ズームレンズ741と、フォーカスレンズ群751と、投射レンズ711Aを備え、いわゆるフォーカス機能とズーム機能とを有する光学系として構成されている。
鏡筒71は、投射方向先端がプロジェクター1の筐体から露出し、内部を光束が通過する筒状に形成されている。
鏡筒71の内部の投射方向基端側には、固定部713が設けられ、この固定部713には、複数のレンズからなる固定レンズ群711が固定されている。また、鏡筒71の内部の投射方向先端側にも、固定部713Aが設けられ、この固定部713Aには、投射レンズ711Aが固定されている。固定レンズ群711の投射方向先端側には、第1ズーム調整部72が配置されている。
第1ズーム調整部72は、複数のレンズからなる第1ズームレンズ群721を投射方向に移動可能に保持して投射画像の倍率を調整するものであり、第1移動片722と、第1移動枠723と、図示しない操作部とを備える。
第1移動片722は、鏡筒71内部に配置され、投射方向に沿って前後に移動可能に設けられている。第1移動片722には、第1移動枠723が連結され、この第1移動枠723は、複数のズームレンズからなる第1ズームレンズ群721を保持する。
操作部は、第1移動片722を投射方向に操作可能に設けられ、第1ズームレンズ群721を投射方向に沿って移動させることができる。
第1ズームレンズ群721のうち、投射方向基端側の2枚のレンズは、凹レンズと凸レンズとが接着剤により接着されている。
第1ズームレンズ群721の投射方向先端側には、収差補正レンズ731を保持する保持枠73が設けられている。
保持枠73は、アルミニウム、マグネシウム等の熱伝導性の良好な金属製材料により環状に形成されている。この保持枠73は、略中央に保持孔732が形成され、冷却媒体案内部としてのフィン733を有している。
フィン733は、前述した鏡筒71の一対の導入孔712A1及び排出孔712A2の中心間を結ぶ線分に沿って配置され、保持枠73の表裏面73A1,73A2に突出形成される複数のリブとして形成されている。保持枠73内側のフィン733の先端部分は、保持孔732の内周縁に臨んでいる。
このような保持枠73の保持孔732には、収差補正レンズ731が取り付けられている。
収差補正レンズ731は、第1ズームレンズ群721から射出された光学像の収差を補正するレンズであり、凹レンズと凸レンズとが接着剤により接着されている。
接着剤としては、例えば、エポキシ樹脂などのUV硬化樹脂を採用することができる。なお、エポキシ樹脂に限らず、アクリル系樹脂、ウレタン樹脂、チオール系樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂などを用いてもよい。また、収差補正レンズ731は、接着剤に限らず、接着材、シランカップリング材、プラズマ重合などにより接合されていてもよい。
この収差補正レンズ731は、固定レンズ群711、第1ズームレンズ群721、第2ズームレンズ741、フォーカスレンズ群751、及び投射レンズ711Aのいずれのレンズよりも径が小さくなっている。すなわち、収差補正レンズ731は、鏡筒71の内部に配置されたレンズの中で最も径が小さいレンズである。
収差補正レンズ731を構成する凸レンズと凹レンズとの組み合わせとして、例えば、凸レンズとしてのTAF1(HOYA株式会社製、Nd=1.77250 Vd=49.62 線膨張係数(α)=59(x10E-7/℃))と凹レンズとしてのFC5(HOYA) Nd=1.48749 Vd=70.44 α=93)を採用することができる。このほかに、凸レンズとしてのFDS90(HOYA株式会社製 Nd=1.84666 Vd=23.78 α=90)と凹レンズとしてのBACD5(HOYA株式会社製 Nd=1.58913 Vd=61.25 α=57)との組み合わせや、凸レンズとしてのNBFD10(HOYA株式会社製 Nd=1.83400 Vd=37.34 α=59)と凹レンズとしてのFCD1(HOYA株式会社製 Nd=1.49700 Vd=81.61 α=133)との組み合わせでもよい。
図2に示すように、第2ズーム調整部74は、第1ズーム調整部72と同様に、投射方向に移動させて投影画像の倍率を調整するものであり、第1ズーム調整部72と同様に、投射方向に移動可能な第2移動片742と、この第2移動片742に連結され複数のレンズからなる第2ズームレンズ741を保持する第2移動枠743と、第2移動片742を操作する図示しない操作部とを有する。
操作部を操作することにより、第2移動片742を投射方向に移動させて、第2ズームレンズ741を投射方向に沿って移動させることができる。
第2ズームレンズ741は、凹レンズと凸レンズとが接着剤により接着されている。
第2ズーム調整部74の投射方向先端側には、フォーカス調整部75が配置されている。
フォーカス調整部75は、複数のレンズからなるフォーカスレンズ群751を投射方向に移動させて投射画像の焦点を調整するものであり、投射方向に移動可能な移動片752と、移動片752に連結され複数のレンズからなるフォーカスレンズ群751を保持する移動枠753と、移動片752を操作する図示しない操作部とを有する。
冷却手段76は、鏡筒71の導入孔712A1及び排出孔712A2のそれぞれに対向して設けられる導入部761及び排出部762を備える。
導入部761は、軸流ファン763を枠体で保持して構成され、この軸流ファン763は、導入孔712A1に向かう方向に空気を送る。
排出部762も同様に、軸流ファン763を枠体で保持した構成であるが、こちらの軸流ファン763は、排出孔712A2から出てくる空気を吸い込み、外部に排出する。
このような投射光学系7において、冷却手段76のそれぞれの軸流ファン763を駆動すると、導入部761では鏡筒71の外部の空気を取り込んで、導入孔712A1に空気を吹き付ける。
吹き付けられた空気の一部は、鏡筒71の内部に取り込まれ、フィン733に沿って流れ、フィン733の先端から収差補正レンズ731の表面流れ、収差補正レンズ731を冷却する。
収差補正レンズ731を冷却した後の空気は、排出部762の軸流ファン763によって、フィン733を介して排出孔712A2から外部に排出される。
このような第1実施形態に係るプロジェクター1において、鏡筒71に内部に空気を導入する導入孔712A1と、収差補正レンズ731を保持する保持枠73と、導入孔712A1を介して導入された空気を収差補正レンズ731に案内するフィン733とを設けた。
従って、筐体の内部を通過する光線により発熱が起こり、収差補正レンズ731が熱せられた場合でも、フィン733が空気を収差補正レンズ731に案内するため、収差補正レンズ731を冷却し、収差補正レンズ731の熱膨張による収差の変化を抑制することができる。よって、投射画像の品質の劣化を防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分等については、同一符号を付してその説明を省略する。
前述した第1実施形態に係るプロジェクター1では、冷却媒体案内部は、保持枠73に形成されたフィン733である構成を示した。
これに対して、第2実施形態のプロジェクター1では、冷却媒体案内部は、保持枠73Aの内部に形成されたダクト部733Aである点が相違する。
また、前記第1実施形態では、冷却媒体は、空気であったが、第2実施形態では、冷却媒体を液体としている点が相違する。
すなわち、第2実施形態の保持枠73Aは、図4,5に示されるように、レンズ保持枠732Aと、このレンズ保持枠732Aの投射方向側の表面732A2に形成されるダクト部733Aとを備える。
レンズ保持枠732Aは、第1実施形態と同様に金属製の板状体から構成され、略中央に収差補正レンズ731を保持するレンズ保持孔732A1が形成されている。
ダクト部733Aは、保持枠73Aの外周縁に沿って形成され、面外方向に起立する外周側起立壁733A1と、保持枠73Aの内周縁に沿って形成され、面外方向に起立する内周側起立壁733A2と、外周側起立壁733A1及び内周側起立壁733A2を連結するリング状の天井壁733A3とを備え、内周側起立壁733A2、外周側起立壁733A1、及び天井壁733A3で囲まれた空間内に冷却媒体が流れる。
外周側起立壁733A1の上端及び下端には、導入孔733B1及び排出孔733B2が形成され、これらの導入孔733B1及び排出孔733B2は、鏡筒71の導入孔712A1及び排出孔712A2と対応し、図示を略したがその接続部分には、水密シールが施されている。
ダクト部733A内部を流れる冷却媒体としては、例えば、エチレングリコール等の透明の不揮発性液体(冷却液体)が採用される。
導入部761Aは、鏡筒71の鉛直方向の上側に配置され、排出部762Aは、鏡筒71の鉛直方向の下側に配置されている。
導入部761Aは、鏡筒71外部に設けられるタンクを備える。タンクには、プロジェクター全体を冷却する冷却配管部材が接続されており、プロジェクター1内部に設けられる冷却流体循環用のポンプによってタンク内の冷却流体が導入孔712A1、733B1から鏡筒71内部に導入される。
排出部762Aは、導入部761Aと同様に鏡筒71外周に設けられるタンクを備え、このタンクは、プロジェクター1全体を冷却する冷却配管部材が接続され、タンク内の冷却流体を冷却配管部材に送り出す。
導入部761Aには、冷却液体9が溜められ、この冷却液体9は、導入孔712A1、733B1を介してダクト部733Aの内部に流入し、保持枠73Aを冷却する。そして、ダクト部733Aの内部の冷却液体9は、排出孔712A2、733B2を介して排出部762Aに排出される。
ここで、導入部761Aは、鏡筒71の鉛直方向の上側に配置される構成を示したが、これに限られない。例えば、導入部761Aは、鏡筒71の鉛直方向の下側に配置されてもよく、鏡筒71の側面に配置されていてもよい。
また、第2実施形態では、冷却媒体として冷却液体9を採用したが、冷却媒体は第1実施形態と同様に空気であっても良い。
さらに、タンクにマイクロポンプを設け、導入部761Aのタンクから排出部762Aのタンクへ、さらに、排出部762Aのタンクから導入部761Aのタンクへ冷却媒体を循環させてもよい。
このような第2実施形態に係るプロジェクター1において、保持枠73Aの内部に、冷却液体9を収差補正レンズ731の外周縁に案内するダクト部733Aを設けた。
従って、収差補正レンズ731の正面を冷却液体9が通過することがないため、光路上にゆらぎが発生するという不都合を防止することができる。
また、冷却媒体として、冷却液体9を採用したため、外部の空気を採用する場合と比較して、保持枠73Aを良好に冷却することができ、また、保持枠73Aを介して収差補正レンズ731を良好に冷却することができる。
[実施形態の変形]
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形をも含むものである。
前記実施形態では、プロジェクターとして、液晶プロジェクターを採用したが、この他に、スライドプロジェクター、オーバーヘッドプロジェクター(OHP)、CRTプロジェクター、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)プロジェクター、GLV(Grating Light Valve)プロジェクターでもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
1…プロジェクター、7…投射光学系、9…冷却媒体としての冷却水、21…光源装置、42…光変調装置、71…鏡筒、73,73A…保持枠、733…冷却媒体案内部としてのフィン、733A…冷却媒体案内部としてのダクト部

Claims (5)

  1. 光源装置と、
    前記光源装置から射出された光束を、入力される画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、
    前記光変調装置で形成された光学像を投射する投射光学系と、
    を備えたプロジェクターであって、
    前記投射光学系は、
    内部にレンズを収納し、前記光学像の光線が通過する鏡筒と、
    前記鏡筒の内部で前記光線の光路上に配置される複数のレンズと、
    いずれかの前記レンズを保持する保持枠と、を備え、
    前記鏡筒には、内部に冷却媒体を導入する導入孔が形成され、
    前記保持枠は、前記導入孔を介して導入された前記冷却媒体を前記保持枠に保持されたレンズに案内する冷却媒体案内部を備えている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記冷却媒体案内部は、前記保持枠の表面に形成され、前記導入された冷却媒体を前記レンズの表面に案内するフィンである
    ことを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記冷却媒体案内部は、前記保持枠の内部に形成され、前記導入された冷却媒体を前記レンズの外周縁に案内するダクト部である
    ことを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記保持枠に保持されたレンズは、複数のレンズを接着剤により接着された接合レンズである
    ことを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記保持枠で保持されたレンズは、最も径が小さい
    ことを特徴とするプロジェクター。
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