JP4798255B2 - プロジェクタ - Google Patents

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本発明は、プロジェクタに関する。
従来、あおり投写をするプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照。)。従来のあおり投写をするプロジェクタは、プロジェクタを机上等に設置した場合で説明すると、光源装置の光源光軸が、電気光学変調装置(例えば液晶装置)の画像形成領域の中心軸と略同一の高さ位置にあるとともに、投写光学系の投写光軸が、電気光学変調装置の画像形成領域の中心軸に対して上方向に偏倚している。
特開平5−100311号公報
ところで、近年、プロジェクタを薄型化したいという要望が高まってきている。
しかしながら、従来のあおり投写をするプロジェクタにおいては、プロジェクタにおける筐体の上面のうち投写光学系が配置される領域に対応する部分が他の光学系(光源装置や重畳レンズなど)が配置される領域に対応する部分よりも突出した状態となるため、筐体の上面高さが比較的高くなってしまい、プロジェクタの薄型化を図るのが容易ではない。
この場合、筐体内に配置される投写光学系の高さ位置を従来よりも低くすることによりプロジェクタの薄型化を図ることが考えられるが、他の光学系の高さ位置を変えずに投写光学系の高さ位置を変えたのでは、投写面に対して正しくあおり投写をすることができなくなるため好ましくない。
なお、あおり投写をするプロジェクタの場合にのみ、このような問題が見られるわけではなく、投写光学系の投写光軸が電気光学変調装置の画像形成領域の中心軸と略同一線上にあるプロジェクタの場合においても、同様の問題が存在する。
例えば、投写光学系として用いる投写レンズのレンズ径が大きなプロジェクタの場合には、投写光学系の投写光軸が電気光学変調装置の画像形成領域の中心軸と略同一線上にあったとしても、そのレンズ径の大きさによって、投写光学系の上端が他の光学系(光源装置や重畳レンズなど)の上端よりも高い位置に位置する場合がある。この場合にも、プロジェクタにおける筐体の上面のうち投写光学系が配置される領域に対応する部分が他の光学系(光源装置や重畳レンズなど)が配置される領域に対応する部分よりも突出した状態となるため、筐体の上面高さが比較的高くなってしまい、プロジェクタの薄型化を図るのが容易ではない。
一方、筐体内に配置される投写光学系の高さ位置ではなく、光源装置の大きさによって筐体の上面高さが決まる場合もある。すなわち、光源装置に用いるリフレクタとして比較的大型のものを用いると、筐体の上面のうち光源装置が配置される領域に対応する部分が他の光学系(重畳レンズや投写光学系など)が配置される領域に対応する部分よりも突出した状態となるため、筐体の上面高さが比較的高くなってしまい、プロジェクタの薄型化を図るのが容易ではない。
この場合、リフレクタを小型のものとすることによりプロジェクタの薄型化を図ることが考えられるが、プロジェクタの輝度が低下してしまうため好ましくない。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、筐体内に配置される投写光学系の高さ位置若しくは投写光学系の大きさ又は光源装置の大きさによってプロジェクタの上面高さが決まるプロジェクタであって、従来よりも薄型化を図ることが可能なプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明のプロジェクタは、照明光束を射出する光源装置、前記光源装置からの前記照明光束を複数の部分光束に分割する複数の第1小レンズを有する第1レンズアレイ、前記複数の第1小レンズに対応する複数の第2小レンズを有する第2レンズアレイ及び前記第2レンズアレイからの光を被照明領域上で重畳する重畳レンズを有する照明装置と、前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、前記電気光学変調装置によって変調された光を投写する投写光学系と、前記電気光学変調装置の光入射側に配置される集光レンズと、各光学系を内部に収納する筐体とを備え、前記電気光学変調装置の画像形成領域の中心軸が、前記光源装置の光源光軸に対して第1の方向に偏倚しており、前記重畳レンズのレンズ光軸が、前記光源装置の光源光軸に対して前記第1の方向に偏倚しており、前記集光レンズのレンズ光軸が、前記電気光学変調装置の画像形成領域の中心軸に対して前記第1の方向とは反対方向の第2の方向に偏倚していることを特徴とする。
筐体内に配置される投写光学系の高さ位置によってプロジェクタの上面高さが決まる場合(あおり投写をするプロジェクタの場合)、本発明のプロジェクタによれば、電気光学変調装置の画像形成領域の中心軸が、光源装置の光源光軸に対して第1の方向(この場合、例えば下方向)に偏倚しているため、投写面に対して正しくあおり投写をすることが可能な構成としつつ、筐体内に配置される投写光学系の高さ位置を従来よりも低くすることが可能となり、従来よりもプロジェクタの薄型化を図ることが可能となる。
また、筐体内に配置される投写光学系の大きさによってプロジェクタの上面高さが決まる場合(投写光学系として用いる投写レンズのレンズ径が大きなプロジェクタの場合)、本発明のプロジェクタによれば、電気光学変調装置の画像形成領域の中心軸が、光源装置の光源光軸に対して第1の方向に偏倚しているため、筐体内に配置される投写光学系の高さ位置を従来よりも低くすることが可能となる。その結果、従来よりもプロジェクタの薄型化を図ることが可能となる。
一方、光源装置の大きさによってプロジェクタの上面高さが決まる場合(光源装置に用いるリフレクタとして比較的大型のものを用いた場合)、本発明のプロジェクタによれば、光源装置の光源光軸が、電気光学変調装置の画像形成領域の中心軸に対して第2の方向(この場合、例えば下方向)に偏倚した状態となるため、筐体内に配置される光源装置の高さ位置を従来よりも低くすることが可能となる。その結果、光源装置を小型化することなく、従来よりもプロジェクタの薄型化を図ることが可能となる。
ところで、電気光学変調装置の画像形成領域の中心軸が、光源装置の光源光軸に対して第1の方向に偏倚しているプロジェクタにおいては、仮に重畳レンズのレンズ光軸が光源装置の光源光軸と略同一の高さ位置にあると、重畳レンズからの光が画像形成領域に正しく照射されず、第2の方向(この場合、例えば上方向又は下方向)側にずれた位置に照射されてしまうため好ましくない。
これに対し、本発明のプロジェクタによれば、重畳レンズのレンズ光軸が、光源装置の光源光軸に対して第1の方向(この場合、例えば下方向又は上方向)に偏倚しているため、画像形成領域に照射される光の位置ずれを抑制することが可能となり、重畳レンズからの光を画像形成領域に正しく照射させることが可能となる。
また、本発明のプロジェクタによれば、電気光学変調装置の画像形成領域の中心軸及び重畳レンズのレンズ光軸が、光源装置の光源光軸に対して第1の方向(この場合、例えば上方向又は下方向)に偏倚している一方で、集光レンズのレンズ光軸が、電気光学変調装置の画像形成領域の中心軸に対して第2の方向に偏倚しているため、重畳レンズからの光が画像形成領域に対して略垂直に入射するように当該光の角度を変換することが可能となる。その結果、投写画像の画像品質を向上することが可能となる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記筐体は、前記筐体における前記第1の方向側の面に配置され、前記筐体を支持する脚部と、前記筐体における前記第1の方向側の面のうち前記投写光学系が配置される領域に対応する部分に設けられ、前記第1の方向側に突出する突出部とを有し、前記突出部の突出高さが前記脚部の高さよりも低くなるように構成されていることが好ましい。
筐体内に配置される投写光学系の高さ位置によって筐体の上面高さが決まる場合においては、例えば冷却装置などの部材が投写光学系の下方に配設されていると、筐体内に配置される投写光学系の高さ位置を従来よりも低くすることによって、筐体の上面高さ(例えば、第2の方向側の面の高さ)を低くすることが可能となる一方、筐体の下面(例えば、第1の方向側の面)のうち投写光学系が配置される領域に対応する部分が、他の光学系(光源装置や重畳レンズなど)が配置される領域に対応する部分よりも突出した状態となる場合がある。この場合、筐体の最下面から筐体の最上面までの距離についてみると、従来のプロジェクタの場合とそれほど変わらない可能性がある。
しかしながら、本発明のプロジェクタによれば、脚部によってできた空間に当該突出部が納まることとなるため、従来のプロジェクタに脚部を設けた場合におけるプロジェクタの設置面から筐体の最上面までの距離と比べて、当該距離を短くすることが可能となる。つまり、本発明のプロジェクタによれば、例えば冷却装置などの部材が投写光学系の下方に配設されていたとしても、プロジェクタを使用する際のプロジェクタの製品高さ(製品厚さ)を低くすることが可能となる。
筐体内に配置される投写光学系の大きさによって筐体の上面高さが決まる場合においても上述の場合と同様に、冷却装置などの部材が投写光学系の下方に配設されていたとしても脚部によってできた空間に当該突出部が納まることとなるため、結果として、プロジェクタを使用する際のプロジェクタの製品高さ(製品厚さ)を低くすることが可能となる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記筐体は、前記筐体における前記第2の方向側の面に配置され、前記筐体を支持する脚部と、前記筐体における前記第2の方向側の面のうち前記光源装置が配置される領域に対応する部分に設けられ、前記第2の方向側に突出する突出部とを有し、前記突出部の突出高さが前記脚部の高さよりも低くなるように構成されていることが好ましい。
光源装置の大きさによって筐体の上面高さが決まる場合においては、筐体内に配置され
る光源装置の高さ位置を従来よりも低くすると、筐体の上面高さ(例えば、第1の方向側
の面の高さ)を低くすることが可能となる一方、筐体の下面(例えば、第2の方向側の面
)のうち光源装置が配置される領域に対応する部分が、他の光学系(投写光学系など)が
配置される領域に対応する部分よりも突出した状態となる場合がある。この場合、筐体の
最下面から筐体の最上面までの距離についてみると、従来のプロジェクタの場合とそれほ
ど変わらない可能性がある。
しかしながら、本発明のプロジェクタによれば、脚部によってできた空間に当該突出部
が納まることとなるため、従来のプロジェクタに脚部を設けた場合におけるプロジェクタ
の設置面から筐体の最上面までの距離と比べて、当該距離を短くすることが可能となる。
つまり、本発明のロジェクタによれば、プロジェクタを使用する際のプロジェクタの製
品高さ(製品厚さ)を低くすることが可能となる。

実施形態1に係るプロジェクタ1000を上から見た図。 実施形態1に係るプロジェクタ1000を説明するために示す図。 実施形態1に係るプロジェクタ1000を説明するために示す図。 実施形態2に係るプロジェクタ1002を説明するために示す図。 実施形態2に係るプロジェクタ1002を説明するために示す図。
以下、本発明のプロジェクタについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。なお、以下の実施形態では、プロジェクタを机上等に設置した場合で説明している。
[実施形態1]
実施形態1は、筐体内に配置される投写光学系の高さ位置によってプロジェクタの上面高さが決まる場合を説明するための実施形態である。なお、実施形態1では、「第1の方向」を下方向、「第2の方向」を上方向としている。
まず、実施形態1に係るプロジェクタの構成について、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、実施形態1に係るプロジェクタ1000を上から見た図である。図2は、実施形態1に係るプロジェクタ1000を説明するために示す図である。図2においては、プロジェクタ1000をスクリーンSCRとは反対側(プロジェクタ1000の背面側)から見たときの、プロジェクタ1000の内部及び筐体10の形状を模式的に示しており、色分離導光光学系200については図示を省略している。
以下の説明においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれz軸方向(図1における光源光軸A方向)、x軸方向(図1における紙面に平行かつz軸に直交する方向)及びy軸方向(図1における紙面に垂直かつz軸に直交する方向)とする。
実施形態1に係るプロジェクタ1000は、図1に示すように、照明装置100と、照明装置100からの照明光束を赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して被照明領域に導光する色分離導光光学系200と、色分離導光光学系200で分離された3つの色光のそれぞれを画像情報に応じて変調する電気光学変調装置としての3つの液晶装置400R,400G,400Bと、各液晶装置400R,400G,400Bの光入射側に配置される集光レンズ300R,300G,300Bと、各液晶装置400R,400G,400Bによって変調された色光を合成するクロスダイクロイックプリズム500と、クロスダイクロイックプリズム500によって合成された光をスクリーンSCR等の投写面に投写する投写光学系600と、各光学系を内部に収納する筐体10とを備え、あおり投写をするプロジェクタである。なお、クロスダイクロイックプリズム500及び投写光学系600の下方には、液晶装置400R,400G,400Bなどの光学要素を冷却する冷却装置700が配設されている(図2参照。)。
照明装置100は、被照明領域側に照明光束を射出する光源装置110と、光源装置110から射出される照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有する第1レンズアレイ120と、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小レンズ132を有する第2レンズアレイ130と、第2レンズアレイ130からの各部分光束を偏光方向の揃った略1種類の直線偏光に変換して射出する偏光変換素子140と、偏光変換素子140から射出される各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ150とを有する。
光源装置110は、楕円面リフレクタ114と、楕円面リフレクタ114の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管112と、発光管112から被照明領域側に向けて射出される光を発光管112に向けて反射する副鏡116と、楕円面リフレクタ114からの集束光を略平行光として射出する凹レンズ118とを有する。光源装置110は、光源光軸Aを中心軸とする光束を射出する。
発光管112は、管球部と、管球部の両側に延びる一対の封止部とを有する。管球部は、球状に形成された石英ガラス製であって、この管球部内に配置された一対の電極と、管球部内に封入された水銀、希ガス及び少量のハロゲンとを有する。発光管112としては、種々の発光管を採用でき、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を採用できる。
楕円面リフレクタ114は、発光管112の一方の封止部に挿通・固着される筒状の首状部と、発光管112から放射された光を第2焦点位置に向けて反射する反射凹面とを有する。
副鏡116は、発光管112の管球部の略半分を覆い、楕円面リフレクタ114の反射凹面と対向して配置される反射手段である。副鏡116は、発光管112の他方の封止部に挿通・固着されている。副鏡116は、発光管112から放射された光のうち楕円面リフレクタ114に向かわない光を発光管112に戻し楕円面リフレクタ114に入射させる。
凹レンズ118は、楕円面リフレクタ114の被照明領域側に配置されている。そして、楕円面リフレクタ114からの光を第1レンズアレイ120に向けて射出するように構成されている。
第1レンズアレイ120は、凹レンズ118からの光を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有し、複数の第1小レンズ122が光源光軸Aと直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有する。図示による説明は省略するが、第1小レンズ122の外形形状は、液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域の外形形状に関して相似形である。
第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像を液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120と略同様な構成を有し、複数の第2小レンズ132が光源光軸Aに直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有する。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光として射出する偏光変換素子である。
偏光変換素子140は、光源装置110からの照明光束のうち一方の偏光成分(例えばP偏光成分)を有する光を透過し他方の偏光成分(例えばS偏光成分)を有する光を光源光軸Aに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の偏光成分を有する光を光源光軸Aに平行な方向に反射する反射層と、偏光分離層を透過した一方の偏光成分を有する光を他方の偏光成分を有する光に変換する位相差板とを有する。
重畳レンズ150は、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130及び偏光変換素子140を経た複数の部分光束を集光して液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に重畳させるための光学素子である。なお、重畳レンズ150は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,220と、反射ミラー230,240,250と、入射側レンズ260と、リレーレンズ270とを有する。色分離導光光学系200は、重畳レンズ150から射出される照明光束を、赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して、それぞれの色光を照明対象となる3つの液晶装置400R,400G,400Bに導く機能を有する。
液晶装置400R,400G,400Bは、画像情報に応じて照明光束を変調するものであり、照明装置100の照明対象となる。
液晶装置400R,400G,400Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像情報に従って、後述する入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
液晶装置400R,400G,400Bの光路前段には、集光レンズ300R,300G,300Bが配置されている。
また、ここでは図示を省略したが、集光レンズ300R,300G,300Bと各液晶装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が介在配置され、各液晶装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が介在配置されている。これら入射側偏光板、液晶装置400R,400G,400B及び射出側偏光板によって入射する各色光の光変調が行われる。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板から射出された各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で大画面画像を形成する。
筐体10は、図2に示すように、筐体10の底面(下側の面)12側に配置され筐体10を支持する脚部16と、筐体10の底面12の一部に設けられた突出部18とを有する。
脚部16は、例えば筐体10の底面の四隅に1つずつ、計4つ配置されている(図2では2つの脚部16のみ図示。)。なお、脚部16には、脚部16の高さ(プロジェクタ1000の高さ)を調節するための調節機構が設けられていてもよい。
突出部18は、筐体10における底面12のうち投写光学系600(及びクロスダイクロイックプリズム500)が配置される領域に対応する部分に設けられ(後述する図3(b)参照。)、下側(y(−)方向側)に突出している。突出部18の突出高さhは、脚部16の高さHよりも低くなるように(すなわち「h<H」を満たすように)構成されている。
次に、実施形態1の比較例に係るプロジェクタ1000aを説明することにより、実施形態1に係るプロジェクタ1000をさらに詳細に説明する。
図3は、実施形態1に係るプロジェクタ1000を説明するために示す図である。図3(a)は比較例に係るプロジェクタ1000aを横から見た図であり、図3(b)は実施形態1に係るプロジェクタ1000を横から見た図である。なお、図3においては、説明を簡略化するため、3つの色光のうち赤色光の光路に配置される光学系を図示しており、偏光変換素子140及び色分離導光光学系200については図示を省略している。
比較例に係るプロジェクタ1000aは、図3(a)に示すように、光源装置110aの光源光軸A、重畳レンズ150aのレンズ光軸D、集光レンズ300aRのレンズ光軸E及び液晶装置400aRの画像形成領域の中心軸Fが略同一の高さ位置となるように、光源装置110aからクロスダイクロイックプリズム500aまでの各光学系が配置されている。また、投写光学系600aの配置位置は、投写光学系600aの投写光軸Gが、液晶装置400aRの画像形成領域の中心軸Fに対して第2の方向としての上方向(y(+)方向)に偏倚した位置となる。
このため、比較例に係るプロジェクタ1000aによれば、光源装置110aの光源光軸Aが、液晶装置400aRの画像形成領域の中心軸Fと略同一の高さ位置にあるとともに、投写光学系600aの投写光軸Gが、液晶装置400aRの画像形成領域の中心軸Fに対して上方向に偏倚しているため、上方向にあおり投写をすることが可能となる。
しかしながら、比較例に係るプロジェクタ1000aにおいては、筐体10aの上面14aのうち投写光学系600aが配置される領域に対応する部分が他の光学系(光源装置110aや重畳レンズ150aなど)が配置される領域に対応する部分よりも突出した状態となるため、筐体10aの上面高さが比較的高くなってしまい、プロジェクタ1000aの薄型化を図るのが容易ではない。
この場合、投写光学系600aの高さ位置を従来よりも低くすることによりプロジェクタ1000aの薄型化を図ることが考えられるが、光源装置110aや重畳レンズ150aなどの高さ位置を変えずに投写光学系600aの高さ位置を変えたのでは、スクリーンに対して正しくあおり投写をすることができなくなるため好ましくない。
これに対し、実施形態1に係るプロジェクタ1000は、図3(b)に示すように、投写光学系600の投写光軸Gが、液晶装置400Rの画像形成領域の中心軸Fに対して第2の方向としての上方向に偏倚している点では、比較例に係るプロジェクタ1000aと同じであるが、液晶装置400Rの画像形成領域の中心軸Fが、光源装置110の光源光軸Aに対して第1の方向としての下方向(y(−)方向)に偏倚しており、重畳レンズ150のレンズ光軸Dが、光源装置110の光源光軸Aに対して第1の方向としての下方向に偏倚しており、集光レンズ300Rのレンズ光軸Eが、液晶装置400Rの画像形成領域の中心軸Fに対して第2の方向としての上方向に偏倚している点で、比較例に係るプロジェクタ1000aとは異なる。
このように構成された実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、液晶装置400Rの画像形成領域の中心軸Fが、光源装置110の光源光軸Aに対して下方向に偏倚しているため、スクリーンに対して正しくあおり投写をすることが可能な構成としつつ、筐体10内に配置される投写光学系600(及びクロスダイクロイックプリズム500)の高さ位置を従来よりも低くすることが可能となり、従来よりもプロジェクタの薄型化を図ることが可能となる。
なお、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、脚部16によってできた空間に突出部18が納まることとなるため、比較例に係るプロジェクタ1000aにおけるプロジェクタの設置面から筐体10aの最上面までの距離L1と比べて、実施形態1に係るプロジェクタ1000におけるプロジェクタの設置面から筐体10の最上面までの距離L2を短くすることが可能となる。つまり、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、冷却装置700などの部材が投写光学系600の下方に配設されていたとしても、プロジェクタを使用する際のプロジェクタの製品高さ(製品厚さ)を低くすることが可能となる。
ところで、液晶装置400Rの画像形成領域の中心軸Fが、光源装置110の光源光軸Aに対して下方向に偏倚しているプロジェクタにおいては、仮に重畳レンズ150のレンズ光軸Dが光源装置110の光源光軸Aと略同一の高さ位置にあると、重畳レンズ150からの光が画像形成領域に正しく照射されず、画像形成領域よりも上方向側にずれた位置に照射されてしまうため好ましくない。
これに対し、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、重畳レンズ150のレンズ光軸Dが、光源装置110の光源光軸Aに対して下方向に偏倚しているため、画像形成領域に照射される光の位置ずれを抑制することが可能となり、重畳レンズ150からの光を画像形成領域に正しく照射させることが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、液晶装置400Rの画像形成領域の中心軸F及び重畳レンズ150のレンズ光軸Dが、光源装置110の光源光軸Aに対して下方向に偏倚している一方で、集光レンズ300Rのレンズ光軸Eが、液晶装置400Rの画像形成領域の中心軸Fに対して上方向に偏倚しているため、重畳レンズ150からの光が画像形成領域に対して略垂直に入射するように当該光の角度を変換することが可能となる。その結果、投写画像の画像品質を向上することが可能となる。
[実施形態2]
実施形態2は、光源装置の大きさによって筐体の上面高さが決まる場合を説明するための実施形態である。なお、実施形態2では、「第1の方向」を上方向、「第2の方向」を下方向としている。
図4は、実施形態2に係るプロジェクタ1002を説明するために示す図である。図4においては、プロジェクタ1002をスクリーンSCRとは反対側(プロジェクタ1002の背面側)から見たときの、プロジェクタ1002の内部及び筐体20の形状を模式的に示しており、色分離導光光学系202については図示を省略している。
図5は、実施形態2に係るプロジェクタ1002を説明するために示す図である。図5(a)は比較例に係るプロジェクタ1002aを横から見た図であり、図5(b)は実施形態2に係るプロジェクタ1002を横から見た図である。なお、図5においては、説明を簡略化するため、3つの色光のうち赤色光の光路に配置される光学系を図示しており、偏光変換素子及び色分離導光光学系については図示を省略している。
実施形態2に係るプロジェクタ1002は、図4及び図5に示すように、照明装置102と、照明装置102からの照明光束を赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して被照明領域に導光する色分離導光光学系202(図示せず。)と、色分離導光光学系202で分離された3つの色光のそれぞれを画像情報に応じて変調する3つの液晶装置402R,402G,402Bと、各液晶装置402R,402G,402Bの光入射側に配置される集光レンズ302R,302G,302B(図4には液晶装置402R,402B及び集光レンズ302R,302Bのみ図示。)と、各液晶装置402R,402G,402Bによって変調された色光を合成するクロスダイクロイックプリズム502と、クロスダイクロイックプリズム502によって合成された光をスクリーンSCR等の投写面に投写する投写光学系602と、各光学系を内部に収納する筐体20とを備え、あおり投写をするプロジェクタである。なお、クロスダイクロイックプリズム502及び投写光学系602の下方には、液晶装置402R,402G,402Bなどの光学要素を冷却する冷却装置702が配設されている。
照明装置102は、被照明領域側に照明光束を射出する光源装置110Bと、光源装置110Bから射出される照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122Bを有する第1レンズアレイ120Bと、第1レンズアレイ120Bの複数の第1小レンズ122Bに対応する複数の第2小レンズ132Bを有する第2レンズアレイ130Bと、第2レンズアレイ130Bからの各部分光束を偏光方向の揃った略1種類の直線偏光に変換して射出する偏光変換素子140Bと、偏光変換素子140Bから射出される各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ150Bとを有する。
なお、光源装置110B、第1レンズアレイ120B、第2レンズアレイ130B、偏光変換素子140B及び重畳レンズ150Bについては、実施形態1で説明したものとほぼ同様の構成を有するため、詳細な説明は省略する。
また、色分離導光光学系202、液晶装置402R,402G,402B、集光レンズ302R,302G,302B、クロスダイクロイックプリズム502及び投写光学系602については、実施形態1で説明したものとほぼ同様の構成を有するため、詳細な説明は省略する。
筐体20は、図4に示すように、筐体20の底面(下側の面)22側に配置され筐体20を支持する脚部26と、筐体20の底面22の一部に設けられた突出部28とを有する。
脚部26は、例えば筐体20の底面の四隅に1つずつ、計4つ配置されている(図4では2つの脚部26のみ図示。)。なお、脚部26には、脚部26の高さ(プロジェクタ1002の高さ)を調節するための調節機構が設けられていてもよい。
突出部28は、筐体20における底面22のうち光源装置110Bが配置される領域に対応する部分に設けられ、下側(y(−)方向側)に突出している。突出部28の突出高さhは、脚部26の高さHよりも低くなるように(すなわち「h<H」を満たすように)構成されている。
次に、実施形態2の比較例に係るプロジェクタ1002aを説明することにより、実施形態2に係るプロジェクタ1002をさらに詳細に説明する。
比較例に係るプロジェクタ1002aは、図5(a)に示すように、光源装置110B
aの光源光軸A、重畳レンズ150Baのレンズ光軸D、集光レンズ302aRのレンズ
光軸E及び液晶装置402aRの画像形成領域の中心軸Fが略同一の高さ位置となるよう
に、光源装置110Baからクロスダイクロイックプリズム502aまでの各光学系が配
置されている。また、投写光学系602aの配置位置は、投写光学系602aの投写光軸
Gが、液晶装置402aRの画像形成領域の中心軸Fに対して第1の方向としての上方向
(y(+)方向)に偏倚した位置となる。


このため、比較例に係るプロジェクタ1002aによれば、光源装置110Baの光源光軸Aが、液晶装置402aRの画像形成領域の中心軸Fと略同一の高さ位置にあるとともに、投写光学系602aの投写光軸Gが、液晶装置402aRの画像形成領域の中心軸Fに対して上方向に偏倚しているため、上方向にあおり投写をすることが可能となる。
しかしながら、比較例に係るプロジェクタ1002aにおいては、筐体20aの上面2
4aのうち光源装置110Baが配置される領域に対応する部分が他の光学系(重畳レン
ズ150Baや投写光学系602aなど)が配置される領域に対応する部分よりも突出し
た状態となるため、筐体20aの上面高さが比較的高くなってしまい、プロジェクタ10
02aの薄型化を図るのが容易ではない。


この場合、楕円面リフレクタ114Baを小型のものとすることによりプロジェクタ1002aの薄型化を図ることが考えられるが、プロジェクタ1002aの輝度が低下してしまうため好ましくない。
これに対し、実施形態2に係るプロジェクタ1002は、図5(b)に示すように、投写光学系602の投写光軸Gが、液晶装置402Rの画像形成領域の中心軸Fに対して上方向に偏倚している点では、比較例に係るプロジェクタ1002aと同じであるが、光源装置110Bの光源光軸A並びに第1レンズアレイ120Bの中心軸B及び第2レンズアレイ130Bの中心軸Cが、液晶装置402Rの画像形成領域の中心軸Fに対して第2の方向としての下方向(y(−)方向)に偏倚しており、重畳レンズ150Bのレンズ光軸Dが、光源装置110Bの光源光軸Aに対して第1の方向としての上方向に偏倚しており、集光レンズ302Rのレンズ光軸Eが、液晶装置402Rの画像形成領域の中心軸Fに対して第2の方向としての下方向に偏倚している点で、比較例に係るプロジェクタ1002aとは異なる。
なお、第1レンズアレイ120Bの中心軸Bとは、第1レンズアレイ120Bを1つのレンズとして見たときにおける当該レンズのレンズ光軸のことを意味しており、第2レンズアレイ130Bの中心軸Cとは、第2レンズアレイを1つのレンズとして見たときにおける当該レンズのレンズ光軸のことを意味している。
このように実施形態2に係るプロジェクタ1002によれば、光源装置110Bの光源光軸A並びに第1レンズアレイ120Bの中心軸B及び第2レンズアレイ130Bの中心軸Cが、液晶装置402Rの画像形成領域の中心軸Fに対して下方向に偏倚しているため、筐体20内に配置される光源装置110Bの高さ位置を従来よりも低くすることが可能となる。その結果、光源装置110Bの楕円面リフレクタ114Bを小型化することなく、従来よりもプロジェクタの薄型化を図ることが可能となる。
なお、実施形態2に係るプロジェクタ1002によれば、脚部26によってできた空間に突出部28が納まることとなるため、比較例に係るプロジェクタ1002aにおけるプロジェクタの設置面から筐体20aの最上面までの距離L1と比べて、実施形態2に係るプロジェクタ1002におけるプロジェクタの設置面から筐体20の最上面までの距離L2を短くすることが可能となる。つまり、実施形態2に係るプロジェクタ1002によれば、プロジェクタを使用する際のプロジェクタの製品高さ(製品厚さ)を低くすることが可能となる。
ところで、光源装置110Bの光源光軸A並びに第1レンズアレイ120Bの中心軸B及び第2レンズアレイ130Bの中心軸Cが、液晶装置402Rの画像形成領域の中心軸Fに対して下方向に偏倚しているプロジェクタにおいては、仮に重畳レンズ150Bのレンズ光軸Dが光源装置110Bの光源光軸Aと略同一の高さ位置にあると、重畳レンズ150Bからの光が画像形成領域に正しく照射されず、下方向側にずれた位置に照射されてしまうため好ましくない。
これに対し、実施形態2に係るプロジェクタ1002によれば、重畳レンズ150Bのレンズ光軸Dが、光源装置110Bの光源光軸Aに対して上方向に偏倚しているため、画像形成領域に照射される光の位置ずれを抑制することが可能となり、重畳レンズ150Bからの光を画像形成領域に正しく照射させることが可能となる。
また、実施形態2に係るプロジェクタ1002によれば、光源装置110Bの光源光軸A並びに第1レンズアレイ120Bの中心軸B及び第2レンズアレイ130Bの中心軸Cが、液晶装置402Rの画像形成領域の中心軸Fに対して下方向に偏倚しており、かつ、重畳レンズ150Bのレンズ光軸Dが、光源装置110Bの光源光軸Aに対して上方向に偏倚している一方で、集光レンズ302Rのレンズ光軸Eが、液晶装置402Rの画像形成領域の中心軸Fに対して下方向に偏倚しているため、重畳レンズ150Bからの光が画像形成領域に対して略垂直に入射するように当該光の角度を変換することが可能となる。その結果、投写画像の画像品質を向上することが可能となる。
以上、本発明のプロジェクタを上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、筐体内に配置される投写光学系の高さ位置によってプロジェクタの上面高さが決まる場合として、投写光学系600の投写光軸Gが、液晶装置400Rの画像形成領域の中心軸Fに対して上方向に偏倚し、冷却装置700などの部材が投写光学系600の下方に配設されている構成を例示的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、投写光学系の投写光軸が液晶装置の画像形成領域の中心軸と略同一線上にあるが、投写光学系のレンズ径が大きいために投写光学系の上端が他の光学系の上端よりも高い位置に位置する場合、すなわち、筐体内に配置される投写光学系の大きさによってプロジェクタの上面高さが決まる場合や、液晶装置の画像形成領域の中心軸に対する投写光学系の投写光軸の位置を適宜調節できるレンズシフト機構がプロジェクタに設けられており、当該レンズシフト機構を操作することによって投写光学系の上端が他の光学系の上端よりも高い位置となる結果として、プロジェクタの上面高さが決まる場合などにおいても、実施形態1の場合と同様である。すなわち、上記変形例の場合において、液晶装置の画像形成領域の中心軸が、光源装置の光源光軸に対して下方向(y(−)方向)に偏倚しており、重畳レンズのレンズ光軸が、光源装置の光源光軸に対して下方向に偏倚しており、集光レンズのレンズ光軸が、液晶装置の画像形成領域の中心軸に対して上方向に偏倚している構成と組み合わせることにより、プロジェクタの製品高さ(製品厚さ)を低くすることが可能となる。
(2)上記実施形態1及び2に係るプロジェクタ1000,1002においては、光源装置として、楕円面リフレクタからなる光源装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、放物面リフレクタからなる光源装置を用いることも好ましい。この場合には、凹レンズは備えていなくともよい。
(3)上記実施形態1及び2に係るプロジェクタ1000,1002は透過型のプロジェクタであるが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は反射型のプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶装置等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型の液晶装置等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクタにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクタと同様の効果を得ることができる。
(4)上記実施形態1及び2に係るプロジェクタ1000,1002においては、3つの液晶装置を用いたプロジェクタを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つ、2つ又は4つ以上の液晶装置を用いたプロジェクタにも適用可能である。
(5)上記実施形態1及び2に係るプロジェクタ1000,1002においては、電気光学変調装置として液晶装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。電気光学変調装置としては、一般に、画像情報に応じて入射光を変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置などを利用してもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
(6)本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクタに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクタに適用する場合にも可能である。
(7)本発明は、机上等に設置するタイプのプロジェクタ(据え置きタイプのプロジェクタ)に適用する場合にも、天井等に吊り下げるタイプのプロジェクタ(天吊りタイプのプロジェクタ)に適用する場合にも可能である。
10,10a,20,20a…筐体、12,12a,22,22a…(筐体の)底面、14,14a,24,24a…(筐体の)上面、16,16a,26,26a…脚部、18,28…突出部、100,102…照明装置、110,110a,110B,110Ba…光源装置、112,112B…発光管、114,114B,114Ba…楕円面リフレクタ、116,116B…副鏡、118,118B…凹レンズ、120,120a,120B,120Ba…第1レンズアレイ、122,122B…第1小レンズ、130,130a,130B,130Ba…第2レンズアレイ、132,132B…第2小レンズ、140,140B…偏光変換素子、150,150a,150B,150Ba…重畳レンズ、200…色分離導光光学系、210,220…ダイクロイックミラー、230,240,250…反射ミラー、260…入射側レンズ、270…リレーレンズ、300R,300G,300B,300aR,302R,302B,302aR…集光レンズ、400R,400G,400B,400aR,402R,402B,402aR…液晶装置、500,500a,502,502a…クロスダイクロイックプリズム、600,600a,602,602a…投写光学系、700,700a,702,702a…冷却装置、1000,1000a,1002,1002a…プロジェクタ、A…光源装置の光源光軸、B…第1レンズアレイの中心軸、C…第2レンズアレイの中心軸、D…重畳レンズのレンズ光軸、E…集光レンズのレンズ光軸、F…画像形成領域の中心軸、G…投写光学系の投写光軸、H…脚部の高さ、h…突出部の突出高さ、L1,L2…プロジェクタの設置面から筐体の最上面までの距離、SCR…スクリーン。

Claims (1)

  1. 照明光束を射出する光源装置、前記光源装置からの前記照明光束を複数の部分光束に分割する複数の第1小レンズを有する第1レンズアレイ、前記複数の第1小レンズに対応する複数の第2小レンズを有する第2レンズアレイ及び前記第2レンズアレイからの光を被照明領域上で重畳する重畳レンズを有する照明装置と、
    前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、
    前記電気光学変調装置によって変調された光を投写する投写光学系と、
    前記電気光学変調装置の光入射側に配置される集光レンズと、
    各光学系を内部に収納する筐体とを備え、
    前記電気光学変調装置の画像形成領域の中心軸が、前記光源装置の光源光軸に対して第1の方向に偏倚しており、
    前記重畳レンズのレンズ光軸が、前記光源装置の光源光軸に対して前記第1の方向に偏倚しており、
    前記集光レンズのレンズ光軸が、前記電気光学変調装置の画像形成領域の中心軸に対して前記第1の方向とは反対方向の第2の方向に偏倚しており
    前記筐体は、前記筐体における前記第2の方向側の面に配置され、前記筐体を支持する脚部と、前記筐体における前記第2の方向側の面のうち前記光源装置が配置される領域に対応する部分に設けられ、前記第2の方向側に突出する突出部とを有し、前記突出部の突出高さが前記脚部の高さよりも低くなるように構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
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