JP2010241178A - 動力伝達装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】副駆動源としての電動モータで駆動する左右の副駆動輪に対して積極的な駆動力制御を行う。
【解決手段】左右の前輪7,9を駆動するエンジン3及び左右の後輪11,13を駆動するモーター・ジェネレータ5を用いた四輪駆動車1の動力伝達装置23であって、前記モーター・ジェネレータ5からの駆動力を減速して出力する減速機構45と、該減速機構45の出力側に設けられ駆動出力を行うためのデフ・ケース105と、前記左右の後輪11,13側に設けられ前記デフ・ケース105に対して相対回転自在に配置された左右のクラッチ・ハブ107,109と、前記デフ・ケース105と前記左右のクラッチ・ハブ107,109との各間に設けられ、それぞれ前記クラッチ・ハブ107,109に対する駆動力伝達を断続する左右の多板クラッチ111,113とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】左右の前輪7,9を駆動するエンジン3及び左右の後輪11,13を駆動するモーター・ジェネレータ5を用いた四輪駆動車1の動力伝達装置23であって、前記モーター・ジェネレータ5からの駆動力を減速して出力する減速機構45と、該減速機構45の出力側に設けられ駆動出力を行うためのデフ・ケース105と、前記左右の後輪11,13側に設けられ前記デフ・ケース105に対して相対回転自在に配置された左右のクラッチ・ハブ107,109と、前記デフ・ケース105と前記左右のクラッチ・ハブ107,109との各間に設けられ、それぞれ前記クラッチ・ハブ107,109に対する駆動力伝達を断続する左右の多板クラッチ111,113とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、主駆動輪を駆動する主駆動源及び副駆動輪を駆動する副駆動源を備え、少なくとも副駆動源に電動モータを用いた四輪駆動車の動力伝達装置に関する。
従来の動力伝達装置としては、例えば特許文献1のように、副駆動源としての電動モータ、減速機構、クラッチ、デファレンシャル装置等を備えたものがある。この動力伝達装置では、電動モータの駆動力を減速機構から減速出力しクラッチ、デファレンシャル装置を介して差動回転を許容しつつ左右の副駆動輪に伝達することができる。結果として、動力伝達装置では、後輪をアシスト駆動することができるようになっている。
しかしながら、従来の構造では、デファレンシャル装置が機械式であり、左右の副駆動輪に対して積極的な駆動力制御を行うことができなかった。
このため、左右の副駆動輪間で路面との摩擦係数が異なる場合は、差動回転が許容されることによって滑りやすい路面側に駆動力が伝達され、トラクションを確保することができないという問題があった。
また、ヨー・コントロールを行う場合は、増速機構を別途設ける必要があり、装置の複雑化や重量増等を招くという問題があった。
解決しようとする問題点は、副駆動源としての電動モータで駆動する左右の副駆動輪に対して積極的な駆動力制御を行うことができない点である。
本発明は、副駆動源としての電動モータで駆動する左右の副駆動輪に対して積極的な駆動力制御を行うために、左右の主駆動輪を駆動する主駆動源及び左右の副駆動輪を駆動する副駆動源を備え、少なくとも前記副駆動源に電動モータを用いた四輪駆動車の動力伝達装置であって、前記電動モータからの駆動力を減速して出力する減速機構と、該減速機構の出力側に設けられ駆動出力を行うための入力側回転部材と、前記左右の副駆動輪側に設けられ前記入力側回転部材に対して相対回転自在に配置された左右の出力側回転部材と、前記入力側回転部材と前記左右の出力側回転部材との各間に設けられ、それぞれ前記出力側回転部材に対する駆動力伝達を断続する左右の断続部とを備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明の動力伝達装置では、左右の断続部の断続制御及び電動モータの駆動制御によって、左右の副駆動輪側に対して積極的な駆動力制御を行うことができる。
副駆動源としての電動モータで駆動する左右の副駆動輪に対して積極的な駆動力制御を行うという目的を、構造の簡素化を図りつつ実現した。
[四輪駆動車]
図1は、本発明の実施例1に係る動力伝達装置を適用した四輪駆動車のスケルトン平面図である。図1のように、四輪駆動車1は、いわゆるハイ・ブリッド自動車として構成されたものであり、主駆動源としての内燃機関であるエンジン3と、副駆動源としての電動モータであるモーター・ジェネレータ5とを備えている。エンジン3は、本実施例において、主駆動輪である左右の前輪7,9を駆動し、モーター・ジェネレータ5は、副駆動輪である左右の後輪11,13を駆動する。
図1は、本発明の実施例1に係る動力伝達装置を適用した四輪駆動車のスケルトン平面図である。図1のように、四輪駆動車1は、いわゆるハイ・ブリッド自動車として構成されたものであり、主駆動源としての内燃機関であるエンジン3と、副駆動源としての電動モータであるモーター・ジェネレータ5とを備えている。エンジン3は、本実施例において、主駆動輪である左右の前輪7,9を駆動し、モーター・ジェネレータ5は、副駆動輪である左右の後輪11,13を駆動する。
前記エンジン3の出力は、トランスミッション15を介してフロント・デファレンシャル装置17に入力されるようになっている。フロント・デファレンシャル装置17には、左右のアクスル・シャフト19,21を介して、左右の前輪7,9が連動連結されている。
従って、エンジン3の駆動により前輪7,9を前進方向又は後進方向へ双方向回転駆動可能となっている。
前記モーター・ジェネレータ5の出力は、動力伝達装置23に入力されるようになっている。動力伝達装置23の出力側には、左右のアクスル・シャフト25,27を介して、左右の後輪11,13が連動連結されている。
従って、後輪11,13は、モーター・ジェネレータ5の駆動により回転駆動可能であると共にモーター・ジェネレータ5が停止したときには前輪7,9の前進方向又は後進方向への駆動回転に応じて前進方向又は後進方向へ連動回転する。
前記モーター・ジェネレータ5は、制御手段としてのコントローラ29によって制御されるようになっている。コントローラ29には、アクセル開度センサ31、舵角センサ33、ヨー・レート・センサ35、前後輪7,9,11,13の各車輪速度センサ37等からの検出信号が入力されるようになっている。
前記モーター・ジェネレータ5は、駆動回路39を介してバッテリ41に接続されている。従って、発進走行時、加速走行時などには、バッテリ41から駆動回路39を介してモーター・ジェネレータ5に給電が行われ、エンジン3による前輪7,9の駆動に対しモーター・ジェネレータ5により後輪11,13をアシスト駆動することができる。
また、減速走行時には、後述するクラッチ制御を行いモーター・ジェネレータ5による発電によってバッテリ41が充電され、次の発進走行、加速走行に備えられる。
[動力伝達装置]
図2は、本発明の実施例1に係る動力伝達装置の断面図である。
[動力伝達装置]
図2は、本発明の実施例1に係る動力伝達装置の断面図である。
図1及び図2のように、動力伝達装置23は、車体側に支持された静止部材のキャリヤ・ケース43内に、減速機構45と、リヤ・デファレンシャル装置47とを備えている。
前記キャリヤ・ケース43は、モーター・ジェネレータ5、減速機構45、リヤ・デファレンシャル装置47を支持するものであり、本体部49及び蓋体部51の合わせ構造で形成されている。本体部49及び蓋体部51は、ボルト53によって締結結合されている。
前記キャリヤ・ケース43の出力部側には、ボス部55,57が設けられている。ボス部55,57には、シール部材59,61が支持されている。
前記キャリヤ・ケース43の入力部側は、本体部49に突出部63が設けられ、突出部63の外周囲に取付フランジ65が設けられている。取付フランジ65には、前記モーター・ジェネレータ5が取り付けられ、ボルト67によって締結固定されている。前記突出部63には、シール部材69が支持されている。突出部63に隣接して、本体部49には筒状の軸受支持部71が形成されている。
減速機構45は、第1、第2の減速部73,75を備え、モーター・ジェネレータ5の駆動力を減速して出力する。
第1の減速部73は、複数段の減速ギヤ組の前段を構成し、キャリヤ・ケース43の入力側に支持されている。第1の減速部73は、第1のピニオン・ギヤ77及び第1のリング・ギヤ79によって構成されている。
第1のピニオン・ギヤ77は、入力軸81に一体に設けられている。入力軸81は、軸受支持部71内にベアリング83,85により回転自在に支持されている。入力軸81の一端には、モーター・ジェネレータ5の出力軸に対して同軸上に連動結合され、突出部63に支持されたシール部材69が接している。この入力軸81の他端に、第1のピニオン・ギヤ77が設けられている。
第1のリング・ギヤ79は、出力軸87に圧入固定されている。出力軸87は、入力軸81に対して併設されている。出力軸87の一端は、ニードル・ベアリング89によって突出部63内周側の凹部91内に回転自在に支持されている。出力軸87の他端側は、キャリヤ・ケース43の蓋体部51の挿通孔93内にベアリング95によって回転自在に支持されている。この出力軸87の他端は、蓋体部51外に突出し、回転検出用のギヤ97を備えている。蓋体部51及び出力軸87間には、シール部材99が介設されている。
第2の減速部75は、複数段の減速ギヤ組の最終段を構成し、第2のピニオン・ギヤ101及び第2のリング・ギヤ103を備えて、減速ギヤ組の出力をリヤ・デファレンシャル装置47へ伝達する。なお、複数段の減速ギヤ組は、上述したような外接噛み合いギヤではなく、同軸心上に組み合わされる遊星ギヤ式のギヤ組であっても良い。また、減速ギヤ組は、1組でも必要上の減速比が得られる設定であれば、複数段を設けなくとも良い。
第2のピニオン・ギヤ101は、出力軸87に一体に設けられ、第2のリング・ギヤ103は、リヤ・デファレンシャル装置47側に設けられている。
リヤ・デファレンシャル装置47は、入力側回転部材であるデフ・ケース105と、左右の出力側回転部材であるクラッチ・ハブ107,109と、左右の断続部である多板クラッチ111,113とを備えている。
デフ・ケース105は、筒状に形成され、左右の分割部115,117が軸方向に結合して構成されている。デフ・ケース105の両端は、端壁部119,121によって閉塞されている。端壁部119,121の軸心部には、左右のボス部123,125が一体に設けられている。ボス部123,125は、キャリヤ・ケース43に支持された後述する電磁石153,153側に、ベアリング127,129を介して回転自在に支持されている。
デフ・ケース105の外周側には、左分割部115に第2のリング・ギヤ103が一体に設けられている。デフ・ケース105の内周側には、左右の分割部115,117に雌スプライン131,133が設けられている。分割部115,117間には、周回状の締結プレート135が挟持されている。
左右のクラッチ・ハブ107,109は、デフ・ケース105の内周側に配置され、デフ・ケース105と同軸且つ相対回転自在に支持されている。なお、左右のクラッチ・ハブ107,109は、左右対称な構成であるため、左クラッチ・ハブ107についてのみ説明し、右クラッチ・ハブ109については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
クラッチ・ハブ107は、環状に形成されている。クラッチ・ハブ107の外周には、雄スプライン137が設けられている。クラッチ・ハブ107の軸方向一端は、締結プレート135に突き当てられて位置決められている。クラッチ・ハブ107の他端には、縦壁部139を介してボス部141が設けられている。
ボス部141は、デフ・ケース105のボス部123(125)に設けられた支持筒部142内周に回転自在に嵌合して位置決め支持されている。ボス部141の内周側には、雌スプライン143が設けられ、アクスル・シャフト25(27)の端部がスプライン係合するようになっている。アクスル・シャフト25(27)には、キャリヤ・ケース43のボス部55(57)に支持されたシール59(61)が摺接する。
デフ・ケース105と左右のクラッチ・ハブ107,109との間には、それぞれ左右の多板クラッチ111,113が設けられている。なお、左右の多板クラッチ111,113は、左右のクラッチ・ハブ107,109同様、左多板クラッチ111についてのみ説明し、右多板クラッチ113については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
多板クラッチ111は、交互に配置された複数枚のインナー・プレートとアウター・プレートとを備えている。インナー・プレートは、クラッチ・ハブ107の雄スプライン137にスプライン係合し、アウター・プレートは、デフ・ケース105の雌スプライン131(133)にスプライン係合している。
この多板クラッチ111は、一端部がデフ・ケース105の締結プレート135に対向配置され、他端部が押圧プレート145に対向配置されている。多板クラッチ111は、押圧プレート145の押圧によって締結プレート135との間で締結され、デフ・ケース105とクラッチ・ハブ107との間の駆動力伝達を行わせる。
従って、左右の多板クラッチ111,113は、モーター・ジェネレータ5の駆動力をデフ・ケース105から左右の後輪11,13側に独立して分配・伝達することができる。
前記押圧プレート145は、外周側が多板クラッチ111の他端部に対向し、内周側がデフ・ケース105の支持筒部142外周に軸方向移動自在に係合している。押圧プレート145とクラッチ・ハブ107の縦壁部139との間には、リターン・スプリング147が介設されている。
前記多板クラッチ111,113の締結制御は、左右の電磁アクチュエータであるクラッチ・アクチュエータ149,151によって行われる。
なお、左右のクラッチ・アクチュエータ149,151も、左クラッチ・アクチュエータ149についてのみ説明し、右クラッチ・アクチュエータ151については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
クラッチ・アクチュエータ149は、電磁石153と、アーマチュア155と、パイロット・クラッチ157とを備えている。
電磁石153は、電流制御に応じた電磁力を発生するものであり、デフ・ケース105のボス部123(125)外周に配置されると共にデフ・ケース105の端壁部119(121)外面に対向している。この電磁石153は、支持体159に固定されている。
支持体159は、周回状に形成され、キャリヤ・ケース43に嵌合して取り付けられている。支持体159の内周側には、ベアリング127(129)を介してデフ・ケース105のボス部123(125)を回転自在に支持されている。支持体159の内外周間には、電磁石153の収容空間161が設けられている。収容空間161の一側には、デフ・ケース105の端壁部119(121)に設けられた環状凸部163が挿入されている。環状凸部163と支持体159との間には、内外周のエアギャップが形成されている。
前記電磁石153は、車体側の電源及びコントローラ29に対して電気的に接続され、通電制御が行われるようになっている。かかる通電制御によって、デフ・ケース105の端壁部119(121)を通る磁路が形成される。
前記アーマチャ155は、リング状に形成され、デフ・ケース105の端壁部119(121)内面に対向している。アーマチャ155は、端壁部119(121)を介して電磁石153との間で磁路を形成する。従って、アーマチャ155は、電磁石153の磁力によって引き付けられ、パイロット・クラッチ157を締結するように端壁部119(121)側へ移動する。
パイロット・クラッチ157は、アーマチャ155と端壁部119(121)との間に対向するように介設されている。パイロット・クラッチ157は、交互に配置された複数枚のインナー・プレートとアウター・プレートを備えている。
インナー・プレートは、カム・プレート165の雄スプライン167にスプライン係合し、アウター・プレートは、デフ・ケース105の雌スプライン131(133)にスプライン係合している。前記カム・プレート165の背面側は、スラスト・ベアリング169を介して、デフ・ケース105の端壁部119(121)側に当接する構成となっている。カム・プレート165と押圧プレート145との間には、ボール171を備えたカム機構173が設けられている。
[駆動力伝達]
以下、本実施例の四輪駆動車1の左右後輪11,13に対する動力伝達について説明する。
[駆動力伝達]
以下、本実施例の四輪駆動車1の左右後輪11,13に対する動力伝達について説明する。
本実施例の四輪駆動車1は、モーター・ジェネレータ5が駆動されると、減速機構45の入力軸81から第1のピニオン・ギヤ77、第1のリング・ギヤ79、出力軸87、第2のピニオン・ギヤ101、第2のリング・ギヤ103を介してリヤ・デファレンシャル装置47のデフ・ケース105に駆動力が伝達される。
このとき、動力伝達装置23の左右のクラッチ・アクチュエータ149,151の電磁石153,153が通電制御されると、デフ・ケース105から締結状態の左右の多板クラッチ111,113を介して左右の後輪11,13側へ駆動力が伝達される。
すなわち、電磁石153,153を通電制御により、パイロット・クラッチ157,157が締結される。この締結により、カム・プレート165,165は、デフ・ケース105と連結されて一体的に回転し押圧プレート145,145との間で相対回転する。この相対回転により、カム機構173,173は、カム・プレート165,165及び押圧プレート145,145のカム面にボール171,171が乗り上げて推力を発生させる。
推力はカム・プレート165,165がスラスト・ベアリング169,169を介してデフ・ケース105側で受けられ、その反力として押圧プレート145,145に作用する。このため、押圧プレート145,145は、多板クラッチ111,113側に移動して多板クラッチ111,113を締結プレート135との間で締結する。
かかる締結によって、デフ・ケース105に伝達された駆動力は、左右の多板クラッチ111,113、クラッチ・ハブ107,109、アクスル・シャフト25,27を介して左右の後輪11,13へと伝達される。
従って、四輪駆動車1は、前輪7,9に加えて後輪11,13がアシスト駆動された四輪駆動状態となる。
かかる四輪駆動状態では、左右の多板クラッチ111,113の何れか一方又は双方の締結力制御或いは何れか一方の断続制御によって、左右の後輪11,13へ伝達される駆動力制御を積極的に行うことができる。
従って、左右の後輪11,13間で路面との摩擦係数が異なる場合であっても、例えば、左右の多板クラッチ111,113の締結力を同一にし、又は滑りにくい後輪側の多板クラッチの締結力を増加させ、或いは滑りやすい後輪側の多板クラッチの締結力を減少又は無くすことで、トラクションを確保することができる。
旋回中は、多板クラッチ111,113の一方の締結力を増加させ、或いは同他方の締結力を減少又は無くすことで、後輪11,13間で積極的に差動回転を行わせて、ヨー・コントロールを行うことができる。
多板クラッチ111,113の締結力制御の際には、多板クラッチ111,113の一方の締結力を固定し、同他方の締結力を変化させることによって、より容易且つ確実な後輪11,13の駆動力制御を行わせることができる。例えば、多板クラッチ111,113の一方を完全に締結し、同他方の締結力を完全な締結から開放までの間で制御する。
前記多板クラッチ111,113の締結力制御又は断続制御に加え、モーター・ジェネレータ5の駆動制御を行うことで、より容易且つ確実な後輪11,13の駆動力制御を行わせることができる。
なお、エネルギの回生についても、左右の多板クラッチ111,113の締結力制御又は断続制御を通じて行わせることができる。従って、後輪11,13側からリヤ・デファレンシャル装置47のクラッチ・ハブ107,109、多板クラッチ111,113、デフ・ケース105、減速機構45を介してモーター・ジェネレータ5を逆駆動して発電機として機能させ、発生した電力をバッテリ41に蓄電させることができる。
[駆動力制御]
以下、本実施例の四輪駆動車の駆動力制御の一例について図3〜図5を参照して説明する。
[駆動力制御]
以下、本実施例の四輪駆動車の駆動力制御の一例について図3〜図5を参照して説明する。
図3は駆動力制御を示すフローチャート、図4は図3の駆動力制御時のヨー・コントロールを示すフローチャート、図5は図3の駆動力制御時のアシスト・コントロールを示すフローチャートである。
動力伝達装置23では、図3〜図5のように、コントローラ29によって前記後輪11,13の駆動力制御が行われる。
まず、図3の駆動力制御が開始されると、ステップS1のように、アクセル開度センサ31からの信号に基づいてアクセル開度の読み込みが行われる。かかる読み込みによってステップS1が完了すると、ステップS2に移行する。
ステップS2では、ステップS1で読み込まれたアクセル開度に基づき、四輪駆動車1が加速中であるか否かの判断を行う。これにより、四輪駆動車1が加速状態又は定常状態或いは減速状態の何れの状態であるかを判断する。
加速状態と判断した場合には、ステップS3へ移行し、非加速状態と判断した場合には、ステップS4へ移行する。
ステップS4では、左右の多板クラッチ111,113の開放又は開放維持を行い、ステップS5に移行する。ステップS5では、モーター・ジェネレータ5の駆動停止或いは駆動停止維持を行う。従って、四輪駆動車1は、前輪7,9のみによる二輪駆動状態となり、ステップS1にリターンする。リターン後は、再度、図3の駆動力制御が繰り返されることになる。
ステップS3では、車輪速度センサ37からの信号に基づいた各車輪7,9,11,13の車輪速度から四輪駆動車1の車両速度算出を行う。かかる算出によってステップS5が完了すると、ステップS6へ移行する。
ステップS6では、ステップS3で算出した車両速度が、予め設定された車両速度以下か否かの車両速度域判定を行う。
設定された車両速度以上である場合には、ステップS4及びS5へ移行し、ステップS1にリターンする。設定された車両速度以下である場合には、ステップS7へ移行する。
ステップS7では、舵角センサ33からの信号に基づいて舵角の読み込みが行われ、ステップS8に移行する。
ステップS8では、ステップS7で読み込んだ舵角に基づき、四輪駆動車1が旋回中か否かの判断を行う。これにより、四輪駆動車1が旋回しているか直進しているかの判定を行う。
旋回中である場合には、図4のヨー・コントロールを行い、直進中である場合には、図5のアシスト・コントロールを行う。
(ヨー・コントロール)
図4のヨー・コントロールが開始されると、ステップS11のように、ヨー・レート・センサ35からの信号に基づいて、四輪駆動車1のヨー・レートの読み込みが行われる。さらに、ステップS11では、読み込んだヨー・レートからステア状態の算出を行う。このステップS11が完了すると、ステップS12に移行する。
(ヨー・コントロール)
図4のヨー・コントロールが開始されると、ステップS11のように、ヨー・レート・センサ35からの信号に基づいて、四輪駆動車1のヨー・レートの読み込みが行われる。さらに、ステップS11では、読み込んだヨー・レートからステア状態の算出を行う。このステップS11が完了すると、ステップS12に移行する。
ステップS12では、ステップS11で算出したステア状態に基づき、アンダー・ステア又はニュートラル・ステアであるか否かの旋回状態判定を行う。旋回状態がアンダー・ステア又はニュートラル・ステアである場合にはステップS13へ移行し、アンダー・ステア又はニュートラル・ステアでない場合にはステップS14へ移行する。
ステップS13では、旋回外輪側の多板クラッチを完全に締結し、旋回内輪側の多板クラッチを開放して、ステップS15へ移行する。
ステップS14では、旋回内輪側の多板クラッチを完全に締結し、旋回外輪側の多板クラッチを開放して、ステップS15へ移行する。
ステップS15では、モーター・ジェネレータ5の駆動制御によって、ニュートラル・ステアに対するステア差に応じた駆動力を旋回外輪側の後輪に付与する。すなわち、アンダー・ステア又はオーバー・ステアの場合はニュートラル・ステアに近づけるように、ニュートラル・ステアの場合はそれを維持するように、それぞれモーター・ジェネレータ5の駆動出力を調整する。ステップS15が完了すると、ステップS16へ移行する。
ステップS15では、モーター・ジェネレータ5の駆動制御によって、ニュートラル・ステアに対するステア差に応じた駆動力を旋回外輪側の後輪に付与する。すなわち、アンダー・ステア又はオーバー・ステアの場合はニュートラル・ステアに近づけるように、ニュートラル・ステアの場合はそれを維持するように、それぞれモーター・ジェネレータ5の駆動出力を調整する。ステップS15が完了すると、ステップS16へ移行する。
ステップS16では、モーター・ジェネレータ5によって駆動された後輪のスリップ率を算出して、ステップS17に移行する。
ステップS17では、算出したスリップ率が所定値内か否かを判断する。所定値内である場合には、ステップS1にリターンし、所定値外である場合には、ステップS18へ移行する。
ステップS18では、ステップS17で算出したスリップ率に基づいて、後輪のスリップ率が所定値内となるようにモーター・ジェネレータ5の駆動力を減少調整し、ステップS1にリターンする。
(アシスト・コントロール)
図5のアシスト・コントロールが開始されると、ステップS21のように、前後輪7,9,11,13の回転数読み込みが行われる。かかる回転数に基づいて、主駆動輪である前輪7,9のスリップ率が算出され、ステップS22に移行する。
(アシスト・コントロール)
図5のアシスト・コントロールが開始されると、ステップS21のように、前後輪7,9,11,13の回転数読み込みが行われる。かかる回転数に基づいて、主駆動輪である前輪7,9のスリップ率が算出され、ステップS22に移行する。
ステップS22では、前輪7,9のスリップ率が予め設定された所定値の範囲内か否かを判断する。所定値の範囲内でない場合は、ステップS23に移行し、所定値の範囲内である場合は、図3のステップS4へ移行し、ステップS5を経てステップS1へリターンする。
ステップS23では、左右の多板クラッチ111,113を完全締結し、ステップS24に移行する。
ステップS24では、ステップS21で算出された前輪7,9のスリップ率に応じ、モーター・ジェネレータ5の駆動出力を調整して後輪11,13に駆動力を付与する。これにより、四輪駆動車1は、モーター・ジェネレータ5によって後輪11,13がアシスト駆動された四輪駆動状態となる。こうしてステップS24が終了し、図4のステップS16へ移行し、以後の処理が行われる。
[実施例1の効果]
本実施例の動力伝達装置23は、左右の前輪7,9を駆動する主駆動源としてのエンジン3及び左右の後輪11,13を駆動する副駆動源としてのモーター・ジェネレータ5を備えた四輪駆動車1に用いられ、モーター・ジェネレータ5からの駆動力を減速して出力する減速機構45と、該減速機構45の出力側に設けられ駆動出力を行うためのリヤ・デファレンシャル装置47のデフ・ケース105と、左右の後輪11,13側に設けられデフ・ケース105に対して相対回転自在に配置されたリヤ・デファレンシャル装置47の左右のクラッチ・ハブ107,109と、デフ・ケース105とクラッチ・ハブ107,109との各間に設けられ、それぞれクラッチ・ハブ107,109に対する駆動力伝達を断続する左右の多板クラッチ111,113とを備えている。
[実施例1の効果]
本実施例の動力伝達装置23は、左右の前輪7,9を駆動する主駆動源としてのエンジン3及び左右の後輪11,13を駆動する副駆動源としてのモーター・ジェネレータ5を備えた四輪駆動車1に用いられ、モーター・ジェネレータ5からの駆動力を減速して出力する減速機構45と、該減速機構45の出力側に設けられ駆動出力を行うためのリヤ・デファレンシャル装置47のデフ・ケース105と、左右の後輪11,13側に設けられデフ・ケース105に対して相対回転自在に配置されたリヤ・デファレンシャル装置47の左右のクラッチ・ハブ107,109と、デフ・ケース105とクラッチ・ハブ107,109との各間に設けられ、それぞれクラッチ・ハブ107,109に対する駆動力伝達を断続する左右の多板クラッチ111,113とを備えている。
従って、動力伝達装置23では、左右の多板クラッチ111,113の断続制御又は締結力制御及びモーター・ジェネレータ5の駆動制御によって、左右の後輪11,13側に対する駆動力制御を積極的に行うことができる。
この結果、左右の後輪11,13間で路面との摩擦係数が異なる場合であってもトラクションを確実に確保することができると共に、旋回中のヨー・コントロールを確実に行わせることができる。
後輪11,13の駆動力制御は、左右の多板クラッチ111,113の一方の締結力を固定し、同他方の締結力を完全締結から開放までの間で変化させることで、より容易且つ確実に行うことができる。
多板クラッチ111,113の締結力は、電磁アクチュエータであるクラッチ・アクチュエータ149,151によって行われるため、容易且つ確実に制御することができる。
動力伝達装置23では、駆動力制御を行わせるデフ・ケース105と左右のクラッチ・ハブ107,109と前記デフ・ケース105とクラッチ・ハブ107,109との各間に設けられた左右の多板クラッチ111,113とで、ギヤを有さないリヤ・デファレンシャル装置47を構成しているため、構造の簡素化、小型化、及び軽量化を図ることができる。
前記モーター・ジェネレータ5は、エンジン3と切り離して独立制御することができるため、後輪11,13の駆動力制御をアクセル開度等に拘わらず適切に行うことができる。
[その他]
以上、本発明の実施例について説明した、本発明はこれに限定されるものではない。従って、本発明の構成に付随する各種の変更が可能である。
[その他]
以上、本発明の実施例について説明した、本発明はこれに限定されるものではない。従って、本発明の構成に付随する各種の変更が可能である。
例えば、上記実施例では、リヤ・デファレンシャル装置47を設けて、入力側回転部材をデフ・ケース105、出力側回転部材をクラッチ・ハブ107,109としていたが、リヤ・デファレンシャル装置47を省略することも可能である。
この場合は、減速機構45の出力軸87或いは出力軸87に併設された中間軸を入力側回転部材とし、これに対して同軸上に設けた左右のアクスル・シャフト25,27を出力側回転部材とし、出力軸87又は中間軸とアクスル・シャフト25,27との間に左右の断続部を設ければよい。
また、駆動力制御としては、上記以外の多板クラッチ111,113の断続制御又は締結制御及びモーター・ジェネレータ5の駆動制御を適宜組み合わせて行うことも可能である。
また、左右の断続部としては、多板クラッチ111,113を用いて断続制御及び締結制御を行うように構成していたが、例えばドグ・クラッチ等で断続制御のみを行うように構成することも可能である。
上記実施例では、主駆動源としてのエンジン3によって駆動される主駆動輪を前輪7,9とし、副駆動源としてのモーター・ジェネレータ5によって駆動される副駆動輪を後輪11,13としていたが、主駆動輪を後輪11,13、副駆動輪を前輪7,9とすることも可能である。
また、主駆動源は、内燃機関であるエンジン3を用いていたが、例えば、電動モータ等、他の駆動源を用いることも可能である。
1 四輪駆動車
3 エンジン(主駆動源)
5 モーター・ジェネレータ(副駆動源)
7,9 前輪(主駆動輪)
11,13 後輪(副駆動輪)
23 動力伝達装置
45 減速機構
105 デフ・ケース(入力側回転部材)
107,109 クラッチ・ハブ(出力側回転部材)
111,113 多板クラッチ(断続部)
3 エンジン(主駆動源)
5 モーター・ジェネレータ(副駆動源)
7,9 前輪(主駆動輪)
11,13 後輪(副駆動輪)
23 動力伝達装置
45 減速機構
105 デフ・ケース(入力側回転部材)
107,109 クラッチ・ハブ(出力側回転部材)
111,113 多板クラッチ(断続部)
Claims (5)
- 左右の主駆動輪を駆動する主駆動源及び左右の副駆動輪を駆動する副駆動源を備え、少なくとも前記副駆動源に電動モータを用いた四輪駆動車の動力伝達装置であって、
前記電動モータからの駆動力を減速して出力する減速機構と、
該減速機構の出力側に設けられ駆動出力を行うための入力側回転部材と、
前記左右の副駆動輪側に設けられ前記入力側回転部材に対して相対回転自在に配置された左右の出力側回転部材と、
前記入力側回転部材と前記左右の出力側回転部材との各間に設けられ、それぞれ前記出力側回転部材に対する駆動力伝達を断続する左右の断続部とを備えた、
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1記載の動力伝達装置であって、
前記左右の各断続部は、クラッチと該クラッチを動作させる電磁アクチュエータとを備えている、
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項2記載の動力伝達装置であって、
前記断続部は、締結力制御に応じて前記出力側回転部材に対する駆動力伝達を行う多板クラッチである、
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項2又は3記載の動力伝達装置であって、
前記入力側回転部材は、デフ・ケースであり、
前記左右の出力側回転部材は、前記デフ・ケースの内周側に配置された左右のクラッチ・ハブである、
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項3又は4記載の動力伝達装置であって、
前記一対の断続部の何れか一方の締結力を固定し、同他方の締結力を変化させてヨー・コントロールを行う、
ことを特徴とする動力伝達装置。
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- 2009-04-01 JP JP2009089511A patent/JP2010241178A/ja active Pending
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