JP2007145088A - 動力伝達装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】減速ギヤ組の噛み合い振動がクラッチに入力され難く、クラッチの耐久性を向上することを可能とする。
【解決手段】駆動力を減速して出力するための減速ギヤ組40と、減速ギヤ組40の第2のリング・ギヤ103を備えた外側回転部材105と、外側回転部材105と同軸且つ相対回転可能に配置されたデフ・ケース109と、外側回転部材105及びデフ・ケース109間に設けられ駆動力の断続を行うクラッチ45とを備え、クラッチ45は、外側回転部材105及びデフ・ケース109間に周方向複数配置され外側回転部材105及びデフ・ケース109間の相対回転により両間を噛み合い結合するローラ123を備え、第2のリング・ギヤ103の歯数とローラ123の個数とは、割り切れない関係に設定されていることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】駆動力を減速して出力するための減速ギヤ組40と、減速ギヤ組40の第2のリング・ギヤ103を備えた外側回転部材105と、外側回転部材105と同軸且つ相対回転可能に配置されたデフ・ケース109と、外側回転部材105及びデフ・ケース109間に設けられ駆動力の断続を行うクラッチ45とを備え、クラッチ45は、外側回転部材105及びデフ・ケース109間に周方向複数配置され外側回転部材105及びデフ・ケース109間の相対回転により両間を噛み合い結合するローラ123を備え、第2のリング・ギヤ103の歯数とローラ123の個数とは、割り切れない関係に設定されていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、減速ギヤ組及びクラッチを備えて駆動力伝達を行う動力伝達装置に関する。
従来の動力伝達装置に、減速ギヤ組としてピニオン及びリング・ギヤと、リング・ギヤを取り付けた入力側回転部材と、入力側回転部材と同軸且つ相対回転可能に配置された内側回転部材と、入力側回転部材及び内側回転部材間に設けられ駆動力の断続を行うクラッチとを備えたものがある。
かかる装置により、電動モータの出力回転をピニオン及びリング・ギヤにより減速して入力側回転部材に伝達し、クラッチの作動により出力側回転部材を介し、デファレンシャル装置へ駆動力を伝達することができる。
しかし、かかる構造では、振動、騒音に対する考慮がなされておらず、減速ギヤ組であるピニオン及びリング・ギヤの噛み合い振動がクラッチの係合面に入力され、クラッチの耐久性を損なうという問題がある。
解決しようとする問題点は、振動、騒音に対する考慮がなされておらず、減速ギヤ組の噛み合い振動がクラッチの係合面に入力され、クラッチの耐久性を損なう点である。
本発明は、減速ギヤ組の噛み合い振動がクラッチに入力され難く、クラッチの耐久性を向上するために、出力ギヤ部又は入力ギヤ部の歯数と連結体の個数とは、割り切れない関係に設定されていることを最も主要な特徴とする。
本発明の動力伝達装置は、出力ギヤ部又は入力ギヤ部の歯数と連結体の個数とは、割り切れない関係に設定されているため、駆動力伝達時に減速ギヤ組の噛み合い振動がクラッチに入力され難く、クラッチの耐久性を向上させることができる。
減速ギヤ組の噛み合い振動がクラッチに入力され難く、クラッチの耐久性を向上するという目的を、出力ギヤ部又は入力ギヤ部の歯数と連結体の個数との設定により実現した。
[四輪駆動車]
図1は、本発明の実施例1に係る駆動装置を適用した自動車のスケルトン平面図である。図1のように、自動車1は、いわゆるハイ・ブリッド自動車として構成したものであり、主駆動源としての内燃機関であるエンジン3と、副駆動源としてモーター・ジェネレータ5とを備えている。エンジン3は本実施例において、主回転部である左右の前輪7,9を駆動し、モーター・ジェネレータ5は、副回転部である同左右の後輪11,13を駆動する駆動源となっている。
図1は、本発明の実施例1に係る駆動装置を適用した自動車のスケルトン平面図である。図1のように、自動車1は、いわゆるハイ・ブリッド自動車として構成したものであり、主駆動源としての内燃機関であるエンジン3と、副駆動源としてモーター・ジェネレータ5とを備えている。エンジン3は本実施例において、主回転部である左右の前輪7,9を駆動し、モーター・ジェネレータ5は、副回転部である同左右の後輪11,13を駆動する駆動源となっている。
前記エンジン3の出力は、トランス・ミッション15を介してフロント・デファレンシャル装置17に入力されるようになっている。フロント・デファレンシャル装置17には、左右のアクスル・シャフト19,21を介して、前記前輪7,9が連動連結されている。従って、エンジン3の駆動によりトランス・ミッション15を介して前輪7,9を前進方向又は後進方向へ双方向回転駆動可能となっている。
前記モーター・ジェネレータ5の出力は、駆動装置としての減速駆動装置23に入力されるようになっている。減速駆動装置23の出力側には、左右のアクスル・シャフト25,27を介して、前記左右の後輪11,13が連動連結されている。従って、後輪11,13は、モーター・ジェネレータ5の駆動により回転駆動可能であると共にモーター・ジェネレータ5が停止したときには前輪7,9の前進方向又は後進方向への駆動回転により前進方向又は後進方向へ連動回転する。
前記モーター・ジェネレータ5は、制御手段としてのコントローラ29によって制御されるようになっている。コントローラ29には、シフトポジション・スイッチ、ヨーモーメント・センサ、4WDスイッチ、車速センサ、加速度センサ、ブレーキ・センサ、スロットル開度センサ、左右輪回転差検出センサ、前後輪回転差検出センサ、操舵角センサ等の各種センサ31からの検出信号を入力するようになっている。
前記モーター・ジェネレータ5は、モータ・ジェネレータで構成されている。このモーター・ジェネレータ5は、インバータ33を介してバッテリ35に接続されている。エンジン3側には、ジェネレータあるいはモータ・ジェネレータ37が設けられ、インバータ38を介して前記バッテリ35に接続されている。
従って、発進走行時、加速走行時などには、バッテリ35からインバータ33を介してモーター・ジェネレータ5に給電が行われ、前記同様にエンジン3による前輪7,9の駆動に対し、モーター・ジェネレータ5により後輪11,13をアシスト駆動することができる。
また、減速走行時には、後述するクラッチ制御を行いモーター・ジェネレータ5,37による発電によってバッテリ35が充電され、次の発進走行、加速走行に備えられる。発進走行、加速走行時に、バッテリ35からモータ・ジェネレータ37にも給電を行ない、前輪7,9側をもモータ・ジェネレータ37によって電動アシスト駆動することができる。
[減速駆動装置]
図2のように、前記減速駆動装置23は、車体側に支持され固定側である静止部材のキャリヤ・ケース39内に、複数段の減速ギヤ組40である第1,第2の減速機構41,43と、クラッチ45と、差動装置としてのリヤ・デファレンシャル装置47とを備えている。
図2のように、前記減速駆動装置23は、車体側に支持され固定側である静止部材のキャリヤ・ケース39内に、複数段の減速ギヤ組40である第1,第2の減速機構41,43と、クラッチ45と、差動装置としてのリヤ・デファレンシャル装置47とを備えている。
前記キャリヤ・ケース39は、モーター・ジェネレータ5、第1,第2の減速機構41,43、クラッチ45、及びびリヤ・デファレンシャル装置47を支持するものであり、蓋本体部49及び蓋体部51の合わせ構造で形成されている。本体部49及び蓋体部51は、ボルト53によって締結結合されている。このキャリヤ・ケース39は、入力部側57及び出力部側59を備えている。
前記キャリヤ・ケース39の出力部側59左右には、支持壁としてボス部61,63が設けられている。ボス部61,63には、シール部材65,67が装着されている。ボス部61,63の奥側には、軸受支持部69,71が設けられている。軸受支持部69は、ボス部61に一体に形成され、軸受支持部71は、キャリヤ・ケース39と同様に静止部材である別体の環状部材72に形成されている。環状部材72は、キャリヤ・ケース39に嵌合支持されている。
前記キャリヤ・ケース39の入力部側57では、本体部49に貫通部73が設けられ、貫通部73の外周囲に取付フランジ75が設けられている。取付フランジ75に前記モーター・ジェネレータ5が取り付けられ、ボルト77によって締結固定されている。貫通部73には、シール部材79が装着されている。本体部49には、前記貫通部73に隣接して軸受支持部80が内面に突出形成されている。軸受支持部80には、出力部59側内に連通する油孔82が設けられている。
前記第1,第2の減速機構41,43は、前記モーター・ジェネレータ5の駆動力を減速して出力するもので、第1の減速機構41は、複数段の減速ギヤ組の前段を構成し、前記キャリヤ・ケース39の入力部側57に支持されている。第1の減速機構41は、入力部側57において概ねモーター・ジェネレータ5とリヤ・デファレンシャル装置47との間に配置されている。
前記第1の減速機構41は、入力ギヤ部である第1のピニオン81及び出力ギヤ部である第1のリング・ギヤ83によって構成されている。
前記第1のピニオン81は、入力軸85に一体に設けられている。入力軸85は、ベアリング87,89によりキャリヤ・ケース39に回転自在に支持されている。入力軸85の一端に、前記モーター・ジェネレータ5の出力軸が結合され、前記シール部材79が接している。入力軸85の他端に第1のピニオン81に設けられている。
前記第1のリング・ギヤ83は、回転軸である中間軸91に圧入固定されている。中間軸91は、一端がベアリング93により前記軸受支持部80の内周に回転自在に支持され、他端が蓋体部51にベアリング95により回転自在に支持されている。中間軸91は、前記蓋体部51外に突出し、回転検出用のギヤ97が取り付けられている。蓋体部51及び入力軸85間には、シール部材99が介設されている。
前記第2の減速機構43は、複数段の減速ギヤ組の最終段を構成し、入力ギヤ部である第2のピニオン101及び出力ギヤ部である第2のリング・ギヤ103を備えて、減速ギヤ組の出力をリヤ・デファレンシャル装置47へ伝達する。
前記第2のピニオン101は、前記中間軸91に一体に設けられ、前記第2のリング・ギヤ103は、リヤ・デファレンシャル装置47側に支持されている。
前記リヤ・デファレンシャル装置47は、クラッチ45を介して前記第2のリング・ギヤ103からのトルクが伝達されるようになっている。
前記第2のリング・ギヤ103は、入力側回転部材である外側回転部材105に備えられ、外側回転部材105は、第2のリング・ギヤ103を備えたリング・ギヤ部106及び筒部107を有し、リング・ギヤ部106及び筒部107が軸方向に結合され、溶接により結合されている。このように、リング・ギヤ部106と筒部107とが別体で形成されているため、各の部材の固有振動数と強度とを考慮し、共振せずに必要な駆動力を伝達可能とするように各で異なった材料を選定してクラッチ45への入力振動が抑制されるようになっている。筒部107の一部108は、中間部110に比べて環状で肉厚に形成され、クラッチ45の締結荷重による変形を抑制している。
前記外側回転部材105と同軸且つ相対回転可能に出力側回転部材である内側回転部材として前記リヤ・デファレンシャル装置47のデフ・ケース109が設けられている。デフ・ケース109は、左右のボス部111,113が前記キャリヤ・ケース39側の軸受支持部69,71に、ベアリング115,117を介して回転自在に支持されている。このデフ・ケース109の一方のボス部111側外周に、ベアリング119,121を介して前記外側回転部材105がリング・ギヤ部106の内周側において回転自在に支持されている。
前記クラッチ45は、前記外側回転部材105及びデフ・ケース109間に設けられ駆動力の断続を行う。クラッチ45は、第2のリング・ギヤ103に対し回転軸方向に異なる位置に配置され、デフ・ケース109のボス部113側外周に配置されている。すなわち、前記第2のリング・ギヤ103が、前記外側回転部材105の筒部107一端のリング・ギヤ部106外周側に設けられているのに対し、クラッチ45は、筒部107の他端内周側に設けられている。
前記クラッチ45は、ツーウェイ・クラッチであり、前記外側回転部材105及びデフ・ケース109間に複数配置された連結体としてのローラ123と該ローラ123に軸方向に隣接配置され前記キャリヤ・ケース39側の間の摩擦力を受けて前記ローラ123の公転を制動するブレーキ部としてブレーキシュー125とを備えている。
図3は、クラッチの側面図である。図2,図3のように、クラッチ45は、くさび状に機能する傾斜面126を内周部に有する噛合部127及び前記くさび状の機能によって押圧される所定幅を持った円周状の外周面を有する結合部129間に前記複数のローラ123が配列されたものである。
前記噛合部127は、前記筒部107の端部に一体に設けられ、内周は、傾斜面126が周方向に連続して多角形に形成されている。噛合部127の内周は、筒部107において最小径となっている。ツーウェイ・クラッチの係合面の加工時の工具の進入時に筒部107において噛合部127以外の部分の内周側との干渉を避け、加工性を向上させている。噛合部127の側面には、係合溝131が設けられている。結合部129は、デフ・ケース109とは別部材のスチール材で形成され、クラッチ45の連結に係る部分を厚肉として強度を高めると共に、デフ・ケース109の外周側にて、結合部129の軸方向に隣接して連結部133が一体に設けられ、デフ・ケース109の外周に設けられた連結噛合部135に噛み合いにより連動連結されている。結合部129は、第2のリング・ギヤ103と共に一体に組み付けられる。
前記各ローラ123は、リテーナ137によってそれぞれ回転自在に支持されている。リテーナ137には、リング状のリターン・スプリング139のアーム141,143が係合し、アーム141,143は、さらに噛合部127の係合溝131に係合している。
前記リテーナ137は、軸方向へ伸びており、周方向に複数に分割されスプリングによって整列したブレーキシュー125に係合している。ブレーキシュー125の外周には、リング状のスプリング145が円周方向に掛け回されている。スプリング145によってブレーキシュー125は内周側の環状支持部147に押し付けられている。前記環状支持部147は、前記環状部材72に形成されている。ブレーキ・シュー125と摺動する環状支持部147の外周面には、摩擦特性を安定させるための格子、又は周方向に向けて軸方向に複数並んだリング状又は螺旋状の微小突起、或いは面粗しを行い硬化熱処理を施したスチール製リングを設けることもできる。
前記リテーナ137は、軸方向へ伸びており、周方向に複数に分割されスプリングによって整列したブレーキシュー125に係合している。ブレーキシュー125の外周には、リング状のスプリング145が円周方向に掛け回されている。スプリング145によってブレーキシュー125は内周側の環状支持部147に押し付けられている。前記環状支持部147は、前記環状部材72に形成されている。ブレーキ・シュー125と摺動する環状支持部147の外周面には、摩擦特性を安定させるための格子、又は周方向に向けて軸方向に複数並んだリング状又は螺旋状の微小突起、或いは面粗しを行い硬化熱処理を施したスチール製リングを設けることもできる。
前記リヤ・デファレンシャル装置47は、前記減速ギヤ組40の出力を、例えば車軸であるアクスルシャフトに差動分配出力するものである。
前記リヤ・デファレンシャル装置47は、デフ・ケース109内にピニオン・シャフト149を介しギヤ機構の一部を構成するピニオン151が支持されている。ピニオン151に対し、ピニオン151と共に差動ギヤ機構を構成する左右のサイド・ギヤ153,155が噛み合い結合されている。サイド・ギヤ153,155には、アクスル・シャフトが連動構成されている。
[出力ギヤ部とローラの個数等]
前記第2のリング・ギヤ103の歯数と連結体の個数とは、割り切れない関係に設定されている。本実施例では、ローラ123の数を、16個とし、第2のリング・ギヤ103の歯数を79枚としている。ローラ123の数は、入力される駆動トルクにもよるが、5〜17個が適当であり、第2のリング・ギヤ103の歯数との関係においては、素数の組み合わせとしている。例えば、第2のリング・ギヤ103の歯数を79枚、ローラ123を11個等とすることもできる。
前記第2のリング・ギヤ103の歯数と連結体の個数とは、割り切れない関係に設定されている。本実施例では、ローラ123の数を、16個とし、第2のリング・ギヤ103の歯数を79枚としている。ローラ123の数は、入力される駆動トルクにもよるが、5〜17個が適当であり、第2のリング・ギヤ103の歯数との関係においては、素数の組み合わせとしている。例えば、第2のリング・ギヤ103の歯数を79枚、ローラ123を11個等とすることもできる。
なお、前記第1のピニオン81の歯数は、13枚、第1のリング・ギヤ83の歯数は、77枚、第2のピニオン101の歯数は、13枚としている。
前記リング・ギヤ部106をデフ・ケース109に対して支持するベアリング119,121は、ボールなどの転動体の数を、第2のリング・ギヤ103の歯数との関係において、少なくとも互いに整数で割り切れない関係(好ましくはそれぞれを素数)に設定しても良い。
前記ベアリング115,117は、第2のリング・ギヤ103の噛み合い振動を第2のリング・ギヤ103のベアリング119,121及びデフ・ケース109
を介して間接的に受けるため、影響が少ないとは言え、ボールなど転動体の個数設定を第2のリング・ギヤ103の歯数との関係で同様に割り切れない関係にすることもできる。
を介して間接的に受けるため、影響が少ないとは言え、ボールなど転動体の個数設定を第2のリング・ギヤ103の歯数との関係で同様に割り切れない関係にすることもできる。
[トルク伝達]
モーター・ジェネレータ5の駆動によって、入力軸85から第1のピニオン43、第1のリング・ギヤ83、中間軸91、第2のピニオン101、第2のリング・ギヤ103を介して外側回転部材105にトルクが伝達される。外側回転部材105からは、筒部107を介してクラッチ45の噛合部127にトルクが伝達される。従って、クラッチ45では、噛合部127が第2のリング・ギヤ103と共に回転する。このとき、ローラ123は、リテーナ137を介してブレーキシュー125に係合するから、環状支持部147側から回転抵抗を受ける。
モーター・ジェネレータ5の駆動によって、入力軸85から第1のピニオン43、第1のリング・ギヤ83、中間軸91、第2のピニオン101、第2のリング・ギヤ103を介して外側回転部材105にトルクが伝達される。外側回転部材105からは、筒部107を介してクラッチ45の噛合部127にトルクが伝達される。従って、クラッチ45では、噛合部127が第2のリング・ギヤ103と共に回転する。このとき、ローラ123は、リテーナ137を介してブレーキシュー125に係合するから、環状支持部147側から回転抵抗を受ける。
この回転抵抗により、噛合部127がローラ123に対して先行回転し、ローラ123が噛合部127及び結合部129間に噛み合う。このとき、リターン・スプリング139の一方のアーム141が噛合部127と共に移動し、同他方のアーム143は、リテーナ137側に係合するからリターン・スプリング139にリターン用の付勢力が発生する。
前記噛み合いにより、外側回転部材105の筒部107からクラッチ45の噛合部127、ローラ123、結合部129、連結部133、連結噛合部135を介してデフ・ケース109にトルクが伝達される。
従って、デフ・ケース109からピニオン・シャフト149、ピニオン151、サイド・ギヤ153,155を介して、アクスル・シャフト25,27側へトルク伝達が行われ、後輪11,13が駆動される。
前記差動回転時には、ピニオン151の自転を介して、サイド・ギヤ153,155が差動回転し、アクスル・シャフト側の差動回転を許容することができる。
モーター・ジェネレータ5からの入力が停止したときは、リターン・スプリング139の付勢力によりリテーナ137がブレーキシュー125の抵抗に抗して僅かに強制回転され、ローラ123の噛合部127及び結合部129間への噛み込みが解除される。
この噛み込み解除により外側回転部材105に対してデフ・ケース109側の回転が自由となる。
従って、前記モーター・ジェネレータ5が停止している時、アクスル・シャフト25,27からリヤ・デファレンシャル装置47へとトルクが伝達されても、外側回転部材105へは回転が伝達されることはない。
このため、アクスル・シャフト25,27側の回転によって、減速ギヤ組40、モーター・ジェネレータ5が回転することはない。
すなわち、減速ギヤ組を逆方向から駆動することによる大きなエネルギーロス、停止されたモーター・ジェネレータ5をアクスル・シャフト側で駆動することによるエネルギーロスを確実に抑制し、燃費向上を図ることができ、モーター・ジェネレータ5の耐久性も向上することができる。
ローラ123は、筒部107側にリテーナ137と共に支持されているので、前記モーター・ジェネレータ5が停止しているときは、同様にローラ123も停止する。従って、クラッチ45が切断されているとき、デフ・ケース27と共に結合部129が回転してもローラ123は公転しないので遠心力による誤作動を受けない。
なお、エネルギの回生については、リテーナ137の先端138にギヤ部を形成し、このギヤ部に小型モータのピニオンを噛み合わせ、車両減速時や降坂時において出力側回転部材の回転方向と同方向に先行するようにリテーナを回転制御する。このため、クラッチ45はローラ123と傾斜面126とがくさび状に機能し連結されるため、車輪側からクラッチ45と減速ギヤ組40とを介してモータ・ジェネレータを逆駆動し発電機として機能させ、発生した電力をインバータ33からバッテリ35に蓄電させることができる。
[実施例1の効果]
本発明実施例1の減速駆動装置23は、駆動力を減速して出力するための減速ギヤ組40と、前記減速ギヤ組40の第2のリング・ギヤ103を備えた外側回転部材105と、前記外側回転部材105と同軸且つ相対回転可能に配置されたデフ・ケース109と、前記外側回転部材105及びデフ・ケース109間に設けられ駆動力の断続を行うクラッチ45とを備え、前記クラッチ45は、外側回転部材105及びデフ・ケース109間に周方向複数配置され外側回転部材105及びデフ・ケース109間の相対回転により両間を噛み合い結合するローラ123を備え、前記第2のリング・ギヤ103の歯数とローラ123の個数とは、割り切れない関係に設定されているため、駆動力伝達時に減速ギヤ組40の噛み合い振動がクラッチ45に入力され難く、クラッチ45の耐久性を向上させることができる。
本発明実施例1の減速駆動装置23は、駆動力を減速して出力するための減速ギヤ組40と、前記減速ギヤ組40の第2のリング・ギヤ103を備えた外側回転部材105と、前記外側回転部材105と同軸且つ相対回転可能に配置されたデフ・ケース109と、前記外側回転部材105及びデフ・ケース109間に設けられ駆動力の断続を行うクラッチ45とを備え、前記クラッチ45は、外側回転部材105及びデフ・ケース109間に周方向複数配置され外側回転部材105及びデフ・ケース109間の相対回転により両間を噛み合い結合するローラ123を備え、前記第2のリング・ギヤ103の歯数とローラ123の個数とは、割り切れない関係に設定されているため、駆動力伝達時に減速ギヤ組40の噛み合い振動がクラッチ45に入力され難く、クラッチ45の耐久性を向上させることができる。
前記第2のリング・ギヤ103とクラッチ45とは、回転軸方向に異なる位置に配置されたため、駆動力伝達時に減速ギヤ組40の噛み合い反力がクラッチ45に影響し難くし、振動低減を図りクラッチ45の耐久性を向上させることができる。
前記減速ギヤ組40と外側回転部材105とデフ・ケース109とクラッチ45とは、キャリヤ・ケース39に収容配置され、前記クラッチ45は、前記キャリヤ・ケース39側の環状部材72との間の摩擦力を受けて結合の起因とするブレーキ・シュー125を備えたツーウェイ・クラッチであるため、クラッチ45の断続に際してギヤの噛み合い振動が入力されることがない。また、ローラ123及びブレーキシュー125間に他の部材が介在せず、軸方向のコンパクト化と、作動レスポンスの向上を図ることができる。
前記減速ギヤ組40は、モーター・ジェネレータ5で駆動され、前記デフ・ケース109は、差動機構のピニオン・シャフト149、ピニオン151、サイド・ギヤ153,155を介して左右の車輪側に連動連結されるため、振動を低減し、システムの耐久性を向上させることができる。また、振動によるドライバーへの走行不快感を与えない。
なお、図3のように入力回転部材側に傾斜面126が形成され、ローラ123が入力側回転部材と一体に回転するように配置されているので、電動モータ及び入力側回転部材が停止状態のとき出力側回転部材が回転していても、ローラ123には遠心力は作用しないので、クラッチ145が誤って連結されることがない。
本実施例1及び後述する実施例2,3において、ブレーキ・シュー125を用いて静止部材のキャリヤ・ケース39から直接に回転抵抗を生じさせていたが、他に考えられる例としては、キャリヤ・ケース39に回転不能に固定された電磁石を設け、この電磁石の吸引力を用いてリテーナ137に回転抵抗を与えてクラッチ45を断続するものもあり得る。
[その他の四輪駆動車]
図4は、本発明の実施例1に係る減速駆動装置を適用した電動アシスト式の自動車のスケルトン平面図である。
図4は、本発明の実施例1に係る減速駆動装置を適用した電動アシスト式の自動車のスケルトン平面図である。
図4の自動車1のモータ5も、前記同様に制御手段としてのコントローラ29によって制御されるようになっている。また、モータ5には、ジェネレータ37から給電されるようになっている。ジェネレータ37は、前記コントローラ29によって制御され、ジェネレータ37の発電によってモータ5に電力供給が行われる。
通常走行時には、コントローラ29の制御によりモータ5の駆動を停止して後輪11,13側へのトルク伝達を行わない。エンジン3の駆動によってトランス・ミッション15を介しフロント・デファレンシャル装置17にトルクが伝達される。フロント・デファレンシャル装置17から左右のアクスル・シャフト19,21を介して、左右の前輪7,9にトルク伝達が行われ、2WDで走行することができる。
車両発進走行、車両加速走行時等、大きな駆動力が必要となるときは、コントローラ29によりモータ5が駆動される。従って、モータ5の出力トルクが減速駆動装置23により減速されて左右のアクスル・シャフト25,27へ伝達される。アクスル・シャフト25,27から左右の後輪11,13へトルク伝達が行われる。
従って、自動車1は、エンジン3による前輪7,9の駆動とモータ5による減速駆動装置23を介した後輪11,13の電動アシスト駆動とによって4WDで発進走行等を行うことができる。
図5、図6は、本発明の実施例2に係り、図5は、減速駆動装置の断面図、図6は、クラッチの断面図である。なお、基本的な構成は、実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にAを付して説明する。
本実施例の減速駆動装置23Aは、クラッチ45Aの配置をベアリング121Aに対して軸方向左右変更し減速ギヤ組40Aの最終段側に組み付けたものである。
すなわち、本実施例2では、クラッチ45Aが減速ギヤ組40Aの最終段の第2のリング・ギヤ103のリング・ギヤ部106内周側において外側回転部材105Aと内側回転部材であるデフ・ケース109Aとの間に設けられたものである。
また、本実施例では、噛合部127Aが、外側回転部材105Aのリング・ギヤ部106に一体に形成され、結合部129Aは、デフ・ケース109Aに一体に形成されている。結合部129Aの外周面は摩擦特性を安定させるための浸炭窒化熱処理を施してピッチングなどを防止し、耐久性を向上させている。また、ローラ123と結合部129Aとの間に、硬質又は硬化処理を施したリングを介設し、該リングを結合部129A側と共に一対に回転する構成にすることもできる。
外側回転部材105Aは、ベアリング119A,121Aを介してデフ・ケース109Aに回転自在に支持されている。本実施例では、軸受支持部69に環状支持部147Aが形成されている。
トルク伝達に際しては、クラッチ45Aを介し第2のリング・ギヤ103から外側回転部材105A、デフ・ケース109Aへとトルクを直接的に伝達することができる。
前記第2のリング・ギヤ103の歯数とクラッチ45Aのローラ123の個数との関係等は、実施例1と同様に設定されている。例えば、第2のリング・ギヤ103の歯数を79枚とし、ローラ123の個数を14個とした。
従って、本実施例においても、実施例1と同様な効果を奏することができる。
図7,図8は、本発明の実施例3に係り、図7は、減速駆動装置の断面図、図8は、クラッチの断面図である。なお、基本的な構成は、実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にBを付して説明する。
本実施例3の入力軸85Bの他端は、前記蓋体部51B外に突出し、回転検出用のギヤ97Bが取り付けられている。蓋体部51B及び入力軸85B間には、シール部材99Bが介設されている。
本実施例3の入力軸85Bの他端は、前記蓋体部51B外に突出し、回転検出用のギヤ97Bが取り付けられている。蓋体部51B及び入力軸85B間には、シール部材99Bが介設されている。
出力ギヤ部である第1のリング・ギヤ83Bは、出力側回転部材である中間軸91Bにベアリング157,159により回転自在に支持されている。中間軸91Bは、一端がベアリング93Bにより前記軸受支持部80の内周に回転自在に支持され、他端が蓋体部51Bにベアリング95Bにより回転自在に支持されている。ベアリング93B,95Bは、一対のテーパローラ・ベアリングを用いているが、これはクラッチ45を配置した上で省スペースを達成するために、本装置におけるベアリング93B,95B部分に入力される回転数と荷重とを考慮して耐久性が十分得られるベアリングとしてテーパローラ・ベアリングを採用している。
入力ギヤ部としての第2のピニオン101Bは、前記中間軸91Bに一体に設けられ、前記第2のリング・ギヤ103Bは、リヤ・デファレンシャル装置47側に取り付けられている。
クラッチ45Bは、減速ギヤ組の最終段の第2のピニオン101Bを備えた中間軸91Bに同軸状に設けられ前段側からのトルク断続を行うものであり、駆動経路として、また減速駆動装置23Bの前後方向の配置位置としてモーター・ジェネレータ5及びリヤ・デファレンシャル装置47間であって、また減速駆動装置23Bの左右方向(すなわち、中間軸91Bの軸方向)において第1のリング・ギヤ83Bとモーター・ジェネレータ5との間に配置されている。従って、クラッチ45Bと第1のリング・ギヤ83Bと最終段の第2のピニオン101Bとをモーター・ジェネレータ5側から配置した構成となっている。
噛合部127Bは、前記第1のリング・ギヤ83Bに溶接等により一体的に設けられ、入力側回転部材を構成している。噛合部127Bの内周は、傾斜面126が周方向に連続して多角形に形成されている。噛合部127Bの側面には、係合溝131が設けられている。前記結合部133は、前記中間軸91Bに一体に設けられている。噛合部127Bと第1のリング・ギヤ83Bとの連結部には、内周側に開口する外周袋状の空間161が形成され、第1のリング・ギヤ83Bに形成された空間163と共にクラッチ45Bに臨んで潤滑オイルを溜め込みクラッチ45Bの潤滑を良好に機能させる。
結合部129Bは、中間軸91Bに一体に設けられ、その外周面は、硬化熱処理、浸炭窒化、酸窒化、ダイヤモンドライクカーボン処理などが施されている。
前記各ローラ123は、リテーナ137によって回転自在に支持されている。リテーナ137には、リング状のリターン・スプリング139のアーム141,143が係合し、アーム141,143は、さらに噛合部127Bの係合溝131に係合している。係合溝131は、噛合部127Bにおいて、これと連動する第1のリング・ギヤ83Bのギヤ部に近い外径をもって径方向に向いて形成されており、第1のリング・ギヤ83Bが回転するときに係合溝131によってキャリヤ・ケース39B内部に滞留するオイルを掻き上げ、又はクラッチ45Bに導通させるように機能する。
前記リテーナ137は、軸方向へ伸びており、周方向に複数分割されスプリングに係合して整列したブレーキ・シュー125に係合している。前記ブレーキ・シュー125の外周には、リング状のスプリング145が円周方向に掛け回されている。スプリング145によってブレーキ・シュー125は内周側の環状支持部147Bに押し付けられている。ブレーキ・シュー121と摺動する環状支持部147Bの外周面には、摩擦特性を安定させるための格子、又は周方向複数形成された平行又は螺旋状の微小突起、或いは面粗しを行い硬化熱処理を施したスチール製リング165を設けている。
前記リテーナ137は、軸方向へ伸びており、周方向に複数分割されスプリングに係合して整列したブレーキ・シュー125に係合している。前記ブレーキ・シュー125の外周には、リング状のスプリング145が円周方向に掛け回されている。スプリング145によってブレーキ・シュー125は内周側の環状支持部147Bに押し付けられている。ブレーキ・シュー121と摺動する環状支持部147Bの外周面には、摩擦特性を安定させるための格子、又は周方向複数形成された平行又は螺旋状の微小突起、或いは面粗しを行い硬化熱処理を施したスチール製リング165を設けている。
前記第1のリング・ギヤ83Bの歯数とクラッチ45Bのローラ123の個数との関係や、第2のピニオン101Bとクラッチ45Bのローラ123の個数との関係等は、実施例1と同様に設定されている。例えば、第1のリング・ギヤ83Bの歯数は、77枚、ローラ123の個数は、8個に設定されている。また、第1のピニオン81Bの歯数は、13枚、第2のピニオン101Bの歯数は、13枚、第2のリング・ギヤ103Bの歯数は、79枚に設定されている。
[トルク伝達]
前記モーター・ジェネレータ5の回転によって、モーター・ジェネレータ5の出力軸から第1のピニオン81B、第1のリング・ギヤ83Bを介してクラッチ45Bにトルクが伝達される。
前記モーター・ジェネレータ5の回転によって、モーター・ジェネレータ5の出力軸から第1のピニオン81B、第1のリング・ギヤ83Bを介してクラッチ45Bにトルクが伝達される。
前記クラッチ45Bでは、噛合部127Bが第1のリング・ギヤ83Bと共に回転する。このとき、ローラ123は、リテーナ137を介してブレーキ・シュー125に係合するから、環状支持部147B側から回転抵抗を受ける。
この回転抵抗により、噛合部127Bがローラ123に対して先行回転し、ローラ123が噛合部127B及び結合部129B間に噛み合う。このとき、リターン・スプリング139の一方のアーム141が係合溝131から力を受け噛合部127Bと共に移動し、同他方のアーム143は、リテーナ137側に係合するからリターン・スプリング139にリターン用の付勢力が発生する。
前記噛み合いにより、第1のリング・ギヤ83Bからクラッチ45Bを介して中間軸91Bにトルクが伝達され、中間軸91Bのトルクは、第2のピニオン101B及び第2のリング・ギヤ103Bを介してデフ・ケース109Bに入力される。
従って、デフ・ケース109Bからピニオン・シャフト149、ピニオン151、サイド・ギヤ153,155を介して、アクスル・シャフト25,27側へトルク伝達が行われ、後輪11,13が駆動される。
前記後輪11,13の差動回転時には、ピニオン151の自転を介して、サイド・ギヤ153,155が差動回転し、後輪11,13間の差動回転を許容することができる。
前記モーター・ジェネレータ5が停止したときは、リターン・スプリング139の付勢力によりリテーナ137がブレーキ・シュー125の抵抗に抗して僅かに強制回転され、ローラ123の噛合部127B及び結合部129B間への噛み込みが解除される。
この噛み込み解除により第1のリング・ギヤ83Bに対して中間軸91Bの回転が自由となる。
従って、前記モーター・ジェネレータ5が停止している時、後輪11,13側からアクスル・シャフト25,27、リヤ・デファレンシャル装置47、中間軸91Bへとトルクが伝達されても、入力軸85Bへは回転が伝達されることはない。
この結果、後輪11,13の回転によって、第1の減速機構41B、入力軸85B、モーター・ジェネレータ5が回転することはない。
すなわち、第1の減速機構41Bを逆方向から駆動することによる大きなエネルギーロス、停止されたモーター・ジェネレータ5を後輪25,27側で駆動することによるエネルギーロスを確実に抑制し、燃費向上を図ることができ、モーター・ジェネレータ5の耐久性も向上することができる。
また、本実施例においても、前記第1のリング・ギヤ83Bの歯数とクラッチ45Bのローラ123の個数との関係や、第2のピニオン101Bとクラッチ45Bのローラ123の個数との関係等は、前記のように設定されているため、実施例1と同様な効果を奏することができる。
なお、車両の減速時や降坂時のエネルギを回収したい場合には、実施例1と同様に図示外の小型モータにより中間軸91Bの回転方向と同方向に先行してリテーナ137を駆動させれば、クラッチ45Bが連結され、中間軸91Bからモータ・ジェネレータが駆動回転され、発生電力エネルギをバッテリ35に蓄電させることができる。
図9,図10は、本発明の実施例4に係り、図9は、図10のX−X線矢視における動力伝達装置の断面図、図10は、図9のX−X線矢視断面図である。なお、実施例1と同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にCを付して説明する。
本実施例4では、減速ギヤ組40Cが入力ギヤであるピニオン101C及び出力ギヤであるリング・ギヤ103Cからなり、リング・ギヤ103Cが外側回転部材105Cに一体に設けられている。外側回転部材105Cは、ベアリング167,169により内側回転部材としてのデフ・ケース109C外周に相対回転自在に支持されている。外側回転部材105Cには、周方向所定間隔でリブ171が設けられている。
クラッチ45Cは、外側回転部材105Cとデフ・ケース109Cとの間に設けられている。クラッチ45Cは、連結体としてスプラグ123Cと内外の第1,第2の保持器173,175とスイッチング・プレート177と皿ばね179とを備えている。
前記第1の保持器173は、周方向複数の足部181を備え、足部181間に各スプラグ123Cが配置されている。前記第2の保持器175は、第1の保持器173の足部181と同数備えて周方向へ一定間隔で配置され、外側回転部材105Cの内周面に固定されている。
前記第1の保持器173の一つの足部181には、スイッチング・ピン183が固定され、スイッチング・ピン183の先端は、第2の保持器175の一つに形成された周方向の長孔に遊嵌している。従って、第1,第2の保持器173,175の相対回転が、スイッチング・ピン183及び長孔による規制の下で許容される。
前記スイッチング・プレート177は、第1の保持器173の外端部に回転自在に支持され、皿ばね179によりフランジ185に押し付けられている。スイッチング・プレート177は、ピニオン101Cに噛み合い、歯数がリング・ギヤ103Cよりも多く設定されている。
前記デフ・ケース109Cの外周面には、硬度の高い鋼製リング187が嵌合固定されている。
そして、リング・ギヤ103Cの歯数は、65枚、スプラグ123Cの個数は、8個であるが、実施例1に開示されたような数でギヤの歯数とスプラグの個数が設定されていればよい。
又、本実施例では、出力ギヤ部であるリング・ギヤ103Cとクラッ45Cとは、少なくとも一部が回転軸方向同位置に配置され径方向に重なっている。
前記第1,第2のリテーナ173,175が相対回転すると、何れかの回転方向へスプラグ123Cを傾け、クラッチ45Cを動作させ、外側回転部材105Cからデフ・ケース109Cへ駆動力伝達を行わせることができる。また、デフ・ケース109Cがリング・ギヤ103Cに対して先行回転するときは、スプラグ123Cの傾動が戻り、デフ・ケース109Cをリング・ギヤ103Cに対して空転させることができる。
また、本実施例においても、前記リング・ギヤ103Cの歯数とクラッチ45Cのスプラグ123Cの個数との関係が、前記のように設定されているため、実施例1と同様な効果を奏することができる。
さらに、リング・ギヤ103Cとクラッ45Cとは、少なくとも一部が回転軸方向同位置に配置され径方向に重なっているため、軸方向において、占有容積の共用化を図ることができる。
図11〜図13は、本発明の実施例5に係り、図11は、動力伝達装置の断面図、図12は、カム・ボールの配置を示す要部拡大図、図13は、カム・プレートと外側回転部材との関係の要部拡大断面図である。なお、実施例1と同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にDを付して説明する。
本実施例5は、実施例1のリヤ・デファレンシャル装置47周辺の構造と同様な構造を採っており、クラッチ45Dの形態を変更した。
すなわち、クラッチ45Dは、ボール・カム機構189と電磁石190とからなっている。
前記ボール・カム機構189は、一対のカム・プレート191,193を備え、カム・プレート191,193の各カム面195,197間に、周方向複数の連結体としてのカム・ボール199が介設されたものである。カム・ボール199の数は、6個である。但し、カム・ボール199は、4〜7個の範囲で選択することが好ましい。
前記カム・プレート191は、その連結部133が、出力回転部材(内側回転部材)である鋳物製のデフ・ケース109Dの連結噛合部135にスプライン係合により噛み合っている。前記カム・プレート193は、デフ・ケース109Dのボス部113Dに配置されたリターン機能用の皿ばね203により付勢されている。皿ばね203は、カム・プレート193及びスラスト・ベアリング201間に介設され、スラスト・ベアリング201は、スナップ・リング200により位置決められた
前記カム・プレート193の外周部には、アーマチャ部205が一対に設けられ、アーマチャ部205の背面は、曲率Rの曲面207となっており、外側回転部材105Dの側壁部209内面に当接している。曲面207を設けるのは、クラッチ45D解除時の貼り付き防止を図る、解除時の引きずり抵抗の低減、摩擦部の経時的安定性を図る、後述の磁路短絡防止部より半径方向外径側に摩擦面を設けることで強度を向上し摩擦トルクを増大させることで摩擦トルクの安定性、耐久性向上を図る等のためである。なお、側壁部209側を曲面とすることもできる。
前記カム・プレート193の外周部には、アーマチャ部205が一対に設けられ、アーマチャ部205の背面は、曲率Rの曲面207となっており、外側回転部材105Dの側壁部209内面に当接している。曲面207を設けるのは、クラッチ45D解除時の貼り付き防止を図る、解除時の引きずり抵抗の低減、摩擦部の経時的安定性を図る、後述の磁路短絡防止部より半径方向外径側に摩擦面を設けることで強度を向上し摩擦トルクを増大させることで摩擦トルクの安定性、耐久性向上を図る等のためである。なお、側壁部209側を曲面とすることもできる。
前記側壁部209には、磁路短絡防止部211が設けられている。磁路短絡防止部211は、ステンレスなどの非磁性体リングを介設するか、周方向所定間隔に長孔を設けることで構成することができる。側壁部209は、外側回転部材105Dに一体形成されているが、分割形成して溶接接合し、或いはねじ止め等の固定具を用いて一体に形成することもできる。外側回転部材105Dとリング・ギヤ部106Dとは、溶接部213により結合されている。
前記電磁石190は、キャリヤ・ケース39D側に固定され、ベアリング117によりボス部113Dを回転自在に支持している。キャリヤ・ケース39Dとベアリング115,117との間には、ワッシャ215,217が介設されている。
そして、前記カム・ボール199の数6個に対し、リング・ギヤ103Dの歯数は、73枚に設定されている。
前記電磁石の通電制御により、カム・プレート193のアーマチャ部205と電磁石190との間に、磁束が形成され、カム・プレート193が引きつけられる。この引きつけにより、カム・プレート193は、曲面207が側壁部209に当接し、回転方向に摩擦係合する。すなわち、クラッチ45Dは、曲面207と側壁部209との間の摩擦力がボール・カム機構189に入力され、このボ−ル・カム機構189により生じる推力が曲面207と側壁部209との間の摩擦力をさらに増大させセルフロックする。
この摩擦係合によりカム・ボール199及びカム面195,197を介してカム・プレート191,193間のトルク伝達が行われる。従って、外側回転部材105Dからデフ・ケース109Dへのトルク伝達を行わせることができる。
また、本実施例においても、出力ギヤ部であるリング・ギヤ103Dの歯数とクラッチ45Dのカム・ボール199の個数との関係が、前記のように設定されているため、実施例1と同様に、ギヤの噛み合い振動がボール・カム機構189のカム・ボール199に入力され難く、耐久性を向上させる効果を奏することができる。
[その他]
減速ギヤ組は、2段に限らず3段以上で構成することも可能である。
クラッチ45は、切り替えを流体圧などの外部制御可能なアクチュエータによって行うこともできる。
また、クラッチは、単板、多板の摩擦クラッチでも、ER流体、ビスカス流体などの粘性クラッチでも良い。
[その他]
減速ギヤ組は、2段に限らず3段以上で構成することも可能である。
クラッチ45は、切り替えを流体圧などの外部制御可能なアクチュエータによって行うこともできる。
また、クラッチは、単板、多板の摩擦クラッチでも、ER流体、ビスカス流体などの粘性クラッチでも良い。
なお、出力ギヤ部の歯数と連結体の個数とが割り切れない関係に設定されるとは、少なくとも何れか一方が他方に対して整数倍の関係にないことを定義するもので、なるべく小数点第2以下の値となるように両者の関係が設定されている。また、差動機構とは、デファレンシャルギヤに限定されず、左右車輪が異なる回転数を生じるものであれば、例えば左右各に設けたクラッチなどであっても良い。
1 減速駆動装置
3 キャリヤ・ケース
5 モータ・ジェネレータ
5A モータ
11,13 後輪(車輪)
40,40A,40B,40C,40D 減速ギヤ組
45,45A,45B,45C,45D クラッチ
83B 第1のリング・ギヤ(出力ギヤ部)
101B 入力ギヤ部
103 第2のリング・ギヤ(出力ギヤ部)
103C,103D リング・ギヤ(出力ギヤ部)
105,105A,105C,105D 外側回転部材(入力側回転部材)
109,109A,109B,109C,109D デフ・ケース(出力側回転部材)
123 ローラ(連結体)
123C スプラグ(連結体)
127B 噛合部(入力側回転部材)
149 ピニオン・シャフト(差動機構)
151 ピニオン(差動機構)
153,155 サイド・ギヤ(差動機構)
199 カム・ボール(連結体)
3 キャリヤ・ケース
5 モータ・ジェネレータ
5A モータ
11,13 後輪(車輪)
40,40A,40B,40C,40D 減速ギヤ組
45,45A,45B,45C,45D クラッチ
83B 第1のリング・ギヤ(出力ギヤ部)
101B 入力ギヤ部
103 第2のリング・ギヤ(出力ギヤ部)
103C,103D リング・ギヤ(出力ギヤ部)
105,105A,105C,105D 外側回転部材(入力側回転部材)
109,109A,109B,109C,109D デフ・ケース(出力側回転部材)
123 ローラ(連結体)
123C スプラグ(連結体)
127B 噛合部(入力側回転部材)
149 ピニオン・シャフト(差動機構)
151 ピニオン(差動機構)
153,155 サイド・ギヤ(差動機構)
199 カム・ボール(連結体)
Claims (6)
- 駆動力を減速して出力するための減速ギヤ組と、
前記減速ギヤ組の出力ギヤ部を備えた入力側回転部材と、
前記入力側回転部材と同軸且つ相対回転可能に配置された出力側回転部材と、
前記入力側回転部材及び出力側回転部材間に設けられ駆動力の断続を行うクラッチとを備え、
前記クラッチは、入力側回転部材及び出力側回転部材間に周方向複数配置され両回転部材間を連結させる連結体を備え、
前記出力ギヤ部の歯数と連結体の個数とは、割り切れない関係に設定されている
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1記載の動力伝達装置であって、
前記出力ギヤ部とクラッチとは、回転軸方向に異なる位置に配置された
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1記載の動力伝達装置であって、
前記出力ギヤ部とクラッチとは、少なくとも一部が回転軸方向同位置に配置され径方向に重なっている
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1又は2記載の動力伝達装置であって、
前記減速ギヤ組と入力側回転部材と出力側回転部材とクラッチとは、キャリヤ・ケースに収容配置され、
前記クラッチは、前記キャリヤ・ケースとの間の摩擦力を受けて結合の起因とするブレーキ部を備えたツーウェイ・クラッチである
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1〜4の何れかに記載の動力伝達装置であって、
前記減速ギヤ組は、モータで駆動され、
前記出力側回転部材は、差動機構を介して左右の車輪側に連動連結される
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 駆動力を減速して出力するための減速ギヤ組と、
前記減速ギヤ組における入力側回転部材と、
前記入力側回転部材と同軸且つ相対回転可能に配置され前記減速ギヤ組の入力ギヤ部を備えた出力側回転部材と、
前記入力側回転部材及び出力側回転部材間に設けられ駆動力の断続を行うクラッチとを備え、
前記クラッチは、入力側回転部材及び出力側回転部材間に周方向複数配置され両回転部材間を連結させる連結体を備え、
前記入力ギヤ部の歯数と連結体の個数とは、割り切れない関係に設定されている
ことを特徴とする動力伝達装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005339072A JP2007145088A (ja) | 2005-11-24 | 2005-11-24 | 動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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- 2005-11-24 JP JP2005339072A patent/JP2007145088A/ja active Pending
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