JP2010235627A - 殺菌作用および殺藻作用を有する水性分散液 - Google Patents

殺菌作用および殺藻作用を有する水性分散液 Download PDF

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Abstract

【課題】 分散体の形態で殺藻作用および殺菌作用を有する安定な防腐剤を提供すること。
【解決手段】 a)少なくとも1種の殺藻性トリアジン、b)少なくとも1種の殺菌性イソチアゾロンおよび、c)少なくとも1種の分散安定剤であって、c1)亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、亜硫酸塩を放出する化合物および亜硫酸水素塩を放出する化合物、およびc2)次亜リン酸塩および次亜リン酸塩を放出する化合物からなる群より選択される分散安定剤を含む防腐剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、分散液の形態にある殺藻作用および殺菌作用を有する安定な防腐剤に関し、内部および外部での適用のための工業製品に対する該防腐剤の使用に関する。
フィルム防腐素材は、仕上げ剤、塗料、石膏、ワニス、フィラー、およびシーラントのような組成物を微生物による攻撃および分解から守る。殺生物的に(biocidally)仕上げられた表面のコーティングは、内部および外部で適用される。用いられる殺微生物剤は、アルテルナリア属の諸種を含む真菌類(例えば、アスペルギルス・ニガー、ペニシリウム・フニクロスム)および藻類に対して有効であるべきである。実践上は、活性について広いスペクトルをカバーする活性成分混合物を用いることが有益であることがわかっている。外部に適用されるとき、殺微生物活性成分は、さらに、生物(being)に対して十分な耐性を有さねばならない。
フィルム防腐素材は、好ましくは、水性分散液として用いられる。溶剤に基づく調製物は、揮発性有機化合物の含有のために漸増的に(increasingly)重要性を失うものである。他方、フィルム防腐素材は、安定で、均質で、かつコーティング組成物中に容易に含まれ得るべきであり、十分に良好な性能を有しうるべきであり、そして、処理された表面コーティングの退色が可能な限り少なくなるべきである。
特許文献1は、チオ硫酸エステルの塩、その製造方法およびこれらの塩を含む殺生物組成物を開示する。ブンテ塩ともまた記述されるチオ硫酸エステルの塩は、開環を伴うイソチアゾール−3−オンと亜硫酸水素塩または亜硫酸塩との反応により調製され得る。しかしながら、チオ硫酸エステルの塩は、単独で用いられるとき十分に殺微生物性を発揮しない。
特許文献2は、H2 SO4 腐食の結果として建設材料の生物による破壊を防止するための調製物を開示する。その目的のために、特定の第4級アンモニウム塩とチオ硫酸誘導体の組み合わせが提案されている。この特定の用途において、特筆されることは、建設材料の生物起源のH2 SO4 破壊の原因となっているチオバチルス属の諸種に対する殺微生物性の有効性である。
特許文献3は、粒子担体を殺生物配合物で含浸することを開示する。粒子担体は、BET表面および細孔容積のような特定の特性により特徴付けられる。トリアジンおよびN’−(3,4−ジクロルフェニル)−N,N−ジメチル尿素またはベンズイミダゾール−2−イルカルバミン酸メチル(カルベンダジム)のようなカルバメートのような多数の化合物が、担体に含浸され得る殺生物活性成分として挙げられる。特許文献3の例においては、専ら、イソチアゾリン−3−オンが殺生物活性成分として用いられている。殺生物配合物が含浸された粒子担体は、比較的長時間細菌、真菌または藻類の生長を抑制するために、制御された方式で、殺生物剤を表面コーティングまたは表面洗浄組成物のような液体状の媒体に放出する。殺生物活性成分の安定化は、特許文献3には開示されていない。
特許文献4は、少なくとも1種の第4級アンモニウム化合物および少なくとも1種の塩基性化剤(basifying agent)を含むコーティング組成物のための防腐剤を開示する。そのような防腐剤においては、殺生物第4級アンモニウム塩は安定化され、このこととは別に、イソチアゾロンまたはトリアジン誘導体のような追加の殺生物剤を含み得る。
特許文献5は、活性成分a)カルベンダジム、b)2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾールおよびc)2−メチルチオ−4−(t−ブチルアミノ)−6−シクロプロピルアミノ−s−トリアジン(イルガロール1051)の混合物を含む殺菌作用および防藻作用を有する水性分散液を開示する。チアベンダゾール、メルカプトベンゾチアゾールまたはN−オクチルイソチアゾロンが追加の活性成分として含まれ得る。
特許文献6は、a)少なくとも1種の特定のピリチオンおよびb)少なくとも1種の少なくとも1種の特定のトリアジンおよび/またはc)少なくとも1種の特定のベンズイミダゾールまたはチオフェンを含む、アルテルナリアに対して有効性がある殺藻および殺菌防腐剤を開示する。加えて、チアベンダゾール、N−オクチルイソチアゾロンまたは、例えば、N−オクチルイソチアゾロンおよびベンズイソチアゾロンのイソチアゾロン・ブンテ塩のような追加の活性成分が存在し得る。
特許文献7は、a)2−メトキシカルボニルアミノベンズイミダゾールまたはチアベンダゾール、b)オクチルイソチアゾリン−3−オンまたはN−ブチルカルバミン酸3−ヨードプロピニル、c)ジンクピリチオンおよびd)ターブトリン(terbutryn)のような尿素誘導体または塩素の存在しないトリアジンを含む殺微生物組成物を開示する。
特許文献8は、2−メルカプトピリジンN−オキシドおよび/またはその金属錯体および殺藻性尿素の防汚混合物を開示する。その混合物は、2−メチルチオ−4−(tert−ブチルアミノ)−6−シクロプロピルアミノ−s−トリアジンまたは4,5−ジクロロ−2−(N−オクチル)−3(2H)−イソチアゾリノンのような追加の防汚剤も含み得る。
特許文献9は、共殺生物剤として、2−メチルチオ−4−(tert−ブチルアミノ)−6−シクロプロピルアミノ−s−トリアジンまたは4,5−ジクロロ−2−(N−オクチル)−4−イソチアゾリン−3−オンを含み得る加水分解性ポリマー樹脂を開示する。
特許文献10は、本質的に、0.01から5重量%の、溶剤に溶解している硫黄含有芳香族化合物およびトリアジン化合物の混合物からなる殺微生物配合物を開示する。硫黄含有芳香族化合物は、イソチアゾロンであり得る。特許文献10に開示されている唯一のトリアジン化合物は、sym−トリアジントリエタノールである。
特許文献11は、水性系での殺生物剤としてのトリアジン−トリス(アルキルアミノカルボン酸)誘導体の使用およびその薬剤を含む冷却剤を開示する。
活性成分ジウロン(3,4−ジクロロフェニル尿素、殺藻に有効である、比較的良好な性能を有する、滲出に対して耐性がある)およびカルベンダジム(ベンズイミダゾール−2−イル−カルバミン酸メチル、アスペルギルス・ニガーおよびペニシリウム・フニクロスムに対して殺菌が有効である、アルテルナリア属に属する種に対して十分には有効でない、滲出に対して耐性がある)および任意にカトン(Kathon)893(活性成分:N−オクチルイソチアゾロン、アルテルナリアの諸種を含む真菌に対して有効である、滲出に対して限定された耐性しかない)の組み合わせに基づく水性分散液は、フィルム防腐素材の領域では、当該技術の一般的技術水準である。
フィルム防腐素材で藻類と真菌に対して広い有効性を達成するためには、組み合わせによる調製物が好ましく用いられる。滲出に対する耐性および、例えばアルテルナリア(重要性を増しており、特に温暖な領域で発生するあるタイプの真菌)のような特定の微生物に対する有効性についての要求もまた組み合わせの調製物の使用を必須にしている。イソチアゾロン、好ましくは、カトン893として1,2−プロピレングリコール中の45%溶液の形態で入手可能なN−オクチルイソチアゾロンもまた、アルテルナリアの諸種に対して完全な有効性を提供するためにフィルム防腐素材に用いられる。
したがって、製品パルメトールDF19フォルテは、水性分散液中に活性成分ジウロンおよびカルベンダジムの組み合わせを含む。製品アクチサイドEPペーストは、活性成分カルベンダジム、ジウロンおよびカトン893の組み合わせを含む。しかしながら、芳香族に結合した塩素のために、および環境との適合性に欠けるために、ジウロンは、環境毒性学的理由のために所望されない。加えて、カルベンダジムは、有毒であるとして分類され、特に高い適用濃度では重要性を失うであろう。
活性成分の組み合わせ、N2 −(tert−ブチル)−N4 −エチル−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(ターブトリン)+カトン893を有する製品もまた知られている。しかしながら、それらは、溶剤(VOC)が少ないかまたはない製品に対する市場の需要と対立して、高い比率の溶剤または乳化剤を含む。したがって、製品アクチサイドTL27/1、アクチサイドTL722およびシノンTCは、(i)ターブトリン、(ii)カルベンダジムおよび(iii)N−オクチルイソチアゾロンを含む。しかしながら、それらの製品の安定性は満足し得るものではない。したがって、本出願人による研究は、カトン893およびターブトリンを含む水性分散液は、貯蔵について十分に安定ではないことを示した。したがって、ターブトリンとカトン893(または溶剤の存在しない変形のカトン893T)の組み合わせは、初めは、均質で、ほぼ白色の、水性分散液に変換され得るけれども、そのような水性分散液は、満足な安定性を与えない。粘度(consistency)の変化は、不均質な粗粒状分散物の生成とともに、時間経過の後(すなわち、室温でほぼ6ヵ月後)起こる(例参照)。しかしながら、不均質な分散物は、沈殿の生成と容器内の活性成分の不均一分布をもたらす傾向がある。塗料、石膏および他の被覆物中でのそのような製品の使用は禁止される。というのは、最終製品の粘性が損なわれ、計量供給誤差の危険が存在するからである。
DE−A1−3307733 DE−A1−4122962 WO00/11949 参照番号10144187による本出願人のまだ公開されていないドイツ特許出願 DE−A1−4242389 DE−A1−19705085 WO00/59305 DE−A1−4433856 DE−A1 4242082 GB−A−2274779 DE−A1−4138090
それゆえ、本発明の目的は一般的に、内部および外部での適用のための工業製品での使用のための利用し得る防腐剤を作ることである。それらの防腐剤は、
1)水性ベースで、すなわち、比較的多量の溶剤または乳化剤の強制的な使用なしで製剤され得るべきであり、
2)少なくとも1年間25℃で貯蔵して安定性を示すべきであり、
3)現在用いられている多数の(追加の)殺生物剤と相容性であるべきであり、
4)殺藻性および殺菌性について十分に有効であるべきであり(広いスペクトルの活性を示すべきであり)、
5)コストに見合う方式で製剤され得るべきであり、
6)ハロゲンが存在するべきではなく、
7)(例えばブチルカルバミン酸ヨードプロピニルを含まないので)良好な色調安定性を示すべきであり、
8)他の物質と接触して退色する傾向を有するべきではなく(これは、例えば、鉄イオンの存在下で退色する傾向があるジンクピリチオンを用いる場合である)、
9)毒性の低いものであるべきであり(すなわち、必ずしもカルベンダジムを含まなくともよい)、
10)環境と相容性であるべきであり(すなわち、ジウロンまたは他の有機塩素化合物を含む必要はない)、
11)不快臭を発するべきではなく(これは、例えば、チオシアノメチルチオベンゾチアゾールを用いる場合である)、
12)滲出に強い耐性を持つべきであり、そして、
13)良好なpH安定性および良好な温度安定性を有するべきである。
それゆえ、本発明の1つの特定の目的は、内部および外部での適用のためのコーティングの仕上げのためのトリアジンとイソチアゾロンに基づく有用な安定な水性分散液を作ることである。本発明は、特に、イソチアゾロンとトリアジンの相容性を向上させ、同時に、イソチアゾロンの滲出に対する耐性を高めることを目標とする。
このたび、驚くべきことに、それらのおよび他の目的が、
a)少なくとも1種の殺藻性トリアジン、
b)少なくとも1種の殺菌性イソチアゾロンおよび、
c)少なくとも1種の分散安定剤であって、
c1)亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、亜硫酸塩を放出する化合物および亜硫酸水素塩を放出する化合物、および
c2)次亜リン酸塩および次亜リン酸塩を放出する化合物
からなる群より選択される安定化剤
を含む、分散体の形態の殺藻作用および殺菌作用を有する防腐剤により達成されることが見出された。
特に、驚くべきことに、トリアジンおよびイソチアゾロンを含む水性分散液は、分散液中で上記成分c)により安定化され得ることが見出された。安定性の向上とは、なかんづく、防腐剤が上記分散安定剤を添加しない場合よりも長く均質なままであるということとして表現される。
1態様において、本発明による防腐剤は、さらに、d)少なくとも1種のイミダゾール誘導体、特に、ベンズイミダゾール−2−イルカルバミン酸メチル(カルベンダジム)も含む。
トリアジン化合物の例は、N2 ,N4 −ジイソプロピル−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(プロメトリン)、N2 −(tert−ブチル)−N4 −エチル−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(ターブトリン)およびN2 −(tert−ブチル)−N4 −シクロプロピル−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(イルガロール1051,Mctt)である。
好ましいイソチアゾロンは、N−オクチルイソチアゾロン、N−メチルイソチアゾロン、5−クロロ−N−メチルイソチアゾロン、4,5−ジクロロ−N−オクチルイソチアゾロン、ベンズイソチアゾロンおよびN−ブチルベンズイソチアゾロンから選択されるイソチアゾリン−3−オンである。
群c1)の分散安定剤の例は、二酸化硫黄、二酸化硫黄水溶液(亜硫酸)、二亜硫酸ナトリウム、二亜硫酸カリウムまたは亜硫酸水素ナトリウム溶液のような亜硫酸アルカリ金属塩、亜硫酸アンモニウム、亜硫酸ビス(ビス(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム)、亜硫酸ビス(トリエチルアンモニウム)、または亜硫酸ビス((2−ヒドロキシエチル)アンモニウム)のようなアンモニウム塩、亜硫酸水素カルシウムのような亜硫酸アルカリ土類金属塩、グリオキサールビス(亜硫酸水素ナトリウム)アダクトまたはグルタルアルデヒドビス(亜硫酸水素ナトリウム)アダクトのような分解して亜硫酸塩を放出する化合物、リグノスルホン酸、および亜硫酸塩廃液である。
群c2)の分散安定剤の例は、次亜リン酸カリウムまたは次亜リン酸ナトリウムのような次亜リン酸アルカリ金属塩、次亜リン酸アンモニウム、次亜リン酸マグネシウムまたは次亜リン酸カルシウムのような次亜リン酸アルカリ土類金属塩、次亜リン酸亜鉛、および次亜リン酸チアベンダゾールのような分解して次亜リン酸塩を放出する化合物である。
好ましい態様において、本発明による防腐剤中のb)イソチアゾロン対c)分散安定剤のモル比は、1:10から10:1、好ましくは1:2から2:1、特に1:1.1から1.1:1もしくはほぼ1:1のように1:1.5から1.5:1である。
1態様において、a)、b)、c)および任意にd)の総含有量は、防腐剤の重量に対して1から99重量%、好ましくは5から60重量%、特に10から30重量%である。
a)トリアジンの量は、防腐剤の重量に対して、1から12重量%、好ましくは3から9重量%、より好ましくは4から7重量%の量となり得る。b)イソチアゾロンの量は、防腐剤の量に対して1から8重量%、好ましくは2から6重量%、より好ましくは3から5重量%の量となり得る。c)分散安定剤の量は、防腐剤の重量に対して0.5から5重量%、好ましくは1から3重量%、より好ましくは1.5から2.5重量%の量となり得る。d)ベンズイミダゾール誘導体の量は、もし存在するならば、2から13重量%、好ましくは4から11重量%、より好ましくは6から9重量%の量となり得る。
上記必須成分a)、b)、c)および任意にd)に加えて、1以上の機能性添加物が本発明による防腐剤に添加され得る。適切な添加剤は、例えば、以下の通りである。
−シアン化カリウム、チオシアノメチルチオベンゾチアゾール(TCMTB)およびメチレンビスチオシアネートのようなシアン化物イオンを放出する無機または有機化合物。
−例えば、高分散シリカ、でんぷんもしくはシクロデキストリン、修飾されたシクロデキストリンのような多糖類、酸化亜鉛のような金属酸化物、またはグリコルリル(glycoluril)のような、液体もしくは低融点活性成分に対して大きな吸着能力または結合能力を有するかまたはそれらの活性成分と包接錯体を形成する能力を有する無機または有機化合物。
−アルカリ金属またはアルカリ土類金属塩または、例えば、ベンザルコニウム塩のような第4級アンモニウム化合物、バーダック(Bardac)22塩、ポリマークワット(quat)、ビグアニド、アミンまたはそれらの塩、または他のカチオン性化合物のようなカチオン活性化合物のような滲出に対する効果および/または耐性を改善する物質。
−ホルムアルデヒドまたはホルムアルデヒド析出性(depositing)化合物、ブチルヒドロペルオキシドのような活性酸素化合物、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノールまたはベンジルアルコールのようなアルコール、またはo−フェニルフェノールのようなフェノールまたはトリクロサンのような容器防腐剤(container preservative)の従来の活性成分。
−ブチルカルバミン酸ヨードプロピニル(IPBC)、1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン(DBDCB)およびブロノポール(bronopol)のようなハロゲン化有機化合物。
−チアゾール誘導体、ジウロンまたはイソプロツロンのような尿素誘導体、ジラムまたはチラムのようなジチオカルバメート、N−シクロヘキシル−N−ニトロソヒドロキシルアミンカリウムもしくはアルミニウム塩のようなヒドロキシルアミン誘導体、ベンゾチオフェン−2−シクロヘキシル−カルボキサミドS,S−ジオキシド、テトラクロロイソフタロニトリル、ケイ酸ベンザルコニウム、チオシアン酸ベンザルコニウム、バントシル(Vantocil)IB、エチレングリコールビスヘミホルマール、プロピレングリコールビスヘミホルマール、ベンジルアルコールヘミホルマール、ブチルグリコールヘミホルマール、もしくはブチルジグリコールヘミホルマールのようなO−ホルマール、またはN−ホルマール。
−分散剤、乳化剤、シリコーンのような消泡剤、シリカゲル、脂肪酸エステル、染料、除草剤、殺虫剤、錯化剤、ベンゾトリアゾールのような腐食防止剤、溶解促進剤、脂肪アルコールエトキシレートのような湿潤剤、アルキルポリグリコシド、顔料、緩衝剤、例えば2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)のようなアルカノールアミンのようなpH調節剤、リン酸塩、ポリリン酸塩、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤またはカチオン性界面活性剤のような界面活性剤、粘度調節剤、ヒドロキシエチルセルロースのような増粘剤、無機または有機バインダー、フィラー、接着剤、スリップ剤もしくはつや消し剤のような表面改質剤、流動制御剤、フィルム形成剤、脱水剤、皮張り防止剤、スクリーニング剤または難燃剤。
−ピリチオン塩(例えば、ナトリウムピリチオン)またはピリチオン錯体(例えば、ジンクピリチオン)、チアベンダゾール、チアベンダゾール塩、および酢酸ドデシルグアニジウムのようなグアニジウム化合物のようなヘテロ環化合物類。
有益な添加剤は、ノニオン性界面活性剤、消泡剤、酸化亜鉛、容器防腐剤、増粘剤、でんぷん、ジンクピリチオン、ケイ酸ベンザルコニウムおよびチオシアン酸ベンザルコニウムのようなベンザルコニウム塩、バーダック22塩、バントシルIB塩、チアベンダゾール、酢酸ドデシルグアニジニウム、ブチルカルバミン酸ヨードプロピニル、ジウロン、ベンゾチオフェン−2−シクロヘキシルカルボキサミド、および乳化剤である。特に好ましい態様において、防腐剤は、添加剤として、0から2重量%のノニオン性界面活性剤、0から0.2重量%の消泡剤、0から20重量%の酸化亜鉛(例えば、同様に存在するジンクピリチオンのための色調安定化剤として)、0から0.2重量%の容器防腐剤および/または0から1重量%の増粘剤を含む。
水性組成物として製剤された本発明による防腐剤が好ましい。わずかの溶剤かさらに溶剤無しでの調製は特に好ましい。1態様において、防腐剤は、10重量%未満、好ましくは7重量%未満、特に5重量%未満の溶剤を含む。
本発明による特に好ましい防腐剤は、本質的に
a)ほぼ5.6重量%のトリアジン、例えばターブトリン、
b)ほぼ4重量%のイソチアゾロン、例えばN−オクチルイソチアゾロン、
c)ほぼ2重量%の分散安定剤、例えば二亜硫酸カリウム、および
d)ほぼ7.8重量%のイミダゾール誘導体、例えばカルベンダジム、
および残部としての水を含む。
本発明による防腐剤の加えての特に好ましい態様は、例の項目の防腐剤IVに対応し、カルベンダジムが存在せず、本質的に、
a)ほぼ6重量%のトリアジン、例えば、ターブトリン、
b)ほぼ2重量%のイソチアゾロン、例えば、N−オクチルイソチアゾロン、
c)ほぼ1重量%の分散安定剤、例えば、二亜硫酸カリウム、
d)ほぼ10重量%の酸化亜鉛、
e)ほぼ19重量%のジンクピリチオン(48%分散液のほぼ40重量%)および
f)ほぼ1重量%のノニオン性界面活性剤
および残部の水を含む。
加えて、本発明は、内部または外部での適用のための工業製品中または該工業製品上における使用のための水性分散液中での上記防腐剤の1つの使用であって、特に、仕上げ剤、塗料、石膏(plaster)、ワニス、フィラー、シーラント、プラスチック、複合材料、木材、コンクリート、石材、紙、板材、皮革、繊維製品、糊料および接着剤の殺微生物的な仕上げのための使用に関する。
防腐剤は、
1から13のpH、好ましくは3から12で存在するかまたは、
11以上のpH、好ましくは12を超えるpH、特に13を超えるpHで存在する
工業製品で特に有益な効果を有する。
防腐効果を施される工業製品に対して、0.1から5重量%、好ましくは0.5から3重量%、特に1から2重量%の防腐剤がそのために用いられ得る。本発明による(フィルム)防腐素材が用いられるとき、もし容器防腐剤がさらに用いられるならば、相乗効果が確認され得る。
加えて、本発明は、
a)少なくとも1種の殺藻性トリアジンおよび
b)少なくとも1種の殺菌性イソチアゾロン
を含む組成物の安定化のための
i)亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、亜硫酸塩を放出する化合物もしくは亜硫酸水素塩を放出する化合物、または
ii)次亜リン酸塩もしくは次亜リン酸塩を放出する化合物
の使用に関する。
本発明の利点は、特に以下の例から明らかにされる。それらの例では、部は、重量部である。

1. 試験手順
1a) 藻類の攻撃に対する耐性の測定
適用の領域
藻類の攻撃に対する外装メーソンリーコーティング(exterior masonry coating)の耐性を測定するための実験方法。その方法は、試験試料として標準化された紙の上の外装メーソンリーコーティングを用い、また、試験藻類としてクロレラ・フスカを用いる。実験は、ペトリ皿の中で寒天栄養培地上で実施される。
試料の調製
50gの仕上げられる材料が、異なる濃度の調査される殺藻剤とともに別々のバッチで処理され、3〜5分間バスケットスターラーによりホモジナイズされる。
試験対象の調製
90×270mmの寸法を有する紙基材(シュライヒャー&シュール、No.2589B/X24078)を試験材料で塗布する。塗料または石膏試料を、ドクターブレードを用いて250μmの湿潤層厚さで塗布する。そのブレードは、少なくとも6.5cmの幅の開口を有さねばならない。石膏の場合には、層の厚さは、実際上粒子サイズに依存する。以下で試験試料と称される塗布された基材を、次に、水平位置で5日間乾燥させる。
試験試料の予備処理
天候の影響の下での殺微生物剤の実際の使用における起こり得る除去は、試験試料の予備処理により模擬されるべきである。
試験試料を1l/minの流速で15±5℃の水道水を流して72時間すすぎ、次に、2日間乾燥する。すすぎのための受容容器(receptacle)の断面は、流れの方向に1000±500cm2 である。5cmの直径を有する3つの試験試料を予備処理された試験試料からパンチングで打ち出し、少なくとも10kGyの60Co放射線源により滅菌する。
実験手順
接種とインキュベーション
試料を、藻類栄養培地上に無菌条件の下で配置し、5mlのそれぞれの藻類懸濁液を中央に接種する。藻類懸濁液の混合物を、ドリガルスキ・スパチュラまたは角度をなす滅菌ガラス棒により表面上に広げる。22℃±2℃での生長相の間、ペトリ皿の中の塗布された試料を、ほぼ1000ルクスの強度を有する光(通常用いられる蛍光管、タイプD67日光型)に暴露する。12時間の暴露と12時間の暗黒中での貯蔵のサイクルが、それぞれの時間そのように適用される。
評価
試料における藻類のコロニー形成を2週間後試験し、評価する。評価は視覚的に実施される。試料の評価は、以下の評価尺度に基づく。
群1
− = 試験試料上に藻類の生長がない。阻害領域の形成または試験試料の端部までの栄養培地上での藻類の生長。この群の塗料は、「藻類のコロニー形成に対して有効に仕上げられている」という記述により特徴付けられ得る。
群2
試験試料上で藻類のコロニー形成が観察される。
+ =わずかな生長
++ =中位の生長
+++ =強度の生長。
1b)菌類の攻撃に対する耐性の測定
適用の領域
菌類の攻撃に対する外装メーソンリーコーティングの耐性を測定するための実験方法。その方法は、試験基材としての標準化された紙上の外装メーソンリーコーティングおよび試験菌類としてアスペルギルス・ニガー(AN,ATCC6275)、アルテルナリア・アルテルナータ(AL)およびペニシリウム・フニクロスム(PF,ATCC36839)を用いる。実験を、デキストロース栄養培地上でペトリ皿の中で実施した。
試料の調製
仕上げられる50gの材料を研究対象の異なる濃度の殺菌剤を有する別々のバッチで処理し、3〜5分間バスケットスターラーによりホモジナイズする。
試験対象の調製
90×270mmの寸法を有する紙基材(シュライヒャー&シュール、No.2589B/X24078)を試験材料で塗布する。塗料または石膏試料を、250μmの湿潤層厚さを有するようにドクターブレードを用いて塗布する。ブレードは、少なくとも6.5cmの幅を有する開口を有さなければならない。石膏の場合には、層の厚さは、実施上は、粒子サイズに依存する。以下で試験試料と称される塗布された基材を、後に水平位置で5日間乾燥する。
試験試料の予備処理
天候の影響の下での殺微生物剤の実際の使用での起こり得る除去を、試験試料の予備処理により模擬すべきである。
試験試料を、1l/minの流速により15±5℃の水道水の流動の下で72時間すすぎ、次いで、2日間乾燥させる。すすぎのための受容容器の断面は、流れの方向で1000±500cm2 である。5cmの直径を有する試験試料を予備処理された試験試料からパンチ打ち出しし、少なくとも10kGyで60Co放射線源中で滅菌する。
実験手順
接種およびインキュベーション
ペトリ皿の中で固形化されたサブローデキストロース寒天に0.2mlの胞子懸濁液(107 胞子/ml)を接種し、滅菌されたドリガルスキ・スパチュラまたは角度をなす滅菌ガラス棒を用いてプレート上に広げた。次に予備処理された試験試料を、ピンセットを用いて栄養培地の接種表面上に均一に配置する。そうする際に、試験試料が試験試料の全表面上の栄養培地の表面と接触することに注意が払われる。次いで、3週間30℃±2℃でインキュベーションが実施される。他の試験用微生物については、インキュベーション温度は、最適の生長を達成するために調節されねばならない。
評価
1、2または3週間後、試験試料を菌の生長について試験する。評価は、裸眼視力によるか、または交差感染させないために必要であれば、拡大鏡を用いて実施される。もし交差感染が評価を有意に妨げるほど観察されるならば、実験は、評価され得ず、反復されるべきである。試料の評価は、以下の評価尺度に基づく。
00=プレート全体がコロニー形成なし*
0 =領域形成(試料の周りにコロニー形成なし)*
(0)=試料まで菌がコロニー形成*
1 =試料の端部のみがコロニー形成している*
2 =試料は、端部から内側にコロニー形成している(25%未満)。
3 =試料表面が個別のコロニーによりコロニー形成している(25〜75%)。
4 =試料表面が広範にコロニー形成している(75%以上、しかし全表面ではない)。
5 =試料表面が完全にコロニー形成している(100%)。
* =00、0、(0)および1と評価された試料は、「菌の生長に対して有効に仕上げられた」と記載され得る。
2.防腐剤の調製
方法A
防腐剤は、以下の表(表1)に示される構成成分の2つの部分からその都度調製される。
Figure 2010235627
部分1を調製するために、水はそのたび導入され、ノニオン性界面活性剤、カルベンダジム、1,2−ベンズ−イソチアゾリン−3−オン、消泡剤、およびターブトリンを水に加え、その混合物を、磁気攪拌子を用いてほぼ30分間攪拌した。次いで、その混合物を、10μmの最大粒子サイズまでビーズミル中で粉砕した。部分2を調製するために、やはり水が加えられ、容器防腐剤、乳化剤およびN−オクチルイソチアゾロン(カトン893は、1,2−プロピレングリコール中のN−オクチルイソチアゾロンの45%溶液である)および本発明による防腐剤IIにおいては二亜硫酸カリウムを水に加え、それから攪拌とともに増粘剤を加え、均質に攪拌し、混合物をほぼ1hのあいだ攪拌放置した。次いで、両部分を混合した。防腐剤Iは、本発明によるものではない。本発明による防腐剤IIでは、イソチアゾロン対二亜硫酸カリウムのモル比は、ほぼ1:1の量関係にある。
方法B
以下の成分を、本発明による防腐剤IIIを調製するために用いた(表2)。
Figure 2010235627
部分1を、水を入れ、攪拌とともに通常の構成成分を加えることにより調製した。ついで、その混合物をさらにほぼ30分間攪拌し、次いで、10μmの最大粒子サイズまでビーズミルで粉砕した。部分2を調製するために、水を入れ、二亜硫酸カリウム、容器防腐剤および乳化剤を水に加えた。次いで増粘剤を攪拌して入れ、その混合物をほぼ1時間攪拌したままにした。次いで各部分を均質に混合した。本発明による防腐剤IIIの中の二亜硫酸カリウム対イソチアゾロンのモル比は、やはり、ほぼ1:1の量関係にある。
方法C
以下の構成成分を、ワンポットプロセス(one−pot process)で本発明による防腐剤IVを調製するために用いた(表3)。
Figure 2010235627
30部の水を容器に入れ、ノニオン性界面活性剤、消泡剤、酸化亜鉛、ターブトリンおよび1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを攪拌とともに加えた。歯のついた円盤により30分間予備分散させた後、混合物を15μmの最大粒子サイズまでビーズミル中で粉砕した。次いで、6.42部の水、乳化剤、カトン893および二亜硫酸カリウムをそれに加え、混合物をさらに30分間攪拌し、次いで、増粘剤およびジンクピリチオン分散液を加え、均質に攪拌した。均質の、白色ないし淡いベージュの分散液が得られる。この防腐剤IVは、アルテルナリア属の諸種に対して有効である殺菌殺藻性のカルベンダジムを含まない防腐剤を構成する。
方法D
防腐剤V(比較)の調製
本発明による防腐剤IVと比較しうる、二亜硫酸カリウムを含まない、防腐剤Vを調製した。
部分1を調製するために、10部の純水を導入し、次いで、20部のジンクピリチオン分散液(48%)、10部の酸化亜鉛、5部のターブトリンおよび0.03部の1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを攪拌とともに加え、次いで、その混合物をプロペラ攪拌器により60分間攪拌した。次いで、部分1を15μmの最大粒子サイズにビーズミルで粉砕する。
部分2を調製するために、39.31部の純水を導入し、0.06部の容器防腐剤および0.5部の増粘剤を攪拌とともに加え、混合物を1時間浸漬したままにし、次いで、0.6部の乳化剤、4.5部のカトン893および10部のジンクピリチオン(48%)を加え、その混合物を均質に攪拌した。次いで、部分IおよびIIを互いに均質に攪拌した。白色ないし淡いベージュの分散物が得られる。
3.防腐剤の貯蔵安定性
防腐剤I、IIおよびIIIをそれぞれ、ポリエチレンの壜の中で、4℃、25℃および40℃で、トータルで1年間貯蔵した。結果は、以下の表(表4)に示される。
Figure 2010235627
結果:
本発明によらない防腐剤分散液Iは、4℃での貯蔵で、6ヵ月後、すでに不均質である(パルプ状の不均質分散液中に針状物)。25℃または40℃では、均質性の欠如は、ほぼ1年後にのみ現れた。対照的に、本発明による防腐剤分散液IIおよびIIIは、4℃、25℃または40℃での貯蔵で、一貫して均質である(粒子サイズは<10μm)。このことは、トリアジンおよびイソチアゾロンを含む分散液の本発明による貯蔵についての安定性を確信させる。
本発明による防腐剤IVは、3℃、25℃および40℃での貯蔵では、それぞれの場合に、均質で、安定で、白色ないし淡いベージュ色の分散液のままであるが、本発明によらない防腐剤分散液Vは、すでに、3℃、25℃および40℃で4ヶ月間の貯蔵後、それぞれの場合に結晶の生成を示す。
4.純粋なアクリレート外装メーソンリー塗料の殺菌防藻性仕上げ
防腐剤のない純粋なアクリレート外装用メーソンリー塗料を用い、所定量の防腐剤IおよびIIが含まれている(数字は重量%)。
a)滲出に供されることのない防藻仕上げ。
Figure 2010235627
b)72時間の滲出に供される防藻仕上げ。
Figure 2010235627
c)滲出に供されることのない殺菌仕上げ。
Figure 2010235627
d)72時間の滲出に供される殺菌仕上げ。
Figure 2010235627
結果:殺菌または防藻仕上げについての研究から、殺微生物作用は、安定化剤の添加によっては阻害されないことが明らかである。加えて、高濃度で用いられるとき、本発明によらない防腐剤Iにより観察される外装メーソンリー塗料のわずかな灰色の着色は、本発明による防腐剤IIでは観察されない。

Claims (24)

  1. 分散体の形態で殺藻殺菌作用を有する防腐剤であって、
    a)少なくとも1種の殺藻性トリアジン化合物、
    b)少なくとも1種の殺菌性イソチアゾロン、および
    c)少なくとも1種の分散安定剤であって、
    c1)亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、亜硫酸塩を放出する化合物および亜硫酸水素塩を放出する化合物、および
    c2)次亜リン酸塩および次亜リン酸塩を放出する化合物
    からなる群より選択される分散安定剤
    を含む防腐剤。
  2. d)少なくとも1種のイミダゾール誘導体、特に、ベンズイミダゾール−2−イルカルバミン酸メチルをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の防腐剤。
  3. 前記トリアジン化合物が、N2 ,N4 −ジイソプロピル−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン、N2 −(tert−ブチル)−N4 −エチル−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンおよびN2 −(tert−ブチル)−N4 −シクロプロピル−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンから選択されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の防腐剤。
  4. 前記イソチアゾロンが、イソチアゾリン−3−オンであり、N−オクチルイソチアゾロン、N−メチルイソチアゾリン、5−クロロ−N−メチルイソチアゾロン、4,5−ジクロロ−N−オクチルイソチアゾロン、ベンズイソチアゾロンおよびN−ブチルベンズイソチアゾロンから選択されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の防腐剤。
  5. 前記分散安定剤が、二酸化硫黄、二酸化硫黄水溶液、亜硫酸アルカリ金属塩、亜硫酸アンモニウム、亜硫酸ビス(ビス(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム)、亜硫酸ビス(トリエチルアンモニウム)、亜硫酸ビス((2−ヒドロキシエチル)アンモニウム)、亜硫酸アルカリ土類金属塩、グリオキサールビス(亜硫酸水素ナトリウム)アダクト、グルタルアルデヒドビス(亜硫酸水素ナトリウム)アダクト、リグノスルホン酸および亜硫酸塩廃液から選択されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の防腐剤。
  6. 前記分散安定剤が、亜硫酸アルカリ金属塩、特に、二亜硫酸カリウムであることを特徴とする請求項5記載の防腐剤。
  7. 前記分散安定剤が、次亜リン酸アルカリ金属塩、次亜リン酸アンモニウム、次亜リン酸アルカリ土類金属塩、次亜リン酸亜鉛および次亜リン酸チアベンダゾールから選択されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の防腐剤。
  8. b)イソチアゾロン対c)分散安定剤のモル比が、1:10から10:1、好ましくは1:2から2:1、特に1:1.1から1.1:1のように1:1.5から1.5:1であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項記載の防腐剤。
  9. a)、b)、c)および任意にd)の総含有量が、1から99重量%、好ましくは5から60重量%、特に10から30重量%であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項記載の防腐剤。
  10. a)1から12重量%、好ましくは3から9重量%、より好ましくは4から7重量%のトリアジン化合物を含むことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項記載の防腐剤。
  11. b)1から8重量%、好ましくは2から6重量%、より好ましくは3から5重量%のイソチアゾロンを含むことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項記載の防腐剤。
  12. c)0.5から5重量%、好ましくは1から3重量%、より好ましくは1.5から2.5重量%の分散安定剤を含むことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項記載の防腐剤。
  13. d)2から13重量%、好ましくは4から11重量%、特に6から9重量%のイミダゾール誘導体を含むことを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項記載の防腐剤。
  14. 10重量%未満、好ましくは7重量%未満、特に5重量%未満の溶剤を含むことを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項記載の防腐剤。
  15. 1以上の機能性添加剤をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項記載の防腐剤。
  16. 前記添加剤が、ノニオン性界面活性剤、消泡剤、酸化亜鉛、容器防腐剤、増粘剤、でんぷん、ジンクピリチオン、ベンザルコニウム塩、バーダック22塩、バントシルIB塩、チアベンダゾール、酢酸ドデシルグアニジニウム、ブチルカルバミン酸ヨードプロピル、ジウロン、ベンゾチオフェン−2−シクロヘキシルカルボキサミド、および乳化剤から選択されることを特徴とする請求項15記載の防腐剤。
  17. 添加剤として、0から2重量%のノニオン性界面活性剤、0から0.2重量%の消泡剤、0から20重量%の酸化亜鉛、0から0.2重量%の容器防腐剤および/または0から1重量%の増粘剤を含むことを特徴とする請求項16記載の防腐剤。
  18. 本質的に、
    a)5.6重量%のN2 −(tert−ブチル)−N4 −エチル−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン、
    b)4重量%のN−オクチルイソチアゾロン、
    c)2重量%の二亜硫酸カリウム、および
    d)7.8重量%のカルベンダジム
    および残部としての水を含むことを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1項記載の防腐剤。
  19. カルベンダジムを含まず、本質的に、
    a)6重量%のN2 −(tert−ブチル)−N4 −エチル−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン、
    b)2重量%のN−オクチルイソチアゾロン、
    c)1重量%の二亜硫酸カリウム、
    d)10重量%の酸化亜鉛、
    e)19重量%のジンクピリチオン、および
    f)1重量%のノニオン性界面活性剤
    および残部の水を含むことを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1項記載の防腐剤。
  20. 内部または外部での適用のための工業製品中または該工業製品上における使用のための水性分散液における請求項1ないし19のいずれか1項記載の防腐剤の使用。
  21. 前記工業製品が、仕上げ剤、塗料、石膏、ワニス、フィラー、シーラント、プラスチック、複合材料、木材、コンクリート、石材、紙、板材、皮革、繊維製品、糊料および接着剤から選択されることを特徴とする請求項20記載の使用。
  22. 前記工業製品が、
    1から13のpH、好ましくは3から12で存在するかまたは、
    11以上のpH、好ましくは12を超えるpH、特に13を超えるpHで存在する
    ことを特徴とする請求項20または21記載の使用。
  23. 前記工業製品に対して、0.1から5重量%、好ましくは0.5から3重量%、特に1から2重量%の前記防腐剤が用いられることを特徴とする請求項20ないし22のいずれか1項記載の使用。
  24. a)少なくとも1種の殺藻性トリアジンおよび
    b)少なくとも1種の殺菌性イソチアゾロン
    を含む組成物の安定化のための
    i)亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、亜硫酸塩を放出する化合物もしくは亜硫酸水素塩を放出する化合物、または
    ii)次亜リン酸塩もしくは次亜リン酸塩を放出する化合物
    の使用。
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