JP2000072608A - 安定な殺微生物剤配合物 - Google Patents
安定な殺微生物剤配合物Info
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- A01N43/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
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- A01N43/80—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms five-membered rings with one nitrogen atom and either one oxygen atom or one sulfur atom in positions 1,2
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安定な殺微生物剤配合物を提供する。
【解決手段】 (a)組成物の全重量に基づいて1〜3
0重量%の水溶性3−イソチアゾロン化合物;(b)組
成物の全重量に基づいて5〜25重量%の硝酸1価金属
塩;(c)100ppmより多い、水溶性銅塩の形の銅
(II)イオン;および(d)水を含む、安定で、沈殿
を生じない殺微生物剤組成物が開示される。
0重量%の水溶性3−イソチアゾロン化合物;(b)組
成物の全重量に基づいて5〜25重量%の硝酸1価金属
塩;(c)100ppmより多い、水溶性銅塩の形の銅
(II)イオン;および(d)水を含む、安定で、沈殿
を生じない殺微生物剤組成物が開示される。
Description
【0001】本発明は殺微生物剤の安定化に関する。特
に、本発明は改良された3−イソチアゾロン殺微生物剤
の安定化に関する。
に、本発明は改良された3−イソチアゾロン殺微生物剤
の安定化に関する。
【0002】殺微生物剤は、冷却塔、金属加工用液系、
塗料および化粧品のような様々な対象(loci)にお
いて微生物の成長を妨げるために商業的に使用される。
殺微生物剤の重要な種類の1つは3−イソチアゾロン類
である。3−イソチアゾロン類は、広範囲の条件下およ
び様々な対象での微生物の成長を妨げるのに非常に効果
的なので、多くの3−イソチアゾロン類は商業的な成功
を遂げている。最も重要な3−イソチアゾロン類は、5
−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン、2−メチ
ル−3−イソチアゾロンおよびこれらの混合物である。
塗料および化粧品のような様々な対象(loci)にお
いて微生物の成長を妨げるために商業的に使用される。
殺微生物剤の重要な種類の1つは3−イソチアゾロン類
である。3−イソチアゾロン類は、広範囲の条件下およ
び様々な対象での微生物の成長を妨げるのに非常に効果
的なので、多くの3−イソチアゾロン類は商業的な成功
を遂げている。最も重要な3−イソチアゾロン類は、5
−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン、2−メチ
ル−3−イソチアゾロンおよびこれらの混合物である。
【0003】3−イソチアゾロン類は非常に効果的な殺
微生物剤であるが、それらは特定の条件下では不安定で
ある。安定剤が存在しなければ、多くの3−イソチアゾ
ロン類は化学的に分解し殺微生物的効力を失う。3−イ
ソチアゾロンを安定化するために多くの研究が行われて
いる。
微生物剤であるが、それらは特定の条件下では不安定で
ある。安定剤が存在しなければ、多くの3−イソチアゾ
ロン類は化学的に分解し殺微生物的効力を失う。3−イ
ソチアゾロンを安定化するために多くの研究が行われて
いる。
【0004】5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾ
ロンと2−メチル−3−イソチアゾロンの3:1混合物
の典型的な3−イソチアゾロン製品は1〜25重量%の
3−イソチアゾロン混合物および同様の量の安定剤を含
む。5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンと2
−メチル−3−イソチアゾロンの3:1混合物の濃縮組
成物は、概して、約5〜30重量%の3−イソチアゾロ
ン化合物を含み、さらに約10〜25重量%の安定剤を
必要とする。5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾ
ロンと2−メチル−3−イソチアゾロンの3:1混合物
の稀釈溶液は約0.5〜5重量%の3−イソチアゾロン
化合物を含み、5〜23重量%の安定剤を必要とする。
ロンと2−メチル−3−イソチアゾロンの3:1混合物
の典型的な3−イソチアゾロン製品は1〜25重量%の
3−イソチアゾロン混合物および同様の量の安定剤を含
む。5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンと2
−メチル−3−イソチアゾロンの3:1混合物の濃縮組
成物は、概して、約5〜30重量%の3−イソチアゾロ
ン化合物を含み、さらに約10〜25重量%の安定剤を
必要とする。5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾ
ロンと2−メチル−3−イソチアゾロンの3:1混合物
の稀釈溶液は約0.5〜5重量%の3−イソチアゾロン
化合物を含み、5〜23重量%の安定剤を必要とする。
【0005】概して、3−イソチアゾロン濃縮物を安定
化する化合物は3−イソチアゾロン稀釈溶液を安定化し
ない。3−イソチアゾロン濃縮物および稀釈溶液の両方
を安定化する硝酸マグネシウムの様な化合物は、非常に
異なる量でそれを行う。3−イソチアゾロン稀釈溶液を
安定化するのには、濃縮物では12〜16重量%である
のに対して稀釈溶液では23重量%と、濃縮物よりも多
くの硝酸マグネシウムが要求される。稀釈溶液は典型的
には、3−イソチアゾロン濃縮組成物を稀釈することに
より調製されるので、この追加の安定剤の必要性が結果
として、コストと取り扱いを増加させる。
化する化合物は3−イソチアゾロン稀釈溶液を安定化し
ない。3−イソチアゾロン濃縮物および稀釈溶液の両方
を安定化する硝酸マグネシウムの様な化合物は、非常に
異なる量でそれを行う。3−イソチアゾロン稀釈溶液を
安定化するのには、濃縮物では12〜16重量%である
のに対して稀釈溶液では23重量%と、濃縮物よりも多
くの硝酸マグネシウムが要求される。稀釈溶液は典型的
には、3−イソチアゾロン濃縮組成物を稀釈することに
より調製されるので、この追加の安定剤の必要性が結果
として、コストと取り扱いを増加させる。
【0006】銅(II)イオンも3−イソチアゾロンの
安定剤として知られているが、通常、硝酸マグネシウム
と共に用いられる。効果的な安定化のために相対的に少
量の銅(II)イオンが必要とされるので、概して、銅
(II)塩と3−イソチアゾロンの比率は約1:10で
ある。市販の3−イソチアゾロン製品は、1.5重量%
の3−イソチアゾロン、1.7重量%の硝酸マグネシウ
ムおよび0.15重量%(1500ppm)の硝酸銅を
含むことが知られている。他の市販の製品は1.5重量
%の3−イソチアゾロン、1.7重量%の硝酸マグネシ
ウム(硝酸2価金属塩)、および0.015−0.02
重量%(150−200ppm)の硝酸銅を含む。
安定剤として知られているが、通常、硝酸マグネシウム
と共に用いられる。効果的な安定化のために相対的に少
量の銅(II)イオンが必要とされるので、概して、銅
(II)塩と3−イソチアゾロンの比率は約1:10で
ある。市販の3−イソチアゾロン製品は、1.5重量%
の3−イソチアゾロン、1.7重量%の硝酸マグネシウ
ムおよび0.15重量%(1500ppm)の硝酸銅を
含むことが知られている。他の市販の製品は1.5重量
%の3−イソチアゾロン、1.7重量%の硝酸マグネシ
ウム(硝酸2価金属塩)、および0.015−0.02
重量%(150−200ppm)の硝酸銅を含む。
【0007】硝酸金属塩のような安定剤の使用は3−イ
ソチアゾロン製品がそれらの殺微生物効力をかなりの時
間維持することを可能にするが、貯蔵時におけるかなり
の量の沈殿の形成のような他の問題を引き起こす。この
沈殿の存在は3−イソチアゾロンの有効性に悪影響を与
えない。しかし、沈殿の存在は望ましくない外観を製品
のユーザーに与える。商業的な観点からは、沈殿を生じ
ない製品であることが明らかに好ましい。
ソチアゾロン製品がそれらの殺微生物効力をかなりの時
間維持することを可能にするが、貯蔵時におけるかなり
の量の沈殿の形成のような他の問題を引き起こす。この
沈殿の存在は3−イソチアゾロンの有効性に悪影響を与
えない。しかし、沈殿の存在は望ましくない外観を製品
のユーザーに与える。商業的な観点からは、沈殿を生じ
ない製品であることが明らかに好ましい。
【0008】米国特許第5670529号(Clark
e)は、硝酸マグネシウム(硝酸2価金属塩)で安定化
された3−イソチアゾロン濃縮物において沈殿の形成を
妨げるために、非常に低レベル(100ppm以下)の
銅(II)イオンの使用を開示する。この特許は3−イ
ソチアゾロン濃縮物を稀釈して稀釈溶液を形成したとき
の安定性の問題を認識していない。
e)は、硝酸マグネシウム(硝酸2価金属塩)で安定化
された3−イソチアゾロン濃縮物において沈殿の形成を
妨げるために、非常に低レベル(100ppm以下)の
銅(II)イオンの使用を開示する。この特許は3−イ
ソチアゾロン濃縮物を稀釈して稀釈溶液を形成したとき
の安定性の問題を認識していない。
【0009】公知の3−イソチアゾロンの金属塩安定剤
の問題は、2価金属塩で安定化された3−イソチアゾロ
ンがラテックス配合物に添加されるとき、2価金属塩が
ラテックスを凝固する場合があることである。1価金属
塩で安定化された3−イソチアゾロン濃縮物は2価金属
塩で安定化されたものよりも、ラテックスを凝固させる
ことがより少ない。しかし、これらの濃縮物は、稀釈さ
れて3−イソチアゾロン稀釈溶液を形成する場合に、さ
らに追加の安定剤を必要とする。
の問題は、2価金属塩で安定化された3−イソチアゾロ
ンがラテックス配合物に添加されるとき、2価金属塩が
ラテックスを凝固する場合があることである。1価金属
塩で安定化された3−イソチアゾロン濃縮物は2価金属
塩で安定化されたものよりも、ラテックスを凝固させる
ことがより少ない。しかし、これらの濃縮物は、稀釈さ
れて3−イソチアゾロン稀釈溶液を形成する場合に、さ
らに追加の安定剤を必要とする。
【0010】よって、稀釈されて稀釈溶液を形成する場
合に、追加の安定剤の必要なしに安定性を維持し、さら
に望まれない沈殿を生じない、安定な3−イソチアゾロ
ン濃縮組成物の必要性が引き続き存在している。
合に、追加の安定剤の必要なしに安定性を維持し、さら
に望まれない沈殿を生じない、安定な3−イソチアゾロ
ン濃縮組成物の必要性が引き続き存在している。
【0011】硝酸1価金属塩で安定化された3−イソチ
アゾロン濃縮物への非常に少量の銅(II)イオンの添
加が、沈殿を生じず、非腐蝕性で、稀釈して稀釈溶液を
形成したときに安定であり、さらにラテックスの凝固が
低減される3−イソチアゾロン組成物を提供することが
見いだされた。
アゾロン濃縮物への非常に少量の銅(II)イオンの添
加が、沈殿を生じず、非腐蝕性で、稀釈して稀釈溶液を
形成したときに安定であり、さらにラテックスの凝固が
低減される3−イソチアゾロン組成物を提供することが
見いだされた。
【0012】本発明は、(a)組成物の全重量に基づい
て1〜30重量%の水溶性3−イソチアゾロン化合物;
(b)組成物の全重量に基づいて5〜25重量%の硝酸
1価金属塩;(c)100ppmより多い、水溶性銅塩
の形の銅(II)イオン;および(d)水を有する、安
定で、沈殿を生じない殺微生物組成物に関する。
て1〜30重量%の水溶性3−イソチアゾロン化合物;
(b)組成物の全重量に基づいて5〜25重量%の硝酸
1価金属塩;(c)100ppmより多い、水溶性銅塩
の形の銅(II)イオン;および(d)水を有する、安
定で、沈殿を生じない殺微生物組成物に関する。
【0013】本発明は、3−イソチアゾロン組成物と、
水溶性銅塩の形の100ppmより多い銅(II)イオ
ンを混合して含む、硝酸1価金属塩で安定化された水性
3−イソチアゾロン組成物中の硝酸1価金属塩安定剤の
量を減少させる方法にも関する。本発明は、上述の組成
物を対象に導入することを含む、対象中の微生物の成長
を制御または阻害する方法にも関する。
水溶性銅塩の形の100ppmより多い銅(II)イオ
ンを混合して含む、硝酸1価金属塩で安定化された水性
3−イソチアゾロン組成物中の硝酸1価金属塩安定剤の
量を減少させる方法にも関する。本発明は、上述の組成
物を対象に導入することを含む、対象中の微生物の成長
を制御または阻害する方法にも関する。
【0014】本明細書を通じて使用されるように、文章
中で他に明示されない限りは、次の用語は次の意味を有
する。用語「殺微生物剤」とは、対象での微生物の成長
を阻害または成長を制御することができる化合物をい
う。用語「微生物」とは、菌類、バクテリア、および藻
類を含むが、これらに限定されない。用語「対象(Lo
cus)」とは、微生物による汚染に曝される工業シス
テムまたは製品をいう。
中で他に明示されない限りは、次の用語は次の意味を有
する。用語「殺微生物剤」とは、対象での微生物の成長
を阻害または成長を制御することができる化合物をい
う。用語「微生物」とは、菌類、バクテリア、および藻
類を含むが、これらに限定されない。用語「対象(Lo
cus)」とは、微生物による汚染に曝される工業シス
テムまたは製品をいう。
【0015】本明細書では、次の略語が使用される:H
PLC=高速液体クロマトグラフィー;℃=摂氏;pp
m=100万分の1;g=グラムおよび%wt=重量
%。他に示されない限りは、すべての量は重量%であ
り、さらにすべての比率は重量比である。すべての範囲
は境界値を含む。
PLC=高速液体クロマトグラフィー;℃=摂氏;pp
m=100万分の1;g=グラムおよび%wt=重量
%。他に示されない限りは、すべての量は重量%であ
り、さらにすべての比率は重量比である。すべての範囲
は境界値を含む。
【0016】任意の水溶性3−イソチアゾロン化合物は
本発明の組成物に使用できる。水溶性3−イソチアゾロ
ン化合物とは1000ppmより大きな水溶性を有する
化合物である。好適な3−イソチアゾロン化合物は、5
−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン;2−メチ
ル−3−イソチアゾロン;2−エチル−3−イソチアゾ
ロン;5−クロロ−2−エチル−3−イソチアゾロン;
2−イソプロピル−3−イソチアゾロン;5−クロロ−
2−イソプロピル−3−イソチアゾロン;4,5−ジク
ロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン;およびこれら
の混合物を含むがこれらに限定されない。好ましい3−
イソチアゾロンは5−クロロ−2−メチル−3−イソチ
アゾロン;2−メチル−3−イソチアゾロン;およびこ
れらの混合物である。5−クロロ−2−メチル−3−イ
ソチアゾロンと2−メチル−3−イソチアゾロンの混合
物が使用されるとき、5−クロロ−2−メチル−3−イ
ソチアゾロンと2−メチル−3−イソチアゾロンの比率
は概して、99:1〜1:99、好ましくは90:10
〜75:25である。
本発明の組成物に使用できる。水溶性3−イソチアゾロ
ン化合物とは1000ppmより大きな水溶性を有する
化合物である。好適な3−イソチアゾロン化合物は、5
−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン;2−メチ
ル−3−イソチアゾロン;2−エチル−3−イソチアゾ
ロン;5−クロロ−2−エチル−3−イソチアゾロン;
2−イソプロピル−3−イソチアゾロン;5−クロロ−
2−イソプロピル−3−イソチアゾロン;4,5−ジク
ロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン;およびこれら
の混合物を含むがこれらに限定されない。好ましい3−
イソチアゾロンは5−クロロ−2−メチル−3−イソチ
アゾロン;2−メチル−3−イソチアゾロン;およびこ
れらの混合物である。5−クロロ−2−メチル−3−イ
ソチアゾロンと2−メチル−3−イソチアゾロンの混合
物が使用されるとき、5−クロロ−2−メチル−3−イ
ソチアゾロンと2−メチル−3−イソチアゾロンの比率
は概して、99:1〜1:99、好ましくは90:10
〜75:25である。
【0017】本発明の組成物において使用できる水溶性
3−イソチアゾロン化合物の量は、組成物の全重量に基
づいて1〜30重量%である。組成物の全重量に基づい
て1.5〜25重量%を使用するのが好ましく、より好
ましくは12〜18重量%である。
3−イソチアゾロン化合物の量は、組成物の全重量に基
づいて1〜30重量%である。組成物の全重量に基づい
て1.5〜25重量%を使用するのが好ましく、より好
ましくは12〜18重量%である。
【0018】任意の水溶性硝酸1価金属塩が本発明の組
成物で使用されることができる。好適な硝酸金属塩は、
硝酸リチウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウムおよび硝
酸アンモニウムを含むがこれらに限定されない。硝酸金
属塩は硝酸リチウム、硝酸ナトリウムまたは硝酸カリウ
ムであることが好ましく、より好ましくは硝酸ナトリウ
ムまたは硝酸カリウムである。1以上の硝酸1価金属塩
が本発明の組成物に有利に使用されることができる。
成物で使用されることができる。好適な硝酸金属塩は、
硝酸リチウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウムおよび硝
酸アンモニウムを含むがこれらに限定されない。硝酸金
属塩は硝酸リチウム、硝酸ナトリウムまたは硝酸カリウ
ムであることが好ましく、より好ましくは硝酸ナトリウ
ムまたは硝酸カリウムである。1以上の硝酸1価金属塩
が本発明の組成物に有利に使用されることができる。
【0019】本発明の3−イソチアゾロン濃縮組成物を
安定化するのに必要な硝酸1価金属塩の量は典型的に
は、組成物の重量にもとづいて5〜25重量%である。
10〜20重量%の量で硝酸1価金属塩を使用すること
が好ましく、より好ましくは12〜20重量%である。
硝酸金属塩は概して、例えば、Aldrich Che
mical Company(Milwaukee,W
isconsin)から、商業的に入手可能であり、さ
らなる精製なしに使用されることができる。
安定化するのに必要な硝酸1価金属塩の量は典型的に
は、組成物の重量にもとづいて5〜25重量%である。
10〜20重量%の量で硝酸1価金属塩を使用すること
が好ましく、より好ましくは12〜20重量%である。
硝酸金属塩は概して、例えば、Aldrich Che
mical Company(Milwaukee,W
isconsin)から、商業的に入手可能であり、さ
らなる精製なしに使用されることができる。
【0020】多くの種類の銅塩が公知である。所望のレ
ベルの銅(II)イオンを溶液中に提供するのに十分に
水溶性である任意の銅塩が使用されることができる。好
適な例としては、硫酸銅、酢酸銅、塩化銅、臭化銅、塩
素酸銅、過塩素酸銅、亜硝酸銅および硝酸銅を含むが、
これに限定されない。硫酸銅および硝酸銅が好ましい。
銅塩は概して、例えばAldrich Chemica
l Companyから商業的に入手可能であり、さら
なる精製なしに使用されることができる。
ベルの銅(II)イオンを溶液中に提供するのに十分に
水溶性である任意の銅塩が使用されることができる。好
適な例としては、硫酸銅、酢酸銅、塩化銅、臭化銅、塩
素酸銅、過塩素酸銅、亜硝酸銅および硝酸銅を含むが、
これに限定されない。硫酸銅および硝酸銅が好ましい。
銅塩は概して、例えばAldrich Chemica
l Companyから商業的に入手可能であり、さら
なる精製なしに使用されることができる。
【0021】本発明の組成物において使用できる銅(I
I)イオンの量は典型的には、組成物の全重量に基づい
て100ppmより多い量である。組成物の全重量に基
づいて120〜500ppmの銅(II)イオンの使用
が好ましく、より好ましくは120〜200ppmであ
る。
I)イオンの量は典型的には、組成物の全重量に基づい
て100ppmより多い量である。組成物の全重量に基
づいて120〜500ppmの銅(II)イオンの使用
が好ましく、より好ましくは120〜200ppmであ
る。
【0022】特に好適な本発明の組成物は、12〜18
重量%の水溶性3−イソチアゾロン;10〜20重量%
の、硝酸ナトリウムおよび硝酸カリウムからなる群から
選択される硝酸1価金属塩;硝酸銅および硫酸銅からな
る群から選択される銅塩の形の120〜200ppmの
銅(II)イオン;および水を含む。上述の全てのパー
セントは組成物の全重量に基づくものである。
重量%の水溶性3−イソチアゾロン;10〜20重量%
の、硝酸ナトリウムおよび硝酸カリウムからなる群から
選択される硝酸1価金属塩;硝酸銅および硫酸銅からな
る群から選択される銅塩の形の120〜200ppmの
銅(II)イオン;および水を含む。上述の全てのパー
セントは組成物の全重量に基づくものである。
【0023】本発明の組成物の製造においては、3−イ
ソチアゾロン、硝酸1価金属塩、銅(II)イオンおよ
び水が任意の順序で混合されることができる。本発明の
組成物は銅(II)イオンを銅塩の形で、3−イソチア
ゾロン、硝酸1価金属塩および水の混合物に添加するこ
とにより製造されるのが好ましい。
ソチアゾロン、硝酸1価金属塩、銅(II)イオンおよ
び水が任意の順序で混合されることができる。本発明の
組成物は銅(II)イオンを銅塩の形で、3−イソチア
ゾロン、硝酸1価金属塩および水の混合物に添加するこ
とにより製造されるのが好ましい。
【0024】本発明の組成物の効果は、55℃で4週間
の貯蔵の後でさえ、目に見える沈殿の形成を示さないこ
とである。本発明の3−イソチアゾロン濃縮物を稀釈す
ることにより調製された稀釈溶液も貯蔵後に沈殿を生じ
ない。さらに、本発明によって調製された稀釈溶液は追
加の安定剤を必要とせず、よって公知の3−イソチアゾ
ロン濃縮物におけるコストおよび追加の取り扱いを減少
させる。
の貯蔵の後でさえ、目に見える沈殿の形成を示さないこ
とである。本発明の3−イソチアゾロン濃縮物を稀釈す
ることにより調製された稀釈溶液も貯蔵後に沈殿を生じ
ない。さらに、本発明によって調製された稀釈溶液は追
加の安定剤を必要とせず、よって公知の3−イソチアゾ
ロン濃縮物におけるコストおよび追加の取り扱いを減少
させる。
【0025】本発明の組成物のさらなる効果は、エマル
ジョンおよびラテックスの凝集または凝固が減少される
ことである。これはラテックスまたはエマルジョン保存
における使用のための3−イソチアゾロン殺微生物剤の
予備稀釈の必要性を減少させる。
ジョンおよびラテックスの凝集または凝固が減少される
ことである。これはラテックスまたはエマルジョン保存
における使用のための3−イソチアゾロン殺微生物剤の
予備稀釈の必要性を減少させる。
【0026】本発明のさらなる効果の1つは、3−イソ
チアゾロン濃縮物を安定化するのに必要とされる1価金
属塩の量を減少することができ、それによりエマルジョ
ンまたはラテックスに添加された場合に、凝固の可能性
をさらに減少することができることである。例えば、典
型的な硝酸1価金属塩で安定化された3−イソチアゾロ
ン組成物は12〜18重量%の3−イソチアゾロンおよ
び25〜30重量%の硝酸1価金属塩を含む。水溶性銅
塩の形での25〜500ppmの銅(II)イオンが組
成物に添加される場合、同じ3−イソチアゾロン安定化
を達成するために、10〜20重量%だけの硝酸金属塩
が必要とされる。
チアゾロン濃縮物を安定化するのに必要とされる1価金
属塩の量を減少することができ、それによりエマルジョ
ンまたはラテックスに添加された場合に、凝固の可能性
をさらに減少することができることである。例えば、典
型的な硝酸1価金属塩で安定化された3−イソチアゾロ
ン組成物は12〜18重量%の3−イソチアゾロンおよ
び25〜30重量%の硝酸1価金属塩を含む。水溶性銅
塩の形での25〜500ppmの銅(II)イオンが組
成物に添加される場合、同じ3−イソチアゾロン安定化
を達成するために、10〜20重量%だけの硝酸金属塩
が必要とされる。
【0027】本発明の組成物は、殺微生物的に有効量の
組成物を微生物の汚染を受ける対象上に、対象中にまた
は対象に導入することにより、微生物の成長を阻害する
ために使用されることができる。好ましい対象は;冷却
塔;空気洗浄機;ボイラー;鉱物スラリー;廃水処理
剤;装飾用噴水;逆浸透濾過;限外濾過;バラスト水;
エバポレータ用凝縮器;熱交換器;パルプおよび紙加工
用液;プラスチック;エマルジョンおよびディスパージ
ョン;ペイント;ラテックス;ワニスのような被覆剤;
マスチック、コーキング剤およびシーラントのような建
築用製品;セラミック接着剤、カーペット裏地接着剤お
よびラミネート用接着剤のような建築用接着剤;産業用
または消費者用接着剤;写真用薬品;印刷用液;浴室消
毒剤またはサニタイザーのような家庭用品;化粧品およ
び洗面用化粧品;シャンプー;石鹸;洗浄剤;滅菌剤、
硬表面消毒剤のような産業用消毒剤またはサニタイザ
ー;フロアポリッシュ;洗濯用すすぎ水;金属加工用
液;コンベヤー用滑剤;圧媒液;皮革および皮革製品;
テキスタイル;テキスタイル製品;合板、チップボー
ド、フレークボード、積層ビーム、延伸ストランドボー
ド、ハードボードおよびパーティクルボードのような木
材および木材製品;石油加工用液;燃料;インジェクシ
ョン水、破壊用液および掘削用泥のような油田用液;農
業用アジュバント保存剤;界面活性剤保存剤;医療用装
置;診断薬保存剤;プラスチックまたは紙食品ラップの
ような食品保存剤;プール;および温泉を含むがこれら
に限定されない。好ましい対象はとしては、冷却塔;空
気洗浄機;ボイラー;鉱物スラリー;廃水処理剤;装飾
用噴水;逆浸透濾過;限外濾過;バラスト水;エバポレ
ータ用凝縮器;熱交換器;パルプおよび紙加工用液;プ
ラスチック;エマルジョンおよびディスパージョン;ペ
イント;ラテックス;被覆剤;および金属加工用液が挙
げられる。
組成物を微生物の汚染を受ける対象上に、対象中にまた
は対象に導入することにより、微生物の成長を阻害する
ために使用されることができる。好ましい対象は;冷却
塔;空気洗浄機;ボイラー;鉱物スラリー;廃水処理
剤;装飾用噴水;逆浸透濾過;限外濾過;バラスト水;
エバポレータ用凝縮器;熱交換器;パルプおよび紙加工
用液;プラスチック;エマルジョンおよびディスパージ
ョン;ペイント;ラテックス;ワニスのような被覆剤;
マスチック、コーキング剤およびシーラントのような建
築用製品;セラミック接着剤、カーペット裏地接着剤お
よびラミネート用接着剤のような建築用接着剤;産業用
または消費者用接着剤;写真用薬品;印刷用液;浴室消
毒剤またはサニタイザーのような家庭用品;化粧品およ
び洗面用化粧品;シャンプー;石鹸;洗浄剤;滅菌剤、
硬表面消毒剤のような産業用消毒剤またはサニタイザ
ー;フロアポリッシュ;洗濯用すすぎ水;金属加工用
液;コンベヤー用滑剤;圧媒液;皮革および皮革製品;
テキスタイル;テキスタイル製品;合板、チップボー
ド、フレークボード、積層ビーム、延伸ストランドボー
ド、ハードボードおよびパーティクルボードのような木
材および木材製品;石油加工用液;燃料;インジェクシ
ョン水、破壊用液および掘削用泥のような油田用液;農
業用アジュバント保存剤;界面活性剤保存剤;医療用装
置;診断薬保存剤;プラスチックまたは紙食品ラップの
ような食品保存剤;プール;および温泉を含むがこれら
に限定されない。好ましい対象はとしては、冷却塔;空
気洗浄機;ボイラー;鉱物スラリー;廃水処理剤;装飾
用噴水;逆浸透濾過;限外濾過;バラスト水;エバポレ
ータ用凝縮器;熱交換器;パルプおよび紙加工用液;プ
ラスチック;エマルジョンおよびディスパージョン;ペ
イント;ラテックス;被覆剤;および金属加工用液が挙
げられる。
【0028】微生物の成長を阻害または制御するのに適
する3−イソチアゾロン化合物の量は公知であり、保護
されるべき対象に応じて変化する。微生物の成長を阻害
するのに適する3−イソチアゾロン殺微生物剤の量は概
して、保護されるべき該対象の容積に基づいて0.05
〜5,000ppmである。0.1〜2,500ppm
を使用するのが好ましい。例えば、冷却塔、パルプおよ
び製紙加工用液のような対象は、微生物の成長を阻害す
るために0.1〜100ppmの3−イソチアゾロン殺
微生物剤を必要とする。冷却塔またはパルプおよび紙加
工用液においては、0.1〜50ppmで使用すること
が好ましい。建築用製品、油田用液またはエマルジョン
のような他の対象では、微生物の成長を阻害するため
に、0.5〜5,000ppmの3−イソチアゾロン殺
微生物剤を必要とし、消毒剤またはサニタイザーのよう
な対象は5,000ppm以下を必要とする。
する3−イソチアゾロン化合物の量は公知であり、保護
されるべき対象に応じて変化する。微生物の成長を阻害
するのに適する3−イソチアゾロン殺微生物剤の量は概
して、保護されるべき該対象の容積に基づいて0.05
〜5,000ppmである。0.1〜2,500ppm
を使用するのが好ましい。例えば、冷却塔、パルプおよ
び製紙加工用液のような対象は、微生物の成長を阻害す
るために0.1〜100ppmの3−イソチアゾロン殺
微生物剤を必要とする。冷却塔またはパルプおよび紙加
工用液においては、0.1〜50ppmで使用すること
が好ましい。建築用製品、油田用液またはエマルジョン
のような他の対象では、微生物の成長を阻害するため
に、0.5〜5,000ppmの3−イソチアゾロン殺
微生物剤を必要とし、消毒剤またはサニタイザーのよう
な対象は5,000ppm以下を必要とする。
【0029】抗微生物剤の能力は、1以上の他の抗微生
物剤と組み合わせることにより向上する場合のあること
が知られている。よって、他の公知の殺微生物剤は有利
に本発明の組成物と組み合わせられることができる。
物剤と組み合わせることにより向上する場合のあること
が知られている。よって、他の公知の殺微生物剤は有利
に本発明の組成物と組み合わせられることができる。
【0030】次の実施例は本発明の様々な態様をさらに
例示するために示されるが、如何なる態様も本発明の範
囲を制限することを意図するものではない。
例示するために示されるが、如何なる態様も本発明の範
囲を制限することを意図するものではない。
【0031】実施例1 硝酸1価金属塩で安定化された3−イソチアゾロン濃縮
組成物のサンプルが、ラテックスの凝固を引き起こすか
どうかを決定するために評価された。A、BおよびCと
ラベルされた3つのサンプルが、3つのそれぞれのボト
ルに、生成物中に3−イソチアゾロンの14重量%を提
供するのに十分な、5−クロロ−2−メチル−3−イソ
チアゾロン(CMI)および2−メチル−3−イソチア
ゾロン(MI)の3:1混合物の量を計ることによって
調製された。次いで、これらの各サンプルに硝酸ナトリ
ウムおよび水が添加された。3つのサンプルのそれぞれ
における硝酸ナトリウムの量は20重量%であった。サ
ンプルA、BおよびCに硝酸銅の形で銅(II)イオン
が添加された。サンプルA、BおよびC中の銅(II)
イオンの量は、それぞれ、186ppm、300ppm
および73ppmであった。次いで、各サンプルは全て
の塩が溶解するまで撹拌された。比較例サンプルC−1
は商業的に入手可能な、14重量%のCMIとMIの
3:1混合物、および26重量%の硝酸ナトリウムを含
むが、銅(II)イオンを含まない水性製品であった。
また、比較例サンプルC−2は、14重量%のCMIと
MIの3:1混合物、および26重量%の2価金属イオ
ン(16重量%の硝酸マグネシウムおよび10重量%の
塩化マグネシウム)を含むが、銅(II)イオンを含ま
ない市販製品であった。
組成物のサンプルが、ラテックスの凝固を引き起こすか
どうかを決定するために評価された。A、BおよびCと
ラベルされた3つのサンプルが、3つのそれぞれのボト
ルに、生成物中に3−イソチアゾロンの14重量%を提
供するのに十分な、5−クロロ−2−メチル−3−イソ
チアゾロン(CMI)および2−メチル−3−イソチア
ゾロン(MI)の3:1混合物の量を計ることによって
調製された。次いで、これらの各サンプルに硝酸ナトリ
ウムおよび水が添加された。3つのサンプルのそれぞれ
における硝酸ナトリウムの量は20重量%であった。サ
ンプルA、BおよびCに硝酸銅の形で銅(II)イオン
が添加された。サンプルA、BおよびC中の銅(II)
イオンの量は、それぞれ、186ppm、300ppm
および73ppmであった。次いで、各サンプルは全て
の塩が溶解するまで撹拌された。比較例サンプルC−1
は商業的に入手可能な、14重量%のCMIとMIの
3:1混合物、および26重量%の硝酸ナトリウムを含
むが、銅(II)イオンを含まない水性製品であった。
また、比較例サンプルC−2は、14重量%のCMIと
MIの3:1混合物、および26重量%の2価金属イオ
ン(16重量%の硝酸マグネシウムおよび10重量%の
塩化マグネシウム)を含むが、銅(II)イオンを含ま
ない市販製品であった。
【0032】ソルトショック(salt shock)
に感受性のある4つの異なる市販のアクリルエマルジョ
ンのそれぞれ2滴がスライドガラス上に置かれた。これ
らのそれぞれにサンプルA、B、C、C−1およびC−
2のそれぞれ1滴を添加した。各エマルジョンは凝集に
ついて目視で観察された。サンプルは次のように評価さ
れた:「P」はエマルジョンが凝集しなかったことを意
味し;「F」はサンプルが凝集を引き起こしたことを意
味し;「P/F」はサンプルがわずかな凝集を引き起こ
したことを意味する。結果は表1に示す。
に感受性のある4つの異なる市販のアクリルエマルジョ
ンのそれぞれ2滴がスライドガラス上に置かれた。これ
らのそれぞれにサンプルA、B、C、C−1およびC−
2のそれぞれ1滴を添加した。各エマルジョンは凝集に
ついて目視で観察された。サンプルは次のように評価さ
れた:「P」はエマルジョンが凝集しなかったことを意
味し;「F」はサンプルが凝集を引き起こしたことを意
味し;「P/F」はサンプルがわずかな凝集を引き起こ
したことを意味する。結果は表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】上述のデータは非常に少量の銅(II)イ
オンが、硝酸1価金属塩で安定化された3−イソチアゾ
ロン殺微生物剤で保存されたエマルジョンの凝固を低減
させるのに非常に効果的であることを示す。
オンが、硝酸1価金属塩で安定化された3−イソチアゾ
ロン殺微生物剤で保存されたエマルジョンの凝固を低減
させるのに非常に効果的であることを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イーサン・スコット・サイモン アメリカ合衆国ペンシルバニア州19001, アビントン,ヘムロック・サークル・1827 (72)発明者 ラメッシュ・バルブハイ・ペティガラ アメリカ合衆国ペンシルバニア州19440, ハットフィールド,スチュアート・ドライ ブ・2185
Claims (10)
- 【請求項1】(a)組成物の全重量に基づいて1〜30
重量%の水溶性3−イソチアゾロン化合物; (b)組成物の全重量に基づいて5〜25重量%の硝酸
1価金属塩; (c)100ppmより多い、水溶性銅塩の形の銅(I
I)イオン;および (d)水を含む、安定で、沈殿を生じない殺微生物剤組
成物。 - 【請求項2】 3−イソチアゾロン化合物が5−クロロ
−2−メチル−3−イソチアゾロン;2−メチル−3−
イソチアゾロン;2−エチル−3−イソチアゾロン;5
−クロロ−2−エチル−3−イソチアゾロン;2−イソ
プロピル−3−イソチアゾロン;5−クロロ−2−イソ
プロピル−3−イソチアゾロン;4,5−ジクロロ−2
−メチル−3−イソチアゾロン;およびこれらの混合物
からなる群から選択される請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 3−イソチアゾロン化合物が5−クロロ
−2−メチル−3−イソチアゾロン;2−メチル−3−
イソチアゾロン;およびこれらの混合物からなる群から
選択される請求項2記載の組成物。 - 【請求項4】 組成物の全重量に基づいて銅(II)イ
オンが120〜500ppmの量で存在する請求項1記
載の組成物。 - 【請求項5】 組成物の全重量に基づいて3−イソチア
ゾロン化合物が1.5〜25重量%の量で存在する請求
項1記載の組成物。 - 【請求項6】 硝酸1価金属塩が硝酸リチウム;硝酸ナ
トリウム;および硝酸カリウムからなる群から選択され
る請求項1記載の組成物。 - 【請求項7】 3−イソチアゾロンが12〜18重量%
の量で存在し;硝酸1価金属塩が硝酸ナトリウムであ
り、10〜20重量%の量で存在し;銅(II)イオン
が120〜200ppmの量で存在し、硝酸銅および硫
酸銅からなる群から選択される銅塩の形である請求項1
記載の組成物。 - 【請求項8】 3−イソチアゾロン組成物と、水溶性銅
塩の形の100ppmより多い銅(II)イオンを混合
することを含む、硝酸1価金属塩で安定化された水性3
−イソチアゾロン組成物中の硝酸1価金属塩安定剤の量
を減少させる方法。 - 【請求項9】 3−イソチアゾロン化合物が5−クロロ
−2−メチル−3−イソチアゾロン;2−メチル−3−
イソチアゾロン;およびこれらの混合物からなる群から
選択される請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 請求項1記載の組成物を対象に導入す
ることを含む、対象中の微生物の成長を制御または阻害
する方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US9861198P | 1998-08-31 | 1998-08-31 | |
US60/098611 | 1998-08-31 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000072608A true JP2000072608A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=22270108
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11244529A Withdrawn JP2000072608A (ja) | 1998-08-31 | 1999-08-31 | 安定な殺微生物剤配合物 |
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Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0983723A1 (ja) |
JP (1) | JP2000072608A (ja) |
KR (1) | KR20000017371A (ja) |
CN (1) | CN1246282A (ja) |
BR (1) | BR9903970A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002003307A (ja) * | 2000-06-23 | 2002-01-09 | Takeda Chem Ind Ltd | 工業用殺菌剤 |
JP2004131478A (ja) * | 2002-08-14 | 2004-04-30 | L'air Liquide Sante Internatl | 殺菌作用および殺藻作用を有する水性分散液 |
JP2007230892A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Nippon Soda Co Ltd | イソチアゾロン系化合物を含有する水溶性製剤およびイソチアゾロン系化合物の安定化方法 |
WO2008146436A1 (ja) | 2007-05-31 | 2008-12-04 | Chemicrea Inc. | 安定な殺微生物組成物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100740054B1 (ko) * | 2000-10-13 | 2007-07-16 | 에스케이케미칼주식회사 | 이소티아졸론 조성물 |
EP2272348B1 (de) * | 2009-07-07 | 2015-03-04 | LANXESS Deutschland GmbH | Biozide Mittel |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4067878A (en) * | 1976-03-05 | 1978-01-10 | Rohm And Haas Company | Stabilization of solutions of 3-isothiazolones |
US5461150A (en) * | 1994-12-14 | 1995-10-24 | Rohm And Haas Company | Stabilization of 3-isothiazolone solutions |
US5670529A (en) * | 1996-06-05 | 1997-09-23 | Rohm And Haas Company | Avoidance of precipitation in 3-isothiazolone formulations |
-
1999
- 1999-08-18 EP EP99306511A patent/EP0983723A1/en not_active Withdrawn
- 1999-08-18 KR KR1019990034109A patent/KR20000017371A/ko not_active Application Discontinuation
- 1999-08-25 CN CN99118070A patent/CN1246282A/zh active Pending
- 1999-08-30 BR BR9903970-2A patent/BR9903970A/pt not_active IP Right Cessation
- 1999-08-31 JP JP11244529A patent/JP2000072608A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002003307A (ja) * | 2000-06-23 | 2002-01-09 | Takeda Chem Ind Ltd | 工業用殺菌剤 |
JP2004131478A (ja) * | 2002-08-14 | 2004-04-30 | L'air Liquide Sante Internatl | 殺菌作用および殺藻作用を有する水性分散液 |
JP2010235627A (ja) * | 2002-08-14 | 2010-10-21 | L'air Liquide Sante Internatl | 殺菌作用および殺藻作用を有する水性分散液 |
JP4602652B2 (ja) * | 2002-08-14 | 2010-12-22 | エール・リキード・サンテ(アンテルナスィオナル) | 殺菌作用および殺藻作用を有する水性分散液 |
JP2007230892A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Nippon Soda Co Ltd | イソチアゾロン系化合物を含有する水溶性製剤およびイソチアゾロン系化合物の安定化方法 |
WO2008146436A1 (ja) | 2007-05-31 | 2008-12-04 | Chemicrea Inc. | 安定な殺微生物組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR9903970A (pt) | 2000-09-26 |
CN1246282A (zh) | 2000-03-08 |
EP0983723A1 (en) | 2000-03-08 |
KR20000017371A (ko) | 2000-03-25 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061107 |