JP2010228379A - インク供給装置 - Google Patents
インク供給装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010228379A JP2010228379A JP2009080586A JP2009080586A JP2010228379A JP 2010228379 A JP2010228379 A JP 2010228379A JP 2009080586 A JP2009080586 A JP 2009080586A JP 2009080586 A JP2009080586 A JP 2009080586A JP 2010228379 A JP2010228379 A JP 2010228379A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- ink cartridge
- cartridge
- mounting
- detected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17566—Ink level or ink residue control
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17513—Inner structure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/1752—Mounting within the printer
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/1752—Mounting within the printer
- B41J2/17523—Ink connection
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17543—Cartridge presence detection or type identification
- B41J2/17546—Cartridge presence detection or type identification electronically
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17553—Outer structure
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【課題】インクカートリッジを識別し、かつインクカートリッジの装着状態を正確に判断できる手段を提供する。
【解決手段】インクカートリッジ30は、装着向き50の前側であって上側に設けられた第1突出部材75と、装着向き50の前側であって下側に設けられた第2突出部材76と、第1突出部材75と第2突出部材76との間に配置されたトリガー検知部85と、を具備する。制御部90は、インクカートリッジ30がカートリッジケース110に装着される過程において、光センサ107,118の出力が共に(LOW,LOW)であることに基づいて、インクカートリッジ30が装着されたと判定する装着判定と、トリガー検知部85が検知されたときに、光センサ107,118の出力が(HI,HI)、(HI,LOW)、(HI,HI)のいずれかであることに基づいてインクカートリッジ30をの種別を判定する種別判定を実行する。
【選択図】図17
【解決手段】インクカートリッジ30は、装着向き50の前側であって上側に設けられた第1突出部材75と、装着向き50の前側であって下側に設けられた第2突出部材76と、第1突出部材75と第2突出部材76との間に配置されたトリガー検知部85と、を具備する。制御部90は、インクカートリッジ30がカートリッジケース110に装着される過程において、光センサ107,118の出力が共に(LOW,LOW)であることに基づいて、インクカートリッジ30が装着されたと判定する装着判定と、トリガー検知部85が検知されたときに、光センサ107,118の出力が(HI,HI)、(HI,LOW)、(HI,HI)のいずれかであることに基づいてインクカートリッジ30をの種別を判定する種別判定を実行する。
【選択図】図17
Description
本発明は、カートリッジ装着部に装着されたインクカートリッジからインクを供給するインク供給装置に関する。
インクジェット記録方式の画像記録装置は、インクカートリッジが装着されるカートリッジ装着部を備える(特許文献1参照)。このカートリッジ装着部は、インクカートリッジを着脱可能に収容する。カートリッジ装着部にインクカートリッジが装着されると、インクカートリッジからカートリッジ装着部を経て記録ヘッドに至るインク通路が形成される。このインク通路を通じてインクカートリッジから記録ヘッドにインクが供給される。記録ヘッドは、インクカートリッジから供給されたインクを微小なインク滴として選択的にノズルから吐出する。この吐出されたインク滴が用紙に着弾することによって用紙に画像が記録される。
貯留しているインクの色や量などが異なる複数のインクカートリッジが存在する。すなわち、種別の異なる複数のインクカートリッジが存在する。インクカートリッジには、インクカートリッジの種別を識別するために被検知部が設けられている。これら被検知部は、上記カートリッジ装着部に設けられた光センサなどの検知手段に対応する位置に設けられている。検知手段は、被検知部を検知したことに基づいて信号を出力する。画像記録装置の制御手段は、検知手段から出力された信号に基づいて、インクカートリッジを識別するための処理を行う。
例えば、第1種別のインクカートリッジは、第1の被検知部と第2の被検知部とを有している。第2種別のインクカートリッジは、第1の被検知部を有しているが、第2の被検知部を有していない。第3種別のインクカートリッジは、第2の被検知部を有しているが、第1の被検知部を有していない。カートリッジ装着部は、第1の被検知部と第2の被検知部とをそれぞれ検知する2つの検知手段を有している。インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着されたときに、制御手段は、2つの検知手段が出力する信号に基づいて、インクカートリッジを識別するための処理を行う(特許文献2参照)。
しかしながら、前述されたような被検知部の検知が必ずしも正確に行われないおそれがある。例えば、カートリッジ装着部へインクカートリッジが容易に挿入されるために、両部材の間にある程度の隙間が設けられる。この隙間によって、カートリッジ装着部内においてインクカートリッジが姿勢変化し、被検知部と検知手段との位置関係にバラツキが生じ得る。このようなバラツキは、インクカートリッジに複数の被検知部が設けられ、その複数の検知部が装着姿勢における上下端に配置されるなど、比較的大きな距離が隔てられて複数の被検知部が配置される構成において顕著である。このようなバラツキによって、インクカートリッジの識別や装着状態などが正確に判定できないおそれがある。特に、インクカートリッジが小型化されることによって、被検知部を配置できる箇所が制限されると、被検知部と対応する検知手段とが正確に合致することが要求される。
例えば、特許文献2に記載されている、第1の被検知部と第2の被検知部とを有している第1種別のインクカートリッジが、カートリッジ装着部に対して傾いて装着された場合、第1の被検知部は検知されているが、第2の被検知部は検知されていないという状況が発生し得る。この場合、制御手段は、第1の被検知部を有しているが、第2の被検知部を有していない第2種別のインクカートリッジが装着されたものと誤判断する。そして、印字処理が実行されて、種別が誤って判定されたインクカートリッジが使用されると、例えば、記録ヘッド内でインクが混合し、その結果、記録ヘッドのノズル内においてインクが固化してしまうといった問題が生じ得る。
仮に、インクカートリッジの識別と装着状態とを別個のセンサ(検知手段)を用いて判断することとすれば、必要なセンサの数が増えるので、組み立て工数の増加や部品点数の増加によってコストアップが生じるという問題がある。また、被検知部の数も増えるので、インクカートリッジの小型化の養成が実現され難くなり、また、前述されたような被検知部と検知手段の位置の合致が一層厳格に要求されることとなる。
また、インクカートリッジに設けられた被検知部が、落下や衝突などを原因として破損されることが想定される。仮に、被検知部が破損されていない状態と破損された状態とにおいて、検知手段が同じ信号を出力するのであれば、破損された被検知部によって種別が誤って判定されたインクカートリッジが使用されることとなるので、インクの混合が生じて、その結果、記録ヘッドのノズルなどに詰まりが生じるおそれがある。
例えば、特許文献2に記載されている、第1の被検知部と第2の被検知部とを有している第1種別のインクカートリッジにおいて、第2の被検知部が破損され、そのインクカートリッジがカートリッジ装着部に装着されると、制御手段は、第1の被検知部を有しているが、第2の被検知部を有していない第2種別のインクカートリッジが装着されたものと誤判断する。
また、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着された状態で、装置の電源がオフにされると、インクカートリッジの装着状態の判断結果がメモリなどの記憶手段から失われることがある。そうすると、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着された状態で、装置の電源が再びオンにされたときであっても、インクカートリッジの装着状態が判断可能であることが要求される。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インクカートリッジに設けられた被検知部を、カートリッジ装着部に設けられたセンサによって検知してインクカートリッジを識別し、また、インクカートリッジの装着状態を正確に判断できる手段を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、インクカートリッジに設けられた被検知部が破損された状態とインクカートリッジが装着された状態とを混同せずに判断できる手段を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着された状態で装置の電源がオフにされ、再び電源がオンにされた後も、インクカートリッジの装着状態を判断できる手段を提供することにある。
(1) 本発明は、装着向きへインクカートリッジが挿入されることによって当該インクカートリッジが装着可能であるカートリッジ装着部を備えたインク供給装置である。上記インクカートリッジは、上記カートリッジ装着部への装着姿勢における装着向きの前側であって上側に設けられた第1被検知部と、上記装着姿勢における装着向きの前側であって下側に設けられた第2被検知部と、上記装着姿勢における装着向きの前側であって上記第1被検知部と上記第2被検知部との間に配置された第3被検知部と、を具備する。上記カートリッジ装着部は、上記第1被検知部を検知したことに基づいて、第1検知情報を出力する第1センサと、上記第2被検知部を検知したことに基づいて、第2検知情報を出力する第2センサと、上記第3被検知部を検知したことに基づいて、第3検知情報を出力する第3センサと、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される過程において、上記第1検知情報及び上記第2検知情報が共に出力されていることに基づいて、上記カートリッジ装着部の装着位置に上記インクカートリッジが到達したと判定する第1処理、及び上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される過程において、上記第3検知情報が出力されたときに第1検知情報及び第2検知情報の少なくとも一方が出力されていないことに基づいて上記インクカートリッジを識別する第2処理を実行する制御手段と、を具備する。
仮に、被検知部を検知しているときに第1センサ及び第2センサが出力する信号がONであり、検知していないときに第1センサ及び第2センサが出力する信号がOFFであるとすると、第1センサ及び第2センサが出力する信号の組み合わせは、(ON,ON)、(ON,OFF)、(OFF,ON)及び(OFF,OFF)の4種類となる。制御手段は、第1センサ及び第2センサが出力する信号が(ON,ON)のときに、インクカートリッジが装着されたと判定する。
仮に、カートリッジ装着部に対してインクカートリッジが傾いていたり、インクカートリッジに設けられた被検知部が破損されたりして、第1センサ及び第2センサの出力が(ON,ON)になれなければ、制御手段は、インクカートリッジが装着された状態と判断しない。よって、カートリッジ装着部におけるインクカートリッジの姿勢変化の影響が、インクカートリッジの装着状態の判断へ影響し難い。また、被検知部が破損されたインクカートリッジが使用されることが未然に防止され得る。さらに、第1センサ及び第2センサの他の出力、すなわち(ON,OFF)、(OFF,ON)及び(OFF,OFF)に基づいて、インクカートリッジの種別が判断される。
(2) 上記第1被検知部及び上記第2被検知部は、インクを貯留するカートリッジ本体に対して着脱可能である態様が挙げられる。
(3) 上記インクカートリッジは、上記装着姿勢における装着向きの前側であって上記第1被検知部と上記第2被検知部との間に配置されて、当該インクカートリッジ内のインクを外部へ供給するインク供給部を更に具備するものであってもよい。
これにより、カートリッジ装着部とインクカートリッジとの連携に要する各部材が、装着向きの前側に集約される。
(4) 上記第1センサ及び上記第2センサとして、光を受光可能な受光部と該受光部へ向けて光を発光する発光部とを有し、上記発光部から上記受光部に至る光路に、対応する上記第1被検知部又は上記第2被検知部が進入されて受光量が変化することにより、それらを検知するものが挙げられる。
(5) 上記第1被検知部及び上記第2被検知部として、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される装着過程において、対応する上記第1センサ又は上記第2センサの上記光路に進入して、上記受光部に到達する光の光量を調整するものが挙げられる。
(6) 上記第1センサ及び上記第2センサは、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に対して装着位置に配置されたときに、対応する上記第1被検知部又は上記第2被検知部を検出可能な位置に配置されている態様が挙げられる。
本発明によれば、制御手段が、第1被検知部が第1センサに検知され、かつ第2被検知部が第2センサに検知されたときに、インクカートリッジが装着されたと判定するので、カートリッジ装着部におけるインクカートリッジの姿勢変化の影響が、インクカートリッジの装着状態の判断へ影響し難い。これにより、インクカートリッジの装着状態を正確に判断される。
また、インクカートリッジに設けられた被検知部が破損されて、第1被検知部が第1センサに検知され、かつ第2被検知部が第2センサに検知される状態とならなければ、インクカートリッジが装着された状態と判断されないので、被検知部が破損された状態とインクカートリッジが装着された状態とが混同される可能性が低減される。
また、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着された状態で装置の電源がオフにされ、再び電源がオンにされた後も、第1被検知部が第1センサに検知され、かつ第2被検知部が第2センサに検知されていれば、制御手段は、インクカートリッジが装着されたと判定するので、インクカートリッジが装着された状態で電源がオフ/オンされた後も、インクカートリッジの装着状態が判断できる。
以下、適宜図面が参照されて、本発明の好ましい実施形態が説明される。なお、以下に述べる各実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更できることは言うまでもない。
[プリンタ12の概略構成]
図1に示されるように、プリンタ12は、インクカートリッジ30から供給された各色のインクを、記録ヘッド21から微少なインク滴として選択的に吐出することにより、用紙などの被記録媒体に画像記録を行うインクジェット方式のものである。後述される各インクカートリッジ30には、プリンタ12において使用されるインクが貯留されている。具体的には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインクが、それぞれの色に対応するインクカートリッジ30に貯留されている。つまり、インクカートリッジ30は、インク色に対応して4種別が存在する。
図1に示されるように、プリンタ12は、インクカートリッジ30から供給された各色のインクを、記録ヘッド21から微少なインク滴として選択的に吐出することにより、用紙などの被記録媒体に画像記録を行うインクジェット方式のものである。後述される各インクカートリッジ30には、プリンタ12において使用されるインクが貯留されている。具体的には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインクが、それぞれの色に対応するインクカートリッジ30に貯留されている。つまり、インクカートリッジ30は、インク色に対応して4種別が存在する。
インクカートリッジ30と記録ヘッド21とは、インクチューブ20によって連結されている。同図には詳細に現されていないが、インクチューブ20は、4つのインク色に対応して4本が設けられている。この各インクチューブ20を通じて、各インクカートリッジ30にそれぞれ貯留された各色のインクが、記録ヘッド21へ供給される。
給紙トレイ15に積載された記録用紙は、給紙ローラ23によって搬送路24へ給送される。搬送路24において、搬送ローラ対25が記録用紙をプラテン26上へ搬送する。記録ヘッド21は、プラテン26上を通過する記録用紙に対して、各色インクを微細なインク滴として選択的に吐出することによって、記録用紙に画像を記録する。排出ローラ対22は、プラテン26を通過した記録用紙を排紙トレイ16へ排出する。
[インク供給装置100]
以下、インク供給装置100の構成が説明される。インク供給装置100は、前述の4色のインクがそれぞれ貯留される4種のインクカートリッジとカートリッジケース110とを有する。さらに、各色のインクが貯留されるインクカートリッジ30において、貯留されるインクの量に応じて3種のインクカートリッジ30が存在する。貯留されるインクの量が異なる3種のインクカートリッジ30は、リブ77A,77B,80A,80Bの組み合わせが異なる他は同様の構成であるので、1種のインクカートリッジ30を主な例として詳細な構成が説明される。
以下、インク供給装置100の構成が説明される。インク供給装置100は、前述の4色のインクがそれぞれ貯留される4種のインクカートリッジとカートリッジケース110とを有する。さらに、各色のインクが貯留されるインクカートリッジ30において、貯留されるインクの量に応じて3種のインクカートリッジ30が存在する。貯留されるインクの量が異なる3種のインクカートリッジ30は、リブ77A,77B,80A,80Bの組み合わせが異なる他は同様の構成であるので、1種のインクカートリッジ30を主な例として詳細な構成が説明される。
[インクカートリッジ30の外形]
インクカートリッジ30はインクが貯留される容器である。図2に示されるように、インクカートリッジ30は、略直方体形状に形成されている。このインクカートリッジ30は、幅方向51に細く、高さ方向52及び奥行き方向53の各寸法が、幅方向51の寸法よりも大きな扁平形状である。インクカートリッジ30は、図2(A)に示された姿勢で、カートリッジケース110に対して矢印50で示される向き(以下、「装着向き50」と称される。)に挿入される。
インクカートリッジ30はインクが貯留される容器である。図2に示されるように、インクカートリッジ30は、略直方体形状に形成されている。このインクカートリッジ30は、幅方向51に細く、高さ方向52及び奥行き方向53の各寸法が、幅方向51の寸法よりも大きな扁平形状である。インクカートリッジ30は、図2(A)に示された姿勢で、カートリッジケース110に対して矢印50で示される向き(以下、「装着向き50」と称される。)に挿入される。
インクカートリッジ30は、その内部空間にインク貯留室36を有する。インク貯留室36には、C・M・Y・Bkの各色インクがそれぞれ貯留される。
なお、インクカートリッジ30は、インク貯留室36を構成する透光性のある材質からなる内部容器と、その内部容器を両側面からカバーする透光性のない材質からなるカバー部材とから構成されている。本実施形態において、第1突出部材75及び第2突出部材76は、そのカバー部材に一体に形成されており、そのカバー部材から挿入向き50へ突出されている。各図においては、インクカートリッジ30が模式的に現されているので、この内部容器とカバー部材とが区別されていない。
[残量検知部34]
インクカートリッジ30は、残量検知部34を備える。残量検知部34を通じて、インク貯留室36のインク量が、視覚的又は光学的に検知される。残量検知部34は、幅方向51に薄い直方体形状をなしており、インクカートリッジ30の装着向き50の前方側の前壁40に一体に形成されている。残量検知部34は、前壁40の高さ方向52における中段付近から外向き(図2(B)の右向き)へ突出されており、残量検知部34の幅(幅方向51の寸法)は、前壁40の幅よりも小さい。残量検知部34の幅寸法は、後述される光センサ114(図6参照)の検知領域115に進入可能な幅として設定される。残量検知部34は、その幅方向51に光が透過可能な透光性の部材から形成されている。
インクカートリッジ30は、残量検知部34を備える。残量検知部34を通じて、インク貯留室36のインク量が、視覚的又は光学的に検知される。残量検知部34は、幅方向51に薄い直方体形状をなしており、インクカートリッジ30の装着向き50の前方側の前壁40に一体に形成されている。残量検知部34は、前壁40の高さ方向52における中段付近から外向き(図2(B)の右向き)へ突出されており、残量検知部34の幅(幅方向51の寸法)は、前壁40の幅よりも小さい。残量検知部34の幅寸法は、後述される光センサ114(図6参照)の検知領域115に進入可能な幅として設定される。残量検知部34は、その幅方向51に光が透過可能な透光性の部材から形成されている。
図2(B)に示されるように、残量検知部34は中空形状であり、その内部空間35は、インク貯留室36と連続する空間である。残量検知部34の内部空間35は、残量検知部34の外壁を構成する底壁34A、側壁34B、上壁34D及び前壁34Eによって区画されている。内部空間35には、後述されるセンサーアーム60の遮光板62が挿入可能である。残量検知部34において、側壁34Bの下部である照射部34Cに対して、後述される光センサ114から光が照射される。
[センサアーム60]
インク貯留室36には、センサーアーム60が設けられている。センサーアーム60は、インク貯留室36に貯留されたインクの液量を検知するための部材である。センサーアーム60は、遮光板62、アーム本体63及びフロート部64に大別される。センサーアーム60は、インク貯留室36に貯留されたインクの量に応じて、遮光板62が残量検知部34の底壁34Aに当接する姿勢(以下「下位姿勢」と称する。)と、底壁34Aから上方へ離れて上壁34Dに当接する姿勢(以下「上位姿勢」と称する。)との間で回動可能である。なお、図2(B)では、遮光板62が底壁34Aに当接した姿勢が実線で示され、遮光板62が底壁34Aから離れた姿勢が破線で示されている。残量検知部34内における遮光板62の位置をユーザに視覚的に認識させることにより、ユーザがインク貯留室36に貯留されたインクの量を判定することができる。また、残量検知部34内における遮光板62の位置が後述された光センサ114に検知されることによって、後述される制御部90がインク貯留室36に貯留されたインクの量が判定可能となる。
インク貯留室36には、センサーアーム60が設けられている。センサーアーム60は、インク貯留室36に貯留されたインクの液量を検知するための部材である。センサーアーム60は、遮光板62、アーム本体63及びフロート部64に大別される。センサーアーム60は、インク貯留室36に貯留されたインクの量に応じて、遮光板62が残量検知部34の底壁34Aに当接する姿勢(以下「下位姿勢」と称する。)と、底壁34Aから上方へ離れて上壁34Dに当接する姿勢(以下「上位姿勢」と称する。)との間で回動可能である。なお、図2(B)では、遮光板62が底壁34Aに当接した姿勢が実線で示され、遮光板62が底壁34Aから離れた姿勢が破線で示されている。残量検知部34内における遮光板62の位置をユーザに視覚的に認識させることにより、ユーザがインク貯留室36に貯留されたインクの量を判定することができる。また、残量検知部34内における遮光板62の位置が後述された光センサ114に検知されることによって、後述される制御部90がインク貯留室36に貯留されたインクの量が判定可能となる。
アーム本体63は、細長な棒形状の部材であり、インクカートリッジ30の両側壁41に渡って幅方向51に設けられた支軸66に、回動自在に支持されている。アーム本体63は、インク貯留室36内において、矢印67及び矢印68によってそれぞれ示される回動向きへ回動自在である。
フロート部64は、アーム本体63の両端のうち装着向き50と反対向き(脱抜向き54)の端に設けられている。フロート部64は、内部が中空とされて、インクに対して所定の浮力が付与されている。したがって、フロート部64は、インク貯留室36に貯留されたインク量が増減すると、高さ方向52に移動する。このフロート部64の移動によって、センサーアーム60が回動される。なお、フロート部64は、中空形状とせずとも、支軸66からフロート部64に至る部分或いはその一部分がインクの比重よりも小さい比重の素材から構成されることによって、所定の浮力が付与されたものであってもよい。
遮光板62は、アーム本体63の両端のうち装着向き50の端に、つまりフロート部64と反対側の端に設けられている。遮光板62は、残量検知部34の内部空間35に挿入されている。センサーアーム60が図2(B)における時計方向(矢印67の向き)へ回動すると、遮光板62が内部空間35において下方へ移動する。そして、遮光板62は、残量検知部34の底壁34Aに当接して、下位姿勢(図2(B)の実線で示す姿勢)に維持される。センサーアーム60が図2(B)における反時計方向(矢印68の向き)へ回動すると、遮光板62が内部空間35において上方へ移動して、底壁34Aから離れる。そして、遮光板62が上壁34Dに当接して、上位姿勢(図2(B)の破線で示す姿勢)に維持される。
遮光板62は、前述された下位姿勢において、側壁34Bの下部にある照射部34Cと幅方向51において対向する。つまり、遮光板62が、残量検知部34の内部空間35において照射部34Cと同じ高さ位置となる。遮光板62は、前述された上位姿勢において、側壁34Bの下部にある照射部34Cと幅方向51において対向しない。つまり、遮光板62が照射部34Cより上側に位置する。
インク貯留室36に所定量より多くのインクが貯留されていると、そのインクに対してフロート部64が浮き上がることによってセンサーアーム60が矢印67の回動向きへ回動される。これにより、遮光板62が下位姿勢側へ移動して、下位姿勢に維持される。インク貯留室36に貯留されているインクが所定量未満となると、インク貯留室36におけるインクの界面が下がると共にフロート部64も降下し、センサーアーム60が矢印68の向きへ回動される。これにより、遮光板62が上位姿勢側へ移動して、上位姿勢に維持する。後述されるように、このような遮光板62の移動が、光センサ114によって検出される。
[大気連通口71,インク供給部72]
インクカートリッジ30の前壁40には、大気連通口71及びインク供給部72が設けられている。大気連通口71は、前壁40において、残量検知部34より上方に配置されている。大気連通口71は、前壁40を貫通して、インクカートリッジ30の外部とインク貯留室36とを連続させている。この大気連通口71によって、インク貯留室36の空気層が大気と連通される。各図には現されていないが、インクカートリッジ30が未使用状態(例えば工場出荷状態)にあるときは、大気連通口71がフィルムなどでシールされる。したがって、例えば、インク貯留室36における空気層が減圧状態にあれば、その減圧状態が保持される。そして、使用に際してシールが破断されることによって大気連通口71が開放され、インク貯留室36における空気層が大気圧となる。
インクカートリッジ30の前壁40には、大気連通口71及びインク供給部72が設けられている。大気連通口71は、前壁40において、残量検知部34より上方に配置されている。大気連通口71は、前壁40を貫通して、インクカートリッジ30の外部とインク貯留室36とを連続させている。この大気連通口71によって、インク貯留室36の空気層が大気と連通される。各図には現されていないが、インクカートリッジ30が未使用状態(例えば工場出荷状態)にあるときは、大気連通口71がフィルムなどでシールされる。したがって、例えば、インク貯留室36における空気層が減圧状態にあれば、その減圧状態が保持される。そして、使用に際してシールが破断されることによって大気連通口71が開放され、インク貯留室36における空気層が大気圧となる。
インク供給部72は、残量検知部34より下方に配置されている。インク供給部72は、弾性を有する筒状部材で構成されており、前壁40から外方(装着向き50側)へ突出されている。インク供給部72の中心には貫通孔73が形成されており、この貫通孔73を通じて、インク貯留室36に貯留されたインクが外部へ流出される。
インクカートリッジ30は、奥行き方向53へ延びる突部43を有する。突部43はインクカートリッジ30の上壁39から上方へ突出されている。突部43における前壁40と反対側(装着向き50の後方側)の端部45は、上壁39において奥行き方向53の中央部付近に位置されている。この端部45に、後述されるロックレバー145が係合されることによって、インクカートリッジ30がカートリッジケース110に装着された状態に維持される。
[第1突出部材75,第2突出部材76]
インクカートリッジ30は、第1突出部材75及び第2突出部材76を有する。インクカートリッジ30の種別は、インク貯留室36に貯留されるインクの量に応じて分類される。ここでは、インク貯留室36に貯留されるインクの量が多い順に、「大容量」、「標準容量」、「小容量」と称される。後述される第1突出部材75のリブ77A,77B及び第2突出部材76のリブ80A,80Bのように、「大容量」、「標準容量」、「小容量」に応じて第1突出部材75及び第2突出部材76の構成が異なる。図2には、大容量のインクカートリッジ30が示されている。
インクカートリッジ30は、第1突出部材75及び第2突出部材76を有する。インクカートリッジ30の種別は、インク貯留室36に貯留されるインクの量に応じて分類される。ここでは、インク貯留室36に貯留されるインクの量が多い順に、「大容量」、「標準容量」、「小容量」と称される。後述される第1突出部材75のリブ77A,77B及び第2突出部材76のリブ80A,80Bのように、「大容量」、「標準容量」、「小容量」に応じて第1突出部材75及び第2突出部材76の構成が異なる。図2には、大容量のインクカートリッジ30が示されている。
第1突出部材75は、前壁40の上端に突部43と一体に設けられている。第1突出部材75の幅(幅方向51)は、前壁40の幅と同じであり、前壁40から装着向き50へ突出されている。装着向き50において、第1突出部材75の先端75Aは、インク供給部72の先端よりも前側にある。つまり、第1突出部材75が前壁40から突出する寸法は、インク供給部72が前壁40から突出する寸法より大きい。また、装着向き50において、第1突出部材75の先端75Aは、残量検知部34及びトリガー検知部85の先端よりも前側にある。つまり、第1突出部材75が前壁40から突出する寸法は、残量検知部34及びトリガー検知部85が前壁40から突出する寸法より大きい。
図3〜図5に示されるように、第1突出部材75は、その下面78に凹溝79が形成されている。この凹溝79は、幅方向51及び高さ方向52に沿った断面形状が下向きに開口した直方体であり、第1突出部材75の装着向き50の先端75Aから奥行き方向53に沿って延出されている。凹溝79は、幅方向51及び奥行き方向53に平行に延びる面と、高さ方向52及び奥行き方向53に平行に延びる2つの面と、幅方向51及び高さ方向52に平行に延びる面とによって構成されている。
図3(A)に示されるように、凹溝79内において、高さ方向52へ延びるリブ77Aが設けられている。このリブ77Aは、凹溝79を形成している幅方向51及び奥行き方向53に平行に延びる面から第1突出部材75の下面78とほぼ同じ高さ位置まで延出されている。また、リブ77Aは、凹溝79内における幅方向51の中央において奥行き方向53へ延びている。このリブ77Aは、大容量のインクカートリッジ30に対応して形成されており、第1突出部材75の先端75Aから奥行き方向53に沿って凹溝79の抜抜向き54側の端部(凹溝79を形成している幅方向51及び高さ方向52に平行に延びる面)まで延出されている。つまり、奥行き方向53に対して、凹溝79とほぼ同じ領域にリブ77Aが設けられている。このリブ77Aの幅(幅方向51)は、後述される光センサ107(図6参照)の検知領域109に進入可能な幅として設定される。リブ77Aは、光センサ107から照射される光を遮断する非透光性の部材からなる。
図4(A)及び図5(A)に示されるように、標準容量又は小容量のインクカートリッジ30の第1突出部材75では、凹溝79内において、高さ方向52へ延びるリブ77Bが設けられている。このリブ77Bは、凹溝79を形成している幅方向51及び奥行き方向53に平行に延びる面から第1突出部材79の下面78とほぼ同じ高さ位置まで延出されている。また、リブ77Bは、凹溝79内における幅方向51の中央において奥行き方向53へ延びている。このリブ77Bは、標準容量及び小容量のインクカートリッジ30に対応して形成されており、第1突出部材75の先端75Aより脱抜向き54へ奥まった位置から奥行き方向53に沿って凹溝79の脱抜向き54側の端部(凹溝79を形成している幅方向51及び高さ方向に平行に延びる面)まで延出されている。この奥まった位置は、トリガー検知部85の先端を含む高さ方向52に沿った直線より脱抜向き54である。つまり、高さ方向52に対して、トリガー検知部85の直上にはリブ77Bが存在しない。換言すれば、リブ77Bは、第1突出部材75の先端75Aまで到達しておらず、奥行き方向53に対して、凹溝79より短い寸法である。リブ77Bの幅(幅方向51)は、後述される光センサ107(図6参照)の検知領域109に進入可能な幅として設定される。リブ77Bは、光センサ107から照射される光を遮断する非透光性の部材からなる。このリブ77A,77Bが、本発明における第1被検知部に相当する。
第2突出部材76は、前壁40の下端に設けられている。第2突出部材76の幅(幅方向51)は、前壁40の幅と同じであり、前壁40から装着向き50へ突出されている。装着向き50において、第2突出部材75の先端は、インク供給部72の先端よりも前側にある。つまり、第2突出部材76が前壁40から突出する寸法は、インク供給部72が前壁40から突出する寸法より大きい。また、装着向き50において、第2突出部材76の先端は、残量検知部34及びトリガー検知部85の先端よりも前側にある。つまり、第2突出部材76が前壁40から突出する寸法は、残量検知部34及びトリガー検知部85が前壁40から突出する寸法より大きい。
図3〜図5に示されるように、第2突出部材76は、その上面81に凹溝82が形成されている。この凹溝82は、幅方向51及び高さ方向52に沿った断面形状が上向きに開口した直方体であり、第2突出部材76の装着向き50の先端76Aから奥行き方向53に沿って延出されている。凹溝82は、幅方向51及び奥行き方向53に平行に延びる面と、高さ方向52及び奥行き方向53に平行に延びる2つの面と、幅方向51及び高さ方向52に平行に延びる面とによって形成されている。
図4(B)に示されるように、凹溝82内において、高さ方向52へ延びるリブ80Aが設けられている。このリブ80Aは、凹溝82を形成している幅方向51及び奥行き方向53に平行に延びる面から第2突出部材76の上面81とほぼ同じ高さ位置まで延出されている。また、リブ80Aは、凹溝82内における幅方向51の中央において奥行き方向53へ延びている。このリブ80Aは、標準容量のインクカートリッジ30に対応して形成されており、第2突出部材76の先端76Aから奥行き方向53に沿って凹溝82の脱抜向き54側の端部(凹溝82を形成している幅方向51及び高さ方向52に平行に延びる面)まで延出されている。つまり、奥行き方向53に対して、凹溝82とほぼ同じ領域にリブ80Aが設けられている。このリブ80Aの幅(幅方向51)は、後述される光センサ118(図6参照)の検知領域120に進入可能な幅として設定される。リブ80Aは、光センサ118から照射される光を遮断する非透光性の部材からなる。
図3(B)及び図5(B)に示されるように、大容量又は小容量のインクカートリッジ30の第2突出部材76では、凹溝82内において、高さ方向52へ延びるリブ80Bが設けられている。このリブ80Bは、凹溝82を形成している幅方向51及び奥行き方向53に平行に延びる面から第2突出部材76の上面81とほぼ同じ高さ位置まで延出されている。また、リブ80Bは、凹溝82内における幅方向51の中央において奥行き方向53へ延びている。このリブ80Bは、大容量及び小容量のインクカートリッジ30に対応して形成されており、第2突出部材76の先端76Aより脱抜向き54へ奥まった位置から奥行き方向53に沿って凹溝82の脱抜向き54側の端部(凹溝82を形成している幅方向51及び高さ方向52に平行に延びる面)まで延出されている。この奥まった位置は、トリガー検知部85の先端を含む高さ方向52に沿った直線より脱抜向き54である。つまり、高さ方向52に対して、トリガー検知部85の直下にはリブ80Bが存在しない。換言すれば、つまり、リブ80Bは、第2突出部材76の先端76Aまで到達しておらず、奥行き方向53に対して、凹溝82より短い寸法である。リブ80Bの幅(幅方向51)は、後述される光センサ118(図6参照)の検知領域120に進入可能な幅として設定される。リブ80Bは、光センサ118から照射される光を遮断する非透光性の部材からなる。このリブ80A,80Bが、本発明における第2被検知部に相当する。
[トリガー検知部85]
インクカートリッジ30は、トリガー検知部85を備える。トリガー検知部85は、残量検知部34から装着向き50へ離間されて配置されている。つまり、トリガー検知部85と残量検知部34とは、装着向き50に沿ってトリガー検知部85を前側として並べられており、トリガー検知部85と残量検知部34との間には間隙86が形成されている。このトリガー検知部85が、本発明における第3被検知部に相当する。
インクカートリッジ30は、トリガー検知部85を備える。トリガー検知部85は、残量検知部34から装着向き50へ離間されて配置されている。つまり、トリガー検知部85と残量検知部34とは、装着向き50に沿ってトリガー検知部85を前側として並べられており、トリガー検知部85と残量検知部34との間には間隙86が形成されている。このトリガー検知部85が、本発明における第3被検知部に相当する。
トリガー検知部85は、残量検知部34側へ開口するU字形状をなしており、残量検知部34の底壁34A及び上壁34Dに連結されて、残量検知部34と一体をなしている。トリガー検知部85の幅(幅方向51の寸法)は、残量検知部34の幅と同程度であり、後述される光センサ114(図6参照)の検知領域115に進入可能な幅として設定される。トリガー検知部85は、その幅方向51に光が不透過な部材から形成されている。トリガー検知部85と残量検知部34との間隙86においては、幅方向51へ光が通過可能であり、この間隙86は、残量検知部34の照射部34Cと同じ高さ位置にある。また、トリガー検知部85の装着向き50の先端は、第1突出部材75及び第2突出部材76の各先端よりも後側にある。つまり、トリガー検知部85が前壁40から突出する寸法は、第1突出部材75及び第2突出部材76が前壁40から突出する各寸法より小さい。
[カートリッジケース110]
カートリッジケース110は、その内部にインクカートリッジ30を収容するものである。図6に示されるように、カートリッジケース110は、その前面(図6における左側)に開口112を有する。開口112を通じてカートリッジケース110の内部にインクカートリッジ30が挿入される。このインクカートリッジ30が挿入される向きが装着向き50と称され、この装着向き50に沿った方向が着脱方向105と称される。カートリッジケース110は、4つのインクカートリッジ30が装着可能なものである。以下には、1つのインクカートリッジ30が装着される構成が説明されるが、後述される構成は、カートリッジケース110に装着される各インクカートリッジ30ごとに設けられている。つまり、カートリッジケース110において、3つのインクカートリッジ30それぞれに対応して後述される各構成が設けられている。
カートリッジケース110は、その内部にインクカートリッジ30を収容するものである。図6に示されるように、カートリッジケース110は、その前面(図6における左側)に開口112を有する。開口112を通じてカートリッジケース110の内部にインクカートリッジ30が挿入される。このインクカートリッジ30が挿入される向きが装着向き50と称され、この装着向き50に沿った方向が着脱方向105と称される。カートリッジケース110は、4つのインクカートリッジ30が装着可能なものである。以下には、1つのインクカートリッジ30が装着される構成が説明されるが、後述される構成は、カートリッジケース110に装着される各インクカートリッジ30ごとに設けられている。つまり、カートリッジケース110において、3つのインクカートリッジ30それぞれに対応して後述される各構成が設けられている。
[光センサ114]
図6に示されるように、カートリッジケース110において開口112と反対側に位置する奥壁117における高さ方向52のほぼ中央に、光センサ114が設けられている。光センサ114は、奥壁117から開口112へ向けて着脱方向105に沿って突出されている。この光センサ114は、前述されたインクカートリッジ30の残量検知部34及びトリガー検知部85を検知するためのものである。したがって、光センサ114は、カートリッジケース110に装着されるインクカートリッジ30の残量検知部34及びトリガー検知部85と同じ高さに配置されている。インクカートリッジ30の残量検知部34及びトリガー検知部85は、装着過程において、トリガー検知部85、残量検知部34の順序で、光センサ114の検知領域115へ進入する。この光センサ114が、本発明における第3センサに相当する。
図6に示されるように、カートリッジケース110において開口112と反対側に位置する奥壁117における高さ方向52のほぼ中央に、光センサ114が設けられている。光センサ114は、奥壁117から開口112へ向けて着脱方向105に沿って突出されている。この光センサ114は、前述されたインクカートリッジ30の残量検知部34及びトリガー検知部85を検知するためのものである。したがって、光センサ114は、カートリッジケース110に装着されるインクカートリッジ30の残量検知部34及びトリガー検知部85と同じ高さに配置されている。インクカートリッジ30の残量検知部34及びトリガー検知部85は、装着過程において、トリガー検知部85、残量検知部34の順序で、光センサ114の検知領域115へ進入する。この光センサ114が、本発明における第3センサに相当する。
各図には詳細に現されていないが、光センサ114は、光を受光可能な受光部と受光部へ向けて、例えば可視光や赤外光などの光を発光する発光部とを有する透過型のフォトインタラプタである。発光部は発光ダイオードであり、受光部はフォトトランジスタである。発光部と受光部とは、幅方向51に対向されて配置されており、発光部から受光部へ至る光路が検知領域115である。この検知領域115へ残量検知部34又はトリガー検知部85が進入して受光部の受光量が変化することによって検知信号が変化し、この検知信号の変化によって、残量検知部34又はトリガー検知部85が検知され得る。トリガー検知部85による光センサ114の検知信号の変化が、本発明における第3検知情報である。この光センサ114の検知信号は、後述される制御部90(図7参照)へ出力される。
[光センサ107]
図6に示されるように、カートリッジケース110の奥壁117の上部に、光センサ107が設けられている。奥壁117の上部には、開口108が形成されている。この開口108は、奥壁117を着脱方向105へ貫通している。開口108は、前述されたインクカートリッジ30の第1突出部材75の幅方向51及び高さ方向52に沿った断面における外形より大きい。したがって、第1突出部材75は開口108を通じて奥壁117より装着向き50へ突出される。この開口108の奥部に光センサ107が配置されている。
図6に示されるように、カートリッジケース110の奥壁117の上部に、光センサ107が設けられている。奥壁117の上部には、開口108が形成されている。この開口108は、奥壁117を着脱方向105へ貫通している。開口108は、前述されたインクカートリッジ30の第1突出部材75の幅方向51及び高さ方向52に沿った断面における外形より大きい。したがって、第1突出部材75は開口108を通じて奥壁117より装着向き50へ突出される。この開口108の奥部に光センサ107が配置されている。
光センサ107は、開口108の奥部から開口112へ向かって突出されている。光センサ107は、前述されたインクカートリッジ30の第1突出部材75のリブ77A,77Bを検知するためのものである。リブ77A,77Bは、インクカートリッジ30がカートリッジケース110に装着される過程において、光センサ107の検知領域109へ進入する。この光センサ107が、本発明における第1センサに相当する。
光センサ114と同様に、光センサ107は、光を受光可能な受光部と受光部へ向けて光を発光する発光部とを有する透過型のフォトインタラプタである。光センサ107において、発光部から受光部へ至る光路が検知領域109である。この検知領域109へリブ77A,77Bが進入して受光部の受光量が変化することによって検知信号が変化し、この検知信号の変化によって、リブ77A,77Bが検知され得る。リブ77A,77Bによる光センサ107の検知信号の変化が、本発明における第1検知情報である。この光センサ107の検知信号は、後述される制御部90(図7参照)へ出力される。
[光センサ118]
図6に示されるように、カートリッジケース110の奥壁117の下部に、光センサ118が設けられている。奥壁117の下部には、開口119が形成されている。この開口119は、奥壁117を着脱方向105へ貫通している。開口119は、前述されたインクカートリッジ30の第2突出部材76の幅方向51及び高さ方向52に沿った断面における外形より大きい。したがって、第2突出部材76は開口119を通じて奥壁117より装着向き50へ突出される。この開口119の奥部に光センサ118が配置されている。
図6に示されるように、カートリッジケース110の奥壁117の下部に、光センサ118が設けられている。奥壁117の下部には、開口119が形成されている。この開口119は、奥壁117を着脱方向105へ貫通している。開口119は、前述されたインクカートリッジ30の第2突出部材76の幅方向51及び高さ方向52に沿った断面における外形より大きい。したがって、第2突出部材76は開口119を通じて奥壁117より装着向き50へ突出される。この開口119の奥部に光センサ118が配置されている。
光センサ118は、開口119の奥部から開口112へ向かって突出されている。光センサ118は、前述されたインクカートリッジ30の第2突出部材76のリブ80A,80Bを検知するためのものである。リブ80A,80Bは、インクカートリッジ30がカートリッジケース110に装着される過程において、光センサ118の検知領域120へ進入する。この光センサ118が、本発明における第2センサに相当する。
光センサ114と同様に、光センサ118は、光を受光可能な受光部と受光部へ向けて光を発光する発光部とを有する透過型のフォトインタラプタである。光センサ118において、発光部から受光部へ至る光路が検知領域120である。この検知領域120へリブ80A,80Bが進入して受光部の受光量が変化することによって検知信号が変化し、この検知信号の変化によって、リブ80A,80Bが検知され得る。リブ80A,80Bによる光センサ118の検知信号の変化が、本発明における第2検知情報である。この光センサ118の検知信号は、後述される制御部90(図7参照)へ出力される。
[ロック機構144]
図6に示されるように、カートリッジケース110には、ロック機構144が設けられている。ロック機構144は、装着位置にあるインクカートリッジ30を係止して、インクカートリッジ30が脱抜向き54へ移動することを禁止する。このロック機構144によって、インクカートリッジ30が装着位置に静止される。
図6に示されるように、カートリッジケース110には、ロック機構144が設けられている。ロック機構144は、装着位置にあるインクカートリッジ30を係止して、インクカートリッジ30が脱抜向き54へ移動することを禁止する。このロック機構144によって、インクカートリッジ30が装着位置に静止される。
ロック機構144は、カートリッジケース110の開口112付近の上部に設けられている。ロック機構144は、ロックレバー145、コイルバネ148に大別される。ロックレバー145は支軸149に支持されて、図8に示されるアンロック姿勢と、図6に示されるロック姿勢に回動可能である。コイルバネ148は、ロックレバー145をロック姿勢側へ付勢する。ロックレバー145における装着向き50側の端が係合端146である。この係合端146が、インクカートリッジ30の端部45と当接して、インクカートリッジ30が脱抜向き54に対して係止される。この状態がロック状態である。
ロックレバー145において、係合端146と反対側の端部が操作部147である。操作部147が押し下げられることによって、ロック姿勢のロックレバー145が、コイルバネ148による付勢力に抗して、アンロック姿勢へ回動される。この状態において、インクカートリッジ30がカートリッジケース110から脱抜可能となる。
[連結部121、ロッド124]
図6に示されるように、奥壁117の下部には、カートリッジケース110の内部から背面側へ貫通する孔113が形成されている。孔113と連続するようにして、カートリッジケース110内部側に連結部121及びインクニードル122が設けられている。同図には現れていないが、孔113の背面側にはインクチューブ20(図1参照)が接続されている。カートリッジケース110にインクカートリッジ30が装着されると、インクニードル122がインク供給部72の貫通孔73に挿入される。これにより、インクカートリッジ30のインク貯留室36から、インク供給部72の貫通孔73、インクニードル122、連結部121と連続するインク通路が形成され、インク貯留室36に貯留されたインクが、インクチューブ20を通じて記録ヘッド21へ供給される。
図6に示されるように、奥壁117の下部には、カートリッジケース110の内部から背面側へ貫通する孔113が形成されている。孔113と連続するようにして、カートリッジケース110内部側に連結部121及びインクニードル122が設けられている。同図には現れていないが、孔113の背面側にはインクチューブ20(図1参照)が接続されている。カートリッジケース110にインクカートリッジ30が装着されると、インクニードル122がインク供給部72の貫通孔73に挿入される。これにより、インクカートリッジ30のインク貯留室36から、インク供給部72の貫通孔73、インクニードル122、連結部121と連続するインク通路が形成され、インク貯留室36に貯留されたインクが、インクチューブ20を通じて記録ヘッド21へ供給される。
奥壁117の上部には、ロッド124が設けられている。ロッド124は、奥壁117から開口112へ向かって着脱方向105に沿って突出されている。カートリッジケース110にインクカートリッジ30が装着されると、ロッド124が大気連通口71に挿入される。これにより、大気連通孔71を塞ぐシール部材が破断されて、インク貯留室36が大気開放される。
[制御部90]
以下、制御部90の概略構成が説明される。制御部90は、インクカートリッジ30がカートリッジケース110に装着される過程で、トリガー検知部85が検知されたときに、光センサ107,118の出力に基づいて、インクカートリッジ30の種別を識別する種別判定(第2処理)を実行し、光センサ107,118の出力に基づいて、インクカートリッジ30が正常に装着されたことを判定する装着判定(第1処理)を実行するものである。
以下、制御部90の概略構成が説明される。制御部90は、インクカートリッジ30がカートリッジケース110に装着される過程で、トリガー検知部85が検知されたときに、光センサ107,118の出力に基づいて、インクカートリッジ30の種別を識別する種別判定(第2処理)を実行し、光センサ107,118の出力に基づいて、インクカートリッジ30が正常に装着されたことを判定する装着判定(第1処理)を実行するものである。
なお、本実施形態では、制御部90は、プリンタ12の全体動作を制御するものであるが、記録ヘッド21や給紙ローラ23の制御に関する構成は、本発明に直接関係しないので、ここでは詳細な説明が省略されている。
図7に示されるように、制御部90は、CPU91、ROM92、RAM93、EEPROM94、ASIC95を主とするマイクロコンピュータとして構成されている。
ROM92には、CPU91がプリンタ12の各種動作を制御するためのプログラムや、前述された種別判定及び装着判定を実行するためのプログラム、インクカートリッジ30の種別と光センサ107,118の出力信号との対応を示すテーブルなどが格納されている。RAM93は、CPU91が前述されたプログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM94には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC95には、バス97を介して、CPU91、ROM92、RAM93、EEPROM94が相互通信可能に接続されている。また、ASIC95には、光センサ107,114,118が、各々出力する信号が伝達可能に接続されている。
各光センサ107,114,118は、受光部が受光した光量に応じたアナログの電気信号(電圧信号又は電流信号)を出力する。制御部90は、各光センサ107,114,118からの出力された信号の電気的なレベル(電圧値又は電流値)が所定の閾値以上の場合にHIレベル信号と判定し、所定の閾値未満の場合にLOWレベル信号と判定する。本実施形態では、各光センサ107,114,118から出力される信号は、各々の検知領域109,115,120において発光部から照射された光が遮断されている場合にLOWレベル信号と判定され、遮断されていない場合にHIレベル信号と判定される。
[インクカートリッジ30の装着動作]
以下、各容量のインクカートリッジ30がカートリッジケース110に装着される動作がそれぞれ説明される。
以下、各容量のインクカートリッジ30がカートリッジケース110に装着される動作がそれぞれ説明される。
[大容量のインクカートリッジ30]
図8(A)に示されるように、大容量のインクカートリッジ30がカートリッジケース110に対して装着向き50へ挿入されると、まず、第1突出部材75がロックレバー145の係合端146に当接する。これにより、ロックレバー145が反時計方向に回動し、係合端146が上方へ持ち上げられてロック姿勢からアンロック姿勢へ姿勢変化する。
図8(A)に示されるように、大容量のインクカートリッジ30がカートリッジケース110に対して装着向き50へ挿入されると、まず、第1突出部材75がロックレバー145の係合端146に当接する。これにより、ロックレバー145が反時計方向に回動し、係合端146が上方へ持ち上げられてロック姿勢からアンロック姿勢へ姿勢変化する。
図8(B)に示されるように、インクカートリッジ30が更に装着向き50へ移動されると、トリガー検知部85が光センサ114の検知領域115に進入する。これにより、光センサ114の出力信号のレベルが、HIからLOWに変化する(図14:T1)。つまり、制御部90がトリガー検知部85を検知する(図17:S1)。
制御部90は、トリガー検知部85を検知したタイミングで、種別判定を実行する(図17:S2)。ここでは、大容量のインクカートリッジ30がカートリッジケース110に挿入されており、第1突出部材75にリブ77Aが形成され、かつ第2突出部材76にリブ80Bが形成されている。したがって、制御部90がトリガー検知部85を検知したタイミングにおいて、リブ77Aは、既に光センサ107の検知領域109に進入しており、リブ80Bは、光センサ118の検知領域120に進入していない。よって、制御部90がトリガー検知部85を検知したタイミングにおいて、光センサ107の出力信号のレベルは、既にHIからLOWに変化しており、また、光センサ118の出力信号のレベルは、HIのままである(図14:T1)。制御部90は、これら光センサ107,118の出力信号を、ROM92に格納されているテーブルに照らし合わせて、挿入されているインクカートリッジ30の種別を判定する。ここでは、挿入されているインクカートリッジ30が大容量のものであると判定される。
インクカートリッジ30が更に装着向き50へ移動されると、トリガー検知部85が光センサ114の検知領域115を通過する。これにより、光センサ114の出力信号のレベルが、LOWからHIに変化する(図14)。
図9に示されるように、インクカートリッジ30がカートリッジケース110の奥部まで挿入されて装着位置へ到達すると、リブ80Bが光センサ118の検知領域120に進入する(図14:T2)。これにより、光センサ107,118の出力信号が共にLOWとなる。制御部90は、光センサ107,118の出力信号が共にLOWとなると(図17:S3)、装着位置にインクカートリッジ30が到達したと判定する(図17:S4)。
インクカートリッジ30が装着位置へ到達したタイミングにおいて、残量検知部34の照射部34Cは既に光センサ114の検知領域115に進入している。新たなインクカートリッジ30においては、インク貯留室36に所定量以上のインクが貯留されているので、下位姿勢にあるセンサアーム60の遮光板62によって検知領域115における光が遮断される。したがって、光センサ114の出力信号のレベルは、HIからLOWに変化している。
インクカートリッジ30が装着位置に到達すると、突部43の端部45がロックレバー145の係合端146を通り過ぎる。これにより、ロックレバー145の係合端が突部43によって支持されなくなるので、コイルバネ148の付勢によって、アンロック姿勢のロックレバー145がロック姿勢へ回動し、ロックレバー145の係合端146が突部43の端部45と当接して、インクカートリッジ30が脱抜向き54に対して係止されて、装着位置に保持される。
前述されたように、カートリッジケース110にインクカートリッジ30が装着されると、インクニードル122がインク供給部72の貫通孔73に挿入されて、インク貯留室36に貯留されたインクが、インクチューブ20を通じて記録ヘッド21へ供給される。また、ロッド124が大気連通口71に挿入されて、インク貯留室36が大気開放される。
カートリッジケース110に装着されたインクカートリッジ30からインクが供給されて、インク貯留室36に貯留されたインクが所定量未満になると、センサアーム60の遮光板62が下位姿勢から上位姿勢に姿勢変化する。これにより、光センサ114の出力信号がLOWからHIに変化するので、制御部90は、インク貯留室36のインク残量が少ないと判定する。
[標準容量のインクカートリッジ30]
図10(A)に示されるように、標準容量のインクカートリッジ30がカートリッジケース110に対して装着向き50へ挿入されると、まず、第1突出部材75がロックレバー145の係合端146に当接する。これにより、ロックレバー145が反時計方向に回動し、係合端146が上方へ持ち上げられてロック姿勢からアンロック姿勢へ姿勢変化する。
図10(A)に示されるように、標準容量のインクカートリッジ30がカートリッジケース110に対して装着向き50へ挿入されると、まず、第1突出部材75がロックレバー145の係合端146に当接する。これにより、ロックレバー145が反時計方向に回動し、係合端146が上方へ持ち上げられてロック姿勢からアンロック姿勢へ姿勢変化する。
図10(B)に示されるように、インクカートリッジ30が更に装着向き50へ移動されると、トリガー検知部85が光センサ114の検知領域115に進入する。これにより、光センサ114の出力信号のレベルが、HIからLOWに変化する(図15:T3)。つまり、制御部90がトリガー検知部85を検知する(図17:S1)。
制御部90は、トリガー検知部85を検知したタイミングで、種別判定を実行する(図17:S2)。ここでは、標準容量のインクカートリッジ30がカートリッジケース110に挿入されており、第1突出部材75にリブ77Bが形成され、かつ第2突出部材76にリブ80Aが形成されている。したがって、制御部90がトリガー検知部85を検知したタイミングにおいて、リブ77Bは、光センサ107の検知領域109に進入しておらず、リブ80Aは、既に光センサ118の検知領域120に進入している。よって、制御部90がトリガー検知部85を検知したタイミングにおいて、光センサ107の出力信号のレベルは、HIのままであり、また、光センサ118の出力信号のレベルは、既にHIからLOWへ変化している(図15:T3)。制御部90は、これら光センサ107,118の出力信号を、ROM92に格納されているテーブルに照らし合わせて、挿入されているインクカートリッジ30の種別を判定する。ここでは、挿入されているインクカートリッジ30が標準容量のものであると判定される。
インクカートリッジ30が更に装着向き50へ移動されると、トリガー検知部85が光センサ114の検知領域115を通過する。これにより、光センサ114の出力信号のレベルが、LOWからHIに変化する(図15)。
図11に示されるように、インクカートリッジ30がカートリッジケース110の奥部まで挿入されて装着位置へ到達すると、リブ77Bが光センサ107の検知領域109に進入する(図15:T4)。これにより、光センサ107,118の出力信号が共にLOWとなる。制御部90は、光センサ107,118の出力信号が共にLOWとなると(図17:S3)、装着位置にインクカートリッジ30が到達したと判定する(図17:S4)。
インクカートリッジ30が装着位置へ到達したタイミングにおいて、残量検知部34の照射部34Cは既に光センサ114の検知領域115に進入している。新たなインクカートリッジ30においては、インク貯留室36に所定量以上のインクが貯留されているので、下位姿勢にあるセンサアーム60の遮光板62によって検知領域115における光が遮断される。したがって、光センサ114の出力信号のレベルは、HIからLOWに変化している。
インクカートリッジ30が装着位置に到達すると、突部43の端部45がロックレバー145の係合端146を通り過ぎる。これにより、ロックレバー145の係合端が突部43によって支持されなくなるので、コイルバネ148の付勢によって、アンロック姿勢のロックレバー145がロック姿勢へ回動し、ロックレバー145の係合端146が突部43の端部45と当接して、インクカートリッジ30が脱抜向き54に対して係止されて、装着位置に保持される。
[小容量のインクカートリッジ30]
図12(A)に示されるように、小容量のインクカートリッジ30がカートリッジケース110に対して装着向き50へ挿入されると、まず、第1突出部材75がロックレバー145の係合端146に当接する。これにより、ロックレバー145が反時計方向に回動し、係合端146が上方へ持ち上げられてロック姿勢からアンロック姿勢へ姿勢変化する。
図12(A)に示されるように、小容量のインクカートリッジ30がカートリッジケース110に対して装着向き50へ挿入されると、まず、第1突出部材75がロックレバー145の係合端146に当接する。これにより、ロックレバー145が反時計方向に回動し、係合端146が上方へ持ち上げられてロック姿勢からアンロック姿勢へ姿勢変化する。
図12(B)に示されるように、インクカートリッジ30が更に装着向き50へ移動されると、トリガー検知部85が光センサ114の検知領域115に進入する。これにより、光センサ114の出力信号のレベルが、HIからLOWに変化する(図16:T5)。つまり、制御部90がトリガー検知部85を検知する(図17:S1)。
制御部90は、トリガー検知部85を検知したタイミングで、種別判定を実行する(図17:S2)。ここでは、小容量のインクカートリッジ30がカートリッジケース110に挿入されており、第1突出部材75にリブ77Bが形成され、かつ第2突出部材76にリブ80Bが形成されている。したがって、制御部90がトリガー検知部85を検知したタイミングにおいて、リブ77Bは、光センサ107の検知領域109に進入しておらず、リブ80Bも、光センサ118の検知領域120に進入していない。よって、制御部90がトリガー検知部85を検知したタイミングにおいて、光センサ107の出力信号のレベルは、HIのままであり、また、光センサ118の出力信号のレベルも、HIのままである(図16:T5)。制御部90は、これら光センサ107,118の出力信号を、ROM92に格納されているテーブルに照らし合わせて、挿入されているインクカートリッジ30の種別を判定する。ここでは、挿入されているインクカートリッジ30が小容量のものであると判定される。
インクカートリッジ30が更に装着向き50へ移動されると、トリガー検知部85が光センサ114の検知領域115を通過する。これにより、光センサ114の出力信号のレベルが、LOWからHIに変化する(図16)。
図13に示されるように、インクカートリッジ30がカートリッジケース110の奥部まで挿入されて装着位置へ到達すると、リブ77Bが光センサ107の検知領域109に進入し、リブ80Bが光センサ118の検知領域120に進入する(図16:T6)。これにより、光センサ107,118の出力信号が共にLOWとなる。制御部90は、光センサ107,118の出力信号が共にLOWとなると(図17:S3)、装着位置にインクカートリッジ30が到達したと判定する(図17:S4)。
インクカートリッジ30が装着位置へ到達したタイミングにおいて、残量検知部34の照射部34Cは既に光センサ114の検知領域115に進入している。新たなインクカートリッジ30においては、インク貯留室36に所定量以上のインクが貯留されているので、下位姿勢にあるセンサアーム60の遮光板62によって検知領域115における光が遮断される。したがって、光センサ114の出力信号のレベルは、HIからLOWに変化している。
インクカートリッジ30が装着位置に到達すると、突部43の端部45がロックレバー145の係合端146を通り過ぎる。これにより、ロックレバー145の係合端が突部43によって支持されなくなるので、コイルバネ148の付勢によって、アンロック姿勢のロックレバー145がロック姿勢へ回動し、ロックレバー145の係合端146が突部43の端部45と当接して、インクカートリッジ30が脱抜向き54に対して係止されて、装着位置に保持される。
本実施形態において、光センサ107,118の出力信号の組み合わせが、(LOW,LOW)である場合が、本発明における第1検知情報及び第2検知情報が共に出力されている場合に相当する。また、光センサ107,118の出力信号の組み合わせが、(HI,HI)、(HI,LOW)、(LOW,HI)である場合が、第1検知情報及び第2検知情報の少なくとも一方が出力されていない場合に相当する。
ところで、カートリッジケース110においてインクカートリッジ30が装着される内部空間の寸法は、インクカートリッジ30の挿入が容易となるように、インクカートリッジ30の外形寸法に対して若干大きく設定されている。したがって、カートリッジケース110において、インクカートリッジ30の姿勢が若干がたつく。
仮に、カートリッジケース110に対してインクカートリッジ30が、図9,11,13に示される装着姿勢において時計回り方向又は反時計回り方向へ傾いて、第1突出部材75のリブ77又は第2突出部材76のリブ80のいずれか一方が、光センサ107の検知領域109又は光センサ118の検知領域120から外れると、光センサ107,118の出力信号の組み合わせが(LOW,LOW)とならない。このとき、制御部90は、装着判定において、インクカートリッジ30が装着されたと判断しない。
同様に、インクカートリッジ30が落下されたり他の部材と衝突されたりして、第1突出部材75又は第2突出部材76の少なくともいずれか一方が破損されると、光センサ107,118の出力信号の組み合わせが(LOW,LOW)とならない。このとき、制御部90は、装着判定において、インクカートリッジ30が装着されたと判断しない。
[本実施形態の作用効果]
前述されたように、制御部90は、リブ77A,77Bが光センサ107に検知され、かつリブ80A,80Bが光センサ118に検知されたときに、インクカートリッジ30が装着されたと判定するので、カートリッジケース110におけるインクカートリッジ30の姿勢変化の影響が、インクカートリッジ30の装着状態の判断へ影響し難い。これにより、インクカートリッジ30の装着状態が正確に判断される。
前述されたように、制御部90は、リブ77A,77Bが光センサ107に検知され、かつリブ80A,80Bが光センサ118に検知されたときに、インクカートリッジ30が装着されたと判定するので、カートリッジケース110におけるインクカートリッジ30の姿勢変化の影響が、インクカートリッジ30の装着状態の判断へ影響し難い。これにより、インクカートリッジ30の装着状態が正確に判断される。
また、インクカートリッジ30に設けられた第1突出部材75又は第2突出部材76が破損されても、インクカートリッジ30が装着された状態と判断されないので、第1突出部材75又は第2突出部材76が破損された状態とインクカートリッジ30が装着された状態とが混同される可能性が低減される。
また、インクカートリッジ30がカートリッジケースに装着された状態で装置の電源がオフにされ、再び電源がオンにされた後も、リブ77A,77Bが光センサ107に検知され、かつリブ80A,80Bが光センサ118に検知されれば、制御部90は、インクカートリッジ30が装着されていると判定するので、インクカートリッジ30が装着された状態で電源がオフ/オンされた後も、インクカートリッジ30の装着状態が判断できる。
また、インクカートリッジ30の前壁40に、大気連通口71及びインク供給部72が設けられているので、カートリッジケース110とインクカートリッジ30との連携に要する各部材が前壁40に集約される。
なお、本実施形態では、第1突出部材75及び第2突出部材76は、インクカートリッジ30の筐体に一体に形成されているが、第1突出部材75及び第2突出部材76はインクカートリッジ30の筐体に対して着脱可能に構成されてもよい。
また、本実施形態では、各インクカートリッジ30は、初期インク量が異なるインクカートリッジ30の種別判定が行われているが、例えば、貯留されるインク色が異なるインクカートリッジ30の種別判定として本発明が実現されてもよい。
また、インクの組成が異なるインクカートリッジ30が種別判定されるものであってもよい。インクの組成とは、例えば、顔料系のインク、染料系のインク、寒冷地向けに組成されたインク、熱帯地向けに組成されたインクなどである、インクの組成が変わると、インクの粘度や表面張力が変わる。よって、インクの組成が変われば、記録ヘッド21におけるインク吐出の制御も変更する必要がある。インクの組成が判定できることによって、プリンタ部11において、最適な吐出制御がなされて画像記録が行われる。
また、インクの製造地が異なるインクカートリッジ30が種別判定されるものであってもよい。この製造地に関する情報は、制御部90に記憶される。仮に、市場において品質上の問題が発生して、複合機10が製造元に輸送されたときに、制御部90に記憶された情報に基づいて、その複合機10に対して使用されたインクの製造地を知ることができる。これにより、品質上の問題の解明が推進される。
また、インクの製造時期が異なるインクカートリッジ30が種別判定されるものであってもよい。この製造地に関する情報は、制御部90に記憶される。仮に、市場において品質上の問題が発生して、複合機10が製造元に輸送されたときに、制御部90に記憶された情報に基づいて、その複合機10に対して使用されたインクの製造時期を知ることができる。これにより、品質上の問題の解明が推進される。
また、一般ユーザ用のインクカートリッジ30とメンテナンス作業員用のインクカートリッジ30とが種別判定されるものであってもよい。このメンテナンス作業員は、複合機10の補修が可能な人員である。このような人員は、複合機10の補修のために特別な操作を行うことがあり得るので、メンテナンス作業員用のインクカートリッジ30がプリンタ部11に装着されたときには、例えば、大容量のインクを用いたパージなど、一般ユーザでは行い得ない特別な操作が制御部90において許可される。
また、空気の溶存のしやすさが異なるインクを貯留するインクカートリッジ30が種別判定されるものであってもよい。空気が溶存し難いインクであれば、インク貯留室36が脱気されない。逆に、空気が溶存しやすいインクであれば、インク貯留室36が脱気される。このようなインク貯留室36の状態の違いが判定されることによって、記録ヘッド21のメンテナンスプログラムが変更される。
また、リブ77A,77B,80A,80Bやトリガー検知部85は、光センサ107,114,118の発光部から照射される光を遮断するものとしたが、これらは、必ずしも各光センサ107,114,118において発光部から受光部に到達する光量を完全に遮断する必要はなく、例えば、発光部から受光部へ向かって照射された光の全部又は一部を反射又は回折するなど、光の向きを変えて受光素子に至る光量を遮断又は低下させたり、磨りガラスや絞りのような部材によって光を減衰させたりして、受光部が受光する光量をある程度以下とするものであってもよい。
30・・・インクカートリッジ
72・・・インク供給部
77A,77B・・・リブ(第1被検知部)
80A,80B・・・リブ(第2被検知部)
85・・・トリガー検知部(第3被検知部)
90・・・制御部(制御手段)
100・・・インク供給装置
107・・・光センサ(第1センサ)
110・・・カートリッジケース(カートリッジ装着部)
114・・・光センサ(第3センサ)
118・・・光センサ(第2センサ)
72・・・インク供給部
77A,77B・・・リブ(第1被検知部)
80A,80B・・・リブ(第2被検知部)
85・・・トリガー検知部(第3被検知部)
90・・・制御部(制御手段)
100・・・インク供給装置
107・・・光センサ(第1センサ)
110・・・カートリッジケース(カートリッジ装着部)
114・・・光センサ(第3センサ)
118・・・光センサ(第2センサ)
Claims (6)
- 装着向きへインクカートリッジが挿入されることによって当該インクカートリッジが装着可能であるカートリッジ装着部を備えたインク供給装置であって、
上記インクカートリッジは、
上記カートリッジ装着部への装着姿勢における装着向きの前側であって上側に設けられた第1被検知部と、
上記装着姿勢における装着向きの前側であって下側に設けられた第2被検知部と、
上記装着姿勢における装着向きの前側であって上記第1被検知部と上記第2被検知部との間に配置された第3被検知部と、を具備し、
上記カートリッジ装着部は、
上記第1被検知部を検知したことに基づいて、第1検知情報を出力する第1センサと、
上記第2被検知部を検知したことに基づいて、第2検知情報を出力する第2センサと、
上記第3被検知部を検知したことに基づいて、第3検知情報を出力する第3センサと、
上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される過程において、上記第1検知情報及び上記第2検知情報が共に出力されていることに基づいて、上記カートリッジ装着部の装着位置に上記インクカートリッジが到達したと判定する第1処理、及び上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される過程において、上記第3検知情報が出力されたときに第1検知情報及び第2検知情報の少なくとも一方が出力されていないことに基づいて上記インクカートリッジを識別する第2処理を実行する制御手段と、を具備するものであるインク供給装置。 - 上記第1被検知部及び上記第2被検知部は、インクを貯留するカートリッジ本体に対して着脱可能である請求項1に記載のインク供給装置。
- 上記インクカートリッジは、
上記装着姿勢における装着向きの前側であって上記第1被検知部と上記第2被検知部との間に配置されて、当該インクカートリッジ内のインクを外部へ供給するインク供給部を更に具備するものである請求項1又は2に記載のインク供給装置。 - 上記第1センサ及び上記第2センサは、光を受光可能な受光部と該受光部へ向けて光を発光する発光部とを有し、上記発光部から上記受光部に至る光路に、対応する上記第1被検知部又は上記第2被検知部が進入されて受光量が変化することにより、それらを検知するものである請求項1から3のいずれかに記載のインク供給装置。
- 上記第1被検知部及び上記第2被検知部は、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される装着過程において、対応する上記第1センサ又は上記第2センサの上記光路に進入して、上記受光部に到達する光の光量を調整するものである請求項4に記載のインク供給装置。
- 上記第1センサ及び上記第2センサは、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に対して装着位置に配置されたときに、対応する上記第1被検知部又は上記第2被検知部を検出可能な位置に配置されている請求項5に記載のインク供給装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009080586A JP2010228379A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | インク供給装置 |
US12/728,962 US8167399B2 (en) | 2009-03-27 | 2010-03-22 | Ink supply devices |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009080586A JP2010228379A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | インク供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010228379A true JP2010228379A (ja) | 2010-10-14 |
Family
ID=42783636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009080586A Pending JP2010228379A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | インク供給装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8167399B2 (ja) |
JP (1) | JP2010228379A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013049167A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Brother Industries Ltd | 印刷流体カートリッジ及び記録装置 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8313180B2 (en) | 2010-03-31 | 2012-11-20 | Eastman Kodak Company | Inkjet ink tank |
US8317300B2 (en) | 2010-03-31 | 2012-11-27 | Eastman Kodak Company | Inkjet printer |
CN102218924B (zh) * | 2010-04-16 | 2015-01-07 | 珠海纳思达企业管理有限公司 | 一种用于喷墨打印机的墨盒 |
EP2397333B1 (en) * | 2010-06-17 | 2013-09-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink cartridge and recording apparatus |
PL2397329T3 (pl) * | 2010-06-17 | 2013-04-30 | Brother Ind Ltd | Urządzenie rejestrujące oraz kartridż z tuszem |
US9108422B2 (en) * | 2011-09-30 | 2015-08-18 | Ccl Label, Inc. | Accumulator bag and carrier sheet for use in manufacturing printer cartridges and methods of making same |
JP7313953B2 (ja) * | 2019-07-29 | 2023-07-25 | キヤノン株式会社 | 画面生成サーバ、制御方法、プログラムおよび商品情報提供システム |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030091373A (ko) * | 2002-05-27 | 2003-12-03 | 삼성전자주식회사 | 잉크카트리지 식별장치 |
JP4356335B2 (ja) * | 2003-03-11 | 2009-11-04 | ブラザー工業株式会社 | 液体供給装置 |
JP4581460B2 (ja) | 2004-03-31 | 2010-11-17 | セイコーエプソン株式会社 | 液体容器ホルダ及び同ホルダを備えた液体噴射装置並びに液体容器 |
GB2446311B (en) * | 2004-09-01 | 2009-01-14 | Seiko Epson Corp | Printing material container |
JP5133667B2 (ja) * | 2007-02-23 | 2013-01-30 | エスアイアイ・プリンテック株式会社 | 残量検知センサおよびそれを用いたインクジェットプリンタ |
JP4900124B2 (ja) * | 2007-08-06 | 2012-03-21 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置 |
US8002380B2 (en) * | 2007-12-28 | 2011-08-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Cartridge-information detecting device |
-
2009
- 2009-03-27 JP JP2009080586A patent/JP2010228379A/ja active Pending
-
2010
- 2010-03-22 US US12/728,962 patent/US8167399B2/en active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013049167A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Brother Industries Ltd | 印刷流体カートリッジ及び記録装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20100245456A1 (en) | 2010-09-30 |
US8167399B2 (en) | 2012-05-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010228379A (ja) | インク供給装置 | |
US8801158B2 (en) | Image printing apparatus | |
JP2010228386A (ja) | インク供給装置 | |
US8353572B2 (en) | Ink supply devices | |
JP2010228380A (ja) | インク供給装置 | |
JP2008246999A (ja) | インクカートリッジ判定装置、及びインクカートリッジ判定方法 | |
JP2010228388A (ja) | 画像記録装置 | |
JP2010228374A (ja) | インク供給装置 | |
JP2005246781A (ja) | インクカートリッジ及びインクジェットプリンタ | |
JP2013212588A (ja) | 印刷流体カートリッジ及び印刷流体供給装置 | |
JP6724406B2 (ja) | 判定システム及び印刷流体カートリッジ | |
JP2010228384A (ja) | インク供給装置 | |
JP2010228383A (ja) | インク供給装置 | |
JP2010012608A (ja) | インクカートリッジ用のアダプタ | |
JP2010228376A (ja) | インク供給装置、及びインクカートリッジ判定方法 | |
JP3161111U (ja) | インクカートリッジ及び一組のインクカートリッジ | |
JP2010012608A5 (ja) | ||
JP2024003143A (ja) | 液体排出装置 | |
JP2009132056A (ja) | 画像記録装置、情報出力方法 | |
US10717290B2 (en) | Liquid discharge device | |
JP6627371B2 (ja) | 画像記録装置 | |
JP2010228385A (ja) | インク供給装置 | |
JP3170344U (ja) | インクカートリッジ用アダプタ | |
JP2010228382A (ja) | インク供給装置 | |
JP6578829B2 (ja) | 液体吐出装置 |