JP2010228054A - 切削工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】切刃のチッピングや欠損を防止しつつ、加工精度を充分に確保できる切削工具を提供する。
【解決手段】基体1に形成されたすくい面2と逃げ面3との交差稜線部に切刃4を有する切削工具であって、前記切刃4は、その稜線に直交する断面が曲線状をなし、前記断面における前記すくい面2側の端部41及び前記逃げ面3側の端部43の曲率半径R1、R3が、これらすくい面2と逃げ面3との間の中央部42の曲率半径R2よりも夫々大きく設定されることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、切削工具に関するものである。
従来、この種の切削工具としては、例えば、正方形や菱形等の多角形平板状をなす基体の多角形面がすくい面とされるとともに周面が逃げ面とされ、これらすくい面と逃げ面との交差稜線部に切刃が形成された切削インサートが知られている。また、このような切削工具は、サーメット、超硬合金等の硬質材料により作製される。特に、被削材に仕上げ加工を行う際には、前記基体が炭窒化チタン(TiCN)基サーメット等のサーメットからなる切削工具が多く用いられている。
このような切削工具は、非常に高硬度である反面、脆弱な性質を有していることから、切削加工時の衝撃等によって切刃にチッピングや欠損が生じることがある。そこで、切刃のチッピングや欠損を防止する目的で、この切刃に、丸ホーニングやチャンファーホーニング等のホーニング処理を施すことが行われている。
例えば、特許文献1の切削工具においては、切刃に丸ホーニングを施している。すなわち、切刃の稜線に直交する断面が、曲線状に形成されている。そして、この切刃の断面におけるすくい面側の端部及び逃げ面側の端部の曲率半径が、これら端部同士の間の中央部における曲率半径よりも小さく設定されている。詳しくは、前記断面における切刃の曲率半径は、すくい面側の端部から前記中央部に向かって漸次大きくなり、前記中央部から逃げ面側の端部へ向かって漸次小さくなるように設定されている。このように、前記中央部の曲率半径を比較的大きく設定することで、切刃のチッピングや欠損を抑制するようにしている。
特開2005−131739号公報
しかしながら、特許文献1のような切削工具では、被削材に切り込む前記中央部の曲率半径が比較的大きく設定されることから、切削加工時の切削背分力が増大し、これによりビビリ振動が発生するなどして、被削材の加工面に斑が生じたり該加工面が白っぽく変色したりして、加工精度を確保できなかった。
本発明は、このような事状に鑑みてなされたものであって、切刃のチッピングや欠損を防止しつつ、加工精度を充分に確保できる切削工具を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
すなわち本発明は、基体に形成されたすくい面と逃げ面との交差稜線部に切刃を有する切削工具であって、前記切刃は、その稜線に直交する断面が曲線状をなし、前記断面における前記すくい面側の端部及び前記逃げ面側の端部の曲率半径が、これらすくい面と逃げ面との間の中央部の曲率半径よりも夫々大きく設定されることを特徴とする。
本発明に係る切削工具によれば、切刃は、その稜線に直交する断面が曲線状をなし、所謂丸ホーニングとされているので、切刃のチッピングや欠損が防止される。また、切刃の断面におけるすくい面側の端部及び逃げ面側の端部の曲率半径が、これらすくい面と逃げ面との間の中央部の曲率半径よりも夫々大きく設定されており、これにより、この切刃は、前記中央部を突出させるようにして刃先が形成されている。
従って、この切削工具は、切刃の前記中央部から被削材に鋭く切り込むようにして切削加工するので、切削加工時の切削背分力を低減できる。これにより、ビビリ振動が抑制され、被削材の加工面に斑が生じたり該加工面が白っぽく変色したりするようなことが確実に防止され、加工精度が高められる。
また、このような構成の切削工具を仕上げ加工に用いた際には、被削材の加工面における表面粗さが抑制されて、該加工面が精度よくきれいに仕上げられる。すなわち、切刃の前記逃げ面側の端部の曲率半径が比較的大きく設定されることから、この端部において、切刃が被削材の加工面に対して擦れるように長く接触することになり、所謂バニッシュ(burnish)効果を奏して、高精度の仕上げ加工が行える。
また、本発明に係る切削工具において、前記すくい面側の端部の曲率半径R1と、前記中央部の曲率半径R2とが、0.1≦R2/R1≦0.7の範囲内に設定され、前記曲率半径R2と、前記逃げ面側の端部の曲率半径R3とが、0.1≦R2/R3≦0.7の範囲内に設定されることとしてもよい。
本発明に係る切削工具によれば、切刃の前記断面において、前記すくい面側の端部の曲率半径R1と、前記中央部の曲率半径R2との関係が、0.1≦R2/R1≦0.7の範囲内に設定され、前記曲率半径R2と、前記逃げ面側の端部の曲率半径R3との関係が、0.1≦R2/R3≦0.7の範囲内に設定されているので、切刃の前記中央部が剛性を確保しつつ充分に突出して形成される。これにより、切削加工時の切削背分力を確実に低減でき、切削加工の精度が充分に確保される。
詳しくは、前記R2/R1又は前記R2/R3が0.1よりも小さく設定された場合、切刃の前記中央部がその頂部を鋭利に突出させすぎるようにして形成され、該切刃の剛性が確保できないことがある。また、前記R2/R1又は前記R2/R3が0.7を超えて設定された場合、切刃の前記中央部が充分には突出して形成されないこととなり、切削加工時の切削背分力を低減できず、ビビリ振動が発生するなどして加工精度が確保できないことがある。
また、本発明に係る切削工具において、前記基体は、表面から内部に向かうに連れ漸次硬度が低くなる表層部を有し、前記切刃は、前記表層部に形成され、前記中央部は、その突出する頂部から周囲の前記すくい面側又は前記逃げ面側へ向かうに連れ漸次硬度が低められていることとしてもよい。
本発明に係る切削工具によれば、基体は、その表面から内部に向かうに連れ漸次硬度が低くなる表層部を有しており、この表層部に形成された切刃の前記中央部は、前述のように突出するようにして形成されている。このように切刃の中央部が突出して形成されることにより、中央部は、その頂部が表層部における厚さ方向の表面側に配置され、該頂部から周囲のすくい面側又は逃げ面側へ向かうに連れ漸次表層部における厚さ方向の内部側へ向かうように傾斜して形成される。すなわち、切刃の中央部は、その頂部が高硬度に形成されているとともに、該頂部から周囲のすくい面側又は逃げ面側へ向かうに連れ漸次硬度が低められている。
このような構成により、切刃の刃先となる前記中央部の頂部の硬度が確実に高められるので、高精度の切削加工が長期に亘り安定して行える。また、切刃の中央部は、その頂部から周囲のすくい面側又は逃げ面側へ向かうに連れ漸次硬度が低められているので、靭性が確保され、切削加工時の衝撃等による切刃のチッピングや欠損が確実に防止される。
また、本発明に係る切削工具において、前記基体は、炭窒化チタン基サーメットからなることとしてもよい。
本発明に係る切削工具によれば、基体が、炭窒化チタン(TiCN)基サーメットからなるので、この切削工具を仕上げ加工に用いて特に好適である。
本発明に係る切削工具によれば、切刃のチッピングや欠損を防止しつつ、加工精度を充分に確保できる。
本発明の一実施形態に係る切削工具を示す概略斜視図である。 図1の切削工具の切刃を拡大して示す部分側断面図である。 図2における基体の表層部の硬さ勾配を示す部分側断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る切削工具10は、TiCN基サーメットからなり、例えば、正方形平板状に形成された基体1を有する切削インサートである。基体1は、その一対の正方形面が夫々すくい面2とされ、すくい面2の周囲においてこれら一対のすくい面2同士を繋ぐように該すくい面2に交差して形成された逃げ面3と、すくい面2と逃げ面3との交差稜線部に形成された切刃4と、を有している。
また、基体1は、表面から内部に向かうに連れ漸次連続的に硬度が低くなる、所謂硬さ勾配を設けた表層部を有しており、切刃4は、この表層部に形成されている。
詳しくは、切刃4は、その稜線に直交する断面が、図2に示すように凸曲線状をなし、所謂丸ホーニングとされている。また、この断面において、切刃4のすくい面2側の端部41の曲率半径R1と、切刃4におけるすくい面2と逃げ面3との間の中央部42の曲率半径R2とは、互いに異なっている。詳しくは、切刃4の端部41の曲率半径R1は、中央部42の曲率半径R2よりも大きく設定されており、曲率半径R2を曲率半径R1で除した値は、0.1≦R2/R1≦0.7の範囲内に設定される。尚、より好ましくは、曲率半径R2/曲率半径R1は、0.3≦R2/R1≦0.5の範囲内に設定される。
また、図2において、切刃4の逃げ面3側の端部43の曲率半径R3と、切刃4の中央部42の曲率半径R2とは、互いに異なっている。詳しくは、切刃4の端部43の曲率半径R3は、中央部42の曲率半径R2よりも大きく設定されており、曲率半径R2を曲率半径R3で除した値は、0.1≦R2/R3≦0.7の範囲内に設定される。尚、より好ましくは、曲率半径R2/曲率半径R3は、0.3≦R2/R3≦0.5の範囲内に設定される。
尚、切刃4の断面がなす凸曲線は、端部41、43から中央部42に向かうに従い曲率半径が漸次小さくなり、中央部42で最小の曲率半径R2となるようにされている。
また、図3において、符号Aは、基体1における前記表層部を示しており、図中の破線は、この表層部内において同一硬度を有する部分同士を繋ぐようにして夫々示す仮想線である。また、図中の2点鎖線は、基体1に形成された表層部のうち、切刃4を前述の形状に形成した際に除去された部分を示す仮想線である。
切刃4は、前述のように中央部42の曲率半径R2がその両端部41、43の曲率半径R1、R3よりも小さく設定されることから、図示するように、中央部42が突出するようにして形成されている。
また、このように切刃4の中央部42が突出して形成されることにより、中央部42は、その頂部が表層部Aにおける厚さ方向の表面側に配置され、該頂部から周囲のすくい面2側又は逃げ面3側へ向かうに連れ漸次表層部Aにおける厚さ方向の内部側へ向かうように傾斜して形成されている。すなわち、切刃4の中央部42は、その頂部が高硬度に形成され、該頂部から周囲のすくい面2側又は逃げ面3側へ向かうに連れ漸次硬度が低められている。
以上説明したように、本実施形態に係る切削工具10によれば、切刃4は、その稜線に直交する断面が凸曲線状をなし、所謂丸ホーニングとされているので、該切刃4のチッピングや欠損が防止される。また、切刃4の前記断面におけるすくい面2側の端部41及び逃げ面3側の端部43の曲率半径R1、R3が、これらすくい面2と逃げ面3との間の中央部42の曲率半径R2よりも夫々大きく設定されており、これにより、この切刃4は、中央部42を突出させるようにして刃先が形成されている。
従って、この切削工具10は、切刃4の中央部42から被削材に鋭く切り込むようにして切削加工するので、切削加工時の切削背分力を低減できる。これにより、ビビリ振動が抑制され、被削材の加工面に斑が生じたり該加工面が白っぽく変色したりするようなことが確実に防止され、加工精度が高められる。
また、このような構成の切削工具10を仕上げ加工に用いた際には、被削材の加工面における表面粗さが抑制されて、該加工面が精度よくきれいに仕上げられる。すなわち、切刃4の逃げ面3側の端部43の曲率半径R3が比較的大きく設定されることから、この端部43において、切刃4が被削材の加工面に対して擦れるように長く接触することになり、所謂バニッシュ効果を奏して、高精度の仕上げ加工が行える。
また、図2の切刃4の断面において、すくい面2側の端部41の曲率半径R1と、中央部42の曲率半径R2との関係が、0.1≦R2/R1≦0.7の範囲内に設定され、前記曲率半径R2と、逃げ面3側の端部43の曲率半径R3との関係が、0.1≦R2/R3≦0.7の範囲内に設定されているので、切刃4の中央部42が剛性を確保しつつ充分に突出して形成される。これにより、切削加工時の切削背分力を確実に低減でき、切削加工の精度が充分に確保される。
詳しくは、前記R2/R1又は前記R2/R3が0.1よりも小さく設定された場合、切刃4の中央部42がその頂部を鋭利に突出させすぎるようにして形成され、切刃4の剛性が確保できないことがある。また、前記R2/R1又は前記R2/R3が0.7を超えて設定された場合、切刃4の中央部42が充分には突出して形成されないこととなり、切削加工時の切削背分力を低減できず、ビビリ振動が発生するなどして加工精度が確保できないことがある。
また、硬さ勾配を有する表層部Aにおいて、切刃4が前述のように構成されることにより、切刃4の刃先となる中央部42の頂部の硬度が確実に高められるので、高精度の切削加工が長期に亘り安定して行える。また、切刃4の中央部42は、その頂部から周囲のすくい面2側又は逃げ面3側へ向かうに連れ漸次硬度が低められているので、靭性が確保され、切削加工時の衝撃等による切刃4のチッピングや欠損が確実に防止される。
尚、本実施形態のようにして基体1の表層部Aに硬さ勾配を設けるには、例えば、この基体1の焼結時において下記のような手法を用いればよい。
まず、圧力が10Pa以下の真空雰囲気に設定された焼結容器内に焼結前の基体1を配置し、該焼結容器内の温度が室温から1200℃になるまで、10℃/分の昇温速度で加熱する。
焼結容器内の温度が1200℃に達したら、圧力を10Pa以下に維持したまま、温度が1350℃になるまで、2℃/分の昇温速度で加熱する。
次いで、焼結容器内の温度が1350℃に達したら、焼結容器内を圧力1300Paの窒素雰囲気に設定し、所定の焼結温度(例えば1500℃)になるまで、2℃/分の昇温速度で加熱する。
焼結容器内の温度が前記焼結温度に達したら、焼結容器内を圧力10Pa以下の真空雰囲気に設定し、該焼結温度のまま60分間維持させる。
次いで、焼結容器内を圧力90kPa以下のアルゴン雰囲気に設定し、該焼結容器内を冷却する。
このようにして、基体1の表層部Aに前記硬さ勾配が形成される。
また、前述のようにして焼結された基体1の表層部Aにおいて、具体的に硬さ勾配を測定した一例について説明する。
詳しくは、この焼結後の基体1を0.5mm研削し、さらにラップ加工して鏡面状に形成した表面からのビッカース硬さ(Hv)を、超微小押し込み硬さ試験機を用いて荷重1N、保持時間10秒の条件にて測定した。尚、測定箇所は、この表面より20、40、60、80、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000μmの位置に設定した。結果を表1に示す。
Figure 2010228054
表1に示すように、基体1の表層部Aは、その表面から内部に向かうに連れ漸次硬度が低められていることがわかった。詳しくは、測定箇所20μmから300μmまでの範囲内においては、表層部Aの表面から内部へ向かうに連れ漸次硬度が低減されていることが確認された。またその一方で、測定箇所300μmを超え1000μmまでの範囲内においては、硬さ勾配がそれ以上に低減することなく、硬度が安定して確保されることが確認された。
また、本実施形態の切削工具10は、基体1がTiCN基サーメットからなるので、該切削工具10を仕上げ加工に用いて特に好適である。
尚、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、本実施形態では、基体1がTiCN基サーメットからなることとしたが、これに限定されるものではなく、それ以外の超硬合金等からなることとしても構わない。
また、基体1は、その一対の正方形面が夫々すくい面2とされていることとしたが、これら一対の正方形面のうち少なくとも一面がすくい面2とされていればよい。
また、基体1は、正方形平板状に形成されていることとしたが、これに限定されるものではなく、基体1は、正方形平板状以外の多角形平板状に形成されていても構わない。またこの場合、その一対の多角形面のうち少なくとも一面がすくい面2とされていればよい。
また、本実施形態では、切削工具10として切削インサートを用い説明したが、これに限定されるものではない。
また、切刃4の曲率半径R1、R2、R3において、前記R2/R1及び前記R2/R3は、前述の範囲内に限定されるものではない。
また、基体1の表層部Aは、その表面から内部に向かうに連れ漸次連続的に硬度が低められる硬さ勾配を有していることとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、基体1は、その表層部Aに前記硬さ勾配が設けられていなくても構わない。
1 基体
2 すくい面
3 逃げ面
4 切刃
10 切削工具
41 切刃のすくい面側の端部
42 切刃におけるすくい面と逃げ面との間の中央部
43 切刃の逃げ面側の端部
A 基体の表層部
R1 切刃のすくい面側の端部における曲率半径
R2 切刃の中央部における曲率半径
R3 切刃の逃げ面側の端部における曲率半径

Claims (4)

  1. 基体に形成されたすくい面と逃げ面との交差稜線部に切刃を有する切削工具であって、
    前記切刃は、その稜線に直交する断面が曲線状をなし、前記断面における前記すくい面側の端部及び前記逃げ面側の端部の曲率半径が、これらすくい面と逃げ面との間の中央部の曲率半径よりも夫々大きく設定されることを特徴とする切削工具。
  2. 請求項1に記載の切削工具であって、
    前記すくい面側の端部の曲率半径R1と、前記中央部の曲率半径R2とが、0.1≦R2/R1≦0.7の範囲内に設定され、
    前記曲率半径R2と、前記逃げ面側の端部の曲率半径R3とが、0.1≦R2/R3≦0.7の範囲内に設定されることを特徴とする切削工具。
  3. 請求項1又は2に記載の切削工具であって、
    前記基体は、表面から内部に向かうに連れ漸次硬度が低くなる表層部を有し、
    前記切刃は、前記表層部に形成され、
    前記中央部は、その突出する頂部から周囲の前記すくい面側又は前記逃げ面側へ向かうに連れ漸次硬度が低められていることを特徴とする切削工具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の切削工具であって、
    前記基体は、炭窒化チタン基サーメットからなることを特徴とする切削工具。
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