JP2010225750A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セット動作とリセット動作との間のマージンを広くし、更にフォーミング電圧を低くする。
【解決手段】メモリセルMCは、ビット線BLとワード線WLとの間に配置され且つ可変抵抗素子VRとダイオードDIとを直列接続してなる。可変抵抗素子VRは、酸化シリコン(SiO2)と遷移金属酸化物の混合物である。遷移金属酸化物の割合は、55〜80%に設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、より詳しくは、可変抵抗素子を備え可変抵抗素子の抵抗値の変化によりデータを記憶するメモリセルを配列してなる不揮発性半導体記憶装置に関する。
近年、半導体装置の集積度が高くなることに伴い、これを構成するトランジスタ等の回路パターンはますます微細化している。このパターンの微細化には、単に線幅が細くなるだけではなく、パターンの寸法精度や位置精度の向上も要請される。この事情は半導体記憶装置に関しても例外ではない。
従来知られており、市場にも投入されているDRAM、SRAM、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置は、いずれもMOSFETをメモリセルに使用している。このため、パターンの微細化に伴い、微細化の比率を上回る比率での寸法精度の向上が要請されている。このため、これらのパターンを形成するリソグラフィー技術にも、大きな負荷が課せられており、製品コストの上昇要因となっている。
近年、このようなMOSFETをメモリセルとして用いる半導体記憶装置の後継候補として、抵抗変化メモリが注目されている(例えば、特許文献1参照)。たとえば、遷移金属酸化物を記録層としてその抵抗値状態を不揮発に記憶する抵抗変化メモリ(ReRAM:Resistive RAM)が知られている。
メモリセルに対するデータの書き込みは、可変抵抗素子に所定のセット電圧Vsetを短時間印加することにより行う。これにより、可変抵抗素子が高抵抗状態から低抵抗状態へと変化する。以下、この可変抵抗素子を高抵抗状態から低抵抗状態へ変化させる動作をセット動作という。
一方、メモリセルMCに対するデータの消去は、セット動作後の低抵抗状態の可変抵抗素子に対し、セット動作時のセット電圧Vsetよりも低いリセット電圧Vresetを長時間印加することにより行う。これにより、可変抵抗素子が低抵抗状態から高抵抗状態へと変化する。以下、この可変抵抗素子を低抵抗状態から高抵抗状態へ変化させる動作をリセット動作という。メモリセルは、例えば高抵抗状態を安定状態(リセット状態)とし、2値データ記憶であれば、リセット状態を低抵抗状態に変化させるセット動作によりデータの書き込みを行う。
このような従来の抵抗変化メモリでは、セット電圧Vsetとリセット電圧Vresetとの間のマージンが小さい。マージンが小さい場合には、誤リセット動作等の誤動作が起こる可能性があり、好ましくない。たとえばリセット電圧Vresetを用いて、低抵抗状態の可変抵抗素子を高抵抗状態に変化させるリセット動作を行っている場合を考える。この場合、可変抵抗素子が低抵抗状態のときは、可変抵抗素子の端子間には高い電圧はかかっていないが、これが高抵抗状態に遷移した瞬間、可変抵抗素子にはセット電圧を超える電圧が印加され得る。この場合、一旦高抵抗状態に戻った可変抵抗素子が再び低抵抗状態に戻ってしまう事態が生じ得る(誤セット動作)。従って、セット電圧とリセット電圧の間のマージンを大きく取ることができるメモリセルが望まれている。
また、このような抵抗変化メモリにおいては、メモリセル構造を形成した後、それをメモリセルとして使用可能な状態にするため、書き込み電圧よりも大きい電圧であるフォーミング電圧を印加する必要がある。このフォーミング電圧は消費電力の低減の観点から、できるだけ低くすることが好ましい。
特表2005−522045号公報
本発明は、セット動作とリセット動作との間のマージンを広くすることができ、更にフォーミング電圧を低くすることで消費電力の低減にも寄与することができる半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る半導体記憶装置は、第1配線と第2配線との間に配置され且つ可変抵抗素子と整流素子とを直列接続してなるメモリセルを含むメモリセルアレイを備え、前記可変抵抗素子は、酸化シリコン(SiO2)と遷移金属酸化物の混合物であって、前記遷移金属酸化物の割合は、55〜80%に設定されていることを特徴とする。
この発明によれば、セット動作とリセット動作との間のマージンを広くすることができ、更にフォーミング電圧を低くすることで消費電力の低減にも寄与することができる半導体記憶装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図である。 メモリセルアレイ1の一部の斜視図である。 図2におけるI−I′線で切断して矢印方向に見たメモリセル1つ分の断面図である。 メモリセルアレイ1の別の構成例を示す。 メモリセルアレイ1の別の構成例を示す。 メモリセルアレイ1及びその周辺回路の回路図である。 可変抵抗素子VRの遷移金属酸化物の割合(重量割合)が55〜80%に設定される理由を説明する。 可変抵抗素子VRの遷移金属酸化物の割合(重量割合)が55〜80%に設定される理由を説明する。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
[全体構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性メモリのブロック図である。
この不揮発性メモリは、後述するReRAM(可変抵抗素子)を使用したメモリセルをマトリクス状に配置したメモリセルアレイ1を備える。メモリセルアレイ1のビット線BL方向に隣接する位置には、メモリセルアレイ1のビット線BLを制御し、メモリセルのデータ消去、メモリセルへのデータ書き込み、及びメモリセルからのデータ読み出しを行うカラム制御回路2が設けられている。また、メモリセルアレイ1のワード線WL方向に隣接する位置には、メモリセルアレイ1のワード線WLを選択し、メモリセルのデータ消去、メモリセルへのデータ書き込み、及びメモリセルからのデータ読み出しに必要な電圧を印加するロウ制御回路3が設けられている。
データ入出力バッファ4は、外部のホスト9にI/O線を介して接続され、書き込みデータの受け取り、消去命令の受け取り、読み出しデータの出力、アドレスデータやコマンドデータの受け取りを行う。データ入出力バッファ4は、受け取った書き込みデータをカラム制御回路2に送り、カラム制御回路2から読み出したデータを受け取って外部に出力する。外部からデータ入出力バッファ4に供給されたアドレスは、アドレスレジスタ5を介してカラム制御回路2及びロウ制御回路3に送られる。
また、ホスト9からデータ入出力バッファ4に供給されたコマンドは、コマンド・インターフェース6に送られる。コマンド・インターフェース6は、ホスト9からの外部制御信号を受け、データ入出力バッファ4に入力されたデータが書き込みデータかコマンドかアドレスかを判断し、コマンドであれば受け取りコマンド信号としてステートマシン7に転送する。
ステートマシン7は、この不揮発性メモリ全体の管理を行うもので、ホスト9からのコマンドをコマンド・インターフェース6を介して受け付け、読み出し、書き込み、消去、データの入出力管理等を行う。また、外部のホスト9は、ステートマシン7が管理するステータス情報を受け取り、動作結果を判断することも可能である。また、このステータス情報は書き込み、消去の制御にも利用される。
また、ステートマシン7によってパルスジェネレータ9が制御される。この制御により、パルスジェネレータ9は任意の電圧、任意のタイミングのパルスを出力することが可能となる。
ここで、形成されたパルスはカラム制御回路2及びロウ制御回路3で選択された任意の配線へ転送することが可能である。なお、メモリセルアレイ1以外の周辺回路素子は配線層に形成されたメモリアレイ1の直下のSi基板に形成可能であり、これにより、この不揮発性メモリのチップ面積はほぼ、メモリセルアレイ1の面積に等しくすることも可能である。
[メモリセルアレイ及びその周辺回路]
図2は、メモリセルアレイ1の一部の斜視図、図3は、図2におけるI−I′線で切断して矢印方向に見たメモリセル1つ分の断面図である。複数本の第1の配線としてワード線WL0〜WL2が平行に配設され、これと交差して複数本の第2の配線としてビット線BL0〜BL2が平行に配設され、これらの各交差部に両配線に挟まれるようにメモリセルMCが配置される。第1及び第2の配線は、熱に強く、且つ抵抗値の低い材料が望ましく、例えばW、WSi、NiSi、CoSi等を用いることができる。
[メモリセルMC]
メモリセルMCは、図3に示すように、可変抵抗素子VRとダイオードDIの直列接続回路からなる。可変抵抗素子VRとしては、電圧印加によって、電流、熱、化学エネルギー等を介して抵抗値を変化させることができるもので、上下にバリアメタル及び接着層として機能する電極EL1,EL2が配置される。電極EL1、EL3の電極の材料としては、Pt,Au,Ag,TiAlN,SrRuO,Ru,RuN,Ir,Co,Ti,TiO、Cu、TiN,TaN,LaNiO,Al,PtIrOx, PtRhOx,Rh/TaAlN、W等が用いられる。また、電極EL2の電極の材料としては、仕事関数を考慮して、W、WN、TaN、TiN、Pt、Cu、TiAlN、TaSiN、TaSi、TiC、TaC、Nb−TiO2等が用いられる。電極EL1、EL3の材料も、電極EL2の材料と同様にすることができる。また、配向性を一様にするようなメタル膜の挿入も可能である。また、別途バッファ層、バリアメタル層、接着層等を挿入することも可能である。
また、可変抵抗素VRは、酸化シリコン(SiO2)と遷移金属酸化物の混合酸化物膜から構成される。遷移金属酸化物は、例えば酸化マンガン(MnO2)であるが、これ以外の遷移金属、例えば、コバルト(Co)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)等の酸化物であってもよい。このような混合酸化物膜は、コバルト(Co)、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、ニッケル(Ni)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)等の酸化対象物質と、酸化シリコンとを同時にスパッタリングすることにより形成され得る。このような混合酸化物膜内における遷移金属酸化物の割合(重量割合)は、セット電圧Vsetとリセット電圧Vresetとの間のマージンを広くとり、且つフォーミング電圧を低減する観点から、55〜80%に設定されている。詳しくは後述する。
[メモリセルアレイの変形例]
また、図4に示すように、上述したメモリ構造を複数積層した三次元構造とすることもできる。図5は、図4のII−II′断面を示す断面図である。図示の例は、セルアレイ層MA0〜MA3からなる4層構造のメモリセルアレイで、ワード線WL0jがその上下のメモリセルMC0,MC1で共有され、ビット線BL1iがその上下のメモリセルMC1,MC2で共有され、ワード線WL1jがその上下のメモリセルMC2,MC3で共有されている。
また、このような配線/セル/配線/セルの繰り返しではなく、配線/セル/配線/層間絶縁膜/配線/セル/配線のように、セルアレイ層間に層間絶縁膜を介在させるようにしても良い。なお、メモリセルアレイ1は、幾つかのメモリセル群のMATに分けられることも可能である。前述したカラム制御回路2及びロウ制御回路3は、MAT毎、セクタ毎、又はセルアレイ層MA毎に設けられていても良いし、これらで共有しても良い。また、面積削減のために複数のビット線BLで共有することも可能である。
図6は、メモリセルアレイ1及びその周辺回路の回路図である。ここでは、説明を簡単にするため、1層構造であるとして説明を進める。図6において、メモリセルMCを構成するダイオードDIのアノードはワード線WLに接続され、カソードは可変抵抗素子VRを介してビット線BLに接続されている。各ビット線BLの一端はカラム制御回路2の一部である選択回路2aに接続されている。また、各ワード線WRの一端はロウ制御回路3の一部である選択回路3aに接続されている。
選択回路2aは、ビット線BL毎に設けられた、ゲート及びドレインが共通接続された選択PMOSトランジスタQP0及び選択NMOSトランジスタQN0からなる。選択PMOSトランジスタQP0のソースは、高電位電源Vccに接続されている。選択NMOSトランジスタQN0のソースは、書き込みパルスを印加すると共にデータ読み出し時に検出すべき電流を流すビット線側ドライブセンス線BDSに接続されている。トランジスタQP0,QN0の共通ドレインは、ビット線BLに接続され、共通ゲートには、各ビット線BLを選択するビット線選択信号BSiが供給されている。
また、選択回路3aは、ワード線WL毎に設けられた、ゲート及びドレインが共通接続された選択PMOSトランジスタQP1及び選択NMOSトランジスタQN1からなる。選択PMOSトランジスタQP1のソースは、書き込みパルスを印加すると共にデータ読み出し時に検出すべき電流を流すワード線側ドライブセンス線WDSに接続されている。選択NMOSトランジスタQN1のソースは、低電位電源Vssに接続されている。トランジスタQP1,QN1の共通ドレインは、ワード線WLに接続され、共通ゲートには、各ワード線WLを選択するワード線選択信号/WSiが供給されている。
なお、以上は、メモリセルが個別に選択されるのに適した例を示したが、選択されたワード線WL1につながる複数のメモリセルMCのデータを一括で読み出す場合には、各ビット線BL0〜BL2に対して個別にセンスアンプが配置され、各ビット線BL0〜BL2は、ビット線選択信号BSで、選択回路2aを介して、個別にセンスアンプに接続される。また、メモリセルアレイ1は、図7に示した回路とは、ダイオードSDの極性を逆にして(ビット線BLからワード線WLに向かう方向が順方向となるよう接続して)、ビット線BL側からワード線WL側に電流が流れるようにしても良い。
前述のように、可変抵抗素子VRは、酸化シリコン(SiO2)と遷移金属酸化物の混合酸化物膜から構成され、混合酸化物膜内における遷移金属酸化物の割合(重量割合)は、55〜80%に設定されている。その理由を図7及び図8を参照して説明する。
図7は、遷移金属酸化物として酸化マンガン(MnO2)を用いた場合において、混合酸化物膜内における酸化マンガンの重量割合(%)と、セット電圧Vset、リセット電圧Vreset、及び両電圧の差であるマージンM(=|Vset−Vreset|)との関係を示すグラフである。図7に示すように、セット電圧Vsetは、酸化マンガンの割合が高くなるにつれ少なくなる。一方、リセット電圧Vresetは、酸化マンガンの割合に拘わらずほぼ一定である。マージンMは、従って酸化マンガンの割合が高くなるにつれ少なくなる。ここで、抵抗変化メモリにおいて、メモリセルが43nmの最小加工寸法により形成され、ダイオードが印加電圧1.5Vで10μAの電流を流す順方向電流特性を示し、ビット線BL及びワード線WLの抵抗が2Ω/cmであり、可変抵抗素子VRの抵抗が1E+4〜1E+6Ωの範囲で変化する場合を想定する。この場合、
マージンMは、1.0V以上に設定されることが要求される。この要求を満たすには、図7から理解されるように、酸化マンガンの重量割合は、80%以下とされなければならない。
次に、メモリセルMCをフォーミングする場合のフォーミング電圧Vfと、酸化マンガンの重量割合との関係について、図8を参照して説明する。酸化マンガンの重量割合が50%未満の段階ではフォーミング電圧Vfは6.0V以上である。これは、セット電圧Vsetよりも遥かに大きく、このような電圧を要求することは、消費電力の削減の支障となる。しかし、酸化マンガンの重量割合が50%以上となると徐々にフォーミング電圧Vfは低下し、55%以上では6V以下となり、以後急激に低下する。従って、フォーミング電圧Vfを低減する観点からは、酸化マンガンの重量割合は55%以上とすることが好ましいことが理解できる。そして、図7に基づく分析と図8に基づく分析とを総合すると、冒頭の結論通り、混合酸化物膜内における遷移金属酸化物の割合(重量割合)は、55〜80%に設定するのがよいことになる。以上、遷移金属酸化物として酸化マンガンを採用した場合について説明したが、その他の遷移金属を用いた場合においても、その遷移金属の重量割合を同一に設定することが可能である。
以上、発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。例えば、上記実施の形態では、可変抵抗膜VRが酸化シリコンと遷移金属酸化物の混合膜からなる例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば酸化シリコン、窒化シリコン、及び遷移金属酸化物が混合された膜とすることも可能である。
1・・・メモリセルアレイ、 2・・・カラム制御回路、 3・・・ロウ制御回路、 4・・・データ入出力バッファ、 5・・・アドレスレジスタ、 6・・・コマンド・インターフェース、 7・・・ステートマシン、 9・・・パルスジェネレータ、 WL・・・ワード線、 BL・・・ビット線、 MC・・・メモリセル、 VR・・・可変抵抗素子、 DI・・・ダイオード、 EL・・・金属電極。

Claims (5)

  1. 第1配線と第2配線との間に配置され且つ可変抵抗素子と整流素子とを直列接続してなるメモリセルを含むメモリセルアレイを備え、
    前記可変抵抗素子は、
    酸化シリコン(SiO2)と遷移金属酸化物の混合物であって、
    前記遷移金属酸化物の割合は、55〜80%に設定されている
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記遷移金属酸化物は、酸化マンガン(MnO2)であることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記可変抵抗素子は、第1の抵抗値分布を有する第1状態と、この第1の抵抗値分布よりも小さい第2の抵抗値分布を有する第2状態との間でその抵抗値が変動可能であり、
    前記第1状態から前記第2状態に切り替えるために前記第1配線と前記第2配線との間に印加される第1電圧と、前記第2状態から前記第1状態に切り替えるために前記第1配線と前記第2配線との間に印加される第2電圧との間の差が1V以上である
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 第1配線と第2配線との間に配置され且つ可変抵抗素子と整流素子とを直列接続してなるメモリセルを含むメモリセルアレイを備え、
    前記可変抵抗素子は、
    酸化シリコン(SiO2)と遷移金属酸化物の混合物であり、第1の抵抗値分布を有する第1状態と、この第1の抵抗値分布よりも小さい第2の抵抗値分布を有する第2状態との間でその抵抗値が変動可能であり、
    前記遷移金属酸化物の割合は、
    前記第1状態から前記第2状態に切り替えるために前記第1配線と前記第2配線との間に印加される第1電圧と、前記第2状態から前記第1状態に切り替えるために前記第1配線と前記第2配線との間に印加される第2電圧との間の差が1V以上となるように設定されている
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記遷移金属酸化物の割合は、前記メモリセルを動作可能にするために印加されるフォーミング電圧を6V以下にすることができるように設定されている
    ことを特徴とする請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。
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